2017年グローバル・ イノベーション調査結果概要

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Strategy& 年グローバル イノベーション調査結果概要 Contacts Tokyo Tokyo Marketing 03-6250-1209 info.japan @strategyand.jp.pwc.com 調査方法 年 6 月 30 日時点で過去 1 年間のR&D 支出が多い世界の上場企業上位 1000 社を特定 (R&D 支出額について公的なデータが存在する会社 ) し 各社について主要な財務指標を分析した ( 売上高 粗利益 営業利益 純利益 R&D 支出額 ) 支出額の数字はすべて その年の平均為替レートに従って米ドルに換算した その後各社を 9の業種 ( あるいは ) に そして本社所在地によって5つの地域に分類した 調査対象となる1,000 社のR&D 支出の総額は全世界のR&D 支出の40% に上る R&D 支出対象への理解を深めるため 世界のイノベーションリーダーにオンライン調査を行い 562 人からの回答を得た 回答者が所属する企業は全 9 業種 5つの地域全てが含まれ その 年のR&D 支出総額は1,000 億ドル 全体の14.4% に上る

グローバルイノベーション 1000 調査 R&D 支出ランキング 調査開始後初めてハイテク企業が 1 位となり 自動車企業がその地位を譲った 図表 1 年調査 R&D 支出上位 20 社 順位順位順位の () () 変化 社名 本社所在地 業種 R&D 支出売上高対売上高 R&D (10 億ドル ) (10 億ドル ) 支出比率 (%) 1 3 +2 アマゾン 北米 ソフトウェア インターネット 16.1 136.0 11.8% 2 4 +2 アルファベット 北米 ソフトウェア インターネット 13.9 90.3 15.5% 3 5 +2 インテル 北米 コンピュータ エレクトロニクス 12.7 59.4 21.5% 4 2-2 サムソン コンピュータ エレクトロニクス 12.7 167.7 7.6% 5 1-4 フォルクスワーゲン 欧州 自動車 12.1 229.4 5.3% 6 6 0 マイクロソフト 北米 ソフトウェア インターネット 12.0 85.3 14.1% 7 7 0 ロシュ 欧州 ヘルスケア 11.4 51.8 21.9% 8 14 +6 メルク アンド カンパニー 北米 ヘルスケア 10.1 39.8 25.4% 9 11 +2 アップル 北米 コンピュータ エレクトロニクス 10.0 215.6 4.7% 10 8-2 ノバルティス 欧州 ヘルスケア 9.6 49.4 19.4% 11 10-1 トヨタ自動車 日本 自動車 9.3 247.5 3.8% 12 9-3 ジョンソン エンド ジョンソン 北米 ヘルスケア 9.1 71.9 12.7% 13 13 0 ゼネラルモーターズ 北米 自動車 8.1 166.4 4.9% 14 12-2 ファイザー 北米 ヘルスケア 7.9 52.8 14.9% 15 15 0 フォード 北米 自動車 7.3 151.8 4.8% 16 16 0 ダイムラー 欧州 自動車 6.9 161.8 4.2% 17 20 +3 オラクル 北米 ソフトウエア インターネット 6.8 37.7 18.1% 18 17-1 シスコ 北米 コンピュータ エレクトロニクス 6.3 49.2 12.8% 19 23 +4 本田技研工業 NEW 日本 自動車 6.2 125.6 4.9% 20 27 +7 フェイスブック NEW 北米 ソフトウェア インターネット 5.9 27.6 21.4% 合計 194.5 2,217.0 8.8% 注 : 赤い字で表した企業は 2005 年から毎年 R&D 支出上位 20 位にランクインしている Strategy& 1

