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2 はしがき 近年 世界的な鉱物資源の需要拡大による原料確保のための権益獲得競争の動きが一層活発化する中で 環境保全対策や循環型社会構築への積極的な対応が求められるなど 我が国の金属資源産業が置かれている状況は大きく変化している 一方で資源開発の現場は 採掘対象の低品位化 探査ターゲットの奥地化や潜頭化など より技術的リスクの高い鉱床の開発へと移行しており より効果的な選鉱 製錬等の生産技術が求められている こうした状況に対応する技術の有無が資源開発企業の競争力を左右しているのが現状である このような背景のもとに 独立行政法人石油天然ガス 金属鉱物資源機構では 我が国の金属資源産業が抱える技術課題等を把握し 我が国企業が関与する操業現場や鉱山開発等の案件を対象とし 生産技術や鉱山開発 FS 評価に対する技術支援を行うために 平成 1 7 年度から現場ニーズ等に対する技術支援事業を開始した 本報告書は 平成 21 年度の提案公募において採択した支援事業のうち アルゼンチンプーナ地域塩湖かん水リチウム分離 精製プロセス開発 に関する共同スタディの成果をとりまとめたものである 本共同スタディで対象となっているリチウムは 自動車が電気化されるにつれて 将来需要増加が見込まれており リチウム資源の安定供給源を確保すると共に 現在チリに偏在しているリチウム供給リスクを緩和すべく アルゼンチンにおいて塩湖かん水から最適なリチウムの分離 精製プロセス開発の実施を目的としている 本報告書が 関係各位の参考になれば幸甚である 平成 23 年 2 月 独立行政法人石油天然ガス 金属鉱物資源機構金属資源技術部

3 目 次 1. 共同スタディの概要 共同スタディ従事者 実施場所 共同スタディの目的 共同スタディの内容 実施期間 所在地の特徴 プロセスの概要 試験結果 気象データ 天日蒸発試験 石灰処理 ホウ酸プロセス 塩化カリウム 炭酸リチウムプロセス ホウ酸除去 分析結果の解析 研究開発プログラム プロセスのシミュレーション ⅰ

4 I II L3 L ⅱ

5 1. 共同スタディの概要 共同スタディテーマ名 : アルゼンチンプーナ地域塩湖かん水リチウム分離 精製プロセス開発 支援対象鉱種 : リチウム 1-1 共同スタディ従事者 独立行政法人石油天然ガス 金属鉱物資源機構金属資源技術部 豊田通商株式会社 1-2 実施場所 アルゼンチン共和国フフイ州 Olaroz 塩湖 サルタ大学 (Universidad Nacional de Salta) 1-3 共同スタディの目的本プロジェクトは 自動車が電気化されるにつれて 将来需要増加の見込まれるリチウム資源の安定供給源の確保及びチリ偏在のリチウム供給リスクを緩和すべく アルゼンチンにおいて塩湖産リチウムの開発を実施することを念頭においている 本共同スタディの目的は 前記プロジェクト実現のための F/S( フィージビリティスタディ ) における最適なリチウム分離 精製プロセスの開発の実施を目的とする また 将来の事業主眼としては生産物である炭酸リチウムの長期引取権の獲得とする 1-4 共同スタディの内容 1: かん水事前処理シミュレーション塩湖かん水の採取から天日濃縮のプロセスの開発と検証 2: かん水精製法研究マグネシウム カルシウム 塩化ナトリウム ホウ素等のかん水からの除去法の開発と検証 3: 炭酸リチウム沈殿分離プラントシミュレーション炭酸リチウム製造 ( 沈殿分離 ) プラントのモデル化とそのシミュレーション 4: 重量及び温度バランス試験 2 及び3での投入原料 副資材と温度の関係に関する実証試験 5: 水溶性試験炭酸リチウムの水溶性試験 - 1 -

