今回の調査は, 再び政権交代を選択した有権者の政治意識などを捉えることを目的に, 選挙のおよそ 2 か月後に実施した 調査時期は, 安倍政権の経済政策, いわゆる アベノミクス の影響で円安 株高の傾向がみられ, 景気回復への期待感が高まり始めたころだった 調査の概要は以下のとおりである 調査時期

Transcription

1 再び政権交代を選択した有権者の意識 ~ 衆院選後の政治意識 2013 調査から ~ 世論調査部河野啓 / 小林利行 第 46 回衆議院選挙は, 戦後最低の投票率を記録する中, 自民党の圧勝という結果となり, 民主党から自民党へ再び政権が交代した 選挙の 2 か月後に実施した世論調査の結果から, 政権交代を再度もたらした有権者の政治意識を過去の調査結果も活用して分析する 投票で重視したこと ( 複数回答 ) は, 候補者や政党の政策 (34%) 政権担当能力 (32%) が多く, 比例で自民に投票した人では特に 政権担当能力 が 56% と半数を超えている 今回は低投票率も自民党に大勝をもたらしたと考えられるが, 選挙に行かなかったという人にその理由を聞いたところ, 投票したい候補者や政党がなかった どの候補者や政党に投票してよいか分からなかった 今回の選挙に興味が持てなかった という人が合わせて 4 割近くいた 投票で重視した問題 ( 複数回答 ) は, 全体では 景気 雇用対策 (48%) 社会保障, 年金問題 (44%) が多く, 比例の自民投票者では特に 景気 雇用対策 が 71% となっている また, 外交問題については, アメリカとの関係を外交の基軸に が 62% と アジアとの関係に軸足を移す の 34% を上回り,2010 年の 52% に比べても増加している 自民党で評価できる点では, 外国と信頼関係を築いていける が 35% と 2009 年の 17% から伸びていて, 自民党のアメリカ重視の外交姿勢も投票結果に影響していることがうかがわれる はじめに 2012 年 12 月の第 46 回衆議院選挙では, 自民党が過半数を大きく上回る 294 議席を獲得し圧倒的な勝利を収めた 一方, 民主党は 57 議席で,170 議席以上も減らす惨敗となった また, いわゆる 第 3 極 として注目された日本維新の会が民主党に迫る勢いをみせて 54 議席を獲得し, 第 3 党となった この結果, 自民党と公明党がおよそ 3 年 3 か月ぶりに政権を奪還し, 安倍内閣が発足した このように, 政権の枠組みが変わる節目の選挙だったわけだが, 小選挙区の投票率は戦後最低の 59.32% となった この低投票率の結果, 有権者全員を分母とした絶対得票率でみると ( 図 1), 自民党は, 今回の得票率が, 大敗した 2009 年の衆議院選挙と小選挙区 比例代表とも大きな差はないにもかかわらず大勝したのである 図 1 各党の絶対得票率 ( 年 ) 40 JULY 2013

2 今回の調査は, 再び政権交代を選択した有権者の政治意識などを捉えることを目的に, 選挙のおよそ 2 か月後に実施した 調査時期は, 安倍政権の経済政策, いわゆる アベノミクス の影響で円安 株高の傾向がみられ, 景気回復への期待感が高まり始めたころだった 調査の概要は以下のとおりである 調査時期 : 2013 年 2 月 21 日 ( 木 ) ~ 3 月 3 日 ( 日 ) 調査方法 : 配付回収法調査対象 : 全国の 20 歳以上の国民調査相手 : 住民基本台帳から層化無作為 2 段抽出, 3,600 人 (12 人 300 地点 ) 1) 調査有効数 ( 率 ): 2,696 人 (74.9%) NHKでは,2009 年の衆院選と2010 年の参院選の後にも同様の調査を行っており, 比較可能な質問は適宜活用して分析した 本稿は, 以下の章立てで構成した はじめに 1. 自民党圧勝の背景 2. 政治問題についての考え方 3.2 度の政権交代への評価むすび ( はじめに.2.3 の (1) (4) を小林,1.3 の (5). むすびを河野が担当 ) なお, 単純集計結果とサンプル構成を54 ~ 63 ページに掲載している 2009 年 2010 年調査についても, 調査の概要および 2013 年と共通の質問の結果を載せている 1. 自民党圧勝の背景 (1) 政権担当能力 が問われた選挙 では, 有権者はどんなことを重視して投票したのだろうか 7 つの項目を示していくつでも答えてもらった その結果, 全体では 候補者や政党の政策 ( 3 4 % ), 政権担当能力 ( 3 2 % ) が多くなっている ( 図 2) 図 2 衆院選で重視した点 ( 全体, 比例代表投票政党別 ) 複数回答 これを比例代表での獲得議席の上位 3 党について投票政党別にみると, 自民党に投票した人では 政権担当能力 が 56% と最も多く, 次いで 候補者や政党の政策 が 3 9% となっている 民主党では, 最も多い 候補者や政党の政策 が 37% であった また, 民主党中心の政権の業績 が 2 8 %, 政権担当能力 が 25% と, 投票した人でさえ, 業績や能力を投票理由に挙げる人は少なかった JULY

3 今回躍進した維新の会では, 候補者や政党の政策 が 5 0 % と最も多く, 政権担当能力 候補者や政党の印象 もそれぞれ 40% 前後で, 人びとは維新の会の政策や人材を評価して投票している 政権担当能力 は自民党では全体よりかなり多く, 維新の会も全体より多いが, 民主党では全体より低く, 対照的な結果となっている 今回は 政権担当能力 が問われた選挙といえよう (2) 自民党評価 人材 リーダーシップ 外交能力 調査は選挙 2か月後に行っており, 調査結果には好調な経済への評価も反映されていると考えられるが, 自民党が圧勝したのは, 政党への評価が大きいこともあるだろう 自民党と民主党について, それぞれ評価 することを選んでもらったところ ( 複数回答 ), 2013 年の自民党は 人材が豊かである 外国と信頼関係を築いていける 党首にリーダーシップがある が多くなっている ( 図 3) 一方, 年の民主党では 国民の立場に立った政策を掲げている や 既得権益にとらわれない政治判断ができる が多かった 2009 年に政権交代を実現した民主党は, 政策や既得権益にとらわれないとして評価され,2013 年に政権を取り戻した自民党は, 実務能力が評価されている 政権を獲得した政党への評価が, まったく異なっているのは興味深い 自民党に投票し, その理由を 政権担当能力 と答えた人の中で, 自民党の何を評価したかをみてみると, 人材が豊かである 外国と信頼関係を築いていける 党首にリーダーシップがある などが全体と比べて多く, こうした事柄が 政権担当能力 に対する期待に結び 図 3 政党個別評価 ( 全体 ) 複数回答 42 JULY 2013

