Microsoft PowerPoint - 配布資料・演習18.pptx

Size: px
Start display at page:

Download "Microsoft PowerPoint - 配布資料・演習18.pptx"

Transcription

1 学年学科学籍番号氏名 宿題 ( 複素正弦波 jω ) メディアと信号処理第 回 ( 金田 ). 複素数とは 実数部と虚数部を持った数である 例えば 虚数単位を j と表すと 4+ j は複素数で 実数部は 4 で 虚数部が である 一般的に 実数部を 虚数部を とすると 複素数 z は z = + j と表される 複素数の 大きさ は 絶対値 (r jθ の r ) で定義される z の絶対値は z と表され z = + と計算される つまり 実数部と虚数部の 乗和の平方根が 複素数の大きさを表す 複素平面 とは 実数部を横軸 虚数部を縦軸で複素数を表す平面である (4) jω は時間 が進むにつれて 複素平面上でどのような軌跡を描くか? ( ヒント : 複素数の 大きさ は 複素平面上における原点からの距離に対応する ) ( ヒント : 下記の w サイトに詳しい説明がある hp:// [ 授業 ] [ 基本事項の解説 ] ) 次の複素数 z の絶対値 z を計算せよ () z=4+ j () z=4- j () z=+ j. フーリエ級数とは? 式を示して フーリエ級数 の意味するものを述べよ ( 簡単でよい ) (4) z=- - j. jω は 複素数値をとる時間 の関数であるが () サイン コサインを使ってどのように表されるか? ( オイラーの公式 ) () 複素数 jω の実数部と虚数部を示せ () 複素数 jω の絶対値 ( 大きさ ) を計算せよ

2 学年学科学籍番号氏名 メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) < 第 回宿題 > 問 微分と積分 ( 定積分 ) の定義と その定性的な意味を説明せよ ( 関数 y( の微分および積分とは 関数 y( の 何を計算しているのか?) それぞれ 式 つ 図 つ 数行程度の説明 裏にも問題があります

3 d x( 問 下記の信号 x( の微分波形 および 積分波形 x( d を描け d ただし 各波形は正確でなくても 大体の形状を表していればよい y( x( 数字はその部分の線の傾き d x( d x( d 4 - 質問 および 意見 要望などあれば 記入してください

4 メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) [ 各種の時間 - 周波数変換のまとめ ] 時間波形 周波数スペクトル ( 分析 ) 周波数スペクトル 時間波形 ( 合成 ) フーリエ級数 ( 周期信号 ) 理論 p p x( d x( cos( p d x( sin( p d x( p p { p cos( p sin( p } (..) フーリエ級数 : 複素正弦波表現 ( 周期信号 ) 理論 X ( p) 積分区間は周期 x( jp d (..) p jp x( X ( p) (..) 周波数 p は離散値 (p=, ±, ±, ) フーリエ変換 ( 非周期信号 ) 理論 X ( ) x( j d x( X ( ) 積分区間 (.5.) こちらは 逆フーリエ変換 と呼ぶ 周波数 ω は連続値 j d (.5.) DF (Discr Fourir rnsform: 離散フーリエ変換 ) ディジタル信号 ( 離散時間信号 ) 実用 X ( p) N n x( n) j( / N ) np 離散時間信号 x(n) n: 整数時間 離散周波数スペクトル X(p) p: 整数周波数 積分 (Σ) の区間は有限 (N サンプル ) (=N 個の標本化データ ) 計算される周波数も N 個 周波数間隔は Fs/N ( ただし Fs は標本化周波数 ) x( n) N N p X ( p) こちらは 逆 DF と呼ぶ j( / N ) np (.6.) (.6.)

5 [ 微分と積分 ] メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) 微分とは, 関数の描く曲線の傾き 差分の極限 ( 定義 ) 関数の変化量 ( 変化の大きさ ) 未来の予測値を与える y( y( +Δ 積分とは, 関数の描く面積である 総和 ( ) の極限である ( 定義 ) 積分区間で割れば その区間の平均値を与える 過去の積算 総和 トータルである y( Δy Δ Δ Δ 5Δ 7Δ Δ 4Δ 6Δ d y( y lim d lim y( y( Δ y( d lim / n y( n y( 変化無し ( 微分値 ) 傾き f( 正 d y( d 4 ここまでの面積 f(d 負 4 面積が減り始める ( 負の面積 ) f( 予測値 実際 傾き ( 微分の値 ) は, 曲線が進む方向の予測値を与える. 傾きが急になるか, ゆるやかになるか (= 傾きの変化 ) は, 二次微分でわかり, さらに予測精度が向上する 積分曲線 f(d の傾き ( 微分 ) がもとの関数 f( になっている ( 雑談系 ) 語句の用例 君の今までの勉強の積分値が不足しているのじゃないの? いえいえ, 現在の勉強量の微分値を見てください.

6 学年学科学籍番号氏名 宿題 (DF: 離散フーリエ変換 ) メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) x() x() x() x( x(4) x() 4 x(5) 5 時間 n x(: アナログ信号 x(n): (n=,,,, ) アナログ信号を標本化したディジタル信号 N X ( p) x( n) n j( / N ) np 問 :DF の定義式 ( 上式 ) より ディジタル信号 x(),x(),x(),x() に対する N=4 の場合の DF を計算し 周波数スペクトル X(),X(),X(),X() を求める下記の式を完成させよ p X () n x() n x() n x() n x() p X () x() x() j ( / 4) x() j ( / 4) x() j ( / 4) p p X () X () x() x() j ( / 4) 問 :DF の計算は 行列演算であることを示せ 具体的には 問 の式を行列演算として表す右の式を完成させよ ヒント : ) 問 の式は よく見る連立方程式と同じである ) j (π/4) =j j (π/4) =- などの関係を使うと 表現が簡単になる X () X () X () X () x() x() x() x()

7 (/) sin 振幅 振幅メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) 宿題 ( 倍周波数の正弦波の和 ) () 図 に示した つの正弦波 ( 基本周波数の正弦波 sin と その 倍の周波数の正弦波 ( 振幅 /) ) を足し合わせると どのような波形になるか作図せよ () () の結果は 図 の波形 A になることを確認せよ この波形 A に さらに 5 倍の周波数の正弦波 ( 振幅 /5) ) を足し合わせると どのような波形になるか作図せよ 図 sin 倍周波数 時間 - 図 波形 A 5 倍周波数 (/5) sin 5 時間 -

8 学年学科学籍番号氏名 宿題 メディアと信号処理第 4 回 ( 金田 ) 問 : 低域通過フィルタとは どのような性質を持ったフィルタか? 問 : アナログ信号をディジタル信号に変換する AD 変換で使用される低域通過フィルタの特性を述べよ 問 : 低域通過フィルタが使われているその他の応用例をあげよ

9 メディアと信号処理第 5 回 ( 金田 ) / 4. 周波数選択フィルタ ( 最も簡単な信号処理 ) 4.. 低域通過フィルタ (LPF: Low Pss Filr) ある周波数 f c より低い周波数成分は通過させるが f c より高い周波数成分はカットするフィルタ (fc はカットオフ周波数と呼ぶ ) [ 理想特性 ] [ 現実の特性 ] H L (f) fc 以下は 倍 ( そのまま出力 ) ゲイン ゲイン 少しでこぼこ db fc 以上は 倍 ( カット ) / -db 傾斜を持つ fc f 周波数 fc f 周波数 4.. 周波数選択フィルタのいろいろ 低域通過フィルタ (LPF: Low Pss Filr) 高域通過フィルタ (HPF: High Pss Filr) 帯域通過フィルタ (BPF: Bnd Pss Filr) 帯域阻止フィルタ (BEF: Bnd Eliminion Filr) ゲイン LPF ゲイン BPF fc f 周波数 fc fc f 周波数 ゲイン HPF ゲイン BEF fc f 周波数 fc fc f 周波数

10 学年学科学籍番号氏名 宿題 ( フーリエ変換とフィルタの演習 ) メディアと信号処理第 5 回 ( 金田 ) ) 下記の三角波を微分した波形を描け また その波形をさらに微分した波形を描け 時間 回微分波形 回微分波形 周期 時間 時間 ) 方形波のフーリエ級数は n sin( n n n : 奇数 / 答えとその理由 である この式を利用して 三角波のフーリエ級数を求めよ ( ただし 定数 ( 三角波の大きさ ) は無視してよい ) ) 下記の式はどのような波形を表すか? 答えとその理由 n cos( n n : 奇数 4) 方形波形を低域通過フィルタに通すとどのように波形が変化するか? ( 想像で良い ) 時間 低域フィルタ? 5) 低域通過フィルタ (LPF) および 高域通過フィルタ (HPF) を使って 帯域通過フィルタ および 帯域阻止フィルタを作る方法を示せ ( 周波数振幅特性における作成の考え方と LPF と HPF を使った信号ブロック図を示せばよい ) 帯域通過フィルタ 帯域阻止フィルタ

11 学年学科学籍番号氏名 宿題 ( 微分 積分のフィルタ効果 ) メディアと信号処理第 6 回 ( 金田 ) 問 : 信号 ( 例えば音声信号 ) に対して 微分および積分を行うと 信号の周波数成分はどのように変化するか? ( 可能ならその根拠や 微分 積分の周波数振幅特性を示す 当てずっぽうでも可 )

12 学年学科学籍番号氏名 宿題 ( 複数の点と通る直線 ) メディアと信号処理第 7 回 ( 金田 ) ) - y 平面上の 点 (, ) と (4, ) を通る直線の式を, 計算によって求めよ ( 直線の式は : y = + 傾き と切片 の値を求める ) ) - y 平面上の 点 (, ) と (4, ) と (6, 5) を通る直線の式を求めよ 求まらない場合は その理由を述べよ ( 問 の解法が使えない理由 ) ) ) の条件を完全に満たす直線が存在しない場合であっても それに近い直線が求められている場合 それに近い直線 を下のグラフに図示せよ y 授業で使用した主要なスライドは hp:// [ 授業 ] [ メディアと信号処理 ] に 随時アップロードしておきます

13 学年学科学籍番号氏名 宿題 ( 複数の点と通る直線 ) メディアと信号処理第 7 回 ( 金田 ) ) - y 平面上の 点 (, ) と (4, ) を通る直線の式を, 計算によって求めよ ( 直線の式は : y = + 傾き と切片 の値を求める ) ) - y 平面上の 点 (, ) と (4, ) と (6, 5) を通る直線の式を求めよ 求まらない場合は その理由を述べよ ( 問 の解法が使えない理由 ) ) ) の条件を完全に満たす直線が存在しない場合であっても それに近い直線が求められている場合 それに近い直線 を下のグラフに図示せよ ) = y= の点を通るので 直線は = + を満たす また 同様に =4 y= の点を通るので = 4+ を満たす この つの式を満たす と は =.5 = であるので 点を通る直線の式は y=.5+ となる y