6 6: 精製工程試験及び開発 3 のプラント ( 試験 ) で得られる粗炭酸リチウムの高純度化 粒度調整試験 1-5 実施期間 平成 21 年 11 月 25 日 ~ 平成 22 年 5 月 31 日 - 2 -

7 2. 所在地の特徴 Olaroz 塩湖はアルゼンチンのアンデス山脈にある Jujuy 州に位置している チリとの国境に比較的に近く San Pedro de Atacama と Salta を結ぶ国際舗装道路 52 号から見渡せる そして 非常に優れた地便の利を有している チリの北部の新巨大港の Mejallones や Antofagasta への道路が使用できること チリの北部の新巨大港の Mejallones や Antofagasta への鉄道が使用できること 塩湖の北 15 km の場所に加圧ステーションを有するガス供給ラインがあること San Salvador de Jujuy や Salta から支援が得られること 地元の労働力が使えること 図 1 位置図 - 3 -

8 Orocobre 社の鉱区には次の特徴がある 塩湖上の固結した土地の中心部にあたり 塩湖開発プロジェクトの必要条件を備えている 土地は塩湖の中心部及び周辺部の 21,000 ヘクタール 鉱区は100% 社の所有となるか 100% 購入する権利を有する すべての鉱区について 全面的な地上権を有する 3. プロセスの概要 Olaroz 塩湖のかん水は Mg/Li の比率が小さい 従って最良のプロセスは米国 Chemetall 社の Silver Peak で使われているプロセスに類似したプロセスでマグネシウムを消石灰で除去し つづいてかん水がリチウムの濃度 0.5% まで濃縮され 最終的には炭酸リチウムを析出するプロセスである これまで このプラントの産物は純度の高くない 市販用 級と考えられていた その理由は 400 ppmのホウ素を含んでいることそして主な不純物が硫酸塩 ナトリウム及びカリウムで その他微量のカルシウム マグネシウム及び水分を含んでいるからである 現在では炭酸リチウムはこのプラントで水酸化リチウムに変換されているのでホウ素を含むことによる制限が少なくなっている ( 以前は水酸化リチウムの生産プラントは Kings Mountain にあったが Silver Peak に移された ) 1990 年代においては市場はホウ素の含有率が低い炭酸リチウムを求めていた そのためにチリの Antofagasta の La Negra にある Chemetall 社は操業方法を変え ホウ素を取り除く工程を導入した 知られている限りではホウ素を取り除く新しい工程は Silver Peak では実施されなかった このプロセスは Olaroz 塩湖のかん水に対して開発中のプロセスに類似しているが 気象状態が異なること リチウムの含有量が高いこと Mg/Li の比率が高いこと及びホウ素の濃縮が高いことの理由で調整が必要である - 4 -

9 表 1 他の塩湖かん水との成分比較 Salar de Salar de Salar de Salar de Salar de Salar de Silver Olaroz Cauchari Atacama Hombre Uyuni Rincón Peak (LAC) 1 Average Muerto Average (Clayton Valley) Li(mg/l) , K(mg/l) 6,660 5,127 22,626 7,404 8,719 7,513 5,655 Mg(mg/l) 2,289 1,770 11,741 1,020 7,872 3, Ca(mg/l) SO 4 (mg/l) 14,328 19,110 20,180 10,236 10,342 12,209 7,576 B(mg/l) 822 1, Mg/Li SO 4 /Li K/Mg SO 4 /K SO 4 /Mg Cauchari 塩湖は Olaroz 塩湖の南に隣接しており 一部は Orocobre 社の所有である そのかん水は glaserite ( 以下 グラセライト ) と ternadite ( 以下 テルナダイト ) の部分の境界に位置している 硫酸塩の含有率が非常に高いので 処理のプロセスを少し複雑にしているが ともかく Mg/Li の比率が小さいのでマグネシウムを消石灰で除去することを可能にしている アルゼンチン地方のかん水はホウ素の濃度が高いのが特徴で Cauchari 塩湖の鉱床に関して Lithium Americas 社が発表した結果では例外的に高くなっている Atacama 塩湖のかん水 (SQM 社及び Chemetall 社 ) はリチウムやカリウムの濃度が高い Atacama 塩湖には硫酸塩の高いかん水 硫酸塩が低くてカルシウムの高いかん水がある 硫酸塩の低いかん水及びカルシウムの高いかん水は炭酸リチウムの生産に使われる 様々な Atacama 塩湖のかん水の処理効率は Olaroz 塩湖のかん水の処理効率より低い Olaroz 塩湖のかん水の処理効率が高いのはマグネシウムの含有率が高く部分的な結晶化によって除去できるからである Uyuni 塩湖においてはある部分でははるかに高いリチウム濃度を有するかん水がある これは文献に発表されている全体の平均値である 硫酸塩やマグネシウムの含有量が高くな 1 N Lithium Americas Corp. February 15th 2010, Table