4 ついたと思われる また, 自民党が大勝した裏には, 民主党に対する見方が 2009 年の政権交代当初と様変わりしたことも挙げられる 政党への個別評価でみると,2009 年の民主党は自民党に比べ選ばれる項目が多かった ところが,2013 年の民主党は選ばれる項目が激減し, 以前は多かった 国民の立場に立った政策 既得権益にとらわれない政治判断 も大幅に減った 変わって この中にあてはまるものはない が 6 9% と多数となっている これは, 民主党政権では政治が迷走した場面も多く, 国民が失望したためであろう 沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題で, 当初は 最低でも県外に移設 と主張していたが, 結局 県内移設 でアメリカと合意することとなり, 県民感情を置き去りにした決着をしている また, コンクリートから人へというスローガンで 脱ダム 宣言をしたが, 八ッ場ダム建設工事中止 も撤回された さらに, 消費税率については, 4 年間引き上げしない と公約していたが, 一転して引き上げを決めるなど, 民主党の 政治は一貫性に欠けたものとなっ た また, 東日本大震災と東京電 力福島第一原子力発電所の事故への対応でも, 大きな批判をあびた その結果, 民主党は, リーダー シップ 外国との信頼関係 など の項目が増加することはなかった 民主党と比べることで自民党は政 権担当能力が相対的に評価された のであろう (3) 様変わりした政党支持政党への支持も大きく変化している 図 4は, ふだん, あなたは何党を支持していますか とたずねた ふだん の支持政党と それでは, いま, あなたは何党を支持していますか とたずねた いま の支持政党の結果を並べて表示してある 図でみると, ふだん と いま で結果が大きく異なるのがわかる ふだん の支持政党でみると, 最も多いのは, 自民党の37.9%, 次が民主党の8.3% で, その差は 30% と大きく開いている 支持政党がない人は 33.2% で, 有権者の政党支持は自民, 支持なし, 自民以外の政党支持に3 分割されているといえよう 一方, いま の支持政党でみると, 最も多いのは, やはり自民党支持で 41.1% と 2 位の維新の会を 3 3% 差で引き離している 支持なし は 31.7% で, 自民党支持よりは 図 4 ふだんの支持政党といまの支持政党 JULY

5 少ない この時点では, 民主党の支持率は 5.7% と激減している 2009 年,2010 年と比べ, ふだん いま の支持率とも, 民主党が支持率を大幅に減少させたのに対し, 自民党は大幅に増加している 民主党の低迷, 自民党の好調という様変わりの様相となっている ふだん と いま の支持率の関係から, その政党の勢いをみると, 自民党は, ふだん より いま が 3% ほど, 維新の会が 2% ほど多く, その分, 民主党が 3%, 支持なし が 3% ほど少なくなっている この ふだん と いま の支持率の差からみるように, 自民党と維新の会へは支持の広がりがみられる そこで, 自民党の いま の支持がどこから来ているのかをみたのが, 図 5である ふだん の支持政党ごとに いま どの政党を支持しているのかをみると, ふだん 自民党を支持している人では, いま も自民党が 9 3 % と支持が固いのがわかる 一方, ふだん 民 図 5 いまの支持政党 ( ふだんの支持政党別 ) 主党を支持している人で, いま も民主党は 63% で, 自民党へ 13%, 支持なし へ 13% と, 支持離れがみてとれる ふだん支持なし の人では, いま も 支持なし が 8 4% と多数になるが, 民主党支持に変わったのは 0%, 自民党支持へは10% となっている いま の自民党支持の高さは, ふだん の自民党支持者の固定度が高いことに加え, 支持なし からの支持も得, さらに民主党支持者からも支持を取り込んでいることが挙げられる ただ,2009 年の民主党のふだんといまの支持率の差やふだんといまの支持政党の動きをみると, 今回の自民党の支持は当時の民主党への動きと比べれば, 小さいものである 今回の選挙結果と比べて自民党の支持率が大きいのは, アベノミクスが評価され, それが政党支持にも反映されたことも考えられる また, 今回自民党支持者でも投票に行かなかった人が多かったと考えられる 実際, 投票結果を支持政党別にみると, ふだんの自民党支持者で棄権した人が 2009 年の6% から今回は 16% へと大幅に増えている 自民党は2009 年の民主党のような勢いがあって, この選挙に勝ったのではないといえよう (4) 投票に行かなかった理由小選挙区での獲得議席数は前回 64に対し, 今回 237と強さの目立つ自民党だが, 絶対得票率が前回より高いわけではない 負けた選挙とほぼ同じ絶対得票率で大勝している 低投票率も自民党に勝利をもたらしたといえよう ここでは, 投票率が低くなった背景についてみておきたい 投票に行かなかったという人 44 JULY 2013

6 図 6 投票に行かなかった理由 ( 投票に行かなかった人 614 人 ) にその理由を聞いたところ ( 図 6), 投票した い候補者や政党がなかったから どの候補者や政党に投票してよいか分からなかったから 今回の選挙に興味が持てなかったから という, 今回の選挙や政党状況に起因する理由を挙げる人が合わせて4 割近くとなっている 今回の選挙では選挙直前まで政党の離合集散が行われて, 比例代表で 12もの政党が出て, 小選挙区比例代表並立制が導入された 1996 年以降で最多となった そのため, 政党の性格がはっきりわからない有権者が多かったと思われる また選挙は, 選挙後の 政権の枠組み が焦点となったが, 民主党の支持率が低迷し, 自民党の政権奪還は事前に予測されていた 有権者には盛り上がりの欠ける選挙となったであろう 投票に行かなかった人と, そのうち 投票したい候補者や政党がなかったから という理由を挙げた人の意識をみたのが, 表 1である 投票に行かなかった人を全体と比べると, 第 10 問民意は反映されているか 表 1 投票に行かなかった人の意識 選挙に行かなかった候い2,696 人 614 人全体 (%) 124 人 じゅうぶん反映されている ある程度反映されている あまり反映されていない まったく反映されていない 大きく変わってほしい 第 12 問 ある程度変わってほしい 政治の変化期待あまり変わってほしくない まったく変わってほしくない 第 48 問日本の政党のあり方 第 15 問政党への期待 (MA) 第 13 問 C 組織への信頼 - 政党 支持政党まとめ ( いま ) 1つの大政党 政策が近い2 大政党 政策に差がある2 大政党 政策が近い多数の政党 政策に差がある多数の政党 地元の発展に貢献してくれる 長期的な視野に立った政策がある 弱い者の立場に立ってくれる 自分たちの利益を守ってくれる 改革に意欲がある 自分たちの意見を代弁してくれる 期待することはない 信頼している どちらかといえば信頼している どちらかといえば信頼していない 信頼していない 与党 ( 自公 ) 支持 野党 ( 自公以外 ) 支持 支持なし 政治には関心がないから 政治のことはむずかしいから 信頼できる政党がないから 第 44 問 政党の特徴がはっきりしないから 支持政党がない自分の気持ちに合った政党がない理由から 特定の政党を支持しても, 政治が変わりそうもないから 非該当 そう思う 第 11 問 C どちらかといえばそう思う 民意反映の役割 - 政党どちらかといえばそうは思わない そうは思わない そう思う 第 11 問 A どちらかといえばそう思う 民意反映の役割 - 選挙どちらかといえばそうは思わない そうは思わない どんな選挙でも必ず投票に行く だいたい投票に行くようにしている 第 16 問特に必要があると思ったときだけ投票姿勢投票に行く 投票には行かない 選挙権がない 男 20 代 30 代 男 40 代 50 代 男女年層 男 60 歳以上 女 20 代 30 代 女 40 代 50 代 女 60 歳以上 全体と比べ統計的に有意に高い ( 信頼度 95%) 全体と比べ統計的に有意に低い ( 信頼度 95%) 投票した補者や政党がなかったJULY

