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1 年 4 月 発 行 Japan Building Materials Association 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 特 別 座 談 会 建 築 建 材 業 界 の 新 たな 扉 を 開 くために 第 41 回 建 材 情 報 交 流 会 建 築 物 の 安 全 性 基 調 講 演 耐 震 改 修 促 進 法 改 正 の 概 要 と 建 築 物 の 安 全 性 確 保 に 向 けた 取 組 み 私 の 建 築 探 訪 神 戸 大 学 神 戸 大 学

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3 CONTENTS 特 別 座 談 会 建 築 建 材 業 界 の 新 たな 扉 を 開 くために 公 益 社 団 法 人 大 阪 府 建 築 士 会 会 長 岡 本 森 廣 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 学 会 近 畿 支 部 支 部 長 小 坂 郁 夫 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 会 長 立 野 純 三 ( 株 式 会 社 ユニオン 代 表 取 締 役 社 長 ) 事 業 部 長 安 田 誠 ( 安 田 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 ) 広 報 宣 伝 部 長 市 山 太 一 郎 ( 日 幸 産 業 株 式 会 社 代 表 取 締 役 ) 8 KENTEN2014 開 催 迫 る 11 顧 問 就 任 のご 挨 拶 福 岡 大 学 工 学 部 建 築 学 科 教 授 古 賀 一 八 12 第 41 回 建 材 情 報 交 流 会 建 築 物 の 安 全 性 基 調 講 演 耐 震 改 修 促 進 法 改 正 の 概 要 と 建 築 物 の 安 全 性 確 保 に 向 けた 取 組 み 国 土 交 通 省 近 畿 地 方 整 備 局 建 政 部 建 築 安 全 課 課 長 補 佐 久 保 健 治 報 告 1 建 築 基 準 法 改 正 に 伴 う 天 井 耐 震 について 株 式 会 社 オクジュー 開 発 営 業 室 室 長 髙 岡 昌 史 開 発 営 業 グループ 技 術 室 室 長 湯 池 智 聖 報 告 2 天 井 材 料 の 機 能 と 超 軽 量 石 膏 ボードのご 紹 介 吉 野 石 膏 株 式 会 社 需 要 開 発 部 室 長 廣 瀬 俊 24 新 入 会 員 のご 紹 介 26 新 製 品 & 注 目 製 品 情 報 エバーアートボード 株 式 会 社 タカショー 地 震 試 験 機 による 製 品 の 丸 ごと 耐 震 性 評 価 パナソニック 株 式 会 社 解 析 センター ロボフロアー ナチュラルズ アスワン 株 式 会 社 PURE LEX(ピュアレックス) 北 恵 株 式 会 社 28 GBRC 便 り 一 般 財 団 法 人 日 本 建 築 総 合 試 験 所 提 供 試 験 方 法 紹 介 熱 試 験 における 数 値 シミュレーションの 活 用 と 測 定 業 務 との 関 連 31 健 康 住 宅 を 考 える/ 第 73 回 NPO 法 人 日 本 健 康 住 宅 協 会 提 供 専 門 委 員 訪 問 暮 らしの 中 では 気 付 きにくい 最 適 湿 度 の 啓 蒙 を 防 露 部 会 佐 藤 真 奈 美 専 門 委 員 32 協 会 だより 野 口 貴 文 先 生 を 励 ます 会 が 開 催 される 株 式 会 社 ハウゼサンエイ 様 が 社 名 変 更 ヒロセ 株 式 会 社 相 談 役 の 廣 瀬 勘 一 郎 氏 が 叙 位 される 中 部 支 部 新 年 会 を 開 催 34 私 の 建 築 探 訪 / 第 79 回 神 戸 大 学 36 建 築 着 工 統 計 2014 年 2 月 38 編 集 談 話 室 表 紙 : 神 戸 大 学 国 の 登 録 有 形 文 化 財 となっている 建 物 が5 棟 もある 神 戸 大 学 1932( 昭 和 7) 年 に 旧 神 戸 商 業 大 学 として ロ マネスク 様 式 でまとめられた 近 代 洋 風 建 築 の 校 舎 は 現 在 その 風 情 を 後 世 に 残 すべく 修 復 工 事 が 行 われて いる 太 陽 光 を 受 けて 白 く 輝 くベージュのスクラッチタ イルと 笠 木 の 下 部 に 施 されたニュアンスあふれるテラ コッタ 製 のパラペット アーチの 意 匠 など 今 も 当 時 と 変 わらぬ 厳 めしさと 穏 やかさを 残 す ( 関 連 記 事 P34) お 詫 びと 訂 正 前 回 号 の 協 会 だより 内 の 新 年 交 礼 会 を 開 催 の 写 真 の 説 明 文 で 植 田 剛 史 氏 ( 国 土 交 通 省 近 畿 地 方 整 備 局 建 政 部 部 長 )および 宮 本 昭 彦 氏 ( 経 済 産 業 省 近 畿 経 済 産 業 局 総 務 企 画 部 長 )を 逆 に 記 載 してしまいました ここに 訂 正 しますと 共 に 伏 してお 詫 び 申 し 上 げます けんざい244 号 2014 年 4 月 1

4 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 広 報 宣 伝 部 長 市 山 太 一 郎 氏 日 幸 産 業 株 式 会 社 代 表 取 締 役 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 事 業 部 長 安 田 誠 氏 安 田 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 会 長 立 野 純 三 氏 株 式 会 社 ユニオン 代 表 取 締 役 社 長 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 学 会 近 畿 支 部 支 部 長 小 坂 郁 夫 氏 京 都 工 芸 繊 維 大 学 教 授 公 益 社 団 法 人 大 阪 府 建 築 士 会 会 長 岡 本 森 廣 氏 全 日 本 コンサルタント 株 式 会 社 技 術 部 部 長 特 別 座 談 会 建 築 建 材 業 界 の 新 たな 扉 を 開 くために 昨 今 の 建 築 建 材 業 界 には いささか 追 い 風 が 吹 いているようだ アベノミクス 効 果 や 様 々な 特 需 のおかげで 今 年 から 数 年 は 明 るい 話 題 が 飛 び 交 うことが 期 待 されている その 半 面 業 界 が 解 決 すべき 課 題 も 山 積 みだ 消 費 増 税 による 景 気 の 腰 折 れ 不 安 建 築 現 場 における 労 働 力 不 足 各 社 の 開 発 製 造 体 制 の 改 革 など いずれも 個 々の 企 業 の 努 力 だけでは なかなか 解 消 できない 難 問 ぞろいといえる 本 誌 では このような 状 況 を 踏 まえた 上 で 建 築 設 計 建 築 研 究 建 材 開 発 と いう 異 なる 分 野 の 方 々による 座 談 会 を 開 催 した 率 直 で 忌 憚 のない 議 論 からは 建 築 建 設 業 界 の 現 状 や 業 界 が 日 本 経 済 に 果 たすべき 役 割 さらに そのために われわれ 業 界 人 ができること なすべきこと が 見 えてきたようだ 受 注 は 確 かに 増 えている しかし 市 山 安 倍 政 権 の 発 足 以 来 建 築 建 材 市 場 が 上 向 き といわれていますが 関 西 で 活 躍 されているお 二 人 の 実 感 はいかがでしょうか 岡 本 公 共 事 業 の 入 札 数 が 増 えて 忙 しいのは 確 かに 忙 しいです ただ 人 手 も 資 機 材 も 極 端 に 足 りない 大 手 ゼネコンの 中 には 今 年 はこれ 以 上 仕 事 を 受 けない というところまであると 聞 いています 市 山 景 気 がいいのか 悪 いのか 分 かりませんね( 笑 ) 岡 本 引 き 受 けても 責 任 が 持 てないというのですよ 設 計 関 係 もゼネコンも 過 去 のピークの 半 分 になって います そんな 状 態 で 職 人 が 最 盛 期 並 みの 仕 事 をこ なせるはずがありません 市 山 小 坂 先 生 の 目 からは どう 映 っていますか 小 坂 聞 こえてくる 話 は 同 じですね 受 注 しても しわ 寄 せは 現 場 に 来 る 一 体 どうするんだというわけ です しかも 4 月 から 建 築 基 準 法 などの 規 定 がより 厳 しくなっています 設 計 者 からすると 受 注 数 は 同 じでも 仕 事 量 が 膨 大 になっているわけです 市 山 建 築 建 材 業 界 にとって この20 年 間 は 削 減 と 縮 小 の 連 続 でした 特 に 熟 練 職 人 の 不 足 は 深 刻 と 聞 いています 岡 本 経 験 豊 富 な 職 人 は そう 簡 単 に 育 つものではあ りません 技 術 を 伝 えようにも 仕 事 がキツイ 給 与 が 安 いいわゆる 3K の 現 場 に 若 い 人 はなかなか 入 ってきません 市 山 業 界 全 体 の 足 腰 が 衰 えているわけですね 岡 本 しかも 小 坂 先 生 のご 指 摘 された 通 り 建 築 の 要 求 水 準 は 厳 しくなっています 昨 年 11 月 に 改 正 され た 耐 促 法 ( 改 正 耐 震 改 修 促 進 法 )では 大 勢 の 人 が 利 用 する 病 院 ホテル 百 貨 店 などの 耐 震 診 断 が 義 務 化 さ れました 診 断 結 果 が 公 表 され 罰 則 規 定 もあるとい 2 けんざい244 号 2014 年 4 月

