仕様書（平成30年度汎用構造解析ソフトウェアライセンス購入）

Transcription

1 購入仕様書 1. 件名平成 30 年度汎用構造解析ソフトウェアライセンス購入 2. 数量一式 3. 納入期限平成 31 年 2 月 28 日まで 4. 納入場所茨城県つくば市南原 1-6 国立研究開発法人土木研究所構造物メンテナンス研究センター橋梁構造研究グループ 5. 概 要 本件は 当所が構造解析を実施するための汎用構造解析ソフトウェア 等の 12 ヶ月ライセンスの購入を行うものである 6. 仕様 1) 一般共通事項契約に関する法令及び国立研究開発法人土木研究所の契約に関する規定によるものとする 2) 特記仕様別紙特記仕様書のとおり 7. 検 査 当所検査職員の立ち会いによる本仕様書に基づく検査に合格しなけれ ばならない 平成 30 年 12 月 3 日 国立研究開発法人土木研究所構造物メンテナンス研究センター橋梁構造研究グループ主任研究員高橋実印

2 特記仕様書 第 1 章総則 第 1 条適用 (1) 本特記仕様書 ( 以下 本仕様書 という ) は 購入仕様書 6.2) でいう特記仕様で 平成 30 年度汎用構造解析ソフトウェアライセンス購入 ( 以下 本購入 という ) に適用する (2) 本仕様書に示す性能及び機能等は 主要事項のみを示したものであり 本仕様書に明記されていない事項であって機器の利用に際し当然備えるべき事項については完備しているものとする 第 2 条疑義本仕様書に記載された内容に疑義を生じた場合には 速やかに担当職員と協議するものとする 第 3 条担当職員 本購入における担当職員は 国立研究開発法人土木研究所構造物メンテナンス研究セ ンター橋梁構造研究グループ 主任研究員とする 第 2 章購入品 第 4 条購入品汎用構造解析ソフトウェアは 次に示す各ソフトウェアにより構成され 各ライセンスの期間と数量は次に示すとおりとする 各ライセンスの期間の開始日は 契約後に 受注者と発注者の協議にて決定する (1) 汎用構造解析ソルバーソフトウェア12ヶ月ライセンス : 1ライセンス (2) 汎用構造解析プリポストソフトウェア12ヶ月ライセンス : 2ライセンス 第 5 条機能 性能 (1) 汎用構造解析ソルバーソフトウェア 1) 以下の解析をすべて統合して実施できること 静的構造解析( 線形 幾何学的非線形 材料非線形 境界非線形 ) 時刻歴動的構造解析( 線形 幾何学的非線形 材料非線形 境界非線形 定常調和 ) 静的線形ノンパラメトリック構造最適化解析( 非線形は含まない ) 熱伝導解析( 定常 非定常 熱応力 熱 - 応力連成 ) 固有振動数解析 線形動解析( 応答スペクトル 時刻歴 定常応答 不規則応答 )

3 断熱解析 地圧解析 間隙水の拡散と応力の連成解析 質量拡散解析 振動 座屈 疲労 間隙水解析 接触 摩擦解析 粘弾性 超弾性解析 直接周期解析(Fourier 級数と非線形材料挙動の時間積分を組み合わせて 安定化した周期的な構造応答解析 ) 破断 亀裂解析 流体構造( 線形 幾何学的非線形 材料非線形 ) 連成解析 温度変位連成解析 樹脂流動解析ソフトウェアとの連携解析( オプション機能 ) 音響解析 音響- 構造連成解析 粒子法(SPH DEM) による構造解析 2) 以下の機能をすべて有していること 3 次元静的構造解析及び 3 次元時刻歴動的構造解析において 大変形と接触すべりを考慮できること 3 次元非線形構造解析 ( 幾何学的非線形 材料非線形 境界非線形 ) の解法として 陰解法 陽解法 陰解法と陽解法の連成が可能であること 材料モデルとして 鋼材 コンクリート ゴム 土 岩 炭素繊維 アラミド繊維 エポキシ樹脂 粘着材などについて 材料非線形 等方性 異方性 速度依存性 温度依存性を考慮できること 剛体と変形体の機構をモデル化できること 摩擦 減衰 弾性 塑性 損傷などの挙動を構造解析に考慮できること XFEM(eXtended Finite Element Method 拡張有限要素法) 機能による要素分割に依存しない亀裂モデルの構築 解析が可能であること 隔離 剥離後の接触の構造解析が可能であること 解析の進行に伴い 要素の削除と挿入ができること 解析実行時に複数ソルバーを連成させることができること 形状寸法や材料特性などをパラメトリックにした 3 次元静的構造解析 ( 線形 幾何学的非線形 材料非線形 境界非線形 ) の連続解析が可能であること ユーザがプログラム (FORTRAN 言語で記述するユーザサブルーチン ) で荷重や境界条件や要素や材料特性 ( 物性値 ) を定義できる機能を有していること 3) モデル形状について 任意の3 次元形状を解析可能なこと 4) 以下の要素をすべて有していること ソリッド( 連続体 ) としての 1 次元 2 次元 3 次元での 1 次 ( 線形 ) と 2 次要素 シェル( 板要素 ) 梁要素( 曲げと伸びの両方を考慮でき 3 次元では断面そりを考慮できること ) 集合質量 回転慣性 スプリング フレキシブルジョイント 静水圧流体 熱量集

