他国との共同訓練 演習強化の例 他国との新しい訓練 演習への参加 P-3C 哨戒機の米国 ( グアム ) 派遣 P-3C をグアム等に派遣し 各種戦術技量の向上を図るとともに 米海軍との信頼関係を強化 日印捜索 救難訓練 ( 調整中 ) US-2 を印へ派遣し 捜索 救難に関する技量の向上を図るとと

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1 自衛隊の運用を重視した防衛力 常続的な警戒 監視活動 大規模 特殊災害等への対応 装備の質 量 + 自衛隊の活動 = より大きな効果 動的防衛力 運用 に焦点を当てた防衛力 存在による抑止を重視した従来の 基盤的防衛力構想 によらず 離島対処を想定した訓練 海賊対処活動 国連 PKO 他国との共同訓練 これらの活動や訓練を支えているのが燃料費や維持 修理費 1

2 他国との共同訓練 演習強化の例 他国との新しい訓練 演習への参加 P-3C 哨戒機の米国 ( グアム ) 派遣 P-3C をグアム等に派遣し 各種戦術技量の向上を図るとともに 米海軍との信頼関係を強化 日印捜索 救難訓練 ( 調整中 ) US-2 を印へ派遣し 捜索 救難に関する技量の向上を図るとともに 相互理解と信頼関係を増進 23 年度実施していない訓練 演習への参加 多国間海上共同訓練 ( カカドゥ ) 護衛艦や P-3C をオーストラリア主催の多国間海上共同訓練カカドゥへ派遣し 各種戦術技量の向上を図るとともに 参加各国海軍との相互理解を増進 多国間海上共同訓練 ( アマン ) P-3C をパキスタン主催の多国間海上共同訓練アマンへ派遣し 各種戦術技量の向上を図るとともに 参加各国海軍との相互理解を増進 P-3C 哨戒機救難飛行艇 US-2 海上自衛隊の護衛艦群カカドゥ参加各国の P-3C と隊員 2

3 動的防衛力の構築に資する事業について 警戒監視活動その他の活動を実施する上で必要な艦艇 航空機 車両等の燃料費の所要増分 及び任務に当たる隊員を支える糧食費所要増分 ( 合計 337 億円 ) (1) 燃料費要望額 333 億円 自衛隊の運用及び教育訓練の実施 練度の維持等に必要となる油類の購入費であり 自衛隊の保有する航空機 車両 艦船などの装備品の運行等に必要不可欠な燃料費を要求するもの 戦闘機 ヘリコプターなど航空機の運航に必要な航空機用燃料 戦車 トラックなど車両の運行に必要な車両用燃料 護衛艦 潜水艦など艦船の運航に必要な艦船用燃料 装備品の維持 管理に必要な作動油 潤滑油などの油類 駐屯地等における冷暖房 入浴及び炊事等に必要な燃料 約 748 億円 約 85 億円 約 336 億円 約 55 億円 約 182 億円 各金額は 平成 24 年度概算要求額を示す 行動 訓練用の燃料費は 自衛隊の任務を果たすための航空機や車両 艦船等の運行に必要不可欠な 燃料 を購入するためのもの 自衛隊は 装備品を保有 運用して訓練を行ない 警戒監視 災害派遣活動 海賊対処活動等の任務を完遂できるよう 国内 国外において日夜励んでおり 自衛隊にとって 国民の皆様の負託に応えるすべての行動を支える動力源となる極めて重要なもの 駐屯地等における冷暖房 入浴及び炊事等に必要な燃料は 隊員の生活勤務環境の維持のために必要なもの (2) 糧食費要望額 3 億円 営内居住及び艦船乗組員等に対して支給する食事 その他自衛隊の隊務の運営 教育訓練等に必要となる食事について要求するもの 糧食費は 隊員に必要な栄養を補充して体力を増進し 部隊の人的戦闘力発揮に寄与するものであり必要不可欠なもの 3