5 特 別 座 談 会 う 非 常 に 強 制 力 のある 法 律 です 耐 震 診 断 を 受 けて いない 耐 震 マーク( 耐 震 基 準 を 満 たした 建 物 に 交 付 されるマーク)が 交 付 されないホテルは 宿 泊 客 にも 敬 遠 されるでしょう どこの 宿 泊 施 設 も リフォーム や 耐 震 改 修 におおわらわです 小 坂 人 命 を 守 る 建 築 から 地 震 後 も 使 える 建 築 へ という 強 化 の 方 向 性 は 正 しいと 思 いますが 問 題 は 実 施 時 期 でしょうね 市 山 なぜ 人 もモノも 足 りないこの 時 期 なのかと ( 笑 ) 繁 忙 の 次 に 来 るものに どう 備 えるか 立 野 今 の 忙 しさは 多 分 2020 年 ぐらいまでは 続 くで しょう 業 況 もまずまず 明 るいはずです 岡 本 東 北 復 興 関 係 予 算 が2015 年 度 までの5 年 間 で25 兆 円 その 次 には 2020 年 の 東 京 オリンピックがあり ます かつてないほどの 仕 事 が 来 るのは 間 違 いないで しょうが それは 未 来 の 需 要 を 先 食 いしているような もの オリンピック 後 失 われた25 年 と 同 じこと が 繰 り 返 されるのではないかと 気 がかりです 立 野 受 注 増 に 対 応 するためには 自 動 化 への 取 り 組 みを 進 めないといけません その 一 方 で 今 からすぐ れた 職 人 を 育 成 しておかないと 将 来 いいものを 生 み 出 すことが 難 しくなります 小 坂 両 方 のバランスが 大 切 ですね 立 野 毎 年 20 万 人 規 模 の 都 市 が 消 えているのが 日 本 の 少 子 化 の 現 実 です 10 年 後 には50 万 人 規 模 になる とまで 言 われている 国 内 の 新 築 ニーズが 激 減 すれば 建 材 業 界 も 海 外 市 場 を 目 指 すしかありません その 時 品 質 で 勝 負 できるか あるいはコスト 競 争 に 巻 き 込 ま れるか が 分 かれ 目 と 見 ています 岡 本 先 日 ミャンマーへ 行 ってきましたが 20 年 前 の 日 本 を 見 るようでした 向 こうでは 日 本 の 製 造 技 術 品 質 管 理 が 非 常 に 評 価 されています エコノミー な 製 品 でも 十 分 評 価 されそうです 立 野 要 は その 国 の 市 場 に 合 った 製 品 を 出 すという ことでしょうね 香 港 やシンガポール インドネシア などでは 高 級 品 への 需 要 が 高 まっていますから 岡 本 東 南 アジア 市 場 の 特 長 は 量 がはけるというこ とでしょう 逆 に 国 内 で 一 定 の 需 要 があるのは 復 興 中 の 東 北 と 首 都 圏 ぐらい それも 付 加 価 値 の 高 い 製 品 でないとなかなか 戦 えません 立 野 狙 うとすれば やはり 首 都 圏 でしょうね 建 物 のスケールも 関 西 の1.5 倍 ぐらいある 気 がします 市 山 足 元 の 関 西 市 場 はいかがでしょう 立 野 残 念 ながら あまり 期 待 できませんね ( 笑 ) 岡 本 グローバリズムの 中 では 金 融 の 一 極 集 中 が 進 みます 東 京 と 張 り 合 う 形 で 大 阪 がかつての 輝 きを 取 り 戻 すのは 難 しいでしょう そうは 思 いたくないし なってほしくもありませんが 元 請 けの 力 不 足 下 請 けの 職 人 不 足 安 田 当 社 はアルミ 建 材 のメーカーですが バブル 経 済 時 代 には 仕 事 量 も 多 く 扱 い 商 品 の 施 工 まで 請 け 負 わざるを 得 ないような 商 慣 行 が 生 まれました その 後 市 場 も 厳 しくなり 過 剰 な 請 負 制 度 の 下 で 下 請 企 業 はいやでも 過 当 競 争 にさらされます 従 業 員 の 賃 金 も 抑 えるしかありませんから いい 職 人 が 育 たないわけ です 市 山 ドイツのマイスター 制 度 とは 真 逆 ですね 安 田 いいものを 造 ってくれるという 社 会 的 な 信 頼 が マイスターにはあります だから 施 主 側 は 安 心 して 仕 事 を 任 せられる マイスター 側 も 技 術 とプライド に 見 合 う 報 酬 があるから 落 ち 着 いて 仕 事 に 集 中 でき るし 生 活 設 計 も 立 てやすい ところが 日 本 の 場 合 過 当 競 争 の 中 で 職 人 の 賃 金 が 抑 えられてきました しかも うまい 人 もそうでない 人 も 十 把 ひとからげで す 今 の 職 人 不 足 は そのツケでもあります 立 野 職 人 が 足 りないだけでなく ゼネコンさん 全 体 がスリム 化 され 本 来 高 い 技 術 力 管 理 能 力 をもっ ておられたのが いつの 間 にか 下 請 け 依 存 が 高 く なってしまいました その 不 足 を 補 ってきたのが 熟 練 した 職 人 だったわけです 建 築 業 界 の 未 来 について 熱 く 語 らう5 名 けんざい244 号 2014 年 4 月 3

