改正案 を再開設できる 速報 平成 26 年度税制改正解説 NISA 非課税口座の再開設 非課税管理勘定の再設定非課税管理勘定の再設定 1 1NISA 非課税口座を廃止しても 翌年以降にNISA 非課税口座を再開設することが可能になります ( 図 1) 21 年単位で NISA 口座を開設する金融機

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1 平成 26 年度税制改正解説給与所得控除の上限設定 給与収入が一定額を超える場合の給与所得控除額については 下記のとおり上限が設けられます 1 給与収入額が 1,200 万円を超える場合 : 給与所得控除額 230 万円 2 給与収入額が 1,000 万円を超える場合 : 給与所得控除額 220 万円 〇 1 については 平成 28 年分の所得税及び平成 29 年度分の住民税について 2 については 平成 29 年分以降の所得税及び平成 30 年度分以降の住民税から適用されます 年収 1,500 万円の会社員 ( 夫婦 子 1 人 ) の場合には 改正前と比較して 平成 28 年では約 7 万円 平成 29 年では 約 11 万円の増税となる見込みです 1 給与収入 給与所得控除額 2 改正前 給与所得 所得税等住民税 給与所得控除額 3 平成 28 年分 給与所得 所得税等住民税 給与所得控除額 ( 単位 : 千円 ) 4 平成 29 年分 給与所得 所得税等住民税 3,000 1,080 1, ,080 1, ,080 1, ,000 1,540 3, ,540 3, ,540 3, ,000 2,200 7,800 1,264 2,200 7,800 1,264 2,200 7,800 1,264 12,000 2,300 9,700 1,823 2,300 9,700 1,823 2,200 9,800 1,857 15,000 2,450 12,550 2,843 2,300 12,700 2,908 2,200 12,800 2,952 30,000 2,450 27,550 9,900 2,300 27,700 9,977 2,200 27,800 10,027 50,000 2,450 47,550 20,068 2,300 47,700 20,145 2,200 47,800 20, ,000 2,450 97,550 45,488 2,300 97,700 45,565 2,200 97,800 45,615 ( 計算の前提 ) 1 給与所得以外の所得はなし 2 配偶者 ( 所得なし ) と扶養親族 1 名 (16 歳 所得なし ) 3 社会保険料は 東京都のケースで 健康保険料率 4.985% 厚生年金保険料率 8.560% で概算 4 税率は平成 25 年 12 月 12 日現在施行されているものとし 復興特別所得税を含む 5 住民税均等割を5,000 円として計算 6 表中の住民税は 次年度分を計上

2 改正案 を再開設できる 速報 平成 26 年度税制改正解説 NISA 非課税口座の再開設 非課税管理勘定の再設定非課税管理勘定の再設定 1 1NISA 非課税口座を廃止しても 翌年以降にNISA 非課税口座を再開設することが可能になります ( 図 1) 21 年単位で NISA 口座を開設する金融機関の変更が可能になります ( 図 2) 図 1 改正前 NISA 口座の廃止 NISA 口座の廃止 同一勘定期間中は NISA 口座の再開設ができない NISA 口座廃止の翌年以降 NISA 口座

3 平成 26 年度税制改正解説 NISA 非課税口座の再開設 非課税管理勘定の再設定 2 図 2 改正前 改正案 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 勘定設定期間 H H H H H A 金融機関の NISA 口座 H H H B 金融機関の NISA 口座 H H H A 金融機関 B 金融機関 H C 金融機関 H A 金融機関 H H H C 金融機関 H H C 金融機関の NISA 口座 H H B 金融機関 同一勘定設定期間内は NISA 口座を開設する金融機関の変更不可 1 年単位で NISA 口座を開設する金融機関を自由に変更できる 〇平成 27 年 1 月 1 日以後適用される 2. 改正によるメリット NISA 口座を廃止した場合でも 廃止した翌年以降に NISA 口座を再開設することができるため 海外転勤等でやむを得ず NISA 口座を廃止した居住者等の再度 NISA を利用した投資が可能になる 勘定設定期間の枠に囚われずに 1 年単位で NISA 口座を開設する金融機関を選べるようになるため 顧客はその年において希望した金融商品を取り扱っている金融機関へ自由に変更できる

