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なごみほうねん
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1 黒部市幹線道路網計画の見直し報告書平成 23 年 3 月黒部市

3 目次第 1 章調査の概要 1-1 調査の背景と目的調査の対象区域目標年次調査の推進体制前回計画の概要調査フロー第 2 章黒部市の現況 2-1 市域の拡大人口世帯数の推移 (1) 総人口世帯数 (2) 年齢階層別人口 (3) 地区別人口 (4) 流出入人口土地利用状況 (1) 土地利用 (2) 市街化動向幹線道路網の現況 (1) 国道県道 (2) 都市計画道路 (3) 前回計画道路網交通量の推移 (1) ゾーン間自動車交通量 (2) 断面交通量平日 12 時間交通量平日混雑度第 3 章上位関連計画 3-1 上位計画 (1) 黒部市総合振興計画 (2) 黒部市都市計画マスタープラン関連計画 (1) 北陸新幹線新駅周辺整備計画 (2) 国道 8 号バイパス入善黒部バイパス (3) 道路構想路線 (4) 新庁舎第 4 章幹線道路網見直しの方針 4-1 見直しの視点交通量配分道路網の機能分類

4 第 5 章幹線道路網見直しの検討 5-1 見直しの検討 (1) 旧宇奈月区域の幹線道路網の検討 ( 主 ) 黒部宇奈月線 ( 市 ) 栃屋下立線 ( 市 ) 黒部宇奈月線 ( 主 ) 入善宇奈月線 ( 主 ) 朝日宇奈月線 ( 一 ) 音沢中ノ口線 ~( 主 ) 朝日宇奈月線 (2) 構想路線の検討黒部宇奈月縦貫道路湾岸道路東部山麓道路 (3) 長期未着手道路の検討 ( 都 ) 前沢大布施線 ( 市 ) 堀切吉田線 ( 都 ) 荻生大布施線 ( 都 ) 石田海岸線 ( 都 ) 前沢植木線からの延伸ルート (4) その他路線の検討 ( 市 ) 堀切吉田線基幹農道 ( 田家地内 ) 基幹農道 ( 若栗地内 )~( 市 ) 新黒部駅前線 ( 市 ) 舌山川端線 ( 一 ) 六天天神新線 ~( 市 ) 生地中新線 ( 市 ) 生地石田線 ( 市 ) 新光寺前沢線 ( 市 ) 大黒沓掛線幹線道路網計画の改訂第 6 章今後の課題 (1) 長期未着手都市計画道路の検証 (2) 効率的効果的な整備 (3) 関係機関地域住民との調整連携 (4) 定期的な見直し参考資料黒部市幹線道路網検討委員会委員名簿黒部市都市計画見直し庁内検討会委員名簿黒部市幹線道路網検討委員会事務局名簿計画策定の経緯

5 第 1 章調査の概要第 1 章調査の概要本章では調査の概要として幹線道路網の見直しを行う背景と目的目標年次調査の推進体制等を整理します 1-1 調査の背景と目的黒部市では旧黒部市域を対象として平成 3 年に策定された黒部市幹線道路整備計画 ( 以下前回計画という ) に基づき幹線道路の整備を進めてきました前回計画策定後平成 18 年 3 月に旧黒部市と旧宇奈月町が合併し新たな黒部市として市制が施行されましたまた北陸新幹線国道 8 号バイパス等の広域交通の整備各道路構想路線の具体化など主要プロジェクトが進展する一方で前回計画で位置づけられながら長期未着手となっている路線が存在するなど黒部市の道路計画や整備に係る環境は大きく変化してきていますこうしたなか黒部市における都市計画の総合的長期的指針となる黒部市都市計画マスタープラン ( 以下都市計画マスタープランという ) が平成 22 年 3 月に策定され 20 年後を展望した土地利用の基本方針や道路をはじめとする都市施設の整備方針等が示されました今回の調査は黒部市を取り巻く道路環境の変化への対応として都市計画マスタープランなどの上位計画や関連する計画との整合を図りつつ前回計画で位置づけられた幹線道路網を見直すことを目的としますなお見直しにより位置づける幹線道路網は黒部市において将来的に望ましい姿として示すものであり今後の整備にあたっては関係機関や地域住民との調整を図りながら進めることとします 1-2 調査の対象区域調査の対象区域は合併による市域の拡大を踏まえ黒部市全域とします 1-3 目標年次今回の見直しは上位計画である都市計画マスタープランの都市の整備方針を踏まえたものであることから目標年次は同様に平成 41 年とします 1-4 調査の推進体制計画の策定にあたっては庁内関係課で構成する黒部市都市計画見直し庁内検討会で検討調整を図るとともに学識経験者や富山県の担当部局の職員等からなる黒部市幹線道路網検討委員会の審議を基に見直しを進めます - 1 -

第 1 章調査の概要 1-5 前回計画の概要今回の見直しのベースとなる前回計画の概要は以下のとおりです策定年次平成 3 年 3 月目標年次平成 22 年将来道路網将来道路網の基本構想通過交通及び内外交通を分担する主軸 ( 南北軸 ) として国道 8 号 ( 現道及び BP) ( 主 ) 魚津生地入善線 ( 主 ) 黒部朝日公園線 ~ 広域農道を位置づけ

6 第 1 章調査の概要 1-5 前回計画の概要今回の見直しのベースとなる前回計画の概要は以下のとおりです策定年次平成 3 年 3 月目標年次平成 22 年将来道路網将来道路網の基本構想通過交通及び内外交通を分担する主軸 ( 南北軸 ) として国道 8 号 ( 現道及び BP) ( 主 ) 魚津生地入善線 ( 主 ) 黒部朝日公園線 ~ 広域農道を位置づけ各地区相互を結ぶ交通を分担する軸として都心部 ( 三日市地区 ) と既成市街地 ( 石田生地地区 ) 及び開発拠点 ( 新幹線新駅周辺地区阿古屋野地区 ) の5つの核を相互に結ぶ軸を配置 < 将来道路網の基本構想 > 将来道路網の提案将来の交通需要に対応国道 8 号バイパス ~ 市街地間の交通の円滑な導入三日市生地石田の主要 3 地区の一体化及び各地区の連携の強化開発プロジェクトを支援する開発拠点へのアクセスルートを配置生地新駅及び宇奈月方面と都市部を結ぶシンボル的幹線道路を新たに配置中心市街地での細街路への進入を回避する環状道路を新たに設定周遊性優先の道路快適な歩行空間を提供する道路を新たに設定広域的な山麓部道路構想等を網の一部として設定 - 2 -