7 政治への変化の期待は, ほとんど変わらない しかし, 表にある他の質問では多くの点で異なっている 政治に 民意が反映されていない, 政党は 信頼していない, 投票へは 特に必要があったときだけ 行くという人が多い 男女とも若い人が多い また, 政党を支持せず, その理由としては, 信頼できる政党がない 特定の政党を支持しても, 政治が変わりそうもないから を挙げている さらに 投票に行かなかった 人では, 民意反映の役割として, 選挙があるから国民の声が政治に反映される という人は全体と比べて大幅に少ない 次に, 投票したい候補者や政党がなかったから という人に限ってみると, 政党に期待する項目については全体と変わらない 政党には 長期的な視野に立った政策 弱い者の立場に立ってくれる 自分たちの意見を代弁してくれる などの期待を抱いている 年の選挙では, 政治を変える という民主党が政権をとり, 国民の立場に立った政策を掲げている ことを多くが評価していたが, その後の政権運営の混乱で民主党への評価は低下してしまった この影響で政党への信頼は低いままとなり, 選挙があるから国民の声が政治に反映される という人も減少した 政党の姿勢や政策に期待しているだけに, 政党への信頼感の低下は投票意欲をそぐものとなったのであろう 2. 政治問題についての考え方 (1) 投票で重視した政策は 景気 雇用対策 次に, 今回の選挙の争点についてみていく 今回, 投票するにあたって重視した政策的な 問題について,10 の項目を示していくつでも答えてもらった その結果, 全体では 景気 雇用対策 ( 4 8 % ), 社会保障, 年金問題 ( 4 4 % ) が多くなっている 原子力発電などのエネルギー政策 は 3 0% だった ( 図 7) 選挙の争点の一つとなっていた原子力政策だが, 景気 雇用対策や社会保障, 年金問題よりは重要視されなかったようだ 重視した問題を比例代表での投票政党別にみてみると, 自民党に投票した人では 景気 雇用対策 が 71% と全体よりかなり多くなっている 図 7 衆院選で重視した問題 ( 全体 比例代表投票別 ) 複数回答 46 JULY 2013

8 一方, 民主党に投票した人では, 全体では それほど多くなかった 原子力発電などのエネルギー政策 を重視する傾向がみられた (2) 増加する 外交 税制 への関心続いて, 有権者の政治問題への関心についてみていきたい 12 の項目を挙げてそれぞれについて関心があるかどうかどうか尋ね, 今回の結果で関心の高い順 ( 非常に + ある程度 ) に並べたのが図 8である 多くの項目で過去の結果との比較が可能となっている 今回の結果をみると, 税制改革 食品の安全性の確保 高齢者福祉の充実 経済対策 図 8 政治問題への関心 ( 全体 ) ( 非常に + ある程度 ) 関心がある などが上位となっている 過去との比較でみると,2010 年から 2013 年にかけて増えているのは 税制改革 外交 防衛問題 などで, 特に 外交 防衛問題 は 64% から72% と増加が目立つ (3) アメリカ外交基軸に 増加増加率の高かった 外交 防衛問題 について詳しくみていく 図 9は, 今後の外交姿勢について アメリカとの関係を外交の基軸にしていくべきだ と アジアとの関係に軸足を移していくべきだ という2 つの選択肢から, 考えの近い方を選んでもらった結果である 今回は アメリカとの関係を外交の基軸に が 6 2 % で アジアとの関係に軸足を移していく 図 9 外交, アメリカかアジアか ( 全体 いまの支持政党別 ) JULY

9 べきだ の 3 4% を上回った 過去との比較でみると, アメリカとの関係を外交の基軸に は 年の 52% と比べて増加している 今回の結果をいまの支持政党別にみると, アメリカとの関係を外交の基軸に が, 自民党支持層では 71%, 民主党支持層で 52% となった 次は防衛問題についてである 日本の安全を守る方策について,4 つの選択肢を挙げて回答してもらったところ, 全体では ある程度の防衛力を持って, アメリカとの協力関係を続けていく が 49%, 国連に協力して国際的な安全保障体制を築いていく が 4 0% などとなった ( 図 10) 支持政党別では, アメリカとの協力関係継続 と答えたのが自民党支持者で 61%, 民主党支持者で 42% だった 全体として アメリカ重視 の傾向が強まり, アメリカとの関係に関しては, 自民党支持者と 民主党支持者で考え方に大きな違いがあることがわかる 42 ページの図 3 でも紹介した自民党で評価できる点の中で, 外国と信頼関係を築いていける が,2009 年の17% から2013 年には 35% に増加していることも考え合わせると, 自民党の進めるアメリカ重視の外交姿勢が, 投票結果にも影響したと思われる (4) 目的で変わる 税制改革 への意識次に, 税制改革 についてみていく 今回の調査では, 聞き方を変えた 3 つの質問文を使って, 有権者の 税制改革 に関する意識の違いを把握することを試みた 図 11は, 来年の 4 月から消費税を 8% に上げることについてどう思うか と尋ねた結果である 全体では, 反対( どちらかといえば を含む ) が 6 2 % と, 賛成 ( どちらかといえば を含む ) の 3 8% を上回った 賛成 2) に注目して支持政党別にみると, 図 10 日本の安全を守る方策 ( 全体 いまの支持政党別 ) 自民党支持層では 48% と全体を上回った 一方, 支持なし層では 2 8% と低くなっている 図 11 消費税増税の賛否 ( 全体 いまの支持政党別 ) 48 JULY 2013

10 消費税率が上がることについての賛否を単 純に尋ねたこの結果と, 質問に増税の 目的 を付けた場合とでは回答に違いがみられる 財政再建のために, 消費税率を上げるのはやむをえない と 財政再建のためであっても, 消費税率を上げるのは反対だ という 2 つの選択肢から, 考えの近い方を選んでもらった結果が図 12である 全体では, 消費税率を上げるのはやむをえない が 53% となり 反対 の 4 5% を上回った 図 12 財政再建目的の増税について ( 全体 いまの支持政党別 ) 図 13 社会福祉目的の増税について ( 全体 いまの支持政党別 ) 支持政党別では, 消費税率を上げるのはやむをえない が自民党支持層では 63% と全体を上回る一方, 支持なし層では 45% と下回り, 図 11の単純に聞いた質問と同じような構図となった 目的 を社会福祉にした結果が図 13 である 社会福祉が充実するなら, 税負担が今より増えてもよい と 社会福祉が後退しても, 税負担が少ないほうがよい という 2つの選択肢から, 考えの近い方を選んでもらったところ, 全体で 税負担が今より増えてもよい という人が 71% となっている この質問に関しては, 前記 2 つの質問では全体より低かった支持なし層も全体とほぼ同じ結果で, 支持政党別にみてもほとんど差がない 質問によって 上げるのはやむをえない, 増えてもよい などと, 言葉が統一されているわけではなく,3 つの結果を厳密に比較することはできない しかし, 大まかに捉えると, 消費税の増税について単純に賛否を尋ねたときよりも, 財政再建や社会福祉という 目的 を付けると容認する人が増える傾向があり, 特に社会福祉では 7 割の人が負担増を受け入れていた これらの結果は, 有権者にとって, 増税された場合の税金の使い道が重要であることをあらためて示していると言えよう 3.2 度の政権交代への評価 (1) 自民党政権への交代, 8 割 良かった ここからは, 今回と前回の政権交代について有権者がどう考えているかについてみていきたい JULY

