Microsoft Word - ④平成27年度地下水質測定結果（H280314）

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れんまいのら
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1 平成 27 年度地下水質測定結果について水質汚濁防止法第 16 条の規定により策定した平成 27 年度地下水質測定計画に基づき実施した調査の結果について報告します Ⅰ 調査の概要 1 調査対象項目調査の対象項目は地下水の水質汚濁に係る環境基準 ( 以下環境基準という ) が定められている項目等 30 項目です ( 図表 1) 図表 1 調査対象項目境基準項目その他測定方法環カドミウム以下全シアン検出されないこと 0.1 鉛 0.01 以下六価クロム 0.05 以下 0.02 砒素 0.01 以下総水銀以下アルキル水銀検出されないこと PCB 検出されないこと項目報告下限値ジクロロメタン 0.02 以下四塩化炭素以下塩化ビニルモノマー以下 ,2- ジクロロエタン以下 ,1- ジクロロエチレン 0.1 以下 ,2- ジクロロエチレン 0.04 以下 ,1,1- トリクロロエタン 1 以下 0.1 1,1,2- トリクロロエタン以下トリクロロエチレン 0.01 以下テトラクロロエチレン 0.01 以下 ,3- ジクロロプロペン以下チウラム以下シマジン以下チオベンカルブ 0.02 以下ベンゼン 0.01 以下セレン 0.01 以下硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 10 以下 0.01 ふっ素 0.8 以下 0.08 ほう素 1 以下 0.1 1,4- ジオキサン 0.05 以下平成 9 年 3 月 13 日環境庁告示第 10 号別表に掲げる方法 ph - - JIS K 電気伝導率 - - JIS K

2 2 調査方法の概要調査方法の概要は図表 2 のとおりです図表 2 調査方法の概要用語区域 : 概況調査の対象として設定した県内を概ね 2km 四方に区切った範囲を示す地点 : 調査対象とした井戸のことを示す地域 : 調査対象項目毎の調査対象となる範囲を示す 2

Ⅱ 調査の結果 1 概況調査の結果図表 3 に示す平成 27 年度の調査対象区域 56 区域 (64 地点 ) において環境基準が定められ

地点において図表 1 に掲げる項目のうち農薬 4 項目 (1,3- シクロロフロヘンチウラムシマシンチオヘンカルフ ) を除く項目 ( ただし調査実施

のうち過去に当該区域内でを超過して検出されその後以下となった地域が含まれている区域 (6 区域 ) これら 6 区域の 1 地点または 2 地点 ( 上記注 1とは別の地点 )

3 Ⅱ 調査の結果 1 概況調査の結果図表 3 に示す平成 27 年度の調査対象区域 56 区域 (64 地点 ) において環境基準が定められている項目等について概況調査を実施しました図表 3 概況調査の実施区域注 1) およびの区域 : 平成 27 年度の調査対象区域 (53 区域 ) これら 53 区域の各 1 地点において図表 1 に掲げる項目のうち農薬 4 項目 (1,3- シクロロフロヘンチウラムシマシンチオヘンカルフ ) を除く項目 ( ただし調査実施市町内で農薬が検出される可能性が最も高いと推定される区域については農薬 4 項目も含む ) を調査注 2) およびの区域 : 平成 27 年度の調査対象区域 (53 区域 ) のうち過去に当該区域内でを超過して検出されその後以下となった地域が含まれている区域 (6 区域 ) これら 6 区域の 1 地点または 2 地点 ( 上記注 1とは別の地点 ) において過去に当該区域内でを超過して検出された項目を調査注 3) の区域 : 過去にトリクロロエチレンが検出されていた地域のうち終了時に 0.01mg/L を超えて検出していた地点についてトリクロロエチレンを対象に調査 3

