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ぜんすけたみや
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1 資料 3 交通政策審議会第 3 回航空分科会日本貨物航空株式会社代表取締役社長内山拓郎 2006 年 11 月 29 日

2 目次 1. 会社概要 2. 経営の現状及び今後の戦略 ( 機材構成投入計画含む ) 3. 今後の路線展開 4. 空港の整備運用運営に対する要望 2

3 日本貨物航空株式会社の概要設立初便就航主要株主構成資本金売上保有機材ネットワーク (06/07 冬タイヤ ) 主なアライアンスハートナー NRT-SFO-JFK 2006 年 10 月 10 日時点 (2005 年度 ) 現在ホーインク社に発注日本 - 米国日本 - 欧州アシア 1978 年 9 月 21 日 1985 年 5 月 8 日日本郵船 ( 株 ) % 日本通運 ( 株 ) 2.73 % ヤマトホールティンクス ( 株 ) 及びヤマト運輸 ( 株 ) 2.61 % 鈴与 ( 株 ) 2.53 % 東京海上日動火災保険 ( 株 ) 1.28 % その他 33 社 7.07% 305 億円 1,036 億円 B F x 8 B F x 3 B F x 7 B747-8F x 往復 / 週 9 往復 / 週 22 往復 / 週 KLMオランタアリタリア中国国際貨運航空 UPS ABC カーコラックス 3

4 日本貨物航空株式会社の概要 1978 年日本郵船 ( 株 ) 大阪商船三井船舶 ( 株 ) 川崎汽船 ( 株 ) 山下新日本汽船 ( 株 ) 全日本空輸 ( 株 ) の 5 社により設立 1985 年日米航空交渉にて米国乗り入れ合意初便成田 -サンフランシスコ-ニューヨーク 1995 年日本郵船 ( 株 ) と全日本空輸 ( 株 ) の 2 社主導による経営体制に移行 1998 年日米航空交渉にて日米貨物インカンハント企業と認められる 2005 年日本郵船 ( 株 ) の連結子会社となる 2006 年中長期経営計画 NCA Phoenix Project ( ) を発表 4

5 経営の現状及び今後の戦略中長期経営計画 ( ) の概要 Phase-1 ( ) 収支構造を変革し自立を達成する 1 機材の更新 : 2008 年中に B F を全機退役 B F を 10 機導入 2 運航整備 IT の自立 : 2008 年中に運航の自立 (2008 年に乗務員訓練センタ - 完工 ) 2007 年夏に整備の自立 (2009 年に成田整備ハンカー完工 ) i-cargo, Trax, Sabre を導入 2007 年自社コンヒューターセンター開設 3 安全推進と危機管理体制の確立 : 2007 年に IOSA 受審 Phase-2 ( ) 1B747-8F を 8 機導入 2 成田羽田の規模拡大への積極対応 3 ネットワーク拡充と機材稼動の向上 Phase-3 ( ) 1B747-8F を順次導入 (6 機 ) し規模の経済を実現 2 グローバルなネットワークの確立 5

6 経営の現状及び今後の戦略中長期経営計画 ( ) の概要 Phase-1 Phase-2 Phase 年度 2006 年度 2007 年度 2008 年度 2011 年度 2015 年度売上高 ( 億円 ) 1,036 1,026 1,100 1,100 2,000 3,100 機数 B F B F B747-8F 合計 ( 年度末 ) 自社機材平均機齢

7 経営の現状及び今後の戦略機材の性能比較 B747-8F B F B F 乗務員 2 名 2 名 3 名航続距離 ( 最大搭載時 ) 7,906km 7,850km 6,200km 最大貨物搭載重量 134t 113.7t 108.6t 2,500m 滑走路羽田 -SINでの貨物搭載重量 124t 94t 73t * 燃料効率 (200Fを100とした場合) B747-8F が世界の大型貨物機の主力となる生産 / 発注状況 B F/ERF: 161 機 ( 最終製造総数 ) 2009 年まで B747-8F: 91 機 (49 機確定 42 機オフション ) 2009 年から A F: 25 機 (15 機確定 10 機オフション ) 7 出所 ) ボーイング社

8 経営の現状及び今後の戦略離着陸時の騒音レベル ICAO 基準 (Margin to Chapter 3) Noise margin, EPNdB 0 Noise level, EPNdB 離陸着陸 QC16 QC8 QC4 QC2 QC1 より静音出所 ) ボーイング社 8

