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らむおうじ
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平成 30 年度一般入試個別学力試験出題意図 ( 英語 ) 前期日程大問 I 家族の中におけるおじおばの位置付けに関する論説文の一部からの出題でした話の流れ論理展開文章全体の主旨を理解できているかどうかその土台となる語彙や文法に立脚した個々の文章理解ができているかどうかそしてそれを的確に記述できているかどうかが主に見られました講評不定詞を伴う関係節が使われており

論理的思考にもとづいた解答が求められます expectations は動詞 expect の派生語ですが文脈に適した意味を取れていない解答が少なくありませんでした We have no common terms の no を直後の common にのみかかるような理解をしている解答 ( 例えば普通ではない用語を持つなど ) もありました問 2 指示詞 this

1 平成 30 年度一般入試個別学力試験出題意図 ( 英語 ) 前期日程大問 I 家族の中におけるおじおばの位置付けに関する論説文の一部からの出題でした話の流れ論理展開文章全体の主旨を理解できているかどうかその土台となる語彙や文法に立脚した個々の文章理解ができているかどうかそしてそれを的確に記述できているかどうかが主に見られました講評不定詞を伴う関係節が使われておりかつその不定詞が並列されているという文構造が理解できているかどうかまた学術的な場面でよく用いられる term describe differentiate などの語が理解できているかどうかがポイントでした特に目立ったのは代名詞 them をおじおばを指す彼らとしている解答でしたここは論理的に考えておじおばへの期待や彼らの行動を指すそれらとなるべきところです論理的思考にもとづいた解答が求められます expectations は動詞 expect の派生語ですが文脈に適した意味を取れていない解答が少なくありませんでした We have no common terms の no を直後の common にのみかかるような理解をしている解答 ( 例えば普通ではない用語を持つなど ) もありました問 2 指示詞 this が指す内容を理解できているかどうか該当部分の意味を正しく理解できているかどうかを見る問題でした指す部分を取り違えている解答や白紙答案が少なくありませんでした直前の文の内容を指していることに気づいている答案でも該当部分にある部分否定 not all を理解できていないものも予想より多かったです学術的な文章でよく使われる refer to A as B think of A as B という表現及び前 1

2 者の A as B の部分に並列があることを理解できているかどうかがポイントでした並列を含めた refer to A as B が理解できていない答案 think of A as B の A の部分に相当する the families they are assigned to という関係節表現が理解できていない答案が予想より多かったです問 4 下線部を含む段落とその直前の段落における話の内容が理解できているかどうかそしてそれを踏まえた上で日本語で的確に表現できているかがポイントでした下線が引かれている箇所のみを見ればよい英文和訳と違い下線部の前後やそれを含む段落を見る必要がある本問のような問題は受験生の文章理解能力を測ることが目的の一つとなっています白紙答案が少なくなかったことに加え下線部分の英語すなわち chosen or fictive kin という表現そのものも理解できていないような答案が目立ち出来は予想を大きく下回りました問 5 受験生にとっては難しいと思われる語句の意味を文脈から正しく推測できるかどうかを見る問題でした 4 問全問正解の答案は少なく 2 3 問の正解にとどまる答案が多かったです大問 II 宇宙生命の起源に関する論説文の一部からの出題でした話の流れ論理展開文章全体の主旨を理解できているかどうかその土台となる語彙や文法に立脚した個々の文章理解ができているかどうかそしてそれを的確に記述できているかどうかが主に見られました講評解答をするにあたってのポイントはまず we know 以下の文構造特に the part of the Universe が3つの要素 that we can containing and with a に修飾されかつ was compressed の主語になっていることを理解できるかどうか及び関係副詞の when の用法が理解できているかの 2 点でした残念ながらいずれもできている答案は予想を下回り少なかったですそもそも there was a period といういわゆる there 構文が理解できていない答案も目立ちました本学の志願者には英語の文法をしっかり学習して入学試験に望むことを期待します 2

