本報告書は 文部科学省のエネルギー対策特別会計委託事業による委託業務として 公益財団法人原子力安全研究協会が実施した平成 24 年度 緊急被ばく医療研修 の成果をとりまとめたものです

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1 平成 24 年度 緊急被ばく医療研修 成果報告書 平成 25 年 3 月 公益財団法人原子力安全研究協会

2 本報告書は 文部科学省のエネルギー対策特別会計委託事業による委託業務として 公益財団法人原子力安全研究協会が実施した平成 24 年度 緊急被ばく医療研修 の成果をとりまとめたものです

3 まえがき 原子力施設等の防災対策については 平成 11 年 9 月に発生した ( 株 ) ジェー シー オー (JCO) ウラン加工施設の臨界事故における災害対応の教訓を踏まえ 平成 11 年 12 月に原子力災害対策特別措置法が制定され 国 地方公共団体 事業者等において 原子力災害の特殊性に応じた緊急時対応体制の強化が図られている 地域の緊急被ばく医療活動については 地方公共団体及び医師 看護師 診療放射線技師 搬送関係者等 ( 以下 緊急被ばく医療関係者 という ) を中心に 原子力安全委員会が策定した 緊急被ばく医療のあり方について ( 平成 20 年 10 月一部改訂 ) に基づき 実施されてきている 地方公共団体における緊急被ばく医療体制の実効性向上を図るためには 緊急被ばく医療に関する知識と技能を備え 訓練された緊急被ばく医療関係者の養成が不可欠となっており 研修を通して緊急被ばく医療に関する知識や技能を習得する機会を提供することが重要である 今年度は 地域の緊急被ばく医療活動の実効性を確保するために 緊急被ばく医療関係者に対して 緊急被ばく医療のあり方について に基づき 緊急被ばく医療初級講座 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅰ 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅱ 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅲ 緊急被ばく医療専門講座 Ⅰ 緊急被ばく医療専門講座 Ⅱを実施した また 緊急被ばく医療研修専門委員会 講師連絡会を設置し 研修講座で使用するテキスト及びカリキュラムの評価 見直し Web サイトを活用した研修の実施 教授方法の平準化を行い 研修効果の充実を図った 平成 25 年 3 月 公益財団法人原子力安全研究協会

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5 目次 第 1 章はじめに 1 第 2 章研修の実施 緊急被ばく医療初級講座 初級講座 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅰ( 除染コース 搬送コース ) 基礎講座 Ⅰ 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅱ( 救護所活動コース ) 基礎講座 Ⅱ 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅲ( ホールボディカウンタコース ) 基礎講座 Ⅲ 緊急被ばく医療専門講座 Ⅰ( 救護関係者コース ) 専門講座 Ⅰ 緊急被ばく医療専門講座 Ⅱ( 医療関係者コース ) 専門講座 Ⅱ まとめ 101 第 3 章研修効果の充実を図るための活動 各講座のテキスト及びカリキュラムの評価 見直し Web サイトを活用した研修の実施 Web サイトのアクセス数およびアンケート結果 教授方法の平準化 まとめ 117 第 4 章まとめ 今後の課題 研修講座の成果 121 参考資料参考資料 1: 平成 24 年度 緊急被ばく医療初級講座 アンケート結果 125 参考資料 2: 平成 24 年度 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅰ アンケート結果 157 参考資料 3: 平成 24 年度 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅱ アンケート結果 179 参考資料 4: 平成 24 年度 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅲ アンケート結果 213 参考資料 5: 平成 24 年度 緊急被ばく医療専門講座 Ⅰ アンケート結果 219 参考資料 6: 平成 24 年度 緊急被ばく医療専門講座 Ⅱ アンケート結果 233 参考資料 7: 平成 24 年度 緊急被ばく医療研修 講師一覧 253 平成 24 年度緊急被ばく医療研修委員名簿

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7 第 1 章はじめに 地域の緊急被ばく医療活動の実効性を確保することを目的として 公益財団法人原子力安全研究協会では 平成 24 年度 緊急被ばく医療研修 を文部科学省より受託し 地方公共団体職員 医療関係者 ( 医師 看護師 診療放射線技師など ) 搬送関係者( 消防 海上保安庁 自衛隊 警察など ) に対して 緊急被ばく医療のあり方について ( 平成 20 年 10 月一部改訂 ) 及び東京電力福島第一原子力発電所 ( 以下 福島第一原発 という ) の事故を受けた同委員会における 緊急被ばく医療のあり方 改訂等の状況を踏まえ 初心者を対象とした 緊急被ばく医療初級講座 ( 以下 初級講座 という ) を 21 回 実務に携わる者を対象とした 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅰ( 除染コース 搬送コース ) ( 以下 基礎講座 Ⅰ という ) を 16 回 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅱ( 救護所活動コース ) ( 以下 基礎講座 Ⅱ という ) を 16 回および 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅲ( ホールボディカウンタコース ) ( 以下 基礎講座 Ⅲ という ) を 10 回 専門的な知識の習熟を図るための 緊急被ばく医療専門講座 Ⅰ( 救護関係者コース ) ( 以下 専門講座 Ⅰ という ) を 4 回及び 緊急被ばく医療専門講座 Ⅱ( 医療関係者コース ) ( 以下 専門講座 Ⅱ という ) を 4 回実施した 初級講座及び基礎講座については 関係道府県に実施時期 実施施設についてのアンケートを行うとともに 事前打合せを適宜実施し 地域の要望や地域特有の情報を可能な限り講座へ反映させた さらに 次の段階への動機付けとして 全ての研修講座において 修了した者には修了証を交付した 緊急被ばく医療は発生頻度の低い事象ではあるが 平成 23 年 3 月に発生した東日本大震災に起因する福島第一原発事故への対応では その重要性がこれまで以上に強く認識された 万一の場合には万全の対応が求められることから 限られた時間で知識 技術を効率的に習得できるよう 各講座のテキスト及びカリキュラムの評価 見直し Web サイトを活用した研修を実施するとともに 教授方法の平準化により研修効果の充実を図った 1

8 第 2 章研修の実施 地域の緊急被ばく医療関係者を対象に 初級講座を 21 回 基礎講座 Ⅰ 基礎講座 Ⅱを各 16 回 基礎講座 Ⅲを 10 回 専門講座 Ⅰ 専門講座 Ⅱを各 4 回 合計 71 回開催し 延べ 2,600 名の参加を得た 今年度の研修は 全ての研修が地域において実施する総合防災訓練に資する内容とすることを前提に リスク対応の観点から各講座の内容を体系的に整理し それぞれの講座で獲得すべき目標を明確にした 具体的には 下図に示すとおり 初級講座では 緊急被ばく医療に関する知識の獲得 ( 講義 ) と地域の問題点の抽出 ( 机上演習 ) を目標とした 基礎講座では 技術の習得として 実習を通した活動能力の獲得を目標とした また 専門講座では 緊急被ばく医療に関して 必要以上に高度専門的な内容とするのではなく 地域の緊急被ばく医療関係者としての必要な方針決定能力 ( 判断能力 ) の養成を目標とした 総合演習 機能演習 ドリル 地域が実施する総合防災訓練等 方針決定能力 活動能力 専門講座 基礎講座 机上演習 セミナー 地域の問題点抽出 知識獲得 初級講座 研修の体系 2

9 2.1 緊急被ばく医療初級講座 初級講座 初級講座は 地域で行う研修 ( 現地型 ) として当初 原子力施設立地の 16 道府県において実施予定であった ところが 平成 24 年 9 月 19 日に原子力規制委員会が発足し 10 月 31 日に原子力災害対策指針 ( 以下 指針 という ) が施行された その中で 原子力施設等の防災対策について ( 原子力安全委員会 昭和 55 年 6 月 平成 22 年 8 月最終改正 ) で示されていた 防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲 (EPZ) に代わり 原子力災害対策重点区域 として 1 予防的防護措置を準備する区域 (PAZ: 原子力施設から概ね半径 5km) 2 緊急時防護措置を準備する区域 (UPZ: 原子力施設から概ね半径 30km) が定められた それに伴い 富山県 ( 志賀原子力発電所 ) 岐阜県( 敦賀発電所 ふげん もんじゅ 美浜発電所 ) 滋賀県( 敦賀発電所 ふげん もんじゅ 美浜発電所 大飯発電所 高浜発電所 ) 山口県( 伊方発電所 ) 福岡県( 玄海原子力発電所 ) の 5 県が新たに緊急時防護措置を準備する区域の対象となり 新たに緊急被ばく医療初級講座を開催することとなった なお 原子力施設立地 16 道府県と新たに追加された 5 県については 地域の実情に合わせ 一部内容を変えて実施した 3

10 (1) 開催実績 地域開催日時間開催場所 参加人数 ( 募集定員 60 名 ) コース 1 宮城県 7 月 7 日 ( 土 ) 10:30~17:00 石巻赤十字病院 127 名 A 2 静岡県 7 月 14 日 ( 土 ) 10:30~17:00 磐田市立総合病院 73 名 A 3 青森県 7 月 28 日 ( 土 ) 10:00~16:30 むつ総合病院 65 名 A 4 北海道 8 月 4 日 ( 土 ) 10:00~16:30 札幌医科大学 47 名 A 5 福島県 8 月 4 日 ( 土 ) 10:00~16:30 郡山市医療介護病院 68 名 A 6 佐賀県 8 月 11 日 ( 土 ) 10:30~16:30 佐賀大学医学部 59 名 B 7 福井県 8 月 18 日 ( 土 ) 10:00~16:30 福井大学医学部附属病院 73 名 A 8 愛媛県 8 月 19 日 ( 日 ) 10:00~16:30 市立八幡浜総合病院 75 名 A 9 新潟県 8 月 25 日 ( 土 ) 10:00~16:30 アトリウム長岡 60 名 A 10 石川県 10 月 27 日 ( 土 ) 10:00~16:30 公立能登総合病院 39 名 A 11 大阪府 10 月 27 日 ( 土 ) 10:00~16:30 大阪医療センター 30 名 A 12 島根県 10 月 28 日 ( 日 ) 10:00~16:30 島根県立中央病院 44 名 A 13 岡山県 11 月 11 日 ( 日 ) 10:00~16:30 津山中央病院 34 名 A 14 神奈川県 11 月 17 日 ( 土 ) 10:00~16:30 横須賀市立市民病院 47 名 A 15 鹿児島県 12 月 2 日 ( 日 ) 10:00~16:30 鹿児島県医師会館 50 名 A 16 茨城県 12 月 22 日 ( 土 ) 10:00~16:30 水戸医療センター 40 名 A 17 福岡県 2 月 23 日 ( 土 ) 10:00~16:30 九州大学医学部 51 名 D 18 岐阜県 2 月 24 日 ( 日 ) 10:00~16:30 岐阜大学医学部 66 名 D 19 富山県 3 月 3 日 ( 日 ) 10:00~16:30 富山市民プラザ 57 名 D 20 滋賀県 3 月 9 日 ( 土 ) 10:00~16:30 長浜赤十字病院 62 名 D 21 山口県 3 月 23 日 ( 土 ) 13:00~16:30 山口大学医学部 40 名 D 合計 1,207 名 (2) 実施結果アンケート等からの初級講座の実施結果 (21 道府県共通部分 ) は以下の通りである なお アンケートおよび受講効果判定結果の詳細については 参考資料 1 に示す 1 受講者数およびアンケート回答数平成 24 年度の初級講座の受講者数は 1,207 名であった 平均は 57.5 名 / 回で募集人数 (60 名 / 回 ) に対し 95.8% であった また アンケートの回答数は 1,163 名であった なお 受講者数については 会場および受講効果を考慮し 地域によっては募集人数を超過した参加申込み分について受入られないケースも生じた また 過去 3 年間の比較では 今年度は昨年度よりも受講者が減っているが 上述 4

11 の通り今年度は 受講効果を考慮し 受講者の制限 ( 原則 募集人員 1.2 まで ) を 行ったことがあげられる ( 募集人員 60 名 / 回 ) 平成 24 年度 ( 新規 5 県 ) 平成 24 年度 (16 道府県 ) 平成 24 年度 (21 道府県 ) 受講者数 276 名 931 名 1,207 名 平均受講者数 55.2 名 / 回 58.2 名 / 回 57.5 名 / 回 定員充足率 92.0% 97.0% 95.8% アンケート回答数 262 名 901 名 1,163 名 アンケート回答率 94.9% 96.8% 96.4% 受講効果判定票回答数 266 名 930 名 1,196 名 受講効果判定票回答率 96.4% 99.9% 99.1% ( 募集人員 60 名 / 回 ) 平成 24 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 受講者数 1,207 名 /21 回 1,374 名 /19 回 839 名 /17 回 平均受講者数 57.5 名 / 回 76.3 名 / 回 49.4 名 / 回 定員充足率 95.8% 120.5% 82.3% アンケート回答数 1,163 名 1,316 名 807 名 アンケート回答率 96.4% 95.8% 96.2% 受講効果判定票回答数 1,196 名 1,306 名 825 名 受講効果判定票回答率 99.1% 95.1% 98.3% 2 受講者の所属 職種について受講者の所属は 病院関係者 :501 名 (43.3%) 消防関係者:262 名 (22.7%) で両者合わせて 66.0% であった 職種は 医師 :96 名 (8.3%) 看護師( 保健師 ): 242 名 (20.9%) 診療放射線技師:259 名 (22.4%) であった 以下に過去の結果と併せて示す 5

12 平成 24 年度新規 5 県 (276 名 /5 回 ) 平成 24 年度 16 道府県 (931 名 /16 回 ) 平成 24 年度 21 道府県 (1,207 名 /21 回 ) 病院関係者消防関係者医師 111 名 (42.4%) 390 名 (43.6%) 501 名 (43.3%) 62 名 (23.7%) 200 名 (22.4%) 262 名 (22.7%) 25 名 (9.5%) 71 名 (7.9%) 96 名 (8.3%) 看護師 ( 保健師 ) 42 名 (16.0%) 200 名 (22.3%) 242 名 (20.9%) 診療放射線技師 93 名 (35.5%) 166 名 (18.5%) 259 名 (22.4%) 平成 24 年度 (1,207 名 /21 回 ) 平成 23 年度 (1,374 名 /19 回 ) 平成 22 年度 (839 名 /17 回 ) 平成 21 年度 (823 名 /17 回 ) 病院関係者消防関係者医師 501 名 (43.3%) 519 名 (39.8%) 298 名 (37.0%) 336 名 (41.7%) 262 名 (22.7%) 349 名 (26.8%) 269 名 (33.4%) 261 名 (32.2%) 96 名 (8.3%) 154 名 (11.8%) 42 名 (5.3%) 59 名 (7.3%) 看護師 ( 保健師 ) 242 名 (20.9%) 326 名 (25.0%) 171 名 (21.5%) 163 名 (20.1%) 診療放射線技師 259 名 (22.4%) 201 名 (15.4%) 133 名 (16.7%) 122 名 (15.0%) 3 受講理由について 初級講座へ参加した理由 は 自ら進んで参加した が 672 名 (58.0%) 業務命令で参加した が 456 名 (39.4%) であった 地域別にその差を確認すると 佐賀県 石川県が平均よりも業務命令で参加の割合が高く 神奈川県が自ら参加の割合が高い傾向にあった 平成 24 年度新規 5 県 (276 名 /5 回 ) 平成 24 年度 16 道府県 (931 名 /16 回 ) 平成 24 年度 21 道府県 (1,207 名 /21 回 ) 自ら進んで参加した業務命令で参加した その他 173 名 (66.0%) 85 名 (32.5%) 4 名 (1.5%) 499 名 (55.7%) 371 名 (41.4%) 26 名 (2.9%) 672 名 (58.0%) 456 名 (39.4%) 30 名 (2.6%) 6

13 2.1.1 原子力施設立地 16 道府県における開催開催にあたっては 地域の緊急被ばく医療関係者と協議 検討の上 開催日 開催場所およびカリキュラムを決定した 初級講座のカリキュラムは下記のカリキュラムを基本とし 全ての地域で 講義 1 放射線の基礎知識 - 緊急被ばく医療関係者の放射線防護 - 机上演習 地域の仕組みを理解する-ケース対応 - を実施した( 下記カリキュラム下線部 ) 机上演習の(4 つの ) ケース設定および選択講義については 各実施地域の実情に合わせ選択した なお 今年度は 15 地域が Aコースで開催 残り1 地域は Bコースで開催し Cコースでの開催は実施されなかった 緊急被ばく医療初級講座カリキュラム ( 原子力施設立地 16 道府県 ) Aコース ( 標準コース ) 10:00~10:20 オリエンテーション 10:20~11:20 講義 1 放射線の基礎知識 - 緊急被ばく医療関係者の放射線防護 - 11:20~11:30 休憩 11:30~12:10 講義 2 12:10~13:10 休憩 13:10~13:50 講義 3 13:50~14:00 休憩 14:00~16:00 机上演習 地域の仕組みを理解する-4 つのケース対応 - 16:00~16:20 質疑応答および意見交換 16:20~16:30 閉会 Bコース ( 半日コース ) 13:30~13:50 オリエンテーション 13:50~14:50 講義 1 放射線の基礎知識 - 緊急被ばく医療関係者の放射線防護 - 14:50~15:00 休憩 15:00~15:40 講義 2 15:40~17:30 机上演習 地域の仕組みを理解する-4 つのケース対応 - 17:30~17:50 質疑応答および意見交換 17:50~18:00 閉会 7

14 Cコース ( 夜コース ) 17:00~17:20 オリエンテーション 17:20~18:20 講義 1 放射線の基礎知識 - 緊急被ばく医療関係者の放射線防護 - 18:20~20:00 机上演習 地域の仕組みを理解する-4 つのケース対応 - 20:00~20:20 質疑応答および意見交換 20:20~20:30 閉会 講義の演題の候補 1 放射線事故の歴史 2 緊急被ばく医療の汚染対応 3 心のケア ( メンタルヘルス ) 4 放射線の基礎知識 ( 放射線の性質 単位 人体影響 ) 5 我が国の緊急被ばく医療体制 6 急性放射線症候群の診断と治療 7 ビデオ上映 緊急被ばく医療と放射線安全管理 - 医療関係者の不安解消のために- 緊急被ばく医療 - 医療機関における実際の対応 - 被ばく 汚染傷病者のプレ ホスピタルケア 下線部は 全地域で実施 (1) 実施内容全地域で実施した 講義 1 放射線の基礎知識 - 緊急被ばく医療関係者の放射線防護 - の講義内容および 机上演習 地域の仕組みを理解する-4 つのケース対応 - のケース設定は以下の通りである なお 講義前のオリエンテーションにおいて 緊急被ばく医療のあり方について の概念と 緊急被ばく医療研修の体系 の説明を行った 講義 1 放射線の基礎知識 - 緊急被ばく医療関係者の放射線防護 - 放射線被害が発生した場合の対応者としてのリスクへの対応に関する説明を行った後 以下の項目について焚き火とペンキの例えを用いて説明を行った 放射線に関する用語 放射線の単位 8

