はじめに 維持期リハビリテーションとは 急性期 回復期に引き続き実施されるリハビリテーション医療サービス と定義され 高齢者などの体力や機能の維持向上を図るだけでなく 生活環境の整備 社会参加の促進 介護負担の軽減などに努め その自立生活を支援することを目的とするものである 1) 2007 年度に日

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1 テーマ 在宅患者における短時間通所リハビリテーションの効果および有効性の検討 申請者 伊藤三千雄西広島リハビリテーション病院健康運動指導士 広島県広島市佐伯区三宅 共同研究者 岡本隆嗣西広島リハビリテーション病院病院長長尾光城川崎医療福祉大学医療技術学部長 助成対象年度 2012 年度 ( 後期 ) 提出年月日 2014 年 2 月 26 日

2 はじめに 維持期リハビリテーションとは 急性期 回復期に引き続き実施されるリハビリテーション医療サービス と定義され 高齢者などの体力や機能の維持向上を図るだけでなく 生活環境の整備 社会参加の促進 介護負担の軽減などに努め その自立生活を支援することを目的とするものである 1) 2007 年度に日本リハビリテーション病院 施設協会は リハビリテーションの実施時間の短縮に関するモデル事業 を行い 短時間型の通所リハビリテーションの必要性を検討した そして 従来の医療保険での 外来リハビリテーション に代わるものとして 2009 年の介護報酬改定でリハビリテーション特化型 (1~ 2 時間 ) の 短時間通所リハビリテーション が新設された さらに みなし指定 として医療機関でも提供が可能となった 2) 西広島リハビリテーション病院 ( 以下 当院 ) は 2009 年度より従来の外来リハビリテーションに加え 短時間通所リハビリテーションを開設した 開設当初 訓練はリハビリルームにて行っていたが 通常の外来リハビリテーションと同様のプログラムであり 自主トレーニングもマシンを使った単調なものにとどまっていた そこで 筆者らは 2010 年度より当院併設のフィットネスジム ( 健康開発センターウイル ) と連携してプログラムを変更し その効果や意義について検討をおこなった 1) 当院のプログラムの特徴は 1 運動する意欲を引き出すためフィットネスジムのスペースを使用する 2 健康運動指導士がマンツーマンで自主トレーニングの指導を行うため 自主トレーニングの定着率が高い 3 家族利用 ( 主介護者のフィットネスジム利用システム ) を推奨していること などが挙げられる プログラムの効果として 利用者においては継続的な個別リハビリテーションの介入と自主トレーニングの定着 集団体操参加による身体機能の改善や主体性の向上がみられた 家族 ( 主介護者 ) については 利用者と一緒に運動を行うことで利用者の状態をより理解することに繋がった さらに 健康やリハビリテーション 運動に対する意識の向上も認められた また 運動によるストレス軽減 家族同士で介護の悩みや不安を話し合うコミュニティとしても機能しており 精神面でも良い影響を与えている その結果 家族の介護負担感の軽減もみられた これらのことから 当院の短時間通所リハビリテーションは 在宅患者および家族のコミュニティとなっている 在宅患者には 家族の理解や支援が必須である そのため 患者だけでなく主介護者などを含めた家族単位で健康やリハビリテーションについて考えることが重要である さらに 患者と家族の相方向からの効果が家族全体における QOL の向上に繋がると考える 当院のプログラムでは 運動をツールとして家族単位で健康づくりやリハビリテーションを行うことが可能であり 効果もみられている しかし 主観的な評価が多いため エビデンスの確立が不十分である また 短時間通所リハビリテーションの効果や有効性についての研究は報告がまだ少なく 家族を含めたプログラムの報告はみられていない そのため 本研究では 短時間通所リハビリテーションの効果および有効性を客観的指