6 経 済 が 統 合 されます 東 南 アジアでも 高 付 加 価 値 品 が 求 められる 時 代 が 来 るのは そう 遠 くないと 思 います 大 阪 府 建 築 士 会 会 長 岡 本 森 廣 氏 岡 本 確 かに 大 手 ゼネコンでも 施 工 図 を 引 ける 人 が 少 なくなっていますね ただ これはゼネコンだけ の 問 題 ではなく 建 材 側 にも 責 任 の 一 端 があるという のが 私 の 意 見 です 自 社 の 製 品 については 詳 しいし 品 質 管 理 もできていますが それらを 総 合 的 に 結 びつ ける 技 術 はどうでしょうか 実 は 今 日 は これが 言 い たかったんですよ( 笑 ) 小 坂 どちらの 責 任 というより 設 計 者 ゼネコンと 建 材 関 係 者 のコミュニケーション 不 足 が 問 題 ですね 立 野 建 材 業 界 でも 昔 から 言 われてきた 問 題 です 技 術 を 持 っている 人 間 は 多 いのですが ステータスが 伴 わないし 社 会 的 にも 尊 敬 されないのが 悩 みです いい 製 品 を 見 分 けて それを 使 おうという 施 主 もなか なか 見 当 たりません 岡 本 そのせいなのか 最 近 はモノの 作 り 方 も 建 築 も 街 並 みさえも 薄 っぺらく 見 えますね 均 等 な 品 質 の 大 量 生 産 品 はできても 個 性 や 味 わいのある 製 品 が 少 な くなっている 厄 介 なのは そういう 状 況 にみんなが 慣 れてしまっていることです 家 というのは この 程 度 のものだと 思 っている 人 が 実 に 多 い 市 山 欧 米 の 主 要 都 市 の 街 並 みは 味 がありますね 岡 本 ドイツでもフランスでも 古 い 建 物 を 大 事 にし ていますし 街 並 みを 壊 すようなこともしません 日 本 の 場 合 次 から 次 へと 建 物 を 取 り 替 えることで 経 済 が 成 長 したのは 確 かですが 失 ったものも 多 いという のが 実 感 です これは われわれにも 責 任 があります 立 野 上 質 なドアハンドルが10 万 円 というと 現 在 の 経 済 状 況 ではびっくりしますが モノの 価 値 や 寿 命 を 考 えれば 決 して 高 いとはいえないと 思 うのです 岡 本 アジアでは 来 年 ASEAN 経 済 共 同 体 が 実 現 され 職 人 たちにふさわしいステータスと 報 酬 を 市 山 いくつかの 話 題 が 出 た 中 で 人 材 の 問 題 は 大 き そうです 先 ほどマイスター 制 度 のお 話 が 出 ましたが 日 本 で 同 様 の 制 度 をつくることは 無 理 でしょうか 岡 本 建 築 の 世 界 では 伝 統 工 法 を 継 承 する 棟 梁 のも とで 知 識 と 技 術 を 身 につける 大 工 育 成 塾 がありますね あれは 国 家 プロジェクトですが すぐれた 技 の 持 ち 主 に 対 する 社 会 的 な 評 価 と それを 裏 付 ける 経 済 的 な 報 酬 が 伴 わないと 結 局 は 続 かないでしょう 立 野 付 け 加 えれば すぐれた 技 術 を 発 揮 できる 仕 事 の 機 会 も 重 要 です 腕 をふるう 機 会 がなければ 技 は 衰 えますから あと 子 供 に 感 動 を 与 える 存 在 となる ことも 必 要 だと 思 います 子 供 のときに 本 物 の 職 人 に 会 う 体 験 をしてもらうことが 大 切 ですよ 安 田 付 加 価 値 に 見 合 ったお 金 が 支 払 われるのが 本 来 ですが とにかくお 金 が 先 に 立 ち それに 合 わせて 付 加 価 値 を 削 っているのが 現 状 です いい 製 品 いい 建 築 をつくるのは 二 の 次 コストに 合 わせることが 優 先 されるから 職 人 もなかなか 誇 りを 持 てません 市 山 この 製 品 はいい あの 職 人 は 貴 重 だ という ような 評 価 が 設 計 者 やデザイナーから 発 信 されれば 話 はまた 違 うかもしれません 安 田 確 かに いい 仕 事 が 設 計 者 から 認 められ 社 会 的 にも 評 価 されれば 職 人 も 頑 張 れると 思 います 小 坂 グローバル 化 が 進 む 今 オリジナリティのある 人 や 技 術 には 世 界 中 からオファーがかかります 良 い 例 が 建 築 家 やデザイナー 逆 に 誰 でもできる 仕 日 本 建 築 学 会 近 畿 支 部 支 部 長 小 坂 郁 夫 氏 4 けんざい244 号 2014 年 4 月

7 特 別 座 談 会 日 本 建 築 材 料 協 会 会 長 立 野 純 三 氏 事 は 国 籍 すら 問 われなくなるでしょう 岡 本 今 海 外 に 進 出 して 成 功 している 企 業 は 現 地 で 人 を 調 達 し 現 地 で 開 発 し 現 地 でモノをつくって います ただし 核 心 的 な 技 術 はブラックボックスに 入 れて 外 に 出 していません われわれの 世 界 でいえ ば モノをつくる 研 究 開 発 分 野 と 何 が 売 れるのかを 調 べるマーケティング 分 野 この2 分 野 は 日 本 に 置 い て どんどん 深 掘 りしていくべきでしょう 小 坂 どんな 国 でも 経 済 的 に 豊 かになれば 質 を 求 める 声 が 大 きくなっていきます いい 例 が 耐 震 建 築 です 何 百 年 に 一 度 の 地 震 に 備 えるという 発 想 は 発 展 途 上 国 ではなかなか 顧 みられませんが 一 定 の 成 長 を 遂 げた 国 では 求 められるようになります 市 山 トルコや 中 国 が その 候 補 になりそうです 小 坂 そのときに 日 本 の 耐 震 技 術 が 活 きるわけです 東 京 で 感 心 するのは 十 分 な 安 全 性 を 保 ちながら 景 観 も 夜 景 も 非 常 に 美 しいこと アジアの 人 々も あれ を 見 れば 納 得 してもらえるでしょう 岡 本 地 震 だけでなく 津 波 や 台 風 の 多 い 国 でも 日 本 の 技 術 は 役 に 立 つと 思 いますね んでいるのですが 最 後 にぶつかるのがコストの 壁 で す 長 い 目 で 見 て 良 いものを 使 う 手 に 入 れたものに 手 を 加 えるという 発 想 がなかなか 根 付 かないのは 官 公 庁 や 企 業 の 単 年 度 予 算 も 一 因 かもしれません 市 山 建 築 や 街 並 みというものは 百 年 単 位 で 建 てら れ 使 われるもの それを 一 年 単 位 の 予 算 で 考 えるこ と 自 体 どこか 無 理 がありそうです 立 野 経 営 的 にはともかく モノづくりに 携 わる 人 間 としては 良 いものを 長 く 使 ってほしいのが 本 音 です また そういう 方 向 に 進 まないと これからの 日 本 は もたないでしょう 小 坂 協 会 の 皆 さんには そういう 提 案 をどんどん 出 して 実 際 の 街 づくりにも 活 かしてほしいところです 市 山 それが われわれの 社 会 的 責 任 を 果 たすことに もなりますね 安 田 いい 材 料 を 使 い 大 事 にメンテナンスされた 街 並 みは それ 自 体 がショーケースですよ ヨーロッパ の 古 い 街 並 みが 良 い 例 です あるいは 協 会 の 海 外 視 察 で 立 ち 寄 ったフランスのオルセー 美 術 館 100 年 前 の 駅 が 今 も 大 事 に 使 われているのに 感 銘 を 受 けました 岡 本 技 術 を 超 えた 文 化 ですね それを 支 えているの が アイアンワークやタイル 家 具 などの 職 人 たちです 市 山 良 いものを 長 く 使 うこと 職 人 を 大 切 にするこ と これは 昔 の 日 本 が 受 け 継 いできた 文 化 ですが 最 近 は 若 い 人 々が 注 目 しているようです 立 野 以 前 漆 器 や 帯 地 などの 伝 統 工 芸 を 取 り 入 れた ハンドルをつくったことがありましたが 結 果 は 今 ひ とつ ちょっと 時 期 が 早 かったかもしれません( 笑 ) 市 山 今 ならうまくいくかもしれませんよ 立 野 新 しいものを 生 み 出 すためにも 協 会 全 体 とし 発 展 のカギは 異 文 化 とのコラボレーション 市 山 いろいろなお 話 が 出 ましたが 今 後 われわれの 協 会 が 発 展 する 上 で 必 要 なことは 何 でしょう 岡 本 私 から 申 し 上 げたいのは 協 会 全 体 として エ ンドユーザーや 社 会 に 積 極 的 なメッセージを 出 してい くべきだということ これは 建 材 業 界 の 社 会 的 責 任 と 言 ってもいいと 思 います 立 野 私 の 会 社 では ユーザーイノベーション( 開 発 過 程 からユーザーを 巻 き 込 んだ 技 術 革 新 )にも 取 り 組 日 本 建 築 材 料 協 会 事 業 部 長 安 田 誠 氏 けんざい244 号 2014 年 4 月 5