15 被ばくリスク軽減 放射線の生体影響 また 緊急被ばく医療関係者 ( 医療関係者 搬送関係者 ) が活動を行う際に どのような時に自分への影響 ( 二次被害 ) が想定されるのかのポイントと机上演習の 4 つのケースについて説明するとともに 自分への影響の回避のための方策について説明を行った 机上演習 地域の仕組みを理解する-4 つのケース対応 - 原子力施設において以下の 4 つのケースの救急要請がなされた際に どの医療機関へどのような方法で搬送がなされるのか その際に必要となる情報 医療機関等での対応等を異業種の参加者からなる班構成にて議論を行った なお 以下に示す 4 つのケースを標準形として 地域の特徴 ( 施設の種類 受講者の職種 ) 等を考慮し 地域の実情にあった内容で実施した 各班からの発表後の講師の説明は 各地域の救急医療体制 緊急被ばく医療体制 マニュアル等に基づき行った 原子力発電所で 机上演習 -4 つのケース対応 - 1 従業員のAさんが突然の胸痛を訴えた 2 従業員のAさんが大量の放射線に被ばくした ( 放射性物質による汚染なし ) 3 作業員のAさんが原子炉点検作業中に墜落した ( 放射性物質による汚染の有無不明 ) 4 パターン 1: 作業員のAさんが環境モニタリング中に倒れたパターン 2: 複数の作業員が受傷した 事業所から救急要請が行われた 9

16 講義 机上演習グループ討議 机上演習グループ討議 机上演習発表 (2) 実施結果アンケート等からの初級講座の実施結果は以下の通りである 初級講座では 受講後のアンケートの他 受講前と受講後に同じ問題による受講効果判定を行った 以下にアンケートおよび受講効果判定の実施結果の概要を示す なお アンケートおよび受講効果判定結果の詳細については 参考資料 1 に示す なお アンケート結果における記述式回答 ( 抜粋 ) 部分については アンケート回答のまま ( 参加者の記載内容 ) となっている 1 初級講座の評価について (16 地域共通部分 ) 初級講座の評価について 16 地域で実施した講義 1 机上演習および初級講座全般に関する結果を示す なお 16 地域の回答の他 職種別 ( 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 ) のデータの抽出を行った 10

17 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 講義 1 放射線の基礎知識 講師の教え方 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 33.9% 0.8% 0.1% % 32.9% 1.4% 1.4% % 38.1% 0.0% 0.0% % 31.5% 0.6% 0.0% % 27.9% 1.3% 0.0% % 41.2% 1.0% 0.0% 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 講義 1 放射線の基礎知識 あなたの理解度 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 62.1% 4.2% 0.1% % 52.9% 1.4% 0.0% % 73.1% 6.6% 0.0% % 49.4% 1.8% 0.0% % 58.7% 4.4% 0.0% % 74.5% 5.9% 0.0% 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 講義 1 放射線の基礎知識 スライド 資料 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 45.6% 1.7% 0.0% % 44.3% 1.4% 0.0% % 44.7% 0.5% 0.0% % 42.0% 3.1% 0.0% % 42.4% 0.9% 0.0% % 62.8% 2.9% 0.0% 意見 要望 ( 受講者 ) とてもわかりやすく理解が深まった ( 医師 20 歳代 ) もう少し専門的でも良いと思います ( 医師 60 歳以上 ) 11

18 放射線の被ばくと汚染と言う意味が理解できたと思う 汚染は感染対策と同じように考えていけば実践のイメージがつきやすいと思った ( 看護師 ( 保健師 ) 50 歳代 ) 説明がわかりやすく 何がポイントなのか頭に残りやすい 資料も後から読んでも説明を思い出しやすい内容で助かる ( 看護師 ( 保健師 ) 50 歳代 ) 緊急被ばくと一般の急患の区別の必要性や なぜ緊急被ばくの学習が必要であるかという被ばくについての理解が得られとても勉強になりました ( 看護師 ( 保健師 ) 40 歳代 ) 医療の観点から放射線の基礎知識が学べて良かった ( 診療放射線技師 20 歳代 ) 事前にホームページで確認できたので理解が進んだ ( 薬剤師 50 歳代 ) 講義終了直後に質疑応答時間が有ってもよいのでは?( 消防職員 20 歳代 ) 具体的事例を交えながらの話が参考になりました ( 事務職員 30 歳代 ) 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員事務職員 机上演習 講師の進め方 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 36.0% 2.3% 0.2% % 27.3% 3.0% 1.5% % 44.9% 1.0% 0.0% % 34.0% 0.6% 0.0% % 27.6% % % 42.3% 5.2% 1.0% 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員事務職員 机上演習 あなたの理解度 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 57.3% 6.7% 0.2% % 52.2% 3.0% 1.5% % 66.5% 4.6% 0.0% % % 53.8% 4.0% 0.0% % 56.7% 16.5% 1.0% 12

19 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員事務職員 机上演習 あなたの満足度 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 44.6% 6.7% 0.3% % 38.8% 4.5% 1.5% % 51.0% 4.7% 0.0% % 45.1% 6.8% 0.0% % 35.6% 6.8% 0.4% % 55.7% 12.4% 1.0% 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員事務職員 机上演習 班の構成 人数 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 45.0% 2.7% 0.2% % 44.8% 0.0% 0.0% % 54.1% 2.6% 0.5% % 46.3% 1.2% 0.0% % 33.3% 3.2% 0.0% % 54.7% 4.1% 1.0% 意見 要望( 受講者 ) 医療者の班 搬送の班 事業所の班 事務職の班というグループ分けで討論するパターンもありだと思います ( 医師 40 歳代 ) 初めての参加だったので もう少し 討論の時間がほしかった ( 医師 20 歳代 ) さまざまな職種の方の意見や実際の動きを聞くことができ勉強になった ( 看護師 ( 保健師 ) 30 歳代 ) 班の人数はもう少し少ない方が良いと思う(4~6 人くらい ) 人数が多すぎると話がまとまりにくい ( 看護師 ( 保健師 ) 40 歳代 ) 色々な職種の人がいると 多分野の情報とリアリティがあり勉強になった ( 看護師 ( 保健師 ) 40 歳代 ) 他職種間で話し合いをすることにより わからないことを教え合えるところがとても勉強になった 実際にどうすればよいか考えることはとても難しいと感じた ( 診 13

20 療放射線技師 20 歳代 ) 他職種の方とコミュニケーションをとることができたのでよかった ( 診療放射線技師 30 歳代 ) 災害 + 被ばくとなると関係機関が増え 調整が必要であったり 受け入れ病院の選定にも苦慮しそうだと感じました ( 消防職員 30 歳代 ) 消防 海保 病院 行政などあらゆるところでの意見を聞くことができ 大変勉強になりました ( 消防職員 20 歳代 ) 班内に救急に携わる方が多く 専門用語が飛び交いついていけなかった ( 事務職員 30 歳代 ) 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員事務職員 初級講座に参加して有益であったか とても有益 有益 あまり有益でなかった 全く有益でなかった 無回答 合計 % 48.8% 0.8% 0.2% % 50.0% 1.4% 1.4% % 51.0% 0.5% 0.0% % 50.6% 0.6% 0.0% % 46.2% 0.5% 0.0% % 50.0% 1.0% 1.0% 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員事務職員 基礎講座や専門講座に参加したいか 是非参加どちらとも参加参加したいしたい言えないしたくない 無回答 合計 % 52.8% 14% 0.1% % 49.3% 14.5% 0.0% % 51.5% 17.7% 0.0% % 63.1% 7.5% 0.0% % 49.8% 11.9% 0.0% % 50.5% 17.8% 1.0% 全体を通しての意見 要望 ( 受講者 ) 放射性物質 被ばくなど 言葉は知っていてもきちんと理解していなかったので 14

21 今回参加させていただきよかったです 災害から時間が経ち 住民の方の関心もやや薄れているような感じはしますが 職員として正しい正確な知識をもつことはとても重要だと感じました ありがとうございました ( 看護師 ( 保健師 ) 20 歳代 ) いずれも 講義はわかりやすく資料も丁寧でしたが 自分の理解が完璧とは言えるものではなく 続けて学習をしていくことが大切だと思いました 職場で復命もするつもりですが できれば同僚が同じように研修を受けるのがベストだと思いました ( 看護師 ( 保健師 ) 40 歳代 ) 午前中からグループに区分されていたのですが グループワークになるまでほとんど会話ができなかったので 午前中にもグループワークが入るともっと意見交換しやすかったと思いました ( 看護師 ( 保健師 ) 30 歳代 ) 内容の割に時間が足りないような気がしたが 充実した時間を過ごすことができました 病院だけの問題ではないが 現に福島で事故が起きてとても大きな被害を見ているので 自分の役割を理解し 知識を得て体制作りをしなければいけないと実感しました ( 看護師 ( 保健師 ) 30 歳代 ) 大変有意義な講座でした 他職種の仕事内容の理解も必要であると感じました ( 診療放射線技師 ) 関係する多くの機関の方々の話が聞けたことは とても有益であった ( 海上保安官 30 歳代 ) 地域の二次被ばく医療機関の施設見学をしたかったです ( 消防職員 40 歳代 ) 少しでも多くの関係者が持続的に受講できるような仕組みを整える必要があると思います ( 事務職員 40 歳代 ) 質疑が非常に有益であった 自分の関心事以外についても非常に勉強になった ( 事務職員 40 歳代 ) また 受講者に対して 今後取り上げて欲しいテーマを聞いたところ 以下の内容が挙げられた 原子力災害 福島第一原子力発電所事故の状況 現在の状況 福島第一原子力発電所の事故対応を行った人の体験談 安定ヨウ素剤の服用指示 服用方法 調製方法等 15

22 地域の緊急被ばく医療マニュアルの紹介 解説 心のケアや住民への具体的な説明の方法 2 初級講座の評価について ( 選択制講義部分 ) 初級講座の評価について 地域により選択制で実施した主な講義について結果を示す なお 上記 1と同様に 全地域の回答の他 職種別 ( 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 ) のデータの抽出を行った 1) 選択制講義 放射線事故の歴史 選択制講義として 16 道府県中 14 地域で実施した 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 選択制講義 放射線事故の歴史 講師の教え方 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 44.3% 3.1% 0.1% % 37.5% 3.6% 1.8% % 47.9% 2.4% 0.0% % 41.3% 2.8% 0.0% % 36.2% 3.6% 0.0% % 56.2% 4.5% 0.0% 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 選択制講義 放射線事故の歴史 あなたの理解度 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 63.6% 7.5% 0.1% % 55.3% 3.6% 0.0% % 71.6% 10.1% 0.0% % 55.9% 6.3% 0.0% % 58.5% 8.7% 0.5% % 77.5% 5.6% 0.0% 16

23 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 選択制講義 放射線事故の歴史 スライド 資料 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 47.3% 3.5% 0.0% % 42.9% 3.5% 0.0% % 50.9% 0.6% 0.0% % 42.7% 2.8% 0.0% % 39.2% 4.6% 0.0% % 62.9% 4.5% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 難しい 歴史 というテーマを とてもわかりやすく楽しく教えてもらえた 個人的に興味があった分野なので また自主的に勉強したいと思う ( 看護師 ( 保健師 ) 20 歳代 ) 原子炉施設や再処理施設以外での放射線事故については 初めて知ったものが多かった ( 診療放射線技師 20 歳代 ) 過去の放射線事故を振り返り またその件数の多さを再確認できた ( 消防職員 30 歳代 ) 事故は原発だけで起こっているわけではない という事を知ることができました ( 事務職員 30 歳代 ) 被ばくして死亡した人について 経過や病状などをもっと知りたいと思った ( 事務職員 20 歳代 ) 2) 選択制講義 緊急被ばく医療における汚染対応 選択制講義として 16 道府県中 16 地域で実施した 17

24 選択制講義 緊急被ばく医療における汚染対応 講師の教え方 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 43.4% 4.0% 0.5% % 42.0% 1.5% 0.0% % 45.5% 5.0% 0.0% % 38.0% 4.3% 0.0% % 35.7% 5.3% 0.9% % 55.0% 2.0% 0.0% 選択制講義 緊急被ばく医療における汚染対応 あなたの理解度 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 64.9% 5.1% 0.2% % 55.1% 2.9% 0.0% % 69.9% 7.0% 0.0% % 54.9% 5.6% 0.0% % % 0.4% % 74.0% 6.0% 0.0% 選択制講義 緊急被ばく医療における汚染対応 スライド 資料 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 50.3% 3.1% 0.1% % 44.9% 2.9% 0.0% % 48.8% 3.0% 0.0% % 46.6% 1.9% 0.0% % 44.0% 3.1% 0.4% % 70.0% 5.0% 0.0% 意見 要望 ( 受講者 ) 医療者の立場から どのように患者に関わっていくかがよく理解できた 実際に現 場で自分がスムーズに動けるように日頃から意識してトレーニングする必要がある 18

25 と感じた ( 看護師 ( 保健師 ) 30 歳代 ) 除染を優先するものと思っていたが 人命優先と安全管理が重要なことが理解できた ( 消防職員 40 歳代 ) 命最優先 二次被ばく 汚染での影響はほとんどない ということがよくわかった ( 消防職員 20 歳代 ) 新規 5 県における開催開催にあたっては 地域の緊急被ばく医療関係者と協議 検討の上 開催日 開催場所およびカリキュラムを決定した 初級講座のカリキュラムは下記のカリキュラムを基本とし 全ての地域で 講義 1 緊急被ばく医療の考え方 講義 2 放射線の基礎知識 - 被ばく医療関係者の放射線防護 - 講義 3 初期被ばく医療活動 机上演習 県の被ばく医療を考える / ケーススタディー を実施した ただし 山口県での開催は 時間を短縮し 机上演習は 被ばく医療対応を考える / ケーススタディー として実施した 緊急被ばく医療初級講座カリキュラム ( 新規 5 県 ) D コース 10:00~10:10 オリエンテーション 10:10~10:50 講義 1 緊急被ばく医療の考え方 10:50~11:00 休憩 11:00~12:00 講義 2 放射線の基礎知識 - 被ばく医療関係者の放射線防護 - 12:00~13:00 休憩 13:00~14:00 講義 3 初期被ばく医療活動 14:00~14:10 休憩 14:10~16:00 机上演習 県の被ばく医療を考える / ケーススタディー 16:00~16:25 質疑応答および意見交換 16:25~16:30 閉会 (1) 実施内容 実施した講義 机上演習の内容についての詳細は以下の通りである 講義 1 緊急被ばく医療の考え方 19

26 日本における原子力防災対策 被ばく医療体制について 過去から現在に至るまでの経緯を TMI 事故 JCO 臨界事故 福島第一原発事故を踏まえて段階的に説明し 原子力災害対策指針から新規 5 県の体制整備の必要性等についても解説を行った また その上で地域の被ばく医療体制の構築 維持の重要性を説明した 過去から現在に至るまでの原子力防災対策 被ばく医療体制構築の経緯 ( 旧原子力防災指針と原子力災害対策指針の解説 ) 被ばく医療の特殊性 原子力災害対策重点区域の範囲拡充 被ばく医療関係者のネットワーク構築講義 2 放射線の基礎知識 - 被ばく医療関係者の放射線防護 - 緊急被ばく医療関係者医療関係者 搬送関係者が活動を行う上で 基本となる放射線の知識と 放射線被害が発生した場合の対応者としてのリスクへの対応に関する説明を行った後 以下の項目について焚き火とペンキの例えを用いて説明を行った 放射線の用語 被ばくリスク軽減 放射線の単位 放射線の生体影響 講義 3 初期被ばく医療活動原子力災害時の緊急被ばく医療体制についてその全体像を確認するとともに 初期被ばく医療活動について 1 原子力施設における対応 2 避難所 / 救護所における対応 3 医療機関における対応の 3 種類に分け 個々の内容について説明した その中で 搬送機関として 医療機関としての対応を解説した 机上演習 県の被ばく医療を考える / ケーススタディー被ばく医療活動が想定される主なケース 4 つについて講師から解説を行うとともに その中でケース1~3についてグループワーク形式で検討 発表を行った 検討事項は 搬送機関として / 医療機関として どのような点に注意して活動を行うか等 予め講師から示した上で 受講者同士で検討した 20

27 被ばく医療活動が想定されるケース 机上演習 -4 つのケース 1 近隣の原子力発電所で原子力災害が発生し 住民の避難等が実施される場合 2 近隣の原子力発電所で多数傷病者が発生し 立地県内の医療対応能力を超え 傷病者の受入要請があった場合 3 県下の放射性同位元素 (RI) 取扱施設もしくは放射性物質輸送中の事故 4 県下でテロ等 悪意のある放射線 ( 能 ) の使用 (2) 実施結果アンケート等からの初級講座の実施結果は以下の通り 初級講座では 受講後のアンケートの他に 受講前と受講後に同じ問題による受講効果判定を行った 以下にアンケート及び受講効果判定結果から実施結果の概要を示す アンケート及び受講効果判定結果については 参考資料 1 に示す 1 初級講座の評価について ( 新規 5 県 ) 初級講座の評価について 講義 1~3 机上演習および初級講座全般に関する結果を示す なお全地域の回答の他 職種別 ( 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 ) のデータの抽出を行った 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 講義 1 緊急被ばく医療の考え方 講師の教え方 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 44.7% 4.3% 0.0% % 40.9% 4.5% 0.0% % 31.0% 9.5% 0.0% % 46.7% 0.0% 0.0% % 46.7% 3.3% 0.0% % 50.0% 12.5% 0.0% 21