9 経営の現状及び今後の戦略 CO² 排出削減率 CO2 削減率, % 0 基準環境にやさしい F F F 747-8F 出所 ) ボーイング社 9

10 今後の路線展開世界の国際航空貨物市場は 20 年で 3 倍に拡大! RTKs, billions 結果予測年平均成長率 % 2005 to 2025 最大値 6.9% 平均値 6.1% 最小値 5.3% Base Low High 200 年 5.1% 成長出所 ) ボーイング社 10

11 今後の路線展開アジアの航空貨物市場が世界をリードする世界平均 6.1% 成長率中国国内 10.8% アジア域内 8.6% アジア- 北米欧州 -アジア欧州 - 東南アジア南米 - 北米欧州 - 南米欧州 - 北米欧州 -アフリカ欧州域内欧州 - 中近東北米 7.1% 6.9% 6.2% 5.6% 5.6% 5.4% 5.3% 5.0% 4.3% 3.8% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 出所 ) ボーイング社

12 今後の路線展開 2025 年のアジア国際航空の市場シェア : 62% 30% 世界航空貨物市場でのシェア, RTK での割合 (2005 年 :50%) 25% % 15% 10% 5% 0% 12 中国国内アジア域内アジア- 北米欧州 -アジア欧州 - 東南アジア南米 - 北米南米 - 欧州欧州 - 北米欧州 -アフリカ I 欧州域内欧州 - 中近東北米 Source: Boeing

13 今後の路線展開アジア米国向け航空貨物重量の推移急成長する中国 (2005 年シェア : 中国 47% 日本 20%) KT 韓国台湾フィリヒンタイマレーシアシンカホール香港中国フィリピンタイマレーシア韓国シンガポール 500 日本香港台湾年 2000 年 2005 年中国日本出所 ) 米国商務省 13

14 今後の路線展開 06 年度アジア戦略 = 成長市場への対応新機材への更新の為一時的に一部路線を休止 ( クアラルンフールマニラソウル ) アジア欧米間をターゲットとするネットワークとアライアンスの充実 = アライアンスパートナーとのスペース共同利用によるネットワーク拡充と運航コストの低減を図る * 既存の日本発路線に加えてアジア発のネットワークを開設 1 アジア欧州 ( 営業協力便 ) 香港 / クラスノヤルスク / フランクフルトモスクワ香港 / クラスノヤルスク / ユジノサハリンスク香港 / ブダペスト香港 / バルセロナ 2 アジア北米 ( チャーター便 ) 香港 / 米国 ( 営業協力便 ) アジア / 日本 / 米国西岸 / グアダラハラアジア / 日本 / 米国東岸 / メキシコシティ 3GSA 会社 ( 日本 ) 設立とロシア市場の開拓 14

15 今後の路線展開 2006 年度の NCA ネットワーク 15

16 今後の路線展開年度アジア戦略 = 成長市場への対応休止路線の復活及び中国路線の増強多様なアライアンスを通じアジアからインド中東欧州米国へとネットワークを拡大する 1) アジア ( ロシア ) インド亜大陸 / 欧州 ( 営業協力便 ) 1 中国 / クラスノヤルスク ( ロシア )/ インド 2 中国 / クラスノヤルスク ( ロシア )/ 欧州 3インド / クラスノヤルスク ( ロシア )/ 欧州 2) アジア ( 南回り ) 欧州 ( 営業協力便 ) 1アジア / インド / 中東 / 南欧 3) アジア米国ウェットリース ( 運航に関する業務の管理の受委託 ) を活用して他社機材によるネットワーク及び便数の拡充を加速する 16

17 空港の整備運用運営に対する要望アジア諸国の成長 + 機材増強 + 空港整備 Lufthansa 2.Air France 3.Korean Air Lines 4.Singapore Airlines 5.KLM 6.Japan Airlines 7.British Airways 8.Cathay Pacific 9.Federal Express 10.Northwest Airlines 13.NCA 1.Lufthansa 2.Korean Air Lines 3.Singapore Airlines 4.Air France 5.British Airways 6.Federal Express 7. Japan Airlines 8. Cathay Pacific 9.KLM 10.Cargolux 13.NCA 1.Korean Air Lines (20) 2.Lufthansa (19) 3.Singapore Airlines (16) 4.Cathay Pacific (14) 5.China Airline (18) 6. Federal Express (48) 7. Air France (12) 8.EVA Air (14) 9.Cargolux (14) 10.British Airways (0) 12.Japan Airlines (11) 16.NCA (12) シェア : 日本企業 8.2 % 7.7 % 6.5 % ( 上位 50) 日本以外のアジア 21.0 % 23.0 % 39.7 % アジア合計 29.1 % 30.7 % 46.2 % 出所 ) IATA WATS, International Freight Tonne-Kilometers Carried Boeing Fleet Reliability Statistics ( ) = Number of B4,MD11 Freighters 17