4 平成 26 年度税制改正解説所得税 ~ 特定公社債の範囲の見直し 1 特定公社債の対象となる 平成 27 年 12 月 31 日以前に発行された公社債 の範囲から 同族会社が発行した社債が 除外され 一般公社債に分類されることになります 同族会社が発行した社債でその同族会社の株主等が支払を受けるもの同族会社が発行した社債でその同族会社の株主等が支払を受けるもの 内容 平成 27 年以前に支払を受けるもの 平成 28 年以後に支払を受けるもの 改正前 改正案 平成 27 年以前発行 ( 特定公社債 )( 1 ) 1) 平成 28 年以後発行 ( 一般公社債 )( 2 ) 2) 平成 27 年以前発行 ( 一般公社債 )( 2 ) 2) 平成 28 年以後発行 ( 一般公社債 )( 2 ) 2) 利子源泉分離課税申告分離課税総合課税 ( 3,4) 総合課税 ( 3,4) 総合課税 ( 3,4) 売却益非課税申告分離課税申告分離課税申告分離課税申告分離課税 償還差益総合課税申告分離課税総合課税 ( 3,4) 総合課税 ( 3,4) 総合課税 ( 3,4) ( 1) 特定公社債とは以下のものを指す 1 国債 地方債 外国国債 外国地方債 2 公募公社債 上場公社債 3 平成 27 年 12 月 31 日以前に発行された公社債 改正案 同族会社が発行した社債を除外 4 その他一定のもの ( 2) 一般公社債とは 特定公社債以外の公社債を指す ( 3) 社債を発行した同族会社の株主等でない者が支払を受けるものは 利子については源泉分離課税 ( 所得税 :15.315% 住民税 5%) 償還差益については申告分離課税 ( 所得税 :15.315% 住民税 5%) の対象となる ( 4) 同族会社が発行した社債であっても特定公社債に該当するものは 平成 28 年以後に支払を受ける場合にも 利子 売却益 償還差益のすべてが特定公社債として申告分離課税 ( 所得税 :15.315% 住民税 5%) の対象となる 〇平成 28 年 1 月 1 日以後に支払を受けるものについて適用される

5 平成 26 年度税制改正解説所得税 ~ 特定公社債の範囲の見直し 2 平成 27 年以前に発行した少人数私募債であっても 平成 28 年 1 月 1 日以後に同族会社の株主等が支払を受ける利子は総合課税の対象となる なお 平成 27 年 12 月 31 日以前に支払を受ける利子は従前どおり源泉分離課税の対象である 総合課税になることにより 所得税 住民税の負担が増える可能性がある 負担が増える場合には 他から借り入れをし 社債を繰り上げ償還することなどの検討も必要 一般公社債に分類されることにより 同族会社が発行した社債の利子は 上場株式等の配当所得等及び譲渡所得等との損益通算の対象でなくなる 3. 今後の注目点 同族会社の株主等の範囲に変更がないか 法令等の確認を要する

6 平成 26 年度税制改正解説所得税 ~ ストックオプション課税の適正化 税制非適格ストックオプションに該当する新株予約権等を権利行使前に発行会社へ譲渡した場合における所得区分が 給与所得等 ( ) へ変更となります ( ) 給与所得等 とは 給与所得 事業所得 退職所得 一時所得 雑所得をいい 被付与者との関係等に応じて所得区分が異なります 改正前 改正案 発行会社へ譲渡 譲渡所得 給与所得等 権利行使 給与所得等 給与所得等 〇平成 26 年 4 月 1 日以後に行う新株予約権等の譲渡について適用される 所得区分の変更により 高所得者の税負担増加が見込まれる 発行会社は 所得区分に応じて源泉徴収義務が生じる 3. 今後の注目点 平成 25 年 2 月 22 日付の東京国税局の文章回答事例 従業員等に付与していたストックオプション ( 取得条項付新株予約権 ) を有償取得する場合の課税関係について では やむを得ない理由により発行会社へ新株予約権等を譲渡した場合の所得区分は譲渡所得に該当するものとされているが やむを得ない理由に該当する場合の取扱いが引き続き維持されるか法令等により確認する必要がある