10 るとかん水処理の複雑さが増してゆく Olaroz 塩湖のプロセスへの代替案は I. 石灰を井戸のかん水に直接加える II. 最初に蒸発させた後に石灰を加える 案 Ⅰはリチウムの回収率が良い ( 案 II の 66% に対して 72%) 2 つの代替案ともホウ素の回収プロセスに関しては不確実さが残っている 蒸発池は 有用な成分の損失を最小限にし 天日乾燥による蒸発量を増加させるため 順番に使用する Olaroz 塩湖のプロセスはおそらくホウ素を回収し 間違いなくカリウムも回収するであろう Silver Peak のプロセスではホウ素やカリウムの回収の恩恵を受けていない I. Lime addition directly at the well brine (I. 井戸かん水に直接石灰を加える ) Well Brine ( 井戸かん水 ) Magnesium Removal Step Solar Evaporation Ponds Boric Acid Plant ( ホウ酸フ ラント ) Solar Evaporation Ponds Lithium Carbonate Plant ( マク ネシウム除去段階 ) ( 蒸発池 ) ( 蒸発池 ) ( 炭酸リチウムフ ラント ) Potassium Chloride Plant ( 塩化カリウムフ ラント ) 図 2 Olaroz 塩湖案 I の全体フローシート II. Lime addition after initial evaporation (II. 最初の蒸発後に石灰を加える ) ( 蒸発池 ) Well Brine ( 井戸かん水 ) Solar Evaporation Ponds Boric Acid Plant ( ホウ酸フ ラント ) Magnesium Removal Step Solar Evaporation Ponds Lithium Carbonate Plant ( 蒸発池 ) ( マク ネシウム除去段階 ) ( 炭酸リチウムフ ラント ) Potassium Chloride Plant ( 塩化カリウムフ ラント ) 図 3 Olaroz 塩湖案 II の全体フローシート - 6 -

