乳牛の生産サイクル 搾乳 機械的搾乳の原理 乳量 初期 最盛期 中期 分娩 50 日 110 日 220 日 後期 305 日 60 日 280 日 分娩 乳頭 外筒 大気圧 ミルクホース 真空ホース くり返す 陰圧 初めの 2~3 搾りは必ず捨てる乳房の洗浄とマッサージでオキシトシンの分泌が高まる

Size: px
Start display at page:

Download "乳牛の生産サイクル 搾乳 機械的搾乳の原理 乳量 初期 最盛期 中期 分娩 50 日 110 日 220 日 後期 305 日 60 日 280 日 分娩 乳頭 外筒 大気圧 ミルクホース 真空ホース くり返す 陰圧 初めの 2~3 搾りは必ず捨てる乳房の洗浄とマッサージでオキシトシンの分泌が高まる"

Transcription

1 日本人の年間牛乳消費量 一人あたり 乳牛の代表的な品種 kg ホルスタイン フリーシアン明治時代に日本に輸入ドイツ原産でオランダで乳用に改良された有角で増体が良く乳量が多い ブラウンスイス昭和時代に日本に輸入スイス原産でアメリカで乳用に改良された有角で寒暑耐性がある 明治中頃 ガンジー明治時代に日本に輸入英仏海峡のガンジー島原産で乳用に改良された環境適応性が高い ジャージー明治時代に日本に輸入英仏海峡のジャージー島原産で乳用に改良された小型 有角でやや神経質 日本の乳牛 (2005 年 ) 日本中央畜産会 家畜の繁殖 ヒトの数値は参考 新編畜産学概論佐々木義之編著より 乳牛として 164 万頭が飼育されている その他 1% 牛乳の比重は約 kg=7767l ウシブタヒト 性成熟 ( オス ) 8-10 ヶ月 7 ヶ月 年 性成熟 ( メス ) 6-18 ヶ月 6-11 ヶ月 年 ホルスタイン 99% 乳量 kg/ 年 乳脂肪分 % ホルスタイン ブラウンスイス ガンジー ジャージー 性周期 21 日 21 日 28 日 妊娠期間 280 日 115 日 280 日 産子数 生時体重 18-45kg 1-1.5kg 3-3.5kg 離乳時期 日 日 5-6ヶ月 およその寿命 20 年 20 年 70 年 子牛のイベント 生後体重約 30kg 子牛 6 ヶ月体重約 200kg 育成牛 24 ヶ月体重約 500kg 成牛 哺乳 ( 生後 -) 耳標 ( 生後すぐ ) 母ウシから離す ( 約 3 日 ) 除角 ( 約 1 週間 ) 離乳 ( 約 6 週間 ) 離乳用濃厚飼料給与 ( 約 6 週間 -) 成牛と同じ飼料給与 ( 約 3ヶ月 -) 鼻環 (- 約 12ヶ月 ) 繁殖牛種付け ( 約 14ヶ月 ) 繁殖牛初産 ( 約 24ヶ月 ) およそ4-5 産行う 牛舎 カーフハッチ舎外に設けた子ウシ舎で1 頭ずつ飼育する新鮮な空気に触れるとともに隔離するので病気の感染を予防できる ストール牛舎 ( 繋ぎ飼い牛舎 ) ウシを係留しながら飼育する牛舎 ( ストール : 牛床 ) 長所 1 頭ごとの管理が容易 牛舎を清潔に保ちやすい 牛舎面積が少なくて済む フリーストール牛舎ウシを係留せずに飼育する牛舎 長所ウシを自由にできる 飼料給与や除糞が省力化 牛群の規模の変更が自由 短所ウシが自由にできない 建設費が割高 50 頭以上の飼育に不適 短所個体管理が行き届かない 飼料の無駄が多い 群飼のため牛に優劣が生まれる 牛の体が汚れやすい 1

2 乳牛の生産サイクル 搾乳 機械的搾乳の原理 乳量 初期 最盛期 中期 分娩 50 日 110 日 220 日 後期 305 日 60 日 280 日 分娩 乳頭 外筒 大気圧 ミルクホース 真空ホース くり返す 陰圧 初めの 2~3 搾りは必ず捨てる乳房の洗浄とマッサージでオキシトシンの分泌が高まる ミルカー パイプラインミルカー搾乳した牛乳がパイプを通って保冷用のバルククーラーに送られる 真空乳房炎をもつウシタンクがいると牛乳全体の質が落ちるトラップ 真空ポンプ バルククーラー ミルキングパーラーウシがパイプラインミルカーのある部屋に来て搾乳をするヒトの移動の手間が省ける 空気牛乳 バケットミルカー搾乳した牛乳を一時的にバケットにためておく ( 乳房炎のウシ等に使用 ) 生乳と牛乳 乳製品の流通 酪 農 家 委託販売 指定生乳生産者団体 ( 農協 ) 飲用牛乳等用生乳 販売国産生乳生産量 : 約 763 万トン乳飲用向け : 約生クリーム等用生乳業 411 万トン ( メ約 54%) 販売販売ー加工向け等 : 約カ352 万トン ( ー約 46%) 2010 年度農林水産省牛乳乳製品統計加工原料用生乳 販売 直接販売 加工 処理 牛乳 乳製品をめぐる状況 ( バターの需給と国内流通 ) 平成 27 年度 9 月農林水産省 卸 小売 実需者 ( 飲料メーカー等 ) 販売 販売 消 費 者 牛乳と乳製品の製造工程 ウィキペディア 数字は生乳 100 kg からできる量 乳量と環境 生 乳 加熱殺菌 遠心分離 脂肪分脱水 飲用牛乳加工乳 乳飲料発酵乳生クリームバター ヨーグルト約 9 kg 約 5 kg 子牛による吸引乳房の洗浄乳房のマッサージ給餌などの準備作業 オキシトシン 下垂体 視床下部 ストレス 副腎髄質 アドレナリン 乾燥 脱脂粉乳 約 9 kg 平滑筋収縮平滑筋弛緩 カード チーズ 約 10 kg 凝固分離 ホエイ ホエイパウダー 乳量 2

3 乳タンパク質 (%) 乳房 搾乳 搾乳刺激の 1 分後にオキシトシンの分泌が高まる 乳腺小葉 乳管 中央支持じん帯 乳槽ウシ科にしかない 乳頭 腹壁 乳腺葉 細静脈 毛細血管 乳腺胞 腺胞腔 細動脈 筋上皮細胞 乳腺細胞 前搾り 細菌が多い乳頭内乳を捨てる乳の状態をチェックする搾乳刺激を与える プレディッピング 乳頭を消毒 拭き取り ディッピング液を拭き取る 搾乳 前搾りの 1 分後が良い! ポストディッピング 乳房炎 乳頭口から主に細菌が進入することで起こる 不衛生な環境ストレスが生じやすい環境過搾乳消毒の不備遺伝的要因 搾乳直後の乳頭孔が開いている状態の時に乳頭を消毒 良い牛乳悪い牛乳 牛乳の検査 ウィキペディア乳等省令における規格数値は生乳のもの 蛍光光学細菌数測定法の別名? はバクトスキャン 生乳 搾った後に何もしていない乳 体細胞数 <30 万個 /ml( 乳房炎で増加 ) 項目標準良いもの 体細胞数 損失 好中球やリンパ球 乳腺上皮細胞等蛍光光学式体細胞測定法 ( フォソマチック等 ) 乳脂肪分 % 多い 乳タンパク質分 % 多い 10 万 3% 30 万 7% 細菌数 <400 万個 /ml 大腸菌陰性 ブリード法や蛍光光学細菌数測定法等 無脂固形分 % 多い 40 万 8% 細菌数 0-30 万 /ml 少ない 50 万 9% 生菌数 3-10 万 /ml 少ない 60 万 10% 体細胞数 万 /ml 少ない 70 万 11% 細菌数 生菌数 体細胞数は乳房炎等で増える 酸度 <0.18%( 古くなると上がる ) アルコール検査でも鮮度が分かる比重 1.028~1.034(15 ) 水が混入すると比重が下がる抗生物質陰性 牛乳の評価 ウィキペディア 乳等省令における規格 数値は牛乳のもの 乳房炎の予防 無脂乳固形分 Solids Not Fat SNF >8.0% 乳中のタンパク質 糖質 ミネラル ビタミン等 乳脂肪分 乳汁尿素窒素 >3.0% Milk Urea Nitrogen MUN 飼料中のタンパク質最終代謝産物であり 乳牛の栄養状態の指標となる タンパク質不足糖質過剰 糖質過剰 タンパク質過剰糖質過剰 タンパク質不足適正タンパク質過剰 タンパク質不足糖質不足 糖質不足 タンパク質過剰糖質不足 8 16 MUN (mg/dl) 伝染性乳房炎黄色ブドウ球菌 無乳性レンサ球菌 マイコプラズマ等 感染牛の隔離原因菌導入の防止 : 牛舎立ち入りの際に靴の履き替え 手の消毒等 環境性乳房炎環境性ブドウ球菌 環境性レンサ球菌 大腸菌群等 原因菌が土壌や牛体 糞尿に常在しているクリーンアンドドライ牛舎を清潔にし さらに乾燥させることで 原因菌の増殖を防止カウコンフォートウシが快適な環境 ( クリーンアンドドライ等 ) で生活できること環境ストレス ( 熱的 肉体的 行動的 病的等 ) によって抵抗力が低下すると乳房炎に罹りやすくなる 高たんぱく質 低エネルギー飼料の給与を避ける ( 肝臓負担の低減 ) 3

4 乳汁のタンパク質含量 (%) 乳房炎に罹ったら DeLabal Global 釧路農業改良普及センター 血液と乳 異常牛発見 血液 乳 PL テストによる乳房炎分房の特定 分房乳採取 原因菌の特定 治らない時 頻回搾乳による原因菌の排出患房の冷湿布市販薬の使用 抗生物質などによる治療 淘汰 治らない時 アミノ酸血清たんぱく質脂質糖質ビタミンミネラル水分 乳腺細胞 カゼイン乳清たんぱく質 血清アルブミン ( 少量 ) 免疫グロブリン 乳脂肪 乳糖 ビタミン ミネラル 水分 牛乳の成分 CPP: カゼインホスホペプチド 乳汁の成分は動物で違う 社団法人全国牛乳普及協会社団法人日本酪農乳業協会 水分 87.4% 牛乳のほとんどが水 乳固形分 12.6% CH 2 HO O O 乳脂肪分 3.8% 無脂乳固形分 8.8% CH 2 O 乳糖 (β-d- ラクトース ) 糖質 4.8% 乳糖を含む たんぱく質 3.3% 80% がカゼイン ミネラル ビタミン CPP によるカルシウムの吸収促進 タンパク質含量 15 ウサギ 10 ネコイヌ 5 ブタウシウマヒト 出生体重の倍増日数 ( 日 ) 人乳と牛乳の比較 人乳 牛乳 エネルギー kcal タンパク質 g 脂質 g 糖質 g カルシウム mg 乳汁 100 g 中の成分 糖質の99% は乳糖 乳成分の比較 (%) * 足立達 伊藤敞敏最新食品加工講座乳とその加工 ( 建帛社 ) 乳の科学 ( 朝倉書店 ) 乳糖 ラクトースシンターゼはラクトアルブミンを含む 動物 全固形分 脂質 タンパク質 乳糖 ウサギ イヌ ブタ ヒト ウマ ウシ ヤギ 13.2* 4.5* 2.9* 4.3 オットセイ クジラ α-d- ガラクトース CH 2 HO O β-d- ブドウ糖 乳糖 β-d- ガラクトース CH 2 HO O β-d- ガラクトース ラクトースシンターゼ 乳頭 乳腺葉 乳管脂肪 乳糖は乳腺細胞でブドウ糖からできる 乳房支帯 胸筋 4