28 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 講義 1 緊急被ばく医療の考え方 あなたの理解度 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 64.4% 8.7% 0.4% % 68.2% 0.0% 0.0% % 61.9% 14.3% 0.0% % 57.8% 1.1% 0.0% % 65.0% 15.0% 0.0% % 62.5% 18.75% 0.0% 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 講義 1 緊急被ばく医療の考え方 スライド 資料 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 52.0% 3.2% 0.0% % 40.9% 0.0% 0.0% % 41.5% 2.4% 0.0% % 45.6% 1.1% 0.0% % 42.4% 0.9% 0.0% % 75.0% 0.0% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) わかりやすい例を出してもらって 理解しやすかった ( 警察 30 歳代 ) もっと長い時間設定でもよい ( 看護師 30 歳代 ) 話し方もわかりやすかったのですが 内容の割に時間が短く かけ足に進んでいったのが残念だった ( 診療放射線技師 20 歳代 ) 今まで知らなかった知識を得てよかったです ( 看護師 50 歳代 ) 行政の面は大変詳しく参考になりました ( 医師 40 歳代 ) 22

29 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 講義 2 放射線の基礎知識 講師の教え方 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 32.8% 0.4% 0.0% % 45.5% 0.0% 0.0% % 35.7% 0.0% 0.0% % 34.5% 3.3% 0.0% % 28.3% 0.0% 0.0% % 56.25% 0.0% 0.0% 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 講義 2 放射線の基礎知識 あなたの理解度 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 52.2% 3.2% 0.0% % 50.0% 4.5% 0.0% % 59.5% 4.8% 0.0% % 40.0% 2.2% 1.1% % 60.0% 5.0% 0.0% % 68.75% 12.5% 0.0% 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 講義 2 放射線の基礎知識 スライド 資料 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 36.9% 1.2% 0.0% % 40.9% 4.5% 0.0% % 39.0% 0.0% 0.0% % 40.0% 3.3% 0.0% % 35.0% 0.0% 0.0% % 62.5% 0.0% 0.0% 意見 要望 ( 受講者 ) 二次被ばく防止の点はうまくまとめられていて わかりやすかった ( 診療放射線 技師 40 歳代 ) 23

30 初級講座らしく 素人である私にとって非常にわかりやすい内容だった また 資料も上部にスライド 下部に説明があり わかりやすかった ( 事務 ( 市町村 ) 30 歳代 ) 完全理解には復習がいる ( 消防 30 歳代 ) 例えがわかりやすく 理解しやすかった わかりやすいので 聞いていて面白かった ( 消防 20 歳代 ) 基本的内容 + 具体的内容が説明されていて 理解が深まりました ( 薬剤師 50 歳代 ) とてもわかりやすかった 医療関係者でなくても 理解が進むと思う ( 診療放射線技師 20 歳代 ) 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 講義 3 初期被ばく医療活動 講師の教え方 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 31.7% 0.0% 0.0% % 22.7% 0.0% 0.0% % 26.8% 0.0% 0.0% % 32.2% 0.0% 0.0% % 35.0% 0.0% 0.0% % 56.25% 0.0% 0.0% 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 講義 3 初期被ばく医療活動 あなたの理解度 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 54.2% 2.0% 0.0% % 50.0% 0.0% 0.0% % 50.0% 2.4% 0.0% % 47.8% 0.0% 0.0% % % 0.0% % 68.75% 6.25% 0.0% 24

31 全回答 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 事務職員 講義 3 初期被ばく医療活動 スライド 資料 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 41.0% 0.4% 0.0% % 31.8% 0.0% 0.0% % 32.5% 0.0% 0.0% % 43.3% 0.0% 0.0% % 48.3% 0.0% 0.0% % 56.25% 0.0% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 医療の知識が全くない私にもわかりやすい講義でよくわかった ( 警察 30 歳代 ) 他職種の対応がわかった ( 診療放射線技師 40 歳代 ) 大変わかりやすい説明で理解しやすかったです ( 消防 40 歳代 ) スライド Good!! コメント付きで大変よい ( 消防 30 歳代 ) 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員事務職員 机上演習 講師の進め方 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 29.5% 0.0% 0.0% % 22.7% 0.0% 0.0% % 24.4% 0.0% 0.0% % 30.0% 0.0% 0.0% % 27.1% 0.0% 0.0% % 50.0% 0.0% 0.0% 25

32 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員事務職員 机上演習 あなたの理解度 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 52.6% 1.6% 0.0% % 54.5% 0.0% 0.0% % 46.3% 4.9% 0.0% % 47.7% 0.0% 0.0% % 53.8% 4.0% 0.0% % 68.75% 0.0% 0.0% 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員事務職員 机上演習 あなたの満足度 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 41.2% 1.2% 0.0% % 36.4% 0.0% 0.0% % 42.5% 2.5% 0.0% % 40.0% 1.1% 0.0% % 32.2% 1.7% 0.0% % 68.75% 0.0% 0.0% 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員事務職員 机上演習 班の構成 人数 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 % 32.1% 1.6% 0.0% % 22.7% 0.0% 0.0% % 27.5% 2.5% 0.0% % 35.6% 1.1% 0.0% % 33.3% 3.2% 0.0% % 60.0% 6.7% 0.0% 意見 要望 ( 受講者 ) 放射線災害に対して興味がわいた ( 診療放射線技師 40 歳代 ) 実際に起きた時を想定して 考えることができ 色々な問題点を知ることができた 26

33 ( 診療放射線技師 20 歳代 ) 様々な職種の方々とディスカッションできたことは大変有意義でした ( 消防 40 歳代 ) グループワークの時間をもう少し長くした方が意見交換が十分できたのでは? と思います ( 看護師 50 歳代 ) やはり自分達で考えるというのはよいことであり グループワークはよいものだと思いました ( 医師 40 歳代 ) 他職種 他の病院の方ともコミュニケーションがとれ 意志の疎通の重要性を実感した ( 診療放射線技師 20 歳代 ) 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員事務職員 初級講座に参加して有益であったか とても有益 有益 あまり有益でなかった 全く有益でなかった 無回答 合計 % 48.4% 0.0% 0.0% % 31.8% 0.0% 0.0% % 42.9% 0.0% 0.0% % 49.4% 0.0% 0.0% % 45.0% 0.0% 0.0% % 81.25% 0.0% 0.0% 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員事務職員 基礎講座や専門講座に参加したいか 是非参加どちらとも参加参加したいしたい言えないしたくない 無回答 合計 % 54.8% 14.3% 0.0% % 50.0% 22.7% 0.0% % 47.6% 28.6% 0.0% % 51.7% 7.9% 0.0% % 55.0% 10.0% 0.0% % 81.25% 6.25% 0.0% 27

34 全体を通しての意見 要望( 受講者 ) 色々な職種の人が一緒に研修することは とても大切だと思いました ( 看護師 40 歳代 ) 連携を取るためにも 他職種のことをもっと知る必要があると思いました そのため 他職種 他部署が普段どういったことをしているのか またどういった意見を持っているのか 何がわからないのかについてアンケート等をとることも大切だと思う ( 診療放射線技師 20 歳代 ) 組織として考える必要があり より多くの職員に受講させたい また グループディスカッションもあるので多数受講は困難であるので 開催回数を増やしてほしい ありがとうございました ( 消防 40 歳代 ) 自分の知識不足を感じました 今後は知識を高めて 他の講座にも参加したいと思います ( 消防 20 歳代 ) ケーススタディーは考えるよい機会となりました ( 薬剤師 50 歳代 ) もう少し講義等の時間があるとよいと思いました ( 事務 ( 道府県 ) 40 歳代 ) 他職種とのつながりができてよかった ( 看護師 40 歳代 ) 色々な職種の方と交流がもててよい刺激を受けました 準備も大変だったと思いますが ありがとうございました ( 看護師 40 歳代 ) また 受講者に対して 今後取り上げて欲しいテーマを聞いたところ 以下の内容が挙げられた 安定ヨウ素剤の服用指示 服用方法 調製方法等 スクリーニングおよび救護所対応 医療機関における被ばく者の対応 各職種における対応 福島第一原子力発電所の事故対応を行った人の体験談 28

35 2.2 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅰ( 除染コース 搬送コース ) 基礎講座 Ⅰ 基礎講座 Ⅰは 地域で行う研修 ( 現地型 ) として 16 道府県において実施した 基礎講座 Ⅰの開催にあたっては 地域の緊急被ばく医療関係者と協議 検討の上 開催日 開催場所を決定した 基礎講座 Ⅰのカリキュラムは下記の通りである 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅰ( 除染コース 搬送コース ) カリキュラム 項目時間除染コース搬送コース 9:30~ 9:45 オリエンテーション 講義 1 9:45~10:10 放射線防護と事故事例 講義 2 10:10~10:40 緊急被ばく医療に必要な放射線測定の基礎 10:40~10:50 ( 休憩 ) 実習 1 10:50~12:00 放射線測定実習 - サーベイメータによる放射線測定 - 実習 2 13:00~16:00 除染実習汚染を伴った外傷患者の取り扱い 医療機関における実際の対応 ( ビデオ ) 搬送実習汚染を伴った傷病者の搬送 ガイダンス 情報収集 以下 病院内で実施 情報の収集 処置室の汚染防止措置 服装 装備の準備 処置室でのスタッフの配置 役割の確認 処置室の資機材 医薬品の確認 処置室での除染を含めた医療処置 医療スタッフの退出および後片付け 以下 病院駐車場等で実施 出動準備 ( 救急車等の汚染防止措置 ) 現場到着 初期評価と対応 傷病者の車内収容 搬送中の車内対応 医師への引継ぎの報告 汚染防止措置の解除 16:00~16:20 質疑応答 16:20~16:30 閉会 29

36 (1) 開催実績 地域開催日時間開催場所 参加人数 ( ) 内は募集定員 除染 (30) 搬送 (20) 合計 (50) 1 茨城県 7 月 28 日 ( 土 ) 9:30~16:30 水戸医療センター 28 名 17 名 45 名 2 北海道 8 月 5 日 ( 日 ) 9:30~16:30 北海道社会事業協会岩内病院 27 名 11 名 38 名 3 青森県 8 月 26 日 ( 日 ) 9:30~16:30 弘前大学医学部 24 名 19 名 43 名 4 宮城県 9 月 2 日 ( 日 ) 9:30~16:30 石巻赤十字病院 29 名 32 名 61 名 5 岡山県 9 月 8 日 ( 土 ) 9:30~16:30 岡山医療センター 26 名 27 名 53 名 6 佐賀県 9 月 23 日 ( 日 ) 9:30~16:30 佐賀県立病院好生館 35 名 18 名 53 名 7 大阪府 9 月 29 日 ( 土 ) 9:30~16:30 りんくう総合医療センター 18 名 24 名 42 名 8 愛媛県 10 月 7 日 ( 日 ) 9:30~16:30 西予市立宇和病院他 21 名 16 名 37 名 9 福井県 10 月 13 日 ( 土 ) 9:30~16:30 市立敦賀病院 41 名 22 名 63 名 10 新潟県 10 月 20 日 ( 土 ) 9:30~16:30 県立中央病院 23 名 27 名 50 名 11 島根県 11 月 11 日 ( 日 ) 9:30~16:30 松江市立病院 35 名 17 名 52 名 12 静岡県 11 月 24 日 ( 土 ) 9:30~16:30 榛原総合病院 29 名 23 名 52 名 13 福島県 12 月 1 日 ( 土 ) 9:30~16:30 いわき市総合保健福祉センター 31 名 25 名 56 名 14 石川県 12 月 9 日 ( 日 ) 9:30~16:30 金沢大学附属病院 34 名 16 名 50 名 15 神奈川県 1 月 19 日 ( 土 ) 9:30~16:30 横須賀市立市民病院 20 名 13 名 33 名 16 鹿児島県 1 月 27 日 ( 日 ) 9:30~16:30 鹿児島市医師会病院 21 名 14 名 35 名 合計 442 名 321 名 763 名 (2) 実施内容基礎講座 Ⅰの講義 実習に関する実施内容は以下の通り 講義 1 放射線防護と事故事例 緊急被ばく医療 を実施する際に 多くの医療関係者が持っている 自分自身が被ばくするのではないか ( 被ばく防護 ) あるいは 医療対応を行った自分が家族と接触しても家族は大丈夫なのか ( 汚染拡大防止 ) という不安に対して身近な例え ( 被ばく防護 たき火 汚染拡大防止 ペンキ塗りたて ) を用いて説明を行った 主な項目は以下の通り 被ばくと汚染 被ばく防護と汚染拡大防止 放射線の単位 放射線防護の三原則 過去に起こった事故事例とその分類 30

37 講義 2 緊急被ばく医療に必要な放射線測定の基礎 緊急被ばく医療に必要な放射線測定の基礎 として 除染実習 搬送実習において必要とされる体表面汚染測定 ( 検査 ) 個人被ばく線量測定を中心に放射線測定の目的と使用される測定機器等について基礎的な説明を行った 主な項目は以下の通り 原子力施設の事故に関わる放射性核種について 想定される被ばくの形態 放射線の特性と放射線測定器の種類 放射線測定の目的と方法 空間線量率 体表面汚染の測定と個人線量計による測定実習 1 放射線測定実習 -サーベイメータによる放射線測定- 緊急被ばく医療に必要な放射線測定として 個人線量計および体表面汚染測定用サーベイメータを用いて実習を行った ( 線源としてマントルを使用 ) 実習は 6 名 ~10 名程度の参加者により班を構成し 個人線量計については 2~3 名に 1 台 体表面汚染測定用サーベイメータについては各班に 1~2 台を用意するとともに 各班には実習協力者 ( 放射線管理要員等 ) を配置し 取扱方法や実習の方法等について指導 助言を行った なお 一部の地域では 事前打合せに基づき 医療機関や搬送機関に配備されている測定機器 (GM サーベイメータ プラスチックシンチレーションサーベイメータ ) を用いて実習を行った また 実習を円滑に進めるため 測定実習キットを準備した 標準的な実習内容は以下の通り 1 個人線量計の取り扱い使用方法と装着位置 ( 男性 : 胸部 女性 : 腹部 ) を確認した 2 GMサーベイメータの取り扱い使用前点検 ( 測定レンジの選択 時定数の設定 ) 自然放射線および線源( マントル ) の測定を行った 3 放射線の性質垂直方向の距離 水平方向のずれおよび遮へいによりどのように放射線が減衰していくのかを測定した また GM サーベイメータのプローブの移動速度を変化させることにより どのように指針の振れが変化するのかを確認した 31

38 サーベイメータの取り扱い放射線の性質 ( 垂直方向の減衰 ) 放射線の性質 ( 水平方向の減衰 ) 放射線の性質 ( 移動速度による針の動き ) 実習 2 除染実習 - 汚染を伴った外傷患者の取り扱い- 原子力施設 ( 原子力発電所 核燃料施設等 ) の管理区域内で発生した労災事故により 汚染を伴った外傷患者が被ばく医療機関に搬送されてきたことを想定し 患者の受入準備 ( 情報の収集 処置室の準備 ) 医療処置 後処理に必要な放射線管理 汚染管理について実習した なお 医療処置については当該の医療機関から医療チームを編成した 実習は以下の順で実施した 1 情報の収集原子力施設と医療機関の担当者により 患者の受入要請と患者の状況について 救急連絡票に基づき情報伝達を行った 主な伝達項目は以下の通り 患者が発生した事故の概要 病院に搬送される患者の人数 患者の重症度 放射性物質による汚染の有無 32

39 放射線管理要員等の同行の有無 2 処置室の汚染防止措置 ( 受入前の処置室およびストレッチャーの養生 ) 処置室の床 壁等を養生シートで養生し 一時的な汚染管理区域とする さらに 汚染区域とする範囲を除染水等が滴下しても吸収されるように ろ紙シートにて養生した また 医療処置に使用するストレッチャー 処置台 点滴台等を養生シートで養生した 3 服装 装備の準備医療処置を行うスタッフの服装 装備を確認し 医療チームのスタッフは服装を着替え 装備を装着した 4 処置室でのスタッフの配置 役割の確認医療チームの構成および役割について確認した 参考 : 標準的な医療チーム構成とその役割医師 (2 名 ): チームリーダー 医療処置看護師 (3 名 ): 医療処置の介助 機材出し 記録診療放射線技師 (2 名 ): 患者の汚染検査 処置室内の汚染管理 5 処置室の資機材 医薬品の確認外傷患者の医療処置に通常使用している資機材に加え 汚染患者を処置する際に必要な資機材を確認した 6 処置室での除染処置等バイタルサインにより全身状態が安定していることを確認した後 生理食塩水等を用いて汚染部位の除染処置を実施した 除染処置の前後および医療処置後には 汚染検査を実施した 7 医療スタッフの退出および後片付け医療チームのスタッフの脱衣を行った 処置室の養生シート等をはがし 原状復帰を実施した いずれの場合も 汚染が拡大しないように表面を内側に巻き込むように処理し これらの廃棄物は事業所の放射線管理要員に引き渡した さらに スタッフおよび処置室の汚染検査を実施した 33

40 処置室の汚染防止措置 服装 装備の準備 患者の処置室への搬入 処置前の汚染検査 除染処置後処理 ( 服装の脱衣 ) 34

41 後処理 ( 脱衣後の汚染検査 ) 養生の撤去 実習 2 搬送実習 - 汚染を伴った傷病者の搬送 - 汚染を伴った傷病者を原子力施設から被ばく医療機関まで または被ばく医療機関から被ばく医療機関の間 ( 初期被ばく医療機関から二次被ばく医療機関 二次被ばく医療機関から三次被ばく医療機関 ) で搬送することを想定し 必要な汚染防止措置 傷病者の汚染拡大防止措置 車内収容および搬送中の車内対応の留意点 医療機関での引継ぎ 汚染防止措置の解除について 今年度作成した紹介動画を含むガイダンスにて流れや注意点等について説明の後 救急自動車を用いて実習を実施した 実習は以下の順で実施した 1 情報収集放射性物質による汚染の有無 ( 除染の実施 ) 等の入電時に聴取 確認すべきポイントと救急隊が現場に到着するまでに事業所に依頼すべき事項について確認した 2 出動準備汚染を伴った傷病者を搬送する際に用いる資機材について確認した 特に 一般救急対応において使用していない物品について確認した また 養生シートを使用し 救急自動車内およびストレッチャーを養生した さらに 汚染防止の観点から必要な救急隊員の装備を確認し 着装した 3 現場到着現場到着時に 一般救急対応において収集する情報の他に 汚染 被ばくに関する情報および傷病者収容地点が 放射線管理上安全であるかどうかの情報を得ることが必要であると確認した 4 初期評価と対応 35

