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8 1 住まいのプロフィール 1 1 住宅の種類 入居時の築年数 現在住んでいる賃貸住宅の種類をみると 東京では 一戸建て テラスハウス が 6% と極端に少ない ロンドンでは 27% パリでは23% ニューヨークでは13% が戸建て住宅である 東京の民間集合住宅の内訳では マンション が 48% アパート が 36% となっている 182

9 入居した時の住宅の築年数をみると 東京では 0 年 9 年 が 35% 10 年 19 年 が 23% 平均では 11.6 年であるのに対し ニューヨークでは平均 46.7 年 ロンドンでは平均 46.3 年と約 4 倍 パリでは平均 33.5 年と約 3 倍古い 1 住まいのプロフィール 183

10 1 2 居住年数 専有面積 居住年数をみると 東京では平均 5.4 年 ニューヨークでは平均 8.8 年 ロンドンでは平均 4.9 年 パリでは平均 7.5 年となっている ロンドンでは住宅バブル崩壊により 持ち家から賃貸への移動があったため居住年数は 1 年 が突出して多い 184

11 1 専有面積をみると 東京では平均 42.3m2に対し ニューヨークでは平均 75.1m2 ロンドンでは平均 84.4m2 パリでは平均 71.4m2と倍近く広い 1 住まいのプロフィール 185

12 1 3 間取り 間取りをみると 東京では ワンルーム 1K( studio) が 25% と他の都市と比べて突出して多いが ニューヨークよりも大きな間取りの部屋も多い ニューヨークでは 1DK 1LDK(1BR) が 40% ロンドンでは 2DK 2LDK(2BR) が38% パリでは 3DK 3LDK(3BR) 以上 が 34% で相対的に多い 186

13 1 1 住まいのプロフィール 187

14 1 4 1 ヶ月の家賃 家賃以外の支払い 総支払い額 1 ヶ月の家賃をみると 東京では平均 8.8 万円 ニューヨークでは平均 14.0 万円 ロンドンでは平均 11.8 万円 パリでは 平均 8.7 万円 188

15 1 1ヶ月の家賃以外の支 払いをみると 東京以 外の都市では なし (0 円 ) がニューヨーク 66% ロンドン 52% パリ4 3% と最も多く 家賃以外の支払いがないケースが多いことがわかる 東京では平均 5000 円 ニューヨークでは平均 1 万 4000 円 ロンドンでは平均 1 万 1000 円 パリでは平均 9000 円となっている 1 ヶ月の総支払額をみると 東京では平均 9.2 万円 ニューヨークでは平均 15.4 万円 ロンドンでは平均 13.0 万円 パリ では平均 9.4 万円 1 住まいのプロフィール 189

16 1 5 敷金 ( ヶ月 ) 仲介手数料 ( ヶ月 ) 礼金 ( ヶ月 ) 契約時の敷金 ( デポジット ) をみると 東京では 2ヶ月 が 48% を占め平均で 1.6ヶ月 ニューヨークでは 1ヶ月以下 が61% を占め平均 1.2ヶ月 ロンドンでは平均 1.1ヶ月 パリでは平均 1.4ヶ月 190

17 1 契約時の仲介手数料をみると 東京では 1ヶ月 が 55% を占め平均で0.7ヶ月 他の都市では なし (0ヶ月) が 6 割以上を占める 礼金は日本独特な商習慣のため 東京の人のみに聞いた 1ヶ月 が 42% と最も多く なし 2ヶ月 ともに 28% となった 1 住まいのプロフィール 191

18 2 住まい探しの意識 行動 2 1 親元から初めて独立した年齢 賃貸住宅への住み替え回数 親元から初めて独立した年齢をみると ロンドンが最も若く平均で 20.8 歳 東京が最も年齢が高く平均で 22.7 歳 192

19 住み替え回数をみると 東京が最も少なく平均 3.5 回 ニューヨークでは平均 5.0 回 ロンドンが最も多く平均 6.1 回 パリは東京とほぼ同じ 3.7 回であった 2 住まい探しの意識 行動 193

20 2 2 前の賃貸住宅の退去時の敷金の返還率 敷金精算の根拠の納得度 今の住居の前に住んでいた賃貸住宅の退去時に 敷金がどのくらい戻ってきたかをたずねたところ 東京以外の各都市では 100% が 3 分の2を占めるのに対して 東京ではわずか12% にとどまった 平均でみると 東京では42% に対して ニューヨークでは73% ロンドンでは79% パリでは78% とほぼダブルスコアとなっている 194