11 今回の選挙で, 民主党から自民党に再び政 権が交代したことについては, 全体で 8 割近い人が 良かった ( どちらかといえば を含む ) と回答している ( 図 14) いまの支持政党別では, 自民党支持層で 98%, 支持なし層で 66%, 民主党支持層でも 39% が 良かった と答えている 男女年層別にみても, 良かった という人が全ての層で 75% 以上いて, 幅広い層で自民党への政権交代が評価されていることがわかる ( 図 15) 図 14 自民党に政権交代の評価 ( 全体 いまの支持政党別 ) (2) 民主党政権で政治 悪くなった 増加 2009 年の衆議院選挙では, 自民党中心から民主党中心に政権が交代したが, そのことによって日本の政治がどのように変わったかという質問を継続して尋ねている 年の結果では, 変わらない が 5 4 % と一番多くなっているものの, 良くなった ( どちらかといえば を含む ) が 3 3% と 悪くなった ( どちらかといえば を含む ) の 1 2 % を上回っていた ( 図 16) しかし, 調査回ごとに 良くなった が減少し, 悪くなった が増加してきて, 今回は 悪くなった が 4 4% にまで増えた 図 16 民主党政権で日本の政治どう変わったか ( 全体 ) 図 15 自民党に政権交代の評価 ( 男女年層別 ) 良かった ( どちらかといえば を含む ) (3) 民主党への政権交代自体は 6 割が評価評価の下落が目立つ民主党政権だが,2009 年の政権交代自体の評価が低いわけではない 前回 2009 年の衆議院選挙で, 自民党から民主党へ政権交代が起きたことについて尋ねた結果が図 17である 良かった ( どちらかといえば を含む ) という人は 5 8% 3) だった 支持政党別にみても, 支持なし層で 63%, 自民党支持層でも 4 7 % の人が 良かった と回答している 50 JULY 2013

12 図 17 民主党への政権交代自体の評価 ( 全体 いまの支持政党別 ) 図 19 衆議院の選挙制度どうすべきか ( 全体 ) (4) 政権交代可能 を示したことを評価か 民主党政権への評価が低い中,6 割の人が 民主党への政権交代を評価しているのはなぜだろうか そのヒントの 1つとして注目したいのが, 望ましい政党のあり方についての結果である 日本の政党のあり方として, どのような形がよいと思うかと尋ねたところ, 政策が近い 2 大政党 が 33%, 政策に差がある2 大政党 が 3 2 % と, 2 大政党 を望む人が合わせて 65% となっている ( 図 18) また図 19は, 衆議院の選挙制度を今後どうすべきかと尋ねた結果である 今のままでよい が 31%, 小選挙区選挙だけにする が 図 18 望ましい政党のあり方 ( 全体 ) 23%, 選挙区選挙を中選挙区とする が 22% などとなっている 現在の小選挙区比例代表並立制を意味する 今のままでよい と 小選挙区選挙だけ は, 2 大政党制につながりやすい選挙制度であり, この 2 つを合わせると半数を超える 上記のことを考えると, 民主党の政権運営はそれほど評価しないものの,2 大政党制を実現させ, 政権交代を成し遂げたことには一定の評価を与えているという構図が垣間見られる (5) 政権交代の意識の違い今回, 投票にあたって政権交代をどの程度意識したかについては, 強く意識した 42% と ある程度意識した 43% で, 合わせて 85% を占めた ( 図 20) ほとんどの人が政権交 図 20 政権交代意識 ( 投票した人 ) JULY

13 第 20 問衆院選選挙区の投票政党第 21 問比例代表の投票政党 第 6 問政治問題への関心 非常にある 第 9 問 C 政権公約について第 15 問政党への期待 (MA) 第 38 問民主党中心政権の評価 第 40 問 A 政党個別評価 ( 自民党 )(MA) 第 40 問 B 政党個別評価 ( 民主党 )( M A ) 第 41 問 A 政党支持強度 - 自民党 第 41 問 B 政党支持強度 - 民主党 第 42 問ふだんの支持政党 第 43 問いまの支持政党 表 2 変化した意識 ( 政権交代意識別 ) 第 23 問政権交代意識 強く意識した ある程度意識した 2009 年 2013 年 2009 年 2013 年 (%) 924 人 874 人 1,022 人 894 人 自民党の候補者 民主党の候補者 日本維新の会の候補者 自民党 民主党 日本維新の会 外交 防衛問題 憲法の改正問題 地球温暖化の防止 その通りに実行するべきだ 実現にこだわる必要はない 長期的な視野に立った政策がある 弱い者の立場に立ってくれる 良くなった どちらかといえば良くなった 変わらない どちらかといえば悪くなった 悪くなった 人材が豊かである 党首にリーダーシップがある 長期的な視野に立った政策を掲げている 国民の立場に立った政策を掲げている 政策を公約どおりに実現できる 政治倫理の面で信頼できる 危機に適切に対応できる 外国と信頼関係を築いていける 政権を安心して任せられる この中にあてはまるものはない 人材が豊かである 党首にリーダーシップがある 長期的な視野に立った政策を掲げている 国民の立場に立った政策を掲げている 政策を公約どおりに実現できる 政治倫理の面で信頼できる 危機に適切に対応できる 外国と信頼関係を築いていける 既得権益にとらわれない政治判断ができる 政権を安心して任せられる この中にあてはまるものはない 強く支持する 一応支持する どちらともいえない あまり支持しない 絶対に支持しない 強く支持する 一応支持する どちらともいえない あまり支持しない 絶対に支持しない 自民党 民主党 日本維新の会 7 8 特に支持している政党はない 自民党 民主党 日本維新の会 9 9 特に支持している政党はない 年と 年を比べ統計的に有意に高い ( 信頼度 9 5 %, 互いに独立な % の差の検定 ) 代を意識して投票した選挙だったことがあらためて確認できる 2009 年の選挙でも政権交代を意識した人は85% となり,2 回の衆議院選挙で有権者は, ともに政権交代を意識して投票したことがわかる 表 2には, 政権交代を 強く意識して投票した 人で,2009 年と2013 年の回答の変化が大きかった質問について, 強く意識して投票した 人と ある程度意識して投票した 人の回答結果を掲載した 投票結果をみると, 強く意識して投票した 人は,20 09 年では選挙区, 比例とも 民主党 への投票が 7 割近くを占めた 年は一転して, 選挙区, 比例とも 自民党 への投票が多い しかし, ある程度意識して投票した 人では, 年,2 013 年とも 自民党 と 民主党 の違いは 強く意識した 人と比べ, それほど大きくはない 強く意識した 人について 2009 年と比べ増加が目立つ項目をみることで, あらためて今回の政権交代の特徴をふりかえっておきたい 政治問題の関心では 外交 防衛問題, 政権公約については そのとおりに実行すべきだ, 民主党中心の政権への評価については どちらかといえば悪くなった 悪くなった である また政党の個別評価で増加が大きいのは, 自民党については 人材が豊かである 党首にリーダーシップがある 長期的な視野に立った政策を掲げている 危機に適切に対応できる 外国と信頼関係を築いていける と項目数が多い 一方, 民主党については, この中にあてはまるものはない となっている 政党への支持をみると, 自民党は 強く支持する 一応支持する が増加したのに対し, 民主党は あまり支持しない 絶対に支持しない と 52 JULY 2013