11 炭酸リチウムの析出について その詳細は知られておらず 微妙調整が必要となる 実際にどの炭酸リチウムのプラントもプロセスの条件や析出物が得られる凝縮したかん水の状態に左右されるが 独自の産物を生産している マグネシウムが除去された後かん水は蒸発池にポンプで送られ glaubersalt ( 以下 グラウバー塩 ) や石膏と共に岩塩が結晶化する グラウバー塩が結晶する量は周囲温度によって決まる 更に凝縮が進み 周囲温度が高くなるとかん水はグラセライト (Na 2 SO 4 *3K 2 SO 4 ) で飽和する可能性がある 濃縮のある段階でホウ素が回収されるがどこでどのようにして回収するかは研究段階である 最終的には sylvite (KCl 以下 カリ岩塩 ) で飽和する かん水がリチウムの濃度が 0.7% まで調整されたら炭酸リチウムのプラントに送られる準備ができたことになる もしマグネシウムが初期の蒸発の段階で除去することができたらプロセスは似たようなものとなる しかしながら 第 1の蒸発池でグラウバー塩が多く析出することになるので冬季にかん水を更に調整しなければならない ホウ素を回収するために 蒸発池での挙動が実際に調査されている 2010 年 1 月から試験用の池がマグネシウムが無い状態で塩基性の環境で操業している 期待した通りこれらの池でのホウ素の溶解度は減少し おそらく tetraborate (Na 2 B 4 O 7 *10H 2 O 以下 四ホウ酸塩 ) や calcium borate ( 以下 ホウ酸カルシウム ) の形で析出している 濃縮した池から得られた塩は殆んどカリプラントで処理される このプラントではカリ岩塩 (KCl) を浮遊させ 洗浄後 フィルターで濾される しかしながら これらの池でどのくらいの量のグラセライトが結晶化するかを分析することが重要である カリウムの損失を招くからである 炭酸リチウムの溶解度が低いため 最終の蒸発池でリチウムを 0.7~0.8% まで濃縮したかん水から炭酸リチウムを析出させることが可能である しかしながら 尾液 (mother liquor) あるいは炭酸リチウムを回収した後のかん水中には利用可能な量のリチウムが含まれており 蒸発池とマグネシウム除去プラントの両方またはいずれか一方でほぼ完全に再循環される 炭酸リチウムの市場での実際の仕様を満足させるためにも 残留しているホウ素を除去しなければならない Chemetall 社や SQM 社で採用されているのと同じように溶媒抽出法によりホウ素の除去が達成できる また選択的なイオン交換樹脂の適用も可能であろう 初期の濃縮を少なくするために塩化カルシウムを使ってホウ酸カルシウムを析出させることも可能である 炭酸リチウムのプラントでホウ素除去が行われた後溶液は消石灰とソーダ灰の混合物で処理され ホウ素が無いかん水中に残っているマグネシウムとカルシウムを除去する かん水中に形成されている水酸化マグネシウムや炭酸カルシウムの固体を取り除くためかん水はフィルターで濾される - 7 -

12 その次に 28% のソーダ灰溶液を加え 温度を上げて炭酸リチウムが析出される 温度は 65 ~75 が好ましい 4. 試験結果 4-1 気象データこのプロジェクトを実施している地域の年間の平均気温は約 7 で 最高気温は 30 最低気温は-15 である 最も寒い月は 5 月から 8 月で氷点下の温度となる 11 月から 3 月までは殆ど霜が下りることは無い 気温が変動しているのが見られる 最低気温 10 ~ -5 平均気温 0 ~ 15 最高気温 5 ~ 25 主な雨季は12 月から 3 月で年間の降雨量は殆どこの時期のものである しばしばアマゾン川流域で発生した小さい嵐が北東に進む 4 月と 11 月は典型的な乾季である 雨が降るのは局地的である この季節は風は主に湿気のある空気を伴って東から吹いて来る 昨年は約 120 mm の降雨量が記録された この量はやや大目と思われるが 1 月初めにデータを紛失したので断言できない Atacama 塩湖や Hombre Muerto 塩湖では年間 100 mm 以上の降雨量は記録されていない Puna では強い風が頻繁に発生する 乾季の暖かい時期には風速が 80 km/hr にも達する 夏の間は風は昼過ぎに吹き 夜は静まる この期間は風は暖かったり涼しかったりである 冬の間は風はもっと強くそしてもっと頻繁である 風の方向について詳しく調べられなければならないが 盆地には太平洋からの風と大西洋からの風が同時に吹き込んだりして風の向きが非常に変わりやすいことが確認されている 初期のデータは Olaroz 塩湖の太陽放射熱は Atacama 塩湖とほぼ同じであることを示している 太陽放射熱は蒸発にとっては最も重要な熱源である 2009 年 5 月から 2010 年 3 月にかけて重要度の高い選鉱パン A で 2 回測定を行ったが その結果によると等級 A のパンの蒸発量は年間 2600~2900 mm の範囲で初期のシミュレーションに用いられた控え目な数値 ( 年間 2100 mm) よりはるかに良い数値であった この蒸発率は Hombre Muerto 塩湖と同じかそれより少し良い数値で Atacama 塩湖より少し低い数値である 蒸発率は年々変動するもので 簡単に 10~15% は変わってしまうものであると言わなければならない - 8 -

