untitled

Size: px
Start display at page:

Download "untitled"

Transcription

1

2

3

4

5

6 1 章省エネリフォームとは 1-1 省エネリフォームの目的 効果 省エネリフォームとは 室内における暑さ 寒さなどの快適性向上 ( 熱的快適性の向上 ) 及び暖冷房や給湯などの設備機器で消費するエネルギーを少なくすること ( 省エネルギー ) を目的として実施するリフォームのことです 特に開口部や躯体の断熱改修は 上記の目的のほかに 結露 カビなどを防止する効果も期待できます 表 1-1 省エネリフォームの目的 (1) 暑さ寒さの快適性向上 冬は暖かく 夏は涼しい住宅にする 窓 壁 天井からの冷気や熱気( ほてり ) を感じないようにする 不快な隙間風をなくす 部屋の上下 部屋間における温度差を小さくし 住宅内は廊下や便所も含めてどの部屋もほぼ同じ温度になるようにする (2) 省エネルギー暖房及び冷房の設備機器で消費するエネルギー ( 光熱費 ) を少なくする また 省エネリフォームを普及させることは 日本全体の民生用エネルギーの削減や良質な住宅ストックの形成 そして地球規模での環境問題 ( 温暖化防止 ) に貢献するなど 社会的にも大きな意義があります 表 1-2 省エネリフォームの社会的意義 (1) 日本全体のエネルギー消費量石油 天然ガス等エネルギー源の大部分を海外からのの削減輸入に頼っている日本にとっては 無理のない効率的なエネルギー使用の徹底が急務です (2) 良質な住宅ストックの形成約 5000 万戸とも言われている既築住宅ストックのうち現行省エネ基準 (H11 制定 ) の断熱水準に達しているものは 1 割弱と推計されています これら断熱水準の低い住宅を省エネリフォームすることは 社会的資産としての住宅の質を高めるという点で大きな意義があります (3) 地球規模での環境問題に貢献省エネルギー推進により 温室効果ガスの一つである二酸化炭素 (CO 2 ) 排出量が削減され 地球温暖化防止に貢献します - 3 -

7 断熱改修の効果とは 温度むらの改善断熱改修を行うことで 住宅の保温性能が高まり 暖房室の上下温度差 ( 天井と床付近の温度差 ) や暖房室と非暖房室の温度むらの改善を図ることができます 下のグラフは 暖房していない寝室を対象に冬期の1 日の室温変動を推定した結果です 起床時 6 時の室温比較では リフォーム前に比べて 内窓設置による窓改修をした場合は3 程度 内窓設置による窓改修に加えて天井 壁 床の断熱改修を行った場合は8 程度 室温が上昇しており 日中や夜間も室温が上昇していることわかります 室温 [ ] 寝室の室温 ( 東京 ) 窓改修 ( 内窓新設 ) + 全部位断熱改修 窓改修 ( 内窓新設 ) リフォーム前 時刻 外気温 暖房エネルギー削減効果断熱改修を行うことで より少ない暖冷房エネルギー量で室温を快適に保つことが可能となります 下のグラフは リフォーム前後で暖房室温が変わらないという前提での計算結果ですが 省エネリフォーム前の暖房エネルギーと比べて 窓の改修を行うことで約 15% 以上 更に躯体各部位を改修することで半分以下になることがわかります 暖房エネルギー消費量 ( イメージ ) リフォーム前 窓改修 ( 内窓新設 ) 窓改修 ( 内窓新設 ) + 全部位断熱改修 寝室の室温 暖房エネルギー消費量の計算条件 計算方法 : 暖冷房負荷計算プログラム (AE-Sim/Heat) 使用 計算住宅 : 木造戸建住宅延床面積 m2 (36.3 坪 ) 暖冷房条件 : 部分間欠暖冷房 断熱性能 : リフォーム前:S55 省エネ基準相当 窓改修後( 内窓新設 ):H11 基準 Ⅰ 地域基準相当 (U 値 2.33) 躯体改修後:H11 基準相当 - 4 -

8 1-2 省エネリフォームの方法 窓の改修 3 章 3-1 参照 ( イ ) 内窓新設 内窓 改修前 ( ロ ) サッシ交換 サッシ新設サッシ交換 サッシ新設 既存サッシ枠 ( ハ ) ガラス交換 ガラス交換 既存サッシ枠既存建具 - 5 -

9 天井 屋根の改修 3 章 3-2 (1) 参照 天井面で断熱する方法 ( 下図 ) と屋根面で断熱する方法があります 天井 : 敷込断熱工法 吹込断熱工法 屋根 : 外張断熱工法 桁上断熱工法 断熱材 無断熱 壁の改修 3 章 3-2 (2) 参照 壁の外側で断熱する方法 ( 下図 ) と壁内に充填又は吹込んで断熱する方法があります 外壁 : 外張断熱工法 充填 ( 吹込 ) 断熱工法 無断熱 断熱材 床 基礎の改修 3 章 3-2 (3) 参照 床面で断熱する方法 ( 下図 ) と基礎で断熱する方法があります 床 : 充填断熱工法 吹付断熱工法 基礎 : 内張断熱工法 外張断熱工法 断熱材 無断熱 - 6 -

10 2 章省エネリフォーム税制の解説 2-1 省エネ特定改修工事特別控除制度 ( 投資型減税 )( 所得税 ) 居住者が自己居住の用に供する家屋について一定の省エネ改修工事を行い 居住を開始した場合 当該住宅に係る省エネ改修工事費用の一部を所得税から控除できる減税制度です 表 2-1 省エネ特定改修工事特別控除制度の概要改修後の居住開始日平成 21 年 4 月 1 日 ~ 平成 22 年 12 月 31 日控除期間 1 年 ( 工事を行った年分のみ適用 ) 控除率控除対象限度額の 10% 200 万円 1. 改修に要した費用の額 と 改修に係る標準的控除対象限度額な工事費用相当額 2 とのいずれか少ない金額 ( 表 2-2 参照 ) 3. 併せて太陽光発電設備を設置する場合は 300 万円 省エネ改修工事を行ったものが自ら所有し 居住する住宅 改修工事が完了した日から6ヶ月以内に居住の用に供し家屋の要件た住宅 改修工事後の家屋の床面積が 50 m2以上で その2 分の1 以上を居住の用に供しているもの以下の要件を全て満たすこと イ.1 全ての居室の窓全部の改修工事又は 1と併せて行う下記工事 2 床の断熱改修工事 3 天井の断熱改修工事省エネ改修工事の要件 4 壁の断熱改修工事 5 太陽光発電設備設置工事ロ. 上記イ. の1~4については 改修部位がいずれも現行の省エネ基準以上の省エネ性能となることハ.5の太陽光発電設備については一定の性能のものに限る 省エネ改修工事の要件 を満たす工事の費用が 30 万円を超えるもの工事費用 4. 省エネ改修工事 (1~4) と同時に設置する5 太陽光発電設備の設置費用を含む - 7 -

11 5 増改築等工事証明書等の必要書類を添付して確定申告手続き上の要件すること 耐震改修促進税制 バリアフリー特定改修工事特別控除制度 耐震改修促進税制 +バリアフリー特定改修工事特別控除併用可能な税制制度 合計で最大控除金額 20 万円 併せて太陽光発電設備を設置する場合は 30 万円 省エネ改修促進税制( 固定資産税 ) バリアフリー改修促進税制( 所得税 ) 併用不可な税制 省エネ改修促進税制( 所得税 ) 2 標準的な工事費用相当額改修工事の改修部位ごとに標準的な工事費用の額として定められた床面積当たりの金額に 当該改修工事を行った家屋の床面積等の合計を乗じて計算した金額 ( 表 2-2 参照 ) 併せて太陽光発電設備を設置する場合は 上記金額に表 2-3 の金額 ( 表 2-4 の1~4の工事を併せて行う場合には 表 2-3 の金額に特殊工事の種類毎に定めた金額を加算した金額 ) に当該太陽光発電設備設置工事で設置する太陽電池モジュールの出力を乗じて計算した金額 ( 表 2-4 の5 幹線増強工事を併せて行う場合には 当該金額に 105,000 円を加算した金額 ) を加算した金額 5 増改築等工事証明書建築士事務所に属する建築士 指定確認検査機関又は登録住宅性能評価機関が作成し 証明したものであること 表 2-2 断熱改修工事の標準的な工事費用相当額 ( 平成 21 年経済産業省 国土 交通省告示第 4 号より抜粋 ) 単位当たりの金額 改修工事の内容 ( 円 / 床面積 1m2当り ) ガラス交換 Ⅳ~Ⅵ 地域 6,600 内窓の新設 交換 Ⅰ Ⅱ 地域 12,000 窓の改修 内窓の新設 Ⅲ~Ⅴ 地域 8,000 サッシ交換 Ⅰ~Ⅲ 地域 19,600 サッシ交換 Ⅳ Ⅴ 地域 16,000 天井等の断熱改修工事 2,500 躯体の改修 壁の断熱改修工事 18,000 床等の断熱改修工事 Ⅰ Ⅱ 地域 5,000 床などの断熱改修工事 Ⅲ~Ⅴ 地域 4,000 注 : 標準的な工事費用相当額は 改修工事の内容に応じた単位当たりの金額に 改修する家屋 のうち居住の用に供する部分の床面積の合計を乗じた金額となります - 8 -

12 表 2-3 太陽光発電設備設置工事の標準的な工事費用相当額 工事の内容 単位あたりの金額 ( 円 /kw 当り ) 太陽光発電設備の設置 735,000 表 2-4 太陽光発電設備設置工事に係る特殊工事の標準的な工事費用相当額 特殊工事の種類工事概要費用 1 安全対策工事 2 陸屋根防水基礎工事 3 積雪対策工事 4 塩害対策工事 5 幹線増強工事 急勾配の屋根面又は三階建以上の家屋の屋根面に太陽光発電設備設置工事をする場合に 当該太陽光発電設備設置工事に従事する者並びに当該太陽光発電設備設置工事で設置する設備及び工具の落下を防止するために必要となる足場を組み立てる工事をいう 陸屋根の家屋の屋根面に太陽光発電設備設置工事をする場合に 当該陸屋根に架台の基礎を設置する部分を掘削して行う基礎工事及び防水工事をいう 太陽光発電設備設置工事で設置する設備が積雪荷重に対して構造耐力上安全であるように太陽電池モジュール及び架台を補強する工事をいう 太陽光発電設備設置工事で設置する設備に対する塩害を防止するために必要となる防錆工事をいう 単相二線式の引込線を単相三線式に増強し 併せて分電盤を交換する工事をいう 31,500 円 /kw 52,500 円 /kw 31,500 円 /kw 10,500 円 /kw 105,000 円 / 件 - 9 -

13 2-2 省エネ改修促進税制 ( ローン型 )( 所得税 ) (1) 概要居住者が自己居住の用に供する家屋について一定の省エネ改修工事を含む増改築等工事を行い 居住を開始した場合 当該リフォーム工事に係る住宅ローン ( 償還期間 5 年以上のローンを借入した場合に限る ) の年末残高の一定割合を 5 年間に渡り所得税額を控除する制度です 表 2-5 省エネ改修促進税制 ( 所得税 ) の概要 改修後の居住開始日控除期間控除率控除対象限度額家屋の要件省エネ改修工事の要件 平成 20 年 4 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 5 年控除対象限度額の2% 6. 特定の省エネ改修工事 7 に係る工事費相当部分控除対象限度額の1% 8. 特定の省エネ改修工事 7 を行った場合は 特定の省エネ改修工事費以外の工事費相当部分 200 万円 ( 特定の省エネ改修工事 7 に係る工事費相当部分 ) 1,000 万円 9.( 特定の省エネ改修工事 7 を行った場合は 特定の省エネ改修工事費との合計 ) 10. どちらも当該省エネ改修工事に係る住宅ローン ( 償還期間 5 年以上のローンに限る ) の年末残高を対象 省エネ改修工事を行ったものが自ら所有し 居住する住宅 改修工事が完了した日から6ヶ月以内に居住の用に供した住宅 改修工事後の家屋の床面積が 50 m2以上で その2 分の1 以上を居住の用に供しているもの以下の要件を全て満たすこと なお 特定の省エネ改修工事の場合は イ. 及びロ. の要件に加えて 7に示す工事を行うこと イ.1 全ての居室の窓全部の改修工事又は 1と併せて行う下記工事 2 床の断熱改修工事 3 天井の断熱改修工事 4 壁の断熱改修工事

14 ロ. 改修部位がいずれも現行の省エネ基準以上の省エネ性能となること ハ. 改修後の住宅全体の省エネ性能が現状から一段階相当上がると認められる工事内容であること ( 平成 21 年 4 月 1 日 ~ 平成 22 年 12 月 31 日の間は特定の改修工事以外の部分についてはハ. の要件を不要とする ) 工事費用手続き上の要件併用可能な税制併用不可な税制 5 増改築等工事証明書 省エネ改修工事の要件 を満たす工事費用が 30 万円を超えること 5 増改築等工事証明書等の必要書類を添付して確定申告すること バリアフリー改修促進税制( 所得税 ) 11. 併用の場合の控除対象限度額 200 万円 : 控除率 2% が適用される工事費相当部分 1,000 万円 : 控除率 2% が適用される工事がある場合は 控除率 2% が適用される工事費との合計 省エネ改修促進税制( 固定資産税 ) 耐震改修促進税制 省エネ特定改修工事特別控除制度( 所得税 ) バリアフリー特定改修工事特別控除制度( 所得税 ) 建築士事務所に属する建築士 指定確認検査機関又は登録住宅性能評価機関が作成し 証明したものであること 7 特定の省エネ改修工事改修後の住宅全体の省エネ性能が 現行の省エネ基準相当以上に上がると認められる工事のこと (2) 住宅全体の省エネ性能が一段階相当上がると認められる工事 7 特定の省エネ改修工事及び改修後の住宅全体の省エネ性能が現状から一段階相当上がると認められる工事については 地域区分及び改修工事前の住宅が相当する省エネルギー対策等級に応じて 改修を行うべき工事内容が異なります 表 2-6~ 表 2-11 に地域別の必要改修工事を示します 特定の省エネ改修工事 7 は 省エネ改修後の省エネ性能 が (C) 等級 4 欄の工事が必要となり 特定の省エネ改修工事以外 ( 改修後の住宅全体の性能が現状から一段階相当上がると認められる工事 ) は 改修前の性能が等級 1の場合は (A) 等級 2 欄の工事が必要となり 改修前の性能が等級 2 の場合は (B) 等級 3 欄の工事が必要となります -11 -

15 省エネ改修*b *a 窓 + 天井 + 床 + 外壁窓 + 天井 + 床 + 外壁前の省エネ性能省エネ改修前の省エネ性能表 2-6 Ⅰ 地域における必要改修工事 現状 ( 改修前 ) から一段階相当上がると認められる工事 (1% 控除 ) 下表 (A) もしくは (B) 欄 特定の省エネ改修工事 (2% 控除 ) 下表 (C) 欄 省エネ改修後の省エネ性能 (A) 等級 2 ( 改修前が等級 1 の場合 ) (B) 等級 3 ( 改修前が等級 2 の場合 ) (C) 等級 4 等級 1 窓 *b + 天井 + 床 + 外壁 - 窓 *a + 天井 + 床 + 外壁 等級 2 等級 3 窓 *a 窓 *b : 改修後の性能が等級 4 の窓 ( 熱貫流率 2.33W/( m2 K) 以下 ) 表 記号 b と同等以上の性能窓 *a : 改修後の性能が等級 4 を超える窓 ( 熱貫流率 1.90W/( m2 K) 以下 ) 表 記号 a と同等以上の性能天井 床 外壁 : 改修後の性能が等級 4 であること 表 の基準値以下又は表 の基準値以上 表 2-7 Ⅱ 地域における必要改修工事現状 ( 改修前 ) から一段階相当上がると認められる工事 (1% 控除 ) 下表 (A) もしくは (B) 欄 特定の省エネ改修工事 (2% 控除 ) 下表 (C) 欄 省エネ改修後の省エネ性能 (A) 等級 2 ( 改修前が等級 1 の場合 ) (B) 等級 3 ( 改修前が等級 2 の場合 ) (C) 等級 4 等級 1 窓 *b + 天井 + 床 + 外壁 - 窓 *a + 天井 + 床 + 外壁 等級 2 等級 3 窓 *a + 天井窓 *a + 床窓 *a + 外壁窓 *b + 天井 + 床窓 *b + 天井 + 外壁窓 *b + 床 + 外壁 窓 *a + 天井 + 床 + 外壁 窓 *a 窓 *b + 天井窓 *b + 床窓 *b + 外壁 窓 *b : 改修後の性能が等級 4 の窓 ( 熱貫流率 2.33W/( m2 K) 以下 ) 表 記号 b と同等以上の性能窓 *a : 改修後の性能が等級 4 を超える窓 ( 熱貫流率 1.90W/( m2 K) 以下 ) 表 記号 a と同等以上の性能天井 床 外壁 : 改修後の性能が等級 4 であること 表 の基準値以下又は表 の基準値以上

16 省エネ改修前の省エネ性能省エネ改修前の省エネ性能表 2-8 Ⅲ 地域における必要改修工事 現状 ( 改修前 ) から一段階相当上がると認められる工事 (1% 控除 ) 下表 (A) もしくは (B) 欄 特定の省エネ改修工事 (2% 控除 ) 下表 (C) 欄 等級 1 等級 2 (A) 等級 2 ( 改修前が等級 1の場合 ) 窓 *C + 天井 + 床窓 *C + 天井 + 外壁 *C 窓 + 床 + 外壁 省エネ改修後の省エネ性能 (B) 等級 3 ( 改修前が等級 2 の場合 ) - 窓 *b 窓 *c + 天井窓 *c + 床窓 *c + 外壁窓 *d + 天井 + 床窓 *d + 天井 + 外壁窓 *d + 床 + 外壁 (C) 等級 4 窓 *b + 天井 + 床 + 外壁 窓 *d + 天井 + 床 + 外壁 *b 窓等窓 *d + 天井級窓 *d + 床 3 *d 窓 + 外壁 *d 窓 : 改修後の性能が等級 4の窓 ( 熱貫流率 3.49W/( m2 K) 以下 ) 表 記号 dと同等以上の性能 *c 窓 : 改修後の性能が等級 4を超える窓 ( 熱貫流率 2.91W/( m2 K) 以下 ) 表 記号 cと同等以上の性能 *b 窓 : 改修後の性能が等級 4を超える窓 ( 熱貫流率 2.33W/( m2 K) 以下 ) 表 記号 bと同等以上の性能天井 床 外壁 : 改修後の性能が等級 4 であること 表 の基準値以下又は表 の基準値以上 表 2-9 Ⅳ 地域における必要改修工事現状 ( 改修前 ) から一段階相当上がると認められる工事 (1% 控除 ) 下表 (A) もしくは (B) 欄 特定の省エネ改修工事 (2% 控除 ) 下表 (C) 欄 等級 1 等級 2 (A) 等級 2 ( 改修前が等級 1の場合 ) 窓 *b + 天井 *b 窓 + 外壁窓 *d + 天井 + 床窓 *d + 天井 + 外壁窓 *d + 床 + 外壁 省エネ改修後の省エネ性能 (B) 等級 3 ( 改修前が等級 2の場合 ) 窓 *b 窓 *d + 天井窓 *d + 床 - (C) 等級 4 窓 *b + 天井 + 床 + 外壁 窓 *b + 天井 + 床 + 外壁 *b 窓等 *d 窓 + 天井級窓 *d + 床 3 窓 *d + 外壁 *d 窓 : 改修後の性能が等級 4を超える窓 ( 熱貫流率 3.49W/( m2 K) 以下 ) 表 記号 dと同等以上の性能 *b 窓 : 改修後の性能が等級 4を超える窓 ( 熱貫流率 2.33W/( m2 K) 以下 ) 表 記号 bと同等以上の性能天井 床 外壁 : 改修後の性能が等級 4 であること 表 の基準値以下又は表 の基準値以上

17 省エネ改修前の省エネ性能省エネ改修前の省エネ性能表 2-10 Ⅴ 地域における必要改修工事 現状 ( 改修前 ) から一段階相当上がると認められる工事 (1% 控除 ) 下表 (A) もしくは (B) 欄 特定の省エネ改修工事 (2% 控除 ) 下表 (C) 欄 省エネ改修後の省エネ性能 等級 1 等級 2 (A) 等級 2 ( 改修前が等級 1の場合 ) *d 窓窓 *f + 天井 *f 窓 + 床窓 *f + 外壁 (B) 等級 3 ( 改修前が等級 2 の場合 ) - 窓 *b + 天井 + 床窓 *b + 天井 + 外壁窓 *b + 床 + 外壁窓 *f + 天井 + 床 + 外壁 (C) 等級 4 窓 *b + 天井 + 床 + 外壁 窓 *d + 天井 + 床 + 外壁 窓等 *b + 天井 + 床窓 *d + 天井 + 外壁級窓 *d + 床 + 外壁 3 *d 窓 + 天井 + 床 + 外壁 *f 窓 : 改修後の性能が等級 4の窓 ( 熱貫流率 4.65W/( m2 K) 以下 ) 表 記号 fと同等以上の性能 *d 窓 : 改修後の性能が等級 4を超える窓 ( 熱貫流率 3.49W/( m2 K) 以下 ) 表 記号 dと同等以上の性能 *b 窓 : 改修後の性能が等級 4を超える窓 ( 熱貫流率 2.33W/( m2 K) 以下 ) 表 記号 bと同等以上の性能天井 床 外壁 : 改修後の性能が等級 4 であること 表 の基準値以下又は表 の基準値以上 表 2-11 Ⅵ 地域における必要改修工事 現状 ( 改修前 ) から一段階相当上がると認められる工事 (1% 控除 ) 下表 (A) もしくは (B) 欄 特定の省エネ改修工事 (2% 控除 ) 下表 (C) 欄 省エネ改修後の省エネ性能 (A) 等級 2 ( 改修前が等級 1 の場合 ) (B) 等級 3 ( 改修前が等級 2 の場合 ) (C) 等級 4 等級 1 窓 *h*i + 天井窓 *h*i + 外壁 - 窓 *h*i + 天井 + 外壁 等級 2 窓 *h*i + 天井窓 *h*i + 外壁 窓 *h*i + 天井 + 外壁 等級 3 窓 *h*i + 外壁 窓 *h*i : 改修後の窓の日射侵入率が 真北 ±30 度の方位の窓は 0.60 以下 それ以外の方位の窓は 0.40 以下であること 真北 ±30 度の方位の窓はひょう 記号 h と同等以上の性能 それ以外の方位の窓は同表記号 i と同等以上の性能 天井 外壁 : 改修後の性能が等級 4 であること 表 の基準値以下又は表 の基準値以上

18 (3) 留意点 1) 改修前の住宅の省エネ性能の確認が必要 2) 断熱地域区分は市町村区分 3) 改修前の住宅の省エネ性能 地域によって 必要工事内容に差がある 4) 改修する各部位については 現行省エネ基準レベルに到達することが必要 5) 窓の改修工事は必須 6) 気密工事 熱橋部分の断熱補強等は不要 H までに居住を開始する場合は 特定の省エネ改修工事のみ必要 1) 改修前の住宅の省エネ性能の確認が必要税制優遇措置が適用される工事なのか否かを判断するにあたって 改修前の住宅の省エネ性能を特定することが必要となります 改修前の省エネ性能が著しく低いものであれば 窓 天井 屋根 壁及び床全ての部位について断熱工事が必要となる一方で 改修前の住宅が一定程度の省エネ性能を有する場合には 施工する部位が少なくなる場合があります 省エネ改修工事を進めるにあたっては まず 改修前の住宅の省エネ性能の確認が極めて重要です 改修前の住宅の省エネ性能の確認方法は 後述する (4) 改修前の住宅の省エネ性能の確認 のとおりですので 合理的 効率的に確認を行う必要があります 2) 断熱地域区分は市町村区分断熱地域区分は現行省エネ基準における各市町村をⅠ~Ⅵ 地域の6 種類に区分したものに基づくこととし 平成 11 年以前の都道府県界による断熱地域区分ではないことに注意が必要です したがって 例えば 平成 11 年以前に断熱地域区分がⅣ 地域として 等級 3 相当の省エネ基準を適合していた住宅であっても その住宅の所在地によっては 現行省エネ基準に基づくとⅢ 地域となっている地域もあり 結果的に 等級 3 相当を満足していないと判断せざるをえない場合もあるので十分注意が必要です 3) 改修前の住宅の省エネ性能 地域によって 必要工事内容に差がある 改修前の住宅の性能に応じて 税制優遇が可能となるために必要な工事は異なります 例えば 東京 (Ⅳ 地域 ) において 改修前に等級 3 相当の省エネ性能がある住宅であれば 全ての居室の窓について断熱性能が高いものに交換すれば 基準に適合します

