1 トラック運送事業関係諸税 自動車重量税 ( 車検時 ) 国税 トラック (P2 参照 ) 自動車取得税 ( 取得時 ) 道府県税 自動車税 ( 毎年 ) 道府県税 石油石炭税 ( 移出 引取時 ) 国税 揮発油税 ( 蔵出時 ) 国税 燃料 (P2 参照 ) 地方揮発油税 ( 蔵出時 ) 国税

Transcription

1 トラック税制の 基礎知識 平成 28 年度版 監修国土交通省自動車局貨物課

2 1 トラック運送事業関係諸税 自動車重量税 ( 車検時 ) 国税 トラック (P2 参照 ) 自動車取得税 ( 取得時 ) 道府県税 自動車税 ( 毎年 ) 道府県税 石油石炭税 ( 移出 引取時 ) 国税 揮発油税 ( 蔵出時 ) 国税 燃料 (P2 参照 ) 地方揮発油税 ( 蔵出時 ) 国税 軽油引取税 ( 引取時 ) 道府県税 石油ガス税 ( 蔵出時 ) 国税 法人税地方法人税地方法人特別税 ( 毎年 ) 国税 法人 (P5 参照 ) 法人住民税 ( 毎年 ) 道府県税市町村税 法人事業税 ( 毎年 ) 道府県税 消費税 ( 毎年 ) 国税 地方消費税 ( 毎年 ) 道府県税 登録免許税 ( その都度 ) 国税 不動産取得税 ( 取得時 ) 道府県税 施設 不動産 (P8 参照 ) 固定資産税 ( 毎年 ) 道府県税市町村税 都市計画税 ( 毎年 ) 市町村税 事業所税 ( 毎年 ) 市町村税 特別土地保有税 ( 取得 : 取得時 ) ( 保有 : 毎年 ) 市町村税 地価税 ( 毎年 ) 国税 は自動車関係諸税 1

3 2 トラック 燃料にかかる税金 自動車重量税 自動車の使用に対して課税されます トラックは総重量 1 トンまたはその端数ごとに右記税額が課税されます 区 分 総重量 営業用トラック自家用トラック 新エコカー減税対象車 2.5トン以下 2,500 円 2, 500 円 (P 3 4 参照 ) 2.5トン超 2,500 円 車齢 13 年未満 2.5トン以下 3,300 円 2,600 円 2.5トン超 4,100 円 車齢 13 年超 2.5トン以下 4,100 円 2,700 円 2.5トン超 5,700 円 車齢 18 年超 2.5トン以下 4,400 円 2,800 円 2.5トン超 6,300 円 ( 本則税率 2, 500 円 ) 車両総重量 8トン未満の車両については初回の 車検が 2 年のため 初回のみ 2 年分を支払う 自動車取得税 自動車 ( 中古車も含む ) の取得に対して課税されます 営業用トラック 2% 自家用トラック 3% 消費税率 10% への引上げにあわせて廃止されます ( 平成 31 年 10 月 1 日を予定 ) 自動車税 自動車の保有 (4 月 1 日現在 ) に対して課税されます 小型四輪および普通トラック 区 分 税率 ( 年 ) 営業用 ( 円 ) 自家用 ( 円 ) 最大積載量 1 トン以下 6,500 8,000 1 トン超 2 トン 9,000 11,500 2 トン超 3 トン 12,000 16,000 3 トン超 4 トン 15,000 20,500 4 トン超 5 トン 18,500 25,500 5 トン超 6 トン 22,000 30,000 6 トン超 7 トン 25,500 35,000 7 トン超 8 トン 29,500 40,500 8 トン超 1 トンごとに 4,700 円加算 1 トンごとに 6,300 円加算 消費税率 10 % への引上げにあわせて 自動車税の取得時の課税として環境性能割が導入されます ( 平成 31 年 10 月 1 日を予定 ) 詳しくは 下記のコラム 1 を参照して下さい 石油石炭税 原油等の採取場からの移出 または保税地域からの引取に対して課税されます 地球温暖化対策のための課税の特例 本則税率に上乗せされ 最終的に 1l 当たり 76 銭引き上げられました 期間 本則税率 地球温暖化対策のための課税の特例の上乗せ分 ~ H 円 04 銭 /l - H ~ 2 円 29 銭 /l + 25 銭 H ~ 2 円 54 銭 /l + 50 銭 H ~ 2 円 80 銭 /l + 76 銭 揮発油税地方揮発油税 コラム 1 軽油引取税 揮発油に対して課税されます 揮発油税 48 円 60 銭 /l 地方揮発油税 5 円 20 銭 /l 合 計 53 円 80 銭 /l 軽油に対して課税されます 32 円 10 銭 /l( 本則税率 :15 円 /l) 本則税率 : 揮発油税 24 円 30 銭 /l 地方揮発油税 4 円 40 銭 /l 合計 28 円 70 銭 /l 自動車税における環境性能割について教えて下さい 平成 28 年度税制改正大綱において 自動車取得税については 消費税率 10% への引上げ時である平成 29 年 4 月 1 日に廃止するとともに 自動車税及び軽自動車税において 自動車取得税のグリーン化機能を維持 強化する環境性能割を平成 29 年 4 月 1 日から導入する こととされました しかし 消費税率 10% への引上げが平成 31 年 10 月 1 日に2 年半先送りされる予定 (P5 参照 ) となったことから 自動車取得税の廃止及び 自動車税の環境性能割の導入についても平成 31 年 10 月 1 日に延期される予定となっております 参考平成 28 年度税制改正大綱における自動車税の環境性能割の制度設計 自動車税の環境性能割の税率 ( 車両総重量 3.5 トン超のトラック バスの例 ) 自動車税の環境性能割においても営自格差が設けられ 現行の自動車取得税と同様に営業車の上限税率 2% が維持されています 2015 年度 ( 平成 27 年度 ) 燃費基準 未達成 達成 +5% 達成 +10% 達成 +15% 達成 営業用 2% 1% 0.5% 0% 0% 自家用 3% 2% 1% 0% 0% 平成 28 年排ガス規制適合または平成 21 年排ガス規制 NOx PM10% 低減車の税率を記載 自動車重量税 自動車取得税 自動車税の特別措置については P 3 4 を参照して下さい 自動車税の環境性能割における ASV( 先進安全自動車 ) 特例の確保 現行の自動車取得税においては エコカー減税と A S V 特例のうち 1 つのみを選択する仕組みですが 自動車税の環境性能割においては 燃費性能等に応じて軽減された税率と A S V 特例の両方を適用できることとされています 2

