LabClinPract.20138422002 RC.P.C. 33 33 00/4/2511 : 20 4/26 2 34 /34 / 167cm 83kgBMI 29.8 WBC 10 3 /µ l 7.8 13.3 12.0 RBC 10 4 /µ l 542 544 505 HGB g/dl 18.8 15.6 14.4 HCT % 45.9 46.5 42.9 MCV fl 84.6 85.5 84.8 MCH pg 34.6 28.7 28.5 MCHC g/dl 40.9 33.6 33.6 PLT 10 4 /µ l 19.6 15.5 34.7 hemogram BASO % 0.4 0.3 EOSINO % 0.6 2.0 NEUTRO % 86.5 70.4 LYMPHO % 8.8 20.7 MoC % 3.7 6.6 PT s 150/12.0 INR % APTT 2338s 240 Fib 132368mg/dl HBsAg HCVAb TPHA room air ph 7.465 PaCO2 Torr 36.3 PaO2 Torr 64.9 HCO3 meq/l 25.5 BE meq/l 2.0 SaO2 % 96.0 TP g/dl 8.3 7.1 7.8 Alb g/dl 4.6 3.9 4.1 AST 835 IU/l 46 24 19 ALT 430 IU/l 51 33 37 LD 214395 IU/l 332 636 424 ALP 90300 IU/l 299 185 233 γ GT 36 IU/l 71 50 55 TBil mg/dl 0.5 1.1 0.6 AMY 40160 IU/l 23 284 87 UN mg/dl 13.3 11.8 13.4 CRE mg/dl 0.6 0.5 0.6 UA mg/dl 7.9 6.4 6.8 Na meq/l 148 133 137 K meq/l 4.1 3.6 4.2 Cl meq/l 107 95 97 Ca mg/dl 9.4 6.8 9.6 Glu mg/dl 202 239 160 HbA1c % 8.2 TCho mg/dl 383 201 TG mg/dl 1460 247 CRP mg/dl 1.06 33.10 0.78 38
尿検査 -1.1,2.2,3- ペ ン タ フ ル オ ロ プ ロ パ ン 化 学 式 4/25 定性 ph 蛋白 糖 ケトン体 潜血 ウロビリノーゲン ビリルビン 亜硝酸塩 白血球反応 比重 4/27 5/8 CClF2CF2CHClF デイドベーリング) 1 容を混 和し 3,000rpm 10 分間遠心した後 その上清を 7.0 1 3 1 2 1.031 測定する 乳ビ混濁の原因である脂質成分は フリーゲン中のフッ素(F)と結合し沈殿除去され る 生化学検査および血漿蛋白検査には影響を 与えないとされている(ただし 遠沈上清から脂 質成分は除去されており 脂質検査項目は希釈 して測定せざるを得ない) 総蛋白(TP)は当院で 用いている試薬(1 試薬系ビウレット試薬)では 中等度の乳ビ検体でも正誤差をきたすため ド ライケミストリーで測定している(図1) 最近で 1 乳ビ検体の測定に及ぼす影響 は 共存物質の影響の回避を目的に検体盲検が 入院時に提出された検体の上清は著しい乳ビ 測定可能な 2 試薬系ビウレット試薬が開発され を示した 試みに検体を希釈して測定したとこ ており この試薬では乳ビ混濁の影響は回避さ ろ トリグリセリド(TG) は 8,258mg/dl であっ れる た 臨床化学検査項目では 界面活性剤の添加 乳ビ血液はヘモグロビン(HGB)測定にも影響 や二波長分析で ある程度影響を回避できてい を与える TG 1,000mg/dl 以上では混濁により る試薬もあるが このような高度乳ビ検体は分 吸光度の増加をきたし偽高値となる この偽高 光光度計による測定に多大な影響を及ぼす 自 値はMCHC(mean corpuscular hemoglobin con- 施設で用いている試薬での乳ビ 混濁の影響を centration) の 異 常 高 値 と し て 捉 え ら れ る 把握しておく必要がある 当院では強度乳ビ検 MCHC(g/dl ) HGB(g/dl )/HCT(%) 100で 算 1) 体はフリーゲン処理を行っている 混濁血清 定されるため MCHCが高値(36g/dl 以上)を示 1.5 容に対してフリーゲンII(一般名 1,3-ジクロロ す場合は 乳ビ 寒冷凝集 赤血球溶血不良など 図1 総蛋白測定での乳ビ検体の取り扱い 総蛋白試薬は乳ビにより正誤差を受けるため フリーゲン処理後の測定またはドライケミストリーによる 測定を必要とする 図中の乳ビ血清情報は 自動分析装置で設定した指標で 乳ビ血清情報 15 は TG で 1,500mg/dl 程度に相当する 39
