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1 西武バス株式会社

2 弊社におきましては 輸送の安全を最優先に 社長をはじめ全社員が一丸となって絶えず安全の向上に取り組んでいます 安全方針 安全は全ての業務に優先する 1 輸送の安全に関する基本的な方針 (1) 社長は 輸送の安全の確保が事業の経営の根幹であるこ とを深く認識し 社内において輸送の安全の確保に主導 的な役割を果たします また 現場における安全に関する声に真摯に耳を傾け るなど現場の状況を十分に踏まえ 全社員に対し輸送の安 全の確保が最も重要であるという意識を徹底させます (2) 輸送の安全に関する計画の策定 実行 チェック 改善 (Plan Do Check Act) を確実に実施し 安全対策を常に見直し 全社員が一丸となって業務を遂 行することにより 絶えず輸送の安全性の向上に努めま す また 輸送の安全に関する情報については 積極的に公表します

3 2 輸送の安全に関する目標及び達成状況に関する統計 2017 年度は 車内人身重傷事故 A 事故 ( 人身事故及び損害 10 万円以上の物損事故 ) 及び B 事故 ( 損害 万円以上 10 万円未満の物損事故 ) ともに前年度の発生件数より増加させ目標を達成することができませんでした 2018 年度についても目標を設定し 事故抑止に向けた取り組みを行います 死亡事故 車外人身重傷事故 車内人身重傷事故 A 事故 B 事故 運転者の疾病により運行ができなかったもの 車両の装置故障により運行できなかったもの 2017 年度目標 0 件 1 件以下 1 件以下 60 件以下 5 件以下 - - 発生状況 0 件 0 件 2 件 95 件 61 件 0 件 52 件 死亡事故 車外人身重傷事故 車内人身重傷事故 A 事故 B 事故 2018 年度目標 0 件 1 件以下 1 件以下 6 件以下 42 件以下 自動車事故報告規則第 2 条に規定する事故統計 (2017 年度に自動車事故報告規則により報告した事故 ) 死亡事故 車外人身重傷事故 車内人身重傷事故 運転者の疾病により運行ができなかったもの 車両の装置故障により運行できなかったもの 2017 年度発生状況 0 件 1 件 5 件 0 件 52 件 第 2 当事者事故を含まず

4 4 輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統安全統括管理者 ( 運輸管理部長 ) 輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統整備管理者運行管理者整備管理者運行管理者練馬営業所所長統括運行管理者整備管理者運行管理者整備管理者運行管理者整備管理者運行管理者滝山営業所上石神井営業所所長所長統括運行管理者統括運行管理者整備管理者運行管理者立川営業所新座営業所所長統括運行管理者小平営業所所長所長統括運行管理者統括運行管理者整備管理者運行管理者整備管理者運行管理者所沢営業所所長統括運行管理者川越営業所大宮営業所所長所長統括運行管理者統括運行管理者整備管理者運行管理者整備管理者運行管理者狭山営業所所長統括運行管理者整備管理者運行管理者飯能営業所所長統括運行管理者

5 5 輸送の安全に関する重点施策 2017 年度 バック事故防止 発進時の車内確認と案内の実施 健康診断結果 (SAS 脳 MRI 含む ) に基づく追跡指導 6 輸送の安全に関する教育 計画 2017 年度 安全規則及び国土交通省告示 1676 号に伴い 計画的 継続的に安全を確保するため 必要な指導 教育を全運転士及び運行管理者 ( 補助者 ) 整備管理者 ( 補助者 ) に実施しました 各種安全運動の取り組み 運動名実施時期実施内容 春 秋の全国交通安全運動 SST 運動 車内事故防止運動 4 月 9 月 6 月 11 月 7 月 役員による職場巡視添乗街頭指導 警察講習会 役員による職場巡視 添乗街頭指導 本社員の街頭立会い 役員による職場巡視 本社員による添乗調査 夏季の輸送安全総点検 8 月役員による職場巡視 エコドライブ強化月間 10 月 ~11 月燃料節約の目標及び実施状況の確認 年末年始自動車輸送安全総点検 12 月 ~1 月 役員による職場巡視 法定に帳票類の適合性監査 フォローアップ監査 特別事故防止運動適宜事故再発防止対策の実施