14 不支持が増加している 支持政党については, ふだん いま とも自民党が増加している むすび 今回, 自民党と民主党への有権者の評価が 大きく変わり再び政権が交代した 2 大政党制を期待する有権者は多数に上り, 政党への期待 ( 図 21) としては 長期的な視野 に立った政策がある を多くの人が挙げていた この項目は,3 回の調査で共通して高い しかし, 政党の個別評価では自民党, 民主党ともに 長期的な視野に立った政策がある を挙げる人は少ない また, 自民党の支持率は高いが, 強い支持は少しで, 多くは一応支持にすぎない 支持政党がない大きな理由としては, 特定の政党を支持しても, 政治が変わりそうもない 信 図 21 政党への期待 ( 全体 ) 複数回答 頼できる政党がない が合わせて 6 割強で大きな変動はない 調査は,2 月に実施されたが, 円安, 株高の傾向がみられ始めた頃で, 安倍政権の経済政策への期待が反映されたと考えられる 調査結果では消費税率アップに反対が多数で, 参院選で争点とされる憲法改正問題でも 9 条改正について反対が多い 今後の経済状況, 憲法改正論議の行方などで, 有権者の政治への見方が動く可能性が大きい 長期政権をめざす自民党も, また民主党をはじめとする野党も, 政党への信頼を取り戻すために, 国民の立場にたち, 弱者に配慮し, 長期的な見通しを持った政策をかかげることが期待される ( こうのけい / こばやしとしゆき ) 注 : 1)2013 年の調査では, 外国人も住民基本台帳に記載されているため, 外国人と思われる人は除いている 2) 本稿では, 賛成 と どちらかといえば賛成 を合わせるなど,2 つの選択肢をまとめる場合は, はじめに 賛成 ( どちらかといえば を含む ) などと表示し, その後は省略して 賛成 などと書いている 3) 回答結果を足し上げる場合には, 実数で足して % を計算しているので,% を足し上げたものと一致しないことがある JULY

15 衆院選後の政治意識 2013 調査 調査目的 調査時期 調査方法 調査対象 調査相手 調査有効数 ( 率 ) 単純集計結果 2009 年 2010 年 2013 年 国政選挙後に, 選挙での投票行動, 政治意識, 生活 社会意識などを尋ね, 選挙結果の背景や有権者の政治観を探る 年 11 月 2 8 日 ( 土 ) ~ 12 月 6 日 ( 日 ) 2010 年 9 月 11 日 ( 土 ) ~ 9 月 2 0 日 ( 月 ) 配付回収法 全国 20 歳以上の国民 2013 年 2 月 21 日 ( 木 ) ~ 3 月 3 日 ( 日 ) 住民基本台帳から層化無作為 2 段抽出 3,600 人 (12 人 300 地点 ) 2,658 人 (73.8%) 2,675 人 (74.3%) 2,696 人 (74.9%) 2013 年は, 外国人も住民基本台帳に記載されているため, 外国人と思われる人は除いた 生活上の心配 第 3 問あなたは, 日常生活の中で, 次のようなことがどの程度心配ですか A~I それぞれについて,1 つだけ をつけてください B. 自分や家族の健康 (%) かなり心配である少し心配である2009 年 年 年 年 年 年 どちらともいえないあまり心配ではないまった無回答A. 自分の老後 く心配ではない <> は開いている方が有意に高いことを示す ( 信頼度 95%) 右端 ( 表形式では下 ) の <> は,2009 年と 2013 年の検定結果で, 例えば 2013 年 15.7%< ならば,2013 年が有意に高いことを示す 生活の全体的満足感 第 1 問 あなたは, 今の生活に満足していますか, それとも不 満ですか 次の中から1つだけ をつけてください 1. 満足している 12.7 < < 2. どちらかといえば, 満足している どちらかといえば, 不満だ > 4. 不満だ > 6.7 > 5. 無回答 暮らし向き 第 2 問 あなたは, 今の暮らし向きについて, 全体としてどの ように感じていますか 次の中から1つだけ をつけてく ださい 1. 苦しい > 13.3 > 2. やや苦しい 多少ゆとりがある < 37.6 < 4. ゆとりがある < 5. 無回答 C. 育児や教育 D. 家族の介護 E. 失業やリストラ F. 年収や家計 G. 仕事上のストレス H. 地域の治安 2009 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 I. 地震 災害 2013 年 JULY 2013

16 市民意識 第 4 問 あなたの今の生き方について, 次の中から最も近いも のに1つだけ をつけてください 1. 社会のために必要なことを考え, みんなと力を合わせ, 世の中を よくするように心がけている 自分の生活とのかかわりの範囲で自分なりに考え, 身近なところから世の中をよくするように 心がけている 決められたことには従い, 世間に迷惑をかけないように心がけている 自分や家族の生活を充実させることを第一に考え, 世間のことにはかかわらないよう心がけている どれともいえない 無回答 < 0.9 政治問題への関心 第 6 問あなたは, 次の項目についてどの程度関心がありますか A~L それぞれについて,1 つだけ をつけてください B. 雇用の安定 C. 税制改革 (%) 関非常にある程度関心があるあまり関心がないまったく関心がない心がある無回答A. 経済対策 2013 年 年 年 年 年 年 政治への関心 第 5 問あなたは, お住まいの市区町村の政治, 都道府県の政治, それに国の政治について, どの程度関心がありますか A~Cそれぞれについて,1つだけ をつけてください B. 都道府県の政治 C. 国の政治 非常に関心があるある程度関心がある(%) 2009 年 年 年 年 年 年 年 年 年 あまり関心がないまった無回答A. 市区町村の政治 く関心がないD. 国の財政再建 E. 少子化対策 F. 高齢者福祉の充実 G. 外交 防衛問題 H. 憲法の改正問題 I. 地域の振興 J. 原子力発電などエネルギーの問題 K. 地球温暖化の防止 L. 食品の安全性の確保 2010 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 JULY

17 政治への満足感 第 7 問あなたは, 全体として, 今の国の政治に満足していますか, それとも不満ですか 1つだけ をつけてください 1. 満足している < 1.0 < 2. どちらかといえば, 満足している 16.5 > 8.9 < 23.4 < 3. どちらかといえば, 不満だ 60.9 > > 4. 不満だ 21.9 < 32.7 > 17.7 > 5. 無回答 政治に対する不満の理由 第 8 問では, 国の政治に関して, あなたが不満に思っているのはなんでしょうか 次の中から, あてはまるものをいくつでも選んで をつけてください 2010 年 1. 財政再建の取り組み 景気 雇用対策 消費税を含む税制改革 公務員制度などの行政改革 子育て支援や少子化対策 年金や医療などの社会保障政策 外交 安全保障政策 農業 畜産政策 地球温暖化対策 政治とカネの問題 震災復興の取り組み 原子力発電などのエネルギー政策 その他 特にない 無回答 政治課題についての考え方 第 9 問 これからの日本の社会や政治について, 考え方がいろ いろあります A~Hそれぞれについて, あなたのお考え に近いほうに1つだけ をつけてください (A) 1. 社会福祉が充実するなら, 税負担が今より増えてもよい 71.2 < 75.5 > 社会福祉が後退しても, 税負担が少ないほうがよい 27.0 > 22.2 < 無回答 (B) 2013 年 1. 景気対策のためであれば, 財政の悪化はやむをえない 景気対策のためであっても, 財政の悪化には反対だ 無回答 2.1 (C) 2009 年 2010 年 2013 年 1. 政権公約は国民との約束だから, その通りに実行するべきだ 25.4 < 35.0 < 44.4 < 2. 政権公約は国民の支持が 得られなければ, 実現に こだわる必要はない 73.7 > 63.7 > 53.6 > 3. 無回答 < 2.0 < (D) 2013 年 1. チャンスが平等に与えられるなら, 競争で貧富の差がついても しかたがない 競争の自由をまもるよりも, 格差をなくしていくことの方が 大切だ 無回答 2.2 (E) 2010 年 2013 年 1. これからも, アメリカとの関係を 外交の基軸にしていくべきだ 51.6 < これからは, アジアとの関係に 軸足を移していくべきだ 44.4 > 無回答 (F) 2010 年 2013 年 1. 財政再建のために, 消費税率を 上げるのはやむをえない 財政再建のためであっても, 消費税率を上げるのは反対だ 無回答 (G) 2013 年 1. 人間は, 原子力を安全に 利用することができる 人間は, 原子力を安全に 利用することはできない 無回答 2.6 (H) 2010 年 2013 年 1. 治安を守るために, 個人の権利が 侵害されるのもやむを得ない 38.9 > 治安を守るためであっても, 個人の権利が侵害されるのは反対だ 59.1 < 無回答 民意は反映されているか 第 10 問あなたは, 政治に対する国民の期待や要求は, どの程度, 国の政治に反映されていると思いますか 1つだけ をつけてください 1. じゅうぶん反映されている ある程度反映されている 20.4 > 13.5 < あまり反映されていない > 4. まったく反映されていない 12.9 < 20.5 > 15.7 < 5. 無回答 < 民意反映の役割 第 11 問政治について, いくつかの意見があります A~D のそれぞれについて, あなたは, どう思いますか 1つだけ をつけてください そう思う無回(%) 2009 年 答A. 選挙があるから国民の声 2010 年 が政治に反映される 2013 年 年 B. 国会があるから国民の声 2010 年 が政治に反映される 2013 年 年 C. 政党があるから国民の声 2010 年 が政治に反映される 2013 年 年 D. テレビ, 新聞があるから 2010 年 国民の声が政治に反映される 2013 年 どちらかといえばそう思うどちらかといえばそうは思わないそうは思わない56 JULY 2013