7 平成 26 年度税制改正解説所得税 ~ 居住用財産の買換え等特例の延長 縮減 特定の居住用財産の買換え及び交換の場合の長期譲渡所得の課税の特例について 適用期限が 2 年延長されます 譲渡資産の譲渡対価に係る要件が 1 億円に引き下げられます ( 改正前は 1.5 億円 ) 内容 改正前 改正案 譲渡資産の譲渡対価要件 1.5 億円超の場合は適用なし 1 億円超の場合は適用なし 適用期限平成 25 年 12 月 31 日まで平成 27 年 12 月 31 日まで (2 年延長 ) 〇平成 26 年 1 月 1 日以後に行う居住用財産の譲渡について適用される 居住用財産の売却価格を1 億円から1 億 5,000 万円ぐらいの間で想定している場合には 平成 26 年以降の売却では本特例が適用できなくなるため 早急な対応が必要となる 居住用財産の売却価格が1 億円を超える場合 本特例が適用できなくなるため 3,000 万円特別控除 低率分離課税 の適用を検討することとなる

8 平成 26 年度税制改正解説所得税 ~ 個人事業者の資産の評価損の必要経費算入 債務処理計画等により 債務免除を受けた場合で一定の準則に基づき 減価償却資産等の評定を行っているときは それら の資産の評価損に相当する金額が必要経費に算入できます 具体例 債務処理計画により債務免除を受け 資産の評定を行った場合 帳簿価額 :5,000 万円評定価額 :1,000 万円 帳簿価額と評定価額との差額の 4,000 万円が必要経費に算入できます この特例を適用しないで計算した年分の不動産所得 事業所得又は山林所得の金額が限度額となります 債務処理に関する計画で一般に公表された債務処理を行うための手続に関する準則に基づき 減価償却資産及び繰延資 産等の評定を行った場合に適用を受けることができる 3. 今後の注目点 今回の適用対象資産と企業再生税制( 法人 ) における評価損益計上資産の範囲が相違するか否か明らかになっていない 適用開始時期は現在 明らかになっていない

9 平成 26 年度税制改正解説所得税 ~ 個人の債務免除益の総収入金額の不算入 個人が破産法等により債務免除を受けた経済的利益の額については 各種所得の金額の計算上 総収入金額に算入されませ ん ただし その経済的利益の額のうち 次に掲げる金額に相当する部分については 総収入金額に算入します 1 免除を受けた年において 経済的な利益の額がないものとしてその債務を生じた業務に係る各種所得の金額を計算した場 合に その各種所得の金額の計算上生じる損失の金額 2 免除を受けた年において 経済的な利益の額をその債務が生じた業務に係る各種所得の金額の計算上 総収入金額に算 入して計算した場合に その生じる各種所得の金額から純損失の繰越控除により控除すべきこととなる金額 具体例 1 破産法により債務免除益 1,000 万円発生 ( 債務免除益を除いた事業所得金額 600 万円 ) 事業所得 0 円 事業所得 600 万円 破産法の規定による免責許可の決定 再生計画認可の決定その他資力を喪失して債務を弁済することが著しく困難であると 認められる場合に適用を受けることができる 3. 今後の注目点 債務免除益 1,000 万円 2 総収入金額に算入されない金額 600 万円 1 所得金額で相殺 2 破産法により債務免除益 300 万円発生 純損失の繰越控除額 200 万円 事業所得 200 万円事業所得 200 万円 純損失の繰越控除額 200 万円 債務免除益 1,000 万円 債務免除益 300 万円 400 万円 0 円 事業所得 事業所得 200 万円 200 万円 100 万円 0 円 2 総収入金額に算入されない金額 200 万円 1 純損失の繰越控除額で相殺 所得税法基本通達 36-17( 債務免除益の特例 ) との関係性 適用開始時期が現在 明らかになっていない

