< 参考資料 目次 > 1. 平成 16 年年金制度改正における給付と負担の見直し 1 2. 財政再計算と実績の比較 ( 収支差引残 ) 3 3. 実質的な運用利回り ( 厚生年金 ) の財政再計算と実績の比較 4 4. 厚生年金被保険者数の推移 5 5. 厚生年金保険の適用状況の推移 6 6. 基

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1 年金制度をめぐる課題 ( 舛添臨時議員提出資料 参考資料 ) 平成 19 年 10 月 25 日 ( 木 )

2 < 参考資料 目次 > 1. 平成 16 年年金制度改正における給付と負担の見直し 1 2. 財政再計算と実績の比較 ( 収支差引残 ) 3 3. 実質的な運用利回り ( 厚生年金 ) の財政再計算と実績の比較 4 4. 厚生年金被保険者数の推移 5 5. 厚生年金保険の適用状況の推移 6 6. 基礎年金国庫負担割合の引上げとその道筋 7 7. 基礎年金国庫負担割合の引上げに要する額の見通し 8 8. パート労働者に対する厚生年金適用の拡大について ( 法案のポイント ) 9 9. パート労働者に対する厚生年金の適用範囲 パート労働者へ適用拡大した場合の影響の目安 税方式と社会保険方式 OECD 加盟国 (30 ヶ国 ) における年金制度の概要 基礎年金に税方式を採用する主要国の年金制度 日本の基礎年金と諸外国の税方式年金の給付規模の簡易比較 日本 英国 米国における年金被保険者の適用状況と徴収方法等の比較 運用基盤等の充実 強化のための取組み 納付率向上に向けた戦略 公的年金制度における未加入者 未納者数の推移 国民年金保険料の納付状況等の推移及びその分析 未納者の増加による財政影響 年金記録に対する信頼の回復と新たな年金記録管理体制の確立について 万件 の年金記録の解明作業について 年金保険料の無駄遣い等への対応 24

3 平成 16 年年金制度改正における給付と負担の見直し 給付水準 ( 厚生年金 ( 夫婦の基礎年金を含む )) 今後の少子化の中でも 標準的な年金の給付水準は 年金を受給し始める時点 (65 歳 ) で現役サラリーマン世帯の平均的所得の 50% を上回るものとする 平成 35(2023) 年度以降 50.2% 現在の59.3% から 現役世代の人口減少とともに水準を調整 ただし もらっている年金額は下げない 年金をもらい始めた年以降の年金額 ( 名目額 ) は物価の上昇に応じて増加するが 通常は物価上昇率よりも賃金上昇率の方が大きいため そのときどきの現役世代の所得に対する比率は下がっていくこととなる 保険料負担 ( 厚生年金 国民年金 ) 改正前厚生年金 :13.58%( 本人 6.79%) 国民年金 :13,300 円 ( 厚生年金 ) 平成 16(2004) 年 10 月から毎年 0.354%( 本人 0.177%) の増 平均的勤労者 ( 月収 36.0 万円 ボーナス 3.6 ヶ月分 ) 本人各月 650 円ボーナス 1 回 1,150 円 ( 年 2 回 ) ( 国民年金 ) 平成 17(2005) 年 4 月から毎年月額 280 円の増 ( 平成 16 年度価格 ) 平成 29(2017) 年度以降厚生年金 :18.30%( 事業主 9.15%) 国民年金 :16,900 円 ( 平成 16 年度価格 ) 平成 16 年度価格 16 年度の賃金水準を基準として価格表示したもの 実際に賦課される保険料額は 16 年度価格の額に 賦課される時点までの賃金上昇率を乗じて定められる したがって その額は今後の賃金の上昇の状況に応じて変化する 積立金の活用 おおむね100 年間で財政均衡を図る方式とする 財政均衡期間の終了時に給付費 1 年分程度の積立金を保有することとし 積立金を活用して後世代の給付に充てる これにより 保険料水準の上昇を抑制する 基礎年金国庫負担割合の引上げとその道筋 平成 16(2004) 年度 : 着手 財源 : 年金課税の見直し ( 公的年金等控除の見直し 老年者控除の廃止 ) 増収約 2,400 億円のうち地方交付税分を除く約 1,600 億円を基礎年金に充当 (11/1000) 平成 17(2005) 年度 18(2006) 年度 : 適切な水準にまで引上げ 平成 17 年度は 定率減税の 2 分の 1 縮減による増収分のうち 1,101 億円を基礎年金に充当 平成 18 年度は 定率減税の縮減 廃止を踏まえ 国庫負担割合を 1/3+ 25/1000 に引上げ 平成 19 年度は 平成 19 年度以降の国庫負担割合を 1/3+32/1000 に引上げ 平成 19(2007) 年度を目途 平成 16 年 12 月与党税制改革大綱 消費税を含む税体系の抜本的改革を実現 平成 21(2009) 年度まで : 2 分の1への引上げ完了 1