8 日 本 建 築 材 料 協 会 広 報 宣 伝 部 長 市 山 太 一 郎 氏 て 異 文 化 とのコラボレーションをもっと 広 げないと いけませんね 小 坂 学 校 などの 耐 震 改 修 でも われわれ 構 造 設 計 の 専 門 家 だけで 魅 力 的 なものをつくるのはなかなか 難 しい ところが デザインの 専 門 家 を 交 えてコラボ レーションすると 非 常 に 良 いものができるわけです 岡 本 ホテル 関 係 の 耐 震 改 修 でも 同 じです くつろ ぎの 時 間 を 買 っていただくわけですから 耐 震 性 を 高 めるだけでは 足 りません デザインの 専 門 家 の 発 想 が 欠 かせないわけです 安 田 私 の 会 社 では 共 創 と 言 っていますが 同 じ ですね 他 社 と 競 争 するだけではもう 続 かない 異 なる 世 界 の 人 々との 共 創 から 新 しいものを 生 み 出 したいという 思 いが 強 くあります 立 野 われわれも そうあるべきですね 市 山 今 までの 建 材 業 界 は 電 卓 と 工 程 表 だけを 見 つ めてきたようなところがありましたが それだけでは もう 発 展 は 望 めないようです 異 業 種 の 方 々 設 計 や デザインの 専 門 家 さらに 小 坂 先 生 のような 研 究 者 の 方 々などとのコラボレーションが これからのカギ を 握 っていると 思 います 建 築 を 建 てるのは 経 済 ですが それを 守 り 育 てていくのは 文 化 百 年 単 位 の 文 化 を 残 すことが 建 築 建 材 業 界 を 息 の 長 い 産 業 にする 気 がします 厳 しい 時 代 ですが そのタネを まくのは 今 でしょうね 立 野 そのとおりですね ただ 繁 忙 に 飲 み 込 まれて タネまきを 忘 れるのが 心 配 です( 笑 ) 岡 本 そうならないようにするのが 立 野 会 長 の 役 割 でしょう( 笑 ) 立 野 なかなか 手 厳 しい( 笑 ) 岡 本 冗 談 はさておき 今 の 建 築 ブームが 一 段 落 した とき あの 業 界 だけはきちんと 存 在 していると 言 われ たいものです 市 山 確 かに ブームに 乗 っただけだとは 言 われたく ありません 立 野 同 感 です バブルの 時 もそうでしたが 繁 忙 の 後 には 淘 汰 の 季 節 が 来 ますよ 必 要 な 企 業 として 存 続 できるか 不 要 な 企 業 として 退 場 を 求 められるか 私 も 経 営 者 として 楽 観 していません 岡 本 存 続 するためには やはり 競 争 に 身 をさらすこ と そして 必 死 に 働 くこと いい 知 恵 は そこから 出 てきます 手 に 負 えなくなったら 大 学 の 研 究 者 や 専 門 家 に 聞 けばいいわけです われわれもよく 知 恵 を お 借 りしていますが 良 いヒントをいただくことが 多 いですね 結 局 新 たな 創 造 は 人 と 人 との 交 流 か ら 出 てくるもの だと 思 います 立 野 そういう 機 会 をつくるのも 協 会 の 課 題 です 実 際 に いくつかの 試 みを 考 えているところです 小 坂 われわれ 研 究 者 も 設 計 者 や 施 工 者 とはよく 意 見 を 交 わしますが 建 材 関 係 者 との 交 流 は 意 外 に 少 ない ですね 今 日 のような 機 会 をもっと 増 やす 必 要 があり そうです 岡 本 及 ばずながら われわれもお 手 伝 いしますよ 市 山 ごあいさつの 時 に 触 れましたが 今 年 6 月 当 協 会 や 日 本 経 済 新 聞 社 などの 主 催 による 建 築 材 料 住 宅 設 備 総 合 展 KENTEN2014 が 開 かれます われ われとしては この 展 示 会 が 新 しい 出 会 い 新 しいコ ラボレーションの 機 会 になってほしいと 念 願 している ところです ぜひご 来 場 ください 本 日 はどうもあり がとうございました 座 談 会 の 後 おこなわれた 記 念 撮 影 6 けんざい244 号 2014 年 4 月

9 広 告 けんざい244 号 2014 年 4 月 7

10 建 築 材 料 住 宅 設 備 総 合 展 KENTEN2014 開 催 迫 る ついに 開 催 まで2ヶ 月 をきった 建 築 材 料 住 宅 設 備 総 合 展 KENTEN2014 快 適 環 境 省 エネ 安 全 安 心 をキー ワードに 数 多 くの 企 業 にご 出 展 いただき 建 築 業 界 の 明 るい 未 来 のきっかけ 作 りになればと 考 えております また 3 日 間 の 期 間 中 には 各 日 共 に 趣 向 の 異 なる 幅 広 いテーマで 行 う 講 演 会 やセミナーを 予 定 して 皆 様 のお 越 しをお 待 ちしております 6 月 11 日 ( 水 ) 6 月 12 日 ( 木 ) 6 月 13 日 ( 金 ) セミナー DREAM of ARCHITECT 1 3:00~( 約 1 時 間 ) 建 築 家 あべのハルカスの 計 画 および 施 工 概 要 について 1 1:00~( 約 1 時 間 )/ 近 畿 日 本 鉄 道 株 式 会 社 ハルカス 事 業 本 部 技 術 部 長 安 藤 隆 昭 氏 技 術 課 長 柏 雅 之 氏 1 3:00~( 約 1 時 間 )/ 有 限 会 社 松 尾 設 計 室 代 表 取 締 役 松 尾 和 也 氏 高 齢 者 施 設 住 宅 の 最 新 供 給 動 向 とその 課 題 国 土 交 通 省 の 最 新 動 向 とスマートウェルネス 住 宅 シティの 概 要 について 13:00~( 約 1 時 間 )/ 国 土 交 通 省 高 松 伸 氏 健 康 で 快 適 な 省 エネ 住 宅 を 経 済 的 に 実 現 する 11:00~( 約 1 時 間 )/ 株 式 会 社 タムラプランニング&オペレーティング 代 表 取 締 役 田 村 明 孝 氏 住 宅 局 住 宅 生 産 課 企 画 専 門 官 豊 嶋 太 朗 氏 スマートウェルネス 住 宅 のすすめ 13:30~( 約 30 分 )/ 一 般 財 団 法 人 建 築 環 境 省 エネルギー 機 構 理 事 長 村 上 周 三 氏 スマートウェルネス 住 宅 実 現 に 向 けた 調 査 研 究 とその 内 容 14:10~( 約 30 分 )/ 慶 應 義 塾 大 学 教 授 伊 香 賀 俊 治 氏 スマートコミュニティの 構 築 にむけて 11:00~( 約 1 時 間 )/ 経 済 産 業 省 資 源 エネルギー 庁 省 エネルギー 新 エネルギー 部 新 産 業 社 会 システム 推 進 室 室 長 補 佐 岩 谷 邦 明 氏 ゼロエネと 健 康 を 考 えた 住 宅 づくり~ 間 違 いだらけの 夏 の 家 ~ 14:30~( 約 1 時 間 )/ 近 畿 大 学 建 築 学 部 長 教 授 岩 前 篤 氏 セミナー 会 場 : 国 際 会 議 ホール セミナー 会 場 :インテックス 大 阪 4 号 館 特 設 コーナー DREAM of ARCHITECT ( 高 松 伸 氏 )のみ 国 際 会 議 ホールでの 開 催 となります 8 けんざい244 号 2014 年 4 月 上 記 内 容 は4 月 16 日 現 在 のものです 内 容 は 予 告 なく 変 更 になる 場 合 があります

