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しじんさかど
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1 JSWAS K JSWAS K 下水道用リブ付硬質塩化ビニル管 PRP 11 (JSWAS K 13) / PRP 12 (JSWAS K 17) 施工ハンドブック 101

3 目次 1. 規格 2. リブパイプの色 3. 運搬および保管 4. 基礎工 5. 管のレベル出し 6. 管の接合 7. 支管取付け作業 8. マンホールとの接合 9. リブ付小型マンホールとの接合 10. フラット自在の接合 11. 埋戻しと締め固め 12. 本管破損時の基本的な補修工法 13.Q&A( リブの欠け等 ) 本文中のマークの見方警告大けがや重大な事故を起こす原因となる事項には上記のマークを表示してありますので必ずお守りください製品性能を確保できない原因となる事項には上記のマークを表示してありますので必ずお守りください

4 1. 規格直管および異形管受口およびゴム輪差し口 ( 共通 ) ( 単位 : mm ) 受口部外径リブ外径リブ高さリブ幅近似内径 1m 当りの呼び径シール部外径厚さ D DR HR リブ間隔 ES d 受口外径内径平行部長さ全長質量 (kg) DS t ( 参考 )( 参考 )( 参考 ) P D0 d1 0 ( 参考 )( 参考 ) ( 参考 ) ( 参考 )( 最小 )( 最小 )( 参考 ) ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 標線位置は呼び径 150 の場合は管端より 6 番目と 7 番目のリブの間呼び径 200 以上は 5 番目と 6 番目のリブの間とします片受け直管直管両受け直管略号 PRP JSWAS K-13 略号 WPRP JSWAS K-13 1

5 マンホール継手上流用マンホール継手略号 MR-PRP JSWAS K-13 下流用マンホール継手略号 MSA-PRP JSWAS K-13 副管分岐用マンホール継手略号 MRL-PRP JSWAS K-13 くら型マンホール継手略号 MRK-PRP 円形マンホール用 JSWAS K-13 PRP-11 角形マンホール用ゴム可とうマンホール継手貼付型略号 MRGP-PRP PRP-11 拡径型略号 MRGK-PRP PRP-11 2

6 内副管内副管十字型略号 MRL-UC-PRP JSWAS K-13 PRP-11 変換継手 VU-RR 受口ーリブ差し口変換継手リブ受口ー VU 差し口変換継手 Ⅰ 型略号 RR-PRP 略号 PRP-VU-Ⅰ JSWAS K-13 JSWAS K-13 リブ受口 VU 差し口変換継手 Ⅱ 型 VU 差し口リブ差し口変換継手略号 PRP-VU-Ⅱ 略号 VU-PRP JSWAS K-13 JSWAS K-13 3

7 補修継手カラー略号 SYR-PRP JSWAS K-13 枝付き管 90 度枝付き管 90 度自在枝付き管略号 TR-PRP 略号 TRF-PRP JSWAS K-13 JSWAS K-13 ゴム可とう枝付き管略号 TF-PRP PRP-11 4

8 支管 90 度支管 ( 取付け管用 ) 副管用 90 度支管略号 90SVR-PRP 略号 VS-PRP JSWAS K-13 JSWAS K 度自在支管 ( 取付け管用 ) 60 度自在支管 ( 取付け管用 ) 略号 45SVRF-PRP 略号 60SVRF-PRP JSWAS K-13 JSWAS K 度自在支管 ( 取付け管用 ) ゴム可とう支管 ( 取付け管用 ) 略号 90SVRF-PRP JSWAS K-13 略号 90SVF-PRP PRP-11 5

9 ゴムシール型支管 90 度支管自在 90 度支管略号 90SVR-PRP-L PRP-11 略号 90SVRF-PRP-L PRP-11 ゴム可とう支管略号 90SVF-PRP-L PRP-11 6

10 リブ付小型マンホール起点 90 度曲り ( 右 )( 左 ) 略号 KT-PRP 略号 90L 右左 -PRP ストレート略号 ST-PRP 起点形ドロップ略号 KDR-PRP 7

11 自在受口形 ( フラット自在 ) 90 度曲り ( 右 )( 左 ) 略号 90L 右左 -F-PRP ストレート略号 ST-F-PRP リブ付小型マンホール用継手リブ本管自在継手略号 PMF-PRP リブくら型マンホール継手略号 KDRS-PRP リブ付小型マンホール専用です 8

パイプ表面の温度上昇を抑えられるため曲がりが発生しにくくなっています ( 当協会調べで夏場リブパイプと VU 管に最大 19 の昇温差を確認しています ) 参考 :