4 2 (%) 25 従前制度のまま改正を行わなければ 保険料率は 25.9% にまで上昇 厚生年金の保険料率 25.9% 20 [2017] 最終保険料 18.30% ( 本人 9.15% 事業主 9.15%) ( 円 ) 30,000 25, ~ 10 8(1996) 改正前 13.58% ( 本人 6.79% 事業主 6.79%) 16(2004) 注 : 保険料率は 全て総報酬ベース 従前制度のまま改正を行わなければ 保険料は 29,500 円にまで上昇 29(2017) 国民年金の保険料 29,500 円 平成 年度 ( 西暦 ) 国庫負担割合の引上げ 積立金の計画的活用 給付水準の見直しなどの改正を行い 引上げを極力抑制 20,000 15,000 13,300 改正前 13,300 円 [2017] 最終保険料 16,900 円 ( 平成 16 年度価格 ) ~ 10,000 10(1998) 17(2005) 29(2017) 注 : 平成 15 年度以前は 名目額 平成 年度 ( 西暦 ) 平成 16 年度価格とは 平成 16 年度の賃金水準を基準として価格表示したもの 実際に賦課される保険料額は 平成 16 年度価格の額に 賦課される時点までの賃金上昇率を乗じて定められる したがって その額は今後の賃金上昇の状況に応じて変化するものである

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8 平成 17 年度社会保険事業の概況 ( 社会保険庁 ) 6

9 まで 7 1/2 1/3 ~ ~ ~ ~ 平成 16 年度税制改正における年金課税の適正化による増収分を充当 平成 16 年度 :272 億円平成 17 年度以降 : 拠出金 ( 給付費 ) の 11/1,000 基礎年金国庫負担割合の引上げとその道筋 年金制度改正法附則第 15 条 平成 17 年度及び平成 18 年度において 我が国の経済社会の動向を踏まえつつ 所要の税制上の措置を講じた上で 別に法律で定めるところにより 国庫負担の割合を適切な水準へ引き上げるものとする < 平成 16 年度与党税制改正大綱 > 平成 17 年度及び 18 年度において わが国経済社会の動向を踏まえつつ いわゆる恒久的減税 ( 定率減税 ) の縮減 廃止とあわせ 三位一体改革の中で 国 地方を通じた個人所得課税の抜本的見直しを行う これにより 平成 17 年度以降の基礎年金拠出金に対する国庫負担割合の段階的な引き上げに必要な安定した財源を確保する 平成 17 年度 18 年度税制改正における定率減税の縮減 廃止による増収分から充当 17 年度 :1,101 億円増 ( 約 7/1000 相当 ) 約 35.1% (11 / 1000) 18 年度 :1,100 億円増 (14/1000, 2200 億円 ) 18/ 1000 相当 約 35.8% 7/1000 年金制度改正法附則第 16 条 特定年度 ( 国庫負担割合が 2 分の 1 に完全に引き上げられる年度 ) については 平成 19 年度を目途に 政府の経済財政運営の方針との整合性を確保しつつ 社会保障に関する制度全般の改革の動向その他の事情を勘案し 所要の安定した財源を確保する税制の抜本的な改革を行った上で 平成 21 年度までのいずれかの年度を定めるものとする < 平成 16 年度与党税制改正大綱 > 平成 19 年度を目途に 年金 医療 介護等の社会保障給付全般に要する費用の見通し等を踏まえつつ あらゆる世代が広く公平に負担を分かち合う観点から 消費税を含む抜本的税制改革を実現する 25/ 年度 :1,124 億円増 (7/1000, 1124 億円 ) 約 36.5% 7/ / 1000