3 標や生化学検査より明らかにし 在宅患者および家族における QOL の向上に効果的なプログラムを検討することを目的とした 研究 1 では 短時間通所リハビリテーションのプログラム実施前後同日に生化学検査およびアンケート調査を実施した 研究 2 では 短時間通所リハビリテーションのプログラム開始時および 3 ヶ月後に生化学検査 身体機能の評価 アンケート調査を実施した 方法 研究 1 ( 短時間通所リハビリテーションのプログラム実施前後同日の変化 ) (1) 対象者対象者は 当院の短時間通所リハビリテーションにおける男性の利用者 8 名 ( 平均年齢 71.8±5.7 歳 ) および女性の主介護者 8 名 ( 平均年齢 68.4±5.6 歳 ) に限定した ( 表 1) また 本研究は西広島リハビリテーション病院倫理審査委員会の承認を得ており 対象者には研究について文書および口頭による説明を行い 書面にて研究参加の同意を得た (2) 短時間通所リハビリテーションのプログラム利用者 主介護者共にプログラム実施時間は約 2 時間である 利用者 主介護者のプログラムは以下に示すとおりである 利用者のプログラム 1リハビリテーションスタッフ (PT OT ST) による 20 分の個別リハビリテーション 2 健康運動指導士の指導による自主トレーニング ( トレーニングマシンや器具を使った筋力トレーニング 有酸素運動等 ) 3 健康運動指導士による集団体操 ( 座位でのストレッチ 筋力トレーニング リズム体操等 ) 主介護者のプログラム 1 健康運動指導士の指導による自主トレーニング ( トレーニングマシンや器具を使った筋力トレーニング 有酸素運動等 ) 2 健康運動指導士による集団体操 ( 座位でのストレッチ 筋力トレーニング リズム体操等 ) (3) 測定項目 1セロトニンセロトニンは ノルアドレナリンやドーパミンと並んで 体内で特に重要な役割を果たしている三大神経伝達物質の一つである セロトニンは人間の精神面に大きな影響を与え 心身の安定や心の安らぎなどにも関与することから 幸せホルモン とも呼ばれている セロトニンが不足すると うつ病や不眠症などの精神疾患に陥りやすいとされている

4 セロトニンの測定は 短時間通所リハビリテーションのプログラム前後に行った 測定方法は 全血法により株式会社 BML で高速液体クロマトグラフィー (HPLC 検査法 ) を用いて行われた 2 唾液アミラーゼ唾液アミラーゼは ストレスを受けることによる交感神経系の直接的な作用の一つとして分泌すると考えられている 唾液アミラーゼは 酵素分析装置である唾液アミラーゼモニター ( ニプロ社製 ) を用いて測定を行った 測定は 専用チップを舌下に挿入し唾液を浸み込ませる 唾液を摂取したチップを速やかに本体に挿入すると操作が開始され 約 60 秒後には唾液中のアミラーゼ活性が KU/L の単位で表示されると共に判定結果が得られる 唾液アミラーゼの測定は 短時間通所リハビリテーションのプログラム前後に実施した 測定はプログラム前後共に採血前に行った 3アンケート調査 ( 精神状態の変化について ) 短時間通所リハビリテーションのプログラム前後における精神状態の変化についてアンケート調査を実施した アンケート調査は プログラム後に自記質問票の形式で実施した 研究 2 ( 短時間通所リハビリテーションのプログラム開始時と 3 ヶ月後の比較 ) (1) 対象者 対象者については研究 1 と同様である (2) 短時間通所リハビリテーションのプログラム プログラム実施期間は 平成 25 年 10 月から平成 26 年 1 月までの 3 ヶ月間 1 週間に 1 回から 3 回 約 2 時間のプログラムを実施した プログラム内容は研究 1 と同様である (3) 測定項目 1セロトニンセロトニンの測定は プログラム開始時および 3 ヶ月後に行った 測定方法は研究 1 と同様である 2 唾液アミラーゼ唾液アミラーゼの測定は プログラム開始時および 3 ヶ月後に唾液アミラーゼモニター ( ニプロ社製 ) を用いて行なった 唾液アミラーゼの測定はプログラム前後共に採血前に行った 測定方法は研究 1 と同様である 3 身体機能の評価身体機能の評価は プログラム開始時および 3 ヶ月後に体力測定を実施した 利用者は 握力 5m 歩行 10m 歩行 6 分間歩行 Time up and go 開眼片足立ちの測定を行った