4 3 1 新車 H ~H までの間に新車に係る新規検査を受ける場合エトラックを取得した場合等の特別措置 自動車重量税 P.13 参照コカー減税(免税 税率軽減の対象となる車両型式は本則税率が適用 (1 回限り ) されます ASV減税)10 % 超達成 75% 軽減平成 17 年排ガス規制 75% 低減 ( ) かつ平成 27 年度燃費基準 5 % 超達成 50% 軽減 3.5トン以下ガソリン車達成 25% 軽減 ( ハイブリッド車を含む ) 15 % 超達成 75% 軽減 車両総重量 2.5トン以下のトラック バス ( 軽量車 ) 減免内容 電気自動車 燃料電池自動車 プラグインハイブリッド自動車 天然ガス自動車 ( 平成 21 年排ガス規制 NOx10% 以上低減 ) 免税 ( 初回車検 ( 1): 免税 ) 25 % 超達成 免税 ( 初回車検 ( 1): 免税 ) 20 % 超達成 75% 軽減 ガソリン車 15 % 超達成 50% 軽減平成 17 年排ガス規制 75% 低減 ( ) かつ平成 27 年度燃費基準 ( ハイブリッド車含む ) 10 % 超達成 25% 軽減 5 % 超達成 25% 軽減 達成 本則税率 ( 2) 車両総重量 2.5トン超のトラック バス ( 中量車 重量車 ) 減免内容 電気自動車 燃料電池自動車 プラグインハイブリッド自動車 天然ガス自動車 ( 平成 21 年排ガス規制 N O x10% 以上低減 ) 免税 ( 初回車検 ( 1): 免税 ) 15 % 超達成 免税 ( 初回車検 ( 1): 免税 ) 平成 28 年排ガス規制適合 ( 車両総重量 7.5トン超の車両のみ対象 ) かつ 10 % 超達成 75% 軽減平成 27 年度燃費基準 5 % 超達成 50% 軽減 達成 25% 軽減 15 % 超達成免税 ( 初回車検 ( 1): 免税 ) ディーゼル車平成 21 年排ガス規制 ( ポスト新長期規制 ) 10 % 超達成 75% 軽減 ( ハイブリッド車含む ) かつ平成 27 年度燃費基準 NOx PM10% 低減 5 % 超達成 50% 軽減 達成 25% 軽減 15 % 超達成 75% 軽減平成 21 年排ガス規制 ( ポスト新長期規制 ) かつ平成 27 年度燃費基準 10 % 超達成 50% 軽減適合 5 % 超達成 25% 軽減 15 % 超達成 免税 ( 初回車検 ( 1): 免税 ) 平成 17 年排ガス規制 50% 低減 ( ) かつ 平成 27 年度燃費基準 10 % 超達成 50% 軽減 5 % 超達成 25% 軽減 1 初回車検とは 車両の新規検査後最初の継続検査等のことです 2 重量税について 平成 27 年度税制改正により減税対象外となるもののうち 平成 27 年度燃費基準達成車においては 適用期間中に新車新規登録等を行った場合に限り H ~H までの間に新車に係る新規検査を受ける場合 ASV 装置 ( 衝突被害軽減ブレーキ 車両安定性制御装置 ) 搭載車 車両総重量 3.5 トン超 22 トン以下のトラック 減免内容 1 装置装着 50 % 軽減 ( 初回のみ ) 両装置装着 75 % 軽減 ( 初回のみ ) 牽引車 ( トラクタ ) 及び被牽引車 ( トレーラ ) を除く 車両総重量 20 トン超 22 トン以下のトラックについて 1 装置装着の特例期間は H まで H 以降は両装置装着に限り 自動車重量税 :50% 軽減 ( 初回のみ ) 1 新車 H ~H までの間に新車を取得する場合エ自動車取得税 P.13 参照)15 % 超達成 80% 軽減平成 21 年排ガス規制 ( ポスト新長期規制 ) かつ平成 27 年度燃費基準 10 % 超達成 60% 軽減適合 5 % 超達成 40% 軽減 車両総重量 2.5トン以下のトラック バス ( 軽量車 ) 減免内容 電気自動車 燃料電池自動車 プラグインハイブリッド自動車 天然ガス自動車 ( 平成 21 年排ガス規制 N O x10% 以上低減 ) 非課税 25 % 超達成 非課税 20 % 超達成 80% 軽減ガソリン車平成 17 年排ガス規制 75% 低減 ( ) かつ平成 27 年度燃費基準 15 % 超達成 60% 軽減 ( ハイブリッド車含む ) 10 % 超達成 40% 軽減 5 % 超達成 20% 軽減 車両総重量 2.5トン超のトラック バス ( 中量車 重量車 ) 減免内容 電気自動車 燃料電池自動車 プラグインハイブリッド自動車 天然ガス自動車 ( 平成 21 年排ガス規制 N O x10% 以上低減 ) 非課税 15 % 超達成 非課税 平成 28 年排ガス規制適合 ( 車両総重量 7.5トン超の車両のみ対象 ) かつ 10 % 超達成 80% 軽減平成 27 年度燃費基準 5 % 超達成 60% 軽減 達成 40% 軽減 15 % 超達成非課税ディーゼル車平成 21 年排ガス規制 ( ポスト新長期規制 ) 10 % 超達成 80% 軽減 ( ハイブリッド車含む ) かつ平成 27 年度燃費基準 NOx PM10% 低減 5 % 超達成 60% 軽減 達成 40% 軽減 コカー減税(免税 税率軽減の対象となる車両型式は3

5 エコカー減税5 % 超達成 40% 軽減ASV減税軽課課3.5 トン以下ガソリン車 ( ハイブリッド車を含む ) 平成 17 年排ガス規制 75% 低減 ( ) かつ 平成 27 年度燃費基準 平成 17 年排ガス規制 50% 低減 ( ) かつ平成 27 年度燃費基準 15 % 超達成 非課税 10 % 超達成 80% 軽減 5 % 超達成 60% 軽減 達成 40% 軽減 15 % 超達成 80% 軽減 10 % 超達成 60% 軽減 H ~H までの間に新車を取得する場合 ASV 装置 ( 衝突被害軽減ブレーキ 車両安定性制御装置 ) 搭載車 車両総重量 3.5 トン超 22 トン以下のトラック 減免内容 1 装置装着 取得価額から 350 万円控除 ( エコカー減税との選択適用 ) 両装置装着 取得価額から 525 万円控除 ( エコカー減税との選択適用 ) 牽引車 ( トラクタ ) 及び被牽引車 ( トレーラ ) を除く 車両総重量 20 トン超 22 トン以下のトラックについて 1 装置装着の特例期間は H まで H 以降は両装置装着に限り 自動車取得税 : 取得価額から 350 万円控除 2 中古車 H ~H までの間に中古車を取得する場合中P.13 参照)平成 21 年排ガス規制 ( ポスト新長期規制 ) 10 % 超達成取得価額から35 万円控除かつ平成 27 年度燃費基準 NOx PM10% 低減 5 % 超達成取得価額から25 万円控除ディーゼル車達成取得価額から15 万円控除 ( ハイブリッド車のみ ) 15 % 超達成取得価額から35 万円控除平成 21 年排ガス規制 ( ポスト新長期規制 ) かつ平成 27 年度燃費基準 10 % 超達成取得価額から25 万円控除適合 5 % 超達成取得価額から15 万円控除 車両総重量 2.5トン以下のトラック バス ( 軽量車 ) 減免内容 電気自動車 燃料電池自動車 プラグインハイブリッド自動車 天然ガス自動車 ( 平成 21 年排ガス規制 N O x10% 以上低減 ) 取得価額から45 万円控除 25 % 超達成 取得価額から45 万円控除 20 % 超達成取得価額から35 万円控除ガソリン車平成 17 年排ガス規制 75% 低減 ( ) かつ平成 27 年度燃費基準 15 % 超達成取得価額から25 万円控除 ( ハイブリッド車含む ) 10 % 超達成取得価額から15 万円控除 5 % 超達成 取得価額から 5 万円控除 車両総重量 2.5トン超 3.5トン以下のトラック バス ( 中量車 ) 減免内容 電気自動車 燃料電池自動車 プラグインハイブリッド自動車 天然ガス自動車 ( 平成 21 年排ガス規制 N O x10% 以上低減 ) 取得価額から45 万円控除 15 % 超達成 取得価額から45 万円控除 10 % 超達成取得価額から35 万円控除平成 17 年排ガス規制 75% 軽減 ( ) かつ平成 27 年度燃費基準 5 % 超達成取得価額から25 万円控除ガソリン車達成取得価額から15 万円控除 ( ハイブリッド車含む ) 15 % 超達成取得価額から35 万円控除 平成 17 年排ガス規制 50% 軽減 ( ) かつ平成 27 年度燃費基準 10 % 超達成 取得価額から25 万円控除 5 % 超達成 取得価額から15 万円控除 車両総重量 3.5トン超のトラック バス ( 重量車 ) 減免内容 電気自動車 燃料電池自動車 プラグインハイブリッド自動車 天然ガス自動車 ( 平成 21 年排ガス規制 N O x10% 以上低減 ) 取得価額から45 万円控除 15 % 超達成 取得価額から45 万円控除 古車特例(免税 税率軽減の対象となる車両型式は3 新車 中古車共通 H までの間に取得する場合 すべての課税対象車 減免内容 取得価格 50 万円以下 免税 自動車税 ( グリーン化特例 ) H28 年度に新車新規登録された自動車について 当該登録の翌年度の税率を軽減車両総重量 3.5トン以下のトラック バス及び乗用車電気自動車 燃料電池自動車 プラグインハイブリッド自動車 天然ガス自動車 ( 平成 21 年排ガス規制 NO x10% 以上低減 ) クリーンディーゼル乗用車 (H21 年排ガス規制適合の乗用車 ) ガソリン車平成 32 年度燃費基準 10% 超達成平成 17 年排ガス規制 75% 低減 ( ) かつ ( ハイブリッド車含む ) 平成 27 年度燃費基準 20% 超達成 車両総重量 3.5 トン超のトラック バス ( 重量車 ) 減免内容概ね75% 軽減概ね75% 軽減概ね50% 軽減減免内容 電気自動車 燃料電池自動車 プラグインハイブリッド自動車 天然ガス自動車 ( 平成 21 年排ガス規制 N O x10% 以上低減 ) 概ね75% H28 年度に以下の年限を超えている自動車について その翌年度から重課軽減重車齢 11 年超のディーゼル車車齢 13 年超のガソリン車 LPG 車 ( 電気自動車 天然ガス自動車 ガソリンハイブリッド自動車 メタノール自動車 一般乗合バス及び被けん引車を除く ) トラック ( 被けん引車を除く ) 及びバス ( 一般乗合バスを除く ) については 概ね 10 % 重課 概ね 15% 重課 4