図表 2 日本企業の R&D 支出上位 20 社 順位 () 順位 () グローバル順位 () 社名 業種 R&D 支出売上高対売上高 R&D (10 億ドル ) (10 億ドル ) 支出比率 (%) 1 1 11 トヨタ自動車自動車 9.3 247.5 3.8% 2 2 19 本田技研工業自動車 6.2 125.6 4.9% 3 3 37 日産自動車自動車 4.4 105.1 4.2% 4 4 39 ソニーコンピュータ エレクトロニクス 4.0 68.2 5.9% 5 5 40 パナソニックコンピュータ エレクトロニクス 3.9 65.9 5.9% 6 6 42 デンソー自動車 3.7 40.6 9.0% 7 7 47 東芝工業製品 3.2 50.5 6.4% 8 9 50 日立製作所工業製品 2.9 82.2 3.5% 9 8 51 武田薬品工業ヘルスケア 2.8 15.5 18.0% 10 10 53 キャノンコンピュータ エレクトロニクス 2.6 29.1 8.9% 11 12 64 NTT 通信 2.1 102.2 2.1% 12 13 72 第一三共ヘルスケア 1.9 8.6 22.4% 13 11 74 アステラス製薬ヘルスケア 1.9 11.8 15.9% 14 14 76 三菱電機工業製品 1.8 38.0 4.7% 15 16 92 富士通コンピュータ エレクトロニクス 1.6 40.4 3.9% 16 18 96 アイシン精機自動車 1.5 32.0 4.7% 17 15 101 大塚ホールディングスヘルスケア 1.4 10.2 14.1% 18 17 103 富士フィルムホールディングス工業製品 1.4 20.8 6.9% 19 19 105 住友化学化学 エネルギー 1.4 17.5 8.1% 20 NA 117 三菱ケミカルホールディングス NEW 化学 エネルギー 1.2 34.0 3.6% R&D 支出の推移 年 R&D 支出上位 1,000 社の合計金額が初めて 7,000 億ドルを超えた 図表 3 調査対象企業の R&D 支出額の推移 (10 億ドル ) 12 年間 CAGR = 4.8% +75% 400 409 680 680 702 638 647 614 538 560 0.04% 3.2% 5.1% 501 508 3.8% 1.4% 447 9.7% 7.3% -5.6% 10.3% 2.2% 9.3% 12.2% 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 Strategy& 2

R&D 売上高の推移 イノベーション 1000 企業の売上高は 年から 2.5% 下がった 図表 4 調査対象企業の売上高の推移 ( 兆ドル ) 12 年間 CAGR = 4.3% +65% 17.5 17.7 18.4 18.2 15.6 16.0 15.6 15.0 13.3 13.4 1.3% 3.7% -1.0% -11.8% 11.8 12.0% -2.5% 10.6 9.5 12.3% -10.4% 16.7% 13.1% 11.5% 11.7% 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 産業別 R&D 支出図表 5 年調査対象企業の産業別 R&D 支出額割合 ( 合計 :7,016 億ドル ) 通信消費財コンピュータ エレクトロニクス 1.6% 航空宇宙 防衛 1.6% 化学 エネルギー 23.1% 2.9% 5.0% 3.2% 工業製品 10.2% ヘルスケア 22.7% 15.5% 14.5% 自動車 ソフトウェア インターネット 引き続き ソフトウエア インターネット企業の成長率が大きい 図表 6 産業別 R&D 支出額の成長率比較 (-) 16.1% 5.9% 3.6% 2.5% 2.3% 7.5% -1.0% -2.7% -2.9% -6.4% ソフトウェア インターネット ヘルスケア 自動車 通信 航空宇宙 防衛 コンピュータ エレクトロニクス 工業製品 消費財 化学 エネルギー Strategy& 3