10 平成 26 年度税制改正解説所得税 ~ 措置法 40 条の非課税措置に係る要件の追加 ( 株式保有要件の追加 ) 個人が公益社団 財団法人 非営利型一般社団 財団法人 ( 以下 公益法人等 ) に株式等を寄附した場合のみなし譲渡所得は 一定の要件を満たすことにより 非課税となります ( 措置法 40 条の非課税措置 ) この非課税措置の承認要件に 寄附を受けた株式の保有割合要件が追加されます 改正により 措置法 40 条の非課税措置を受ける場合には 公益法人等が寄附を受けた株式の保有割合は 当該株式の発行法人における発行済株式総数の 2 分の 1 以内に制限されます 寄附先 公益社団 財団法人 非営利型一般社団 財団法人 〇平成 26 年 4 月 1 日以後に行われる株式の寄附について適用する 改正前 株式の保有割合制限はなし 措置法 40 条の非課税措置の承認要件 改正後 寄附により発行済株式の総数の 1/2 を超えて保有することにならないこと 措置法 40 条の非課税措置以外の株式保有制限 公益認定基準により議決権の過半数未満の制限あり ( 認定法施行令第 7 条 ) 制限なし 非営利型一般社団 財団法人とは 一般社団 財団法人のうち 剰余金の分配を行わない旨及び解散時の残余財産が国等に帰属する旨が定款に定められていること 理事の親族割合が 1/3 以下であること 等の要件を充足した法人で 法人税法上 公益法人等 に該当し 収益事業課税が適用される法人をいう 発行済株式の 2 分の 1 を超えることとなる寄附については 非課税の対象外となる 公益法人の認定要件における公益社団 財団法人の株式保有割合は 議決権の過半数未満に制限されている したがって 改正後において措置法 40 条の非課税措置を受ける場合には 公益社団 財団法人が寄附を受けた株式の保有割合は 議決権の過半数未満 かつ 発行済株式総数の 2 分の 1 以内であることが求められる 非営利型一般社団 財団法人が改正後において措置法 40 条の非課税措置を受ける場合には 寄附を受けた株式の保有割合が発行済株式総数の 2 分の 1 以内であることが求められる

11 平成 26 年度税制改正解説所得税 ~ 相続税の取得費加算の特例 ~ 相続開始後 3 年 10 ヶ月以内に相続又は遺贈により取得した資産を譲渡した場合において 譲渡所得の計算上取得費に加算する相続税相当額について その者が相続した全ての土地等に係る相続税相当額 から その者が譲渡した土地等に対応する相続税相当額 に変更されます 譲渡した資産が土地等 である場合 譲渡した資産が土地等 以外の資産である場合 計算式 譲渡所得の計算上取得費に加算する相続税額 = A C/B A=その者の相続税額 B=その者の相続税の課税価格 ( 債務控除前 ) 改正前 C=その者の相続税の課税価格の計算の基礎とされた全て全ての土地等の価額 C= その者の相続税の課税価格の計算の基礎とされた譲渡した資産に対応する価額 改正案 C=その者の相続税の課税価格の計算の基礎とされた譲渡した譲渡した土地等に対応する価額 借地権を含む また 相続時精算課税適用財産 3 年内加算適用財産を含む 改正なし 〇平成 27 年 1 月 1 日以後に開始する相続又は遺贈により取得した土地等を譲渡する場合について適用される 相続税の納税財源として相続財産である土地等の譲渡代金を考えている場合 税引き後の手取り額が減少する可能性がある ため注意が必要である