5 酵素比活性 ( 0.01 単位 /mg タンパク質 ) ブドウ糖とガラクトース 両者ともアルドース図は Fischer 投影法 哺乳期間のラクターゼ CHARLES RIVER 聖霊女子短期大学生活文化科塚田三香子教授平成 19 年度尾形美優学士論文 H HO H H D-ブドウ糖 D-ガラクトース CHO CHO C H C C H HO C H C HO C H C H C CH 2 CH 2 C 6 H 12 O 6 C 6 H 12 O 6 マウスの成長と消化酵素活性の変化 ガラクトースの別名は脳糖であるガラクトースは脳神経 2 の発育に欠かせないといわれている 日齢 ( 日 ) ラクターゼ活性 スクラーゼ活性 哺乳期間 マウス ラクターゼの活性は離乳後に急速に低下する 乳糖不耐症 泌乳に必要なエネルギー 日本飼養標準 乳牛 (1994 年版 ) より 消化器のラクターゼが減少することで 乳糖摂取時に消化不良や下痢などが生じること 成人の乳糖不耐症の割合 ( 予備軍を含む ) アジア アフリカ :70~90% アメリカ ヨーロッパ :10~15% ヨーグルトやチーズでは乳糖の一部が乳酸菌に分解されている 乳酸菌 したがって 乳糖不耐症のヒトでも症状がでない 維持に必要なエネルギー 14,100 kcal/ 日必要なタンパク質量 329 g/ 日 ( 可消化タンパク質 ) 体重 :600 kg 泌乳量 :30 kg 乳脂肪分 :3.5% 乳生産に必要なエネルギーは? 33,300 kcal/ 日 A: 約 10,000 kcal 乳生産に必要なタンパク質量 B: 約 20,000 kcal 1,350 g/ 日 C: 約 30,000 kcal ( 可消化タンパク質 ) ATP 合成とケトン体 代謝性疾患 : 生産病 中性脂肪 グルコース解糖系ピルビン酸アセチルCoA アセチル CoA が過剰生産されるとケトン体ができる ケトン体 ケトーシス 泌乳時のエネルギー不足に伴う血中ケトン体の増加によって生じる食欲減退 体重減少 乳量低下 乳熱 産後起立不能症 産後 3-4 日以内に低カルシウム血症によって生じる興奮状態から起立不能になり死亡する グリセロール 脂肪酸 3 クエン酸回路電子伝達系 ATP アセト酢酸アセトン β- ヒドロキシ酪酸 鼓腸症 ルーメンパラケラトーシス ルーメンアシドーシス 濃厚飼料の多給で生じる反芻胃でのガスの異常蓄積 胃運動抑制による胃内壁の絨毛癒着 第一胃内の酸性化により消化機能不全になる 5

6 ウシの消化管 初乳 清水悠紀臣牛病学免疫グロブリンの数値は濃度 (mg/ml) 食道 第 2 胃食物の輸送嫌気的発酵 第 3 胃水分の吸収 第 1 胃嫌気的発酵揮発性脂肪酸の吸収 第 4 胃単胃動物の胃と同じ 十二指腸 直腸肛門盲腸円盤状結腸 ヒトブタウシ 免疫グロブリン 血清 初乳 常乳 IgG IgA IgM IgG IgA IgM IgG IgA 空 回腸 IgM 初乳は胃で消化されないのか? 抗体を取り込む : エンドサイトーシス 食道 第 2 胃 第 3 胃 第 1 胃 十二指腸 直腸 肛門 盲腸 外界の物質を細胞膜の融合と小胞化により内部に取り込むこと原核生物にはできない エンドサイトーシス ( 吸収 ) 飲作用 ( 小分子 ) 食作用 ( 大分子 ) エキソサイトーシス ( 放出 ) 食道溝反射 第 4 胃 第 1 胃を通らずに第 4 胃に向かう 円盤状結腸レンネット 保育期のウシ ヒツジ ヤギの第 4 胃に存在するプロテアーゼレンニン キモシン 凝乳酵素とも言う空 回腸保育期の子ウシの第 4 胃の消化酵素のうち約 90% がレンネット ( 残りはペプシン ) リソソーム エンドソーム 細胞内消化 吸収 家畜伝染病予防法 ヒトに感染するものは人畜共通伝染病 ( 動物由来感染症 ) 法定伝染病 1 家畜伝染病予防法によるヒトに感染するものは人畜共通伝染病 ( 動物由来感染症 ) 経済的な損失 防疫措置の難度 ヒトへの影響により 2 つに分けられている ( 指定動物が決まっている ) 法定伝染病 (26 種 ): 影響が大きいもの 狂牛病 ( ウシ ) 口蹄疫 ( ウシ ブタ ) 炭疽 ( ウシ ブタ ヒト ) ブルセラ病 ( ウシ ブタ ヒト ) 豚コレラ ( ブタ ) 高病原性鳥インフルエンザ ( ニワトリ ) ニューカッスル病 ( ニワトリ ) 届出伝染病 (71 種 ): 影響が比較的小さいもの ウシ ブタ 家禽 ヒト 1 牛疫 2 牛肺疫 3 口蹄疫 4 流行性脳炎 5 狂犬病 6 水胞性口炎 7 リフトバレー熱 8 炭疽 9 出血性敗血症 6

7 法定伝染病 2 家畜伝染病予防法によるヒトに感染するものは人畜共通伝染病 ( 動物由来感染症 ) 法定伝染病 3 家畜伝染病予防法によるヒトに感染するものは人畜共通伝染病 ( 動物由来感染症 ) ウシ ブタ 家禽 ヒト 10 ブルセラ病 11 結核病 12 ヨーネ病 13 ピロプラズマ病 14 アナプラズマ病 15 伝染性海綿状脳症 16 鼻疽 17 馬伝染性貧血 18 アフリカ馬疫 ウシ ブタ 家禽 ヒト 19 豚コレラ 20 アフリカ豚コレラ 21 豚水胞病 22 家禽コレラ 23 高病原性鳥インフルエンザ 24 ニューカッスル病 25 家禽サルモネラ感染症 26 腐疽病 生乳の殺菌 殺菌または滅菌方法 低温長時間 高温短時間 日本式超高温 超高温 略称 LTLT HTST J-UHT UHT(LL) 処理 Pasteurization( 殺菌 ) Sterilization ( 滅菌 ) 処理温度 処理時間 30 分 15 秒 1-3 秒 1~3 秒 除菌率 99% % 以上 分類 低温殺菌牛乳 高温滅菌牛乳 日本の殺菌方法 殺菌または滅菌方法 (%) LTLT HTST J-UHT UHT その他 イタリア フランス ドイツ 日本 イタリア フランス ドイツのデータは日本テトラパック (1994 年 ) から 日本は 1995 年のもの 日本では生乳の細菌数は400 万 /ml 以下 牛乳では5 万以下と定められている 1950 年代細菌数が400 万以上のものが30% 以上現在細菌数が20 万以下のものが90% 以上 乳飲料の種類 乳固形分は脂肪を除く食品衛生法の乳等省令で定められているもの 乳飲料の種類 乳固形分は脂肪を除く食品衛生法の乳等省令で定められているもの 名称 原料 乳脂肪分 乳固形分 牛乳 生乳 3% 以上 8% 以上 特別牛乳 生乳 3.3% 以上 8.5% 以上 低脂肪乳 生乳 0.5~1.5% 8% 以上 無脂肪乳 生乳 0.5% 未満 8% 以上 成分調整乳 生乳 - 8% 以上 名称 原料 乳脂肪分 乳固形分 牛乳 生乳 3% 以上 8% 以上 特別牛乳 生乳 3.3% 以上 8% 以上 部分脱脂乳 生乳 0.5~3% 8% 以上 脱脂乳 生乳 0.5% 未満 8% 以上 成分調整乳 生乳 - 8% 以上 加工乳 生乳 牛乳 特別牛乳 乳製品 - 8% 以上 7

参考1中酪(H23.11)

参考1中酪(H23.11) - 1- 参考 1 - 2- - 3- - 4- - 5- - 6- - 7- - 8- 別添 1 牛乳の比重増加要因の解析 国立大学法人帯広畜産大学畜産フィールド科学センター准教授木田克弥 背景 乳および乳製品の成分規格等に関する省令 ( 乳等省令 ) において 生乳の比重は 1.28-1.34 に規定されている 一方 乳牛の遺伝的改良 ( 乳量および乳成分率の向上 ) に成果として 昨今の生乳の比重は増加傾向にあり

More information

2015 1,200 A B J 一般社団法人 J ミルク牛乳乳製品の知識改訂版 001

2015 1,200 A B J 一般社団法人 J ミルク牛乳乳製品の知識改訂版 001 牛乳乳製品の知識 牛の乳から できるもの 牛乳 成分調整牛乳 低脂肪牛乳 無脂肪牛乳 乳飲料 加工乳 牛乳乳製品の知識 改訂版 改訂版 生クリーム バター はっ酵乳 ヨーグルト コーヒー用クリーム 発酵バター フローズンヨーグルト サワークリーム 乳酸菌飲料 クリーミングパウダー Chapter 1 Chapter 2 生 乳 の は な し 全脂粉乳 育児粉乳 ナチュラルチーズ 脱脂粉乳 スキムミルク

More information

<4D F736F F F696E74202D2093FB97708B8D82C982A882AF82E994C AC90D18CFC8FE382CC82BD82DF82CC8E94977B8AC7979D2E >

<4D F736F F F696E74202D2093FB97708B8D82C982A882AF82E994C AC90D18CFC8FE382CC82BD82DF82CC8E94977B8AC7979D2E > 乳用牛ベストパフォーマンス実現セミナー 乳用牛における繁殖成績向上のための飼養管理 濃厚飼料の急激な増給や粗飼料の品質低下が繁殖成績を悪化させている 帯広畜産大学畜産フィールド科学センター木田克弥 年間乳量 (kg/ 頭 ) 年間乳量と分娩間隔の推移 ( 北海道 ) 95 9 85 8 年間乳量分娩間隔 75 7 1989 1992 1995 1998 21 24 27 21 213 45 44 43

More information

スライド タイトルなし

スライド タイトルなし 高泌乳牛の移行期の栄養管理 と周産期病の予防 1 京都大学大学院農学研究科 久米新一 移行期の栄養管理の重要性 -- 乳牛の栄養管理の Final Frontier 移行期 (Transition Period) とは 分娩前 3 週間と分娩後 3 週間の期間 : 栄養管理の最も難しい時期 (1995 年の J.Animal Science の 3 編の論文を契機 ) 移行期の栄養管理が不十分だと

More information

報告書

報告書 高泌乳牛の周産期病の発生要因と栄養管理によるその予防久米新一 ( 京都大学大学院農学研究科 ) 1. はじめに乳牛の周産期病は従来から日常的に発生している疾病であるが, 高泌乳牛では分娩前後にケトーシス, 脂肪肝, 乳熱などの周産期病が多発するため, 高泌乳牛の飼養管理では周産期病の予防が重要なテーマとなっている 特に, 高泌乳牛が周産期病にかかると治療に要する経費やその後の乳量低下だけでなく, 最悪の場合には淘汰が必要になり,

More information

(1) 乳脂肪と乳糖の生成反芻動物である乳牛にとって最も重要なのはしっかりしたルーメンマットを形成することです そのためには 粗飼料 ( 繊維 ) を充分に与えることが重要です また 充分なルーメンマットが形成され微生物が活発に活躍するには 充分な濃厚飼料 ( でんぷん 糖 ) によりエネルギーを微

(1) 乳脂肪と乳糖の生成反芻動物である乳牛にとって最も重要なのはしっかりしたルーメンマットを形成することです そのためには 粗飼料 ( 繊維 ) を充分に与えることが重要です また 充分なルーメンマットが形成され微生物が活発に活躍するには 充分な濃厚飼料 ( でんぷん 糖 ) によりエネルギーを微 解説 新しい牛群検定成績表について ( その 14) 乳牛の健康管理について 1 ( 乳脂肪率と蛋白質率 ) 電子計算センター電算課長相原光夫 牛群検定の機能には 1) 飼養 ( 健康 ) 管理 2) 繁殖管理 3) 乳質 衛生管理 4) 遺伝的改良の 4 つの機能 があります 今回は 飼養 ( 健康 ) 管理を 検定日の乳成分から読みとく方法を紹介します 健康と乳成分と聞 くと一見なんの関係もないように感じられる方もいると思います

More information

検査の重要性 分娩前後は 乳房炎リスクが高まる時期 乾乳軟膏の効果が低下する分娩前後は 乳房炎感染のリスクが高まる時期です この時期をどう乗り越えるかが 乳房炎になるかどうか重要なポイントです 乾乳期に分娩前乳房炎検査を実施して 乳房炎の有無を確認 治療を行い泌乳期に備えます 分娩前後いかに乗り切る