2018 年にはヘルスケアが コンピュータ エレクトロニクスを超え トップになると予測される 図表 7 R&D 支出額の産業別推移予測 (10 億ドル ) 180 150 116 120 87 90 70 60 22 30 121 87 68 22 0 2005 2006 168 150 154 142 137 127 129 120 124 110 114 98 99 86 89 87 74 71 43 29 32 33 36 26 2007 2008 2009 2010 2011 2012 171 138 103 51 2013 168 137 105 60 2014 166 145 109 76 163 150 105 88 162 159 109 102 ヘルスケア 166 173 161 121 159 145 コンピュータ エレクトロニクスソフトウェア インターネット自動車工業製品 111 113 化学 エネルギー 航空宇宙 防衛 消費財 通信 2018E 2019E 注 : CAGR は過去 5 年間 (2012-) で算出 国別 R&D 支出の推移 上位 1000 社の日本企業の数および額は 5 年ぶりに増加 北米企業数は減少傾向にある一方で支出額は増加している 図表 8 調査対象企業の国 地域別企業数 500 469 468 461 441 420 393 400 378 368 360 351 276 300 252 266 243 247 248 260 251 227 242 190 200 222 191 202 220 225 222 225 225 210 114 100 75 27 44 50 8 11 10 14 15 0 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 出所 : Bloomberg, Capital IQ, PwC Strategy& グローバルイノベーション1000 調査 348 244 181 123 381 223 165 130 101 368 235 171 125 101 北米欧州日本中国 -3.4% +5.4% +3.6% -3.8% 0.0% 図表 9 調査対象企業の国 地域別 R&D 支出額の推移 (10 億ドル ) 350 300 248 250 189 200 136 150 100 44 50 21 0 2013 257 +3.4% 194 +2.5% 117-14.0% 50 +12.9% +45.9% 30 2014 275 +7.1% 201 +4.0% 109-6.3% 54 +9.5% +31.6% 39 297 +8.0% 182-9.5% 101-7.7% 53-2.6% +18.6% 47 308 +3.8% 188 +2.9% 107 +5.9% +1.5% 54 45-3.3% 北米欧州日本中国 注 : 中国 には香港が含まれる Strategy& 4

世界のイノベーションリーダーへのオンライン調査結果 イノベーティブな企業 アルファベットが初めてアップルを抜いてトップとなった 図表 10 最もイノベーティブな企業 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 3M トヨタ P&G インテル アルファベットアップルアマゾンテスラマイクロソフトサムソン GE フェイスブック IBM アリババ 質問文 : あなたが世界で最もイノベーティブだと思う企業を 3 社挙げてください 具体的な社名を記入してください (N=562) * 年以前 Alphabet は Google としてランキング出所 : PwC Strategy& グローバルイノベーション 1000 調査 イノベーション戦略の現在と将来 欧州 北米の企業では 6 割以上が自社のイノベーション戦略と企業戦略が 連動している と回答する一方 日本企業は半数以下にとどまる 図表 11 イノベーション戦略と企業戦略との連動 34.5% 19.5% 29.9% 18.0% 高く連動している 27.3% 26.0% やや連動している 28.8% 20.9% 11.5% 1.4% 2.9% 31.8% 16.2% 2.6% 2.6% 32.9% 21.3% 13.4% 1.2% 1.2% 19.0% 24.0% 8.0% 5.0% どちらともいえないあまり連動していないまったく連動していない分からない 欧州 日本 北米 質問文 : 貴社では イノベーション戦略 ( あるいはイノベーションに対するアプローチ ) が 全般的な企業戦略とどの程度密接に連動していますか? (N=557 中国は除いている ) 出所 : PwC Strategy& グローバルイノベーション 1000 調査 Strategy& 5

