医師卒後研修プログラム

Size: px
Start display at page:

Download "医師卒後研修プログラム"

Transcription

1 東京都済生会中央病院 専修医 ( 後期研修 ) プログラム ( 平成 25 年度用 ) 恩賜社会福祉法人財団済生会支部東京都済生会 東京都済生会中央病院

2 平成 25 年度専修医 ( 後期研修医 ) 募集要項 東京都済生会中央病院研修教育責任者院長高木誠 応募資格募集人数研修期間専修医数 新医師臨床研修制度における初期研修を修了もしくは修了見込みの者内科フ ロク ラム< 総合診療内科 内科認定医取得 内科系診療科専門医コース>(8 名 ) 心臓血管外科フ ロク ラム (2 名 ) 呼吸器外科フ ロク ラム (2 名 ) 脳神経外科フ ロク ラム (1 名 ) 整形外科フ ロク ラム (2 名 ) 麻酔科フ ロク ラム (1 名 ) 泌尿器科フ ロク ラム (1 名 ) 産婦人科フ ロク ラム (1 名 ) 病理診断科フ ロク ラム (1 名 ) 救急診療科フ ロク ラム (1 名 ) 平成 25 年 4 月 1 日より2~4 年間内科系 10 名 呼吸器外科 2 名 整形外科 2 名 救急診療科 泌尿器科 脳神経外科 心臓血管外科各 1 名 専修医の処遇 給与 1 年次月額 400,500 円 (+ 年間賞与 + 当直料 ) 2 年次月額 407,600 円 (+ 年間賞与 + 当直料 ) 3 年次月額 424,300 円 (+ 年間賞与 + 当直料 ) 4 年次月額 432,000 円 (+ 年間賞与 + 当直料 ) 宿舎なし 住宅手当有 出願書類 選考方法 1. 専修医応募用紙 ( 写真貼付 ) 2. 医師免許証の写し 3. 初期臨床研修修了 ( 見込 ) 証明書 ( 書式自由 ) 4. 推薦状 ( 書式自由 ) 5. 健康診断書 ( 書式自由 ) 詳細は当院ホームページ参照のこと 試験形式全国公募出願締切日 1 平成 24 年 9 月 28 日 ( 金 ) 2 平成 24 年 11 月 9 日 ( 金 ) 試験日 1 平成 24 年 10 月 6 日 ( 土 ) 2 平成 24 年 11 月 17 日 ( 土 ) 試験日は 上記 1または2のいずれかより一日選択 試験内容書類選考 面接 なお 試験日以前に フ ロク ラム責任者と面談を行うこと 申し込み 問合せ先 東京都港区三田 東京都済生会中央病院臨床研修室 TEL ( 内線 4620) FAX E メール kensyu@saichu.jp i

3 具体的な応募方法 1. 出願書類について ( ア ) 応募用紙は インターネット ( 当院ホームページ ) よりダウンロードして下さい ( イ ) 初期臨床研修修了 ( 見込を含む ) 証明書は 各自の研修施設発行の書式で結構です ( ウ ) 健康診断書の書式は自由です 各施設の健康診断結果で代用しても結構です ( エ ) 推薦状の書式も自由です なるべく初期研修の指導医に記載してもらって下さい 2. プログラム内容は 本書または当院ホームページ上のプログラムを参照下さい 3. 出願締切期限は厳守下さい 4. 試験は 書類選考および面接で行います 出願書類不備のないよう 誤記 脱落のないよう 後述の記載方法を参照しながら 細心の注意を持って記載して下さい なお相互のマッチングのため 事前の施設見学を強くお勧めしています 日時調整は 柔軟に応じますので 臨床研修室にご連絡の上 是非 見学においで下さい 5. 採用試験日の面接時間は 出願締め切り後 数日以内に 現住所または連絡先にお知らせします 業務などでやむを得ず変更を希望される場合には 臨床研修室に直接ご連絡下さい 6. 応募書類の受理 合否結果は でお知らせしますので アドレスを必ずご記載下さい 応募用紙記載上の注意 ( 黒又は青インクで直筆で記入して下さい 数字はアラビア数字 文字は楷書体を用いて下さい 印は で囲んで下さい ) 1. まず 応募を希望するプログラム名を明記してください ( 例 : 内科系診療科専門医コース : 消化器コース ) 原則として プログラム内での併願は認められません 2. 写真は出願前 3 ヶ月以内に撮影した上半身 脱帽した状態のカラー写真を用いて下さい 3. 連絡先は 実家などで連絡の容易につく先を記載して下さい 4. 学歴は小学校卒業以後 現在までを記載して下さい ( 小中学は卒業のみ それ以後は入学卒業を記載 ) 5. 職歴については 別欄に記載下さい なお 職歴にアルバイトは含みません 6. 免許 資格は公式に認められたものを記載して下さい TOEFL TOEIC などの得点は記載して結構です 7. 初期研修の内容は 未習の部分を含め 2 年間にわたる期間 部署など なるべく詳細に記載して下さい 8. 各種手技は 応募時点までの経験症例数を記載して下さい 多数の場合は概数で結構です 9. 将来の進路は 現時点での希望で構いませんので 必ずご記載下さい 10. 当院プログラムの志望理由は なるべく具体的に記載して下さい 11. 応募用紙は返却致しません 応募に関連した個人情報は 当院専修医プログラム採用目的以外には使用致しません またこれらの個人情報が不要になった場合は 個人情報保護法の規定に則り 当院で責任を持って廃棄致します ii

4 < 東京都済生会中央病院専修医 ( 後期研修 ) プログラム目次 > 東京都済生会中央病院理念と基本方針... 1 東京都済生会中央病院臨床研修機関目標 ( 一般目標 GIO):... 1 医師臨床研修の理念と基本方針... 1 当院専修医プログラムの特徴... 2 各プログラムと専門医資格取得との関連... 3 内科プログラム 総合診療内科コース 内科認定医取得コース 内科系診療科専門医コース ( 各コース共通 ) 血液 腫瘍 感染症内科コース 呼吸器内科コース 消化器内科コース 神経内科コース 循環器科コース 腎臓内科コース 糖尿病 内分泌内科コース 心臓血管外科後期研修プログラム ( 修了年限 4 年間 )...51 呼吸器外科プログラム ( 修了年限は 4 年間 )...55 脳神経外科プログラム ( 修了年限は 4 年間 )...58 整形外科後期研修医プログラム ( 修了年限は 4 年間 )...60 麻酔科プログラム ( 修了年限は 3 年間 )...62 泌尿器科プログラム ( 修了年限は 2 年間 )...66 病理診断科プログラム ( 修了年限は 4 年間 )...71 救急診療科プログラム ( 修了年限は 4 年間 )...73 iii

5 病院概要 当院の沿革 研修病院の概要 指導医 上級医リスト 諸学会認定研修教育指定 プログラム管理体制 プログラム修了後のコース 専修医の処遇 資料請求先 各科概要...88 < 総合診療内科 > < 消化器内科 > < 呼吸器内科 > < 糖尿病 内分泌内科 > < 神経内科 > < 循環器科 > < 腎臓内科 > < 心臓血管外科 > < 呼吸器外科 > < 脳神経外科 > < 整形外科 > < 泌尿器科 > < 麻酔科 > < 婦人科 > < 病理診断科 > < 救急診療科 > ( 参考資料 ) 専門医申請資格一覧 iv

6 東京都済生会中央病院理念と基本方針理念 済生の精神 に基づいた思いやりのある保健 医療 福祉サービスの提供を通じて社会に貢献します ( 済生の精神 とは 分け隔てなくあらゆる人々に医療 福祉の手を差しのべることです ) 基本方針 1. 地域の中核病院として 医療機関 福祉施設等との連携を密にします 2. 個人の権利を尊重し 相互信頼に基づいた医療を提供します 3. 職員が働きがいとプライドを持って 質の高いチーム医療を実践します 4. 医療従事者の教育と臨床医学の発展に貢献します 5. 保健 医療 福祉に恵まれない人々への支援に取り組みます 東京都済生会中央病院臨床研修機関目標 ( 一般目標 GIO): 恩賜財団として発足した社会福祉法人済生会の社会的使命の下 国民が希求する医療人の姿を常 に追求し 将来の専門性の如何に関わらず 患者中心の高度かつ良質な医療サービスを提供できる医 療人として成長するために 各専門職に求められる基礎的知識 技術 マナーを修得する 医師臨床研修の理念と基本方針理念 済生会 の持つ社会的使命の下 職員一同が自負と責任を持って 将来の日本の医療を支え 国民が求める保健 医療 福祉の負託に応えられる医師を養成します 基本方針 1. 自らに求められる社会的 組織的ミッションを理解し 自律心を持って医業を遂行します 2. 社会人 医療人として尊敬される態度 マナーを修得します 3. 医師間のみでなく 他職種を含めた相互教育を実践します 4. チーム医療を自ら実践できる行動力を養成します 1

7 当院専修医プログラムの特徴 この専修医プログラムは 2 年間の初期臨床研修を修了した医師を対象とし 各診療科領域の専門研修を継続して希望するためのものである 当院の専修医プログラムの目標は 各診療科専門医に求められる知識 技能 マナー全般の基礎を修得することに加え 生涯研修が義務づけられる医師として 高い倫理観と社会性 自律性を醸成し 将来のチームリーダーとして各々の専門性を如何なく発揮できる 優れた臨床専門医を養成することにある 当院の専修医プログラムの第一の特徴は 経験症例の豊富さにある 当院救急は 一次および二次救急を主体としており 2012 年 10 月からは 3 次救急も開始する予定となっている. 平成 23 年度の受診者総数は約 15,600 人 救急車台数は約 5,200 件であり 地域の中核となる急性期救急病院として機能している また当院は 都会型の地域医療を展開しており 港区医師会を中心とする病診連携機能をフルに生かした紹介患者の多さも特徴である さらに診療科により高度医療を展開している場合もあり 先進的治療や比較的稀な疾患を経験することも可能である 第二の特徴は 教育指導体制の充実にある 各診療科には専門医資格を有する指導医が配置されており 将来の専門医資格取得を念頭に入れた専門研修を受けることが可能である CPC を含む病理カンファレンス 各種教育レクチャーや症例カンファレンスなども数多く開催されている さらに 医師生涯教育を目的とした全科網羅的な総合診療レクチャーも毎月 1 回開催されており 全院的な相互教育システムが確立されている 第三の特徴は 専修医プログラムの実績にある 特に内科系プログラムには 20 年以上の歴史があり 当院専修医プログラムを経て各専門医資格を取得し 指導医として当院で活躍している者も少なくない 過去に実績のある研修医育成システムにつづき 専修医育成システムを確立し 社会的ニーズに沿った優秀な臨床専門医を輩出することで 広く社会的貢献を果たしたいと考えている 2

8 各プログラムと専門医資格取得との関連 プログラム名 総合診療内科コース内科認定医取得コース 内科系診療科専門医コース血液 腫瘍 感染症内科 内科系診療科専門医コース呼吸器内科 内科系診療科専門医コース消化器内科 内科系診療科専門医コース神経内科 内科系診療科専門医コース循環器科 内科系診療科専門医コース腎臓内科 内科系診療科専門医コース糖尿病 内分泌内科 フ ロク ラム在籍中に取得可能な資格名 認定内科医 ( 日本内科学会 ) 認定内科医 ( 日本内科学会 ) 認定内科医 ( 日本内科学会 ) 認定内科医 ( 日本内科学会 ) 認定内科医 ( 日本内科学会 ) 認定内科医 ( 日本内科学会 ) 認定内科医 ( 日本内科学会 ) 認定内科医 ( 日本内科学会 ) 追加研修により取得可能な資格名日本内科学会認定総合内科専門医日本老年医学会専門医 ( 日本老年医学会 ) 日本内科学会認定総合内科専門医血液専門医 ( 日本血液学会 ) 日本内科学会認定総合内科専門医呼吸器専門医 ( 日本呼吸器学会 ) 日本内科学会認定総合内科専門医消化器病専門医 ( 日本消化器病学会 ) 肝臓専門医 ( 日本肝臓学会 ) 消化器内視鏡専門医 ( 日本消化器内視鏡学会 ) 日本内科学会認定総合内科専門医神経内科専門医 ( 日本神経学会 ) 脳卒中専門医 ( 日本脳卒中学会 ) 日本内科学会認定総合内科専門医循環器専門医 ( 日本循環器学会 ) 日本心血管インターヘ ンション治療学会専門医日本集中治療医学会専門医日本内科学会認定総合内科専門医腎臓内科専門医 ( 日本腎臓学会 ) 透析専門医 ( 日本透析医学会 ) 日本内科学会認定総合内科専門医糖尿病専門医 ( 日本糖尿病学会 ) 麻酔科麻酔科認定医 ( 日本麻酔科学会 ) 麻酔科専門医 ( 日本麻酔科学会 ) 整形外科整形外科専門医 ( 日本整形外科学会 ) 心臓血管外科外科専門医 ( 日本外科学会 ) 呼吸器外科外科専門医 ( 日本外科学会 ) 心臓血管外科専門医 ( 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構 ) 呼吸器外科専門医 ( 日本呼吸器外科学会 日本胸部外科学会 ) 脳神経外科脳神経外科専門医 ( 日本脳神経外科学会 ) 産婦人科産婦人科専門医 ( 日本産婦人科学会 ) 泌尿器科泌尿器科専門医 ( 日本泌尿器科学会 ) 病理診断科死体解剖資格 ( 厚生労働省 ) 救急診療科救急科専門医 ( 日本救急医学会 ) 病理専門医 ( 日本病理学会 ) 細胞診専門医 ( 日本臨床細胞学会 ) 日本救急医学会指導医 外傷専門医 熱傷専門医 外科専門医 認定内科医ほか 3

9 内科プログラム 本プログラムは下記の 3 つのコースを包含しており 各コース選択は応募時に希望を 明記する必要がある 修了年限は 総合診療内科コースならびに各診療科専門医コース が 4 年間 内科認定医取得コースが 2 年間である 1. 総合診療内科コース 2. 内科認定医取得コース 3. 内科系診療科専門医コース 3-1. 血液 腫瘍 感染症内科コース 3-2. 呼吸器内科コース 3-3. 消化器内科コース 3-4. 神経内科コース 3-5. 循環器科コース 3-6. 腎臓内科コース 3-7. 糖尿病 内分泌内科コース 総合診療内科コース 内科認定医取得コースは内科各専門科 救急外来 N 棟 済生会向島病院などでの総合ローテーションによる研修を行うが 内科系診療科専門医コースにおいても近年の初期研修における内科履修期間不足による内科研修不足を補うため希望する専門科以外の内科専門科 救急外来 N 棟での研修を必要期間行う 内科プログラムの一般目標 GIO 当院の理念ならびに基本方針の下 変遷する社会の医療ニーズを敏感に察知し いかなる環境下にあっても 生涯にわたり継続的に 患者中心の高度かつ良質なケアを提供できる臨床医となるために 初期研修で得られた内科全般にわたる基本的な知識 技術を深めるとともに 内科系各専門医に要求される知識 技術 接遇 倫理観 研究心 教育観の基礎を修得し 将来 自律してチーム医療を遂行できる素地を醸成することを目標とする 内科プログラム共通行動目標 SBOs: ( 各コースの具体的な行動目標 経験目標は各コースの項を参照 ) (1) コミュニケーション能力 : 円滑なチーム医療遂行のため 患者やその家族 同僚やコメディカルと良好な人間関係を確立するために 1) 患者 家族の背景 特質 性格を考慮しながら そのニーズを把握し 列挙できる ( 技能 ) 2) 相手の状況に応じた正確かつ公平な情報提供 ( ムンテラ ) を実施できる ( 技能 ) 3) 医の倫理 生命倫理に則して 適切なインフォームドコンセントを実施できる ( 技能 ) 4) 個人情報保護法の趣旨に沿って守秘義務を遵守するとともに 適切なプライバシー配慮を行う ( 態度 ) 5) セカンドオピニオンの求めに応じて 適切な医療情報の公開を実践できる ( 態度 ) 4

10 6) 上級および同僚医師 他の医療従事者と適切なコミュニケーションがとれる ( 態度 ) 7) 上級医や専門医に 適切なタイミングで 的確なコンサルテーションができる ( 態度 ) 8) TPOをわきまえた適切なプレゼンテーションを実施できる ( 技能 ) 9) 外部関係機関や諸団体の担当者に対して 適切なコミュニケーションがとれる ( 態度 ) (2) 臨床対応能力 : 患者の問題を常に整理し 自立した問題対応型の診療を実践するために 1) 適切な問診 身体所見を取ることができる ( 技能 ) 2) 患者のプロブレムリストを速やかかつ正確に作成できる ( 知識 ; 解釈 ) 3) 検査 治療の初期計画を的確に立案することができる ( 知識 ; 問題解決 ) 4) 入院日のみならず 日々 正確かつ迅速に診療録を作成することができる ( 技能 ) 5) 患者背景や QOL を考慮した総合的診療計画 ( リハビリ 社会復帰 在宅医療 介護を含む ) を作成することができる ( 技能 ) 6) 初期計画およびその後の診療計画を実践するため 具体的かつ明確な指示を出すことができる ( 技能 ) 7) 保険医療法規 医療保険 公費負担医療に準拠した適切な診療ができる ( レセプトチェックや症状詳記を含む )( 知識 ; 解釈 ) 8) 入院 退院の適応を自ら判断できる ( 知識 ; 問題解決 ) 9) 退院 1 週間以内に退院時要約 ( サマリー ) を作成できる ( 態度 ) 10) 各種診断書 証明書を適切に作成できる ( 技能 ) (3) 指導力 ( リーダーシップ ): 医療チームのリーダーであるとの自覚を持ち チーム医療の質を維持 向上させるために 1) 診療録作成 基本的身体所見 プロブレムリスト作成 EBM に沿った診療方針作成について 後輩医師 医学生に指導することができる ( 態度 ) 2) 同僚及び後輩医師 他の医療従事者への教育を率先して遂行できる ( 態度 ) 3) 院内症例カンファレンスで積極的にプレゼンテーションを行い 討論することができる ( 態度 ) (4) 自己研鑽能力 : 日進月歩の医学 医療の進歩に即した診療を提供できるようにするために 1) 診療ガイドラインやクリニカルパスなどを参考として 自ら率先して EBM を実践できる ( 態度 ) 2) 心身両面に渡る自己管理能力を身につけ生涯にわたる自己学習の姿勢を示す ( 態度 ) 3) 臨床研究や治験の意義を理解し 各学会や研究会における臨床研究や症例発表を率先して行う ( 態度 ) 4) 周囲からの評価を謙虚に受け入れ 改善を自らに課すことができる ( 態度 ) 5) 内科認定医試験に合格する ( 知識 ; 問題解決 ) (5) 安全管理能力 : 患者ならびに医療従事者にとって安全な医療を遂行する上で必要な安全管理の方策を身につけ 危機管理に参画するために 1) 医療行為に際して 患者並びに医療従事者の安全を確保できる ( 技能 ) 2) 医療事故防止に関して および事故後の対処について マニュアルに沿って行動できる ( 態度 ) 3) 医療事故発生後は マニュアルに沿って的確に対処できる ( 態度 ) 4) 院内感染対策 (Standard Precautions を含む ) を実施できる ( 技能 ) 5

11 < 各コースともに共通する経験目標 > 内科認定医研修カリキュラムの A 項目 B 項目については 初期臨床研修を通して専修医 2 年目 終了までに全ての項目を経験する < 共通研修方略 > 1.On the Job Training(OJT) 1) 病棟業務 : 指導医監督下に 主治医として全般的患者管理に従事しながら 内科全般にわたる検査 治療 疾患の管理法を修得すると共に コミュニケーション能力 臨床対応能力 指導力 自己研鑽能力 安全管理能力を修得する 専修医 1 2 年目は内科の総仕上げの時期に当たることから その間は各コースで定められている診療科を2ヶ月ずつローテートするとともに 総合診療内科病棟 (N 棟 ) 救急医療 地域医療 ( 東京都済生会向島病院 その他全国の済生会病院 下記 地域医療について の項参照 ) を通じて一般内科医としての臨床能力の向上に努める 各診療科専門コースでは 専修医 1 年目 2 6 ヶ月と2 年目に6ヶ月間 各コースの専門科病棟で主治医として診療に従事する 専修医 3 年目と4 年目は原則的に各コースの専門病棟に配属となり 専門領域の知識 技能を修得するとともに 研修医 コメディカルの指導に当たる またN 棟 救急医療 地域医療を担当する場合は 上級医 指導医として 専修医 1 年目 2 年目の指導に当たる 当院内科ではチーフレジデント制を敷いている 通常 専修医 4 年目 ( または3 年目 ) に原則として総合診療内科コース専修医から立候補によりチーフレジデントを任命する ただし 内科系診療科専門医コースを履修している専修医についても 希望があれば立候補によりチーフレジデントに任命されることが可能である チーフレジデントに任命された場合には N 棟配属となりチーフレジデント業務を行い (1 年間 ) 診療能力のさらなる向上を目指すとともに 診療 教育に責任を持つ また臨床研修室業務を補佐し 研修医の到達目標達成のために尽力する チーフレジデントを経験した者は 病院として何らかのインセンティブ ( 例 : 国内留学時の経費負担の一部補助など ) を付与することがある 各コースの内容によっては 到達目標達成のため 一定期間の国内 国外留学期間が設定される場合もある 地域医療について当院の関連施設である東京都済生会向島病院は 東京都墨田区にある病床数 102 床の総合病院である 地域に密着した医療活動を展開し 地域住民の健康保持 増進に日々努めている 病院としての機能上 common disease の症例が非常に多いことから 一般内科医としての高い診療能力が求められている そのような環境の中 病院長をはじめとする複数の常勤医が懇切丁寧に専修医の教育 指導にあたっており 総合診療内科医としてのスキル向上に欠かせない研修プログラムとなっている 病棟業務のほか 一般内科外来や救急医療などを担当 経験し generalist としての実力をつけることができる その他 僻地医療など具体的な希望があれば 初期研修医の僻地医療研修を依頼している大分県済生会日田病院をはじめとして全国の済生会グループ病院での研修が可能である 2) 外来業務 : 専修医 1 年目より 通年で週に 1 コマは内科総合外来を受け持ち 外来における 6

12 患者管理法を修得する 専修医 2 年目 3 年目の外来では 一部再診外来も担当し 慢性疾患患 者の長期管理を修得する また 専門医コースによっては専修医 1 年目から慢性疾患の再診外来 を担当することがある 2. カンファレンス : 専修医必須 ( ア ) 専修医レビュー抄読会 ( 毎月第 4 火曜日午後 6 時 第 1 会議室 ) 各分野のレビュー論文を紹介するカンファレンスで 専修医が企画運営する 専修医必須 ( イ ) CPC( 第 4 木曜日午後 6 時 第 1 会議室 ) 病理解剖例を対象とした病院全体の臨床病理カンファレンス 専修医必須 ( ウ ) 総合診療レクチャー ( 毎月第 2 木曜日午前 8:15 8:45 第 1 会議室 ) プライマリケア領域のトピックスを毎回講義 専修医必須 3. 院内講演会 : 専修医必須 1. 医療安全講習会 ( 年間 3 回程度 ); 専修医必須 2. プレゼンテーション講習会 ( 年間 2 回程度 ); 専修医必須 3. 医療統計講習会 ( 年間 3 回程度 ); 専修医必須 4. 医療倫理講演会 ( 年間 1 回 ); 専修医必須 5. 感染コントロール講演会 ( 年間数回 ); 専修医必須 6. 個人情報講演会 ( 年間数回 ); 専修医必須 4. 学会発表専修医は原則として 1 年間に少なくとも 1 回は 内科学会あるいは関連学会の総会または地方会で症例発表をおこなう 発表したものは極力論文形式にまとめ しかるべき雑誌に投稿する 学会発表 論文執筆に際しては 指導医より徹底した指導がなされる 5. 海外研修成績優秀で 臨床研修管理委員会で承認された者には 短期間 (1 週間 ~3ヶ月 ) の海外研修を認める場合がある 平成 23 年度実績 : ハワイ大学 < 評価 > 1. 観察記録 ( 各コース共通 ); 形成的評価 ( 態度 技能の項目 ) 各ローテート先の指導医は ローテート終了時に評価表に記入し 臨床研修室へ提出する 評価表は 6ヶ月毎に開催される内科専修医研修委員会で検討され その結果は 各個人へ還元される 2. 専修医発表会 ( 各コース共通 ); 形成的評価 ( プレゼンテーション項目 ) 専修医 2 年目終了時に 2 年間の総括としてプレゼンテーションを行う 3. 内科認定医試験 ( 各コース共通 ); 総括的評価 ( 知識項目 ) 専修医 2 年目で 内科認定医試験に合格する 7