19 4) 改修する部位は 現行省エネ基準レベルに到達させることが必要住宅を新築する際に 等級 4レベルに適合させるためには 住宅に求める断熱性能 ( 例えば 熱損失係数 ) に適合していれば 各部位の断熱性能 ( 熱貫流率もしくは断熱材の熱抵抗値 ) については問わないこととなりますが 省エネ改修工事 ( ローン減税 ) の要件としては 改修部位については 必ず現行省エネ基準相当の仕様にすることが必要となることに十分注意が必要です したがって 従来の省エネ基準とは異なる 税制優遇のための新たな省エネ改修用の基準 として認識する必要があり 熱損失係数又は暖冷房負荷計算を行うことによって改修後の住宅は現行省エネ基準に適合させる ことでは リフォーム税制優遇の対象とはならないので注意が必要です 5) 窓の改修工事は必須省エネ改修工事 ( ローン減税 ) の要件においては 最も改修のしやすい部位であり かつ熱損失量も相当量が見込まれる開口部についての改修工事を必須としています ただし 新築時の省エネ基準とは 以下の点が異なっています 1 改修が必須なのは 居室 に存する窓のみ したがって 浴室 トイレ 廊下の窓は改修を必須としていない 居室 : 建築基準法第 2 条第 4 号に規定する居住のために継続的に使用する室をいうものであり 具体的には居間 (L) 食事室(D) LD DK LDK 寝室 応接室 書斎その他これに類するものをいう 2 玄関は対象外 6) 熱橋部分の断熱補強等は不要省エネ改修工事 ( ローン減税 ) の要件においては 新築における現行省エネ基準で要求している次の事項については リフォーム という工事の性格も踏まえ 適用除外としています 熱橋部分の断熱補強 断熱材の施工手法( 気流止めの設置等 ) 窓の日射遮蔽措置( 沖縄県を除くⅠ~Ⅴ 地域について適用除外 )

20 (4) 改修前の住宅の省エネ性能の確認省エネ改修促進税制 ( 所得税 ) の対象となる省エネ改修工事の要件に適合するか否かの判断にあたっては 改修前の住宅が相当する省エネ対策等級に応じ対象工事が異なるため 改修前の住宅が相当する省エネ対策等級の確認を行う必要があります この確認は 所得税の確定申告の際に必要な増改築等工事証明書を発行する建築士事務所に属する建築士 指定確認検査機関 登録住宅性能評価機関が行うことになります 確認の方法については次の1)~4) のいずれかの方法があります なお 改修前時点で既に現行省エネ基準 ( 等級 4) 相当に適合している住宅については 税制優遇の対象とならないことから 改修前の居室の窓の性能が等級 4 に相当していないことを写真等 ( 必要に応じて現地検査 ) により確認することも併せて実施する必要があります 1) 建設住宅性能評価書の確認住宅品質確保法に基づく建設住宅性能評価書が交付された住宅にあっては 当該評価書に表示された省エネ対策等級に基づき確認を行うことができます 2) 旧住宅金融公庫 ( 現独立行政法人住宅金融支援機構 ) の融資関係書類の確認旧住宅金融公庫 ( 現独立行政法人住宅金融支援機構 ) においては 一定の断熱工事 ( 等級 2 相当 ) の施工について融資条件にする ( 平成元年度 ( 一部の県については平成 2 年度 ) から ) ほか 割増融資工事基準や優遇金利の技術基準 ( 等級 3 等級 4 相当 ) として位置付けていました したがって 旧住宅金融公庫融資を受けた住宅については以下のとおり新築時の省エネ性能を客観的に確認できる帳票が発行されている場合があることから 表 2-12 に基づき帳票類が確認できるものにあっては それぞれ対応する省エネ対策等級とすることができます なお 旧住宅金融公庫の業務を継承した独立行政法人住宅金融支援機構が民間金融機関と提携して提供している長期固定金利の住宅ローン フラット 35 は 省エネ 等級 2 相当を条件としていることから フラット 35 の対象とすることができる住宅であるものとして発行された 適合証明書 についても 旧公庫の取扱いと同様 既存住宅の省エネ性能を客観的に判断できる材料として取扱って差し支えありません

21 表 2-12 旧住宅金融公庫融資物件に係る省エネ対策等級の対応 融資申込年度 等級 2 相当 等級 3 相当 昭和 55 年度 ~63 年度 断熱構造化工事割増融資 公庫融資の要件 ( 平成 2 年度から断熱工事が住宅 平成元年度 金融公庫融資の要件とな った県については 断熱 構造化工事割増融資を利 用したものに限る ) 平成 2 年度 ~3 年度 平成 4 年度 ~ 平成 8 年 9 月 省エネルギー断熱工事割増融資 次のいずれか 平成 8 年 10 月 ~ 平成 10 年 度 1 エネルギー断熱工事割増融資 2 基準金利適用住宅 ( 省エネルギー 公庫融資の要件 タイプ ) 次のいずれか 1 省エネルギー住宅工事 ( 一般型 ) 平成 11 年度 ~18 年度 割増融資 2 基準金利適用住宅 ( 省エネルギータイプ ) 1 上表を適用できるのは旧住宅金融公庫融資住宅のうち 融資種別が次のもの : 一般個人新築住宅 建売住宅 団地住宅 ( 公社分譲 優良分譲 ) 2 確認する帳票類は 次のものとする : 設計審査に関する通知書 現場審査に関する通知書 : 適格認定に関する通知書 ( 建売住宅の場合に限る ) : 募集パンフレット ( 団地住宅の場合に限る ) 3 断熱地域区分について 現基準よりも緩和側で異なっていた地域に存する住宅のうち 平成 13 年度まで ( 平成 14 年 3 月 31 日まで ) に借入申込があった物件については 上表を適用できない 平成 2 年度から断熱工事が住宅金融公庫融資の要件となった県 富山県 石川県 福井県 山梨県 岐阜県 愛知県 三重県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県

22 断熱地域区分について 現基準よりも緩和側で異なっていた地域( 平成 13 年度まで ) 下記の地域に存する住宅で 平成 13 年度まで ( 平成 14 年 3 月 31 日まで ) に旧住宅金融公庫融資の申込を行った物件については 早見表のみでは所要の省エネルギー性能 ( 等級 2 相当及び等級 3 相当 ) の有無を判断することはできない 1 過去は断熱地域区分が Ⅱ 地域 であったが 現在では Ⅰ 地域 となっている地域 青森県岩手県 十和田市 ( 旧十和田湖町に限る ) 七戸町( 旧七戸町に限る ) 田子町久慈市 ( 旧山形村に限る ) 八幡平市 葛巻町 岩手町 西和賀町 2 過去は断熱地域区分が Ⅲ 地域 であったが 現在では Ⅱ 地域 となっている地域宮城県栗原市 ( 旧栗駒町 旧一迫町 旧鶯沢町 旧花山村に限る ) 山形県米沢市 鶴岡市 ( 旧朝日村に限る ) 新庄市 寒河江市 長井市 尾花沢市 南陽市 河北町 西川町 朝日町 大江町 大石田町 金山町 最上町 舟形町 真室川町 大蔵村 鮭川村 戸沢村 高畠町 川西町 小国町 白鷹町 飯豊町福島県会津若松市 ( 旧河東町に限る ) 白河市( 旧大信村に限る ) 須賀川市( 旧長沼町に限る ) 喜多方市 ( 旧塩川町を除く ) 田村市( 旧都路村を除く ) 大玉村 天栄村 下郷町 檜枝岐村 只見町 南会津町 北塩原村 西会津町 磐梯町 猪苗代町 三島町 金山町 昭和村 矢吹町 平田村 小野町 川内村 飯舘村栃木県日光市 ( 旧今市市を除く ) 那須塩原市( 旧塩原町に限る ) 群馬県沼田市 ( 旧沼田市を除く ) 長野原町 嬬恋村 草津町 六合村 片品村 川場村 みなかみ町 ( 旧水上町に限る ) 新潟県十日町市 ( 旧中里村に限る ) 魚沼市( 旧入広瀬村に限る ) 津南町山梨県富士吉田市 北杜市 ( 旧小淵沢町に限る ) 西桂町 忍野村 山中湖村 富士河口湖町( 旧河口湖町に限る ) 長野県長野市 ( 旧長野市 旧大岡村を除く ) 松本市( 旧松本市 旧四賀村を除く ) 上田市( 旧真田町 旧武石村に限る ) 須坂市 小諸市 伊那市( 旧長谷村を除く ) 駒ヶ根市 中野市 ( 旧中野市に限る ) 大町市 飯山市 茅野市 塩尻市 佐久市 千曲市( 旧更埴市に限る ) 東御市 小海町 川上村 南牧村 南相木村 北相木村 佐久穂町 軽井沢町 御代田町 立科町 長和町 富士見町 原村 辰野町 箕輪町 南箕輪村 宮田村 阿智村 ( 旧浪合村に限る ) 平谷村 下條村 上松町 木祖村 木曽町 波田町 山形村 朝日村 池田町 松川村 白馬村 小谷村 小布施町 高山村 山ノ内町 木島平村 野沢温泉村 信濃町 飯綱町岐阜県高山市 飛騨市 ( 旧古川町 旧河合村に限る ) 白川村 3 過去は断熱地域区分が Ⅳ 地域 であったが 現在では Ⅲ 地域 となっている地域 埼玉県 秩父市 ( 旧大滝村に限る ) 小鹿野町( 旧両神村に限る ) 東京都 奥多摩町 愛知県 豊田市 ( 旧稲武町に限る ) 兵庫県 養父市 ( 旧関宮町に限る ) 香美町( 旧香住町を除く ) 奈良県 奈良市 ( 旧都祁村に限る ) 五條市( 旧大塔村に限る ) 生駒市 宇陀市( 旧室生村に限る ) 平群町 野迫川村 和歌山県 かつらぎ町 ( 旧花園村に限る ) 高野町 鳥取県 倉吉市 ( 旧関金町に限る ) 若桜町 日南町 日野町 江府町 島根県 奥出雲町 飯南町 美郷町 ( 旧大和村に限る ) 邑南町( 旧石見町を除く ) 岡山県 津山市 ( 旧阿波村に限る ) 高梁市( 旧備中町に限る ) 新見市 真庭市( 旧落合町 旧久 世町を除く ) 新庄村 鏡野町( 旧鏡野町を除く ) 広島県 府中市 ( 旧上下町に限る ) 三次市( 旧三次市 旧三和町を除く ) 庄原市 廿日市市( 旧 佐伯町 旧吉和村に限る ) 安芸高田市( 旧八千代町 旧美土理町 旧高宮町に限る ) 安芸太田町 ( 旧加計町を除く ) 北広島町( 旧豊平町を除く ) 世羅町( 旧世羅西町を除く ) 神石高原町 徳島県 三好市 ( 旧東祖谷山村に限る ) 高知県 いの町 ( 旧本川村に限る )

23 4 過去は断熱地域区分が Ⅴ 地域 であったが 現在では Ⅳ 地域 となっている地域 宮崎県 鹿児島県 都城市 ( 旧山之口町 旧高城町を除く ) 延岡市( 旧北方町に限る ) 小林市 えびの市 高原町 西米良村 諸塚村 椎葉村 美郷町 高千穂町 日之影町 五ヶ瀬町大口市 曽於市 霧島市 ( 旧横川町 旧牧園町 旧霧島町に限る ) さつま町 菱刈町 湧水町 備考イ上に掲げる区域は平成 18 年 4 月 1 日における行政区画によって表示されたものとする ロ括弧内に記載する区域は平成 13 年 8 月 1 日における旧行政区画によって表示されたものと する 3) 設計図書の確認設計図書がある場合は 断面詳細図 矩計図等から 天井等 壁 床等の各部位の仕様等を確認の上 改修前の住宅が相当する省エネ対策等級を確認するものとします なお 施工されている断熱材の厚さに基づいて改修前の住宅の省エネ性能 ( 等級 2 相当 等級 3 相当 ) を確認するにあたっては 表 表 に示す 断熱材の厚さの早見表 ( 等級 3 等級 2) を参考にすることができます 4) 現地調査による確認 1) から3) によって確認することができない場合は 現地調査により 改修前の住宅の天井等 壁及び床等 ( 地域の区分がⅤ 地域又はⅥ 地域である場合にあっては天井等のみ ) における断熱材の施工について スイッチ コンセント等目視しやすい所を各部位ごとに1 箇所ずつ ( 外壁にあっては異なる方位について2 箇所 ) 確認し 確認した箇所の全てにおいて断熱材の施工が認められる場合は その厚さにかかわらず等級 2 その他の場合は等級 1とします なお 現地調査によって明確に厚さが判定できる場合にあっては 表 表 に示す 断熱材の厚さの早見表 ( 等級 3 等級 2) に基づき 施工されている断熱材の厚さに基づいて改修前の住宅の省エネ性能 ( 等級 3 相当 等級 2 相当 ) を確認します

24 2-3 固定資産税の減額 一定の家屋のうち人の居住の用に供する部分 ( 貸家の用に供する部分を除く ) について一定の省エネ改修工事を行った場合 当該家屋に係る翌年度分の固定資産税額 (120 m2相当分までに限る ) を 3 分の 1 減額する制度です 表 2-11 省エネ改修促進税制 ( 固定資産税 ) の減額に関する概要 改修をおこなう時期対象期間軽減額 平成 20 年 4 月 1 日 ~ 平成 2 年 3 月 31 日当該家屋に係る翌年度分の固定資産税額 ( 床面積 120m2相当分まで ) 1 年 1/3 を減額 以下の要件を全て満たすこと イ.1 窓の改修工事 ( 所得税と異なり 居室の全て との要件はない ) 又は 省エネ改修工事の要件 1 と併せて行った下記工事 2 床の断熱改修工事 3 天井の断熱改修工事 4 壁の断熱改修工事ロ. 上記イ. の1~4については 改修部位がいずれも現行の省エネ基準以上の省エネ性能となること 工事費用 省エネ改修工事の要件 を満たす工事の費用が 30 万円以 上となること 省エネ改修工事完了後 3 ケ月以内に 熱損失防止改修工事 手続き上の要件 証明書 及び改修工事内容が確認できる書類等を添付して市 区町村に申告すること 省エネ特定改修工事特別控除制度及び省エネ改修促進税制 ( 所得税 ) 併用可能な税制 バリアフリー特定改修工事特別控除制度 バリアフリー改 修促進税制 ( 所得税及び固定資産税 ) 耐震改修促進税制 ( 固定資産税 ) は同じ年では併用不可

25 2-4 手続きフロー (1) 投資型減税 ローン型減税 所得税の確定申告の際に 建築士事務所に属する建築士 指定確認検査機関 登録住宅性能評価機関が発行した増改築等工事証明書を添付してください 建築士事務所に所属する建築士 指定確認検査機関 登録住宅性能評価機関 住民金融機関等税務署 工事業者に相談の上 工事内容決定事前見積書入手 融資申込み 事前審査 工事業者と請負契約締結 融資決定 改修前の住宅全体の改修前の住宅全体の省エネ性能の確認 ( 必要に応じて現地調査 ( ) 証明書発行申込み 工事着手 要件を満たす改修が行われたことの確認 ( 必要に応じて現地調査 ) 工事完了 融資契約締結 ( 融資額の決定 ) 増改築等証明書発行 確定申告 所得税額確定 図 2-1 投資型減税 ローン型減税の適用を受けるための手続きフロー 改修前の住宅全体の省エネ性能の確認 については H までに居住を開始する場合は特定の省エネ改修工事のみ実施してください

26 (2) 固定資産税の減額 省エネ改修工事完了後 3ヶ月以内に 建築士事務所に属する建築士 指定確認検査機関 登録住宅性能評価機関が作成した証明書を添付して市区町村へ申告してください 建築士事務所に所属する建築士 指定確認検査機関 登録住宅性能評価機関 住民 地方公共団体 ( 固定資産税担当部局 ) 工事業者に相談の上 工事内容決定事前見積書入手 工事業者と請負契約締結 改修前の住宅の改修を行う部位の性能の確認 ( 必要に応じて現地調査 ) 証明書発行申込み 工事着手 要件を満たす改修が行われたことの確認 ( 必要に応じて現地調査 ) 工事完了 増改築等証明書発行 減額措置の申告 固定資産税額確定 図 2-2 固定資産税減額の適用を受けるための手続きフロー

27 2-5 モデルケース 投資型減税 A さん 投資型減税を利用して省エネ改修工事をした A さんの場合 改修工事内容 全ての居室の窓全部を改修し 天井 床に断熱材を入れる工事 ( 改修部位は現行省エネ基準相当以上の省エネ性能を満たす工事 ) 改修後居住日 平成 21 年 12 月中に改修後の住宅に居住した 工事費用及び支払方法 300 万円 ( 全額所持金で支払 ) 項目 A さん 税制種類工事費支払総額標準的な工事費用 ( 投資型減税のみ適用 ) 控除対象限度額控除期間 投資型減税 300 万円 300 万円 270 万円 ( サッシ交換 :16,000 円 / m2 120 m2 )+ ( 天井等断熱改修 :2,500 円 / m2 120 m2 )+ ( 床等断熱改修 :4,000 円 / m2 120 m2 ) 200 万円 1 年間 控除率 10% 所得税控除額実質工事費支払総額固定資産税の減額 20 万円 280 万円 1/3 を減額 (1 年間 ) 所得税控除額計算方法 年数控除対象金額控除率所得税控除額 1 年目 200 万円 10% 200 万円 10%=20 万円 工事費 控除額等はイメージ 概算です

28 投資型減税 B さん 投資型減税を利用して省エネ改修工事をした B さんの場合 改修工事内容 全ての居室の窓ガラスを改修し 太陽光発電設備を設置する工事 ( 窓は現行省エネ基準相当以上の省エネ性能を満たす工事 太陽光発電設備は一定の能力を満たす工事 ) 改修後居住日 平成 22 年 2 月中に改修後の住宅に居住した 工事費用及び支払方法 310 万円 ( 全額所持金で支払 ) 項目税制種類工事費支払総額標準的な工事費用 ( 投資型減税のみ適用 ) 控除対象限度額控除期間 B さん 投資型減税 310 万円 310 万円 万円 ( ガラス交換 :6,600 円 / m2 120 m2 )+ ( 太陽光発電設備 3kw 735,000 円 /kw) 万円 1 年間 控除率 10% 所得税控除額実質工事費支払総額固定資産税の減額 29.9 万円 万円 1/3 を減額 (1 年間 ) 所得税控除額計算方法 年数控除対象金額控除率所得税控除額 1 年目 万円 10% 万円 10%=29.9 万円 工事費 控除額等はイメージ 概算です

29 ローン型減税 C さん D さん ローン型減税を利用して省エネ改修工事をした C D さんの場合 改修工事内容 全ての居室の窓全部を改修し 天井 床に断熱材を入れる工事 ( 改修部位は現行省エネ基準相当以上の省エネ性能を満たす工事 ) C さん宅は改修後の住宅全体の省エネ性能が現行の省エネ基準相当に上がると認められる工事を施工 改修後居住日 C さん D さんとも平成 21 年 12 月中に改修後の住宅に居住した 工事費用及び支払方法 350 万円 ( 全額借入し 10 年返済 ( 金利 3.13%)) 項目 C さん D さんローン型減税ローン型減税税制種類 ( 特定省エネ改修工事あり ) ( 特定省エネ改修工事なし ) 工事費 350 万円 350 万円 支払総額 408 万円 408 万円 ( ローン返済総額 ) ( ローン返済総額 ) 控除対象 200 万円 (2%) 限度額 150 万円 (1%) 350 万円 (1%) 控除期間 5 年間 5 年間 控除率 2%(200 万円 ) 1% 1%(150 万円 ) ( 借入金の年末残高を対象 ) ( 借入金の年末残高を対象 ) 所得税控除額 24.3 万円 (5 年間の合計 : 最大 ) 14.3 万円 (5 年間の合計 : 最大 ) 実質工事費支払総額 万円 万円 固定資産税の減額 1/3 を減額 (1 年間 ) 1/3 を減額 (1 年間 ) 所得税控除額計算方法 Cさん 年数 年末特定改修工事費相当部分控除残高上記以外工事費相当部分率 所得税控除額 1 年目 350 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+150 万円 1% 150 万円 1% =55,000 円 2 年目 320 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+120 万円 1% 120 万円 1% =52,000 円 3 年目 288 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+88 万円 1% 88 万円 1% =48,800 円 4 年目 256 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+56 万円 1% 56 万円 1% =45,600 円 5 年目 223 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+23 万円 1% 23 万円 1% =42,300 円 控除期間 5 年の合計 243,700 円 年数 年末残高 Dさん控除率 所得税控除額 1 年目 350 万円 1% 350 万円 1%=35,000 円 2 年目 320 万円 1% 320 万円 1%=32,000 円 3 年目 288 万円 1% 288 万円 1%=28,800 円 4 年目 256 万円 1% 256 万円 1%=25,600 円 5 年目 223 万円 1% 223 万円 1%=22,300 円 控除期間 5 年の合計 143,700 円 工事費 控除額等はイメージ 概算です

30 ローン型減税 E さん ローン型減税を利用して省エネ改修工事をした F さんの場合 改修工事内容 全ての居室の窓全部を改修し 天井 床に断熱材を入れる工事 ( 改修部位は現行の省エネ基準相当以上の省エネ性能を満たす工事 ) 改修後の住宅全体の省エネ性能が現行の省エネ基準相当に上がる工事 工事費用及び支払方法 1,000 万円 200 万円は所持金にて支払 残り 800 万円を借入 20 年返済 ( 金利年 3.13%) 所得税控除額計算方法 項目 Eさん 税制種類 ローン型減税 ( 特定の改修工事あり ) 工事費 1,000 万円 支払総額 1,277 万円 ( 所持金 +ローン返済総額 ) 控除対象限度額 800 万円 控除期間 5 年間 2%(200 万円 ) 控除率 1%(600 万円 ) ( 借入金の年末残高を対象 ) 所得税控除額 46.9 万円 (5 年間の合計 : 最大 ) 実質工事費支払総額 1,230.1 万円 固定資産税の減額 1/3 を減額 (1 年間 ) 特定改修工事費相当部分 年数 年末残高 上記以外工事費相当部分 控除率 所得税控除額 1 年目 800 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+600 万円 1% 600 万円 1% =100,000 円 2 年目 771 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+571 万円 1% 571 万円 1% =97,100 円 3 年目 741 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+541 万円 1% 541 万円 1% =94,100 円 4 年目 709 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+509 万円 1% 509 万円 1% =90,900 円 5 年目 677 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+477 万円 1% 477 万円 1% =87,700 円 控除期間 5 年の合計 469,800 円 工事費 控除額等はイメージ 概算です