5 主介護者は 体重 体脂肪率 握力 長座位体前屈 閉眼片足立ち 全身反応時間 上体起こしの測定を行った 4Zarit 介護負担尺度主介護者の介護負担の評価は Zarit 介護負担尺度日本語版 ( 以下 J-ZBI) を自記質問票の形式で使用した J-ZBI は 22 項目の質問からなり 満点は 88 点で介護負担が大きいほど得点が高くなる J-ZBI は プログラム開始時および 3 ヶ月後に主介護者のみに実施した 5アンケート調査 ( プログラムの効果について ) プログラムの効果についてプログラム開始から 3 ヶ月後にアンケート調査を実施した アンケート調査は自記質問票の形式で実施した (4) 統計処理本研究の測定結果はすべて平均値 ± 標準偏差で示した 研究 1 におけるプログラム前後のセロトニンおよび唾液アミラーゼの比較 研究 2 におけるプログラム開始時および 3 ヶ月後のセロトニン 唾液アミラーゼ 身体機能の評価 J-ZBI の比較は 対応のある t 検定を用いた 統計処理は SPSS ver.18.0 for windows を用い 有意水準は 5% とした 結果 研究 1( 短時間通所リハビリテーションのプログラム実施前後同日の変化 ) における結果は セロトニンについては利用者においてプログラム前 101.2±48.5ng/ml からプログラム後 110.0±53.0ng/ml 主介護者はプラグラム前 129.2±42.7ng/ml からプログラム後 ±48.6ng/ml へ共に増加傾向を示したが有意な差はみられなかった ( 図 1) 唾液アミラーゼは 主介護者においてプログラム前 58.5±40.7KU/L からプログラム後 45.0±42.6KU/L へ減少傾向を示したが有意な差はみられなかった 利用者は プログラム前 81.1±51.3KU/L からプログラム後 90.7±52.6KU/L へ増加傾向を示したが有意な差はみられなかった ( 図 2) プログラム後における精神状態の変化についてアンケート調査の結果は 利用者は 良くなった が 50% 変化なし が 37% 悪くなった が 13% であった ( 図 3) 主介護者は 良くなった が 75% 変化なし が 25% であった ( 図 4) 研究 2( 短時間通所リハビリテーションのプログラム開始時と 3 ヶ月後の比較 ) における結果は セロトニンについては利用者においてプログラム開始時 101.2±48.5ng/ml から 3 ヶ月後 126.9±63.8ng/ml へ有意な増加を示した 主介護者は プログラム開始時 129.2± 42.7ng/ml から 3 ヶ月後 139.3±41.2ng/ml へ増加傾向を示したが有意な差はみられなかった ( 図 5) 唾液アミラーゼは 利用者においてプログラム開始時 81.1±51.3 KU/L から 3 ヶ月後 68.4 ±51.2KU/L へ減少傾向を示した 主介護者は プログラム開始時 58.5±40.7KU/L から 3