4 概況調査の結果図表 4のとおり 56 区域 (64 地点 ) のうち 12 区域 (13 地点 ) で一部の調査項目が検出されましたこのうち汚染範囲等の確認が必要と判断された 5 地点 ( 区域番号 ) についてその検出範囲等を確認するために周辺調査を実施しましたなお周辺調査を実施しなかった 8 地点 ( 区域番号 ) については以下の理由により周辺調査を実施しませんでした区域番号 : 現在を実施している地域内であり周辺の汚染の状況が明らかな地域であるため区域番号 40-9: 過去に当該区域内でを超過して検出された項目の以下での検出であるため区域番号 46-1: 今回のの超過はトリクロロエチレンのが引き下げられたことによるものであり新たな汚染によるものでなく過去の調査結果から周辺調査の必要はないものと判断されたため * 自然的原因等により地下水から検出されることのあるふっ素ほう素硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の 3 項目については原則として地下水環境基準を超えて検出されたもののみを挙げています 2 周辺調査の結果 (1) 概況調査を契機とした調査 1の概況調査で新たに検出のあった 5 地点について周辺調査を実施しました ( 図表 4) この結果 5 地点それぞれについて汚染の有無および検出範囲の確認と調査対象地域の設定ができたことからの超過が確認できたものについては次年度から汚染監視調査を実施しますまた調査したすべての地点での超過が認められなかったものについては経過観察調査を実施しますなお砒素 (1 地域 ) については自然的原因によるものと考えられますトリクロロエチレン (2 地域 ) テトラクロロエチレン(1 地域 ) 1,4-ジオキサン (1 地域 ) については人為的な汚染原因によるものと考えられますが周辺に当該物質を使用している事業場は存在せず汚染源の特定には至りませんでした (2) 工場事業場が実施した地下水質調査を契機とした調査 ( 図表 5) 滋賀県公害防止条例に基づき事業者が実施した敷地内の地下水調査において事業場の敷地境界にある井戸で塩化ビニルモノマーが地下水を超過して検出されたと報告があったことから周辺調査を実施しました周辺調査では不検出であるので事業者が実施する事業場内の監視井戸での調査結果の報告によりその状況を監視することとしは実施しません土壌汚染対策法に基づき事業者が実施した敷地内の土壌汚染状況調査において調査井戸でベンゼンが地下水環境基準を超過して検出されたと報告があったことから周辺調査を実施しました周辺調査ではすべての地点で不検出であるので事業者が実施する調査の結果報告によりその状況を監視することとしは実施しません 4

5 地点出数図表 4 概況調査を契機とした検出井戸周辺調査の結果区域番号検出地域検出項目数超検出過数最高値概況調査対応状況数検超過数と超過地点検出井戸周辺調査最高値次年度予定備考所管 46-1 大津市馬場地区トリクロロエチレン周辺調査は平成 15 年度に実施済であるため実施せず井戸所有者に対し飲用指導を実施大津市 46-2 大津市大将軍付近草津市南笠付近 1 4- シオキサン周辺調査実施超過地点なし別の検出地域として既に飲用指導済み検出場所が大津市と草津市の境界に近い位置であったため滋賀県と大津市が合同で調査を実施次年度のは草津市内で実施大津野洲市 ~ 草津市湖岸地域砒素継続監視地域内のため周辺調査は実施せず守山市勝部地区テトラクロロエチレントリクロロエチレン過去の汚染地域での以下の検出であるため周辺調査は実施せず守山市古高町付近守山市播磨田地区市湯屋付近テトラクロロエチレン周辺調査実施 4 1 テトラクロロエチレン継続監視地域内のため周辺調査は実施せずトリクロロエチレン周辺調査実施超過地点なし超過地点なし <0.001 過去に検出地域として飲用指導済み彦根市湖岸地域砒素継続監視地域内のため周辺調査は実施せず湖東 5