42 傷病者 ( ダミー人形 ) の作業着に汚染に見立てた絵の具を塗布し 実際に脱衣させることにより汚染拡大防止の留意点を確認した 脱衣後 必要な処置を行い さらに傷病者搬送用シートを用い 搬送の準備をした 5 傷病者の車内収容脱衣により傷病者に汚染のないことを確認の上 ストレッチャーに乗せ替えて救急自動車に収容した このとき 放射線防護の支援のため 放射線管理要員等に同行を依頼した 6 搬送中の車内対応搬送時に必要な放射線管理上の注意事項を確認し 嘔吐あるいは観察時の対処方法および放射線管理要員等との共同作業内容について確認した 7 医師への引継ぎの報告医療機関へ到着した際の引継ぎ内容について 一般救急対応の他に伝えるべき情報 ( 汚染状況とその対応 ) について確認した 8 汚染防止措置の解除汚染の有無の確認後 救急自動車およびストレッチャーの養生をはがし 原状復帰を行った その後 救急隊員の防護装備の脱衣を行った いずれの場合も 汚染が拡大しないように表面を内側に巻き込むように処理し これらの廃棄物及び車内対応にて回収した嘔吐物について放射線管理要員に引き渡した その後 再度 救急自動車および救急隊員の汚染検査を実施した 汚染防止措置 ( 救急自動車の養生 ) 汚染防止措置 ( ストレッチャーの養生 ) 36

43 汚染防止措置 ( 防護服の着装 ) 傷病者の脱衣 汚染部位からの線量率の測定 傷病者の車内収容 車内対応 救急自動車の汚染検査 37

44 防護服の脱衣脱衣後の汚染検査 ( 全身 ) (3) 実施結果アンケート等からの基礎講座 Ⅰの実施結果は以下の通りである なお アンケートおよび受講効果判定結果の詳細については 参考資料 2 に示す 1 受講者数およびアンケート回答数平成 24 年度の基礎講座 Ⅰの受講者数は 除染コース :442 名 搬送コース :321 名 合計 763 名であった 平均は 除染コースは 27.6 名 / 回で募集人数 (30 名 / 回 ) に対して 92.0% であり 搬送コースは 20.1 名 / 回で募集人数 (20 名 / 回 ) に対して 100.5% であった 全体としては 47.7 名 / 回で募集人数 (50 名 / 回 ) に対して 95.4% であった また アンケートの回答数は 739 名 (96.9%)( 除染コース :427 名 (96.6%) 搬送コース :312 名 (97.2%)) であった 38

45 受講者数 平成 24 年度 平成 23 年度 除染コース搬送コース合計除染コース搬送コース合計 442 名 /16 回 321 名 /16 回 763 名 /16 回 788 名 /19 回 499 名 /19 回 1287 名 /19 回 平均受講者数 27.6 名 / 回 20.1 名 / 回 47.7 名 / 回 41.4 名 / 回 26.2 名 / 回 67.7 名 / 回 定員充足率 92.0% 100.5% 95.4% 138.2% 131.3% 135.4% アンケート回答数 427 名 312 名 739 名 アンケート回収率 96.6% 97.2% 96.9% 受講効果判定票 回答数 ( 前 ) 受講効果判定票 正答率 ( 前 ) 受講効果判定票 回答数 ( 後 ) 受講効果判定票 正答率 ( 後 ) 426 名 323 名 749 名 768 名 476 名 1244 名 81.9% 71.7% 77.5% 名 318 名 744 名 763 名 482 名 1245 名 89.1% 83.8% 86.8% 平成 23 年度までは 受講前アンケートおよび受講後アンケートとして実施 2 受講者者の所属 職種について受講者の所属は 病院関係者 :344 名 (46.7%) 消防関係者:245 名 (33.3%) で両者合わせて 80% を超えている 職種は 医師 :71 名 (9.7%) 看護師 ( 保健師 ): 168 名 (22.9%) 診療放射線技師:132 名 (18.0%) であった 以下に過去の結果と併せて示す 平成 24 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 病院関係者 344 名 (46.7%) 568 名 (45.8%) 368 名 (44.7%) 医師 71 名 (9.7%) 131 名 (10.6%) 63 名 (7.7%) 看護師 ( 保健師 ) 168 名 (22.9%) 265 名 (21.4%) 173 名 (21.0%) 診療放射線技師 132 名 (18.0%) 259 名 (20.9%) 185 名 (22.5%) 消防関係者 245 名 (33.3%) 353 名 (28.5%) 280 名 (34.0%) 39

46 職種別受講者数の推移 職種別平均受講者数の推移 40

47 3 受講理由について基礎講座 Ⅰ 全体としては 自ら進んで参加した が 384 名 (52.0%) 業務命令で参加した が 345 名 (46.7%) であった コース別では 自ら進んで参加した 者は 除染コースで 55.1% 搬送コースで 47.6% 業務命令で参加した 者は 除染コースで 42.8% 搬送コースで 52.1% であった 基礎講座 Ⅰ 全体 除染コース 搬送コース 自ら進んで参加した 384 名 (52.0%) 236 名 (55.1%) 148 名 (47.6%) 業務命令で参加した 345 名 (46.7%) 183 名 (42.8%) 162 名 (52.1%) 合計 729 名 (98.7%) 419 名 (97.9%) 310 名 (99.7%) 4 基礎講座 Ⅰ の内容について 基礎講座 Ⅰ の内容について示す なお 全地域の回答の他 主な職種別 ( 医師 看 護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 消防職員 ) 過去の基礎講座 Ⅰ への参加の有無 受 講理由別にデータの抽出を行った 講義 1 放射線防護と事故事例 の教え方 大変良い良い不満とても不満無回答合計 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員基礎講座 Ⅰ 参加経験有基礎講座 Ⅰ 参加経験無自ら参加した業務命令で参加した % 39.0% 0.8% 0.0% % 33.8% 0.0% 0.0% % 39.4% 0.6% 0.0% % 41.2% 1.5% 0.0% % 35.8% 1.2% 0.0% % 33.9% 1.3% 0.0% % 40.4% 0.6% 0.0% % 36.6% 0.8% 0.0% % 40.0% 0.9% 0.0% 41

48 講義 1 放射線防護と事故事例 のスライド 資料 大変良い良い不満とても不満無回答合計 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員基礎講座 Ⅰ 参加経験有基礎講座 Ⅰ 参加経験無自ら参加した業務命令で参加した % 45.6% 0.8% 0.0% % 44.1% 0.0% 0.0% % 47.9% 0.6% 0.0% % 44.3% 1.5% 0.0% % 44.5% 0.4% 0.0% % 42.9% 1.3% 0.0% % 46.9% 0.4% 0.0% % 41.9% 0.5% 0.0% % 48.8% 1.2% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) わかりやすい説明だった ( 医師 50 歳代 ) もう少しゆっくり話を聞きたかった ( 看護師 40 歳代 ) 初級講座を受講後であったため 復習ができた ( 看護師 50 歳代 ) 被ばくと汚染の理解に役立った ( 診療放射線技師 30 歳代 ) 一つ一つの事故事例に対して被ばくや汚染について考えることは 非常に勉強になった ( 海上保安官 20 歳代 ) 事前勉強をして来ておけばもっと理解できたと思う ( 消防職員 50 歳代 ) 42

49 講義 2 緊急被ばく医療に必要な放射線測定の基礎 の教え方 大変良い良い不満とても不満無回答合計 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員基礎講座 Ⅰ 参加経験有基礎講座 Ⅰ 参加経験無自ら参加した業務命令で参加した % 43.3% 1.4% 0.0% % 44.1% 0.0% 0.0% % 47.9% 1.2% 0.0% % 42.8% 1.5% 0.0% % 39.1% 2.1% 0.0% % 38.6% 1.7% 0.0% % 45.3% 1.2% 0.0% % 41.0% 1.6% 0.0% % 45.3% 1.2% 0.0% 講義 2 緊急被ばく医療に必要な放射線測定の基礎 スライド 資料 大変良い良い不満とても不満無回答合計 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員基礎講座 Ⅰ 参加経験有基礎講座 Ⅰ 参加経験無自ら参加した業務命令で参加した % 48.6% 1.6% 0.0% % 45.6% 0.0% 0.0% % 54.3% 1.8% 0.0% % 45.8% 1.5% 0.0% % 47.3% 1.7% 0.0% % 46.8% 1.7% 0.0% % 49.6% 1.4% 0.0% % 44.7% 1.9% 0.0% % 52.2% 1.5% 0.0% 意見 要望 ( 受講者 ) わかりやすく 整理されていてとてもよかった ( 看護師 50 歳代 ) 放射線測定の留意点がわかったため 今後何かあった時に慌てないで行動ができそ 43

50 うである ( 事務 ( 病院 ) 20 歳代 ) 講義ごとに質問時間を設けて欲しい ( 消防 30 歳代 ) 大変よかったと思うが 少し時間が足りない気がした ( 消防 30 歳代 ) 実習 1 放射線測定実習 サーベイメータによる放射線測定 の進め方 大変良い良い不満とても不満無回答合計 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員基礎講座 Ⅰ 参加経験有基礎講座 Ⅰ 参加経験無自ら参加した業務命令で参加した % 45.3% 3.3% 0.0% % 37.7% 4.3% 0.0% % 47.9% 3.6% 0.0% % 47.7% 1.5% 0.0% % 47.7% 4.6% 0.0% % 43.3% 3.9% 0.0% % 46.1% 3.0% 0.0% % 44.7% 2.9% 0.0% % 45.8% 3.5% 0.0% 実習 1 放射線測定実習 サーベイメータによる放射線測定 の教え方 大変良い良い不満とても不満無回答合計 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員基礎講座 Ⅰ 参加経験有基礎講座 Ⅰ 参加経験無自ら参加した業務命令で参加した % 43.0% 2.9% 0.0% % 39.1% 4.4% 0.0% % 49.1% 3.0% 0.0% % 44.6% 0.8% 0.0% % 38.0% 4.1% 0.0% % 42.1% 3.0% 0.0% % 42.6% 3.2% 0.0% % 42.1% 3.7% 0.0% % 42.5% 2.7% 0.0% 44

51 意見 要望( 受講者 ) スクリーニングと汚染検査の際の時定数の使い分けを聞けてよかった ( 診療放射線技師 20 歳代 ) インストラクターが各班にいたため 理解しながら実習を進めることができ 大変よかったと思う ( 警察官 ( 看護師 ) 20 歳代 ) 講師の話と各班のインストラクターの説明が重なり どちらの話を聞けばよいのか難しかった ( 消防 20 歳代 ) 実際 測定器を取り扱えたのでよかった ( 消防 50 歳代 ) 実習は和気あいあいとした雰囲気のため質問をしながら進められわかりやすかった ( 消防 30 歳代 ) 実習 2 除染実習 汚染を伴った外傷患者の取り扱い の進め方 大変良い良い不満とても不満無回答合計 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員基礎講座 Ⅰ 参加経験有基礎講座 Ⅰ 参加経験無自ら参加した業務命令で参加した % 41.2% 3.1% 0.0% % 36.6% 0.0% 0.0% % 43.1% 1.3% 0.0% % 40.8% 7.2% 0.0% % 36.4% 9.1% 0.0% % 41.1% 3.2% 0.0% % 40.9% 3.1% 0.0% % 39.6% 3.9% 0.0% % 42.5% 2.2% 0.0% 45

52 実習 2 除染実習 汚染を伴った外傷患者の取り扱い の教え方 大変良い良い不満とても不満無回答合計 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員基礎講座 Ⅰ 参加経験有基礎講座 Ⅰ 参加経験無自ら参加した業務命令で参加した % 37.2% 1.4% 0.0% % 34.3% 0.0% 0.0% % 36.9% 0.6% 0.0% % 40.0% 2.4% 0.0% % 36.4% 0.0% 0.0% % 41.9% 0.8% 0.0% % 35.3% 1.0% 0.0% % 34.4% 1.7% 0.0% % 40.6% 0.0% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 本当に実戦的でリアルな実習で 特に講師の話等が非常に役に立った この講座を受けた意義があった ( 医師 30 歳代 ) 適宜 質問をすることができてよかった 実際のイメージがつかめた ( 医師 30 歳代 ) ビデオ学習をしてから実技だったので イメージしながら実技で確認することができたため理解しやすかった ( 看護師 30 歳代 ) 知識が必要であるだけでなく チームワークが必要だと感じた ( 看護師 40 歳代 ) 大筋の流れに沿って 途中ストップしながら解説を交えながれできて良かった 外回りの役割についてもう少し解説して欲しい ( 診療放射線技師 20 歳代 ) 46

53 実習 2 搬送実習 汚染を伴った傷病者の搬送 の進め方 大変良い良い不満とても不満無回答合計 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員基礎講座 Ⅰ 参加経験有基礎講座 Ⅰ 参加経験無自ら参加した業務命令で参加した % 36.6% 1.9% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 40.0% 0.0% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 36.6% 1.7% 0.0% % 32.1% 0.0% 0.0% % 38.9% 3.0% 0.0% % 33.3% 1.4% 0.0% % 39.4% 1.9% 0.0% 実習 2 搬送実習 汚染を伴った傷病者の搬送 の教え方 大変良い良い不満とても不満無回答合計 全回答医師看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師消防職員基礎講座 Ⅰ 参加経験有基礎講座 Ⅰ 参加経験無自ら参加した業務命令で参加した % 32.7% 1.3% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 40.0% 0.0% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 29.7% 2.2% 0.0% % 24.5% 1.9% 0.0% % 34.0% 2.0% 0.0% % 27.9% 2.0% 0.0% % 33.1% 1.9% 0.0% 意見 要望 ( 受講者 ) 実際に 車両を使っての体験はとても理解できた ( 消防 30 歳代 ) 初めて養生や防護衣の着装をしてみて 今後このような対応を取らなければいけな 47

54 い時のために反復訓練が必要と感じた ( 消防 20 歳代 ) ガイダンスを短くてして 実技の時間を長くして欲しい ( 海上保安官 20 歳代 ) 実際の消防の救急車 ストレッチャーを使用しての実習でわかりやすかった ( 事務 ( 道府県 ) 40 歳代 ) 全体を通しての意見 要望( 受講者 ) 全員が防護服を着装してみる必要性はあると考える あの暑さを体験するだけでも価値はあると思う ( 暑さの中での判断力が自分にあるか などの参考になる ) ( 医師 50 歳代 ) 前回の研修から一年以上が空いたため 忘れていることが多かったが 今回改めて理解できてよかった 適度な間隔で学習していく必要があると感じた ( 看護師 50 歳代 ) 搬送が救急車に限定されていたため 一般車両( 救護所からの搬送 ) なども含めて話をしてもらえるともっとよかった ( 保健師 20 歳代 ) 何度か講習に参加し 自信を持ってチームに参加できるようになりたい ( 診療放射線技師 30 歳代 ) 継続した講座受講が可能となるよう 回数を増やせばよいと思う ( 診療放射線技師 50 歳代 ) 職場で養生資機材を揃えてもらえるよう働きかけたい ( 消防職員 30 歳代 ) 巡視船艇による搬送のやり方を知りたい( 陸上搬送と海上搬送での違いによる注意点等 ) ( 海上保安官 30 歳代 ) 48

55 2.3 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅱ( 救護所活動コース ) 基礎講座 Ⅱ 本講座は 今年度より新たに緊急被ばく医療研修として新設された 原子力施設等立地地域 (16 道府県 ) において 開催地域およびその周辺地域の初級講座相当の講座を修了した地方公共団体職員 医療関係者を対象とし 研修期間 1 日 募集人数 20 名程度の講座として 16 回の研修を実施した 開催にあたり 開催日および開催場所等については 地方公共団体等と協議 検討の上 決定した カリキュラムは下記の通りである 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅱ( 救護所活動コース ) カリキュラム 項目時間内容 9:30~ 9:40 オリエンテーション 講義 9:40~10:50 救護所における初期被ばく医療活動 10:50~11:00 ( 休憩 ) 実習 1 11:00~12:00 救護所におけるスクリーニング 実習 2 13:00~14:30 A グループ救護所の開設 B グループ救護所における診断除染 C グループ安定ヨウ素剤の取り扱いと調製 レイアウト検討 救護所の設営 ガイダンス 身体除染の方法 頸部甲状腺に沈着した放射性ヨウ素の測定 問診 ガイダンス 安定ヨウ素剤内服液の調製と配布 服用の説明 14:30~14:40 ( 休憩 ) 演習 14:40~16:30 救護所における初期被ばく医療活動 16:30~16:50 質疑応答 16:50~17:00 閉会 49

56 (1) 開催実績 地域開催日時間開催場所 参加人数 A B C 合計 1 愛媛県 10 月 16 日 ( 火 ) 9:30~17:00 愛媛県中予地方局 名 2 佐賀県 10 月 22 日 ( 月 ) 9:30~17:00 佐賀市民会館 名 3 福井県 11 月 14 日 ( 水 ) 9:30~17:00 プラザ萬象 名 4 大阪府 12 月 5 日 ( 水 ) 9:30~17:00 大阪医療センター 名 5 石川県 12 月 12 日 ( 水 ) 9:30~17:00 能登中部保健福祉センター 名 6 青森県 12 月 19 日 ( 水 ) 9:30~17:00 リンクステーションホール青森 名 7 神奈川県 12 月 21 日 ( 金 ) 10:00~17:30 サンピアンかわさき 名 8 島根県 1 月 9 日 ( 水 ) 9:30~17:00 島根県職員会館 名 9 福島県 1 月 22 日 ( 火 ) 9:30~17:00 ビッグパレットふくしま 名 10 新潟県 1 月 25 日 ( 金 ) 9:30~17:00 柏崎文化会館 名 11 静岡県 1 月 30 日 ( 水 ) 9:30~17:00 牧之原市総合健康福祉センター 名 12 鹿児島県 2 月 1 日 ( 金 ) 9:30~17:00 宝山ホール 名 13 北海道 2 月 7 日 ( 木 ) 9:30~17:00 岩内地方文化センター 名 14 岡山県 2 月 16 日 ( 土 ) 9:30~17:00 岡山医療センター 名 15 宮城県 3 月 1 日 ( 金 ) 9:30~17:00 石巻市河北総合センター 名 16 茨城県 3 月 5 日 ( 火 ) 9:00~16:30 茨城県立健康プラザ 名 合計 名 (2) 実施内容本講座の講義 実習および演習に関する実施内容は以下の通りである 講義 1 救護所における初期被ばく医療活動原子力災害時に救護所において 原子力防災および緊急被ばく医療関係者が迅速かつ的確にその役割に応じた業務を遂行できるよう 原子力防災対策 緊急被ばく医療および救護所の活動について説明を行った 主な項目は以下の通りである ( 原子力防災対策 ) 防護対策の目的 原子力防災対策の特殊性 異常事態発生時の通報基準 ( 原子力災害対策特別措置法第 10 条 ) 原子力緊急事態の判断基準( 原子力災害対策特別措置法第 15 条 ) 放射性物質 放射線の放出形態 防災対策を重点的に充実すべき区域 放射性物質による被ばく 通報連絡 周辺住民等への情報提供 緊急時環境放射線モニタリング 防護対策と指標 飲食物摂取制限 立入制限措置 防災業務関係者の防護措置 50