3 問 2 下線部の指示語の指し示す内容を答える問題でした文章の流れを理解して読み進めれば解答が直前にあることを見つけるのは難しくなかったはずです予想通り該当部分を見つけることができた答案が多く出来も他の問題に比べよかったですその中で the Solar System をおそらく太陽光発電装置 Mars を月 life を生活などとしている解答が見られました chemistry が化学 biology が生物学を意味することを踏まえた上で下線部を含む段落の内容を理解し的確な日本語で表現できるかどうかがポイントでした下線部の前後のどこかを直訳しただけで説明になっていない答案や白紙の答案が少なくありませんでしたそれらを含め化学と生物学がこの文脈でどのようなことを意味しているのかに考えが至らない解答が目立ちました問 4 第 4 段落に入る四文の順序を答える問題でした第 4 段落の前後の話の流れを理解した上で選択肢の各文を論理的に整合する順序に並べることが求められました文章全体の話の流れ選択肢の各文の意味及びそれらの論理関係を理解することが必要でその意味で受験生には難度の高い問題であろうと予想していましたがその通り正解に至った答案は多くありませんでした大問 III 発明に関する会話文を素早く正確に理解できるかどうかまたそれに関連した英語の文章を素早く書けるかどうかを見る問題でしたこの問題に時間をかけた受験生は別の大問を解答する時間が足りなくなったのではないかと推測されます講評文章の流れを理解した上で空所に補う語を答える問題でした 3 問とも正解できた答案が多かったです問 2 文章の内容を把握した上で各選択肢がそれに合致するかどうかを問う問題でした選択肢 (1) や (4) を選んだ答案が多く正解の (3) と (5) を揃って答えられた答案は思 3

4 ったほど多くありませんでした (1) を選んだ受験生は exclusive の意味が理解できなかったものと推察されます (4) を選んだ受験生は created more opportunities for inventors という記述が本文に述べられていたかどうかの確認ができなかったものと考えられます会話文と関連づけて ( この場合は会話文で述べられていないものを選んで ) 自分の意見を英語で述べる問題でした発明を一つ明確に述べてそれについて的確に説明できるかどうかを見る問題でした携帯電話やスマートフォンをあげた答案がとても多くそれらは身近なものゆえ説明もそれなりに書けていましたただし遠くにいる人とのコミュニケーションを可能にするどこでもインターネットにつながることを可能にするという説明をしている答案が少なくなかったのですがそのような説明が果たして本当に読む人を納得させられるものかどうかは疑問符が付きました前者の場合は普通の固定電話や手紙でもいいわけですし後者の場合はインターネットにつながることがどのように人々の生活を変えたのかに言及しないと十分ではありませんおそらく自分の考えとその理由を英語で述べる練習は中学校の時から行っているのではないかと思いますが本学の受験生にはその説明が真に過不足なく的確かどうかまで思いを致す習慣をつけることを期待しますまた英語の表現については冠詞や名詞の形に関わるミスが目立ちました大問 IV 旅をテーマにしたエッセーを題材として元々の日本語の文の意味を理解した上でそれを自分の語彙を使ってうまく適切に英語で表現できるかどうかを見る問題でした講評 (A) 特にひとつには偉そうな叱咤激励メッセージ心に決めたという日本語の表現をどのように英語で作文するかがポイントの一つでしたいずれも高校までに学習する語彙で表現できるものと思われますが解答時間内に思いつかなかった受験生が多かったようで全体として自然な英語で表現できている答案は多くありませんでしたまた冠詞を含めた名詞の形時制や一致を含めた動詞の形に関してミスが目立ちました日本語にはない表現形式などは日頃から意識して学習する習慣が必要です 4

5 (B) 特にもうひとつ段階近いところ遠いところ少しずつという日本語の表現をどのように英語で作文するかがポイントの一つでした (A) 同様全てを的確に表現できている答案は多くありませんでした名詞や動詞の形に加え単純なスペルミスも目立ちました高校で指導されていることとは思いますが解答を作った後は少なくとも一度は自分でよく見直す習慣をつけてほしいと思います 5

6 後期日程大問 I コンピューターや人工知能の進歩とその影響に関する論説文からの出題でした話の流れ論理展開文章全体の主旨を理解できているかどうかその土台となる語彙や文法に立脚した個々の文章理解ができているかどうかそしてそれを的確に記述できているかどうかが主に見られました講評 not only but also という表現に加え主語と助動詞の倒置副詞節中の主語と be 動詞の省略という文法事項及び intellectual equipped substitute physical labor などの語が理解できているかどうかがポイントでした完全正解は多くありませんでしたが高得点の答案が多かったです問 2 下線部を含む段落とその前の段落の話の内容がわかっているかどうか下線部以下の具体例を的確に表現できているかどうか inner life を的確に理解しているかどうかがポイントでした問われているのは inner life の説明なのに例えば機械の演奏よりも人間の演奏の方が好まれるなどの答えになっていない解答もあり総じてあまり良い出来ではありませんでした下線部を含む段落における話の内容が理解できているかどうかそしてそれを踏まえた上で日本語で的確に表現できているかがポイントでした下線が引かれている箇所のみを見ればよい英文和訳と違い下線部の前後やそれを含む段落を見る必要がある本問のような問題は受験生の文章理解能力を測ることが目的の一つとなっています complement と substitute の意味を踏まえ的確に表現できていた答案は多くありませんでした問 4 仮定法 If there were then demand would 長い関係節 inexpensive devices ran on conscious demand decline などの語彙が理解できているかどうかがポイントであり比較的平易と思われる the same as という呼応表現 6