13 各プログラムの紹介 1. 総合診療内科コース 本コースは 内科プログラムの一般目標に加え 病院総合医として求められる役割の修得が目標である 具体的には 1) 臓器 疾患によらず最新の知見に基づいた医療の実践 2) 研修医を含めたスタッフへの教育 3) 診療科横断的な院内マネジメント活動これらに必要な知識 技能 態度の修得を目指している なお 総合診療内科という名称と実態に関して若干補足する 当院には従来 一般内科あるいはそれに相当する診療科 ( 総合診療科など ) は存在しなかった 歴史的にspecialistである前に まず内科全般を診療できる医師の育成を実践しており 専門領域を越えた診療に積極的に関わる文化があったため 専門医集団にありがちな いわゆるたらいまわしなどの問題が回避されてきた しかしながら より専門性を追求した医療のニーズが高まる一方で 一般診療所との機能分化の要請 社会環境の変化や高齢化 多くの合併症を有する患者の増加などから 当院でも病院総合医の活躍できるフィールドが拡大している これは日本の基幹病院に共通した現象と考えられ その中で本プログラムは 将来的に当院を含めた地域基幹病院で病院総合内科医として能力を発揮できる医師の育成を目指している 総合診療領域を志す医師の中には 小児科 産婦人科領域を含めた より家庭医的な立ち位置を理想とする者 開業 往診など よりプライマリケア的な立ち位置での仕事を考えている者 ER 医 集中治療医のような急性期総合診療に重点を置きたい者など 各個人で将来像は異なることも多い 本プログラムはそうした個々の目標を排除するものではない むしろ 病院総合医として機能しつつ周囲のニーズに応じてER 医や家庭医などに軸足を適宜移せる可塑性こそ総合内科医に求められる基本的能力と考えている 従って病院総合医以上の診療の幅を身につけるため多彩な選択研修が用意され それを主体的に構成し 目標とする医師像 総合内科医像を自ら創造できる研修医の応募を期待している 現時点での総合診療領域における認定医制度は 平成 24 年 5 月現在 日本内科学会が認定内科医 総合内科専門医の資格を認定している また 日本プライマリケア学会 日本家庭医療学会 日本総合診療医学会が合併し 平成 22 年 4 月日本プライマリケア連合学会として新たに発足し 今後新学会が認定医制度を創設するものと期待される そうした過渡期の中 現時点での当院一般内科プログラムは病院総合内科医の育成という観点から 日本内科学会総合内科専門医の取得を目標とし また ( 旧 ) 日本総合診療医学会病院総合医後期研修プログラム案に準拠した行動目標を設定している < 各年次における具体的行動目標 > * 専修医 1-2 年目 ( 卒後 3-4 年目 ): 総合診療に求められる内科医としての素地を確立するために 以下の項目について目標を設定する (1) 内科全般にわたる診療能力 専修医 2 年目で日本内科学会内科認定医を取得する エビデンスに基づく身体診察により 検査の限られた設定でも有効な診断 トリアージができる 諸検査の意義 コスト 尤度比 適応などを勘案し必要十分な検査計画を立案できる 一般的な画像診断については自ら適応を判断し 結果を解釈できる 一般的な疾患に対してはガイドラインの内容に沿った治療を実践できる 8

14 ガイドラインのない疾患 病態に対しても 自らエビデンスを検索し 専門医の監督下に治療を実践できる 入院外来を問わず 専門的技能を要しない内容であれば自らで治療を完結できる 軽症外傷に対しては自ら創傷処置ができる (2) 専門医 地域一般医との適切な連携 適切なタイミングでの専門医への紹介 コンサルテーションができる 地域一般医からの紹介に対しての対応ができる (3) 心理 社会的問題を含めた 患者ニーズへの対応 患者の心理社会的背景を考慮し 心療科との連携も含めた心身医学的アプローチができる (4)EBMの実践と臨床研究 EBMの5 段階のステップを日常臨床で実践できる EBM 実践に必要なツールを用い 日常臨床に活用できる (5) 院内の診療科横断的活動やマネジメント業務 NST 緩和ケアチーム 感染コントロールなど診療科横断的に行われている活動の意義を説明できる (6) 予防医学 検診の結果を解釈し 必要に応じ生活指導や治療を開始できる (7) 救急医療 集中治療 内因性疾患を中心とした救急搬送患者に対し 自らがリーダーとなってBLS ACLSを含めた蘇生行為を行うことができる 救急患者に対し迅速に判断を下し検査 治療を行い 入院の要否が判断できる 救急患者の入院に際し病棟主治医と適切に連携をとり 診療行為が円滑に移行するようマネジメントできる 人工呼吸器や侵襲的モニタリング機器の使用法を理解し実践できる (8) 教育活動 院内の各種教育行事に積極的に参画できる 外来 病棟での研修医教育に積極的に参画できる * 専修医 3-4 年目 ( 卒後 5-6 年目 ): 総合内科専門医に求められる知識 技能 態度を深めるとともに チームリーダーとして活躍するために 以下の目標を設定する (1) 内科全般にわたる診療能力 専修医 4 年目終了時に総合内科専門医受験資格を取得する 根拠に基づいたインタビュー技法を用い 効果的な医療面接から検査前確率を高めることができる 患者満足度を高めることにも努力し 無作為に抽出した外来初診患者の8 割以上が 診療に満足した と答えるレベルを目標に診療を行う 一般的な非侵襲的検査については自ら行い 結果の解釈ができる(X 線 心エコー 頚動脈エコー 腹部エコー 上部消化管内視鏡などを含む 各個人の目標設定による ) ガイドラインのない疾患 病態に対しても自らエビデンスを検索し それに沿った世界標準の治療を実践できる (2) 専門医 地域一般医との適切な連携 9

15 複数の専門家による診療が並行する際 それぞれが円滑に進むよう病棟主治医としてマネジメントを行うことができる 適切なタイミングで地域への逆紹介ができる (3) 心理 社会的問題を含めた 患者ニーズへの対応 患者にとって最善の利益を追求するために 医学的判断だけでなく社会的背景や心理面なども踏まえた医療を行うことができる 心身両面からの関わりが必要な終末期ケアに積極的に参画できる 高齢者 生活保護者など社会的弱者に対し活用できる医療 福祉 行政的な資源を適切に活用できる 東洋医学や代替医療に自ら学習し ニーズに応じ適切な対応が取れる (4)EBMの実践と臨床研究 EBM 実践に必要な情報の収集 批判的吟味について研修医にも指導できる 臨床研究を率先して行うと共に 他の研究に対し計画立案のサポートや統計学的サポートを行うことができる (5) 院内の診療科横断的活動やマネジメント業務 NST 緩和ケアチーム 感染コントロールといった診療科横断的に行われている活動に積極的に参加する 病院の経営に関しても自ら学び 病床管理や各種委員会に補助的に参加できる (6) 予防医学 予防医学の意義 限界を自ら学び 検診活動に参画できる 地域を対象とした啓蒙活動に積極的に参画できる (7) 救急医療 集中治療 救急搬送患者の家族に対して適切な病状説明と心理的ケアができる 専門医と連携をとりつつ 多臓器にまたがる集中管理が必要な患者の主治医として管理ができる 災害医療や外科的救急疾患についても自ら学び 状況に応じチームの一員として機能できる (8) 教育活動 研修医教育 医学生教育が病院総合医の重要な責務の一つであることを知り 教育のための知識 技能を自ら学び実践できる 院内の各種教育行事に積極的に参画できる 特に科横断的な行事では企画立案を含め主体的に運営する 原則として総合診療内科コースを履修する専修医からチーフレジデントが選出されるため チーフレジデントもしくはそれに準じた研修管理業務を全うできる < 経験目標 > 内科認定医研修カリキュラムならびに総合内科専門医研修カリキュラムに準じる < 研修方略 > 1.On the Job Training(OJT) 1) 病棟業務 : プログラム前半で各 subspecialtyの修練を終えた後は 総合診療科病棟 (N 棟 ) で病棟業務を行い 一人持ち主治医あるいは研修医の上級医として機能する 研修医教育の実践 10

16 およびチームリーダーとしての役割を果たすことも求められる 病棟の特性上 集中管理を要する症例も十分経験可能である 2) 外来業務 : 専修医 1 年目から 最低週 1 回は内科総合初診外来を担当する 研修後半は内科総合外来の再診を担当し 多様な健康問題に対して外来主治医として継続的に対応する なお 済生会向島病院での一般内科外来を 週 1 回程度担当することがある 3) その他 : 代表的な例を掲げる NSTや緩和ケアチームなど 科横断的な活動に参加する 病院運営に関連する委員会に参加する AHA 公認のACLSコースを受講する 臨床医学における最新の知見を取り入れるため院内勉強会に積極的に参加する 2. 院外における活動 医学教育や臨床疫学 医療面接など 総合医がリードすべき分野の院外勉強会に積極的に参加する 日本内科学会の地方会あるいは総会に最低 1 回演題を提出する 地域住民を対象とした健康関連行事に最低 1 回参加する 3. 総合診療内科勉強会興味深い症例の経験を共有することや最新のガイドラインの精読 関連図書抄読会などを目的に勉強会を適宜開催している 4. 臨床研究および学会発表専修医は原則として4 年間で最低 1 本の臨床研究を主導して行う 結果は学会で発表し 欧文誌への論文投稿が望ましい 5. 選択研修先に触れたように 総合診療領域を志す医師の中でも将来の目標はそれぞれ異なる 自己実現のために自主性を持って追加研修を選択することは 本プログラムではむしろ推奨されることである 以下の内容は選択研修の例として掲げるが 必要な内容を見極め 自らが研修先を含め研修内容の企画 マネジメントを主体的に行った上でプログラム責任者との協議の上実行する必要がある 受動的姿勢では実現されないものであることに留意されたい 予防医学実践の場として 学校や職場の医務室業務 検診業務を経験する 特別養護老人ホームへの往診業務を継続して行う 往診業務を行っている診療所と連携をとり 定期的な往診医療に携わる 内科 subspecialtyを求める場合 追加での院内研修を2-3ヶ月単位で行う 僻地医療 訪問診療 産科研修など当院で履修できない研修については 現在 初期研修医が地域医療研修を行っている大分県済生会日田病院をはじめとする国内他施設での研修を数ヶ月単位で行う 11

17 ローテーションの一例 専修医 1 年目 呼吸器 循環器 消化器 救急 神経 腎 専修医 2 年目 地域医療 総合診療 血液 糖尿病 専修医 3 年目 総合診療 専修医 4 年目 総合診療 ( チーフレジデント ) 専修医 1 年目 : 内科系ローテート (2ヶ月 6 診療科 ) 専修医 2 年目 : 総合診療科 6ケ月 + 内科系ローテート (2ヶ月 3 診療科 ) 専修医 3 年目 : 総合診療科 12ケ月専修医 4 年目 : 総合診療科 ( 主治医またはチーフレジデント )12ケ月 原則として 最初の2 年間で全内科系診療科 (7 科 ) 地域医療( 済生会向島病院 ) 救急医療を2ヶ月ずつローテーションする 呼吸器 循環器 消化器 神経 腎臓 血液 糖尿病内分泌 12

18 2. 内科認定医取得コース 本コースは 将来 大学院進学 あるいは専門医取得をめざした研修を希望しているが その前に内科全般の臨床経験を十分に積んでおきたいと考えている者を対象とした 平成 25 年度新設のカリキュラムである 通常 大学院への進学は卒後 3 年目のケースが多いが 進学後は研究活動に重点がおかれてしまうことから 臨床経験を積む機会が限られている また 専門医取得を重点とした研修の場合にも他分野の臨床経験を積むことは少なくなる その結果 学位 専門医取得後に臨床医として活動する際 自身の臨床能力に大きな不安を抱く人は少なくないと思われる 本コースでは 卒後 5 年目での大学院進学 各科専門医研修開始を前提とした上で 卒後 3 4 年目の2 年間を内科臨床トレーニングに費やし 高い診療能力の修得を目的としている その間に内科認定医の申請資格が得られることから 大学院 専門医研修では余裕をもって研究 研修に励むことができる 本カリキュラムは 内科プログラムの一般目標に加え 総合診療内科医として求められる技量の修得をも意識としたものとなっている 具体的には 1) 臓器 疾患によらず最新の知見に基づいた医療の実践 2) 研修医を含めたスタッフへの教育 3) 診療科横断的な院内マネジメント活動 これらに必要な知識 技能 態度の修得を目指している < 具体的行動目標 > * 専修医 1-2 年目 ( 卒後 3-4 年目 ): 病院総合医に求められる内科医としての素地を確立するために 以下の項目について目標を設定する (1) 内科全般にわたる診療能力 専修医 2 年目で日本内科学会内科認定医を取得する エビデンスに基づく身体診察により 検査の限られた設定でも有効な診断 トリアージができる 諸検査の意義 コスト 尤度比 適応などを勘案し必要十分な検査計画を立案できる 一般的な画像診断については自ら適応を判断し 結果を解釈できる 一般的な疾患に対してはガイドラインの内容に沿った治療を実践できる ガイドラインのない疾患 病態に対しても 自らエビデンスを検索し 専門医の監督下に治療を実践できる 入院外来を問わず 専門的技能を要しない内容であれば自らで治療を完結できる 軽症外傷に対しては自ら創傷処置ができる (2) 専門医 地域一般医との適切な連携 適切なタイミングでの専門医への紹介 コンサルテーションができる 地域一般医からの紹介に対しての対応ができる (3) 心理 社会的問題を含めた 患者ニーズへの対応 患者の心理社会的背景を考慮し 精神科との連携も含めた心身医学的アプローチができる (4)EBMの実践と臨床研究 EBMの5 段階のステップを日常臨床で実践できる EBM 実践に必要なツールを用い 日常臨床に活用できる (5) 院内の診療科横断的活動やマネジメント業務 NST 緩和ケアチーム 感染コントロールなど診療科横断的に行われている活動の意義を説明できる 13

19 (6) 予防医学 検診の結果を解釈し 必要に応じ生活指導や治療を開始できる (7) 救急医療 集中治療 内因性疾患を中心とした救急搬送患者に対し 自らがリーダーとなってBLS ACLSを含めた蘇生行為を行うことができる 救急患者に対し迅速に判断を下し検査 治療を行い 入院の要否が判断できる 救急患者の入院に際し病棟主治医と適切に連携をとり 診療行為が円滑に移行するようマネジメントできる 人工呼吸器や侵襲的モニタリング機器の使用法を理解し実践できる (8) 教育活動 院内の各種教育行事に積極的に参画できる 外来 病棟での研修医教育に積極的に参画できる < 経験目標 > 内科認定医研修カリキュラムに準じる < 研修方略 > 1.On the Job Training(OJT) 1) 病棟業務 : 専修医 1 年目ならびに2 年目の前半で内科系全診療科の修練 救急医療ならびに地域医療を終え 残りの半年は総合診療科 (N 棟 ) での病棟業務を行う N 棟では一人持ち主治医あるいは研修医の上級医として機能する 研修医教育の実践 およびチームリーダーとしての役割を果たすことも求められる 集中管理を要する症例も十分経験可能である 2) 外来業務 : 専修医 1 年目から 最低週 1 回は内科総合初診外来を担当する 研修後半は総合内科の再診外来を担当し 多様な健康問題に対して外来主治医として継続的に対応する なお 済生会向島病院で 一般内科外来を週 1 回担当することがある 3) その他 : 代表的な例を掲げる NSTや緩和ケアチームなど 科横断的な活動に参加する 病院運営に関連する委員会に参加する AHA 公認のACLSコースを受講する 臨床医学における最新の知見を取り入れるため院内勉強会に積極的に参加する 2. 院外における活動 医学教育や臨床疫学 医療面接など 総合医がリードすべき分野の院外勉強会に積極的に参加する 日本内科学会の地方会あるいは総会に最低 1 回演題を提出する 地域住民を対象とした健康関連行事に最低 1 回参加する 3. 総合診療内科勉強会興味深い症例の経験を共有することや最新のガイドラインの精読 関連図書抄読会などを目的に勉強会を適宜開催している 4. プログラム終了後の進路専修医 3 年目からは大学院進学 または大学 他病院での後期研修プログラムを継続することに 14

20 なる なお 途中で予定を変更し 専修医 3 年目以降も当院での後期研修を継続希望する場合は 適宜相談に応じる予定である ローテーションの一例 専修医 1 年目 呼吸器 循環器 消化器 救急 神経 腎 専修医 2 年目 地域医療 血液 糖尿病 総合診療 専修医 1 年目 : 内科系ローテート (2ヶ月 6 診療科 ) 専修医 2 年目 : 内科系ローテート (2ヶ月 3 診療科 )+ 総合診療科 6ケ月 原則として 内科系診療科(7 科 ) 地域医療( 済生会向島病院他 ) 救急医療を2ヶ月ずつローテーションし 6ヶ月間は総合診療内科に配属となる 呼吸器 循環器 消化器 神経 腎臓 血液 糖尿病内分泌 15

21 3. 内科系診療科専門医コース ( 各コース共通 ) 内科各専門科の専門医取得には 当該診療科に関する十分な知識と経験 技能の修得が求められる また これからの専門医は generalistとしての内科医 すなわち総合診療内科医としての役割も果たさなければ 多様化する患者のニーズに十分答えることはできない 本コースでは 救急医療 地域医療 総合診療科のローテート ( 各 2ヶ月 ) を必須とし 十分な内科総合研修のもとに総合診療内科医として必要なスキルを修得した上で 希望する内科各専門科の臨床トレーニングを早期から始め 多くの当該症例を集中的に経験した上で専門医の取得を目指すプログラムである 本コースでは 専修医 1 年目では短期間だが希望の専門科病棟で研修を開始することができ 専修医 2 年目は6ヶ月間 専修医 3 年目と4 年目は原則的に2 年間集中して専門医のトレーニングを受けることができる すなわち 1 専門医トレーニングをいち早く開始でき 2 十分なトレーニング期間が設定されている 後期研修開始とともに各診療科所属学会に入会すれば 卒後最短で専門医資格取得に必要な履修プログラムの開始申請を行うことが可能であり より早く専門医資格を取得することができる 内科全般の研修と各専門科研修の比重は各専門科の特性によって異なるため 希望専門科履修期間は後述の各専門科コースを参照されたい 専門医資格取得のためには 一般的に内科認定医資格の取得が必要である 本コースでは 初期臨床研修時に履修できなかった診療科を中心に卒後 3 年目でローテート ( いずれも2ヶ月ずつ ) を行い 卒後 4 年目には内科認定医の取得が可能となるよう配慮されている ローテーションの一例糖尿病 内分泌内科の場合 専修医 1 年目 糖尿病 内分泌 循環器 腎臓 神経 専修医 2 年目 地域医療 総合診療 糖尿病 内分泌 救急 専修医 3 年目 糖尿病 内分泌 専修医 4 年目 糖尿病 内分泌 専修医 1 年目 : 糖尿病 内分泌内科 2 6 ケ月 + 内科系ローテート (2ヶ月 3 5 診療科 ) 専修医 2 年目 : 糖尿病 内分泌内科 6ケ月 + 内科系ローテート (2ヶ月 3 診療科 ) 専修医 3 年目 : 糖尿病 内分泌内科 12ケ月 専修医 4 年目 : 糖尿病 内分泌内科 12ケ月 神経内科の場合 専修医 1 年目 呼吸器 循環器 消化器 救急 神経 N 棟 専修医 2 年目 向島病院 神経 放射線 糖尿病 専修医 3 年目 神経 専修医 4 年目 神経 専修医 1 年目 : 神経内科 2 ヶ月 + 各科ローテーション 2 ヶ月 5 専修医 2 年目 : 神経内科 6 ヶ月 + 各科ローテーション 2 ヶ月 3 専修医 3, 4 年目 : 神経内科病棟 16

22 専修医 1 年目は 初期研修において未履修の内科系診療科を優先的にローテートし 内科認定医の取得条件を満たすようにする 専修医 1 2 年目は 地域医療 ( 済生会向島病院 ) 総合診療科 救急医療が必修( 各 2 ヶ月 ) 呼吸器 循環器 消化器 神経 腎臓 血液 糖尿病内分泌 17

23 3-1. 血液 腫瘍 感染症内科コース 一般目標 GIO 当院の血液 腫瘍 感染症内科の専修医教育の目標は 初期臨床研修終了者に対し 高いレベルのプライマリーケア及び総合内科的な知識 技術を基礎としたうえで 専門家として常に新しい知見を適切に追求しつつ 特に急速な発展をとげる分子生物学的分野を含めた医学的な知見の深い理解のもとで 個々の患者にたいして適切な診断 治療を施行できる能力を身につけることにある 医師は 科学者として絶えずエビデンスを求める努力をしつつ そのエビデンスを単に頭から信用して用いるのではなく 自らの症例において検証すべきであるし 自らがエビデンスを創る努力をすべきでもある ただ漫然と症例に対面するのではなく そこに何か新しい知見がないか あるいは個々の症例のみならず疾患全体からも分析できる広い視野をもったすぐれた科学者としての医師を育てたいと考えている また血液悪性疾患さらには悪性腫瘍疾患全体を多く扱うという性格上 悪性疾患末期に対しても すぐれた医療技術者と同時に人間性豊かな医療を提供できることも大切であると考えている 行動目標 SBOs 1, 適切なコミュニケーションのもとに必要十分な問診を行うことができる 2, 神経学的所見を含め 適切な身体所見をとることができる 3, 救急疾患 エマージェンシーに適切に対応できる 4, 臨床に必要な解剖 生理 生化学 分子生物学 免疫学が理解できている 5, 主な血液疾患の病態 診断 治療法が身についている 6, 主な感染性疾患の病態 診断 治療法が身についている 7, 主なリウマチ性疾患の病態 診断 治療法が身についている 8, 腫瘍学の基礎的知識と理解ができている 9, 末梢血液 骨髄細胞の像や細胞表面マーカー解析 さらに染色体 遺伝子解析等の特殊検査が解ができている 10, 細菌培養やウイルス検査の診断学的方法が身についている 11, 自己抗体検査を含む免疫機能検査が理解できている 12, 病理診断 ( とくにリンパ節 ) 画像診断を含めた腫瘍診断学の代表的検査を理解している 13, 骨髄穿刺 生検 腰椎穿刺 関節穿刺等の基本的手技が安全かつ適切に行える 14, ヒックマンカテーテルを含めた中心静脈カテーテルの挿入 管理が適切に行える 15, 抗癌剤使用の適応 副作用 使用法を理解し実際に使用できる 16, 抗生剤使用の適応 副作用 使用法を理解し実際に使用できる 17, 輸血製剤の適応 副作用 使用法を理解し実際に使用できる 18, ステロイドを含む免疫抑制剤の適応 副作用 使用法を理解し実際に使用できる 19, 緩和療法としての非ステロイド系消炎剤や麻薬等の適応 副作用 使用法を理解し実際に使用できる 20, サイトカイン療法の適応 副作用 使用法を理解し実際に使用できる 21, 他科へのコンサルテーションを適切に行える ( 上級医への相談を含む ) 18