57 ( 緊急被ばく医療 ) 緊急被ばく医療体制 避難所および被ばく医療機関等における対応 ( 救護所活動 ) 救護所の設置条件 救護所の開設 救護所活動チームとその役割 救護所のレイアウト 救護所における活動 スクリーニングの基本および方法 安定ヨウ素剤の予防服用 除染の基本および手順 頸部甲状腺検査 メンタルヘルス対策 事故発生時の対応 避難所での対応実習 1 救護所におけるスクリーニング被災者の被災の程度を評価 判定し 被災者に適した緊急被ばく医療処置を行うための基礎となる救護所におけるスクリーニングについて 個人線量計および体表面汚染測定用サーベイメータの取り扱い スクリーニングレベルの求め方に関する実習 模擬線源を用いた身体汚染スクリーニングの実習を実施した 具体的な内容は以下の通り 1 個人線量計の取り扱い 1~2 名に 1 台の個人線量計を用意し 使用方法と装着位置 ( 男性 : 胸部 女性 : 腹部 ) を確認する 2 サーベイメータの取り扱い 2 名に 1 台の体表面汚染測定用サーベイメータを用意し サーベイメータの使用前点検として 電池セット バッテリーおよび高圧のチェック 自然放射線および模擬線源 ( マントル ) の測定を行う 3 スクリーニングレベルの求め方上記 2で用いた体表面汚染測定用サーベイメータの校正票に記載の換算係数および換算係数の補正値を用いて スクリーニングレベルに相当する係数率の計算方法を確認する 4 スクリーニング受講生 4 名程度でグループを組み 被検者 (1 名 ) 測定検査員(2 名 ) 記録員(1 名 ) の役割を決め 模擬線源 ( マントル ) を用いた身体汚染スクリーニングの実習を実施し 体表面汚染測定用サーベイメータによる身体部位の測定 測定結果等のスクリーニング測定記録票への記入を行う 51

58 個人線量計の取り扱い GM サーベイメータの取り扱い スクリーニングレベルの求め方 スクリーニング 実習 2A 救護所の開設各地域の緊急被ばく医療マニュアル等に従い 救護所に必要となる受付 待機場所 スクリーニング 除染 行動調査および応急処置等のエリアを実習会場に設けるためのレイアウト案を検討し 決定したレイアウトに従い 養生資機材等を用いて救護所を設営する実習を実施した 標準的な内容は以下の通り 1 レイアウト検討救護所の想定 設置すべきエリア等について説明後 受講生を 2 名 ~3 名のグループに分け グループ討論を行い 討論結果に基づき救護所のレイアウトを実習会場の平面図に記入する 記入したレイアウト案を基に グループごとに発表を行い 適切なレイアウトを決定する 2 救護所の設営決定したレイアウトに従い 養生資機材 ( ブルーシート等 ) を用いて模擬救護所内 52

59 を養生する 除染エリアには ろ紙等による養生も行う パーティションや机を用いて各エリアの区画を設け エリア標識等を用いて各エリア内容を明確にする 必要に応じ 被災者の動線を矢印等により明確にする 各エリアで使用する机や椅子等の養生を行う レイアウト検討 救護所の設営 53

60 実習 2B 救護所における診断除染一次スクリーニング後に スクリーニングレベルを超えている被災者に対して実施する簡易除染 放射性ヨウ素を吸入した可能性のある被災者等に対して実施する頸部甲状腺汚染スクリーニング また 各地域の緊急被ばく医療マニュアルの様式等を用いて汚染が検出されなかった者等に対して行う問診について実習を行った 具体的な内容は以下の通り 1 身体除染 ( 簡易除染 ) の方法救護所における除染の原則となる拭き取りについて 皮膚に塗布した蛍光ローションを湿らせたガーゼ アルコール綿 中性洗剤 オレンジオイル等を用いて行う 紫外線ライトにて拭き取り効果を確認しながら実施する また 拭き取りは 原則として被災者本人が行うが 子供や老人等の被災者の対応に備え スタッフの手などに塗布した蛍光ローションや油性マジック等の拭き取りを行う 2 頸部甲状腺に沈着した放射性ヨウ素の測定頸部甲状腺部位の測定方法について 頸部を模したファントムに線源を装着し NaI シンチレーションサーベイメータを用いて測定を行う 使用した NaI シンチレーションサーベイメータの換算係数を用いてヨウ素沈着量を推定する 3 問診各地域の緊急被ばく医療マニュアル等の様式を用いて スクリーニングレベル未満 もしくは 除染後の再検査にてスクリーニングレベル未満の被災者に対しての健康状態や既往症の聞き取り 事故発生以降の行動調査 行動調査を踏まえた被ばく線量の推定 また これらの情報とスクリーニング結果等を総合的に勘案した被ばく医療機関への転送の判断等について確認する 行動調査を終えた被災者へスクリーニング結果や安定ヨウ素剤投与等について十分説明し 被災者の不安の解消に留意することを確認する 54

61 身体除染 ( 簡易除染 ) の方法 頸部甲状腺に沈着した放射性ヨウ素の測定 実習 2C 安定ヨウ素剤の取り扱いと調製放射性ヨウ素の甲状腺への取り込みを低減するための安定ヨウ素剤について その効果 種類 服用対象者 服用方法等について確認し 安定ヨウ素剤内服液の調製および服用の説明について実習を行った 具体的な内容は以下の通り 1 安定ヨウ素剤内服液の調製ヨウ化カリウム原薬 注射用水 単シロップより 安定ヨウ素剤内服液を調製する 調製にあたっては メスシリンダー 5L 容器等の他 東日本大震災直後に電力供給がされなくなったことを踏まえ 上皿天秤を用いる 調製後は 救護所へ搬送するために 500mL 褐色瓶等に漏斗を用いて分注し さらに配布用カップへの分注を行う 2 服用の説明服用対象者に行う服用の目的やヨウ素過敏症に伴う発疹等の副作用の説明を確認する また 放射性ヨウ素による内部被ばくの影響が大きい新生児 乳幼児および妊婦 ( 胎児への影響 ) については 優先的に安定ヨウ素剤を服用させることが重要である 55

62 点等について確認をする 安定ヨウ素剤内服液の調製 演習救護所における初期被ばく医療活動 実習 2A: 救護所の開設 において設営した模擬救護所にて 各地域の緊急被ばく医療マニュアル等の様式を用いて 1 被災者の受付から一次スクリーニングまで 2 除染および二次スクリーニングから問診まで および3 安定ヨウ素剤の配布の三つの場面に分け 救護所における初期被ばく医療活動の一連の流れについてシミュレーションを行った それぞれの場面における標準的な演習内容は以下の通りである 1 被災者の受付から一次スクリーニングまで主に実習 2A の受講生が被災者の誘導役と受付を担当し 他の受講生および原安協スタッフからなる被災住民の受付登録を行う 被災者の想定として 乳幼児 妊婦 傷病者等を用意し 応急処置エリア 受付 スクリーニングへの優先的な誘導等について演習を行う 2 除染および二次スクリーニングから問診まで 56

63 主に実習 2B の受講生が診断除染チームを担当し 除染 二次スクリーニング 問診を行う 被災者の想定として 除染 二次スクリーニングでは マントルやマジック等で創傷や汚染を模擬した一般被災者 けが人等を配置し 脱衣 健常皮膚の拭き取り 創傷部に除染がある場合の対応等について演習を行う また 問診には 乳幼児 妊婦 外国人旅行者 高齢者等を配置し 健康状態の聞き取りや事故発生以降からの行動調査 スクリーニング結果の説明等について演習を行う 3 安定ヨウ素剤の配布主に実習 2C の受講生により 被災者に対し安定ヨウ素剤の服用に伴う副作用等の説明を行い 安定ヨウ素剤の配布を行う 被災者の想定として 乳幼児 妊婦 ヨウ素過敏症などの服用除外者等を配置し 乳幼児および妊婦への優先配布や服用除外者への対応等について演習を行う 受付 スクリーニング 除染 頸部甲状腺の測定 57

64 問診 安定ヨウ素剤の配布 (3) 実施結果 受講者アンケートおよび受講効果判定票からの基礎講座 Ⅱの実施結果は以下の通りで ある なお アンケートおよび受講効果判定結果の詳細については 参考資料 3 に示す 1 受講者数およびアンケート等回答数 平成 25 年度の基礎講座 Ⅱの受講者数は 316 名であり うち選択制の実習 2の各 コースの内訳は A 救護所の開設 :94 名 B 救護所における診断除染 :156 名 C 安 定ヨウ素剤の取り扱いと調製 :66 名であった 平均受講者数は 全体としては 19.8 名 / 回で募集人数 (20 名 / 回 ) に対して 99.0% であり 実習 2の各グループの平均 受講者数は A 救護所の開設 :5.9 名 / 回 B 救護所における診断除染 :9.8 名 / 回 C 安定ヨウ素剤の取り扱いと調製 :4.1 名 / 回であった また アンケートの回答数 は 306 名 (96.8%)(A 救護所の開設 :90 名 (95.7%) B 救護所における診断除染 : 152 名 (97.4%) C 安定ヨウ素剤の取り扱いと調製 :66 名 (97.0%)) であった A: 救護所の開設 B: 診断除染 C: 安定ヨウ素剤 合計 受講者数 94 名 156 名 66 名 316 名 平均受講者数 5.9 名 9.8 名 4.1 名 19.8 名 定員充足率 99.0% アンケート回答数 90 名 152 名 64 名 306 名 アンケート回収率 95.7% 97.4% 97.0% 96.8% 受講効果判定票回答数 ( 前 ) 87 名 146 名 61 名 294 名 受講効果判定票正答率 ( 前 ) 60.5% 59.7% 67.2% 61.5% 受講効果判定票回答数 ( 後 ) 84 名 144 名 60 名 288 名 受講効果判定票正答率 ( 後 ) 78.8% 79.4% 81.3% 79.7% 58

65 2 受講者の所属 職種について受講者の所属の内訳は 行政関係者 :134 名 (43.9%) 医療関係者:155 名 (50.8%) となり 受講者の約 95% が両者から構成されている 職種の内訳は 医師 :30 名 (9.9%) 看護師 / 保健師 :96 名 (31.6%) 診療放射線技師:57 名 (18.8%) 薬剤師:52 名 (17.1%) 及び事務職員等 :50 名 (16.4%) であった 3 受講理由について基礎講座 Ⅱ 全体としては 自ら進んで参加した が 164 名 (53.9%) 業務命令で参加した が 129 名 (42.4%) であった うち選択制の実習 2 の各コース別の内訳は 自ら進んで参加した 者は A 救護所の開設 :45 名 (50.0%) B 救護所における診断除染 :89 名 (58.6%) 及び C 安定ヨウ素剤の取り扱いと調製 :31 名 (48.4%) 業務命令で参加した 者は A 救護所の開設 :43 名 (47.8%) B 救護所における診断除染 :57 名 (37.5%) 及び C 安定ヨウ素剤の取り扱いと調製 :29 名 (45.3%) であった 4 講義 実習等のアンケート結果 意見等について基礎講座 Ⅱの講義資料 講師の教え方及び実習の進め方に関するアンケート結果及び意見等について示す なお 全地域の回答の他 主な職種別 ( 医師 看護師 / 保健師 診療放射線技師 薬剤師及び事務職員 ) にデータの抽出を行った 1) 講義 1 救護所における初期被ばく医療活動 について (a) 講師の教え方 大変良いよい不満とても不満無記入合計 主たる職種別回答 全回答医師看護師 / 保健師診療放射線技師薬剤師事務職員 % 46.0% 7.3% 1.0% % 34.5% 13.8% 0.0% % 53.2% 3.2% 0.0% % 47.4% 8.8% 1.7% % 45.1% 2.0% 2.0% % 38.8% 10.2% 0.0% 59

66 (b) スライド 資料 主たる職種別回答 全回答医師看護師 / 保健師診療放射線技師薬剤師事務職員 大変良い よい 不満 とても不満無記入 合計 % 53.5% 9.0% 0.7% % 46.4% 14.3% 3.6% % 62.8% 2.1% 0.0% % 52.6% 10.5% 0.0% % 45.1% 9.8% 2.0% % 57.1% 12.3% 0.0% 主な意見 要望( 受講者 ) 事前に放射線医学の基礎を復習しておけばより良かったと思いました ( 医師 30 歳代 ) 救護所の役割について基本的な内容が理解できた ( 薬剤師 20 歳代 ) 資料がモノクロであり 重要なポイント部分が赤字などになっていると理解しやすいと思った ( 事務 ( 道府県 ) 30 歳代 ) 60

67 2) 実習 1 救護所におけるスクリーニング について (a) 講師の教え方 大変良いよい不満とても不満無記入合計 主たる職種別回答 全回答医師看護師 / 保健師診療放射線技師薬剤師事務職員 % 37.5% 2.7% 0.0% % 34.5% 0.0% 0.0% % 46.3% 3.2% 0.0% % 31.6% 1.7% 0.0% % 31.4% 0.0% 0.0% % 38.8% 8.2% 0.0% (b) 実習の進め方 主たる職種別回答 全回答医師看護師 / 保健師診療放射線技師薬剤師事務職員 大変良い よい 不満 とても不満無記入 合計 % 41.2% 4.3% 0.0% % 44.8% 3.5% 0.0% % 49.4% 5.3% 0.0% % 36.8% 3.5% 0.0% % 35.3% 0.0% 0.0% % 38.8% 10.2% 0.0% 主な意見 要望( 受講者 ) 針が常に動くのでどこを読めばよいのか判断ができなかった ( 事務 ( 道府県 ) 30 歳代 ) 定期的に操作の研修をしないと とっさの操作は困難と思われた 通常の防災訓練でもマントルを使った訓練は有意義ではないかと感じた ( 薬剤師 50 歳代 ) 資器材を活用した実践に則した実技で大変参考になりました ( 防災航空隊員 61

68 30 歳代 ) 3) 実習 2A 救護所の開設 について (a) 講師の教え方 大変良いよい不満とても不満無記入合計 主たる職種別回答 全回答医師看護師 / 保健師診療放射線技師薬剤師事務職員 % 28.7% 4.6% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 41.7% 0.0% 0.0% % 0.0% 16.7% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 23.8% 7.1% 0.0% (b) 実習の進め方 主たる職種別回答 全回答医師看護師 / 保健師診療放射線技師薬剤師事務職員 大変良い よい 不満 とても不満無記入 合計 % 31.8% 3.4% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 45.8% 0.0% 0.0% % 16.7% 0.0% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 27.9% 7.0% 0.0% 主な意見 要望( 受講者 ) 一から救護所を立ち上げたのが初めてのことだったので良い経験になりました ( 事務 ( 道府県 ) 20 歳代 ) 実戦形式でおもしろい実習でした ( 事務 ( 道府県 ) 30 歳代 ) 62

69 4) 実習 2B 救護所における診断除染 について (a) 講師の教え方 大変良いよい不満とても不満無記入合計 主たる職種別回答 全回答医師看護師 / 保健師診療放射線技師薬剤師事務職員 % 34.5% 0.0% 0.0% % 23.8% 0.0% 0.0% % 39.1% 0.0% 0.0% % 34.0% 0.0% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 50.0% 0.0% 0.0% (b) 実習の進め方 主たる職種別回答 全回答医師看護師 / 保健師診療放射線技師薬剤師事務職員 大変良い よい 不満 とても不満無記入 合計 % 41.9% 0.7% 0.0% % 33.3% 0.0% 0.0% % 40.6% 0.0% 0.0% % 50.0% 2.0% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 50.0% 0.0% 0.0% 主な意見 要望( 受講者 ) ふきとったつもりでも まだ残っているのだというのがよく分かった ( 医師 50 歳代 ) 除染のポイントや注意点が良く分かった ( 診療放射線技師 30 歳代 ) 63

70 5) 実習 2C 安定ヨウ素剤の取り扱いと調製 について (a) 講師の教え方 大変良いよい不満とても不満無記入合計 主たる職種別回答 全回答医師看護師 / 保健師診療放射線技師薬剤師事務職員 % 22.2% 1.6% 0.0% % 33.3% 0.0% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 20.4% 2.0% 0.0% % 50.0% 0.0% 0.0% (b) 実習の進め方 主たる職種別回答 全回答医師看護師 / 保健師診療放射線技師薬剤師事務職員 大変良い よい 不満 とても不満無記入 合計 % 31.7% 1.6% 0.0% % 50.0% 0.0% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 0.0% 0.0% 0.0% % 30.6% 2.0% 0.0% % 50.0% 0.0% 0.0% 主な意見 要望( 受講者 ) 実際 安定ヨウ素製剤を調製したことがなかったので勉強になった ( 薬剤師 30 歳代 ) 調製は思ったより難しくなく楽しめた 安定ヨウ素剤についての理解を深めることができた ( 薬剤師 20 歳代 ) 初めてヨウ素剤を調製した イメージと少し異なっていたため 実際に実習を行 64

71 うことで正しい情報等得られたと思う ( 薬剤師 20 歳代 ) 6) 演習救護所における初期被ばく医療活動 について (a) 講師の教え方 大変良いよい不満とても不満無記入合計 主たる職種別回答 全回答医師看護師 / 保健師診療放射線技師薬剤師事務職員 % 36.9% 1.7% 0.3% % 46.4% 3.6% 0.0% % 42.1% 0.0% 0.0% % 36.8% 3.5% 0.0% % 25.5% 2.0% 0.0% % 33.3% 2.1% 2.1% (b) 演習の進め方 主たる職種別回答 全回答医師看護師 / 保健師診療放射線技師薬剤師事務職員 大変良い よい 不満 とても不満無記入 合計 % 44.3% 2.7% 0.3% % 42.8% 3.6% 0.0% % 47.4% 2.1% 0.0% % 52.6% 3.5% 0.0% % 41.2% 1.9% 0.0% % 35.4% 4.2% 2.1% 主な意見 要望( 受講者 ) 大変勉強になり 参加してよかったです ( 医師 30 歳代 ) 実際に行ってみて 救護所の担当部署の役割や流れ 各機関との連携の重要性がつかめた ( 看護師 50 歳代 ) 65