7 第 1 章調査の概要将来道路網 < 将来幹線道路網 : 旧黒部市全域 > < 将来幹線道路網 : 平地部 > - 3 -

8 第 1 章調査の概要 1-6 調査フロー調査は以下のフローに従って進めていきます第 2 章黒部市の概況市域の拡大人口世帯数の推移土地利用状況幹線道路網の現況交通量の推移第 3 章上位関連計画上位計画関連計画第 4 章幹線道路網見直しの方針見直しの視点交通量推計道路網の機能分類第 5 章幹線道路網見直しの検討見直しの検討幹線道路網計画の改訂第 6 章今後の課題今後の課題 - 4 -

第 2 章黒部市の現況第 2 章黒部市の現況本章では黒部市の現況として人口世帯数や土地利用幹線道路網等の動向を整理します 2-1 市域の拡大平成 18 年 3 月に旧黒部市と旧宇奈月町が合併し新たな黒部市として市制が施行されました行政区域は 42,796ha に拡大し割合として県土の約 10% を占めています表

9 第 2 章黒部市の現況第 2 章黒部市の現況本章では黒部市の現況として人口世帯数や土地利用幹線道路網等の動向を整理します 2-1 市域の拡大平成 18 年 3 月に旧黒部市と旧宇奈月町が合併し新たな黒部市として市制が施行されました行政区域は 42,796ha に拡大し割合として県土の約 10% を占めています表 2-1 黒部市の面積 (ha) 旧黒部市旧宇奈月町計行政区域 8,676 34,120 42,796 都市計画区域 4,200 2,280 6,480 用途地域都市計画区域外 4,476 31,840 36,316 資料 : 富山県の都市計画 ( 平成 22 年 3 月 ) 図 2-1 黒部市の位置 - 5 -

10 第 2 章黒部市の現況 2-2 人口世帯数の推移 (1) 総人口世帯数人口は平成 2 年をピークに減少傾向を示す一方世帯数は年々増加しており核家族化の進展がうかがえます図 2-2 人口世帯数及び一世帯当り人数の推移 ( 人世帯 ) 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 ( 世帯当り人数 ) 5 43,588 43,754 43,439 43,084 42, ,199 12,524 13,061 13,782 14, S60 H2 H7 H12 H17 人口 ( 人 ) 世帯数 ( 世帯 ) 世帯当り人数 ( 人 ) 資料 : 国勢調査 ( 昭和 60 年度 ~ 平成 17 年度 ) (2) 年齢階層別人口年齢階層別では年少人口の減少に対して老齢人口は増加しており高齢化が進展しています図 2-3 年齢階層別人口の推移 ( 人 ) 50,000 45,000 40,000 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5, (0.0%) 5,574 (12.8%) 28,854 (66.2%) 9,160 (21.0%) 3(0.0%) 0(0.0%) 0(0.0%) 6,721 8,139 (15.4%) 9,305 (18.7%) (21.6%) 29,304 (67.0%) 7,726 (17.7%) 28,562 (65.8%) 6,738 (15.5%) 27,716 (64.3%) 6,063 (14.1%) 3(0.0%) 10,264 (24.0%) 26,670 (62.5%) 5,757 (13.5%) S60 H2 H7 H12 H17 不詳老年人口生産年齢人口年少人口資料 : 国勢調査 ( 昭和 60 年度 ~ 平成 17 年度 ) - 6 -

年度平成 17 年度 ) (4) 流出入人口人口動態では流入が流出を上回っており魚津市

11 第 2 章黒部市の現況 (3) 地区別人口市街地中心部や中山間地に位置する地区などが減少を示す一方市街地周辺の地区は人口の増加が目立っており人口が郊外へ拡散していることがうかがえます図 2-4 地区別人口増減の状況 ( 平成 2 年 ~ 平成 17 年 ) 資料 : 国勢調査 ( 平成 2 年度平成 17 年度 ) (4) 流出入人口人口動態では流入が流出を上回っており魚津市入善町朝日町などから通勤者を集めています図 2-5 流出先状況図 2-6 流入先状況資料 : 国勢調査 ( 平成 17 年度 ) 資料 : 国勢調査 ( 平成 17 年度 ) - 7 -

第 2 章黒部市の現況 2-3 土地利用状況 (1) 土地利用市の南東部には山岳部が広がっており地目別面積では山林及びその他 (

温泉街の宇奈月温泉地区などに形成されています工業地としては JR 黒部駅周辺 JR 生地駅東部黒部 IC

427.96 31.33 1.73 11.18 4.28 2.52 18.51 358.41 割合 100% 7.3% 0.4% 2.

12 第 2 章黒部市の現況 2-3 土地利用状況 (1) 土地利用市の南東部には山岳部が広がっており地目別面積では山林及びその他 ( 国有林等 ) の割合が約 9 割を占めています市街地は住居商業的利用が主となっている三日市地区生地地区石田地区のほか温泉街の宇奈月温泉地区などに形成されています工業地としては JR 黒部駅周辺 JR 生地駅東部黒部 IC 周辺に大規模な工場が立地しています表 2-2 地目別土地利用状況総数田畑宅地原野雑種地山林その他面積 (k m2 ) 割合 100% 7.3% 0.4% 2.6% 1.0% 0.6% 4.3% 83.7% 資料 : 黒部市総務企画部税務課図 2-7 土地利用の状況資料 : 都市計画基礎調査 ( 平成 19 年 ) - 8 -

13 第 2 章黒部市の現況 (2) 市街化動向宅地開発等は用途地域内よりも用途地域外の郊外で多く行われています新築建物は平野部を中心として可住地全域に分布しており用途地域外の新築も多くみられます図 2-8 宅地開発等新築の状況資料 : 都市計画基礎調査 ( 平成 19 年 ) - 9 -

第 2 章黒部市の現況 2-4 幹線道路網の現況 (1) 国道県道市内を通る主要道路は南北方向に北陸自動車道国道 8 号 ( 主 ) 魚津生地入善線などがあり国道 8 号バイパスの整備も進められています東西方向の主要道路として ( 主 ) 黒部宇奈月線 ( 主 ) 若栗生地線 ( 一 ) 福平石田線などが配置され市内各地域を連絡していますその他

14 第 2 章黒部市の現況 2-4 幹線道路網の現況 (1) 国道県道市内を通る主要道路は南北方向に北陸自動車道国道 8 号 ( 主 ) 魚津生地入善線などがあり国道 8 号バイパスの整備も進められています東西方向の主要道路として ( 主 ) 黒部宇奈月線 ( 主 ) 若栗生地線 ( 一 ) 福平石田線などが配置され市内各地域を連絡していますその他国道や主要地方道を補完するように一般県道などが配置されています表 2-3 国道県道の整備状況実延長 (m) 改良済幅員 5.5m 以上延長 (m) 率 (%) 延長 (m) 率 (%) 一般国道 8,062 8, , 主要地方道 41,066 39, , 一般県道 45,827 32, , 資料 : 富山県土木部 ( 平成 20 年 4 月 ) 図 2-9 国道県道の配置状況