12 2. リブパイプの色従来の下水道パイプとは違いリブパイプの色には以下のような特長があります下水のイメージを一新するさわやかな青紫色夏期の屋外保管でも曲がりにくい VU 管は日光が当たる部分と影の部分との温度差により曲がりが発生しますリブパイプは青紫色で VU 管の灰色に比べ太陽熱を吸収しにくくまたリブ構造によるフィン効果でパイプ表面の温度上昇を抑えられるため曲がりが発生しにくくなっています ( 当協会調べで夏場リブパイプと VU 管に最大 19 の昇温差を確認しています ) 参考 : リブパイプ屋外曝露による昇温実験結果実験条件日時 :2002 年 8 月 29 日天候 : 快晴管種 : リブパイプφ200 1m VU 管 φ200 1m 測定箇所 : 両管端部及び中央部の上下左右 ( 計 12 箇所 ) 測定値 : 測定箇所の最大温度 9

13 3. 運搬および保管 1. 運搬運搬時にリブパイプを引きずったり荷台の角に当てないでください 10

14 2. 保管リブパイプの保管には不陸が生じないよう平たんな場所を選び約 10cm 角の枕木を約 1m 間隔で置きその上に管を静置してくださいまた原則として屋内で保管しやむを得ず屋外に保管する時には簡単な屋根を設けるか不透明シートをかけて直射日光を避け熱気がこもらないよう風通しよく保ってください管の保管呼び径積上げ段数段数以下 4 以下長期にわたって保管する場合ゴム輪は差し口から外し屋内の冷暗所に保管してくださいまた接着剤接合剤および滑剤も変質を避けるため冷暗所に保管してください 11

15 4. 基礎工砂基礎はもちろん砕石基礎も可能です 1) 砂基礎 2) 砕石基礎種クラッシャーラン粒度調整砕石単粒度砕石再生砕石砕石の適応種類類 C 40 C 30 C 20 M 40 M 30 M 25 S 13(6 号 ) S 5(7 号 ) RC 40 RC 30 RC 20 粒度範囲 ( mm )

16 5. 管のレベル出しリブパイプは独自のリブ構造を有するため以下のことにしてください 1) 砂基礎設計の管底部高さ施工時の管据付け高さリブパイプの管底部を管据付け面に合わせて施工してくださいまた設計 H 管底部高さに右表の H を加えて管据付け高さとして 2) 砕石基礎設計の管底部高さ施工時の管据付け高さ施工時には設計管底部高さに右表の H を加えて管据付け高さとしてください H ください砂を充填砂砕石を充填砕石 13

17 砂基礎砕石基礎における管据付け高さと管底部高さの寸法差 (H) とその他参考寸法は以下を参照してください呼び径 H a b ( 単位 : mm ) HR 管据付け面を十分に締め固めできない場合はリブの一部がめり込んで管が沈下することがありますのであらかじめ沈下しろを見込んで施工してください 14

18 6. 管の接合 1. 工具類リブパイプの配管作業に必要な工具類は以下のとおりです作業名切断管の接合小型マンホールの接合直管の心出しと固定せん孔支管接合マンホール接合工具類 ( 参考 ) 工具類ジグソー又はのこぎりハンドグラインダースケール油性ペンウエス 100V 電源リード線など硬質塩化ビニル管専用滑剤刷毛ウエススケール油性ペン挿入機 ( 荷締め機ヒッパラー等 ) 及びワイヤーロープてこ棒及びあて木 ( 挿入機を使用しない場合 ) L 型定規下げ振り水準器杭水糸焼なまし番線 (#10 程度 ) ドリルホルソーヤスリスケール型紙油性ペン 100V 電源リード線樹脂系接合剤ウエス焼きまなし番線 (#10 程度 ) シノ普通モルタル又は急結モルタル樹脂系接合剤焼なまし番線 (#10 程度 ) シノあて木 15

19 2. 切断管を切断する場合は必要長さの寸法出しを正確に行います必要長さの寸法が切断溝に一致しない場合は下図のように長い方の切断溝を切断位置とします切断は切断溝に沿って正確にジグソー又はのこぎりで切断溝の食い違いが生じないようして切断します仕上げとして切断面に生じたばりや食い違いを平らにし糸面取りして仕上げます 16