現在 日本は他地域よりも 抜本的 / ブレークスルーイノベーション への投資配分が大きいが 10 年後には各地域増加させる見込みであり 同水準となる 図表 12 現在と 10 年後のイノベーションのタイプの割合 斬新的 / リニューアルによるイノベーション 新規 / 大規模なイノベーション 抜本的 / ブレークスルーイノベーション 60% 欧州 日本 北米 56% -23% 55% 52% -17% 52% -17% 50% -4% 45% 40% 43% 46% 44% 43% 43% 35% 30% 25% 20% 31% 17% 36% 21% 29% 25% 32% 24% -4% 31% 17% 34% 23% 29% 15% 33% 24% 15% 10% +24% +35% +60% 5% 0% 現在 10 年後 現在 10 年後 現在 10 年後 現在 10 年後 質問文 : 貴社の研究開発費のうち 以下の各イノベーションに配分されているのは何パーセントですか? これらの配分は 10 年後 どのように変化していると予想しますか?(N=557 中国は除いている ) 出所 : PwC Strategy& グローバルイノベーション 1000 調査 世界のイノベーションリーダーへの 経済ナショナリズム についてのオンライン調査の結果 R&D 活動に影響を与える可能性が最も高い国は米国との回答が多かった 図表 13 経済ナショナリズム関連の政策が強化された場合 R&D 業務に影響を与える可能性が高い国 63.2% 44.0% 34.0% 14.8% 10.1% 7.7% 7.7% 4.6% 4.1% 3.9% 米国 中国 英国 インド ドイツ ロシア フランス カナダ ブラジル トルコ 質問文 : 経済ナショナリズム関連の政策が強化された場合 会社の研究開発関連業務に影響を与える可能性が高い国を 3 つ挙げてください (N=562) * 経済ナショナリズム政策とは 国家が輸入や他国からの投資の割合を低下させることで 自国経済を保護しようとする状況と定義します ** 中国 には香港が含まれる出所 : PwC Strategy& グローバルイノベーション 1000 調査 Strategy& 6

イノベーション業務への経済ナショナリズムの影響 図表 14 経済ナショナリズムが強まる場合の R&D 業務への影響 19.4% 9.7% 17.7% 19.0% 重大な影響 33.1% 48.1% 30.5% 33.0% 中程度の影響 34.5% 35.1% 39.0% 39.0% ほとんど影響なし 12.9% 7.1% 12.8% 9.0% 影響なし 欧州 日本 北米 質問文 :( 世界的に ) 経済ナショナリズムが強まる傾向が見られる場合 貴社における研究開発 / イノベーション関連業務は どの程度影響を受けると思いますか?(N=557 中国は除いている ) 出所 : PwC Strategy& グローバルイノベーション 1000 調査 日本企業は 経済ナショナリズム政策を受けて現地採用の割合が上昇したとの回答が他の地域に比べて多い 図表 15 経済ナショナリズム関連の政策が及ぼす R&D 担当社員への影響 3.6% 12.9% 7.2% 7.1% 24.7% 2.6% 5.5% 20.1% 7.9% 10.0% 10.0% 17.0% はい 社員の一部は就労ビザを失ったために退社しましたはい ビザ関連の制限により 活用できる人材の幅が減りました はい 現地採用の割合が上昇しました 76.3% 65.6% 66.5% 63.0% いいえ 欧州 日本 北米 質問文 :( 世界的に ) 経済ナショナリズムが高まった結果 研究開発関連の社員の就労ビザについて 新しい制限や制限強化 または就労制限が生じましたか?(N=557 中国は除いている ) 出所 : PwC Strategy& グローバルイノベーション 1000 調査 Strategy& は 実践的な戦略策定を行うグローバルなチームです 私たちはクライアントと共に困難な問題を解決し 大きな機会を実現するお手伝いをし 本質的な競争優位を獲得することを支援しています 私たちが解決の支援を行う問題とは 複雑で リスクが高く ゲームのルールを一変させるような変革を伴うものです 私たちの 100 年にわたる戦略コンサルティングの経験と PwC ネットワークの持つ比類のない業種別 機能別のケイパビリティとを提供します 企業戦略の立案や 機能部門や事業部門の改革 重要なケイパビリティ構築など 私たちはクライアントの求める価値を スピードと自信とインパクトを持って実現することを支援します 世界 158 カ国に 236,000 人以上のスタッフを有し 監査 税務 アドバイザリーのサービスを提供している PwC ネットワークの一員です 詳しい情報については www.strategyand.pwc.com をご覧ください www.strategyand.pwc.com/jp PwC Consulting LLC. All rights reserved. PwC refers to the PwC network member firms and/or their specified subsidiaries in Japan, and may sometimes refer to the PwC network. Each of such firms and subsidiaries is a separate legal entity. Please see www.pwc.com/structure for further details. Disclaimer: This content is general information purposes only, and should not be used as a substitute for consultation with professional advisors. 7