第 2 章黒部市の現況 (2) 都市計画道路都市計画道路は 18 路線指定されており改良率は約 45% となっています都市計画道路の配置状況をみると隣接市町や市街地間等を連絡する路線として ( 都 ) 入善黒部国道 8 号バイパス線 ( 都 ) 新駅中新線 ( 都 ) 南線が計画されておりその他には三日市地区及び石田地区の市街地に計画されています表 2-4

15 第 2 章黒部市の現況 (2) 都市計画道路都市計画道路は 18 路線指定されており改良率は約 45% となっています都市計画道路の配置状況をみると隣接市町や市街地間等を連絡する路線として ( 都 ) 入善黒部国道 8 号バイパス線 ( 都 ) 新駅中新線 ( 都 ) 南線が計画されておりその他には三日市地区及び石田地区の市街地に計画されています表 2-4 都市計画道路の整備状況計画延長 (m) 改良済延長 (m) 概成済延長 (m) 幹線街路 13 路線 29,400 13,060 3,004 区画街路 3 路線歩行者専用道 2 路線合計 31,090 14,226 3,004 資料 : 富山県の都市計画 ( 平成 22 年 3 月 ) 図 2-10 都市計画道路の配置状況

16 第 2 章黒部市の現況 (3) 前回計画道路網平成 3 年に策定された幹線道路網計画では概ね 20 年後の黒部市 ( 旧黒部市 ) の道路交通を想定して策定されています国道 8 号バイパスや ( 都 ) 新駅中新線等の整備が進められている一方既成市街地内などでは長期未着手となっている路線 ( 区間 ) も存在しています図 2-11 前回計画道路網の配置整備状況

17 第 2 章黒部市の現況 2-5 交通量の推移 (1) ゾーン間自動車交通量昭和 60 年と平成 17 年の OD 調査の結果を比較すると各地域間の交通量が増加しており本市においても旧市町間県内各地域とのつながりが強くなっています図 2-12 昭和 60 年度 OD 調査結果資料 : 道路交通センサス ( 昭和 60 年度 ) 図 2-13 平成 17 年度 OD 調査結果資料 : 道路交通センサス ( 平成 17 年度 )

18 第 2 章黒部市の現況 (2) 断面交通量 1 平日 12 時間交通量平日 12 時間交通量が最も多い地点は国道 8 号線の荻生地内で 15,628 台次いで北陸自動車道の黒部 IC~ 魚津 IC 間の地点で 11,414 台となっています昭和 60 年からの伸び率では北陸自動車道及び黒部 IC との接続路線である ( 主 ) 若栗生地線の長正寺地内が 2 倍以上の増加を示していますその他の路線は横ばい又は減少傾向となっています表 2-5 平日 12 時間交通量番号路線名観測地点交通量 ( 台 /12h) S60 H17 S60~H17 伸び率 1) 北陸自動車道入善 PA~ 黒部 IC 間 3,124 8, ) 北陸自動車道黒部 IC~ 魚津 IC 間 5,161 11, ) 国道 8 号黒部市荻生 12,640 15, ) 国道 8 号バイパス黒部市黒部新 - 4,378-5) ( 主 ) 魚津生地入善線黒部市正光寺新 - 7,579-6) ( 主 ) 魚津生地入善線黒部市荒俣 5,659 5, ) ( 主 ) 朝日宇奈月線黒部市宇奈月町愛本新 4,674 5, ) ( 主 ) 黒部宇奈月線黒部市荻生 5,147 3, ) ( 主 ) 黒部宇奈月線黒部市宇奈月町浦山 - 5,627 10) ( 主 ) 若栗生地線黒部市長正寺 3,701 9, ) ( 主 ) 若栗生地線黒部市古御堂 - 5,733-12) ( 主 ) 若栗生地線黒部市飯沢 - 5,380-13) ( 一 ) 生地停車場線黒部市荒俣 1, ) ( 一 ) 沓掛生地線黒部市出島 2,690 2, ) ( 一 ) 六天天神新線黒部市堀高 4,065 5, ) ( 一 ) 石田前沢線黒部市立野 2,464 2, ) ( 一 ) 石田停車場線黒部市石田 ) ( 一 ) 本野三日市線黒部市前沢 1, ) ( 一 ) 福平石田線黒部市山田 2,349 3, ) ( 一 ) 沓掛魚津線黒部市三日市 6,223 6, ) ( 一 ) 音沢中ノ口線 ) ( 一 ) 中山田家新線黒部市山田 1, ) ( 一 ) 下垣内前沢線 2, 資料 : 道路交通センサス ( 昭和 60 年度平成 17 年度 )

19 第 2 章黒部市の現況図 2-14 平日 12 時間交通量資料 : 道路交通センサス ( 平成 17 年度 )

第 2 章黒部市の現況 2 平日混雑度平日の混雑度が 1.0 を超える地点は国道 8 号の荻生地内,( 主 ) 魚津生地入善線の正光寺新地内,( 一 ) 沓掛生地線の出島地内,( 一 ) 沓掛魚津線の三日市地内となっています番号路線名表 2-6 平日混雑度調査対象区間平日番混雑度号路線名調査対象区間平日混雑度 1) 北陸自動車道入善 PA~ 黒部 IC 間 0.

20 第 2 章黒部市の現況 2 平日混雑度平日の混雑度が 1.0 を超える地点は国道 8 号の荻生地内,( 主 ) 魚津生地入善線の正光寺新地内,( 一 ) 沓掛生地線の出島地内,( 一 ) 沓掛魚津線の三日市地内となっています番号路線名表 2-6 平日混雑度調査対象区間平日番混雑度号路線名調査対象区間平日混雑度 1) 北陸自動車道入善 PA~ 黒部 IC 間 ) ( 一 ) 生地停車場線黒部市荒俣 ) 北陸自動車道黒部 IC~ 魚津 IC 間 ) ( 一 ) 沓掛生地線黒部市出島 ) 国道 8 号黒部市荻生 ) ( 一 ) 六天天神新線黒部市堀高 ) 国道 8 号バイパス黒部市黒部新 ) ( 一 ) 石田前沢線黒部市立野 ) ( 主 ) 魚津生地入善線黒部市正光寺新 ) ( 一 ) 石田停車場線黒部市石田 ) ( 主 ) 魚津生地入善線黒部市荒俣 ) ( 一 ) 本野三日市線黒部市前沢 ) ( 主 ) 朝日宇奈月線黒部市宇奈月町愛本新 ) ( 一 ) 福平石田線黒部市山田 ) ( 主 ) 黒部宇奈月線黒部市荻生 ) ( 一 ) 沓掛魚津線黒部市三日市 ) ( 主 ) 黒部宇奈月線黒部市宇奈月町浦山 ) ( 一 ) 音沢中ノ口線 ) ( 主 ) 若栗生地線黒部市長正寺 ) ( 一 ) 中山田家新線黒部市山田 ) ( 主 ) 若栗生地線黒部市古御堂 ) ( 一 ) 下垣内前沢線 ) ( 主 ) 若栗生地線黒部市飯沢 0.71 資料 : 道路交通センサス ( 平成 17 年度 ) 図 2-15 平日混雑度資料 : 道路交通センサス ( 平成 17 年度 )