21 2 敷金精算の根拠が納得できたかどうかをたずねたところ 東京では 納得がいくものだった と回答したのは31% しかいないが ニューヨークでは86% ロンドンでは78% パリでは63% と大半が強い納得感を示した 2 住まい探しの意識 行動 195

22 2 3 住宅探しのきっかけ 現在の住宅を探したきっかけをみると 東京では 進学 就職 転職 職探しのため 結婚 同棲 ( ともに20%) などライフステージの変化がトップに挙がるが 東京以外の都市では よりよい住宅に住むため ( 住宅の質の改善 ) が最も多い 196

23 2 2 住まい探しの意識 行動 197

24 2 4 住宅選びの際の重視ポイント 198

25 2 住宅選びの際に重視したポイントを 非常に重視した やや重視した どちらともいえない あまり重視しなかった 全く重視しなかった の 5 段階でたずねた 左のグラフが 非常に重視した の回答の割合 右のグラフが 非常に重視した + やや重視した の回答の割合である いずれの都市居住者においても 最も重視した割合が多いのは 家賃 であることは共通 多くの項目において東京居住者の重視度は低位で こだわりが低いことがわかる 2 住まい探しの意識 行動 199

26 2 5 住宅選びの際の重視ポイント ( 各都市別 ) 200

27 2 2 住まい探しの意識 行動 201

28 2 6 生活環境の重視ポイント 建物や部屋の重視ポイント 生活環境に関して重視したポイントをたずねたところ 東京では 公共交通機関の利便性 日常の買い物や医療施設の利便性 が 5 割前後で高い 東京以外では 治安のよさ レストラン カフェ バーなどの飲食店 住民同士の良好なコミュニティ の重視度が相対的に高く いずれの項目においても東京よりもこだわりが強い 202

29 2 建物や部屋に関して重視したポイントをたずねたところ 東京では 部屋数 間取り ( 部屋の配置 ) 日当たりや風通し がトップに挙がった 他都市との比較では 建物の築年数 建築年代 が相対的に高い 東京以外では セキュリティ プライバシー の重視度が高く ほとんどの項目においても東京よりもこだわりが強い 2 住まい探しの意識 行動 203

30 2 7 住戸内の設備 部位のこだわり 住宅選びの際にこだわった設備 部位について とてもこだわった ややこだわった どちらともいえない あまりこだわらなかった 全くこだわらなかった の 5 段階でたずねた グラフは とてもこだわった + ややこだわった の回答の割合を示している 東京では 収納スペース が 50% で最も高く 以下 バスルーム ( 39%) が続くが 備え付けエアコン バルコニー 以外はほとんどの設備 部位で他の都市の居住者よりもこだわりは少ない 204

31 2 2 住まい探しの意識 行動 205

32 2 8 住戸内の設備 部位のこだわり ( 各都市別 ) 206

33 2 2 住まい探しの意識 行動 207

34 2 9 築年数に対するこだわり 希望した築年数 理由 築年数に対するこだわりをたずねたところ 東京では 築浅の物件に限定して物件を探した が12% なるべく築浅の物件を探した が 37% とあわせて半数が築浅にこだわったと回答した ニューヨークでは 15% ロンドンでは 20% パリでは28% と築浅にこだわった人は少数派である 築浅の物件を探した人に希望した築年数をたずねた 東京では 10 年以内 が 38% で最も多く平均で8.9 年となった ニューヨークでは平均で20.5 年 ロンドンでは平均 19.4 年 パリでは11.2 年と平均で 10 年を超えている 208

35 2 築浅の物件を希望した理由をたずねたところ いずれの都市においても 新しい建物のほうが きれいで気持ち良いから がトップに挙がった 東京よりも他の都市の方が高いのは 新しい建物のほうが 間取り 部屋の配置がよいから 新しい建物のほうが 広い物件が多いから など 2 住まい探しの意識 行動 209

36 3生活実態 3 1 在宅時間 平日の在宅時間をたずねたところ いずれの都市でも 時間 が最も多いが 相対的に東京では 7 9 時間 が多く 他の都市では 時間 が多い 210

37 休日の在宅時間をたずねたところ いずれの都市でも 19 時間以上 が最も多いが 相対的にニューヨークでは 時間 が多い 3 生活実態 211

38 3 2 コンロを使って料理をした日数 洗濯をした日数 1 週間で家でコンロを使って料理をした日数をたずねたところ ニューヨーク以外の都市では 7 日 が最も多い 相対的 に東京では 0 日 が多く ニューヨークでは 7 日 が少ない 212