18 政治の変化期待 第 12 問 あなたは今の政治が変わってほしいと思いますか 1つだけ をつけてください 1. 大きく変わってほしい 32.2 < 38.4 > 29.2 > 2. ある程度変わってほしい 61.9 > 57.0 < あまり変わってほしくない 5.0 > 3.6 < 8.4 < 4. まったく変わってほしくない 無回答 < 組織への信頼 第 13 問あなたは, 次のA~Iのような組織について, どの程度信頼していますか A~Iそれぞれについて,1つだけ をつけてください B. 政府 C. 政党 D. 中央官庁 E. 裁判所 F. 地元の役場や役所 G. 警察 H. テレビ局 I. 新聞社 信頼しているどちらかといえば信頼している(%) 2009 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 どちらかといえば信頼し信頼無回答A. 国会 していないていない 政治観 第 14 問あなたは, 政治に関する次の考え方について, どう思いますか A~Fのそれぞれについて,1つだけ をつけてください 政党への期待 第 15 問あなたは, 政党に, どのようなことを期待しますか 次の中から, あてはまるものをいくつでも選んで をつけ てください 1. 地元の発展に貢献してくれる 39.8 > > 2. 長期的な視野に立った政策がある > 45.8 > 3. 弱い者の立場に 立ってくれる 51.6 > 45.4 > 41.1 > 4. 自分たちの利益を守ってくれる > 17.0 > 5. 改革に意欲がある 32.7 < 35.3 > 自分たちの意見を代弁してくれる そう思う無回答(%) 2009 年 A. 政治は自分の生活に関係 2010 年 ない 2013 年 年 B. 政治は政治家や専門家に 2010 年 まかせておけばよい 2013 年 年 C. 国民が国の政治について 2010 年 何か言っても, 政治が変わるとは思わない 2013 年 年 D. 国民の生活や国の将来を 2010 年 真剣に考えている政治家が少ない 2013 年 年 E. 自分ひとりぐらい投票し 2010 年 なくても, 選挙の結果に大きな影響はない 2013 年 年 F. 政治家に問題があるのは, 選んだ有権者にも責 2010 年 任がある どちらかといえばそう思う2013 年 どちらかといえばそうは思わないそうは思わないJULY

19 7. その他 3.3 > 2.7 < 期待することはない 10.8 < < 9. 無回答 0.3 < < 投票姿勢 第 16 問 あなたは, 選挙のとき, 投票に行きますか 次の中 から1つだけ をつけてください 1. どんな選挙でも 必ず投票に行く だいたい投票に行くようにしている > 3. 特に必要があると 思ったときだけ投票に行く 投票には行かない 3.8 < < 5. 選挙権がない > 0.0 > 6. 無回答 < 政治話題の頻度 第 17 問 あなたは, 政治について, まわりの人と話し合うこ とがどの程度ありますか 次の中から1つだけ をつけて ください 1. よくある 14.7 > > 2. ときどきある > 49.4 > 3. あまりない < 28.9 < 4. ほとんどない 7.9 < < 5. 無回答 < 政治情報への接触頻度 第 18 問政治に関する情報を得るために, あなたは, 次のメディアをどの程度利用することがありますか A~Cそれぞれについて,1つだけ をつけてください B. 新聞 C. インターネット よく利用する無回答A. テレビ (%) 2009 年 年 ときどき利用する 2013 年 年 年 年 年 年 年 あまり利用しほとん利用しないないど 内閣への信頼度 第 19 問あなたは, いまの内閣をどの程度信頼していますか あなたのお気持ちに最も近いものに 1 つだけ をつけてください 1. とても信頼している 3.0 > 0.7 < 4.4 < 2. ある程度信頼している 48.2 > 31.0 < あまり信頼していない 39.0 < 52.0 > まったく信頼していない 9.3 < 16.0 > 無回答 衆院選小選挙区の投票政党 第 20 問 昨年 12 月の衆議院選挙についてうかがいます ま ず, 選挙区はどの政党の候補者に投票しましたか それと も投票には行きませんでしたか 次の中から1つだけ を つけてください 1. 自民党の候補者 27.7 > 24.2 < 36.8 < 2. 民主党の候補者 45.7 > 32.8 > 13.7 > 3. 日本維新の会の候補者 公明党の候補者 4.1 < 5.2 > みんなの党の候補者 1.4 < 6.3 > 4.4 < 6. 共産党の候補者 2.5 < < 7. 日本未来の党の候補者 社民党の候補者 > 9. 国民新党の候補者 新党大地の候補者 新党日本の候補者 > 12. 無所属の候補者 1.5 > その他 0.5 < 2.1 > 1.1 < 14. 投票には行かなかった 13.4 < < 15. 選挙権がなかった 0.6 > 無回答 年 13. その他 には, 改革クラブ 0.0% が含まれる 2009 年 14. 投票には行かなかった 選挙権がなかった 2010 年 13. その他 には, たちあがれ日本 0.5% 新党改 革 0.6% が含まれる 比例代表の投票政党 第 21 問 それでは, 比例代表の投票はどうなさいましたか 次の中から1つだけ をつけてください 1. 自民党 24.5 > 22.2 < 29.3 < 2. 民主党 42.3 > 29.9 > 11.3 > 3. 日本維新の会 公明党 みんなの党 2.9 < 9.1 > 7.3 < 6. 共産党 日本未来の党 社民党 2.3 > > 9. 国民新党 > 0.3 > 10. 新党大地 新党改革 0.9 > 幸福実現党 その他 1.7 < 2.4 > 0.8 > 14. 投票には行かなかった 13.6 < < 15. 選挙権がなかった 0.6 > 無回答 < 2009 年 13. その他 には, 改革クラブ 0.0% 新党日本 0.5% が含まれる 2009 年 14 投票には行かなかった 選挙権がなかった 2010 年 13. その他 には, たちあがれ日本 0.6% が含まれる 58 JULY 2013