4 燃料費の要望額 333 億円の内訳 最近の原油の高騰や新たな船舶の就役などを踏まえ 平成 23 年度との比較において所要が増加している部分について重点化措置として要望 ( 燃料費の所要増分 333 億円 所要増分の内訳は 以下のとおり このほか 要求事業として 1074 億円がある ) 原油の高騰による単価増分 :292 億円 平成 19 年度 DD などの新たな船舶の就役や訓練の増加などによる所要量増加分 :42 億円 原油価格の推移表 (NYNEX WTI) 独立行政法人石油天然ガス 金属鉱物資源機構 HP より 4

5 周辺海空域における警戒監視 海上自衛隊は 1 日に 1 回を基準として 哨戒機 (P-3C) により 北海道の周辺海域や日本海 東シナ海を航行する船舶などの状況を監視している また ミサイル発射に対する監視など必要に応じ 護衛艦 航空機を柔軟に運用して警戒監視活動を行い わが国周辺における事態に即応する態勢を維持している 平成 23 年版日本の防衛第 Ⅲ 部第 1 章第 2 節 (226~229 頁 ) より抜粋 5

6 周辺空域における領空侵犯などへの対応 航空自衛隊は 全国のレーダーサイトと早期警戒機 (E-2C) 早期警戒管制機 (E-767) などにより わが国とその周辺の上空を 24 時間態勢で監視している また 戦闘機が直ちに発進できるよう その一部を常に待機させている 領空侵犯のおそれのある航空機を発見した場合 緊急発進 ( スクランブル ) した空自の戦闘機などがその航空機に接近して状況を確認し 必要に応じてその行動を監視する 実際に領空侵犯が発生した場合には 退去の警告などを発する なお 平成 22 年度の空自機による緊急発進 ( スクランブル ) 回数は 386 回であった 緊急発進 ( スクランブル ) をする F-15 最近 10 年間の緊急発進実施回数とその内訳 平成 23 年版日本の防衛第 Ⅲ 部第 1 章第 2 節 (226~229 頁 ) より抜粋 6

7 大規模 特殊災害などへの対応 災害に対する初動対処態勢阪神 淡路大震災の教訓から 自衛隊は 災害派遣を迅速に行うため 初動態勢を整えている 陸自は 全国に配置した 157 か所の駐 ( 分 ) 屯地を基盤として待機態勢を維持しており 初動対応部隊として 人員 車両 ヘリコプターのほか 不発弾処理や化学防護のための部隊を 1 時間基準で出動できる態勢を整えている 海自は 応急的に出動できる艦艇を基地ごとに指定しているほか 救難機 作戦機の待機態勢を整えている 空自は 救難機 輸送機の待機態勢などを整えている 災害派遣等における待機態勢 ( 基準 ) 平成 23 年版日本の防衛第 Ⅲ 部第 1 章第 2 節 (248 頁 ) より抜粋 7

8 東日本大震災への対応 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災は 東北地方の沿岸部を中心に壊滅的な被害を及ぼした 防衛省 自衛隊は 震災発生当初から 被災者の安全および生活の安定を確保すべく総力を挙げて各種活動に取り組んできた 自衛隊の派遣規模は 10 万人態勢構築の総理指示を受け 3 月 13 日に 5 万人を超える態勢に 18 日には 10 万人を超える態勢になり 最大時で人員約 10 万 7,000 名 ( 即応予備自衛官および予備自衛官を含む ) 航空機約 540 機 艦艇約 60 隻に上った 捜索 救助活動輸送支援活動生活支援活動応急復旧作業 福島第一原発事故への対応 平成 23 年版 日本の防衛特集東日本大震災への対応 (2~22 頁 ) より抜粋 8