20 3. ゴム輪の位置確認ゴム輪の位置が端から数えて 2 番目と 3 番目のリブの間に装着されていることを確認してくださいまた標線の位置が下図に示している 5 番目と 6 番目のリブの間に記入されていることも確認してくださいただし呼び径 150 の標線の位置は 6 番目と 7 番目の間になります警告装着ゴム輪を装着する場合はゴム輪を引張って装着しますがその際リブとゴム輪の間に指をはさむ危険性があるため十分ごくださいなおドライバー等を用いる場合ゴム輪を傷つけないようにしてください取外しゴム輪には裏表があるのでごくださいなおゴム輪の断面形状はメーカーによって異なります 17

21 4. 接合部の清掃受口内面および差し口外面のゴミや付着した汚れ等をウエスで拭き取ってください 5. 滑剤の塗布清掃した受口内面およびゴム輪の外面に滑剤を均一に塗布してくださいゴム輪接合 1 箇所当りの滑剤使用量 ( 参考 ) 呼び径使用量 (g) 滑剤は硬質塩化ビニル管用滑剤 ( メーカー指定品 ) をご使用ください可塑剤を含む滑剤やグリス油などは塩化ビニル樹脂に悪影響を与えリブパイプが破損する原因になりますので使用しないでください 18

22 6. 管の挿入管軸を合わせ挿入機を用いて差し口を標線を目安に奥まで差し込みます挿入機の能力と必要台数呼び径能力 ( トン ) 0.5 台数 ( 台 ) 1 挿入機による挿入呼び径 300 以下はてこ棒を用いることもできますてこ棒による挿入管の変形防止のために埋戻しの際には必ず固定杭および薄い板 ( ベニヤ板または塩ビ板等 ) を取り除いてください 19

23 挿入に際しての点本管を挿入する ( 動かす ) ときは本管と基礎部の抵抗が大きくなるため基礎上にベニヤ板や塩ビ板等の薄い板を敷くかあるいは本管を持ち上げて挿入してください挿入する時たたき込み等衝撃的な力を加えると破損の原因になるため行わないでくださいベニヤ板塩ビ板等の薄い板は局部変形の原因になりますので挿入後必ず撤去してください警告ゴム輪付近をもって挿入すると受口とリブの間に指がはさまる危険がありますので手の位置に十分ごください 20

24 事項基礎工に土のう袋を使用した場合管底部が下図のように隆起する局部変形が発生します必ず土のう袋は管軸に対して平行に両側を切開してから埋戻しを行ってください 21

25 7. 支管取付け作業 1. 支管の施工手順 1-1. せん孔管のせん孔は必ずホルソーをご使用くださいまたドリルは両取手付のものをご使用ください警告ハンドグラインダージグソーはリブがあるため危険ですので使用しないでくださいホルソーはできるだけ目の細かなものをご使用ください ( 右図参照 ) またホルソーの先端ドリル刃はリブパイプ管体部に達するものをご使用くださいなおドリル刃とホルソーが一体型でない場合はドリル刃でセンタリング用の穴をあけた後ホルソーでせん孔してください取付け管呼び径ハンドグラインダー D ホルソージグソー ( 単位 : mm ) ( 最小値 ) 支管と支管の芯間距離は取付け管呼び径 150 以下の場合 70 cm以上呼び径 200 の場合は 90 cm以上あけてください

26 せん孔時ドリル刃の先端は必ず小リブの間を狙って管に垂直に穴を開けてください警告穴の位置がずれると支管が取付けられなくなる場合がありますまたドリル刃が短いとセンタリングができませんのでごくださいホルソーのノコ刃が貫通する瞬間に大きなトルクが働きますのでごくださいせん孔後は必ずバリ取りを行ってくださいリブパイプの既設管やいったん仮埋設したリブパイプを再掘削したときは管の破損を防止するためにせん孔部を中心に左右各 1mの区間の土砂を取り除いてからせん孔してください 23

27 1-2. 支管の接合 ( ゴムシール型支管を除く ) 支管の接合は樹脂系接合剤 (2 液型手練りタイプ ) を十分混練してからご使用くださいなお初めて支管接合の作業を行う場合は必ずメーカーの施工指導を受けてください硬質塩化ビニル管専用の手練り接合剤 ( メーカー指定品 ) をご使用くださいなおご使用にあたっては各メーカーの取扱い説明書を必ずご参照ください樹脂系接合剤硬質塩化ビニル管用接着剤接合剤は規定の量 ( 下表参照してください ) を使用してください支管取付け用樹脂系接合剤の使用量 ( 参考数値 ) 取付け管呼び径本管呼び径 g/ ヶ所 g/ ヶ所 900 1,200g/ ヶ所 24