7 が理解できていない答案が若干見られました ran on はの上を走るでは意味上おかしいことに気づき live on という類似表現を知っていればを燃料とするなどの意味が出てくるはずですがそこに到った答案は極めて少なかったです問 5 空所前後の文章の流れを理解できているかどうかを見る問題でした正解が多かったです大問 II ドローンに関する討論会での発表を素早く正確に理解できるかどうかまた討論会の最後に発せられた司会者の発言に関連した英語の文章を素早く的確に書けるかどうかを見る問題でした講評文章の流れを理解した上で空所に補う語を答える問題でした正解となる語のうち deliver precedent assess の3つを全て理解できていた答案は思ったほど多くありませんでした問 2 文章の内容を把握した上で空所に補う文を答える問題でした全問正解の答案が多かったです文章の最後に述べられている司会者の質問に英語で答える問題でした自分の意見 ( 端的には yes か no) を明確に述べてその理由を的確に説明できるかどうかを見る問題でしたまず指示を理解せずドローンについて答えた答案が若干ありました次に質問に対する答えを求められているわけですから基本的には yes か no あるいはそれらに相当する述べ方をすべきなのですが I agree/disagree with this opinion. などとしている解答が少なからずありました文法ミススペルミス不注意なミスが目立ちました接続詞 because の用法 ( 従属接続詞であることを理解していない ) や名詞 ( 解答でよく用いられたのは energy) に関わる表現 ( 目立ったミスには many energy a few energy energy which 7

8 are などがありました) は日本人学習者が間違えやすい項目なので日頃から意識して英語を書く習慣を身につけて欲しいと思います大問 III 進化論をテーマにした文章を題材として元々の日本語の文の意味を理解した上でそれを自分の語彙を使ってうまく適切に英語で表現できるかどうかを見る問題でした講評 (A) (B) (C) に共通することとしてスペルミスや名詞と動詞の表現 ( 冠詞単数形複数形時制三単現の s) に関するミスが少なくありませんでしたまた少数ではありましたが解答欄の行頭にコンマを置く答案がありました基本的な文章作法が身についているのかどうか疑問に思いました (A) 特に激しい論争博学で冷静な罵りあいを展開するという日本語の表現をどのように英語で作文するかまた昔から知られているという表現を高校までに学習した文法事項 ( 現在完了 ) を用いて作文できるかがポイントでした動詞の時制に気を配っていない答案が散見されましたまた博学な論者憎しみに満ちたの英訳で苦労している答案が多かったです (B) 特にあらわれ方は異なれど同じ根っこから生じてくるかこれが私の考えであるという日本語の表現をどのように英語で作文するかがポイントでした even though とすべきところを even だけにしている解答や however を従属接続詞のように用いている解答が少なからずありました It is my opinion that と仮主語の it を用いるところを This is my opinion that としている解答もありました複文構造を正確に表現できるということは高校までの英語学習において必須の事項だと思いますので本学の受験を希望する方には接続詞や関係代名詞関係副詞などを含む複文に関わる基本的事項を身につけることを望みます (C) 特に熱烈な愛と憎しみ肯定と否定の激しい反応魅了してやまないのかという日本語の表現をどのように英語で作文するか以来してきたなぜかを高校までに学習した文法事項 ( 現在完了 wh 疑問文 ) を用いて作文できるかどうかがポイントでした Why it attracts us? や Why it attract us? などの誤答が少なくありませんでした 8

9 志願者へのメッセージ大学において学生に求められる能力の一つに論理的思考力がありますそれは英語で書かれた文章を読解する際にも英語で文章を書くときにも必要とされます本学の志願者には論理的に的確な解答を作るという努力を日頃から重ねてほしいと思いますそしてそのような意識づけができれば英語について言えば語彙や文法の重要性が自ずと自覚できるはずですさらには志望する学部の文理の区別なく高校までに学習する様々な教科で頻繁に使用される語句 ( 例えば前期日程大問 II では宇宙直径太陽系等々) については対応する英語の表現を一通り押さえておくことを期待します 9

Microsoft Word - H29出題意図_英語（最終）.docx

Microsoft Word - H29出題意図_英語（最終）.docx 平成 29 年度一般選抜入学試験個別学力試験出題意図英語前期日程個別学力試験の趣旨とねらいは大学入試センター試験によって測られる基礎的な学力に加え大学入学後に必要となる英語力すなわち英語のまとまった文章を正確に読解する能力そのように理解した内容を適切な日本語で表現する能力及び自分の考えや日本語の文章を英語で的確に表現する能力などを見ることにあります問題 I は GPS によるナビゲーション