14 学年学科学籍番号氏名 最小 乗法の演習 4 5 データの直線近似 : 最も簡単な最小 乗法の適用例 メディアと信号処理第 8 回 ( 金田 ) 最小 乗法の手順 目標信号 : 目標とする信号 ( データ ) が 時間とその時の値の組み合わせとして与えられている図の例では = の時 y= = の時 y=4 = の時 y= ( が整数のディジタル信号では は略して y=[,4, ] とあらわす場合が多い ) 近似関数 : 目標信号を近似するための関数 y~( を定める ただし 関数はパラメータを含んでおり このパラメータの最適値を求めることで 最適な近似関数が得られる この演習では 近似関数として 一次関数 ( 直線 ) y~( = + を用いる 一次関数のパラメータはつで 傾き と 切片 (= のときの y~ の値 ) である 最適性の評価量 y 評価量は平均 乗誤差とする 問題 : 以下の 4~8 手順にしたがって 最適な ( 最も平均 乗誤差が少なくなる ) 関数 ( 直線 ) を求めよ 最初に 最適近似直線を予想して右の図に描け 4 各時刻 (=,,) における 目標値 y と近似関数 y~ (= + との誤差 を表す 5 誤差の 乗を計算 6 誤差の 乗和 J を計算 7 J を最小にするパラメータ と の値を求める 8 直線を右のグラフに描く ( 予想直線と合っていたか?) 6 J

15 最小 乗法の演習メディアと信号処理第 8 回 ( 金田 ) 学年学科学籍番号氏名データの直線近似 : 最も簡単な最小 乗法の適用例最小 乗法の手順 目標信号 : 目標とする信号 ( データ ) が 時間とその時の値の組み合わせとして与えられている図の例では = の時 y= = の時 y=4 = の時 y= ( が整数のディジタル信号では は略して y=[,4, ] とあらわす場合が多い ) 近似関数 : 目標信号を近似するための関数 y~( を定める ただし 関数はパラメータを含んでおり このパラメータの最適値を求めることで 最適な近似関数が得られる この演習では 近似関数として 一次関数 ( 直線 ) y~( = + を用いる 一次関数のパラメータは つで 傾き と 切片 (= のときの y~ の値 ) である 最適性の評価量評価量は平均 乗誤差とする問題 : 以下の 4~8 手順にしたがって 最適な ( 最も平均 乗誤差が少なくなる ) 関数 ( 直線 ) を求めよ 最初に 最適近似直線を予想して右の図に描け y 4 各時刻 (=,,) における 目標値 y と近似関数 y~ (= + との誤差 を表す 5 誤差の 乗を計算 6 誤差の 乗和 J を計算 7 J を最小にするパラメータ と の値を求める 8 直線を右のグラフに描く ( 予想直線と合っていたか?) / ) / (9 ) / ( ) ( 4 ) ( ) (,, ) ( ~ J J J y y y y y y の場合の値を代入してなので目標値 - 近似関数の値誤差 4 注 : 両辺を 倍して / は取り除いた目標値 y 近似値 y = + = 4 + = + ~

16 学年学科学籍番号氏名 宿題 ( 誤差の大きさと FIR フィルタ ) メディアと信号処理第 8 回 ( 金田 ) ) 誤差が ) = = の場合と ) = =- の場合とでは どちらが誤差が小さいと言えるか? 理由も含めて答えよ ( 答は唯一ではないので 自分なりの答えを考えてもらって結構です ) ) ディジタル FIR フィルタとは? について 実験指導書や教科書を見て 理解した内容を記せ ( 分量はこの用紙の表面に書ける程度でよいが 裏面を使ってもよい 図を含んでも良い )

17 最小 乗法の演習 メディアと信号処理第 9 回 ( 金田 ) データの関数近似 : 最小 乗法の適用例 () 右の信号 y( を 正弦波 sin(ω で近似する目標信号 : y( 近似式 : y~( = sin(ω : パラメータ誤差 : ( = y( - sin(ω () y( また 平均操作は 積分をして積分区間長でわったものであるので 平均 乗誤差 J は J ( d と表される ただし 右辺の ( () は 平均操作を表す記号であり 以下はこの記号を使え 問 : このとき 平均 乗誤差 J を最小とする ( 最適な ) パラメータ を求めよ ( を y( を含んだ式で表す ) 手順 : 式 () に式 () を代入して 平均 乗誤差を計算する J ( 手順 : J を最小にするパラメータ の値を求める そのためには

18 最小 乗法の演習 メディアと信号処理第 9 回 ( 金田 ) データの関数近似 : 最小 乗法の適用例 () 右の信号 y( を 正弦波 sin(ω で近似する目標信号 : y( 近似式 : y~( = sin(ω : パラメータ誤差 : ( = y( - sin(ω () y( また 平均操作は 積分をして積分区間長でわったものであるので 平均 乗誤差 J は J ( d と表される ただし 右辺の ( () は 平均操作を表す記号であり 以下はこの記号を使え 問 : このとき 平均 乗誤差 J を最小とする ( 最適な ) パラメータ を求めよ ( を y( を含んだ式で表す ) 解 ) J ( 手順 : 式 () に式 () を代入して 平均 乗誤差を計算する y( y( y( sin( y( sin( y( sin( sin sin ( ( 式 () を代入 () は に依存しないので 平均 ( 積分 ) の外に出せる 手順 : J を最小にするパラメータ の値を求める そのためには J は の 次関数 J を最小とする は で微分した値が dj d y( sin( (4) ただし sin ( sin ( d を利用した 式 (4) より y( sin( y( sin( d (5) この式 (5) は何の式? フーリエ係数の式つまり フーリエ係数 = 信号 y( に含まれる sin(ω の大きさ = 信号 y( の最も良い近似となる正弦波 sin(ω の大きさ

19 学年学科学籍番号氏名 宿題 : FIR フィルタの計算 メディアと信号処理第 9 回 ( 金田 ) 問 FIR フィルタパラメータが h = h = (L=) のとき 入力信号 x(k) ={ x(),x(),x(),x() x(4) } が x(k) = {,,,, } の場合 および x(k) = {, -,, -, } の場合の出力信号 y(k) k=,,, 4 を それぞれ求めよ 問 FIR フィルタパラメータが h = h =- (L=) のとき 同様の つの入力 に対する出力 y(k) k=,,, 4 を求めよ 問 上記問 問 の結果より それぞれのフィルタは どのような特性を持っていると言えるか?

20 宿題解答 メディアと信号処理第 9 回 ( 金田 ) FIR フィルタの計算例 問 FIR フィルタパラメータが h = h = (L=) のとき 入力信号 x(k) ={ x(),x(),x(),x() x(4) } が x(k) = {,,,, } の場合 および x(k) = {, -,, -, } の場合の出力信号 y(k) k=,,, 4 を それぞれ求めよ 問 FIR フィルタパラメータが h = h =- (L=) のとき 同様の つの入力 に対する出力 y(k) k=,,, 4 を求めよ 問 上記問 問 の結果より それぞれのフィルタは どのような特性を持っていると言えるか? 解答 問 h={, } y(k)=x(k)+x(k-) なので y={,,, } y={,,, } 問 h={, - } y(k)=x(k) - x(k-) なので y= {,,, } y= { -,, -, } 問 信号 x(k) = {,,,, } は 低い周波数 ( 直流 ) 信号 x(k) = {, -,, -, } は 高い周波数の信号であることより h={, } 高域除去 ( 低域強調 ) h={, - } 低域除去 ( 高域強調 )

21 FIR フィルタ メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) FIR フィルタの一般式 y( k) h x( k) h x( k ) h x( k ) L i h x( k i) L= の場合のブロック図 i x(k) 遅延器 z - x(k-) h L x( k L) x(k): 入力信号 hi: フィルタパラメータ y(k): 出力信号 k は時間を表す変数 ( 整数 ) ( 参考 ) この式で表される計算は x(k) と hi の たたみ込み 演算と呼ばれる h h y(k) =h x(k)+h x(k-) 具体例 : 入力が x(k) =[ x(-) x() x() x() x() ] であるとすると 出力 y(k) =[ y(-) y() y() y() y() ] は x() x() x() x() x(-) k = 遅延器 z - h h y() =h x()+h x(-) x() x() x() x() x(-) k = 遅延器 z - h h y() =h x()+h x() x() x() x() x() x(- k = 遅延器 z - h h y() =h x()+h x()

22 学年学科学籍番号氏名 最小 乗法の演習 メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) FIR フィルタの行列表現問 : つの係数 h h を持つ FIR フィルタ y(k)= h x(k)+ h x(k-) () の行列表現を示せ ( フィルタ係数を行列 入力信号を列ベクトルとする場合 ) 式 () を k= k= k= のについて表現し それを行列演算にすればよい y() x() y() x() y() x() x() y H x ( 出力 ) ( フィルタ係数 ) ( 入力 ) () 問 : 入力信号を行列 フィルタ係数を列ベクトルとして 問 の FIR フィルタの行列表現を書き直せ y = X h () ( 出力 ) ( 入力 ) ( フィルタ係数 ) こちらのほうが簡潔 ( 以上はフィルタ係数が つの例であるが フィルタ係数の数が増えても同様に行列表現できる )

23 学年学科学籍番号氏名 最小 乗法の演習 メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) FIR フィルタの行列表現問 : つの係数 h h を持つ FIR フィルタ y(k)= h x(k)+ h x(k-) () の行列表現を示せ ( フィルタ係数を行列 入力信号を列ベクトルとする場合 ) 式 () を k= k= k= のについて表現し それを行列演算にすればよい y() h h x() y() h h x() y() h h x() x() y H x ( 出力 ) ( フィルタ係数 ) ( 入力 ) () 問 : 入力信号を行列 フィルタ係数を列ベクトルとして 問 の FIR フィルタの行列表現を書き直せ y = X h () ( 出力 ) ( 入力 ) ( フィルタ係数 ) こちらのほうが簡潔 ( 以上はフィルタ係数が つの例であるが フィルタ係数の数が増えても同様に行列表現できる )

24 最適な FIR フィルタ係数の算出 問 : 誤差ベクトル を () () () と表したとき 誤差の二乗誤差の和 J は 式 (4) のベクトル を用いて N J k ( k) (4) x(k) まず h d y y(k) + - 目標信号 d(k) 誤差 (k) であること および 第 の行列表現を用いて Jをd h X で表す J メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) ( A B) ( AB) B A A (7) B (5) (8) : 転置 と表すことができる 注 : (/N) は省略した 問 4: このとき これを最小とするフィルタ係数は d() d() d d() h h h h h L (6) (9) および 問 の行列表現 y=x h を用いて 乗誤差の和 J を最小とするフィルタ係数 h を 以下の手順に従って求めよ を解いて h と求まる X は 式 () のように 入力信号の値を並べた行列 質問 意見などがあれば書いてください ()