6 ヶ月後 56.8±44.4KU/L へ減少傾向を示した 利用者 主介護者共にプログラム開始時から 3 ヶ月後に減少傾向を示したが有意な差はみられなかった ( 図 6) 身体機能は 利用者 主介護者共に大きな変化はみられなかった ( 表 2 表 3) 主介護者における J-ZBI は プログラム開始時 23.9±10.0 点から 3 ヶ月後 20.9±10.9 点へ減少傾向を示したが有意な差はみられなかった ( 図 7) プログラムの効果についてアンケート調査の結果は 以下に示すとおりである (1) 利用者のアンケート結果 ( 図 8) 1プログラム開始前と比較して身体機能に改善がみられたかはい 62% いいえ 38% 2 身体機能に改善がみられた要因集団体操 75% 個別リハビリテーション 63% 自主トレーニング 50% その他 13% 3プログラム開始前と比較して リハビリテーションに対する意欲 ( 意識 ) や精神面で変化はあったかはい 75% いいえ 25% 4フィットネスジムでリハビリテーション等を行うことで身体面 精神面に良い効果があると思うかはい 75% いいえ 25% 5 短時間通所リハビリテーションの利用を開始してから自宅でも運動を行うようになったかはい 50% いいえ 50% 6 短時間通所利リハビリテーションの利用で家族全体の QOL( 生活の質 ) が向上したと感じるかはい 100% 7 家族全体の QOL( 生活の質 ) が向上した理由自身と家族両方の状態が良くなった 56% 自身の状態が良くなった 22% 家族の状態が良くなった 11% その他 11% (2) 主介護者のアンケート結果 ( 図 9) 1 短時間通所リハビリテーションで他の利用者や家族 スタッフと情報交換をすることがあるかはい 100% 2 短時間通所リハビリテーションの利用前と比較して精神的負担は変化したか軽減した 87% 変化なし 13% 3 負担が軽減した理由運動や体操に参加し自身がストレスの発散をできている 64% 他の利用者と情報交換ができるようになった 18% 利用者が積極的にリハビリテーションに向かうようになった

7 18% 4 短時間通所リハビリテーションの利用で家族全体の QOL( 生活の質 ) が向上したと感じるかはい 88% いいえ 12% 5 家族全体の QOL( 生活の質 ) が向上した理由自身と家族両方の状態が良くなった 55% 自身の状態が良くなった 33% 家族の状態が良くなった 12% 6 短時間通所リハビリテーションで運動する理由自分の健康管理のため 50% ストレス発散 33% 介護をするうえで体力をつけるため 11% 待ち時間を持て余すから 6% 7プログラム開始前と比較して体力的な変化があったかある 87% ない 13% 8プログラム開始前と比較して精神面の変化はあったかある 88% ない 12% 9 利用者と一緒に運動をすることで利用者の状態がより理解できるようになったかはい 100% 10プログラムを開始してから自宅でも運動を行うようになったかはい 44% いいえ 56% 11 自身が運動することで利用者の意欲やリハビリテーションの効果が向上する等の相乗効果があったかはい 75% いいえ 25% 考察 これまでに筆者らは 当院における短時間通所リハビリテーションのプログラム ( 以下 当プログラム ) が利用者および家族 ( 主介護者 ) の精神面に良い影響を与えていることを報告した 1) しかし エビデンスの確立が不十分なことが課題であった そのため 研究 1( 短時間通所リハビリテーションのプログラム実施前後同日の変化 ) では 短時間通所リハビリテーションのプログラムが利用者および主介護者の精神面に与える影響についてセロトニンおよび唾液アミラーゼを用いて検討した セロトニンは神経伝達物質としてトリプトファンを原料として合成され セロトニン神経は縫線核 前頭葉皮質 基底核 大脳辺縁系などに位置し 気分や不安 食欲や睡眠などさまざまな機能に関与しており うつ病などで低下していると言われる 3) セロトニン神経系への関心は 近年うつ病治療薬として選択的セロトニン再吸収阻害薬 (SSRI) が汎用されるようになり また 片頭痛治療薬としてトリプタンが使われるようになって 急速に高まってきた 一方 脳内にもセロトニンが同定され その役割は当初 睡眠と関連づけられた しかし その後の研究で 睡眠ではなく むしろ覚醒に関連する神経系として

