mhtml:file://\\ \原子力班$\30ロードマップＴ\28 安全確保\H241204_労働者

Transcription

1 会 議 配 付 資 料 (1)-1 平 成 24 年 10 月 30 日 照 会 先 労 働 基 準 局 安 全 衛 生 部 労 働 衛 生 課 電 離 放 射 線 労 働 者 健 康 対 策 室 室 長 得 津 馨 室 長 補 佐 安 井 省 侍 郎 ( 代 表 電 話 ) 03(5253)1111( 内 線 2181) ( 直 通 電 話 ) 03(3502)6755 報 道 関 係 者 各 位 東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 線 量 管 理 の 実 態 調 査 結 果 ~ 再 発 防 止 を 東 京 電 力 等 に 指 導 ~ 厚 生 労 働 省 は 東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 での 鉛 板 を 使 用 した 不 適 切 な 被 ばく 線 量 測 定 を 踏 まえた 実 態 調 査 の 結 果 をまとめました この 結 果 を 受 け 本 日 東 京 電 力 と 元 方 事 業 者 に 対 して 再 発 防 止 を 指 導 しました 調 査 結 果 のポイント 1 鉛 板 事 案 のように 意 図 的 な 不 適 切 事 案 の 確 認 には 至 らなかったが 線 量 データの 誤 りが 判 明 した 事 案 免 震 重 要 棟 の 高 線 量 エリアでの 待 機 作 業 中 にAPD( 注 1)を 装 着 していなかった 事 案 等 不 適 切 な 線 量 管 理 事 案 を 把 握 した 2 また APDを 個 人 別 でなくまとめ 借 りしている 事 案 APDの 警 報 設 定 値 が 高 すぎる 事 案 等 線 量 管 理 において 改 善 すべき 事 項 を 把 握 した 3 その 他 現 時 点 では 人 員 は 充 足 していること 線 量 限 度 に 達 した 労 働 者 に 対 する 通 常 の 建 設 作 業 への 配 置 換 え 等 の 雇 用 確 保 策 の 実 施 状 況 を 把 握 し た 注 1: 警 報 付 き 電 子 式 個 人 線 量 計 ( 作 業 する 度 に 配 布 され 作 業 ごとの 線 量 が 把 握 できる ) 厚 生 労 働 省 では 調 査 結 果 を 受 け 同 様 の 事 案 を 再 発 させないことに 主 眼 を 置 き 以 下 の 事 項 について 東 京 電 力 と 元 方 事 業 者 を 指 導 しました 1 被 ばく 線 量 データの 管 理 方 法 の 点 検 と 再 発 防 止 策 の 実 施 2 APDの 個 人 別 借 用 の 促 進 胸 部 が 透 明 な 防 護 服 (タイベック)の 使 用 拡 大 等 3 ガラスバッジ( 注 2) 着 用 を 就 業 中 に 限 定 する 等 による 被 ばく 測 定 精 度 の 向 上 4 ガラスバッジの 測 定 値 を 原 則 としつつ APDが 一 定 程 度 ガラスバッジよりも 高 い 場 合 には APDの 値 を 記 録 値 として 採 用 5 警 報 設 定 値 を 一 日 当 たりの 最 大 線 量 に 近 づける 6 書 面 による 線 量 通 知 の 徹 底 等 7 低 線 量 作 業 と 高 線 量 作 業 のローテーションの 実 施 線 量 限 度 に 近 づいた 労 働 者 と 事 業 者 の 意 思 疎 通 の 強 化 等 注 2: 積 算 型 個 人 線 量 計 ( 個 人 別 に 配 布 する 1 月 間 の 累 積 線 量 を 把 握 できる ) ( 別 紙 1) 東 京 電 力 福 島 第 一 原 発 における 線 量 管 理 の 実 態 調 査 取 りまとめ( 概 要 )(PDF:144KB) ( 別 紙 2) 東 京 電 力 福 島 第 一 原 発 における 線 量 管 理 の 実 態 調 査 取 りまとめ(PDF:843KB) ( 参 考 ) 平 成 24 年 7 月 24 日 報 道 発 表 資 料 東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 での 不 適 切 な 線 量 測 定 への 対 応 について 東 京 都 千 代 田 区 霞 が 関 電 話 : ( 代 表 ) Copyright Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.

2 東 京 電 力 福 島 第 一 原 発 における 線 量 管 理 の 実 態 調 査 取 りまとめ( 概 要 ) 別 紙 1 1 趣 旨 等 東 京 電 力 福 島 第 一 原 発 における 不 適 切 な 線 量 測 定 事 案 を 受 け (1) 同 様 の 事 案 がないか 調 査 するとともに (2) 元 方 事 業 者 及 び 請 負 事 業 者 における 線 量 管 理 について 実 態 調 査 を 行 ったもの 2 調 査 結 果 (1) 今 般 の 調 査 からは 鉛 板 事 案 のように 意 図 的 な 不 適 切 事 案 の 確 認 には 至 らなかったが 1 線 量 データの 誤 りが 判 明 した 事 案 2 免 震 重 要 棟 の 高 線 量 エリアでの 待 機 作 業 中 に 警 報 付 き 電 子 式 個 人 線 量 計 ( 以 下 APD という )を 装 着 していなかった 事 案 等 不 適 切 な 線 量 管 理 事 案 を 把 握 した (2) 線 量 管 理 方 法 について 1 警 報 設 定 値 が 高 すぎる 事 案 2APDを 個 人 別 でなくまとめ 借 りしている 事 案 3 積 算 型 個 人 線 量 計 ( 以 下 ガラスバ ッジ という )を 個 人 管 理 している 事 案 4APDとガラスバッジの 比 較 を 行 っていない 事 案 5 被 ばく 線 量 の 通 知 等 を 書 面 で 行 っていない 事 案 等 改 善 すべき 点 を 把 握 した (3) その 他 人 員 は 現 時 点 では 充 足 していること 線 量 限 度 に 達 した 労 働 者 に 対 する 通 常 の 建 設 作 業 への 配 置 換 え 等 の 雇 用 確 保 策 の 実 施 状 況 を 把 握 し た 3 課 題 及 びそれに 対 する 対 応 策 厚 生 労 働 省 では 調 査 結 果 を 踏 まえ 同 様 の 事 案 を 再 発 させないことに 主 眼 を 置 き 以 下 の 事 項 について 東 京 電 力 及 び 元 方 事 業 者 に 対 応 を 求 める (1) 被 ばく 線 量 データの 管 理 の 改 善 データ 修 正 漏 れや 欠 落 を 防 止 するため データ 管 理 方 法 の 点 検 と 再 発 防 止 策 の 実 施 (2) APD 測 定 値 の 管 理 の 改 善 個 人 別 借 用 の 促 進 胸 部 が 透 明 な 全 身 型 化 学 防 護 服 (タイベック)と 使 用 拡 大 APD 返 却 時 に 線 量 が 不 自 然 に 低 い 場 合 のヒアリングの 実 施 等 (3) ガラスバッジの 管 理 の 改 善 ガラスバッジの 着 用 を 就 業 中 に 限 定 する 等 による 被 ばく 測 定 の 精 度 の 向 上 (4) 線 量 測 定 結 果 の 取 扱 の 改 善 ガラスバッジの 測 定 値 を 原 則 としつつ APDが 一 定 程 度 ガラスバッジ よりも 高 い 場 合 には APDの 値 を 記 録 値 として 採 用 (5) 警 報 設 定 値 の 設 定 方 法 の 改 善 警 報 設 定 値 を 一 日 当 たりの 最 大 線 量 に 近 づける (6) 線 量 通 知 の 改 善 個 人 別 の 書 面 による 線 量 通 知 の 徹 底 等 (7) 線 量 限 度 に 達 するおそれのある 労 働 者 に 対 する 措 置 の 改 善 被 ばく 低 減 策 の 充 実 低 線 量 作 業 と 高 線 量 作 業 のローテーションの 実 施 線 量 限 度 に 近 づいた 労 働 者 と 事 業 者 の 意 思 疎 通 の 強 化 等