検査の重要性 分娩前後は 乳房炎リスクが高まる時期 乾乳軟膏の効果が低下する分娩前後は 乳房炎感染のリスクが高まる時期です この時期をどう乗り越えるかが 乳房炎になるかどうか重要なポイントです 乾乳期に分娩前乳房炎検査を実施して 乳房炎の有無を確認 治療を行い泌乳期に備えます 分娩前後いかに乗り切る 分娩前乳房炎検査とは 泌乳期における 乳房炎罹患による生産量の損失を防ぐための早期発見 早期治療法 分娩予定日の 7~10 日前に乾乳牛から乳汁を搾取し PL テストを行い 乳房炎の罹患を確認し 早期発見早期治療を行うというもの 7~10 日前の乳汁性状は 正常であれば 水あめ状や練乳状になります 初乳状や 牛乳状 水状であれば異常と判断し PL テストを行い判定します PL テストでは凝集反応のみで判定し

More information

相模女子大学 2017( 平成 29) 年度第 3 年次編入学試験 学力試験問題 ( 食品学分野 栄養学分野 ) 栄養科学部健康栄養学科 2016 年 7 月 2 日 ( 土 )11 時 30 分 ~13 時 00 分 注意事項 1. 監督の指示があるまで 問題用紙を開いてはいけません 2. 開始の

相模女子大学 2017( 平成 29) 年度第 3 年次編入学試験 学力試験問題 ( 食品学分野 栄養学分野 ) 栄養科学部健康栄養学科 2016 年 7 月 2 日 ( 土 )11 時 30 分 ~13 時 00 分 注意事項 1. 監督の指示があるまで 問題用紙を開いてはいけません 2. 開始の 相模女子大学 学力試験問題 ( 食品学分野 栄養学分野 ) 2016 年 7 月 2 日 ( 土 )11 時 30 分 ~13 時 00 分 注意事項 1. 監督の指示があるまで 問題用紙を開いてはいけません 2. 開始の合図があったら 問題用紙 解答用紙の指定の箇所に受験番号 氏名を必ず記入してください 3. これは 学力試験の問題用紙です 問題の本文は 食品学分野は 2ページ (4 題 ) 栄養学分野は2ページ

More information

卵管の自然免疫による感染防御機能 Toll 様受容体 (TLR) は微生物成分を認識して サイトカインを発現させて自然免疫応答を誘導し また適応免疫応答にも寄与すると考えられています ニワトリでは TLR-1(type1 と 2) -2(type1 と 2) -3~ の 10

卵管の自然免疫による感染防御機能 Toll 様受容体 (TLR) は微生物成分を認識して サイトカインを発現させて自然免疫応答を誘導し また適応免疫応答にも寄与すると考えられています ニワトリでは TLR-1(type1 と 2) -2(type1 と 2) -3~ の 10 健康な家畜から安全な生産物を 安全な家畜生産物を生産するためには家畜を衛生的に飼育し健康を保つことが必要です そのためには 病原体が侵入してきても感染 発症しないような強靭な免疫機能を有していることが大事です このような家畜を生産するためには動物の免疫機能の詳細なメカニズムを理解することが重要となります 我々の研究室では ニワトリが生産する卵およびウシ ヤギが生産する乳を安全に生産するために 家禽

More information

(2) 牛群として利活用 MUNを利用することで 牛群全体の飼料設計を検討することができます ( 図 2) 上述したようにMUN は 乳蛋白質率と大きな関係があるため 一般に乳蛋白質率とあわせて利用します ただし MUNは地域の粗飼料基盤によって大きく変化します 例えば グラスサイレージとトウモコシ

(2) 牛群として利活用 MUNを利用することで 牛群全体の飼料設計を検討することができます ( 図 2) 上述したようにMUN は 乳蛋白質率と大きな関係があるため 一般に乳蛋白質率とあわせて利用します ただし MUNは地域の粗飼料基盤によって大きく変化します 例えば グラスサイレージとトウモコシ 解説 新しい牛群検定成績表について ( その 16) ー乳牛の健康管理について 2 ー (MUN P/F 比 周産期病 ) 電子計算センター電算課長相原光夫 乳牛の健康管理は 本誌 No.128(2011.5.25) において乳脂率と蛋白質率を取り上げました 今回は その続編としてMUN P / F 比などによる健康管理をとりあげたいと思います とりわけMUNは独立行政法人農畜産業振興機構の本年度の牛群検定システム高度化支援事業において

More information

スライド 1

スライド 1 1. 血液の中に存在する脂質 脂質異常症で重要となる物質トリグリセリド ( 中性脂肪 :TG) 動脈硬化に深く関与する 脂質の種類 トリグリセリド :TG ( 中性脂肪 ) リン脂質 遊離脂肪酸 特徴 細胞の構成成分 ホルモンやビタミン 胆汁酸の原料 動脈硬化の原因となる 体や心臓を動かすエネルギーとして利用 皮下脂肪として貯蔵 動脈硬化の原因となる 細胞膜の構成成分 トリグリセリド ( 中性脂肪

More information

生理学 1章 生理学の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 按マ指 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 鍼灸 (1734) E L 1-3. 細胞膜につ

生理学 1章 生理学の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 按マ指 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 鍼灸 (1734) E L 1-3. 細胞膜につ の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 (1734) 1-3. 細胞膜について正しい記述はどれか 1 糖脂質分子が規則正しく配列している 2 イオンに対して選択的な透過性をもつ 3 タンパク質分子の二重層膜からなる 4

More information

(Microsoft Word -

(Microsoft Word - 自然哺育におけるにおける黒毛和種子牛黒毛和種子牛の早期離乳試験 上村圭一 谷原礼諭 山下洋治 高橋和裕 Early weaning examination of the black-haired Japanese cow calf in Natural nursing Keiichi UEMURA, Ayatsugu TANIHARA, Youji YAMASHITA, Kazuhiro TAKAHASHI

More information

資料2発酵乳

資料2発酵乳 資料 2 乳及び乳製品の成分規格等に関する省令における 発酵乳の規格基準等の見直しについて 平成 26 年 2 月 1. 経緯発酵乳については 食品衛生法第 11 条第 1 項に基づき規定された乳及び乳製品の成 分規格等に関する省令 ( 以下 乳等省令 という ) により規格基準が定められている 近年における製造方法や製品の多様化を踏まえ 実態に即した規格基準となるよう関係業界団体から要望がきており

More information

地域における継続した総合的酪農支援 中島博美 小松浩 太田俊明 ( 伊那家畜保健衛生所 ) はじめに管内は 大きく諏訪地域と上伊那地域に分けられる 畜産は 両地域とも乳用牛のウエイトが最も大きく県下有数の酪農地帯である ( 表 1) 近年の酪農経営は 急激な円安や安全 安心ニーズの高まりや猛暑などの

地域における継続した総合的酪農支援 中島博美 小松浩 太田俊明 ( 伊那家畜保健衛生所 ) はじめに管内は 大きく諏訪地域と上伊那地域に分けられる 畜産は 両地域とも乳用牛のウエイトが最も大きく県下有数の酪農地帯である ( 表 1) 近年の酪農経営は 急激な円安や安全 安心ニーズの高まりや猛暑などの 地域における継続した総合的酪農支援 中島博美 小松浩 太田俊明 ( 伊那家畜保健衛生所 ) はじめに管内は 大きく諏訪地域と上伊那地域に分けられる 畜産は 両地域とも乳用牛のウエイトが最も大きく県下有数の酪農地帯である ( 表 1) 近年の酪農経営は 急激な円安や安全 安心ニーズの高まりや猛暑などの異常気象など様々な影響を受けている 飼料 燃料費などの価格高騰による生産コストの上昇 体細胞数増加等によるペナルティー

More information

第1章 I 1 乳牛の基本知識 乳牛の平均的な体形 第2章 体長 肩から尾のつけ根まで 約170cm 第3章 体高 cm前後 第4章 体重 kg 第5章 乳牛の種類 1日の食事量 1日に出る乳 生乳 の量 日本では 北海道を中心におよそ 青草の場合 50 60kg 牛の大

第1章 I 1 乳牛の基本知識 乳牛の平均的な体形 第2章 体長 肩から尾のつけ根まで 約170cm 第3章 体高 cm前後 第4章 体重 kg 第5章 乳牛の種類 1日の食事量 1日に出る乳 生乳 の量 日本では 北海道を中心におよそ 青草の場合 50 60kg 牛の大 第 1 章 せいにゅう 生 乳 のはなし 牛 から 搾 った 乳 を 生 乳 (せいにゅう) といいます この 章 では 乳 牛 と 生 乳 に 関 する 基 礎 的 知 識 やデータを 取 り 上 げます 日 本 で 飼 育 されている 乳 牛 のほとんどは 寒 さに 強 く 乳 量 の 多 いホ ルスタイン 種 です 哺 乳 動 物 である 乳 牛 は 子 牛 を 産 んで 初 めて 乳 を 出

More information

Taro-H26-01○【差替】 (佐藤)

Taro-H26-01○【差替】 (佐藤) 大規模酪農場におけるマイコプラズマ性乳房炎の清浄化対策 下越家畜保健衛生所 佐藤香代子木村仁徳内山保彦後藤靖行金子周義渡辺誠市 はじめに牛マイコプラズマ ( 以下 Mp) 乳房炎は 伝染性が強く 臨床型では乳量の激減や泌乳停止が認められ 難治性であるため経済的損失が大きい 北海道では 2006 年以降 Mp 乳房炎と診断された牛群数及び頭数は急激に増加し 特に 300 頭を超える大規模農場での発生が急増傾向であり

More information

< F2D382E8D9596D198618EED82C982A882AF82E98B8D94928C8C9561>

< F2D382E8D9596D198618EED82C982A882AF82E98B8D94928C8C9561> 黒毛和種における牛白血病ウイルスの母子感染状況およびまん延防止対策の検討 中央家畜保健衛生所 山下将哉 大城守 津波修 野中克治 地方病型牛白血病は 牛白血病ウイルス ( 以下 BL V) に起因する致死性のリンパ肉腫で 発症率は 5 % 以下といわれている しかし近年 沖縄県を含め全国的に発生件数が増加傾向にあり 感染拡大が懸念されている ( 図 1 ) 地方病型牛白血病 (EBL) < 原因 >

More information

ふくしまからはじめよう 農業技術情報 ( 第 39 号 ) 平成 25 年 4 月 22 日 カリウム濃度の高い牧草の利用技術 1 牧草のカリウム含量の変化について 2 乳用牛の飼養管理について 3 肉用牛の飼養管理について 福島県農林水産部 牧草の放射性セシウムの吸収抑制対策として 早春および刈取

ふくしまからはじめよう 農業技術情報 ( 第 39 号 ) 平成 25 年 4 月 22 日 カリウム濃度の高い牧草の利用技術 1 牧草のカリウム含量の変化について 2 乳用牛の飼養管理について 3 肉用牛の飼養管理について 福島県農林水産部 牧草の放射性セシウムの吸収抑制対策として 早春および刈取 ふくしまからはじめよう 農業技術情報 ( 第 39 号 ) 平成 25 年 4 月 22 日 カリウム濃度の高い牧草の利用技術 1 牧草のカリウム含量の変化について 2 乳用牛の飼養管理について 3 肉用牛の飼養管理について 福島県農林水産部 牧草の放射性セシウムの吸収抑制対策として 早春および刈取り後のカリ肥料の増肥を行うことの効果について 平成 25 年 2 月 8 日に ふくしまからはじめよう

More information

学位論文要旨 牛白血病ウイルス感染牛における臨床免疫学的研究 - 細胞性免疫低下が及ぼす他の疾病発生について - C linical immunological studies on cows infected with bovine leukemia virus: Occurrence of ot

学位論文要旨 牛白血病ウイルス感染牛における臨床免疫学的研究 - 細胞性免疫低下が及ぼす他の疾病発生について - C linical immunological studies on cows infected with bovine leukemia virus: Occurrence of ot 学位論文要旨 牛白血病ウイルス感染牛における臨床免疫学的研究 - 細胞性免疫低下が及ぼす他の疾病発生について - C linical immunological studies on cows infected with bovine leukemia virus: Occurrence of other disea s e a f f e c t e d b y cellular immune depression.