20 投票に行かなかった理由 ( 該当者分母 ) 第 22 問 第 問で の人 投票に行かなかった最も大きな理由を次の中から 1 つだけ をつけてください 1. 投票したい候補者や政党がなかったから どの候補者や政党に投票してよいか分からなかったから 今回の選挙に興味が持てなかったから 自分一人が投票しなくても大勢には影響しないと思ったから 投票に行くのが面倒だったから 投票に行く時間がなかったから 政治には関心がないから 政治に失望したから 選挙権がなかったから その他 無回答 0.7 該当者 = 614 人 政権交代意識 第 23 問 衆議院選挙の投票にあたって, あなたは, 政権交代 をどの程度意識しましたか 次の中から1つだけ をつけ てください 2009 年 1. 強く意識した ある程度意識した > 3. あまり意識しなかった まったく意識しなかった > 5. 投票には行かなかった < 6. 選挙権がなかった 無回答 年 5. 投票には行かなかった 選挙権がなかった 衆院選で重視した点 第 24 問 あなたが衆議院選挙の投票の際, 重視したものは何 ですか 次の中から, あてはまるものをいくつでも選んで をつけてください 2010 年 1. 民主党中心の政権の業績 13.8 > 政権担当能力 18.4 < 候補者や政党の政策 37.2 > 候補者や政党の印象 地元とのつながり 11.1 < 家族や知人の意見 選挙後の議席のバランス 9.3 > その他 特にない 投票には行かなかった 20.6 < 選挙権がなかった 0.6 > 無回答 衆院選で重視した問題 第 25 問 あなたが投票するにあたって, 重視した問題はどれ でしょうか 次の中から, あてはまるものをいくつでも選 んで をつけてください 1. 原子力発電などのエネルギー政策 消費税の増税 景気 雇用対策 震災復興 社会保障, 年金問題 子育て支援 教育改革 TPP( 環太平洋パートナーシップ協定 ) 交渉参加 憲法改正 外交 安全保障政策 その他 特にない 投票には行かなかった 選挙権がなかった 無回答 0.6 公約を参考にしたか 第 26 問次に, 衆議院選挙で政党はそれぞれ公約をかかげていましたが, 投票にあたって, その公約をどの程度参考にしましたか 次の中から1つだけ をつけてください 2010 年 1. 大いに参考にした ある程度参考にした 36.8 < あまり参考にしなかった 25.6 > まったく参考にしなかった 8.1 > 投票には行かなかった 選挙権がなかった 0.6 > 無回答 憲法改正の是非 第 27 問あなたは, 今の憲法を改正する必要があると思いますか それとも改正する必要はないと思いますか 次の中から1つだけ をつけてください 1. 改正する必要がある 改正する必要はない 無回答 条改正の是非 第 28 問あなたは, いわゆる 戦争の放棄 を定めた憲法第 9 条を改正する必要があると思いますか それとも改正する必要はないと思いますか 次の中から1つだけ をつけてください 1. 改正する必要がある 改正する必要はない 無回答 2.7 尖閣問題への対応 第 29 問尖閣諸島 ( 沖縄県 ) をめぐって中国との関係が悪化していますが, 日本政府は中国に対しどのような対応をすべきだと思いますか 次の中から1つだけ をつけてください 1. 警備を強化し, 断固とした姿勢で臨む 対話を重視して問題解決に取り組む 中国との間で, 当面この問題には触れないでおく その他 無回答 1.7 日本の安全を守る方策 第 30 問あなたは, これから日本の安全を守っていくうえで, どのような方法が一番よいと思いますか 次の中から 1 つだけ をつけてください 1. ある程度の防衛力を持って, アメリカとの協力関係を続けていく 国連に協力して国際的な安全保障体制を築いていく 日本独自の防衛力だけで, 外国からの侵略に備えていく いっさいの防衛力を持たないで, 中立を保っていく その他 無回答 1.6 JULY

21 原発をどうすべきか 第 31 問話は変わりますが, あなたは, 原子力発電所を今後どうすべきだと思いますか 次の中から1つだけ をつけてください 1. 増やすべきだ 現状を維持すべきだ 減らすべきだ すべて廃止すべきだ 無回答 1.0 発電で重要なこと 第 32 問発電について, あなたが最も重要だと思われることはどんなことでしょうか 次の中から1つだけ をつけてください 1. 電気料金が安い 地球温暖化など環境への影響が少ない 安定して十分供給できる 安全に発電できる 無回答 1.2 消費税増税の賛否 第 33 問政府は, この春に景気が落ち込んでいなかったら, 来年の 4 月から消費税を 8% に上げることにしています 消費税を上げることについてどのように考えますか 次の中から 1 つだけ をつけてください 1. 賛成 どちらかといえば賛成 どちらかといえば反対 反対 無回答 0.5 金融緩和策の賛否 第 34 問安倍総理大臣は, 景気回復のために, 日銀との連携による大胆な金融緩和を打ち出しました これについてどう思いますか 次の中から1つだけ をつけてください 1. 賛成 どちらかといえば賛成 どちらかといえば反対 反対 無回答 2.7 衆院選挙制度の問題点 第 35 問衆議院選挙は, 小選挙区による選挙区選挙とブロック別の比例代表選挙で実施されています この選挙制度について, 問題だと思う点を, 次の中からいくつでも選んで をつけてください 1. 政党中心の選挙で候補者に親しみが持てない 選挙区で落選しても, 比例代表で復活当選する 比例代表で選ばれた議員が任期途中で他の政党に移る 得票率に比べ当選者数の違いが大きくなりすぎる 選挙区選挙でいわゆる死に票が多い その他 問題と思う点はない 無回答 2.5 衆院選挙制度をどうすべきか 第 36 問衆議院の選挙制度は今後どうすべきだと思いますか 次の中から1つだけ をつけてください 1. 今のままでよい 選挙区選挙を中選挙区とする 比例代表選挙だけにする 小選挙区選挙だけにする 中選挙区選挙だけにする その他 無回答 6.5 政権交代自体の評価 第 37 問 3 年前の衆議院選挙で, 自民党から民主党へ政権が交代しました あなたは, 政権交代がおきたことについて, どう考えますか 次の中から1つだけ をつけてください 2010 年 1. 良かった 18.5 > どちらかといえば良かった 46.5 > どちらかといえば悪かった 悪かった 8.1 < 無回答 民主党中心政権の評価 第 38 問民主党中心の政権によって, 日本の政治は, それまでの自民党中心の政権と比べて, どのように変わったと思いますか あなたのお気持ちに最も近いものに1つだけ をつけてください 1. 良くなった 4.3 > > 2. どちらかといえば良くなった 29.1 > 19.6 > 12.3 > 3. 変わらない 54.2 < 57.5 > 40.9 > 4. どちらかといえば悪くなった 8.8 < 14.5 < 27.1 < 5. 悪くなった 3.1 < 5.2 < 16.7 < 6. 無回答 0.5 < 自民党政権に交代への評価 第 39 問今回の衆議院選挙で, 民主党から自民党へ再び政権が交代しました あなたは, 自民党に政権が交代したことについて, どう考えますか 次の中から1つだけ をつけてください 1. 良かった どちらかといえば良かった どちらかといえば悪かった 悪かった 無回答 2.4 政党個別評価 第 40 問自民党, 民主党それぞれの政党について, あなたがあてはまると思うものをいくつでも選んでください A. まず, 自民党 についてはいかがですか 1. 人材が豊かである 16.4 < 18.6 < 40.9 < 2. 党首にリーダーシップがある 4.0 < 5.0 < 30.8 < 3. 長期的な視野に立った政策を掲げている 9.1 < 11.2 < 16.7 < 4. 国民の立場に立った政策を掲げている 4.9 < 6.4 < 9.6 < 5. 政策を公約どおりに実現できる 2.3 < 3.4 < 5.8 < 6. 政治倫理の面で信頼できる 4.6 < 6.1 < 8.0 < 7. 危機に適切に対応できる 7.6 < 10.0 < 17.4 < 8. 外国と信頼関係を築いていける 17.3 < 20.3 < 34.9 < 9. 既得権益にとらわれない政治判断ができる < 10. 政権を安心して任せられる < 11.4 < 11. この中にあてはまるものはない 60.3 > 53.4 > 27.6 > 12. 無回答 1.7 < B. では, 民主党 についてはいかがですか 1. 人材が豊かである 18.1 < 20.3 > 3.9 > 2. 党首にリーダーシップがある 8.6 > 4.7 > 2.4 > 60 JULY 2013