6 4 法人税等の概要 1. 法人税 納税義務者 ( 法人 ) の各事業年度の所得に対して 課税されます 法人 協同組合 所得区分 平成 28 年度 普通法人 ( 資本金 1 億円超 ) 所得区分なし 23.4% 年 800 万円超の所得部分 23.4% 中小法人 ( 資本金 1 億円以下 ) 年 800 万円以下の所得部分 15% H まで ( 本則 19%) 協同組合等 年 800 万超の所得部分 19% 年 800 万円以下の所得部分 15% H まで ( 本則 19%) 普通法人及び中小法人で年 800 万円超の所得部分の法人税率については平成 30 年度から 23.2% になる こととされています 2. 地方法人税 平成 26 年度税制改正により 地方間の税源偏在を是正するために 法人住民税の一部を分離して創設されました 地方法人税額は 法人の各課税事業年度の基準法人税額に対して 右記の税率をかけて算出します 平成 28 年度 予定 平成 31 年 10 月 1 日 4.4% 10.3% 3. 地方法人特別税 平成 20 年度税制改正により 地方間の税源偏在を是正するために 法人事業税の一部を分離して創設されました 地方法人特別税額は法人事業税の基準法人所得割額 ( 1) に対して 右記の税率をかけて算出します なお 消費税率 10% への引上げにあわせて 平成 31 年 10 月 1 日以後に開始する事業年度から地方法人特別税は廃止され 法人事業税に復元される予定です 税率課税標準法人の種類平成 28 年度外形標準課税法人以外の法人 43.2% 基準法人所得割額 ( 2) 外形標準課税法人 414.2% 1 基準法人所得割額 標準税率により計算した法人事業税の所得割額 ( 法人事業税で超過税率が適用されている場合であっても標準税率で計算します ) 2 外形標準課税法人 資本金 ( 出資金 ) が 1 億円を超える法人 外形標準課税の対象となる法人かどうかの判定は 各事業年度終了の日で行う 4. 法人住民税 均等割 ( 利益にかかわらず 資本 従業員数により一定額を負担 ) と 法人税割 ( 法人税額に対して一定の税率をかけた額 ) の合計額となります 法人税割に関する一定の税率については 道府県民税 市町村民税ごとに右記のように定められています 平成 28 年度 予定 平成 31 年 10 月 1 日 標準税率 制限税率 標準税率 制限税率 道府県民税 3.2% 4.2% 1.0% 2.0% 市町村民税 9.7% 12.1% 6.0% 8.4% 合 計 12.9% 16.3% 7.0% 10.4% 制限税率 地方団体が課税する場合にこれを超えてはならないとされる税率 5. 法人事業税 法人の各事業年度の所得 付加価値 資本に対して課税されます 各都道府県によって税率は異なります 区 分 法人の種類 所得等の区分 平成 28 年度 ~ ( 1) 標準税率超過税率 400 万円以下 3.4% 3.65% 軽減税率適用 400 万円超 800 万円以下 5.1% 5.465% 普通法人 公益法人等所得割 800 万円超 6.7% 7.18% ( 2) 所得を課税標準とする法人軽減税率不適用法人 特別法人 ( 協同組合等 ) 所得割 400 万円以下 3.4% 3.65% 軽減税率適用 400 万円超 4.6% 4.93% ( 2) 軽減税率不適用法人 400 万円以下 0.3% 0.395% 軽減税率適用 400 万円超 800 万円以下 0.5% 0.635% 所得割 800 万円超 ( 3) 外形標準課税法人資本金 ( 出資金 ) が 1 億円を超える普通法人 0.7% 0.88% ( 2) 軽減税率不適用法人 ( 4) 付加価値割 1.2% 1.26% ( 5) 資本割 0.5% 0.525% 1 超過税率 = 財政上の必要がある場合に導入が認められている ( 制限税率は標準税率の2 倍 ) 所得等の大きさによってどちらかの税率を適用する不均一課税が行われている ( 記載超過税率は東京都の例 ) 2 軽減税率不適用法人 = 資本金 ( 出資金 )1,000 万円以上で事業所がある都道府県数が 3 以上の法人 3 資本金 ( 出資金 ) が 1 億円を超える法人 外形標準課税の対象となる法人かどうかの判定は 各事業年度終了の日で行う 4 付加価値額 ( ) が課税標準 付加価値額 = 収益配分額 ( 報酬給与額 + 純支払利子 + 純支払賃借料 )+ 単年度損益 5 資本金等の額 ( ) が課税標準 資本金等の額 = 資本の金額又は出資金額 + 資本積立金額又は連結個別資本積立金額 6. 消費税 地方消費税 事業者が対価を得て行う資産の譲渡 役務の提供に対して課税されます ( 輸出取引 輸入取引を含みます ) 消費税 ( 国税 ) 6.3% 8% 地方消費税は消費税 ( 国税 ) の 17 / 63 なので 6.3% 17 / 63 = 1. 7% 地方消費税( 地方税 ) 1.7% ( ) 納税義務免除 前々事業年度の課税売上高が1,000 万円以下の参考事業者 ただし 前事業年度開始の日から6か月間の課税売上高が1,000 万円を超えた場合は適用開始日課税 区分 現行 平成 26 年 4 月 1 日 ~ 予定 平成 31 年 10 月 1 日 ~ 簡易課税制度 事前届出をすれば 消費税納付額の算出におい消費税率 6.3% 7.8% て みなし仕入率 ( 運送業は50%) を用いるこ 1.7% 2.2% 地方消費税率とができる 対象は前々事業年度の年間課税 ( 消費税の 17 / 63) ( 消費税の 22/78) 売上が 5, 000 万円以下の事業者 合計 8.0% 10.0% 5