25 最適な FIR フィルタ係数の算出 問 : 誤差ベクトル を N () () () J k ( k) (4) と表したとき 誤差の二乗誤差の和 J は ベクトル を用いて () () () () () () (5) 内積 : 転置 x(k) まず h d y y(k) + - 目標信号 d(k) 誤差 (k) であること および 第 の行列表現を用いて Jをd h X で表す 平均 乗誤差 J ( d y) ( d Xh) ( d d h d h X ( d y) ( d Xh) )( d Xh) X d h メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) X ( A B) ( AB) X h B A A (7) B (8) と表すことができる 注 : (/N) は省略した ( h X d d Xh : スカラーなので) 問 4: このとき d() d() d d() h h h h h L および 問 の行列表現 y=x h を用いて 乗誤差の和 J を最小とするフィルタ係数 h を 以下の手順に従って求めよ ( 乗誤差の和が最小になれば 平均 乗誤差は最小になる ) (6) これを最小とするフィルタ係数は 偏微分して = を解いて J d d h X d h h h X d X X h h に関して解く X h X h X d X X X d X Xh (9) () と求まる X は 式 () のように 入力信号の値を並べた行列

26 学年学科学籍番号氏名 宿題 メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) 問 目標とする信号 ( 関数 ) d( を近似する信号 ( 関数 ) x~( を 複数の関数 f ( f ( f ( の和として作ることを考える = 最も良い近似を与えるパラメータ c c c の値を最小二乗法で求める手順を簡単に記せ

27 最小 乗法 メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) 目標とする信号 ( 関数 ) d( を近似する信号 ( 関数 ) x~( を 複数の関数 f ( f ( f ( の和として作ることを考える = ( 例 ),,,, のときは 多項式近似となる = ( 例 ) 例 ) において 特に の場合は となって よく知られた直線近似 ( 測定データの直線近似などで使われる ) となる ( 例 ), cos sin, cos, sin, cos, sin, の場合は cos sin cos sin, cos sin となる この正弦波近似はフーリエ級数の形と一致する ( 例 4),,, のときは FIR フィルタとなる c i がフィルタパラメータ どの場合であっても 最適近似 ( 次式で表される平均 乗誤差 J を最小化 ) をするための J = () パラメータ c c c の値は 式 () がパラメータの 次関数であるので 各パラメータで偏微分して とおいた次の連立方程式を解くことで求められる =,,,, ()

28 相関計算の演習メディアと信号処理第 回 ( 金田 ) 問 : ディジタル信号 x と y の相関 φxy および x と z の相関 φxz を計算し 波形の類似性の高い信号どうしの相関のほうが 値が大きくなることを確認せよ 学年学科学籍番号氏名 x y z x x y z 時間 質問や意見 要望などがあれば記入ください

ディジタル信号処理

ディジタル信号処理 ディジタルフィルタの設計法. 逆フィルター. 直線位相 FIR フィルタの設計. 窓関数法による FIR フィルタの設計.5 時間領域での FIR フィルタの設計 3. アナログフィルタを基にしたディジタル IIR フィルタの設計法 I 4. アナログフィルタを基にしたディジタル IIR フィルタの設計法 II 5. 双 次フィルタ LI 離散時間システムの基礎式の証明 [ ] 4. ] [ ]*

More information

Microsoft PowerPoint - ip02_01.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - ip02_01.ppt [互換モード] 空間周波数 周波数領域での処理 空間周波数 (spatial frquncy) とは 単位長さ当たりの正弦波状の濃淡変化の繰り返し回数を表したもの 正弦波 : y sin( t) 周期 : 周波数 : T f / T 角周波数 : f 画像処理 空間周波数 周波数領域での処理 波形が違うと 周波数も違う 画像処理 空間周波数 周波数領域での処理 画像処理 3 周波数領域での処理 周波数は一つしかない?-

More information

第 4 週コンボリューションその 2, 正弦波による分解 教科書 p. 16~ 目標コンボリューションの演習. 正弦波による信号の分解の考え方の理解. 正弦波の複素表現を学ぶ. 演習問題 問 1. 以下の図にならって,1 と 2 の δ 関数を図示せよ δ (t) 2

第 4 週コンボリューションその 2, 正弦波による分解 教科書 p. 16~ 目標コンボリューションの演習. 正弦波による信号の分解の考え方の理解. 正弦波の複素表現を学ぶ. 演習問題 問 1. 以下の図にならって,1 と 2 の δ 関数を図示せよ δ (t) 2 第 4 週コンボリューションその, 正弦波による分解 教科書 p. 6~ 目標コンボリューションの演習. 正弦波による信号の分解の考え方の理解. 正弦波の複素表現を学ぶ. 演習問題 問. 以下の図にならって, と の δ 関数を図示せよ. - - - δ () δ ( ) - - - 図 δ 関数の図示の例 δ ( ) δ ( ) δ ( ) δ ( ) δ ( ) - - - - - - - -

More information

例 e 指数関数的に減衰する信号を h( a < + a a すると, それらのラプラス変換は, H ( ) { e } e インパルス応答が h( a < ( ただし a >, U( ) { } となるシステムにステップ信号 ( y( のラプラス変換 Y () は, Y ( ) H ( ) X (

例 e 指数関数的に減衰する信号を h( a < + a a すると, それらのラプラス変換は, H ( ) { e } e インパルス応答が h( a < ( ただし a >, U( ) { } となるシステムにステップ信号 ( y( のラプラス変換 Y () は, Y ( ) H ( ) X ( 第 週ラプラス変換 教科書 p.34~ 目標ラプラス変換の定義と意味を理解する フーリエ変換や Z 変換と並ぶ 信号解析やシステム設計における重要なツール ラプラス変換は波動現象や電気回路など様々な分野で 微分方程式を解くために利用されてきた ラプラス変換を用いることで微分方程式は代数方程式に変換される また 工学上使われる主要な関数のラプラス変換は簡単な形の関数で表されるので これを ラプラス変換表

More information

Microsoft PowerPoint - 第3回2.ppt

Microsoft PowerPoint - 第3回2.ppt 講義内容 講義内容 次元ベクトル 関数の直交性フーリエ級数 次元代表的な対の諸性質コンボリューション たたみこみ積分 サンプリング定理 次元離散 次元空間周波数の概念 次元代表的な 次元対 次元離散 次元ベクトル 関数の直交性フーリエ級数 次元代表的な対の諸性質コンボリューション たたみこみ積分 サンプリング定理 次元離散 次元空間周波数の概念 次元代表的な 次元対 次元離散 ベクトルの直交性 3

More information

DVIOUT

DVIOUT 第 章 離散フーリエ変換 離散フーリエ変換 これまで 私たちは連続関数に対するフーリエ変換およびフーリエ積分 ( 逆フーリエ変換 ) について学んできました この節では フーリエ変換を離散化した離散フーリエ変換について学びましょう 自然現象 ( 音声 ) などを観測して得られる波 ( 信号値 ; 観測値 ) は 通常 電気信号による連続的な波として観測機器から出力されます しかしながら コンピュータはこの様な連続的な波を直接扱うことができないため

More information

パソコンシミュレータの現状

パソコンシミュレータの現状 第 2 章微分 偏微分, 写像 豊橋技術科学大学森謙一郎 2. 連続関数と微分 工学において物理現象を支配する方程式は微分方程式で表されていることが多く, 有限要素法も微分方程式を解く数値解析法であり, 定式化においては微分 積分が一般的に用いられており. 数学の基礎知識が必要になる. 図 2. に示すように, 微分は連続な関数 f() の傾きを求めることであり, 微小な に対して傾きを表し, を無限に

More information

Microsoft PowerPoint - CSA_B3_EX2.pptx

Microsoft PowerPoint - CSA_B3_EX2.pptx Computer Science A Hardware Design Excise 2 Handout V2.01 May 27 th.,2019 CSAHW Computer Science A, Meiji University CSA_B3_EX2.pptx 32 Slides Renji Mikami 1 CSAHW2 ハード演習内容 2.1 二次元空間でのベクトルの直交 2.2 Reserved

More information

横浜市環境科学研究所

横浜市環境科学研究所 周期時系列の統計解析 単回帰分析 io 8 年 3 日 周期時系列に季節調整を行わないで単回帰分析を適用すると, 回帰係数には周期成分の影響が加わる. ここでは, 周期時系列をコサイン関数モデルで近似し単回帰分析によりモデルの回帰係数を求め, 周期成分の影響を検討した. また, その結果を気温時系列に当てはめ, 課題等について考察した. 気温時系列とコサイン関数モデル第 報の結果を利用するので, その一部を再掲する.

More information

数学 ⅡB < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 1 大小関係の公理 順序 (a > b, a = b, a > b 1 つ成立 a > b, b > c a > c 成立 ) 順序と演算 (a > b a + c > b + c (a > b, c > 0 ac > bc) 2 図

数学 ⅡB < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 1 大小関係の公理 順序 (a > b, a = b, a > b 1 つ成立 a > b, b > c a > c 成立 ) 順序と演算 (a > b a + c > b + c (a > b, c > 0 ac > bc) 2 図 数学 Ⅱ < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 大小関係の公理 順序 >, =, > つ成立 >, > > 成立 順序と演算 > + > + >, > > 図形の公理 平行線の性質 錯角 同位角 三角形の合同条件 三角形の合同相似 量の公理 角の大きさ 線分の長さ < 空間における座漂とベクトル > ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 ベクトルの成分表示 平面ベクトル

More information

Chap2.key

Chap2.key . f( ) V (V V ) V e + V e V V V V ( ) V V ( ) E. - () V (0 ) () V (0 ) () V (0 ) (4) V ( ) E. - () V (0 ) () V (0 ) O r θ ( ) ( ) : (r θ) : { r cos θ r sn θ { r + () V (0 ) (4) V ( ) θ θ arg( ) : π π

More information

Microsoft Word - 微分入門.doc

Microsoft Word - 微分入門.doc 基本公式 例題 0 定義式 f( ) 数 Ⅲ 微分入門 = の導関数を定義式にもとづいて計算しなさい 基本事項 ( f( ), g( ) が微分可能ならば ) y= f( ) g( ) のとき, y = y= f( ) g( ) h( ) のとき, y = ( f( ), g( ) が微分可能で, g( ) 0 ならば ) f( ) y = のとき, y = g ( ) とくに, y = のとき,

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 付録 2 2 次元アフィン変換 直交変換 たたみ込み 1.2 次元のアフィン変換 座標 (x,y ) を (x,y) に移すことを 2 次元での変換. 特に, 変換が と書けるとき, アフィン変換, アフィン変換は, その 1 次の項による変換 と 0 次の項による変換 アフィン変換 0 次の項は平行移動 1 次の項は座標 (x, y ) をベクトルと考えて とすれば このようなもの 2 次元ベクトルの線形写像