39 3 1 週間で家で洗濯をした日数をたずねたところ 都市により差が大きな差が出た 東京では 7 日 ニューヨークでは 0 日 と 1 日 ロンドンとパリでは 1 日 と 2 日 が多かった 3 生活実態 213

40 3 3 バスタブに湯を張って使った日数 バルコニーを使用した日数 1 週間でバスタブに湯を張って使った日数をたずねたところ 東京とパリでは 0 日 が多く ニューヨークとロンドンでは 7 日 が多かった 日本は真夏時点での調査であることが大きく影響しており 季節が違えば もう少し日数は多くなる ものと思われる 214

41 3 1 週間でバルコニー使った日数をたずねたところ いずれの都市においても 0 日 が圧倒的に多いが 東京とパリは 7 日 も多い 3 生活実態 215

42 3 4 友人や恋人を招いた日数 固定電話を使った日数 1 週間で友人や恋人を招いた日数をたずねたところ いずれも 0 日 が最も多いが 東京以外では 1 日 2 日 も多い 216

43 3 1 週間で固定電話を使った日数をたずねたところ 東京では 0 日 が 60% と突出して多いが 他の都市では 7 日 も多い 3 生活実態 217

44 3 5 パソコンでインターネットを利用した日数 テレビを見た日数 1 週間でパソコンでインターネットを利用した日数をたずねたところ いずれの都市でも 7 日 が 8 割前後を占めた インターネット調査モニターのバイアスあり 218

45 3 1 週間でテレビを見た日数をたずねたところ いずれの都市でも 7 日 が突出して多かった 特に東京では 8 割近くに達 している 3 生活実態 219

46 3 6 日々の過ごし方 ( まとめ ) 家の掃除をする頻度 日々の過ごし方について 1 週間での平均日数をみると 日本が他の都市より多いのは 洗濯 バルコニー 少ないのは バスタブ 固定電話 友人 恋人の招待 となっている 220

47 3 家を掃除する頻度をたずねたところ 東京では 週に2 3 回以上 が 37% 週に1 回くらい が 35% となった 週に 2 3 回以上 掃除する割合は ロンドン パリでは東京とほぼ同様だが ニューヨークは20% と低く 2 週に1 回くらい が18% と高い 世帯別にみると 1 人世帯の頻度は2 3 人世帯に比べて低い 3 生活実態 221

48 3 7 住戸内の設備 部位の満足度 住戸内の設備 部位についての満足度を たいへん満足 まあ満足 どちらともいえない やや不満 たいへん不満 の 5 段階でたずねた グラフは たいへん満足 + まあ満足 の回答の割合を示している 東京では インターネット CATV 環境 が 55% で最も高く 以下は 4 割台でそれほど差がなく続く 他の都市と比べると バルコニー 備え付けエアコン 以外のほとんどの設備 部位において満足度が低い 222

49 3 3 生活実態 223

50 3 8 住戸内の設備 部位の満足度 ( 各都市別 ) 224

51 3 3 生活実態 225

52 3 9 WHO 精神的健康状態 WHO 5 精神的健康状態 Q. 以下の 5 つの各項目について 最近 2 週間のあなたの状態に最も近いものをお答えください ( ひとつに ) いつも ほとんどいつも 半分以上の期間を 半分以下の期間を ほんのたまに まったくない 明るく 楽しい気分で過ごした 5 点 4 点 3 点 2 点 1 点 0 点 落ち着いた リラックスした気分で過ごした 5 点 4 点 3 点 2 点 1 点 0 点 意欲的で 活動的に過ごした 5 点 4 点 3 点 2 点 1 点 0 点 ぐっすりと休め 気持ちよくめざめた 5 点 4 点 3 点 2 点 1 点 0 点 日常生活の中に 興味のあることがたくさんあった 5 点 4 点 3 点 2 点 1 点 0 点 < 得点の算出方法と判定 > 左記の配点で得点化し 5 項目の合計点により下記のとおり判定 14 点以上 健康 13 点以下 問題あり いずれかの質問で まったくない (0 点 ) ほんのたまに (1 点 ) の回答あり 問題あり 配点 WHO( 世界保健機関 ) が開発した精神的健康状態を測定する設問を用いた 粗点の範囲は0 25 点で 0 点は最も不良であることを示しており 25 点は最も良好であることを示している 13 点以下もしくはいずれかの質問で 0 点か1 点があった場合は 精神的健康状態に何かしら 問題あり とされる 各都市の賃貸居住者別にみると パリ >ロンドン >ニューヨーク > 東京の順で平均値は高く 東京では精神的健康状態に何かしら 問題あり とされる人が 5 割を超えている 226