21 第 3 章上位関連計画第 3 章上位関連計画本章では本計画の上位計画及び関連計画を整理します 3-1 上位計画 (1) 第 1 次黒部市総合振興計画策定年次平成 20 年 3 月目標年次平成 29 年黒部市の将来像まちづくりのテーマ ~ 大自然のシンフォニー文化交流のまち黒部 ~ まちづくりの基本理念 ~ 市民の参画と協働によるまちづくり ~ まちづくりの基本方針 3つの基本目標自然環境と共生し流域を育んだ水と緑の文化を創造するまち多彩な出会いの舞台となる産業国際観光交流のまち人々が互いに支え合い心豊かに安心して暮らせるまち 6つのまちづくり方針自然と共生し水と緑の文化を創造するまちづくり地域特性を活かした産業育成のまちづくり快適な暮らしを支える都市基盤の充実したまちづくり健やかに安全で安心して暮らせるまちづくり個性と創造性を伸ばし豊かな心を育むまちづくり市民と行政が一体となったまちづくり道路の整備施策安全安心快適なみちづくりを進めるまち都市間地区間連携の強化や幹線道路の渋滞解消のための体系的な道路ネットワークの形成電線類の地中化やバリアフリー化歩行者の安全性確保など安全安心快適なみちづくりの推進行政地域住民民間企業が融合した冬期道路除雪管理など除雪体制の充実

22 第 3 章上位関連計画 (2) 黒部市都市計画マスタープラン策定年次平成 22 年 3 月目標年次平成 41 年都市の将来目標都市の将来像 ~ 人水緑がきらめくふれあいのまち ~ まちづくりの理念安全で安心なまちづくりコンパクトなまちづくり住み続けたい訪れたい魅力的なまちづくり都市整備の柱北陸新幹線新黒部駅 ( 仮称 ) を交流拠点としたまちづくり地域の特性を活かしたまちづくり交通ネットワークを活かしたまちづくり安全で安心して暮らせるまちづくり自然と景観を活かすまちづくり道路及び公共交通の方針国道 8 号バイパスや ( 都 ) 新駅中新線など幹線道路の整備充実主要鉄道駅と市街地を連絡する道路の配置や長期未着手の都市計画道路の見直しの検討観光と交流の拠点として新幹線新駅の整備推進鉄道相互や他の交通機関との連絡性向上, 各駅周辺の施設の充実コミュニティ交通の導入など地域の実情に応じた交通体系の検討 < 道路及び公共交通の整備方針図 >

23 第 3 章上位関連計画 3-2 関連計画 (1) 北陸新幹線新駅周辺整備計画策定年次都市の将来目標平成 18 年 9 月基本コンセプト ~ 名水名勝名山名産にいかわシンフォニー ~ 来訪者を魅了する観光と交流の拠点 < 新駅周辺の整備イメージ > 新駅周辺交通計画交通計画の方針広域交通網と連携した動線の確保を図る各交通間の乗り継ぎの利便性の向上を図る安全で快適な歩行者自転車ネットワークの創出を図る観光拠点交通結節地として必要な機能の確保を図る < 新駅周辺道路機能図 >

24 第 3 章上位関連計画 (2) 国道 8 号入善黒部バイパス事業概要事業効果新幹線駅である ( 仮称 ) 新黒部駅へのアクセス向上日常生活圏の各市町間の連携を強化救急医療機関への命の道としてのアクセス向上緊急輸送道路としての役割騒音の改善冬期間におけるスムーズな交通の確保周辺企業のアクセス向上 < 整備概要図 >

臨海部の都市間の連携強化国道 8 号に集中する交通の分担海岸部の観光レクリエーション基地の有機的連携 3 東部山麓道路構想

25 第 3 章上位関連計画 (3) 道路構想路線 1 黒部宇奈月縦貫道路構想構想の目的新黒部駅 ( 仮称 ) や国道 8 号バイパスと連結し海浜レクリエーション拠点から宇奈月地区方面への観光交流拠点を連絡 2 湾岸道路構想構想の目的臨海部の都市間の連携強化国道 8 号に集中する交通の分担海岸部の観光レクリエーション基地の有機的連携 3 東部山麓道路構想構想の目的県東部の山麓に点在する観光拠点などを有機的に連絡し周遊性の高い観光ルートを形成 < 道路構想路線概略ルート図 >

26 第 3 章上位関連計画 (4) 新庁舎新庁舎建設概要基本理念 ~ 市民の参画と協働を推進し黒部市発展の核となる庁舎 ~ 基本方針人にやさしく市民に親しまれる庁舎災害時への安全安心を確保した庁舎効率的で情報化に対応できる庁舎環境に配慮した庁舎まちづくりの拠点にふさわしい庁舎 < 計画地周辺が目指すべき方向性 ( イメージ )> 資料 : 黒部市新庁舎建設基本構想素案検討資料

27 第 4 章幹線道路網見直しの方針第 4 章幹線道路網見直しの方針本章では見直しにあたっての視点交通量配分道路網の機能分類について整理しますこれらを整理したうえで具体的な見直し作業を進めていきます 4-1 見直しの視点平成 3 年に策定した前回計画をベースに合併を含む社会情勢等の変化や平成 22 年 3 月に策定した都市計画マスタープランの方向性を踏まえ見直しの視点を次の 4 つに整理します (1) 旧宇奈月区域の幹線道路網の検討平成 18 年の合併で市域が拡大したことにより前回計画では設定されていない旧宇奈月区域に幹線道路網を設定し市域全体の幹線道路網に見直します設定にあたっては現道ルートを基本に検討します (2) 構想路線の検討県東部にかかる構想路線も含め将来の黒部市のあるべき姿を見据えたまちづくりを進めていくうえで必要かつ有効と考えられる構想路線を検討します構想路線のうちルート未決定区間については各協議等で発表となっている概略ルートをベースに検討します実際のルートについては整備段階で詳細な検討が行われることを前提とします (3) 長期未着手道路の検討前回計画に位置づけられながらその後整備が進まず長期未着手となっている路線あるいは区間について現状における幹線道路網としての位置づけや役割周辺の道路環境などを再検証し今後の対応策を検討します (4) その他路線の検討前回計画に示されているその他の路線について現在の道路の整備状況や交通流動を勘案し路線の振り替えや既存道路の追加などを検討します