More information

Microsoft PowerPoint - DigitalMedia2_3b.pptx

Microsoft PowerPoint - DigitalMedia2_3b.pptx Contents デジタルメディア処理 2 の概要 フーリエ級数展開と 離散とその性質 周波数フィルタリング 担当 : 井尻敬 とは ( ) FourierSound.py とは ( ) FourierSound.py 横軸が時間の関数を 横軸が周波数の関数に変換する 法 声周波数 周波数 ( 係数番号 ) 後の関数は元信号に含まれる正弦波の量を す 中央に近いほど低周波, 外ほどが 周波 中央 (

More information

データ解析

データ解析 データ解析 ( 前期 ) 最小二乗法 向井厚志 005 年度テキスト 0 データ解析 - 最小二乗法 - 目次 第 回 Σ の計算 第 回ヒストグラム 第 3 回平均と標準偏差 6 第 回誤差の伝播 8 第 5 回正規分布 0 第 6 回最尤性原理 第 7 回正規分布の 分布の幅 第 8 回最小二乗法 6 第 9 回最小二乗法の練習 8 第 0 回最小二乗法の推定誤差 0 第 回推定誤差の計算 第

More information

Microsoft PowerPoint - H22制御工学I-2回.ppt

Microsoft PowerPoint - H22制御工学I-2回.ppt 制御工学 I 第二回ラプラス変換 平成 年 4 月 9 日 /4/9 授業の予定 制御工学概論 ( 回 ) 制御技術は現在様々な工学分野において重要な基本技術となっている 工学における制御工学の位置づけと歴史について説明する さらに 制御システムの基本構成と種類を紹介する ラプラス変換 ( 回 ) 制御工学 特に古典制御ではラプラス変換が重要な役割を果たしている ラプラス変換と逆ラプラス変換の定義を紹介し

More information

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

Microsoft PowerPoint - 10.pptx m u. 固有値とその応用 8/7/( 水 ). 固有値とその応用 固有値と固有ベクトル 行列による写像から固有ベクトルへ m m 行列 によって線形写像 f : R R が表せることを見てきた ここでは 次元平面の行列による写像を調べる とし 写像 f : を考える R R まず 単位ベクトルの像 u y y f : R R u u, u この事から 線形写像の性質を用いると 次の格子上の点全ての写像先が求まる

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 絶対値の意味を理解し適切な処理することができる 例題 1-3 の絶対値をはずせ 展開公式 ( a + b ) ( a - b ) = a 2 - b 2 を利用して根号を含む分数の分母を有理化することができる 例題 5 5 + 2 の分母を有理化せよ 実数の整数部分と小数部分の表し方を理解している

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1 ) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 自然数 整数 有理数 無理数の包含関係など 実 数の構成を理解する ( 例 ) 次の空欄に適当な言葉をいれて, 数の集合を表しなさい 実数の絶対値が実数と対応する点と原点との距離で あることを理解する ( 例 ) 次の値を求めよ (1) () 6 置き換えなどを利用して 三項の無理数の乗法の計

More information

Chap3.key

Chap3.key 区分求積法. 面積 ( )/ f () > n + n, S 長方形の和集合で近似 n f (n ) リーマン和 f (n ) 区分求積法 リーマン和 S S n n / n n f ()d リーマン積分 ( + ) + S (, f ( )) 微分の心 Zoom In して局所的な性質を調べる 積分の心 Zoom Ou して大域的な性質を調べる 曲線の長さ 領域の面積や体積 ある領域に含まれる物質の質量

More information

Microsoft Word - NumericalComputation.docx

Microsoft Word - NumericalComputation.docx 数値計算入門 武尾英哉. 離散数学と数値計算 数学的解法の中には理論計算では求められないものもある. 例えば, 定積分は, まずは積分 ( 被積分関数の原始関数をみつけること できなければ値を得ることはできない. また, ある関数の所定の値における微分値を得るには, まずその関数の微分ができなければならない. さらに代数方程式の解を得るためには, 解析的に代数方程式を解く必要がある. ところが, これらは必ずしも解析的に導けるとは限らない.

More information

振動学特論火曜 1 限 TA332J 藤井康介 6 章スペクトルの平滑化 スペクトルの平滑化とはギザギザした地震波のフーリエ スペクトルやパワ スペクトルでは正確にスペクトルの山がどこにあるかはよく分からない このようなスペクトルから不純なものを取り去って 本当の性質を浮き彫

振動学特論火曜 1 限 TA332J 藤井康介 6 章スペクトルの平滑化 スペクトルの平滑化とはギザギザした地震波のフーリエ スペクトルやパワ スペクトルでは正確にスペクトルの山がどこにあるかはよく分からない このようなスペクトルから不純なものを取り去って 本当の性質を浮き彫 6 章スペクトルの平滑化 スペクトルの平滑化とはギザギザした地震波のフーリエ スペクトルやパワ スペクトルでは正確にスペクトルの山がどこにあるかはよく分からない このようなスペクトルから不純なものを取り去って 本当の性質を浮き彫りにするために スペクトルを滑らかにする操作のことをいう 6.1 合積のフーリエ変換スペクトルの平滑化を行う際に必要な 合積とそのフーリエ変換について説明する 6.2 データ

More information

数学 t t t t t 加法定理 t t t 倍角公式加法定理で α=β と置く. 三角関数

数学 t t t t t 加法定理 t t t 倍角公式加法定理で α=β と置く. 三角関数 . 三角関数 基本関係 t cot c sc c cot sc t 還元公式 t t t t t t cot t cot t 数学 数学 t t t t t 加法定理 t t t 倍角公式加法定理で α=β と置く. 三角関数 数学. 三角関数 5 積和公式 6 和積公式 数学. 三角関数 7 合成 t V v t V v t V V V V VV V V V t V v v 8 べき乗 5 6 6

More information

画像処理工学

画像処理工学 画像処理工学 画像の空間周波数解析とテクスチャ特徴 フーリエ変換の基本概念 信号波形のフーリエ変換 信号波形を周波数の異なる三角関数 ( 正弦波など ) に分解する 逆に, 周波数の異なる三角関数を重ねあわせることにより, 任意の信号波形を合成できる 正弦波の重ね合わせによる矩形波の表現 フーリエ変換の基本概念 フーリエ変換 次元信号 f (t) のフーリエ変換 変換 ( ω) ( ) ωt F f

More information

2011年度 大阪大・理系数学

2011年度 大阪大・理系数学 0 大阪大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ a a を自然数とする O を原点とする座標平面上で行列 A= a の表す 次変換 を f とする cosθ siθ () >0 および0θ

More information

2017年度 長崎大・医系数学

2017年度 長崎大・医系数学 07 長崎大学 ( 医系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 以下の問いに答えよ () 0 のとき, si + cos の最大値と最小値, およびそのときの の値 をそれぞれ求めよ () e を自然対数の底とする > eの範囲において, 関数 y を考える この両 辺の対数を について微分することにより, y は減少関数であることを示せ また, e< < bのとき, () 数列 { } b の一般項が,

More information

Microsoft PowerPoint - spe1_handout10.ppt

Microsoft PowerPoint - spe1_handout10.ppt 目次 信号処理工学 Ⅰ 第 回 : ディジタルフィルタ 電気通信大学電子工学専攻電子知能システム学講座 問題は何か? フィルタとは? 離散時間システムとディジタルフィルタ ディジタルフィルタの種類 FIRフィルタの設計 長井隆行 問題は何か? 初心に戻る o.4 のスライド 重要なことは? 所望の信号を得るためにどのようなシステムにすれば良いか? 安定性を保つ必要もある ノイズ除去の例 周波数領域で見る

More information

(Microsoft Word - 10ta320a_\220U\223\256\212w\223\301\230__6\217\315\221O\224\274\203\214\203W\203\201.docx)

(Microsoft Word - 10ta320a_\220U\223\256\212w\223\301\230__6\217\315\221O\224\274\203\214\203W\203\201.docx) 6 章スペクトルの平滑化 スペクトルの平滑化とはフーリエスペクトルやパワ スペクトルのギザギザを取り除き 滑らかにする操作のことをいう ただし 波のもっている本質的なものをゆがめてはいけない 図 6-7 パワ スペクトルの平滑化 6. 合積のフーリエ変換スペクトルの平滑化を学ぶ前に 合積とそのフーリエ変換について説明する 6. データ ウィンドウデータ ウィンドウの定義と特徴について説明する 6.3

More information

Microsoft PowerPoint - dm1_5.pptx

Microsoft PowerPoint - dm1_5.pptx デジタルメディア処理 1 017( 後期 ) 09/6 イントロダクション1 : デジタル画像とは, 量 化と標本化,Dynamic Range 10/03 イントロダクション : デジタルカメラ, 間の視覚, 表 系 10/10 フィルタ処理 1 : トーンカーブ, 線形フィルタ デジタルメディア処理 1 担当 : 井尻敬 10/17 フィルタ処理 : 線形フィルタ, ハーフトーニング 10/4

More information

画像類似度測定の初歩的な手法の検証

画像類似度測定の初歩的な手法の検証 画像類似度測定の初歩的な手法の検証 島根大学総合理工学部数理 情報システム学科 計算機科学講座田中研究室 S539 森瀧昌志 1 目次 第 1 章序論第 章画像間類似度測定の初歩的な手法について.1 A. 画素値の平均を用いる手法.. 画素値のヒストグラムを用いる手法.3 C. 相関係数を用いる手法.4 D. 解像度を合わせる手法.5 E. 振れ幅のヒストグラムを用いる手法.6 F. 周波数ごとの振れ幅を比較する手法第

More information

Microsoft PowerPoint - dm1_6.pptx

Microsoft PowerPoint - dm1_6.pptx スケジュール 09/5 イントロダクション1 : デジタル画像とは, 量 化と標本化,Dynamic Range 10/0 イントロダクション : デジタルカメラ, 間の視覚, 表 系 10/09 画像処理演習 0 : python (PC 教室 : 課題締め切り 11/13 3:59) 10/16 フィルタ処理 1 : トーンカーブ, 線形フィルタ デジタルメディア処理 1 担当 : 井尻敬 10/3

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 学習指導要領ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 千早高校学力スタンダード 自然数 整数 有理数 無理数の用語の意味を理解す る ( 例 ) 次の数の中から自然数 整数 有理 数 無理数に分類せよ 3 3,, 0.7, 3,,-, 4 (1) 自然数 () 整数 (3) 有理数 (4) 無理数 自然数 整数 有理数 無理数の包含関係など

More information

Microsoft PowerPoint - 物情数学C(2012)(フーリエ前半)_up

Microsoft PowerPoint - 物情数学C(2012)(フーリエ前半)_up 年度物理情報工学科 年生秋学期 物理情報数学 C フーリエ解析 (Fourier lysis) 年 月 5 日 フーリエ ( フランス ) (768~83: ナポレオンの時代 ) 歳で Ecole Polyechique ( フランス国立理工科大学 ) の教授 ナポレオンのエジプト遠征に従軍 (798) 87: 任意の関数は三角関数によって級数展開できる という フーリエ級数 の概念を提唱 ( 論文を提出

More information

If(A) Vx(V) 1 最小 2 乗法で実験式のパラメータが導出できる測定で得られたデータをよく近似する式を実験式という. その利点は (M1) 多量のデータの特徴を一つの式で簡潔に表現できること. また (M2) y = f ( x ) の関係から, 任意の x のときの y が求まるので,

If(A) Vx(V) 1 最小 2 乗法で実験式のパラメータが導出できる測定で得られたデータをよく近似する式を実験式という. その利点は (M1) 多量のデータの特徴を一つの式で簡潔に表現できること. また (M2) y = f ( x ) の関係から, 任意の x のときの y が求まるので, If(A) Vx(V) 1 最小 乗法で実験式のパラメータが導出できる測定で得られたデータをよく近似する式を実験式という. その利点は (M1) 多量のデータの特徴を一つの式で簡潔に表現できること. また (M) y = f ( x ) の関係から, 任意の x のときの y が求まるので, 未測定点の予測ができること. また (M3) 現象が比較的単純であれば, 現象を支配 する原理の式が分かることである.