28 1 接合剤の混練主剤と硬化剤を等量手に取り色むらがなくなるまでよく混ぜてください体質によりかぶれることがありますので必ず手袋を着用してください 2 接合剤の塗布樹脂系接合剤はサドル部の裏面外周部に親指ぐらいの太さで帯状に切れ目なく盛り付けてくださいなお凹部にきちんと接合剤が入るようにしてください 25

29 3 焼なまし番線による締め付け接合をより確実なものにするためにサドルの分岐部に近い場所に巻き付けシノで締め付けてください 4 接合剤による仕上げ支管外縁部支管内面部 ( 本管せん孔部と支管突出し部 ) のすき間に接合剤を充填し仕上げる 5 養生養生時間は標準 30 分以上としますゴム可とう支管に取付け管をセットする場合ゴム可とう支管を使用する場合はステンレス製バンドによる取付けが必要になります取付け管をセットした後ステンレス製バンドを締め付けてください [ 締め付けトルクは N cm (25 30kgf cm )] 26

30 2. 枝付き管の施工手順 2-1. 調整管の準備調整管の切断取付け管設置位置の1 本手前まで本管の施工が完了した時点で残りの延長距離を測り ( 枝付き管の有効長 250mm )/2を差し引いて調整管を切断してください切断後の受口側は枝付き管の前方に使用できます 2-2. 接合前の準備 1ゴム輪の取付け P17のゴム輪の位置確認をご参照ください 2 挿入標線の記入標線は管端から5 番目と6 番目のリブの間に記入してくださいただし呼び径 150は6 番目と7 番目のリブの間となります 27

31 3 補助リングのセット管端補助リングは4 番目と5 番目のリブの間にセットします ( 枝付き管受口側のみ ) 呼び径 150の場合は5 番目と6 番目の間にセットします 2-3. 接合補助リングをセットする時は指をはさまないようにしてください P15 21 管の接合と同様に接合部の清掃滑剤の塗布を行った後てこ棒等により接合してくださいゴム可とう枝付き管に取付け管をセットする場合ゴム可とう枝付き管を使用する場合はステンレス製バンドによる取付けが必要になります取付け管をセットした後ステンレス製バンドを締め付けてください [ 締め付けトルクは N cm (25 30kgf cm )] 28

32 3. ゴムシール型支管の施工手順ゴムシール型支管の使用範囲は埋設深さ 4m 以下としてください 3-1. せん孔 P22 支管の施工手順と同様にせん孔バリ取りを行ってくださいゴムパッキンが当たる範囲内にリブの欠けがある場合欠けている箇所は避けてせん孔してください 3-2. 支管セット作業前にハンドルの矢印シールがはがれていないか確認してください硬質塩化ビニル管用滑剤 ( メーカー指定 ) を直接ゴムパッキンに塗布しせん孔位置にあわせて支管をセットしてください支管セット時には接着剤などは使用しないでください 29

33 3-3. ツメセット ( ツメを外側へ ) ツメを押し上げるように両側へ開いて確実にセットしてくださいツメがきちんと収まったか確認してください 3-4. 締め込みハンドルの封印シールをはがし矢印方向にハンドルを約 3 回転半させストッパー位置まで ( 溝に赤い印が見えるまで ) 締め込んでください 30

34 ストッパー位置ではハンドル部分の矢印と受口部分の矢印が合います支管を取付ける際には取付け管の管底部が本管の管頂 120 の角度範囲にくるように取付けてくださいゴムシール型ゴム可とう支管に取付け管をセットする場合ゴムシール型ゴム可とう支管を使用する場合はステンレス製バンドによる取付けが必要になります取付け管をセットした後ステンレス製バンドを締め付けてください [ 締め付けトルクは N cm (50 70kgf cm )] 31

35 8. マンホールとの接合マンホールの管取付け部の標準せん孔径はVU 管より1サイズ大きくなります ( 鉄筋コンクリート管と同サイズになります ) くら型マンホール継手ゴム可とうマンホール継手マンホール継手せん孔径 ( 参考寸法 ) ( 単位 : mm ) 呼び径備考せん孔径 VU 管より 1 サイズ大きい径 32

36 1. くら型マンホール継手施工手順 1-1. マンホールへの標準取付け 1 位置決め 2 接合剤塗布接合剤はメーカー指定の樹脂系接合剤を使用してください P 内面仕上げを参考にして接合剤の塗布方法を決めてください接合剤使用量参考数値 33

37 3 マンホールへの接合下図のようにマンホール直壁への取付け方法は 2 種類あります焼なまし番線で胴巻き締めできる場合接合剤は指先で押さえて変形しない程度の硬化状態でないと調整管の接合作業ができないためあらかじめ時間の余裕を見込んでおいてください焼なまし番線で胴巻き締めできない場合 34