31 ローン型減税 F さん ローン型減税を利用して省エネ改修工事と併せて高効率給湯設備及び太陽光発電装置を設置したFさんの場合 改修工事内容 a. 全ての居室の窓全部を改修し 天井 床に断熱材を入れる工 事 b. 改修部位は全て現行の省エネ基準相当以上の省エネ性能 を満たす工事 c. 改修後の住宅全体の省エネ性能が現行の省エネ基準相当 に上がる工事 d.a. の工事と併せて高効率給湯設備 太陽光発電装置を設置 工事費用及び支払方法 1,000 万円 ( うち d. の工事費用は 450 万円 ) 200 万円は所持金にて支払 残り 800 万円を借入 20 年返済 ( 金利年 3.13%) 項目 Fさん 税制種類 ローン型減税 ( 特定の改修工事あり ) 工事費 1,000 万円 支払総額 1,277 万円 ( 所持金 +ローン返済総額 ) 控除対象限度額 550 万円 控除期間 5 年間 2%(200 万円 ) 控除率 1%(350 万円 ) ( 借入金の年末残高を対象 ) 所得税控除額 37.5 万円 (5 年間の合計 : 最大 ) 実質工事費支払総額 1,239.5 万円 固定資産税の減額 1/3 を減額 (1 年間 ) 備 考 ローン型減税では 高効率給湯設備 太陽光発電設備設置工事費用は控除対象限度額に含められない 所得税控除額計算方法 年数 年末残高 特定改修工事費相当部分上記以外工事費相当部分 控除率 所得税控除額 1 年目 800 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+350 万円 1% 350 万円 1% =75,000 円 2 年目 771 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+350 万円 1% 350 万円 1% =75,000 円 3 年目 741 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+350 万円 1% 350 万円 1% =75,000 円 4 年目 709 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+350 万円 1% 350 万円 1% =75,000 円 5 年目 677 万円 200 万円 2% 200 万円 2%+350 万円 1% 350 万円 1% =75,000 円 控除期間 5 年の合計 375,000 円 工事費 控除額等はイメージ 概算です

32 3 章省エネリフォーム工事 3-1 窓の改修工事 住宅の暖冷房エネルギーの低減 住空間の熱的快適性の向上に 窓の断熱 遮熱性能の向上が果たす役割は大きい このことから 住宅の省エネ改修促進税制の適用を受ける場合は 必ず居室の窓の省エネ改修を行うことが義務付けられています 改修後の窓の性能は 暖冷房エネルギーの低減が求められるⅠ~Ⅴ 地域では窓の熱貫流率 U [W/( m2 K)] 冷房エネルギーの低減が求められるⅥ 地域ではガラスの日射遮蔽性能 ( 日射侵入率 :ηで規定される) で規定しています 本章では Ⅰ~Ⅴ 地域とⅥ 地域に分け 改修後の住宅性能水準 ( エネルギーの使用の合理化に資する工事 もしくは エネルギーの使用の合理化に著しく資する工事 ) に応じて 税制別に要求される窓の性能と代表的な仕様を説明します (1) 改修後の窓に求められる性能改修後の窓に求められる熱貫流率 Uもしくは日射侵入率 ηは 表 を参照してください また 表 にそれぞれの熱貫流率 Uと日射浸入率 ηに対応する代表的窓の仕様を示します 表 に表 に示される仕様についてもその記号を付記されていますので併せて参照してください 表 税制別の窓の要求性能 地域区分 投資型減税 ローン型減税固定資産税の 1% 控除 ( 注 1) 2% 控除 ( 注 2) 減額 Ⅰ 地域 窓の熱貫流率 [W/( m2 K)] 代表的窓の仕様 [ 記号 ] [b] [b] [a] [b] [ 対象部位 ] [ 居室の窓全て ] [ 居室の窓全て ] [ 居室の窓全て ] [ 一部又は一棟全て ] Ⅱ 地域 窓の熱貫流率 [W/( m2 K)] / 代表的窓の仕様 [ 記号 ] [b] [b] [a]/[b] [b] [ 対象部位 ] [ 居室の窓全て ] [ 居室の窓全て ] [ 居室の窓全て ] [ 一部又は一棟全て ] Ⅲ 地域 窓の熱貫流率 [W/( m2 K)] / 代表的窓の仕様 [ 記号 ] [d] [d] [b]/[d] [d] [ 対象部位 ] [ 居室の窓全て ] [ 居室の窓全て ] [ 居室の窓全て ] [ 一部又は一棟全て ] Ⅳ 地域 窓の熱貫流率 [W/( m2 K)] / 代表的窓の仕様 [ 記号 ] [f] [f] [b]/[d] [f] [ 対象部位 ] [ 居室の窓全て ] [ 居室の窓全て ] [ 居室の窓全て ] [ 一部又は一棟全て ] Ⅴ 地域 窓の熱貫流率 [W/( m2 K)] / 代表的窓の仕様 [ 記号 ] [f] [f] [b]/[d] [f] [ 対象部位 ] [ 居室の窓全て ] [ 居室の窓全て ] [ 居室の窓全て ] [ 一部又は一棟全て ] Ⅵ 地域 窓の日射侵入率 / 代表的窓の仕様 [ 記号 ] - - [i]/[h] - [ 対象部位 ] - - [ 居室の窓全て ] - * 代表的窓の仕様 [ 記号 ] は 表 を参照してください * 熱貫流率 窓の仕様は最低基準を示しています これより優れたもので使用する場合も減税の対象とな ります ( 注 1) 本表の要求性能で税制の適用対象となるのは 改修工事をし 平成 21 年 4 月 1 日 ~ 平成 22 年 12 月 31 日の間に居住の用に供した場合に限ります ( 注 2) 躯体の断熱性能との組み合わせにより窓の要求性能が変わります ( 詳しくは 2 章 2-2(2) を参照し てください )

33 表 性能別窓仕様一覧表 ( 表中 as とは空気層のことをいう) 記熱貫流率代表的窓の仕様号U ガラス [as: 空気層又は中空層 数字厚 W/(m 2 K) 建具さ (mm)] a 1.90 二重サッシ ( 建具の一方が木製又はプラスチック製 ) 単板ガラス+ 低放射複層ガラス [as6] 一重サッシ ( 木製又はプラスチック製 ) 低放射複層ガラス ( ガス入り )[as12] b 2.33 三重サッシ ( 材質は問わない ) 単板ガラス+ 単板ガラス+ 単板ガラス 二重サッシ ( 材質は問わない ) 単板ガラス+ 低放射複層ガラス [as12] 二重サッシ ( 建具の一方が木製又はプラスチック製 ) 単板ガラス+ 普通複層ガラス [as12] 一重サッシ ( 木製又はプラスチック製 ) 低放射複層ガラス [as12] 三層ガラス [as12+as12] 一重サッシ ( 金属製とプラスチック製 ( もしくは木製 ) 低放射複層ガラス [as12] の複合構造 ) 三層ガラス [as12+as12] c 2.91 二重サッシ ( 建具の一方が木製又はプラスチック製 ) 単板ガラス+ 単板ガラス 一重サッシ ( 木製又はプラスチック製 ) 普通複層ガラス [as12] 一重サッシ ( 金属製熱遮断構造 ) 低放射複層ガラス [as12] d 3.49 二重サッシ ( 枠中間部熱遮断構造 ) 単板ガラス+ 単板ガラス 二重サッシ ( 材質は問わない ) 単板ガラス+ 複層ガラス [as6] 一重サッシ ( 木製又はプラスチック製 ) 普通複層ガラス [as6] 普通複層ガラス [as12] 一重サッシ ( 金属製とプラスチック製 ( もしくは木製 ) 単板ガラス+ 単板ガラス [ 中間空気層 12] の複合構造 ) 低放射複層ガラス [as6] 普通複層ガラス [as12] 一重サッシ ( 金属製熱遮断構造 ) 単板ガラス+ 単板ガラス [ 中間空気層 12] 低放射複層ガラス [as6] e 4.07 一重サッシ ( 金属製とプラスチック製 ( もしくは木製 ) の複合構造 ) 普通複層ガラス [as6] 一重サッシ ( 金属製熱遮断構造 ) 普通複層ガラス [as6] 低放射複層ガラス [as6] 一重サッシ ( 材質は問わない ) 普通複層ガラス [as12] 単板ガラス+ 単板ガラス [ 中間空気層 12] f 4.65 二重サッシ ( 材質は問わない ) 単板ガラス+ 単板ガラス 一重サッシ ( 材質は問わない ) 普通複層ガラス [as6] 単板ガラス+ 単板ガラス [ 中間空気層 6] g 6.51 一重サッシ ( 材質は問わない ) 単板ガラス h 遮熱複層ガラス [as6] 日射侵入問わない熱線反射ガラス2 種及び 3 種率 0.6 低放射複層ガラス [as6] i 遮熱複層ガラス [as6] 日射侵入問わない遮熱低放射複層ガラス [as6] 率 0.4 熱線反射ガラス3 種 3-1(2) の解説項 遮熱複層ガラス [as6] は 使用するガラスによって日射侵入率が異なるため 選定には注意が必要です ( 仕様については 7) に記述 ) 1) 2) 3) 4) 5) 6) 7)

34 (2) 窓の改修方法 現在 一般的な窓の省エネ改修方法は 大別すると以下の 3 手法に大別されます ( 図 3-1-1) ガラス 内窓新設サッシ サッシ新設 ( 既存枠撤去 ) サッシ新設 ( 既存枠利用 ) ガラス多層化 ( 専用部材使用 ) 方法 ( イ ) 既存サッシ内側にサッシを新設する方法 方法 ( ロ ) 既存サッシを取り除き新たなサッシを更新する方法 方法 ( ハ ) 既存サッシを利用してガラスを多層化する方法 図 窓の改修方法 1 既存サッシの内側に 新たにサッシを新設する方法 : 方法 ( イ ) 2 既存サッシを撤去し 新たにサッシを新設する方法 : 方法 ( ロ ) 3 既存サッシ枠を利用して 複層ガラスなど高断熱化に寄与するガラスを設置する方法 : 方法 ( ハ ) 次ページより 図 に示した改修方法毎に該当する代表的仕様を説明します

35 1) 熱貫流率 U=1.90[W/( m2 K)] 以下の仕様 [a( 表 の記号欄を表す 以下同じ )] 既存サッシ 新設サッシ枠 : 樹脂製同等以上の枠材ガラス : 低放射複層ガラス ( 空気層 6mm) 新設サッシ枠 : 樹脂製同等以上の枠材ガラス : ガス入り低放射複層ガラス ( 空気層 12mm) 方法 ( イ ) 既存サッシの内側にサッシを新設 方法 ( ロ ) サッシの更新 図 熱貫流率 U=1.90[W/( m2 K)] 以下の仕様 熱貫流率 U=1.90 以下を満たす窓の代表的仕様としては 以下の 2 種が挙げられます ( 図 3-1-2) 1 既存サッシの内側に 新たにサッシを新設する方法 : 方法 ( イ ) 既存一重サッシ( 金属枠の単板ガラス ) の室内側に 樹脂製あるいは木製枠 ( 以下 樹脂製同等以上の枠 という ) に低放射複層ガラス ( 空気層 6mm) の内窓を新設する 2 既存サッシを更新する方法 : 方法 ( ロ ) 既存サッシを取り除き 樹脂製同等以上の枠で空気層にアルゴンガスなどを封入した低放射複層ガラス ( 空気層 12mm) 入りの建具を新設する

36 2) 熱貫流率 U=2.33[W/( m2 K)] 以下の仕様 [b] 既存サッシ 新設サッシ a 枠 : 樹脂製同等以上の枠材ガラス : 複層ガラス ( 空気層 12mm) 新設サッシ b 枠 : 材質は問わないガラス : 低放射複層ガラス ( 空気層 12mm) 新設サッシ a 枠 : 樹脂製同等以上の枠材ガラス : 低放射複層ガラス ( 空気層 12mm) 新設サッシ b 枠 : 複合構造の枠材ガラス : 低放射複層ガラス ( 空気層 12mm) 方法 ( イ ) 既存サッシの内側にサッシを新設 方法 ( ロ ) サッシの更新 図 熱貫流率 U=2.33 [W/( m2 K)] 以下の仕様 熱貫流率 U=2.33 以下で 1.90 を超える窓の代表的仕様としては 以下の 2 種が挙げられます ( 図 3-1-3) 1 既存サッシの内側に 新たにサッシを新設する方法 : 方法 ( イ ) 既存一重サッシ( 金属枠の単板ガラス ) の室内側に 樹脂製同等以上の枠に複層ガラス ( 空気層 12mm) の内窓を新設する 既存一重サッシ( 金属枠の単板ガラス ) の室内側に 低放射複層ガラス ( 空気層 12mm) の建具を新設する ただし内窓のサッシ枠の材質は問わない 2 既存サッシを更新する方法 : 方法 ( ロ ) 既存サッシを取り除き 樹脂製同等以上の枠で低放射複層ガラス( 空気層 12mm) 入りの建具を新設する 既存サッシを取り除き 複合構造の枠( 金属製と樹脂製もしくは木製 ) で低放射複層ガラス ( 空気層 12mm) 入りの建具を新設する

37 3) 熱貫流率 U=2.91[W/( m2 K)] 以下の仕様 [c] 既存サッシ 新設サッシ枠 : 樹脂製同等以上の枠材ガラス : 単板ガラス 新設サッシ a 枠 : 樹脂製同等以上の枠材ガラス : 複層ガラス ( 空気層 12mm) 新設サッシ b 枠 : 熱遮断構造の枠材ガラス : 低放射複層ガラス ( 空気層 12mm) 方法 ( イ ) 既存サッシの内側にサッシを新設 方法 ( ロ ) サッシの更新 図 熱貫流率 U=2.91[W/( m2 K)] 以下の仕様 熱貫流率 U=2.91 以下で 2.33 を超える窓の代表的仕様としては 以下の 2 種が挙げられます ( 図 3-1-4) 1 既存サッシの内側に 新たにサッシを新設する方法 : 方法 ( イ ) 既存一重サッシ( 金属枠の単板ガラス ) の室内側に 樹脂製同等以上の枠に単板ガラスの内窓を新設する 2 既存サッシを更新する方法 : 方法 ( ロ ) 既存サッシを取り除き 樹脂製同等以上の枠で複層ガラス( 空気層 12mm) 入りの建具を新設する 既存サッシを取り除き 金属製熱遮断構造の枠で低放射複層ガラス( 空気層 12mm) 入りの建具を新設する

38 4) 熱貫流率 U=3.49[W/( m2 K)] 以下の仕様 [d] 既存サッシ 新設サッシ a 枠 : 樹脂製同等以上の枠材ガラス : 単板ガラス 新設サッシ b 枠 : 材質は問わないガラス : 複層ガラス ( 空気層 6mm) 新設サッシ a 枠 : 熱遮断構造同等以上の枠材ガラス : 複層ガラス ( 空気層 12mm) 新設サッシ b 枠 : 熱遮断構造同等以上の枠材ガラス : 低放射複層ガラス ( 空気層 6mm) 方法 ( イ ) 既存サッシの内側にサッシを新設 方法 ( ロ ) サッシの更新 図 熱貫流率 U=3.49[W/( m2 K)] 以下の仕様 熱貫流率 U=3.49 以下で 2.91 を超える窓の代表的仕様としては 以下の 2 種が挙げられます ( 図 3-1-5) 1 既存サッシの内側に 新たにサッシを新設する方法 : 方法 ( イ ) 既存一重サッシ( 金属枠の単板ガラス ) の室内側に 熱遮断構造もしくは樹脂製同等以上の枠に単板ガラスの内窓を新設する 既存一重サッシ( 金属枠の単板ガラス ) の室内側に 複層ガラス ( 空気層 6m m) の建具を新設する ただし内窓のサッシ枠の材質は問わない 2 既存サッシを更新する方法 : 方法 ( ロ ) 既存サッシを取り除き 熱遮断構造もしくは複合構造の枠( 金属製と樹脂製もしくは木製 ) の枠で複層ガラス ( 空気層 12mm) 入りの建具を新設する 既存サッシを取り除き 熱遮断構造もしくは複合構造の枠( 金属製と樹脂製もしくは木製 ) の枠で低放射複層ガラス ( 空気層 6mm) 入りの建具を新設する

39 5) 熱貫流率 U=4.07[W/( m2 K)] 以下の仕様 [e] 既存サッシ 新設サッシ a 枠 : 樹脂製同等以上の枠材ガラス : 単板ガラス 新設サッシ b 枠 : 材質問わないガラス : 複層ガラス ( 空気層 6mm) 新設サッシ a 枠 : 熱遮断構造同等以上の枠材ガラス : 複層ガラス ( 空気層 6mm) 新設サッシ b 枠 : 材質問わないガラス : 低放射複層ガラス ( 空気層 6mm) 方法 ( イ ) 既存サッシの内側にサッシを新設 方法 ( ロ ) サッシの更新 図 熱貫流率 U=4.07[W/( m2 K)] 以下の仕様 熱貫流率 U=4.07 以下で 3.49 を超える窓の代表的仕様としては 以下の 2 種が挙げられます ( 図 3-1-6) 1 既存サッシの内側に 新たにサッシを新設する方法 : 方法 ( イ ) (4)U=3.49[W/ m2 K] 以下の仕様による 2 既存サッシを更新する方法 : 方法 ( ロ ) 既存サッシを取り除き 熱遮断構造もしくは複合構造の枠( 金属製と樹脂製もしくは木製 ) の枠で複層ガラス ( 空気層 6mm) 入りの建具を新設する 既存サッシを取り除き 低放射複層ガラス( 空気層 6mm) 入りの建具を新設する ただしサッシ枠の材質は問わない

40 6) 熱貫流率 U=4.65[W/( m2 K)] 以下の仕様 [f] 既存サッシ枠 専用部材 既存サッシ 新設サッシ枠 : 材質は問わないガラス : 単板ガラス 新設サッシ枠 : 材質は問わないガラス : 複層ガラス ( 空気層 6mm) ガラスの多層化 方法 ( イ ) 既存サッシの内側にサッシを新設 方法 ( ロ ) サッシの更新 方法 ( ハ ) 既存サッシの枠を利用してガラスを多層化する方法 図 熱貫流率 U=4.65[W/( m2 K)] 以下の仕様 熱貫流率 U=4.65 以下で 4.07 を超える窓の代表的仕様としては 以下の 3 種が挙げられます ( 図 3-1-7) 1 既存サッシの内側に 新たにサッシを新設する方法 : 方法 ( イ ) 既存サッシの室内側に 単板ガラスを新設する ただし 新設するサッシ枠の材質は問わない 2 既存サッシを更新する方法 : 方法 ( ロ ) 既存サッシを取り除き 複層ガラス( 空気層 6mm) 入りの建具を新設する ただし サッシ枠の材質は問わない 3 既存サッシ枠を利用して ガラスを多層化する方法 : 方法 ( ハ ) 既存ガラスを取り外しサッシ枠を利用して 複層ガラス( 空気層 6mm) を設置する

41 7)Ⅵ 地域 [h i] Ⅵ 地域は 前述したように冷房エネルギーの削減 夏期室内環境の改善を主目的とするため 日射遮蔽性能に優れたガラスを用いる必要がある 基準値は 窓が設置される方位に応じて規定されており その代表的な仕様は以下の通りです なお サッシ枠の材質は問わないこととします 1 真北 ±30 の方位居室の窓の日射侵入率 η=0.6 以下を満たす代表的なガラス仕様 ( ガラス単体の日射侵入率 η=0.66 以下 ) として次の3 種類が挙げられる 遮熱複層ガラス( 空気層 6mm) ガラス部分に熱線吸収ガラスを用いたもの 熱線反射ガラス 2 種及び 3 種 低放射複層ガラス( 空気層 6mm) 2 それ以外の方位居室の窓の日射侵入率 η=0.4 以下を満たすに該当する代表的なガラス仕様 ( ガラス単体の日射侵入率 η=0.43 以下 ) として次の3 種類が挙げられる 遮熱複層ガラス( 空気層 6mm) ガラス部分に熱線反射ガラスを用いたもの 遮熱低放射複層ガラス( 空気層 6mm) 熱線反射ガラス 3 種

42 (3) 改修時の施工上の注意点 す 窓の省エネ改修に際しては 以下の点に留意し 設計 施工することが望まれま 1) 防水性の確保サッシを撤去 更新する場合は 既存外壁と更新したサッシの取合い部分の防水工事に不備が生じ 雨水等の漏水が発生するケースが少なくありません 従って 更新したサッシ枠と既存外壁との取合い部の防水性確保に最大限留意する必要があります 2) サッシの変形防止窓の省エネ改修は サッシの新設やガラスの多層化が伴うため 改修前に比べ 窓の周囲の下地にかかる荷重が増します 既存窓下地材の強度が不足している場合は サッシが変形して建具の開閉に支障が生じるほか 気密性低下 ガラスの破損 サッシと既存外壁部のシールが切れることによる外部漏水などの問題が生じる場合もあります 従って改修時には 開口部周辺の既存下地が十分な強度を有しているか 設計図書あるいは現場で事前に確認し 必要に応じて下地の補強を行う必要があります 3) 室内湿度対策の推奨窓や躯体の断熱改修を行うと 住宅の断熱性能が高まるばかりでなく 気密性能も向上するのが一般的です リフォーム後も 例えば 開放型ストーブなどの暖房機器などをそのまま使い続けると 室内の空気質の悪化や いままで結露が生じていなかった部分で結露が発生するなど 新たな問題が発生する恐れがあります これらを防止するためにも 断熱改修に併せて 開放型燃焼機器の使用を避ける 計画換気を設置することなどが望まれます

43 3-2 躯体の断熱改修工事 (1) 天井 屋根の省エネ改修 天井 屋根における省エネ改修は 天井面で改修する方法と屋根面で改修する方法があります 天井面で改修する方法には 既存天井材の上面に断熱材を敷込む 敷込断熱.. 工法 と専用マシンによりばら状断熱材を吹き込む 吹込断熱工法 及び既存天井材もしくは野縁に下側から板状断熱材を張付ける 張付断熱工法 があります 屋根面で改修する方法には 既存屋根材 ( 鉄板瓦棒葺きなどの場合 ) 野地板の上面に板状断熱材を張付ける 外張断熱工法 と 桁上端に梁上端を合わせた構造で 梁の上に断熱施工する 桁上断熱工法 があります 屋根断熱の場合は必要断熱厚さが約 100 ミリから 200 ミリの断熱厚さとなることから 施工厚さの確保が困難な場合があるため設計時に十分検討する必要があります その他 各断熱工法の概要と留意事項を表 に整理しましたので 参照してください また 天井 屋根における主な断熱改修工法例を次々ページより 天井断熱改修 2 例 屋根断熱改修 3 例について説明しましたので参考としてください 断熱材の厚さは 住宅の種類 ( 構造 ) 断熱材の施工方法 部位及び地域に応じて 表 表 の基準値に適合する断熱仕様とするか 表 に基づいて断熱材の種類毎の必要厚さを確認した上で決定します なお 小屋裏換気がある場合において行う天井断熱に屋根断熱を加えることは出来ません

44 外張断熱工法桁上断熱工法使用断熱材工法概要意点板 段ボールなど ) を設置する 留表 天井 屋根断熱改修工法の概要と留意事項 天井断熱 屋根断熱 敷込断熱工法吹込断熱工マット状もしくはバット状 ばら状の繊維系断熱材の使用が一般的 板状のプラスチック系断熱材の 使用が一般的 マット状もしくはバット状 ば ら状の繊維系断熱材 及び板状 プラスチック系断熱材の使用が 天井材の上面に断熱材を敷込むもしくは吹込み専用マシンを用いて敷設する 天井材は撤去 新設するか 天井材を既存のままとするか いずれの方法もあ 既存屋根材を撤去して野地板の上面に施工する場合は 新築時と同様の工事となる 鉄板瓦棒葺きなど一部の屋根葺き材の場合は 既存屋根材の上面に断熱 一般的 梁の上に合板等を敷き込み そ の上に断熱施工する る 敷込断熱工法の場合は 吊木 野縁廻りに隙間が生じないように注意すること 吹込断熱工法の場合は 均一な高さになるように施工すること また 天井材隙間から断熱材がこぼれないようにシートを敷設するなどの対策が必要 小屋裏換気を十分に確保すること 天井と外壁 間仕切壁との取合い部の壁上部には 気流止めを設置すること することも可能 断熱厚さが 100 ミリ以上となることから 新たに設ける屋根下地等は既存垂木などに強固に固定するなど耐風圧強度に注意すること 小屋裏換気口は塞ぐ 屋根通気層を設置すること 軒桁部は 小屋裏換気用の通気口を確保するために せき板 ( 合小屋裏換気を十分に確保すること