6 2017 年度事故防止の取り組み 項 目 内 容 実施予定月実施月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 月 実施者 1 安全方針 ( 社長コミットメント ) 安全は全ての業務に優先する とした社長コミットメントを安全方針と掲げ取り組む 全社員 2 役員による職場巡視 社長を始め役員による職場巡視を各運動時に実施する 役員 各種安全運動 春 秋の全国交通安全運動 (4 9 月 ) SST 運動 (6 11 月 ) 車内事故防止運動 (7 月 ) 夏季の輸送安全総点検 (8 月 ) エコドライブ強化月間 (10~11 月 ) 年末年始自動車輸送安全総点検 (12 月 ~1 月 ) 特別事故防止運動 ( 適宜 ) 運輸管理部 営業所 4 事故情報の共有化 重大事故及び A B 事故の事故分析 ( なぜなぜ分析 ) を行い再発防止策を策定し効果の検証を行う 全営業所の A B 事故を四半期ごとに分類 分析を行い対策を策定し 現業にフィードバックする 班別業務研修会等において事故映像を再発防止策に活用する 運輸管理部 安全風土構築に向けた取り組み ヒヤリ ハット情報を毎月全営業所より収集し 四半期ごとに本社で情報の分析を行い傾向と対策を営業所へフィードバックする 班別業務研修会においてヒヤリ ハット映像を活用し KYT トレーニングを実施する 西武バスグループ各社の事故防止の取り組みについての情報共有を目的とした会議を カ月に 1 回開催する 事故再発防止策 事故 ヒヤリ ハット情報の共有など事故防止の取り組み全般に渡りグループ全社の事故防止対策委員による事故防止対策委員会を毎月 1 回開催する 運輸管理部 運輸管理部 運輸管理部 営業所 8 労使事故防止委員会本社および労働組合本部役員との事故防止対策委員会をカ月に1 回開催する 運輸管理部 労働組合 9 ヒヤリ ハット情報の収集と共有化 西武バスグループ安全推進会議 事故防止対策委員会 安全のしおり 10 安全運転コンクール 抽出された事故事例や知識として必要とされる関係法令などを掲載したチラシを毎月発行し 全社員に配布する 運輸管理部 11 ハザードマップ事故やヒヤリ ハット情報を基に営業所路線図に危険箇所を抽出し 活用する 営業所 12 無事故表彰制度 1 酒気帯び出勤の撲滅 各バス協会主催の安全運転コンクールに全社員が参加し 表彰チーム達成率 80% を目指す ( 昨年度東京地区 8.1% 埼玉地区 79.8%) 営業所別無事故表彰 ( 連続走行 100 万 km 毎 ) 個人別無事故表彰 (6 月実施 ) 営業所別事故抑止目標達成表彰 (4 月実施 ) 班別無事故表彰 ( 連続走行 10 万 km 毎 ) 現業管理者による個人面談を通じ飲酒習慣の自発的な見直しを促すとともに 携帯アルコール検知器を出勤前に必ず使用する 運輸管理部 運輸管理部 人事部 運輸管理部 営業所 14 労使共催でのコンテスト 安全講演会 労使共催にて西武バスグループによるコンテストを開催する ( 運転技能コンテスト 10 月 安全講演会 月 ) 運輸管理部 労働組合 15 労使共催による安全教室沿線の幼稚園 小学校 養護施設など 交通弱者を対象とした安全教室などを労使共催で開催する 営業所 労働組合 16 バック事故防止 折り返し場 駅ロータリー 狭隘箇所等でバックする際に必ずバックモニターで後方の確認を指差しで行う また定着を専任講師 管理者による立ち会い等で確認する 運輸管理部 営業所 17 発進時の車内確認と案内の実施 指導乗務員 専任講師 OD 添乗員 事業本部員による添乗を行い 発進時の案内 着席確認の実施状況を把握することで車内事故防止に繋げる 運輸管理部 営業所 18 時間外労働の管理過労防止のための時間外勤務状況を確認し 80 時間を超えないよう管理する 運輸管理部 営業所 安全に向けた教育 訓練 一般運転士 班別業務研修会一般運転士研修適性診断の受診とカウンセリング所轄警察署による事故防止講習会バスジャック訓練 全運転士を対象に法令 ( 告示 1676 号 ) に基づく 教育を全 6 回 (2 カ月に 1 回 ) 実施する 実車を中心とした体験型研修を実施 安全意識の向上 知識 技術の習得 会社方針の理解などを目的とした全運転士 ( 勤続 5 年以上 年に 1 回 ) を対象とした 1 日研修を毎月 1 回実施する 全運転士に対して 年に 1 回 NASVA ネットによる適性診断を受診し 本社カウンセラーによるカウンセリングを実施する 春 秋の交通安全運動期間の前後 1 カ月以内に所轄警察署による講習会を実施する また 重大事故発生時など必要に応じて開催する 所轄警察 バス協会等で実施されるバスジャック テロを想定した訓練に積極的に参加する また 班別業務研修会にてバスジャックを含めた緊急時の対応訓練を実施する 営業所 人事部 営業所 営業所 NASVA 運輸管理部 営業所