24 < 各年次における具体的行動目標 > * 専修医 1 年目 (R3: 卒後 3 年目 ): 1. 一般内科 ( 特に向島病院 N 病棟 救急診療を中心に ) をローテイトしながら血液 腫瘍 感染症疾患の診断に必要な内科的な手技と知識を学び身につける 特に血液 感染症を中心とした細菌学的 顕微鏡学的形態診断の修得が目標とされる 指導医のもとで週 1 回 骨髄穿刺 生検の診断に従事する 2. 内科外科カンファレンス ( 月曜日午前 8 時 30 分 ) 文献抄読会( 随時 ) 感染症患者回診( 随時 ) また 6 ヶ月毎に行われる他院からの参加者も招いた感染症コンサルテーション検討会を主催し 感染症の症例で診断治療に難渋した症例を質疑 検討する 3. 下記の学会のいずれかに1 回以上演題を発表する 学会認定医希望者は入会し会員となる 日本臨床血液学会地方会 及び総会 日本血液学会総会 日本造血幹細胞移植学会総会 日本感染症学会総会 (2 年目 ) 内科認定医受験に対応できることを目標に 内科一般の研修をさらに磨きあげ 1 年目に未配属の部署および済生会向島病院での研修を深める * 専修医 2 年目 (R4: 卒後 4 年目 ): 1. 血液 腫瘍 感染症の病棟 (8E と 4E) を中心にチーム診療の主治医の一人として入院患者の診療にあたる 2. 上級医の指導のもと各科より依頼された血液 腫瘍 感染症内科コンサルテーションに応じる 3. 造血幹細胞移植を含め専門性のある治療の基本的管理が行えるようにする 4. 上級医の指導のもとに臨床研究に従事し 先にあげた学会の総会 地方会への演題提出を目指す 院内ではモーニングカンファレンス 画像診断の会などの一部を担当し CPC および死因検討会で発表あるいは指導をする * 専修医 3 年目 (R5: 卒後 5 年目 ): 内科認定医を受験し 一般内科研修としては病棟チーフまたはそれに準じたレベルを目指す 内科とくに専門分野の救急への対応と他科からのコンサルテーションへの対応が可能なレベルを目指す 専門では遭遇する頻度の高い疾患に対応できる経験をつみ さらにはいろいろな背景の異なった症例での緩和医療の実践的研修を重ねる * 専修医 4 年目 (R6: 卒後 6 年目 ): 各専門医資格取得レベルを目標にする とくに各種抗がん剤の取り扱いに習熟し 化学療法が適切に行えるようにする また化学療法以外の悪性疾患治療を理解し 個々の悪性疾患患者に対して適切な治療プランが組み立てられ 更には安全 適切に管理遂行できることを目標とする 3 年目または4 年目には 国内留学の機会をつくり積極的に他施設での研修あるいは知識技術の習得をおこなう 19

25 3-2. 呼吸器内科コース 1. 専修医 1 年目 (R3): 呼吸器内科 6ケ月 + 内科系ローテート (2ヶ月 3 診療科 ) この1 年間は 呼吸器内科の6ヶ月も重要だが 6ヶ月を一般内科医として他臓器の内科病棟をローテーションすることも重要である ( 向島病院 救急外来 総合診療科のローテートが入る場合がある ) 初期研修中に未履修だった科は呼吸器内科の履修期間を短縮してでも履修することを原則とする R4の初めに受験資格が得られる日本内科学会認定内科医試験を目標に内科全般についての知識をまとめる 呼吸器専門医を目指すためには認定内科医の資格取得が条件になっている [ 具体的行動目標 ] 特に初期研修中に経験できなかった症例を経験し 一般内科医に求められる症状 診察手技 検査 治療に習熟する 内科 呼吸器内科領域の救急症例に対して 適切な治療を行うことができる 胸部単純 X 線写真の読影と解釈を自ら行うことが出来る 呼吸機能検査 血液ガス検査の適応の判断 解釈ができる 精密画像検査 (CT MRI 核医学など) の適応と解釈を述べることが出来る 胸水検査 胸腔ドレナージを独立して施行できる 気管支鏡検査のインフォームドコンセントを取得でき また咽頭麻酔 気管支内腔観察を実施できる 内科学会もしくは呼吸器学会地方会ほか関連学会へ最低 1 回演題提出を行う 2. 専修医 2 年目 (R4): 呼吸器内科 6ケ月 + 内科系ローテート (2ヶ月 3 診療科 ) 6ヶ月間は救急外来 総合診療科 済生会向島病院をローテートする ( 初期研修および専修医 1 年目でローテートできなかった内科診療科の場合もある ) 残り6ヶ月間は呼吸器内科に配属され スタッフの指導の元に主治医として入院患者の診療をする またハイリスク症例を除く専門的手技を独り立ちしてできることを目標とする 診療に支障のない範囲で呼吸器関連各学会総会への参加 聴講も積極的に奨励する [ 具体的行動目標 ] 呼吸器専門医に求められる 医療面接 診察手技に精通し 呼吸器内科入院患者に対して 主治医として患者管理を行うことが出来る 胸部 CT 核医学などの専門的呼吸器画像診断を解釈することができる 上級医の指導のもと気管支鏡 ( 観察 気道内吸引 内視鏡ガイド挿管 ) ベッドサイドでの手技( 胸腔ドレーン 胸膜生検 経鼻挿管 ミニトラック ( トラヘルパー )) 睡眠呼吸モニターと解析 肺機能検査の習熟と解釈 気管切開 ( 外科の指導 ) 呼吸管理( 各種ベンチレーター 経鼻 CPAP BiPAP) を行う EBMに基づく論文詳説 批判的吟味を行うことができる 上級医として 研修医のコンサルテーションを受けたり 適切な指導を行うことができる 呼吸器学会地方会もしくは関連学会へ最低 1 回演題提出を行う R4からR6 年次内に臨床呼吸機能講習会 ( 肺機能セミナー主催 ) へ参加する 内科認定医試験にパスする + 専門医取得プログラムを開始 20

26 3. 専修医 3 年目 (R5): 呼吸器内科 12ケ月 1 年間呼吸器病棟にて主治医として入院患者の診療にあたるのが原則である 専門的診療ならびに高度なハイリスク症例を含めた専門手技に習熟する [ 具体的行動目標 ] 内科専門医 呼吸器専門医に求められる知識 技能 マナーを深めるとともに チームリーダーとしての素養を育むために 内科専門医に求められる 代表的病態 疾患に習熟し 研修医を指導することができる またチームリーダーの役割を認識し 円滑な治療を展開できる 呼吸器疾患の診断 治療ガイドラインに計り 適切な解決策を提示し インフォームドコンセントの下 医療を推進できる 指導医のもと 気管支鏡でのBALの実施と解析 解釈が施行できる ベンチレーター管理が独立してできる慢性呼吸不全患者の管理 ( 外来管理 急性増悪時の入院管理 ) が独立してできる 気道内ステントによる治療 内視鏡的レーザー治療の適応を理解し インフォームドコンセント 検査の立会いができる ( 主として呼吸器外科の指導下 ) 自分の呼吸器疾患での専門分野の開拓をする 喘息 睡眠 肺機能 肺癌 肺循環その他の分野での専門性を決めるべく文献の抄読 研究会への参加を行う 日本呼吸器学会専門医試験への準備をする 専門医受験資格は内科認定医獲得後 認定施設での3 年以上の研修が必要である 当院は日本呼吸器学会認定施設である 4. 専修医 4 年目 (R6): 呼吸器内科 12ケ月 1 年間呼吸器病棟にて主治医として入院患者の診療にあたるのが原則であるが 本人の希望があれば チーフレジデントとしての業務を担当する ( 研修医の指導 総合内科病棟の管理 ) チーフレジデントはこのコースでは義務とはしないがバランスのとれた専門医となるために またリーダーシップを高める上でも貴重な経験であり 是非推奨したい 一方専修医 4 年目の3カ月間は国内留学制度を利用して適切な研修施設 ( 例えば肺癌の研修ならば国立がん研究センター中央病院など ) で院外研修を行うこともできる ただし専修医プログラム修了後 医員採用を希望することが条件である [ 具体的行動目標 ] 1. 呼吸器病棟で 主治医として診療にあたるとともに独立して診療及び研修医の指導の中心となるとともに専門分野の研修を深める 同時に呼吸器ターミナルケアの考え方 実践も学ぶ 2. 一般呼吸器内科医として必要な手技と知識を修得して様々な診療依頼にも対応可能な能力を身につける 以下の手技はすべて独立して施行および指導ができること気管支鏡でのキュレット 生検 TBLBの手技 胸腔ドレナージおよび胸膜生検 胸膜癒着術急性呼吸不全の管理 ( 新しいベンチレーターのモードの習熟 ) 慢性呼吸不全の管理 ( 主に急性増悪での入院管理 外来 在宅での慢性期管理 ) 3. 院内教育への参加をする モーニングカンファレンス 病理検討会 CPCで発表する 4. 病理組織 細胞診の検鏡にもできるだけ参加する 5. 学会活動 (R5-R6): 症例報告 ( 内科地方会 呼吸器学会地方会など ) の発表 2 回 専門学会の年次総会 ( 海外含む ) への臨床研究発表 1-2 回を目標とする 雑誌投稿は症例 1 編以上 臨床研究 21

27 1 編以上を目標とする 6. 日本呼吸器学会や日本呼吸器内視鏡学会の専門医取得に向けて準備する < 経験目標 > 内科認定医研修カリキュラムのA 項目 B 項目については専修医 2 年目までに全て経験する 呼吸器学会専門医研修カリキュラムにおける検査法 治療法 疾患については 本プログラム終了までの4 年間においてAおよびAa 項目は全て Ba 項目は80% 以上の経験を目標とする Ab, Bb 項目については一部自己学習を主体とする < 専門医資格 > 日本呼吸器学会専門医の資格認定内科認定医取得後 3 年たっていることと 日本呼吸器学会に入会後 4 年以上たっていることが専門医試験の受験資格である 専門医試験は年 1 回行われる さらに指導医になるには入会後 10 年以上 専門医の資格取得後 5 年間以上認定施設 ( 本院 ) に勤務し 呼吸器疾患診療に従事することが条件になる 指導医認定は書類審査に基づいて行われる 専修医 1 年目は 初期研修において未履修の内科系診療科を優先的にローテートし 内科認定医の取得条件を満たすようにする 本コースでは 内科系診療科(7 科 ) の全科ローテーションは行わない 専修医 1 2 年目は 地域医療 ( 済生会向島病院 ) 総合診療科 救急医療が必修 ( 各 2ヶ月 ) 呼吸器 循環器 消化器 神経 腎臓 血液 糖尿病内分泌 22

28 3-3. 消化器内科コース 本プログラムは プログラム在籍中に内科認定医資格を取得するとともに 将来 総合内科専門医ならびに消化器内科関連学会専門医資格を取得することが目標とされる なお総合内科専門医資格取得には 認定医取得後 3 年間の内科研修が必須とされており 卒後 4 年目で内科認定医を取得しても 総合内科専門医資格取得は早くとも卒後 7 年目となる 消化器関連学会の代表的なものに 日本内科学会指定学会の日本消化器病学会と日本肝臓学会があるが それに加えて日本消化器内視鏡学会がある 日本消化器病学会専門医資格の条件は内科医の場合は日本内科学会認定医取得後 3 年以上の日本消化器病学会認定教育施設での研修が必要とされている 日本消化器内視鏡学会専門医資格の条件は日本内科学会認定医取得と指導施設での 5 年以上の研修が必要とされている 日本肝臓学会肝臓専門医資格の条件も同様に内科学会認定医取得と認定施設での 5 年以上の研修が必要とされている 当院の消化器内科は日本消化器病学会認定教育施設 日本肝臓学会認定施設 日本消化器内視鏡学会認定指導施設であり 以上 3つの専門医資格を取得できる 一般病院としては数少ない認定教育施設の一つであり 優秀な消化器内科医を目指す医師に研修の場を与えることを大きな役割としている 本プログラムでは 日本内科学会認定内科医を取得後の専修医 2 年目から各学会認定の専門医取得プログラムを開始することができる これは 大学病院における一般的な研修コースと比べて 1 年早くプログラムを開始できることになり 専門医資格を早期に取得したい人に魅力的なカリキュラムとなっている また計 3 年間集中的に専門病棟で研修できることから 極めて多くの消化器疾患症例を経験し さらに内視鏡検査の技術向上のトレーニングに充分な時間をとることができる 本プログラムの特徴としては 総合診療科のローテーションやチーフレジデント ( 希望による ) を経験することにより内科医としての総合力も身につけることができることで さらに魅力的なものとなっている < 各年次における具体的行動目標 > 専修医 1 年目 (R3: 卒後 3 年目 ): 消化器内科の専門病棟に4-6ケ月間配属となり 上級医の指導のもと 主治医として消化器疾患の診断 治療にあたる 1. 内科医としての一般的技術 知識 経験をさらに深める 2. 初期研修期間中に経験できなかった症例を経験する 3. 救急疾患に対し 適切に対応できる 4. 上級医あるいは指導医 各専門医に時宜を得た相談ができる 5. 評価承認を受けて 主治医となる 6. 総合外来を1 単位受け持つ 7. あくまでもその時の配属先での仕事が優先であるが 指導医のもとで週 1 回上部消化管内視鏡検査に参加する 緊急内視鏡検査時 特に夜間 休日にはできるだけ参加 補助するように努める 8. 消化器内科関連のカンファレンスに積極的に参加する 9. 下記の学会のいずれかに1 回以上演題を発表する 消化器関連学会認定専門医資格取得希望者は入会し会員となる 日本消化器病学会地方会 日本消化器内視鏡学会地方会 日本肝臓学会東部会 23

29 専修医 2 年目 (R4: 卒後 4 年目 ): 消化器内科の専門病棟に 6-8 ケ月間配属となり患者の診療にあたるとともに 研修医の指導にもあたる 1. 腹水穿刺 イレウス管挿入 SB チューブ挿入 肝生検などの消化器内科のベッドサイド手技に熟練する 2. 医療面接に精通する 3. 診断書をはじめとした公的文書を作成できる 4. 保険診療に従った医療ができる 5. 消化器疾患の診断 治療ガイドラインを理解している 6. 指導医とともに各科より依頼された消化器内科コンサルテーションに応ずる 7. 上部消化管内視鏡検査を単独で行える 食道静脈瘤硬化療法 食道静脈瘤結紮術 内視鏡的止血処置 内視鏡的粘膜切除術 内視鏡的ポリープ摘除術などのインターベンションを指導医のもとで行う ERCP 下部消化管内視鏡検査を指導医のもとで行う 8. 専修医 1 年目と同様のカンファレンス 読影会 病棟回診に参加する 9. モーニングカンファレンス 超音波カンファレンス 画像診断の会などの一部を担当する 10. 上級医の指導のもとに臨床研究に従事し 先にあげた学会の総会 大会への演題提出を目指す 11. 日本内科学会認定医を取得する 専修医 3 年目 (R5: 卒後 5 年目 ): 1. 専修医 3 年目は 原則的に1 年間 消化器内科病棟に配属となる 2. 消化器専門外来を担当することができる 3. 消化器ローテション中の研修医を指導できる 4. 上部消化管内視鏡検査の1 単位を診断責任をもって行うことができる 5. その他 下部消化管内視鏡 ERCP を一人で行えるようにする EST ENBD などを含めた内視鏡的インターベンションなど より高度な専門技術の習熟に努める 上級医とともにカプセル内視鏡の読影ができる 6. 消化器専門学会に積極的に参加し 各疾患 病態の最新の知識を吸収する また当科で行った臨床研究を発表する 7. 希望があれば半年間のチーフレジデントの任にあたり 初期研修医の教育 コメディカルの指導をすることができる 専修医 4 年目 (R6: 卒後 6 年目 ): 専修医 4 年目も引き続き1 年間 消化器内科病棟に配属となる 1. 診療においてのみならず 学会発表などにおいても積極的に後進の指導ができる 2. 当院では導入されていない あるいは不十分である新しい高度な診断検査 治療手技があれば 積極的に習熟するよう努める 3. 臨床研究だけでなく基礎的研究に関連した研究会 学会などの活動に参加し 科学者としてより深く病態生理までつきつめた物の考え方をするトレーニングを行う 24

30 < 経験目標 > 内科認定医研修カリキュラムのA,B 項目は 初期研修を通して可能な限り専修医 1 年目までに全てを経験する 消化器疾患の研修内容は 日本消化器病学会が定める専門医研修カリキュラムに準ずる 経験すべき疾患 1) 食道疾患食道癌 食道静脈瘤 Mallory-Weiss 食道炎 潰瘍 食道アカラシア 2) 胃 十二指腸疾患胃癌 十二指腸潰瘍 胃潰瘍 十二指腸癌 胃ポリープ 胃アニサキス 胃粘膜下腫瘍 3) 小腸 大腸疾患大腸癌 小腸腫瘍 大腸ポリープ 腸閉塞 大腸憩室出血 憩室炎 急性腸炎 アメーバ 腸炎 潰瘍性大腸炎 クローン病 虚血性腸炎 虫垂炎 ポリープ切除後 痔核 上腸間膜動静脈血栓症 S 状結腸捻転 4) 肝疾患肝細胞癌 胆管細胞癌 肝硬変 急性肝炎 慢性肝炎 自己免疫性肝炎 原発性硬化性胆管炎 原発性胆汁性肝硬変 薬物性肝障害 アルコール性肝障害 肝膿瘍 肝嚢胞 NASH 5) 胆道疾患胆嚢癌 胆管癌 胆管結石 胆管炎 胆嚢結石 胆嚢炎 6) 膵疾患膵臓癌 急性膵炎 慢性膵炎 膵嚢胞性疾患 取得すべき手技上 下部消化管内視鏡検査 消化管粘膜切除術 緊急内視鏡及び内視鏡止血術食道静脈瘤治療 膵 胆道内視鏡 (ERCP EST) イレウス管挿入腹部超音波検査 腹腔穿刺 肝生検肝癌局所療法 ( ラジオ波 ) PTGBD PTCD < 研修方略 > On the job training: 1) 病棟業務専修医 1 年目は消化器内科を 6 か月ローテイトする他に 内科一般の総仕上げの時期にあたり 初期研修の2 年間に配属にならなかった専門内科 救急外来 N 棟 済生会向島病院 放射線科などをローテイトする 専修医 2 年目は消化器領域の基礎固めの年である 6-8ヶ月間は消化器内科を中心に診療にあたり 残りの4-6ヶ月は1 年目の項であげた一般内科医としての研修を行う 専修医 3 年目は消化器内科としてはこれまでの経験を基盤に自らが主体的に診療に携わる時期である 病棟においては主治医となり 外来においては消化器専門外来も担当し 退院患者も含めて長期にわたり管理する 検査に関しても例えば内視鏡では これまでの単なる観察 診断から治療へと技術の幅を拡げる 希望があれば半年間のチーフレジデントの任にあたり 初期研修医の教育 コメディカルの指導をすることができる 専修医 4 年目は消化器内科専門医となるべく準備する仕上げの年である 病棟においては実務のリ 25

31 ーダーとなり 研修医 コメディカルと蜜に連携し 病棟運営の円滑化を図る また上級医に積極的に提言する 当院では導入されていない あるいは不十分である新しい高度な診断検査 治療手技があればその技術を獲得すべく国内留学を行う 将来 research 活動も平行して行うことが望ましいが この年はその構想を練るべき時と位置づけたい 2) 外来業務専修医 1 年目は 内科総合外来を受け持ち 外来における患者管理法を習得する 専修医 2 年目以降は消化器専門外来も担当し 退院患者も含めて慢性期管理を習得する 3) 内視鏡検査内視鏡に関しては まずは基本的な観察法を習得すべく徹底的に指導を受ける その後は単なる観察 診断から治療へと技術の幅を拡げる 当院では導入されていない あるいは不十分である新しい高度な診断検査 治療手技 (EUS EUSFNA バルーン小腸鏡など) があればその技術を獲得すべく国内留学も可能である 消化器内科病棟回診 : 毎週月曜日 16:00~:4 西病棟 カンファレンス : 内科外科カンファレンス 内視鏡読影カンファレンス 消化器内科症例カンファレンス 超音波カンファレンスに参加する 特に超音波カンファレンスでは研修医への症例の割り付け プレゼンテーションの指導など主体となって参加する 1. 内科外科カンファレンス :( 毎週月曜日 8:20~: 第 2 会議室 ) 内科 外科 放射線科医が出席し 画像を中心とした診断と治療方針について検討する 2. 内視鏡読影カンファレンス :( 毎週木曜日 17:00~: 内視鏡室 ) 内視鏡にたずさわっている医師 ( 内科 外科 放射線科 ) 全員で診断 今後の検査 治療方針について検討する 3. 消化器内科症例カンファレンス :( 毎週木曜日 18:00~: 内視鏡室 ) 問題症例 長期入院例についてスタッフ全員で検討する 4. 超音波カンファレンス :( 第 3 金曜日 18:45~: 第 1 会議室 ) 超音波 CT MRI など画像上 教育的症例数例を毎回とりあげて 研修医のプレゼンテーション後 放射線科専門医の解説を受ける 5. 消化器内科抄読会 :( 毎週土曜日 8:00~:4 西病棟カンファレンスルーム ) 消化器関連雑誌を抄読し 他の医師に解説する 6. 専修医レビュー抄読会 :( 第 4 火曜日 18:00~: 第 1 会議室 ) 各分野のレビュー論文を紹介するカンファレンスで 専修医が企画運営する 7. 城南消化器検討会 : 年間 6 回当院 NTT 東日本関東病院 日赤医療センター JR 東京総合病院 厚生中央病院 関東中央病院 東芝病院 都立荏原病院 東海大学東京病院などの城南地区の基幹病院の消化器内科医が集まり 症例を持ち寄り検討する 26

32 学会活動 : 消化器関連学会地方会において 1 年間に少なくとも1 回は症例報告を行う また各総会あるいは大会に定期的に参加し 最新の知識や技術の習得に努める 単に学会に参加して聴講するのみではなく 演題を発表する 特に専修医最終年には当院発の臨床研究を発表すべく専修医初期より準備を始める また発表したデータはすみやかに論文にまとめる習慣をつける ローテーションの一例 専修医 1 年目 * 消化器内科循環器腎臓放射線科専修医 2 年目地域医療総合診療消化器内科救急専修医 3 年目消化器内科専修医 4 年目消化器内科 *: 本ケースにおいて 最短での内科認定医資格申請を希望する場合は 糖尿病内分泌 血液 呼吸器 神経は 初期研修時に既に履修済みである必要がある 専修医 1 年目は 初期研修において未履修の内科系診療科を優先的にローテートし 内科認定医の取得条件を満たすようにする 本コースでは 基本的には内科系診療科(7 科 ) の全科ローテーションは行わない 専修医 1 2 年目は 地域医療 ( 済生会向島病院 ) 総合診療科 救急医療が必修( 各 2ヶ月 ) 専修医 1 年目で地域医療 総合診療科 救急医療の1つをローテーションした場合には 専修医 2 年目は消化器内科を8ヶ月ローテーションすることができる 希望があれば放射線科をローテートし 腹部超音波検査 MDL CT MRI の読影 さらにはラジオ波 PTCD PTGBD などのインターベンションを学ぶことができる 呼吸器 循環器 神経 腎臓 血液 糖尿病内分泌 消化器 27

33 3-4. 神経内科コース 本コースは 在籍中に内科認定医資格を取得するのみではなく 将来 総合内科専門医ならびに日本神経学会認定神経内科専門医および日本脳卒中学会認定脳卒中専門医資格を取得することが目標とされる なお総合内科専門医資格取得には 認定医取得後 3 年間の内科研修が必須とされており 卒後 4 年目で内科認定医を取得後 神経内科を含めた内科研修を継続し 総合内科専門医資格取得は卒後 7 年目以降となる また神経内科専門医取得には (1) 卒後研修歴 6 年以上で神経学会入会から 3 年以上の会員歴 (2) 内科認定医取得 (3) 日本神経学会の定める教育施設で3 年以上の研修を修了することが必要とされており 専修医 1 年目で神経学会に入会しても 専門医試験受験可能となるのは早くとも卒後 7 年目の段階となる ( ちなみに当院は学会認定教育施設である ) また, 脳卒中専門医受験資格は総合内科専門医または神経内科専門医取得後で, 脳卒中学会会員歴 3 年以上, 脳卒中学会認定教育施設 ( 当院該当 ) での研修歴 3 年以上である 神経内科は脳血管障害 変性疾患 脱髄疾患など疾患が多岐にわたり 高齢者の割合が比較的多いこと また 各疾患に付随して発生する合併症の管理などを行わなくてはならない そのため 神経内科領域のみの知識 技量では 到底十分な診療を行うことは出来ず 内科全般にわたる知識 経験が必要となる この神経内科コースでは 内科プログラム共通の行動目標達成とともに 各年次において神経内科としての行動目標を定め バランスのとれた神経内科医を養成するように配慮されている 経験目標としての検査 手技 治療は 日本内科学会の認定医研修カリキュラム 神経学会の専門医研修カリキュラムに準拠している 即ち専門性を越えた医師としての基本的かつ実践的な知識 技能 態度を踏まえた診療 ( プライマリケア ) 能力を鍛えるとともに, より専門性の高い神経疾患の診断 治療方針の決定 ケア体制の構築など 内科全般の基礎に立ったスタンダードな神経内科臨床能力の錬成を目指す 日本神経学会卒後臨床神経研修到達目標に準じて 臨床神経 治療 臨床神経生理 神経放射線 検査室検査 神経遺伝 神経病理 関連臨床科 医療福祉の9 領域にわたり基本に忠実に実践力と応用力を涵養する研修を目指す 専修医 1 年目 2 年目途中までは内科各専門科 ER 総合診療内科病棟を中心に内科医としての総合力を養成することを主眼として研修を行い その後 神経内科専門領域を中心とした研修に移行する < 各年次における具体的行動目標 > * 専修医 1 年目 (R3: 卒後 3 年目 ): 神経内科専門医 脳卒中専門医に求められる一般内科医としての素地を確立し 内科認定医資格を取得するために 1. 適切なコミュニケーションのもとに必要十分な問診を行うことができる 2. 身体所見と神経学的所見を含めた適切な神経学的診察法が実施できる 3. 意識障害の症例においても必要な診察が実施できる 4. 神経救急疾患の初期対応ができる 5. 臨床に必要なニューロサイエンスとしての神経機能解剖, 神経生理, 神経生化学, 神経病理, 病態生理が理解できる 6. 神経学的補助検査の有用性とリスクを理解し, 症例に応じて適切に選択することができる 7. 神経生理検査 ( 脳波, 神経伝導検査, 針筋電図 ) について主な所見と結果の解釈が理解できる 8. 画像診断 ( 単純 Xp, 頭部 CT, 頭部 MRI,MRA, SPECT 脳血管造影検査) のおもな所見と解釈が理解できる. 機能画像について理解できる 28

