ることがあるのではないかと考える内容である 昔 自たちの町の海にも海がめが産卵しに来ていたことから 砂浜の掃除をすることにした 実際にやってみると あまりのごみの多さにあきらめそうになるが 4 人は続行する そして 励まし合って砂浜掃除を続けて 3 ヶ月経過した頃 ほかの 4 年生もごみ拾いを始め

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1 第 4 学年道徳学習指導案 日時平成 17 年 10 月 13 日 ( 木 ) 5 校時児童男 9 名女 7 名計 16 名授業者鈴木秋子 1, 主題名社会のためになることを (4-(2) 勤労 社会への奉仕 ) 2, 資料名できることから ( 出典 道徳 4 年東京書籍 ) 3, 主題設定の理由 (1) 価値について本単元における内容項目 4-(2) は 働くことの大切さを知り 進んで働く と示されている これは 仕事に対して誇りや喜びを持ち 働くことの意義を自覚し進んで社会の役に立とうとする心を持った児童を育てる内容項目である 人間として生きていくためには 仕事に誇りと喜びを見いだし 生きがいを持って取り組むことが大切である 働くことは 単に自が生活していくためだけではなく 自に課された社会的責任を果たすと言う意味においても重要であると考える この時期の児童は 生活技能の向上に伴い 働く機会や場が増えてくる しかし 社会の変化に伴い 児童が勤労や社会への奉仕の実体験をする場が家庭も含め不足傾向にあり その機会をうまく生かせない状況にある そのため児童に勤労や社会への奉仕の意義を理解させることは容易ではなくなってきている このような時期に 働くことの喜びを知り みんなのためになることをしようとする態度を育てることは意義あることと考える そこで本時は 総合単元の ふかめる 段階 2 回目の道徳の時間として であう 段階の 進んで働こう という心情を土台に総合単元で組んだ活動を関連させながら 働くことや社会に奉仕することの喜びを感得させ 勤労 社会への奉仕への実践的な態度を培っていきたいと考え 本主題を設定した (2) 児童の実態児童の日常生活の様子を見るとひとなつこく すなおでやさしいきもちの児童が多い 勤労 社会への奉仕の観点から見ると 気が利いて自から進んで係や委員会の仕事をする児童も数名見られる ボランティア活動については テレビや新聞での報道や必修クラブの設立等により 働くということについて興味 関心を持つ児童もでてきたし 家事担を当然のこととして行い 家庭で働くことのできる児童も少数ではあるがみられる しかし その他の児童は 自の当番でないときに学級の仕事を頼むと快くひきうけず 見返りを要求したりする等 他人のためにはなかなか行動を起こそうとしない側面がある また 児童は 地区子ども会活動で町内清掃や廃品回収等の取り組みに参加してきているが それは 決められているから 毎年やっているから という他律的な側面があり 自から進んで人のために働くという気持ちが動いての活動であることは少ない そこで 2 学期は みんなのためにできること を総合単元的な道徳学習とし 働くということが 自の生活を高めるだけでなく 人の役に立つことであることを理解させるため 日常的な活動も関連させ身の回りの人のために働いていこうとする態度を育てたい その中で 自の働くべき仕事は責任を持って行えるようになると考えたい (3) 資料について本資料は 仲よし 4 人組が多摩川に現れたアザラシをきっかけに なにか自たちにでき