28 第 4 章幹線道路網見直しの方針 4-2 交通量配分平成 3 年の前回計画では昭和 60 年の発生集中交通量が平成 22 年に平均 1.57 倍になることを見込みまた国道 8 号バイパスや ( 都 ) 新駅中新線などの開通を想定した各路線の交通量配分を行い幹線道路網を配置していますこれに対して平成 17 年道路交通センサスにおける交通状況の結果は昭和 63 年の北陸自動車道朝日 IC 以北延伸による交通量の増加により想定伸び率を超えている路線や国道 8 号バイパス ( 都 ) 新駅中新線がまだ供用されていないために前回計画配分交通量を上回っている路線が一部ありますがその他の路線については概ね前回計画の配分交通量内に収まっています表 4-1 主要路線における交通量の推移及び前回計画配分交通量路線名観測地点平日 12 時間交通量 ( 台 /12h) S60 H17 伸び率前回計画配分交通量 ( 台 /12h) 備考北陸自動車道黒部 IC~ 魚津 IC 5,161 11, ,800 国道 8 号黒部市荻生 12,640 15, ,500 国道 8 号バイパス黒部市黒部新 - 4,378-17,500 ( 主 ) 魚津生地入善線黒部市正光寺新 - 7,579-8,800 国道 8 号バイパス開通により分散が見込まれる ( 主 ) 朝日宇奈月線黒部市内山 4,674 5, ( 主 ) 黒部宇奈月線黒部市浦山 - 5, ( 主 ) 黒部宇奈月線黒部市荻生 5,147 3, ( 主 ) 若栗生地線黒部市長正寺 3,701 9, ,400 ( 主 ) 若栗生地線黒部市古御堂 - 5,733-4,000 ( 都 ) 新駅中新線開通により分散が見込まれる ( 主 ) 若栗生地線黒部市飯沢 - 5,380-4,000 ( 一 ) 六天天神新線黒部市堀高 4,065 5, ( 一 ) 石田前沢線黒部市立野 2,464 2, ,500 ( 一 ) 福平石田線黒部市山田 2,349 3, ,500 前回計画配分交通量は H17 年の推定昼夜率に準じて 12 時間交通量に換算した値を採用

29 第 4 章幹線道路網見直しの方針 4-3 道路網の機能分類幹線道路の位置づけについては各路線に期待される機能により区分します区分にあたっては前回計画の機能分類の考え方を踏まえつつ平成 22 年 3 月に策定された都市計画マスタープランに基づき広域幹線道路主要幹線道路幹線道路及び補助幹線道路の 4 区分に整理しますなお前回計画では 5つに区分されていましたが今回の見直しでは直近計画である都市計画マスタープランの区分に統一することとします表 4-2 前回計画の機能分類の考え方ネットワーク特性交通特性地域区分道路の機能分類地方生活圏相互 2 次生活圏相互起終点特性 1 次生活圏相互基礎集落圏相互集落内道路高速自動車国道一般国道道路種類県道主要一般幹線市道一般トリップ長長中短計画交通量多中少速度高中低主要幹線地方部 (1 3 種 ) 幹線補助幹線その他の道路ネットワーク特性交通特性地域区分道路の機能分類都市間を連絡する道路起終点特性道路種類トリップ長計画交通量速度近隣住区外郭幹線道路近隣住区内幹線道路区画道路都市高速道路一般国道県道市道主要一般幹線一般長中短多中少高中低主要幹線都市部 (2 4 種 ) 幹線補助幹線その他の道路表 4-3 幹線道路の区分区分機能前回計画の分類広域幹線道路関東圏や関西圏など全国をネットワークする道路国土主要幹線主要幹線道路幹線道路県内の各拠点をネットワークするとともに本市の骨格となる道路市内の各拠点をネットワークする道路や放射道路環状道路など市街地の骨格を形成する道路国土幹線広域幹線域内幹線補助幹線道路幹線道路を補完する道路域内補助幹線

30 第 4 章幹線道路網見直しの方針

第 5 章幹線道路網見直しの検討第 5 章幹線道路網見直しの検討本章では前章で示した方針に基づき各路線の役割位置づけ等の検討を行います 5-1 見直しの検討 (1) 旧宇奈月区域の幹線道路網の検討旧宇奈月区域内に幹線道路網を設定することにより旧黒部区域と旧宇奈月区域の連絡を強化し一体化を進めるとともに北陸新幹線開業にともなう観光交流人口の増加や人モノ

31 第 5 章幹線道路網見直しの検討第 5 章幹線道路網見直しの検討本章では前章で示した方針に基づき各路線の役割位置づけ等の検討を行います 5-1 見直しの検討 (1) 旧宇奈月区域の幹線道路網の検討旧宇奈月区域内に幹線道路網を設定することにより旧黒部区域と旧宇奈月区域の連絡を強化し一体化を進めるとともに北陸新幹線開業にともなう観光交流人口の増加や人モノ情報の流通を高めます追加を検討する路線は前回計画に位置付けられ旧宇奈月区域へ延伸する路線及び新たに設定する路線としいずれも既に供用されているルートとします前回計画を延伸する路線新たに設定する路線 1 ( 主 ) 黒部宇奈月線 2 ( 市 ) 栃屋下立線 3 ( 市 ) 黒部宇奈月線 4 ( 主 ) 入善宇奈月線 5 ( 主 ) 朝日宇奈月線 6 ( 一 ) 音沢中ノ口線 ~( 主 ) 朝日宇奈月線図 5-1 旧宇奈月区域への追加検討路線