9 ソマリア沖 アデン湾における海賊対処活動 現在派遣されている 2 隻の護衛艦はアデン湾を往復しながら 民間商船を護衛している 2 機の哨戒機 (P-3C) も ほぼ連日にわたり警戒監視活動を実施している P-3C の実績 飛行回数 :489 回のべ飛行時間 :3,790 時間識別作業を実施した船舶 : 約 3 万 6,440 隻 情報提供を行った回数 :4,460 回 09( 同 21) 年 6 月 11 日 ~11( 同 23) 年 6 月 30 日現在 アデン湾の海域を広域に飛行して 警戒監視や情報収集などを実施 P-3C 警戒監視活動を行う P-3C 約 9000km 約 200km 延長 ( モンスーン時期以外 ) 護衛隊形の一例 哨戒ヘリコプター 後続護衛艦 護衛対象船舶 先導護衛艦 哨戒ヘリコプター 護衛対象船舶との間で通信を維持し 哨戒ヘリコプターと護衛艦により警戒を実施 アデン湾において客船 飛鳥 Ⅱ の護衛を行う第 4 次水上部隊の護衛艦 おおなみ と警戒監視を行う P-3C 平成 23 年版日本の防衛第 Ⅲ 部第 1 章第 3 節 (262~266 頁 ) 等より抜粋 9

10 (2) 糧食費 営内居住及び艦船乗組員 防衛大 防衛医大の学生及び生徒 訓練招集に応じている予備自衛官等に対して支給する食事 その他自衛隊の隊務の運営 教育訓練等に必要となる食事について要求するもので 食材等の価格上昇を踏まえ 単価増を要望 糧食費の要望額 337 百万円の内訳 一般糧食費 : 283 百万円 ( 駐屯地等給食 部隊糧食 戦闘糧食 ) 円 / 857 円 / 日 円 / 円 / 日 円 / 929 円 / 日 円 / 329 円 / 食 非常用糧食費 : 54 百万円 円 / 円 / 日 駐屯地等給食 一般糧食 野外給食 非常用糧食 部隊糧食 戦闘糧食 10

11 動的防衛力の構築 ( 維持 修理費等 ) に係る事業について 警戒監視活動その他の活動を実施する上で必要な艦艇 航空機 車両等の可動率を維持 向上する上で必要な維持 修理等及び次期輸送機の性能確認のための経費 ( 合計 326 億円 ) (1) 艦艇 航空機 車両等の維持 修理費要望額 267 億円 周辺海空域において警戒監視活動を行うとともに 大規模震災その他の事態に即応して部隊が迅速に活動を行うため 艦艇 航空機 車両などの装備品等を常に使える状態にしておく必要がある このため 各種整備 ( 部隊における部品の交換 事業者に外注して行うオーバーホールなど ) に必要な部品費 役務費を確保し 装備品等の可動率の維持 向上を図る 陸自部隊における故障整備 航空機機体定期修理 (IRAN) 空自部隊における航空機整備海自艦艇の整備空自部隊における航空機整備航空機機体定期修理 (IRAN) (2) 次期輸送機の性能確認試験要望額 58 億円 次期輸送機 (C-2) は 防衛省技術研究本部において 平成 13 年度から 25 年度までの予定で開発している輸送機であり 空自の現有輸送機 (C-1) の後継として導入予定 本事業は C-2 の性能確認のための経費であり 開発が遅れる場合 C-1 の減勢に配備が間に合わず 輸送能力に制約が生じるおそれあり 次期輸送機 (C-2) 11

12 装備品の維持 修理費と装備品の可動率について 装備品等の修理費を十分に確保できない場合 その装備が 必要なときに使える状態になっていないという状況が生じかねない 例 1 航空機整備用部品費 23 年度予算 ( 歳出 : 約 5.4 億円 ) 航空機整備用部品費が10% 削減されると仮定した場合 CH-47が東日本大震災発生後 2ヶ月間で延べ877 機が活動したが 部品費が10パーセント削減されると 整備用部品が購入できなくなるため 可動率が下がり 約 713 機に制約されることとなる 164 機となり 人員 物資空輸等に大きな影響を及ぼすおそれ 輸送ヘリコプター (CH-47JA) 例 2 施設機械修理費 23 年度予算 ( 歳出 : 約 7.9 億円 ) 施設機械用部品費が 10% 削減されると仮定した場合 部隊が保有する油圧ショベルの約 1/6が可動できない状態となり 大規模災害時に 使用できる台数が減少 東日本大震災では 93 台を使用したが この使用台数が制約されることとなる 15 台程度になるおそれ 災害時に瓦礫の除去を行う油圧ショベル 12

