サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等に関する調査・研究会第2回グローバル対応分科会 資料3 世界初の製品と企業をカバーするGHG測定基準一式(GHGプロトコル)(日本語版)

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Transcription:

サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等に関する調査 研究会 グローバル対応分科会 ( 第 2 回 2011 年 11 月 21 日 ) 資料 3 世界初の製品と企業をカバーする GHG 測定基準一式 製品のライフサイクル基準および企業のバリューチェーン ( スコープ 3) 基準 本資料は GHGプロトコルより サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等に関する調査 研究会 グローバル対応分科会 ( 第 2 回 2011 年 11 月 21 日 ) のためにご提供いただいたものに 同分科会事務局が仮訳を施したものです 本資料の位置づけは あくまで参考のための 仮訳 であり 用語 用法の厳密な精査は施しておりません 本研究会での利用限りとし 取扱には充分ご注意願います Document 内容の確認については 必ず原典をご確認ください title

グローバル パートナーシップ GHG プロトコルは 世界資源研究所 (WRI) と持続可能な開発のための世界経済人会議 (WBCSD) との共同事業 GHG プロトコルは WRI と WBCSD の専門性の上に構築 世界有数の両団体の多くの知見と経験を結合している

GHG プロトコルのビジョン 企業や政府が GHG を測定 管理する活動を可能にし 低炭素経済への移行を促す

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これまでの歩み カーボン ディスクロージャ プロジェクトは 資産総額で 41 兆ドルにのぼる投資家を代表 GHG プロトコルを枠組みとして用いつつ 世界の主要企業を定期的に調査 2008 年には フォーチュン 500 社の 72% が カーボン ディスクロージャ プロジェクトが送付した調査に回答した

事業者向けの 2 つの新基準 1. 企業のバリューチェーン ( スコープ 3) 基準 2. 製品のライフサイクル基準 ファイルのダウンロード :

削減機会 バリューチェーンの排出量を計測 管理することの潜在的影響は大きい バリューチェーン全体がもつ影響を理解できる組織は バリューチェーン内で影響の最も大きい分野に対処できる 世界の家庭用消費財からの総排出量

新基準の紹介

新基準の開発 ステークホルダ プロセスに 2,300 人超が参加 書面でのコメントを 169 通受領 ロードテストに 60 社が参加 55 ヵ国の代表者 直接参加型ステークホルダ イベントを12 回開催 3 年間かけて 2 つの新基準を完成

2 つの基準での算定 報告作業の流れ インベントリを計画 事業目標を規定原則を見直しバウンダリを設定 排出量を計算 データを収集 評価排出量を配分 ( アロケーション ) 個々の結果を集計 排出量を報告 保証 ( アシュアランス ) を実施排出量を報告 排出量を削減 排出削減目標を設定

企業のバリューチェーン ( スコープ 3) 基準

企業のバリューチェーン基準はなぜ重要なのか? 一般に 企業の排出量を調べると大部分がバリューチェーンから出ていることがわかる クラフト社では 自社の総排出量の90% 以上がバリューチェーンからの排出と判明 バリューチェーン全体の影響を評価し排出削減の最も効果的な方法を特定するための 企業を対象とする初の国際ツール 企業の直接排出の算定に最も広く用いられるGHGプロトコルのコーポレート基準 その要件やガイダンスを本基準で再構築 以下に関する要件やガイダンスを提供 : バウンダリの設定 目標の設定と削減実績の記録 報告内容の公表 以下の枠組みとして機能 : 部門別ガイダンス 企業のバリューチェーンやサプライヤの報告制度

企業のバリューチェーン ( スコープ 3) 排出量 : 概要 GHGプロトコルのコーポレート基準と併せて使用 スコープ1+2で用いたバウンダリ手法を スコープ3 全体でも一貫して採用 ( 株式保有率または支配率 ) スコープ3 排出量を報告する場合 スコープ1+2 排出量の報告も必須 さまざまな事業目標を満たすよう設計 上流 下流の排出量を算定対象とし スコープ3の 15カテゴリに体系付け 上流排出量 購入 取得した製品 サービスに関わるGHG 間接排出量 下流排出量 販売した製品 サービスに関わるGHG 間接排出量 企業はスコープ3の全排出量を計測 報告し 算定除外があれば開示し除外理由を述べることが必要 スコープ3 基準に準拠するには報告内容の公表が必須要件 本基準 追加ガイダンス 各種ツールはGHGプロトコルのウェブサイトで入手可能 ()