6 検出地点過数出数区域番号検出地域検出項目数超最高値概況調査対応状況数検超過数と超過地点検出井戸周辺調査最高値次年度予定備考所管彦根市服部町付近トリクロロエチレン周辺調査実施超過地点なし過去に検出地域として飲用指導済み次年度は愛荘町愛知川地区の汚染監視調査区域を拡大して実施湖東 23-4 高島市鴨付近砒素周辺調査実施超過地点なし <0.005 環境基準の超過は確認されなかったが飲用に関する注意喚起を実施高島注 1) ゴシック体太字 : を超過した項目とその値図表 5 事業者が実施した地下水調査を契機とした検出井戸周辺調査の結果事業者が実施した地下水調査検出井戸周辺調査区域番号検出地域検出項目検出数超過数最高値対応状況地点数検出数超過数と超過地点最高値次年度予定備考所管 - 湖南市下田付近塩化ヒニルモノマー周辺調査実施超過地点なし < 事業者による調査井戸所有者に対し調査結果を通知 - 市水口町北脇付近ベンゼン周辺調査実施超過地点なし <0.001 事業者による調査井戸所有者に対し調査結果を通知注 1) ゴシック体太字 : を超過した項目とその値 6

7 3 の結果の超過等が確認され継続的に監視が必要な 63 地域 (243 地点 ) においてを実施しました ( 図表 6) これら 63 地域 (243 地点 ) のうち 52 地域 (209 地点 ) において汚染監視調査を 11 地域 (34 地点 ) において経過観察調査を実施しましたその結果図表 6 の (2) のとおり汚染監視調査を実施した地域のうち 10 地域において全ての地点で監視対象項目が以下となったことから次年度は経過観察調査を実施しますその他の 42 地域では過去の調査結果と検出濃度を比較すると概ね横ばいもしくは低下の傾向がみられました図表 6 の (2) のとおり経過観察調査を実施した地域のうち 5 地域において全ての地点で監視対象項目が以下であったことから今年度でを終了しますまたその他の 6 地域内においては一部の地点で監視対象項目が再びを超過したため次年度は汚染監視調査を実施します図表 6 の結果 (1) の地点数汚染監視調査経過観察調査地域数地点数検出数超過数人為的な汚染原因が考えられるもの自然的原因の可能性が高いと考えられるもの人為的な汚染原因が考えられるもの自然的原因の可能性が高いと考えられるもの合計注 1) 検出数は各調査地点においていずれかの項目の検出がみられた回数注 2) 超過数は各調査地点においていずれかの項目の超過がみられた回数注 3) 有機塩素系 A B C については複数の項目で検出がみられた場合も 1 として計算注 4) 有機塩素系 A B C については複数の項目で超過がみられた場合も 1 として計算 7

8 No 1 (2) 汚染監視調査の結果 1 人為的な汚染原因が考えられるもの調査地域名大津市大江地区調査項目硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素地点出数検数超過数最高値過去の最高値 26 年度 25 年度次年度予定備考所管大津市 2 草津市矢倉地区六価クロム塩化ヒニルモノマー草津市矢倉地区 1,1-シクロロエチレン不検出 0.1 1,2-シクロロエチレントリクロロエチレンテトラクロロエチレン不検出塩化ヒニルモノマー不検出不検出不検出草津市岡本町地区 1,1-シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2-シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.04 トリクロロエチレンテトラクロロエチレン不検出不検出不検出 0.01 塩化ヒニルモノマー草津市野路地区 1,1-シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2-シクロロエチレントリクロロエチレンテトラクロロエチレン塩化ヒニルモノマー草津市大路地区 1,1-シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2-シクロロエチレントリクロロエチレンテトラクロロエチレン不検出

9 No 調査地域名調査項目地点出数検数超過数最高値過去の最高値 26 年度 25 年度次年度予定備考所管塩化ヒニルモノマー草津市駒井沢町地区 1,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレントリクロロエチレン全地点で以下でしたので次年度は経過観察調査を実施テトラクロロエチレン不検出不検出不検出草津市下笠地区硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素野洲市比留田地区硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素全地点で以下でしたので次年度は経過観察調査を実施塩化ヒニルモノマー不検出不検出不検出市水口町城内東林口西林口北脇地区 1,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレントリクロロエチレン不検出 0.01 テトラクロロエチレン塩化ヒニルモノマー不検出不検出不検出湖南市石部地区 1,1- シクロロエチレン ,2- シクロロエチレントリクロロエチレンテトラクロロエチレン不検出不検出不検出市水口町下山地区硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素塩化ヒニルモノマー不検出不検出市地域 1,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレントリクロロエチレン監視地点数の見直しを行い次年度は 5 地点で汚染監視調査を実施テトラクロロエチレン