3 別 紙 2 東 京 電 力 福 島 第 一 原 発 における 線 量 管 理 の 実 態 調 査 取 りまとめ 平 成 24 年 10 月 30 日 1 趣 旨 等 (1) 厚 生 労 働 省 は 東 京 電 力 福 島 第 一 原 発 における 不 適 切 な 線 量 測 定 事 案 を 受 け 同 様 の 事 案 がないかどうかを 調 査 するため 7 月 24 日 に 東 京 電 力 に 対 し スクリーニング 調 査 を 実 施 するように 指 導 し 8 月 31 日 に 報 告 を 受 けた (2) 厚 生 労 働 省 は 報 告 に 基 づき 厚 生 労 働 省 及 び 福 島 労 働 局 において 追 加 調 査 と 個 別 ヒ アリングを 実 施 した (3) 調 査 結 果 課 題 および 対 応 すべき 事 項 は 以 下 のとおり 2 東 京 電 力 からの 報 告 等 の 分 析 結 果 (1) 調 査 結 果 1: 警 報 付 き 電 子 式 個 人 線 量 計 ( 以 下 APD という )と 積 算 型 個 人 線 量 計 ( 以 下 ガラスバッジ という )の 測 定 値 を 比 較 し APDの 方 が 15% 以 上 低 い ケース(5mSv/ 月 を 超 える 作 業 を 行 っていた 労 働 者 ( 昨 年 11 月 ~ 本 年 6 月 )) ア 1,813 件 中 153 件 該 当 があった そのうち 20%を 超 えるケースは 57 件 イ ガラスバッジよりAPDの 方 が 大 きいケースも 含 め ±25% 以 上 の 格 差 があるも のが 34 件 (2) 調 査 結 果 2: 作 業 毎 の 計 画 線 量 に 比 較 して 実 際 の 被 ばくが 50% 以 上 低 いケース( 今 年 6 月 分 の1 日 当 たり1mSv を 超 えるおそれのある 作 業 ) ア 56 作 業 の 全 数 が 該 当 し データ 件 数 でも 98.4%の 測 定 結 果 が 該 当 (17,148 件 中 該 当 件 数 16,862 件 ) イ 日 総 線 量 が0mSv(5μSv/h 未 満 )で 作 業 時 間 1 時 間 以 上 のもの(179 件 ) ウ 同 一 日 時 に 入 場 した 作 業 グループの 中 で 他 の 作 業 者 が1mSv を 超 えているのに 0.1~0.4mSv 以 下 の 者 がいる 作 業 (13 作 業 22 人 ) 3 厚 生 労 働 本 省 及 び 福 島 労 働 局 による 調 査 の 対 象 及 び 方 法 (1) 調 査 結 果 1に 係 る 調 査 ア 対 象 :ガラスバッジとAPDで ±25% 以 上 の 乖 離 があるケース(8 元 方 28 件 ) 昨 年 11 月 から 本 年 6 月 で 5mSv/ 月 を 超 えるデータのうち APDとガラスバ ッジの 両 方 がそろっている 全 てのデータ(1,813 件 )の 統 計 的 な 分 析 結 果 を 踏 まえ 統 計 上 は 極 めて 尐 ないはずである ±25% 以 上 の 乖 離 があるデータを 対 象 とした ( 詳 細 は 別 添 1 参 照 ) イ 調 査 方 法 元 方 事 業 者 または1 次 の 放 射 線 管 理 担 当 者 からの 個 別 ヒアリング(11 社 13 人 ) 労 働 者 からの 個 別 ヒアリング(10 社 13 人 ) (2) 調 査 結 果 2のうち 被 ばく 線 量 が0mSv のケースに 係 る 調 査 ア 対 象 :0mSv(1 時 間 以 上 )のケース(6 社 181 件 ) イ 調 査 方 法 東 京 電 力 の 使 用 しているAPD 及 びその 記 録 システムでは 被 ばく 線 量 が 5μSv(0.005mSv) 未 満 の 場 合 0.00mSv 表 示 となることがわかった このため APD 貸 出 時 間 が1 時 間 以 上 のデータ(6 元 方 181 件 )を 抽 出 し 作 業 内 容 作 業 場 所 作 業 場 所 の 空 間 線 量 率 を 調 査 した (3) 調 査 結 果 2のうち ばらつきが 大 きいケースに 係 る 調 査 ア 対 象 : 同 一 日 時 に 入 場 した 作 業 グループの 中 で 他 が1mSv を 超 えているのに 0.1 ~0.4mSv 以 下 の 者 がいる 作 業 (5 元 方 13 作 業 ) イ 調 査 方 法 当 初 計 画 線 量 の 50%を 下 回 るケースを 抽 出 することで 不 自 然 なデータを 1

4 把 握 する 予 定 であったが 計 画 線 量 が 実 際 の 被 ばく 線 量 と 比 較 して 過 大 に 設 定 されていたため ほぼすべてのデータが 該 当 してしまった このため 同 一 の 元 方 事 業 者 で 連 続 した 時 刻 にAPDの 貸 出 記 録 がある 同 一 作 業 グループと 見 られる 中 で 1mSv/ 日 を 超 える 者 がいる 高 線 量 作 業 を 抽 出 し その 中 で 同 様 の 警 報 設 定 値 であるにも 関 わらず 被 ばく 線 量 が 相 当 低 い(0.1~0.4mSv)ケース(5 元 方 13 作 業 22 件 )を 抽 出 し その 理 由 を 個 別 ヒアリングにより 調 査 した 4 調 査 結 果 鉛 板 事 案 のように 意 図 的 な 不 適 切 事 案 の 確 認 には 至 らなかったが 不 適 切 な 線 量 管 理 が 行 われていた 事 案 を 把 握 した (1) ガラスバッジとAPDで ±25% 以 上 の 乖 離 があるケース( 詳 細 は 別 添 2 参 照 ) 放 射 線 管 理 者 及 び 作 業 者 へのヒアリングの 結 果 は 以 下 のとおりであり 不 適 切 な 線 量 管 理 を 原 因 とする 乖 離 事 案 がいくつか 判 明 したが 作 業 内 容 からは 乖 離 の 理 由 が 不 明 な 事 案 もあった ア 乖 離 の 理 由 が 特 定 可 能 なもの 1 データ 誤 りによるもの ガラスバッジ 又 はAPDのデータに 誤 りが 見 つかったもの(2 件 ) タングステンベスト 着 用 時 にガラスバッジを2 個 使 用 したはずであるが1 個 分 のデータしか 見 つからなかったもの(1 件 ) 2 ガラスバッジの 管 理 が 不 適 切 であったもの 以 下 の 理 由 により ガラスバッジの 測 定 値 が 高 くなったと 考 えられる ガラスバッジが 個 人 管 理 であったため 警 戒 区 域 から 持 ち 出 した 汚 染 された 車 両 による 通 勤 中 の 被 ばくを 計 測 したもの(1 件 ) 空 間 線 量 率 の 高 い 警 戒 区 域 内 の 採 石 場 でガラスバッジを 付 けたまま 作 業 に 従 事 した 際 の 被 ばくを 計 測 したもの(2 件 ) APDを 返 却 後 に 元 方 事 業 者 又 は 一 次 請 負 の 職 員 が 空 間 線 量 率 の 高 い 免 震 重 要 棟 の 旧 緊 急 対 策 室 等 1 で 待 機 していた 際 の 被 ばくを 計 測 したもの(2 件 ) 昨 年 免 震 重 要 棟 1 階 での 作 業 はAPDが 不 要 とされていたため ガラスバ ッジのみを 装 着 して 作 業 を 行 ったもの(1 件 ) イ 乖 離 の 理 由 として 可 能 性 があるもの 等 1 ガラスバッジの 方 が 高 い 場 合 作 業 内 容 からは 明 確 に 原 因 は 特 定 できなかったが 特 定 の 方 向 からの 被 ばく が 支 配 的 な 場 所 で ガラスバッジの 方 向 特 性 がAPDより 良 いため ガラス バッジの 値 が 高 くなった 可 能 性 のあるもの(9 件 ) 2 APDの 方 が 高 い 場 合 作 業 内 容 からは 明 確 に 原 因 は 特 定 できなかったが 高 線 量 の 線 源 に 近 接 した 作 業 で APDを 利 き 腕 側 ( 右 胸 )に 装 着 していたため APDの 測 定 値 が 高 くなった 可 能 性 があるもの(6 件 ) 作 業 内 容 からは 明 確 な 理 由 が 特 定 できないもの(4 件 ) (2) 被 ばく 線 量 が0mSv(APD 貸 出 時 間 1 時 間 以 上 )のケース( 詳 細 は 別 添 3 参 照 ) 調 査 結 果 は 以 下 のとおりであり 聞 き 取 った 作 業 内 容 によれば 測 定 結 果 が 0.00mSv となることに 合 理 的 な 説 明 が 可 能 であった ア 発 電 所 構 外 で 作 業 していたもの 空 間 線 量 率 の 低 い 発 電 所 構 外 の 資 材 置 き 場 等 で 作 業 していたもの(151 件 ) 空 間 線 量 率 の 低 い 発 電 所 構 外 での 自 動 車 の 運 転 作 業 に 従 事 していたもの(3 件 ) イ 現 場 作 業 が 中 止 又 は 短 時 間 であり 休 憩 所 で 待 機 していたもの 1 免 震 重 要 棟 は 本 年 4 月 以 前 は 線 量 管 理 が 必 要 な 管 理 区 域 であった 現 在 2 階 部 分 は 管 理 区 域 から 外 れ また 1 階 の 休 憩 所 も 空 間 線 量 率 は 低 くなっている 2