34 9. おもな症候や疾患について鑑別診断, 確定診断のための適切な検査計画をたてることができる 10. 神経疾患のおもな治療法について理解できる またリハビリテーションとチームによるケアに参加し, チーム医療の意義を理解できる 11. 日本内科学会 日本神経学会 日本脳卒中学会に入会する * 専修医 2 年目 (R4: 卒後 4 年目 ): 神経内科専門医 脳卒中専門医に求められる知識 技能 マナーの初歩を獲得するために 1. 神経内科専門医 脳卒中専門医に求められる 代表的病態 疾患を自ら主治医として管理できる 2. 脳卒中について 一次 二次予防の視点を持ち 初診や退院患者の外来経過観察を行うことができる 3. 神経内科プライマリケアとして重要な common problem としての頭痛, めまい, 意識消失発作に適切に対応し, 頻度の高い common disease としての脳卒中, パーキンソン病, てんかんについてガイドラインや EBM を適切に援用して対応できる 4. 内科疾患のおもな神経合併症について, 実際のコンサルテーションを踏まえて頻度の高い病態に習熟し その予防策, 対応策を理解できる 5. 急性期を含めた脳卒中の適切な診断が行え 病型診断と病態生理に応じた適切な治療, リハビリテーションと合併症への対応ができる 脳卒中センターにおいて 脳血管内治療科 脳神経外科と合同で脳卒中診療への理解を深める 6. 慢性期脳卒中 神経難病 認知症の適切な評価を行うことができ 治療とケア方針をたてることができる また介護保険 特定疾患制度 身体障害者福祉法などの社会資源を理解し 適用することができる 7. 神経内科コンサルテーションに適切に対応できる ( 関連諸科との連携や上級医への相談を含む ) 8. 問診 診察 補助検査 診断 治療 ケアの全ての過程について その根拠や潜在リスクを含めた深い理解のもとに 患者とその家族にわかりやすい言葉で信頼される説明ができる * 専修医 3 年目 (R5: 卒後 5 年目 ): 内科専門医 神経内科専門医 脳卒中専門医に求められる知識 技能 マナーを深めるとともに チームリーダーとしての素養を育むために 1. チームリーダーの役割を認識し 円滑なチーム医療を展開することができる 2. 神経内科初診 再診外来での診療を独力で施行することができる 3. 絶えず更新される大量の医学情報の中から臨床の現場で必要な文献を選択し 批判的にかつ適切に評価しながら日常臨床に活かす訓練を続ける 4. 家族性あるいは遺伝性神経疾患における情報への適切な対応が理解でき ガイドラインに基づく適切なプライバシー保護や遺伝相談が理解できる またその理解に必要な分子生物学 遺伝学への理解を深める 5. 自ら経験した症例をまとめ 適切に報告や発表できる さらに機会があれば多施設共同臨床研究などの clinical reseach にも参加し,EBM を確立してゆくプロセスへの理解を深める. 最低でも1つは臨床研究を行って 学会発表および論文として発表することを目標とする * 専修医 4 年目 (R6: 卒後 6 年目 ): 内科専門医 神経内科専門医 脳卒中専門医資格取得準備 29

35 をするとともに 将来のチームリーダーとして活躍するために 1. チーフレジデントもしくはそれに準じた役割を全うできる 2. 脳卒中ホットライン症例にも対応できる 3. 救急外来における神経内科コンサルテーションに対応できる 4. 嚥下障害 誤嚥性肺炎 易転倒傾向 廃用症候群などの合併症を複数有する脳卒中慢性期 神経難病 高齢者医療の実践的研修を重ね リハビリテーション ケア体制構築のすべてのステップを理解し実践できるレベルを目指す 5. 院内教育にも積極的に関わり 後輩の指導を通じて理解を深める 追記 * 一般急性期病院という特性上 神経内科医として経験できる症例に偏りが生じる可能性があるため 変性疾患 筋疾患など比較的頻度の低い疾患については研修期間中に国内他施設への短期留学を行うことにより補うことも可能である * 専修医としての研修中 当院神経内科スタッフとして採用するに十分な知識 技量を有すると認められた場合には 後期研修終了後 スタッフとして採用される可能性がある * 当院は内科プログラムにも記載しているとおり チーフレジンデント制を執っている 神経内科コースを選択した場合でも 当院の理念 教育方針に共感し チーフレジデントを行うことを希望する者には立候補することを奨励する * < 経験目標 > 内科認定医研修カリキュラムのA 項目 B 項目については 専修医 2 年目までに全て経験する 神経内科専門医研修カリキュラムにおける検査法 治療法 疾患については 本プログラム修了までの 4 年間において A 項目は全て B 項目は 80% 以上 C 項目は 70% 以上 の経験を目標とする D 項目は 必ずしも経験できない場合もあり 自己学習を主体とする < 研修方略 >: 神経内科コースに特化したもののみ記載 1.On the Job Training(OJT) 1) 病棟業務 : 神経内科ローテート時は 上級指導医の監督の下 神経内科主治医として患者を受け持ち 全般的患者管理に従事しながら 各種診断 検査 治療 ケア リハビリテーションなどの神経疾患患者のマネージメントを経験すると共に インフォームドコンセントなどのコミュニケーション能力や安全管理能力の習得を目指す 2) 外来業務 : 専修医 1 年目は 内科総合外来および神経内科再診外来を受け持ち 外来における患者マネージメントを習得する 神経内科再診外来では 退院患者を中心に慢性患者のマネージメントを習得する 専修医 2 年目には 神経内科再診外来を受け持ち 退院患者を中心に慢性期管理を修得する 専修医 3 年目には 神経内科初診外来を受け持ち 外来における患者管理のノウハウを学ぶ 3) 検査業務 : 神経生理学的検査として脳波 神経伝導速度 筋電図検査 頸動脈エコー 脳血流 SPECT 頭部 MRI 頭部 CT 脳血管造影 単純 X 線の諸検査の施行 読影のトレーニングを指導医とともに行い 各検査の適応 方法 合併症 解釈を学ぶとともに これら検査が安全に施行できるよう そのノウハウを修得する 30

36 2. 神経内科病棟回診 ( 毎火曜日 16:00 8 階西 5 階西など ) 神経内科入院中の全患者の回診 受け持ち患者のプレゼンテーションを行い 神経学的所見や治療方針などについて指導を受ける ベッドサイドで診察所見を確認しながら 局在診断や鑑別診断を検討する 3. 脳卒中センターモーニングカンファレンス ( 月 土 8:30 ): 当日朝までの脳卒中センター入院患者を中心に 脳神経外科 脳血管内治療科のスタッフ全員 理学療法士 言語療法士 病棟薬剤師で 症例提示 検討を行う 当日までに実施した画像診断 手術 インターベンションについても検討する 基礎的知識の確認 今後の治療指針などが指示される 4. 退院カンファレンス ( 月 金 毎夕 17:00~) 新入院したケースについて症例提示し 全員で検討する 基本的知識の確認や今後の治療方針などが指示される 退院するケースについても検討し データベースへの入力情報も確認する 看護師 理学療法士も参加する 5. リハビリカンファレンス ( 毎水 金曜日 8:45 :8 階西病棟 ) 入院症例についてリハビリテーションや退院に向けての方針につき 医師 病棟看護士 理学療法士 言語療法士 病棟薬剤師 MSW 訪問看護ステーションスタッフで情報を共有し 検討を行う 6. 神経内科抄読会 ( 週 1 回 ) 神経内科 脳卒中関連図書 雑誌を抄読し 臨床研究の手法や結果の解釈につき討論しながら批判的に学ぶ 7. 神経放射線カンファレンス ( 毎月 1 回金曜日 18:30 ): 1ヶ月間の問題症例を中心に頭部 MRI CT 血管造影検査フィルムなどにつき神経放射線専門医 ( 慈恵医科大学松島理士先生 ) を guest radiologist として検討し 鑑別診断の実際や アプローチの方法を症例に則して学ぶ 8. 学会発表 : 専修医は原則として 1 年間に少なくとも 1 回は 日本内科学会関東地方会または日本神経学会関東地方会において症例発表をおこなう また 日本神経学会総会または日本脳卒中学会総会などでの発表を目標とする 口述発表したものは極力論文形式にまとめ しかるべき雑誌に投稿する 論文執筆に際しては 上級医より徹底した指導がなされる 後期専修医による最近の学会 研究会での発表実績 日本神経学会総会 (2011 年 5 月 ) 米田純子認知機能障害における介入可能な vascular risk factor に関する臨床的検討日本神経学会関東地方会 (2010 年 9 月 ) 関根真悠特異な眼球運動を呈し抗 AQP4 抗体陽性を認めた 64 歳女性例日本神経学会総会 (2010 年 5 月 ) 米田純子認知症を有する2 型糖尿病症例に関する臨床的検討城南パーキンソン病研究会 (2010 年 4 月 ) 山田碧皮質基底核変性症症例について MCNN( 港中央ニューロネットワーク研究会 )(2010 年 4 月 ) 米田純子 epileptic amnesia の一例日本栓子検出と治療学会 (2009 年 10 月 ) 山田碧胃がん化学療法中に発症した脳梗塞の一例日本内科学会関東地方会 (2009 年 2 月 ) 米田純子頭痛 頸部痛を伴わなかった頭蓋外内頸動脈解 31

37 離の一例 9. ローテーション ローテーションの 1 例を示す 専修医 1 年目 呼吸器 循環器 消化器 救急 神経 N 棟 専修医 2 年目 向島病院 神経 放射線 糖尿病 専修医 3 年目 神経 専修医 4 年目 神経 専修医 1 年目 : 神経内科 2 ヶ月 + 各科ローテーション 2 ヶ月 5 専修医 2 年目 : 神経内科 6 ヶ月 + 各科ローテーション 2 ヶ月 3 専修医 3, 4 年目 : 神経内科病棟 * 専修医後半では研修が不足している分野を補うための国内留学も可能である また チーフレジデントへの立候補も可能である 32

38 3-5. 循環器科コース 本プログラムで育成される専修医の目標像は 内科 general を基盤とした循環器 subspecialty の実践 である そのため 原則として 専修医 1 年目 2 年目では 内科他科 ( 消化 呼吸 糖尿病 血液 神経 腎 ) 全てを 2 ヶ月ずつローテートする プログラム修了年限は 4 年間である 本プログラムは内科プログラムの専門医コースと位置づけられていたが 循環器診療自体が循環器以外の内科各科の知識 診療技術をより幅広く要求されること 国民からのニーズとして primary care に精通した generalist 養成が強く叫ばれていること 当院循環器診療が内科 generalist を基盤とした循環器 subspecialty を実践していたことから 平成 25 年度より分離独立した 本プログラムの具体的目標は 在籍中の内科認定医資格取得と 修了後の総合内科専門医ならびに循環器専門医資格取得にある なお総合内科専門医資格取得には 認定医取得後 3 年間の内科研修が必須であり 卒後 4 年目で内科認定医を取得しても 内科専門医資格取得は早くとも卒後 7 年目となる また循環器学会専門医取得には 循環器学会入会から6 年以上の入会期間と内科認定医取得後 3 年以上の循環器学会指定施設研修が必要とされており 専修医 1 年目で循環器学会に入会しても 専門医試験受験可能となるのは早くとも卒後 8 年目の段階となる 本プログラムでは 内科プログラムの共通行動目標達成とともに 各年次において循環器独自の行動目標が定められている また 経験目標としての検査 手技 治療は 日本内科学会の認定医研修カリキュラム 循環器学会の専門医研修カリキュラムに準拠している 一般目標 GIO および行動目標 SBOs: 内科プログラムと共通 ( 参照 ) < 経験目標 > 内科認定医研修カリキュラムのA 項目 B 項目については 専修医 2 年目までに全て経験する 循環器専門医研修カリキュラム ( 別表参照 ) における検査法 治療法 病態疾患については 本プログラム修了までの4 年間において A 項目は全て B 項目は 80% 以上 C 項目は 70% 以上 の経験を目標とする なおD 項目も 当院で経験可能である 医療倫理講習会は 循環器学会主催の倫理 安全講習会参加が基本であるが 院内実施の講習会参加も可とする < 研修方略 > 1. On the Job Training(OJT) 1) 病棟業務 : 指導医監督下に 主治医として全般的患者管理に従事しながら 内科全般にわたる検査 治療 疾患の管理法を習得すると共に コミュニケーション能力 臨床対応能力 指導力 自己研鑽能力 安全管理能力を習得する 専修医 1 年目 2 年目は 内科一般の総仕上げの時期に当たり 各内科病棟 N 棟 救急外来 済生会向島病院 などを2ヶ月ずつローテートする また各年次 4 6ヶ月間は 循環器専門病棟で主治医として診療に従事する 専修医 3 年目 4 年目は循環器病棟を中心にローテートし 各専門領域の知識 技能を習得するとともに 研修医 コメディカルの指導に当たる なお 専修医 3 年目または4 年目にチーフレジデントに任命された場合にはN 棟配属となり 診療 教育に責任を持つ また臨床研修室業務を補佐し 研修医の到達目標達成のた 33

39 め 尽力することが求められる なお到達目標達成のため 一定期間の国内留学期間が設定される場合もある 2) 外来業務 : 専修医 1 年目より 通年で週に1コマは内科総合外来あるいは循環器初診外来を受け持ち 外来における患者管理法を習得する 専修医 2 年目以降は 循環器再診外来も担当し 慢性疾患患者の長期管理を修得する 3) 非侵襲的検査業務 : 専修医 3 年目 4 年目には 検査医として 非侵襲的循環器検査 ( 心エコー トレッドミル 心筋シンチなど ) に専ら従事し 諸検査の施行 読影に精通する期間が設けられる 各検査の適応 方法 合併症 解釈を学ぶとともに これら検査が安全に施行できるよう そのノウハウを修得する 4) 心カテ業務 : 専修医 1 年目から 適宜心カテ業務に従事し 心カテ検査の適応 方法 合併症を学ぶとともに 検査が安全に施行できるよう そのノウハウを修得する <ローテーション例 > 専修医 1 年 内科 内科 向島 循環器 N 棟 専修医 2 年 内科 救急外来 内科 循環器 内科 専修医 3 年 循環器 選択 ( 内科 心臓外科など ) 循環器 専修医 4 年 チーフレシ テ ント (N 棟 ) 循環器 < 週間予定表例 > 月 火 水 木 金 土 AM PM AM PM AM PM AM PM AM PM AM 心カテ心カテ 内科トレット 循環心カテ RI CCU 心カテ総合ミル初診 2. 循環器病棟回診 ( 火曜日午前 7 時 30 分 :9 階東 ) 全患者回診で 受け持ち患者のプレゼンを行う 治療指針などについて指導を受ける 3. カンファレンス ( ア ) 新入院カンファレンス ( 月 金毎日午後 5 時 CCU) 新入院したケースについて Case presentation と Discussion を行う 基礎的知識の確認 今後の治療指針などが指示される 専修医必須 ( イ ) 内科 外科心カテカンファレンス ( 水曜日午後 6 時 循環器会議室 ) 心カテ例について検討を行う 心カテの解釈 インターベンション CABG の適応 治療方針の立て方などが指導される 専修医必須 ( ウ ) 循環器抄読会 ( 金曜日午前 7 時 30 分 循環器会議室 ) 循環器関連雑誌を抄読 専修医向け 34

40 ( エ ) 9 東病棟カンファレンス ( 火曜日午後 3 時 9 東看護ステーション ) 長期入院例 問題例 リハビリ進展度などを中心に討議する 患者の社会背景 経済状況などをふまえたアプローチ法など マネジメント法が指導される ( オ ) 専修医カンファレンス ( 第 4 火曜日午後 6 時 第 1 会議室 ) 内科との合同カンファレンス 専修医必須 ( カ ) CPC( 第 4 木曜日午後 6 時 30 分 第 1 会議室 ) 病理解剖例を対象とした病院全体の臨床病理カンファレンス 専修医必須 ( キ ) 総合診療レクチャー ( 第 2 木曜日午前 8:15 8:45 第 1 会議室 ) 病院医師全てを対象としたプライマリケア領域の講演 専修医必須 4. 院内講演会 1. BLS/ACLS 講習会 ( 年間 3-5 回 ); 循環器専修医必須 2. 院内循環器講演会 ( 外部講師招聘 ; 不定期 ); 専修医必須 3. 医療安全講習会 ( 年間 3 回程度 ); 専修医必須 4. 保険診療講習会 ( 年間 2 回 ); 専修医必須 5. 医療倫理講演会 ( 年間 1 回 ); 専修医必須 6. 感染コントロール講演会 ( 年間数回 ); 専修医必須 7. 個人情報講演会 ( 年間数回 ); 専修医必須 8. 接遇講習会 ( 年間複数回 ); 指名された場合は必須 9. 医療統計講習会 ( 年間数回 ); 任意 5. 院外講演会 1. みなと循環器連携の回 ( 年間 2 回 ); 専修医必須 2. Tokyo Cardiology Conference( 年間 2 回 ); 専修医必須 6. 学会発表 : 専修医は原則として 1 年間に少なくとも 1 回は 内科学会あるいは循環器関連学会の総会または地方会で症例発表をおこなう 発表したものは極力論文形式にまとめ しかるべき雑誌に投稿する 学会発表 論文執筆に際しては 指導医より徹底した指導がなされる < 評価 > 1. 観察記録 ; 形成的評価 ( 態度 技能の項目 ) 指導医は ローテート終了時に 評価表に記入する 評価表は 6ヶ月毎に検討され その結果は 各個人へ還元される 2. 専修医発表会 ; 形成的評価 ( プレゼンテーション項目 ) R4 終了時に 2 年間の専修医期間の総括として プレゼンテーションを行う 3. 内科認定医試験 ; 総括的評価 ( 知識項目 ) R4 時に 内科認定医試験に合格する 35

41 < 各年次における具体的行動目標 >: 循環器関連項目 * 専修医 1 年目 (R3: 卒後 3 年目 ): 循環器専門医に求められる一般内科医としての素地を確立し 内科認定医資格を取得するために 1. 標準的な心電図診断を行う 2. トレッドミル 心エコー 心筋シンチ 心カテの適応を説明できる 3. トレッドミル 心エコー 心筋シンチ 心カテ検査結果の解釈ができる 4. 負荷検査 ( トレッドミル 心筋シンチ 心カテ ) のインフォームド コンセントを取得する 5. 指導医の監督の下 負荷検査 ( トレッドミル 心筋シンチ 心カテ ) を実施する 6. 指導医の監督の下 心カテに参加する 7. 指導医の監督の下 初診外来を担当する 8. 日本内科学会 日本循環器学会に入会する * 専修医 2 年目 (R4: 卒後 4 年目 ): 循環器専門医に求められる知識 技能 マナーの初歩を獲得するために 1. 循環器専門医に求められる 代表的病態 疾患を主治医として管理する 2. 不整脈を含めた専門的心電図診断を行う 3. トレッドミル負荷を独力で実施する ( レポート作成を含む ) 4. 指導医の下 心エコー トレッドミル 負荷心筋シンチの診断を行う 5. トレッドミル 心エコー 心筋シンチ 心カテ検査結果を参考として 治療方針を決定できる 6. 一次 二次予防の視点で 初診や退院患者の外来経過観察を行う 7. 1 年間に 100 例以上の心カテに従事し 穿刺 止血 カテ操作を行う 8. 上級医の指導 監督の下 インターベンションの補助をする * 専修医 3 年目 (R5: 卒後 5 年目 ): 総合内科専門医 循環器専門医に求められる知識 技能 マナーを深めるとともに チームリーダーとしての素養を育むために 1. 検査医として 心エコー トレッドミル 負荷心筋シンチ検査を独力で実施 診断できる 2. 1 年間に 200 例以上の心カテに従事し 穿刺 止血を確実に行うとともに 右心カテーテル法 左心カテーテル法を自ら施行できる 3. 心カテの診断レポートを作成する 4. チームリーダーとして 初期研修医を指導しながら コメディカルと協力して円滑なチーム医療を展開することができる 5. 循環器初診 再診外来での診療を独力で実施できる * 専修医 4 年目 (R6: 卒後 6 年目 ): 総合内科専門医 循環器専門医資格取得準備をするとともに 将来のチームリーダーとして活躍するために 1. 経食道心エコーを施行し 自ら診断レポートを作成する 2. 指導医の下 非複雑性病変に対し冠動脈インターベンションを実施できる 3. EPS ablation に参加する 4. チーフレジデントもしくはそれに準じた役割を全うできる 36

42 以下は 日本循環器学会循環器専門医研修カリキュラム達成度調査表からの抜粋 37

43 38

44 39

45 40

46 41

47 42

48 以下は 循環器経験症例目標 preliminary level 1 level 2 level 3 (R3 終了時 ) (R4 終了時 ) (R6 終了時 ) 循環器専門病棟 4ヶ月 6ヶ月済 12ヶ月 2 年 循環器専門外来 - 週半日週半日週半日 x2 済 循環器初診外来 - - 週半日週半日未 心電図読影 1000 例 2000 例 5000 例 例済 トレッドミル運動負荷試験 例 500 例 1000 例済 心エコー ( 実施 診断 ) 例 +500 例 2000 例 5000 例未 (TEEを含む) 心臓核医学 ( 実施 診断 ) 未 例 ( 実施のみ ) 300 例 600 例 冠動脈造影未 例 500 例 1000 例 (PCIを含む) (PCI 200 例を含む ) EPS 未 43