12 平成 26 年度税制改正解説所得税 ~ ゴルフ会員権売却損の損益通算廃止 譲渡損失の他の所得との損益通算および雑損控除を適用することができない 生活に通常必要でない資産 の範囲に 主として趣味 娯楽 保養又は鑑賞の目的で所有する不動産以外の資産 が追加されます 具体例としては ゴルフ会員権 リゾート会員権などが該当します 損失の内容 改正前 改正案 ゴルフ会員権 リゾート会員権など ( ) 売却により生じた損失 災害 盗難 横領により生じた損失 < 他の所得との損益通算 > 可能 < 雑損控除の適用 > 可能 < 他の所得との損益通算 > 不可 < 雑損控除の適用 > 不可 ( ) ゴルフ会員権取引業を行う者が所有する販売用のゴルフ会員権などを除く 〇平成 26 年 4 月 1 日以後に行う資産の譲渡等について適用される ゴルフ会員権等の売却により生じた損失について 事業所得や給与所得など他の所得と損益通算することができなくなる 含み損を抱えているゴルフ会員権などを保有している場合は 平成 26 年 3 月 31 日までに 会員権相場や損益通算による税効果を 踏まえ 売却するかどうか検討が必要である 3. 今後の注目点 主として趣味 娯楽 保養又は鑑賞の目的で所有する不動産以外の資産 の詳細な内容は 法案や政令等での確認が必要である

13 平成 26 年度税制改正解説所得税 ~ 雑損控除の損失金額の算定方法の改正 雑損控除の対象となる資産の損失金額の算定方法に 取得価額をベースとする方法が加わります 上記の算定方法と 現行の時価をベースとした算定方法は選択適用可能です 現行制度の概要 住宅 家財等について災害 盗難 横領による損失が生じた場合には 次の金額の所得控除を受けることができる (1 損失発生直前の時価 - 2 発生直後の時価 ) + 3 災害関連支出の金額 - 4 一定の控除額 = 5 雑損控除額 損失発生直前の資産の時価 損失発生直後の資産の時価 控除額 ( 1) 災害関連支出 雑損控除額 3 改正点 発生直前の資産価値の算定方法の追加 下記のいずれかの方法を選択適用選択適用できる 内容 時価ベース [ 現行 / 存続 ] 取得価額ベース [ 改正 / 追加 ] 資産の時価 取得価額 算定方法 - 減価償却費累積額相当額 ( 2) ( 1) 災害関連支出が5 万円以下 総所得金額等 1/10 災害関連支出が5 万円超 (1)(2) の少ない方の金額 (1) 損失の金額 -( 災害関連支出 -5 万円 ) (2) 総所得金額等 1/10 災害関連支出と損失額が同額 (1)(2) の少ない方の金額 (1)5 万円 (2) 総所得金額等 1/10 ( 2) 資産の耐用年数を1.5 倍した年数に基づいた旧定額法の償却率により計算する ( 取得から譲渡までの間に業務用に使用していない資産の場合 ) 災害等発生直前の時価の見積りが困難であっても 当初取得価額が判明していれば適用可能となる 雑損控除は年末調整で完結させることができないため 適用を受けるためには確定申告が必要

14 平成 26 年度税制改正解説個人所得課税 ~ 公的年金等に係る課税方式等の整備 源泉徴収の対象となっていない公的年金等( 外国公的年金等 ) がある場合 申告不要制度を適用できなくなります 〇平成 27 年分以後の所得税について適用される 改正前改正前 公的年金等の収入が 400 万円以下かつ公的年金等以外の他の所得が 20 万円以下 確定申告不要制度の選択可 改正案改正案 公的年金等の収入が 400 万円以下かつ公的年金等以外の他の所得が 20 万円以下 全ての公的年金等が源泉徴収の対象になっている場合 確定申告不要制度の選択可 公的年金等の全部又は一部が源泉徴収の対象となっていない場合確定申告必要 国外において支払を受ける外国公的年金等は 源泉徴収の対象外とされているため このような公的年金等を受給している場合 確定申告が必要となる

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除 公的年金等控除から基礎控除へ 10 万円シフトすることにより 配偶者控除等の所得控除について 控除対象となる配偶者や扶養親族の適用範囲に影響を及ぼさないようにするため 各種所得控除の基準となる配偶者や扶養親族の合計所得金額が調整される 具体的には 配偶者控除 配偶

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