More information

<4D F736F F D AAE90AC94C B835794D48D8682C882B5816A915395B68CB48D652E646F63>

<4D F736F F D AAE90AC94C B835794D48D8682C882B5816A915395B68CB48D652E646F63> 管内酪農場における牛白血病対策の取り組み 県央家畜保健衛生所 大屋祥子 浅川祐二 荒木尚登 石原凡子 亀井勝浩 和泉屋公一 はじめに 牛白血病は 地方病性牛白血病 (EBL) と散発性牛白血病に分類される牛の届出伝染病である 散発性牛白血病の発生原因は未だに不明であるが EBLは牛白血病ウイルス (BLV) 感染により引き起こされる 1) BLVは牛のリンパ球に感染し 抗体が産生された後も排除されず

More information

( 図 2-A-2-1) ( 図 2-A-2-2) 18

( 図 2-A-2-1) ( 図 2-A-2-2) 18 第 2 章ルーメン ( 第 1 胃 ) について 具体的な飼養管理の改善を検討する前に基本となるル - メンについて考えます A. ルーメンを考える 1) ルーメン発酵を意識した飼養管理 牛はルーメン微生物が繊維を分解し その発酵産物をエネルギーとして利用しています ルーメン微生物の体を構成するタンパク質は牛にとって非常に良いタンパク源です 黒毛和種繁殖雌牛の場合 必要な栄養のほとんどをルーメンの発酵産物でまかなっています

More information

戻し堆肥の敷料利用による乳房炎予防効果 西部家畜保健衛生所 三好里美 中嶋哲治 光野貴文はじめに大腸菌性乳房炎を予防するために 敷料として戻し堆肥を利用することにより 抗菌効果が期待できることが知られている 1)2) 昨年の基礎調査の結果 堆肥化処理 10 日目以降で堆肥中の大腸菌群は消失し 大腸菌に対する抗菌効果が認められることを確認した 3) そこで この効果を現場段階で乳房炎対策に活用し 大腸菌性乳房炎多発農場

More information

4. 加熱食肉製品 ( 乾燥食肉製品 非加熱食肉製品及び特定加熱食肉製品以外の食肉製品をいう 以下同じ ) のうち 容器包装に入れた後加熱殺菌したものは 次の規格に適合するものでなければならない a 大腸菌群陰性でなければならない b クロストリジウム属菌が 検体 1gにつき 1,000 以下でなけ

4. 加熱食肉製品 ( 乾燥食肉製品 非加熱食肉製品及び特定加熱食肉製品以外の食肉製品をいう 以下同じ ) のうち 容器包装に入れた後加熱殺菌したものは 次の規格に適合するものでなければならない a 大腸菌群陰性でなければならない b クロストリジウム属菌が 検体 1gにつき 1,000 以下でなけ 食肉製品 1 食肉製品の成分規格 (1) 一般規格 食肉製品は その 1kg につき 0.070g を超える量の亜硝酸根を含有するものであって はならない (2) 個別規格 1. 乾燥食肉製品 ( 乾燥させた食肉製品であって 乾燥食肉製品として販売するものを いう 以下同じ ) は 次の規格に適合するものでなければならない a E.coli( 大腸菌群のうち 44.5 で 24 時間培養したときに

More information

2 体細胞にかかる基本概念 (1) 体細胞とは? さて このように総合指数にも組み込まれるほど重要な形質である体細胞ですが そもそも体細胞とはなんでしょうか? 釈迦に説法ですが 復習したいと思います 体細胞とは乳汁中に含まれる白血球と脱落上皮細胞その他の総称したものです 病原微生物が乳房内に侵入して

2 体細胞にかかる基本概念 (1) 体細胞とは? さて このように総合指数にも組み込まれるほど重要な形質である体細胞ですが そもそも体細胞とはなんでしょうか? 釈迦に説法ですが 復習したいと思います 体細胞とは乳汁中に含まれる白血球と脱落上皮細胞その他の総称したものです 病原微生物が乳房内に侵入して 解説 1 新しい牛群検定成績表について ( その 8) 体細胞情報について 1 電子計算センター電算課長相原光夫 牛群検定の機能には 1) 飼養 ( 健康 ) 管理 2) 繁殖管理 3) 乳質 衛生管理 4) 遺伝的改良の 4 つの機能 があることは これまでも述べてきたとおりです そのうち乳質 衛生管理にかかわる部分として体細胞情報の 見方を本号より何回かに分けて取り上げます 1 はじめに 体細胞リニアスコアの育種価が総合指数

More information

日本農芸化学会北海道支部・網走大会・サブセッション

日本農芸化学会北海道支部・網走大会・サブセッション 日本農芸化学会北海道支部 網走大会 サブセッション 酪農王国北海道の牛乳の科学 プログラム 於東京農業大学オホーツクキャンパス (2 号館 204 教室 ) 平成 19 年 11 月 10 日 ( 土 ) 9:30~ 9:50 牛乳の科学を理解するための基礎. p.1 島崎敬一 ( 北海道大学 酪農食品科学研究室 ) 9:50~10:35 栄養学からみた牛乳 乳製品. p.5 石井智美 ( 酪農学園大学

More information

スライド 1

スライド 1 小原勇人 1 1. 牛乳の成分規格や表示 食品衛生法に基づく 乳及び乳製品の成分規格等に関する省令 ( 略して乳等省令 ) で規定 牛乳やその他の乳 乳製品などについての成分規格や製造基準 容器包装の規格 表示方法などが定められている 表示については 牛乳業界が自主的に規制する 飲用乳の表示に関する公正競争規約 ( 略して公正競争規約 ) で詳しく定められている 2 2. 牛乳の種類 牛乳 ( 生乳のみを使用

More information

指導者検証用のガイドライン等について(案)

指導者検証用のガイドライン等について(案) 指導者検証用マニュアル平成 29 年度版 指導者検証用マニュアル ~ 目次 ~ 1. 検証時のポイント及び判断基準 1~7 2. 指導者用チェックシート 8~9 3. 判断基準に係る Q&A 10~12 - 検証に入る時の注意 - 家畜伝染性疾病の病原体の拡大防止のため 手指 衣服 靴等の適切な消毒を実施する 判断基準の区分について : よく取り組んでおり 引続き 同様の取り組みをお願いします :

More information

シトリン欠損症説明簡単患者用

シトリン欠損症説明簡単患者用 シトリン欠損症の治療 患者さんへの解説 2016-3-11 病因 人は 健康を維持するために食物をとり 特に炭水化物 米 パンなど 蛋白質 肉 魚 豆など 脂肪 動物脂肪 植物油など は重要な栄養素です 栄養は 身体の形 成に また身体機能を維持するエネルギーとして利用されます 図1に 食物からのエ ネルギー産生経路を示していますが いずれも最終的にはクエン酸回路を介してエネル ギー ATP を産生します

More information

2017 年度茨城キリスト教大学入学試験問題 生物基礎 (A 日程 ) ( 解答は解答用紙に記入すること ) Ⅰ ヒトの肝臓とその働きに関する記述である 以下の設問に答えなさい 肝臓は ( ア ) という構造単位が集まってできている器官である 肝臓に入る血管には, 酸素を 運ぶ肝動脈と栄養素を運ぶ

2017 年度茨城キリスト教大学入学試験問題 生物基礎 (A 日程 ) ( 解答は解答用紙に記入すること ) Ⅰ ヒトの肝臓とその働きに関する記述である 以下の設問に答えなさい 肝臓は ( ア ) という構造単位が集まってできている器官である 肝臓に入る血管には, 酸素を 運ぶ肝動脈と栄養素を運ぶ 207 年度茨城リスト教大学入学試験問題 生物基礎 (A 日程 ) ( 解答は解答用紙に記入すること ) Ⅰ ヒトの肝臓とその働きに関する記述である 以下の設問に答えなさい 肝臓は ( ) という構造単位が集まってできている器官である 肝臓に入る血管には, 酸素を 運ぶ肝動脈と栄養素を運ぶ ( ) の 2 つの血管系がある 肝臓はこれらの血管系から入ってくる 酸素や栄養素等を用いて, 次のような様々な化学反応を行う

More information

られる 3) 北海道での事例報告から 100 頭を超える搾乳規模での発生が多かった (33 例 82.5%) 冬から春にかけての発生がやや多い傾向 2006 年は 9 例 2007 年は 6 例が発生 全道的にも増加していると推察された 発生規模は 5~20% と一定で 搾乳規模に相関しなかった 発

られる 3) 北海道での事例報告から 100 頭を超える搾乳規模での発生が多かった (33 例 82.5%) 冬から春にかけての発生がやや多い傾向 2006 年は 9 例 2007 年は 6 例が発生 全道的にも増加していると推察された 発生規模は 5~20% と一定で 搾乳規模に相関しなかった 発 マイコプラズマ性乳房炎を考える 乳房炎 2014 年 5 月 5 日作成 近年マイコプラズマ性乳房炎が多発傾向にある 北海道だけでなく本州からの発生報告も見られるようになってきている まだまだマイコプラズマ性乳房炎は疫学的に不明である点が多いが マイコプラズマ性乳房炎に関する情報をまとめて列挙してみることにした 原因菌 : マイコプラズマという微生物による M.bovis M.bovigenitalium

More information

(5) モッツァレラチーズの硬さ試作品を半分に切断し 切断面を下にして上から 1cm 押圧した時の負荷荷重 (g) をテクスチャーアナライザー (Stable Micro Systems 社 TA-XT2 Probe: 円筒形 φ20mm Test Speed: mm/s) にて測定した 3. 結果

(5) モッツァレラチーズの硬さ試作品を半分に切断し 切断面を下にして上から 1cm 押圧した時の負荷荷重 (g) をテクスチャーアナライザー (Stable Micro Systems 社 TA-XT2 Probe: 円筒形 φ20mm Test Speed: mm/s) にて測定した 3. 結果 十勝産水牛乳等を用いた乳製品の開発に関する検討 ( 平成 26 年度 ) 研究開発課葛西大介 共同研究 : 株式会社大樹農社 1. 目的と概要北海道十勝管内では初となる稀少な水牛乳を用いた乳製品の開発を検討した 水牛乳と言えば イタリアのモッツァレラチーズ モッツァレラ ブッファラ が有名であるが その製造方法は未殺菌乳や未殺菌ホエイを使用することが多く 国内での製造には適していないため 食品衛生法に沿った国内製造における技術的知見が皆無に等しい

More information

研究の中間報告

研究の中間報告 免疫とビタミン 京都大学大学院農学研究科 久米新一 移行期の栄養管理のポイント 1. 分娩後の乾物摂取量を早期に高めて エネルギーや栄養素の充足を早めるための精密な栄養管理 ( 飼料設計 ) 2. 乳牛の健康を維持し 分娩前後の代謝障害 繁殖障害を減らすための適切な栄養管理 ( イオンバランス 抗酸化作用など ) 高品質粗飼料を活用した乳量増加 疾 病予防 繁殖成績改善 乳腺と免疫機能 乳牛の分娩前後は免疫能が低下する

More information

第6回 糖新生とグリコーゲン分解

第6回 糖新生とグリコーゲン分解 第 6 回糖新生とグリコーゲン分解 日紫喜光良 基礎生化学講義 2018.5.15 1 主な項目 I. 糖新生と解糖系とで異なる酵素 II. 糖新生とグリコーゲン分解の調節 III. アミノ酸代謝と糖新生の関係 IV. 乳酸 脂質代謝と糖新生の関係 2 糖新生とは グルコースを新たに作るプロセス グルコースが栄養源として必要な臓器にグルコースを供給するため 脳 赤血球 腎髄質 レンズ 角膜 精巣 運動時の筋肉

More information

現在 乳房炎治療においては 図 3に示す多くの系統の抗菌剤が使用されている 治療では最も適正と思われる薬剤を選択して処方しても 菌種によっては耐性を示したり 一度治癒してもすぐに再発することがある 特に環境性連鎖球菌や黄色ブドウ球菌の場合はその傾向があり 完治しない場合は盲乳処置や牛を廃用にせざるを

現在 乳房炎治療においては 図 3に示す多くの系統の抗菌剤が使用されている 治療では最も適正と思われる薬剤を選択して処方しても 菌種によっては耐性を示したり 一度治癒してもすぐに再発することがある 特に環境性連鎖球菌や黄色ブドウ球菌の場合はその傾向があり 完治しない場合は盲乳処置や牛を廃用にせざるを 2 乳房炎の新たな治療薬剤への対応 中央家畜保健衛生所 平田圭子 山田均 青山達也 乳房炎が酪農経営へ及ぼすマイナス面 1 乳量の減少 2 治療費の発生 3 淘汰による乳牛改良の遅れ 4 治療や搾乳時間に要する労働時間とそれに伴う精神的ダメージ 対策 罹患分房の特定 原因菌の早期同定 適正な薬剤の使用による治療 図 1 乳房炎が酪農経営へ及ぼすマイナス面と対策 Ⅰ はじめに 乳房炎は酪農経営において最も重要な