53 3 別途実施した東京の20 30 代の集合住宅居住者を対象にした調査から 独身 / カップル +ファミリー 賃貸 / 持ち家別に精神的な健康状態をみると 問題あり が少ない順から カップル+ファミリー持ち家 >カップル+ファミリー賃貸 > 独身持ち家 > 独身賃貸 ( 一人暮らし ) となった 3 生活実態 227

54 WHO 精神的健康状態 ( 各都市別 )

55 3 11 インテリアへのこだわり 3 インテリアへのこだわり度合いをたずねたところ ニューヨークでは71% ロンドンでは68% パリでは63% がインテリアにこだわっていると回答したが 東京ではわずか34% にとどまる 3 生活実態 229

56 3 12 部屋の模様替え 改修 現在の住宅に入居後に行った部屋の模様替え 改修をたずねたところ 東京では エアコンを取り付けた が 25% で最も多く ついで 蛇口やシャワーヘッドを交換した が 18% で続くが いずれもない が 47% と半数近くに及ぶ いずれもない は ニューヨークでは13% ロンドンでは21% パリでは9% にすぎず いかに東京の賃貸住宅入居者が手をいれていないかが明らかである 230

57 3 今後やってみたい部屋の模様替え 改修においても 東京では 特にない が 53% に及び ニューヨークの26% ロンドンの29% パリの22% とは大きな差がある 行ったもの 今後やってみたいものいずれも 東京よりも他都市の居住者のほうが10ポイント以上高い項目は 壁や天井の塗り直し 壁紙の貼り替え と 床の交換 塗り替え となっている 3 生活実態 231

58 3 13 居住地域の付き合い 1 居住地域での住民同士の関係をみると いずれの都市でも 近所の人たちと会えば挨拶程度はする が最も多いが 東京の67% に対して ニューヨークでは83% ロンドンでは79% パリでは92% と10ポイント以上の差がある また 近隣に顔なじみのカフェやレストランがある 今の地域に住んでいるということは自分の個性の 1つである 地域住民の 1 人として地域に溶け込んでいる なども他の都市との差が大きい 232

59 3 居住地域で親しくしている人の数をたずねたところ 東京では 0 人 が 54% と過半数を占め平均 1.6 人となった ニューヨークでは 0 人 は 15% で平均 5.4 人 ロンドンでは 0 人 は 21% で平均 4.5 人 パリでは 0 人 が 26% で平均 4.6 人となった 3 生活実態 233

60 3 13 居住地域の付き合い 2 居住地域での住民同士の交流の活性度をたずねたところ 東京では 非常に盛ん は 2% まあ盛ん も 16% と あわせても17% にとどまる 一方ニューヨークでは74% ロンドンでは 61% パリでは56% が交流が盛んであるとしている 234

61 3 3 生活実態 235

62 3 14 集合住宅内の付き合い 1 集合住宅内での住民同士の関係をみると いずれの都市でも 近所の人たちと会えば挨拶程度はする が最も多いが 東京の69% に対して ニューヨークでは79% ロンドンでは78% パリでは88% と大きな差がある 皆が公共マナーを守って暮らしている おおよそ他の住民とは顔なじみ同士である は特に他の都市との差が大きい 236

63 3 別途実施した東京の20 30 代の集合住宅居住者を対象にした調査から 独身 / カップル +ファミリー 賃貸 / 持ち家別にみると 最も集合住宅内の住民と関わりを持っているのはカップル+ファミリー持ち家層で カップル+ファミリー賃貸層と独身持ち家層が同程度 独身賃貸 ( 一人暮らし ) が最も関わりが薄くなっている 3 生活実態 237

64 3 14 集合住宅内の付き合い 2 集合住宅内で親しくしている人の数をたずねたところ 東京では 0 人 が 78% を占め平均 0.6 人となった ニューヨークでは 0 人 は 29% で平均 3.1 人 ロンドンでは 0 人 は 43% で平均 2.2 人 パリでは 0 人 が 41% で平均 2.2 人となった 238