72 練習だったのでゆっくりできたけど 実際は混乱もするし人が次から次へとくると思うのでもっと大変だと思った ( 看護師 20 歳代 ) 参加するまでは面倒くさいと思っていましたが 実演習が多くて面白かった 実際に考えたりすること ( 勉強しながら ) って大切で身に付くと思いました ありがとうございました ( 看護師 20 歳代 ) 県の訓練等に参加しましたが 専門用語が飛び交っていましたが ようやく理解することが出来 本当に参加して良かったと思います ありがとうございます ( 看護師 50 歳代 ) 演習をしてみて 色々な問題点など良くわかりました ( 診療放射線技師 40 歳代 ) 多くの意見や要望について それはいい考えですと言って頂き 否定することなく受け止めながら実習 演習を進めていただき 発言やアイデア等を出しやすくとても良かった ( 看護師 50 歳代 ) 最後に行った演習はロールプレイでわかりやすく有意義であった ロールプレイ中でも多くの問題点が発見できたが 実際ではさらに多くの問題があるのかもしれないと感じた ( 薬剤師 30 歳代 ) 66

73 2.4 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅲ( ホールボディカウンタコース ) 基礎講座 Ⅲ 基礎講座 Ⅲは 地域で行う研修 ( 現地型 ) として 10 府県において実施した 基礎講座 Ⅲの開催にあたっては 地域の緊急被ばく医療関係者と協議 検討の上 開催日開催場所を決定した 基礎講座 Ⅲのカリキュラムは下記の通りである 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅲ( ホールボディカウンタコース ) カリキュラム 項目時間内容 9:30~ 9:40 開会 講義 9:40~11:00 緊急被ばく医療における被ばく線量評価 - 内部被ばくを中心として - 緊急被ばく医療における内部被ばく線量評価 ホールボディカウンタの構造と体内放射能測定 体外測定法の実際とサーベイメータを用いた甲状腺沈着放射性ヨウ素の簡易測定 11:10~11:30 演習ガイダンス 実習 12:30~14:40 ホールボディカウンタによる体内放射能測定 実習 1 12:30~13:30 スクリーニング 測定の準備 ( 服装 機器の動作確認 養生 ) 被検者の服装の確認 汚染検査 ( スクリーニング ) 簡易体内放射能測定 簡易内部被ばく線量評価 実習 2 13:40~14:40 ホールボディカウンタ測定 被検者が搬送されてからの流れの確認 測定室 検出器の汚染防止 ( 養生 ) 測定器のウォーミングアップ 放射線源によるエネルギー校正 バックグラウンド測定 個人情報の登録 体内放射能測定 内部被ばくの線量評価 演習 14:45~16:30 被ばく線量評価 - 体外計測に基づく内部被ばく線量評価 - 16:30~16:50 質疑応答 16:50~17:00 閉会 67

74 (1) 開催実績 地域開催日時間開催場所 参加人数 ( 募集定員 15 名 ) メーカー 1 大阪府 8 月 25 日 ( 土 ) 9:30~17:00 大阪医療センター 18 名安西メディカル株式会社 2 宮城県 9 月 8 日 ( 土 ) 9:30~17:00 仙台医療センター 18 名日立アロカメディカル株式会社 3 長崎県 9 月 15 日 ( 土 ) 9:30~17:00 長崎大学医学部 16 名富士電機株式会社 4 京都府 9 月 22 日 ( 土 ) 9:30~17:00 市立舞鶴市民病院 15 名日立アロカメディカル株式会社 5 鹿児島県 10 月 4 日 ( 木 ) 9:30~17:00 川薩保健所 14 名富士電機株式会社 佐賀県 10 月 6 日 ( 土 ) 9:30~17:00 佐賀県中部保健福祉事務所 14 名キャンベラジャパン株式会社 新潟県 10 月 27 日 ( 土 ) 9:30~17:00 県立がんセンター新潟病院 9 名富士電機株式会社 福井県 11 月 17 日 ( 土 ) 9:30~17:00 福井県立病院 16 名安西メディカル株式会社 愛媛県 12 月 1 日 ( 土 ) 10:00~17:30 伊方町役場 15 名安西メディカル株式会社 岡山県 12 月 8 日 ( 土 ) 9:30~17:00 岡山医療センター 15 名安西メディカル株式会社 合計 150 名 (2) 実施内容基礎講座 Ⅲの講義 実習に関する実施内容は以下の通りである 講義緊急被ばく医療における被ばく線量評価 - 内部被ばくを中心として- 緊急被ばく医療の基本理念 内部被ばくの特徴 預託線量の考え方 体内動態モデル 摂取量の求め方 体外計測器の概要 ホールボディカウンタによる測定手順 ホールボディカウンタの放射能校正 体内放射能測定の流れについて説明を行った 主な項目は以下の通りである 緊急被ばく医療の考え方 緊急被ばく医療における内部被ばく線量評価 ホールボディカウンタの構造と体内放射能測定 体外計測法の実際とサーベイメータを用いた甲状腺沈着放射性ヨウ素の簡易測定実習ホールボディカウンタの構造と体内放射能の測定実習 1 スクリーニング測定者の服装 ( 既に除染が行われているときには通常の服装に直読式の個人線量計を装着 ) 被検者の服装を確認し GMサーベイメータの動作確認 養生を行った なお 搬送されてきた時の測定の流れの説明は 当該施設の管理者または放射線管理要員が行った 被検者 ( 模擬 ) が搬送された後 GM サーベイメータを用いて 被検者の体表面の汚 68

75 染検査を行った また 簡易体内放射能測定として NaI シンチレーションサーベイメータを用いて 1 甲状腺汚染の線量率を測定し 2 内部被ばく線量 ( 甲状腺沈着量 ) を算出した 実習 2: ホールボディカウンタ測定実際に内部被ばく患者が搬送されてきた場合の当該施設での測定の流れ ( 患者の入室から退室までの患者の動き等 ) を確認した後 養生用シートおよびろ紙シートを用いて 測定室の床およびホールボディカウンタ等を養生した ホールボディカウンタの起動後 校正用線源による測定およびバックグラウンド測定を行い 適切なスペクトルが得られていることを確認した また 頸部甲状腺モニタがある施設においては 同様に確認した 続いて 被検者 ( 参加者 ) の情報 ( 氏名 生年月日 年齢 性別等 ) をコンピュータに登録し 被検者 ( 参加者 ) のカリウムの放射能を測定した その後 事故のシナリオに基づき 被検者の情報をコンピュータに登録し 被検者の測定位置を確認の上 測定 ( コバルト セシウム ) を行った また 頸部甲状腺モニタがある場合には 引き続き甲状腺の測定 ( ヨウ素 ) を行った 測定後 測定結果 ( 放射能摂取量 ) を用いて 事故のシナリオに基づきコバルト セシウム ヨウ素の線量計算を行った また 測定結果に基づき参加者自らのカリウムからの線量計算を行った なお ホールボディカウンタの操作方法については メーカー技術員が指導した 演習 : 被ばく線量評価 - 体外計測に基づく内部被ばく線量評価 - 受講者数および施設の状況に応じて 内部被ばく 体表面汚染 内部被ばく及び体表面汚染を伴う被検者またはダミー人形を 3 または 4 体用意し 講義と実習を通じて習得した考え方とスキルをもって内部被ばく線量等を測定し ホールボディカウンタ受付記録票に記入した なお 内部被ばく線量等の測定にあたっては GM サーベイメータ NaI シンチレーションサーベイメータ ホールボディカウンタを用いて行った また 演習の結果 ( 汚染部位 測定値 内部被ばく線量等 ) はホールボディカウンタ受付記録票に基づき発表を行い 講師より評価を得た 69

76 動作確認 スクリーニング 体内放射能測定 ( チェア型 ) 頸部甲状腺測定 測定結果 線量評価 (3) 実施結果基礎講座 Ⅲでは 受講後のアンケートの他に 受講後の知識の習得状況をみるための受講効果判定を行った 以下にアンケート等からの実施結果の概要を示す アンケートおよび受講効果判定結果の詳細については 参考資料 4 に示す 70

77 1 受講者数 受講者 150 名中 119 名が診療放射線技師であった ( アンケート回収数 144) 過去に基礎講座 Ⅲの参加経験がある受講者は 45 名 (31.3%) で 基礎講座 Ⅰの参加経験がある受講者は 62 名 (43.1%) であった 受講者は 募集人数(15 名 / 回 ) に対して 100%(15 名 / 回 ) となっている ( 平成 23 年度は 107.7% 平成 22 年度は 85.6%) 2 受講理由について 受講者のうち 97 名 (66.0%) が 自ら進んで参加した と回答した また 業務命令で参加した のは 46 名 (31.3%) であった ( 複数回答可 回答数 149) 3 基礎講座 Ⅲの評価について基礎講座 Ⅲの評価結果を内容ごとに示す 講義 1 緊急被ばく医療における被ばく線量評価 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 講師の教え方 あなたの理解度 スライド 資料 意見 要望( 受講者 ) スライドと解説がある資料は 大変よいと感じました ( 診療放射線技師 50 歳代 ) 詳細にまとまって 大変分かりやすかったです ( 診療放射線技師 20 歳代 ) 内容がたくさんあり ついていけない部分があった 自分の勉強不足であった ( 診療放射線技師 30 歳代 ) 非常にわかりやすかった 少し早口の解説であったかも ( 診療放射線技師 50 歳代 ) 資料を見ながら講義を聞きながら理解できた ( 診療放射線技師 40 歳代 ) 基礎的な知識の習得に役立ちました ( 診療放射線技師 30 歳代 ) 71

78 大変良い 実習 1 スクリーニング 良い 不満 とても不満 無回答 合計 実習の進め方 講師の教え方 あなたの理解度 あなたの満足度 意見 要望( 受講者 ) 換算などはわかっているようで 実施にやってみると混乱する部分もあり 再確認という点でも勉強になりました ( 診療放射線技師 20 歳代 ) 時間が短かった 普段触ることのできない機器ですので実際動かす事ができて良かった ( 診療放射線技師 30 歳代 ) 表面汚染測定と内部被ばく測定の基本がよく理解できた ( 診療放射線技師 30 歳代 ) 実習 2 ホールボディカウンタ測定 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 実習の進め方 講師の教え方 あなたの理解度 あなたの満足度 意見 要望( 受講者 ) 初めてホールボディカウンタを見たが 操作方法など詳しく教えてもらい 良く理解できた ( 診療放射線技師 30 歳代 ) 全員が測定者と被検者の両方をできて理解が進んだ ( 看護師 50 歳代 ) 具体例が多すぎて 難しく感じた ( 診療放射線技師 20 歳代 ) バックグラウンドの測定の方をもっと詳しく教えてほしかった ( 診療放射線技師 20 歳代 ) 72

79 演習 被ばく線量評価 大変良い 良い 不満 とても不満 無回答 合計 ガイダンス 演習の進め方 講師の教え方 あなたの理解度 あなたの満足度 スライド 資料 意見 要望( 受講者 ) スクリーニングから実効線量計算まで充実した内容であった ( 診療放射線技師 30 歳代 ) 実践的で良かったと思います ( 診療放射線技師 40 歳代 ) シミュレーション形式で実際の雰囲気がつかめてよかった ( 診療放射線技師 30 歳代 ) 色々なシナリオがあり とても勉強になりました また 参加して自分のものにできたらと思います ( 診療放射線技師 30 歳代 ) 基礎講座 Ⅲ について とても有益 有益 あまり有益でない 全く有益でない 無回答 合計 参加して有益であったと思い ますか 是非参加したい 参加したい どちらとも言えない 参加したくない 無回答 合計 他の講座や専門講座にも参加 したいと思いますか 意見 要望 ( 受講者 ) 今回の講義 実習 演習は実践的な線量測定から線量評価を行う内容で非常に勉強 になりました ( 診療放射線技師 50 歳代 ) 73

80 テキストをカラーに!!( 診療放射線技師 50 歳代 ) 初めてホールボディカウンタコースに参加しましたが わかりやすかったです ( 診療放射線技師 20 歳代 ) 知識のない人にも分かるような説明が多くあり 非常に有意義でよかったと思います ( 診療放射線技師 30 歳代 ) ホールボディカウンタのみでなく サーベイメータを用いた測定と計算も講義 実習していただき勉強になりました ( 診療放射線技師 50 歳代 ) 74

81 2.5 緊急被ばく医療専門講座 Ⅰ( 救護関係者コース ) 専門講座 Ⅰ 専門講座 Ⅰは 原子力施設が立地 隣接する全ての道府県の搬送関係者を対象として 参加者を一堂に集めるセンター型として 4 地域において実施した 専門講座 Ⅰの開催にあたっては 原則 2 日目の実習を原子力施設で実施することとし 開催地域の消防機関および原子力事業者と協議 検討の上 開催日を決定した 専門講座 Ⅰのカリキュラムは下記の通りである なお 1 回目の唐津 / 玄海での開催は 実習 1 のうち防護服の着脱方法について放射線管理要員が指導したが 2 回目以降は教授方法の平準化を図るため 同じ講師が毎回指導を行った また 実習についても 1 回目の唐津 / 玄海での開催は 3 つの想定で実施したが 2 回目以降は アンケート結果等を踏まえ 活動時間が長く 適正な隊編成が組めるよう 2 つの想定で実施した 緊急被ばく医療専門講座 Ⅰ( 救護関係者コース ) カリキュラム 1 日目 8:30~ 8:40 開会 8:40~ 9:10 講義 1 救助のための危機管理総論 - 我々に必要なリスク認知と判断 - 9:10~11:20 講義 2 救助活動特論 - 活動の困難性と放射線リスクを踏まえて - 特論 1) 放射線災害の危険特論 2) 覚知と出場 放射線対応が要るのか? 特論 3) 発生現場の特徴特論 4) 現場到着 周囲の状況 特論 5) 現場活動 時間管理の重要性 特論 6) 終結 活動の放射線学的評価 11:20~12:00 実習 1 空間線量率計の取り扱い方法と防護服の着脱方法 12:00~13:00 休憩 13:00~16:40 机上演習放射線災害における救助活動と指揮判断 16:40~17:40 原子力施設における消防活動 ( 実習 2) ガイダンス 17:40~17:55 質疑応答 意見交換 17:55~18:00 まとめ 75

82 2 日目 実習 :3 想定 実習 :2 想定 8:30~ 9:00 実習準備 8:30~ 9:00 実習準備 9:00~14:20 実習 2 原子力施設における消防活動 想定 1: 転落事故 想定 2: 宙吊り事故 9:00~12:40 実習 2 原子力施設における消防活動 想定 1: 宙吊り事故 想定 2: 下敷き事故 想定 3: 下敷き事故 (11:40~12:40) 休憩 14:20~16:00 検証 16:00~16:30 まとめ 閉会 12:40~13:40 休憩 13:40~16:00 検証 16:00~16:30 まとめ 閉会 (1) 開催実績 開催日開催時期開催場所受講者数 第 1 回 9 月 27 日 ( 木 ) ~9 月 28 日 ( 金 ) 第 2 回 11 月 1 日 ( 木 ) ~11 月 2 日 ( 金 ) 第 3 回 11 月 5 日 ( 月 ) ~11 月 6 日 ( 火 ) 第 4 回 11 月 20 日 ( 火 ) ~11 月 21 日 ( 水 ) 1 日目 : 唐津市消防本部 2 日目 : 九州電力株式会社玄海原子力発電所 1 日目 : 岩内地方文化センター 2 日目 : 北海道電力株式会社泊発電所 1 日目 : 敦賀美方消防組合消防本部 2 日目 : 関西電力株式会社美浜発電所 1 日目 : 松江市消防本部 2 日目 : 中国電力株式会社島根原子力発電所合計 20 名 20 名 23 名 25 名 88 名 76

83 (2) 実施内容専門講座 Ⅰの講義 実習に関する実施内容は以下の通り 講義 1: 救助のための危機管理総論 我々に必要なリスク認知と判断 危機発生時の一般公衆と危機対応者がなすべき行動に基づき それぞれのリスク認知のあり方 ( 判断 思考過程 因子 認知方法 ) を実際に認知行動の傾向について例題を用いて 着目する視点 傾向について説明を行った 講義 2: 救助活動特論 活動の困難性と放射線リスクを踏まえて 救助活動特論では 放射線災害において 通常の活動に付加してどのような対応が必要となるかを救助活動の時系列に沿って説明を行った 具体的な項目は以下の通り なお 発生現場の特徴 については 昨年度までは各地域の事業者が説明を行っていたが 教授方法の平準化を図る観点から 全地域共通の内容とし 原安協が説明を行った 放射線災害の危険 覚知と出場- 放射線対応が要るのか?- 発生現場の特徴 現場到着- 周囲の状況 - 現場活動- 時間管理の重要性 - 終結- 活動の放射線学的評価 - 実習 1: 空間線量率計の取り扱い方法と防護服の着脱方法 2 日目の実習でも使用する空間線量率計 ( 電離箱サーベイメータ NaI シンチレーションサーベイメータ ) の使用方法および防護服 ( タイベックスーツ ) の着脱方法について実習を行った 机上演習 : 放射線災害における救助活動と指揮判断受講者を 2 班または 3 班に分け 転落事故のケースについて 覚知 (119 通報 ) から出場 現場到着 救出活動 傷病者引き渡し 帰隊までの一連の活動について 救助隊 救急隊 指揮隊 放射線管理要員が連携して検討を行った また 昨年度のアンケート結果も踏まえ 演習問題を 5 問から 3 問に減らし 検討時間を長くとった 原子力施設における消防活動 ( 実習 2) ガイダンス 2 日目に実施する実習の内容 実習場所 注意点等について説明を行うとともに 2 日目の実習時の役割分担については 中隊長を中心に受講者同士で相談し 決定をした 実習 検証 : 原子力施設における消防活動 77