49 3-6. 腎臓内科コース 本プログラムは プログラム在籍中に内科認定医資格を取得するとともに 将来 総合内科専門医ならびに腎臓内科関連学会専門医資格を取得することが目標とされる なお総合内科専門医資格取得には 認定医取得後 3 年間の内科研修が必須とされており 卒後 4 年目で内科認定医を取得しても 総合内科専門医資格取得は早くとも卒後 7 年目となる 腎臓内科関連学会の代表的なものに 日本腎臓学会と日本透析医学会がある 日本腎臓学会専門医資格試験の申請条件は (1) 本邦の医師免許を有し, 医師としての人格及び見識を備えていること (2) 本会の会員歴が継続して 5 年以上であること (3)( 社 ) 日本内科学会認定医取得後 3 年以上 ( 社 ) 日本小児科学会専門医 ( 社 ) 日本外科学会専門医及び ( 社 ) 日本泌尿器科学会専門医は取得後 1 年以上であること (4) 本会が指定する研修施設において 別に定める研修カリキュラムに基づく研修を 3 年以上行っていること ( 週 4 日以上勤務していることを基準とし 週 3 日の勤務は 3/4 の期間として 週 2 日の勤務は 1/2 の期間として計算し 合計 3 年以上の臨床経験があることを証明する施設長 又は教育責任者による研修終了証明書が必要である 平成 16 年 3 月以降卒業医師の初期研修 2 年は含まない 海外施設で研修を行った場合は 委員会の議を経て専門医試験受験申請に必要な研修と認めることができる ) が必要とされている 日本透析医学会専門医資格の申請条件は (1) 日本国の医師免許証を有し, 医師としての人格および識見を備えていること (2) 日本内科学会および日本外科学会において定められたいずれかの認定医または, 専門医, 日本泌尿器科学会および日本小児科学会において定められたいずれかの専門医, もしくは日本麻酔学会において定められた指導医の資格を有し, 臨床経験 5 年以上を有すること ( ただし, これに該当しない場合においても, 本会の専門医制度委員会の規定によって認定された認定施設において 5 年以上の臨床経験を有する者については, 同等の資格を有する者とみなすことが出来る ) (3) 認定施設または教育関連施設において本会の専門医制度委員会の規定によって編成された研修カリキュラムに従い通算 5 年以上, もしくは本会の専門医制度委員会が認める外部団体主催の研修期間も含めて計 5 年以上, 主として透析療法に関する臨床研修を行いかつ業績のあること (4) 学会出席ならびに業績について 30 単位を満たしていること (5) 専門医認定の試験および審査において適格と判定され, 専門医として登録を完了した者であること (6) 申請時において, 本会会員歴 3 年以上であることが必要とされている 当院の腎臓内科は疾患が極めて多彩で患者数も多く 学会発表 論文投稿なども積極的に行っている また 約 3 年間集中的に専門病棟で研修できることから 優秀な腎臓内科医を目指し日本腎臓学会専門医および日本透析医学会専門医資格取得を目標とする医師に研修の場を与えることが可能である さらに 総合診療科のローテーションや希望によりチーフレジデントを経験することにより内科医としての総合力および指導力も身につけることができる < 各年次における具体的行動目標 > 専修医 1 年目 (R3: 卒後 3 年目 ): 腎臓内科の病棟に4-6ケ月間配属となり 上級医の指導のもと 主治医として腎臓疾患の診断 治療にあたる 1. 初期研修期間中に経験できなかった症例を中心に経験する 2. 内科医としての一般的技術 知識 経験をさらに深める 3. 腎臓内科的救急疾患に対し適切に対応できる 44

50 4. 上級医あるいは指導医 各専門医に適切にコンサルテーションができる 5. 評価承認を受けて 主治医となる 6. 総合外来を1 単位受け持つ 7. 血液透析の適応を判断し指導医とともに実施できる 8. 腹膜透析の適応を判断し透析処方をオーダーできる 9. 腎生検の適応を判断し指導医とともに安全に実施できる 10. 腎組織の診断を指導医とともに行い治療方針を決定する 11. 腎臓内科関連学会のいずれかに1 回以上演題を発表する 12. 腎臓内科関連学会の専門医資格取得希望者は早急に学会に入会し会員となる 専修医 2 年目 (R4: 卒後 4 年目 ): 腎臓内科の病棟に 6-8 ケ月間配属となり患者の診療にあたるとともに 研修医の指導にもあたる 1. シャント穿刺 血液透析回路のプライミング 血液透析の開始 回収操作 透析用ダブルルーメンカテーテル挿入 腹膜透析用カテーテル交換に習熟する 2. 腹膜透析外来を週 1 単位担当する 3. 医療面接に精通する 4. 診断書をはじめとした公的文書を作成できる 5. 腎臓疾患の診断 治療ガイドラインを理解し実践できる 6. 指導医とともに各科より依頼された腎臓内科コンサルテーションに応ずる 7. 指導医のもと症例報告に加え臨床研究に従事し 腎臓関連学会への演題提出を目指す 8. 日本内科学会認定医を取得する 専修医 3 年目 (R5: 卒後 5 年目 ): 1. 専修医 3 年目は 原則的に1 年間 腎臓内科病棟に配属となる 2. 総合外来 1 単位に加え腎臓専門外来も担当することができる 3. 腎臓内科ローテーション中の研修医を指導できる 4. 透析関連合併症を診断し治療できる 5. 血液透析などの体外循環全般 ( 緊急対応を含め ) を一人で行えるようになる 6. 指導医のもと腎生検の技術向上に努める 7. 指導医のもと腎組織診断能力の向上に努める 7. 腎臓関連学会に積極的に参加する 8. 希望があれば半年間のチーフレジデントの任にあたり 初期研修医の教育 コメディカルの指導をすることができる 専修医 4 年目 (R6: 卒後 6 年目 ): 専修医 4 年目も引き続き1 年間 腎臓内科病棟に配属となる 1. 腎臓関連学会で臨床研究を発表する 2. 血漿交換 LDL 吸着 顆粒球吸着 持続血液濾過透析の適応を判断し1 人で実施できる 3. 初期研修医の症例発表 投稿の指導ができる 45

51 < 経験目標 > 内科認定医研修カリキュラムのA,B 項目は 初期研修を通して可能な限り専修医 1 年目までに全てを経験する 腎臓疾患の研修内容は 日本腎臓学会が定める腎臓専門医研修カリキュラム (2002; 44(2):83-93) 日本透析医学会の透析専門医のための研修カリキュラムに準ずる < 研修方略 > On the job training: 1) 病棟業務専修医 1 年目は腎臓内科に 4-6 か月 初期研修の2 年間に配属にならなかった専門内科 救急外来 N 棟 済生会向島病院 放射線科などに配属される 専修医 2 年目は腎臓内科の基礎固めの年である 6-8ヶ月間は腎臓内科を中心に診療にあたり 残りの4-6ヶ月は専修医 1 年目の項で配属にならなかった一般内科医としての研修を行う 専修医 3 年目は腎臓内科医としての基盤を固める時期であり これまでの経験をもとに自らが主体的に診療に携わる時期である 外来では腎臓専門外来も担当し 腎生検 透析室業務へのより積極的な関与が求められる 希望があれば半年間のチーフレジデントの任にあたり 初期研修医の教育 コメディカルの指導をすることができる 専修医 4 年目は自立した腎臓内科医となるべく準備する仕上げの年である 病棟においては実務のリーダーとなり 病棟運営にも関与する 2) 外来業務専修医 1 年目は 内科総合外来を受け持つ 専修医 2 年目以降は腎臓専門外来も担当し 退院患者も含めて慢性期管理を習得する 3) 透析室業務積極的に参加し血液透析回路のプライミングから回収までの知識 技術を習得する 透析室の腹膜透析外来も担当する 腎臓内科病棟回診 : 毎週木曜日 16:00~:5 西病棟 カンファレンス : 毎週木曜日 15:00~:5 西病棟 学会活動 : 腎臓関連学会において 1 年間に少なくとも 1 回は症例報告を行う また積極的に学会に参加し 最 新の知識や技術の習得に努める 学会で発表した内容はすみやかに論文にまとめる習慣をつける 46

52 3-7. 糖尿病 内分泌内科コース 当院は 近代的医療設備を整えた第一線の総合病院であり 厚生労働省の臨床研修指定病院でもあり さらに内科学会などの研修施設としても認定されている 糖尿病 代謝 内分泌疾患に関しては 日本糖尿病学会ならびに日本内分泌学会の専門医資格を2つとも取得できる 一般病院としては数少ない認定教育施設の一つであり 優秀な糖尿病 代謝 内分泌専門医を目指す医師に研修の場を与えることを大きな役割としている 糖尿病 内分泌の専門医を目指す本カリキュラムの目標は 糖尿病 代謝 内分泌疾患を有する患者の求める良き臨床医 すなわち糖尿病 代謝 内分泌疾患患者を総合的に診療し 生活習慣を含めた指導もできる医師を養成することにある 本カリキュラムは日本糖尿病学会ならびに日本内分泌学会の求める専門医研修カリキュラムに準じている コミュニケーション能力 ( 対患者 対医師 他職種など ) を確立し 診断 インフォームドコンセント チーム医療などに活かす セカンドオピニオンにも積極的に応じる 安全管理能力も身に付くよう その知識を病院全体の研修や回診 各症例担当を通して学ぶ インシデントレポートの重要性も認識し 必要により積極的に活用する さらに 院内の感染対策を理解し実践する 本カリキュラムでは 専修医 2 年目から各学会認定の専門医取得プログラムを開始することができる これは 大学病院における一般的な研修コースと比べて 1 年早くプログラムを開始できることになり 専門医資格を早期に取得したい人に魅力的なカリキュラムとなっている また原則的に計 3 年間 糖尿病 内分泌内科をローテートすることで集中して研修できることから 極めて多くの糖尿病 内分泌疾患症例を経験することができる ( 当院の糖尿病診療実績についてはこちら または ) < 各年次における具体的行動目標 > * 専修医 1 年目 (R3: 卒後 3 年目 ): 糖尿病 内分泌内科の専門病棟に原則 6ケ月間配属となり 上級医の指導のもと 主治医として糖尿病 内分泌疾患の診断 治療にあたる 一方 糖尿病 内分泌系の専門医に求められる一般内科医としての知識 技能の修得を目標に掲げ 多くの症例を経験する 1. 初期研修期間中に経験できなかった症例 ( 診療科 ) を経験するために 残りの6ケ月間は関連する内科系診療科をローテートし 内科認定医の取得を目指す なお 内科系診療科のローテート期間については 希望により2ケ月間延長することが可能である ( 応相談 ) また 専修医 1 2 年目の 2 年間で 救急外来 総合診療科 (N 棟 ) 地域医療( 済生会向島病院 ) を2ケ月ずつローテートし 一般内科医としてのスキルを高める 2.1の期間中に 一般内科医として必要な 診察手技の取得 検査の理解と実践 診断 治療の知識を修得する 3. 内科総合外来を担当して新患 救急患者の診断 治療を学ぶ 4. 週 1-2 回 糖尿病 内分泌の専門外来の担当を開始する 5. 糖尿病 内分泌の病棟を担当する時は 診断 治療 生活習慣の指導を行うとともに コメディカルを含む医療チームと協調し リーダーとしての自覚を持つように努める 6. 他院を含めた症例検討会 日本糖尿病学会や日本内分泌学会の年次集会 地方会などに演題提出 47

53 を行う 7. 日本内科学会 日本糖尿病学会 日本内分泌学会に入会する * 専修医 2 年目 (R4: 卒後 4 年目 ): 糖尿病 内分泌内科の専門病棟に原則 6ケ月間配属となり 内科医 糖尿病 内分泌専門医に求められる知識 技能 ( 患者ならびに医療チームの ) 指導力をつける 糖尿病学会専門医取得 ならびに ( あるいは ) 内分泌代謝科専門医取得のためのプログラムを開始する 1.1 年目に続いて患者の診療にあたるとともに 研修医の指導にもあたる ( 研修医向けのモーニングカンファレンスの一部も担当する ) 2. 内科総合外来を引き続き担当して内科全般の研修を続ける また 救急外来 総合診療科 (N 棟 ) 地域医療 ( 済生会向島病院 ) に関して 専修医 1 年目で未履修の場合は 必ず2ケ月間ずつローテートする 3. 週 1-2 回 糖尿病 内分泌の専門外来を担当する 4. 糖尿病教育入院のミーティングなどで糖尿病患者教育やチームの運営などを学ぶ 5. 糖尿病グループカンファレンスで論文抄読を行ったり 講演会などに参加する 6. 他院を含めた症例検討会 日本糖尿病学会や日本内分泌学会の年次集会 地方会などに演題提出を行う 毎年秋に行っている糖尿病の院内セミナーの企画運営にもあたる 7. 内科認定医を取得する * 専修医 3 年目 (R5: 卒後 5 年目 ): 専修医 3 年目は 原則的に1 年間 糖尿病 内分泌病棟に配属となる 専門性を高めるために 病棟 外来 教育入院を主体的に担い研修を行う また 臨床研究を行うことにより 臨床にリサーチセンスが重要であることを学ぶ * 専修医 4 年目 (R6: 卒後 6 年目 ): 専修医 4 年目も引き続き 1 年間 糖尿病 内分泌病棟に配属となる 糖尿病 内分泌の専門性を高め る研修をより充実させるとともに 指導にもあたる 臨床研究もより充実したものとする < 経験目標 > 内科認定医研修カリキュラム (2011 年度版はこちら または ) のA 項目 ( 十分に理解しておくことが望ましい ) B 項目 ( 概略理解しておくことが望ましい ) は 初期研修を通して可能な限り専修医 1 年目までに全てを経験する 糖尿病 代謝 内分泌疾患の研修内容は 日本糖尿病学会および日本内分泌学会が定める糖尿病 内分泌代謝科専門医研修カリキュラムに準ずる 疾患糖尿病 代謝疾患とその合併症 1 型 2 型糖尿病 妊娠糖尿病 その他の疾患に関連した糖尿病糖尿病腎症 神経障害 網膜症 足病変 冠動脈病変 脳血管障害合併例など内分泌疾患 ( 甲状腺 副甲状腺 下垂体 副甲状腺など ) 修得すべき診断 検査 48

54 糖尿病の診断糖尿病網膜症 腎症 神経障害 足病変 手病変など合併症の診断内分泌疾患の診断 治療食事療法の説明経口糖尿病薬の病態を考慮した選択インスリン療法の選択 指導血糖自己測定の指導と治療への応用シックデイの指導 ケア糖尿病ケトアシドーシスなどの急性代謝失調の治療糖尿病腎症の食事療法とその指導糖尿病神経障害の治療 ( 薬物療法を含む ) フットケアと指導 足壊疽のデブリドメント糖尿病患者のメンタルケア各種内分泌疾患の薬物療法 手術など治療法の適切な選択糖尿病 内分泌疾患の手術時の治療と管理 教育その他スムーズなチーム医療とリーダーシップ教育入院の講義患者会の必要性 運営の理解と協力 < 研修方略 > 1.On the Job Training 1) 病棟業務 : 病棟においては 主治医として担当患者の診療を行い 知識と技術を修得する 適切な医療を提供する上で 上級医との綿密なコミュニケーションが重要となる 2) 外来業務 : 総合外来を受け持ちながら 年次が上がるにつれて 専門外来を受け持つ 済生会渋谷診療所 ( 内科 糖尿病外来を当院が担当 ) や 当院と関連する済生会向島病院 港南の郷などのケアを担当し 地域医療なども学び 実践する 2. 糖尿病 内分泌内科回診 (9 階西病棟回診 ( 渥美 島田担当 ): 教育入院スケジュールによるが隔週で木曜午後の教育入院回診 ( 渥美担当 ) 毎週木曜もしくは水曜午後の一般入院回診 ( 島田担当 ) につく 3.9 階西病棟カンファレンス ( 隔週木曜 16:00~): 教育入院患者について コメディカルを含めた医療チーム全員による回診後 看護師や管理栄養士とカンファレンスを行い 治療方針を話し合う その中で チーム医療の重要性を学び リーダーシップを熟成する 4. 新入院カンファレンス ( 毎日 16:00~): 新入院となった症例について討論を行う また 毎週 1つ内分泌代謝疾患に関するテーマを選び 診断 治療のポイントを討論しながら学ぶ 5. グループカンファレンス ( 水曜 18:00~): 医学雑誌の抄読 トピックスについてのディスカッション 症例検討 研究報告 治験説明などを行 49

55 い コンセンサスを統一する この際 糖尿病療養指導士である他職種も参加する 6. 学会 論文発表 : 専修医は 日本内科学会 日本糖尿病学会 日本内分泌学会の年次集会 地方会などに演題を提出し できるかぎり論文にまとめる プロトコール作成から統計処理など 上級医師が指導する ローテーションの一例 内科認定医の申請資格は 最短で専修医 1 年目終了時に取得することが可能である その場合 専修医 2 年目から各専門医 ( 糖尿病学会 内分泌学会 ) 取得プログラムを開始することができる ( 大 学における一般的な研修コースと比べて 1 年早く専門医取得プログラムを開始することができる ) ただし 初期研修における内科系 subspecialty の履修状況によっては 専修医 2 年目終了 時の資格取得となるので注意 専修医 1 年目 * 糖尿病 内分泌循環器救急神経 専修医 2 年目地域医療消化器糖尿病 内分泌総合診療 専修医 3 年目 糖尿病 内分泌 専修医 4 年目糖尿病 内分泌 *: 本ケースの場合 最短で内科認定医資格申請を希望するには 血液内科 呼吸器内科 腎臓内科に関して 初期研修時に既に履修済みである必要がある 専修医 1 年目 : 糖尿病 内分泌内科 6ケ月 + 内科系ローテート (2ヶ月 3 診療科 ) 専修医 2 年目 : 糖尿病 内分泌内科 6ケ月 + 内科系ローテート (2ヶ月 3 診療科 ) 専門医取得プログラムを開始専修医 3 年目 : 糖尿病 内分泌内科 12ケ月専修医 4 年目 : 糖尿病 内分泌内科 12ケ月 専修医 1 年目は 初期研修において未履修の内科系診療科を優先的にローテートし 内科認定医の取得条件を満たすようにする 本コースでは 内科系診療科(7 科 ) の全科ローテーションは行わない 専修医 1 2 年目は 地域医療 ( 済生会向島病院 ) 総合診療科 救急医療が必修 ( 各 2ヶ月 ) 呼吸器 循環器 消化器 神経 腎臓 血液 糖尿病内分泌 50

56 心臓血管外科後期研修プログラム ( 修了年限 4 年間 ) 心臓外科血管外科医の基礎として一般消化器外科基本手技を身につけることは極めて重要である プログラム在籍中に外科専門医 ( 卒後最短で 5 年 ) を必ず取得する 当院消化器外科と連携し 十分な一般消化器外科の手術研修を行うことが可能である 加えて日本胸部外科学会 日本心臓血管外科学会 日本血管外科学会のうち少なくとも 2 学会に加入し 入会後 3 年以上経過しており 所定の条件が整えば心臓血管外科専門医の受験資格が得られるので その取得を目指す ( 最短で卒後 5 年 ) 但し 心臓血管外科専門医になるためには最低 100 例以上の心臓血管外科手術を執刀しなくてはならず 後期研修プログラム終了までに資格を取得するのは難しい そこで 4 年間の専修医研修プログラムを修了した者は 希望により さらに当院の医員として採用されるための試験 ( 筆記および面接 ) の受験資格を得ることができるので その後心臓血管外科専門医取得目指すことは可能である 修練の目標一般目標 GIO 全ての臨床医に求められる基本的な診療に必要な知識 技能 態度を身につけ 医師としての倫理観を持ち 患者および家族とのより良い人間関係を確立しようと努める態度を身につけ 患者の持つ問題を心理的 社会的側面をも含め全人的にとらえて 適切に解決し 説明 指導する能力を身につけ 医療事故防止対策委員会の指導に従い 医療事故防止対策 医療事故発生時の適切な対処ができる能力を身につけ 感染対策委員会の指導に従い 感染対策に充分配慮できる能力を身につけ 保険委員会 保険診療適正化委員会 消耗品委員会の指導に従い 医療経済についても適切な知識を持ち充分に配慮できる能力を身につけ 有能な信頼できる心臓血管外科医を育成する 行動目標 SBOs ( ア ) 心臓 血管系の発生 構造と機能を理解し 心臓疾患 血管疾患の病因 病理病態 疫学に関する知識を持つ ( イ ) 心臓疾患 血管疾患の診断に必要な問診および身体診察を行い 必要な基本的検査法 特殊検査法の選択と実施ならびにその結果を総合して心臓疾患 血管疾患の診断と病態の評価ができる ( ウ ) 診断に基づき 個々の症例の心身両面に対応して心臓疾患 血管疾患に対する手術療法を適切に選択し 安全に実施することができる ( エ ) 患者とその関係者に病状と外科的治療に関する適応 合併症 予後について十分な説明ができる ( オ ) 心臓血管外科修練中の後進の外科医を日常的に指導し その成果を評価することができる 各年次における具体的行動目標および On the job Training(OJT) 年次 ( 通年 ) 1. 病棟業務指導医 ( 心臓血管外科専門医 ) の指導 監督のもとに心臓血管外科の患者さんを受け持つ 1 名の修練医に対して指導医 1 名以上が指導にあたり マンツーマ 51

診療科 血液内科 ( 専門医取得コース ) 到達目標 血液悪性腫瘍 出血性疾患 凝固異常症の診断から治療管理を含めた血液疾患一般臨床を豊富に経験し 血液専門医取得を目指す 研修日数 週 4 日 6 ヶ月 ~12 ヶ月 期間定員対象評価実技診療知識 1 年若干名専門医取得前の医師業務内容やサマリの確認

診療科 血液内科 ( 専門医取得コース ) 到達目標 血液悪性腫瘍 出血性疾患 凝固異常症の診断から治療管理を含めた血液疾患一般臨床を豊富に経験し 血液専門医取得を目指す 研修日数 週 4 日 6 ヶ月 ~12 ヶ月 期間定員対象評価実技診療知識 1 年若干名専門医取得前の医師業務内容やサマリの確認 血液内科 ( 専門医取得コース ) 血液悪性腫瘍 出血性疾患 凝固異常症の診断から治療管理を含めた血液疾患一般臨床を豊富に経験し 血液専門医取得を目指す 週 4 日 6 ヶ月 ~12 ヶ月 1 年若干名専門医取得前の医師業務内容やサマリの確認骨髄穿刺 腰椎穿刺など外来 講義 研究会発表 症例検討 教授回診骨髄採取手術 外来 17:00~ 17:30~ 移植カンファレンス カンファレンス 抄読会 骨髄スメア検鏡会

More information

7 1 2 7 1 15 1 2 (12 7 1 )15 6 42 21 17 15 21 26 16 22 20 20 16 27 14 23 8 19 4 12 6 23 86 / 230) 63 / 356 / 91 / 11.7 22 / 18.4 16 / 17 48 12 PTSD 57 9 97 23 13 20 2 25 2 12 5

More information

総合診療

総合診療 総合診療 (1 ヶ月水準 ) 1. 研修内容 : 総合診療研修では 外来を主な研修の場とし 一般症候からの診断推論 診療方針の立て方について学習する 外来から入院となった症例は 受け持ち医として入院診療に従事する 適宜 専門科と診療連携する 診断における病歴聴取と身体所見取得の重要性を理解し症候に応じて特異度の高いものを選択し診断する習慣を身につける 複数領域にまたがった疾患を有する患者 (multi-morbidity)

More information

Microsoft Word 年度シニア 呼吸器内科 2014.docx

Microsoft Word 年度シニア 呼吸器内科 2014.docx I. 1 A A 2 A A 3 A A 4 A A 5 A A 6 A A II. A A III. A A 1 A A 2 A A 3 A A 4 A A 5 A A 6 A A 7 A A 8 A A 9 A A 10 A A 11 A A 12 A A IV. 1 Aa' Aa' 2 Aa' Aa' 3 Aa' Aa' 4 a. Aa' Bb b. Aa' Bb c. Aa' Aa' d.