11 出 展 企 業 ( 一 般 企 業 ブース) I&C アイ エ ム エー アイリスオーヤマ 朝 日 工 業 アシスト アズビル エイト エスイーエル エスケー 化 研 エヌ エス ケーニシダ 工 業 LED 光 商 事 オイレスECO 王 建 工 業 岡 本 インターナショナル 隠 岐 流 域 林 業 活 性 化 センター オメガジャパン カツロン カネシン 川 喜 金 物 君 岡 鉄 工 九 州 日 栄 九 州 ハイテック 共 和 クマモト 桑 本 総 合 設 計 開 催 概 要 ケーアイエヌ ( 一 財 ) 建 材 試 験 センター 児 玉 駒 谷 コンピュータシステム 研 究 所 サイエンス 佐 渡 島 サンゲツ サンコー 山 陽 清 水 シャープ 化 学 工 業 ジョー プ リンス 竹 下 シロクマ 新 協 和 新 建 新 聞 社 西 邦 工 業 綜 合 警 備 保 障 大 一 鋼 業 ダイケン 太 幸 タイコー 軽 金 属 ダイナガ 大 丸 白 倉 商 店 大 和 ハウス 工 業 タキヤ タケウチ 建 設 中 部 コーポレーション 帝 金 テクノトゥールズ 東 亜 コルク 東 邦 レオ ( 独 ) 都 市 再 生 機 構 栃 木 屋 長 尾 木 鋼 浪 速 鉄 工 日 本 セメント 防 水 剤 製 造 所 日 本 デコラックス 日 本 トリム ( 一 財 ) 日 本 文 化 用 品 安 全 試 験 所 ハイロジック ハウゼコ ハマキャスト ハンマーキャスター P C G テクニカ 光 ビスダックジャパン 平 田 ネジ 福 井 コンピュータアーキテクト フジナガ 名 称 総 合 建 築 材 料 住 宅 設 備 展 KENTEN2014 会 期 2014 年 6 月 11 日 ( 水 )~13 日 ( 金 ) 午 前 10 時 ~ 午 後 5 時 まで ブレス プ ロ ホ ーム 大 台 ベル ペルーフ ベルテック マーベックス まえだ マツボー マツ 六 丸 喜 金 属 本 社 水 生 活 製 作 所 メルシー 森 村 金 属 安 田 山 長 商 店 山 中 製 作 所 ユニオン 夢 ハウス 横 森 製 作 所 淀 川 製 鋼 所 ラスコジャパン 理 研 軽 金 属 工 業 ローヤル 電 機 厦 門 中 岸 進 出 口 有 限 会 社 ( 五 十 音 順 ) 出 展 企 業 は4 月 16 日 現 在 のものです 会 場 インテックス 大 阪 4 号 館 主 催 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 日 本 経 済 新 聞 社 テレビ 大 阪 テレビ 大 阪 エクスプロ( 順 不 同 ) 共 催 大 阪 建 築 金 物 卸 協 同 組 合 後 援 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 他 ( 予 定 ) 協 賛 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 協 会 他 ( 予 定 ) 目 標 来 場 者 数 15,000 人 入 場 方 法 登 録 制 ( 受 付 にてアンケート 記 入 後 入 場 者 証 と 交 換 ) 入 場 料 金 無 料 同 時 開 催 防 犯 防 災 総 合 展 in KANSAI 月 12 日 ( 木 ) 13 日 ( 金 ) インテックス 大 阪 3 号 館 ][ 主 催 : 防 犯 防 災 総 合 展 実 行 委 員 会 テレビ 大 阪 ] 関 西 エクステリアフェア 月 12 日 ( 木 ) 13 日 ( 金 ) インテックス 大 阪 1 2 号 館 ][ 主 催 : 関 西 エクステリアフェア2014 実 行 委 員 会 ] 来 場 対 象 建 築 設 計 事 務 所 建 設 業 (ゼネコン サブコン) 建 材 メーカー 住 宅 設 備 メーカー インテリア 関 連 メーカー 住 宅 メーカー 工 務 店 リ フォーム 業 不 動 産 デベロッパー ( 建 材 設 備 などの) 商 社 保 守 メンテナンス 業 官 公 庁 地 方 自 治 体 関 連 団 体 流 通 関 連 ( 小 売 業 飲 食 業 サービス 業 ) 発 注 者 ( 店 舗 オーナー ビルオーナーなど) 大 学 学 校 研 究 機 関 等 の 専 門 家 および 関 係 者 その 他 ユーザー 最 新 情 報 はWEBでご 覧 いただけます KENTEN2014 検 索 けんざい244 号 2014 年 4 月 9

12 広 告 10 けんざい244 号 2014 年 4 月

13 顧 問 就 任 のご 挨 拶 福 岡 大 学 工 学 部 建 築 学 科 教 授 古 賀 一 八 このたび 日 本 建 築 材 料 協 会 の 顧 問 に 就 任 させていた だきました 何 卒 よろしくお 願 いします 振 り 返 れば 大 学 での 卒 業 研 究 で 石 膏 関 連 の 研 究 を 始 めて 以 来 大 学 での 助 手 ゼネコンの 研 究 者 検 査 会 社 の 役 員 など を 経 て 現 在 に 至 るまで 鉄 筋 コンクリート 構 造 をはじ め 木 造 鉄 骨 造 組 積 造 の 建 築 物 を 対 象 とした 様 々 な 建 築 材 料 開 発 工 法 開 発 調 査 JIS 仕 様 書 作 成 防 災 コンサルなどに 携 わってきました また 新 築 のみならず 補 修 改 修 被 災 建 築 物 の 補 修 補 強 な ども 数 多 く 手 掛 けてきました こういったことから 専 門 は 何 ですか? と 尋 ねられると 返 答 に 困 ってい ます これまで 研 究 開 発 として 携 わってきた 建 材 は セ メント 系 関 連 では 超 高 強 度 コンクリート 膨 張 材 コンクリートブロック 木 毛 セメント 板 GRC モル タル( 補 修 用 外 壁 用 床 用 タイル 下 地 用 防 水 な ど) 仕 上 げ 関 連 ではタイル 石 れんが 漆 喰 ボード 類 仕 上 塗 材 防 錆 塗 料 などです 火 災 関 連 で はホテルニュージャパン 火 災 を 手 始 めに 火 災 実 験 ( 木 造 RC 造 S 造 ) 火 災 後 の 劣 化 診 断 補 修 なども 手 掛 けてきました その 間 色 々と 失 敗 もし 多 くの 方 々にご 迷 惑 もおかけしました これまでの 仕 事 を 通 じて 学 んできたことの 中 に 建 材 の 開 発 は 色 々な 角 度 ( 性 能 コスト デザイン ネーミング 工 法 など)か ら 取 り 組 むのはもちろん 使 い 手 や 欠 点 は 何 か? といった 観 点 からしつこく 検 証 することも 大 事 で 特 に 欠 点 を 徹 底 的 に 無 くすことが 建 材 開 発 に 重 要 なこと だと 思 います さらに 上 市 するタイミングも 重 要 で 早 すぎても 良 い 結 果 には 結 び 付 きません 早 すぎた 場 合 には 一 度 引 っ 込 めて 技 術 を 温 存 し ここぞとい うタイミングを 見 計 らって 再 上 市 する 機 会 を 常 に 見 て おくことが 大 事 だと 思 います タイミングを 見 計 らう ためには 情 報 力 と 判 断 力 が 必 要 です また 失 敗 か ら 学 ぶことも 重 要 で 自 社 の 製 品 以 外 の 失 敗 例 の 情 報 を 把 握 することも 大 事 だと 思 います そういった 観 点 から 日 本 建 築 材 料 協 会 には 調 査 研 究 大 規 模 な 総 合 建 築 材 料 住 宅 設 備 展 の 開 催 建 材 情 報 交 流 会 の 開 催 講 演 会 見 学 会 の 開 催 建 築 業 界 諸 団 体 との 交 流 異 業 種 交 流 研 究 会 など 価 値 ある 情 報 を 得 る 機 会 が 多 く 用 意 されています これらの 情 報 網 を 活 用 しない 手 はないと 思 います 協 会 の 情 報 量 も 膨 大 なものがあ ります 最 近 は 職 業 柄 人 材 の 開 発 ( 正 しくは 育 成 )に 注 力 し ています 学 生 は 家 に 帰 ればご 飯 ができていて 風 呂 も 沸 いていて 着 替 えも 用 意 してあります 家 では 何 も 考 えなくても 何 もしなくてもよい 環 境 になって います 父 親 との 会 話 もおろそかになっています そ うゆう 環 境 からか やってみせ 言 って 聞 かせて させてみせ ほめて も 動 かない 学 生 が 中 にはいます 性 格 を 変 えるのは 困 難 ですが モチベーションや 取 り 組 み 姿 勢 は 変 えられます 大 学 の 講 義 や 研 究 指 導 で 最 も 大 事 にしているのは 考 える 力 やコミュニケーショ ン 能 力 チームワーク 力 ( 他 者 と 仕 事 を 進 める 能 力 )の 育 成 です 親 父 の 視 線 を 持 ちながら 飲 み 会 やチーム ビルディングなどの 教 育 手 法?を 駆 使 しながら これ らの 能 力 を 高 めるために 様 々な 取 り 組 みを 試 行 して いる 最 中 です なかなか 一 筋 縄 ではいきませんが 親 父 の 目 線 で 厳 しく 温 かく 取 り 組 んでいます 最 後 に 大 学 を 卒 業 して 以 来 常 日 頃 から 安 心 で 安 全 な 建 築 物 を 作 るには といった 観 点 から 仕 事 を 進 めてき ました これまでの 経 験 失 敗 を 顧 問 としてお 役 に 立 てればと 思 います けんざい244 号 2014 年 4 月 11

