炎症 免疫系門クラスター 143 科目クラスター炎症 免疫系クラスター 授業科目名免疫 アレルギー学 実習 専担当者名 責任者廣川誠 分担者植木 重治, 大杉義征 単位数 1 単位 ( 選択 ) 開講時間帯 18:00~21:00 中央検査部カンファレンスルーム 1. 免疫 アレルギー学総論, 細胞

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1 クラスター 炎症 免疫系クラスター 授業科目名 免疫学 実習 担当者名 責任者石井聡 分担者植木重治 単位数 1 単位 ( 選択 ) 開講時間帯 18:00~21:00 総合診療 検査診断学講座医局 (10/25,11/1), 大学院共用室 (11/8,15,22) 多くの免疫反応が樹状細胞を介して惹起または終息する 樹状細胞による巧妙な免疫調節機構のダイナミズムを分子レベル, 細胞レベル, さらには個体レベルで学習する ( 担当 : 石井 ) 免疫系のバランス異常によって, 自己免疫性疾患やアレルギー疾患が生じると考えられ, その主要担当細胞にはリンパ球や好酸球が挙げられる 授業では, リンパ球が関与する疾患, 好酸球増多症などの呼吸器疾患を中心に実際の症例を交え, それに関わるケモカイン 接着分子などの分子群について, 免疫 アレルギー疾患の分子病態メカニズムまで理解を深める ( 担当 : 植木 ) 講義題目 ( 講義内容 ) 1 10 月 25 日 水 植木重治 総合診療 検査診断学 2 11 月 1 日 水 植木重治 総合診療 検査診断学 3 11 月 8 日 水 石井聡 生体防御学 4 11 月 15 日 水 石井聡 生体防御学 5 11 月 22 日 水 石井聡 生体防御学 石井聡, satishii@med.akita-u.ac.jp 142

2 炎症 免疫系門クラスター 143 科目クラスター炎症 免疫系クラスター 授業科目名免疫 アレルギー学 実習 専担当者名 責任者廣川誠 分担者植木 重治, 大杉義征 単位数 1 単位 ( 選択 ) 開講時間帯 18:00~21:00 中央検査部カンファレンスルーム 1. 免疫 アレルギー学総論, 細胞活化分子機構 アレルギー学総論について, 免疫学, 炎症学と関連して, 実際の症例 研究成績を呈示しながら概説する これらの病態を好酸球 リンパ球を中心とした細胞活性化分子機構を概説, 呈示する 2. 免疫 アレルギー学, アレルギー疾患におけるバイオマーカーの探求 喘息を中心としたアレルギー疾患の診断や重症度判定に有効なバイオマーカーについて, 実際の症例 研究 成果を呈示しながら解説する 講義を通じて, 疾患に対して有効なバイオマーカーを呈示し, その重要性につい て解説する 1 6 月 14 日水 2 6 月 21 日水 3 6 月 28 日水 講義題目 ( 講義内容 ) 廣川誠植木重治廣川誠植木重治廣川誠植木重治 総合診療 検査診断学 総合診療 検査診断学 総合診療 検査診断学 4 7 月 5 日水大杉義征非常勤講師 5 7 月 12 日水 廣川誠植木重治 総合診療 検査診断学 廣川誠, mhirokawa@hos.akita-u.ac.jp 生体機能系クラスター 免疫 アレルギー学 実習 と共通

3 クラスター 炎症 免疫系クラスター 授業科目名 血液学 腎臓病 膠原病 実習 担当者名 責任者小松田敦 分担者 単位数 1 単位 ( 選択 ) 開講時間帯 18:00~21:00 血液疾患と炎症 炎症性刺激によって様々なサイトカインが産生される その結果として種々の造血器疾患が発生する その一つは慢性炎症に伴う貧血 ( 炎症性貧血 ) であり, また他方では血球貪食症候群である その病態に関する理解は近年急速に進歩している 血液疾患と免疫 造血器の自己免疫疾患として考えられているものに再生不良性貧血, 赤芽球癆, 特発性血小板減少性紫斑病などがある その病態は特異であるが発症機序は不明で, そこに免疫の本質を解く鍵が隠されているかもしれない それぞれの病態の理解を通して発症機序を推定する 腎臓の糸球体には濾過バリアーが存在し, 血漿成分の選択的濾過を可能にしている 近年, このバリアー機能維持に重要な分子群が次々と同定されてきた 本講義では, 濾過バリアー構成分子の異常と蛋白尿発現機序についての最新の知見 (N Engl J Med 2006;354: ) を概説し, 当科の研究内容についても紹介する 講 義 題 目 1 5 月 8 日月血液疾患と炎症小松田敦血液 腎臓 膠原病内科学 2 5 月 15 日月自己免疫と血液疾患小松田敦血液 腎臓 膠原病内科学 3 5 月 22 日月腎疾患と自己免疫小松田敦血液 腎臓 膠原病内科学 4 5 月 29 日月ネフローゼ症候群小松田敦血液 腎臓 膠原病内科学 5 6 月 5 日月小松田敦血液 腎臓 膠原病内科学 小松田敦, komatsuda@med.akita-u.ac.jp 144