More information

1986~ 1972~ 10~20% の乳量増加 )J が上げられている. その他, 海 ている酪農家の搾乳頭数は 80~100 頭が多い. 生乳生産量を基準として 6~8 月の月生産量を割合で ~ ~20oC で, 生産環境限 7 月までは 52~53% であったものが, とに両年 7~9 月の気象条件を比較してみると, ~11 月は 2.0 固となり, 前年に比べて 0.1 ~7

More information

牛体温監視システム

牛体温監視システム 牛体温監視システム ルーメン温とは 健康なウシのルーメン内の温度は給 や給餌により 刻々と変化しています ウシの種類や給餌内容により ルーメン内の平均温度は異なりますが 概ね 39.5 近辺を保っており 教科書で謳われているウシの体温 ( 直腸温 ) より 0.5 1.0 い数値になっています 健康なルーメンの平均温は これは給餌される餌の構成や給餌量による影響が大きいのではないかと考えられます

More information

A 農場の自家育成牛と導入牛の HI 抗体価の と抗体陽性率について 11 年の血清で比較すると 自家育成牛は 13 倍と 25% で 導入牛は 453 倍と % であった ( 図 4) A 農場の個体別に症状と保有している HI 抗体価の と抗体陽性率を 11 年の血清で比較した および流産 加療

A 農場の自家育成牛と導入牛の HI 抗体価の と抗体陽性率について 11 年の血清で比較すると 自家育成牛は 13 倍と 25% で 導入牛は 453 倍と % であった ( 図 4) A 農場の個体別に症状と保有している HI 抗体価の と抗体陽性率を 11 年の血清で比較した および流産 加療 牛コロナウイルス病の発生とその防除対策についての検討紀北家畜保健衛生所 亀位徹上田雅彦柏木敏孝 背景と目的 管内の A 酪農場で牛コロナウイルス病 ( 以下 BCVD) が発生した BCVDは 牛コロナウイルス ( 以下 BCV) の感染による 突然の激しい水様性下痢を主症状とする感染症である 一般的に致死率は低いものの 乳用牛では乳量の減少をともない経済的被害が大きい疾病である A 農場では 12

More information

The Journal of Farm Animal in Infectious Disease Vol.2 No NUTRITION AND METABOLISM IN CALF 総 説 子牛の栄養 代謝の特異性 久米新一 京都大学大学院農学研究科 ( 京都市左京区

The Journal of Farm Animal in Infectious Disease Vol.2 No NUTRITION AND METABOLISM IN CALF 総 説 子牛の栄養 代謝の特異性 久米新一 京都大学大学院農学研究科 ( 京都市左京区 The Journal of Farm Animal in Infectious Disease Vol.2 No.2 213 NUTRITION AND METABOLISM IN CALF 総 説 久米新一 京都大学大学院農学研究科 ( 66-852 京都市左京区北白川追分町 ) 受理 :213 年 3 月 15 日 [ はじめに ] 子牛の栄養と代謝は成牛と比較すると特異性が大きいが 子牛の栄養管理では発育の改善とともに下痢などの疾病予防が欠かせない

More information

第6回 糖新生とグリコーゲン分解

第6回 糖新生とグリコーゲン分解 第 6 回糖新生とグリコーゲン分解 日紫喜光良 基礎生化学講義 2014.06.3 1 主な項目 I. 糖新生と解糖系とで異なる酵素 II. 糖新生とグリコーゲン分解の調節 III. アミノ酸代謝と糖新生の関係 IV. 乳酸 脂質代謝と糖新生の関係 2 糖新生とは グルコースを新たに作るプロセス グルコースが栄養源として必要な臓器にグルコースを供給するため 脳 赤血球 腎髄質 レンズ 角膜 精巣 運動時の筋肉

More information

次の 1~50 に対して最も適切なものを 1 つ (1)~(5) から選べ 1. 細胞内で 酸素と水素の反応によって水を生じさせる反応はどこで行われるか (1) 核 (2) 細胞質基質 (3) ミトコンドリア (4) 小胞体 (5) ゴルジ体 2. 脂溶性ビタミンはどれか (1) ビタミン B 1

次の 1~50 に対して最も適切なものを 1 つ (1)~(5) から選べ 1. 細胞内で 酸素と水素の反応によって水を生じさせる反応はどこで行われるか (1) 核 (2) 細胞質基質 (3) ミトコンドリア (4) 小胞体 (5) ゴルジ体 2. 脂溶性ビタミンはどれか (1) ビタミン B 1 情報科学科春学期定期試験科目名 : 基礎生化学 ( 担当 : 日紫喜光良 ) 日時 :2016 年 7 月 26 日 5 時限 (16:20~17:50) 枚数 : 問題用紙 3 枚 ( 表紙含む )( 問題は2~5 頁 ) マークシート解答用紙 1 枚 注意 1. 学生証を机上に提示してください 2. 開始の合図があるまでこの冊子を開かないでください 3. 終了の合図とともに解答用紙への記入を終了してください

More information

表 1 調査対象と有効回答数 乳業者非乳業者合計大手 3 社農協プラント系中小系中小系 注 1: 本調査での乳業区分は以下に示す通りである 乳業者 : 生乳処理場を持っている企業非乳業者 : 生乳処理場を持っていない企業 2: 本調査での乳業類型は以下に示す通りである

表 1 調査対象と有効回答数 乳業者非乳業者合計大手 3 社農協プラント系中小系中小系 注 1: 本調査での乳業区分は以下に示す通りである 乳業者 : 生乳処理場を持っている企業非乳業者 : 生乳処理場を持っていない企業 2: 本調査での乳業類型は以下に示す通りである 調査 報告 はっ酵乳 乳飲料などの生産実態調査の結果 畜産需給部乳製品課 要約 当機構では 乳製品の生産動向を的確に把握するため 毎年度 乳業メーカーなどを対象に はっ酵乳 乳飲料などの生産実態調査 を実施している 平成 29 年度に実施した調査結果によると 原料である生乳や脱脂粉乳 バターの価格は 前年度と比べほぼ横ばいとなっているが はっ酵乳 乳飲料および加工乳の生産の状況は 品目によって拡大

More information

化学的消化 ニワトリの消化管 唾液液膵液腸液 多糖類 単糖 アミラーゼ アミラーゼ ( マルターゼ ) オリゴ糖 マルターゼスクラーゼラクターゼ タンパク質 ペプシン カルボキシペプチダーゼトリプシンキモトリプシン ペプチド アミノペプチダーゼ トリアシルグリセロール リパーゼ ( リパーゼ ) グ

化学的消化 ニワトリの消化管 唾液液膵液腸液 多糖類 単糖 アミラーゼ アミラーゼ ( マルターゼ ) オリゴ糖 マルターゼスクラーゼラクターゼ タンパク質 ペプシン カルボキシペプチダーゼトリプシンキモトリプシン ペプチド アミノペプチダーゼ トリアシルグリセロール リパーゼ ( リパーゼ ) グ 機械的消化 咀嚼食物を歯で咬み粉砕する蠕動運動輪走筋の収縮輪が側へ伝わり食物を移動させる 歯式 : 歯の種類と数を示す 動物 切歯 犬歯 前臼歯 後臼歯 ネコ / / / / イヌ / / / / ブタ / / / / ウシ 0/ 0/ a / / ヒツジ 0/ 0/ a / / 分節運動 輪走筋の収縮と弛緩が交互に生じ食物を混和させる ヤギ 0/ 0/ a / / ウマ / / b / / ヒト

More information

システムの構築過程は図 1 に示すとおりで 衛生管理方針及び目標を決定後 HAC CP システムの構築から着手し その後マネジメントシステムに関わる内容を整備した 1 HACCP システムの構築本農場の衛生管理方針は 農場 HACC P の推進により 高い安全性と信頼を構築し 従業員と一体となって

システムの構築過程は図 1 に示すとおりで 衛生管理方針及び目標を決定後 HAC CP システムの構築から着手し その後マネジメントシステムに関わる内容を整備した 1 HACCP システムの構築本農場の衛生管理方針は 農場 HACC P の推進により 高い安全性と信頼を構築し 従業員と一体となって 7 大規模酪農場における農場 HACCP 認証取得への取り組みと 有用性の検証 はじめに 上川家畜保健衛生所 清水 稚恵 太田 瑞穂 足立 力 我が国における農場 HACCP の認証制度は 平成 21 年 8 月に農林水産省が公表した 畜産農場における飼養衛生管理向上の取組認証基準 ( 農場 HACCP 認証基準 ) に基づき実施されており 平成 23 年 12 月に認証審査の申請が開始された 家畜保健衛生所

More information

スライド 1

スライド 1 ミトコンドリア電子伝達系 酸化的リン酸化 (2) 平成 24 年 5 月 21 日第 2 生化学 ( 病態生化学分野 ) 教授 山縣和也 本日の学習の目標 電子伝達系を阻害する薬物を理解する ミトコンドリアに NADH を輸送するシャトルについて理解する ATP の産生量について理解する 脱共役タンパク質について理解する 複合体 I III IV を電子が移動するとプロトンが内膜の内側 ( マトリックス側

More information

<4D F736F F D A6D92E894C5817A8E9197BF CF6955C8E9197BF88C CF88F589EF8CE38F4390B3817A2E646F6378>

<4D F736F F D A6D92E894C5817A8E9197BF CF6955C8E9197BF88C CF88F589EF8CE38F4390B3817A2E646F6378> 公表資料 平成 30 年度の 生乳及び牛乳乳製品の需給見通しと 今後の課題について 平成 30 年 1 月 26 日 1. 地域別生乳生産量の動向 グラフ 1-1: 全国の生産量 ( 日均量 ) 生乳生産量予測の前提 北海道及び都府県の予測値は 平成 29 年 11 月までの生乳生産量データに基づき 気温や乳牛頭数等を説明変数とした予測モデル トン / 日 21,500 27 年度 28 年度 29

More information

2005年勉強会供覧用

2005年勉強会供覧用 肝臓 胆管系の勉強会 外科 玉木 今回の勉強会は肝臓 胆管系全般ついて勉強したいと 考えています 盛りだくさんですが消化 不良で下痢しないようにして下さい 先ずは 肝臓とはどういった臓器なのかを患者さんから聞かれたときに返答できる様になりまし ょう 肝臓の形態と働き 1 肝臓の構造 肝臓は 人体の中でもっとも重い臓器で 成人では約1400g 体重の約50分の1の重さが あります 肝臓の血管系には 主に栄養を運ぶ役割をもつ門脈と

More information

緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾

緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾 2 緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾向が強い 多剤耐性緑膿菌は5類感染症定点把握疾患 赤痢菌属 グラム陰性通性嫌気性桿菌 腸内細菌科

More information

<4D F736F F F696E74202D208D758B C381458EFC8E598AFA B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D208D758B C381458EFC8E598AFA B8CDD8AB B83685D> 周産期病とその予防 1 京都大学大学院農学研究科 久米新一 周産期病の発生要因は? 動物は分娩時にさまざまなリスクが発生するが 体内代謝などを適応させてリスクを回避するしくみがある 高泌乳牛では遺伝的能力が向上したため 分娩時のリスクが高まっている (NEFA 増加 低 Ca 血症など ) 不適切な栄養管理などが加わると代謝機能が阻害され 周産期病が多発する 周産期病の予防は? 周産期病の発生にはさまざまな要因が複雑に関与している

More information

スライド タイトルなし

スライド タイトルなし 牧場実習 2012 ( 生体機構学 ) 京都大学大学院農学研究科 久米新一 牛の体温 牛では温度が変化しにくい深部温 ( 直腸温 ) を利用 ( 皮膚温は変わりやすい ) 体温は熱発生量と熱放散量の関係 体温は変動要因 ( 個体差 環境温度 飼料 日内変動など ) が多いが 健康状態を反映 簡易な分娩予知法 : 分娩前の体温の低下 (0.5 程度 ) を利用 ( 発情時には上昇 ) マイクロロボットで膣温が測定できないか

More information

1-1 栄養素の代謝と必要量 : 糖質 炭水化物 1 糖質の消化吸収 デンプンは唾液中のα アミラーゼの作用により加水分解され かなりの部分が消化を受ける ヒト の唾液中に存在するデンプン消化酵素は α アミラーゼがほとんどである 胃では糖質の消化酵素は 分泌されないが 食道から胃内に流入した食塊が