10 No 調査地域名調査項目地点出数検数超過数最高値過去の最高値 26 年度 25 年度次年度予定備考所管塩化ヒニルモノマー ,2- シクロロエタン不検出不検出不検出近江八幡市上田町千僧供町長福寺町地区 1,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレン ,1,1- トリクロロエタン不検出不検出不検出 1 1,1,2- トリクロロエタン不検出不検出不検出トリクロロエチレンテトラクロロエチレン不検出不検出不検出市平林町地区硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素市福堂町地区硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 ) 全地点で以下でしたので次年度は経過観察調査を実施 17 彦根市馬場城町長曽根地区塩化ヒニルモノマー ,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレントリクロロエチレン不検出 0.01 テトラクロロエチレン湖東 18 彦根市日夏清崎南川瀬地区塩化ヒニルモノマー不検出不検出不検出 ,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.04 トリクロロエチレン不検出不検出不検出 0.01 テトラクロロエチレン湖東 10

11 No 調査地域名調査項目地点出数検数超過数最高値過去の最高値 26 年度 25 年度次年度予定備考所管塩化ヒニルモノマー不検出不検出不検出愛荘町愛知川地区 1,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレン不検出不検出トリクロロエチレン不検出不検出不検出 0.01 概況調査において下流域でトリクロロエチレンが検出したため調査地点を 1 地点追加湖東テトラクロロエチレン塩化ヒニルモノマー不検出不検出不検出長浜市大寺町地区 1,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.04 トリクロロエチレン湖北テトラクロロエチレン塩化ヒニルモノマー不検出不検出不検出米原市村居田地区 1,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.04 トリクロロエチレン湖北テトラクロロエチレン塩化ヒニルモノマー不検出不検出不検出高島市安曇川町田中地区 1,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレントリクロロエチレン高島テトラクロロエチレン

12 2 自然的原因の可能性が高いと考えられるもの No 調査地域名調査項目地点出数検数超過数最高値過去の最高値 26 年度 25 年度次年度予定備考所管 23 大津市黒津地区ふっ素大津市 24 大津市北小松地区ふっ素大津市 25 草津市馬場地区砒素全地点で以下でしたので次年度は経過観察調査を実施 26 野洲市 ~ 草津市湖岸地域砒素草津市矢倉野路南笠地区総水銀不検出野洲市永原下町地区ふっ素市土山町北土山地区鉛不検出全地点で以下でしたので次年度は経過観察調査を実施 30 市町油日地区 2 鉛不検出全地点で以下でしたので次年度は経過観察調査を実施 31 市町神地区鉛不検出全地点で以下でしたので次年度は経過観察調査を実施 32 湖南市下田地区 1 砒素不検出全地点で以下でしたので次年度は経過観察調査を実施 33 市水口町日電地区砒素

13 過数No 調査地域名調査項目地点出数検数超最高値過去の最高値 26 年度 25 年度次年度予定備考所管 34 湖南市下田高松地区砒素地点において土壌由来の懸濁物がみられることから汚染監視調査の対象地点として不適切と判断周辺に他に調査可能な井戸が無いことから次年度は 1 地点で調査を実施 35 湖南市岩根中央地区ふっ素湖南市下田地区 2 ふっ素全地点で以下でしたので次年度は経過観察調査を実施 37 湖南市三雲地区ふっ素全地点で以下でしたので次年度は経過観察調査を実施 38 市水口町日電地区ほう素竜王町鏡地区鉛近江八幡市岡山桐原北里学区地域砒素市蒲生朝日野地区砒素市旧能登川町北部地域砒素

14 No 調査地域名調査項目地点出数検数超過数最高値過去の最高値 26 年度 25 年度次年度予定備考所管 43 日野町清田別所地区砒素竜王町西横関地区砒素彦根市湖岸地域砒素湖東 46 長浜市米原市湖岸地域砒素湖北 47 米原市本市場地区砒素湖北 48 長浜市西浅井町地区ふっ素湖北 49 米原市本郷地区ふっ素湖北 50 米原市本郷地区ほう素湖北 51 高島市マキノ町大沼地区砒素高島 52 高島市今津町日置前地区砒素高島 14

