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1 多摩胃ろうネットワーク 八王子労政会館 摂食 嚥下リハビリテーションの 4 つのアプローチ 摂食 嚥下のリハビリテーション 医療法人社団永生会南多摩病院言語聴覚士石山寿子 ( 日本摂食 嚥下リハビリテーション学会認定士 ) 治療的アプローチ 間接的訓練 代償的アプローチ 環境改善的アプローチ 間接的訓練直接的 l 訓練 代償的嚥下方法食事形態の変更経管栄養 中心静脈栄養などの利用 家族 介護者 社会の理解機器や設備 環境設定 心理的アプローチ ICFより 嚥下障害ポケットマニュアルより 摂食 嚥下障害のスクリーニング RSST( 反復唾液飲みテスト ) 改訂水飲みテスト 食物テスト ( フードテスト ) 状況観察 ( 情報収集 ) 頸部聴診 咳テスト RSST( 反復唾液飲みテスト ) 誤嚥有無のスクリーニング 甲状軟骨を触知し 30 秒間に何回嚥下できるかをみる 3 回 /30 秒未満では異常とされている 嚥下障害患者では嚥下の繰り返し間隔が延長すると報告されている 感度が非常に高いが特異度が低いという特徴がある 改訂水飲みテスト (MWST) 3ml の冷水を口腔内に入れて嚥下してもらい 嚥下反射誘発の有無 むせ 呼吸の変化を評価する 3ml 冷水の嚥下が可能な場合には 更に 2 回の嚥下運動を追加して評価する 評点が 4 点以上の場合は 最大 3 回まで施行し 最も悪い評点を記載する 評点 1 点嚥下なし むせまたは呼吸変化を伴う 2 点嚥下あり 呼吸変化を伴う 3 点嚥下あり 呼吸変化はないが むせあるいは湿性嗄声を伴う 4 点嚥下あり 呼吸変化なし むせ 湿性嗄声なし 5 点 4 点に加え 追加嚥下運動 ( 空嚥下 ) が 30 秒以内に 2 回以上可能 判定不能口から出す 無反応 1

2 食物テスト ティースプーン 1 杯 (3~4g) のプリンなどを嚥下させてその状態を観察する 嚥下が可能な場合には 更に 2 回の嚥下運動を追加して評価する 評点が 4 点以上の場合は 最大 3 回まで施行し 最も悪い評点を記載する 評点 1 点嚥下なし むせまたは呼吸変化を伴う 2 点嚥下あり 呼吸変化を伴う 3 点嚥下あり 呼吸変化はないが むせあるいは湿性嗄声や口腔内残留を伴う 4 点嚥下あり 呼吸変化なし むせ 湿性嗄声なし 追加嚥下で口腔内残留は消失 5 点 4 点に加え 追加嚥下運動 ( 空嚥下 ) が 30 秒以内に 2 回以上可能 判定不能口から出す 無反応 間接的訓練 食物を用いず 嚥下に関与する口腔 嚥下機能の改善を目指して行うもの 間接的訓練胸郭のリラクゼーション ( 呼吸の拡大 ) 間接的訓練頸部のリラクゼーション ( ストレッチ ) 間接的訓練頸部のリラクゼーション ( ストレッチ ) 間接的訓練頬筋などの運動 ふくらます へこます 2

3 間接的訓練舌の運動 間接的訓練奥舌咽頭のアイスマッサージ 前後 左右 嚥下反射の誘発 間接的訓練構音練習 間接的訓練シャキアー訓練 ( 頭部挙上 ) 舌骨上筋群 喉頭挙上筋群の筋力強化を行い 喉頭の前上方運動を改善して輪状咽頭筋を開きやすくする 間接的訓練ブローイング練習 間接的訓練その他 プッシングエクササイズ バルーン拡張訓練 皮膚のアイスマッサージ など 鼻咽腔閉鎖口腔内の圧力を高める呼吸 3

4 直接的訓練食物を用いて行う訓練 主に段階的食形態のアップを目指しながら 代償的アプローチや環境改善的アプローチ 心理的アプローチを併用していく 安全な食事摂取のための設定ポイント ST( 言語聴覚士 OT( 作業療法士 ) 1. 姿勢 環境の調整 2. 食形態の調整 3. 食べ方 介助法 複数回嚥下 横向き嚥下 交互嚥下 追加嚥下 うなずき嚥下 代償的嚥下方法 など その方が嚥下しやすい方法を選択して行う 1 ゆったりと落ち着ける環境を作りましょう! 1. 姿勢 環境調整 2 3 手や口 喉の状態をきれいに! 嚥下体操で身体の準備 食事に集中することが大切 姿勢をみる基本的な考え方食事の際の姿勢は飲み込みに大きく影響します その方にとって食べ易く 飲み込み易い姿勢を整えることで誤嚥が軽減する場合があります また 基本的に好ましい姿勢とそうでない姿勢があります 体が傾いたり ずれ落ちていたりといった姿勢は 体のどこかに不要な力が入ってしまい 食事には好ましくありません 主に 座位保持が安定してきたら なるべく椅子に座って食事が取れるようにセッティングするのが好ましいのですが 状態をよく観察して決定して下さい 食事姿勢の基本点 1. 体がしっかり重心が取れた状態で座っていること 2. 首が反ったりせず 安定した状態で保持でき 軽度屈曲位を保てること 3. 食事が見える位置にあり しっかり認識できること これらの条件が確保できるように姿勢を整えてあげてください 4