7 5 法人税等にかかる特別措置 名 称 中小企業投資促進税制 平成 29 年 3 月 31 日までに下記に掲げる新品の設備機器 車両等を取得した場合 30% の特別償却または7% の税額控除 が受けられます 1 台の取得価額が160 万円以上の機械装置 1 台又は複数の取得価額が120 万円以上の特定の器具備品 取得価額合計 70 万円以上のソフトウェア 車両総重量 3.5トン以上の普通貨物自動車 ( 被牽引車についても 道路運送車両法上の区分 すなわち車検証上の 自動車 の種別 欄が 普通 であれば対象となる ) 概 名 称 生産性向上設備投資促進税制 平成 28 年度税制改正により適用期限をもって廃止 概 要 平成 29 年 3 月 31 日までに産業競争力強化法に規定する生産性を向上させる先端設備及び生産ラインやオペレーションを改善する設備を取得した場合 50%( 建物及び構築物は25%) の特別償却又は4%( 建物及び構築物は2%) の税額控除が受けられます 対 象 者 青色申告法人 注意事項 ( 中小企業投資促進税制に同じ ) 名称環境関連投資促進税制 ( グリーン投資減税 ) 平成 28 年度税制改正により縮減 延長 概 要 要 更に 取得設備等のうち 下記 生産性向上設備投資促進税制 の対象設備等に該当する場合 即時償却又は10% の税額控除 ( 資本金 3,000 万円超 1 億円以下の法人は7 %) の上乗せ措置が受けられます ( 普通貨物自動車については 上乗せ措置の対象外となります ) 上乗せ措置の対象 生産性向上に資する一定の設備以外 生産性向上に資する一定の設備 特別償却 税額控除 特別償却 税額控除 資本金 3,000 万円以下の法人 30% 7% 即時償却 10% 資本金 3,000 万円を超え 1 億円以下の法人 30% 適用なし 即時償却 7% 対 象 者 中小企業者で青色申告法人 ( 注 1) リースについては 所有権移転外リース取引 により賃借人が取得した資産には特別償却の規定は適用されませんが 注意事項 税額控除の規定は適用されます ( 注 2) 税額控除は 法人税額の 20% が限度となります その事業年度において税額控除限度額の全部を控除しきれなかった 場合には その控除しきれなかった金額について 1 年間の繰越しが認められます 平成 30 年 3 月 31 日までにエネルギー環境負荷低減推進設備などを取得し 取得日から 1 年以内に国内事業の用に供した場合 30% の特別償却または 7% の税額控除が受けられます なお 車両運搬具 ( 電気自動車 エネルギー回生型ハイブリッド自動車 プラグインハイブリッド自動車 ) については 特別償却のみ適用可能です ただし 国又は地方公共団体の補助金等をもって取得等したものは対象外となります 特別償却 青色申告法人対象者 税額控除 中小企業者で青色申告法人注意事項 ( 中小企業投資促進税制に同じ ) 名 称 雇用促進税制 平成 28 年度税制改正により縮減 延長 概 要 平成 30 年 3 月 31 日までの間に開始する各事業年度において 従業員のうち雇用保険の一般被保険者数を前事業年度より 10 % 以上かつ5 人以上 ( 中小企業者は2 人以上 ) 増加させる等の要件を満たす事業主について 同意雇用開発促進地域における無期雇用かつフルタイムの雇用者増加数 1 人あたり 40 万円の税額控除が受けられます 対 象 者 青色申告法人 雇用者の増加数要件が2 人以上 は中小企業者に限る ( 注 1) 適用対象年度とその前事業年度に事業主都合による離職者がいた場合は適用されません ( 注 2) 給与等支給額が比較給与等支給額 (= 前期給与等支給額 +( 前期給与等支給額 基準雇用者割合 30 %)) 以上であること 注意事項 ( 注 3) 設立 解散 ( 合併の場合を除く ) の日を含む事業年度は適用されません ( 注 4) 税額控除は 当期の法人税額の10%( 中小企業者は 20 %) が限度となります 繰越控除の制度はありません ( 注 5) 平成 28 年度から 所得拡大促進税制との併用が可能になりました ( 注 6) 同意雇用開発促進地域とは 地域雇用開発促進法第 7 条に規定する地域をいいます ( 詳しくは厚生労働省 HP 中小企業者とは 次のいずれかにあてはまる法人をいいます A 資本金の額又は出資金の額が1 億円以下の法人 ( 同一の大規模法人に発行済株式又は出資の総数又は総額の2 分の1 以上を所有されている法人及び 2 以上の大規模法人に発行済株式又は出資の総数又は総額の 3 分の 2 以上を所有されている法人を除く ) B 資本又は出資を有しない法人のうち常時使用する従業員の数が 1, 000 人以下の法人 6

8 名 称 所得拡大促進税制 平成 30 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度において 基準年度 ( 平成 24 年度 ) と比較して一定割合以上 給与等支給額を増加させた場合 当該支給増加額の 10% の税額控除が受けられます 1 基準年度 ( 平成 24 年度 ) と比較して一定割合 ( 右図参照 ) 以上給与等支給額 給与等支給額増加要件の一定割合 概 要 が増加していること 大法人 中小企業者等 2 給与等支給額が前事業年度より増加していること 平成 28 年度 4% 以上 3% 以上 3平均給与等支給額 ( 継続雇用者 1 人あたりの平均給与 ) が前事業年度より増加していること 平成 29 年度 5% 以上 3% 以上 対 象 者 青色申告法人 ( 資本金要件等なし ) 注意事項 ( 注 1) 税額控除は 当期の法人税額の10%( 中小企業者は 20 %) が限度となります 繰越控除の制度はありません ( 注 2) 平成 28 年度から 雇用促進税制との併用が可能になりました その他の税制支援 優遇措置 名称少額資産即時償却 平成 28 年度税制改正により縮減 延長 概 要 平成 30 年 3 月 31 日までに 30 万円未満の減価償却資産を取得した場合 全額損金算入 ( 即時償却 ) が認められます ( 損金算入額の上限 : 年間 300 万円 ) 対象者中小企業者 で青色申告法人 ( ただし 常時使用する従業員数が 1, 000 人を超える法人を除く ) 名 称 欠損金の繰戻し還付 概 要 各事業年度に生じた欠損金につき 前年度所得への繰戻しによる還付が受けられます 対 象 者 中小企業者で青色申告法人 名称欠損金の繰越控除 平成 28 年度税制改正により見直し 概 要 欠損金の繰越控除 (9 年 ) の適用につき 中小企業者は 所得金額全額が控除対象となります 中小企業者以外は 平成 28 年度は所得金額の60% 平成 29 年度は所得金額の55 % 平成 30 年度以降は所得金額の 50 % が限度となります 平成 30 年度以降に生じた欠損金については 繰越期間が 10 年に延長されます 対 象 者 青色申告法人 名 称 交際費課税の特例 平成 28 年度税制改正により延長 概 要 中小法人 ( 資本金 1 億円以下 ) については 1800 万円までの交際費支出を全額損金算入又は2 支出した飲食費の50% を 損金算入 のいずれかを選択適用することが可能です (2については 大法人も利用可能) 平成 30 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度に適用します 対 象 者 青色申告法人 名 称 中小企業等の貸倒引当金の特例措置 概 要 下記対象者については 個別評価金銭債権以外の一括評価金銭債権の貸倒引当金繰入につき 実績繰入率と法定繰入率 ( トラック運送業 :0. 6%) との選択が認められています なお 下記対象者 2の平成 29 年 3 月 31 日までに開始する事業年度における繰入限度額は 通常繰入限度額の112 % 相当額とされています 対 象 者 1 普通法人 ( 資本金又は出資金の額が1 億円以下か資本や出資を有しない法人 ) で大法人等による支配関係のない法人 2 公益法人等又は協同組合等 3 人格のない社団等 名 称 固定資産税の設備投資減税 平成 28 年度税制改正により創設 概 要 平成 28 年 7 月 1 日 ( 中小企業等経営強化法の施行日 ) から平成 31 年 3 月 31 日までに経営力向上計画に基づき一定の要件を満たした機械及び装置 ( 新品 ) を取得した場合 固定資産税が 3 年間 2 分の 1 に軽減されます なお 一定の要件を満たした機械及び装置とは 下記のいずれにも該当するものをいいます 1 販売開始から10 年以内のもの 2 旧モデル比で生産性 ( 単位時間当たりの生産量 精度 エネルギー効率等 ) が年平均 1 % 以上向上するもの 万円以上の機械及び装置であること 経営力向上計画の認定を受けることにより 固定資産税の設備投資減税のほか 信用保証協会による信用保証枠の拡大等各種金融支援も受けられます 制度の詳細については中小企業庁のホームページをご覧下さい ( 中小企業庁 HP 対象者中小企業等経営強化法に定める経営力向上計画を作成し 事業所管大臣の認定を受けた中小企業者 掲載されている各種優遇措置等の詳細につきましては 下記をご参照下さい 国税庁 WEB 中小企業庁 WEB 中小企業税制パンフレット 7