More information

3) 適切な薬物療法ができる 4) 支持的関係を確立し 個人精神療法を適切に用い 集団精神療法を学ぶ 5) 心理社会的療法 精神科リハビリテーションを行い 早期に地域に復帰させる方法を学ぶ 10. 気分障害 : 2) 病歴を聴取し 精神症状を把握し 病型の把握 診断 鑑別診断ができる 3) 人格特徴

3) 適切な薬物療法ができる 4) 支持的関係を確立し 個人精神療法を適切に用い 集団精神療法を学ぶ 5) 心理社会的療法 精神科リハビリテーションを行い 早期に地域に復帰させる方法を学ぶ 10. 気分障害 : 2) 病歴を聴取し 精神症状を把握し 病型の把握 診断 鑑別診断ができる 3) 人格特徴 専門研修プログラム整備基準項目 5 別紙 1 専門技能 ( 診療 検査 診断 処置 手術など ) 1 年目 1 患者及び家族との面接 : 面接によって情報を抽出し診断に結びつけるとともに 良好な治療関係を維持する 2. 診断と治療計画 : 精神 身体症状を的確に把握して診断し 適切な治療を選択するとともに 経過に応じて診断と治療を見直す 3. 疾患の概念と病態の理解 : 疾患の概念および病態を理解し

More information

「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」

「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」 2017 年 2 月 1 日 作成者 : 山田さおり 慢性心不全看護エキスパートナース育成コース 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院している心不全患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師が慢性心不全看護分野の知識や技術を習得することを目的とする 2. 対象レベルⅡ 以上で各分野の知識と技術習得を希望する者 ( 今年度は院内スタッフを対象にしています ) 期間中 80% 以上参加できる者

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 新しい内科専門医の研修に関する捉え方 研修カリキュラム 研修手帳 研修プログラム要件 等について 2014 年 12 月 24 日版 一般社団法人日本内科学会 この資料は上記日付時点での情報であり 今後 更改されることもございますので その旨ご了承ください 日本専門医機構の設立日本専門医制評価 認定機構での事業や検討事項などを踏まえ 日本専門医機構が 2014 年 5 月に発足 新 内科専門医制度

More information

小児外科学 (-Pediatric Surgery-) Ⅰ 教育の基本方針小児外科は 子供 (16 歳未満 ) の一般外科と消化器外科を扱う科です 消化器 一般外科学並びに小児外科学に対する基礎医学から臨床にわたる幅広い知識をあらゆる診断 治療技術を習得し 高い技術力と探究心及び倫理観を兼ね備えた小

小児外科学 (-Pediatric Surgery-) Ⅰ 教育の基本方針小児外科は 子供 (16 歳未満 ) の一般外科と消化器外科を扱う科です 消化器 一般外科学並びに小児外科学に対する基礎医学から臨床にわたる幅広い知識をあらゆる診断 治療技術を習得し 高い技術力と探究心及び倫理観を兼ね備えた小 小児外科学 (-Pediatric Surgery-) Ⅰ 小児外科は 子供 (16 歳未満 ) の一般外科と消化器外科を扱う科です 消化器 一般外科学並びに小児外科学に対する基礎医学から臨床にわたる幅広い知識をあらゆる診断 治療技術を習得し 高い技術力と探究心及び倫理観を兼ねえた小児外科医の養成 Ⅱ 年次毎の 小児の外科的疾患の診断に必要な問診および身体診察を行うことができる 小児の外科的疾患の診断計画をたてることができる

More information

賀茂精神医療センターにおける精神科臨床研修プログラム 1. 研修の理念当院の理念である 共に生きる 社会の実現を目指す に則り 本来あるべき精神医療とは何かを 共に考えて実践していくことを最大の目標とする 将来いずれの診療科に進むことになっても リエゾン精神医学が普及した今日においては 精神疾患 症

賀茂精神医療センターにおける精神科臨床研修プログラム 1. 研修の理念当院の理念である 共に生きる 社会の実現を目指す に則り 本来あるべき精神医療とは何かを 共に考えて実践していくことを最大の目標とする 将来いずれの診療科に進むことになっても リエゾン精神医学が普及した今日においては 精神疾患 症 賀茂精神医療センターにおける精神科臨床研修プログラム 1. 研修の理念当院の理念である 共に生きる 社会の実現を目指す に則り 本来あるべき精神医療とは何かを 共に考えて実践していくことを最大の目標とする 将来いずれの診療科に進むことになっても リエゾン精神医学が普及した今日においては 精神疾患 症状 治療 処遇 リハビリテーション等について 正しい理解をもち 患者さんやその家族 他の院内 院外のスタッフと共に歩むことができなければならない

More information

脂質異常症を診断できる 高尿酸血症を診断できる C. 症状 病態の経験 1. 頻度の高い症状 a 全身倦怠感 b 体重減少 体重増加 c 尿量異常 2. 緊急を要する病態 a 低血糖 b 糖尿性ケトアシドーシス 高浸透圧高血糖症候群 c 甲状腺クリーゼ d 副腎クリーゼ 副腎不全 e 粘液水腫性昏睡

脂質異常症を診断できる 高尿酸血症を診断できる C. 症状 病態の経験 1. 頻度の高い症状 a 全身倦怠感 b 体重減少 体重増加 c 尿量異常 2. 緊急を要する病態 a 低血糖 b 糖尿性ケトアシドーシス 高浸透圧高血糖症候群 c 甲状腺クリーゼ d 副腎クリーゼ 副腎不全 e 粘液水腫性昏睡 糖尿病 内分泌内科 ( 必修 1 ヶ月 ) GIO(General Instructive Objective: 一般目標 ) 医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ 診療を受ける者に対応する医師としての人格をかん養し 一般的な診療において頻繁にかかる負傷または疾病に適切に対応できるよう 基本的な診療能力を身に付ける SBO(Specific Behavioral. Objectives:

More information

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な 新井病院 医療安全管理者の業務指針 新井病院医療安全管理者業務指針 1. はじめに医療機関の管理者は 自ら安全管理体制を確保するとともに 医療安全管理者を配置するにあたっては 必要な権限を委譲し また 必要な資源を付与して その活動を推進することで医療機関内の安全管理につとめなければならない 2. 医療安全管理者の位置づけ医療安全管理者とは 病院管理者 ( 病院長 ) の任命を受け 安全管理のために必要な権限の委譲と

More information

第三内科(糖尿病・内分泌内科、腎臓内科) 後期研修プログラム

第三内科(糖尿病・内分泌内科、腎臓内科) 後期研修プログラム 第三内科 ( 糖尿病 内分泌内科 腎臓内科 ) 後期研修プログラム 1 プログラムの名称および研修の目的 1) プログラムの名称山梨大学医学部附属病院第三内科後期臨床研修プログラム 2) 研修の目的当科では, 代謝 内分泌疾患, 腎 膠原病疾患の診療を通して, 内科医としての基礎的能力を養成するとともに, 専門医として必要とされる専門的臨床技能の習得とともに, それらの疾患における病態を 臨床医学的および生命科学的に把握できる最新の知識を学習し,

More information

Microsoft Word - 6神経内科_H 修正_

Microsoft Word - 6神経内科_H 修正_ 神経内科後期研修プログラム ( 平成 26 年度 ) 1) 診療科紹介当科は, 長年にわたり札幌南病院神経内科として診療してきましたが, 札幌南病院は平成 22 年 2 月 28 日をもって閉院し, 同日西札幌病院と統合して北海道医療センターとなりました 北海道医療センターの神経内科は救命救急センターを有する急性期総合病院のなかに障害者病棟 80 床を有するという全国的にも珍しい形でスタートしました

More information

2-1消化器.doc

2-1消化器.doc 消化器科後期臨床研修プログラム I. 一般目標消化器科内科領域の患者の多彩なニーズに対応できる幅広い良識を持ち 専門的知識 主義を備えた消化器臨床医を育成することが卒後臨床研修の最も重要な目的である 卒後最初の2 年間で行う初期臨床研修においては臨床医として必要な基本的態度 基礎的知識および診療技術の習得に主眼を起いて研修が行われるが 卒後 3,4,5 年次では上下部消化管疾患 肝疾患 膵胆道系疾患を中心にその基礎的知識

More information

平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム

平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム 平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チームの介入による下部尿路機能の回復のための包括的排尿ケアについて評価する ( 新 ) 排尿自立指導料 [

More information

3 医療安全管理委員会病院長のもと 国府台病院における医療事故防止対策 発生した医療事故について速やかに適切な対応を図るための審議は 医療安全管理委員会において行うものとする リスクの把握 分析 改善 評価にあたっては 個人ではなく システムの問題としてとらえ 医療安全管理委員会を中心として 国府台

3 医療安全管理委員会病院長のもと 国府台病院における医療事故防止対策 発生した医療事故について速やかに適切な対応を図るための審議は 医療安全管理委員会において行うものとする リスクの把握 分析 改善 評価にあたっては 個人ではなく システムの問題としてとらえ 医療安全管理委員会を中心として 国府台 医療に係る安全管理のための指針 1. 趣旨本指針は 医療法第 6 条の 10 の規定に基づく医療法施行規則第 1 条の 11 の規定を踏まえ 国立研究開発法人国立国際医療研究センター国府台病院 ( 以下 国府台病院 という ) における医療事故防止について組織的に検討し 患者の立場に立ち 患者が安心して医療を受けられる環境を整えるための基本姿勢を示すものである 2. 医療に係る安全管理のための基本的考え方

More information

木下俊介 医局長 助教 神経内科 内科学会認定医 指導医 総合内科専門医プライマリケア連合学会認定 小林威仁 病棟医長 助教 呼吸器内科内科学会認定医 呼吸器学会専門医 アレルギー 学会専門医 プライマリ 住所 連絡先 埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷 38 総合診療内科電話 :049

木下俊介 医局長 助教 神経内科 内科学会認定医 指導医 総合内科専門医プライマリケア連合学会認定 小林威仁 病棟医長 助教 呼吸器内科内科学会認定医 呼吸器学会専門医 アレルギー 学会専門医 プライマリ 住所 連絡先 埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷 38 総合診療内科電話 :049 埼玉医科大学病院総合診療内科 指導医 氏名 職位 専門医資格 中元秀友 ( 腎臓 ) 診療科長 運営責任者 教授内科学会認定医 指導医 総合内科専門医 腎臓内科認定専門医 指導医 アフェレーシス学会認 定専門医 透析療法学会認定専門医 指導医 高 血圧専門医 プライマリケア連合学会認定医 専 門医 産業認定医 修練指導医 米国内科学会専 門医 医師会認定健康スポーツ医 山本啓二 ( 心臓 ) 今枝博之

More information

高齢化率が上昇する中 認定看護師は患者への直接的な看護だけでなく看護職への指導 看護体制づくりなどのさまざまな場面におけるキーパーソンとして 今後もさらなる活躍が期待されます 高齢者の生活を支える主な分野と所属状況は 以下の通りです 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 脳卒中発症直後から 患者の

高齢化率が上昇する中 認定看護師は患者への直接的な看護だけでなく看護職への指導 看護体制づくりなどのさまざまな場面におけるキーパーソンとして 今後もさらなる活躍が期待されます 高齢者の生活を支える主な分野と所属状況は 以下の通りです 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 脳卒中発症直後から 患者の 認定看護師 21 分野 1 万 7,443 人に専門性を発揮し 高齢者や長期療養者の生活を支える 公益社団法人日本看護協会 ( 会長 坂本すが 会員数 70 万人 ) は このたび 第 24 回認定看護師認定審査 を実施しました 審査に合格した 1,626 人が新たに認定され 認定看護師は 1 万 7,443 人となりました (5 ページ参照 ) 認定看護師は 高度化し専門分化が進む医療の現場において

More information

がん登録実務について

がん登録実務について 平成 28 年度東京都がん登録説明会資料 2-1 がん登録届出実務について (1) 1. 届出対象 2. 届出候補見つけ出し 3. 診断日 4. 届出票の作成例示 東京都地域がん登録室 1 1. 届出対象 1 原発部位で届出 2 入院 外来を問わず 当該腫瘍に対して 自施設を初診し 診断あるいは治療の対象 ( 経過観察を含む ) となった腫瘍を届出 3 届出対象となった腫瘍を 1 腫瘍 1 届出の形で届出

More information

研修プログラム関係 Q_ 副分野の研修は 30 時間程度となっています これは 30 時間を超える必要があるという意味でし ょうか A_ 時間は目安です 各プログラムで十分な研修効果が上がることを前提に 研修を計画してください Q_ 研修プログラムの実施状況について 協会への報告が求められるのでしょ

研修プログラム関係 Q_ 副分野の研修は 30 時間程度となっています これは 30 時間を超える必要があるという意味でし ょうか A_ 時間は目安です 各プログラムで十分な研修効果が上がることを前提に 研修を計画してください Q_ 研修プログラムの実施状況について 協会への報告が求められるのでしょ 研修プログラム関係 Q_ 副分野の研修は 30 時間程度となっています これは 30 時間を超える必要があるという意味でし ょうか A_ 時間は目安です 各プログラムで十分な研修効果が上がることを前提に 研修を計画してください Q_ 研修プログラムの実施状況について 協会への報告が求められるのでしょうか A_ 年に 1 回 プログラムの実績報告と専攻医の研修記録を提出していただきます 報告の締切りは

More information

研修プログラム モデル例

研修プログラム モデル例 麻酔科専門医研修プログラム名 NTT 東日本関東病院麻酔科専門医研修プログラム TEL 03-3448-6033 連絡先 FAX 03-3448-6034 e-mail matsuo@east.ntt.co.jp 担当者名 松尾綾子 プログラム責任者氏名 河手良一 責任基幹施設 NTT 東日本関東病院 研修プログラム病院群 * 病院群に所属する全施設名をご記入ください 基幹研修施設 関連研修施設 国立成育医療研究センター

More information

平成18年度九州歯科大学附属病院 歯科医師臨床研修プログラム

平成18年度九州歯科大学附属病院 歯科医師臨床研修プログラム 2019 年度九州歯科大学附属病院歯科医師臨床研修概要 1 研修プログラムの名称九州歯科大学附属病院歯科医師臨床研修プログラム A 九州歯科大学附属病院歯科医師臨床研修プログラム B 2 研修の概要歯科医師臨床研修の目標は 患者中心の全人的医療を理解し すべての歯科医師に求められる基本的な診療能力 ( 態度 技能及び知識 ) を身に付け 生涯研修の第一歩とすることである 3 研修のねらい 1) 歯科医師として好ましい態度

More information

看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供

看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供 看護部教育体制 2015 年新人研修教育委員会 看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供するために必要な知識 技術 態度の向上を促す 2 専門職として

More information

<4D F736F F D A8D CA48F43834B C E FCD817A E

<4D F736F F D A8D CA48F43834B C E FCD817A E 介護支援専門員専門 ( 更新 ) 研修 ガイドラインの基本的考え方 2 介護支援専門員専門 ( 更新 ) 研修ガイドラインの基本的考え方 1. 基本方針 (1) 介護支援専門員の研修の目的 要介護者等が可能な限り住み慣れた地域で その人らしい 自立した生活を送るためには 多様なサービス主体が連携をして要介護者等を支援できるよう 適切にケアマネジメントを行うことが重要である その中核的な役割を担う介護支援専門員について

More information

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2 平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅱ)(1 単位 ) 200 点 3. 脳血管疾患等リハビリテーション料

More information

SBOs- 3: がん診断期の患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 4: がん治療期 ; 化学療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 5: がん治療期 ; 放射線療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 6: がん治療期

SBOs- 3: がん診断期の患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 4: がん治療期 ; 化学療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 5: がん治療期 ; 放射線療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 6: がん治療期 がん看護エキスパートナース育成計画 2009 年 6 月 25 日 作成者 : 祖父江正代 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院しているがん患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師ががん看護 ( とくに緩和ケア ) 分野の知識や技術を修得することを目的とする 2. 対象者 1) レベル Ⅱ 以上で各分野の知識と技術修得を希望する者 2) 期間中 80% 以上参加できる者 3. 教育期間

More information

研修プログラム モデル例

研修プログラム モデル例 青梅市立総合病院麻酔科専門医研修プログラム 麻酔科専門医研修プログラム名 青梅市立総合病院麻酔科専門医研修プログラム TEL 0428-22-3191( 代 ) 連絡先 FAX 0428-24-5126( 代 ) e-mail hozumi-m@fsinet.or.jp 担当者名 丸茂穂積 プログラム責任者氏名 丸茂穂積 責任基幹施設 青梅市立総合病院 研修プログラム病院群 * 病院群に所属する全施設名をご記入ください

More information

様式S-1-11 応募内容ファイル

様式S-1-11 応募内容ファイル 呼吸器内科専門医養成コース 概要 基礎研究と臨床研修の独立方式 : 呼吸器内科には, 気道グループ, 肺グループ, 肺癌グループの3つの研究グループがあり, それぞれのグループのチーフの指導の下に基礎的研究を実施している さらに, 呼吸器専門医としてのレベル向上を目的として, 研究グループの枠を超え, 関連病院勤務医も全て含めて, 呼吸器内科全員参加型の臨床研究を実施している 例えば, 基礎研究が肺癌であっても,

More information

TOHOKU UNIVERSITY HOSPITAL 今回はすこし長文です このミニコラムを読んでいただいているみなさんにとって 救命救急センターは 文字どおり 命 を救うところ という印象が強いことと思います もちろん われわれ救急医と看護師は 患者さんの救命を第一に考え どんな絶望の状況でも 他

TOHOKU UNIVERSITY HOSPITAL 今回はすこし長文です このミニコラムを読んでいただいているみなさんにとって 救命救急センターは 文字どおり 命 を救うところ という印象が強いことと思います もちろん われわれ救急医と看護師は 患者さんの救命を第一に考え どんな絶望の状況でも 他 CONTENTS 1 2 3 4 5 6 7 8 2008 8 980-8574 1 1 T E L 022 717 7000 T E L 022 717 7131 FAX 022 717 7132 SPECIAL 1 TOHOKU UNIVERSITY HOSPITAL 今回はすこし長文です このミニコラムを読んでいただいているみなさんにとって 救命救急センターは 文字どおり 命 を救うところ という印象が強いことと思います

More information

Vol.52 2013夏号 最先端の腹腔鏡下手術を本格導入 東海中央病院では 平成25年1月から 胃癌 大腸癌に対する腹腔鏡下手術を本格導入しており 術後の合併症もなく 早期の退院が可能となっています 4月からは 内視鏡外科技術認定資格を有する 日比健志消化器外科部長が赴任し 通常の腹腔 鏡下手術に

Vol.52 2013夏号 最先端の腹腔鏡下手術を本格導入 東海中央病院では 平成25年1月から 胃癌 大腸癌に対する腹腔鏡下手術を本格導入しており 術後の合併症もなく 早期の退院が可能となっています 4月からは 内視鏡外科技術認定資格を有する 日比健志消化器外科部長が赴任し 通常の腹腔 鏡下手術に とうかい Vol.52 公 立 学 校 共 済 組 合 東 海 中 央 病 院 各 務 原 市 須 衛 会 本 新 池 ( 稲 田 園 前 )です INDEX 表 紙 写 真 募 集 のお 知 らせ 過 去 のとうかいはこちらからご 覧 になれます http://www.tokaihp.jp/tokai/ Vol.52 2013夏号 最先端の腹腔鏡下手術を本格導入 東海中央病院では 平成25年1月から

More information

第 7 条対策委員会の構成および運営については 細則に定める 第 3 章他の組織との連携 第 8 条認定制度の運営に当たっては 必要に応じて 日本腎臓学会 日本透析医学会 日本医療 薬学会 日本病院薬剤師会 日本薬剤師会等と協議し 連携をはかることとする 第 4 章腎臓病薬物療法専門薬剤師 認定薬剤

第 7 条対策委員会の構成および運営については 細則に定める 第 3 章他の組織との連携 第 8 条認定制度の運営に当たっては 必要に応じて 日本腎臓学会 日本透析医学会 日本医療 薬学会 日本病院薬剤師会 日本薬剤師会等と協議し 連携をはかることとする 第 4 章腎臓病薬物療法専門薬剤師 認定薬剤 日本腎臓病薬物療法学会腎臓病薬物療法専門薬剤師認定制度規程 日本腎臓病薬物療法学会専門薬剤師認定制度対策委員会第 1 章総則第 1 条腎臓病薬物療法専門薬剤師認定制度 ( 以下 本制度 という ) は 透析 腎移植を含めた慢性腎臓病 (CKD) だけでなく 急性腎障害や腎臓が未発達の未熟児 CKD 患者の大半を占める高齢者などの薬物療法も含めた幅広い腎臓に関わる薬物適正使用の実践を推進する 腎臓病

More information

000-はじめに.indd

000-はじめに.indd 2 リハビリテーション看護 (1) 概要 ア 看護部の理念 方針 理念 患者様とともにリハビリテーションのゴール 目標 を目指し できるかぎりの自立を支援 し 安全で質の高い看護を提供します 方針 1 人間の生命 人間としての尊厳および権利を尊重した看護サービスを提供します 2 リハビリテーション看護の専門性を発揮し 患者様の日常生活行動の獲得に向けて 見守る 待つ ともに考える 姿勢を持ってかかわり

More information

4 月 20 日 2 胃癌の内視鏡診断と治療 GIO: 胃癌の内視鏡診断と内視鏡治療について理解する SBO: 1. 胃癌の肉眼的分類を列記できる 2. 胃癌の内視鏡的診断を説明できる 3. 内視鏡治療の適応基準とその根拠を理解する 4. 内視鏡治療の方法 合併症を理解する 4 月 27 日 1 胃

4 月 20 日 2 胃癌の内視鏡診断と治療 GIO: 胃癌の内視鏡診断と内視鏡治療について理解する SBO: 1. 胃癌の肉眼的分類を列記できる 2. 胃癌の内視鏡的診断を説明できる 3. 内視鏡治療の適応基準とその根拠を理解する 4. 内視鏡治療の方法 合併症を理解する 4 月 27 日 1 胃 日付 時限 4 月 6 日 1 食道腫瘍の病理 GIO: 食道腫瘍の病理学的所見を理解する SBO: 1. 食道の構造を説明できる 内 容 2. 食道の良性上皮性腫瘍の分類と病理所見を説明できる 3. 食道の悪性上皮性腫瘍の分類と病理所見 ( 肉眼所見 組織所見 ) を説明できる 4. バレット食道 バレット腺癌について説明できる 5. 食道の非上皮性腫瘍を良性病変と悪性病変と分けて説明できる 4

More information

( 様式 1-1) 日本専門医機構認定形成外科専門医資格更新申請書 20 年月日フリガナ 氏 名 生年月日年月日 所属施設 ( 病院 医院 ) 名 勤務先住所 連絡先 ( 電話 : - - ) ( FAX : - - ) アドレス 1: アドレス 2: 専門医登録番号 - 医籍登録番号

( 様式 1-1) 日本専門医機構認定形成外科専門医資格更新申請書 20 年月日フリガナ 氏 名 生年月日年月日 所属施設 ( 病院 医院 ) 名 勤務先住所 連絡先 ( 電話 : - - ) ( FAX : - - )  アドレス 1: アドレス 2: 専門医登録番号 - 医籍登録番号 形成外科領域専門医更新様式等一覧 様式 1-1 日本専門医機構認定形成外科専門医資格更新申請書 1-2 単位集計表 様式 2 勤務実態の自己申告書 様式 3 形成外科診療実績記録 ( 過去 5 年間 ) 様式 4 手術症例一覧表 (4-1~4-5) 様式 5 症例一覧表 (5-1~5-5) 様式 6-1 専門医共通講習受講実績記録 6-2 専門医共通講習受講証明書類貼付台紙 様式 7 形成外科領域講習受講実績記録

More information

<4D F736F F F696E74202D C E9197BF A90EA96E58AC58CEC8E E88AC58CEC8E F0977B90AC82B782E98AF991B682CC89DB92F682C682CC8AD68C5782C982C282A282C42E >

<4D F736F F F696E74202D C E9197BF A90EA96E58AC58CEC8E E88AC58CEC8E F0977B90AC82B782E98AF991B682CC89DB92F682C682CC8AD68C5782C982C282A282C42E > カリキュラムについて 専門看護師 等を養成する既存の課程との関係について 論点 1 資料 2 専門看護師 等を養成する既存の課程が 特定行為の習得のための教育を併せて行う場合 当該課程を指定する際に留意すべき事項は何か 教育 研修を行う機関では 専門看護師 等を養成するための教育内容と 特定行為の習得のための教育内容等基準とを組み合わせ 独自のカリキュラム (123) を策定すると想定している その場合

More information

密封小線源治療 子宮頸癌 体癌 膣癌 食道癌など 放射線治療科 放射免疫療法 ( ゼヴァリン ) 低悪性度 B 細胞リンパ腫マントル細胞リンパ腫 血液 腫瘍内科 放射線内用療法 ( ストロンチウム -89) 有痛性の転移性骨腫瘍放射線治療科 ( ヨード -131) 甲状腺がん 研究所 滋賀県立総合病

密封小線源治療 子宮頸癌 体癌 膣癌 食道癌など 放射線治療科 放射免疫療法 ( ゼヴァリン ) 低悪性度 B 細胞リンパ腫マントル細胞リンパ腫 血液 腫瘍内科 放射線内用療法 ( ストロンチウム -89) 有痛性の転移性骨腫瘍放射線治療科 ( ヨード -131) 甲状腺がん 研究所 滋賀県立総合病 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 大腸がん 消化器内科 造血幹細胞移植 造血器腫瘍 骨髄不全 血液 腫瘍内科 大腸がん 早期胃がん 肝臓がん ( 一部 ) 前立腺がん 腎細胞がん 副腎がん腎盂尿管がん 膀胱がん 食道がん子宮体がん 外科泌尿器科婦人科 胸腔鏡下手術 肺がん 呼吸器外科 気道狭窄 閉塞病変に対する気管支鏡下レーザー治療 肺がん 呼吸器外科 定位放射線治療 原発性肺がん 転移性肺がん 原発性肝がん

More information

認知症医療従事者等向け研修事業要領

認知症医療従事者等向け研修事業要領 認知症医療従事者等向けの研修に係る要領 26 福保高在第 954 号 平成 2 7 年 3 月 1 9 日 1 趣旨この要領は 東京都認知症疾患医療センター運営事業実施要綱 ( 平成 23 年 2 月 1 日付 22 福保高在第 536 号 )( 以下 実施要綱 という ) 第 6の1(3) 第 7の5(2) に基づき 地域拠点型認知症疾患医療センターが実施する研修に関して必要な事項を定めるものとする