84 実習は 1 回目 ( 玄海原子力発電所 ) においては 机上演習の実践として 事故状況の異なる 3 ケース ( 転落事故 宙吊り事故 下敷き事故 ) について ダミー人形等を用いて設営し 救助活動は 消防 原子力施設で保有している救助資機材 放射線測定器等を用い 指揮隊を活用して行った また 実習は机上演習時と同じ班構成で行い どの班も 3 ケースを通して 実施 現示 見取の全てを実施できるようローテーションをして行った なお 実習中に怪我等がないよう安全管理には十分留意し 現示の中から安全管理担当者を配置して 危険が生じる可能性がある時には 実習を中断させる等の対応をとった 2 回目以降の開催については 1 回目のアンケート結果等を踏まえ 1 ケースあたりの実習時間を長くし かつ適正な隊編成が組めるよう 事故状況の異なる 2 ケース ( 宙吊り事故 下敷き事故 ) で実習を行った 各班の役割役現示班 : 状況設定を行い 場面ごとに必要な情報を示す 割実施班 : 実際に 救助を行う 見取班 : 実施班の活動をチェックする ( チェックシートを利用 ) 各班のローテーション ( 玄海原子力発電所開催時 ) 想定 A 班 B 班 C 班 転落現示見取実施 宙吊り実施現示見取 下敷き見取実施現示 ( 例えば A 班は 転落の想定では 現示 宙吊りの想定では実施 下敷きの想定では見取を行い いずれかの想定において全ての役割を実施する ) 各班のローテーション ( 玄海原子力発電所開催時以外 ) 想定 A 班 B 班 原安協スタッフ 宙吊り 実施 見取 現示 下敷き 見取 実施 現示 実習後の検証は 実習中に撮影した写真を活用して それぞれのケースごとに行った なお 各ケースとも実施および指揮隊からは活動に際しての考え方 反省点等について 見取からは実習評価結果について報告を行った上で 講師 放射線管理要員 受講者で意 見交換 検討を行った 78

85 講義机上演習 ( グループ討議 ) 机上演習 ( 発表 ) 空間線量率計の取り扱い 防護服の着脱実習 想定 : 転落 79

86 想定 : 宙吊り 想定 : 下敷き 防護服の着装 現場責任者からの情報収集 指揮隊との連絡調整 先発隊による情報収集 80

87 進入準備 転落傷病者の救助活動 宙吊り傷病者の救助活動 下敷き傷病者の救助活動 傷病者の搬送 防護服の脱衣 81

88 脱衣後の汚染検査 検証 (3) 実施結果 専門講座 Ⅰでは 受講後にアンケートを行った 以下にアンケート結果の概要を示す アンケートおよび受講効果判定結果の詳細は 参考資料 5 に示す 1 受講者数 受講者数および内訳は以下の通り 消防からの受講者が約 93% であった 回数 消防 自衛隊 海上保安庁 その他 合計 第 1 回 18 名 2 名 0 名 0 名 20 名 第 2 回 20 名 0 名 0 名 0 名 20 名 第 3 回 21 名 0 名 1 名 1 名 23 名 第 4 回 23 名 0 名 2 名 0 名 25 名 合 計 82 名 2 名 3 名 1 名 88 名 93% 3% 3% 1% 100% 2 受講理由について 専門講座 Ⅰへ参加した理由 は以下の通りである 自ら進んで参加 :23% 業務命令で参加:77% であった 福島第一原発事故を受けて 業務として本講座に参加する割合が増えた 82

89 回数 自ら進んで 業務命令 合計 第 1 回 4 名 17 名 21 名 第 2 回 5 名 15 名 20 名 第 3 回 4 名 19 名 23 名 第 4 回 7 名 18 名 26 名 合計 20 名 69 名 90 名 23% 77% 100% 3 専門講座 Ⅰ の評価について 専門講座 Ⅰ の講義 机上演習 実習の評価結果を示す 講義 1 救助のための危機管理総論の教え方 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 69.3% 29.6% 1.1% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) スライド 資料 講師の教え方が非常にわかりやすかった 目の前のことを過大視してはいけないということがわかった 最初に入ってきた情報に引きづられてしまうということに共感を得た リスクの認知の仕方は見方や考え方によって変わることがわかりました 83

90 講義 2 救助活動特論 - 特論 1 放射線災害の危険の教え方 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 68.2% 31.8% 0.0% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) もう少し時間が長くてもよいのでは? 再確認の意味が出来ました 専門用語も少なく 分かりやすかった 線量について しっかりと理解しておかなければいけないと感じた どれくらいの線量でどのような人体に影響があるのか分かりました 講義 2 救助活動特論 - 特論 2 覚知と出場の教え方 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 69.3% 29.6% 1.1% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 状況に応じた出場体制を考えるようにしたい 準備物や出場の際に心掛けることが分かりました 出場前での情報収集の大きな事項が紹介されていたのがよくて スムーズな収集に便利な知識として活用できると感じました 84

91 講義 2 救助活動特論 - 特論 3 発生現場の特徴の教え方 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 67.8% 28.7% 3.5% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 進め方が早いと感じた 過去の事例などを知ることができて良かった 内容が少し難しかった 講義 2 救助活動特論 - 特論 4 現場到着の教え方 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 65.5% 34.5% 0.0% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) それぞれの区域について わかりやすく説明したもらった 警戒区域の設定を学べて良かった 準危険区域と危険区域との境目を明確にしないといけないと思いました 85

92 講義 2 救助活動特論 - 特論 5 現場活動の教え方 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 66.7% 33.3% 0.0% 0.0% 意見 要望 ( 受講者 ) 時間管理の重要性を学べた 被ばくを防ぐ三原則の 1 つである時間を効率的に使うことがよくわかった 講義 2 救助活動特論 - 特論 6 終結の教え方 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 70.1% 29.9% 0.0% 0.0% 意見 要望 ( 受講者 ) 汚染後の脱衣の仕方を知らなかったので ためになりました 活動記録をしっかりと取り 被ばく管理をすることを忘れないように活動したい 86

93 空間線量率計の取り扱い方法と防護服の着脱方法の教え方 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 63.9% 34.9% 1.2% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 防護服の補助を行ったことで よく理解できた 放射線管理要員との連携で活動の幅も広がると感じました 基礎講座で実際に行ったことの復習と少し違った部分もあり とても参考になった 机上演習の進め方 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 74.7% 25.3% 0.0% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 人それぞれの意見を聞けて良かった 頭で考えることにより 原子力災害に対する知識が広がりました 現場をイメージしたよい訓練ができました 机上訓練での内容は とても参考になりました 実際の現場では 迅速さが要求されるので 今日の内容を活動に生かせていけると感じました 87

94 実習の内容 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 50.0% 45.1% 4.9% 0.0% 実習の進め方 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 46.3% 47.6% 6.1% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 初めての体験でとても勉強になりました 今後 本日の体験を職場に持ち帰り 消防活動の糧にしたいと思います もっと多くの時間を使って実習したいです とても中身の濃い内容で緊張感を持ってとても有意義な講習を受けることが出来ました 現示役の役割を明確にしたら 想定しやすい 全体を通して 1 日目 放射線管理要員と具体的な話ができてよかった 講習を終え 考慮すべき事が知れば知るほど多いこと それに伴い対処すべきことの多さに気付かされた 組織としてのあり方等の話もあり ぜひ幹部の受講を勧めたい 88

95 講義 実習 机上演習を通して 自ら考え発言するという大切さと必要性を強く感じました 明日の実習では今日以上に考え 発言し 行動へと移していきたいと思います 今までにない講座でした とても理解しやすく学習できました 今回の講座により情報収集のとり方 誰に何を聞くのか勉強になりました 放射線管理要員との話し合いが災害時に大切だとは認識していたが 職種が違う事を考慮して このレベルで大丈夫か? というあいまいな質問ではなく 具体的に このレベルで人体に影響はどうか? といったように質問する事が大切なことを学びました 具体的に活動の流れを相談し それに見合った装備 線量管理を依頼することも大切だということを学んだ 大変参考になりました 2 日目 とても中身の濃い内容で緊張感を持ってとても有意義な実習を受けることができました 検証はもっと時間をかけても良いのではないか 3 日目あっても良いと思います 有意義な 2 日間でした 他消防と活動することで情報を共有すること等に注意して実習ができてよかったと思います 自分が原子力について いかに無知であるかを知りました 想定ごとに検証を行ってもよいのではないか( 朝行った実習を夕方思い出すのは大変 気になっていたところも他の実習を行ったら忘れてしまうと思います ) 実際にやってみると こんなにできないのかと自分の力の無さを痛感させられました これから 訓練して少しずつでもできるようになりたいと思います 実際の活動を想定した( 暗い 騒音 タイベックスーツ マスク着装 ) 内容での実習でとても参考になった 特にタイベックスーツを着ての活動はなかなかないのでいい経験になりました 89

96 2.6 緊急被ばく医療専門講座 Ⅱ( 医療関係者コース ) 専門講座 Ⅱ 専門講座 Ⅱは 原子力施設が立地 隣接する全ての道府県の被ばく医療に携わる医療関係者を対象に 参加者を一堂に集めるセンター型として 4 地域において実施した 専門講座 Ⅱの開催にあたっては 東西ブロックの三次被ばく医療機関等で実施することとし 開催医療機関と協議 検討の上 開催日を決定した 専門講座 Ⅱのカリキュラムは下記の通りである 緊急被ばく医療専門講座 Ⅱ( 医療関係者コース ) カリキュラム 第 1 日 8:30~ 8:45 開会 8:45~ 9:30 講義 1 患者対応のための危機管理総論 我々に必要なリスク認知と判断 9:30~10:10 講義 2 放射線災害時の外来処置に伴う院内対応 アクションカードの活用 10:10~12:00 机上演習患者対応を緊急度と放射線リスクから考える 13:00~14:30 実習 検証 14:40~15:40 講義 3 職種ごとの立場から見た緊急被ばく医療 15:50~17:00 講義 4 社会心理学から見た放射線災害 17:00~17:20 質疑応答 意見交換 17:20~17:30 まとめ 第 2 日 8:30~12:30 ワークショップ放射線災害時の入院患者対応 ( 患者の線量評価 ) 高線量外部被ばく ( 局所 全身 ) 内部被ばく 13:30~14:30 講義 5 福島第一原子力発電所の事故について 14:40~15:50 講義 6 JCO 事故時の臨床経験を継承する 15:50~16:10 質疑応答 意見交換 16:10~16:30 まとめ 閉会 90

97 (1) 開催実績 開催日 開催場所 参加人数 ( 募集定員 20 名 ) 第 1 回 10 月 12 日 ( 金 ) 長崎大学 ~ 13 日 ( 土 ) 第 2 回 11 月 2 日 ( 金 ) 国立病院機構災害医療センター ~ 3 日 ( 土 ) 第 3 回 12 月 7 日 ( 金 ) 広島大学 ~ 8 日 ( 土 ) 17 名 21 名 19 名 第 4 回 2 月 15 日 ( 金 ) 福島県立医科大学 19 名 ~ 16 日 ( 土 ) 合計 76 名 (2) 実施内容専門講座 Ⅱの講義 実習等に関する実施内容は以下の通り 講義 1 患者対応のための危機管理総論 我々に必要なリスク認知と判断 危機発生時の一般公衆と危機対応者がなすべき行動に基づき それぞれのリスク認知のあり方 ( 判断 思考過程 因子 認知方法 ) を実際に認知行動の傾向について例題を用いて 着目する視点 傾向について説明を行った 講義 2: 放射線災害時の外来処置に伴う院内対応 -アクションカードの活用- 災害医療分野で用いられているアクションカードの概念と実際の災害での適用に関して紹介するとともに 被ばく 汚染傷病者の院内受け入れ時に院内関係者がそれぞれの役割においてどのような行動をとるのかを時系列でまとめた総括表および院内アクションカードの内容と活用方法の説明を行った 講義 : 職種ごとの立場から見た緊急被ばく医療主な職種である医師 看護師 診療放射線技師について 開催地域で中心的に もしくは福島第一原発事故に伴う医療対応をしている医師 看護師 診療放射線技師が講師となり その職種に特化した内容の講義および意見交換を行った 講義 :JCO 事故時の臨床経験を継承する JCO 臨界事故発生時の緊急被ばく医療体制 患者受け入れ 治療方針 患者の容態等を中心にどのような治療を行ったのかを経験に基づき説明した また 併せて JCO 臨界事故の経験から得られた医療の危機管理 急性放射線症候群に関する世界の動向 最新の知見等および福島第一原発事故における医療対応についても紹介した 91

98 講義 : 社会心理学からみた放射線災害 - 災害時の人々の反応と信頼概論 - これまでの災害事例からどのような時にパニックに陥るのか パニックに陥った際に人々はどのような行動をとる傾向があるのか 危機状況 ( 災害時 ) におけるコミュニケーションの方法について説明を行った 講義 : 福島第一原子力発電所の事故について福島第一原発事故において 原子炉内で何が起こったか 国がどのような対応を行っているか 今後の課題について説明を行った 講義 : 放射線と健康福島第一原発事故に関する経過と現況 放射線による健康影響とその認知および福島県内の健康調査の状況と課題について説明を行った 机上演習 : 患者対応を緊急度と放射線リスクから考える受講者を 1 班 4~6 名となるように分け 症状の異なる複数名の汚染 被ばく患者の受入対応をどのようにするかについてアクションカードを用いて演習を行った また 広島大学にて開催した際に 患者情報を机上に用意したパソコンから Web を介して提供することを試験的に実施した 実習 検証被ばく医療機関において 原子力施設で発生した多数傷病者のうち 被ばく 汚染がないという情報の 2 名を受け入れることになったが 現場の混乱により 2 人目の患者に取り違えがあり 実際には汚染があったことがわかった際に どのようにリカバリーするか判断することを目的とした実習を行った 実施に際し 受講者を統括チーム 医療チーム 評価チームに分け 統括チームに連絡が入ったところから チームビルディング 医療対応 後処理からマスコミ対応までを実施した なお 患者対応の手技手法は 基礎講座 Ⅰにて実施しているため 患者の処置以外を重視する内容としている ワークショップ : 放射線災害時の入院患者対応 ( 患者の線量評価 ) 高線量外部被ばく ( 局所 全身 ) 内部被ばく 急性放射線症候群 (ARS) の前駆症状から被ばく線量を推定する方法 既知の線源情報と距離の関係から被ばく線量を概算する方法 皮膚汚染から被ばく量を計算する方法 染色体分析方法 内部被ばく推定方法 ( ホールボディカウンタ バイオアッセイ 空気中濃度からの計算 ) について それぞれ計算等も含めた線量評価を行った 92

99 講義講義 ( 職種別 ) 机上演習 机上演習 実習 ( 統括の情報収集 ) 実習 ( 記者会見 ) 93

100 ワークショップ ( 検討結果の発表 ) ワークショップ (ARS の症状を診断 ) (3) 実施結果 専門講座 Ⅱ では 受講前および受講後にアンケートを行った 以下にアンケートからの 実施結果の概要を示す アンケート結果等の詳細については 参考資料 6 に示す 1 受講者数 医師 看護師 ( 保健師 ) 診療放射線技師 臨床検査技師 その他無回答合計 第 1 回 6 名 4 名 7 名 0 名 0 名 0 名 17 名 第 2 回 6 名 6 名 8 名 0 名 1 名 0 名 21 名 第 3 回 4 名 9 名 6 名 0 名 0 名 0 名 19 名 第 4 回 6 名 6 名 6 名 0 名 1 名 0 名 19 名 合計 22 名 25 名 27 名 0 名 2 名 0 名 76 名 (29.0%) (32.9%) (35.5%) (0.0%) (2.6%) 2 受講理由について 専門講座 Ⅱへ参加した理由 は以下の通り 自ら進んで参加した が 47 名 (61.0%) 業務命令で参加した が 27 名 (35.1%) であった 回数 自ら進んで参加した業務命令で参加した 合計 第 1 回 9 名 7 名 16 名 第 2 回 16 名 5 名 21 名 第 3 回 11 名 8 名 19 名 第 4 回 11 名 7 名 18 名 合計 47 名 27 名 74 名 (63.5%) (36.5%) 94

101 3 専門講座 Ⅱの評価について 専門講座 Ⅱの講義 机上演習の評価結果 ( 講師の教え方 ) を示す 講義 患者対応のための危機管理総論 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 65.8% 34.2% 0.0% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 意識していなかった部分であり とても勉強になった ( 医師 6 年 ) リーダーの考え方がチームに影響するため リスクに対して体制を整えて スタッフも守れるようにしたい ( 看護師 11 年 ) 一般人と医療側のリスクについて勉強となった ( 診療放射線技師 13 年 ) リスク認知の話がよかった ( 看護師 1 年 ) 講義 放射線災害時の外来処置に伴う院内対応 アクションカードの活用 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 54% 43.4% 2.6% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) アクションカードというキーワードを持ち帰り 当院に活かせるか検討したい ( 医師 6 年 ) リーダーの質が重要 ( 看護師 8 年 ) 日頃の備えの重要性を感じた ( 看護師 11 年 ) アクションカードを初めて聞いたが 非常に有効であると感じた ( 診療放射線技 95

102 師 13 年 ) 講義 職種ごとの立場から見た緊急被ばく医療 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 71.6% 28.4% 0.0% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 同じ職種間で疑問がわいた際にすぐに質問できるような双方向性形式で大変よく理解できた ( 医師 7 年 ) こういった内容を求めていた ( 医師 27 年 ) これから深めていかなければならない部分なので 広い視野を持って考えられるようにしたい ( 看護師 11 年 ) 看護師の役割 行動を知ることができた ( 看護師 13 年 ) 身近なグループでの説明のため 理解度が高かった ( 看護師 16 年 ) 診療放射線技師としての役割 考え方などがよくわかった ( 診療放射線技師 27 年 ) シーンにおける役割を区別して対応する必要性を教えてもらった ( 診療放射線技師 21 年 ) 講義 JCO 事故時の臨床経験を継承する 回数大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 64.8% 35.2% 0.0% 0.0% 96

103 意見 要望( 受講者 ) evidence と experience のバランス evidence が乏しい中では自分達で道を作り その道を吟味することが大切と感じた ( 医師 6 年 ) ARS( 急性放射線症候群 ) について 症例の経過から最新の知見まで大変興味深く学べた ( 医師 7 年 ) 大変興味深い内容だった 情報量 内容を解読してもう一度学びたいと思った 少し難しかった ( 看護師 14 年 ) 机上演習 患者対応を緊急度と放射線リスクから考える 回数大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 53.9% 39.5% 6.6% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 講師が各テーブルでの相談を促してくれた点がよかった ( 医師 7 年 ) 1 人の傷病者受け入れの訓練をしたことはあったが 複数名は行ったことがなく 勉強になった ( 看護師 13 年 ) 迷うことがあるので 放射線管理要員や診療放射線技師にアドバイスを求めてチームで対応できるようにしたい ( 看護師 11 年 ) 様々な職種からの考え方 対応の仕方をイメージすることができ よかった ( 診療放射線技師 13 年 ) 終了時に各役職 各グループのフィードバックの時間が少しあるとよい ( 医師 5 年 ) 97