5 現 場 作 業 が 中 止 となり 空 間 線 量 率 の 低 い 休 憩 所 で 待 機 していたもの(10 件 ) 現 場 作 業 時 間 が 非 常 に 短 時 間 で 構 内 の 休 憩 所 での 待 機 が 長 かったもの(17 件 ) (3) 同 一 作 業 中 で 被 ばく 線 量 にばらつきが 大 きいケース( 詳 細 は 別 添 4 参 照 ) 調 査 結 果 は 以 下 のとおりであり 聞 き 取 った 作 業 内 容 によれば 被 ばく 線 量 が 相 当 程 度 低 いことに 合 理 的 な 説 明 は 可 能 であった ア 免 震 重 要 棟 発 電 所 構 外 で 作 業 していたもの 免 震 重 要 棟 の 中 で 作 業 を 行 っていたもの(7 件 ) 発 電 所 構 外 で 作 業 を 行 っていたもの(1 件 ) イ 交 代 要 員 等 で 空 間 線 量 率 の 低 い 場 所 で 待 機 等 していたもの 無 線 担 当 放 射 線 管 理 担 当 などで 高 線 量 箇 所 から 尐 し 離 れた 遮 蔽 された 場 所 で 待 機 作 業 していたもの(10 件 ) 交 代 要 員 として 免 震 重 要 棟 で 待 機 していたもの(4 件 ) 5 線 量 管 理 についてヒアリングにより 把 握 した 事 項 個 別 ヒアリングでは 元 方 事 業 者 のみならず 1 次 ~3 次 請 負 の 作 業 者 からも 直 接 ヒア リングを 行 うことができたため 線 量 管 理 の 実 態 についても 詳 しく 聞 き 取 り 改 善 すべ き 事 項 を 把 握 した その 主 な 結 果 は 以 下 のとおりである ( 詳 細 は 別 添 5 参 照 ) (1) 事 業 者 としての 被 ばく 限 度 ア プラントメーカー 及 び 原 子 力 発 電 所 を 専 業 としている 事 業 者 ( 以 下 原 発 専 業 者 という ) プラントメーカー 及 び 原 発 専 業 者 は 他 の 原 子 力 施 設 で 働 く 必 要 があることか ら 各 社 とも 年 20mSv を 被 ばく 限 度 として 設 定 していた イ 総 合 建 設 業 者 総 合 建 設 業 者 は 労 働 者 に 鳶 や 重 機 オペレーター 等 の 専 門 技 能 者 が 多 く 線 量 限 度 に 達 した 後 は 通 常 の 建 設 業 に 帰 ることが 比 較 的 容 易 なことから 被 ばく 限 度 を 年 40mSv に 設 定 している 事 業 場 が 多 かった (2) 計 画 線 量 と 警 報 設 定 値 の 設 定 ア 基 本 的 な 考 え 方 東 京 電 力 は 計 画 線 量 及 び 警 報 設 定 値 の 設 定 のしかたについて 一 日 当 たりの 最 大 空 間 線 量 率 に 一 日 当 たりの 最 大 の 作 業 時 間 を 乗 じたものを 基 準 とするこ とを 本 年 7 月 に 各 元 方 事 業 者 に 示 している イ プラントメーカー 及 び 原 発 専 業 者 プラントメーカー 及 び 原 発 専 業 者 は トラブル 対 応 等 を 可 能 とするため 上 記 により 算 出 された 計 画 線 量 に 一 定 の 余 裕 (1.5 倍 ~3 倍 )をみて 警 報 値 を 設 定 しており 本 来 の 警 報 としての 機 能 を 適 切 に 果 たせていない 場 合 がある ウ 総 合 建 設 業 者 総 合 建 設 業 者 は ほぼ 統 一 的 に 高 線 量 作 業 は3mSv/ 日 通 常 作 業 は1mSv/ 日 を 上 限 としており その 範 囲 内 で 作 業 計 画 を 立 案 し 警 報 設 定 値 は2mSv/ 日 及 び 0.8mSv/ 日 を 使 用 している (3) APDの 借 用 及 び 管 理 ア 借 用 方 法 APDの 借 用 は 本 人 確 認 の 観 点 から 個 別 に 借 用 することが 望 ましいが 着 替 え 等 を 行 う 待 機 場 所 ( 休 憩 所 )を 発 電 所 構 外 に 設 置 している 事 業 者 では 移 動 の 時 間 また 免 震 重 要 棟 に 入 るための 汚 染 検 査 に 要 する 時 間 等 を 考 慮 し 代 表 者 がまとめて 借 用 するケースが 多 い イ 着 用 確 認 APDの 着 用 の 確 認 は 7 月 以 前 は 呼 びかけ 程 度 しか 行 っていなかったが 8 月 以 降 は 元 方 事 業 者 が 着 用 確 認 の 人 員 を 配 置 して 視 認 又 は 触 って 確 認 を 行 っ ている 3

6 (4) ガラスバッジの 管 理 ア ガラスバッジの 管 理 方 法 多 くの 元 方 事 業 者 では ガラスバッジを 作 業 者 本 人 による 個 人 管 理 としており 本 人 が 宿 泊 所 まで 持 ち 帰 る 運 用 となっている このため 業 務 と 関 係 ない 被 ば くも 測 定 されることとなっている イ コントロールバッジ ガラスバッジには 保 管 中 の 被 ばく 線 量 を 把 握 し それを 差 し 引 くために コ ントロールバッジを 保 管 場 所 に 置 くことが 通 常 であるが コントロールバッジ を 使 わず 一 定 の 値 をガラスバッジ 管 理 委 託 業 者 が 差 し 引 くという 運 用 を 行 っ ている 元 方 事 業 者 も 多 く 見 られた これらの 運 用 により ガラスバッジの 職 業 被 ばくの 測 定 値 は 過 大 評 価 又 は 過 小 評 価 のいずれかであるか 判 断 できない 状 態 になっている 可 能 性 がある (5) 被 ばく 線 量 測 定 値 の 管 理 ア APD 測 定 値 の 管 理 多 くの 元 方 事 業 者 が APD 返 却 時 に 出 る 被 ばく 線 量 が 記 されたレシートを 回 収 するか 線 量 を 線 量 管 理 台 帳 等 に 記 帳 させることで 日 々の 被 ばく 線 量 を 確 認 している また 東 京 電 力 から 毎 日 APDのデータが 電 子 媒 体 で 配 布 されて おり 元 方 事 業 者 がそれをPC 等 で 管 理 している 個 人 別 の 線 量 管 理 台 帳 を 使 用 している 元 方 事 業 者 では 同 一 作 業 グループ 内 で 被 ばく 線 量 にばらつきがあっても 把 握 しにくい 状 態 になっている イ APDとガラスバッジの 比 較 及 び 記 録 総 合 建 設 業 者 は APDの 月 別 累 計 線 量 と ガラスバッジの 値 を 比 較 し 線 量 が 大 きい 方 を 記 録 線 量 として 採 用 している ほとんどのプラントメーカー 及 び 原 発 専 業 者 は APDとガラスバッジの 値 を 比 較 することなく ガラスバッジの 値 を 記 録 線 量 として 採 用 しているが 1 社 のみ APDの 値 を 記 録 線 量 として 採 用 している また 1 社 は APDがガ ラスバッジの 値 を 比 較 し APDが 一 定 の 基 準 以 上 に 高 い 場 合 は APDの 値 を 記 録 している ウ 線 量 通 知 ほとんどの 元 方 事 業 者 は 全 ての 請 負 業 者 の 労 働 者 の 個 別 の 線 量 通 知 を 作 成 し それをまとめて 請 負 業 者 に 伝 達 し 労 働 者 に 通 知 している 一 部 の 元 方 事 業 者 は 事 業 場 別 の 被 ばく 線 量 の 一 覧 表 のみを 配 布 しており 一 部 の 請 負 業 者 では 個 人 別 に 通 知 書 を 配 布 せず 事 務 所 の 壁 に 一 覧 表 を 張 り 出 す 等 により 対 応 している 多 くの 元 方 事 業 者 では イントラネット 等 で 社 員 自 らの 線 量 記 録 を 閲 覧 可 能 とすることで 線 量 を 通 知 している 6 その 他 ヒアリングにより 把 握 した 事 項 不 適 切 な 線 量 管 理 の 背 景 要 因 となりえる 事 項 についてもヒアリングにより 把 握 した (1) 線 量 管 理 等 を 実 施 するに 当 たっての 困 難 線 量 管 理 等 にあたり 以 下 のような 困 難 があるとの 指 摘 があった 可 能 な 限 り 改 善 が 必 要 である 装 備 ( 長 靴 ヘルメット 等 )やサーベイメーター 等 の 数 が 足 りない 休 憩 所 等 のスペースが 尐 ない APDの 警 報 が 鳴 ったときや 汚 染 が 検 出 された 時 の 事 情 調 査 の 負 担 が 重 く できるだけ 警 報 を 鳴 らさないよう 4 回 目 の 予 備 警 報 2 が 鳴 った 段 階 で 作 業 場 所 を 退 出 するようにしている 2 免 震 重 要 棟 で 貸 し 出 されているAPDは 警 報 設 定 値 の5 分 の1が 経 過 する 度 ごとに 予 備 の 警 報 が 鳴 る 設 定 になっている 4