More information

研修プログラム モデル例

研修プログラム モデル例 麻酔科専門医研修プログラム名 手稲渓仁会麻酔科専門医研修プログラム TEL 011-681-8111 連絡先 FAX 011-685-2814 e-mail yokoken@ya2.so-net.ne.jp 担当者名 横山健 プログラム責任者氏名 横山健 研修プログラム病院群 * 病院群に所属する全施設名をご記入ください 責任基幹施設 基幹研修施設 関連研修施設 手稲渓仁会病院 北海道大学病院 北海道立子ども総合医療

More information

研修プログラム モデル例

研修プログラム モデル例 麻酔科専門医研修プログラム名 広島大学病院麻酔科専門医研修プログラム TEL 082-257-5267 連絡先 FAX 082-257-5269 e-mail anekawa@hiroshima-u.ac.jp 担当者名 河本昌志 プログラム責任者氏名 河本昌志 研修プログラム病院群 * 病院群に所属する全施設名をご記入ください 責任基幹施設 基幹研修施設 関連研修施設 広島大学病院県立広島病院 安佐市民病院

More information

代議員 ( 以下 代議員 という ) から選任され 本学会理事会 ( 以下 理事会 という ) の議決 を経て委嘱した若干名をもって構成される 第 7 条対策委員会の構成および運営については 細則に定める 第 3 章他の組織との連携 第 8 条認定制度の運営に当たっては 必要に応じて 日本腎臓学会

代議員 ( 以下 代議員 という ) から選任され 本学会理事会 ( 以下 理事会 という ) の議決 を経て委嘱した若干名をもって構成される 第 7 条対策委員会の構成および運営については 細則に定める 第 3 章他の組織との連携 第 8 条認定制度の運営に当たっては 必要に応じて 日本腎臓学会 日本腎臓病薬物療法学会 腎臓病薬物療法専門薬剤師認定制度規程 第 1 章総則 第 1 条腎臓病薬物療法専門薬剤師認定制度 ( 以下 本制度 という ) は 透析 腎移植を含めた慢性腎臓病 (CKD) だけでなく 急性腎障害や腎臓が未発達の未熟児 CKD 患者の大半を占める高齢者などの薬物療法も含めた幅広い腎臓に関わる薬物適正使用の実践を推進する薬剤師を認定する 専門 認定薬剤師を認定することで 腎臓病

More information

サマリー記載について

サマリー記載について 第 64 回 HL7 セミナー HL7 標準規格 退院時サマリー のご紹介 退院時サマリー標準規格 開発検討の経緯 平成 30 年 3 月 豊田建日本 HL7 協会 ( 株式会社 HCI) HL7 CDA について HL7 Clinical Document Architecture (CDA) 文書構造を有する診療情報を記述するためのXMLによる言語 2009 年 11 月 ISO 規格 ISO/HL7

More information

認定PT取得までの流れ

認定PT取得までの流れ 注意 こちらに掲載されている内容は平成 28(2016) 年度までの情報に準じています 平成 29(2017) 年度以降, 内容が変更されることもあるのでご了承願います 高知県理学療法士協会教育部平成 29 年 6 月現在 1 日本理学療法士協会ホームページの専 門 認定理学療法士制度に関するページ http://www.japanpt.or.jp/members/lifelonglearning/flow/

More information

水光No49 最終.indd

水光No49 最終.indd 診療科目総合診療科 内科 糖尿内科 呼吸器科消化器 胃腸科 循環器科 小児科リウマチ科 リハビリテーション科 外科心臓血管外科 整形外科 形成外科脳神経外科 産婦人科 眼科 耳鼻咽喉科皮膚科 泌尿器科 肛門科 放射線科麻酔科 透析センター 各種健康診断生活習慣病予防健診 人間ドック 脳ドック 受付 診療時間受付時間午前 8 : 00~12 : 00 午後 1 : 00~ 5 : 15 診療時間午前

More information

<4D F736F F D2089BB8A7797C C B B835888E790AC8C7689E6>

<4D F736F F D2089BB8A7797C C B B835888E790AC8C7689E6> 2012 年 4 月更新作成者 : 宇根底亜希子 化学療法看護エキスパートナース育成計画 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院しているがん患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師が化学療法分野の知識や技術を習得することを目的とする 2. 対象者 1 ) レベル Ⅱ 以上で各分野の知識と技術習得を希望する者 2 ) 期間中 80% 以上参加できる者 3. 教育期間 時間間 1 年間の継続教育とする

More information

目次 1. 地域医療連携パスとは 肝疾患医療連携パスの運用方法について... 3 (1) 特長 (2) 目的 (3) 対象症例 (4) 紹介基準 (5) 肝疾患医療連携パスの種類 (6) 運用 3. 肝疾患医療連携パス... 7 (1) 肝疾患診断医療連携パス ( 医療者用 : 様式

目次 1. 地域医療連携パスとは 肝疾患医療連携パスの運用方法について... 3 (1) 特長 (2) 目的 (3) 対象症例 (4) 紹介基準 (5) 肝疾患医療連携パスの種類 (6) 運用 3. 肝疾患医療連携パス... 7 (1) 肝疾患診断医療連携パス ( 医療者用 : 様式 肝疾患医療連携パス 目次 1. 地域医療連携パスとは... 3 2. 肝疾患医療連携パスの運用方法について... 3 (1) 特長 (2) 目的 (3) 対象症例 (4) 紹介基準 (5) 肝疾患医療連携パスの種類 (6) 運用 3. 肝疾患医療連携パス... 7 (1) 肝疾患診断医療連携パス ( 医療者用 : 様式 1-1)( 患者さん用 : 様式 1-2) (2) 慢性肝炎医療連携パス ( 医療者用

More information

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF B9957B8CA78BA68B6389EF B83678C8B89CA82BD82CE82B188C432>

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF B9957B8CA78BA68B6389EF B83678C8B89CA82BD82CE82B188C432> がん診療連携拠点病院とたばこ対策 相談 援センターでの禁煙 援や情報提供の状況について 国立がん研究センターがん対策情報センターたばこ政策支援部 http://www.ncc.go.jp/jp/cis/divisions/tobacco_policy/index.html 背景 : がん対策の推進とたばこ対策 1 がん対策基本計画中間報告 ( がんの予防 ) 今後の課題等に係るがん対策推進協議会の意

More information

岸和田徳洲会病院 当院では以下の研究に協力し情報を提供しております この研究は 国が定めた指針に基づき 対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得るかわりに 研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開しています 研究結果は学会等で発表されることがありますが その際も個人を特定する情報は公表し

岸和田徳洲会病院 当院では以下の研究に協力し情報を提供しております この研究は 国が定めた指針に基づき 対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得るかわりに 研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開しています 研究結果は学会等で発表されることがありますが その際も個人を特定する情報は公表し 当院では以下の研究に協力し情報を提供しております この研究は 国が定めた指針に基づき 対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得るかわりに 研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開しています 研究結果は学会等で発表されることがありますが その際も個人を特定する情報は公表しません 一般社団法人日本脳神経外科学会データベース研究事業に関する研究 (JND: Japan NeurosurgicalDatabase)

More information

は関連する学会 専門医制度と連携しており, 今後さらに拡大していきます. 日本外科学会 ( 外科専門医 ) 日本消化器外科学会 ( 消化器外科専門医 ) 消化器外科領域については, 以下の学会が 消化器外科データベース関連学会協議会 を組織して,NCD と連携する : 日本消化器外科学会, 日本肝胆

は関連する学会 専門医制度と連携しており, 今後さらに拡大していきます. 日本外科学会 ( 外科専門医 ) 日本消化器外科学会 ( 消化器外科専門医 ) 消化器外科領域については, 以下の学会が 消化器外科データベース関連学会協議会 を組織して,NCD と連携する : 日本消化器外科学会, 日本肝胆 資料 1 事業実施計画書 ( 事業実施計画書第 3.2 版平成 30 年 3 月 26 日更新 ) 事業実施計画書 平成 30 年 3 月 26 日 一般社団法人 National Clinical Database 100-0005 東京都千代田区丸の内 1-8-3 丸の内トラストタワー本館 20 階 1. 事業の名称 一般社団法人 National Clinical Database における手術

More information

看護師のクリニカルラダー ニ ズをとらえる力 ケアする力 協働する力 意思決定を支える力 レベル Ⅰ 定義 : 基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する 到達目標 ; 助言を得てケアの受け手や状況 ( 場 ) のニーズをとらえる 行動目標 情報収集 1 助言を受けながら情報収集の基本

看護師のクリニカルラダー ニ ズをとらえる力 ケアする力 協働する力 意思決定を支える力 レベル Ⅰ 定義 : 基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する 到達目標 ; 助言を得てケアの受け手や状況 ( 場 ) のニーズをとらえる 行動目標 情報収集 1 助言を受けながら情報収集の基本 レベル Ⅰ 定義 : 基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する 到達目標 ; 助言を得てケアの受け手や状況 ( 場 ) のーズをとらえる 行動目標 情報収集 1 助言を受けながら情報収集の基本的な技術が実践できる ( 患者のーズを身体的 精神的 社会的 スピリチュアルな側面から把握 ) 2 日常ケアに必要な基本的知識 ( バイタルサイン 検査値などの正常値 自部署の代表的な疾患の病態生理

More information

2017年度患者さん満足度調査結果(入院)

2017年度患者さん満足度調査結果(入院) 2017 年度患者さん満足度調査結果 ( 入院 ) 質問項目 問 1. 入院されている方の性別とご年齢を教えてください問 2. 今回入院された診療科はどちらですか?( 主な診療科を1つチェックしてください ) 問 3. 入院中に受けた診療内容はどちらですか?( 当てはまる項目すべてにチェックしてください ) 問 4. 当院ヘのご入院は何回目ですか? 問 5. 職員の対応 ( 接遇 マナー ) についてはいかがでしたか?

More information

補綴歯科専門医研修プログラム作成指針 公益社団法人日本補綴歯科学会 1

補綴歯科専門医研修プログラム作成指針 公益社団法人日本補綴歯科学会 1 補綴歯科専門医研修プログラム作成指針 公益社団法人日本補綴歯科学会 1 ( 平成 28 年 10 月 28 日制定 ) 序文 平成 28 年 4 月に設立された一般社団法人日本歯科医学会連合では, 基幹事業の一つとして 国民および社会に信頼される歯科専門医制度の確立 を挙げている. 公益社団法人日本補綴歯科学会 ( 以下, 当法人 ) では, 歯科医師の補綴歯科医療における質的向上を目的として, 公益目的事業の1つである補綴歯科専門医の審査

More information

一般内科

一般内科 産婦人科カリキュラム (2 ヶ月水準 ) 1. 研修内容 : (1) 産婦人科は産科と婦人科では診療内容がかなり異なる 産科研修では正常及び異常の妊娠 分娩経過を理解することを目標とし 婦人科研修では婦人科良性 悪性腫瘍 感染症について基本的な病態把握を目標とする また 産婦人科救急疾患の診断 治療の基本を研修する 研修期間は 1~2 ヶ月とする (2) 診療 ( 産科 ) 妊婦 (low risk

More information

最終.indd

最終.indd 部署紹介リハビリテーション部 診療科目総合診療科 内科 糖尿内科 呼吸器科消化器 胃腸科 循環器科 小児科リウマチ科 リハビリテーション科 外科心臓血管外科 整形外科 形成外科脳神経外科 産婦人科 眼科 耳鼻咽喉科皮膚科 泌尿器科 肛門科 放射線科麻酔科 透析センター 各種健康診断生活習慣病予防健診 人間ドック 脳ドック 受付 診療時間受付時間午前 8 : 00~12 : 00 午後 1

More information

国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院医療に係る安全管理のための指針 第 1 趣旨本指針は 医療法第 6 条の10の規定に基づく医療法施行規則第 1 条の11 の規定を踏まえ 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 ( 以下 センター病院 という ) における医療事故防止について組織的に

国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院医療に係る安全管理のための指針 第 1 趣旨本指針は 医療法第 6 条の10の規定に基づく医療法施行規則第 1 条の11 の規定を踏まえ 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 ( 以下 センター病院 という ) における医療事故防止について組織的に 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 医療に係る安全管理のための指針 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院医療に係る安全管理のための指針 第 1 趣旨本指針は 医療法第 6 条の10の規定に基づく医療法施行規則第 1 条の11 の規定を踏まえ 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 ( 以下 センター病院 という ) における医療事故防止について組織的に検討し 患者の立場に立ち

More information

<30358CC48B7A8AED C838B834D815B8145E4508CB E089C88A772E786477>

<30358CC48B7A8AED C838B834D815B8145E4508CB E089C88A772E786477> 呼吸器 アレルギー 膠原病内科学 責任者 : 前門戸任教授 教育成果 ( アウトカム ): 呼吸器 アレルギー性疾患 膠原病 心身症を有する患者の心身両面における症状と日常生活上の障害を理解するとともに これらの疾患の適切な診断を行うために 医療面接 基本的診察手技及び検査法について実践的知識を身につける 加えて 疾患の病態を把握し 患者や家族と話し合い 適切な社会的及び身体的治療目標に到達するように包括的な治療方法の作成を修得する

More information

研修プログラム モデル例

研修プログラム モデル例 麻酔科専門医研修プログラム名 高知大学医学部附属病院 麻酔科専門医研修プログラム TEL 088-880-2471 連絡先 FAX 088-880-2475 e-mail im33@kochi-u.ac.jp 担当者名 山下幸一 プログラム責任者氏名 横山正尚 責任基幹施設 高知大学医学部附属病院 研修プログラム病院群 基幹研修施設 高知県立幡多けんみん病院 * 病院群に所属する全施設名をご記入ください

More information

3. 本事業の詳細 3.1. 運営形態手術 治療に関する情報の登録は, 本事業に参加する施設の診療科でおこなわれます. 登録されたデータは一般社団法人 National Clinical Database ( 以下,NCD) 図 1 参照 がとりまとめます.NCD は下記の学会 専門医制度と連携して

3. 本事業の詳細 3.1. 運営形態手術 治療に関する情報の登録は, 本事業に参加する施設の診療科でおこなわれます. 登録されたデータは一般社団法人 National Clinical Database ( 以下,NCD) 図 1 参照 がとりまとめます.NCD は下記の学会 専門医制度と連携して 資料 1 事業実施計画書 事業実施計画書 平成 22 年 9 月 1 日 一般社団法人 National Clinical Database 100-0005 東京都千代田区丸の内 1-8-3 丸の内トラストタワー本館 20 階電話 : 03-5614-1119 FAX: 03-6269-3418 e-mail: office@ncd-core.jp 1. 事業の名称 一般社団法人 National

More information

<4D F736F F D2092F990B38DCF30348CA48F D834F F815B >

<4D F736F F D2092F990B38DCF30348CA48F D834F F815B > 麻酔科専門医研修プログラム名 和歌山県立医科大学附属病院麻酔科専門医研修プログラム TEL 073-441-0611( 麻酔科学教室 ) 連絡先 FAX 073-448-1032( 麻酔科学教室 ) e-mail tetsuya@wakayama-med.ac.jp 担当者名 角谷哲也 プログラム責任者氏名 川股知之 研修プログラム病院群 * 病院群に所属する全施設名をご記入ください 定員 責任基幹施設

More information

第16回慢性腎臓病療養指導看護師認定受験(DLN)受験申請登録書

第16回慢性腎臓病療養指導看護師認定受験(DLN)受験申請登録書 第 16 回慢性腎臓病療養指導看護師認定受験 (DLN) 受験申請登録書 会員番号 フリガナ 受験者氏名 証明写真 受験会場 1. 東京 2. 大阪 3. 福岡 会場の指定は事務局で行ないますので記入しないで下さい ( 様式 1) 慢性腎臓病療養指導看護師認定申請書および履歴書 日本腎不全看護学会事務局御中 私は慢性腎臓病療養指導看護師認定を申請します 年月日 フリガナ 申請者氏名 印 生年月日 昭和年月日

More information

(目的)

(目的) 目的 期待される能力 ( 目的 ) 1. 糖尿病を持ちながら生活をする対象に対し 悪化を防ぎ 健康な生活が継続できるような質の高い技術を用いて援助でき 発症予防においても貢献できる糖尿病看護認定看護師を育成する 2. 糖尿病教育 看護分野において優れた実践力を発揮し あらゆる分野の看護職に対して必要に応じて相談 支援ができ医療チームにおいて連携が図れる 3. 1,2 を通して 糖尿病教育 看護分野全体の質の向上を図る

More information

2013 年度 統合実習 [ 表紙 2] 提出記録用紙 5 実習計画表 6 問題リスト 7 看護過程展開用紙 8 ( アセスメント用紙 1) 9 ( アセスメント用紙 2) 学生証番号 : KF 学生氏名 : 実習期間 : 月 日 ~ 月 日 実習施設名 : 担当教員名 : 指導者名 : 看護学科

2013 年度 統合実習 [ 表紙 2] 提出記録用紙 5 実習計画表 6 問題リスト 7 看護過程展開用紙 8 ( アセスメント用紙 1) 9 ( アセスメント用紙 2) 学生証番号 : KF 学生氏名 : 実習期間 : 月 日 ~ 月 日 実習施設名 : 担当教員名 : 指導者名 : 看護学科 2013 年度 統合実習 [ 表紙 1] 提出記録用紙 1 実習評価表 2 課題レポート 3 日々の体験記録 4 事前レポート 学生証番号 : KF 学生氏名 : 実習期間 : 月 日 ~ 月 日 実習施設名 : 担当教員名 : 指導者名 : 看護学科 3 年専門教育科目 2013 年度 統合実習 [ 表紙 2] 提出記録用紙 5 実習計画表 6 問題リスト 7 看護過程展開用紙 8 ( アセスメント用紙

More information

Microsoft Word - 医療学科AP(0613修正マスタ).docx

Microsoft Word - 医療学科AP(0613修正マスタ).docx 医療情報学部医療情報学科入学者受入れの方針 ( アドミッション ポリシー ) 医療情報学部医療情報学科診療情報管理専攻卒業認定 学位授与の方針 ( ディプロマ ポリシー ) で定めている育成すべき人材像を実現するため及び教育課程編成 実施の方針 ( カリキュラム ポリシー ) に定める教育を受けるために 高等学校等での学びや諸活動 資格 検定試験等で得た基礎学力 基礎知識 語学力 読解力 論理的思考力及び主体的に学ぶ意欲等を身に付け

More information

Microsoft PowerPoint - å½fi报説柔ㅂㅯㅼㅚ㇤ㅳㅋ.pptx

Microsoft PowerPoint - å½fi报説柔ㅂㅯㅼㅚ㇤ㅳㅋ.pptx 27. 1 1 初診料の注 2 3 外来診療料の注 2 3 在宅患者共同指導料の注 1~3に係る病床数 平成 30 年 9 月 30 日までの間 許可病床数の要件について 400 床 とあるものは 500 床 とする 要件 2 特定妥結率初診料 再診料 外来診療料 3 電話等による再診 4 重症度 医療 看護必要度の見直し1 5 重症度 医療 看護必要度の見直し2 6 急性期一般入院料 2の施設基準

More information

( 後期 1 年目 ) アップ 2. 外来薬物療法を理解し実施できる ( 化学療法 内分泌療法 30 例の達成 ) 3. 乳癌関連基礎研究 ( トランスレーショナルリサーチ ) についての理解 4. 乳腺疾患の診断手技の実施 ( 穿刺吸引細胞診 20 例 針生検 20 例の達成 ) 5. 画像診断の

( 後期 1 年目 ) アップ 2. 外来薬物療法を理解し実施できる ( 化学療法 内分泌療法 30 例の達成 ) 3. 乳癌関連基礎研究 ( トランスレーショナルリサーチ ) についての理解 4. 乳腺疾患の診断手技の実施 ( 穿刺吸引細胞診 20 例 針生検 20 例の達成 ) 5. 画像診断の 乳腺腫瘍科 取得可能専門医 認定医及び到達目標など 基本となるもの 外科専門医 乳腺認定医 名称 専門医 認定医 最短 5 年目 * 4 年目 取得年数 通常 5 年 ~10 年 乳腺専門医 7 年目 7 年 ~10 年 * 乳腺認定医 専門医取得は基本的診療科 ( 外科 内科など ) 専門医を取得していること が要件 取得可能なもの がん治療認定医 10 年目 4 年 ~10 年 マンモグラフィ読影認定医

More information

ンパ浮腫外来業務および乳腺外来業務で全日および半日をそれぞれ週に 2 日に変更する さくら 9 は現状の外来業務として平日の全日に 4 名を助勤しているが これに加え さらに輸血業務として 1 名を助勤し 計 5 名を助勤していきたいと考えている さくら 8 は新たに児童精神科外来業務として全日を週

ンパ浮腫外来業務および乳腺外来業務で全日および半日をそれぞれ週に 2 日に変更する さくら 9 は現状の外来業務として平日の全日に 4 名を助勤しているが これに加え さらに輸血業務として 1 名を助勤し 計 5 名を助勤していきたいと考えている さくら 8 は新たに児童精神科外来業務として全日を週 総合医療センターにおける 7 対 1 対象病棟の看護職員配置と助勤 リンク体制 および 総合医療センターすみれ 18 階病棟 すみれ 13 階病棟における 2 交替制勤務の導入 に ついて ( 平成 23 年 3 月 18 日 ) ( 交渉内容 ) 局 総合医療センターにおける 7 対 1 対象病棟の看護職員配置 について 協議をお願いする 総合医療センターでは 医療安全および看護の質の確保 看護職員の労働条件の改善を図るとともに

More information

平成 30 年度診療報酬改定に向けた検討について H29/1/16WG 厚労省提出資料 平成 30 年度診療報酬改定に向けた検討の方向性 平成 30 年度診療報酬改定に向けて 以下の遠隔医療形態モデルも参考に 委員からご指摘のあった初診に関する取扱いも含め 対面診療に比べて患者に対する医療サービスの

平成 30 年度診療報酬改定に向けた検討について H29/1/16WG 厚労省提出資料 平成 30 年度診療報酬改定に向けた検討の方向性 平成 30 年度診療報酬改定に向けて 以下の遠隔医療形態モデルも参考に 委員からご指摘のあった初診に関する取扱いも含め 対面診療に比べて患者に対する医療サービスの 平成 30 年度診療報酬改定に向けた検討について H29/1/16WG 厚労省提出資料 平成 30 年度診療報酬改定に向けた検討の方向性 平成 30 年度診療報酬改定に向けて 以下の遠隔医療形態モデルも参考に 委員からご指摘のあった初診に関する取扱いも含め 対面診療に比べて患者に対する医療サービスの質が上がるというエビデンスを元に 中央社会保険医療協議会の場で検討を行う ( 参考 ) 遠隔医療形態モデル

More information

本プログラムは 下記の7 診療科に対して 内科全般コースと専門内科重点コースの 2 つのコースがあり選択する ことができます 1. 消化器内科 2. 循環器内科 3. 呼吸器内科 4. 神経内科 5. 糖尿病 内分泌内科 6. 腎臓内科 7. 総合内科 1 専攻医は 担当指導医もしくは Subspe

本プログラムは 下記の7 診療科に対して 内科全般コースと専門内科重点コースの 2 つのコースがあり選択する ことができます 1. 消化器内科 2. 循環器内科 3. 呼吸器内科 4. 神経内科 5. 糖尿病 内分泌内科 6. 腎臓内科 7. 総合内科 1 専攻医は 担当指導医もしくは Subspe 済生会横浜市東部病院内科専門研修プログラム概要 済生会横浜市東部病院の内科専門制度研修プログラムは 同医療圏にある済生会神奈川県病院と汐田総合病院 東京都港区にある東京大学医科学研究所付属病院とで内科専門研修を行います 内科系高次救急医療 高次先進医療 内科系一般疾患 在宅医療 緩和医療 予防医療までの幅広い疾患群を研修し経験することにより 内科系全領域にわたる広い知識と技能を習得します 内科専門研修

More information

5. 乳がん 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専門 乳房切除 乳房温存 乳房再建 冷凍凝固摘出術 1 乳腺 内分泌外科 ( 外科 ) 形成外科 2 2 あり あり なし あり なし なし あり なし なし あり なし なし 6. 脳腫瘍 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専

5. 乳がん 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専門 乳房切除 乳房温存 乳房再建 冷凍凝固摘出術 1 乳腺 内分泌外科 ( 外科 ) 形成外科 2 2 あり あり なし あり なし なし あり なし なし あり なし なし 6. 脳腫瘍 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専 がんに対する診療機能 各領域の専門医に加え 認定看護師 専門 認定薬剤師等とともにチーム医療を展開しており 標準的かつ良質 適切な医療の提供に努め 又 他の医療機関との連携を推進しております 平成 29 年 9 月 1 日現在 1. 肺がん 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専門 1 腫瘍外科 ( 外科 ) 6 3 開胸 胸腔鏡下 定位 ありありなしなしなしなし なしなしなしありなしなし 2.