4 炎症 免疫系門クラスター 145 科目クラスター炎症 免疫系クラスター 授業科目名癌免疫学 実習 責任者田中正光 分担者 単位数 1 単位 ( 選択 ) 開講時間帯 18:00~21:00 癌細胞のストレス応答性のメカニズムや炎症を背景とした癌の発症につき, 最新の知見を交えて概説する ( 担当 : 田中 ) 生体には腫瘍に対して免疫応答する力が備わっているが, 腫瘍が産生する免疫抑制物質などにより免疫能力が抑制されている この講義では腫瘍に対する生体の免疫応答と腫瘍による免疫抑制のメカニズムに関して学ぶ ( 担当 : 南谷 ) 担当者名南谷佳弘専講 義 題 目 1 6 月 6 日火南谷佳弘胸部外科学 2 6 月 13 日火南谷佳弘胸部外科学 3 11 月 30 日木田中正光分子生化学 4 12 月 7 日木田中正光分子生化学 5 12 月 14 日木 田中正光, mastanak@med.akita-u.ac.jp

5 クラスター 炎症 免疫系クラスター 授業科目名 炎症学 (Ⅰ) 実習 担当者名 責任者南谷佳弘 分担者齊藤元 単位数 1 単位 ( 選択 ) 開講時間帯 18:00~21:00 肺癌におけるセンチネルリンパ節理論センチネルリンパ節 (SN) の概念は, 癌腫からのリンパ流が最初に到達する SN に転移を認めなければ, それ以遠のリンパ節への転移を認めないということである 肺癌診療への導入の意義は 通常のリンパ節郭清よりも技術的に難しい肺区域切除や胸腔鏡下肺葉切除におけるリンパ節郭清の省略と思われる これら肺癌における SN 理論とその同定方法について供覧する ( 担当 : 南谷 ) 急性肺傷害 (ALI) の病態と臨床外傷や敗血症に続発する ARDS を中心とした ALI (acute lung injury) は, サイトカインなど炎症性物質の全身波及による急性炎症がその本体と考えられている いまだ予後不良である ALI の病態 臨床について最近の知見を含め供覧する ( 担当 : 齊藤 ) 講義題目 ( 講義内容 ) 1 4 月 28 日 金 レポート提出の案内 南谷佳弘 胸部外科学 2 5 月 9 日 火 肺癌におけるセンチネルリンパ節理論 南谷佳弘 胸部外科学 3 5 月 16 日 火 肺癌におけるセンチネルリンパ節理論 南谷佳弘 胸部外科学 4 5 月 23 日 火 急性肺傷害 (ALI) の病態と臨床 齊藤元 胸部外科学 5 5 月 30 日 火 急性肺傷害 (ALI) の病態と臨床 齊藤元 胸部外科学 南谷佳弘, minamiya@med.akita-u.ac.jp 146

6 専炎症 免疫系門クラスター 147 科目クラスター 炎症 免疫系クラスター 授業科目名 炎症学 (Ⅱ) 実習 担当者名 責任者 分担者 単位数 1 単位 ( 選択 ) 開講時間帯平成 29 年度休講 コリン作動薬, アドレナリン作動薬, 新薬の開発 容量反応関係, 薬物動態 講 義 題 目 1 平成 29 年度休講情報制御学 実験治療学 受講対象学年 :2 年次

7 クラスター炎症 免疫系クラスター 授業科目名炎症と全身管理学 実習 担当者名 責任者佐野正明 分担者南谷佳弘, 齊藤元 18:00~22:30 多くの呼吸器疾患は炎症として捉えることができる 気管支喘息, 慢性閉塞性肺疾患, びまん性肺疾患, 感染症を取り上げ, 炎症 免疫の立場から病因 病態, 治療に関して概説する ( 担当 : 佐野 ) 敗血症などに続発する多臓器不全は急性炎症の全身への波及が本体である この講義では急性呼吸不全をモデルとして動物実験や臨床例を提示して, 理論とその治療の背景に関して学ぶ ( 担当 : 南谷 ) 好中球と肺傷害肺毛細血管は好中球よりも径が小さく, 好中球は常にその形態を変化させながら肺毛細血管を通過しており, 急性炎症の際には好中球変形能 (deformability) は低下し (stiffness の増大 ) 好中球の肺集積が生じる 急性肺傷害のメカニズムを好中球の変形能および細胞骨格変化の点より近年の研究報告を含め供覧する ( 担当 : 齊藤 ) 単位数 1 単位 ( 選択 ) 開講時間帯 講 義 題 目 1 4 月 11 日火佐野正明循環器内科学 呼吸器内科学 2 4 月 12 日水南谷佳弘胸部外科学 3 4 月 13 日木齊藤元胸部外科学 4 4 月 14 日金佐野正明循環器内科学 呼吸器内科学 佐野正明,msano@doc.med.akita-u.ac.jp 受講対象学年 :2 年次 148

8 専炎症 免疫系門クラスター 149 科目クラスター炎症 免疫系クラスター 授業科目名神経耳科学 実習 担当者名 責任者山田武千代 分担者 単位数 1 単位 ( 選択 ) 開講時間帯 18:00~21:00 上気道アレルギー疾患であるアレルギー性鼻炎, 好酸球性副鼻腔炎, 好酸球性中耳炎について疫学, 病態メカニズムについて概説する 1. アレルギー性鼻炎の疫学調査 2. アレルギー性鼻炎, 好酸球性副鼻腔炎, 中耳炎の好酸球性炎症を中心とした発症機序 3. 抗原特異的免疫療法の現状と今後の展望 講 義 題 目 1 5 月 9 日火山田武千代耳鼻咽喉科学 頭頸部外科学 2 5 月 10 日水山田武千代耳鼻咽喉科学 頭頸部外科学 3 5 月 11 日木山田武千代耳鼻咽喉科学 頭頸部外科学 4 5 月 12 日金山田武千代耳鼻咽喉科学 頭頸部外科学 本田耕平, kohei@med.akita-u.ac.jp

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