22 3. 長期的な視野に立った政策を掲げている 13.1 > 10.3 > 4.0 > 4. 国民の立場に立った政策を掲げている 42.4 > 28.3 > 13.8 > 5. 政策を公約どおりに実現できる 4.4 > 2.1 > 0.9 > 6. 政治倫理の面で信頼できる > 5.3 > 7. 危機に適切に対応できる 2.9 > 2.0 > 1.1 > 8. 外国と信頼関係を築いていける 5.0 > 3.6 > 1.5 > 9. 既得権益にとらわれない政治判断ができる 24.5 > 15.5 > 8.3 > 10. 政権を安心して任せられる 3.2 > 2.2 > 1.0 > 11. この中にあてはまるものはない 34.5 < 47.4 < 69.4 < 12. 無回答 1.0 < 1.9 < 3.4 < 政党支持強度 第 41 問あなたは, 次の政党について, どのようにお考えになりますか A~Jのそれぞれについて,1つだけ をつけてください 強く支持する(%) 一応支持する2009 年 年 年 年 年 B. 民主党 2013 年 C. 日本維新の会 2013 年 年 D. 公明党 2010 年 年 年 E. みんなの党 2010 年 年 F. 生活の党 2013 年 年 G. 共産党 2010 年 年 年 H. 社民党 2010 年 年 I. みどりの風 2013 年 年 J. 新党改革 2013 年 どちらともいえないあまり支持し絶対支持無回答A. 自民党 にしないない ふだんの支持政党 第 42 問 ふだん, あなたは何党を支持していますか 次の中 から1つだけ をつけてください 1. 自民党 < 37.9 < 2. 民主党 > 8.3 > 3. 日本維新の会 公明党 みんなの党 1.3 < < 6. 生活の党 共産党 < 8. 社民党 1.7 > > 9. みどりの風 新党改革 0.4 > その他の政治団体 > 0.2 > 12. 特に支持している政党はない 34.0 > 無回答 年 11. その他 には, 国民新党 0.2% 改革クラブ 0.0% 新党日本 0.1% が含まれる 2010 年 11. その他 には, たちあがれ日本 0.4% 国民 新党 0.2% が含まれる いまの支持政党 第 43 問それでは, いま, あなたは何党を支持していますか 次の中から1つだけ をつけてください 1. 自民党 < 41.1 < 2. 民主党 40.6 > 31.1 > 5.7 > 3. 日本維新の会 公明党 みんなの党 1.6 < 6.4 > 3.9 < 6. 生活の党 共産党 < 8. 社民党 1.1 > みどりの風 新党改革 0.6 > その他の政治団体 0.5 < 1.1 > 0.1 > 12. 特に支持している政党はない 無回答 年 11. その他 には, 国民新党 0.2% 改革クラブ 0.0% 新党日本 0.0% が含まれる 2010 年 11. その他 には, たちあがれ日本 0.6% 国民新党 0.4% が含まれる 支持政党がない理由 第 44 問 第 43 問で 12 の人 いま, 支持する政党がないのは, どういう理由からでしょ うか あなたのお考えに最もあてはまるものに1つだけ をつけてください 1. 政治には関心がないから 政治のことはむずかしいから 信頼できる政党がないから 政党の特徴がはっきりしないから 自分の気持ちに合った政党がないから 特定の政党を支持しても, 政治が変わりそうもないから その他 4.6 > 2.7 > 1.3 > 8. 無回答 該当者 = 808 人 852 人 855 人 JULY

23 参院選で期待する政党 第 45 問この夏に参議院選挙がありますが, あなたは, どの政党が議席を伸ばすことを期待しますか 次の中から1つだけ をつけてください 1. 自民党 民主党 日本維新の会 公明党 みんなの党 生活の党 共産党 社民党 みどりの風 新党改革 その他の政党 議席を伸ばしてほしい政党はない 無回答 2.4 ねじれ国会評価 第 46 問衆議院では与党が多数で, 参議院では野党が多数という, 現在の国会の ねじれ 状態について, あなたは, どう思いますか あなたのお考えに最も近いものに1つだけ をつけてください 2010 年 1. 望ましい どちらかといえば望ましい どちらかといえば望ましくない 望ましくない 25.4 > 無回答 政界再編の期待 第 47 問これまで, 政党が分裂したり, 新しい政党が結成されるなど政界が再編成されてきましたが, あなたは, 今後も政界が再編成されることを望みますか それとも, 望みませんか 次の中から1つだけ をつけてください 2010 年 1. 望む 24.1 > 望まない 34.5 < どちらともいえない 無回答 日本の政党のあり方 第 48 問 日本の政党のあり方として, どのような形がよいと 思いますか あなたのお考えに最も近いものに1つだけ をつけてください 2010 年 1. 1つの大政党 政策が近い2 大政党 政策に差がある2 大政党 27.9 < 政策が近い多数の政党 14.4 > 政策に差がある多数の政党 その他 無回答 社会への信頼感 第 50 問あなたは日ごろの生活の中で, 次の点についてどのように感じていますか A~ D それぞれについて,1つだけ をつけてください ほぼ見合った環境にいる B. 将来に対して希望や期待を持てる C. 努力をすれば, 社会的に認められる 性別 第 51 問 ( サンプル構成比参照 ) 生年 第 52 問 ( 省略 ) 職業 第 53 問 ( サンプル構成比参照 ) 雇用形態 第 54 問 ( 省略 ) 非常にそう感じる無回答くそう感じない(%) 2009 年 A. 自分の能力や努力に 2010 年 まあそう感じる2013 年 年 年 年 年 年 年 年 D. 不安や心配がなく, 2010 年 毎日の生活が送れる 2013 年 あまりそう感じないまった 自己の政治的立場 第 49 問あなたの政治的立場はどれだと思いますか あなたのお考えに最も近いものに1つだけ をつけてください 2010 年 1. 保守的 どちらかといえば保守的 47.0 < どちらかといえば革新的 32.3 > 革新的 5.5 > 無回答 JULY 2013

24 学歴 第 55 問 あなたが最後に卒業された学校を, 次の中から1つ だけ選んで をつけてください 1. 中学校 ( 旧制小学校, 高等小学校 ) > 高等学校 ( 旧制中学校, 女学校 ) 高等専門学校, 短期大学 ( 旧制高等学校 ) 大学, 大学院 在学中 その他 無回答 < 1.1 < 幸福感 第 56 問あなたは今, 幸せですか それともそうは思いませんか あてはまるものに1つだけ をつけてください 1. とても幸せである まあ幸せである あまり幸せではない まったく幸せではない 無回答 0.6 サンプル構成比 性 年層 全体 70 歳男性女性 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代以上 2,696 人 1,297 1, % 全体 男の年層 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳以上 女の年層 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 2,696 人 % 歳以上 全体 農林漁業者 自営業者 経営者 管理職 販売 サービス職 技能 作業職 職業 事務 技術職 専門職, 自由業 主婦学生無職その他無回答 2,696 人 % 全体 都市規模 特別区と人口 30 万人口 10 万人口 100 万以上の市以上の市以上の市 人口 5 万以上の市町村 人口 5 万未満の市町村 2,696 人 % JULY