2 ることがあるのではないかと考える内容である 昔 自たちの町の海にも海がめが産卵しに来ていたことから 砂浜の掃除をすることにした 実際にやってみると あまりのごみの多さにあきらめそうになるが 4 人は続行する そして 励まし合って砂浜掃除を続けて 3 ヶ月経過した頃 ほかの 4 年生もごみ拾いを始め 4 人は砂浜の掃除を誇りに思ったという内容である このことから 働くことの楽しさや喜び 力を合わせて仕事をすることの大切さを理解し 進んで働こうとする意欲を高めるのに適した資料である (4) 指導にあたって 1 単元について本単元の であう 段階では 2 学期も元気で意欲的に活動していこうと学活では 係活動について心のノートを活用しながら話し合う また 国語の学習 伝え合う ということ では 障害のある人たちの伝え合いの方法を知り ものの見方考え方を広げ 道徳 点字メニューにちょうせん では 自が働くことで 困っている人の役に立つことができることに気付かせ 進んで働こうとする気持ちを持たせたい ふかめる 段階では 道徳の学習 やさしいなみだ で 相手のことを考えて行動することのよさをわかり 総合的な学習 町内清掃で 身の回りの人のためにできることをしていこうという実践への意欲を持たせる指導をしていく ひろげる 段階では 行事や総合的な学習の中で 相手のことを考えて 自たちにできる活動を考え 力を合わせての取り組みを実行させていきたい そして みんなのために働く喜びを体感させる次の活動への意欲付けとしていきたい 2 本時について つかむ 段階では 家事手伝いについてぺープサートにより 2 通りの働き方を見せてその行動の違いを認識させ 価値への方向づけを行いたい とらえる 段階では 場面の状況を捉えさせるために 挿絵の拡大図や紙板書などを活用し 視覚に訴えることで理解を促したい ふかめる 段階では 自たちが町内清掃や早朝作業をして大変だったときの事を想起させながら 4 人があきらめないで掃除を続けた気持ちに共感させたい そして 砂浜の清掃活動が 4 人の仕事となり 働くこと つまり 生きる喜びへとつながってきたことに気付かせたい まとめる 段階では 3 ヶ月も活動してきた 4 人の登場人物に手紙を書くことで 自己の活動についても振り返らせ 自己肯定感を持たせ 今後の活動への意欲を持たせたい これまでの奉仕 係活動時における自己の考えや行動をふり返らせ 自己肯定感を持たせ 今後の活動への意欲を持たせたい あたためる 段階では 児童が家庭で進んで手伝ったり働いたりしてくれてうれしかったときのことを父母に手紙に書いてもらっておき 渡して読ませ 働くことの誇りと喜びを感じとらせ 実践への強い意欲付けを図りたい -2 -

3 4, 総合単元的な道徳学習の構想 単元名 みんなのためにできること ねらい 身の回りの人のために働いていこうとする態度を育てる 段階時期 意識の流れ 学級活動 体験的活動 各教科 日常指導 その他 であうふかめる 8 月 4 週 9 月 1 週 9 月 2 週 9 月 3 週 10 月 2 週 2 学期も元気で活動しよう 当番活動もがんばろう 自が働くことがみんなのためになっているんだな 身の回りにはいろいろな人がいるんだな 障害のある人たちの伝え合いの方法には いろんなことがあるんだな 自が働くことで 役に立つことってあるんだな これからは みんなのためになれるよういろいろな仕事をしよう みんなのために働くと気持ちいいな 決められた仕事だけでなく 人のために自でできることを見つけよう 力を合わせてみんなのために働こう 学級活動 ( オリエンテーション ) 学級の組織を見直そう 1 学期の反省から 2 学期の係活動について話し合う 心のノート P.70~72 みんなのために役に立つ喜び 働くことは自のためであり 人の役に立つことでもあると感じ取る 道徳の時間主題名進んで活動する 4-(2) 勤労 社会への奉仕資料名 点字メニューにちょうせん ( 出典東京書籍 ) ねらい働くことの大切さを知り 積極的に働こうとする心情を養う 道徳の時間主題名思いやりを行動で 2-(2) 思いやり 親切資料名やさしいなみだ ( 出典東京書籍 ) ねらい相手の身になって思いやり 進んで親切にしようとする心情を育てる 町内清掃子ども会で地区の清掃 ごみ拾い等 自たちにできる清掃活動をする 親子早朝環境整備作業自たちの学校を気持ちよく使えるように清掃活動をする 国語 伝え合う ということ点字などの伝え合いの方法に興味を持ち調べて発表し合い ものの見方 考え方を広げる 総合的な学習の時間 できることからはじめよう 高齢者や身体に障害のある人達のことについて考える 身体に障害のある人たちへの配慮や工夫に気付き 自たちにできることは何か考える 当番活動 ( 日直 清掃 給食 ) 当番の仕事を忘れずに責任を持って働く 道徳の時間主題名社会のためになることを 4-(2) 勤労 社会への奉仕資料名できることから ( 出典東京書籍 ) ねらい働くことの喜びを知り 力を合わせてみんなのためになる仕事をしようとする態度を育てる 10 月 3 週 もっとみんなのためになるように活動内容を工夫していこう 学級活動 自の仕事を見直そう 係活動や委員会活動などについて話し合い活動内容を見直す 自たちにできる活動を考え実行する ひろげる 11 月 1 週 11 月 2 週 相手のことを考えて 自たちにできることをもっと見つけていこう いろいろな場面でできることを見つけてやってみよう 秋の花植え交流学級との協力活動や環境整備活動を通し 働く楽しさを体感する 学校行事 気仙小フェスティバル 進んで自の役割を果たし力をあわせて取り組む みんなのために働いていこうとする子ども