8 確立されてきた 活性化因子は リズム運動 ( 歩行 咀嚼 呼吸なども含まれる ) 太陽光を浴びること 人とのふれあいとされている 4,5) 本研究における短時間通所リハビリテーションのプログラムは 太陽の光がたくさん射しこむガラス張りのフィットネスジムスペースにおいて ( 図 10) 利用者も家族も一緒に集団体操や運動を行っており( 図 11) セロトニンを活性化する因子であるリズム運動 太陽光を浴びること 人とのふれあいなどの要素が含まれている そのため 本研究では精神面の評価指標としてセロトニンを用いた 本研究の結果では セロトニンが利用者 主介護者共にプログラム後に増加傾向を示した セロトニンは衝動や攻撃性を抑制して精神を安定させる作用があり 不足すると精神のバランスが崩れやすくなる 3) つまり セロトニンは精神が安定している状態であれば適正値であり 精神状態が不安定である時は低下していることが考えられる また セロトニンにおける精神面の評価の妥当性を高めるために ストレス度の評価として用いた唾液アミラーゼの値は主介護者においては 減少傾向を示した 唾液アミラーゼは不快な刺激で上昇し 快適な刺激では逆に低下するとされている 6,7) さらに アンケート調査の結果では 利用者および主介護者の半数以上がプログラム後に精神状態が良くなったと回答した これらの結果から 利用者および主介護者は プログラム後に精神状態が良好であることが示唆された 研究 2( 短時間通所リハビリテーションのプログラム開始時と 3 ヶ月後の比較 ) では 3 ヶ月間の短時間通所リハビリテーションのプログラムが 利用者および主介護者の身体機能および精神面に与える影響について検討を行った 身体機能については利用者 主介護者共に大きな変化はみられなかった 要因として 利用者については 維持期のステージであること 利用者の多くが短時間通所リハビリテーションの利用期間が長くトレーナビリティが低いことが考えられる 主介護者の要因としては プログラムの実施期間が年末年始を挟み 正月休み等でプログラム実施頻度および運動量が低下したことが大きく関与したと考えられる セロトニンは プログラム開始から 3 ヶ月後に利用者において有意な増加が認められ 主介護者においても増加傾向がみられた 唾液アミラーゼは プログラム開始から 3 ヶ月後に利用者では減少傾向を示し 主介護者では変化がみられなかった さらに 3 ヶ月後のアンケート調査の結果では 利用者の 75% および主介護者の 88% がプログラムを開始してから精神面の変化があったと回答した また 主介護者の J-ZBI は プログラム開始から 3 ヶ月後に減少傾向を示した Zarit 介護負担尺度 8) は 身体的負担 心理的負担 経済的困難等を総括し 介護負担として測定することが可能な尺度であり その日本語版 9,10,11) は 信頼性 妥当性とも確認されており 国際比較研究も可能な介護負担尺度である これらのことから 当プログラムの即時効果として 利用者および主介護者の精神状態を良好にするということが考えられる また 主介護者における介護負担感の軽減へ効果があることが示唆された アンケート結果において 短時間通所リハビリテーションの利用で家族全体の QOL が向上したかという問いに対して 利用者においては 100% 主介護

9 者では 88% が向上したと回答した 向上したと回答した方の理由として 最も多かった理由は 利用者自身と主介護者である家族の両者が良くなったからという理由であった 本研究では 利用者 主介護者共に精神面の変化はみられたが 身体機能に大きな変化はみられなかった そのため 利用者および主介護者の両者の精神状態を良好にすることが当プログラムの大きな効果であると考えられる そして 利用者および主介護者の両者の精神状態を良好にすることが 家族の介護負担感の軽減や家族全体における QOL の向上に繋がると考えられる 本研究では 精神面の評価指標としてセロトニンおよび唾液アミラーゼを用いた 両項目共に一定の傾向はみられたが 数値や変化にかなりの個人差があり 精神面の評価指標として確立するためには 別の生化学指標を同時に用いるなど さらなる検討が必要であると考えられる また 在宅患者および家族における QOL の評価を併せて行うことが重要であると考える 感想 今回 在宅医療研究の助成を受けることができたことで 当院の短時間通所リハビリテーションの効果や有効性について深く検討することができ 大変感謝している 現場での研究および測定は 対象者 測定機器 測定条件等 課題が多々あるが 測定機器等の経費を助成して頂けることで課題を一つ解決でき 研究の質を高めることができる 本研究も課題は多々残っているが 研究を一つ前進させることができたと考える 今回の研究結果を次の研究に繋げることが重要であり 現場にとって有意義な研究ができるようにしていきたいと考える 謝辞 本研究は公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団の助成により行われた 最後に 本研究にご協力いただいた西広島リハビリテーション病院短時間通所リハビリテーションのご利用者およびご家族の皆様に 深い感謝を捧げる 参考文献 1) 岡本隆嗣, 岡光孝, 松田秀之, 伊藤三千雄 : 短時間通所リハビリテーション (1~2 時間 ) の検討. 地域リハ 6: ,2011 2) 岡野英樹 : 短時間通所リハビリテーション. 日本リハビリテーション病院 施設協会 ( 編 ): 維持期リハビリテーション. 三輪書店,pp20-25,2009 3) 有田秀穂 : リズム運動がセロトニン神経系を活性化させる. 日本医事新報 4453:38-42,2009 4) 有田秀穂 : セロトニンの生理作用 : 小児科. 第 50 巻. 第 13 号. 金原出版株式会社,2009 5)Nakatani Y,Sato-Suzuki I,Tsujino N,Nakasato A,Seki Y,Fumoto M,Arita H:Augmented