LabClinPract. 2002 HGB HCT RBC MCV 2) 2 2 TG HDL HDLC VLDL TG FFA TG VLDL VLDL TG LpL VLDL IDL HDL LpL LpL TG VLDL IDL HDL VLDL LDL VLDLIDLLDL LDL VLDL 3) TGTCho HDLC FFA VLDL 4) TG LpL VLDL TG No. % 1 ALB 0.0 2 α 15.1 31.551.5 3 pre β 48.0 2.624.6 4 β 18.1 36.553.3 5 13.4 6 5.4 24/27 pre β VLDL V 5) TG 4/27 24/27 VLDL V 5/8 5/15 LpL 85ng/ml 136321 3 AMY CT 3 1 40
図3 腹部 CT 検査 膵は全体に腫大し 膵実質内部は不均一である 胆石は認められない 2)血中 尿中あるいは腹水中に膵酵素の上昇が 膵の傷害により血中 尿中 腹水中に逸脱す ある 3)画像で膵に急性膵炎に伴う異常がある る膵酵素の上昇は 急性膵炎の診断の基本とな の 3 項目中 2 項目以上を満たし 他の膵疾患お る 膵酵素は膵特異性の高いものを選択する必 よび急性腹症を除外したものを 急性膵炎とし 要があるが 測定値は必ずしも重症度とは相関 ている 成因としてアルコール摂取と胆道疾患 せず 経過観察の指標ともならない(膵が高度に (特に胆石症)が重要で 他に原因不明の特発性 破壊されたために低値を示すこともある) 血中 内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)後 高 Ca 膵酵素は急性膵炎が発症して 1 2 日以内に最 血症や高脂血症に伴うもの 自己免疫性(SLE な 高値となるが この上昇は各酵素により異なり ど) 薬剤性(フロセミド エストロゲン 6- メ その後の推移にも差がみられる 血中 AMY は病 ルカプトプリン バルプロ酸など)がある 感染 初期から高値となるが発症後 4 日めから低下す 胆汁の膵管内逆流や膵管閉塞 膵外分泌刺激に る AMY の標準的測定法は未だ確立されておら よる膵管内圧上昇等が誘因となり 膵内で活性 ず 用いる基質により基準範囲は異なることに 化された種々の膵酵素が間質に逸脱して自己消 注意する必要がある AMY には膵型(P 型)と唾 化が起こり膵の傷害をきたすと考えられている 液腺型(S 型)が存在し 急性腹症時に S 型 AMY 高 脂 血 症 に 伴 う 急 性 膵 炎 は 血 清 TG が が上昇を示す場合もあり(胃潰瘍 心筋梗塞な 1,000mg/dl 以上を示す高カイロミクロン血症が ど) 腹部症状が存在する場合は 膵特異性の高 原因となる 血中に著増した TG が膵及びその い P 型 AMY の測定が重要である 電気泳動法 周辺の血管やリンパ管内で高濃度のリパーゼと は マクロアミラーゼ(アミラーゼ結合性免疫グ 接し その結果局所に大量の FFA やレゾレシチ ロブリン)の検出には有用であるが迅速性に欠け ンが生じ 膵腺房細胞や毛細血管を傷害して膵 るため P 型 AMY の測定には S 型 AMY 活性を 6) 炎を惹起すると推定されている 高脂血症の表 阻害する小麦由来インヒビターやモノクローナ 現型はⅠ Ⅳ Ⅴが多くこの例のようにアルコ ル抗体を添加して残存活性を測定する方法が用 ール過飲 過食 薬剤などの増悪因子の負荷に いられる 尿中への AMY の排泄は P 型は S 型 より膵炎が発症する 女性では妊娠が誘因とな より分子量が小さいため(P 型 ; 60,000 S 型 ; る場合がある 61,000 または 64,000) P 型が優位となり 急性 ②急性膵炎の診断 膵炎の病初期より上昇し異常値持続期間も約10 41
LabClinPract. 2002 LIPTRY AMY 1EL1 TRYEL1 RIA EIA P AMY LIPTRYEL1 EL1 7) 4/27 AMY 284 IU/l 40160 P LIP 149IU/l535EL1 1,330ng/dl400 AMY AMY LIP EL1 CT 8) 1, :. 11, No.11, 17202000 2 :. 103, 1151221996 3,, :., 81, 3033051998 4, :., 81, 3103141998 5 :., 3989, 155156 2000 6, :., 10, 3984011996 7, :., 85, 19231928 1998 8,, : 2., 58, 214121451997 42