13 4-2 天日蒸発試験 2009 年 5 月末に Olaroz 塩湖に一連の 4 つの実験規模の蒸発池 ( 各 25m 2 ) が設置された 蒸発池における漏出とかん水の損失に備えて 2009 年 7 月中旬に 続いて 4 つの蒸発池が設置された 予期しない方角からの強風により 2 つの蒸発池が破損したため 11 月に実験用の蒸発池は補強され 改良された 蒸発池のかん水を石灰処理によりマグネシウムを除去できるようにするために 11 月中旬に石灰処理の実験プラントが建設された 12 月の終わりにライン 1( 新ライン 3) が 2010 年 1 月初めにライン 2( 新ライン 4) がマグネシウムを含まないかん水の処理を開始した 2010 年 3 月末 ホウ素の回収 / 除去に主眼を置き最終的には炭酸リチウムを析出させる処理が実験規模で成功した 2009 年 5 月から 12 月までのデータはマグネシウムを含んだかん水を蒸発させるプロセスを紹介した そして最初の蒸発の後に石灰を加えるプロセスに対して有益な情報を提供するものであった マグネシウムを含まないかん水を作るためにかん水は石灰処理プラントで処理された パイロットプラントの運転により かん水を石灰で処理するためにはマグネシウムの含有量がどの位が最適かが分った 2010 年 1 月からのデータは 主に井戸から汲み上げたかん水に直接石灰を加えるプロセスについて示している 主として蒸発池の中では塩化ナトリウムがグラウバー塩と共に析出するが 寒い冬の夜に結晶化が促進される 9 月以降に硫酸塩の濃縮が強く増加した これは明らかに春には気温が高くなるのが原因である 量は少ないが 結晶化するその他の塩はグラウバー塩 (Na 2 SO 4 *10H 2 O 2~6%) 及び硫酸カルシウム (CaSO 4 *2H 2 O 1 % ) であり最も濃縮が進行した蒸発池ではグラセライト (Na2SO4*3K2SO4) やグラウバー塩 カリ岩塩 (KCl) 及びホウ酸塩が僅か濃縮している マグネシウムを含まないかん水の池では主に塩化ナトリウム (NaCl>94%) が結晶化する この蒸発池の量の少ない濃縮物はグラセライト (Na 2 SO 4 *3K 2 SO 4 ) グラウバー塩及びホウ酸塩である カルシウム塩が炭酸カルシウムとしてまた量は少ないが硫酸カルシウムとして析出する 最終の蒸発池 (L3-P5) ではカリ岩塩 (sylvite 14%) 及びグラセライト (glaserite 3%) が析出する 現在までのところカリウムは飽和していないが 将来濃縮度が増して行くであろう かん水の蒸発率に関してもう一つ明確にしておかなければならない要素はかん水の活性度である かん水の活性度とはかん水の蒸気圧を規定した温度の水の蒸気圧で割った数値である かん水の活性度は蒸発パンでの蒸発率と池における蒸発率とを関連付ける数値である これは 2010 年の研究開発プログラムでは重要な分析テーマである - 9 -