45 天井改修 1 既存天井撤去後 敷込断熱又は吹込断熱にて改修する 天井板を張り替える 小屋裏換気口 断熱材 充分な小屋裏換気を確保する 小屋裏換気 注 ) 気流止めを設置すること 野縁 状況に応じて取り換える 新規防湿層新規下地板新規仕上材 工法概要 天井板を撤去 野縁は状況に応じて撤去した後 断熱施工する 断熱施工は新築時と 同様に行う 断熱材は マット状もしくはバット状 ばら状の繊維系断熱材の使用が一般的 施工手順 1 既存の天井板を撤去する 2 外壁及び間仕切壁の上部に気流止めを設置する 3 防湿層 ( 防湿気密フィルム ) を野縁位置で重ねをとりながら張り上げた後 天井下地材を取り付ける 4 小屋裏にて断熱材を敷き込む ばら状断熱材の場合は 専用マシンを用いて吹き込む その際 均一の厚さとなるように注意すると共に 所定断熱厚さを確保するために目印板などを用いる 1 天井と外壁 間仕切壁の取合い部には 気流止めを設置すること 2 小屋裏換気を十分に確保すること

46 天井改修 2 既存天井はそのままで 敷込断熱又は吹込断熱にて改修する 既存天井は撤去しない 小屋裏換気口 断熱材 充分な小屋裏換気を確保する 小屋裏換気 注 ) 気流止めを設置すること 既存下地板新規防湿層 ( 既存防湿層が適切である場合は不要 ) 新規仕上材 ( 仕上げを一新しない場合は不要 ) 工法概要 天井板を撤去しない改修方法 既存断熱材がある場合に 既存断熱材の施工状況 結 露発生の痕跡などを確認の上 断熱性能 防露性能上支障がない場合は 既存断熱材 をそのまま継続使用できる 断熱材は マット状もしくはバット状 ばら状の繊維系断熱材の使用が一般的 施工手順 1 外壁及び間仕切壁の上部に気流止めを設置する 2 小屋裏にて断熱材を敷き込む ばら状断熱材の場合は 専用マシンを用いて吹き込む その際 均一の厚さとなるように注意すると共に 所定断熱厚さを確保するために目印板などを用いる 3 防湿層 ( 防湿気密フィルム ) が既存状態でない場合 あるいは施工に不備がある場合は 防湿層を天井板の下側から張り上げた後 新たに天井材を施工することが結露対策上望ましい 1 天井と外壁 間仕切壁の取合い部には 気流止めを設置すること 2 小屋裏換気を十分に確保すること

47 屋根改修 1 屋根葺き材撤去後 外張断熱にて改修する 屋根材を葺き替える 野地板通気層下地たる木断熱材 2 層張り防水材 既存屋根葺き材は撤去 小屋裏換気口は塞ぐ 既存野地板既存たる木 注 ) 気流止めを設置すること 天井断熱は無い方がよい 工法概要 屋根葺き材を撤去した後 既存野地板の上部に断熱施工する方法で 新築における屋 根断熱と同様の工事である 断熱材は 板状プラスチック系断熱材の使用が一般的 施工手順 1 既存屋根葺き材を撤去する 2 既存野地板 防水材は状況に応じて取り換える 3 断熱材を隙間なく敷き込む 二層目の断熱材と下地垂木は交互に隙間なく施工すること 4 新規屋根葺き材が瓦以外の場合は 下地垂木に通気垂木 ( 防腐処理材が望ましい ) を取り付ける 瓦葺きの場合は 下地垂木に瓦桟木を取り付ける 5 瓦葺き以外の場合は 通気垂木に野地板を取り付け 防止材を施工したのち屋根材を葺く 1 小屋裏内部の屋根と外壁との取合い部及び小屋裏と外壁の取合い部には 気流止めを設置すること 2 小屋裏換気口は塞ぐ 3 断熱材と野地板の間には 通気層を設けること 4 断熱材 新規屋根下地材等は 強固に既存垂木などに固定するなど耐風圧強度に注意すること

48 屋根改修 2 既存鉄板葺きの上に外張断熱にて改修する 既存屋根はそのまま 野地板通気層 下地たる木断熱材 2 層張り 既存屋根葺き材を撤去しないで外張り断熱する 小屋裏換気口は塞ぐ 既存鉄板葺き 既存防水層既存野地板既存たる木 天井断熱は無い方がよい 注 ) 気流止めを設置すること 工法概要 鉄板葺き屋根の瓦棒葺きなど平滑な仕上げの場合に 屋根葺き材の上に直接外張断熱 する方法である 断熱材は 板状プラスチック系断熱材の使用が一般的 施工手順 1 既存屋根鉄板の上に断熱材を敷き込む 2 二層目の断熱材と下地垂木は交互に隙間なく施工すること 3 新規屋根葺き材が瓦以外の場合は 下地垂木に通気垂木 ( 防腐処理材が望ましい ) を取り付ける 瓦葺きの場合は 下地垂木に瓦桟木を取り付ける 4 瓦葺き以外の場合は 通気垂木に野地板を取り付け 防水材を施工したのち屋根材を葺く 1 小屋裏内部の屋根と外壁との取合い部及び小屋裏と外壁の取合い部には 気流止めを設置すること 2 小屋裏換気口は塞ぐ 3 断熱材と野地板の間には 通気層を設けること 4 断熱材 新規屋根下地材等は 強固に既存垂木などに固定するなど耐風圧強度に注意すること

49 屋根改修 3 梁の上に敷込断熱又は吹込断熱にて改修する ( 桁上断熱 ) 既存屋根 既存天井はそのまま 断熱材ルーフィング野地板たる木 ( 通気層 ) せき板 小屋裏換気の通気が滞らないように せき板等で通気スペースを確保すること 小屋裏換気を確保する 桁上合板 梁 梁上端高さが 桁上端も含めて同じ高さに揃っていること 工法概要 屋根工事 天井工事を行わずに断熱改修工事を行う方法 断熱材は マット状 バット状の繊維系断熱材 吹込断熱のばら状繊維系断熱材 及 び板状プラスチック系断熱材の使用が一般的であるが 現場発泡断熱材の使用も可 能 施工手順 1 梁 桁の上に合板等の断熱材を受ける下地材を敷き込む 小屋束廻りに隙間が生じ ないように注意する 2 桁廻りには 小屋裏換気のための通気スペースを確保するためのせき板等を設置する 2 断熱材を下地材の上に施工する 繊維系断熱材の場合は 防湿層 ( 防湿気密フィルム ) を下地材の上に敷き込んだ後 断熱材を施工する 1 全ての梁が上端高さが桁の高さと揃っていることが条件である 2 小屋裏内部への断熱材等の搬入経路 作業員の出入口 ( 特に施工後 ) についての計画を行っておくこと 3 小屋裏換気を十分に確保すること 軒先から小屋裏換気のための外気取り入れを行う場合は 断熱材で通気口を塞がないようにせき板等で通気スペースを確保すること

50 (2) 外壁の省エネ改修 外壁における省エネ改修は 壁内に断熱材を充填もしくは吹込む方法と壁の外側に断熱材を張り付ける方法があります 壁内に断熱材を施工する 充填断熱工法 及び 吹込断熱工法 は 壁内外の仕上げ材 下地材を撤去する場合においては新築同様の方法で施工可能ですが 内装もしくは外装を残した状態での改修の場合は 防湿層の適切な施工が困難なことが多いです 特に 寒冷地の場合 また耐震改修などによって壁の外側に構造用合板など湿気を通しにくい材料がある場合においては 内部結露発生の恐れがあるため 十分な検討が必要です 外張断熱工法とする場合は 断熱材 外装材の固定方法に留意する必要があります その他 各断熱工法の概要と留意事項を表 に整理しましたので 参照してください 断熱材の厚さは 住宅の種類 ( 構造 ) 断熱材の施工方法 部位及び地域に応じて 表 表 の基準値に適合する断熱仕様とするか 表 に基づいて断熱材の種類毎の必要厚さを確認した上で決定します なお 2 階床がはね出している外気に接する床がある場合は 外壁の断熱省エネ改修と同時に断熱化することが望ましく その断熱厚さは 外気に接する床の欄の数値に基づいて決定します

51 使用断熱材工法概要意点は 外装下地材を柱 間柱に適確に固定すること 留表 外壁断熱改修工法の概要と留意事項 充填断熱工法 外張断熱工法 吹込断熱工法 マット状の繊維系断熱材が一般的 板状プラスチ ック系断熱材の使用も可能 吹込断熱工法には ばら状の繊維系断熱材を用いる 板状のプラスチック系断熱材の使用が一般的 外装を撤去して外側から断熱材を充填する場合は 防湿層施工に留意するとともに 外気側には通気層を設置する 内装を撤去して室内側から断熱材を充填する場合は 防湿施工を適切に行いやすいが 通気層の設置が困難なことが多い 吹込断熱工法は 内外装材を撤去せずにばら状断熱材注入施工できる ただし 防湿層 通気 既存の外装材を撤去する場合は 新築時と同様の方法で施工する 既存の外装がモルタル仕上げなどの場合は 外装材を撤去せずに断熱材 外装下地材を釘等で柱 間柱に固定する 層を適切に施工することが困難な場合がある 充填断熱工法 吹込断熱工法ともに 防湿層 通気層の適切な施工が困難な場合は 内部結露発生の恐れがある 特に 寒冷地及び断熱材の外側に構造用合板など湿気を通しにくい材料がある場合は 内外装ともに撤去して新築同様の方法で施工するか 外張断熱工法とすることが望ましい 既存の外装材の上に直接断熱材を張付ける場合 防湿層 通気層の設置など 結露防止措置に留意すること 窓との取合い部など 額縁 サッシ枠廻りなどの調整をあらかじめ考慮しておくこと

52 外壁改修 1 外装材撤去後 外張断熱にて改修する 外装材は取替え 内装材はそのまま 新規下地胴縁 天井との取合い部天井断熱の場合は 小屋裏と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 既存外装材撤去 ( 下地材も状況に応じて撤去 ) 新規外装材 既存内装材そのまま 壁内の既存断熱材の状態を確認する 新規通気胴縁新規防風層 断熱材 床との取合い部床断熱の場合は 床下と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 工法概要 外装材の改修に併せて 内装はそのままで断熱改修工事を行う方法 断熱材は ボード状プラスチック系断熱材 又はボード状繊維系断熱材の使用が一般 的 施工手順 1 既存の外装材を撤去する 2 下地胴縁と断熱材を施工する 下地胴縁と断熱材の間に隙間が生じないように注意する 断熱厚が約 50 ミリ以上となる場合は 二層張りとする 3 外装材下端の水切りを取り付ける 4 通気胴縁を取り付けたのち 外装材工事を行う 1 通気層を設置すること 2 断熱厚の増加分を考慮して 窓廻りの防水性能に注意して納まり検討 工事を行うこと 3 外装材は 通気胴縁 下地胴縁を介して柱 間柱に固定するため 外装材の荷重に耐えられるよう釘等の種類 取り付けピッチを検討すること 4 床下 及び小屋裏と壁内の間で空気が流れないように気流止めを壁上下端部に設置する 5 繊維系断熱材使用の場合は 防湿層 防風層を設置すること

53 外壁改修 2 既存モルタル壁の上に 外張断熱にて改修する 既存外装材は撤去しない 内装材はそのまま 天井との取合い部天井断熱の場合は 小屋裏と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 新規外装材 新規通気胴縁 新規下地胴縁 断熱材 既存断熱材の施工状況を確認する 既存モルタル壁そのまま 既存内装材そのまま 新規防風層 床との取合い部床断熱の場合は 床下と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 工法概要 モルタル壁の場合 既存外装材の解体工事は行わずに 断熱改修工事を行う方法 断熱材は ボード状プラスチック系断熱材 又はボード状繊維系断熱材の使用が一般 的 施工手順 1 既存のモルタル壁の上に下地胴縁を取り付ける 2 下地胴縁と断熱材の間に隙間が生じないように注意して断熱材を施工する 断熱厚が約 50 ミリ以上となる場合は 二層張りとする 3 外装材下端の水切りを取り付ける 4 通気胴縁を取り付けたのち 外装材工事を行う 1 通気層を設置すること 2 断熱厚の増加分を考慮して 窓廻りの防水性能に注意して納まり検討 工事を行うこと 3 外装材は 通気胴縁 下地胴縁を介して柱 間柱に固定するため 外装材の荷重に耐えられるよう釘等の種類 取り付けピッチを検討すること 4 繊維系断熱材使用の場合は 防湿層 防風層を設置すること

54 外壁改修 3 内装材撤去後 室内側から充填断熱にて改修する 内装材は取替え 外装材はそのまま 天井との取合い部天井断熱の場合は 小屋裏と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 既存内装材撤去 既存断熱材撤去 既存モルタル壁そのまま 断熱材 新規防湿層 床との取合い部床断熱の場合は 床下と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 工法概要 既存外装材の解体工事は行わずに 内装材を撤去して室内側から断熱改修工事を行う 方法 断熱材は マット状 バット状繊維系断熱材の使用が一般的 ばら状繊維系断熱材の 吹込断熱も可 施工手順 1 既存内装材を撤去する 2 断熱材を隙間なく充填する 3 防湿層 ( 防湿気密フィルム ) を重ねを取りながら隙間が生じないように張り付ける 断熱材付属の防湿層も同様 4 内装材を施工する 1 繊維系断熱材の室内側に防湿層を設置すること 2 既存外装に通気層がない場合は 結露防止対策が十分であることが確認できない限り採用しないことが望ましい 詳しくは 3 章 3-2 (5) 改修部位の結露防止対策 を参照されたい 3 コンセント廻りなど断熱層 防湿層に隙間が生じないように注意する

55 外壁改修 4 外装材撤去後 外気側から充填断熱にて改修する 外装材は取替え 内装材はそのまま 天井との取合い部天井断熱の場合は 小屋裏と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 断熱材 既存外装材撤去 既存内装材そのまま 新規外装材 既存断熱材 防湿気密フィルムの施工状況を確認する 新規通気胴縁 新規防風層 床との取合い部床断熱の場合は 床下と壁内との間で空気が流れないよに " 気流止め " の設置が必要 工法概要 既存内装材の解体工事は行わずに 外装材を撤去して外気側から断熱改修工事を行う 方法 断熱材は マット状 バット状繊維系断熱材の使用が一般的 ばら状繊維系断熱材の 吹込断熱も可 施工手順 1 既存外装材を撤去する 2 断熱材を隙間なく充填する 防湿層付き断熱材を用いる場合は 柱 間柱等に隙間なく張り付けること 3 防風層 ( 透湿防水シート ) を柱 間柱に張り付ける 4 通気胴縁を設置したのち 外装材を取り付ける 1 既存防湿層の施工状況等を確認の上 事前に結露防止対策が適切であることを確認すること 詳し くは 3 章 3-2 (5) 改修部位の結露防止対策 を参照されたい 2 防風層 ( 透湿防水シート ) 及び通気層を設置する

56 (3) 床 基礎の省エネ改修 床 基礎における省エネ改修は 床面で改修する方法と床下空間を熱的に室内として扱う基礎断熱工法があります ( 表 参照 ) 床面で改修する方法には 既存床材を撤去して新築時と同様に断熱施工する方法と既存床材をそのままとして床下にて断熱施工する方法があります 床下で施工する場合は 狭小な空間での作業になるため 断熱材の搬入 床下内での作業手順など事前の計画が重要です また 吹付断熱を床下内で行う場合には 酸欠対策など施工安全性に十分注意する必要があります 基礎部で断熱する場合は 床下空間を室内同等の温度環境とみなすため 床下換気口は塞ぎます そのため 床下空間内部での湿度管理上 地盤からの水蒸気侵入に対する措置として地盤防湿が適確に行われていることが求められます その他 各断熱工法の概要と留意事項を表 に整理しましたので 参照してください 断熱材の厚さは 住宅の種類 ( 構造 ) 断熱材の施工方法 部位及び地域に応じて 表 表 の基準値に適合する断熱仕様とするか 表 に基づいて断熱材の種類毎の必要厚さを確認した上で決定します 床充填断熱工法 ( 床下施工 ): 床下での断熱材施工状況 床吹付断熱工法 ( 床下施工 ): 床下において現場発泡断熱材を吹付けた状態 施工安全性に注意すること 図 断熱施工写真 ( 床 基礎 )

57 使用断熱材工法概要留意点表 床 基礎断熱改修工法の概要と留意事項 床断熱 基礎断熱 充填断熱工法 吹付断熱工法 内張断熱工法 外張断熱工法 マット状もしくはバット状の繊維系断熱材が一 般的 現場発泡断熱材の使用も可能 板状のプラスチック系断熱材の使用が一般的 既存床材はそのままとし 床下に潜り込んで断熱材を根太間 大引間に充填した後 受け材を設置して断熱材を固定する 既存床材を撤去する場合は 新築時と同様の方法 基礎の外側もしくは内側に断熱材を接着剤 コン クリート釘等により固定する 外側施工の場合 は モルタルもしくは乾式外装材にて仕上げる で施工する 充填断熱工法の場合 断熱材の落下防止 垂れ下がり防止のため 押さえ材などで断熱材を固定すること 断熱材と根太 大引との間に隙間が生じないようにすること 床下換気を十分に確保すること 床下地盤面の防湿措置が適切であること 床と外壁 間仕切壁との取合い部の壁下部には 気流止めを設置すること 白蟻発生の恐れのある地域では 内張断熱とする ほか 防蟻対策を施すこと

58 床改修 1 床板撤去後 室内側から充填断熱にて改修する 床板張り替え 新規床板新規防湿層断熱材 ( 根太間 ) 新規断熱材 ( 大引間 ) 既存根太 床下換気 断熱材受け材 外壁との取合い部床下と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 間仕切り壁との取合い部床下と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 工法概要 畳床を板床に替える 床暖房を設置するなどの床板張り替え工事に併せて 断熱改修 工事を行う方法 大引 根太は状況に応じて取り換える 断熱材は マット状 バット状及びボード状の繊維系断熱材 ボード状プラスチック系断熱材の使用が一般的 施工手順 1 既存の床板 取り合い部の巾木 沓摺りを撤去する 2 マット状 バット状の繊維系断熱材を用いる場合は 断熱材受け材を取り付ける 3 断熱材を大引間 根太間に隙間が生じないように充填する ボード状プラスチック系断熱材を用いる場合は 適宜 受け材や金物等を用いて固定する 4 床板 その他取合い部の巾木等を取り付ける 1 床板張り替え時に巾木 室内ドアの沓摺りなどを取り外すことがある 2 住まいながらの工事は 住まい手の日常生活への影響がある 3 外壁 及び間仕切壁との取り合い部は 壁内気流を発生させないために気流止めを設置する

59 床改修 2 床板はそのままで 床下で吹付断熱にて改修する 既存床板そのまま 既存床板既存根太 新規現場発泡断熱材 床下換気 床下にて吹付 外壁との取合い部床下と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 間仕切り壁との取合い部床下と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 工法概要 既存床板はそのままで 断熱改修工事を床下で行う方法 断熱材は 現場発泡断熱材を使用する 施工手順 1 床板の目地等の隙間を気密テープ等により塞ぐ 2 和室畳床 または床下収納庫などから床下に潜り込み 断熱材を床板に向けて根太 間 大引間に充填するように吹付ける 3 外壁 間仕切壁取合い部には 気流止めを設置する 1 外壁 及び間仕切壁との取り合い部は 壁内気流を発生させないために気流止めを設置する 2 床板目地等の突き付け部から室内側に断熱材がはみ出さないように隙間処理をすること 3 床下に潜り込むための侵入口を確保すること 4 床下内で仰向けになっての作業となるため 十分な作業スペースが確保できるか確認すること また 施工安全性に十分注意すること

60 床改修 3 床板はそのままで 床下で充填断熱にて改修する 既存床板そのまま 既存床板既存根太 断熱材 断熱材受け材 床下換気 外壁との取合い部床下と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 間仕切り壁との取合い部床下と壁内との間で空気が流れないように " 気流止め " の設置が必要 工法概要 既存床板はそのままで 断熱改修工事を床下で行う方法 断熱材は マット状 バット状の繊維系断熱材の使用が一般的 ボード状断熱材は床 下内での作業がおこないにくい 施工手順 1 断熱材は 根太間 大引間寸法に合わせて床下搬入前に切断加工しておく 2 和室畳床 または床下収納庫などから床下に潜り込み 断熱材を搬入する 3 断熱材を根太間 大引間にはめ込み 受け材固定までの脱落防止のために釘等で仮止めする 4 断熱材受け材を設置する 5 外壁 間仕切壁取合い部には 気流止めを設置する 1 外壁 及び間仕切壁との取り合い部は 壁内気流を発生させないために気流止めを設置する 2 床下に潜り込むための侵入口を確保すること 3 床下内で仰向けになっての作業となるため 十分な作業スペースが確保できるか確認すること

61 基礎改修 1 基礎の内側に断熱材を貼付ける 床下で施工 既存床断熱材撤去 断熱材 地盤防湿措置 ( 土間コンなど ) 断熱材 * 外周だけでなく 折り返し断熱 ( 間仕切り基礎取合部 ) も行う 折り返し断熱の目安 Ⅰ 地域 :900mm Ⅱ Ⅲ 地域 :600mm Ⅳ Ⅴ 地域 :450mm * 土間外周部も断熱することが 望ましい 工法概要 内外装工事を伴わずに床下に潜っての断熱改修工事 床板 根太 大引を撤去する床 工事を伴う場合は 施工しやすい 断熱材は ボード状プラスチック断熱材の使用が一般的 ボード状繊維系断熱材の使 用も可能 施工手順 1 断熱材は基礎の内側に接着剤で貼り付けるか コンクリート釘で留めつける 2 折り返し断熱も同様に施工する 土間外周部のできれば施工することが望ましい 1 地盤面防湿が不十分な場合は床下結露の危険性があるため注意が必要である 本工法は 地盤面防湿が適切に行われていることを確認した上で採用すること 2 シロアリ害の危険性のある地域では防蟻対策が必要 採用できないこともあるため 事前に十分検討すること 3 床を撤去しない場合は 床下内での施工スペースが十分にあるか事前に確認する

62 基礎改修 2 基礎の外側に断熱材を貼付ける 屋外での施工 断熱材 既存床断熱材撤去 地盤防湿措置 ( 土間コンなど ) 断熱材は 基礎底盤まで施工する 工法概要 居住スペースに関係なく屋外工事だけで断熱改修工事を行う方法 断熱材は ボード状プラスチック断熱材の使用が一般的 ボード状繊維系断熱材の使 用も可能 施工手順 1 基礎フーチングまで土を削り取る 2 断熱材は接着剤で貼り付けるか コンクリート釘で留めつける 3 モルタル塗り仕上げ もしくは乾式外装材にて外装仕上げをした後 土を埋め戻す モルタル塗りに際しては メタルラス等を必要とする場合がある 1 地盤面防湿が不十分な場合は床下結露の危険性があるため注意が必要である 本工法は 地盤面防湿が適切に行われていることを確認した上で採用すること 2 シロアリ害の危険性のある地域では防蟻対策が必要 採用できないこともあるため 事前に十分検討すること

63 (4) 部位間取合い部における留意事項 ( 気流止め ) 1) 基本事項 床下及び小屋裏空間が換気口により外気に通じている場合には 気流止めがないと冬期には床下の冷気が壁内 ( 外壁 間仕切壁 ) を通過して小屋裏に流れるため 外壁 間仕切壁の室内側表面温度が低下します また コンセントボックス廻り 壁と床の取合い部の隙間などから冷気が侵入することも考えられます そのため 気流止めの設置は 住宅全体の断熱性能を断熱設計通りの性能を発揮させるために必要な措置であり 省エネ改修においても同様です 気流止めの方法の一つとして 断熱材を封入したビニール袋で 内部を低圧にして断熱材を圧縮させたものを用意して 壁内上下に設置したのちカッターなどでビニールに穴を開け 壁内一杯に断熱材を膨張させる方法があります この方法は比較的作業性が良いです 気流止めの効果としては 昭和 55 年省エネルギー基準 ( 等級 2) レベルの在来木造住宅に対する気流止め設置で 気密性能 ( 相当隙間面積 ) が 11.8cm 2 /m 2 から 5.63cm 2 /m 2 へと大幅に向上した例もあり 気密性能の向上にも効果的な場合があります 木造在来軸組構法における 防湿フィルム付き断熱材に 壁内気流 ( 無対策 ) よる気流止め (Ⅲ 地域以西 ) 図 間仕切り壁上下端部の気流止め 図 気流止めの必要な箇所