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 ア整式 ( ア ) 式の展開と因数分解二次の乗法公式及び因数分解の公式の理解を深め 式を多面的にみたり目的に応じて式を適切に変形したりすること (ax b)(cx d) acx (ad bc)x bd などの基本的な公式を活用して 二次式の展開や因数分解ができる また 式の置き換えや一文字に着目するなどして 展開 因数分解ができる ( 例 ) 次の問に答えよ (1) (3x a)(4x

More information

DVIOUT

DVIOUT 3 第 2 章フーリエ級数 23 フーリエ級数展開 これまで 関数 f(x) のフーリエ級数展開に関して 関数の定義区間やフーリエ級数の積分区間を断りなく [, ] に取ってきました これは フーリエ級数を構成する三角関数が基本周期 2 を持つためです すなわち フーリエ級数の各項 cos nx および sin nx (n =1, 2, 3, 4, ) の周期は それぞれ 2, 2 2, 2 3,

More information

2011年度 筑波大・理系数学

2011年度 筑波大・理系数学 0 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ O を原点とするy 平面において, 直線 y= の を満たす部分をC とする () C 上に点 A( t, ) をとるとき, 線分 OA の垂直二等分線の方程式を求めよ () 点 A が C 全体を動くとき, 線分 OA の垂直二等分線が通過する範囲を求め, それ を図示せよ -- 0 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ

More information

2018年度 東京大・理系数学

2018年度 東京大・理系数学 08 東京大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ関数 f ( ) = + cos (0 < < ) の増減表をつくり, + 0, 0 のと sin きの極限を調べよ 08 東京大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ n+ 数列 a, a, を, Cn a n = ( n =,, ) で定める n! an qn () n とする を既約分数 an p として表したときの分母

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 自然数 整数 有理数 無理数の包含関係など 実数 の構成を理解する ( 例 ) 次の空欄に適当な言葉をいれて, 数の集合を表しなさい ア イ 無理数 整数 ウ 無理数の加法及び減法 乗法公式などを利用した計 算ができる また 分母だけが二項である無理数の 分母の有理化ができる ( 例 1)

More information

DVIOUT

DVIOUT 第 3 章 フーリエ変換 3.1 フーリエ積分とフーリエ変換 第 章では 周期を持つ関数のフーリエ級数について学びました この章では 最初に 周期を持つ関数のフーリエ級数を拡張し 周期を持たない ( 一般的な ) 関数のフーリエ級数を導きましょう 具体的には 関数 f(x) を区間 L x L で考え この L を限りなく大きくするというアプローチを取ります (L ) なお ここで扱う関数 f(x)

More information

数値計算で学ぶ物理学 4 放物運動と惑星運動 地上のように下向きに重力がはたらいているような場においては 物体を投げると放物運動をする 一方 中心星のまわりの重力場中では 惑星は 円 だ円 放物線または双曲線を描きながら運動する ここでは 放物運動と惑星運動を 運動方程式を導出したうえで 数値シミュ

数値計算で学ぶ物理学 4 放物運動と惑星運動 地上のように下向きに重力がはたらいているような場においては 物体を投げると放物運動をする 一方 中心星のまわりの重力場中では 惑星は 円 だ円 放物線または双曲線を描きながら運動する ここでは 放物運動と惑星運動を 運動方程式を導出したうえで 数値シミュ 数値計算で学ぶ物理学 4 放物運動と惑星運動 地上のように下向きに重力がはたらいているような場においては 物体を投げると放物運動をする 一方 中心星のまわりの重力場中では 惑星は 円 だ円 放物線または双曲線を描きながら運動する ここでは 放物運動と惑星運動を 運動方程式を導出したうえで 数値シミュレーションによって計算してみる 4.1 放物運動一様な重力場における放物運動を考える 一般に質量の物体に作用する力をとすると運動方程式は

More information

2016年度 筑波大・理系数学

2016年度 筑波大・理系数学 06 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ k を実数とする y 平面の曲線 C : y とC : y- + k+ -k が異なる共 有点 P, Q をもつとする ただし点 P, Q の 座標は正であるとする また, 原点を O とする () k のとりうる値の範囲を求めよ () k が () の範囲を動くとき, OPQ の重心 G の軌跡を求めよ () OPQ の面積を S とするとき,

More information

スライド 1

スライド 1 作成 : 群馬大学電気電子教員 電子回路設計 OP アンプ (2) 小林春夫 桑名杏奈 Email: koba@gunma-u.ac.jp Tel: 277-3-788 オフィスアワー : AM9:~AM:( 平日 ) 電気電子棟 (3 号館 )4F 44 室 電子回路設計 授業の内容 第 回講義内容の説明と電子回路設計の基礎知識 第 2 回キルヒホッフ則を用いた回路解析と演習 第 3 回集積回路のデバイス

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 学習指導要領ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 第 1 章第 節実数 東高校学力スタンダード 4 実数 (P.3~7) 自然数 整数 有理数 無理数 実数のそれぞれの集 合について 四則演算の可能性について判断できる ( 例 ) 下の表において, それぞれの数の範囲で四則計算を考えるとき, 計算がその範囲で常にできる場合には

More information

平成 年 月 7 日 ( 土 第 75 回数学教育実践研究会アスティ 45 ビル F セミナールーム A 札幌医科大学 年 P ab, を正の定数とする 平面上において ( a, を中心とする円 Q 4 C と (, b を中心とする円 C が 原点 O で外接している また P を円 C 上の点と

平成 年 月 7 日 ( 土 第 75 回数学教育実践研究会アスティ 45 ビル F セミナールーム A 札幌医科大学 年 P ab, を正の定数とする 平面上において ( a, を中心とする円 Q 4 C と (, b を中心とする円 C が 原点 O で外接している また P を円 C 上の点と 平成 年 月 7 日 ( 土 第 75 回数学教育実践研究会アスティ 45 ビル F セミナールーム 微分積分の拡張 変数関数問題へのアプローチ 予選決勝優勝法からラグランジュ未定乗数法 松本睦郎 ( 札幌北高等学校 変数関数の最大値 最小値に関する問題には多様なアプローチ法がある 文字を固定した 予選決勝優勝法, 計算のみで解法する 文字消去法, 微分積分を利用した ラグランジュ未定乗数法 がある

More information

Microsoft PowerPoint - spe1_handout11.ppt

Microsoft PowerPoint - spe1_handout11.ppt 目次 信号処理工学 Ⅰ 第 回 : ディジタルフィルタ 電気通信大学電子工学専攻電子知能システム学講座 ディジタルフィルタ ( 復習 ) FIR フィルタの補足 IIR フィルタの設計 IIR フィルタの実現 FIR フィルタと IIR フィルタの比較 最後の課題 長井隆行 ディジタルフィルタ ( 復習 ) 線形位相 FIR フィルタの補足 FIR フィルタ フィードバックがない インパルス応答が有限

More information

Microsoft Word - Chap17

Microsoft Word - Chap17 第 7 章化学反応に対する磁場効果における三重項機構 その 7.. 節の訂正 年 7 月 日. 節 章の9ページ の赤枠に記載した説明は間違いであった事に気付いた 以下に訂正する しかし.. 式は 結果的には正しいので安心して下さい 磁場 の存在下でのT 状態のハミルトニアン は ゼーマン項 と時間に依存するスピン-スピン相互作用の項 との和となる..=7.. g S = g S z = S z g

More information

2015-2017年度 2次数学セレクション(複素数)解答解説

2015-2017年度 2次数学セレクション(複素数)解答解説 05 次数学セレクション解答解説 [ 筑波大 ] ( + より, 0 となり, + から, ( (,, よって, の描く図形 C は, 点 を中心とし半径が の円である すなわち, 原 点を通る円となる ( は虚数, は正の実数より, である さて, w ( ( とおくと, ( ( ( w ( ( ( ここで, w は純虚数より, は純虚数となる すると, の描く図形 L は, 点 を通り, 点 と点

More information

数 IB( 植松 ) 2006 年夏学期解答 ( 兼ノート ) (2007 年のは課題プリでやってしまったので ) 1 (a) 補完公式を使う問題です 補完公式とは n+1 個の点を通る n 次の多項式を求める公式のことです 例 n=3 x y y0 y1 y2 y3 このデータを補

数 IB( 植松 ) 2006 年夏学期解答 ( 兼ノート ) (2007 年のは課題プリでやってしまったので ) 1 (a) 補完公式を使う問題です 補完公式とは n+1 個の点を通る n 次の多項式を求める公式のことです 例 n=3 x y y0 y1 y2 y3 このデータを補 数 IB( 植松 ) 26 年夏学期解答 ( 兼ノート ) (27 年のは課題プリでやってしまったので ) (a) 補完公式を使う問題です 補完公式とは n+ 個の点を通る n 次の多項式を求める公式のことです 例 n=3 x 2 3 y y y y2 y3 このデータを補完して得られる多項式を y=ax 3 +Bx 2 +Cx+D と置きます データより y = D y = A + B + C +

More information

喨微勃挹稉弑

喨微勃挹稉弑 == 全微分方程式 == 全微分とは 変数の関数 z=f(, ) について,, の増分を Δ, Δ とするとき, z の増分 Δz は Δz z Δ+ z Δ で表されます. この式において, Δ 0, Δ 0 となる極限を形式的に dz= z d+ z d (1) で表し, dz を z の全微分といいます. z は z の に関する偏導関数で, を定数と見なし て, で微分したものを表し, 方向の傾きに対応します.