14 図 4 新規オペレーション蒸発池 L3 及び L4 4-3 石灰処理初め Orocobre 社は実験のために水酸化カルシウム (Ca(OH) 2 ) を Jujuy の近くの業者から購入していた 生産コストや輸送コストを下げるためにこれを活性石灰 (CaO) に変更し 同じ業者から購入した この活性石灰は高品位のもので 83% の CaO を含んでいる パイロット規模ではこの石灰は非常に良く反応し 要求を完全に満足させた マグネシウムは消石灰と瞬時に反応する その結果解放されたカルシウムが硫酸塩と反応を開始し約 60 分で完了する カルシウムが石灰から解放されたばかりの初期の時点である部分のホウ素もカルシウムと反応する 時間が経つと析出していたホウ酸カルシウムは再び溶解する マグネシウムを全て取り除くためには一般的には ph を 10.5 以上にする必要があり 統計的な数値より 15~30% 余分の石灰が必要である 化学的には石灰で処理されても構わない しかしながら 濃縮したかん水のハンドリングがはるかに複雑になる 何故ならば固体を移し変えるのが困難な作業でかん水の損失が増すことになりかねない 井戸のかん水を石灰処理する間に生成した固体は 2 時間以内に容易に移し変えることができる かん水中の 0.2% までのマグネシウムは容易に管理できるものであることが確認されている

15 4-4 ホウ酸プロセスマグネシウムが無いかん水で ph が 10 近辺であればホウ素が連続的に析出することが認められる マグネシウムが無ければホウ素は約 0.43% まで濃縮される ホウ素は過飽和する傾向がある 実際の規模の蒸発池では過飽和したホウ素は時間と共に過飽和の度合いが下がってゆく 2010 年 2 月に Salta 大学において実験室規模でホウ素の析出を避けることを狙いとして実験作業が始まった 現時点ではまだ結果は得られていない %Li %B % wt % Li 図 5 マグネシウムを含まないかん水中でのホウ素とリチウム濃縮の関係 4-5 塩化カリウム実験作業はまだ実施されていない 最初の作業はマグネシウムの無いかん水からカリウム塩が結晶化するときに開始されるであろう 捕集剤は Clariant 社から提供される予定である 4-6 炭酸リチウムプロセス実験作業はまだ実施されていない 最初の作業はマグネシウムを除去した濃縮かん水ができ さらにホウ素が除去された時に開始される予定である

16 4-7 ホウ素除去かん水からホウ素を除去する方法で良く知られているのはホウ酸を溶媒抽出する方法である この方法は Chemetall 社と SQM 社で使われている この方法は当初 塩化マグネシウム溶液からホウ素を取り除くために研究されたものである 特許 ( 例えば US 5,219,550) によればかん水には 2~7% 欲を言えば 4~6.5% の濃度のリチウムがなければならない 我々の場合はリチウムの濃度がはるかに低い 初めの試験作業は 0.7~0.75% の濃度のリチウムを含むかん水で行われた 必要とされる溶液の抽出回数を明確にするために McCabe Thiele 図が作られた 4~5 回の抽出回数が必要と予想された しかしながら最大の関心事は液相においてホウ素の濃度が低いところにおける平衡曲線の部分である 抽出過程でのリチウム損失は高度にリチウムが濃縮したかん水の場合よりはるかに少ない 液相における有機物の損失については定量化されなければならない [B] 0 mg/l [B] A mg/l 図 6 ホウ素抽出に関する McCabe Thiele 図

17 4-8 分析結果の解析まとめると Alex Stewart による分析が示すように陰イオンと陽イオンが程よくバランスしていて許容できる程度に正確で精密である ALS Environment により分析された試料は Alex Stewart による分析との相関関係が高く 許容できる程度に正確で精密であるが 無機物 (Li K 及び Mg) の分析が Alex Stewart 分析より高目に偏っていることを示している Antofagasta 大学で分析された試料は Alex Stewart での分析との相関関係が高く 許容できる程度に正確で精密であるが 無機物 (Li K 及び Mg) の分析が Alex Stewart での分析より高目に偏っていることを示している ALS(ALS Environment) や UA(University of Antofagasta) のデータで確認された低目への偏りは 分析に使用された ICP や AA の測定計器間の較正の違いによるもののようである 今後も 引き続き試料を二重に採ってかん水の分析に経験のある研究所の標準と比較して品質管理を続けることとなるであろう この考え方は研究所 産業界及び塩湖開発者にとって有益なことである 4-9 研究開発プログラム蒸発率 かん水の活性度 ホウ素の回収及びホウ素の除去等の基本ならびに詳細なエンジニアリングに関する重要な研究開発は 2010 年に実施する計画である 5. プロセスのシミュレーション 基準として次の条件を用いて炭酸リチウムを年間 15,000 トン生産するプロセスのシミュレーションを実施した 井戸から汲み上げたかん水に直接石灰を投入する リチウムの濃度が 0.7% になるまでかん水を濃縮する 等級 A のパンの蒸発率は 2,600 mm/ 年とする 降雨量は 200 mm/ 年とする 複数の蒸発池が並べられる 炭酸リチウムを年間 15,000 トン生産するとき 塩化カリウムの年間生産量は 25,000 トンであると推定される プロセスが決定された訳ではないので ホウ素の生産量は推定できない 計算では リチウムの回収率は 全体で 72% カリウムは 53% である