13 (1) 艦艇 航空機 車両等の維持 修理費要望額約 267 億円 本事業を構成する以下の維持 修理費は 1 故障を未然に防止するための経費 ( 部品費 定期検査費 オーバーホール経費等 ) 2 故障が発生した場合に 速やかに使用できる状態に回復するための経費 ( 修理費等 ) から構成されている ( イ ) 航空機の維持 修理費 航空機維持部品費 ( 空自 : 戦闘機 早期警戒機等 ) 要望額約 41 億円 航空機部品費 ( 海自 : 哨戒機 救難機等 ) 要望額約 15 億円等 ( ロ ) 艦艇の維持 修理費 陸自部隊における故障整備 航空機機体定期修理 (IRAN) 艦艇の中間修理費 ( 海自 : 護衛艦等 ) 要望額約 31 億円 艦艇部品費 ( 海自 : 護衛艦等 ) 要望額約 24 億円等 海自艦艇の整備 ( ハ ) 車両 その他の機器等の維持 修理費 空自部隊における航空機整備 装輪車両の修理費 ( 陸自 : 装輪車両 ) 要望額約 28 億円 車両の整備費 ( 空自 : トラック 人員輸送車等 ) 要望額約 6 億円 通信機器の修理費 ( 陸自 : 基地通信 野外通信機器 ) 要望額約 10 億円 施設機械の修理費 ( 陸自 : ドーザ 油圧ショベル等 ) 要望額約 9 億円等 次期輸送機 (C-2) 13

14 (1) 主要経費 1 航空機維持部品費 ( 航空自衛隊 ) 要望額 41 億円 戦闘機等の航空機は 24 時間態勢で行う我が国周辺の海空域での警戒監視活動や対領空侵犯措置等に必要不可欠なものである 当該事業は 空自が保有する航空機及びエンジンにおいて 基地整備のみならず 製造修理会社が定期的に実施する部隊の整備能力を超える検査 修理 ( 部品交換等 ) 及び安全対策等の改修の際に官給する部品に必要な経費であり 飛行安全を確保し 対領空侵犯措置等の任務を遂行する上で必要不可欠なものである 航空機維持部品費 基地整備 機体定期修理 (IRAN) 及びエンジン オーバーホールにおいて 各種航空機の修理等に使用する所要の維持部品を取得し 航空機の可動率を維持 機体定期修理 (IRAN) 航空機機体において 部隊で検 査及び修理が出来ない箇所を 外注により定期的に検査及び 修理し 適正な品質を維持 航空機及びエンジンの品質を適正に維持することにより 飛行安全を確保し 対領空侵犯処置等の任務を確実に実施することが可能となる 戦闘機による対領空侵犯措置 エンジン オーバーホール IRAN:Inspection and Repair As Necessary エンジンにおいて 部隊で一定時間使用後 あるいは故障等が発生した場合 外注により分解検査 修理及び調整等を実施し 適正な品質を維持 E-2C による警戒監視活動 14

15 (1) 主要経費 2 艦艇の中間修理費 ( 海上自衛隊 ) 要望額 31 億円 護衛艦等の艦艇は わが国周辺海域の安全確保や国際協力活動の実施のために必要不可欠な装備である 中間修理費は 毎会計年度実施する年次修理の合間に生じた故障を回復するための経費であり これが確保されなければ 年次修理の合間に生じた故障を抱えたまま各種事態に対応せざるを得なくなる 艦艇は レーダ 通信機器 情報処理装置等の精密機器 乗員の生活を支える造水装置 照明装置といった多数の機器から構成されており 各種任務を確実に実施するためには これらの機器を問題なく機能させるための中間修理費が必要不可欠である 主機 ( ガスタービン機関 (4 (4 台装備 ) 例 : たかなみ 型護衛艦 情報処理装置 通信機器 電波探知妨害装置 レーダ 航海機器 中間修理費が確保されることによって 動的防衛力の構築のために必要な以下の各種任務の確実な実施が可能となる 南西方面をはじめとするわが国周辺海域の情報収集 警戒監視 弾道ミサイル対処 国際平和協力活動 造水装置 冷凍 冷暖房装置 照明等の生活関連機器類 修理のイメージ 修理のイメージ 海水管 弁 艦内外のぎ装品 ソーナ ( えい航式含む 15