14 建 材 情 報 交 流 会 第 41 回 建 材 情 報 交 流 会 建 築 物 の 安 全 性 昨 年 11 月 25 日 耐 震 改 修 促 進 法 の 改 正 法 が 施 行 され 大 型 建 築 物 や 避 難 路 沿 道 の 建 築 物 などに 対 し 耐 震 診 断 とその 結 果 報 告 が 義 務 付 けられることになりました 今 後 業 界 や 企 業 は 建 物 の 安 全 性 を 改 めて 見 直 し 責 任 を 果 たしていくことが 求 められます 今 回 は 国 土 交 通 省 から 改 正 の 概 要 をご 説 明 いただくとともに 建 築 基 準 法 に 基 づき 天 井 脱 落 対 策 などで 省 令 が 改 正 されたことを 受 け 耐 震 天 井 や 天 井 材 料 の 開 発 に 携 わる 会 員 企 業 からもお 話 がありました また ここに 掲 載 の 図 はホームページでもご 覧 いただけます 詳 しくは 参 照 ください 基 調 講 演 耐 震 改 修 促 進 法 改 正 の 概 要 と 建 築 物 の 安 全 性 確 保 に 向 けた 取 組 み 幾 度 もの 改 正 が 重 ねられてきた 建 築 基 準 法 国 土 交 通 省 近 畿 地 方 整 備 局 建 政 部 建 築 安 全 課 課 長 補 佐 久 保 健 治 氏 将 来 的 にはM9クラスの 地 震 が 予 想 されている 図 1 図 2 許 容 応 力 度 計 算 と 保 有 水 平 耐 力 計 算 12 けんざい244 号 2014 年 4 月

15 建 材 情 報 交 流 会 図 3 耐 震 改 修 促 進 法 改 正 の 背 景 と 概 要 図 4 住 宅 建 築 物 の 耐 震 改 修 への 支 援 制 度 けんざい244 号 2014 年 4 月 13

16 建 材 情 報 交 流 会 いろいろな 耐 震 改 修 工 法 について 天 井 脱 落 対 策 にかかる 基 準 整 備 について 図 5 吊 り 材 斜 め 部 材 など 仕 様 ルートの 部 分 モデル 図 14 けんざい244 号 2014 年 4 月

17 建 材 情 報 交 流 会 図 6 昇 降 機 の 地 震 に 対 する 脱 落 対 策 について 図 7 エスカレーターの 脱 落 防 止 措 置 に 関 する 技 術 について けんざい244 号 2014 年 4 月 15

18 建 材 情 報 交 流 会 報 告 1 建 築 基 準 法 改 正 に 伴 う 天 井 耐 震 について 株 式 会 社 オクジュー 開 発 営 業 室 室 長 髙 岡 昌 史 開 発 営 業 グループ 技 術 室 室 長 湯 池 智 聖 建 築 基 準 法 改 正 の 経 緯 特 定 天 井 の 定 義 と 構 造 方 法 図 1 図 2 16 けんざい244 号 2014 年 4 月

19 建 材 情 報 交 流 会 耐 震 天 井 下 地 OSシーリング について アシストバーあり なしの 試 験 結 果 について さまざまなタイプのOSシーリングを 提 案 図 3 図 4 けんざい244 号 2014 年 4 月 17

20 建 材 情 報 交 流 会 耐 震 天 井 の 注 意 事 項 ブレース 補 強 だけでは 地 震 対 策 天 井 と 呼 べない 図 5 図 6 18 けんざい244 号 2014 年 4 月

21 建 材 情 報 交 流 会 報 告 2 天 井 材 料 の 機 能 と 超 軽 量 石 膏 ボードのご 紹 介 吉 野 石 膏 株 式 会 社 需 要 開 発 部 室 長 廣 瀬 俊 吸 音 性 能 は 天 井 材 の 大 きなテーマの 一 つ さまざまな 吸 音 材 料 を 用 途 で 使 い 分 ける 図 1 図 2 けんざい244 号 2014 年 4 月 19

22 建 材 情 報 交 流 会 軽 く 柔 らかい 繊 維 板 ソーラトン 防 災 の 観 点 から 開 発 された 軽 量 版 ジプトーン 図 3 図 4 20 けんざい244 号 2014 年 4 月

23 建 材 情 報 交 流 会 JIS 規 格 に 関 する 注 意 事 項 と 規 格 の 位 置 づけ 図 5 図 6 けんざい244 号 2014 年 4 月 21

24 広 告 22 けんざい244 号 2014 年 4 月

25 広 告 けんざい244 号 2014 年 4 月 23

26 新 NEW FACE 入 会 員 株 式 会 社 アサノ 所 在 地 大 阪 市 中 央 区 西 心 斎 橋 TEL FAX 資 本 金 2 億 7,000 万 円 取 り 扱 い 商 品 欧 州 産 製 材 品 中 国 産 木 材 加 工 品 南 洋 材 国 産 材 原 木 南 洋 材 合 板 プレカット 構 造 材 ユニット 階 段 ホームページ 所 在 地 大 阪 市 旭 区 新 森 TEL FAX 資 本 金 2,400 万 円 取 り 扱 い 商 品 ステンレス 鋼 材 ホームページ 所 在 地 大 阪 市 中 央 区 南 本 町 TEL FAX 資 本 金 11 億 円 取 り 扱 い 商 品 木 材 系 床 材 ホームページ 所 在 地 大 阪 市 住 之 江 区 新 北 島 TEL FAX 資 本 金 2,000 万 円 取 り 扱 い 商 品 ドリルねじ(ピアスビス ピアスタ) ファスナー 商 品 ホームページ 所 在 地 大 阪 市 大 正 区 小 林 西 TEL FAX 資 本 金 5,000 万 円 取 り 扱 い 商 品 木 材 建 材 ホームページ 児 玉 株 式 会 社 所 在 地 大 阪 市 中 央 区 谷 町 TEL FAX 資 本 金 7,500 万 円 取 り 扱 い 商 品 スマートセンサー 型 枠 システム 建 築 資 材 建 具 金 物 建 築 金 物 卸 売 業 ホームページ 所 在 地 佐 賀 県 三 養 基 郡 基 山 町 宮 浦 TEL FAX 資 本 金 1,000 万 円 取 り 扱 い 商 品 屋 根 材 外 壁 材 周 辺 部 材 金 属 天 井 材 所 在 地 大 阪 市 淀 川 区 木 川 東 TEL FAX 資 本 金 7,125 万 円 取 り 扱 い 商 品 階 段 すべり 止 め 階 段 廊 下 手 摺 ストレッ チャー 摺 緩 衝 保 護 材 補 助 手 摺 点 字 鋲 セッピノン 等 ホームページ 有 限 公 司 所 在 地 台 湾 省 新 竹 県 新 埔 鎮 文 山 里 文 山 路 犁 頭 山 段 1118 号 TEL FAX 資 本 金 約 16 億 円 取 り 扱 い 商 品 ガラス 容 器 結 晶 化 ガラス 建 材 ホームページ 大 建 プラスチックス 株 式 会 社 所 在 地 大 阪 府 東 大 阪 市 宝 持 TEL FAX 資 本 金 2,000 万 円 取 り 扱 い 商 品 建 築 金 物 ホームページ 24 けんざい244 号 2014 年 4 月