7 車 両 の 汚 染 検 査 の 待 ち 時 間 が 長 い 入 構 管 理 の 運 用 が 頻 繁 に 変 更 され 複 雑 で 分 かりにくくなっている 建 屋 内 作 業 に 照 明 がなく 移 動 や 作 業 が 難 しい (2) 人 員 充 足 状 況 人 員 については 現 時 点 では 充 足 しているという 共 通 認 識 であったが 特 記 すべき 事 項 は 以 下 のとおり 被 ばく 限 度 に 達 しないようにするため 人 員 を 全 国 でローテーションしてい る 作 業 により 年 20mSv を 超 えるおそれのある 作 業 については 元 方 事 業 者 又 は 1 次 の 応 援 社 員 で 実 施 し 2 次 以 下 は 年 20mSv を 守 り 熟 練 作 業 員 を 温 存 し ている 全 国 の 原 発 が 停 止 していることなどから 仕 事 が 減 尐 しており 労 働 者 に 十 分 な 仕 事 を 与 えることが 困 難 な 状 況 である 仕 事 の 減 尐 で 経 営 が 苦 しくなっているが 人 材 を 一 回 解 雇 してしまうと 復 職 してくれないことを 危 惧 している 経 験 技 能 を 有 した 人 材 でなければ 作 業 班 を 任 せられない 他 の 原 発 が 再 稼 働 すれば 高 度 技 術 者 不 足 になりか ねず 雇 用 維 持 に 努 力 している (3) 線 量 限 度 に 達 した 労 働 者 に 対 する 措 置 1 次 以 下 の 請 負 業 者 では 元 方 事 業 者 の 定 める 線 量 限 度 が 近 づくと 今 後 について 労 働 者 と 話 し 合 いを 行 い おおむね 以 下 の 対 応 をとっている 総 合 建 設 業 者 では 元 方 事 業 者 の 線 量 限 度 に 近 づくと 発 電 所 構 内 の 低 線 量 作 業 に 配 置 換 えし それでも 超 えた 場 合 は 一 般 建 設 作 業 や 除 染 作 業 等 へ 配 置 転 換 ( 転 職 の 場 合 もある )する 鳶 や 重 機 オペレーター 等 の 専 門 技 能 者 が 多 いため 配 置 転 換 等 はそれほど 困 難 ではない 原 発 専 業 者 では 原 発 以 外 の 仕 事 に 就 くことが 難 しいことから 被 ばくが 均 一 になるよう 全 国 の 支 店 で 作 業 者 のローテーションを 行 っている それでも 元 方 事 業 者 の 定 める 被 ばく 限 度 に 近 づいた 際 は 構 内 の 線 量 の 低 い 作 業 や 除 染 作 業 等 に 配 置 換 えを 行 う 予 定 である 7 課 題 及 びそれに 対 する 対 応 策 厚 生 労 働 省 では 同 様 の 不 適 切 事 案 を 再 発 させないことに 主 眼 を 置 き 以 下 の 事 項 につ いて 東 京 電 力 及 び 元 方 事 業 者 に 必 要 な 対 応 を 求 める (1) データ 管 理 APDの 被 ばく 線 量 データの 修 正 漏 れや ガラスバッジのデータの 欠 落 と 見 られる 事 案 が 散 見 されたことを 踏 まえ 元 方 事 業 者 の 放 射 線 管 理 部 門 におけるデータ 管 理 方 法 を 点 検 し 同 様 の 事 案 の 再 発 防 止 を 図 る 必 要 がある (2) APDの 管 理 ア APDの 借 用 は 本 人 の 確 認 を 確 実 に 実 施 するため 個 人 別 の 借 用 とする 必 要 が ある 現 時 点 では 免 震 重 要 棟 のスペース 等 による 問 題 があるが 現 在 建 設 中 の 線 量 管 理 施 設 を 早 期 に 運 用 開 始 し 個 人 別 借 用 を 徹 底 する 必 要 がある イ APDの 着 用 確 認 については 胸 部 が 透 明 な 全 身 型 化 学 防 護 服 ( 以 下 タイベッ ク という )の 着 用 が 有 効 であることから 速 やかにAPDを 装 着 する 全 作 業 者 が このタイベックを 着 用 できる 運 用 とすることが 望 ましい ウ APDの 返 却 時 は 警 報 が 鳴 った 場 合 のみならず 被 ばく 線 量 を 確 実 に 確 認 し 0mSv 等 被 ばく 線 量 が 警 報 設 定 値 と 比 較 して 著 しく 低 い 等 不 自 然 な 場 合 も 作 業 内 容 等 の 確 認 を 行 う 必 要 がある さらに 作 業 内 容 に 比 して 過 大 な 警 報 設 定 値 を 採 用 し ている 場 合 は 適 切 な 設 定 となるように 促 す 必 要 がある エ 元 方 事 業 者 は 日 々 同 一 の 作 業 グループで 同 一 の 警 報 設 定 値 を 採 用 している 他 の 労 働 者 と 比 較 して 著 しく 低 い 者 に 対 しては 作 業 内 容 等 の 確 認 を 行 う 必 要 がある 5

8 この 場 合 警 報 設 定 値 が 作 業 内 容 に 比 して 過 大 であった 場 合 は 適 切 な 警 報 設 定 値 の 設 定 を 促 す 必 要 がある (3) ガラスバッジの 管 理 ア 管 理 方 法 多 くの 元 方 事 業 者 において ガラスバッジを 個 人 管 理 としているが 職 業 被 ばく 測 定 としては 就 業 中 にのみガラスバッジを 着 用 することが 原 則 3 である すでに 現 場 事 務 所 等 の 整 備 も 進 んでおり 原 則 通 り 始 業 時 にガラスバッジを 配 布 し 終 業 時 に 回 収 する 必 要 がある イ コントロールバッジ 一 部 の 元 方 事 業 者 においては コントロールバッジを 使 用 していないが 業 務 と 関 係 ない 被 ばくを 測 定 しないために コントロールバッジの 適 切 な 運 用 が 必 要 である (4) APDとガラスバッジの 比 較 及 び 評 価 ア ガラスバッジは 就 業 中 継 続 して 着 用 が 可 能 であること 方 向 特 性 等 による 誤 差 がAPDより 小 さいこと 等 から APDより 信 頼 性 が 高 いとされているが ガラスバ ッジとAPDの 値 で 一 定 の 基 準 を 超 える 乖 離 がある 場 合 は データの 確 認 等 の 調 査 を 実 施 する 必 要 がある JISでは APDの 誤 差 として±30% 4 を 認 めており また IAEAの 安 全 基 準 5 では 二 つ 別 々の 測 定 器 による 誤 差 はおおむね 35% 程 度 までが 認 められて いる しかしながら 東 電 福 島 第 一 原 発 内 において 年 40mSv など 法 定 被 ばく 限 度 に 近 い 被 ばく 限 度 まで 作 業 する 作 業 者 に 対 しては より 慎 重 な 対 応 が 必 要 であ る このため 乖 離 の 調 査 を 行 うための 基 準 としては 今 回 のデータ 分 析 による 標 準 偏 差 (0.094)のおおむね2 倍 6 である±20%を 上 回 らないことが 望 ましい イ アのデータの 確 認 を 行 ってもなおAPDの 値 がガラスバッジより 高 い 場 合 は A PDの 値 を 記 録 値 として 採 用 する 必 要 がある (5) 計 画 線 量 警 報 設 定 値 の 設 定 ア 警 報 の 設 定 は 一 日 当 たりに 見 込 まれる 最 大 の 線 量 を 超 えないように 管 理 するた めのものであるが 一 部 の 元 方 事 業 者 においては 警 報 設 定 値 に 大 きな 余 裕 を 持 たせ ているため 本 来 の 警 報 としての 機 能 が 損 なわれているケースが 散 見 される イ 原 子 炉 建 屋 内 等 の 一 部 の 高 線 量 作 業 を 除 き 空 間 線 量 の 把 握 は 進 んでいることか ら 警 報 設 定 値 は 可 能 な 限 り 一 日 当 たりに 見 込 まれる 最 大 の 線 量 に 近 づける 必 要 が ある (6) 線 量 通 知 ア 一 部 の 事 業 者 においては 個 人 別 の 線 量 通 知 書 を 文 書 で 配 布 せず 事 務 所 の 壁 に 一 覧 表 を 掲 示 しているが 被 ばく 線 量 を 労 働 者 に 確 実 に 通 知 するためには 書 面 によ る 通 知 が 必 要 である イ また 一 部 の 事 業 者 において 確 定 線 量 の 通 知 に 遅 れが 見 られる 遅 れの 原 因 を 究 明 し 速 やかに1 月 後 には 通 知 を 行 える 体 制 を 構 築 する 必 要 がある (7) その 他 ア 元 方 事 業 者 の 定 める 被 ばく 限 度 に 達 するおそれのある 労 働 者 に 対 して あらかじ め 以 下 の 措 置 を 実 施 する 必 要 がある 3 ICRPは 職 業 被 ばくを 仕 事 上 で 受 ける 放 射 線 被 ばくだけに 限 定 するとしている (ICRP 2007 年 勧 告 パラグラフ 178: ICRP Pub. 103, 2007) 4 エネルギー 特 性 誤 差 として ±30%が 認 められている (X 線,γ 線,β 線 及 び 中 性 子 用 電 子 式 個 人 線 量 ( 率 ) 計 JIS Z 4312: 2002) 5 Assessment of Occupational Exposure Due to External Sources of Radiation, IAEA Safety Series: No. RS-G-1.3, 標 準 偏 差 の2 倍 を 超 える 値 の 発 生 頻 度 は 統 計 的 には5%(ガラスバッジよりAPDが 大 きい 方 向 では 2.5%)しかない 6