32 第 5 章幹線道路網見直しの検討 1 ( 主 ) 黒部宇奈月線概要生地地区から宇奈月温泉地区まで東西に市を縦貫する路線若栗地区で ( 主 ) 若栗生地線と連結し生地地区から宇奈月温泉方面までを縦貫する東西軸となる路線路線の役割北陸自動車道や国道 8 号バイパスと連絡するほか宇奈月地区から中心市街地へのアクセス路線として重要な役割を担う宇奈月地区における地区内を縦貫する骨格路線として位置付けられる位置づけ主要幹線道路 2 ( 市 ) 栃屋下立線概要地方鉄道と並行し浦山地区及び下立地区の集落内を通過する路線路線の役割浦山地区と下立地区内を連絡し集落内の生活路線機能を担う富山地方鉄道各駅と連絡し公共交通の利便性向上に資する位置づけ補助幹線道路 3 ( 市 ) 黒部宇奈月線概要愛本地区から黒部川左岸に沿って ( 市 ) 荒俣若栗線と連結する路線 ( 市 ) 荒俣若栗線と連絡し荒俣地区から愛本橋まで黒部川左岸沿いを東西に縦貫路線の役割する路線外周道路として扇頂部から扇央部にかけてのネットワーク機能を補完する位置づけ補助幹線道路 4 ( 主 ) 入善宇奈月線概要黒部川右岸の愛本地区と ( 主 ) 朝日宇奈月線及び新川広域農道を連絡する路線愛本地区から新川広域農道経由で左岸側の北陸新幹線新駅や中心市街地方面へ路線の役割のアクセス機能を担う黒部川右岸と左岸とのネットワーク機能を ( 主 ) 朝日宇奈月線と相互補完する位置づけ幹線道路 5 ( 主 ) 朝日宇奈月線概要黒部川左岸から愛本地区を経由し入善町朝日町に連絡する路線路線の役割黒部川の右岸と左岸を連絡し入善町朝日町方面との結節を担う位置づけ主要幹線道路 6 ( 一 ) 音沢中ノ口線 ~( 主 ) 朝日宇奈月線概要愛本地区から宇奈月温泉地区を連絡する黒部川右岸のルート愛本地区から黒部川右岸沿いに音沢地区を経由し宇奈月温泉を連絡する路線路線の役割黒部川左岸の ( 主 ) 黒部宇奈月線と音沢地区で連絡し集落間の連絡や黒部川左岸右岸の交通結節機能の確保を担う位置づけ幹線道路

第 5 章幹線道路網見直しの検討 (2) 構想路線の検討 1 黒部宇奈月縦貫道路構想の内容海岸部から旧宇奈月地区までを縦貫する構想路線で新たな交流拠点となる北陸新幹線新黒部駅 ( 仮称 ) や国道 8 号バイパスと連絡し中心市街地へのアクセスを担うとともに海浜レクリエーション拠点から宇奈月地区方面への観光交流拠点を結びます本市の都市整備の柱の一つである北陸新幹線新黒部駅 ( 仮称

33 第 5 章幹線道路網見直しの検討 (2) 構想路線の検討 1 黒部宇奈月縦貫道路構想の内容海岸部から旧宇奈月地区までを縦貫する構想路線で新たな交流拠点となる北陸新幹線新黒部駅 ( 仮称 ) や国道 8 号バイパスと連絡し中心市街地へのアクセスを担うとともに海浜レクリエーション拠点から宇奈月地区方面への観光交流拠点を結びます本市の都市整備の柱の一つである北陸新幹線新黒部駅 ( 仮称 ) を交流拠点としたまちづくりの実現に必要な路線であるとともに北陸新幹線の開業や国道 8 号バイパスの開通により想定される交通流動の円滑な処理が期待されますまた海岸部から山岳部を東西に縦貫し黒部市の地域特性や景観を活かした観光経済活動人々の交流の高まりに資する骨格路線と位置付けられます今回の見直しでは前回計画で生地地区から北陸新幹線新黒部駅 ( 仮称 ) まで東西に計画されている ( 仮称 ) 新駅生地線ルートを基本として黒部市総合振興計画や都市計画マスタープランを踏まえ位置付けを継続します図 5-2 黒部宇奈月縦貫道路

第 5 章幹線道路網見直しの検討 2 湾岸道路構想の内容湾岸道路は富山県幹線道路網構想で提案された道路であり臨海部の都市間の連絡強化や国道 8 号に集中する交通の分担さらには海岸部の観光レクリエーション拠点の有機的連携を目的としています構想の具体化にあっては国県道市町村道や港湾道路

34 第 5 章幹線道路網見直しの検討 2 湾岸道路構想の内容湾岸道路は富山県幹線道路網構想で提案された道路であり臨海部の都市間の連絡強化や国道 8 号に集中する交通の分担さらには海岸部の観光レクリエーション拠点の有機的連携を目的としています構想の具体化にあっては国県道市町村道や港湾道路漁港道路などを有機的に連携することにより推進することとされ魚津 ~ 朝日間は平成 8 年には概略ルートに加えて検討ルートが公表されています今回の見直しにあたっては湾岸道路構想において示された概略ルートを基本に検討ルートも黒部市幹線道路網計画に新たに位置付けします図 5-3 湾岸道路

第５章幹線道路網見直しの検討 ③ 東部山麓道路構想の内容東部山麓道路は県東部の山麓に点在する観光拠点などを有機的に連絡し周遊性の高い観光ルートを形成することによりその一体的な利用と相乗効果を高める道路ですまた平成 21 年４月には富山県及び滑川市以東の３市２町が富山湾黒部峡谷越中にいかわ観光圏の認定を受け

35 第５章幹線道路網見直しの検討 ③ 東部山麓道路構想の内容東部山麓道路は県東部の山麓に点在する観光拠点などを有機的に連絡し周遊性の高い観光ルートを形成することによりその一体的な利用と相乗効果を高める道路ですまた平成 21 年４月には富山県及び滑川市以東の３市２町が富山湾黒部峡谷越中にいかわ観光圏の認定を受け新川地域の魅力ある観光地づくりに向けて取り組みを強化しており本路線は観光客の来訪滞在の促進に資する道路として期待されています前回計画では山麓部道路構想として東布施地内から宇奈月内山地内を縦断する路線として位置づけていましたが今回の見直しにあたっては東部山麓道路の概略ルートに変更します図５４東部山麓道路

36 第５章幹線道路網見直しの検討３長期未着手道路の検討前回計画に位置づけられていながら長期間未着手となっている路線区間についてその役割や位置づけを整理するとともに現在の道路環境や将来の交通流動を総体的に勘案し幹線道路網としての位置づけや方向性を検討します検討対象路線は次の５路線とします ① (都)前沢大布施線 ② (市)堀切吉田線長期未着手道路 ③ (都)荻生大布施線 ④ (都)石田海岸線 ⑤ (都)前沢植木線からの延伸ルート図５５長期未着手道路