16 (1) 主要経費 3 装輪車両の修理費 ( 陸上自衛隊 ) 要望額 28 億円 装輪車両は 災害派遣や国際平和協力活動等の際の部隊行動に必要不可欠なものである 当該事業は 装輪車両の 1 故障を未然に防止 ( 予防整備 ) し かつ 2 故障が発生した場合には 速やかに使用できる状態に回復 ( 故障整備 ) するために 必要な部品及び諸材料を取得する経費であり 災害対処派遣や国際平和協力活動等の際の部隊の機能の確保に必要不可欠なものである 装輪車両の修理 1 予防整備故障を未然に防止必要な部品 諸材料の例 装輪車両の可動率を維持し 災害派遣や国際平和協力活動等の際の部隊の機能を確保することが可能となる 陸自部隊における故障整備 地上試験用供試機 01 号機 オイルフィルタ エアクリーナ ブレーキホース ホイールシリンダ等 災害派遣 地上試験用供試機 02 号機 2 故障整備 故障が発生した場合には 速やかに使用できる状態に回復 必要な部品 諸材料の例 エンジン トランスミッション アクセル ブレーキ装置等 国際平和協力活動 16

17 艦艇 航空機 車両等の維持 修理費に係る効率化 合理化策の例 1 P-3C 哨戒機の機体定期修理の間隔を 40 ヶ月から 48 ヶ月へ延伸 平成 15 年度 ~ 約 16.1 億円の節減効果 2 T-4 練習機の機体定期修理 (IRAN) の間隔を 36 ヶ月から 54 ヶ月へ延伸 平成 18 年度 ~ 約 15.5 億円の節減効果 3 UH-60JA 多用途ヘリ用エンジンのオーバーホール間隔を 1,600 時間から 2,100 時間へ延伸 平成 23 年度 ~ 約 2.5 億円の節減効果 4 艦艇のガスタービン機関のオーバーホール間隔を延伸 ( 計 10 種 8 千時間から 1 万時間へ延伸等 ) 平成 10 年度 ~ 等 約 38.5 億円の節減効果 5 大型トラック等の車両の定期交換部品 ( ブレーキホース ) の交換間隔を 2 年から 4 年へ延伸 平成 12 年度 ~ 約 1.6 億円の節減効果 ( 注 ) 24 年度予算に係る要求 要望の内容を前提に 効率化 合理化策を実施した場合と実施しなかった場合を比較して算出 17

18 PBL の導入 1 PBL(Performance Based Logistics) とは PBL は米英において 2000 年頃から取り組まれている装備品等の維持 整備業務を民間委託する手法の一つであり 維持 整備業務の作業量に応じて対価を支払うのではなく 可動率や安全性といった装備品等のパフォーマンスの達成に対して対価を支払う契約方式であり その導入により可動率や信頼性の維持向上及びコストの抑制など 一定の効果が期待できる 米英では 主に固定翼及び回転翼航空機を中心に PBL の導入が進められており PBL 契約全体のうち 米国においては 70% 弱 (GAO PBL Report Sep 2008) 英国においては 55% 弱 (UK MoD Press Re-leases Oct 2010) を占める 2 防衛省 PBL 導入ガイドラインの策定 ( 平成 23 年 7 月策定 ) PBL は 我が国において従来にない維持整備に係る手法であることから 防衛省及び民間企業においても共通した認識を持つ必要があり そのためのガイドラインを本年 7 月に策定 防衛省 PBL 導入ガイドラインは PBL の定義や検討のアプローチなどについて整理し 今後 防衛省 自衛隊において PBL 導入過程の可視化 検討を行うに当たり解決すべき論点等の整理など 必要な事項を示したもの 3 パイロットモデルの導入等 平成 23 年度中期防衛力整備計画において 新たな契約方式 (PBL) の導入を図る こととされており 平成 24 年度から PBL パイロット モデルの導入 ( 陸上自衛隊特別輸送ヘリコプター EC-225LP) に向けて概算要求中 海外で製造された完成輸入機に対する部品供給 修理 ( 機体 部品 ) 等のリードタイム保証や在庫保証について その効果及び実効性を検証する PBL の本格的導入に向け 更に検討を深化させる必要 PBL は 従来の方式とは大幅に異なることから 今後 妥当なコスト低減幅を決定する予定価格算定方法 目標の達成状況に応じて支払うインセンティブのルール設定及び成果未達成時のペナルティ条件設定方法等について 更に検討を深化させる 18