9 タングステンベストの 着 用 や 有 効 な 遮 蔽 等 により 作 業 中 の 被 ばく 線 量 の 低 減 対 策 を 一 層 促 進 する 必 要 がある また 特 定 の 事 業 者 や 労 働 者 に 被 ばく 線 量 が 偏 らないように 低 線 量 被 ばく 作 業 とのローテーションを 図 る 必 要 がある 元 方 事 業 者 各 社 が 定 める 被 ばく 限 度 に 達 した 後 の 雇 用 確 保 について 線 量 限 度 に 達 する 前 に あらかじめ 事 業 者 と 労 働 者 で 十 分 な 意 思 疎 通 を 行 っておく 必 要 がある イ その 他 貸 し 出 し 用 の 装 備 品 の 不 足 や 車 両 スクリーニングの 待 ち 時 間 の 短 縮 等 に ついては 東 京 電 力 において 可 能 な 限 り 対 応 すべきである 7

10 APDとガラスバッジの 測 定 データの 比 較 調 査 結 果 別 添 1 1 昨 年 11 月 から 本 年 6 月 で 5mSv/ 月 を 超 えるデータのうち APDとガラスバッジ(GB)の 両 方 がそろっている 全 てのデータ(1,813 件 )の 比 較 のた め APDとガラスバッジの 測 定 値 の 比 (APD 測 定 値 /ガラスバッジ 測 定 値 )の 頻 度 分 布 を 調 べたところ 平 均 値 はほぼ1となり 平 均 値 を 中 心 にほぼ 正 規 分 布 した 同 じメーカーのガラスバッジとAPDを 使 用 した 東 京 電 力 社 員 のデータ(225 件 )では 平 均 値 は 1.00 で 標 準 偏 差 1 は 全 データ(1,813 件 )では 平 均 値 は 0.97 で 標 準 偏 差 は となった 2 ヒアリングは 統 計 上 は 極 めて 少 ないはずの 東 電 データの 標 準 偏 差 の3 倍 にあたる±25% 以 上 の 乖 離 があるデータを 対 象 とした 東 京 電 力 全 データ 平 均 標 準 偏 差 データ 数 平 均 標 準 偏 差 データ 数 APD 値 /GB 値 APD 値 /GB 値 標 準 偏 差 はデータの 分 布 の 広 がり 幅 (ばらつき) をみる 一 つの 尺 度 である 平 均 値 と 標 準 偏 差 (σ)の 値 が 分 かれば データがどの 範 囲 にどのような 割 合 で 散 らばっているか ( 分 布 ) がある 程 度 明 らかになる 平 均 値 を 中 心 に 左 右 対 称 の 釣 り 鐘 型 の 分 布 ( 正 規 分 布 ) では 平 均 値 ±σの 範 囲 に 全 データの 68.3% が 平 均 値 ±2σの 範 囲 に 全 データの 95.5%が 平 均 値 ±3σの 範 囲 内 に 全 データの 99.7%が 含 まれる

11 別 添 2 APDとガラスバッジの 測 定 値 に±25% 以 上 の 乖 離 があるケースに 対 する 調 査 結 果 乖 離 の 概 要 1 APDとGBの 乖 離 が 25% 以 上 が3 件 (-29%, -28%, -25%) 2 APDとGBの 乖 離 が 25% 以 上 が7 件 (-44~-27%が6 件 28%) 3 東 電 APDと 元 方 事 業 者 APDの 値 が 25 % 以 上 乖 離 し て い た (-27%) 4 APDとGBの 乖 離 が 25% 以 上 が3 件 (96%, 99%, -83%) 5 APDとGBの 乖 離 が 25% 以 上 が2 件 (30%, 26%) 6 APDとGBの 乖 離 が 25% 以 上 が9 件 (-94%, 25~27%が8 人 ) 7 APDとGBの 乖 離 が 25% 以 上 が1 件 (26%) 8 APDとGBの 乖 離 が 25% 以 上 が2 件 (25%, 26%) 調 査 結 果 調 査 対 象 者 全 員 がAPD>GBとなっている 毎 月 のデータを 見 ても APD>GBが 多 い 作 業 内 容 等 からは 乖 離 の 理 由 は 明 確 にならなかったが 高 線 源 に 近 接 した 作 業 であっため APDとGBの 装 着 場 所 の 違 いに よる 乖 離 の 可 能 性 はある 7 人 中 6 人 は APDの 値 の 方 が 高 かった 建 屋 内 で 線 量 が 高 く 炉 に 近 づいた 時 にAPDを 右 胸 に 付 けていたため 利 き 腕 の 関 係 でAPDが 線 源 に 近 くなり 測 定 値 が 高 くなった 可 能 性 がある GBが 高 かった1 人 は1 次 の 社 員 であり 当 時 APD 返 却 後 に 免 震 重 要 棟 で 待 機 しており その 滞 在 線 量 による 乖 離 と 考 えられ る 東 京 電 力 からの 線 量 データの 訂 正 版 を システムに 反 映 漏 れがあった 修 正 後 乖 離 はほとんどなくなった GB>APDの1 人 は 警 戒 区 域 から 持 ち 出 した 汚 染 された 車 に 乗 用 し 通 勤 中 も GB を 付 けていたため 自 動 車 運 転 中 の 被 ばく による 乖 離 と 考 えられる ( 本 年 3 月 に 把 握 し 車 は 事 業 者 で 保 管 中 ) GB>APDの1 人 は 昨 年 免 震 重 要 棟 1 階 の 作 業 では APD が 不 要 とされており GB だけ 付 けて 作 業 し そこでの 被 ばくによる 乖 離 と 考 えられる ( 現 在 免 震 重 要 棟 1 階 での 作 業 時 は APDを 装 着 している ) APD>GBの1 人 は 高 線 量 を 放 出 する 線 源 近 くで 作 業 し 遮 蔽 に 隠 れて 手 だけでサーベイをしていた APDを 右 胸 に 付 けて いたので APDが 多 く 被 ばくした 可 能 性 がある タングステンベスト 着 用 時 は ベストの 外 側 にGBを 内 側 にGBとAPDを 装 着 するため 内 側 GBとAPDの 値 を 比 較 した 1 人 は タングステンベスト 着 用 時 に2つ 着 用 するはずのGBのデータが 一 つしかないため データの 欠 落 又 は 取 り 違 いが 発 生 していると 考 えられる 他 の 一 人 は タングステンベストの 内 側 のGBとAPDを 比 較 しても 乖 離 が 大 きく 作 業 内 容 からは 理 由 を 特 定 できなかった -94% 乖 離 の 者 は GBのデータ 入 力 誤 りがあったことが 判 明 した 残 り8 人 はAPD<GBであったが 7 人 は 高 所 作 業 車 のかごに 乗 っていた 作 業 現 場 は 特 定 方 向 の 線 源 からの 被 ばくが 支 配 的 だったことから GBの 方 が 方 向 特 性 がよいため 測 定 値 の 方 が 大 きくなった 可 能 性 がある APD<GBであり 他 の 月 も 一 貫 してGBが 高 い 対 象 者 は 元 方 事 業 者 職 員 で APD 返 却 後 空 間 線 量 率 の 高 かった 免 震 重 要 棟 の 旧 緊 急 対 策 室 で 待 機 していたため そこでの 線 量 が 累 積 したと 考 えられる ( 現 在 は 待 機 する 場 合 もAPDを 装 着 してい る ) いずれもAPD<GB GBは 個 人 管 理 となっており GBを 装 着 したまま 空 間 線 量 率 の 高 い 警 戒 区 域 内 の 採 石 場 で 作 業 したこ とがあったとのことで そこでの 被 ばくによる 乖 離 と 考 えられる