27 N E W F A C E 株 式 会 社 タブチ 所 在 地 大 阪 市 平 野 区 瓜 破 南 TEL FAX 資 本 金 3 億 5,315 万 円 取 り 扱 い 商 品 給 水 システム 器 具 ( 給 水 栓 止 水 栓 継 手 サド ル 分 水 栓 および 関 連 装 置 ) ホームページ 所 在 地 東 京 都 台 東 区 東 上 野 ( 日 本 生 命 上 野 ビル3F) TEL FAX 資 本 金 8 億 6,000 万 円 取 り 扱 い 商 品 バリアフリー 補 助 手 摺 フリーアクセスフロ ア 屋 内 屋 外 用 廊 下 階 段 手 摺 天 井 点 検 口 階 段 すべり 止 め ホームページ 日 本 ノボパン 工 業 株 式 会 社 所 在 地 大 阪 府 堺 市 堺 区 築 港 南 町 4 TEL FAX 資 本 金 8 億 6,000 万 円 取 り 扱 い 商 品 パーティクルボード ホームページ 株 式 会 社 ノグチ 所 在 地 東 京 都 中 央 区 日 本 橋 本 町 TEL FAX 資 本 金 7,050 万 円 取 り 扱 い 商 品 建 築 金 物 建 具 金 物 建 築 用 ビス 住 宅 向 け 構 造 用 金 物 エクステリア 製 品 ビル 建 材 製 品 (グレーチング マンホール エクスパンション 等 ) ホームページ 株 式 会 社 ノダ 九 州 ブロック 所 在 地 福 岡 県 大 野 城 市 瓦 田 TEL FAX 資 本 金 21 億 4,100 万 円 取 り 扱 い 商 品 木 質 加 工 建 材 住 宅 機 器 繊 維 板 その 他 ホームページ 株 式 会 社 フロンティア 所 在 地 香 川 県 高 松 市 伏 石 町 TEL FAX 資 本 金 1,000 万 円 取 り 扱 い 商 品 土 木 建 築 資 材 株 式 会 社 マナックス 所 在 地 大 阪 府 松 原 市 天 美 北 TEL FAX 資 本 金 5,500 万 円 取 り 扱 い 商 品 住 宅 内 装 木 製 部 材 製 造 販 売 (カウンター 手 す り 階 段 等 ) ホームページ 所 在 地 大 阪 市 中 央 区 島 之 内 TEL FAX 資 本 金 9,900 万 円 取 り 扱 い 商 品 建 築 金 物 建 具 金 物 各 種 建 設 資 材 各 種 D I Y 関 連 金 物 各 種 ホームページ 東 京 支 店 所 在 地 東 京 都 江 東 区 白 河 TEL FAX 取 り 扱 い 商 品 建 築 金 物 (ドアハンドル レバーハンドル 等 ) ホームページ 新 規 ご 入 会 のお 申 込 み お 問 合 せは 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 TEL /FAX office@kenzai.or.jp [ 五 十 音 順 ] けんざい244 号 2014 年 4 月 25

28 新 製 品 & 注 目 製 品 情 報 New! Attention! 26 けんざい244 号 2014 年 4 月

29 新 製 品 & 注 目 製 品 情 報 New! Attention! NR3N-ON5506R 25, NR3N-OO5506R 26, NR3N-OM5506R 24,500 けんざい244 号 2014 年 4 月 27

30 GBRC 便 り 試 験 方 法 紹 介 熱 試 験 における 数 値 シミュレーションの 活 用 と 測 定 業 務 との 関 連 はじめに 熱 負 荷 シミュレーション 表 -1 熱 部 門 の 代 表 的 な 受 託 試 験 図 -1 熱 負 荷 シミュレーションの 手 順 1) 図 -2 住 宅 の 省 エネルギー 基 準 の 解 説 書 によるモデル 住 宅 28 けんざい244 号 2014 年 4 月

31 GBRC 便 り 省 エネルギー 基 準 による 一 次 エネルギー 消 費 量 算 定 プログラムとの 違 い 計 算 例 測 定 業 務 とシミュレーション 業 務 の 活 用 表 -2 WEBプログラムと 熱 負 荷 シミュレーションとの 違 い 図 -3 計 算 結 果 例 おわりに 参 考 文 献 1) 平 成 25 年 住 宅 建 築 物 の 省 エネルギー 基 準 解 説 書 編 集 委 員 会 : 平 成 25 年 省 エネルギー 基 準 に 準 拠 した 算 定 判 断 の 方 法 及 び 解 説, ) 住 宅 住 戸 の 省 エネルギー 性 能 の 判 定 プログラム お 問 い 合 わせ 先 : けんざい244 号 2014 年 4 月 29

32 広 告 30 けんざい244 号 2014 年 4 月

33 第 73 回 健 康 住 宅 を 考 える 専 門 委 員 訪 問 防 露 部 会 佐 藤 真 奈 美 専 門 委 員 暮 らしの 中 では 気 付 きにくい 最 適 湿 度 の 啓 蒙 を 目 に 見 えづらい 結 露 こそ 問 題 結 露 被 害 を 防 止 する 暮 らし 方 を 結 露 を 通 して 最 適 湿 度 を 考 える お 問 い 合 わせは けんざい244 号 2014 年 4 月 31

34 Japan Building Materials Association 野口貴文先生を励ます会 が開催される 当協会の顧問であり 東京大学大学院工学系研究科 会も終盤にさしかか 建築学専攻准教授を務められていた野口貴文先生が り 野口先生からの御 1月1日付けで東京大学大学院の教授に就任されまし 礼の挨拶にはこれまで た これを祝し 3月17日 月 にアルカディア市ヶ谷 の感謝の意と共に 次 にて野口貴文先生を励ます会が催されました 世代の建設界を担い まずは東京理科大学の兼松学准教授による開会の挨 切り開いていく強い意 拶 そして今回の発起人代表である東京大学友澤史紀 志を感じる事が出来ま 名誉教授のご挨拶にはじまり 元建設省建設研究所所 した そして芝浦工業 長の上村克郎氏 宇都宮大学桝田吉弘名誉教授 前橋 大学の本橋健司教授に 工科大学辻幸和学長の御三方からの祝辞の後 東京理 よる締めの言葉を最後 科大学菅原滋晴教授の乾杯で華やかに開会しました に 盛況な会もおひらきとなりました 教授に就任された野口先生 株式会社ハウゼサンエイが社名変更 当協会の会員である株式会社ハウゼサンエイが 来 安心 安全で環境性にも優れた住まいづくりを求め る5月11日に創立50周年を迎えるのを契機として 4月 る気運がより高まる昨今 暮らしと環境に役立つブラ 1日より社名を株式会社ハウゼコに変更しました ンドとしてより一層の飛躍が期待されます ドイツ語で家を意味する hause とエコロジーの eco を一体化して hauseco シンボルマークの3 本のラインは 社名の由来である 三栄 の 三 を かたどった造形で 水 風 空気の自然な流れを表現 しているそうです ヒロセ株式会社相談役の 廣瀬勘一郎氏が叙位 2013 平成25 年12月に惜しまれつつも逝去されたヒロセ株式会社相談役の廣瀬 勘一郎氏が生前における数々の功績により 従六位に叙位されました 2月4日 火 に行われた伝達式では ヒロセ株式会社代表取締役社長の廣瀬太 位記を授与される廣瀬太一社長 写真左 一氏が位記を授与されました 中部支部新年会を開催 1月16日 木 名古屋市のヒルトン名古屋にて中部 支部の新年会が開催され 19名が参加しました 片岡 中部支部長の挨拶で会がスタートすると 新年を祝う 声に相まって今年の抱負を語り合うなど 終始和やか な雰囲気のもと 会員同士の交流も深まり 充実した 会となりました けんざい244号 2014年4月 32 数多くの会員が集まり新年を祝った 片岡中部支部長による挨拶