38 1-2. 調整管の切断 1 寸法測定本管がマンホールの1 本手前まで施工完了した時点で残りの施工距離を測り調整管の寸法を決めてください調整管寸法 =L 4m 調整管の長さ 2ゴム輪の取付け P15 21の管の接合をご参照ください 3 標線記入管端から5 番目と6 番目のリブの間に標線を記入してくださいただし呼び径 150は6 番目と7 番目のリブの間となります 35

39 4 接合先に切断した調整管をマンホール内へ仮挿入してから最後の4m 管を接合してください本管の接合 1-3. ゴム輪の取付けあらかじめスリーブ管内面に滑剤を塗布した状態でくら型マンホール継手に付属しているゴム輪を調整管のマンホール側に取付けます取付け位置は下図のようにゴム輪がマンホール継手の中央部にくるようにしてください 36

40 1-4. 本管と調整管の接合ゴム輪装着後ゴム輪の外面に滑剤を塗布し接合してください挿入機てこ棒工程の都合上接合剤が硬化しないうちに接合作業を行う場合はサドル部とマンホールの接合部がはずれることがありますので接合後必ず焼なまし番線の増締めを行ってください焼なまし番線の増締め例 37

41 1-5. 内面仕上げマンホール内面に突き出た調整管はハンドグラインダー等で削り落とし管とマンホールの隙間から水漏れが起こらないように接合剤またはモルタルを充填してください内面仕上げは埋戻し前に必ず行ってください樹脂系接合剤の充填方法は下図の 3 種類の方法がありますせん孔部への充填は埋戻し前に行ってください 38

42 2. ゴム可とうマンホール継手施工手順 2-1. マンホールへの標準取付け ( 貼付型 ) 1 清掃とせん孔径の確認マンホールせん孔部をウエスなどで清掃しせん孔径を確認します 2 接着剤の塗布マンホールせん孔部に接着剤 ( メーカー指定 ) を適量塗布します 1 ヶ所当りの接着剤標準使用量呼び径塗布量 ( g) マンホールの表面が乾燥していることを確認してください 39

43 3マンホールへの接合乾燥時間経過後せん孔部に合わせて継手をセットします次に離型紙をはがしてプラスチックハンマーでエアだまりのないように均一に圧着させせん孔側壁の離型紙をはがします 4 拡張リングのセットマンホールせん孔径にあわせて拡張リングを切断します次に拡張リングを継手内側にセットし専用クランプで押し込みます乾燥時間 ( 参考 ) 冬場夏場分 5 10 分指で触ったときにベタベタするが指には付かない ( 糸を引かない ) 状態を乾燥時間の目安としてください乾燥時間中に土砂水が接着剤に付着しないようにしてください呼び径切断位置本目 40 マンホールせん孔径本目 ( 単位 : mm ) 切断不要

44 5 スリーブ管に人孔に応じた標線 ( 下表の位置 ) をつけてください次にスリーブ管の内面取り側をマンホール内側に向けて継手にセットしステンレス製バンドを締め付けてください [ 締め付けトルクは N cm (25 30kgf cm )] 呼び径標線寸法 ( ) 0 号号 ( 単位 : mm ) 2 号クッション材のセットクッション材のポリエチレン製リングを拡張リングとゴムの間にセットしますポリエチレン製リングは可とう性を活かすために必要です必ずセットしてください 41

45 7 あらかじめスリーブ管内面に滑剤を塗布しリブパイプを所定の長さに切断後呼び径 150 は 6 番目と 7 番目のリブの間に呼び径は4 番目と 5 番目のリブの間にゴム輪を装着してくださいゴム輪外面に滑剤を塗布後管端がマンホール内面に合う位置まで挿入してください 1 短管差し込み 2ゴム輪装着標線記入 3 接合完了 R 切りなどの管端仕上げを行う場合は本管ゴム輪がスリーブ管の中央に位置するよう確認ください 42

46 2-2. マンホールへの標準取付け ( 拡径型 ) 1 清掃とせん孔径の確認マンホールせん孔部をウエスなどで清掃しせん孔径を確認します 2マンホールへのセット継手のガイドをマンホールの外面に合わせセットしますガイドに左右が表示されていますので水平にセットします 3 拡径治具のセット継手内筒部を押し広げ拡径治具を拡径バンドにセットしモンキーレンチで拡径します継手のセット位置がズレないようにしてください 43