15 No (2) 経過観察調査の結果 1 人為的な汚染原因が考えられるもの調査地域名調査項目地点出数検数超過数最高値過去の最高値 26 年度 25 年度次年度予定備考所管塩化ヒニルモノマー草津市西草津地区 1,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレントリクロロエチレン不検出不検出不検出 0.01 再びを超過したため次年度は汚染監視調査を実施テトラクロロエチレン不検出不検出不検出守山市播磨田地区塩化ヒニルモノマー不検出不検出 ,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.04 トリクロロエチレン不検出不検出不検出 0.01 テトラクロロエチレン再びを超過したため次年度は汚染監視調査を実施計画では 13 地点で調査予定でしたが 1 地点で井戸が廃止されていたため 12 地点で調査を実施 55 草津市南山田山田地区硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素再びを超過したため次年度は汚染監視調査を実施 56 市水口町松尾地区硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素再びを超過したため次年度は汚染監視調査を実施 57 近江八幡市加茂町地区硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素全地点で以下であったため調査を終了塩化ヒニルモノマー不検出不検出不検出長浜市内保町湯次町地区 1,1- シクロロエチレン不検出不検出不検出 0.1 1,2- シクロロエチレントリクロロエチレン全地点で以下であったため調査を終了湖北テトラクロロエチレン不検出不検出不検出

16 No 2 自然的原因の可能性が高いと考えられるもの調査地域名調査項目地点出数検数超過数最高値過去の最高値 26 年度 25 年度次年度予定備考所管 59 野洲市小南地区ふっ素再びを超過したため次年度は汚染監視調査を実施湖南市菩提寺地区湖南市正福寺地区市町油日地区 1 高島市今津町今津地区鉛不検出鉛不検出鉛不検出砒素注 1) ゴシック体太字 : を超過した項目とその値注 2)(2) および (3) の検出数は表に示す項目の検出が 1 回以上みられた場合の数注 3)(2) および (3) の超過数は表に示す項目の超過が 1 回以上みられた地点数注 4) 塩化ビニルモノマーは平成 24 年度から調査項目に追加しました全地点で以下であったため調査を終了全地点で以下であったため調査を終了全地点で以下であったため調査を終了再びを超過したため次年度は汚染監視調査を実施高島 16

17 参考 1 Pb : 鉛 DCE : 1,1-ジクロロエチレン Cr 6+ : 六価クロム DCF : 1,2-ジクロロエチレン As : 砒素 cis : シス 1,2 ジクロロエチレン Hg : 総水銀 TCE : トリクロロエチレン CT : 四塩化炭素 PCE : テトラクロロエチレン VC : 塩化ビニルモノマー B : ほう素 DCA : 1,2-ジクロロエタン F : ふっ素 MC : 1,1,1-トリクロロエタン N : 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素平成 28 年 (2016 年 )3 月末現在 17

18 参考 2 1 検出された項目の毒性等について 1 鉛毒性 : 長期間の暴露により食欲不振頭痛貧血関節痛等の中毒症状を呈する用途 : 蓄電池はんだ顔料塗料等 2 六価クロム毒性 : 鼻のど気管支等の粘膜が侵される用途 : 合成用触媒メッキ顔料等 3 砒素慢性毒性 : 知覚障害皮膚の青銅色化浮腫手のひら等の角化嘔吐腹痛流涎肝臓肥大肝硬変貧血循環障害等 4 総水銀毒性 : 頭痛全身倦怠食欲不振口内炎等用途 : 乾電池蛍光灯触媒等 5 有機塩素系化合物毒性 : 発ガン等塩化ヒニルモノマー用途 : ポリ塩化ビニル等の合成樹脂の製造等 1,1- シクロロエチレン用途 : 塩化ヒニリテン樹脂の原料等 1,2- シクロロエチレンシス -1,2- シクロロエチレンの用途 : 溶剤染料抽出香料ラッカー等トランス -1,2- シクロロエチレンの用途 : カフェイン等熱に敏感な物質の抽出溶剤ワックス等トリクロロエチレン用途 : 脱脂洗浄剤溶剤等テトラクロロエチレン用途 : 脱脂洗浄剤トライクリーニンク溶剤医薬品等 6 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素毒性 : 乳幼児のメトヘモグロビン血症 ( チアノーゼ, 窒息 ) 用途 : 肥料火薬製造ガラス製造等 7 ふっ素毒性 : 過剰に摂取すると斑状歯の発生がある 8 ほう素急性毒性 : 嘔吐下痢腹痛 91,4- シオキサン急性毒性 : 脳肝臓腎臓の障害毒性 : 発がん性用途 : 有機合成反応溶剤 18