1-1 栄養素の代謝と必要量 : 糖質 炭水化物 1 糖質の消化吸収 デンプンは唾液中のα アミラーゼの作用により加水分解され かなりの部分が消化を受ける ヒト の唾液中に存在するデンプン消化酵素は α アミラーゼがほとんどである 胃では糖質の消化酵素は 分泌されないが 食道から胃内に流入した食塊が 栄養素の代謝と必要量 1-1 糖質 炭水化物 Point 糖質は単糖類 オリゴ糖 二糖類 三糖類など 多糖類に分類される 食物繊維とは ヒトの消化酵素で消化されない食物成分 と定義されている 解糖系はルコースがピルビン酸または乳酸にまで分解される代謝経路であり 細胞質で行われる GI 値が高い食物は血糖値が上がりやすく 低い食物は血糖値が上がりにくいことを表している 日本人は 1 日の摂取エネルギーの

More information

解糖系でへ 解糖系でへ - リン酸 - リン酸 1,-2 リン酸 ジヒドロキシアセトンリン酸 - リン酸 - リン酸 1,-2 リン酸 ジヒドロキシアセトンリン酸 AT AT リン酸化で細胞外に AT 出られなくなる 異性化して炭素数 AT の分子に分解される AT 2 ホスホエノール AT 2 1

解糖系でへ 解糖系でへ - リン酸 - リン酸 1,-2 リン酸 ジヒドロキシアセトンリン酸 - リン酸 - リン酸 1,-2 リン酸 ジヒドロキシアセトンリン酸 AT AT リン酸化で細胞外に AT 出られなくなる 異性化して炭素数 AT の分子に分解される AT 2 ホスホエノール AT 2 1 糖質の代謝 消化管 デンプン 小腸 肝門脈 AT 中性脂肪コレステロール アミノ酸 血管 各組織 筋肉 ムコ多糖プリンヌクレオチド AT 糖質の代謝 糖質からの AT 合成 の分解 : 解糖系 と酸化的リン酸化嫌気条件下の糖質の分解 : 発酵の合成 : 糖新生 糖質からの物質の合成 の合成プリンヌクレオチドの合成 : ペントースリン酸回路グルクロン酸の合成 : ウロン酸回路 糖質の代謝 体内のエネルギー源

More information

アジア近隣 5 カ国における牛乳乳製品の輸入動向 資料 5-2 各国とも輸入額全体に占める脱脂粉乳及び全脂粉乳の割合が高い 高付加価値商品の販売が見込めるチーズ 育児用粉乳等についても各国で一定の割合を輸入 中国の輸入市場は規模が大きく 最近伸びているが割合の小さい LL 牛乳 (2.6%) 市場で

アジア近隣 5 カ国における牛乳乳製品の輸入動向 資料 5-2 各国とも輸入額全体に占める脱脂粉乳及び全脂粉乳の割合が高い 高付加価値商品の販売が見込めるチーズ 育児用粉乳等についても各国で一定の割合を輸入 中国の輸入市場は規模が大きく 最近伸びているが割合の小さい LL 牛乳 (2.6%) 市場で アジア近隣 カ国における牛乳乳製品の輸入動向 資料 -2 各国とも全体に占める脱脂粉乳及び全脂粉乳の割合が高い 高付加価値商品の販売が見込めるチーズ 育児用粉乳等についても各国で一定の割合を輸入 中国の輸入市場は規模が大きく 最近伸びているが割合の小さい LL 牛乳 (2.6%) 市場でも 49 百万ドル (64 億円市場 : ドル = 円換算 ) となっている ( 注 : 日本の牛乳 乳製品の最大輸出額は

More information

Microsoft Word - 体細胞変動.doc

Microsoft Word - 体細胞変動.doc 搾乳前後の乳汁中の体細胞数の変動 松井司 栗原優佳子 明間基生 坂井郁雄 Observation of Variation on Somatic Cell Count during Milking Tsukasa MATSUI,Yukako KURIHARA,Motoo AKEMA and Ikuo SAKAI 要 約 搾乳前後の乳汁中の体細胞数の推移を確認するために 分房ごとに搾乳の前 中 後に乳汁を採取し

More information

2. マイコフ ラス マ性中耳炎子牛の中耳炎原因の 70% 以上は マイコフ ラス マ ホ ヒ スである 3 から 6 週令に発症が多く 3 ヶ月令以上には少ない 中耳炎発症の疫学として 殺菌不十分な廃棄乳の利用 バケツによる がぶ飲み哺乳 による誤嚥 ( 食べ物や異物を気管内に飲み込んでしまうこと

2. マイコフ ラス マ性中耳炎子牛の中耳炎原因の 70% 以上は マイコフ ラス マ ホ ヒ スである 3 から 6 週令に発症が多く 3 ヶ月令以上には少ない 中耳炎発症の疫学として 殺菌不十分な廃棄乳の利用 バケツによる がぶ飲み哺乳 による誤嚥 ( 食べ物や異物を気管内に飲み込んでしまうこと 1. マイコフ ラス マ性肺炎 農場管理 2017 年 3 月 23 日作成マイコフ ラス マ性疾患の衛生管理 子牛のマイコフ ラス マ性肺炎の原因菌としては Mycoplasma bovis, M.dispar, M.bovirhinis が知られている 特に病原性が高いのは Mycoplasma bovis( ホ ヒ ス ) であり 乳牛のマイコ性乳房炎や肺炎 関節炎 中耳炎なども引き 起こす病原菌である

More information

保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用

保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用 資料 1 食品の機能性表示に関する制度 平成 25 年 4 月 4 日 消費者庁 保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用食品 保健の機能の表示ができる

More information

B 農場は乳用牛 45 頭 ( 成牛 34 頭 育成牛 7 頭 子牛 4 頭 ) を飼養する酪農家で 飼養形態は対頭 対尻式ストール 例年 BCoV 病ワクチンを接種していたが 発生前年度から接種を中止していた 自家産牛の一部で育成預託を実施しており 農場全体の半数以上の牛で移動歴があった B 農場

B 農場は乳用牛 45 頭 ( 成牛 34 頭 育成牛 7 頭 子牛 4 頭 ) を飼養する酪農家で 飼養形態は対頭 対尻式ストール 例年 BCoV 病ワクチンを接種していたが 発生前年度から接種を中止していた 自家産牛の一部で育成預託を実施しており 農場全体の半数以上の牛で移動歴があった B 農場 牛コロナウイルス病の発生状況調査 県央家畜保健衛生所 髙山環 井澤清 後藤裕克 吉田昌司 緒言 牛コロナウイルス病はコロナウイルス科 βコロナウイルス属牛コロナウイルス (Coronaviridae Betacoronavirus,Betacoronavirus-1,Bovine coronavirus: BCoV ) を原因とし 成牛 新生子牛に水様下痢や血便 ( 冬季赤痢 ) 呼吸器症状を引き起こす

More information

スライド 1

スライド 1 平成 4 年度家畜感染症学会アンケート事業調査報告 わが国における牛感染症の発生状況ならびにその問題点と対策ー牛の感染症に関する全国アンケート調査からー 菊佳男 ( 家畜感染症学会事務局 ) 独立行政法人農業 食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所 e-mail: yokiku@affrc.go.jp The Society of Farm Animal in Infectious Diseases

More information

農研機構畜産草地研究所シンポジウム|世界的なルーメンバイパスアミノ酸の利用

農研機構畜産草地研究所シンポジウム|世界的なルーメンバイパスアミノ酸の利用 世界的なルーメンバイパスアミノ酸の利用 - アミノ酸バランスを整える エボニックジャパン株式会社 蛋白質の機能 からだの組織などをつくる コラーゲン ( 骨 皮 ) ケラチン ( 毛 爪 ) アクチン ミオシン ( 筋肉 ) カゼイン アルブミン からだの働きを助ける 酵素 抗体 ( 免疫グロブリン ) ホルモン 蛋白質の構造 蛋白質とアミノ酸 アミノ酸は蛋白質を構成するブロック アミノ酸の配列によって蛋白質の形状

More information

安全な畜産物の生産と生産性の向上適正な飼養管理家畜の健康の維持 家畜のアニマルウェルフェア (Animal Welfare) とは 国際獣疫事務局 (OIE) のアニマルウェルフェアに関する勧告の序論では アニマルウェルフェアとは 動物が生活及び死亡する環境と関連する動物の身体的及び心理的状態をいう

安全な畜産物の生産と生産性の向上適正な飼養管理家畜の健康の維持 家畜のアニマルウェルフェア (Animal Welfare) とは 国際獣疫事務局 (OIE) のアニマルウェルフェアに関する勧告の序論では アニマルウェルフェアとは 動物が生活及び死亡する環境と関連する動物の身体的及び心理的状態をいう アニマルウェルフェアに配慮した 家畜の飼養管理 平成 30 年 6 月 生産局畜産部畜産振興課 安全な畜産物の生産と生産性の向上適正な飼養管理家畜の健康の維持 家畜のアニマルウェルフェア (Animal Welfare) とは 国際獣疫事務局 (OIE) のアニマルウェルフェアに関する勧告の序論では アニマルウェルフェアとは 動物が生活及び死亡する環境と関連する動物の身体的及び心理的状態をいう と定義されている

More information

BUN(mg/dl) 分娩後日数 生産性の良い牛群の血液データを回収 ( 上図は血中尿素窒素の例 ) 各プロットが個々の牛のデータ BUN(mg/dl) BUN(mg/dl)

BUN(mg/dl) 分娩後日数 生産性の良い牛群の血液データを回収 ( 上図は血中尿素窒素の例 ) 各プロットが個々の牛のデータ BUN(mg/dl) BUN(mg/dl) C.MPT 検査結果の読み方血液検査値やBCS RS の検査結果が出たら 5-B の各 MPT 項目の適正範囲グラフに 得られた MPT 検査結果をプロットしていきます ( 図 5-C) 適正範囲グラフの上下限値から逸脱している項目 あるいは逸脱しそうな項目をチェックしていきます 前回の検査があれば それに比べてプロットの動きがどのように変化したかも調べます この場合は値が適正範囲内にあってもその変化の状況を把握しておきます

More information

豚繁殖 呼吸障害症候群生ワクチン ( シード ) 平成 24 年 3 月 13 日 ( 告示第 675 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した弱毒豚繁殖 呼吸障害症候群ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を凍結乾燥したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株

豚繁殖 呼吸障害症候群生ワクチン ( シード ) 平成 24 年 3 月 13 日 ( 告示第 675 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した弱毒豚繁殖 呼吸障害症候群ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を凍結乾燥したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 豚繁殖 呼吸障害症候群生ワクチン ( シード ) 平成 24 年 3 月 13 日 ( 告示第 675 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した弱毒豚繁殖 呼吸障害症候群ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を凍結乾燥したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 2.1.1 名称豚繁殖 呼吸障害症候群ウイルス JJ1882 株又はこれと同等と認められた株 2.1.2

More information

Microsoft Word - 04類( ).doc

Microsoft Word - 04類( ).doc 4 類 1. 関税率表第 4 類注 3(c) に規定する 成型が可能なもの の範囲について 成型が可能なもの とは 型に詰めた後その型枠を取り外しても原形を留めているものをいう したがって 通常のナチュラルチーズ ( 例えば ゴーダチーズ チェダーチーズ ) 程度の硬さを有するものは 成型が可能なもの に含める 4 類 2. 関税率表第 4 類における滅菌したもの 冷凍したもの及び保存に適する処理をしたものの意義について

More information

徳島県畜試研報 No.14(2015) 乾乳後期における硫酸マグネシウム添加による飼料 DCAD 調整が血液性状と乳生産に及ぼす影響 田渕雅彦 竹縄徹也 西村公寿 北田寛治 森川繁樹 笠井裕明 要 約 乳牛の分娩前後の管理は産後の生産性に影響を及ぼすとされるが, 疾病が多発しやすい時期である この時

徳島県畜試研報 No.14(2015) 乾乳後期における硫酸マグネシウム添加による飼料 DCAD 調整が血液性状と乳生産に及ぼす影響 田渕雅彦 竹縄徹也 西村公寿 北田寛治 森川繁樹 笠井裕明 要 約 乳牛の分娩前後の管理は産後の生産性に影響を及ぼすとされるが, 疾病が多発しやすい時期である この時 乾乳後期における硫酸マグネシウム添加による飼料 DCAD 調整が血液性状と乳生産に及ぼす影響 田渕雅彦 竹縄徹也 西村公寿 北田寛治 森川繁樹 笠井裕明 要 約 乳牛の分娩前後の管理は産後の生産性に影響を及ぼすとされるが, 疾病が多発しやすい時期である この時期に多発する疾病のうち低カルシウム血症は様々な疾病と関わりがあり, より簡素な予防方法が求められている 分娩後の低カルシウム血症を防ぐ方法として提唱されているのが,

