PowerPoint プレゼンテーション

Size: px

Start display at page:

Download "PowerPoint プレゼンテーション"

ためひとふじがわ
4 years ago
Views:

1 資料 7 北海道情報大学の食の臨床試験システム ( 江別モデル ) 北海道情報大学健康情報科学研究センターコーディネーター西村三恵

2 地域が支える機能性食品の臨床研究 < 江別モデル > 北海道情報大学健康情報科学研究センター本研究センターは平成 21 年に文部科学省知的クラスター事業 ( さっぽろ Bio-S) として立ち上がり地域行政と連携し農水産物や機能性食品の有効性や安全性に関する科学的評価を実施するモデル事業として活動している平成 27 年 3 月現在までに 39 件の臨床試験を実施している 1. 食素材の高付加価値化 ( 機能性評価 ) 2. 住民の健康増進予防医療システムの構築 ( ボランティア登録数約 4737 名平成 27 年 3 月現在 )

3 本年度実施試験 12 試験参加者 1165 名試験素材試験課題被験者数試験期間共同研究 ( 委託 ) 先 1 プロバイオティクス免疫賦活 180( 各群 60) 8 週道内企業 2 水産加工食品脂質代謝改善血糖改善睡眠改善 40( 片群 20) 8 週道内企業 3 キノコ加工食品便臭体臭口臭及び腸内環境の改善 100( 各群 20) 4 週 +1 週道外企業 4 キノコ加工食品便臭体臭口臭及び腸内環境の改善 20( 単群 ) 12 週 +1 週道外企業 5 プロバイオティクス体脂肪体重内臓脂肪低減 100( 片群 50) 12 週 +4 週道外企業 6 大豆脂質代謝改善 150( 片群 75 名 ) 12 週農林水産省 7 キノコ加工食品免疫賦活抗ストレス血圧改善血糖改善 50( 片群 25) 8 週道内企業 8 キノコ加工食品抗インフルエンザ免疫賦活 100( 片群 50) 12 週農林水産省 9 プロバイオティクス抗インフルエンザ 200( 片群 100 名 ) 16 週道外企業 10 ダッタンソバ抗酸化抗動脈硬化 150( 片群 75 名 ) 12 週農林水産省 11 ケルセチン高含有タマネギ認知機能改善 60 名 ( 片群 30 名 ) 24 週農林水産省 12 水産加工食品食後高血糖改善 15 名単回道外企業

北海道情報大学ボランティア 4737 名被験者の性別分布被験者の住まい分布 453 3121 1616 男女 2723 1561 江別札幌その他

4 北海道情報大学ボランティア 4737 名被験者の性別分布被験者の住まい分布男女江別札幌その他被験者の年齢分布歳未満歳歳歳歳歳 80 歳以上

5 今年度の論文実績 Effects of enzyme-treated asparagus extract on heat shock protein 70, stress indices, and sleep in healthy adult men. Ito T, Goto K, Takanari J, Miura T, Wakame K, Nishioka H, Tanaka A, Nishihira J.(2014) J Nutr Sci Vitaminol, 60: Effects of dietary fiber with Bacillus coagulans lilac-01 on bowel movement and fecal properties of healthy volunteers with a tendency for constipation. Minamida K, Nishimura M, Miwa K, Nishihira J.(2014) Biosci Biotechnol Biochem, 23:1-7. Elevation of natural killer cell activity and alleviation of mental stress by the consumption of yogurt containing Lactobacillus gasseri SBT2055 and Bifidobacterium longum SBT2928 in a double-blind, placebo-controlled clinical trial. Nishihira J, Kagami-Katsuyama H, Tanaka A, Nishimura A, Kobayashi T and Kawasaki Y. (2014) Journal of functional foods, in press. The effects of white rice containing enriched gamma-amino butyric acid (GABA) on blood pressure. Nishimura M, Yoshida S, Haramoto M, Mizuno H, Fukuda T, Kagami-Katsuyama H, Tanaka A, Ohkawara T, Sato Y and Nishihira J. (2014) Journal of Traditional and Complementary Medicine, in press. The effects of the extract from roasted chicory (Cichorium intybus L.) root containing Inulin-type fructans on blood glucose, lipid metabolism and fecal properties. Nishimura M, Ohkawara T, Kanayama T, Kitagawa K, Nishimura H, Nishihira J. (2014) Journal of functional foods, in press. GABA 富化米の最適製造条件の設定と抗ストレス作用吉田慎一, 原本正文, 福田朋彦, 水野英則, 田中藍子, 西村三恵, 西平順. (2014) Nippon Shokuhin Kagaku Kogaku Kaishi, 62(2), , 2015 現在 4 試験に関する論文を作成中