47 4 下表よりせん孔径に適合したスペーサーを挿入し拡径治具を取り外します使用スペーサー一覧表 ( 単位 : mm ) 呼び径 150 用呼び径 200 用せん孔径スペーサーせん孔径スペーサー S 型 S 型 M 型 L 型 M 型 L 型

48 5バンドの締め付けスリーブ管を継手にセットしスリーブ管の標線位置を合わせてステンレス製バンドを締め付けてください締め付けトルクは N cm (25 30kgf cm ) 6 あらかじめスリーブ管内面に滑剤を塗布しリブパイプを挿入しますマンホール内側にて呼び径 150は5 番目と6 番目のリブの間に呼び径 200は 4 番目と5 番目のリブの間にゴム輪を装着してくださいゴム輪外面に滑剤を塗布後リブパイプを引き戻しスリーブ管端と標線位置を合わせます 1 短管差し込み 2ゴム輪装着 3 接合完了標線記入 R 切りなどの管端仕上げを行う場合は本管ゴム輪がスリーブ管の中央に位置するよう確認ください 45

49 3. マンホール継手 ( 上流下流用副管分岐用 ) 接合剤がリブの間にも十分に充填されるようして作業を行ってくださいまたマンホール際での管体保護や水密性確保のためにマンホール外部に補強コンクリートを打つかあるいは管底部の砕石基礎を厚めにいれ十分突き固めてくださいマンホールのせん孔径は P31 の表を参考に決めてください充填接合はリブの間に十分ゆきわたるようにモルタルまたは樹脂系接合剤で行ってください内面仕上げはモルタルまたは樹脂系接合剤で行ってくださいその他の施工手順は従来パイプと同様です 46

50 4. 外副管の施工マンホールにおいて流入側と流出側の管底段差が0.6m 以上であるとき副管 ( 外副管または内副管 ) を取付けます外副管はマンホール外側に取付けさらにコンクリートを巻き立てて保護します 1 副管分岐用マンホール継手に副管用 90 度支管をP22 26 の支管の施工手順の要領で下向きに接合します 2 接着受口カラー VU 短管 90 度曲管および砂付け短管を接合してください 47

51 5. 内副管の施工 5-1. 内副管工法の特長内副管工法には従来の副管工法に加えて以下の特長があります 1 副管内の維持管理が容易です 2 副管部分に防護コンクリートを打設する必要がありません 3 マンホール壁貫通孔が 1 ケ所ですむため漏水の可能性を低減できます 5-2. 内副管の施工手順 1 マンホールのインバートの高さに合うように VU 短管で調節した 90 度曲管を内副管に取付けます 48

52 2 接合剤で内副管をマンホールに取付けます 3 インバートを曲管に合わせて仕上げます 49

53 9. リブ付小型マンホールとの接合 1. 本管との接合接合前にワイヤーロープ挿入機をセットし滑剤を受口内面および差し口ゴム輪表面に塗布して接合してくださいゴム輪が2 番目と3 番目のリブの間にあることを確認してください 2. リブ付小型マンホール本体の埋戻し管上 10 cmおよびリブ付小型マンホール本体の立上り受口下部までを木ダコまたは足踏みで転圧しながら慎重に埋戻してください 50

54 3. リブ付小型マンホールの組み立て 1 立上り部の切断長さ (L) を算出して切断してください 2 立上り部受口長さに合わせて挿入標線を記入し滑剤を塗布後挿入機などで接続してください 51

55 4. 立上り管の埋戻し何層かに分けて左右均等に人力で入念に突き固めながら管の天端まで埋戻してください特に防護ふた周辺はランマー等で転圧して締め固めてください 52

56 5. 管路屈曲点合流点の接合リブ付小型マンホールの曲りインバートまたは合流インバートで管路の角度合わせができない場合にはリブ本管自在継手で角度調整を行います本管自在継手の場合 1 角度決定差し口側ゴム輪をはずしてリブ付小型マンホールにセット仮置きして角度を決定し回転部分と管頂に各々合マークをします 2 接合準備角度調整目盛を0 の位置に戻し接合する受口と差し口を清掃します 3 接合挿入管にゴム輪をセットし滑剤をゴム輪と受口に塗布してまっすぐ接合した後合マークに合わせて所定の角度にしますリブ本管自在継手に無理な力が加わると漏水や破損の恐れがあるので管底に隙間が生じないよう周囲を十分に締め固めます 53

57 6. 勾配変化点の接合管路の勾配が 5 (87 ) 未満の場合はリブ付小型マンホールを傾けて対応します管路の勾配が 5 15 ( ) の場合は本管自在継手をリブ付小型マンホールの流入部または流出部に接合して対応します 54