More information

Microsoft Word - thesis.doc

Microsoft Word - thesis.doc 剛体の基礎理論 -. 剛体の基礎理論初めに本論文で大域的に使用する記号を定義する. 使用する記号トルク撃力力角運動量角速度姿勢対角化された慣性テンソル慣性テンソル運動量速度位置質量時間 J W f F P p .. 質点の並進運動 質点は位置 と速度 P を用いる. ニュートンの運動方程式 という状態を持つ. 但し ここでは速度ではなく運動量 F P F.... より質点の運動は既に明らかであり 質点の状態ベクトル

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 学習指導要領 数と式 (1) 式の計算二次の乗法公式及び因数分解の公式の理解を深め 式を多面的にみたり目的に応じて式を適切に変形したりすること 東京都立町田高等学校学力スタンダード 整式の加法 減法 乗法展開の公式を利用できる 式を1 つの文字におき換えることによって, 式の計算を簡略化することができる 式の形の特徴に着目して変形し, 展開の公式が適用できるようにすることができる 因数分解因数分解の公式を利用できる

More information

数学 Ⅲ 微分法の応用 大学入試問題 ( 教科書程度 ) 1 問 1 (1) 次の各問に答えよ (ⅰ) 極限 を求めよ 年会津大学 ( 前期 ) (ⅱ) 極限値 を求めよ 年愛媛大学 ( 前期 ) (ⅲ) 無限等比級数 が収束するような実数 の範囲と そのときの和を求めよ 年広島市立大学 ( 前期

数学 Ⅲ 微分法の応用 大学入試問題 ( 教科書程度 ) 1 問 1 (1) 次の各問に答えよ (ⅰ) 極限 を求めよ 年会津大学 ( 前期 ) (ⅱ) 極限値 を求めよ 年愛媛大学 ( 前期 ) (ⅲ) 無限等比級数 が収束するような実数 の範囲と そのときの和を求めよ 年広島市立大学 ( 前期 数学 Ⅲ 微分法の応用 大学入試問題 ( 教科書程度 )1 問 1 (1) 次の各問に答えよ (ⅰ) 極限 を求めよ 年会津大学 ( 前期 ) (ⅱ) 極限値 を求めよ 年愛媛大学 ( 前期 ) (ⅲ) 無限等比級数 が収束するような実数 の範囲と そのときの和を求めよ 年広島市立大学 ( 前期 ) (2) 次の関数を微分せよ (ⅰ) を正の定数とする (ⅱ) (ⅳ) (ⅵ) ( 解答 )(1) 年群馬大学

More information

Microsoft PowerPoint - H21生物計算化学2.ppt

Microsoft PowerPoint - H21生物計算化学2.ppt 演算子の行列表現 > L いま 次元ベクトル空間の基底をケットと書くことにする この基底は完全系を成すとすると 空間内の任意のケットベクトルは > > > これより 一度基底を与えてしまえば 任意のベクトルはその基底についての成分で完全に記述することができる これらの成分を列行列の形に書くと M これをベクトル の基底 { >} による行列表現という ところで 行列 A の共役 dont 行列は A

More information

2017年度 金沢大・理系数学

2017年度 金沢大・理系数学 07 金沢大学 ( 理系 前期日程問題 解答解説のページへ 次の問いに答えよ ( 6 z + 7 = 0 を満たす複素数 z をすべて求め, それらを表す点を複素数平面上に図 示せよ ( ( で求めた複素数 z を偏角が小さい方から順に z, z, とするとき, z, z と 積 zz を表す 点が複素数平面上で一直線上にあることを示せ ただし, 偏角は 0 以上 未満とする -- 07 金沢大学

More information

Chap2

Chap2 逆三角関数の微分 Arcsin の導関数を計算する Arcsin I. 初等関数の微積分 sin [, ], [π/, π/] cos sin / (Arcsin ) 計算力の体力をつけよう π/ π/ E. II- 次の関数の導関数を計算せよ () Arccos () Arctan E. I- の解答 不定積分あれこれ () Arccos n log C C (n ) n e e C log (log

More information

2010年度 筑波大・理系数学

2010年度 筑波大・理系数学 00 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ f( x) x ax とおく ただしa>0 とする () f( ) f() となるa の範囲を求めよ () f(x) の極小値が f ( ) 以下になる a の範囲を求めよ () x における f(x) の最小値をa を用いて表せ -- 00 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ つの曲線 C : y six ( 0

More information

Microsoft PowerPoint - e-stat(OLS).pptx

Microsoft PowerPoint - e-stat(OLS).pptx 経済統計学 ( 補足 ) 最小二乗法について 担当 : 小塚匡文 2015 年 11 月 19 日 ( 改訂版 ) 神戸大学経済学部 2015 年度後期開講授業 補足 : 最小二乗法 ( 単回帰分析 ) 1.( 単純 ) 回帰分析とは? 標本サイズTの2 変数 ( ここではXとY) のデータが存在 YをXで説明する回帰方程式を推定するための方法 Y: 被説明変数 ( または従属変数 ) X: 説明変数

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) いろいろな式 学習指導要領紅葉川高校学力スタンダードア式と証明展開の公式を用いて 3 乗に関わる式を展開すること ( ア ) 整式の乗法 除法 分数式の計算ができるようにする 三次の乗法公式及び因数分解の公式を理解し そ 3 次の因数分解の公式を理解し それらを用いて因数れらを用いて式の展開や因数分解をすること また 分解することができるようにする 整式の除法や分数式の四則計算について理解し

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 自然数 整数 有理数 無理数 実数のそれぞれの集 合について 四則演算の可能性について判断できる ( 例 ) 下の表において それぞれの数の範囲で四則計算を考えるとき 計算がその範囲で常にできる場合には を 常にできるとは限らない場合には を付けよ ただし 除法では 0 で割ることは考えない

More information

重要例題113

重要例題113 04_ 高校 数学 Ⅱ 必須基本公式 定理集 数学 Ⅱ 第 章式の計算と方程式 0 商と余り についての整式 A をについての整式 B で割ったときの商を Q, 余りを R とすると, ABQ+R (R の次数 ) > 0

More information

RLC 共振回路 概要 RLC 回路は, ラジオや通信工学, 発信器などに広く使われる. この回路の目的は, 特定の周波数のときに大きな電流を得ることである. 使い方には, 周波数を設定し外へ発する, 外部からの周波数に合わせて同調する, がある. このように, 周波数を扱うことから, 交流を考える

RLC 共振回路 概要 RLC 回路は, ラジオや通信工学, 発信器などに広く使われる. この回路の目的は, 特定の周波数のときに大きな電流を得ることである. 使い方には, 周波数を設定し外へ発する, 外部からの周波数に合わせて同調する, がある. このように, 周波数を扱うことから, 交流を考える 共振回路 概要 回路は ラジオや通信工学 などに広く使われる この回路の目的は 特定の周波数のときに大きな電流を得ることである 使い方には 周波数を設定し外へ発する 外部からの周波数に合わせて同調する がある このように 周波数を扱うことから 交流を考える 特に ( キャパシタ ) と ( インダクタ ) のそれぞれが 周波数によってインピーダンス *) が変わることが回路解釈の鍵になることに注目する

More information

(Microsoft Word - PLL\203f\203\202\216\221\227\277-2-\203T\203\223\203v\203\213.doc)

(Microsoft Word - PLL\203f\203\202\216\221\227\277-2-\203T\203\223\203v\203\213.doc) ディジタル PLL 理論と実践 有限会社 SP システム 目次 - 目次 1. はじめに...3 2. アナログ PLL...4 2.1 PLL の系...4 2.1.1 位相比較器...4 2.1.2 ループフィルタ...4 2.1.3 電圧制御発振器 (VCO)...4 2.1.4 分周器...5 2.2 ループフィルタ抜きの PLL 伝達関数...5 2.3 ループフィルタ...6 2.3.1

More information

s とは何か 2011 年 2 月 5 日目次へ戻る 1 正弦波の微分 y=v m sin ωt を時間 t で微分します V m は正弦波の最大値です 合成関数の微分法を用い y=v m sin u u=ωt と置きますと dy dt dy du du dt d du V m sin u d dt

s とは何か 2011 年 2 月 5 日目次へ戻る 1 正弦波の微分 y=v m sin ωt を時間 t で微分します V m は正弦波の最大値です 合成関数の微分法を用い y=v m sin u u=ωt と置きますと dy dt dy du du dt d du V m sin u d dt とは何か 0 年 月 5 日目次へ戻る 正弦波の微分 y= in を時間 で微分します は正弦波の最大値です 合成関数の微分法を用い y= in u u= と置きますと y y in u in u (co u co になります in u の は定数なので 微分後も残ります 合成関数の微分法ですので 最後に u を に戻しています 0[ra] の co 値は [ra] の in 値と同じです その先の角

More information

1. 線形シフト不変システムと z 変換 ここで言う システム とは? 入力数列 T[ ] 出力数列 一意変換 ( 演算子 ) 概念的には,, x 2, x 1, x 0, x 1, x 2, を入力すると, y 2, y 1, y 0, y 1, y 2, が出力される. 線形システム : 線形シ

1. 線形シフト不変システムと z 変換 ここで言う システム とは? 入力数列 T[ ] 出力数列 一意変換 ( 演算子 ) 概念的には,, x 2, x 1, x 0, x 1, x 2, を入力すると, y 2, y 1, y 0, y 1, y 2, が出力される. 線形システム : 線形シ 1. 線形シフト不変システムと z 変換 ここで言う システム とは? 入力数列 T[ ] 出力数列 一意変換 ( 演算子 ) 概念的には,, x 2, x 1, x, x1, x2, を入力すると, y 2, y 1, y, y1, y2, が出力される. 線形システム : 線形システムの例 x nxn 1 yn= 2 線形でないシステムの例 xn yn={ 2 xn xn othewise なぜ線形システム?