6 遺伝子 (SNPs) 解析塩基の違いタンパク質構造や生成量の変化疾患の発症薬や食品の効果に影響遺伝子解析個人に応じた機能性食品を提案できる機能性食品の作用点が明らかになる効果が出やすい SNPs が関係?! 効果が出にくい本年度は同意を得られた約 250 名の被験者の遺伝子を解析した

018 hetero mutant wild A/G G/G A/A hetero mutant wild A/G G/G A/A Nishimura M,

7 Δ Δ SNPs 解析の結果一例 ( チコリー茶試験 ) アドレナリン β2 遺伝子 : 血管平滑筋の弛緩に関与被験者全体の解析では差は認められなかったもののアドレナリン β2 SNP16 hetero( ヘテロ ) の被験者ではチコリー茶摂取により有意に収縮期血圧が改善された収縮期血圧拡張期血圧 P=0.018 hetero mutant wild A/G G/G A/A hetero mutant wild A/G G/G A/A Nishimura M, Ohkawara T, Kanayama T, Kitagawa K, Nishimura H, Nishihira J. (2014) Journal of functional foods, in press.

8 被験者試験参加アンケート試験素材試験課題被験者数 1 プロバイオティクス免疫賦活 180( 各群 60) 2 水産加工食品脂質代謝改善血糖改善睡眠改善 40( 片群 20) 3 キノコ加工食品便臭体臭口臭及び腸内環境の改善 100( 各群 20) 4 キノコ加工食品便臭体臭口臭及び腸内環境の改善 20( 単群 ) 5 プロバイオティクス体脂肪体重内臓脂肪低減 100( 片群 50) 免疫賦活抗ストレス血圧改善血糖 6 キノコ加工食品 50( 片群 25) 改善

9 人数被験者試験参加アンケート (460 名男性 137 名女性 323 名 ) 望ましい食品形態は?( 複数回答可 )

10 人数被験者試験参加アンケート (460 名男性 137 名女性 323 名 ) 興味のある食品の効能は?( 複数回答可 )

11 来年度実施予定試験試験素材試験課題被験者数試験期間共同研究 ( 委託 ) 先 1 ダッタンソバ抗酸化抗動脈硬化 150( 片群 75 名 ) 12 週農林水産省 2 ケルセチン高含有タマネギ認知機能改善 60 名 ( 片群 30 名 ) 24 週農林水産省 3 ポリフェノール茶脂質代謝改善抗酸化抗糖化 80( 各群 20) 8 週道外企業 4 ハーブ混合サプリメント抗酸化 70( 片群 35) 8 週海外企業 5 マイタケ抗動脈硬化 100( 各群 20) 4 週 +1 週道外企業他何件か依頼あり

12 ご清聴ありがとうございました

() () () 図 () クレゾール ) の濃度が減少し便性 ( 色におい ) にも改善が認められました以上文献 1 より 2. 内臓脂肪の低減効果 1 腸からのガセリ菌 SP 株の検出状況 *1: ブドウ球菌属とも呼ばれます毒素型食中毒の原因菌の一つであ

() () () 図 () クレゾール ) の濃度が減少し便性 ( 色におい ) にも改善が認められました以上文献 1 より 2. 内臓脂肪の低減効果 1 腸からのガセリ菌 SP 株の検出状況 *1: ブドウ球菌属とも呼ばれます毒素型食中毒の原因菌の一つであ学術情報 ~ 会員企業のプロバイオティクス研究のいま ~ 雪印メグミルク株式会社ミルクサイエンス研究所設立 1933 年 5 月はじめに雪印メグミルク株式会社 ( 以下雪印メグミルク ) の研究開発拠点はミルクサイエンス研究所 ( 埼玉県川越市 ) 札幌研究所( 北海道札幌市 ) チーズ研究所 ( 山梨県北杜市 ) の3カ所がありますこのうち乳酸菌や乳成分の機能性の研究を主に行っているのが