7 2017 年度事故防止の取り組み 項 目 内 容 実施予定月実施月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 月 実施者 1 事故惹起運転士の教育 重大事故 A 事故惹起運転士に対し特別講習会を開催し 再発防止に向けた教育訓練を実施する 重大事故惹起者は特定診断の受診とカウンセリングを実施する 営業所において受講後のフォローアップ添乗及び個人面談を実施する 運輸管理部 人事部 専任講師 2 苦情 OD 不適切惹起運転士の教育 苦情 OD 不適切惹起運転士に対し特別研修を開催し 改善に向けた教育を実施する 営業所に於いて受講後のフォローアップ添乗及び個人面談を実施する 運輸管理部 人事部 特安定全運に転向士けた教育 訓練 4 高齢運転士に対する教育 職場のリーダーとして 班員に対する事故防止や接遇向上に向けた業務指導について必要な知識の取得 並びに会社方針の理解を深めるため正 副指導乗務員を対象とした 1 日研修を実施する 65 歳以上の高齢運転士に対して 2 年毎 ( 法令 年毎 ) に適齢診断を受診させるとともに各営業所でカウンセリングを行い 加齢に伴う身体機能の変化に応じた運転操作などについて教育を実施する 新たに雇入れた運転士に対して業務上必要な関係法令 社内規則などの知識と基本運転操作の習得のための研修 ( 座学 5 日 実技 15 日 ) を実施する 期間内に初任診断を行い 運転特性についても指導する 入社後 5 年目までの新人運転士に対して必要とされる知識の習得 運転技術 案内接遇の向上を目的とした研修 (カ月 60カ月は1 日間 12カ月 6カ月は2 日間 ) を実施する 受講後に指導乗務員などによるフォローアップ添乗及び個人面談を実施する 新たに選任された高速応援運転士に対し 高速バスにおける高速道路での事故防止について座学 2 日及び運転訓練 5 日の研修を実施する 雪道研修では座学 1 日及び走行訓練 1 泊 2 日の研修を実施する 運輸管理部 人事部 営業所 NASVA 人事部 人事部 人事部 8 選任 年未満の高速運転士に対する教育選任後 年未満の高速応援運転士に対し 雪道走行訓練 1 日を実施する 人事部 1 指導乗務員の教育 新入運転士に対する教育 勤続 5 年未満の運転士に対する教育 ( 入社後 ヶ月 12 ヶ月 6 ヶ月 60 ヶ月 ) 新任高速運転士に対する教育 重大事故発生時の運行管理者に対する教育 重大事故を惹起した運転士の点呼執行者に対して 点呼の振り返りなど再発防止に向けた研修を実施する 運輸管理部 人事部 専任講師 事務員 2 運行管理者 補助者に対する教育 新たに選任された運行管理者 補助者に対する教育 運行管理者として必要とされる法令 社内規則の習得 点呼手順の定着 コンプライアンスの浸透定着に向けた 1 日研修を実施する 事故惹起特別講習会に出席し事故分析と再発防止策策定の習得に向けた教育を行う 現業管理者による点呼手順定着に向けた指導教育を行う 新たに選任された運行管理者 補助者の新入事務員や本社員に対して 運行管理者としての基礎知識習得のための研修を実施する 運輸管理部 人事部 専任講師 運輸管理部 人事部 4 整備管理者に対する教育 整備管理者及び整備士に対し業務上の必要とされる知識の習得並びに整備技術向上のための 1 日研修を実施する 運輸管理部 人事部 設備投資 安全に関する 脳 MRI 検査の実施 睡眠時無呼吸症候群 (SAS) のスクリーニング検査及び精密検査の実施 先進安全自動車 (ASV) の導入 携帯アルコール検知器の代替 高速乗務員及び高速応援乗務員に対して計画 ( 