4 合体などの要素 ユーザ定義要素 5) 以下に示す材料特性を表現できる機能を有していること 弾性モデル( 線形弾性 多孔質弾性 亜弾性 超弾性 無圧縮または無引張弾性 粘弾性 ) 塑性モデル( 金属塑性 拡張 Drucker-Prager モデル Drucker-Prager/Cap モデル 異方性降伏 コンクリートモデル 極限 ( 粘土 ) 塑性モデル 多孔質塑性 速度依存性降伏 粘塑性 ( クリープなど ) 減衰 密度 熱膨張係数 他の力学的特性: 音響媒体 圧電素子 ユーザ定義材料 6) マトリックス演算の処理を解析しているマシンに搭載されている複数のコアに分散して解析可能であり 1 ジョブで 4 コア以上の並列処理が可能な機能を有している 7) 最適化機能 ( プロセス自動化機能 ) について 形状 特性の最適化 パラメータ解析や統計解析が可能であること 8) ソフトウェアは 以下のOSに対応していること 日本語 MS-Windows 7 (64bit) 日本語 MS-Windows 8.1 Pro (64bit) 日本語 MS-Windows 10 Pro (64bit) 9) ソフトウェアは 以下に示す仕様を満足するハードウェアにおいて 実行できること CPU クロック数 : 3.5GHz 以上 CPU コア数 : 6 コア以上 RAM: 128GB 以上 HDD : 空き容量 1TB 以上 10) ソフトウェアのライセンス形態は ネットワークライセンス形態とし サーバに繋がっている他のマシンからライセンスの数だけ同時利用ができる機能を有していること 11) ソフトウェアの使用方法を記載した日本語マニュアルを備えること (2) 汎用構造解析プリポストソフトウェア 1)(1) 汎用構造解析ソルバーソフトウェアと連携 連動して解析に必要なデータの提供 解析結果の整理に必要なデータの取り込みができる機能を有していること 2) モデル形状の入出力について ACIS CAD データによるモデル入出力が可能であり 読み込み時に3 次元モデルとしての矛盾箇所の自動修正機能を有すること 3) 解析結果のアニメーションでの表示等の方法により 構造の力学的挙動を評価することができること 4) メッシュ生成について 円弧及び球に対して生成されるメッシュは曲面化 ( 曲線化を含む ) でき 解析モデルを忠実にメッシュ分割できること 5) ソフトウェアは 以下のOSに対応していること

5 日本語 MS-Windows 7 (64bit) 日本語 MS-Windows 8.1 Pro (64bit) 日本語 MS-Windows 10 Pro (64bit) 6) ソフトウェアは 以下に示す仕様を満足するハードウェアにおいて 実行できること CPU クロック数 : 3.5GHz 以上 CPU コア数 : 6 コア以上 RAM: 128GB 以上 HDD : 空き容量 1TB 以上 7) ソフトウェアのライセンス形態は ネットワークライセンス形態とし サーバに繋がっている他のマシンからライセンスの数だけ利用ができる機能を有していること 8) ソフトウェアの使用方法を記載した日本語マニュアルを備えること 第 6 条保守保守期間は ライセンス期間と同期間の 12 ヶ月 (1 年間 ) とする 保守の開始日は 契約後に 受注者と発注者の協議にて決定する 受注者は 保守期間中 正常な使用状態でソフトウェアに障害や不具合が発生したときに 以下に示す対応 ( 条件を含む ) を行うこと (1) サポートサービス受付時間 連絡方法 対応時間および受付回数 1) サービス受付時間 : 保守期間中の平日 ( 月曜日 ~ 金曜日 )9:00~17:30 ただし 12:00~13:00 の昼食の時間帯 祝祭日 ゴールデンウィークおよび年末年始 (12 月 29 日 ~1 月 3 日まで ) を除く 2) 連絡方法 : 主として 電話 メール その両方 3) 対応時間 : 1) の条件で受付を完了してから 翌営業日以内 ( ) に迅速に対応すること 4) サービス受付回数 : 回数に制約がないこと ( サービス受付回数は無制限 ) : ここでいう対応は 1) の条件で受付を完了したものに限る (2) サポートサービスの内容 ( その1) 1) ソフトウェア障害や不具合の原因 原因とする理由 問題点を特定し 解決を支援すること ( 例えば エラーメッセージ ワーニングメッセージに関する情報支援を行い 原因 原因とする理由 問題点を特定し 解決を支援すること 解析結果の不具合 発散などの不具合について 原因 原因とする理由 問題点を特定し 解決を支援すること ) 2) ユーザサブルーチンについて 使用方法などを支援すること 3) 解析手法 理論について支援すること

6 4) ハードウェアの障害なのかソフトウェアの障害や不具合なのか発生範囲の切り分け支援をすること 5) 最新版がリリースされた場合のバージョンアップ製品入手方法の提示 6) 使用方法 ( 操作方法 ) 使用手順( 操作手順 ) 等の質問に対するユーザサポート 7) サーバ更新に伴うネットワークライセンスの再発行 (3) サポートサービスの内容 ( その2) 発注者のハードウェアの障害がサポート対象ソフトウェアに起因し (2) の情報提示だけでは解決されないと判断した場合 受注者の意向に基づき サポート対象ソフトウェアの開発元への対応依頼を代行すること ここでいう対応依頼の代行が可能なサポート対象ソフトウェアとは 発注者との間に有効なサポート契約を保持しているサポート対象ソフトウェア ( 第 4 条購入品参照 ) を意味する (4) 保守の対象外の条件以下の場合には 保守期間内でも保守の対象外とする 1) 使用上の誤り 不当な改造などによる障害又は不具合 2) 日本国外の使用において発生した障害又は不具合 第 7 条提出図書提出図書は次に示すとおりとする 1) ソフトウェア利用の取扱説明書 1 部 2) 保守の取扱説明書 1 部 第 8 条図書の提出先納入場所と同じとする 第 9 条取扱説明 納入時に担当職員に対し 購入品の説明を行うものとする 以上