12 1 日 の 被 ばく 線 量 が0mSv(APD 借 用 時 間 1 時 間 以 上 )のケースの 調 査 結 果 別 添 概 要 作 業 内 容 作 業 場 所 作 業 場 所 の 空 間 線 量 率 APDの 借 用 時 間 が 約 2 時 間 30 分 資 材 の 積 み 替 え 作 業 J ビレッジ <0.01μ Sv/h 間 で 被 ばく 線 量 が0mSv(2 件 ) APDの 借 用 時 間 が 約 1 時 間 ~ 約 現 場 作 業 中 止 で 待 機 (5 件 ) 免 震 重 要 棟 0.5μ Sv/h 5 時 間 で 被 ばく 線 量 が0mSv(10 汚 染 エリアからの 退 域 者 サーベイ(2 件 ) 旧 緊 急 時 対 策 室 10μ Sv/h ただし 作 業 は 約 10 分 程 度 そ 件 ) の 他 は 0.5μ Sv/h の 免 震 重 要 棟 にて 待 機 傷 病 者 対 応 中 止 で 待 機 免 震 重 要 棟 0.5μ Sv/h APDの 借 用 時 間 が 約 1 時 間 ~ 約 4 時 間 で 被 ばく 線 量 が0mSv(3 件 ) APDの 借 用 時 間 が 約 1 時 間 ~ 約 3 時 間 で 被 ばく 線 量 が0mSv(12 件 ) APDの 借 用 時 間 が 約 1 時 間 ~ 約 7 時 間 で 被 ばく 線 量 が0mSv(136 件 ) APDの 借 用 時 間 が 約 1 時 間 ~ 約 8 時 間 で 被 ばく 線 量 が0mSv(18 件 ) 視 察 者 対 応 中 止 で 待 機 免 震 重 要 棟 0.5μ Sv/h 発 電 所 での 現 場 作 業 中 止 となり 第 二 原 発 に 滞 在 第 二 原 発 免 震 重 要 棟 0.07μ Sv/h 構 内 倉 庫 前 で 荷 下 ろし ( 構 内 滞 在 20 分 程 構 内 倉 庫 8μ Sv/h 度 ) 厚 生 棟 で 待 機 その 後 作 業 を 行 わず 退 域 (2 構 内 厚 生 棟 1μ Sv/h 件 ) 現 場 監 督 構 外 ( 休 憩 所 資 材 置 き 場 ) 3μ Sv/h 放 射 線 管 理 業 務 構 外 ( 休 憩 所 ) 3μ Sv/h 運 転 作 業 J ヴィレッジ 発 電 所 間 0.2μ Sv/h 資 材 積 み 下 ろし(7 件 ) 構 外 ( 休 憩 所 資 材 置 き 場 ) 3~15μ Sv/h 資 材 積 み 下 ろし(2 件 ) 構 外 ( 生 コンヤード) 0.7μ Sv/h 休 憩 所 管 理 構 内 休 憩 所 <3μ Sv/h ケーブル 切 出 し 構 内 企 業 棟 <8μ Sv/h 資 材 整 理 (134 件 ) 構 外 の 資 材 置 き 場 <1μ Sv/h 打 ち 合 わせ( 発 電 所 へ 行 く 予 定 がキャンセル 第 二 原 発 1μ Sv/h となって 第 二 原 発 のみとなった ) 運 転 手 ( 車 両 暖 気 の 為 発 電 所 構 内 へ 行 くが 構 内 ヤード 10μ Sv/h 車 両 エンジン 始 動 後 ( 約 8 台 )すぐ 戻 ってき た )(2 件 ) 運 転 手 ( 待 機 ) 免 震 重 要 棟 6μ Sv/h 機 械 電 気 系 現 場 監 督 (2 件 ) Jビレッジ 近 傍 の 積 替 ヤード 3μ Sv/h 現 場 監 督 (APDは 借 用 したが 現 場 に 行 く 予 構 内 休 憩 所 1μ Sv/h 定 がキャンセルとなった ) 重 機 オペレーター(11 件 ) 構 内 休 憩 所 1μ Sv/h

13 別 添 4 同 一 日 時 に 入 場 した 作 業 グループの 中 で 他 者 と 比 較 して 被 ばく 線 量 が 低 いケースの 調 査 結 果 ばらつきの 概 要 同 一 日 時 に 入 域 した4 作 業 グループ(の べ 51 人 )のうち 1mSv/ 日 を 超 える 同 一 グループの 作 業 者 がいる 中 8 人 の 被 ばく 線 量 が 0.1mSv/ 日 以 下 だった 同 一 日 時 に 入 域 した 作 業 グループ(6 人 )のうち 1mSv/ 日 を 超 える 同 一 グル ープの 作 業 者 がいる 中 3 人 の 被 ばく 線 量 が 0.4mSv/ 日 以 下 だった 同 一 日 時 に 入 域 した3 作 業 グループ(の べ 18 人 )のうち 2mSv/ 日 を 超 える 同 一 グループの 作 業 者 がいる 中 5 人 の 被 ばく 線 量 が 0.2mSv/ 日 以 下 だった 同 一 日 時 に 入 域 した2 作 業 グループ(の べ 20 人 )のうち 2mSv/ 日 を 超 える 同 一 グループの 作 業 者 がいる 中 1 人 の 被 ばく 線 量 が 0.3mSv/ 日 以 下 だった 同 一 日 時 に 入 域 した4 作 業 グループ(の べ 33 人 )のうち 4mSv/ 日 を 超 える 同 一 グループの 作 業 者 がいる 中 5 人 の 被 ばく 線 量 が 0.3mSv/ 日 以 下 だった 調 査 結 果 免 震 重 要 棟 内 で 重 機 オペに 作 業 指 示 していた(3 人 ) 免 震 重 要 棟 内 で 操 作 室 で 無 線 解 体 重 機 の 操 作 を 行 っていた(2 人 ) 免 震 重 要 棟 内 で 作 業 指 示 を 行 っていた( 元 方 事 業 者 )(2 人 ) 発 電 所 構 外 ( 西 門 近 く) 休 憩 所 で 作 業 指 示 装 備 のチェック 等 を 行 っていた(1 人 ) 無 線 担 当 で 高 線 量 箇 所 に 近 づかなかった(1 人 ) 重 機 の 清 掃 作 業 後 低 線 量 区 域 への 物 品 の 搬 出 作 業 を 行 っていた(2 人 ) 構 内 の 企 業 棟 で 動 工 具 の 点 検 整 備 作 業 及 び 待 機 をしていた(3 人 ) 現 場 放 射 線 管 理 者 として 比 較 的 低 線 量 な 場 所 で タイベック 脱 着 等 の 手 伝 い 等 を 行 っていた(1 人 ) 現 場 放 射 線 管 理 交 代 要 員 として 免 震 重 要 棟 で 待 機 していた(1 人 ) ロボットのメンテナンス 故 障 対 応 トラブルが 無 ければ1,2 号 の 休 憩 所 で 進 捗 状 況 の 確 認 をすることになっており 休 憩 所 で 作 業 していた 本 社 安 全 担 当 者 作 業 には 参 加 せず 免 震 重 要 棟 の 待 機 場 所 で 待 機 していた 地 区 の 管 理 職 進 捗 管 理 として 免 震 重 要 棟 に 待 機 していた 作 業 の 補 助 として 遮 蔽 物 の 反 対 側 で 作 業 待 機 作 業 中 断 のため そのまま 退 出 した(2 人 ) 全 面 マスク 等 を 着 用 しての 作 業 が 初 めてで マスクが 曇 るなどしたため 交 替 要 員 として 免 震 重 要 棟 で 待 機 していたが 出 番 がなかった