64 2) 気流止めの納まり例 防湿層 図 専用部材を用いた気流止め

65 (5) 改修部位の結露防止対策 改修部位の結露防止対策は工事の要件ではありませんが 断熱施工する際には 結露防止対策にも注意する必要があります 特に 既存断熱材を残して新規断熱材を付加する場合には注意が必要です 基本的には 室内側ほど湿気を通しにくく ( 透湿抵抗を大きく ) して 外気側は湿気を通しやすく ( 透湿抵抗を小さく ) します ( 図 参照 ) 室内側の透湿抵抗を大きくするには防湿層を設け 外気側の透湿抵抗を小さくするには透湿性の材料 及び通気層を設置することが一般的な方法としてあります ( 図 参照 ) 改修工事の場合は 新築時と異なって防湿層 通気層の設置が困難な場合があるため 設計時に結露対策を考慮して工法の検討を行う必要があります 図 結露防止のための基本壁体構成 図 結露防止対策を考慮した外壁の仕様例

66 3-3 躯体断熱基準と断熱性能の求め方 (1) 断熱基準 (U 値 R 値 ) 省エネ改修を行う天井 床等は 住宅の種類 ( 構造 ) 断熱材の施工方法 部位及び地域に応じて 表 又は表 の基準値に適合する断熱仕様とします 表 の 熱貫流率 により断熱仕様を定める場合は 記載の数値以下となるように断熱材の厚さ等を定めます 表 の 断熱材の熱抵抗値 により断熱仕様を定める場合は 記載の数値以上となるように断熱材の厚さ等を定めます 熱貫流率及び断熱材の熱抵抗値の算出方法は 次項の関連資料を参照してください なお 表 表 表 には 表 の 断熱材の熱抵抗値 より算出した断熱材の厚さの一覧表を掲載していますので それに基づいて断熱材の種類 厚さを定めてもかまいません 注意 発泡プラスチック保温材 (JIS A9511) を用いる場合は B 種を 建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム (JIS A9526) を用いる場合は B 種を その他の場合は発泡剤としてフロン類 ( 特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律 ( 平成 13 年法律第 64 号 ) 第 2 条第 1 項に規定するフロン類をいう ) を用いた断熱材を用いないことに留意してください

67 表 熱貫流率で断熱仕様を定める場合の基準値 住宅の種類 断熱材の施工法 部位 熱貫流率の基準値 ( 単位 1ワット / 平方メートル 度 ) 地域の区分 鉄筋コンクリート造等の住宅 その他の住宅 内断熱工法 外断熱工法 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ 屋根又は天井 壁 床 外気に接 する部分 その他の 部分 土間床等の外 外気に接する部分 周 その他の 部分 屋根又は天井 壁 床 外気に接 する部分 土間床等の外周 その他の部分外気に接する部分その他の部分 屋根又は天井 壁 床 外気に接 する部分 その他の 部分 土間床等の外 外気に接する部分 周 その他の 部分

68 表 断熱材の熱抵抗値で断熱仕様を定める場合の基準値 その1: 各部位の断熱材の熱抵抗値住宅の種類断熱材の施工法 鉄筋コンクリート造等の住宅 木造の住宅 枠組壁工法の住宅 木造, 枠組壁工法又は鉄骨造の住宅 内断熱工法 外断熱工法 充填断熱工法 充填断熱工法 外張断熱工法又は内張断熱工法 部位 断熱材の熱抵抗の基準値 ( 単位 1ワットにつき平方メートル 度 ) 地域の区分 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ 屋根又は天井 壁 床 外気に接 する部分 その他の 部分 土間床 外気に接 等の外 する部分 周部 その他の 部分 屋根又は天井 壁 床 外気に接 する部分 その他の 部分 外気に接 する部分 土間床等の外周部 その他の 部分 屋根又 屋根 は天井 天井 壁 床 外気に接 する部分 その他の 部分 土間床等の外 外気に接する部分 周部 その他の 部分 屋根又 屋根 は天井 天井 壁 床 外気に接 する部分 その他の 部分 土間床 外気に接 等の外 する部分 周部 その他の 部分 屋根又は天井 壁 床 外気に接 する部分 その他の 部分 外気に接 する部分 土間床等の外周部 その他の部分

69 その 2: 鉄骨造の住宅の壁であって外張断熱工法及び内張断熱工法以外のもので壁に施工 住宅の種類 鉄骨造の住宅 する断熱材の熱抵抗値断熱工法 外張断熱工法又は内張断熱工法以外 外装材の熱抵抗値 0.56 以上 0.15 以上 0.56 未満 0.15 未満 一般部の断熱層を貫通する金属部材 なし 有り なし 有り なし 有り 断熱材を施工する箇所の区分 断熱材の熱抵抗の基準値 ( 単位 1ワットにつき平方メート ル 度 ) 地域の区分 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ 鉄骨柱 鉄骨梁部分 一般部 鉄骨柱 鉄骨梁部分 一般部 一般部において 断熱層を貫通す る金属部材 鉄骨柱 鉄骨梁部分 一般部 鉄骨柱 鉄骨梁部分 一般部 一般部において 断熱層を貫通す る金属部材 鉄骨柱 鉄骨梁部分 一般部 鉄骨柱 鉄骨梁部分 一般部 一般部において 断熱層を貫通す る金属部材

70 表 天井 屋根断熱改修工法における必要断熱材厚さ 住宅の種類 断熱部位 断熱工法 断熱材の種類断熱材の必要厚さ (mm) ( 表 参照 ) Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ 木造の住宅 天井 充填断熱工法 A 枠組壁工法 A の住宅 B 又は鉄骨造 C の住宅 D E F 屋根 外張断熱工法 A A B C D E F 充填断熱工法 A A B C D E F 鉄筋コンク 屋根又は 内断熱工法 A リート造等 天井 A の住宅 B C D E F 外断熱工法 A A B C D E F

71 表 外壁断熱改修工法における必要断熱材厚さ その1: 外壁の断熱必要厚さ 住宅の種類 断熱部位 断熱工法 断熱材の種類断熱材の必要厚さ (mm) ( 表 参照 ) Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ 木造の住宅 外壁 充填断熱工法 A A B C D E F 枠組壁工法 充填断熱工法 A の住宅 A B C D E F 木造の住宅 外張断熱工法 A 枠組壁工法 又は A の住宅 内張断熱工法 B 又は鉄骨造 C の住宅 D E F 鉄筋コンク 内断熱工法 A リート造等 A の住宅 B C D E F 外断熱工法 A A B C D E F

72 その 2: 鉄骨造の住宅の壁であって外張断熱工法及び内張断熱工法以外のもので壁に施 住宅の種類 鉄骨造の住宅 工する断熱必要厚さ断熱工法 断熱部位 外壁 外張断熱工法又は内張断熱工法以外 外装材の熱抵抗値 0.56 以上 0.15 以上 0.56 未満 一般部の断熱層を貫通する金属部材 なし 有り なし 断熱材を施工する箇所の区分 鉄骨柱 鉄骨梁部分 一般部 鉄骨柱 鉄骨梁部分 一般部 一般部において断熱層を貫通する金属部材 鉄骨柱 鉄骨梁部分 一般部 断熱材の種類 ( 表 断熱材の熱抵抗の基準値 ( 単位 1ワットにつき平方メートル 度 ) 地域の区分 参照 ) Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ A A B C D E F A A B C D E F A A B C D E F A A B C D E F A A B C D E F A A B C D E F A A B C D E F

73 0.15 未満 有り なし 有り 鉄骨柱 鉄骨梁部分 一般部 一般部において断熱層を貫通する金属部材 鉄骨柱 鉄骨梁部分 一般部 鉄骨柱 鉄骨梁部分 一般部 一般部において断熱層を貫通する金属部材 A A B C D E F A A B C D E F A A B C D E F A A B C D E F A A B C D E F A A B C D E F A A B C D E F A A B C D E F

74 その3: 外気に接する床の断熱必要厚さ 住宅の種類断熱材の種類断熱材の必要厚さ (mm) 断熱部位断熱工法 ( 表 参照 ) Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ 木造の住宅 外気に接 充填断熱工法 A する床 A B C D E F 枠組壁工法 充填断熱工法 A の住宅 A B C D E F 木造の住宅 外張断熱工法 A 枠組壁工法 又は A の住宅 内張断熱工法 B 又は鉄骨造 C の住宅 D E F 鉄筋コンク 内断熱工法 A リート造等 A の住宅 B C D E F 外断熱工法 A A B C D E F

75 表 床 基礎断熱改修工法における必要断熱材厚さ 住宅の種類 断熱部位 断熱工法 断熱材の種類 断熱材の必要厚さ (mm) ( 表 参照 ) Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ 木造の住宅 床 充填断熱工法 A A B C D E F 枠組壁工法 充填断熱工法 A の住宅 A B C D E F 鉄筋コンク 内断熱工法 A リート造等 A の住宅 B C D E F 木造の住宅 土間床等 A 枠組壁工法 の外周部 A の住宅 ( 外気に B 又は鉄骨造 接する C の住宅 部分 ) D E F 鉄筋コンク A リート造等 A の住宅 B C D E F 木造の住宅 土間床等 A 枠組壁工法 の外周部 A の住宅 ( その他 B 又は鉄骨造 の部分 ) C の住宅 D E F 鉄筋コンク A リート造等 A の住宅 B C D E F

76 (2) 断熱の必要厚さ ( 等級 3 等級 2) 断熱材の厚さの早見表( 等級 3 等級 2) を表 及び表 に示します これらの表は所得税の特別控除に係る 改修前の住宅の省エネ性能の確認 のために用いるものです ( 第 2 章 (4))

77 表 断熱材の厚さの早見表 ( 等級 3) その 1:Ⅰ 地域 Ⅱ 地域 Ⅲ 地域 住宅の種類 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) 鉄筋コンクリート造の住宅その他これに類する住宅又は組積造の気密住宅 木造の気密住宅 (1) 及び (2) 以外の気密住宅 (1) 以外の組積造の住宅 枠組壁工法による住宅その他これに類する住宅 (2) 及び (5) 以外の木造の住宅 (1) から (6) までに掲げる住宅以外の住宅 A-1 A-2 B C D E F A-1 A-2 B C D E F A-1 A-2 B C D E F 璧 外気に接する部分 床その他の部分 外気に接土間床等する部分 の外周部その他の部分 屋根又は天井 壁 外気に接する部分 床その他の部分 外気に接土間床等する部分 の外周部その他の部分 屋根又は天井 壁 外気に接する部分 床その他の部分 外気に接土間床等する部分 の外周部その他の部分 屋根又は天井 壁 床 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する土間床等の外周部屋根又は天井 壁 外気に接する部分 床その他の部分 外気に接する土間床等の外周部 屋根又は天井 壁 床 土間床等の外周部 屋根又は天井 璧 床 土間床等の外周部 部位 屋根又は天井 断熱材の種類と厚さ ( 単位 : mm ) Ⅰ 地域 Ⅱ 地域 Ⅲ 地域 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分

78 その 2:Ⅳ 地域 Ⅴ 地域 Ⅵ 地域 断熱材の種類と厚さ ( 単位 : mm ) 住宅の種類 部位 Ⅳ 地域 Ⅴ 地域 Ⅵ 地域 A-1 A-2 B C D E F A-1 A-2 B C D E F A-1 A-2 B C D E F 屋根又は天井 鉄筋コン クリート 璧 造の住宅外気に接その他こする部分 (1) れに類す床る住宅又その他の部分 は組積造の気密住外気に接宅土間床等する部分 の外周部 その他の 部分 屋根又は天井 壁 外気に接木造の気する部分 (2) 床密住宅その他の部分 外気に接 土間床等の外周部 する部分その他の 部分 屋根又は天井 壁 (1) 及び外気に接する部分 (2) 以外 (3) 床の気密住その他の宅部分 外気に接 土間床等の外周部 する部分その他の 部分 屋根又は天井 壁 (1) 以外外気に接 (4) の組積造する部分 の住宅床その他の部分 外気に接する土間床等 の外周部 屋根又は天井 枠組壁工法による 壁 住宅その外気に接 (5) 他これにする部分 床類する住その他の宅部分 外気に接する土間床等 の外周部 屋根又は天井 壁 (6) (7) (2) 及び (5) 以外の木造の住宅 (1) から (6) までに掲げる住宅以外の住宅 床 土間床等の外周部 屋根又は天井 璧 床 土間床等の外周部 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分その他の部分

79 表 断熱材の厚さの早見表 ( 等級 2) 住宅の種類 (1) 部位 断熱材の種類と厚さ ( 単位 : mm ) Ⅰ 地域 Ⅱ Ⅲ 地域 Ⅳ 地域 A-1 A-2 B C D E F A-1 A-2 B C D E F A-1 A-2 B C D E F 屋根又は天井鉄筋コンク リート造及璧び組積造の 住宅その他これらに類外気に接する部分 する住宅床その他の部分 (2) (1) 以外の住宅 屋根又は天井 真壁造で断熱材を施工するもの 壁大壁造で断熱材を施工するもの 床 外気に接する部分 その他の部分 住宅の種類 部位 断熱材の種類と厚さ ( 単位 : mm ) Ⅴ Ⅵ 地域 A-1 A-2 B C D E F (1) 鉄筋コンクリート造及び組積造の住宅その他これらに類する住宅 屋根又は天井 璧 床 外気に接する部分 その他の部分 (2) (1) 以外の住宅 屋根又は天井真壁造で断熱材を施工するもの壁大壁造で断熱材を施工するもの外気に接する部分床その他の部分

80 (3) 断熱性能の求め方 1) 断熱材の熱抵抗値 (R 値 ) の求め方 断熱材の熱抵抗値は 断熱材の厚さを 断熱材の熱伝導率で割ることにより求められます なお 計算に際して断熱材の厚さは メートル単位であることに注意してください R=d λ R : 熱抵抗値 [(m 2 K)/W] d : 厚さ [m] λ : 熱伝導率 [W/(m K)] 2) 熱貫流率 (U 値 ) の求め方壁などは 面状の材料や空気層を重ね合わせてつくられており これらの材料や空気層を全て面状に拡がった層と考え さらに両側の表面に接する空気も 2 つの空気層と考え それら一つ一つの層における熱抵抗値から熱貫流率を求めます 熱貫流率算出手順は以下の通りです 1 各層の熱抵抗値を求めます 1. 材料の熱抵抗値 上記 1) 項の計算式を用いて求めます 2. 壁などの内部にある空気層 下表の値を用います なお 床裏もしくは外気に通じる小屋裏又は天井 裏は 空気層とはみなしません 空気層の種類 空気層の厚さ Ra da[cm] [(m 2 K)/W] 工場生産で 2 未満 0.09 da 気密なもの 2 以上 0.18 上記以外 1 未満 0.09 da 1 以上

81 3. 表面の熱抵抗 部位と室内側 外気側の別により次表の値を用いる 部位 室内側表面外気側表面 [(m 2 K)/W] [(m 2 K)/W] 外気の場合外気以外の場合 屋根 ( 通気層 *) 天井 ( 小屋裏 ) 外壁 ( 通気層 *) 床 ( 床下 ) * 外装材の建物側に設ける湿気排出等のための 外気に開放された空気層 2 各層の熱抵抗値を総和し その逆数から熱貫流率を求めます U=1 {Ri+Ro+Ra+Σ(dn λn)} U : 熱貫流率 [W/(m 2 K)] Ri : 室内側表面熱抵抗 [(m 2 K)/W] Ro : 外気側表面熱抵抗 [(m 2 K]/W] Ra : 空気層の熱抵抗 [(m 2 K)/W] dn : n 番目の層の材料厚さ [m] λn : n 番目の層の熱伝導率 [W/(m K)] 以上が基本的な熱貫流率の求め方ですが 熱橋 ( 断熱材を貫通する部材がある部分 ) を有する場合は 断面構造が断面位置によって異なるため 断面位置によって熱貫流率も異なります この場合は 異なる断面のそれぞれの熱貫流率を求め それらを面積加重平均して平均熱貫流率を求める必要があります さらに 断熱材を貫通する部材が熱を通しやすい鋼材 コンクリートなどの場合は 平均熱貫流率に熱橋の度合いに応じた係数で補正する必要があります 断熱材を貫通する部材が木材の場合は 平均熱貫流率を当該壁体等の熱貫流率としてかまいません 熱貫流率計算方法の詳細 鋼材 コンクリート等が断熱材を貫通する場合の計算方法については 住宅の省エネルギー基準の解説 (( 財 ) 建築環境 省エネルギー機構 ) を参照してください

82 [ 平均熱貫流率の計算式 ]( 異種断面が 2 種類の場合 ) UA={(S1 U1)+(S2 U2)} (S1+S2) UA : 平均熱貫流率 [W/(m 2 K)] U1 : 断面 -1 の熱貫流率 U2 : 断面 -2 の熱貫流率 S1 : 断面 -1 の面積 S2 : 断面 -2 の面積

83 3) 断熱材 及び主な材料の熱伝導率 各種材料の熱伝導率を表 及び表 に示します 表 断熱材の熱伝導率 断熱材区分断熱材の種類熱伝導率 [W/(m K)] A-1 吹込み用グラスウール ( 施工密度 13K 18K) λ=0.052~0.051 タタミボード (15mm) A 級インシュレーションボード (9mm) シージングボード (9 mm ) A-2 住宅用グラスウール断熱材 10K 相当 λ=0.050~0.046 吹込み用ロックウール断熱材 25K B 住宅用グラスウール断熱材 16K 相当 λ=0.045~0.041 住宅用グラスウール断熱材 20K 相当 A 種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板 4 号 A 種ポリエチレンフォーム保温板 1 種 1 号 A 種ポリエチレンフォーム保温板 1 種 2 号 C 住宅用グラスウール断熱材 24K 相当 λ=0.040~0.035 住宅用グラスウール断熱材 32K 相当 高性能グラスウール断熱材 16K 相当 高性能グラスウール断熱材 24K 相当 高性能グラスウール断熱材 32K 相当 吹込用グラスウール断熱材 30K 35K 相当 住宅用ロックウール断熱材 ( マット ) ロックウール断熱材 ( フェルト ) ロックウール断熱材 ( ボード ) A 種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板 1 号 A 種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板 2 号 A 種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板 3 号 A 種押出法ポリスチレンフォーム保温板 1 種 建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム A 種 A 種ポリエチレンフォーム保温板 2 種 A 種フェノールフォーム保温板 2 種 1 号 A 種フェノールフォーム保温板 3 種 1 号 A 種フェノールフォーム保温板 3 種 2 号 吹込用セルローズファイバー 25K 吹込用セルローズファイバー 45K 55K 吹込用ロックウール断熱材 65K 相当 D 高性能グラスウール断熱材 40K 相当 λ=0.034~0.029 高性能グラスウール断熱材 48K 相当 A 種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板特号 A 種押出法ポリスチレンフォーム保温板 2 種 A 種硬質ウレタンフォーム保温板 1 種 建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム A 種 建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム A 種 A 種ポリエチレンフォーム保温板 3 種 A 種フェノールフォーム保温板 2 種 2 号 E A 種押出法ポリスチレンフォーム保温板 3 種 λ=0.028~0.023 A 種硬質ウレタンフォーム保温版 2 種 1 号 A 種硬質ウレタンフォーム保温版 2 種 2 号 A 種硬質ウレタンフォーム保温版 2 種 3 号 A 種硬質ウレタンフォーム保温版 2 種 4 号 A 種フェノールフォーム保温板 2 種 3 号 F A 種フェノールフォーム保温板 1 種 1 号 λ=0.022 以下 A 種フェノールフォーム保温板 1 種 2 号

84 表 主な材料の熱伝導率 材料名 熱伝導率 [W/(m K)] セメント モルタル 1.5 コンクリート 1.6 軽量骨材コンクリート 1 種 ( 密度 1,900kg/m 3 ) 0.81 軽量骨材コンクリート 2 種 ( 密度 1,600kg/m 3 ) 0.58 軽量気泡コンクリートパネル (ALC パネル ) 0.17 普通れんが 0.62 耐火れんが 0.99 天然木材 1 類 ( 桧 杉 えぞ松 とど松等 ) 0.12 天然木材 2 類 ( 松 ラワン等 ) 0.15 天然木材 3 類 ( ナラ サクラ ブナ等 ) 0.19 合板 0.16 せっこうボード 0.22 木毛セメント板 0.10 木片セメント板 0.17 ハードボード 0.17 パーティクルボード 0.15 畳床 0.11 せっこうプラスター

85 - 82 -

86 4 章太陽光発電設備設置工事 4-1 太陽光発電設備ついて 本税制の対象となる太陽光発電設備は表 4-1 に掲げる機器で 当該太陽電池モジュールの公称最大出力の合計値が 10kW 未満で 以下の条件を満たすものです 1. 当該太陽電池モジュールの変換効率 ( 太陽光エネルギーを電気に変換する割合をいいます ) が 表 4-2 の左欄に記載された太陽電池モジュールの種類ごとに それぞれ当該右欄に定める値以上であるもの 2. 当該太陽電池モジュールの性能及び安全性について財団法人電気安全環境研究所から認証を受けているもの又は当該認証を受けた太陽電池モジュールと同等以上の性能及び安全性を有するもの 3. 当該太陽電池モジュールの公称最大出力の 80% 以上の出力が製造事業者 ( 太陽電池モジュールを製造する事業者をいいます ) によって出荷後 10 年以上の期間にわたって保証されているもの及び当該太陽電池モジュールの保守点検の業務を製造事業者又は販売事業者 ( 太陽電池モジュールを販売する事業者をいいます ) が実施する体制を整備しているもの なお 1.~3. の条件を満たす太陽電池モジュールの型式は太陽光発電普及拡大センター (J-PEC) の HP( の適合機種一覧に掲載されていますので 証明の際は参考にしてください また 太陽光発電設備設置工事の証明の際には 設置した機器や工事内容について 出力対比表や見積書等により確認してください 表 4-1 太陽光発電設備の機器概要 機器名 概要 写真 太陽電池モジュール 複数のセル ( 太陽電池の最小単位 ) で構成されたユニットで 太陽光エネルギーを直接電気エネルギー ( 直流 ) に変換するパネル

87 架台 太陽電池モジュールを屋根等に固定 するもの パワーコンディショナ { インバータ ( 制御装置 直交変換装置 ) 保護装置} 接続箱直流側開閉器交流側開閉器 太陽電池で発電した直流の電気を 電力会社が供給する電気と同じ交流に変換するためのもので システム全体の運転を自動管理するもの 太陽電池からのケーブルを集めるためのボックス 電気の逆流を防止すると共に サージ ( 短い時間 過電圧 ( 定格以上の電圧がかかる電圧異常 ) の状態になること ) を吸収する機能がある システムの点検時に太陽電池出力とシステムを遮断するためのもの 通常 接続箱に内蔵されている インバータから出力された交流電流と商用電流を遮断するためのもの 余剰電力販売用電力量計 太陽電池で発生した電力が家庭内で消費される電力を上回る場合に 電力会社が買い上げる余剰電力量を計量するメーター 表 4-2 太陽電池モジュールの種類毎の変換効率の値 太陽電池モジュールの種類 変換効率の値 シリコン結晶系 13.5% シリコン薄膜系 7.0% 化合物系 8.0%

88 4-2 太陽光発電設備の設置に伴う特殊工事の確認について 太陽光発電設備の設置に伴う特殊工事の証明については 当該特殊工事の有無を見積書等で確認した後 当該太陽光発電設備設置工事の設計図面や施工時の写真で確認してください (1) 安全対策工事 工事内容 : 急勾配な屋根への設置や 3 階建住宅のような高所作業が発生する場合 作業員や部品の落下を未然に防止するため 設置場所に適合した足場を設ける工事 事例写真 : 以下の写真のような場合は 安全対策工事として適用可能です チェックポイント 太陽光発電工事のために設置された自立の足場であること ( 可動式のローリングタワーや高所作業車は対象外 ) 屋根面足場 ( 急勾配のケース ) 屋根面足場 ( 防護ネット付き ) 部分足場 一面全面足場