65 3 別途実施した東京の20 30 代の集合住宅居住者を対象にした調査から 独身 / カップル +ファミリー 賃貸 / 持ち家別にみると カップル+ファミリー持ち家層では 0 人 は 46% で平均 2.3 人 カップル+ファミリー賃貸層では 0 人 は 73% で平均 0.8 人 独身持ち家層では 0 人 は 68% で平均 1.0 人 独身賃貸 ( 一人暮らし ) では 0 人 は 87% で平均 0.3 人となっている 3 生活実態 239

66 3 14 集合住宅内の付き合い 3 集合住宅内での住民同士の交流の活性度をたずねたところ 東京では 非常に盛ん は 1% まあ盛ん も 7% と あわせても8% にとどまる 一方 ニューヨークでは68% ロンドンでは55% パリでは61% が交流が盛んであるとしている 別途実施した東京の20 30 代の集合住宅居住者を対象にした調査から 独身 / カップル +ファミリー 賃貸 / 持ち家別にみると カップル+ファミリー持ち家層では交流ありが23% で最も多く 次いで独身持ち家層が 13% カップル+ ファミリー賃貸層が7% で 独身賃貸 ( 一人暮らし ) ではわずか 3% にとどまる 240

67 3 集合住宅内での他の住民との関係をたずねたところ 東京では 大変良好 は 2% まあ良好 は 36% と あわせて 38% が 良好 と回答した 一方ニューヨークでは 76% ロンドンでは 70% パリでは 77% が 良好 としている 別途実施した東京の20 30 代の集合住宅居住者を対象にした調査から 独身 / カップル +ファミリー 賃貸 / 持ち家別にみると カップル+ファミリー持ち家層では 良好 が 66% で最も多く カップル+ファミリー賃貸層と独身持ち家層が45 46% と同程度 独身賃貸 ( 一人暮らし ) では 22% にとどまる 3 生活実態 241

68 4 住まいに対する満足度 4 1 建物や部屋に対する満足度 建物や部屋に対する満足度を たいへん満足 まあ満足 どちらともいえない やや不満 たいへん不満 の 5 段階でたずねた グラフは たいへん満足 + まあ満足 の回答の割合を示している 東京では 日当たりや風通し が 56% で最も高く 以下 天井の高さ 部屋数 間取り ( 部屋の配置 ) などがそれほど差がなく続く 他の都市と比べると 建物の管理状態 以外はほとんどすべての設備 部位において満足度が低い 242

69 4 住まいに対する満足度 243

70 4 2 建物や部屋に対する満足度 ( 各都市別 ) 244

71 4 4 住まいに対する満足度 245

72 4 3 現在の住宅に感じる不安度 現在の住宅に感じる不安度を 強い不安を感じる 不安を感じる どちらともいえない あまり不安は感じない まったく不安は感じない の 5 段階でたずねた グラフは 強い不安を感じる + 不安を感じる の回答の割合を示している 東京では 大地震が来たら建物が倒壊するのではないか が 43% で最も多く 以下 防犯対策が弱いのではないか ( 36%) 冷暖房費がかかりすぎるのではないか ( 35%) と続く 他の都市と比べて 大地震が来たら建物が倒壊するのではないか は地震の多い国のため3 倍近く多く また 防犯対策が弱いのではないか 冷暖房費がかかりすぎるのではないか も相対的に多い 一方他の都市よりも不安が少ないのは 契約更新時に家賃が不当に値上げされるのではないか で他の都市の3 分の1 程度 246

73 4 4 住まいに対する満足度 247

74 4 4 現在の住宅に感じる不安度 ( 各都市別 ) 248

75 4 4 住まいに対する満足度 249

76 4 5 現在の住宅の住み心地満足度 現在の住宅の住み心地の満足度をたずねたところ 東京では たいへん満足している は 7% まあ満足している の 56% と合わせて満足している人は 63% にとどまる ニューヨークでは たいへん満足している が 26% で満足者計は 79% ロンドンでは たいへん満足している が 25% で満足者計は 78% パリでは たいへん満足している が 21% で満足者計は80% と いずれも東京を上回る 東京の住宅種別にみると アパートの満足者計は56% 一戸建ての満足者計は53% と マンションの 68% と比べて低い 250