35 広 告 けんざい244 号 2014 年 4 月 33

36 私 の 建 築 探 訪 No.79 神 戸 大 学 阪 急 六 甲 駅 からゆるやかに 続 く 坂 道 をひたすら 登 って 行 くと 神 戸 の 美 し い 街 並 みやその 向 こうにある 海 への 眺 望 が 開 けてきました ここは 神 戸 大 学 の 六 甲 台 キャンパス 同 キャンパスには 国 の 登 録 有 形 文 化 財 となってい る 建 物 が5 棟 もあるのです 六 甲 台 本 館 社 会 科 学 系 図 書 館 兼 松 記 念 館 出 光 佐 三 記 念 六 甲 台 講 堂 武 道 場 です 今 回 は 同 様 の 様 式 (ロマ ネスク 様 式 )を 基 調 とする 近 代 洋 風 建 築 の 前 者 4 棟 を 訪 れてきました 修 復 を 終 えたばかりの 建 物 群 は 往 時 の 姿 そのままです けんざい 編 集 部 六 甲 台 本 館 の 玄 関 ホールと 廊 下 柔 らかな 色 とデザインは 白 亜 の 殿 堂 修 復 は ビフォー&アフター ではない 兼 松 記 念 館 の 外 観 アーチ 型 天 井 が 美 しい 社 会 科 学 系 図 書 館 大 閲 覧 室 図 書 館 の 壁 画 とステンドグラス 34 けんざい244 号 2014 年 4 月

37 名 称 : 神 戸 大 学 所 在 地 : 神 戸 市 灘 区 六 甲 台 町 1-1 TEL: URL: 六 甲 台 講 堂 内 部 舞 台 は 壁 画 に 囲 まれる 正 面 から 見 た 六 甲 台 講 堂 建 築 を 未 来 に 残 そうとする 人 々の 心 意 気 に 感 動 六 甲 台 本 館 会 議 室 壁 の 色 にこだわった ご 案 内 くださった 足 立 裕 司 先 生 けんざい244 号 2014 年 4 月 35

38 月 建 築 着 工 統 計 資 料 : 国 土 交 通 省 総 合 政 策 局 情 報 管 理 部 情 報 安 全 調 査 課 建 設 統 計 室 ( 平 成 年 11 3 月 3130 日 発 表 ) 図 / 新 築 住 宅 ( 戸 数 前 年 同 月 比 ) 120, 戸 数 ( 戸 ) 100, , , ,000 ー20.0 前 年 同 月 比 ( % ) 戸 数 前 年 同 月 比 20,000 ー ー 年 2 月 4 月 6 月 8 月 10 月 12 月 26 年 2 月 表 1/ 建 築 物 : 総 括 表 36 けんざい244 号 2014 年 4 月

39 建 築 着 工 統 計 表 2/ 新 設 住 宅 : 統 括 表 表 3/ 新 設 住 宅 着 工 利 用 関 係 別 戸 数 床 面 積 ( 単 位 : 戸, 千 m2,%) 詳 細 は 国 土 交 通 省 ホームページ 参 照 けんざい244 号 2014 年 4 月 37

40 編 集 談 話 室 大 阪 に 単 身 赴 任 してまる2 年 ついに けんざい の 原 稿 依 頼 がきてしまいまし た ゴーストライターがいればいいのにと 思 う3 月 の 初 旬 です 3 月 の3 連 休 で 帰 省 しましたところ 妻 が 消 費 税 UP 前 の 買 い 物 に 行 こうとの 事 近 所 の 薬 局 やスーパーにつれていかれ 荷 物 持 ちをやらされました 妻 との 買 い 物 ってなんでこんなに 疲 れるのでしょうか 大 阪 に 戻 ってから 私 も 日 用 品 の 買 い 出 しに 繰 り 出 し シャンプー コーヒーな どなど 買 い 込 み 清 算 すると 店 員 から4 月 から 使 える15% 引 きの 割 引 券 をもらい ました そういえば 何 年 か 前 のエコカー 減 税 の 終 了 間 際 に 車 を 買 い 替 え 得 した 気 分 でいたら 減 税 終 了 後 も 店 では 減 税 分 の 値 引 きをしていた 事 を 思 い 出 し 虚 しくなりました 愚 痴 っぽくなりましたが 仕 事 はこの 消 費 税 のおかげもあり 忙 しく 夏 のボーナ スは 期 待 できそうです 早 く 寝 て 明 日 からの 仕 事 がんばろ (KY) 広 告 出 稿 企 業 (50 音 順 数 字 は 掲 載 頁 ) アシスト 7 エスケー 化 研 表 4 オーケーレックス 7 大 島 応 用 7 関 包 スチール 10 コニシ 表 3 サワタ 10 サンケイビルテクノ 10 シンコー 10 ナブコドア 22 日 幸 産 業 23 日 本 セメント 防 水 剤 製 造 所 23 日 本 モルタルン 30 ハウゼコ( 旧 ハウゼサンエイ) 23 白 洋 産 業 30 平 田 タイル 33 マツ 六 30 森 村 金 属 33 ユニオン 表 2 けんざい 編 集 委 員 編 集 委 員 長 市 山 太 一 郎 日 幸 産 業 代 表 取 締 役 編 集 副 委 員 長 西 村 信 國 エスケー 化 研 総 務 部 主 事 編 集 長 佐 藤 榮 一 ( 一 社 ) 日 本 建 築 材 料 協 会 事 務 局 長 編 集 委 員 川 端 節 男 関 包 スチール 執 行 役 員 平 田 芳 郎 平 田 タイル 常 務 取 締 役 松 元 收 丸 ヱム 製 作 所 代 表 取 締 役 社 長 安 井 和 彦 コニシ 大 阪 建 設 部 マネージャー 神 戸 睦 史 ハウゼコ 代 表 取 締 役 社 長 244 号 発 行 日 平 成 26 年 4 月 20 日 ( 年 4 回 発 行 ) 発 行 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 大 阪 市 西 区 江 戸 堀 撞 木 橋 ビル4 階 TEL: FAX: URL: 発 行 責 任 者 佐 藤 榮 一 編 集 株 式 会 社 新 通 TEL: 印 刷 株 式 会 社 宣 広 社 TEL: 関 東 支 部 東 京 都 中 央 区 新 富 ヨドコウビル3F ( 白 洋 産 業 株 式 会 社 内 ) TEL: 中 部 支 部 名 古 屋 市 西 区 菊 井 (エスケー 化 研 株 式 会 社 内 )TEL: 中 国 支 部 広 島 市 中 区 三 川 町 8-23 (アスワン 株 式 会 社 内 )TEL: 四 国 支 部 香 川 県 高 松 市 天 神 前 10-5 高 松 セントラルスカイビル5F ( 株 式 会 社 淀 川 製 鋼 所 内 )TEL: 九 州 支 部 福 岡 市 中 央 区 那 の 津 ( 越 智 産 業 株 式 会 社 内 )TEL: けんざい244 号 2014 年 4 月

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