4 5, 本時の指導 (1) ねらい (2) 展開 働くことの喜びを知り みんなのためになる仕事をしようとする態度を育てる 段階学習活動 教師の働きかけ予想される児童の反応支援と指導上の留意点 つかむ 5 1, 働く様子ついて考える 働き方の違う二人を見てどう思いましたか 自と似ているところがある 自とは違う ぺーブザートにより二種類の働く様子を提示し 資料への導入とする とらえる 5 2, 資料 できることから を読んで 資料の状況をとらえる 3, なかよし 4 人組の気持ちを中心に話し合う 4 人がすなはまの掃除をしようと決めたのはどんな考えからですか きれいなすなはまにしたいから すなはまそうじなら でそうだから 4 人組の気持ちを考えながら聞くことを指示する 挿絵の拡大図を使い資料の内容をとらえやすくする 昔は 海がめが産卵にくるくらいきれいだったことをとらえさせ 自たちにもできそうな活動に決めたことを押さえたい ふかめる 20 4 人はごみを拾いながらどんなことを考えたのでしょう 4 人はごみ拾いが終わってどんな気持ちになりましたか ごみがこんなに落ちているなんて つかれたな 全部きれいにするのはむり もういやだ できるだけがんばろう 変わっていないように見えても ごみぶくろ 8 はいはきれいになっているのだ 大人の人たちもやっているし ぼくたちだってきれいにしたい 町内清掃の時の様子を想起させて考えさせる いろいろな考えにも共感させたい 単発の活動ではなく継続していくことの大切さを気付かせたい 自たちのほかにもゴミを拾うグループが出てきて 4 人はすなはまのごみ拾いを始めたことをどう思っているでしょう ぼくたちのようにがんばる人が出てきて良かった ぼくたちにだってできるんだ すなはま掃除が自たちの生活の一部となり生きる喜びにつながっていることに気付かせたい

5 三ヵ月後きることから さし絵 1 やっぱりきれいなすなたい きれいなすはなまにしはまにしたそう はまそうじならでたちがやめたら んだ どそう まとめる 10 4, 自の生活を振り返り 総合単元カードに記入する 3 ヶ月もゴミ拾い活動をしている 4 人に手紙を書いてみましょう 3 ヶ月もやり通してすごいね これからもがんばってね 自にはできないかもしれないな みんなのために働くことはいいことだね 登場人物に手紙を書く中で 今までの自の考えや行動をふり返らせ 今後の実践へと結び付けたい ワークシートに書かせる あたためる 5 5, 家の人からの手紙を読む 児童が家庭で進んで手伝ったり 働いたりしてくれてうれしかったことを父母に手紙に書いてもらっておき わたして読ませ 実践への意欲づけを図る 6, 板書計画できれいなすなはまをとりも ぼくたちにだってできるい さし絵 2 きれいになった きたないごみぶくろ八まま つは ぼくきすな-5 -

6 7 資料析 仲よしの 4 人が 土曜日に 4 人は 長い 1 時間が終 3 ヶ月も 4 人は ニュースを見た後 すなはまに集まり わり ごみは八ふく ごみ拾いを続けて 場面 自たちにできることを話し合い すなはまのそうじのやく ごみ拾いを始める ろも拾え 遠くの方で大人もごみを拾っているのを見て いる 同じ4 年生の2 つのグループもご そくを決めた うれしくなる み拾いをはじめた ぼくたちにできる こんなにごみが落 八ふくろも拾っ かぜひきなどで 4 ことってあるか ちているなんて て ちょっぴりま 人そろわなくて 主人公の心の動き な 昔 この町のすなはまにウミガメがきて卵をうんでいたそうだ すなはまそうじは できるかもしれない すなはまそうじを 全部きれいにするのはむり できるだけがんばろう んぞく 大人もごみを拾っていて うれしい も協力して続けるぞ ぼくたちと同じようにごみ拾いをする人がでてきたぞ みんなの役に立つことをしてよかったな やってみよう 自たちにできる すなはまに集ま こしがいたくな 3 ヶ月間ごみ拾 把握 すなはまそうじをすることにし 相談してやくそくを決めた り たくさんのごみを拾っている時の 4 人の気持ち るまで やくそくした時間だけはごみ拾いをした4 人の いをやり続け そのごみ拾いをほこりに思う4 人の気持 4 人のきもち 気持ち ち 4 人がすなはまの ごみを拾いなが ごみ拾いがおわ 4 人はすなはま 発問 そうじをしようと決めたのは どんな考えからですか らどんなことを考えたのでしょう って どんな気持ちになりましたか のごみ拾いを始めたことをどう思っているでしょう