14 線 量 管 理 に 関 するヒアリング 結 果 被 ばく 限 度 警 報 管 理 項 目 調 査 結 果 事 業 者 としての 年 19.5mSv で 管 理 (プラントメーカー) 被 ばく 限 度 年 20mSvを 原 則 それ 以 上 被 ばくさせる 場 合 は 元 方 事 業 者 か1 次 の 社 員 に 限 定 している (プラントメーカー) 年 16mSv 5 年 80mSv を 監 視 線 量 にしている (プラントメーカー) 1 年 40mSv( 原 発 専 業 者 等 ) 年 40mSv 5 年 80mSv 独 自 に 若 年 者 を 年 20mSv に 押 さえる 方 針 を 持 っているところもある ( 総 合 建 設 業 ) いかなる1 年 間 で 45mSv(うち 外 部 被 ばくは 40mSv)を 超 えないように 管 理 5 年 95mSv で 管 理 限 度 を 超 えたら 通 常 の 建 設 工 事 に 戻 ることを 前 提 ( 総 合 建 設 業 ) 2 3 計 画 線 量 と 警 報 設 定 値 の 設 定 の 考 え 方 現 場 で の 警 報 の 取 り 扱 い 最 大 空 間 線 量 下 での 作 業 を 目 安 として 設 定 ただし 3mSv は 超 えない 運 用 をしている 作 業 によっては 警 報 設 定 値 に 余 裕 がない 状 態 (プラント メーカー) 最 も 高 い 被 ばくが 予 想 される 場 所 の 作 業 に 1.5~3 倍 程 度 の 余 裕 を 見 ている トラブルがあった 場 合 高 線 量 場 所 での 作 業 時 間 が 計 画 通 りにで きないことを 想 定 している (プラントメーカー) 最 大 線 量 を 警 報 設 定 値 にしてしまうと 思 ったところで 作 業 を 止 められないため 高 い 作 業 に 警 報 設 定 値 を 合 わせている (プラントメーカー) 警 報 設 定 値 については マニュアル 化 している 計 画 線 量 = 作 業 エリアの 最 大 線 量 一 人 当 たりの 最 大 作 業 時 間 警 報 値 は 計 画 線 量 より 低 く 設 定 トラブルの 発 生 しそうな 作 業 については 多 めに 見 積 もるが 経 験 則 によるところが 多 い ( 原 発 専 業 者 等 ) 通 常 作 業 は1mSv 高 線 量 作 業 は3mSv 以 下 に 抑 えようと 取 り 決 めた 3mSv という 値 に 明 確 な 根 拠 はない 計 画 線 量 は3mSv だが 余 裕 を 持 って 2mSv で 警 報 設 定 している 全 員 について 2mSv で 統 一 している ( 総 合 建 設 業 ) J ヴィレッジで 借 りると 0.8mSv 設 定 のAPDが 渡 される 作 業 計 画 では 最 大 でも1mSv/ 日 を 超 えない ( 総 合 建 設 業 ) 一 日 当 たりの 最 大 被 ばく 線 量 (1mSv)をそのまま 警 報 設 定 値 に 設 定 ( 総 合 建 設 業 ) 4 回 目 の 警 報 で 大 至 急 退 出 (プラントメーカー 総 合 建 設 業 ) 警 報 によらず 時 間 管 理 や 腕 に 付 けたPDで 管 理 (プラントメーカー) 作 業 によって 異 なる (プラントメーカー) 予 備 警 報 の 取 扱 は 定 めていない 本 警 報 が 鳴 った 後 に 退 出 する 場 合 もある ( 原 発 専 業 者 等 ) 警 報 設 定 値 は 予 備 警 報 を 使 いやすいように 作 業 者 が 自 ら 選 ぶ 場 合 もある ( 総 合 建 設 業 ) 元 方 事 業 者 として 予 備 警 報 の 扱 いを 統 一 的 に 決 めていることはない 関 係 請 負 人 は 高 線 量 作 業 では 2 回 で 退 出 準 備 3 回 で 退 出 という 運 用 をしている ( 総 合 建 設 業 ) J ヴィレッジのAPDは 予 備 警 報 がない ( 総 合 建 設 業 ) 警 報 設 定 値 の5 分 の1ごとに 予 備 警 報 が 1 回 鳴 るが 作 業 のきりのよいところまで 引 っ 張 ることなく 3 回 鳴 ると 退 出 するようにしている ( 総 合 建 設 業 ) 別 添 5 APDの 管 理 APD 借 受 方 法 1 (まとめ 借 り 個 まとめ 借 用 と 個 人 借 用 が 混 在 高 線 量 作 業 は 個 人 借 用 (プラントメーカー) 現 時 点 でもまとめ 借 りをしている (プラントメーカー)

15 別 ) 個 別 借 用 ( 総 合 建 設 業 原 発 専 業 者 等 ) 休 憩 所 で 集 合 する 作 業 員 は まとめ 借 用 免 震 重 要 棟 勤 務 者 は 個 別 借 用 ( 総 合 建 設 業 ) まとめ 借 りの 場 まとめ 借 用 の 場 合 は 休 憩 所 で 配 布 (プラントメーカー 総 合 建 設 業 ) 合 のAPD 配 布 発 電 所 内 の 元 方 事 業 者 事 務 所 で 配 布 (プラントメーカー) 場 所 免 震 重 要 棟 で 配 布 (プラントメーカー) 自 社 APD 等 が ある 場 合 種 類 と 管 理 方 法 現 場 で の 線 量 計 着 用 確 認 方 法 ( 今 年 6 月 以 前 の 状 況 )) 休 憩 時 のAPD の 取 扱 ( 回 収 個 人 管 理 ) 昨 年 3 月 後 半 くらいから5 月 くらいまでPDを 用 意 6 月 以 降 は 東 電 のAPDを 使 用 (プラントメーカー) J ヴィレッジ- 発 電 所 間 の 滞 在 線 量 を 独 自 に 加 算 している ( 総 合 建 設 業 ) 現 在 も 東 電 のAPDに 加 え 自 社 のPDを 使 用 ( 総 合 建 設 業 ) 特 に 実 施 していない (プラントメーカー 総 合 建 設 業 ) 呼 びかけ (プラントメーカー 総 合 建 設 業 原 発 専 業 者 等 ) 朝 礼 時 に 胸 部 を 開 いて 確 認 ( 総 合 建 設 業 ) 朝 礼 で 確 認 している ( 総 合 建 設 業 ) 休 憩 時 も 着 用 (プラントメーカー) 非 管 理 区 域 休 憩 所 ではAPDは 付 けないことになっているが 免 震 重 要 棟 内 での 休 憩 時 には 付 けている 人 もいる 現 在 免 震 重 要 棟 内 で 作 業 し ている 人 には 装 着 させる ( 原 発 専 業 者 等 ) 休 憩 時 も 着 用 作 業 をあがる 場 合 は 仮 設 休 憩 所 で 外 してまとめて 返 す ( 総 合 建 設 業 ) 午 前 の 作 業 終 了 後 に 一 旦 返 却 し 休 憩 後 に 再 び 借 り 受 ける ( 総 合 建 設 業 ) ガラスバッジの 管 理 ガラスバッジ 測 1 定 頻 度 ガラスバッジ 配 布 方 法 ガラスバッジ 管 理 方 法 ガラスバッジ 保 管 場 所 ガラスバッジ 着 用 開 始 終 了 場 1 月 ごと (1 社 のみ 今 年 8 月 まで3 月 ごと) 個 数 発 注 で 元 方 事 業 者 がテプラで 名 前 を 貼 り 付 け 測 定 時 は 名 簿 電 子 化 して 線 量 管 理 (プラントメーカー) 個 数 注 文 手 書 きで 記 名 測 定 はリスト 作 成 結 果 は 個 人 名 で 管 理 (プラントメーカー) 個 数 発 注 で 元 方 事 業 者 がテプラで 名 前 を 張 る 測 定 は 個 人 名 を 添 えて 出 すので 個 人 名 別 に 測 定 結 果 が 通 知 される (プラントメーカー 総 合 建 設 業 ) 記 名 バッジ( 原 発 専 業 者 等 ) 個 数 で 発 注 労 働 者 ごとにGBの 番 号 を 振 り 分 けて 管 理 ( 名 簿 作 成 )( 総 合 建 設 業 ) 個 人 管 理 (プラントメーカー 総 合 建 設 業 原 発 専 業 者 等 ) 事 業 者 ごとにロッカーで 保 管 している( 発 電 所 構 外 の 事 務 所 ) 放 射 線 管 理 業 者 ( 請 負 )が 業 者 ごとに 施 錠 保 管 ( 総 合 建 設 業 ) 元 方 事 業 者 作 業 員 は 作 業 者 証 と 併 せて 事 務 所 で 管 理 1 次 以 下 も 同 様 とする 指 導 をしているが 個 人 管 理 がある ( 総 合 建 設 業 ) 個 人 管 理 (プラントメーカー 総 合 建 設 業 原 発 専 業 者 等 ) 発 電 所 構 外 の 事 務 所 で 保 管 ( 元 方 事 業 者 2 次 )(プラントメーカー) J ヴィレッジ( 総 合 建 設 業 ) 発 電 所 構 外 の 事 務 所 ( 元 方 事 業 者 のみ)( 総 合 建 設 業 ) 個 人 管 理 (プラントメーカー 総 合 建 設 業 原 発 専 業 者 等 ) 発 電 所 構 外 の 事 務 所 で 装 着 取 り 外 し (プラントメーカー)