104 実習 検証 回数大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 65.3% 30.7% 4.0% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) いざ実習になると混乱した 現場に立たされるとますますという感は否めないと実感した ( 医師 22 年 ) 職種ごとの講義を受けた後に実習したかった 診療放射線技師の役割が再確認できたため ( 診療放射線技師 8 年 ) 実際に演習をしてみることで見えてくることもあったため とてもためになった ( 看護師 7 年 ) 知識だけでなく実践することで身に付くので良い機会になった 実践中はリーダーシップのことを忘れていた時もあったので気を付けたい ( 看護師 11 年 ) アクションカードが目安となった 処置ベッドと統括の位置関係が悪く 情報が伝わらなかった 統括が 処置室 1 へ連絡 などと伝えるとわかりやすかった ( 看護師 16 年 ) ワークショップ 放射線災害時の入院患者対応( 患者の線量評価 ) 回数大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 68.5% 28.8% 2.7% 0.0% 意見 要望 ( 受講者 ) 最も知りたかった内容だった ( 健康危機管理担当 ( 保健所 ) 1 年 ) 98

105 計算式などの話になると難しく感じてしまった 症状などからわかることがあるため サーベイ以外からの情報収集の重要性が学べた ( 看護師 11 年 ) どの程度被ばくしたのかの推測が現場では求められるのでよい勉強となった ( 診療放射線技師 13 年 ) 染色体の図を用いた具体的な説明があり 勉強になった ( 診療放射線技師 6 年 ) 講義社会心理学からみた放射線災害 災害時の人々の反応と信頼概要 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 第 3 回 合計 回答率 58.9% 41.1% 0.0% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 全く自分が意識していない角度からの講義だった 放射線に限らず 通常の臨床で活かせそうである ( 医師 6 年 ) 社会心理学について もっと学びたいと思った ( 看護師 8 年 ) 災害時の人の心理について学ぶ機会ができたのでよかった 人の心理に合わせて対応できるようになりたい ( 看護師 11 年 ) 心理的な部分が非常時において混乱を招いてしまうなど理解が深まった ( 診療放射線技師 13 年 ) 講義福島第一原子力発電所の事故について 回数 大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 1 回 第 2 回 合計 回答率 34.2% 60.6% 2.6% 2.6% 99

106 意見 要望 ( 受講者 ) 内容が難しかった ( 看護師 8 年 ) 原発に対して 世論と違い専門家の話が聞けてよかった ( 医師 ( 歯科 ) 17 年 ) 講義放射線と健康 回数大変よい よい 不満 とても不満 無回答 合計 第 3 回 第 4 回 合計 回答率 47.4% 47.4% 5.2% 0.0% 意見 要望( 受講者 ) 福島の実際について知ることができた このようなことに目を向け続けることが必要だと感じた ( 看護師 11 年 ) 写真や実体験など生の話を聞けてよかった ( 診療放射線技師 13 年 ) 実際の話が聞けてよかった ( 看護師 1 年 ) 1 回のみ実施分は参考資料 6 参照 100

107 2.7 まとめ原子力施設立地の 16 道府県および指針の策定に伴い新たに緊急時防護措置を準備する区域の対象となった 5 県については 初心者を対象とした緊急被ばく医療初級講座を さらに 原子力施設立地の 16 道府県については 実務に携わる者を対象とした緊急被ばく医療基礎講座 Ⅰ( 除染コース 搬送コース ) 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅱ( 救護所活動コース ) 緊急被ばく医療基礎講座 Ⅲ( ホールボディカウンタコース ) 専門的な知識の習熟を図るための緊急被ばく医療専門講座 Ⅰ( 救護関係者コース ) および緊急被ばく医療専門講座 Ⅱ( 医療関係者コース ) を実施し 地方公共団体における緊急被ばく医療対策の実効性向上並びに原子力防災対策のより一層の充実を図った 初級講座は 現地型の研修として 21 道府県において開催し 1,208 名の参加を得た それぞれの地域の実情を踏まえながら講義および机上演習を行ったが 新規 5 県については 隣接地域であること さらに これまで緊急被ばく医療に関する対応を行ってきていないことから 原子力施設立地の 16 道府県と講義および机上演習の内容を 地域の実情に合わせ 一部変更して行った 特に机上演習では 防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲 (EPZ) に代わり 原子力災害対策重点区域 として 1 予防的防護措置を準備する区域 (PAZ: 原子力施設から概ね半径 5km) 2 緊急時防護措置を準備する区域 (UPZ: 原子力施設から概ね半径 30km) が定められ 各道府県内における対象地域が拡大するとともに 富山県 岐阜県 滋賀県 山口県 福岡県の 5 県が新たに緊急時防護措置を準備する区域の対象となった そのため 受講者もこれまでの被ばく医療機関およびそれらの医療機関を管轄する搬送機関に加え 救護所対応やスクリーニングを今後行っていくと考えられる関係機関からの参加が多くみられた そのため 福島第一原発事故の教訓も踏まえ 今まで以上に 顔の見える関係 を構築していくことが望まれる 基礎講座 Ⅰ( 除染コース 搬送コース ) は 現地型の研修として 16 道府県において開催し 775 名 ( 除染コース :449 名 搬送コース :326 名 ) の参加を得た 講義放射線防護と事故事例 講義緊急被ばく医療に必要な放射線測定 および 放射線測定実習 については両コース合同で行い その後 除染実習 ( 除染コース ) および搬送実習 ( 搬送コース ) に分かれ 実習を行った 除染実習では 実際に被ばく 汚染患者を受け入れる医療機関の処置室等で実施し かつ 当該医療機関の被ばく医療チームが医療処置を行うことにより 実際に被ばく 汚染患者が搬送されてきたことを想定しながら 受け入れ体制 チームの体制 連携等を確認することができた 特に福島第一原発事故後 各医療機 101

108 関の関係者の意識が高まり 院内マニュアルの作成 改訂等を行う機関が多くなっており 本実習を通して 課題の抽出等を行うことができた 搬送実習では 参加者や講師の意見に基づき 今年度ガイダンスの動画 ( ビデオ ) を新たに作成したが これまでの悪い事例を見せてから正しい事例を見せるという手法ではなく 正しい事例のみを標準的な形として見せることにより 汚染防止措置 傷病者の汚染拡大防止措置 車内収容 搬送中の車内対応の留意点 医療機関での引継ぎ 汚染防止措置の解除についての流れや注意点等をスムーズに理解することができ より効果的な実習を行うことができた 基礎講座 Ⅱ( 救護所活動コース ) は 現地型の研修として 16 道府県において開催し 313 名 (A 救護所の開設 :93 名 B 診断除染 :154 名 C 安定ヨウ素剤 :66 名 ) の参加を得た 講義救護所における初期被ばく医療活動 実習 1 救護所におけるスクリーニング については全グループ合同で行い その後 A グループ救護所の開設 B グループ救護所における診断除染 Cグループ安定ヨウ素剤の取り扱いと調製 に分かれ 実習を行った さらに 各グループでの実習終了後 1 被災者の受付から一次スクリーニングまで 2 除染および二次スクリーニングから問診まで および3 安定ヨウ素剤の配布の三つの場面に分け 救護所における初期被ばく医療活動の一連の流れについて演習を行った 特に本講座は 地域により救護所の設置 運営方法 スクリーニング体制等が異なっているため 地域の実情に応じて実施することが非常に重要であるため 地域の被ばくマニュアル等に記載されている内容に基づき より現実に近い形で効果的な実習を行った 基礎講座 Ⅲ( ホールボディカウンタコース ) は 現地型の研修として 10 道県において開催し 150 名の参加を得た 講義緊急被ばく医療における被ばく線量評価 演習ガイダンス の後 開催施設のホールボディカウンタを用いて実習を行い 講義および実習で学んだ知識を活用し 被ばく線量評価の演習を行った 実習については 設置場所のホールボディカウンタの使用目的 ( 住民測定用あるいは原子力施設作業員用 ) に合わせ 現実に即した形で実習を行った また 甲状腺の測定については 簡易測定法およびホールボディカウンタによる測定の両方の実習を行い 指針にも記載されている 簡易測定法によりスクリーニングを行い 次に 詳細な測定が必要な場合には核種に応じて甲状腺モニターやホールボディカウンタ等を用いて計測を行う にも対応した内容であった 専門講座 Ⅰ( 救護関係者コース ) は 原子力施設が立地 隣接する全ての道府県を対象として 参加者を一堂に集めるセンター型として 4 地域において実施し 88 名の参加を得 102

109 た 講義救助のための危機管理総論 我々に必要なリスク認知と判断 講義救助活動特論 活動の困難性と放射線リスクを踏まえて 実習 1 空間線量率計の取扱方法と防護服の着脱方法 机上演習放射線災害における救助活動と指揮判断 および 原子力施設における消防活動 ( 実習 2) ガイダンス については 原則として原子力施設を管轄する消防機関で実施し 実習 2 原子力施設における消防活動 および 検証 は原子力施設を利用して実施した 特に 原子力施設で実習を行うことにより 施設内の状況 ( 騒音 活動スペース等 ) 事故の発生の可能性および施設内放射線管理要員との連携等について より現実に近い形で実習を行うことができた また これまで実習の時間が足りないといった意見が多かったが 2 回目以降 想定を 3 想定から 2 想定に変更して実習を行ったことにより 救急隊員の引き上げ ( 汚染検査と隊員の脱衣 ) まできちんと実習を行えるようになった 専門講座 Ⅱ( 医療関係者コース ) は 原子力施設が立地 隣接する全ての道府県を対象として 参加者を一堂に集めるセンター型として 4 地域において実施し 76 名の参加を得た 講義患者対応のための危機管理総論 - 我々に必要なリスク認知と判断 講義放射線災害時の外来処置に伴う院内対応 アクションカードの活用 机上演習患者対応を緊急度と放射線リスクから考える 実習 検証 講義職種毎の立場から見た緊急被ばく医療 講義社会心理学からみた放射線災害 ワークショップ放射線災害時の入院患者対応 ( 患者の線量評価 ) 高線量外部被ばく ( 局所 全身 ) 内部被ばく 講義福島第一原子力発電所の事故について 講義 JCO 事故時の臨床経験を継承する を行った 病院全体としての対応 社会心理学についての講義 開催医療機関 地域での緊急被ばく医療の取り組みを通して 地域内または院内での今後の取り組みについて 受講者に意識付けを行うことができた 今年度から実施した 講義職種毎の立場から見た緊急被ばく医療 については アンケート結果からもわかるように 職種ごとの役割や考え方等を受講者にきちんと理解してもらうことができた また 緊急被ばく医療に関係する関連資料 ( 各種手引き マニュアル等 ) の展示 放射線測定コーナーを設置した さらに 各講座において 受講する前と後に同じ設問に回答してもらい 受講前後でどれくらい理解度に変化があるのか確認を行うために受講効果判定を実施するとともに 受講後にアンケートを実施し 修了証を発行した 103

110 緊急被ばく医療に関する関連資料 放射線測定コーナー 104

111 第 3 章研修効果の充実を図るための活動 3.1 各講座のテキスト及びカリキュラムの評価 見直し全ての研修講座の実施前に緊急被ばく医療研修専門委員会を開催し 前年度からの改善事項等に基づき各講座のテキストおよびカリキュラムの評価 見直しを行い 必要な改訂を行った また 被ばく医療講師連絡会 初級講座ワーキンググループ 基礎講座ワーキンググループおよび専門講座ワーキンググループにおいて課題事項等を抽出し 緊急被ばく医療研修専門委員会において 次年度への改善事項のとりまとめを行った (1) 緊急被ばく医療研修専門委員会 1 日時 : 平成 24 年 5 月 18 日 ( 金 ) 10:00~12:30 議題 : 平成 24 年度業務内容について 2 日時 : 平成 25 年 3 月 15 日 ( 金 ) 14:00~16:00 議題 : 緊急被ばく医療初級講座 基礎講座 専門講座の実施報告なお 講師連絡会での検討事項を踏まえた 平成 24 年度の実施に伴う次年度への改善事項については 第 4 章 4.1 今後の課題に示す 105

112 3.2 Web サイトを活用した研修の実施緊急被ばく医療研修のホームページ ( を利用して 研修の予習 講義での利用及び研修後の復習等 受講者に対し効果的に研修を実施した 主な内容は以下の通りである 1 初級講座 基礎講座で使用するテキスト スライドを掲載した また 緊急被ばく医療に関する各種の手引き マニュアル等の参考資料を掲載した 2 初級講座及び基礎講座を修了した人を対象とした Web ページを地域ごとに設け 初級講座においては 机上演習の 4 つのケース対応の解説の掲載および復習として理解度確認テストを行えるようにした また 復習時に生じた質問等を投稿できるようにした 3 専門講座を修了した人を対象とした Web ページを設け 開催ごとに理解度確認テストを設けた さらに 専門講座 Ⅰについては 開催ごとに実習における総括を掲載した また 復習時に生じた質問等を投稿できるようにした 緊急被ばく医療研修のホームページ トップページ 106

113 テキストの内容の一例 緊急被ばく医療に関する各種の手引き マニュアル等 107

114 質問投稿リンク復習テスト 机上演習の解説 受講者向けページ例 ( 初級講座 ) 理解度確認テスト 108

115 机上演習の解説 専門講座 Ⅰ の実習総括 109

116 3.3 Web サイトのアクセス数およびアンケート結果以下に Web サイトのアクセス解析およびアンケート結果を記す (1) アクセスログ解析結果平成 24 年 4 月 1 日から平成 25 年 3 月 25 日における Web サーバのログ ( 通信記録 ) から利用状況について調査した この間の総アクセス数 ( ページビュー ) は 1,297,745 件であった ( 前年度 2,892,765 件 前々年度 ( 平成 22 年度 )3,487,445 件 平成 21 年度 1,067,498) 平成 23 年 3 月 11 日に起きた東北地方太平洋沖地震後に発生した福島第一原子力発電所の事故以降増加していたアクセス数は平常時のレベルとなった 曜日 時間帯別アクセスについては 勤務時間帯から夜間にかけてアクセスが多い傾向となっている 閲覧されたコンテンツの内訳としては マニュアル作成の手引き等の資料やテキストの閲覧が多く 実務や学習に対する用途の高さが伺える 検索サイトを経由しない直接アクセスが全体の 6 割 ( 昨年度は 5 割 ) を占めた アクセスしやすいようにブックマーク等に登録した利用者が多いことが考えられる 検索サイトを経由した利用は 3 割程度であったが 放射線の人体影響や測定に関連する用語による検索が多いことが伺えた また アクションカードなど 講座を受けた具体的な対策検討を伺わせる用語も見受けられた Web サイト月別アクセス数 (H24.4.1~H ) Web サイト曜日別平均アクセス数 (H24.4.1~H ) 110

117 Web サイト時間別アクセス数 (H24.4.1~H ) Web サイト閲覧コンテンツ内訳 (H24.4.1~H ) Web サイト経由サイト (H24.4.1~H ) 111

118 Web サイト検索語上位 100(H24.4.1~H ) 検索語 検索回数割合 検索語 検索回数割合 1 放射線 % 51 実効線量 % 2 安定ヨウ素剤 % 52 放射線測定器 % 3 原理 % 53 事故 % 4 確率的影響 % 54 副作用 % 5 放射能 % 55 放射性物質 % 6 緊急被ばく医療 % 56 cpmとは % 7 確定的影響 % 57 キレート剤 % 8 影響 % 58 原子炉 % 9 cpm % 59 dtpa % 10 人体 % 60 γ 線 % 11 単位 % 61 アクションカード % 12 ヨウ素剤 % 62 電離作用 % 13 被ばく % 63 晩発障害 % 14 構造 % 64 キレート % 15 人体への影響 % 65 表面汚染 % 16 サーベイメータ % 66 換算 % 17 epz % 67 性質 % 18 種類 % 68 スクリーニング % 19 医療 % 69 放射線障害 % 20 実効線量係数 % 70 換算係数 % 21 線減弱係数 % 71 放射線量 % 22 図 % 72 線量計 % 23 電離放射線 % 73 nai % 24 ヨウ素 % 74 ビルドアップ係数 % 25 原子力安全研究協会 % 75 放射線の人体への影 % 26 仕組み % 76 chart % 27 被曝 % 77 icrp % 28 radiation % 78 汚染 % 29 緊急被ばく % 79 放射性核種 % 30 測定 % 80 シンチレーション % 31 被ばく医療 % 81 治療 % 32 原発 % 82 coma % 33 被爆 % 83 方法 % 34 サーベイメーター % 84 scale % 35 測定方法 % 85 線量率 % 36 x 線 % 86 皮膚 % 37 原子力発電 % 87 研修 % 38 急性障害 % 88 β 線 % 39 remnet % 89 内部被曝 % 40 原子力発電所 % 90 皮膚がん % 41 放射線の種類 % 91 時定数 % 42 of % 92 線源 % 43 プルシアンブルー % 93 人体影響 % 44 除染 % 94 写真 % 45 gm サーベイメータ % 95 gm % 46 線量 % 96 晩発性障害 % 47 内部被ばく % 97 放射線測定 % 48 ホールボディカウンター % 98 EPZ % 49 緊急被ばく医療研修 % 99 中性子 % 50 原子力 % 100 放射線の性質 % 112

119 受講者専用サイトについては 受講者専用サイトのログイン数 (H24.4.1~H ) は 6 講座合計で 1,064 件 (1 講座あたり 177 件 ) であった 昨年度のログイン数は 今年度よりも参加者が多かったにもかかわらず 5 講座合計で 657 件 (1 講座あたり 131 件 ) であったことから 今年度は参加者が受講後に復習等のため 本サイトにログインしていることが伺える (2) アンケート結果平成 24 年 4 月 1 日から平成 25 年 3 月 25 日に実施した Web サイトに掲載しているオンラインアンケートの集計結果を以下に示す ( 全て任意回答 ) 有効回答数は 15 件であり 各回答からは仕事上での利用が多いことが伺えた サイトの利用目的 ( 有効回答数 15 件 ) 設問件数割合 趣味 興味から % 学業上の必要性から 0 0.0% 仕事上の必要性から % 研究 情報収集のため % 地域フォーラムや研修会の予習 復習のため % その他 % 合計 % 探していた情報 ( 有効回答数 15 件複数回答可 ) 設問件数割合 医療情報 % 放射線情報 % 放射線防護情報 % 実際の対応に関する情報 2 7.1% 安定ヨウ素剤情報 1 3.6% 事故 事象情報 1 3.6% 各地域の情報 0 0.0% 地域フォーラムや研修会の情報 % 用語の意味 2 7.1% 心のケア情報 1 3.6% その他 0 0.0% 合計 % 113

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