89 適用されない事例 : 以下のような場合は 安全対策工事として適用されませ ん ローリングタワー ( 移動式簡易足場 ) 高所作業車 (2) 陸屋根防水基礎工事 工事内容 : 陸屋根の基礎設置部分を掘削し 基礎を設置した後 基礎の周辺に防水工事を施工します 傾斜屋根の住宅に設置する場合には発生しません 事例写真 : 以下の写真のような場合は 陸屋根防水基礎工事として適用可能です チェックポイント 架台の基礎を設置するため 防水シート( 又は防水層 ) を貫通した穴をあけ その補修のために防水工事を施した跡が確認できること 穴あけ工事 基礎設置 防水工事の各プロセスが確認できる写真であること 基礎コンクリート升 設置後の基礎

90 防水工事後の基礎写真 1 防水工事後の基礎写真 2 適用されない事例 : 地上設置の場合及び掘削 防水工事を伴わない陸屋根基礎工事は 陸屋根防水基礎工事として適用されません ( 参考 ) 一般的な傾斜屋根への取付金具設置事例 ( 陸屋根防水基礎工事の対象外 ) (3) 積雪対策工事 工事内容 : 該当地域の積雪過重に応じ 架台強度を個別設計し 必要な補強工事を行います 事例写真 : 以下の写真のような事例は積雪対策工事として適用可能です チェックポイント 対荷重強化のため 追加された部材が分かりやすく写真中に表記されていること 追加部材の詳細が写真だけでは判断つかない場合( 鋼材のサイズ 肉厚強化など ) は 適宜 スペックシートなどを添付し 標準品との差を明確に確認できるかをチェックしてください 1 以下の写真に加え 補強された架台の近接写真も確認してください 2 太陽電池モジュールのフレーム補強も積雪対策工事対象とします

91 積雪地域用補強架台の例 フレーム補強の例 補強部分 (4) 塩害対策工事 工事内容 : 塩害が発生すると考えられる地域における施工の場合 太陽光発電設備の強度保持に必要な固定箇所等にコーキング等の処理を施工します 事例写真 : 以下の写真のような事例は塩害対策工事として適用することができます チェックポイント 塩害対策として施工された部分の近接写真により 当該塩害対策工事内容が確認できること 架台接触部分のコ キング処理 ボルト部分のコ キング処理

92 (5) 幹線増強工事 工事内容 : 電力会社との責任分岐点以降の内線 ( 責任分岐点 ~ 電力量計 ~ 分電盤間 ) を強化し 分電盤を交換します 事例写真 : 以下の写真のような事例は 幹線増強工事として適用することができます チェックポイント 分電盤 引込線共に 工事前の単相 2 線式と工事後の単相 3 線式の写真が 添付されていること 単相 2 線式主幹 単相 3 線式分電盤 単相 2 線式分電盤 単相 3 線式分電盤 単相 2 線式引込線 単相 3 線式引込線

<4D F736F F D A D908EA682A082E894C5817A8F5A91EE82CC8FC C838A B838090C590A782CC8EE888F82E646F63>

<4D F736F F D A D908EA682A082E894C5817A8F5A91EE82CC8FC C838A B838090C590A782CC8EE888F82E646F63> 住宅の省エネリフォーム税制の手引き 目次 省エネリフォーム減税の概要 1 1 章省エネリフォームとは 3 1-1 省エネリフォームの目的 効果 3 1-2 省エネリフォームの方法 5 2 章省エネリフォーム税制の解説 7 2-1 省エネ特定改修工事特別控除制度 ( 投資型減税 )( 所得税 ) 7 2-2 省エネ改修促進税制 ( ローン型 )( 所得税 ) 10 (1) 概要 10 (2) 住宅全体の省エネ性能が一段階相当上がると認められる工事

More information

国土交通省告示第五百十五号

国土交通省告示第五百十五号 岐阜市まるっと省エネ住宅認定制度に係る断熱性を高める工事の内容 岐阜市まるっと省エネ住宅認定制度評価要領に定める断熱性を高める工事は 国土交通省告示第 515 号に定める省エネ改修促進税制 ( 固定資産税 ) の適用対象工事内容と同一とし 次に掲げる要件のすべてに該当するもの ( 当該改修工事に附帯して必要となる改修工事を含む ) とする ア窓の断熱性を高める改修工事 ( 外気に接する窓 ( 既存の窓の室内側に設置する既存の窓と一体となった窓を含む

More information

住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2 住宅省エネ改修に伴う固定資産税減額申告書 菰野町長 平成年月日 納税義務者住所 氏名 印 下記のとおり住宅省エネ改修を完了しましたので 固定資産税の減額を申告します 家屋の所在 菰野町 家屋番号 種類 専用住宅 併用住宅 共同住宅 構 造 木造 軽量鉄骨造 鉄骨造 床 面 積 m2 居住部分の床面積 m2 建築年月日 年 月 日 登記年月日 年 月 日 省エネ改修が完了した年月日省エネ改修に要した費用

More information

長寿命住宅(200年住宅)税制の創設 (登録免許税・不動産取得税・固定資産税)

長寿命住宅(200年住宅)税制の創設 (登録免許税・不動産取得税・固定資産税) 平成 29 年 4 月 個人が 自己の居住の用に供する家屋について一定の耐震改修又は一定の省エネ改修工事と併せて行う一定の耐久性向上改修工事 ( 長期優良住宅化リフォーム ) を行った場合 工事費相当額の 0% をその年分の所得税額から控除する特例を受けることができます ( 注 ) 投資型 ローン型減税のいずれか選択制となります 適用期限 : 平成 29 年 4 月 日 ~ 平成 年 2 月 日 所得税の投資型減税

More information

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期 第 7 章 住宅を改修した場合の所得税額控除制度 N 国民の生活基盤を災害から守り 災害に強い国作りを推進する観点から創設された制度です 建築基準法の現行の耐震基準 ( 昭和 56 年 6 月 1 日施行 ) を満たさない既存住宅について 現行の耐震基準を満たすように改修工事を行った場合に その改修工事費用のうち一定額を 工事を行った年分の所得税額から控除できます 住宅耐震改修に要した費用の額 (

More information

< C CA9955C E786C73>

< C CA9955C E786C73> 木造戸建住宅の判定基準は 次の 省エネ等級 4 の基準いずれかの基準に適合していること 省エネラベルの基準エコポイント適用対象検討に関する早見表は 省エネ等級 4 の基準を満たす断熱性能を一目でわかるようにまとめたものです エコポイント対象住宅証明書 の発行依頼には 依頼書や設計内容説明書 各種図面等のご提出が必要となります 詳しくは 別紙 エコポイント対象住宅証明書 発行業務についてのご案内を参照願います

More information

給水管 給湯管又は排水管の維持管理又は更新の容易性を高める工事 木造 鉄骨 RC イ 給水管又は給湯管を維持管理上有効な位置に取り替える工事 ロ 排水管を維持管理上又は更新上有効なもの及び位置に取り替える工事 ハ 給水管 給湯管又は排水管の主要接合部等を点検し又は排水管を清掃するための開 口を床 壁

給水管 給湯管又は排水管の維持管理又は更新の容易性を高める工事 木造 鉄骨 RC イ 給水管又は給湯管を維持管理上有効な位置に取り替える工事 ロ 排水管を維持管理上又は更新上有効なもの及び位置に取り替える工事 ハ 給水管 給湯管又は排水管の主要接合部等を点検し又は排水管を清掃するための開 口を床 壁 平成 29 年 4 月 個人が 自己の居住の用に供する家屋について一定の耐震改修又は一定の省エネ改修工事と併せて行う一定の耐久性向上改修工事 ( 長期優良住宅化リフォーム ) を行った場合 工事費相当額の 0% をその年分の所得税額から控除する特例を受けることができます ( 注 ) 投資型 ローン型減税のいずれか選択制となります 適用期限 : 平成 29 年 4 月 日 ~ 平成 33 年 2 月

More information

Microsoft Word - UA_ηA計算補助資料

Microsoft Word - UA_ηA計算補助資料 外皮平均熱貫流率 及び平均日射熱取得率算定のための補助資料 1. 計算対象部位 1 2. 外皮等の面積の算定ルール 2 (1) 屋根 天井 2 (2) 壁 2 1) 水平方向の面積算定 2 2) 木造部位における垂直方向の面積算定 3 3) 鉄筋コンクリート造部位における垂直方向の面積算定 5 4) 鉄骨造部位における垂直方向の面積算定 6 5) 基礎廻り 7 6) 地下室 8 (3) 床 9 (4)

More information

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ 住宅ローン控除等の拡充 要件緩和 1. 改正のポイント (1) 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 1 所得税額の特別控除の対象となる工事に 省エネ改修工事 耐震改修工事と併せて行う 耐久性向上改修工事 が追加される 2 増改築等をした居住用家屋を平成 29 年 4 月 1 日から 31 日までの間に自己の居住の用に供する場合について適用される (2) 省エネ改修工事をした場合の所得税額の特別控除における適用要件の合理化改正前は居室の全ての窓について改修工事をすることが要件

More information

間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間

間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間 住宅を改修した場合の所得税額控除制度 N 国民の生活基盤を災害から守り 災害に強い国作りを推進する観点から創設された制度です 建築基準法の現行の耐震基準 ( 昭和 56 年 6 月 1 日施行 ) を満たさない既存住宅について 現行の耐震基準を満たすように改修工事を行った場合に その改修工事費用のうち一定額を 工事を行った年分の所得税額から控除できます 住宅耐震改修に要した費用の額 ( 平成 23

More information

2

2 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 省エネルギー基準の改正について 省エネルギー基準が 2013 年 ( 平成 25 年 ) に改正され 2015 年 3 月までの移行期間を経て 2015 年 4 月から完全移行となりました あわせて 品確法の住宅性能表示も改正されました 省エネルギー基準の改正のポイント 1 外皮性能基準 2 一次エネルギー消費量基準 建築主の判断基準 設計 施工指針 改正前平成

More information

5.1.2 気密材の種類と特長気密層は 室内と外気の境界部分に連続して設けなくてはならない 一口に気密層といっても 躯体工法 断熱工法の違いにより 必ずしも部材構成として新たに一層増えるわけではなく 従来のほかの目的を持つ部材 例えば防湿層 断熱材 防風層 あるいは構造躯体自体を気密層として考えるこ

5.1.2 気密材の種類と特長気密層は 室内と外気の境界部分に連続して設けなくてはならない 一口に気密層といっても 躯体工法 断熱工法の違いにより 必ずしも部材構成として新たに一層増えるわけではなく 従来のほかの目的を持つ部材 例えば防湿層 断熱材 防風層 あるいは構造躯体自体を気密層として考えるこ 気密性能の確保と防露への配慮 5章 5章 5 1 気密性能の確保と防露への配慮 気密性能の確保 5 1 1 住宅の気密化の目的 住宅の気密化の目的は 以下の4つが挙げられる 図 5.1.1 (1)漏気負荷を減らし省エネルギー化と室内温度環境の快適性向上を図る (2)壁体通気を抑制し断熱性能の低下を防止する (3)壁体内結露を防止する (4)計画換気の性能保持 1) 図 5.1.1 気密化の目的 -

More information

住宅リフォームの減税制度の概要 リフォームの減税制度 一定の要件を満たすリフォームを行った場合に受けられる減税制度は 5 種類あります 各制度の概要と主な要件は以下の通りです 詳細は本編をご覧ください 減税制度の種類 1. 所得税の控除 1 投資型減税 2 ローン型減税 3 住宅ローン減税 2. 固

住宅リフォームの減税制度の概要 リフォームの減税制度 一定の要件を満たすリフォームを行った場合に受けられる減税制度は 5 種類あります 各制度の概要と主な要件は以下の通りです 詳細は本編をご覧ください 減税制度の種類 1. 所得税の控除 1 投資型減税 2 ローン型減税 3 住宅ローン減税 2. 固 目次 住宅リフォームの減税制度の概要 P.004 Ⅰ. 耐震リフォーム編 P.009 Ⅱ. バリアフリーリフォーム編 P.037 Ⅲ. 省エネリフォーム編 P.081 Ⅳ. 同居対応リフォーム編 P.137 Ⅴ. 長期優良住宅化リフォーム編 P.177 Ⅵ. 住宅ローン減税編 P.223 Ⅶ. 贈与税の非課税措置編 P.245 Ⅷ. 登録免許税の特例措置編 P.263 Ⅸ. 不動産取得税の特例措置編

More information

JIS A9521 F JIS A9521 F 計資料 JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521

JIS A9521 F JIS A9521 F 計資料 JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 63 JIS A9521 F JIS A9521 F 計資料 JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521

More information

第二面 1. 建築物の位置 延べ面積 構造 設備及び用途並びに敷地面積に関する事項 建築物に関する事項 1. 地名地番 2. 敷地面積 m2 3. 建築面積 m2 4. 延べ面積 m2 5. 建築物の階数 地上 階 地下 階 6. 建築物の用途 一戸建ての住宅 共同住宅等 非住宅建築物 複合建築物

第二面 1. 建築物の位置 延べ面積 構造 設備及び用途並びに敷地面積に関する事項 建築物に関する事項 1. 地名地番 2. 敷地面積 m2 3. 建築面積 m2 4. 延べ面積 m2 5. 建築物の階数 地上 階 地下 階 6. 建築物の用途 一戸建ての住宅 共同住宅等 非住宅建築物 複合建築物 様式第三十七 第三十条第一項関係 日本工業規格 A 列 4 番 第一面 建築物のエネルギー消費性能に係る認定申請書 年月日 所管行政庁 殿 申請者の住所又は主たる事務所の所在地申請者の氏名又は名称代表者の氏名 印 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律第 36 条第 1 項の規定により 建築物エネルギー 消費性能基準に適合している旨の認定を申請します この申請書及び添付図書に記載の事項は 事実

More information

Microsoft Word - 省エネ改修促進税制 doc

Microsoft Word - 省エネ改修促進税制 doc 住宅の省エネ改修促進税制の解説 財団法人建築環境 省エネルギー機構 目次 まえがき 1 章住宅の省エネ改修促進税制の概要 1-1 所得税額の特別控除 1-2 固定資産税額の減額措置 2 章省エネ改修促進税制の対象となる省エネ改修工事の要件について 2-1 所得税額の特別控除の対象となる省エネ改修工事の要件 2-2 固定資産税額の減額措置の対象となる省エネ改修工事の要件 3 章. 窓の改修工事 3-1

More information

『省エネ等級4取得のための設計・申請・施工サポート』

『省エネ等級4取得のための設計・申請・施工サポート』 省エネ等級 4 取得のための設計 申請 施工サポート 1 省エネ等級 4 取得のための設計 申請 施工サポート ~ 設計 申請マニュアル ~ 株式会社アルファフォーラム 省エネ等級 4 取得のための設計 申請 施工サポート 2 1. 型式認定の概要 内容 認定番号 取得中 認定をした型式に係る住宅又はその部分の種類 住宅 認定をした型式に係る性能表示事項 5-1 省エネルギー対策等級 認定をした型式の性能

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 評価協外皮計算書 AFGC 追記版 を使用した外皮計算手順 この計算書は 一般社団法人住宅性能評価 表示協会 作成の外皮性能計算書 (Ver3.2) に旭ファイバーグラスで追記をしたものです 既に入力されている面積や開口部情報は 自立循環型住宅への設計ガイドライン に掲載の 温暖地モデルプラン の情報です [ 充填断熱用 ] 2016 年 10 月 1 日 評価協外皮計算書 AFGC 追記版 記入方法ご案内

More information

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要 目次 住宅リフォームを対象とした税の優遇措置の概要 P.004 Ⅰ. 耐震リフォーム編 P.009 Ⅱ. バリアフリーリフォーム編 P.037 Ⅲ. 省エネリフォーム編 P.081 Ⅳ. 同居対応リフォーム編 P.139 Ⅴ. 長期優良住宅化リフォーム編 P.179 Ⅵ. 住宅ローン減税編 P.225 Ⅶ. 贈与税の非課税措置編 P.247 Ⅷ. 登録免許税の特例措置編 P.265 Ⅸ. 不動産取得税の特例措置編

More information

< F2D819B89DF8B8E82CC8F5A91EE90C590A789FC90B38A >

< F2D819B89DF8B8E82CC8F5A91EE90C590A789FC90B38A > Ⅰ 豊かで安心できる住生活の実現と住宅投資の促進 (1) 住宅ローン減税制度の延長及び拡充等 ( 所得税 個人住民税 ) 中堅勤労者等における無理のない負担での住宅取得を支援することにより 国民生活の向上や社会的安定の確保を図るとともに 昨今の経済情勢を踏まえ 経済効果の大きい住宅投資の促進による内需拡大の観点から減税規模の拡充を行い 良質な住宅投資に対する支援を拡充することで良質なストック形成への誘導を図る

More information

Microsoft Word - ★ 改正省エネ講習QA doc

Microsoft Word - ★ 改正省エネ講習QA doc 改正省エネ基準と住宅事業主基準の解説講習に関する Q&A 平成 22 年 4 月 1 日制定 透湿抵抗比の規定に関する内容 透湿抵抗比の規定は木造以外の住宅にも適用できるのでしょうか また適用できる部位を教えてください 透湿抵抗比の規定は木造軸組構法のほか 枠組壁工法 鉄骨造及び鉄筋コンクリート造等に適用できます ただし熱橋部は本ルールの適用外です 部位は 外壁及び天井

More information

1

1 1 2 AC 3 4 5 6 7 8 9 10 寒冷地特別外皮強化型 1 地域代表都市旭川日射区分 :A2 外皮の性能と仕様例 UA 値 η A 値 窓 1 開口部 ドア 0.25 η AH1.9 η AC1.1 樹脂サッシ 1.30W/ m2 K Low-E 三層ガラス (Low-E2 枚 G9 2) 日射取得型 1.75W/ m2 K 断熱材種類屋根 天井外壁床基礎 ( 外気 ) 基礎 ( 内側

More information

要件 1住宅借入金等特別控除住宅の新築 購入購入につき証明がされたものであること増改築等こと 2認定住宅の特別控除の特例住宅借入金等新築等に係るれたものであること 3住宅の再取得等に係る住宅借入金等特別控除の控除額の特例 控除を受けるための要件 ( マイホームの新築等をして 平成 30 年中に居住の用に供した場合 ) 6 住宅ローン等の返済期間が10 年以上で 分割して返済すること中古住宅の 7 建築後使用されたことがある家屋であること

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 評価協外皮計算書 AFGC 追記版 を使用した外皮計算手順 この計算書は 一般社団法人住宅性能評価 表示協会 作成の外皮性能計算書 (Ver3.2) に旭ファイバーグラスで追記をしたものです 既に入力されている面積や開口部情報は 自立循環型住宅への設計ガイドライン に掲載の 寒冷地モデルプラン の情報です [ 充填 + 付加断熱用 ] 2016 年 10 月 11 日 評価協外皮計算書 AFGC 追記版

More information

性能基準 計算ルート 性能基準 計算ルート の評価フロー項目 床 壁 天井等は断熱材以外にも色々な材料で構成されていますので 各材料の熱伝導率と厚さで熱抵抗値を求 め それを合算して各部位のを逆算します 計算で求める方法が3種 あらかじめ示された構成の数値で求 める方法が2種あります 面積を拾う 詳

性能基準 計算ルート 性能基準 計算ルート の評価フロー項目 床 壁 天井等は断熱材以外にも色々な材料で構成されていますので 各材料の熱伝導率と厚さで熱抵抗値を求 め それを合算して各部位のを逆算します 計算で求める方法が3種 あらかじめ示された構成の数値で求 める方法が2種あります 面積を拾う 詳 省 エ ネ ル ギ ー 基 準 住 宅 省エネルギー基準の具体的な内容と算出方法 性能基準 計算ルート の評価フロー 外皮平均は 各部位の面積 温度差係数などを求め計算し また 平均日射熱取得率は 各部 位の面積 日射熱取得率 などを求め計算します U 温度差係数 H 屋根 天井 ドア 窓 床 基礎 外皮熱損失量 q 外皮熱損失量 q 外皮等の 面積の合計 ΣA 外皮平均 冷房期の平均日射熱取得率

More information

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の 住宅ローン控除 ( 住宅ローン減税 ) 2014(H26 年 ) 住宅ローン控除 ( 住宅ローン減税 ) の概要 居住年 控除対象借入限度額 控除期間 控除率 最大控除額 ( 年間控除額 ) 平成 21 年 ~22 年 5,000 万円 500 万円 (50 万円 ) 平成 23 年 4,000 万円 400 万円 (40 万円 ) 平成 24 年 10 年間 1.00% 300 万円 (30 万円

More information

【最終稿】別添2

【最終稿】別添2 該当する工事窓 1 窓の断熱性を高める工事窓 2 窓の断熱性を相当程度高める工事窓 3 窓の断熱性を著しく高める工事日本住宅性能表示基準における 断熱等性能等級 により相当する省エネ基準: 昭和 55 年省エネルギー基準に満たないもの: 昭和 55 年省エネルギー基準: 平成 4 年省エネルギー基準 壁 を含まない工事については 天井 又は 床 を 壁 に読み替えることができ 天井 及び 床 の両方を含む工事については

More information

付録 A 住宅の平均熱貫流率算出に用いる建材等の熱物性値等 A.1 建材等の熱物性値 表 A.1 に住宅の平均熱貫流率算出に用いる建材等の熱物性値を示す 表 A.1 に定める建材以外におい て 一般的に用いられ JIS で熱物性値の定めのある断熱材の熱物性値を参考として表 A.2 に示す 表 A.2 に 掲げる断熱材は JIS 表示品であることが確認できた場合 当該 JIS に定める熱物性値を用いることができる

More information

結露の発生を防止する対策に関する試験ガイドライン

結露の発生を防止する対策に関する試験ガイドライン 計算の結果による温熱環境 ( 結露の発生を防止する対策 ) に関する試験ガイドライン 一般社団法人住宅性能評価 表示協会 ( 平成 21 年 11 月 2 日制定 平成 27 年 2 月 27 日修正 ) このガイドラインは 5-1 断熱等性能等級 の (3) ハの結露の発生を防止する対策に関する 基準において 計算の結果をもとに結露の発生を防止する特別の構造方法に関する試験の方法を 定めるものである

More information

<8DB782B591D682A62090DD8C768E7B8D488E77906A D38CA98B7982D189F1939A816988C4816A30322E786C73>

<8DB782B591D682A62090DD8C768E7B8D488E77906A D38CA98B7982D189F1939A816988C4816A30322E786C73> 住宅に係る設計施工指針に関する意見と回答 ( 案 ) ( 合計件数 93 件 ) 番号 該当箇所 ( 内容 ) 3() 表中 6 ご意見回答件数 開口部の熱貫流率を一定に向上させた場合 外壁の断熱材の熱抵抗基準値を緩和できるという規定は 従来から推し進めてきた躯体断熱を強化して行く方向性を曖昧にするものであり 望ましくない 所定の省エネルギー性能を確保できる住宅を実現させるための選択肢を提示したものです

More information

2804_jigyousha_B_seinou

2804_jigyousha_B_seinou [ 参考書式 ] 断熱等性能等級 4( 性能基準 ) [ 金利 Bプラン ] フラット 35S( 省エネルギー性 ) の における 断熱等性能等級 4 の性能基準により フラット 35S( 金利 B プラン ) 省エネルギー性 の を行う場合は 以下の内容をご確認ください 方位 天井断熱の混在 ( 小屋裏収納等 ) 真北方向と壁面に対する垂線との角度を図面に表記している 各面の方位 8 区分に応じて

More information

Taro-町耐震改修助成要綱 j

Taro-町耐震改修助成要綱 j 木造住宅耐震診断 耐震改修補助制度のご案内 町では 地震に対する建築物の安全性の向上をはかり安全で安心して暮らせるまちづくりを推進するため 戸建て木造住宅の所有者に対し耐震診断 耐震改修の費用の一部を補助します 音更町 木造住宅耐震診断費の補助 1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む