9 6 施設や不動産にかかる税金 登録免許税 不動産その他財産権の登記 登録に対して課税されます 不動産の所有権の保存登記 不動産の価額 の0.4% 不動産の所有権の移転登記 相続不動産の価額 の0.4% ( 売買不動産の価額 の2.0% 但し 土地の売買については平成 29 年 3 月 31 日まで 1.5% 抵当権の設定登記 債権金額の0.4% 一般貨物自動車運送事業の許可 1 件につき12 万円 特定貨物自動車運送事業の許可 1 件につき 6 万円 第一種貨物利用運送事業の登録 1 件につき 9 万円 不動産の価額とは 通常 市町村役場で管理している固定資産課税台帳の価格 ( 毎年 1 月 1 日現在 ) を指します 固定資産課税台帳の価格がない場合は 登記所が認定した価額となります 不動産取得税 取得した土地 家屋に対して課税されます ( 暫定税率適用期限 : 平成 30 年 3 月 31 日 ) 課税標準額の 3% ( 但し 住宅以外の家屋については 4%) 課税標準額とは 通常 市町村役場で管理している固定資産課税台帳の価格 ( 毎年 1 月 1 日現在 ) を指します 家屋 ( 事務所等 ) を新築 増築したときなど 固定資産課税台帳に価格が登録されていない不動産を取得したときは 国が定める基準 ( 固定資産評価基準 ) により都道府県が評価した価格が課税標準となります 事業協同組合等が 一定の要件を満たす不動産を取得した場合において 当該不動産を取得から 5 年以内に当該組合の組合員又は所属員に譲渡したときは 不動産取得税の納税義務が免除されます 所有する土地 家屋 償却資産に対して課税されます 課税標準額の 1.4% 課税標準額とは 通常 市町村で管理している固定資産課税台帳の価格 ( 毎年 1 月 1 日現在 ) を指します 事業協同組合等が 高度化資金の貸付け等を受けて取得する共同利用に供する機械及び装置 (1 台又は1 基 330 万円以上で取得価額の合計が500 万円以上となるものに限る ) に係る固定資産税の課税標準は 3 年間 価格の 2 分の1に軽減されます 固定資産税参考低公害車の燃料等供給設備に係る固定資産税の課税標準の特例措置について ( 適用期限 : 平成 29 年 3 月 31 日まで ) 自動車分野の地球温暖化対策及び大気汚染への対策を推進するため 天然ガス自動車等の環境負荷の小さい自動車の燃料供給設備について 固定資産税の軽減が受けられます 対象設備軽減内容 圧縮天然ガス (CNG) 自動車用天然ガス充填設備 ( 取得評価額 :4, 000 万円以上 ) 燃料電池自動車用水素充填設備 ( 取得評価額 :1 億 5, 000 万円以上 ) 課税標準 3 年間 2/3 に軽減 都市計画税 都市計画区域のうち 市街化区域内に所在する土地 家屋に対して課税されます 課税標準額の 0.3% 課税標準額とは 通常 市町村で管理している固定資産課税台帳の価格 ( 毎年 1 月 1 日現在 ) を指します 事業所税 指定都市等に所在する事務所 事業所に対して課税されます 課税標準額 ( 資産割 従業者割 ) 及び税率 (600 円 0.25 %) 資産割( 事業所床面積m2 ) 600 円 従業者割( 給与総額 ) 0.25% トラック事業用の施設 ( 事務所などの管理部門は除く ) 等は非課税 中小企業等協同組合等の課税標準は 2 分の 1 に軽減 課税対象地域は 1 東京都の特別区 2 政令指定都市 3 上記以外の人口 30 万人以上の指定市など 既設事業所で資産割床面積 1,000 m2以下 従業者割 100 人以下の場合は免税 特別土地保有税 基準面積以上の土地の保有に対して課税 ( 平成 15 年以降新たな課税は行っていない ) 地価税 土地 借地権等に対して課税 ただしトラック事業用の土地 協同組合等の有する土地は非課税 ( 現在は課税を凍結中 ) 8

10 7 事業承継税制の概要 1. 小規模宅地等の課税特例 特定の小規模宅地等は 一定の相続人が取得することにより 相続時評価額が減額されます ( 最高 80% 減額 : 居住用及び事業用 ) 居住用 330m2平成 27 年 1 月 1 日以後 それ以前は240m2減額対象面積事業用 400m2貸付事業用 200m2 50% 減額 平成 27 年 1 月 1 日以後は 居住用 事業用の完全併用が可能です 2. 相続時精算課税 暦年課税 (1 年 1 人当たり110 万円の基礎控除 ) とは別に 相続時精算課税 があり これを選択することにより 同族株式を子 ( 後継者 ) へ贈与することが出来ます 内容は以下のとおりです 相続時精算課税 を選択した贈与者ごとにその年の1 月 1 日から12 月 31 日までの1 年間に贈与を受けた財産の価額の合計金額から2,500 万円の特別控除額を控除した残額に対して税率 20% が課税されます 相続時に 贈与時の価額で相続財産に加算され 相続税で精算されます 贈与者要件 60 歳以上 ( 平成 27 年 1 月 1 日以後 それ以前は65 歳 ) 受贈者要件 20 歳以上の子及び孫 ( 平成 27 年 1 月 1 日以後 それ以前は子 ( 代襲相続人たる孫を含む ) のみ ) 3. 相続株式を自社に売却 ( 金庫株 ) した場合の相続人株主の特例 自社株を会社に売却した場合 法人の資本金等の額を超える部分は通常は みなし配当 とされ 配当所得 として課税 ( 累進課税 ) されますが 相続人が売却した場合 ( 相続開始後 申告書の提出期限の翌年以後 3 年を経過する日までに売却が必要 ) には譲渡所得とされ ( 会社源泉徴収不要 ) 税率 20% の分離課税となります その際 当該株式の相続税分は取得費に加算されます 4. 同族会社株式の評価 同族会社株式の評価は原則的評価において 純資産価額方式 以外に 類似業種比準方式 との 併用方式 が認められています 会社区分別評価方法は以下のとおりです 類似業種株価 ( 上場企業平均 ) を基礎に 評価会社と類似業種との配当 利益 純資産の比準により算出する方式です 会社区分別評価方法 小会社 ( 以下のいずれかを選択 ) 純資産価額のみ( 原則 ) 純資産価額 50% + 類似業種比準価額 50% 中会社 ( 下記 12 いずれかを選択 ) 1 純資産価額と類似業種比準価額の併用方式 ( 原則 ) 小純資産価額 40% + 類似業種比準価額 60% 中純資産価額 25% + 類似業種比準価額 75% 大純資産価額 10 % + 類似業種比準価額 90 % 2 純資産価額のみ 大会社 ( 以下のいずれかを選択 ) 類似業種比準価額のみ( 原則 ) 純資産価額のみ 5. 同族会社株式の相続税 贈与税納税猶予特例 ( 平成 21 年度創設 平成 25 年度税制改正で抜本的見直し ) 1 相続税の納税猶予特例 ( 平成 20 年 10 月 1 日以後の相続又は贈与より ) 後継者 が株式の相続を受けた場合に 後継者が既に保有していた議決権株式を含め 発行済議決権株式総数の 3 分の 2 に達するまでの部分の 80 % に対応する相続税額が猶予されます 2 贈与税の納税猶予特例 ( 平成 21 年 4 月 1 日以後の贈与より ) 後継者 が一括で株式の贈与を受けた場合に 贈与前から後継者が既に保有していた議決権株式を含め 発行済議決権株式総数の 3 分の 2 に達するまでの贈与税額全額が猶予されます 先代経営者の役員は 代表者を退任すれば 有給の役員のままでも差し支えありません ( 平成 27 年 1 月 1 日以後 ) 後継者は 親族以外でも適用対象となります ( 平成 29 年 1 月 1 日以後 ) 9