77 4 6 現在の住宅の家賃に対する納得感 4 現在の住宅の家賃に対する納得感をたずねたところ 東京では とても納得している は 7% まあ納得している の 43% と合わせて納得している人は 51% の半数にとどまる ニューヨークでは とても納得している が 18% で納得している人の合計は 59% ロンドンでは とても納得している が 22% で納得している人の合計は 62% パリでは とても納得している が 24% で納得している人の合計は 60% と いずれも東京を 10ポイント前後上回る 東京の住宅種別にみると 満足度と異なり 住宅の種類による差は少ない 4 住まいに対する満足度 251

78 4 7 住まい 居住地域に対する愛着度 住まいに対する愛着度をたずねたところ 東京では 非常に愛着が強い は 9% やや愛着が強い は 37% で住まいに愛着を持つ人は 45% にとどまる ニューヨークでは 非常に愛着が強い が 24% で愛着を持つ人の合計は63% ロンドンでは 非常に愛着が強い が 24% で愛着を持つ人の合計は64% パリでは 非常に愛着が強い が 31% で愛着を持つ人の合計は71% にも及ぶ 252

79 4 居住地域に対する愛着度をたずねたところ 東京では 非常に愛着が強い は 9% やや愛着が強い は 36% で居住地域に愛着を持つ人は 44% にとどまる ニューヨークでは 非常に愛着が強い が 28% で愛着を持つ人の合計は70% ロンドンでは 非常に愛着が強い が 26% で愛着を持つ人の合計は69% パリでは 非常に愛着が強い が 30% で愛着を持つ人の合計は67% に及ぶ 4 住まいに対する満足度 253

80 5 集合住宅の交流と生活充実度 5 1 集合住宅の交流人数 現在の住宅の住み心地満足度 集合住宅の交流人数別に現在の住宅の住み心地満足度をみると いずれの都市においても親しくしている人数が多いほど満足度は高い傾向がみられる 東京では親しい人が 0 人の満足度が62% であるのに対して 3 人以上の満足度は72% と10ポイント高い 254

81 5 2 集合住宅の交流人数 現在の住宅の家賃の相場観 集合住宅の交流人数別に現在の住宅の家賃の相場観をみると パリ以外の都市では親しくしている人数が多いほど割安感が高い傾向がみられ 東京では親しい人が 0 人の割安感が33% であるのに対して 3 人以上の割安感は44% と11ポイント高い 5 集合住宅の交流と生活充実度 255

82 5 3 集合住宅の交流人数 現在の住宅の家賃に対する納得感 集合住宅の交流人数別に現在の住宅の家賃に対する納得感をみると いずれの都市においても親しくしている人数が多いほど納得感が高い傾向がみられ 東京では親しい人が 0 人の納得感が 49% であるのに対して 3 人以上の割安感は 56% と7ポイント高い 256

83 5 4 集合住宅の交流人数 WHO 精神的健康状態 5 集合住宅の交流人数別に精神的健康状態をみると いずれの都市においても親しくしている人数が多いほど平均値は高い傾向が見られ 精神的に問題がある人の割合が少なくなっている WHO 精神的健康状態については 226 ページ参照 5 集合住宅の交流と生活充実度 257

84 5 5 集合住宅の交流人数 住まいに対する愛着度 集合住宅の交流人数別に住まいに対する愛着度をみると いずれの都市においても親しくしている人数が多いほど愛着度は高い傾向がみられ 東京では親しい人が 0 人の愛着度が 42% であるのに対して 3 人以上の愛着度は 64% と22ポイントも高い 258

85 5 5 集合住宅の交流と生活充実度 259

86 6 ルームシェア 6 1 ルームシェアの経験 ルームシェアの経験をたずねたところ 東京では現在が 1% 過去経験が 9% であわせて1 割がルームシェア経験者であった ロンドンでは現在 24% 過去経験 44% で計 68% と7 割弱にも及ぶ ニューヨークでは現在 12% 過去経験 39% で計 50% と半数 パリでは現在 6% 過去経験 21% で計 27% となった 260

87 6 2 ルームシェアの地域 シェア人数 ルームシェアをした経験のある人にその地域をたずねたところ 東京では 海外で が 26% 海外 国内のどちらも が 4% 国内で 69% となった 他の都市をみると 国内で の割合は ニューヨークでは 81% ロンドンでは 74% パリでは81% と東京よりも高い シェアメイトの人数をたずねたところ いずれの都市においても自分と 2 人 が最も多いが 東京では72% と7 割を超えるのに対して ロンドンでは41% にとどまる 6 ルームシェア 261