37 第５章幹線道路網見直しの検討 ① (都)前沢大布施線概要前回計画路線の役割位置づけ国道８号から三日市地区を通過し大布施地区を結ぶ都市計画道路の鉄道横断区間中心市街地西部の南北方向の市街地軸を形成し前沢地区三日市地区大布施地区の連絡機能を担う路線幹線道路現道はなく農地となっています周辺の道路環境代替路線はなく地鉄横断のためには(一)六天天神新線あるいは(一)石田前沢線を迂回する必要があります中心市街地西部の交通流動を高め各地区の連絡機能の向上を担うとと方針案もにコンパクトなまちづくりを推進し都市機能の集約化に効果が期待されることから継続して幹線道路網に位置づけます ② (市)堀切吉田線概要前回計画路線の役割位置づけ中心市街地と村椿地区を連絡する路線の地鉄横断区間国道８号から中心市街地西部を通過し石田村椿地区までを連絡するとともに工業集積地へのアクセス機能を担う路線幹線道路 (主)若栗生地線以北は補助幹線道路並行路線として約 300ｍ東側に(都)前沢大布施線が計画されています周辺の道路環境西側に並行する(一)石田前沢線が本路線の機能を代替しています本区間については計画路線として市道認定がなされています ①の(都)前沢大布施線を継続した場合に富山地方鉄道の横断間隔密度方針案が過大となります現状においても並行する(一)石田前沢線により交通処理が確保されていることからルートの変更を検討します ③ (都)荻生大布施線概要前回計画路線の役割位置づけ中心市街地北部の東西軸となる都市計画道路の (一)沓掛魚津線から国道８号までの区間中心市街地北部の内環状線から国道８号へアクセスする交通の処理及び地区内幹線機能を担う路線補助幹線道路未着手区間の地区内交通を処理する幹線道路はありません周辺の道路環境整備済み区間は行き止まり状態となっており国道８号へアクセスするには迂回する必要があります中心市街地北部の内環状路線であり幹線道路間を連絡する東西軸とな方針案る路線として期待されますまた (都)新駅中新線の開通などによる中心市街地北部の交通量の増加に対応するためには道路密度の確保が重要であることから本区間の位置づけは継続します

38 第５章幹線道路網見直しの検討 ④ (都)石田海岸線概要前回計画路線の役割位置づけ石田地区の市街地に配置された都市計画道路幹線道路から市街地へのアクセス機能を担う路線補助幹線道路海岸沿い市街地を挟むように東側に(主)魚津生地入善線西側に(市) 周辺の道路環境石田磯線が近接して整備されており地区間のアクセス路線として機能しています現道は地区内の生活道路として機能しています石田地区海岸部の市街地は東西に県道市道が近接して整備され南北方向の道路密度は満たされています一方石田地区内の人口は減少傾向方針案を示しており将来的な交通需要の伸びは期待されないことから本路線を幹線道路網として位置づける必要性は高いとはいえませんこれらのことから本線のうち海岸に並行する区間は生活道路として位置づけ幹線道路網からの除外を検討します ⑤ (都)前沢植木線からの延伸ルート概要前回計画路線の役割位置づけ中心市街地を南北に縦貫する(都)前沢植木線の起点である国道８号交差点から(一)下垣内前沢線までの区間地区内の交通処理及び中山間地域と三日市中心市街地を連絡する機能を担う路線補助幹線道路現道はなく宅地及び農地となっています周辺の道路環境 (一)本野三日市線や(市)新光寺前沢線など国道８号と中山間地の幹線である(一)下垣内前沢線を連絡するルートが地区間の連絡路線として機能しています前沢地区市街地と国道８号とを連絡する県道市道が複数整備され道路密度は満たされており本ルートの必要性は低下しています方針案また現道である(市)新光寺前沢線と接続する(都)三日市新光寺線の整備が完了することで本ルートの機能代替が見込まれることから本ルートの振替を検討します

第５章幹線道路網見直しの検討４その他路線の検討これまで検討した路線のほかに前回計画には位置づけのない新たな整備済み路線を加え今後見込まれる交通流動の変化に対応し地域の連携強化や主要施設へのアクセス性の向上を図り幹線道路網としての実効性と有効性を高めるため路線の振り替えや新たなルートの追加について検討します

39 第５章幹線道路網見直しの検討４その他路線の検討これまで検討した路線のほかに前回計画には位置づけのない新たな整備済み路線を加え今後見込まれる交通流動の変化に対応し地域の連携強化や主要施設へのアクセス性の向上を図り幹線道路網としての実効性と有効性を高めるため路線の振り替えや新たなルートの追加について検討します対象は原則として整備済の現道ルートとします ① (市)堀切吉田線 ② 基幹農道(田家地内) ③ 基幹農道(若栗地内) (市)新黒部駅前線 (市)舌山川端線振り替え追加路線 ④ (一)六天天神新線 (市)生地中新線 ⑤ (市)生地石田線 ⑥ (市)新光寺前沢線 ⑦ (市)大黒沓掛線図５６振り替え追加路線

40 第５章幹線道路網見直しの検討 ① (市)堀切吉田線概要路線の役割位置づけ中心市街地と村椿地区の工業集積地を連絡する路線村椿地区の工業集積地から国道８号バイパス中心市街地方面へのアクセス機能を担う路線です幹線道路 (主)若栗生地線以北は補助幹線道路地鉄横断区間の長期未着手ルートについてはその機能を代替している(一)石対応田前沢線の現道ルートへ振り替えます中新吉田地内の区間については市道認定ルートへ振り替えます ② 基幹農道(田家地内) 概要路線の役割位置づけ対応県東部の農村地域を縦貫する基幹農道の一部国道８号の東側を田家地内から前沢方面に南北に連絡する区間 (一)下垣内前沢線と連携し魚津市方面から新黒部駅(仮称)へのアクセス機能を担う路線です幹線道路魚津市方面から新幹線新駅への連絡ルートとして新規に位置づけます ③ 基幹農道(若栗地内) (市)新黒部駅前線 (市)舌山川端線県東部の農村地域を縦貫する基幹農道の一部概要若栗地内の北陸新幹線軌道と並行して配置され新幹線新駅から(主)若栗生地線を連絡する区間路線の役割位置づけ新黒部駅(仮称)周辺の道路網強化とアクセス機能を担う路線です幹線道路新幹線新駅へのアクセス及び駅周辺の交通処理の向上のため (主)若栗生地線対応から(市)新黒部駅前線のルートを新たに位置づけます前回計画で位置づけられている(市)舌山川端線についてはその機能役割を新ルートに振り替えます ④ (一)六天天神新線 (市)生地中新線概要路線の役割位置づけ対応三日市地区の市街地中心部と生地地区を連絡する路線三日市地区と生地地区の連携強化とバス交通路線機能を担う路線です補助幹線道路中心市街地から生地方面を連絡する主要路線として機能しており公共交通ルートの役割も担っていることから新規に位置づけます