More information

線積分.indd

線積分.indd 線積分 線積分 ( n, n, n ) (ξ n, η n, ζ n ) ( n-, n-, n- ) (ξ k, η k, ζ k ) ( k, k, k ) ( k-, k-, k- ) 物体に力 を作用させて位置ベクトル A の点 A から位置ベクトル の点 まで曲線 に沿って物体を移動させたときの仕事 W は 次式で計算された A, A, W : d 6 d+ d+ d@,,, d+ d+

More information

微分方程式による現象記述と解きかた

微分方程式による現象記述と解きかた 微分方程式による現象記述と解きかた 土木工学 : 公共諸施設 構造物の有用目的にむけた合理的な実現をはかる方法 ( 技術 ) に関する学 橋梁 トンネル ダム 道路 港湾 治水利水施設 安全化 利便化 快適化 合法則的 経済的 自然および人口素材によって作られた 質量保存則 構造物の自然的な性質 作用 ( 外力による応答 ) エネルギー則 の解明 社会的諸現象のうち マスとしての移動 流通 運動量則

More information

複素数平面への誘い

複素数平面への誘い いざな複素数平面への誘い GRS による複素数平面の表現 複素数平面への第一歩 - 複素数モード - 点と複素数 -3 複素数の四則演算 -4 絶対値と偏角, 共役複素数 -5 絶対値と偏角による複素数の表現 複素数平面の変換 4 - 回転移動と相似拡大 - 直線 に関する対称変換 -3 単位円に関する反転変換 -4 複素数平面の変換と曲線 3 入試問題に挑戦 6 3- 陰関数を利用した図形の表示

More information

Microsoft Word - 1B2011.doc

Microsoft Word - 1B2011.doc 第 14 回モールの定理 ( 単純梁の場合 ) ( モールの定理とは何か?p.11) 例題 下記に示す単純梁の C 点のたわみ角 θ C と, たわみ δ C を求めよ ただし, 部材の曲げ 剛性は材軸に沿って一様で とする C D kn B 1.5m 0.5m 1.0m 解答 1 曲げモーメント図を描く,B 点の反力を求める kn kn 4 kn 曲げモーメント図を描く knm 先に得られた曲げモーメントの値を

More information

DVIOUT-SS_Ma

DVIOUT-SS_Ma 第 章 微分方程式 ニュートンはリンゴが落ちるのを見て万有引力を発見した という有名な逸話があります 無重力の宇宙船の中ではリンゴは落ちないで静止していることを考えると 重力が働くと始め静止しているものが動き出して そのスピードはどんどん大きくなる つまり速度の変化が現れることがわかります 速度は一般に時間と共に変化します 速度の瞬間的変化の割合を加速度といい で定義しましょう 速度が変化する, つまり加速度がでなくなるためにはその原因があり

More information

DVIOUT

DVIOUT 最適レギュレータ 松尾研究室資料 第 最適レギュレータ 節時不変型無限時間最適レギュレータ 状態フィードバックの可能な場合の無限時間問題における最適レギュレータについて確定系について説明する. ここで, レギュレータとは状態量をゼロにするようなコントローラのことである. なぜ, 無限時間問題のみを述べるかという理由は以下のとおりである. 有限時間の最適レギュレータ問題の場合の最適フィードバックゲインは微分方程式の解から構成される時間関数として表現される.

More information

公式集 数学 Ⅱ B 頭に入っていますか? 8 和積の公式 A + B A B si A + si B si os A + B A B si A si B os si A + B A B os A + os B os os A + B A B os A os B si si 9 三角関数の合成 si

公式集 数学 Ⅱ B 頭に入っていますか? 8 和積の公式 A + B A B si A + si B si os A + B A B si A si B os si A + B A B os A + os B os os A + B A B os A os B si si 9 三角関数の合成 si 公式集 数学 Ⅱ B 頭に入っていますか? < 図形と方程式 > 点間の距離 A x, B x, のとき x x + : に分ける点 A x, B x, のとき 線分 AB を:に分ける点 æ x + x + ö は ç, è + + ø 注 < のとき外分点 直線の方程式 傾き で 点 x, を通る : x 点 x, x, を通る : x 注 分母が のとき は座標軸と平行な直線 x x 4 直線の位置関係

More information

Microsoft Word - H26mse-bese-exp_no1.docx

Microsoft Word - H26mse-bese-exp_no1.docx 実験 No 電気回路の応答 交流回路とインピーダンスの計測 平成 26 年 4 月 担当教員 : 三宅 T A : 許斐 (M2) 齋藤 (M) 目的 2 世紀の社会において 電気エネルギーの占める割合は増加の一途をたどっている このような電気エネルギーを制御して使いこなすには その基礎となる電気回路をまず理解する必要がある 本実験の目的は 電気回路の基礎特性について 実験 計測を通じて理解を深めることである

More information

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

Microsoft PowerPoint - 10.pptx 0. 固有値とその応用 固有値と固有ベクトル 2 行列による写像から固有ベクトルへ m n A : m n n m 行列によって線形写像 f R R A が表せることを見てきた ここでは 2 次元平面の行列による写像を調べる 2 = 2 A 2 2 とし 写像 まず 単位ベクトルの像を求める u 2 x = v 2 y f : R A R を考える u 2 2 u, 2 2 0 = = v 2 0

More information

1.民営化

1.民営化 参考資料 最小二乗法 数学的性質 経済統計分析 3 年度秋学期 回帰分析と最小二乗法 被説明変数 の動きを説明変数 の動きで説明 = 回帰分析 説明変数がつ 単回帰 説明変数がつ以上 重回帰 被説明変数 従属変数 係数 定数項傾き 説明変数 独立変数 残差... で説明できる部分 説明できない部分 説明できない部分が小さくなるように回帰式の係数 を推定する有力な方法 = 最小二乗法 最小二乗法による回帰の考え方

More information

3 数値解の特性 3.1 CFL 条件 を 前の章では 波動方程式 f x= x0 = f x= x0 t f c x f =0 [1] c f 0 x= x 0 x 0 f x= x0 x 2 x 2 t [2] のように差分化して数値解を求めた ここでは このようにして得られた数値解の性質を 考

3 数値解の特性 3.1 CFL 条件 を 前の章では 波動方程式 f x= x0 = f x= x0 t f c x f =0 [1] c f 0 x= x 0 x 0 f x= x0 x 2 x 2 t [2] のように差分化して数値解を求めた ここでは このようにして得られた数値解の性質を 考 3 数値解の特性 3.1 CFL 条件 を 前の章では 波動方程式 f x= x = f x= x t f c x f = [1] c f x= x f x= x 2 2 t [2] のように差分化して数値解を求めた ここでは このようにして得られた数値解の性質を 考える まず 初期時刻 t=t に f =R f exp [ik x ] [3] のような波動を与えたとき どのように時間変化するか調べる

More information

Microsoft PowerPoint - 第06章振幅変調.pptx

Microsoft PowerPoint - 第06章振幅変調.pptx 通信システムのモデル コミュニケーション工学 A 第 6 章アナログ変調方式 : 振幅変調 変調の種類振幅変調 () 検波出力の信号対雑音電力比 (S/N) 送信機 送信メッセージ ( 例えば音声 ) をアナログまたはディジタル電気信号に変換. 変調 : 通信路で伝送するのに適した周波数帯の信号波形へ変換. 受信機フィルタで邪魔な雑音を除去し, 処理しやすい電圧まで増幅. 復調 : もとの周波数帯の電気信号波形に変換し,

More information

スライド 1

スライド 1 データ解析特論重回帰分析編 2017 年 7 月 10 日 ( 月 )~ 情報エレクトロニクスコース横田孝義 1 ( 単 ) 回帰分析 単回帰分析では一つの従属変数 ( 目的変数 ) を 一つの独立変数 ( 説明変数 ) で予測する事を考える 具体的には y = a + bx という回帰直線 ( モデル ) でデータを代表させる このためにデータからこの回帰直線の切片 (a) と傾き (b) を最小

More information

Microsoft PowerPoint - H22制御工学I-10回.ppt

Microsoft PowerPoint - H22制御工学I-10回.ppt 制御工学 I 第 回 安定性 ラウス, フルビッツの安定判別 平成 年 6 月 日 /6/ 授業の予定 制御工学概論 ( 回 ) 制御技術は現在様々な工学分野において重要な基本技術となっている 工学における制御工学の位置づけと歴史について説明する さらに 制御システムの基本構成と種類を紹介する ラプラス変換 ( 回 ) 制御工学 特に古典制御ではラプラス変換が重要な役割を果たしている ラプラス変換と逆ラプラス変換の定義を紹介し

More information

Microsoft PowerPoint - NA03-09black.ppt

Microsoft PowerPoint - NA03-09black.ppt きょうの講義 数値 記号処理 2003.2.6 櫻井彰人 NumSymbol@soft.ae.keo.ac.jp http://www.sakura.comp.ae.keo.ac.jp/ 数値計算手法の定石 多項式近似 ( 復習 )» 誤差と手間の解析も 漸化式» 非線型方程式の求解 数値演算上の誤差 数値計算上の誤差 打ち切り誤差 (truncaton error)» 使う公式を有限項で打ち切る

More information

Microsoft PowerPoint - 9.pptx

Microsoft PowerPoint - 9.pptx 9. 線形写像 ここでは 行列の積によって 写像を定義できることをみていく また 行列の積によって定義される写像の性質を調べていく 行列演算と写像 ( 次変換 3 拡大とスカラー倍 p ' = ( ', ' = ( k, kk p = (, k 倍 k 倍 拡大後 k 倍拡大の関係は スカラー倍を用いて次のように表現できる ' = k ' 拡大前 拡大 4 拡大と行列の積 p ' = ( ', '

More information

(3) E-I 特性の傾きが出力コンダクタンス である 添え字 は utput( 出力 ) を意味する (4) E-BE 特性の傾きが電圧帰還率 r である 添え字 r は rrs( 逆 ) を表す 定数の値は, トランジスタの種類によって異なるばかりでなく, 同一のトランジスタでも,I, E, 周

(3) E-I 特性の傾きが出力コンダクタンス である 添え字 は utput( 出力 ) を意味する (4) E-BE 特性の傾きが電圧帰還率 r である 添え字 r は rrs( 逆 ) を表す 定数の値は, トランジスタの種類によって異なるばかりでなく, 同一のトランジスタでも,I, E, 周 トランジスタ増幅回路設計入門 pyrgt y Km Ksaka 005..06. 等価回路についてトランジスタの動作は図 のように非線形なので, その動作を簡単な数式で表すことができない しかし, アナログ信号を扱う回路では, 特性グラフのの直線部分に動作点を置くので線形のパラメータにより, その動作を簡単な数式 ( 一次式 ) で表すことができる 図. パラメータトランジスタの各静特性の直線部分の傾きを数値として特性を表したものが

More information

平成 30 年度入学試験問題 数学 注意事項試験開始後, 問題冊子及び解答用紙のページを確かめ, 落丁, 乱丁あるいは印刷が不鮮明なものがあれば新しいものと交換するので挙手すること 1. 試験開始の合図があるまで問題冊子を聞かないこと 試験開始後は, すべての解答用紙に受験番号 氏名を記入すること

平成 30 年度入学試験問題 数学 注意事項試験開始後, 問題冊子及び解答用紙のページを確かめ, 落丁, 乱丁あるいは印刷が不鮮明なものがあれば新しいものと交換するので挙手すること 1. 試験開始の合図があるまで問題冊子を聞かないこと 試験開始後は, すべての解答用紙に受験番号 氏名を記入すること 平成 30 年度入学試験問題 数学 注意事項試験開始後, 問題冊子及び解答用紙のページを確かめ, 落丁, 乱丁あるいは印刷が不鮮明なものがあれば新しいものと交換するので挙手すること 1. 試験開始の合図があるまで問題冊子を聞かないこと 試験開始後は, すべての解答用紙に受験番号 氏名を記入すること 各志願者は, 下の表 に指示した問題を解答すること ただし, 教育学部に ついては志望するコース (