88 6 3 ルームシェアの性別 関係性 シェアメイトの性別をたずねたところ 東京では 同性のみ が 69% ニューヨーク パリでも 同性のみ のほうが多いが ロンドンでは 異性もいる が 61% と逆転する シェアメイトとの関係をたずねたところ いずれの都市も 以前から仲の良い友達だった が最も多いが その中でも東京が 61% と最も高い ロンドンでは 相手に対する知識はまったくなかった が 28% と他の都市よりも10ポイント近く高い 262

89 6 4 シェアメイトの探し方 オーナーとの契約形態 6 シェアメイトの探し方をたずねたところ いずれの都市においても 元々の知り合いだった が多く 東京では55% を占めた ロンドンでは インターネットのシェアメイト募集サイト が 24% 新聞広告 が 13% とメディア経由が多い オーナーとの契約形態をみると 東京では あなた自身が契約して ( シェアメイトは同居者として入居 ) が 43% で最も多いが ロンドンやパリでは シェアする同士が別々に契約して が 4 割強で最も多い ニューヨークは様々な契約形態が分散している 6 ルームシェア 263

90 6 5 ルームシェアの理由 期間 ルームシェアの理由をたずねたところ いずれの都市においても 住居費を節約したかったから が最も多く ニューヨークで79% ロンドンで68% 東京で 61% パリで59% となった 次いで 同居人がいると楽しそうだったから が 20 30% で続く 264

91 6 ルームシェアの期間をみると いずれの都市においても平均 20 ヶ月強となっている 東京の性別にみると 女性 ( 平均 25.8ヶ月 ) のほうが男性 (15.3ヶ月) よりも期間が長い 6 ルームシェア 265

92 6 6 ルームシェアの長所 短所 ルームシェアの長所をたずねたところ いずれの都市においても 住居費がより安く抑えられる が最も多く ニューヨークで 89% ロンドンで 81% 東京で76% パリで 73% となった 東京と比べて他の都市の方が多くの長所の回答率が高いが 特に 他人との共同生活のスキルが身につく 同居人から刺激を受け自分も成長できる 同居人が何かと世話を焼いてくれて助かる などの差が大きい 266

93 6 ルームシェアの短所をたずねたところ 東京では プライバシーが保てない が 48% で最も多く 何かと気を遣う が 38% で続く ニューヨークとロンドンでは お互いの嫌な部分が目に付く 同居人と生活リズムが合わない 掃除など家事の負担が不公平 などが他の都市よりも多い 6 ルームシェア 267

94 6 7 ルームシェアの満足度 ルームシェアの満足度をたずねたところ 東京では たいへん満足 が 8% まあ満足 が 43% と合わせて52% の半数が満足と回答した 他の都市では満足していると回答した人は6 割を超え 東京よりも満足している人の割合は高い 268

95 6 8 今後のルームシェア意向 6 今後のルームシェアの意向をたずねたところ 東京では ぜひしたい が 2% まあしたい が 6% で合わせて8% がルームシェアの意向を示した ニューヨークでは意向者は 14% ロンドンでは22% パリでは10% となっている 年代別にみると 若年層のほうが意向は高く 歳では 東京で 18% ニューヨークで38% ロンドンで45% パリで24% が意向を示している 6 ルームシェア 269

96 7 シェアハウス 7 1 シェアハウスの認知度 居住経験 シェアハウスに関する質問は東京の賃貸住宅に居住している独身者を対象とした まず シェアハウスの認知度をたずねたところ どのようなものか知っている が 31% どのようなものかよくわからないが 名前は聞いたことがある が 43% と 名前の認知は 73% となっている 性別にみると 女性のほうが認知度が高い 270

97 シェアハウスがどのようなものか知っている人に シェアハウスに住んだことがあるかをたずねたところ 現在住んでいる が2% かつて住んだことがある が 3% で6% が居住経験があるとした これは賃貸居住の独身者全体では 2% に相当する 7 シェアハウス 271

98 7 2 シェアハウスの印象 魅力度 シェアハウスの印象を自由回答でたずねたところ 最も多かったのが プライバシーが守られない 次いで 一人で借りるより割安 煩わしい 楽しそう など良いイメージと悪いイメージが入り乱れている 272