5 当日オーダー可能 姿勢の調整 頚部 ( 首 ) の状態 テーブルが高すぎる 体が反り 重心が後方に行っているので安定しない 頭部が伸展し 誤嚥しやすい 体をまっすぐにおこす 椅子に深く腰掛ける 顎を軽く引く フットレストから足を下ろして床に接地する ( 体が傾いてしまう際にはクッションやタオルなどで補正する ) 首が反って気道に入りやすい 拳ひとつ分くらいの軽い屈曲が嚥下しやすい 食事のための補助具 2 食形態 南多摩病院嚥下食オ前ー日L0 開始ゼリー食重度嚥下障害 経口摂取開始の評価 訓練用 (ST ダ夕リハ時のみ ) 滑らかに通過し 飲み込みやすく誤嚥しにくい形態 ー方までL1 ゼリー食量 栄養価 頻度の多い訓練食 3 食摂取してに耐久性 機能向上を図ります L2 ムースゲル ( ソフト ) 食 少量だが食事一式 舌で押しつぶせる硬さのムース状 滑らかに通過し 気道に流入しにくい L3 ミキサーとろみ食全量の食事 咀嚼 食塊形成困難 送り込み不良 水分でむせやすい人に 常食当L4 全粥軟菜キザミ全トロミ L5 軟飯軟菜一口大トロミありなし 食事動作の完全 ( 取り込みやすく ) 口に入れやすい形状のスプーン などの使用により嚥下の反応が出やすくなったり むせにくくなったりする L0 開始ゼリーゼリー食 訓練食 平日平日昼 ST リハ時のみ エンゲリードもしくはスイートゼリーから 1 品 お茶 ジュースの 2 品をゼラチンで固めたもの 合計 3 品 90kcal たんぱく質 3.5 脂質 0 L1 ゼリー食 訓練食 1~3 食 農濃流動食 (K4S) お茶 ジュース 3 品をゼラチンでをゼラチンで固めたもの 630kcal たんぱく質 30.0 脂質 11.0 L2 ムースゲル ( ソフト ) 食 少量だがだが食事一式食事一式 1~3 食 軟菜ミキサーミキサー 全粥全粥ミキサーミキサー 汁物汁物を ゲルゲル化剤 ( ムースゲル ) をつけて固めたもの お茶をゼラチンでをゼラチンで固めたものめたもの ヨーグルトはそのままヨーグルトはそのまま可 900 kcal たんぱく質 33.0 脂質 12.0 L3 ミキサーとろみろみ食 食事一式 1~3 食 軟菜ミキサーミキサー 汁物汁物 お茶にトロミをつけたもの 全粥全粥ミキサーにゲルミキサーにゲル化剤化剤をつけて固めたものめたもの 全量 :1350kcal たんぱく質 58.0 脂質 /2 量 :675kcal 5

6 訪問における摂食 嚥下障害の評価 1. 視診 患者の普段の生活の中でどのような姿勢緊張をしているかを観察する 1) 無理な姿勢で座ったり 寝ていたりしないか 2) 動作時には両上肢に力を入れて移動を行うなど頭頚部に過剰な緊張がないかどうか 3) 臥床している方であれば ベッド上の頭頚部や顎のアライメントはどうか 等 2. 触診 徒手的な介入にて評価する 1) 頚部の運動の制限や可動性を屈曲や回旋を行いながら診る この時に舌骨や喉頭の位置や動きを触診する 2) 空嚥下を促して嚥下反射の有無と惹起の強さ 速さも評価する 3. 聴診 発声発語器官機能 湿性嗄声含めて評価する 1) 発声の観察 2) 呼吸状態 ( 肺雑の確認 ) 3) 流涎の状態と口腔内の衛生状態の評価を行う 4. 問診 飲み込みに対するアンケート 6) や食事の際の状況を聞く 5. 数値的評価 SPO₂ 7) RSST 8) を記入して 経時的に他職種に対しても状況がわかるようにしておく 6. 認知面評価 意識 精神活動性 言語 ( 知的 ) 機能の把握を行う 7 経口摂取している方で 可能であれば実際の食事場面を観察する 2008 石山 訪問における摂食 嚥下リハビリテーション ( 一案 ) 1. 訪問日までの状態を問診し 必要であれば吸引を行い 血圧 SPO₂ 測定をする 2. 頭頚部が嚥下のために自由に可動できるようになる準備として 体幹の姿勢筋緊張の安定を図る 3. 呼吸に合わせて胸郭の可動性の拡大を図る 4. 頭頚部や顔面筋のリラクゼーション 5. 口腔器官の運動 ex. 6. 発声や構音の特性を利用した咽頭 軟口蓋 喉頭 声門等の調節 ex. 7. 寒冷刺激法 (thermal stimulation) 12) 8. 空嚥下 咳嗽 ex. 9. 直接的訓練 ( ゼリー ヨーグルトなどの経口摂取訓練と代償的な嚥下法 ex.) 10. 訓練後の口腔清拭と必要であれば吸引 SPO₂ 測定ポジショニングの設定を忘れずに行う 注意 : これらの訓練はルーティンとしてこなしていくのではなく 嚥下障害の病態に応じて行う一連の手技であり感覚入力や運動学習がなされるように治療的介入をする 2008 石山 摂食 嚥下リハビリテーション成功のために 訪問 ST が踏み込んだ嚥下訓練を実施するためには他職種との連携が大切 訪問の現場では密な連携をとることができる職種は限られる そんなときは Trans-disciplinary team が有効 ( 関わる人ができるだけ柔軟に出来ることに対応するチーム ) 歯科衛生士 チームが対応できることがらの幅を広げ, かつ信頼できるチーム形成がなされることが食支援の根幹 戸原玄ら 6

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