18 空港の整備運用運営に対する要望アジア諸国の空港拡充開港滑走路数将来の計画アジア諸国浦東 ( 上海 ) 1999 年 2 本 2007 年末 3 本目の滑走路建設北京 1958 年 2 本 2007 年末 3 本目の滑走路建設仁川 ( 韓国 ) 2001 年 2 本 2008 年まで 3 本目の滑走路整備ハンコク 1948 年 2 本 2006 年 9 月新空港開港シンカホール 1981 年 2 本 3 本目の滑走路建設クアラルンフール 1998 年 2 本日本成田 1978 年 2 本 2010 年 B 滑走路 2180m 2500m 羽田 1952 年 3 本 2009 年 4 本目滑走路国際化中部 2005 年 1 本関西 1994 年 1 本 2007 年 8 月 2 本目滑走路 ( 二期地区 ) 18

19 空港の整備運用運営に対する要望競争力のあるアジア諸国 * 着陸料 : B F の最大離陸重量にて算出羽田は国内線料金にて算出 900, , , , , , , , ,000 0 円成田羽田中部関西仁川チャンギ香港台北運用時間 6:00~23:00 24 時間 24 時間 24 時間 24 時間 24 時間 24 時間 24 時間 19

20 空港の整備運用運営に対する要望アジア主要航空会社の貨物部門の ATK 当たり空港関連費用 ( 着陸料施設費用ハントリンク料等 ) 2004 年度 7.0 $cent/atk NCA KAL 貨物部門 SIA 貨物部門 CX 貨物部門 EVA 貨物部門注 ) NCA 空港関連費用の内訳飛行場費 :34% ハントリンク費 :61% 施設費用 :5% 出所 ) ICAO 航空各社財務データをもとに算出 20

21 空港の整備運用運営に対する要望 1 首都圏 2009 年度成田空港 B 滑走路延伸 (2,500m) 朝 - 昼 - 夜 ( 運用時間 ) 羽田空港国際化 D 滑走路 (2,500m) 深夜 - 早朝 ( 運用時間 ) + 2,500m 滑走路でも運航可能な環境性能と経済性に優れた B747-8F 両空港を相互に補完する首都圏国際空港クラスターとして一体的効率的に 24 時間運用する 2 関西空港 / 中部空港空港の規格キャハシティが大きくまた 24 時間運用である利点を活かしアジア / 欧米を結ぶ貨物トランジットハブ空港として積極的に活用する 21

22 空港の整備運用運営に対する要望首都圏国際空港クラスターを実現するためのシームレスな 24 時間運用体制の確立 * 両空港を同一税関空港とする * 両空港間の貨物の移動に対する運送手続きを省略する * 両空港間のアクセスの整備日本の国際拠点空港を総合保税地域とする ( 中部空港は総合保税地域 ) 高額な空港関連料金 ( 着陸料ハントリンク料など ) をアシア近隣空港なみに低減国際物流の競争力強化に資する空港貨物取扱い施設の統合整備運営 B747-8Fが支障なく運航できる空港の整備運営 22

23 空港の整備運用運営に対する要望 ICAO 空港設計基準翼幅主脚幅 ICAO ICAO E 52m~65m 未満 9m~14m 未満空港設計基準 ICAO F 65m~80m 未満 14m~16m 未満 B F 64.9m (E) 12.6m (E) 機種 B747-8F 68.5m (F) 12.7m (E) A /800F 79.8m (F) 14.3m (F) 1 ボーイング社の調査によれば Code E 空港での B747-8F の運用は十分可能現在ボーイング社は B747-8F を Code E 空港で運用できるよう運用基準に関し ICAO と協議中 2 主要欧米空港は設計と運用基準を分け B747-8F より大型の A380 を Code E 空港でも運用可能とする模様 (AMS FRA LHR JFK SFO LAX など ) 出所 ) ボーイング社 23

NCA 中長期経営計画

NCA 中長期経営計画 2006 年 5 月 12 日中長期経営計画 2006 ~ 2015 収支機材計画 Phase-1 Phase-2 Phase-3 2005 年度 2006 年度 2007 年度 2008 年度 2011 年度 2015 年度売上高 ( 億円 ) 1,036 1,100 1,200 1,250 2,000 3,100 経常利益 ( 億円 ) 104 2 30 70 180 370 機数 B747-200F