11 3 適用要件等 相続 贈与後に 経済産業大臣から一定の中小企業等であることの認定が必要です ただし 事前の確認は不要です ( 平成 27 年 1 月 1 日以後 ) 納税猶予を継続するためには 代表者であること 雇用 8 割維持等の 5 年間の事業の継続が必要です なお 平成 27 年 1 月 1 日以後 雇用 8 割維持は5 年間の平均でよいこととなりました また 5 年経過後も株式の保有継続は必要とされます 4 負担軽減 ( 平成 27 年 1 月 1 日以後 ) 納税猶予税額の計算において被相続人の債務や葬式費用を株式から控除せず 他の財産の価額から債務控除ができます 5 年間の認定期間経過後に猶予税額の全部又は一部を納付する場合には 認定期間中の利子税が免除されます 雇用確保要件を満たせず 納税猶予取消しとなった場合には 延納または物納が選択できます コラム 2 法人実効税率について教えて下さい 法人の利益 ( 所得 ) に対して課税する税目は 国税である 法人税 地方法人税 地方法人特別税 に 地方税である 法人住民税 法人事業税 があります この負担額を表面の税率で示したものが表面税率 ( 下記算出式の分子部分 ) 法人事業税及び地方法人特別税が損金となることを加味した実際の負担率を法人実効税率といいます ( 下記算式 ) 法人実効税率は 税効果会計 ( 所得に見合った法人税額等を表示するもの ) に使用されます 法人税率 (1 + 地方法人税率 + 法人住民税率 )+ 法人事業税率 +( 法人事業税標準税率 地方法人特別税率 ) 算出式 法人実効税率 = 1 + 法人事業税率 +( 法人事業税標準税率 地方法人特別税率 ) 計算例( 東京都の外形標準課税適用法人の例 ) H 以後開始する事業年度法人税率 23.4% 法人事業税率 0.88% ( ) ( ) 30.86%= ( ) 地方法人税率 4.4% 法人事業税 ( 標準税率 ) 0.7% 実際に適用される法人事業税率は 都道府県により異なるため 各都道府県税事務所に法人住民税率 16.3% 地方法人特別税 414.2% ご確認下さい コラム 3 中小企業投資促進税制等の税制優遇措置において リースの方法によって受けられる優遇措置が異なると聞きましたが 所有権移転外ファイナンス リース と 所有権移転ファイナンス リース の違いについて教えて下さい 環境関連投資促進税制や中小企業投資促進税制においては 新品の特定資産を購入した場合に特別償却や税額控除を受けることができますが リース導入の場合 所有権移転外リース取引 により賃借人が取得した資産には特別償却の規定は適用されませんが 税額控除の規定は適用されることとなっています この 所有権移転ファイナンス リース 所有権移転外ファイナンス リース の特徴や受けることができる優遇措置をまとめると右記のようになります 2 つのファイナンス リース 所有権移転ファイナンス リース 所有権移転外ファイナンス リース 特 徴 1 契約に所有権移転条項や割安購入選択権がある 2 借り手しか利用できない特別仕様である 3リース期間が設備耐用年数より相当短い (70 %) 左記以外 減価償却 通常購入資産と同様 リース期間定額法 税額控除 有り 有り 特別償却 有り 無し 圧縮記帳 有り 無し コラム 4 燃料価格高騰時のガソリン税及び軽油引取税の課税停止措置について教えて下さい 指標となるガソリン価格 ( 総務省小売物価統計調査の全国平均価格 ) の平均が 連続 3カ月間 160 円 /l を超えた場合 燃料課税の本則税率を上回る部分 ( ガソリン税 2 5 円 1 0 銭 /l 軽油引取税 17 円 10 銭 /l) の課税措置が停止され 以下の税額となります ガソリン税 ( 揮発油税 + 地方揮発油税 ) 28 円 70 銭 /l 軽油引取税 15 円 /l 指標となるガソリン価格の平均が 連続 3カ月間 130 円 /l を下回ることとなったら元の税率水準に復元されます 現在 東日本大震災の復興の状況を勘案し 別に法律で定める日まで 適用が停止されています 10