10 brain 5-HT crosses the blood-brain barrier through the 5-HT transporter in rat.european Journal of Neuroscience.27: ,2008 6) 山口昌樹, 他 : 医用電子と生体工学 39: ,2001 7)Takai N,et al:arch Oral Biol.49: ,2004 8)Zarit SH,Reever KE,Bach-Peterson J:Relatives of the impaired elderly,correlates of feeling of burden.gerontologist,20: ,1980 9)Arai Y,Kudo K,Hosokawa T,et al:reliability and Validity of the Japanese version of the Zarit caregiver burden interview.psychiatry Clin.Neurosci.51: , ) 荒井由美子 :Zarit 介護負担スケール日本語版の応用. 医学のあゆみ 186: , ) 荒井由美子, 杉浦ミドリ : 家族介護者のストレスとその評価法, 老年精神医学雑誌 11: ,2000

11 表 1. 対象者のプロフィール 利用者 n 男 ( 名 ) 主介護者 8 n 8 8 女 ( 名 ) 8 年齢 ( 歳 ) 71.8±5.7 年齢 ( 歳 ) 68.4±5.6 疾患分類 ( 名 ) 脳血管障害 8 利用者との関係 配偶者 ( 名 ) 8 要支援 1 要介護度 ( 名 ) 要介護 1 3 要介護 2 2 要介護 3 2 通所利用頻度 ( 回 / 週 ) 1.5±0.8

12 表 2. 利用者の身体機能の変化 n=8 開始時 3 ヶ月後 握力患側 (kg) 17.2± ±11.3 握力健側 (kg) 35.8± ±9.9 5m 歩行 ( 秒 ) 9.3± ±3.9 10m 歩行 ( 秒 ) 18.6± ±6.5 6 分間歩行 (m) 204.1± ±141.1 Time up and go( 秒 ) 24.7± ±21.7 開眼片足立ち患側 ( 秒 ) 1.1± ±7.7 開眼片足立ち健側 ( 秒 ) 17.1± ±25.8 表 3. 主介護者の身体機能の変化 n=8 開始時 3 ヶ月後 体重 (kg) 57.9± ±6.3 体脂肪率 (%) 31.7± ±4.8 握力左右平均 (kg) 25.0± ±4.6 長座位体前屈 (cm) 12.0± ±4.3 閉眼片足立ち ( 秒 ) 4.0± ±1.8 全身反応時間 ( 秒 ) 0.4± ±0.1 上体起こし ( 回 ) 8.0± ±8.4

13 図 1. 同日プログラム前後のセロトニンの変化 (ng/ml) 200 利用者 主介護者 前 後 図 2. 同日プログラム前後の唾液アミラーゼの変化 (KU/L) 160 利用者 主介護者 前 後

14 図 3. 利用者 プログラム後の精神状態の変化 悪くなった 13% 変化なし 37% 良くなった 50% 図 4. 主介護者 プログラム後の精神状態の変化 変化なし 25% 良くなった 75%