More information

二次関数 1 二次関数とは ともなって変化する 2 つの数 ( 変数 ) x, y があります x y つの変数 x, y が, 表のように変化するとき y は x の二次関数 といいます また,2 つの変数を式に表すと, 2 y x となりま

二次関数 1 二次関数とは ともなって変化する 2 つの数 ( 変数 ) x, y があります x y つの変数 x, y が, 表のように変化するとき y は x の二次関数 といいます また,2 つの変数を式に表すと, 2 y x となりま 二次関数 二次関数とは ともなって変化する つの数 ( 変数 ) x, y があります y 0 9 6 5 つの変数 x, y が, 表のように変化するとき y は x の二次関数 といいます また, つの変数を式に表すと, x となります < 二次関数の例 > x y 0 7 8 75 x ( 表の上の数 ) を 乗して 倍すると, y ( 表の下の数 ) になります x y 0 - -8-8 -

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 応用数学 Ⅱ (7) 7 連立微分方程式の立て方と解法. 高階微分方程式による解法. ベクトル微分方程式による解法 3. 演算子による解法 連立微分方程式 未知数が複数個あり, 未知数の数だけ微分方程式が与えられている場合, これらを連立微分方程式という. d d 解法 () 高階微分方程式化による解法 つの方程式から つの未知数を消去して, 未知数が つの方程式に変換 のみの方程式にするために,

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション - = 4 = 4 = - y = x y = x y = x + 4 y = x 比例は y = ax の形であらわすことができる 4 - 秒後 y = 5 y = 0 (m) 5 秒後 y = 5 5 y = 5 (m) 5 0 = 05 (m) 05 5 = 5 (m/ 秒 ) 4 4 秒後 y = 5 4 y = 80 (m) 5-80 5 4 = 45 (m/ 秒 ) 5 v = 0 5

More information

Microsoft Word - kogi10ex_main.docx

Microsoft Word - kogi10ex_main.docx 機能創造理工学 Ⅱ 期末試験 追試験問題 ( 病欠等による ) 途中の計算を必ず書こう 答えのみでは採点できない 問. 二次元面内を運動する調和振動子のラグランジアン L ( ) ( ) を 極座標, に変換し 極座標でのオイラーラグランジュ方程式を書こう ( 解く必要はない ) 但し, は定数であり また 極座標の定義は cos, sin である 問. 前問において極座標, に共役な一般化運動量,

More information

問 題

問 題 数学 出題のねらい 数と式, 図形, 関数, 資料の活用 の 4 領域について, 基礎的な概念や原理 法則の理解と, それらに基づき, 数学的に考察したり, 表現したり, 処理したりする力をみることをねらいとした () 数と式 では, 数の概念についての理解の程度, 文字を用いた式を処理したり, 文字を用いて式に表現したりする力, 目的に応じて式を変形する力をみるものとした () 図形 では, 平面図形や空間図形についての理解の程度,

More information

画像解析論(2) 講義内容

画像解析論(2) 講義内容 画像解析論 画像解析論 東京工業大学長橋宏 主な講義内容 信号処理と画像処理 二次元システムとその表現 二次元システムの特性解析 各種の画像フィルタ 信号処理と画像処理 画像解析論 処理の応答 記憶域 入出力の流れ 信号処理系 実時間性が求められる メモリ容量に対する制限が厳しい オンラインでの対応が厳しく求められる 画像処理系 ある程度の処理時間が許容される 大容量のメモリ使用が容認され易い オフラインでの対応が容認され易い

More information

ファイナンスのための数学基礎 第1回 オリエンテーション、ベクトル

ファイナンスのための数学基礎 第1回 オリエンテーション、ベクトル 時系列分析 変量時系列モデルとその性質 担当 : 長倉大輔 ( ながくらだいすけ 時系列モデル 時系列モデルとは時系列データを生み出すメカニズムとなるものである これは実際には未知である 私たちにできるのは観測された時系列データからその背後にある時系列モデルを推測 推定するだけである 以下ではいくつかの代表的な時系列モデルを考察する 自己回帰モデル (Auoregressive Model もっとも頻繁に使われる時系列モデルは自己回帰モデル

More information

計算機シミュレーション

計算機シミュレーション . 運動方程式の数値解法.. ニュートン方程式の近似速度は, 位置座標 の時間微分で, d と定義されます. これを成分で書くと, d d li li とかけます. 本来は が の極限をとらなければいけませんが, 有限の小さな値とすると 秒後の位置座標は速度を用いて, と近似できます. 同様にして, 加速度は, 速度 の時間微分で, d と定義されます. これを成分で書くと, d d li li とかけます.

More information

代数 幾何 < ベクトル > 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, ) ( 1 1 z1

代数 幾何 < ベクトル > 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, ) ( 1 1 z1 代数 幾何 < ベクトル > ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 ベクトルの成分表示 平面ベクトル :, 空間ベクトル : z,, z 成分での計算ができるようにすること ベクトルの内積 : os 平面ベクトル :,, 空間ベクトル :,,,, z z zz 4 ベクトルの大きさ 平面上 : 空間上 : z は 良く用いられる 5 m: に分ける点 : m m 図形への応用

More information

多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典

多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典 多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典 重回帰分析とは? 重回帰分析とは複数の説明変数から目的変数との関係性を予測 評価説明変数 ( 数量データ ) は目的変数を説明するのに有効であるか得られた関係性より未知のデータの妥当性を判断する これを重回帰分析という つまり どんなことをするのか? 1 最小 2 乗法により重回帰モデルを想定 2 自由度調整済寄与率を求め

More information

Microsoft Word - FT_2010.doc

Microsoft Word - FT_2010.doc 3. フーリエ変換 3. 周期的な複雑な波形 (t) si(ωt), (t) si(ωt), (t) si(3ωt) のグラフを図 3 に示す 単純にこれらの波形を重ね合わ せると (t) si(ωt) + si(ωt) + si(3ωt) は右図のように複雑な波形となる この合成波の時間方向の移 動は見られない ( 時間方向を波の位相と呼ぶ ) しかし 振幅の変調が見られる 3 3Hz (t) Hz

More information

4 月 東京都立蔵前工業高等学校平成 30 年度教科 ( 工業 ) 科目 ( プログラミング技術 ) 年間授業計画 教科 :( 工業 ) 科目 :( プログラミング技術 ) 単位数 : 2 単位 対象学年組 :( 第 3 学年電気科 ) 教科担当者 :( 高橋寛 三枝明夫 ) 使用教科書 :( プロ

4 月 東京都立蔵前工業高等学校平成 30 年度教科 ( 工業 ) 科目 ( プログラミング技術 ) 年間授業計画 教科 :( 工業 ) 科目 :( プログラミング技術 ) 単位数 : 2 単位 対象学年組 :( 第 3 学年電気科 ) 教科担当者 :( 高橋寛 三枝明夫 ) 使用教科書 :( プロ 4 東京都立蔵前工業高等学校平成 30 年度教科 ( 工業 ) 科目 ( プログラミング技術 ) 年間授業計画 教科 :( 工業 ) 科目 :( プログラミング技術 ) 単位数 : 2 単位 対象学年組 :( 第 3 学年電気科 ) 教科担当者 :( 高橋寛 三枝明夫 ) 使用教科書 :( プログラミング技術 工業 333 実教出版 ) 共通 : 科目 プログラミング技術 のオリエンテーション プログラミング技術は

More information

Microsoft PowerPoint - 9.pptx

Microsoft PowerPoint - 9.pptx 9/7/8( 水 9. 線形写像 ここでは 行列の積によって 写像を定義できることをみていく また 行列の積によって定義される写像の性質を調べていく 拡大とスカラー倍 行列演算と写像 ( 次変換 拡大後 k 倍 k 倍 k 倍拡大の関係は スカラー倍を用いて次のように表現できる p = (, ' = k ' 拡大前 p ' = ( ', ' = ( k, k 拡大 4 拡大と行列の積 拡大後 k 倍

More information

スライド 1

スライド 1 データ解析特論第 10 回 ( 全 15 回 ) 2012 年 12 月 11 日 ( 火 ) 情報エレクトロニクス専攻横田孝義 1 終了 11/13 11/20 重回帰分析をしばらくやります 12/4 12/11 12/18 2 前回から回帰分析について学習しています 3 ( 単 ) 回帰分析 単回帰分析では一つの従属変数 ( 目的変数 ) を 一つの独立変数 ( 説明変数 ) で予測する事を考える

More information

14 化学実験法 II( 吉村 ( 洋 mmol/l の半分だったから さんの測定値は くんの測定値の 4 倍の重みがあり 推定値 としては 0.68 mmol/l その標準偏差は mmol/l 程度ということになる 測定値を 特徴づけるパラメータ t を推定するこの手

14 化学実験法 II( 吉村 ( 洋 mmol/l の半分だったから さんの測定値は くんの測定値の 4 倍の重みがあり 推定値 としては 0.68 mmol/l その標準偏差は mmol/l 程度ということになる 測定値を 特徴づけるパラメータ t を推定するこの手 14 化学実験法 II( 吉村 ( 洋 014.6.1. 最小 乗法のはなし 014.6.1. 内容 最小 乗法のはなし...1 最小 乗法の考え方...1 最小 乗法によるパラメータの決定... パラメータの信頼区間...3 重みの異なるデータの取扱い...4 相関係数 決定係数 ( 最小 乗法を語るもう一つの立場...5 実験条件の誤差の影響...5 問題...6 最小 乗法の考え方 飲料水中のカルシウム濃度を

More information

学力スタンダード(様式1)

学力スタンダード(様式1) (1) 数と式 学習指導要領ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 稔ヶ丘高校学力スタンダード 有理数 無理数の定義や実数の分類について理解し ている 絶対値の意味と記号表示を理解している 実数と直線上の点が一対一対応であることを理解 し 実数を数直線上に示すことができる 例 実数 (1) -.5 () π (3) 数直線上の点はどれか答えよ

More information

スライド 1

スライド 1 数値解析 2019 年度前期第 13 週 [7 月 11 日 ] 静岡大学創造科学技術大学院情報科学専攻工学部機械工学科計測情報講座 三浦憲二郎 講義アウトライン [7 月 11 日 ] 関数近似と補間 最小 2 乗近似による関数近似 ラグランジュ補間 T.Kanai, U.Tokyo 関数近似 p.116 複雑な関数を簡単な関数で近似する 関数近似 閉区間 [a,b] で定義された関数 f(x)

More information