99 7 シェアハウス とは? キッチン リビング 浴室 トイレ等の設備を複数名の入居者が共同で使用する住居のことを指します はじめから複数人住むことを前提に作った家で 入居者はそれぞれ独立した個室があり キッチンやリビングなどの共用スペースでは他の入居者との交流が図れます 日々の管理については管理会社が介在することで 物件運営や一般的な集合住宅のトラブルに対応する役割を果たしています 一般的な シェアハウス の特徴 1) 個室ではプライベート空間が保てる 2) キッチン リビング 浴室 トイレ ランドリー等は共有 3) 共用スペースでは他の入居者とコミュニケーションができる 4) 家賃は周辺のアパート マンションより安い場合が多い 5) デポジットの数万円以外は 敷金 礼金などの初期費用がほとんどかからない 6) ほとんどの物件で生活に必要な家具 設備 機器は備え付けなので すぐ生活を始められる 7) 自分とは異なる世代 業種 経歴 国籍を持った他の入居者との日常的な交流ができる 8) 入居者のパーティやイベントなどが開催される シェアハウス の実例 どのような物件があるかは 下記サイトをご覧下さい 上記のようにシェアハウスの説明文を被験者に読んでもらった上で その魅力度をたずねたところ 非常に魅力的だと思う が 3% やや魅力的だと思う が 18% で合わせて 21% が魅力的だと回答 6 割弱は魅力を感じないとした 性別にみると女性 年代別にみると若年層で魅力的だと回答した人が相対的に多い 7 シェアハウス 273

100 7 3 シェアハウスの魅力的な点 居住意向 シェアハウスの魅力的な点をたずねたところ 家賃は周辺のアパート マンションより安い場合が多い が 49% で最も多く 以下 個室ではプライベート空間が保てる デポジットの数万円以外は 敷金 礼金などの初期費用がほとんどかからない ( いずれも37%) が続く 性別にみると 女性のほうが多くの魅力を感じており 特にない は男性では 39% だが女性では 24% と少ない 274

101 7 シェアハウスへの居住意向をたずねたところ ぜひ住みたい が 1% 地域などの希望条件が合えば積極的に検討したい が11% で合わせて12% が居住意向を示したが 66% は住んでみたいとは思わないと回答した 性別にみると女性 年代別にみると若年層で居住意向を示した人が相対的に多い 7 シェアハウス 275

102 8 将来の持ち家志向 8 1 将来の持ち家志向 将来 持ち家を手に入れたいと思うかをたずねたところ 東京では どうしても持ち家を手に入れたい が 9% できれば持ち家を手に入れたい が 42% と 持ち家を手に入れたいと回答した人は51% と半数を占めた ニューヨークでは 76% ロンドンでは77% パリでは80% と大半が持ち家志向を持っている 276

103 8 2 持ち家を購入したい時期 持ち家志向がある人に 持ち家を購入したい時期をたずねたところ 東京では わからない が 48% と約半数を占めたのに対し 他の都市では 2 3 年以内 が最も多く ロンドンやパリでは すぐにでも も 2 割前後と多い 8 将来の持ち家志向 277

104 8 3 持ち家を購入したいタイミング 持ち家志向がある人に 持ち家を購入したいタイミングをたずねたところ 東京では 収入の安定 が 22% で最も多く 以下 買いたい家が見つかったら (15%) 頭金が出来たら (11%) と続く 他の都市では 頭金が出来たら が最も多く 就職 雇用の安定 不動産価格や金利が買い時になったら なども東京よりも多い 278

105 8 4 5 年以内に持ち家を手に入れられる可能性 8 持ち家志向がある人に 5 年以内に持ち家を手に入れられる可能性をたずねたところ 東京では ほぼ確実に買える が 9% たぶん買える が 17% と 買えそうだと回答した人は 26% にとどまる ニューヨークでは64% ロンドンでは 57% パリでは66% と6 割前後の人が買えそうだと回答している 8 将来の持ち家志向 279

106 8 5 持ち家が欲しい理由 持ち家志向がある人に 持ち家が欲しい理由をたずねたところ 東京では 家賃を払い続けるのがもったいないから が 43% で最も多く 自分の家が持ちたいから ( 41%) 賃貸では老後が不安だから (37%) と続く 他の都市では 自分の家が持ちたいから が突出しており 7 割前後が回答している 280

107 8 6 賃貸住宅がよい理由 8 賃貸住宅を希望する人に 賃貸住宅がよい理由をたずねたところ 東京では ローンを抱えたくないから が 66% で最も多く 気軽に引っ越しできるから ( 46%) その時の所得に応じた暮らしができるから ( 43%) と続く ロンドンやパリでは 持ち家は買えそうにないから ニューヨークやロンドンでは 将来のことが見えてないから が相対的に多い 8 将来の持ち家志向 281

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