16 6 7 8 所 J ヴィレッジ( 総 合 建 設 業 ) 事 務 所 で 着 用 開 始 ( 元 方 事 業 者 のみ)( 総 合 建 設 業 ) ガラスバッジ 着 呼 びかけ 程 度 (プラントメーカー 総 合 建 設 業 原 発 専 業 者 等 ) 用 の 現 場 確 認 朝 礼 時 ( 総 合 建 設 業 ) 方 法 朝 礼 時 と 朝 礼 後 ( 総 合 建 設 業 ) 未 使 用 バッジ 保 発 電 所 構 外 の 事 務 所 で 保 管 (プラントメーカー 総 合 建 設 業 原 発 専 業 者 等 ) 管 場 所 J ヴィレッジ( 総 合 建 設 業 ) コントロール バ ッジ 保 管 場 所 発 電 所 構 外 の 事 務 所 で 保 管 (プラントメーカー 総 合 建 設 業 ) 第 二 原 発 の 免 震 重 要 棟 ( 原 発 専 業 者 等 ) 使 用 しておらず メーカーで 一 定 の 値 を 差 し 引 いていると 聞 いている ( 総 合 建 設 業 ) J ヴィレッジ( 総 合 建 設 業 ) 被 ばく 線 量 測 定 の 管 理 線 量 レシートの 日 々のデータは 本 人 が 記 録 カードに 記 入 (プラントメーカー) 提 出 確 認 方 法 独 自 システムに 月 別 線 量 を 入 力 している (プラントメーカー) レシートを 張 る 様 式 があり 回 収 する (プラントメーカー 総 合 建 設 業 ) 1 レシートは 個 人 管 理 (プラントメーカー 総 合 建 設 業 原 発 専 業 者 等 ) 事 務 所 で 各 個 人 に 線 量 レシートを 提 出 させシステム 入 力 ( 総 合 建 設 業 ) 放 射 線 管 理 業 者 がレシートを 預 かり 値 をPC 入 力 管 理 ( 総 合 建 設 業 ) 日 々 レシート 回 収 し ノートに 貼 り 付 けて 管 理 ( 総 合 建 設 業 ) 同 一 グ ル ー プ 内 ばらつきチェ ックの 方 法 ガラスバッジと APDの 比 較 の 頻 度 方 法 ガラスバッジと APDのどちらを 記 録 値 としてい るか 線 量 通 知 の 頻 度 方 法 比 較 はしていない (プラントメーカー 総 合 建 設 業 原 発 専 業 者 等 ) 日 々の 線 量 を 会 社 別 で 管 理 しているので 比 較 は 可 能 (プラントメーカー) 日 線 量 管 理 記 録 でチェック ( 総 合 建 設 業 ) 事 業 場 ごとの 様 式 なので ばらつきは 確 認 できる ( 総 合 建 設 業 ) 管 理 台 帳 で APDとGBの 数 値 を 入 力 して 比 較 している( 今 は 15%で 調 査 対 象 ) (プラントメーカー) 誤 差 が 40% 以 内 であれば GBを 採 用 している (プラントメーカー) GBの 線 量 が 来 たときに 参 考 として 見 ているだけ (プラントメーカー) 差 が 顕 著 な 者 については 調 査 するケースもある ( 原 発 専 業 者 等 ) GB 測 定 値 が 確 定 後 毎 月 行 っている ( 総 合 建 設 業 ) 傾 向 が 変 わってないかどうか 何 ヶ 月 かに1 回 行 っている ( 毎 月 は 行 っていない )( 総 合 建 設 業 ) GB 誤 差 が 40% 以 内 であれば GBを 採 用 (プラントメーカー) APD( 毎 日 のデータ 管 理 が 煩 雑 なため きりの 良 いところでGBに 切 り 替 えることを 検 討 中 )(プラントメーカー) GB( 総 合 建 設 業 原 発 専 業 者 等 ) APDとGBの 値 で 高 い 方 ( 総 合 建 設 業 ) 元 方 事 業 者 でシステムから 個 人 通 知 を 打 ち 出 して 関 係 請 負 人 に 配 布 (1 社 4ヶ 月 遅 れ)(プラントメーカー 総 合 建 設 業 ) 協 力 企 業 には 1 週 ~10 日 ごとに 一 覧 表 を 送 付 個 人 への 通 知 は 月 1 回 (プラントメーカー) 以 前 は 毎 週 作 業 グループにごとに 通 知 現 在 は 本 人 の 月 別 累 積 線 量 を 閲 覧 可 能 な 環 境 を 整 備 している ( 原 発 専 業 者 等 )

17 その 他 線 量 管 理 を 実 施 す る 上 で の 困 難 確 定 値 と 暫 定 値 を 記 載 した 事 業 場 ごとの 一 覧 表 を 毎 月 関 係 請 負 人 に 渡 す 関 係 請 負 人 は 一 覧 表 をコピーして 配 っているケースが 多 い ( 総 合 建 設 業 ) エクセルシートをメールで 協 力 企 業 に 通 知 している( 毎 週 暫 定 値 ) GB 値 は 元 方 事 業 者 から 職 長 に 渡 して 各 作 業 員 に 渡 している ( 総 合 建 設 業 ) 毎 月 通 知 書 にて 本 人 に 周 知 ( 総 合 建 設 業 ) 装 備 ( 長 靴 ヘルメット 等 )やサーベイメーター 等 (GM 管 電 離 箱 等 )の 数 が 足 りない (プラントメーカー 総 合 建 設 業 ) 休 憩 所 等 のスペースが 少 ない (プラントメーカー) APDの 警 報 が 鳴 った 時 汚 染 した 時 の 東 京 電 力 による 事 情 調 査 の 負 担 が 重 い (プラントメーカー) 車 両 のスクリーニングに 時 間 かかる (プラントメーカー 総 合 建 設 業 ) 質 の 高 い 労 働 者 の 確 保 が 今 後 の 課 題 ( 高 度 技 能 者 は 他 の 原 発 で 働 けなくなるため 高 線 量 作 業 を 希 望 しない )(プラントメーカー 原 発 専 業 者 等 ) 内 部 被 ばくの 記 録 線 量 の 考 え 方 を 整 理 してほしい (プラントメーカー 総 合 建 設 業 ) 入 構 管 理 作 業 員 管 理 を 順 次 拡 大 してきたため 入 構 証 と 作 業 員 証 が 分 離 している APDの 貸 し 出 し 場 所 が 複 数 に 分 かれるなど 運 用 が 複 雑 で わかりにくくなっている ( 総 合 建 設 業 原 発 専 業 者 等 ) 被 ばく 線 量 をリアルタイムで 知 りたいので APDを 複 数 使 いたいが 断 られた ( 総 合 建 設 業 ) 原 発 の 放 射 線 管 理 について メディアの 報 道 に 間 違 いがあるときはきちんと 反 論 してほしい ( 総 合 建 設 業 ) 建 屋 内 作 業 では 常 設 の 照 明 がなく 作 業 が 難 しい ( 総 合 建 設 業 ) 作 業 エリアの 他 社 との 調 整 ( 作 業 エリアの 確 保 退 避 エリア 等 の 確 保 プラントメーカー) 人 員 充 足 状 況 元 方 としては 人 員 は 充 足 しているという 認 識 関 係 請 負 人 としては 仕 事 不 足 のため 現 在 人 員 の 雇 用 確 保 が 難 しくなっているという 認 識 (プラン トメーカー) 人 員 は 充 足 している 作 業 により 年 20mSv を 超 える 恐 れのある 作 業 については 元 方 事 業 者 又 は1 次 の 応 援 社 員 で 実 施 し 2 次 以 下 は 年 20mSv を 守 り 熟 練 作 業 員 を 温 存 している (プラントメーカー) 協 力 会 社 には 人 員 確 保 を 依 頼 ( 総 合 建 設 業 ) 人 員 の 配 置 技 術 者 の 確 保 が 難 しい( 会 社 全 般 )(プラントメーカー) 全 国 の 原 発 が 停 止 していること 福 島 発 電 所 において 競 争 入 札 が 進 んでいることから 仕 事 の 受 注 量 が 減 っており 経 営 的 に 苦 しい 高 線 量 の 被 ばくの 仕 事 はあるが 被 ばく 限 度 の 関 係 で 受 注 には 限 度 がある ( 原 発 専 業 者 等 ) 経 営 難 によって 人 材 を 一 度 解 雇 してしまうと 帰 ってきてくれない 可 能 性 を 危 惧 している 経 験 技 能 を 有 した 人 材 がいなくなると 作 業 班 を 任 せら れる 人 材 がいなくなってしまう このままでは 他 の 原 発 が 再 稼 働 すれば 高 度 技 術 者 不 足 がやってくると 思 う ( 原 発 専 業 者 等 ) 線 量 限 度 に 達 し た 後 の 仕 事 元 方 事 業 者 の 線 量 限 度 に 近 づくと 発 電 所 内 の 低 線 量 作 業 に 配 置 換 えし それでも 超 えた 場 合 は 一 般 土 木 作 業 に 配 置 換 えする ( 総 合 建 設 業 ) 配 置 転 換 で 対 応 する (プラントメーカー 総 合 建 設 業 原 発 専 業 者 等 ) 建 設 作 業 や 除 染 作 業 等 へ 配 置 転 換 ( 総 合 建 設 業 ) 専 門 会 社 では 従 来 原 発 の 仕 事 しかしていないことから 被 ばくが 均 一 になるよう 作 業 のローテーションをしており 一 定 の 配 慮 は 行 われている ま た 被 ばく 限 度 に 近 づいた 際 は 線 量 の 低 い 除 染 作 業 に 配 置 換 えを 行 う 予 定 ( 原 発 専 業 者 等 )