41 第５章幹線道路網見直しの検討 ⑤ (市)生地石田線概要 (都)新駅中新線の生地方面延伸部と(主)若栗生地線を連絡する路線生地地区東部の道路密度を高めるとともに (都)新駅中新線延伸部と結節し中路線の役割心市街地や新幹線新駅方面へのアクセスまた総合公園や石田方面へのアクセス強化を担う路線です位置づけ対応補助幹線道路主要幹線と結節することで中心市街地や新幹線新駅石田地区との連絡を補完するルートとして新規に位置づけます ⑥ (市)新光寺前沢線概要路線の役割位置づけ国道 8 号から前沢地区の(一)下垣内前沢線を連絡する路線中山間地域と国道８号及び中心市街地との連絡を担う路線です補助幹線道路整備中の(都)三日市新光寺線と接続することで地区間の交通処理を期待される対応ことから (市)新光寺線前沢線を新たに位置づけます前回計画で位置づけられている(都)前沢植木線の延伸についてはその機能役割を(市)新光寺線前沢線に振り替えます ⑦ (市)大黒沓掛線概要路線の役割位置づけ三日市大黒町地内から大布施沓掛地区を結ぶ市道の鉄道横断区間鉄道で分断された地区内の連絡機能を担う路線です補助幹線道路国道８号や(一)沓掛魚津線などの路線により地区内の南北方向の連絡機能は確対応保されており本路線の連絡道路としての必要性は低下していますこのことから本路線は地区内の生活道路として位置づけ本路線の機能役割を既存道路に振り替えます

42 第５章幹線道路網見直しの検討５２幹線道路網計画の改訂平成３年策定の前回計画についてこれまでの見直しを反映させた幹線道路網は以下の図になります今後黒部市幹線道路網計画についてはこの見直し版に改訂して活用することとします黒部市幹線道路網計画既存計画平成 3 年策定宇奈月地区への拡大構想路線の検討長期未着手路線の検討その他路線の検討黒部市幹線道路網計画見直し版平成 23 年改訂

43 第５章幹線道路網見直しの検討黒部市幹線道路網計画見直し版平成 23 年改訂

44 第 6 章今後の課題第 6 章今後の課題本章では今回の見直しにより位置づけた幹線道路網について今後の課題として検討すべき事項等を整理します (1) 長期未着手都市計画道路の検証今回の見直しでは前回計画に位置づけられながら未着手となっている幹線道路について今後の対応策を整理しましたこのなかの都市計画道路については今後富山県策定の富山県都市計画道路見直しの基本的指針に基づき交通計画やまちづくりの観点からの必要性事業の実現性の検証を進めていくことが必要です (2) 効率的効果的な整備今回黒部市において将来的に望ましい姿として幹線道路網の見直しを行いましたが道路整備に要する費用は膨大なうえ近年の財政状況は厳しいものとなっています事業の推進にあたっては市の財政事情を踏まえ事業の必要性や緊急性費用対効果等の視点から優先順位を検討し効率的かつ効果的に整備を進めていくことが必要です (3) 関係機関地域住民との調整連携道路整備はもちろんのこと新たに取り組む予定としている都市計画道路の見直しについては関係機関との事業調整を綿密に行う必要があるほか地域住民や地区振興会など地元団体との調整が重要となってきますこれらの調整を遺漏なく進め沿線住民や地区の合意のうえで計画的な整備に努める必要があります (4) 定期的な見直し今回平成 41 年を目標年次として幹線道路網の見直しを行いましたしかしながら道路計画や整備に係る環境は今後も大きく変化すると予想されることから上位計画の見直しや交通需要に影響を与えるプロジェクトの動向道路整備の進捗状況等を踏まえ定期的に計画の見直しを進めていくことが必要です

45 参考資料黒部市幹線道路網検討委員会委員名簿黒部市都市計画見直し庁内検討会委員名簿黒部市幹線道路網検討委員会事務局名簿計画策定の経緯

46 黒部市幹線道路網検討委員会委員名簿区分所属役職氏名学識経験者近畿大学理工学部社会環境工学科教授冨田安夫富山県土木部道路課課長加藤昭悦関係行政機関職員富山県土木部都市計画課課長林正之富山県新川土木センター入善土木事務所所長酒井尚裕黒部市総務企画部部長岡崎文夫黒部市職員黒部市産業経済部部長米陀峰信黒部市都市建設部部長岩井宏道黒部市都市建設部理事酒徳鋼一黒部市都市計画見直し庁内検討会委員名簿所属役職氏名黒部市都市建設部次長都市計画課長澤田悦郎黒部市総務企画部企画政策課課長補佐中島嘉久総務課主幹有磯弘之黒部市産業建設部農林整備課主幹河田勇黒部市都市建設部新幹線交通政策課主幹島津博建設課道路河川建設係長小森克之区画整理課主幹熊野勝志黒部市都市計画見直し庁内検討会では都市計画区域及び用途地域の見直しについても検討事務局名簿所属役職氏名黒部市都市建設部次長都市計画課長澤田悦郎都市計画課主幹山本稔浩課長補佐長田等主事西村賢一

47 計画策定の経緯日時議会検討内容幹線道路網見直しのスケジュール都市計画マスタープランにおける道路交通網の整備方針平成 22 年 6 月 21 日平成 22 年 6 月 24 日平成 22 年 8 月 26 日平成 22 年 8 月 31 日平成 23 年 2 月 1 日平成 23 年 2 月 7 日第 1 回庁内検討会第 1 回検討委員会第 3 回庁内検討会第 2 回検討委員会第 4 回庁内検討会第 3 回検討委員会幹線道路網の整備構想 ( 都市計画マスタープランの構想 ) 幹線道路網の整備構想 ( 既存計画の構想 ) 幹線道路網の整備状況検討項目幹線道路網見直しのスケジュール都市計画マスタープランにおける道路交通網の整備方針幹線道路網の整備構想 ( 都市計画マスタープランの構想 ) 幹線道路網の整備構想 ( 既存計画の構想 ) 幹線道路網の整備状況検討項目幹線道路網見直しの方針幹線道路網見直しの検討図 ( 案 ) 個別路線カルテ路線網見直しの検証幹線道路網見直しの方針幹線道路網見直しの検討図 ( 案 ) 個別路線カルテ路線網見直しの検証幹線道路網見直しの進め方幹線道路網の交通量推計幹線道路網の見直し黒部市幹線道路網計画 ( 見直し版 ) 幹線道路網見直しの進め方幹線道路網の交通量推計幹線道路網の見直し黒部市幹線道路網計画 ( 見直し版 ) 第 2 回庁内検討会では都市計画区域及び用途地域の見直しについてのみ検討

(4) 対象区域基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします対象区域図市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン土地利用方針図

(4) 対象区域基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします対象区域図市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン土地利用方針図市街化調整区域まちづくり基本方針の目的や位置付け (1) 目的市街化調整区域まちづくり基本方針 ( 以下基本方針という ) では市街化調整区域のあり方及び今後の土地利用の方向性を明らかにし施策の展開による計画的な土地利用の保全規制誘導を図ります (2) 位置付け基本方針は都市計画マスタープランの市街化調整区域編として位置付け都市計画マスタープランをはじめ県や本市の上位関連計画に即して定めます