58 7. 落差点の接合管路に落差の生じる箇所では落差の大きさに応じ 1 起点形ドロップとリブくら型マンホール継手 2 起点とリブくら型マンホール継手を組合わせて設置します使用部材呼び径使用部材と適用落差 (Δh) 起点形ドロップとリブくら型マンホール継手起点とリブくら型マンホール継手 50 以上 550 以上 ( 単位 : mm ) リブくら型マンホール継手の取付け角度範囲については各メーカーにお問い合わせください 1 起点形ドロップ (KDR-PRP) による落差工 2 起点 (KT-PRP) による落差工 55

59 8. 硬質塩化ビニル製小型マンホールの接合 ( 本管呼び径 250 以上の場合 ) 本管呼び径 250 以上の硬質塩化ビニル製小型マンホールとの接合には変換継手をご使用ください接合部の清掃滑剤の塗布を行った後てこ棒等によりリブ受口ー VU 差し口変換継手を接合してください砕石で埋戻す場合は本管 VU 露出部を砕石基礎用防護シートで巻いて埋戻してください 56

10. フラット自在の接合フラット自在は管底部に汚水溜りがほとんど発生せず勾配方向 0 15 ( 0 2 6 8 ) 水平方向では ±7.5 までの角度調整が可能です 1.

60 10. フラット自在の接合フラット自在は管底部に汚水溜りがほとんど発生せず勾配方向 0 15 ( ) 水平方向では ±7.5 までの角度調整が可能です 1. 施工手順 1 ゴム輪の確認挿入管のゴム輪の装着位置 ( 挿入管の管端から 2 番目と 3 番目のリブの間 ) およびゴム輪の表裏を必ず確認してくださいゴム輪を装着する際にはリブとゴム輪の間に指を挟まないようしてください 57

61 2 角度調整受口をあらかじめ所定の曲げ角度に調整します水平 7.5 の目安は受口に装着してある規制リング部が本体に接触して止まる位置です ( 注フラット自在については ±7.5 を調整範囲の参考値としますが当事者間の取決により ±15 まで使用できます ±7.5 の目安としてリングにより角度を規制していますがリングを取外すことにより ±15 まで使用できます ) 勾配方向で 15 までの角度調整水平方向で ±7.5 までの角度調整可動部に指を挟まないよう手の位置に十分してください受口部は必ず継手掘りを行ってください自在受口部が可動しづらい場合は当て木をした上でハンマー等で軽く叩いてください ( 直接打撃すると破損の原因になりますのでやめてください ) 58

滑剤の書をよく読んでから使用してください ( 滑剤はメーカー指定品を使用してください ) 4 管挿入管軸を合わせて

62 3 滑剤の塗布受口内面および差し口外面を乾いたウエスで清掃後滑剤を受口内面および差し口ゴム輪にムラなく塗布します 1ヶ所当たりの滑剤標準使用量呼び径塗布量 (g) 滑剤の書をよく読んでから使用してください ( 滑剤はメーカー指定品を使用してください ) 4 管挿入管軸を合わせて奥までリブパイプを挿入します ( 挿入機での挿入も可能です ) 挿入時ゴム輪付近に手を当てると指が受口とリブの間に挟まれるので十分してください 59

63 5 微調整角度計等を用いて角度の微調整を行います角度調整は決められた範囲で行ってください角度調整を行った場合必ず挿入管が受口奥部まで挿入されていることを確認してください 60

64 2. フラット自在受口挿入長さ一覧 ( 参考 ) 呼び径 150 挿入長さ一覧 ( 参考 ) 0 度曲げ 7 番目のリブ勾配方向 7.5 度曲げ 7 8 番目のリブの間 15 度曲げ 8 番目のリブ水平方向 0 度曲げ 7.5 度曲げ 7 番目のリブ 6 7 番目のリブ呼び径 200 挿入長さ一覧 ( 参考 ) 0 度曲げ 6 7 番目のリブの間勾配方向 7.5 度曲げ 7 番目のリブ 15 度曲げ 7 8 番目のリブ水平方向 0 度曲げ 7.5 度曲げ 6 7 番目のリブ 6 番目のリブ 61

65 11. 埋戻しと締め固め 1. 管側部の埋戻しと締め固め 1 基礎材料を管に直接当てないように管側部に投入してください 2 一層の仕上り厚さが20cmを越えないようにし一層ごとに直接基礎材料を均等に敷きならし木だこまたは足踏み等により管側部の左右に不均衡を生じさせないよう入念に締め固めを行ってください 2. 管上部の埋戻し管上部の基礎の厚さが 10 cm以上となるよう基礎材料を敷きならし木だこ足踏みで十分締め固めを行ってください 62