More information

Microsoft Word - 防露試験ガイドライン doc

Microsoft Word - 防露試験ガイドライン doc 計算の結果による温熱環境 ( 結露の発生を防止する対策 ) に関する試験ガイドライン 一般社団法人住宅性能評価 表示協会 ( 平成 21 年 11 月 2 日制定 ) このガイドラインは 5-1 省エネルギー対策等級 の (3) イ3 結露の発生を防止する対策に関する基準において 計算の結果をもとに結露の発生を防止する特別の構造方法に関する試験を行う際の方法を定めるものである 1. 定義 (1) 試験

More information

もくじ 1. 表紙 2. もくじ 3. 床施工前 > 透湿防水シート 4. 床施工前 > 断熱材用受け材 5. 床施工前 >ユニットバス人通口 6. 床施工 > 床用透湿防水シートの施工 7. 床施工 >セルローズファイバー吹込み工事 8. 壁施工前 > 横胴縁 気密コンセントカバー 9. 壁施工前

もくじ 1. 表紙 2. もくじ 3. 床施工前 > 透湿防水シート 4. 床施工前 > 断熱材用受け材 5. 床施工前 >ユニットバス人通口 6. 床施工 > 床用透湿防水シートの施工 7. 床施工 >セルローズファイバー吹込み工事 8. 壁施工前 > 横胴縁 気密コンセントカバー 9. 壁施工前 施工マニュアル ( 納まり ) 日本製紙木材株式会社 2012 もくじ 1. 表紙 2. もくじ 3. 床施工前 > 透湿防水シート 4. 床施工前 > 断熱材用受け材 5. 床施工前 >ユニットバス人通口 6. 床施工 > 床用透湿防水シートの施工 7. 床施工 >セルローズファイバー吹込み工事 8. 壁施工前 > 横胴縁 気密コンセントカバー 9. 壁施工前 > 開口部廻りの処置 10. 壁施工

More information

<93CD8F6F976C8EAE81698B4C8DDA97E1816A2E786C7378>

<93CD8F6F976C8EAE81698B4C8DDA97E1816A2E786C7378> 様式第二十二 ( 第十二条第一項及び附則第二条第一項関係 )( 日本工業規格 A 列 4 番 ) ( 第一面 ) 委任状は不要です 図面に押印は不要です 根拠を示した図面を添付してください 追加資料として求める場合があります 届出書 平成 29 年 7 月 1 日 福岡市長 殿 工事に着手する日の 21 日前までに届け出てください 設計者ではなく, 建築主です 届出者が法人である場合, 代表者の氏名を併せて記載してください

More information

資料 4 H 検討会 木造庁舎計画 設計基準の熱負荷計算について (1) 木造建築物に使用する材料の熱定数表を下に示す 熱伝導率 容積比熱 材料名 λ cρ [W/(m K)] [kj/(m 3 K)] 複合金属サイディング 55% アルミ- 亜鉛めっき鋼板 45 3,600 + 硬質

資料 4 H 検討会 木造庁舎計画 設計基準の熱負荷計算について (1) 木造建築物に使用する材料の熱定数表を下に示す 熱伝導率 容積比熱 材料名 λ cρ [W/(m K)] [kj/(m 3 K)] 複合金属サイディング 55% アルミ- 亜鉛めっき鋼板 45 3,600 + 硬質 資料 4 H23.2.24 検討会 木造庁舎計画 設計基準の熱負荷計算について (1) 木造建築物に使用する材料の熱定数表を下に示す 熱伝導率 容積比熱 材料名 λ cρ [W/(m K)] [kj/(m 3 K)] 複合金属サイディング 55% アルミ- 亜鉛めっき鋼板 45 3,600 + 硬質ウレタンフォーム 0.028 47 + 石膏ボード 0.17 1,000 +ロックウール 0.064

More information

( 第二面 ) 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏名 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 2. 代理者 イ. 氏名 ロ. 勤務先 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 3. 設計者 イ. 氏名 ロ. 勤務先 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 4. 備考

( 第二面 ) 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏名 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 2. 代理者 イ. 氏名 ロ. 勤務先 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 3. 設計者 イ. 氏名 ロ. 勤務先 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 4. 備考 様式第二十二 ( 第十二条第一項及び附則第二条第一項関係 )( 日本工業規格 A 列 4 番 ) ( 第一面 ) 届出書 年月日 所管行政庁 殿 届出者の住所又は主たる事務所の所在地届出者の氏名又は名称代表者の氏名 印 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律第 19 条第 1 項前段又は同法附則第 3 条第 2 項前 段の規定による届出をします この届出書及び添付図書に記載の事項は 事実に相違ありません

More information

これだけは知っておきたい地震保険

これだけは知っておきたい地震保険 これだけは知っておきたい地震保険 損害保険 ABC> 損害保険のいろいろ これだけは知っておきたい地震保険 地震保険は 地震や噴火またはこれらによる津波を原因とする災害に備える地震専用の保険です 日本は世界有数の地震国 いつどこで大地震が起きても不思議ではありません 火災保険では地震等による火災損害は補償されません 地震保険は 地震等により建物や家財の損害に備えた地震災害専用の保険です 2001 年

More information

2-5 住宅の設備

2-5 住宅の設備 2-5 住宅の設備 < 台所の型 > 食事室 居間兼用 の台所の割合は建築の時期が新しくなるほど上昇 住宅を台所の型別にみると, 独立の台所 は1654 万戸で住宅全体の31.7%, 食事室兼用 ( いわゆるDK) は1550 万戸 (29.8%), 食事室 居間兼用 ( いわゆるLDK) は1605 万戸 (30.8%), その他と兼用 は248 万戸 (4.8%), 他世帯と共用の台所 は11

More information

外皮については 地域の区分 ( 建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令第 1 条第 1 項第 2 号イ⑴の地域の区分をいう 以下同じ ) に応じ 断熱及び日射遮蔽のための措置を講じた構造 ( 以下 断熱構造 という ) とすること ただし 次のイからヘまでのいずれかに該当するもの又はこれらに類す

外皮については 地域の区分 ( 建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令第 1 条第 1 項第 2 号イ⑴の地域の区分をいう 以下同じ ) に応じ 断熱及び日射遮蔽のための措置を講じた構造 ( 以下 断熱構造 という ) とすること ただし 次のイからヘまでのいずれかに該当するもの又はこれらに類す - 1 - 国土交通省告示第二百六十六号建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令(平成二十八年経済産業省国土交通省令第一号)第一条第一項第二号イ⑵及び同号ロ⑵の規定に基づき 住宅の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準を次のように定める 平成二十八年一月二十九日国土交通大臣石井啓一住宅の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準

More information

1 外皮断熱性能の強化 1.1 断熱強化の必要性 昭和 40 年代以降 大量に供給された公営住宅ストックを建て替えのみで更新していくことは困難であり 既存ストックの有効活用は重要性を増しています 既存の道営住宅の年代別ストックを見ると 北海道環境共生型公共賃貸住宅整備指針 が策定され断熱水準が強化さ

1 外皮断熱性能の強化 1.1 断熱強化の必要性 昭和 40 年代以降 大量に供給された公営住宅ストックを建て替えのみで更新していくことは困難であり 既存ストックの有効活用は重要性を増しています 既存の道営住宅の年代別ストックを見ると 北海道環境共生型公共賃貸住宅整備指針 が策定され断熱水準が強化さ 1 外皮断熱性能の強化 1.1 断熱強化の必要性 1.2 改修仕様例 2 換気設備の改修 2.1 改修前の確認事項 2.2 改修方法 3 屋根雪障害対策 3.1 設計手法 1 外皮断熱性能の強化 1.1 断熱強化の必要性 昭和 40 年代以降 大量に供給された公営住宅ストックを建て替えのみで更新していくことは困難であり 既存ストックの有効活用は重要性を増しています 既存の道営住宅の年代別ストックを見ると

More information

平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省 平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活化に向けて 耐震 省エネ 耐久に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省エネリフォームに係る特例措置を拡充する 要望の内容 < 耐震 省エネリフォームに係る現行制度の概要 > ローン型減税

More information

ARCHITREND ZERO 外皮性能計算編

ARCHITREND ZERO 外皮性能計算編 外皮平均熱貫流率 (U A 値 ) と平均 射熱取得率 (η A 値 ) を計算し 目標等級以上になるか確認します 住宅の改正省エネルギー基準の 建築主の判断基準 による外皮性能の評価方法となります 外皮等の面積を算定する際 寸法の取り方は特定 政庁 申請機関によって異なる場合があります 申請を う際には 必ず事前に地域の特定 政庁 申請機関に確認を ってから作業を進めてください 初期設定の確認 変更

More information

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す 所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 目一住宅借入金等を有する場合の所得税の特別控除等の適用期間等に係る特例の改正 8₉0 次 二住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除の控除額に係る特例の創設 8₉2 一住宅借入金等を有する場合の所得税の特別控除等の適用期間等に係る特例の改正 1 改正前の制度の概要 ⑴ 租税特別措置法の制度の概要 1 居住者が 一定の要件を満たす居住用家屋の新築

More information

<4D F736F F F696E74202D F955D89BF8AEE8F AEE8F CC8A F E B835794D48D8693FC82E8816A2E >

<4D F736F F F696E74202D F955D89BF8AEE8F AEE8F CC8A F E B835794D48D8693FC82E8816A2E > 長期優良住宅化リフォーム推進事業 事前に公表した募集要領( 案 ) や講習会テキストでは住宅性能に係る評価基準を ( イ ) 基準 ( ロ ) 基準と記載しておりますが 公募時にはそれぞれ S 基準 A 基準としておりますのでご留意ください (1) 1. 劣化対策 ( 必須 ) 1-1. 木造 インスペクションで認められた劣化事象が補修され ( 又は維持保全計画に記載され ) かつ 小屋裏 一定以上の小屋裏換気措置

More information

2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の

2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の 別添 5 増改築等工事証明書 ( 特定の増改築等がされた宅用家屋の有権の移転登記の税率の軽減の特例用 ) 様式 増改築等工事証明書 ( 特定の増改築等がされた宅用家屋の有権の移転登記の税率の軽減の特例用 ) 証明申請者 氏名 家屋番号及び在地 工事完了年月日 1. 実施した工事の種別 第 1 号工事 1 増築 2 改築 3 大規模の修繕 4 大規模の模様替 第 2 号工事 1 棟の家屋でその構造上区分された数個の部分を独立して居その他の用途に供することができるもののうちその者が区分有する部分について行う次に掲げるいずれかの修繕又は模様替

More information

1

1 001 1 の構造 特殊金属膜 エコガラスの構造 エコガラスは 2枚のガラスをセットにした複層ガラスの内側 に 特殊な金属 Low-E 膜 をコーティングしたものです ガ ラスにはさまれた中空層とLow-E膜によって 高い可視光線 透過率をもちながら 高断熱性能と優れた遮熱性能を発揮し ます 1年中室温を快適に保つことができ 暖房や冷房の効 率がアップするので 光熱費を抑えながら CO2排出削減にも

More information

1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのものであること (2) 所有者自らが居住していること (3)

1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのものであること (2) 所有者自らが居住していること (3) 町では 地震に対する建築物の安全性の向上をはかり安全で安心して暮らせるまちづくりを推進するため 戸建て木造住宅の所有者に対し耐震診断 耐震改修の費用の一部を補助します 音更町 1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2

More information

2. 長期係数の改定 保険期間を2~5 年とする契約の保険料を一括で支払う場合の保険料の計算に使用する長期係数について 近年の金利状況を踏まえ 下表のとおり変更します 保険期間 2 年 3 年 4 年 5 年 長期係数 現行 改定後

2. 長期係数の改定 保険期間を2~5 年とする契約の保険料を一括で支払う場合の保険料の計算に使用する長期係数について 近年の金利状況を踏まえ 下表のとおり変更します 保険期間 2 年 3 年 4 年 5 年 長期係数 現行 改定後 共栄火災 2017 年 12 月新 2019 年 1 月 1 日以降保険始期用 2019 年 1 月地震保険改定に関するご案内 地震保険は 2019 年 1 月 1 日に制度の見直しを実施します 2019 年 1 月 1 日以降に地震保険の保険期間が開始するご契約 (2019 年 1 月 1 日以降に自動継続となるご契約を含みます ) より 改定内容が適用されることとなりますので 改定の内容をご案内させていただきます

More information

5

5 商品特長 基本性能 商品特長 施工例 ハイレベルな断熱性能 快適な生活を頼もしくバックアップします アルミと樹脂の複合構造を採用し 高い断熱クオリティをもつ エピソード エピソード Type S 引違い系 単体 面格子付 断熱性と日射熱取得率 シャッター付 平成25年省エネルギー基準 雨戸付 室外側 ア ルミ 室内側 樹 脂 建具とガラスの組合せによる熱貫流率および日射熱取得率 設計施工指針 別表第7

More information

<4D F736F F D208A4F D82C98AD682B782E990AB945C8AEE8F8089FC92E DC58F498CB495B6816A2E646F6378>

<4D F736F F D208A4F D82C98AD682B782E990AB945C8AEE8F8089FC92E DC58F498CB495B6816A2E646F6378> 外断熱建物に関する性能基準 平成 15 年 4 月 1 日北開局営調第 12 号 最終改定平成 27 年 4 月 30 日北開局営整第 8 号 第 1 編総則 第 1 章目的この基準は 官庁施設の基本的性能基準 ( 平成 25 年 3 月 29 日国営整第 197 号 国営設 134 号 ) に基づき 同基準に定めのある事項のほか 国家機関の建築物及びその附帯施設 ( 以下 官庁施設 という ) において外断熱工法を採用する場合に必要となる性能の項目並びに技術的事項及び検証方法を定め

More information

第1章第2章第3章第4章36 解説計算の流れ基準の解説取得率の解説得率の計算の流れ得率の基準の解説消費量基準の概要消費量基準の解説資料ロ UHi は 当該部位を熱の貫流する方向に構成している材料の種類及び厚さ 熱橋 ( 構造 部材 下地材 窓枠下材その他断熱構造を貫通する部分であって 断熱性能が周囲

第1章第2章第3章第4章36 解説計算の流れ基準の解説取得率の解説得率の計算の流れ得率の基準の解説消費量基準の概要消費量基準の解説資料ロ UHi は 当該部位を熱の貫流する方向に構成している材料の種類及び厚さ 熱橋 ( 構造 部材 下地材 窓枠下材その他断熱構造を貫通する部分であって 断熱性能が周囲 第1章第2章第3章第4章36 解説計算の流れ基準の解説取得率の解説得率の計算の流れ得率の基準の解説消費量基準の概要消費量基準の解説資料ロ UHi は 当該部位を熱の貫流する方向に構成している材料の種類及び厚さ 熱橋 ( 構造 部材 下地材 窓枠下材その他断熱構造を貫通する部分であって 断熱性能が周囲の部 分より劣るものをいう ) により貫流する熱量 隣接空間との温度差による貫流熱量の低 減等を勘案した数値とする

More information

<8E7B8D E838A8358C495CA8E86352E786C73>

<8E7B8D E838A8358C495CA8E86352E786C73> 施工状況現場検査チェックシート 見本 別紙 5 6 枚 記載された内容は 事実の相違ないことを住宅検査員 施工 ( 管理 ) 者連名で報告します 住宅の名称 住宅の所在地 工事施工者 住所代表者氏名又は名称電話 : - - 印 ゆうゆう検査員 施工 ( 管理 ) 者 建築士番号氏名電話 : - - 住所氏名電話 : - - 印 印 検査対象工程検査年月日検査員の署名施工 ( 管理 ) 者の署名 第

More information

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤沢県税事務所 ( 神奈川県藤沢合同庁舎内 ) 0466-26-2111( 代表 ) 2. 住宅借入金等特別控除 ( 国税 )

More information

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税 別表第二 証明申請者 氏 家屋番号及び在地 増改築等工事証明書 ( 固定資産税 ) 工事完了年月日平成年月 1-1. 地方税法施行令附則第 12 条第 26 項に規定する基準に適合する耐震改修をした場合内日工容事の1 地方税法施行令附則第 12 条第 26 項に規定する基準に適合する耐震改修 1-2. 地方税法附則第 15 条の9 の2 第 1 項に規定する耐震改修をした家屋が認定長期優良宅に該当することとなった場合工地震に対する安全性の向上を目的とした増築

More information

1 市川市耐震改修助成制度 の概要 この制度は 市民の皆さんが所有し かつ居住する木造戸建住宅について 市の助成を受けて行っ た耐震診断の結果 耐震性が低いことから市に登録した木造住宅耐震診断士による耐震改修を実施した場合に 耐震改修設計費 耐震改修工事 工事監理費及び耐震改修に伴うリフォーム工事費

1 市川市耐震改修助成制度 の概要 この制度は 市民の皆さんが所有し かつ居住する木造戸建住宅について 市の助成を受けて行っ た耐震診断の結果 耐震性が低いことから市に登録した木造住宅耐震診断士による耐震改修を実施した場合に 耐震改修設計費 耐震改修工事 工事監理費及び耐震改修に伴うリフォーム工事費 平成 30 年 4 月 市川市 街づくり部建築指導課 電話 047-712-6337 1 市川市耐震改修助成制度 の概要 この制度は 市民の皆さんが所有し かつ居住する木造戸建住宅について 市の助成を受けて行っ た耐震診断の結果 耐震性が低いことから市に登録した木造住宅耐震診断士による耐震改修を実施した場合に 耐震改修設計費 耐震改修工事 工事監理費及び耐震改修に伴うリフォーム工事費用の一部を市が助成することにより耐震改修の促進を図り

More information

[ 建築主等に関する事項 ] 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏 名 ハ. 郵 便 番 号 ニ. 住 所 ホ. 電 話 番 号 ( 第二面 2. 代理者 イ. 資 格 ( 建築士 ( 登録 第 号 ロ. 氏 名 ハ. 建築士事務所名 ( 建築士事務所 ( 知事登録 第 号 ニ. 郵便番号

[ 建築主等に関する事項 ] 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏 名 ハ. 郵 便 番 号 ニ. 住 所 ホ. 電 話 番 号 ( 第二面 2. 代理者 イ. 資 格 ( 建築士 ( 登録 第 号 ロ. 氏 名 ハ. 建築士事務所名 ( 建築士事務所 ( 知事登録 第 号 ニ. 郵便番号 様式第一 ( 第一条第一項関係 ( 日本工業規格 A 列 4 番 ( 第一面 計画書 平成年月日 登録建築物エネルギー消費性能判定機関ビューローベリタスジャパン株式会社 御中 提出者の住所又は 主たる事務所の所在地 提出者の氏名又は名称 印 代表者の氏名 設計者氏名 印 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律第 12 条第 1 項 ( 同法第 15 条第 2 項の規定により読み替えて適用される場合を含む

More information

SBIAQ確認検査業務手数料規定

SBIAQ確認検査業務手数料規定 SBI アーキクオリティ株式会社適合証明検査業務料金規程 ( 趣旨 ) 第 1 条 この規程は SBI アーキクオリティ株式会社 ( 以下 SBIAQ という ) が独立行政法人住宅金融支援機構との間に締結した 適合証明業務に関する協定書 に定める適合証明検査業務に係る料金 ( 以下 適合証明料金 という ) について必要な 事項を定める ( 新築住宅 フラット35 財形住宅融資 の料金 ) 第 2

More information

フォームフォーム考資料ウレタンフォーム押出法ポリスチレンフォーム断熱ェノールフォームフ材 A 建材名称 λ A 1 種 b B C A 2 種 b B C A B a C D 硬質ウレタンポリエチレン吹付け硬質 熱貫流率 (U 値 ) 計算

フォームフォーム考資料ウレタンフォーム押出法ポリスチレンフォーム断熱ェノールフォームフ材 A 建材名称 λ A 1 種 b B C A 2 種 b B C A B a C D 硬質ウレタンポリエチレン吹付け硬質 熱貫流率 (U 値 ) 計算 コンクリート系木質系木質系資料編 / 断熱に関する数字 断熱に関する数字 の熱性能を表わす主な用語は λ( ラムダ ) R( アール ) U( ユー ) の です これらは相互に関連があり 断熱設計に頻繁に登場する基本用語です の熱の伝わりやすさ の熱の伝わりにくさ 断熱性能を表わす値 ラムダ λ 熱伝導率 単位 :W/(m K) 例 ロックウール ( マット ) λ = アール R熱抵抗 単位 :

More information

章の表紙

章の表紙 テキスト 2 章 ( P 8~25) 省エネルギー基準について 新たに施行される建築物省エネ法については 非住宅 の基準を含みますが 本講習では 戸建住宅 に絞った内容で示しております 詳しくは 国土交通省ホームページ等をご参照ください 1 省エネ関連法令 ( 全体 ) 2 住宅の省エネに関する法体系の変遷 S55 省エネ基準 1980 年 (S55) 制定 断熱性 参考 窓仕様イメージ 2(Ⅰ)

More information

A 計算に使用したモデル ( 平面図 立面図 面積表 ) 自立循環型住宅設計ガイドライン設定モデル住宅 ( 一般モデル ) 木造 2 階建延床面積 m2 1~3 地域 4~7 地域 寒冷地モデル 温暖地モデル 部位 面積 [ m2 ] 長さ [m] 部位 面積 [ m2 ] 長さ [m

A 計算に使用したモデル ( 平面図 立面図 面積表 ) 自立循環型住宅設計ガイドライン設定モデル住宅 ( 一般モデル ) 木造 2 階建延床面積 m2 1~3 地域 4~7 地域 寒冷地モデル 温暖地モデル 部位 面積 [ m2 ] 長さ [m] 部位 面積 [ m2 ] 長さ [m G1,G2 外皮水準と住宅シナリオ設定に用いた条件 概要 1. 計算モデル 設定項目 設定内容 自立循環型住宅設計ガイドライン設定モデル住宅 ( 一般モデル ) 平面図及び立体図はページ A をご参照ください 2. 構法木造軸組構法 3. 断熱仕様 別表の仕様にて外皮性能 U A 値を確認した ページ B 表 1 表 2 をご参照ください 4. 暖房負荷 室内温熱環境計算に使用したプログラム AECAD

More information

Microsoft PowerPoint pptx[読み取り専用]

Microsoft PowerPoint pptx[読み取り専用] 検査機関名 : ( 一財 ) 愛知県建築住宅センター 改正省エネ基準に係る照会事例の解説 1. 基礎高さが 40 cmを超える場合の取扱い 2. 地下室の取扱い 3. 土間床の取扱い 4. 小屋壁等の取扱い 5. バスユニット下部の断熱処理 6. 結露防止対策 7. 併用住宅の断熱措置 8. 一次エネルギー消費量等級の提出書類 ( 設備機器 ) 9. 自己適合宣言書による試験品質 生産品質の確認方法

More information

untitled

untitled 8 7 6 5 4 3 2 1 3 平成24年 2012年 6月30日 11 新建ハウジング 断熱材 ECOダン 湿式外断熱 高性能断熱材で確実に包む外断熱工法 ドイツ サッシを採用し 高い省エネ効果が期待できま す 木造 RCに対応 大臣認定の防火耐火構造 選べるテクスチャー3種類 カラー36色で 色あ せせずいつまでも鮮やさを保ちます 10 野地板 構造用合板を必要としない 自然素材の 木でできた外張り用断熱材

More information

<4D F736F F F696E74202D208FC C A B83808CB890C E836595D2816A >

<4D F736F F F696E74202D208FC C A B83808CB890C E836595D2816A > 省エネ リフォーム減税ガイド 2009/4/28 板硝子協会 略称 税制一覧 板硝子協会 09 年減税解説ツール 4 団体パンフ 新設 09 投資型 08 ローン型 データブック 表紙 発行元 ( 財 ) 住宅リフォーム 紛争処理支援センター 板硝子協会日本サッシ協会プラスチックサッシ工業会全国複層硝子工業会 板硝子協会板硝子協会板硝子協会 内容 2009 年に新設 継続となった税制を解説 投資型減税の概略紹介