事業目標 バリューチェーンの排出に伴うリスクと機会を特定し理解する GHG 削減機会を特定し 削減目標を立て 削減活動に取り組む バリューチェーン内の協力企業をGHG 排出管理に巻き込む ステークホルダへの情報を強化し 報告内容を公表して企業としての評価を高める

SC Johnson 社 バリューチェーン全体に共通の 通貨 を持ち込み 最も影響の大きいGHG 削減 Focused 戦略 計画を特定することが目標 on achieving a complete Scope 3 inventory to support strategic decision making Used industry-average life cycle data Found that scope 3 comprise more than 90% of the company s emissions Kraft Foods plans to continuously improve the quality of its GHG inventory to better understand the company s influence on climate change Think of carbon as waste somewhere there is inefficiency.

Ikea 社 Focused GHG on削減戦略を周知することが目標 achieving a complete Scope 3IKEA inventory 社は販売した製品のうち 使用時 to support strategic decision にエネルギーを消費する製品すべてか making ら生じるスコープ3 排出量を推計 Used industry-average life cycle data 25ヵ国で販売した電気機器 照明器具 Found 全種類を含む that scope 3 comprise more than 90% 販売した製品の使用時排出量は ス of the company s emissions コープ1~3 全排出量の20% を占める Kraft Foods 年間 GHG plans 削減量は数百万 to continuously t-co2に達 improve すると期待 これはスコープ the quality of its GHG inventory 1+スコー to better プ2understand の排出量合計を上回る規模 the company s influence on climate change Think of carbon as waste somewhere there is inefficiency.

製品のライフサイクル基準 自然 原料調達 前処理 生産 流通 貯蔵 使用 自然への回帰 廃棄

プロダクト基準はなぜ重要なのか? 以下について有用な手引きを提供 : バウンダリ設定 リサイクル 直接の土地利用変化 生物起源の排出量 除去量 データ質と不確実性 以下の枠組みとして機能 : 部門別ガイダンスや製品規則の開発 製品レベルの計画 その他影響の評価 スコープ3 基準とコーポレート基準を補完し 一連のGHG 管理基準を完結するもの

製品のライフサイクル基準 : 概要 方法論はISO 14044の単一影響 LCA(one-impact LCA) と整合 定量化の方法はPAS2050 改訂版と整合 定量化と報告内容公表のための要件と使い勝手のよいガイダンスが本基準に含まれる 評価範囲は ゆりかごから墓場まで と ゆりかごからゲートまで が可能 保証 ( アシュアランス ) は必須で 以下のいずれかを行う : 第一者の検証 第三者の検証 クリティカルレビュー 本基準に準拠するには 公開報告が必須要件 本基準 追加ガイダンス 各種ツールはGHGプロトコルのウェブサイトから入手可能

GHG プロトコルのスコープ 3 基準を 有力な国際イニシアチブが採用 支持 消費財メーカーの大手 500 社が参加 将来的に全世界で採用されるという意味での決定的なブレークスルーを示唆 本基準への採用 支持は最終版の公表前になされており その意義は大きい

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次のステップ

新基準のサポート : 実施 - 2011~12 年にトレーニングワークショップ開催 - WBCSD の GHG WG 開催 部門別 / 製品別ガイダンス - GHG プロトコルプロダクト基準 ICT 部門の補足資料 - WBCSD の化学部門 GHG 算定 報告ガイダンス - コンクリートの CSI PCR 計算ツール - スコープ 3 の 15 カテゴリで確定した計算ツール - 第三者データ源リスト ( 公開中 ) 報告プログラム - 製品レベルのプログラムを対象としたワークショップを 10 月に開催

GHG プロトコル今後の展開 政策の GHG 算定都市の GHG 算定各種計算ツール

連絡先 パンカジ バティア (Mr. Pankaj Bhatia) WRI pankaj@wri.org +1 202 729 7629 アンドレア ブラウン (Ms. Andrea Brown) WBCSD brown@wbcsd.org +41 22 839 3189

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