66 3. 管上部から地表面までの埋戻し埋戻しの際の締め固めは下表のとおり行ってください埋戻し層 ( 管上からの高さ ) 10cm 未満 10cm 以上 30cm 未満 30cm 以上 50cm 以上また降雨や湧水による管の浮き上がりや落下物等による管の損傷を防ぐため管布設後は速やかに地表面まで埋戻すように留意してください締め固め方法足踏みまたは木ダコ振動コンパクター振動コンパクターまたはタンピングランマーローラーまたはタンピングランマー 4. マンホール周辺の埋戻し 1 マンホール設置のために余分に掘削された部分は地盤沈下を起こすおそれがありますので切込砕石等の良質な埋戻し材料を用いて十分締め固めてくださいその上は基礎材料を用いて埋戻してください 63

67 2 副管部のように余掘り部が深い場合は切込砕石等の良質な埋戻し材料を敷きその上を基礎材料を用いて埋戻してください 64

68 12. 本管破損時の基本的な補修工法 1. 破損管の除去切断切断長さリブ間中央の切断線に沿って直角に切断します切断長さはカラーの全長 (L) より長くしてください 2. カラー挿入およびゴム輪取付け 65

69 3. 新しい管の設置 4. カラーの接合挿入機を使用して接合してくださいまた挿入機が使用できるスペースをあらかじめ確保しておくことが必要です + 2 ' L 66

70 13.Q&A( リブの欠け等 ) 運搬時や施工時にあやまってリブパイプをトラックや切り梁の角等に強くぶつけたりするとリブが欠ける場合がありますそのような場合の対応について説明します Q. A. なぜリブが欠けるのですか? それはリブに横方向から一定以上の外力が加えられたときリブの根本が割れやすいようにエッジを設けているからですすなわちリブが割れることにより外力が管体部まで伝わらないようにし管を破損から守っています Q. A. リブが欠けたパイプは使用できますか? 使用できます通常リブパイプを角にぶつけた場合リブの破損はせいぜい3つ程度までですこの程度の破損であれば実用上問題ありません偏平強度長期疲労特性等について性能試験を行い安全性を確認しています 67

71 Q. A. リブが欠けた位置をどこにすればよいですか? 欠けたところを斜め上から斜め下の位置で埋設してください真上および真下には一番荷重がかかりますから避けてください Q. A. 連続欠け ( かけが重なっている場合 ) の使用適用間隔はどの程度ですか? 欠けの間隔が 30cm 以下の場合は使用を避けてください 68

72 Q. A. 砕石基礎のとき支管部保護はどのようにすればよいですか? 砕石基礎を使用する場合は支管部などのリブが設けられていない部分に直接砕石が接触するのを防護するため砕石基礎用防護シートを用いますまた砕石基礎が取付け管部にあたる場合も同様に防護してください一辺に数ヶ所切り込みを入れてください砕石基礎用防護シートの切り込み部を本管側に向け支管に巻き付けた後ガムテープ等で固定してくださいその他ご不明な点がございましたらメーカーまでお問い合わせください 69

73 70 MEMO

74 71 MEMO

納入実績(協会調べゴム可とうマンホール継手リブ本管自在継手リブ付小型マンホールゴムシール型ゴム可とう支管超軽量高剛性砕石基礎の適用メリット多彩プラスチックリブパイプ塩ビ管とリブ形状が生んだハイテクパイプライン高機能コスト縮減を実現するオールリブ管路システムリブパイプなら砕石

納入実績(協会調べゴム可とうマンホール継手リブ本管自在継手リブ付小型マンホールゴムシール型ゴム可とう支管超軽量高剛性砕石基礎の適用メリット多彩プラスチックリブパイプ塩ビ管とリブ形状が生んだハイテクパイプライン高機能コスト縮減を実現するオールリブ管路システムリブパイプなら砕石公社日本下水道協会規格 JSWS K 13-003 プラスチックリブパイプ認定社名 50 音順堺株式会社クボタケミックス積水化学業株式会社名所在地 59-833 大阪府堺市堺区石津西町 14- 小田原 56-0816 神奈川県小田原市酒匂 7-6-1 栃 31-346 栃木県芳賀郡市貝町赤羽 606 木滋賀栗東 50-3081 滋賀県栗東市野尻 75 羽生積水