12 8 平成 28 年度税制改正の概要及び消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置の予定 1. 法人税関係 (1) 法人税率の引き下げ ( 大法人 中小法人 年 800 万円超 % 23.4%) (2) 地方法人特別税 法人事業税の税率改正 外形標準課税法人につき改正 (P.5 参照 ) (P.5 参照 ) 平成 28 年 4 月 1 日以後 平成 28 年 4 月 1 日以後 (3) 地方法人税 法人住民税の税率改正 ( 地方法人税 4. 4 % % 法人住民税 税率引き下げ ) (P.5 参照 ) 予定 平成 31 年 10 月 1 日以後 (4) 地方法人特別税の廃止及びそれに伴う法人事業税の復元 (P.5 参照 ) 予定 平成 31 年 10 月 1 日以後 (5) 減価償却の見直し ( 建物附属設備 構築物の償却方法 定額法に一本化 ) 平成 28 年 4 月 1 日以後 (6) 生産性向上設備投資促進税制の廃止 (P.6 参照 ) 平成 29 年 3 月 31 日まで (7) 環境関連投資促進税制の縮減 延長 (P.6 参照 ) 平成 28 年 4 月 1 日以後 (8) 雇用促進税制の縮減 延長 (P.6 参照 ) 平成 28 年 4 月 1 日以後 (9) 欠損金の繰越控除の見直し (P.7 参照 ) 平成 28 年 4 月 1 日以後 (10) 少額減価償却資産の特例の見直し ( 従業員 1,000 人超の法人を除外 ) (P.7 参照 ) 平成 28 年 4 月 1 日以後 (11) 交際費課税特例の延長 (P.7 参照 ) 平成 30 年 3 月 31 日まで 2. 所得税関係 (1) 空き家に係る譲渡所得の特別控除の特例の創設 ( 被相続人居住用空き家売却に 3, 000 万円特別控除 ( 譲渡価額 1 億円以下 )) (2) 住宅の三世代同居改修工事等に係る特例の創設 ( 借入金 250 万円につき2% の住宅ローン控除 (5 年間 ) 又は工事費用 250 万円に つき 10% の税額控除の選択 ) (3) 特定の居住用財産の譲渡等の特例の延長 ( 買換 交換 譲渡損失繰越控除等の特例につき 2 年間延長 ) 平成 28 年 4 月 1 日以後 平成 28 年 4 月 1 日以後 平成 29 年 12 月 31 日まで 3. 消費税関係 (1) 軽減税率制度の導入 飲食料品 ( 外食 酒類対象外 ) 及び定期購読新聞 8% 予定 平成 31 年 10 月 1 日以後 (2) 適格請求書等保存方式 ( インボイス方式 ) の導入 予定 平成 35 年 10 月 1 日以後 (3) 高額資産を取得した場合の中小事業者特例措置の見直し ( 高額資産 (1, 000 万円以上 ) 取得の日を含む3 課税期間 簡易課税 事業者免税 点の適用不可 ) 平成 28 年 4 月 1 日以後 4. 車体課税関係 (1) 自動車取得税の廃止と自動車税の環境性能割導入 (P.2 参照 ) 予定 平成 31 年 10 月 1 日以後 (2) 自動車税におけるグリーン化特例の見直し 延長 (P.4 参照 ) 平成 28 年 4 月 1 日以後 5. 納税環境整備関係 (1) 税務調査の事前通知直後の加算税の創設 ( 過少申告加算税 0 % 5 % ) 平成 29 年 1 月 1 日以後 (2) マイナンバー記載書類の見直し平成 29 年 1 月 1 日以後 (3) クレジットカード納付制度の創設平成 29 年 1 月 4 日以後 11

13 9 参考情報 1. 営業用トラックの取得 保有にかかる諸税について 営業用トラックを取得 保有すると 車種に応じて下記の諸税がかかってきます その一例を紹介します (1) 取得段階 自動車の種類 普通車 2 トン積ロング 3 方開き 普通車 4 トン積バン 関連諸税 普通 ( 大型 ) 車 11 トン積 3 方開き 自動車の諸元 最大積載量 ( kg ) 車両総重量 ( kg ) 自動車の取得価格 ( 千円 ) 自動車取得税 ( 円 ) 消費税 ( 円 ) 自動車重量税 ( 円 ) 税額合計 ( 円 ) A B C D=C 0.02 E=C 0.08 F D+E+F 2,000 4,600 3,700 74, ,000 4,000 7,750 5, , ,000 11,000 19,555 12, , ,000 B = 4,600 5 トン 2, = 26,000 B = 7,750 8 トン 2, = 41,600 B = 19, トン 2, = 52, , ,600 1,252,000 (2) 保有段階関連諸税 自動車の種類 普通車 2 トン積ロング 3 方開き 普通車 4 トン積バン 普通 ( 大型 ) 車 11 トン積 3 方開き 自動車の諸元 最大積載量 ( kg ) 車両総重量 ( kg ) 自動車の取得価格 ( 千円 ) 自動車重量税 ( 円 ) 自動車税 ( 円 ) 税額合計 ( 円 ) A B C F G F+G 2,000 4,600 3,700 4,000 7,750 5,400 11,000 19,555 12,000 B = 4,600 5 トン 2,600 5 = 13,000 B = 7,750 8 トン 2,600 8 = 20,800 B = 19, トン 2, = 52,000 表中の 自動車の諸元 および 取得価格 は推定値 自動車取得税 = 取得価格の 2 %( 税額の 10 円は切捨 ) 消費税 = 取得価格の 8 % 自動車重量税 = 1 トンまたは端数ごと 2, 600 円 ( 取得段階の車両総重量 8 トン以下は初回の車検が 2 年のため 2 カ年分とした ) 自動車税 = 税率は P. 2 参照 なお 取得段階においては月割課税となる 2. 特別償却と税額控除の比較について 9,000 22,000 15,000 35,800 43,600 95,600 設例 トラックを 1, 000 万円にて取得した場合の比較 ( 初年度 ) ( 特別償却 30 % 又は税額控除 7 % との選択適用があり 利益が十分に出ているケース ) ( 特別償却 : 実効税率 30 % とする ) 1,000 万円 30 % = 300 万円 ( 特別償却額 ) 300 万円 30 % = 90 万円 ( 税額減少分 ) (A) ( 税額控除 ) 1,000 万円 7 % = 70 万円 ( 税額減少分 ) (B) (A)-(B)= 20 万円 上記の設例では 適用初年度において特別償却が20 万円有利となりますが 全てのケースで有利であるとはいえません 特別償却は 減価償却を先取りするもので 適用年度後には 300 万円少ない減価償却となり その分税額が増大することとなります ( 税金の繰延べ ) 一方 税額控除は減価償却に影響はなく 控除された分だけ税額が減少します ( 税金の免除 ) したがって 耐用年数期間で見た場合には 税額控除が有利であると言えます 有利 不利の判断は 会社の資金繰り 利益見通しによりますが 下記を参考にして下さい 1 今期多額の利益が出るが 来期以降 ( 耐用年数期間 ) 赤字が想定される場合特別償却を選択 2 今期利益が出て 来期以降 ( 耐用年数期間 ) も利益が想定される場合税額控除を選択 3 今期赤字ないし少額の利益で 来期以降 ( 耐用年数期間 ) 多額の利益が想定される場合特別償却を選択 但し 2の場合でも 資金繰り対策が優先する場合には 特別償却の選択となります また 実効税率 特別償却率 税額控除率の変化によっては結論が異なる場合もありますので 判断時点の状況をご確認下さい 12