More information

<4D F736F F F696E74202D204A A815B E82CD82DC82C882B78E9197BF>

<4D F736F F F696E74202D204A A815B E82CD82DC82C882B78E9197BF> 北海道農業共済組合連合会 乳量出荷制限期間はじめに 乳房炎の内側の症状は菌によって様々 抗生剤は何が良い? よりも菌は何か? どの程度回復が期待できるのか? を知ることが大切 治りにくい乳房炎が多いとすると 治療よりも予防に力を注いだ方が絶対に得 乳房炎は全て同じではない 乳房炎の治りやすさ SA 血管白血球 ウヘ リスレンサリスレンサ球菌 (OS) CNS ウヘ リスリス以外以外の OS 大腸菌群エント

More information

健康な生活を送るために(高校生用)第2章 喫煙、飲酒と健康 その2

健康な生活を送るために(高校生用)第2章 喫煙、飲酒と健康 その2 11 1 長期にわたる大量飲酒が 引き起こす影響 脳への影響 アルコールは 脳の神経細胞に影響を及ぼし その結果 脳が縮んでいきます 脳に対 するアルコールの影響は 未成年者で特に強いことが知られています 写真B 写真A 正常な脳のCT 写真C 写真D アルコール 依 存 症 患者の脳の 正常な脳のCT Aに比べてやや CT Aとほぼ同じ高さの位置の 低い位置の断面 断面 脳の外側に溝ができ 中央

More information

い 乳房炎によって乳量が増加することはないので 確率変数と見た場合の泌乳量の分布は減少局面のみとなるため 酪農生産基盤が ぜいじゃく 脆弱化している近年においてはその効果が 需給に大きな影響を及ぼしうる 乳房炎を経済的側面から分析した研究はいくつかあるが そのほとんどは経営段階や全国のマクロレベルで

い 乳房炎によって乳量が増加することはないので 確率変数と見た場合の泌乳量の分布は減少局面のみとなるため 酪農生産基盤が ぜいじゃく 脆弱化している近年においてはその効果が 需給に大きな影響を及ぼしうる 乳房炎を経済的側面から分析した研究はいくつかあるが そのほとんどは経営段階や全国のマクロレベルで 調査 報告 学術調査 乳房炎が酪農経営 生乳 乳製品供給に及ぼす影響 東京大学大学院農学生命科学研究科准教授齋藤勝宏東京大学大学院農学生命科学研究科准教授芳賀猛創価大学経済学部准教授近貞美津子東京大学大学院農業資源経済学専攻博士課程佐藤秀保東京大学農学部獣医学専修学生大川愛絵 要約 本研究では 乳房炎を念頭におき 生乳生産が減少した場合に牛乳 乳製品の需給にどのような影響を及ぼすかと言う点と乳房炎が生乳生産にどの程度影響を及ぼしているかについてモデルを用いて数値的に検討する

More information

日本の糖尿病患者数は増え続けています (%) 糖 尿 25 病 倍 890 万人 患者数増加率 万人 690 万人 1620 万人 880 万人 2050 万人 1100 万人 糖尿病の 可能性が 否定できない人 680 万人 740 万人

日本の糖尿病患者数は増え続けています (%) 糖 尿 25 病 倍 890 万人 患者数増加率 万人 690 万人 1620 万人 880 万人 2050 万人 1100 万人 糖尿病の 可能性が 否定できない人 680 万人 740 万人 糖尿病とは? 糖尿病とは ブドウ糖が血液の中に増えすぎてしまう病気です 糖尿病には 1 型と 2 型があり 2 型糖尿病の発症に生活習慣が深くかかわっています 食べ過ぎ 運動不足 日本の糖尿病患者数は増え続けています (%) 糖 35 30 尿 25 病 20 35 倍 890 万人 患者数増加率 15 10 5 0 1 1370 万人 690 万人 1620 万人 880 万人 2050 万人 1100

More information

2015 1,200 A B J 一般社団 Jミルク牛乳乳製品の知識改訂版 001

2015 1,200 A B J 一般社団 Jミルク牛乳乳製品の知識改訂版 001 牛乳乳製品の知識 牛の乳から できるもの 牛乳 成分調整牛乳 低脂肪牛乳 無脂肪牛乳 乳飲料 加工乳 牛乳乳製品の知識 改訂版 改訂版 生クリーム バター はっ酵乳 ヨーグルト コーヒー用クリーム 発酵バター フローズンヨーグルト サワークリーム 乳酸菌飲料 クリーミングパウダー 1 2 生 乳 の は な し 全脂粉乳 育児粉乳 ナチュラルチーズ 脱脂粉乳 スキムミルク フォローアップミルク プロセスチーズ

More information

あたらしい 農業技術 No.530 あたらしい牛群検定情報の分析システム ~ 検定情報を利用した飼養管理チェック~ 平成 21 年度 - 静岡県産業部 - 要 旨 1 技術 情報の内容および特徴 酪農家における生乳生産 生乳品質の向上のために牛群検定の実施は必要不可欠ですが 成績表が届くまでに時間がかかり 加えてフィールドで検定成績を利用するためには一定のデータ解析技術を必要とします そこで 飼養管理と繁殖管理に役立つよう牛群検定情報を自動解析し

More information

日本脳炎不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した日本脳炎ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 名称日本脳炎ウイル

日本脳炎不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した日本脳炎ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 名称日本脳炎ウイル 日本脳炎不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した日本脳炎ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 2.1.1 名称日本脳炎ウイルス中山株薬検系又はこれと同等と認められた株 2.1.2 性状豚腎初代細胞で増殖し がちょう 鶏初生ひな及びはとの赤血球を凝集する

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 基本的事項 脂 質 脂質 (lipids) 水に不溶で 有機溶媒に溶解する化合物栄養学的に重要な脂質脂肪酸 中性脂肪 リン脂質 糖脂質 ステロール類 機能エネルギー産生の主要な基質脂溶性ビタミンの吸収ステロイドホルモン ビタミン D の前駆体 消化 吸収 代謝 トリアシルグリセロール 膵リパーゼ 消化 吸収リン脂質 膵ホスホリパーゼA2 消化 吸収コレステロールエステル コレステロールエステラーゼ

More information

2. 乳酸菌製剤 :Lactobacillus Delbrueckii, 通称名 : アンティムッファ株の特徴 抗カビ活性 (Anti Muffa) を有し 且つ単独で用いてもプロバイオティクス活性に優れる新 規な乳酸菌を提供することで 乳酸菌名 : ラクトバチルス デルブリッキー ( Lactob

2. 乳酸菌製剤 :Lactobacillus Delbrueckii, 通称名 : アンティムッファ株の特徴 抗カビ活性 (Anti Muffa) を有し 且つ単独で用いてもプロバイオティクス活性に優れる新 規な乳酸菌を提供することで 乳酸菌名 : ラクトバチルス デルブリッキー ( Lactob ぬか床ベッド用堆肥の作り方 乳房炎と環境 2018/07/04 ぬか床ベッド とは 乳酸菌製剤( 商品名 : バイオバランス, 乳酸菌名 : Lactobacillus delbrueckii Anti Muffa strain 以下アンティムッファ株) を乳牛に経口投与して その堆肥を静置堆積により増殖した放線菌類をフリーバーン牛舎のベッドに戻し堆肥と共に広く拡散することで 環境性乳房炎を予防しようとするベッドコントロール手法であると定義した

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 細菌の代謝と増殖 感染症学 微生物学概論 A. 微生物学の基本 d. 細菌の代謝 e. 細菌の増殖 6 細菌の主要な代謝経路を産物を列挙する 7 呼吸と発酵の違いを説明する 8 細菌の増殖曲線を説明する B. 感染症学 a. 微生物と宿主の関係 b. 宿主の防御因子 1 微生物と宿主の関係を列挙する 2 共生 偏共生 寄生の違いを説明する 3 感染と発症の違いを説明する 4 微生物の感染に対する宿主の防御因子を説明する

More information

動物の生活と生物の進化 消化と吸収 次の問いに答えなさい 液1 試験管を40 ぐらいの湯につけた理由を書きなさい (1) 図のように,~Dの₄ 本の試験管にデンプン溶液をとり,とに デンプン溶液だはだ液を,とDにはそれぞれ同量の水を入れ, 約 40 に保った 約 D 10 分後,とにはヨ

動物の生活と生物の進化 消化と吸収 次の問いに答えなさい 液1 試験管を40 ぐらいの湯につけた理由を書きなさい (1) 図のように,~Dの₄ 本の試験管にデンプン溶液をとり,とに デンプン溶液だはだ液を,とDにはそれぞれ同量の水を入れ, 約 40 に保った 約 D 10 分後,とにはヨ 動物の生活と生物の進2-2 映像との対応 / 2 年 消化と吸収 1 消化 (1)( 1 消化 ) 食物中の成分を分解し, からだの中に吸収しやすい形に変化させること 1 ( 2 2 ( 3 (2) 消化のしくみ 消化管 ) 口から, 食道, 胃, 小腸, 大腸などを経て肛門に終わる ₁ 本の長い管 消化液 ) 食物を消化するはたらきをもつ液 1 食物中の成分は, 消化管を移動して消化され, 吸収されやすい形になる

More information

下痢 消化管粘膜が損傷をうけるために起こります 好中球 白血球 減少による感 染が原因の場合もあります セルフケアのポイント 症状を和らげる 下痢になると 体の水分と電解質 ミネラル が失われるので ミネラルバ ランスのとれたスポーツドリンクなどで十分補うようにしましょう 冷えすぎた飲み物は 下痢を悪化させることがあるので控えましょう おなかが冷えないよう腹部の保温を心がけましょう 下痢のひどいときは

More information

Microsoft Word 村田.doc

Microsoft Word 村田.doc 豊浦獣医科クリニック村田知 離乳日齢に応じた母豚の栄養管理 はじめに 母豚の栄養管理を行う目的は どこにあるのでしょうか 母豚のサイクルは 候補豚 ( 育成 ) 期 妊娠期 授乳期 離乳期 妊娠期という流れになっています このうち 授乳期の母豚の栄養状態を左右する要因として大きいのが 授乳日数の問題です この授乳日数の長短により 母豚の消耗度合いと回復度合いに差が生じます そして次回の繁殖成績だけでなく

More information

研究の中間報告

研究の中間報告 新生子牛と免疫 久米新一 京都大学大学院農学研究科 肉用子牛の疾病増加 哺乳ロボットによる 人工哺乳 多頭化等により 肉用子牛の下痢 肺炎などによる損失が増加 平成 19 年度の肉用牛の胎児 出生子牛の死廃事故は 2 万 7918 頭 ( 共済金 :20.7 億円 ) 子牛の損耗防止 発育改善が必要 表 和牛の家畜共済事業実績 ( 平成 17 年度 ) 引受頭数死廃頭数病傷頭数支払共済金 ( 円 )

More information

< E816A95CA8B4C976C8EAE91E631348D E88AFA95F18D908F91976C8EAE816A2E786C7378>

< E816A95CA8B4C976C8EAE91E631348D E88AFA95F18D908F91976C8EAE816A2E786C7378> 様式第十四号 ( 第二十一条の二関係 ) 定期報告書 平成 年月日 様 住所 氏名 印 電話番号 - - 家畜伝染病予防法第 条の 第 項の規定により 以下のとおり報告します. 基本情報 家畜の所有者の氏名又は名称 家畜の所有者の住所 郵便番号 - 管理者の氏名又は名称 管理者の住所 郵便番号 - 農場の名称 農場の所在地 郵便番号 - 乳用雌牛 成牛育成牛子牛 家畜の種類及び頭羽数 頭頭頭 肥育牛

More information

Concept -02-

Concept -02- Concept -02- 理想の体 最高の自分を目指すため 男たちは己を鍛え上げる 自分との闘いに勝ち限界を超え さらなる高みを目指す男たちをサポートしたい 半世紀にわたり食品添加物を作り続けるプロ集団が贈る最強のサプリメント 鍛え抜かれた体のその先へ -03- Item / Protein より純度の高い体を目指す それにはより純度の高いプロテインが必要 老舗だからこその徹底した品質管理と 高品質の原料調達により生み出された最高のプロテイン