19 2 水質汚濁防止法滋賀県公害防止条例 ( 抜粋 ) 水質汚濁防止法 ( 昭和 45 年 12 月 25 日法律第 138 号 ) 第 16 条都道府県知事は毎年国の地方行政機関の長と協議して当該都道府県の区域に属する公共用水域及び当該区域にある地下水の水質の測定に関する計画を作成するものとする滋賀県公害防止条例 ( 昭和 47 年 12 月 21 日滋賀県条例第 57 号 ) 第 29 条の 5 有害物質使用特定施設を設置している者 ( 規則で定める者を除く第 29 条の 10 第 1 項において同じ ) は規則で定めるところにより有害物質使用特定施設を設置する工場等の敷地内の地下水の有害物質による水質の汚濁の状況について調査しその結果を知事に報告しなければならない第 29 条の 9 知事は工場等において有害物質に該当する物質を含む水の地下への浸透があつたことにより地下水の有害物質による水質の汚濁の状態が地下水基準に適合しないと認めるときは規則で定めるところにより当該工場等の設置者 ( 相続合併または分割によりその地位を承継した者を含む ) に対し相当の期限を定めて当該水質の汚濁の状態が地下水基準に適合することとなるよう地下水の水質を浄化するための計画 ( 以下地下水浄化計画という ) を作成するよう求めることができる 19

20 参考 3 ダイオキシン類の地下水質測定結果についてダイオキシン類対策特別措置法第 26 条に基づく地下水のダイオキシン類の調査結果は次のとおりでした 1 概況調査の結果概況調査では全体的な地下水中のダイオキシン類の状況を把握するため 5 年間で県内 18 地点 ( 大津市内除く ) での調査を実施しています平成 27 年度は 3 市 1 町の 4 地点で調査を実施しましたこの結果 4 地点全てで環境基準以下でした ( 図表 7) 図表 7 ダイオキシン類概況調査結果所管調査地域値 [pg-teq/l] 1 守山市赤野井湾付近市妹町付近日野町中在寺付近湖東彦根市後三条付近 [pg-teq/l] 1 2 の結果平成 24 年度の調査で環境基準の超過が確認され継続的に監視が必要な 1 地点においてを 2 回実施しましたこの結果以下でした ( 図表 8) これを受けは今年度で終えることとしますが今後も地下水調査実施要領に準じ定期的に調査を行います所管調査地域図表 8 ダイオキシン類結果値 [pg-teq/l] 値 [pg-teq/l] 26 年度 25 年度 24 年度 [pg-teq/l] 草津市草津一丁目付近 0.25 ( 夏 0.29) ( 冬 0.20) 24 年度および 25 年度の値は年平均値

第 2 編地下水の水質測定結果

第 2 編地下水の水質測定結果第 2 編地下水の水質測定結果 Ⅰ 測定の概要 1 測定期間平成 28 年 5 月 ~ 平成 29 年 3 月 2 測定機関茨城県, 水戸市, 古河市, 笠間市, つくば市, ひたちなか市, 筑西市 3 測定地点 (1) 概況調査地域の全体的な地下水質の概況を把握するため, 県内 87 地点 (40 市町村 ) において地下水質の測定を実施した測定地点の位置は別図のとおりである (2) 汚染井戸周辺地区調査概況調査において有害物質等が検出された地点の周辺の井戸について,