15 図 5. プログラム開始時と 3 ヶ月後のセロトニンの変化 (ng/ml) 利用者 主介護者 開始時 =p< ヶ月後 (KU/L) 140 図 6. プログラム開始時と 3 ヶ月後の唾液アミラーゼの変化 利用者 主介護者 開始時 3 ヶ月後

16 ( 点 ) 40 図 7. プログラム開始時と 3 ヶ月後の主介護者における J-ZBI の変化 開始時 3 ヶ月後

17 図 8. プログラムの効果について. 利用者のアンケート結果 1 プログラム開始前と比較して身体機能に改善がみられたか 2 身体機能に改善がみられた要因 集団体操 75% いいえ, 38% はい, 62% 個別リハビリテーション 自主トレーニング 50% 63% その他 13% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 3 プログラム開始前と比較して リハビリテーションに対する意欲や精神面で変化はあったか 4 フィットネスジムでリハビリテーション等を行うことで身体面 精神面に良い効果があると思うか いいえ, 25% はい, 75% いいえ, 25% はい, 75% 5 短時間通所リハビリテーションの利用を開始してから自宅でも運動を行うようになったか 6 短時間通所リハビリテーションの利用で家族全体の QOL が向上したと感じるか いいえ, 50% はい, 50% はい 100% 7 家族全体の QOL が向上した理由 自身と家族両方の状態が良くなった 56% 自身の状態が良くなった 22% 家族の状態が良くなった 11% その他 11% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

18 図 9. プログラムの効果について. 主介護者のアンケート結果 1 短時間通所リハビリテーションで他の利用者や家族 スタッフと情報交換をすることがあるか 2 短時間通所リハビリテーションの利用前と比較して 精神的負担は変化したか 変化なし, 13% はい, 100% 軽減した, 87% 3 負担が軽減した理由 4 短時間通所リハビリテーションの利用で家族全体の QOL が向上したと感じるか 運動や体操に参加し自身がストレスの発散をできている 他の利用者と情報交換ができるようになった 18% 64% いいえ, 12% 利用者が積極的にリハビリテーションに向かうようになった 18% 0% 10%20%30%40%50%60%70%80% はい, 88% 5 家族全体の QOL が向上した理由 6 短時間通所リハビリテーションで運動する理由 自身と家族両方の状態が良くなった 55% 自分の健康管理のため 50% 自身の状態が良くなった 33% ストレス発散 介護をするうえで体力をつけるため 11% 33% 家族の状態が良くなった 12% 待ち時間を持て余すから 6% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 7 プログラム開始前と比較して体力的な変化があったか 8 プログラム開始前と比較して精神面の変化はあったか いいえ, 13% いいえ, 12% はい, 87% はい, 88%

19 図 9. プログラムの効果について. 主介護者のアンケート結果 9 利用者と一緒に運動することで利用者の状態がより理解できるようになったか 10 プログラムを開始してから自宅でも運動を行うようになったか はい, 100% いいえ, 56% はい, 44% 11 自身が運動することで利用者の意欲やリハビリテーションの効果が向上する等の相乗効果があったか いいえ, 25% はい, 75%

20 図 10. フィットネスジムスペースの様子 図 11. 集団体操の様子

<4D F736F F F696E74202D AAE90AC94C5817A835F C581698FE39E8A90E690B6816A2E >

<4D F736F F F696E74202D AAE90AC94C5817A835F C581698FE39E8A90E690B6816A2E > 労災疾病等 13 分野医学研究 開発 普及事業 第 2 期 ( 平成 21 年度 ~ 平成 25 年度 ) 分野名 働く女性のためのメディカル ケア 働く女性における介護ストレスに関する研究 - 女性介護離職者の軽減をめざして - 働く女性健康研究センター 主任研究者中部労災病院女性診療科 神経内科部長上條美樹子 研究の目的 現代社会においては女性労働力の確保は経済復興の大きな柱と考えられ 育児休暇制度や勤務形態の工夫など

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