More information

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12(B. lactis)( 以下 当該成分 ) を含む当社製品 ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 ( 以下 当該製品 ) に関する評価

More information

1 編 / 生物の特徴 1 章 / 生物の共通性 1 生物の共通性 教科書 p.8 ~ 11 1 生物の特徴 (p.8 ~ 9) 1 地球上のすべての生物には, 次のような共通の特徴がある 生物は,a( 生物は,b( 生物は,c( ) で囲まれた細胞からなっている ) を遺伝情報として用いている )

1 編 / 生物の特徴 1 章 / 生物の共通性 1 生物の共通性 教科書 p.8 ~ 11 1 生物の特徴 (p.8 ~ 9) 1 地球上のすべての生物には, 次のような共通の特徴がある 生物は,a( 生物は,b( 生物は,c( ) で囲まれた細胞からなっている ) を遺伝情報として用いている ) 1 編 / 生物の特徴 1 章 / 生物の共通性 1 生物の共通性 教科書 p.8 ~ 11 1 生物の特徴 (p.8 ~ 9) 1 地球上のすべての生物には, 次のような共通の特徴がある 生物は,a( 生物は,b( 生物は,c( ) で囲まれた細胞からなっている ) を遺伝情報として用いている ) を利用していろいろな生命活動を行っている 生物は, 形質を子孫に伝える d( ) のしくみをもっている

More information

Taro-kv12250.jtd

Taro-kv12250.jtd ニューカッスル病 マレック病 ( ニューカッスル病ウイルス由来 F 蛋白遺伝子導入マレック病ウイルス 1 型 ) 凍結生ワクチン 平成 22 年 8 月 12 日 ( 告示第 2288 号 ) 新規追加 ニューカッスル病ウイルスのF 蛋白をコードする遺伝子を弱毒マレック病ウイルス (1 型 ) に挿入して得られた組換え体ウイルスを培養細胞で増殖させて得た感染細胞浮遊液を凍結したワクチンである 1 小分製品の試験

More information

馬ロタウイルス感染症 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した馬ロタウイルス (A 群 G3 型 ) を同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化し アジュバント

馬ロタウイルス感染症 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した馬ロタウイルス (A 群 G3 型 ) を同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化し アジュバント 馬ロタウイルス感染症 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 24 年 7 月 4 日 ( 告示第 1622 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した馬ロタウイルス (A 群 G3 型 ) を同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を不活化し アジュバントを添加したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 2.1.1 名称馬ロタウイルス Ho-5MA 株又はこれと同等と認められた株

More information

48小児感染_一般演題リスト160909

48小児感染_一般演題リスト160909 10000 E-1-13 11/19( 土 ) 13:00~14:00 E 会場一般演題 ( 口演 ) マイコプラズマ 1 10001 D-1-7 11/19( 土 ) 10:00~11:10 D 会場一般演題 ( 口演 ) インフルエンザ 1 10002 D-1-8 11/19( 土 ) 10:00~11:10 D 会場一般演題 ( 口演 ) インフルエンザ 1 10003 D-1-9 11/19(

More information

1 管内の牛ヨーネ病検査と患畜の発生状況 県央家畜保健衛生所 池田暁史仙波裕信 横澤こころ前田卓也 はじめに 牛ヨーネ病は 昭和 年に家畜伝染病予防法 ( 以下 法 という ) の 家畜伝染病に指定されて以降 発生頭数が増加し 平成 1 年の法改正に伴い撲滅対象疾病として全国的に定期検査を行っている 1) 本県では法第 5 条の規定に基づく牛ヨーネ病検査を平成 11 年度から開始した その後 当所管内においては

More information

2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果

2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果 2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果汁飲料 ) の飲用試験を実施した結果 アトピー性皮膚炎症状を改善する効果が確認されました なお 本研究成果は

More information

平成 27 年 3 月 4 日農林水産省消費 安全局 平成 27 年度食品の安全性に関する有害化学物質及び有害微生物のサーベイランス モニタリング年次計画 1. 基本的な考え方食品安全行政にリスクアナリシスが導入され 科学に基づいた行政の推進が必要となっています このため 農林水産省は 食品の安全性

平成 27 年 3 月 4 日農林水産省消費 安全局 平成 27 年度食品の安全性に関する有害化学物質及び有害微生物のサーベイランス モニタリング年次計画 1. 基本的な考え方食品安全行政にリスクアナリシスが導入され 科学に基づいた行政の推進が必要となっています このため 農林水産省は 食品の安全性 平成 27 年 3 月 4 日農林水産省消費 安全局 平成 27 年度食品の安全性に関する有害化学物質及び有害微生物のサーベイランス モニタリング年次計画 1. 基本的な考え方食品安全行政にリスクアナリシスが導入され 科学に基づいた行政の推進が必要となっています このため 農林水産省は 食品の安全性に関するリスク管理の標準的な作業手順を記述した 農林水産省及び厚生労働省における食品の安全性に関するリスク管理の標準手順書

More information

平成 30 年度アグリ技術シーズセミナー in 沖縄 沖縄産資源を活用したヤギ用飼料の開発と 沖縄肉用ヤギのブランド化へ向けた研究 取組 琉球大学農学部長嶺樹

平成 30 年度アグリ技術シーズセミナー in 沖縄 沖縄産資源を活用したヤギ用飼料の開発と 沖縄肉用ヤギのブランド化へ向けた研究 取組 琉球大学農学部長嶺樹 沖縄産資源を活用したヤギ用飼料の開発と 沖縄肉用ヤギのブランド化へ向けた研究 取組 琉球大学農学部長嶺樹 本日の講演内容 ヤギについて 豆腐粕サイレージは子ヤギ育成用飼料となり得るか 現在取り組んでいる研究プロジェクト 消化管構造の比較 ( イヌ ウマ ウシ ) ウマ ( 後腸発酵動物 ) イヌ ( 肉食動物 ) ヤギ ( 前胃発酵動物 ) 大きい 長い 小さい 短い 1: 胃 2: 小腸 3: 盲腸

More information

スライド タイトルなし

スライド タイトルなし 高泌乳牛の移行期の栄養管理 と周産期病の予防 2 京都大学大学院農学研究科 久米新一 動物の恒常性と適応 1) 動物の恒常性維持機能 : 動物は常に変動する体外からの情報を受け取り それに適切に対応しながら 体内の生理機能を常に一定の範囲内に維持して 健康を保っている 2) 適応の重要性 : 外部環境あるいは体内の変化に対して 神経系 内分泌系 免疫系などの機能を高めて 体内の変化を最小限にする 図

More information

Microsoft PowerPoint - 100826上西説明PPT.ppt

Microsoft PowerPoint - 100826上西説明PPT.ppt 牛乳 乳製品摂取とメタボリックシンドローム に関する横断的研究結果発表 説明資料 2010.8.26 調査 研究概要 1 1. 乳業メーカー 4 社の協力で大規模調査を実施 2 牛乳 乳製品とメタボリックシンドロームとの関係を大規模調査で研究 食生活 生活習慣と健康に関する調査研究 概要 調査対象者 20 代 ~60 代の乳業メーカー ( 日本ミルクコミュニティ 明治乳業 森永乳業 雪印乳業 ) 勤務者および家族

More information

マイコプラズマについて

マイコプラズマについて マイコプラズマの種類と感染について 北海道根室家畜保健衛生所 内藤友子 1 マイコプラズマとは 細菌 ウイルス 原虫 サルモネラ 大腸菌 ブドウ球菌 など マイコプラズマ ロタウイルス 牛白血病ウイルス コロナウイルス など 細菌の一種 コクシジウム クリプトスポリジウム など でもちょっと違う 2 マイコプラズマとは 一般細菌 細胞壁 細胞膜 マイコプラズマ 細胞壁がない! 小さい! 形を変えられる!

More information

あなたの農場に、妊娠牛は何頭いますか?

あなたの農場に、妊娠牛は何頭いますか? 乳牛の新しい栄養設計ソフト AMTS の紹介 ~ 米国 AMTS 社訪問 ~ この夏 乳牛の新しい栄養設計ソフト AMTS についての理解を深めるため アメリカ ニューヨーク州の AMTS 社を訪問してきました AMTS は日本でも馴染みの深い CPM-Dairy の後継に当たる栄養設計ソフトです 開発の背景には CPM-Dairy が今後これ以上更新されず 新しい世代の栄養設計ソフトが必要とされてきていることがあります

More information

名称未設定-2

名称未設定-2 解説 新しい牛群検定成績表について ( その 24) 検定成績表を見る順番 1( 基本編 ) 電子計算センター電算課長相原光夫 冒頭から私ごとで恐縮ですが 僭越ながら各地の牛群検定研修会の講師を務めさせて頂くことがあります 一所懸命大役を務めて 最後に 質問はありませんか と問いかけるわけです すると 意外と多い質問が 自分は検定を始めたばかりで 検定成績表の山ほどある数字の羅列を ひとつひとつ講義のとおりに見ることは出来ない

More information

乳牛の繁殖技術と生産性向上

乳牛の繁殖技術と生産性向上 東海地域家畜生産性向上技術検討会 (2007.10.31) 乳牛の繁殖技術と生産性向上 山本動物診療所山本広憲 ( 愛知県常滑市 ) 当診療所の業務 ( 大動物部門 ) 定期繁殖検診業務 (12 農家 600 頭 ) 月 2 回の巡回検診 牛群検定指導 フレッシュチェック 妊娠診断 繁殖治療牛受精卵移植業務 ( 年間 800 頭 ) 受精卵の移植 ( 体内 体外 ) 採卵へのアプローチ ( 県 ET

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 資料 1-1 加工原料乳の数量の認定等について 平成 30 年 3 月 農林水産省 生産局畜産部牛乳乳製品課生乳班 国へ 年間販売計画の提出 締切 : 月 8 日まで 生産局長通知別記様式第 1 号及び別記様式第 号 都道府県へ 生乳の処理量等の報告 毎月 :8 日及び 0 日より前まで 自ら所有する施設で乳製品を製造する事業者 都道府県へ 乳業への搬入数量等の報告 毎月 :8 日及び 0 日より前まで

More information

第51回日本小児感染症学会総会・学術集会 採択結果演題一覧

第51回日本小児感染症学会総会・学術集会 採択結果演題一覧 登録番号 演題番号 日にち 時間 会場 発表形式 セッション名 10000 D-1-19 10 月 26 日 14:10 ~ 15:10 D 会場 一般演題 ( 口演 ) インフルエンザ2 10001 D-2-5 10 月 27 日 8:40 ~ 9:30 D 会場 一般演題 ( 口演 ) 予防接種 ワクチン1 10002 G-2-14 10 月 27 日 14:20 ~ 15:10 G 会場 一般演題

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 酵素 : タンパク質の触媒 タンパク質 Protein 酵素 Enzyme 触媒 Catalyst 触媒 Cataylst: 特定の化学反応の反応速度を速める物質 自身は反応の前後で変化しない 酵素 Enzyme: タンパク質の触媒 触媒作用を持つタンパク質 第 3 回 : タンパク質はアミノ酸からなるポリペプチドである 第 4 回 : タンパク質は様々な立体構造を持つ 第 5 回 : タンパク質の立体構造と酵素活性の関係

More information

中酪情報_表紙01月号01

中酪情報_表紙01月号01 酪農関係データ 平成 27 年度 11 月用途別販売実績 ( 速報 ) 平成 27 年 12 月 15 日一般社団法人中央酪農会議 1) 総受託乳量 2) 販売乳量 ( 全乳哺育 緊急余乳を除く ) 11 月 4-11 月累計 11 月 4-11 月累計 トン % トン % トン % トン % 北海道 302,972 102.0 2,533,425 101.7 北海道 302,972 102.0 2,533,425

More information

Microsoft Word 特集(石川弘道氏).doc

Microsoft Word 特集(石川弘道氏).doc はじめに離乳から 70 日齢の いわゆる離乳子豚の時期が 豚の一生の間で最も病気に罹りやすい時期といえる PRRS PMWS といった近年問題になっている疾病はもちろんのこと スス病 連鎖球菌症 グレーサー病 浮腫病 マイコプラズマ病など枚挙に暇がない この原因として 母豚からの移行抗体の消失がこの時期にあたる 離乳時に 移動 環境の変化 餌の切り替え 群編成など多くのストレスが子豚に襲いかかるなどが考えられる

More information