More information

2009年8月17日

2009年8月17日 医師 2,000 人超の調査結果を多数掲載中です https://www.facebook.com/medpeer 2013 年 8 月 1 日 メドピア株式会社 マイコプラズマ感染症診断における迅速診断キットの使用状況 について 半数以上はキットを使用していない 医師約 6 万人が参加する医師専用サイト MedPeer ( メドピア https://medpeer.jp/) を運営するメドピア 株式会社

More information

クリニカルパスの 普及・体制の現状と課題

クリニカルパスの 普及・体制の現状と課題 クリニカルパスの普及 体制の現状と課題 ~ 第 17 回 (H29 年 ) アンケート結果から ~ 本クリニカルパス学会 広報委員会 調査目的 クリニカルパスの日本における現状と動向を把握する 現場が求めている情報 支援を理解し 今後の学会としての活動に示唆を得る 特定調査は 院内で集計しているパスに関する データとし パス使用率等のクリニカルイン ディケーターについて調査した 1 < 対象 > 日本クリニカルパス学会の法人会員

More information

8 整形外科 骨肉腫 9 脳神経外科 8 0 皮膚科 皮膚腫瘍 初発中枢神経系原発悪性リンパ腫 神経膠腫 脳腫瘍 膠芽腫 頭蓋内原発胚細胞腫 膠芽腫 小児神経膠腫 /4 別紙 5( 臨床試験 治験 )

8 整形外科 骨肉腫 9 脳神経外科 8 0 皮膚科 皮膚腫瘍 初発中枢神経系原発悪性リンパ腫 神経膠腫 脳腫瘍 膠芽腫 頭蓋内原発胚細胞腫 膠芽腫 小児神経膠腫 /4 別紙 5( 臨床試験 治験 ) 食道がん胃がん小腸がん大腸がん GIST 消化管 肝臓 / 胆道 / 膵臓 病院名 : 大阪大学医学部附属病院 期間 : 平成 6 年 月 日 ~ 月 3 日. がんに関する臨床試験 治験の昨年度の実施状況 ( 平成 6 年 月 日 ~ 月 3 日 ) 担当診療科 プロトコール件数 対象疾患名 泌尿器科 9 前立腺癌 腎細胞癌 臨床試験 治験の実施状況および問い合わせ窓口 対象疾患名 の項目は 以下の表の疾患名を用いて記載してください

More information

リウマチケア看護師規則(案) 21/11・1

リウマチケア看護師規則(案) 21/11・1 公益財団法人日本リウマチ財団登録リウマチケア看護師規則 平成 22 年 4 月 1 日制定平成 23 年 5 月 29 日一部改定平成 25 年 7 月 1 日一部改定平成 26 年 4 月 1 日一部改定平成 28 年 9 月 1 日一部改定平成 29 年 4 月 1 日一部改定平成 29 年 8 月 1 日一部改定 ( 制度の目的 ) 第 1 条 ( 公財 ) 日本リウマチ財団登録リウマチケア看護師制度は

More information

2014 Junuary 内 外 診療科 科 心臓血管センター ( 新患 ) 呼吸器 ( 再診 ) 血 液 消化器 腎 臓 科 心臓血管外科 循環器 ( 新患 ) 内科 ( 再診 ) 月 熊部 山口 外山 中村 竹田 大地 福嶋 安藤 火 山口 須加原 外山 工藤 黒木 山本 水 外山 松本 中村 新名 木 須加原 山口 外山 大地 山本 福嶋 公文栗原栗原整形外科勝 公文市原森田市原

More information

<4D F736F F D A835E838A F8B7982D18AC48DB85F20534F A68CEB8E9A E9A8F4390B38DCF2

<4D F736F F D A835E838A F8B7982D18AC48DB85F20534F A68CEB8E9A E9A8F4390B38DCF2 自治医科大学人を対象とした医学系研究に関するモニタリング及び監査の標準業務手順書 ver.1.0(2015 年 5 月 15 日 ) 1. 目的等 1) 目的 (1) 本手順書は 自治医科大学の教職員が 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針 ( 平成 26 年文部科学省 厚生労働省告示第 3 号 ) 及び指針告示に伴う通知ならびにガイダンス ( 以下 指針 指針告示に伴う通知及びガイダンスを合わせて

More information

CCU で扱っている疾患としては 心筋梗塞を含む冠動脈疾患 重症心不全 致死性不整脈 大動脈疾患 肺血栓塞栓症 劇症型心筋炎など あらゆる循環器救急疾患に 24 時間対応できる体制を整えており 内訳としては ( 図 2) に示すように心筋梗塞を含む冠動脈疾患 急性大動脈解離を含む血管疾患 心不全など

CCU で扱っている疾患としては 心筋梗塞を含む冠動脈疾患 重症心不全 致死性不整脈 大動脈疾患 肺血栓塞栓症 劇症型心筋炎など あらゆる循環器救急疾患に 24 時間対応できる体制を整えており 内訳としては ( 図 2) に示すように心筋梗塞を含む冠動脈疾患 急性大動脈解離を含む血管疾患 心不全など CCU 部門の紹介 1. CCU の概要久留米大学心臓 血管内科 CCU( 心血管集中治療室 cardiovascular care unit) は久留米大学病院高度救命救急センター内において循環器救急疾患の初療と入院後集中治療を担当している部署として活動しています 久留米大学病院高度救命救急センターは 1981 年 6 月に開設され 1994 年には九州ではじめて高度救命救急センターの認可を受け

More information

<4D F736F F D2092F990B38DCF30348CA48F D834F F815B >

<4D F736F F D2092F990B38DCF30348CA48F D834F F815B > 麻酔科専門医研修プログラム名 宇治徳洲会病院麻酔科専門医研修プログラム TEL 0774-20-1111 連絡先 FAX 0774-20-2336 e-mail soumu@ujitoku.or.jp 担当者名 総務課内藤万嗣 プログラム責任者氏名鬼頭秀樹 責任基幹施設 宇治徳洲会病院 研修プログラム病院群 * 病院群に所属する全施設名をご記入ください 基幹研修施設 関連研修施設 湘南鎌倉総合病院岸和田徳洲会病院福岡徳洲会病院近江草津徳洲会病院

More information

表紙@C

表紙@C 研究総括 141 142 脳卒中地域連携パスグループ 脳卒中地域連携クリティカルパス事業 富山市保健所 高橋洋一 研究要旨 平成 19 年度には中核市である富山市において 医療から介護まで連携する全脳卒中患者を対象とするクリティカルパスを作成した 平成 20 年度はこれを実際の医療 介護現場で使用し パスの問題点として以下の3 点が認められた 1パスを使用する患者の選定 2 維持期でのパスの活用状況が低い

More information

介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ 介護職員初任者研修 ほほえみ介護塾 シラバス 研修事業者名 使用教材 一般財団法人宇治市福祉サービス公社 介護職員初任者研修テキスト 公益財団法人介護労働安定センター 科目名 職務の理解 6 時間 研修に先立ち これからの介護が目指すべき その人の生活を支える 在宅におけるケ ア 等の実践について 介護職がどのような環境で どのような形で どのような仕事を 行うのか 具体的イメージを持って実感し 以降の研修に実践的に取り組めるようにす

More information

Microsoft Word - 退院後生活環境相談員

Microsoft Word - 退院後生活環境相談員 作成 : 退院後生活環境相談員 ( 改正法 ) と 退院支援相談員 ( 診療報酬 ) の比較 退院後生活環境相談員 退院支援相談員 選任 2014 年 4 月 1 日以降に精神療養病棟へ入院と 2014 年 4 月 1 日現在のすべての医療保護入院者 なった入院患者 1 人につき1 人以上指定し 当 に選任 ( 4 月 1 日以降の医保入院者は法定の医保 該保険医療機関内に配置 入院者退院支援委員会の対象

More information

<4D F736F F D20906C8AD489C88A778CA48B8689C881408BB38A77979D944F82C6906C8DDE88E790AC96DA95572E646F6378>

<4D F736F F D20906C8AD489C88A778CA48B8689C881408BB38A77979D944F82C6906C8DDE88E790AC96DA95572E646F6378> 人間科学研究科の教学理念 人材育成目的と 3 ポリシー 教学理念 人間科学研究科は 総合的な心理学をもとにして 人間それ自身の研究を拓き 対人援助 人間理解にかかわる関連分野の諸科学や多様に取り組まれている実践を包括する 広い意味での人間科学の創造をめざす 細分化している専門の深まりを 社会のなかの人間科学としての広がりのなかで自らの研究主題を構築しなおす研究力を養い 社会のなかに活きる心理学 人間科学の創造をとおして

More information

「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」

「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」 周術期看護エキスパートナース育成計画 作成者 : 高橋育代 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院している手術を受ける患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師が周術期看護分野の知識や技術を習得することを目的とする 2. 対象者 1) レベル Ⅱ 以上で手術看護分野の知識と技術習得を希望する者 2) 期間中 80% 以上参加できる者 3. 教育期間 時間 1 年間の継続教育とする 10

More information

2. 平成 9 年遠隔診療通知の 別表 に掲げられている遠隔診療の対象及び内 容は 平成 9 年遠隔診療通知の 2 留意事項 (3) イ に示しているとお り 例示であること 3. 平成 9 年遠隔診療通知の 1 基本的考え方 において 診療は 医師又は歯科医師と患者が直接対面して行われることが基本

2. 平成 9 年遠隔診療通知の 別表 に掲げられている遠隔診療の対象及び内 容は 平成 9 年遠隔診療通知の 2 留意事項 (3) イ に示しているとお り 例示であること 3. 平成 9 年遠隔診療通知の 1 基本的考え方 において 診療は 医師又は歯科医師と患者が直接対面して行われることが基本 事務連絡 平成 27 年 8 月 10 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医政局長 情報通信機器を用いた診療 ( いわゆる 遠隔診療 ) について 遠隔診療については 情報通信機器を用いた診療 ( いわゆる 遠隔診療 ) について ( 平成 9 年 12 月 24 日付け健政発第 1075 号厚生省健康政策局長通知 以下 平成 9 年遠隔診療通知 という ) において その基本的考え方や医師法 ( 昭和

More information

Microsoft PowerPoint - 第3章手続き編(2013年3月15日更新2) .pptx

Microsoft PowerPoint - 第3章手続き編(2013年3月15日更新2) .pptx 1 こんにちは 日本福祉大学社会福祉実習教育研究センター実習教育講師の中上です この実習オリエンテーションでは 次年度に相談援助実習を予定している皆さんが 実習前年度でもある今年度に取り組むべきことの概要を案内します 相談援助実習に関する学習の流れを理解することで 皆さんがこれから 2 年間 どのように学習を進めていけばいいか イメージをしてください そのほか 演習 実習科目の学習内容 課題の取り組み

More information

Microsoft Word - ① 鏡.docx

Microsoft Word - ① 鏡.docx 時間以上実施した場合に限り 週 1 回に限り算定できる (4) 1 人又は複数の患者を対象として行った場合に算定できるが 複数の患者を対象とする場合は 1 回に 15 人に限る ただし 精神症状の安定しない急性期の精神疾患患者は 対象としない (5) 当該療法に従事する作業療法士は 精神科作業療法の施設基準において 精神科作業療法に専従する作業療法士の数には算入できない また 当該療法に従事する看護師

More information

Microsoft Word - 4㕕H30 �践蕖㕕管璃蕖㕕㇫ㅪ�ㅥㅩㅀ.docx

Microsoft Word - 4ã••H30 å®�践蕖㕕管璃蕖㕕㇫ㅪã‡�ㅥㅩㅀ.docx :31.5 時間 (1,890 分 ) 実習 : 課題設定 240 分 他施設実習 1 日 職場実習 4 週間 実習のまとめ 180 分 第 1 日目 オリエンテーション 9:30~9:40(10 分 ) ( 第 2 回旭川 9:45~9:55) 1 認知症ケアの基本的理解 認知症ケアの基本的視点と理念 9:40~12:40(180 分 ) ( 第 2 回旭川 9:55~12:55) 高齢者施策における認知症ケアの方向性と位置づけを理解し

More information

01 R1 å®�剎ç€fl修$僓ç€flä¿®ï¼„æł´æŒ°ç€fl修+å®�剎未組é¨fi蕖咂ㆂ;.xlsx

01 R1 å®�剎ç€fl修$僓ç€flä¿®ï¼„æł´æŒ°ç€fl修+å®�剎未組é¨fi蕖咂ㆂ;.xlsx 令和元年度介護支援専門員更新研修 ( 実務未経験者対象 ) カリキュラム 1 研修名 2 目的 3 対象者 4 時間数 令和元年度介護支援専門員更新研修 ( 実務未経験者対象 ) 介護支援専門員証に有効期限が付され, 更新時に研修の受講を課すことにより, 定期的な研修受講の機会を確保し, 介護支援専門員として必要な専門知識及び技術の修得を図ることにより, 専門職としての能力の保持 向上を図ることを目的とする

More information

2) 抄読会への参加 発表 4) 優良歯科医講習会に参加 1 本会 ( 月 1 回開催 ) に参加し 歯学日本歯科放射線学会教育委員会主催領域の知識や情報を獲得するとともエックス線優良歯科医講習会に参加に 論文作成法について学ぶ し 撮影原理 解剖 診断の基礎を学 2 発表経験を通して プロダクトの

2) 抄読会への参加 発表 4) 優良歯科医講習会に参加 1 本会 ( 月 1 回開催 ) に参加し 歯学日本歯科放射線学会教育委員会主催領域の知識や情報を獲得するとともエックス線優良歯科医講習会に参加に 論文作成法について学ぶ し 撮影原理 解剖 診断の基礎を学 2 発表経験を通して プロダクトの 講座名主任教授プログラム責任者名プログラム修了時に資格要件を満たす学会認定医等の名称 プログラムの特色歯科放射線学は近年は画像診断学と呼ばれ 臨床家として歯 歯周組織から顎顔面 頸部 場合によっては全身を対象とした病気の診断に携わります また 核医学 放射線生物 防護 放射線治療などの専門分野のプロフェッショナルとしての発展も可能です さらに画像診断を通じ 様々な分野と共同で臨床や研究を行います こうして数多くの認定医

More information

を世に打ち出し 拡大内視鏡の手法を用いた腫瘍性疾患の診断を基に多大な業績を収めており 常に世界のフロントランナーとして活躍しています そして2014 年 WEO(World Endoscopy Organization: 世界消化器内視鏡学会 ) より国際的優良施設 (WEO Centers of

を世に打ち出し 拡大内視鏡の手法を用いた腫瘍性疾患の診断を基に多大な業績を収めており 常に世界のフロントランナーとして活躍しています そして2014 年 WEO(World Endoscopy Organization: 世界消化器内視鏡学会 ) より国際的優良施設 (WEO Centers of 昭和大学横浜市北部病院消化器センター ( 内科 ) Ⅰ. 研修診療科の長工藤進英 Ⅱ. 臨床研修責任者馬場俊之 Ⅲ. 臨床研修数 ( 厚生労働省認定 ) 5 名 ( 宮地英行 若村邦彦 林武雅 三澤将史 ) Ⅳ. 学会等の認定医 専門医 数日本消化器内視鏡学会専門医 12 名日本消化器内視鏡学会 8 名日本消化器内視鏡学会評議員 5 名日本消化器内視鏡学会理事 1 名日本消化器病学会専門医 25 名日本消化器病学会

More information

知症など脳疾患としての精神科疾患の評価と医学的治療 職場や学校での不適応や幼少時の生育歴に由来する心の悩みへの心理的なサポート 社会資源を利用しての生活指導まで多岐にわたっている そのため 多様な価値観とトレーニングを経て来た多様な人材がそれぞれの持ち味を生かしながら診療をしていくことに大きな意味が

知症など脳疾患としての精神科疾患の評価と医学的治療 職場や学校での不適応や幼少時の生育歴に由来する心の悩みへの心理的なサポート 社会資源を利用しての生活指導まで多岐にわたっている そのため 多様な価値観とトレーニングを経て来た多様な人材がそれぞれの持ち味を生かしながら診療をしていくことに大きな意味が 精神科研修プログラム プログラム担当者氏名 : 大島智弘住所 : 480-1195 愛知県長久手市岩作雁又 1 番地 1 電話番号 : 0561-62-3311 F A X: 0561-63-8270 E - m a i l: tomohiro@aichi-med-u.ac.jp I 専門研修の理念と使命 1. 専門研修プログラムの理念精神医学および精神科医療の進歩に応じて 生涯にわたる相互研鑽を図ることにより精神科医療

More information

2-1呼吸器.doc

2-1呼吸器.doc 呼吸器科 呼吸器外科呼吸器外科 アレルギーアレルギー科後期臨床研修期臨床研修プログラム I. 一般目標呼吸器科 呼吸器外科 アレルギー科合同の初期臨床研修で修得した臨床技能を基礎に 包括的 継続的 全人的医療の実践に必要な臨床能力 ( 知識 技能 態度 情報収集力 総合的判断力 ) を修得する 初期臨床研修において学んだ基礎的な事項に加え 入院患者および外来患者の診療を通じて 呼吸器科 アレルギー科専門医として必要な専門的知識および専門的診療技術を修得するとともに

More information

北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下 北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下 モニタリング という ) 監査の受け入れ 並びに試験審査委員会( 治験審査委員会が兼ねる 以下 治験審査委員会

More information

<4D F736F F D208B9E937391E693F190D48F5C8E9A A4F89C890EA96E58CA48F D834F F E646F6378>

<4D F736F F D208B9E937391E693F190D48F5C8E9A A4F89C890EA96E58CA48F D834F F E646F6378> 京都第二赤十字病院外科専門研修プログラム 1. 京都第二赤十字病院外科専門研修プログラムについて京都第二赤十字病院外科専門研修プログラムの目的と使命は以下の4 点です 1) 専攻医が医師として必要な基本的診療能力を習得すること 2) 専攻医が外科領域の専門的診療能力を習得すること 3) 上記に関する知識 技能 態度と高い倫理性を備えることにより 患者に信頼され 標準的な医療を提供でき プロフェッショナルとしての誇りを持ち

More information

平成18年度標準調査票

平成18年度標準調査票 平成 29 年度 チェック式自己評価用 作成日 ( 完成日 ) 施設 事業所名 作成関係者 組織マネジメント分析シートの記入手順 組織マネジメント分析シート 自己評価用 経営層合議用 平成 年 月 日 カテゴリー 1. リーダーシップと意思決定 2. 経営における社会的責任 3. 利用者意向や地域 事業環境の把握と活用 4. 計画の策定と着実な実行 5. 職員と組織の能力向上 6. サービス提供のプロセス

More information

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを がんの診療に関連した専門外来の問い合わせ窓口 記載の有無 あり とするとデータ抽出の対象となります 記載する内容がない場合は なし としてください なし の場合は以下について記入の必要はありません 病院名 : 公立大学法人横浜市立大学附属病院 平成 9 年 9 月 1 日現在 あり がん診療に関連した専門外来の の項目は 以下の表の疾患名を用いて記載してください 表の中に 該当する病名がない場合は

More information

5. 死亡 (1) 死因順位の推移 ( 人口 10 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 位 26 悪性新生物 350

5. 死亡 (1) 死因順位の推移 ( 人口 10 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 位 26 悪性新生物 350 5. 死亡 () 死因順位の推移 ( 人口 0 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 328.4 悪性新生物 337.0 悪性新生物 286.6 25 悪性新生物 377.8 悪性新生物 354. 悪性新生物 290.3 位 26 悪性新生物 350.3 悪性新生物 355.7 悪性新生物 290.3 27 悪性新生物 332.4 悪性新生物 35. 悪性新生物

More information

リハビリテーションを受けること 以下 リハビリ 理想 病院でも自宅でも 自分が納得できる 期間や時間のリハビリを受けたい 現実: 現実: リ ビリが受けられる期間や時間は制度で リハビリが受けられる期間や時間は制度で 決 決められています いつ どこで どのように いつ どこで どのように リハビリ

リハビリテーションを受けること 以下 リハビリ 理想 病院でも自宅でも 自分が納得できる 期間や時間のリハビリを受けたい 現実: 現実: リ ビリが受けられる期間や時間は制度で リハビリが受けられる期間や時間は制度で 決 決められています いつ どこで どのように いつ どこで どのように リハビリ リハビリテーションに関わる 医療 福祉の仕組み NTT 東日本関東病院 総合相談室 ソーシャルワーカー井手宏人 リハビリテーションを受けること 以下 リハビリ 理想 病院でも自宅でも 自分が納得できる 期間や時間のリハビリを受けたい 現実: 現実: リ ビリが受けられる期間や時間は制度で リハビリが受けられる期間や時間は制度で 決 決められています いつ どこで どのように いつ どこで どのように

More information

心臓血管外科カリキュラム Ⅰ. 目的と特徴心臓血管外科は心臓 大血管及び末梢血管など循環器系疾患の外科的治療を行う診療科です 循環器は全身の酸素 栄養供給に欠くべからざるシステムであり 生体の恒常性維持において 非常に重要な役割をはたしています その異常は生命にとって致命的な状態となり 様々な疾患

心臓血管外科カリキュラム Ⅰ. 目的と特徴心臓血管外科は心臓 大血管及び末梢血管など循環器系疾患の外科的治療を行う診療科です 循環器は全身の酸素 栄養供給に欠くべからざるシステムであり 生体の恒常性維持において 非常に重要な役割をはたしています その異常は生命にとって致命的な状態となり 様々な疾患 心臓血管外科カリキュラム Ⅰ. 目的と特徴心臓血管外科は心臓 大血管及び末梢血管など循環器系疾患の外科的治療を行う診療科です 循環器は全身の酸素 栄養供給に欠くべからざるシステムであり 生体の恒常性維持において 非常に重要な役割をはたしています その異常は生命にとって致命的な状態となり 様々な疾患 病態をきたします 心臓血管外科が対象にする患者さんは小児から成人さらに老人までにおよび その対象疾患や治療内容も先天性心疾患

More information

内科学 ( 腎臓 リウマチ膠原病内科学 -Nephrology & Rheumatology-) Ⅰ 教育の基本方針腎臓は他臓器の影響を受けやすい臓器で 全身疾患においても症状を現すことが多いが 一方 リウマチ膠原病は全身疾患であり 腎を始め多彩な臓器病変を呈する その意味では腎臓病とリウマチ膠原病

内科学 ( 腎臓 リウマチ膠原病内科学 -Nephrology & Rheumatology-) Ⅰ 教育の基本方針腎臓は他臓器の影響を受けやすい臓器で 全身疾患においても症状を現すことが多いが 一方 リウマチ膠原病は全身疾患であり 腎を始め多彩な臓器病変を呈する その意味では腎臓病とリウマチ膠原病 内科学 ( 腎臓 リウマチ膠原病内科学 -Nephrology & Rheumatology-) Ⅰ 腎臓は他臓器の影響を受けやすい臓器で 全身疾患においても症状を現すことが多いが 一方 リウマチ膠原病は全身疾患であり 腎を始め多彩な臓器病変を呈する その意味では腎臓病とリウマチ膠原病は対極にありながら密接に関連しており 双方を平行して学ぶことは 極めて効果的である 臨床医として病態を把握し診断を行う能力

More information

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ 周南市版地域ケア会議 運用マニュアル改訂版 平成 28 年 6 月 周南市地域福祉課 地域包括支援センター 周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービス事業者

More information

資料1_事業実施計画書

資料1_事業実施計画書 ( 事業実施計画書第 3 版平成 26 年 11 月 1 日更新 ) 資料 1 事業実施計画書 事業実施計画書 平成 26 年 11 月 1 日 一般社団法人 National Clinical Database 100-0005 東京都千代田区丸の内 1-8-3 丸の内トラストタワー本館 20 階 1. 事業の名称 一般社団法人 National Clinical Database における手術

More information