年に 1 回 ) に基づく脳 MRI 検査を実施し 健康起因による事故防止に繋げる 全運転士に対し 計画 ( 年に 1 回 ) に基づく睡眠時無呼吸症候群スクリーニング検査 ( 簡易検査 ) を実施し 検査結果による要精密検査対象者は精密検査 (PSG) を受診し 治療に繋げる 先進安全技術でドライバーの運転を支援するシステム ( 衝突被害軽減ブレーキ 車間距離警報装置 車両ふらつき防止装置等 ) を装備した高速バスを7 5 両導入予定 自宅等で出勤前に使用するため貸与している携帯アルコール検知器を 1,900 台購入し代替する (2 年に 1 度 ) 燃料電池センサー マウスピース方式 メモリ 10 件の機能により 運動時に使用確認も行える 5 モバイルアルコール検知器の代替高速 貸切バスにて宿泊地先で使用するモバイルアルコール検知器を 19 台購入し代替する 〇 人事部 〇 運輸管理部 運輸管理部 運輸管理部 6 心疾患スクリーニング検査の検討全乗務員に対し 健康診断時に所見があった者は心疾患スクリーニング検査を行うよう検討する 運輸管理部 1 法定帳票の維持管理 各営業所において法定帳票類の自主点検を毎月実施し 担当課が毎月営業所からの提出を確認 進捗状況 定着度の確認を定期的に行う 運輸管理部 営業所 内部監査 2 各種運動の査察管理部による各種運動の取り組み状況や結果や法定帳票の自主点検実施状況の確認を行う 運輸管理部 4 5 営業所での半期毎の事故防止取り組みレビュー 営業所適合性監査 営業所有効性監査 各営業所おいて半期毎 ( 重点営業所は四半期ごと ) における事故分析及び取り組みの振り返りを行い 課題の抽出と見直し並びに新たな施策の策定を本社担当課と共に行う 本社監査チームによる関係法令 各種規程の遵守状況及び法定帳票の整備状況 自主点検の実施状況の確認を行う 実施結果に基づくフォローアップ監査を実施する 本社による特定営業所の管理者インタビュー及び事故防止の取り組み計画に対する実施結果の検証を半期毎に実施する 全乗務員に対し意識調査票による調査を行う 運輸管理部 営業所 監査チーム 運輸管理部 6 監査室による有効性監査 監査室による代表 安全統括管理者 運輸管理部長 運輸安全課長のインタビュー及び関係帳票の確認行う 監査室

8 7 事故 災害等に関する報告連絡体制

9 8 輸送の安全に関する内部監査結果および改善措置 2017 年度内部監査の状況 監査期間 2017 年 11 月 28 日 ~12 月 25 日 監査結果法定帳票類で捺印漏れなど 一部不備が発見されました 改善措置フォローアップ監査で改善措置を確認しました 重点施策 A 事故について事故抑止目標を超えたことから 2018 年度については 発進時の車内人身事故を防ぐため 発進時の基本動作を実施し 着席確認を徹底するよう取り組みます

10 9 輸送の安全に関する設備投資 2017 年度 (1) 脳 MRI の検査の実施 120 万円 (2)SAS スクリーニング検査と精密検査の実施 20 万円 () 先進安全自動車 (ASV) の導入 1 億 6100 万円 上記における設備投資の費用は合計 1 億 6450 万円の支出となりました 10 行政処分の状況当社の行政処分はありません 11 安全統括管理者取締役運輸管理部長八木健 (2015 年 4 月 ~2018 年 1 月 1 日 ) 取締役運輸管理部長川㞍司 (2018 年 2 月 1 日 ~) 12 安全管理規程当社の安全管理規程は ホームページ掲載の通りです

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