18 炭酸リチウム 1 トン当たり 2.6 トンの石灰と 1.8 トンのソーダ灰が必要である 炭酸リチウム 1 トン当たり 106 トンの塩が採取され 20 トンのマグネシウムスラッジが処理されなければならない 炭酸リチウムを年間 15,000 トン生産するためには 5.35 km 2 の蒸発池と 0.4 km 2 のスラッジ処理池が必要と推定される 貯蔵層からのかん水汲上げ量は毎秒約 167 リットルであると推定される 水理地質学を検討することにより井戸の数は 約 24 本と推定される このプロセスシミュレーションに使われた詳細なプロセスフローが図 7 に示されている W ell Br ine Slak ed ( 井戸かん水 ) 1 Lime ( 消石灰 ) water ( 水 ) 2 2a Mag. Solar Pond Solar Pond Solar Pond Solar Pond 3 Re mo va l Solar Pond 5 ( 尾液の循環処理 ) Mother Licor Recycle 19 (Mg 除去 ) ( 蒸発池 1) ( 蒸発池 2) ( 蒸発池 3) ( 蒸発池 4) ( 蒸発池 5) Mg(OH) 2 Ca SO 4 *2H 2 0 CaC O 3 ( 水酸化マク ネシウム ) ( 硫酸カルシウム ) ( 炭酸カルシウム ) Na Cl ( 塩化ナトリウム ) Ca SO4 *2 H20 ( 硫酸カルシウム ) +Leakage +( 漏出 ) NaCl Na 2 SO 4 *1 0H 2 0 Na 2 SO4* 3K 2 SO 4 +Leaka ge ( 塩化ナトリウム ) ( ク ラウハ ー塩 ) ( ク ラセライト ) +( 漏出 ) 16 ( ソーダ灰 ) Soda Ash 32 LiCO 2 3 Plant 15 ( 炭酸リチウムフ ラント ) Lit hiu m Carbonate 31 Boron Rem ov al Plant H 2 SO 4 14 ( 硫酸 ) ( ホウ素除去フ ラント ) 13 Brine t o pla nt 0.7 % Li 12 Solar Pond 11 Solar Pond 10 Solar Pond ( 蒸発池 8) ( 蒸発池 7) ( 蒸発池 6) 308 H 308 H 30 8 H ( フ ラントへのかん水 Li 濃度 0.7%) ( カリ岩塩 ) KCl ( ク ラセライト ) Na2 SO4 *3 K2SO 4 NaCl ( 塩化ナトリウム ) ( 炭酸リチウム ) KCl 28 Pot ash Plant ( カリウムフ ラント ) ( カリ岩塩 ) NaC l ( 塩化ナトリウム ) 29 図 7 プロセスの詳細フローシート

フォルハルト法 NH SCN の標準液または KSCN の標準液を用い,Ag または Hg を直接沈殿滴定する方法 および Cl, Br, I, CN, 試料溶液に Fe SCN, S 2 を指示薬として加える 例 : Cl の逆滴定による定量 などを逆滴定する方法をいう Fe を加えた試料液に硝酸

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