14 資料 Ⅰ. 自動車重量税 自動車取得税の減免措置トラック関連対象車種一覧 ( 平成 28 年 8 月 8 日現在 ) 天然ガス自動車 平成 21 年排出ガス規制 N O x 10 % 以上低減 * 重量税 : 平成 27 年 5 月以降の新車新規登録等分から適用 取得税 : 平成 27 年 4 月以降の新車新規登録等分から適用 * 重量税について 新車新規登録等時及び初回継続検査等時の重量税は免除となります 2 回目の継続検査等時の重量税は本則税率による税額となります メーカー名通称名車両型式 トヨタ自動車 プロボックス QFE - マツダ タイタン TFG - いすゞ自動車 エルフ TFG - ギガ Q FG - ( 注 ) 改造自動車については 認定低減性能向上改造自動車 に限ります 資料 : 国土交通省ホームページより 車両総重量 3.5t 超のディーゼルバス トラック ( ハイブリッド車を含む ) * 重量税 : 平成 27 年 5 月以降の新車新規登録分から適用 取得税 : 平成 27 年 4 月以降の新車新規登録分から適用 * 重量税について 新車新規登録等時及び初回継続検査等時の重量税が免除となったものは 2 回目の継続検査等時の重量税は本則税率による税額となります また 新車 新規登録等時の重量税が本則税率から軽減 (75 % 50% 25 % 軽減 (1 回限り )) した税額となったものは 初回継続検査等時の重量税は本則税率による税額となります 平成 21 年排出ガス規制 N O x PM10 % 以上低減適合かつ平成 27 年度燃費基準 +15% 以上達成 メーカー名通称名車両型式 日野自動車 セレガ QTG - デュトロ TSG - ふそうエアロエース QTG - 三菱ふそうトラック バス ふそうエアロクイーン QTG - ふそうキャンター TSG - ふそうローザ TTG - エルガハイブリッド QSG - いすゞ自動車 エルフ TSG - ガーラ QTG - トヨタ自動車 ダイナ TSG - トヨエース TSG - UDトラックス ( 旧日産ディーゼル ) カゼット TSG - 重量税 ( 新車 ) 減免率等 重量税の特例措置 取得税の特例措置 重量税額 ( 円 ) 取得税 新車新規検査 初回継続検査等 ( 新車 ) 減免率等 ( 中古車 ) 控除額 免税 0 0 非課税 45 万円控除 重量税 ( 新車 ) 減免率等 重量税の特例措置 取得税の特例措置 重量税額 ( 円 ) 取得税 新車新規検査 初回継続検査等 ( 新車 ) 減免率等 ( 中古車 ) 控除額 免税 0 0 非課税 平成 21 年排出ガス規制 N O x PM10 % 以上低減適合かつ平成 27 年度燃費基準 +10% 以上達成または平成 21 年排出ガス規制適合かつ平成 27 年度燃費基準 + 15% 以上達成 メーカー名通称名車両型式 セレガ QRG - 日野自動車 セレガハイブリッド QQG - デュトロ TQG - レンジャー TQG - トヨタ自動車 ダイナ TQG - トヨエース TQG - マツダ タイタン TRG - ふそうエアロエース QRG - ふそうエアロクイーン QRG - 三菱ふそうトラック バス TQG - ふそうキャンター TRG - ふそうローザ TRG - UDトラックス ( 旧日産ディーゼル ) カゼット TQG - エルガハイブリッド QQG - TQG - エルフいすゞ自動車 TRG - ガーラ QRG - エルガ QRG - 日産自動車 N T 450 アトラス TRG - 重量税 ( 新車 ) 減免率等 平成 21 年排出ガス規制 N O x PM10 % 以上低減適合かつ平成 27 年度燃費基準 +5% 以上達成または平成 21 年排出ガス規制適合かつ平成 27 年度燃費基準 + 10% 以上達成 メーカー名通称名車両型式 マツダ タイタン TPG - 日野自動車 ブルーリボンⅡ QPG - プロフィア QPG - ふそうキャンター TPG - 三菱ふそうトラック バス ふそう ( スーパーグレート ) QPG - ふそうローザ TPG - カゼット TPG - UDトラックス ( 旧日産ディーゼル ) クオン QPG - エルガ QPG - いすゞ自動車 エルフ TPG - ガーラ QPG - ギガ QPG - 日産自動車 N T 450 アトラス TPG - 平成 21 年排出ガス規制 N O x PM10 % 以上低減適合かつ平成 27 年度燃費基準達成または平成 21 年排出ガス規制適合かつ平成 27 年度燃費基準 +5% 以上達成 メーカー名通称名車両型式 コースター SPG - トヨタ自動車 ダイナ TKG - トヨエース TKG - マツダ タイタン TKG - デュトロ TKG - ブルーリボンⅡ QKG - ブルーリボンシティハイブリッド LNG - 日野自動車 プロフィア QKG - リエッセⅡ SPG - レンジャー TKG - QKG - ふそうエアロスター QKG - ふそうエアロミディ TKG - 三菱ふそうトラック バス ふそうキャンター TKG - ふそう ( スーパーグレート ) QKG - ふそうファイター TKG - QKG - カゼット TKG - クオン QKG - UDトラックス ( 旧日産ディーゼル ) QKG - コンドル TKG - UDトラックス ( 旧ボルボトラック ) FH QKG - エルガ QKG - エルフ TKG - いすゞ自動車 ギガ QKG - フォワード TKG - QKG - アトラス TKG - 日産自動車 N T 450 アトラス TKG - アトラスH 43 TKG - ハイブリッド車のみ 45 万円控除 重量税の特例措置 取得税の特例措置 重量税額 ( 円 ) 取得税 新車新規検査 初回継続検査等 ( 新車 ) 減免率等 ( 中古車 ) 控除額 75% 軽減 75% 軽減本則税率 80% 軽減 重量税 ( 新車 ) 減免率等 重量税 ( 新車 ) 減免率等 ハイブリッド車のみ 35 万円控除 重量税の特例措置 取得税の特例措置 重量税額 ( 円 ) 取得税 新車新規検査 初回継続検査等 ( 新車 ) 減免率等 ( 中古車 ) 控除額 50% 軽減 50% 軽減本則税率 60% 軽減 重量税の特例措置 取得税の特例措置 重量税額 ( 円 ) 取得税 新車新規検査 初回継続検査等 ( 新車 ) 減免率等 ( 中古車 ) 控除額 25% 軽減 25% 軽減本則税率 40% 軽減 車両型式欄の XXXXX は 各メーカーの届出型式を示します 既に登録されている車両であって 上記車両型式にないエコカー減税対象自動車もございます その場合の確認については 各メーカーにお問い合わせください 13 ハイブリッド車のみ 25 万円控除 ハイブリッド車のみ 15 万円控除

15 分の間税率(平成22 年度 )Ⅱ. トラック運送業界の納税額 自動車関係諸税は 取得 保有 走行の各段階で合計 9 種類もの課税がなされており その税収額は租税総収入の約 8% を占める 8 兆 1,501 億円と巨額になります そのうち約 9% の 7,649 億円をトラック業界が負担しています また 法人税等を含めたトラック業界の全納税額は 1 兆円を超える額になります 平成 28 年度の租税総収入の税目内訳 ( 単位 : 億円 ) 所得税 179,750 (18.0%) 消費税 199,973 (20.0%) 固定資産税 88,178 (8.8%) 法人税 128,695 (12.9%) 租税総収入 ( 国税 + 地方税 ) 998,989 億円 (100%) その他 254,916 (25.4%) 注 )1 税収額は平成 28 年度予算 ( 案 ) および平成 28 年度地方財政計画 ( 案 ) による 2 自動車関係諸税の消費税収は日本自動車工業会推定 3 租税総収入内訳の消費税収は自動車関係諸税に含まれる消費税を除く 4 消費税収には地方消費税を含む 資料 : 財務省 総務省 日本自動車工業会 5 トラック業界納税額は平成 28 年度全ト協推計 ( 単位 : 億円 ) 自動車関係諸税 81,501 (8.2%) 事業税 41,866(4.2%) 酒税 13,590(1.4%) 印紙収入 10,520(1.1%) 動車関係諸税科目取得自動車取得税地方税 1, 段階消費税 ( 車体課税分 ) トラック業界納税額自国税 14, 保有段階走行段階自動車税 地方税 15, 自動車重量税 国 税 6, 軽自動車税地方税 2,442 5,455 消費税 ( 燃料課税分 ) 国 税 6, 軽油引取税 地方税 9,245 本則税率 (15 円 ) 分 2,549 旧暫定税率 (17. 1 円 ) 分 2,906 揮発油税 国 税 23, 地方揮発油税 国 税 2,553 2 石油ガス税 国 税 180 自動車関係諸税合計 81,501 7,649 その他の税小 計 312, 039 3,022 法 人 税 国 税 128, 695 1,893 地方法人特別税 国 税 18, 法人住民税 地方税 24, 法人事業税 地方税 39, 固定資産税等 地方税 99, 総計 393,540 10,671 Ⅲ. 軽油引取税の税率の推移 ( 円 ) 円 /l 30 当0 昭平和成5 年24.3 円 /l 円 円 /l 旧暫定税率 本則税率 15 円 5 39 年12 月昭和51 年4昭和54 年6月4月月14

16 東京都新宿区四谷三丁目 2 番 5 全日本トラック総合会館 TEL.03(3354)1009 ホームページ