More information

Microsoft Word - 公表資料2013本番

Microsoft Word - 公表資料2013本番 年度フラット 35 利用者調査報告 Ⅰ 調査の対象者 金融機関から買取又は付保の申請があった債権 ( 借換えに係るものを除く ) で 年 4 月 1 日から 2014 年 3 月 31 日までに買取り 又は付保の承認を行ったもののうち集計可能となった 62,355 件 (2014 年 4 月 16 日現在のデータに基づく ) 融資区分別 ( 建て方別 ) の集計件数は 次のとおり 融資区分別 ( 建て方別

More information

<4D F736F F D2093C192E88C9A927A95A881698F5A91EE816A82CC8FC C915B927582CC93CD8F6F834B E646F63>

<4D F736F F D2093C192E88C9A927A95A881698F5A91EE816A82CC8FC C915B927582CC93CD8F6F834B E646F63> 第 4 章 住宅の省エネルギー措置の届出作成ガイド 4.1 届出に必要な書類と添付図書新築時に必要な届出書類は 省令様式の届出書とその根拠を示す図書である ( 正副 2 通を提出 ) つまり 届出書の 第三面( 住宅の用途に供する建築物 ) に関連して 省エネルギー基準の適用に当たって使用した計算表及び必要図面などを 申請内容に応じて添付することになる 申請内容や選択した評価方法に応じて 必要な資料は異なるので

More information

スライド 1

スライド 1 よく分かる! 省令準耐火 ( 木造軸組工法 ) ~ 基準の概要 & よくある質問 ~ Web セミナー用テキスト 1 目次 省令準耐火構造の住宅 の特徴 木造軸組工法による省令準耐火構造 ( 概要 ) よくある質問 省令準耐火構造の住宅 のメリットとは? 2 省令準耐火構造の住宅 の特徴 3 省令準耐火構造の住宅 の特徴 特徴 1 外部からの延焼防止 特徴 2 各室防火 特徴 3 他室への延焼遅延

More information

3. 線熱貫流率の求め方鉄筋コンクリート造等の住宅の線熱貫流率は 以下の (1) から (3) までの方法により求める 100 分の 1 未満の端数を切り上げた小数第二位までの値とする (1) を含む壁体全体の貫流熱損失 (Qw) を求める { 熱橋長さ (W)=1m} 壁体の長さ (L W ) の

3. 線熱貫流率の求め方鉄筋コンクリート造等の住宅の線熱貫流率は 以下の (1) から (3) までの方法により求める 100 分の 1 未満の端数を切り上げた小数第二位までの値とする (1) を含む壁体全体の貫流熱損失 (Qw) を求める { 熱橋長さ (W)=1m} 壁体の長さ (L W ) の 鉄筋コンクリート造等の熱橋部位の線熱貫流率計算要領 一般社団法人住宅性能評価 表示協会 平成 28 年 6 月 3 日制定 本要領は 鉄筋コンクリート造等の住宅における構造部材等による熱橋 ( 以下 という ) を含む部位 ( 以下 熱橋部位 という ) の線熱貫流率を定常 2 次元伝熱計算プログラムで計算する方法を示すものである なお 本要領に基づく計算は 当分の間 住宅型式性能認定の取得に限定して使用できるものとし

More information

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に 平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に供した場合 減税対象期間が 10 年から 3 年間延長され その期間で最大 建物購入価格の消費税 2%

More information

真空ガラス スペーシア のご紹介 一般に使用されている一枚ガラスの約 4 倍の断熱効果を発揮!! お部屋全体を快適にします オフィスやパブリックスペースの環境は 冷房や暖房に常に取付専用グレチャン気を配らなければなりません 高断熱 Low-Eガラスしかし一方で経営者の方々にとっては節電対策も重要な項

真空ガラス スペーシア のご紹介 一般に使用されている一枚ガラスの約 4 倍の断熱効果を発揮!! お部屋全体を快適にします オフィスやパブリックスペースの環境は 冷房や暖房に常に取付専用グレチャン気を配らなければなりません 高断熱 Low-Eガラスしかし一方で経営者の方々にとっては節電対策も重要な項 お部屋全体を快適にします オフィスやパブリックスペースの環境は 冷房や暖房に常に取付専用グレチャン気を配らなければなりません 高断熱 Low-Eガラスしかし一方で経営者の方々にとっては節電対策も重な項目です Low-Eガラス消費電力の多くは 冷暖房にかかわる空調に使われています 0.2ミリの真空層空調の使用制限や 空調機器だけ0を省エネタイプに変えるのではなく 真空層を保持するマイクロスペーサー断熱性の高いガラスも併せて採用することで解決できることがあります

More information

<826295CF8D588C7689E68F912E786C73>

<826295CF8D588C7689E68F912E786C73> 様式第二 ( 第二条第一項関係 )( 日本工業規格 A 列 4 番 ) ( 第一面 ) 変更計画書 年月日 殿 提出者の住所又は主たる事務所の所在地提出者の氏名又は名称代表者の氏名 印 設計者氏名 印 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律第 12 条第 2 項 ( 同法第 15 条第 2 項の規定により読み替えて適用される場合を含む ) の規定により 変更後の建築物エネルギー消費性能確保 計画を提出します

More information

木造住宅耐震診断費の補助 申込み期限 1 月 3 1 日 1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのもの

木造住宅耐震診断費の補助 申込み期限 1 月 3 1 日 1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのもの 木造住宅耐震診断 耐震改修補助制度のご案内 町では 地震に対する建築物の安全性の向上をはかり安全で安心して暮らせるまちづくりを推進するため 戸建て木造住宅の所有者に対し耐震診断 耐震改修の費用の一部を補助します 音更町 木造住宅耐震診断費の補助 申込み期限 1 月 3 1 日 1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2

More information

スライド 1

スライド 1 愛媛県民間木造住宅耐震化促進事業 耐震改修事例集 ( 抜粋 : 西条市 ) 愛媛県建築物耐震改修促進連絡協議会 補強事例 27 1 ( 西条市 ) 建築年 昭和 53 年 2 階 約 23m2 1 階 約 64m2 延面積 約 87m2 耐震補強の概要耐力壁関係の補強 構造用合板新設 (1 階 31 箇所 2 階 13 箇所 ) 接合部関係の補強 補強箇所の接合部 ( 引き寄せ金物 かど金物など )

More information

22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2 21. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 胃がん検診 集団検診 ) 12 都道府県用チェックリストの遵守状況胃がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 胃がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 25 C E 岩手県 23 C D 宮城県 13 秋田県 24 C 山形県 10 福島県 12 C 茨城県 16

More information

見直し後11 基準相当1.64GJ/ m2年hh11 基準相当見直しH11 基準と見直し後の省エネ基準の比較について 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成 24 年 8 月 31 日第 2 回合同会議資料 1-1 より抜粋 設備機器の性能向上により 15~25% 程度省

見直し後11 基準相当1.64GJ/ m2年hh11 基準相当見直しH11 基準と見直し後の省エネ基準の比較について 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成 24 年 8 月 31 日第 2 回合同会議資料 1-1 より抜粋 設備機器の性能向上により 15~25% 程度省 資料 2 認定基準の水準等について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 見直し後11 基準相当1.64GJ/ m2年hh11 基準相当見直しH11 基準と見直し後の省エネ基準の比較について 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成

More information

第2章 事務処理に関する審査指針

第2章 事務処理に関する審査指針 第 4 章参考資料 第 1 建築関係資料 1 耐火構造耐火構造 ( 建築基準法第 2 条第 7 号 ) とは 壁 柱その他の建築物の部分の構造のうち 耐火性能 ( 通常の火災が終了するまでの間当該火災による建築物の倒壊及び延焼を防止するために当該建築物の部分に必要とされる性能をいう ) に関して政令で定める技術的基準 ( 建築基準法施行令第 107 条 ) に適合する鉄筋コンクリート造 れんが造その他の構造で

More information

<4D F736F F D208E9197BF315F B838D C8C768E5A977697CC5F FC C8AEE8F808F808B925F E646F63>

<4D F736F F D208E9197BF315F B838D C8C768E5A977697CC5F FC C8AEE8F808F808B925F E646F63> 一次エネルギー消費量の算定要領 ( 平成 28 年省エネ基準準拠 ) 本算定要領は 地域型住宅グリーン化事業 における 高度省エネ型 ( ゼロ エネルギー住宅 ) の応募にあたり 建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令における算出方法等に関する事項 ( 国土交通省告示第 265 号 平成 28 年 1 月 29 日 ) による一次エネルギー消費量算定方法( 以下 平成 28 年省エネ基準一次エネルギー消費量算定方法

More information

2016_11月版

2016_11月版 旭ファイバーグラス 断熱材製品一覧 2018.06.01 熱伝導率の測定温度 : 23 JIS A 9523 23 70 アクリアネクスト α ( 高性能防湿フィルム付 ミクロン厚 JIS A 6930 同等品 ) 熱抵抗値熱伝導率丌燃材料 施工坪数施工部位厚さ幅長さ 壁 ACN アルファ 395 6 枚 ACNアルファ GWHG20-34 高性能 20 2880 430 6 枚 約 2.3 坪分壁

More information

横浜市のマンション 耐震化補助制度について

横浜市のマンション 耐震化補助制度について 資料 4 マンションの 耐震設計の手法について 平成 28 年 10 月 31 日作成 ( 注 ) 耐震化補助制度の内容は 作成時点のものとなります 1 設計手法 地震の原因とプレートの配置 地震の原因 地球の表面は何枚かの岩盤 ( プレート ) にて構成されている それぞれのプレートが運動することで境界部にひずみが生じる 蓄積したひずみが限界に達し それが解放されたものが地震となる プレートテクトニクス理論

More information

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく よくある住宅ローン控除の相談 Q&A 坂本和則相談部東京相談室 住宅ローンを利用してマイホームの取得等をした場合で 一定の要件を満たすときは その取得等に係る住宅ローンの年末残高に一定の割合を乗じて計算した金額を 所得税額から控除することができます この 住宅ローン控除 についての相談が 引き続き数多く寄せられています 今回は 当社に寄せられた相談事例の中から 債務を相続した場合の住宅ローン控除の取り扱いや

More information

設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1 適用条件 8-2 屋根リフ

設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1 適用条件 8-2 屋根リフ 8 屋根リフォームの設計 8-1 適用条件 1) 適合対象建築物 2) 建築物の構造 規模 8-2 屋根リフォームの流れ 8-3 適性診断の種類 1) 屋根診断 2) 木造住宅用耐震診断 1) 下地チェックシート 2) 屋根診断方法 161 設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1

More information

Microsoft Word 報告の手引き(HP掲載) .docx

Microsoft Word 報告の手引き(HP掲載) .docx 産業競争力強化法の生産性向上設備等のうち生産ラインやオペレーションの改善に資する設備に係る実施状況報告の手引き 生産性向上設備投資税制 ( 中小企業者等においては中小企業投資促進税制の上乗せ措置を含む ) の対象設備の要件とされている産業競争力強化法第 2 条第 13 項に規定する生産性向上設備等のうち 産業競争力強化法第 2 条第 1 3 項 経済産業省関係産業競争力強化法施行規則第 5 条第 2

More information

説明書 ( 耐震性 ) 在来木造一戸建て用 ( 第二面 ) 基礎根入れ深さ深さ ( mm ) 住宅工事仕様書 適 基礎の 立上り部分 高さ ( mm ) 厚さ ( mm ) 基礎伏図 不適 各部寸法底盤の寸法厚さ ( mm ) 幅 ( mm ) 基礎詳細図 基礎の配筋主筋 ( 径 mm ) 矩計図

説明書 ( 耐震性 ) 在来木造一戸建て用 ( 第二面 ) 基礎根入れ深さ深さ ( mm ) 住宅工事仕様書 適 基礎の 立上り部分 高さ ( mm ) 厚さ ( mm ) 基礎伏図 不適 各部寸法底盤の寸法厚さ ( mm ) 幅 ( mm ) 基礎詳細図 基礎の配筋主筋 ( 径 mm ) 矩計図 説明書 ( 耐震性 ) 在来木造一戸建て用 ( 第一面 ) 在来木造住宅において フラット35Sを利用する場合に記入してください 耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 )2 又は3の基準に適合する場合には Ⅰに記入してください 免震建築物の基準に適合する場合には Ⅱに記入してください Ⅰ 耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 )2 又は3の基準に適合する場合 説明欄項目評価方法基準記載図書確認 目標等級

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 平成 27 年 2 月 4 日作成 省エネ住宅に関するポイント制度 ( 省エネ住宅ポイント制度 ) は 省エネ住宅の新築やエコリフォームの普及を図るとともに 消費者の需要を喚起し 住宅投資の拡大を図る事を目的とし 一定の省エネ性能を有する住宅の新築やエコリフォームに対して 様々な商品等と交換できるポイントを発行する制度です 申請受付は 3 月上旬からです 予算が終了次第締め切りとなります 着工時期や完工時期にも要件があります

More information

ご注意安全上の230 商品の選定施工基準かかる前に標準施工法施工方法納まり納まり位の納まり工法施工方法施工方法維持管理参考資料設計基準 施工に施工部材の木造下地の鉄骨下地のその他各部外張断熱装飾部材の軒天材の工事管理 9. 外張断熱工法 1 設計施工上のポイント 外張断熱工法については 住宅会社 設

ご注意安全上の230 商品の選定施工基準かかる前に標準施工法施工方法納まり納まり位の納まり工法施工方法施工方法維持管理参考資料設計基準 施工に施工部材の木造下地の鉄骨下地のその他各部外張断熱装飾部材の軒天材の工事管理 9. 外張断熱工法 1 設計施工上のポイント 外張断熱工法については 住宅会社 設 229 安全上のご注意商品の選定設計基準 施工基準施工にかかる前に標準施工法施工部材の施工方法木造下地の納まり鉄骨下地の納まりその他各部位の納まり外張断熱工法装飾部材の施工方法軒天材の施工方法工事管理 維持管理参考資料9. 外張断熱工法 1 設計施工上のポイント 2 横張りサイディング各部納まり図 3 縦張りサイディング各部納まり図 ご注意安全上の230 商品の選定施工基準かかる前に標準施工法施工方法納まり納まり位の納まり工法施工方法施工方法維持管理参考資料設計基準

More information

住宅部分の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準 ( 平成 28 年国土交通省告示第 266 号 ) における 同等以上の評価となるもの の確認方法について 住宅部分の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準 (

住宅部分の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準 ( 平成 28 年国土交通省告示第 266 号 ) における 同等以上の評価となるもの の確認方法について 住宅部分の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準 ( 住宅部分の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準 ( 平成 28 年国土交通省告示第 266 号 ) における 同等以上の評価となるもの の確認方法について 住宅部分の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準 ( 平成 28 年国土交通省告示第 266 号 )( 以下 住宅仕様基準 という ) の 2 一次エネルギー消費量に関する基準では

More information

<925089BF955C81698CF6955C816A2E786C73>

<925089BF955C81698CF6955C816A2E786C73> 特殊作業員 普通作業員 軽作業員造園工法面工とび工石工ブロック工電工鉄筋工 北海道 01 北海道 14,000 11,500 9,400 14,900 16,500 14,800 19,200 18,500 15,100 13,600 東北 02 青森県 17,800 13,000 9,600 15,300 17,000 15,300 20,500 19,200 14,100 16,400 03 岩手県

More information

通話品質 KDDI(au) N 満足やや満足 ソフトバンクモバイル N 満足やや満足 全体 21, 全体 18, 全体 15, NTTドコモ

通話品質 KDDI(au) N 満足やや満足 ソフトバンクモバイル N 満足やや満足 全体 21, 全体 18, 全体 15, NTTドコモ < 各都道府県別満足度一覧 > エリア KDDI(au) N 満足やや満足 ソフトバンクモバイル N 満足やや満足 全体 21,605 40.0 38.2 16.7 3.9 1.2 全体 18,172 31.2 39.1 19.3 7.4 3.0 全体 15,223 23.2 38.4 23.8 10.7 3.9 NTTドコモ / 北海道 665 51.1 34.4 12.5 1.7 0.3 KDDI(au)/

More information

< E B B798E7793B188F5936F985E8ED EA97975F8E9696B18BC CBB8DDD816A E786C7378>

< E B B798E7793B188F5936F985E8ED EA97975F8E9696B18BC CBB8DDD816A E786C7378> 1 コーチ 802001677 宮崎 744500076 2 コーチ 802004883 宮崎 744500098 3 コーチ 802005298 北海道 740100003 4 コーチ 802006099 宮城 740400015 5 コーチ 802009308 大阪 742700351 6 コーチ 802012742 沖縄 744700018 7 コーチ 802012867 静岡 742100061

More information

計資料 50 設

計資料 50 設 49 計資料 50 設 断 熱 の目的と基 本 的 な 知 識 断熱設計の手法 自立循環型住宅の例 自立循環型住宅の15要素技術の手法と省エネルギー効果 出典 パンフレット 活かしてください 自立循環型住宅 一財 建築環境 省エネルギー機構 IBEC 51 設計資料 52 断熱の目的と基本的な知識 断熱の効果 断熱の効果 ( エネルギー料金 ) Q 値と年間暖冷房費の比較 出典 : 近畿大学岩前研究室

More information

スライド 1

スライド 1 環境省による事業 平成 30 年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業 出荷証明書 施工証明書 設置 引渡し完了証明書記入例 出荷証明書は原則 元請業者への販売業者 ( 直前店 ) が発行してください 施工証明書は SII に登録されている施工業者 ( 工事を行った施工業者 ) が発行してください 設置 引渡し完了証明書は 工事を行った施工業者が発行してください

More information

耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等

耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等 耐震性 ( 倒壊等防止 ) に係る評価方法 基準改正の方向性の検討 耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等級 ( 構造躯体の損傷防止 ) 耐風等級

More information

o セメントに対する水の比率を低減するか 鉄筋に対す るコンクリートのかぶりを厚くすること 耐震性 極めて稀に発生する地震に対し 継続利用のための改修の容易化を図るため 損傷のレベルの低減を図ること 大規模地震力に対する変形を一定以下に抑制する措置を講じる [ 層間変形角による場合 ] o 大規模地

o セメントに対する水の比率を低減するか 鉄筋に対す るコンクリートのかぶりを厚くすること 耐震性 極めて稀に発生する地震に対し 継続利用のための改修の容易化を図るため 損傷のレベルの低減を図ること 大規模地震力に対する変形を一定以下に抑制する措置を講じる [ 層間変形角による場合 ] o 大規模地 < 宮崎建設の長期優良住宅 > 手刻みによる長期優良住宅 宮崎建設が推奨する家づくりの一つ ~ 長期優良住宅 ~ 耐久 耐震 省エネ性に優れ 数世代にわたって暮らせる住宅!! 長期優良住宅の必要な条件 ( 認定基準 ) 長期優良住宅の認定基準には 劣化対策 耐震性 維持管理 更新の容易性 可変性 バリアフリー性 省エネルギー性 居住環境 住戸面積 維持保全計画 の 9 つの性能項目があり それぞれの性能項目の基準を満たすように住宅の建築計画及び一定の維持保全計画を策定して

More information

別紙様式 3( 付表 1) 平成 年度介護職員処遇改善加算実績報告書積算資料 薄い黄色のセルに必要事項を入力してください 1. 加算受給額 ( 現行の加算 Ⅰと 現行の加算 Ⅱの比較額について ) 別紙様式 3の56を記載する場合のみ記載 別紙様式 3の34により報告した場合は記載不要です 単位 :

別紙様式 3( 付表 1) 平成 年度介護職員処遇改善加算実績報告書積算資料 薄い黄色のセルに必要事項を入力してください 1. 加算受給額 ( 現行の加算 Ⅰと 現行の加算 Ⅱの比較額について ) 別紙様式 3の56を記載する場合のみ記載 別紙様式 3の34により報告した場合は記載不要です 単位 : 別紙様式 3 山形県知事殿 介護職員処遇改善実績報告書 ( 平成 年度 ) 薄い黄色のセルに必要事項を入力してください 事業所等情報 介護保険事業所番号 事業者 開設者 主たる事業所の所在地 フリガナ名称 電話番号 FAX 番号 事業所等の名称 フリガナ 名称 提供するサービス 事業所の所在地 電話番号 FAX 番号 事業所等情報については 複数の事業所ごとに一括して提出する場合は 別紙一覧表による

More information

目次 1 高齢化率 ( 山形県 ) 1 2 高齢化率 ( 全国 ) 2 3 将来の高齢化率 ( 山形県 ) 3 4 将来の高齢化率 ( 全国 ) 4 5 人口ピラミッド ( 山形県 ) 5 6 平均寿命の推移 6 7 出生数 出生率の推移 7 8 高齢者のいる世帯 ( 山形県 ) 8 9 高齢者のい

目次 1 高齢化率 ( 山形県 ) 1 2 高齢化率 ( 全国 ) 2 3 将来の高齢化率 ( 山形県 ) 3 4 将来の高齢化率 ( 全国 ) 4 5 人口ピラミッド ( 山形県 ) 5 6 平均寿命の推移 6 7 出生数 出生率の推移 7 8 高齢者のいる世帯 ( 山形県 ) 8 9 高齢者のい 山形県高齢社会関係データ集 平成 30 年 山形県健康福祉部長寿社会政策課 目次 1 高齢化率 ( 山形県 ) 1 2 高齢化率 ( 全国 ) 2 3 将来の高齢化率 ( 山形県 ) 3 4 将来の高齢化率 ( 全国 ) 4 5 人口ピラミッド ( 山形県 ) 5 6 平均寿命の推移 6 7 出生数 出生率の推移 7 8 高齢者のいる世帯 ( 山形県 ) 8 9 高齢者のいる世帯 ( 全国 ) 9

More information

要件必要な添付書類 1新築住宅用家屋証明書 ( 特定建築物用 )2中古住宅結されていることを証する書類増改築等等特別控除を受ける場合 控除を受けるための要件と必要な添付書類 ( マイホームの新築や購入 増改築等をして 平成 28 年中に居住の用に供した場合 ) イ 住宅取得後 6 か月以内に入居し 引き続き居住していること ロ 家屋の床面積 ( 登記面積 ) が 50 m2以上であること ハ 床面積の

More information

建築材料学特論 7/23発表PPT

建築材料学特論 7/23発表PPT 建築工事標準仕様書 同解説 JASS24 断熱工事 改定の趣旨 JASS24 断熱工事標準仕様書改定の趣旨 -2013 年 2 月改定版 - 1. 断熱工事に関わる政策や社会情勢の変化 (1) 1997 年の COP3 以降, 地球温暖化防止のための省エネルギーが叫ばれる 1999 年に住宅及び建築物の省エネルギー基準が強化 (2) その後も住宅および建築物の省エネルギー基準の改定が重ねられた (

More information

Microsoft PowerPoint - ‡g‡o„´“e†iH18’Å’§›ü’³†j0403

Microsoft PowerPoint - ‡g‡o„´“e†iH18’Å’§›ü’³†j0403 1. 耐震改修促進税制の創設 1 住宅に係る耐震改修促進税制 耐震性が確保された良質な住宅ストックの形成を促進するため 住宅の耐震化率を今後 10 年間で 90% まで引き上げることを目標として 以下の特例措置を創設しました 所得税額の特別控除 個人が 平成 18 年 4 月 1 日から平成 20 年 12 月 31 日までの間に 一定の計画区域内 において 旧耐震基準 昭和 56 年 5 月 31

More information

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月 空き家の発生を抑制するための特例措置 ( 空き家の譲渡所得の 3,000 万円特別控除 ) について 1. 制度の概要 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日までに 被相続人の居住の用に供していた家屋を相続した相続人が 当該家屋 ( 耐震性のない場合は耐震リフォームをしたものに限り その敷地を含む ) 又は取壊し後の土地を譲渡した場合には 当該家屋又は土地の譲渡所得から

More information

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一 住宅借入金等特別控除 100 40 50 る特例 ( 注 ) これらの改正は 非居住者が平成 28 年 4 月 1 N 日本に居住する者 * が 借入金で自己の居住用住宅の取得等をしたときに次の要件に該当する場合には その年の12 月 31 日の借入金の残高に応じて一定割合相当額が居住の用に供した年以降 10 年間にわたって税額控除されます * 次に掲げる住宅取得等に係る措置について 現行の居住者が満たすべき要件と同様の要件の下で

More information