19 陸上自衛隊特別輸送ヘリコプター EC-225LP について 平成 24 年度から PBL パイロット モデルの実施に向けて概算要求中 実施時期 平成 24 年度から平成 28 年度 (5 年国債 ) 項目内容 EC-225LP 選定理由 PBL の導入 ( パイロット モデルの概要 ) EC-225LPは ユーロコプター社と諸外国軍隊との間でPBL 契約の実績がある機種 陸上自衛隊への導入が新しく 長期間の運用予定 部隊での整備の一部を既に民間に委託 任務 ( 運用 ) 上 要人空輸を含む特別輸送に限定 適用する業務 ( 案 ) 機体部品の取得 修理 ( リードタイム 在庫保証 在庫の適正化 ) 機体の整備 ( 高段階整備 定期修理 750 時間特別点検 計画外整備 ) 技術役務 ( 技術情報 不具合情報の管理等 ) 期待される効果 ⅰ 維持 整備業務に係る管理業務の削減 ⅱ 5 年分一括契約による契約事務の軽減 ⅲ 企業の一元管理による包括的な単価契約により維持経費低減 ⅳ 構成品取得 修理期間の短縮により 部品待ちによる整備作業中断期間を短縮し 航空機の可動率の向上 ⅴ 単価契約による技術改善等の促進が図られ 航空機の信頼性の向上 19

20 (2) 次期輸送機の性能確認試験要望額 58 億円 次期輸送機 (C-2) は 防衛省技術研究本部において 平成 13 年度から25 年度までの予定で開発している輸送機であり 空自の現有輸送機 (C-1) の後継として導入予定 本事業は 次期輸送機の機能 性能を確認するため 全機静強度試験 全機疲労強度試験及び飛行試験を実施 全機静強度試験全機疲労強度試験地上において 設計時に想定した荷重の最大 1.5 地上において長期間 繰り返し荷重を負荷し 設計上の機倍の荷重を負荷し 強度を確認するための試験体寿命が確保できているかを確認するための試験 陸自部隊における故障整備 本試験が実施できない場合 地上試験用供試機 02 号機 地上試験用供試機 01 号機 順次耐用命数を迎える現有輸送機 (C ー 1) の 減勢に次期輸送機 (C ー 2) の配備が間に 飛行試験用供試機 1 号機 合わず 輸送能力に制約が生じる恐れ 飛行試験用供試機 2 号機 飛行試験要求された機能 性能等を満足するかを実飛行環境下において確認するための試験 20

21 安全性 への取り組み 防衛省の基準による安全性の確認 地上での安全性の確認 試験の積み重ねによる安全性の確保 機体全体による 設計 性能計算 強度計算等 部品 材料レベルの試験 部分構造 装備品レベルの試験 系統レベルの試験 風洞試験 飛行シミュレーション 地上試験 全機システム試験 静強度試験 疲労強度試験 耐雷試験 その他飛行安全に係わる項目の試験 点検 試験機による飛行試験 飛行機の空力特性 飛行特性の把握 C-2 は 開発段階における各種試験等を通じて 安全性を確保 21

22 参考 C-2 主要諸元 主要諸元 C-1 C-2 全長 全幅 全高 最大搭載量 航続距離 約 29m 約 31m 約 10m 約 8トン約 1700km (2.6トン搭載時) 約 44m 約 44m 約 14m 約 30トン約 6500km (12トン搭載時) 22

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