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11 パート労働者に対する厚生年金適用の拡大について ( 法案のポイント ) ( 被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律案 で措置 ) 1. 新たな適用基準 具体的な数値 20 時間 98,000 円 1 年 300 人 については法律で明記 1 労働時間 : 週所定労働時間が 20 時間以上 であること かつ 雇用保険の例に同じ 2 賃金水準 : 賃金が月額 98,000 円以上 であること かつ 現行の厚生年金の保険料負担の基準 ( 標準報酬等級 ) の下限の額 賞与 通勤手当 残業手当等を含まない毎月の賃金支給額で判断 3 勤務期間 : 勤務期間が 1 年以上 であること かつ 雇用保険の例に同じ 4 学生の取扱い : 学生は適用対象外とする かつ 大学 短大 高校 高専 専修学校 各種学校 (1 年以上課程 ) 等の学生 5 中小零細事業所への配慮 : 従業員が300 人以下 の中小零細事業主には新たな基準の適用を猶予 現在厚生年金の適用対象とされている従業員の人数で算定 猶予期間は 別に法律で定める日 まで この基準により新たに適用対象となる人数は約 10~20 万人程度 現在 4 分の3 以上 の基準により既に厚生年金の適用対象とされているパート労働者については 引き続き現行の基準による 2. 健康保険 介護保険 被用者に対する社会保険制度として一体的な運営を行っていることから 厚生年金で新たに適用対象となる者については 健康保険 介護保険も適用する 3. 施行時期 制度の周知や企業の対応 行政実務 ( 日本年金機構 ) の対応など十分な準備期間を設ける観点から 平成 23 年 9 月 1 日から施行する 日本年金機構 : 平成 22 年 1 月発足予定 9

12 現行 年収 パート労働者に対する厚生年金の適用範囲 ( 被扶養配偶者認定基準 ) 130 万円 第 1 号被保険者 * ( 約 2200 万人 ) 第 3 号被保険者 ( 約 1100 万人 ) 厚生年金被保険者 ( 第 2 号被保険者 ) ( 約 3700 万人 ) 20 時間 3/4 労働時間 拡大後のイメージ 年収 ( 被扶養配偶者認定基準 ) 130 万円 117 万円 ( 月額 9.8 万円 ) 適第 1 号被保険者 * 用拡第 3 号被保険者 約 20 万人 大その他 ( 既に 60 歳以上の者等 ) 約 10 万人 約 10 万人 中小零細事業所への適用猶予措置等を考慮すれば約 10 万 ~20 万人 合計約 40 万人 厚生年金被保険者 ( 第 2 号被保険者 ) 20 時間 3/4 労働時間 * 第 1 号被保険者には 年収 130 万円以上の被用者の被扶養配偶者のほか 年収を問わず 独身者や自営業者の家族などが含まれる ( 注 ) 拡大に伴う影響人数 ( 合計約 40 万人 ) は 一定の前提を置いた粗い試算 10

13 パート労働者へ適用拡大した場合の影響の目安 ( 大まかな規模を示したものであり 年金の財政計算に用いるものではない ) 週労働時間 賃金水準 週労働時間 20 時間以上 勤務期間 月額 98,000 円以上 ( 年収 117 万円以上 ) 月額 88,000 円 以上 ( 年収 103 万円以上 ) 月額 78,000 円 以上 ( 年収 88 万円以上 ) 下限なし週労働時間 20 時間以上または年収 65 万円以上 制限なし 1 年 適用拡大対象者数 40 万人 70 万人 150 万人 250 万人 以上 事業主の年金保険料負担増 400 億円 600 億円 1,200 億円 1,800 億円 - - 制限なし 適用拡大対象者数 40 万人 90 万人 180 万人 310 万人 400 万人 900 万人 事業主の年金保険料負担増 400 億円 800 億円 1,400 億円 2,200 億円 2,800 億円 5,900 億円 ( 注 1) 平成 17 年度末の厚生年金被保険者数は 3,302 万人 平成 17 年度の厚生年金の保険料収入は 20.1 兆円であり 週労働時間 20 時間以上 勤務期間 1 年以上 月額 98,000 円以上を条件とした場合の適用者数は厚生年金被保険者数の 1% 程度 事業主の年金保険料負担増は 0.4% 程度 ( 注 2) 平成 15 年 8 月に社会保障審議会年金部会に示した試算をベースとした パート労働者の週労働時間別 年収別の分布は 当時と同様に平成 13 年のパートタイム労働者総合実態調査の結果を利用した ( 注 3) 上記のパートタイム労働者総合実態調査に基づき 新たに適用されるパート労働者の平均賃金を下表のとおりとし それに保険料率 ( 現行の % 労使折半 ) を乗じて事業主の年金保険料負担増とした ( なお 下表において * 印で示したところは 標準報酬の下限が設定されていないものとしている ) 月額 98,000 円以上 月額 88,000 円以上 週労働時間 20 時間以上 月額 78,000 円以上 下限なし 週労働時間 20 時間以上または年収 65 万円以上 制限なし 11 万円 10 万円 9 万円 8 万円 * 8 万円 * 7.5 万円 * ( 注 4) 上記の試算においては 中小零細の事業所への適用猶予措置は考慮していない 11

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21 資料出所 平成 18 年度における国民年金保険料の納付状況と今後の取組み等について ( 社会保険庁 ) 19

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