中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (2) ( 張 萍 ) 周 知 のように, 親 孝 行 は 中 国 の 伝 統 文 化 の 重 要 な 構 成 部 分 である しかし 実 際 のところ, 親 孝 行 が 社 会 的 に 高 く 評 価 されると 同 時 に, 子 による 父 母 へ

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1 中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (2) その 実 態 を 中 心 に 張 萍 抄 録 前 稿 の 中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (1) では, 筆 者 は 道 徳 と 法 律 の 視 点 から, 家 庭 内 での 高 齢 者 に 対 する 虐 待 行 為 について 定 義 した 紙 幅 の 制 限 で, 本 稿 ではまず この 定 義 に 基 づいて, 身 体 的 虐 待, 経 済 的 虐 待, 財 産 権 の 侵 害 の 実 態 を 考 察 した 身 体 的 な 虐 待 は, 成 年 子 女 または 孫 が 故 意 に 高 齢 の 親 あるいは 祖 父 母 に 暴 力 を 加 え, 身 体 に 外 傷 が 生 じ, 直 接 的 な 痛 みを 伴 う 行 為 を 指 す 事 件 の 多 くは 農 村 地 域 で 発 生 し ており, 被 虐 待 高 齢 者 自 身 の 我 慢, 第 三 者 が 家 庭 内 部 のことに 介 入 しにくいこと, 法 律 の 不 備 などが 虐 待 事 件 の 頻 発 につながっている 経 済 的 な 虐 待 は, 扶 養 義 務 を 持 つ 者 が, 経 済 力 を 持 っているにもかかわらず, 経 済 的 に 自 立 できない 高 齢 の 両 親 に 扶 養 義 務 を 果 たさないことを 指 す 農 村 では 経 済 的 に 自 立 できず, 子 に 頼 るしかない 高 齢 者 は 非 常 に 多 いため, 被 害 の 対 象 となっている 高 齢 者 の 財 産 権 に 対 する 侵 害 は, 親 族 が 高 齢 者 本 人 の 意 思 利 益 に 反 して, 彼 らの 財 産 をせびったり, 詐 取 したり,または 不 当 に 使 用 することを 指 す 親 の 脛 かじりお よび 高 齢 者 の 財 産 を 不 当 に 占 有 することが,その 主 な 現 れである 高 齢 者 の 中 では, 女 性, 配 偶 者 を 失 った 人, 再 婚 を 望 んでいる 人 は 子 供 からの 財 産 侵 害 を 受 けやすい キーワード: 身 体 的 虐 待, 経 済 的 虐 待, 財 産 権 の 侵 害 は じ め に 前 稿 の 中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (1) では, 筆 者 は 道 徳 と 法 律 という 二 つの 側 面 か らの 考 察 を 通 して, 家 庭 内 で 起 こった 高 齢 者 虐 待 について 次 のように 定 義 した 高 齢 者 虐 待 の 被 害 者 に 関 しては,60 歳 以 上 の 者 と 年 齢 を 限 定 し, 虐 待 者 に 対 しては, 高 齢 者 の 親 族 と 限 定 した 高 齢 者 虐 待 の 行 為 については, 身 体 的 な 虐 待, 精 神 的 な 虐 待, 経 済 的 な 虐 待, 介 護 世 話 の 放 棄, 財 産 権 の 侵 害, 婚 姻 自 由 の 侵 害 の 六 つに 類 型 化 して 規 定 した 紙 幅 の 制 限 で, 本 稿 ではまずこの 定 義 に 基 づいて, 身 体 的 虐 待, 経 済 的 虐 待, 財 産 権 の 侵 害 の 実 態 を 考 察 してみる 19

2 中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (2) ( 張 萍 ) 周 知 のように, 親 孝 行 は 中 国 の 伝 統 文 化 の 重 要 な 構 成 部 分 である しかし 実 際 のところ, 親 孝 行 が 社 会 的 に 高 く 評 価 されると 同 時 に, 子 による 父 母 への 虐 待 や 孫 による 祖 父 母 への 虐 待 現 象 はずっと 存 在 してきた ただし,このような 行 為 は 家 庭 内 という 閉 じた 人 間 関 係 の 中 で 行 わ れるので, 外 部 の 人 は 把 握 しにくい それに 家 庭 内 の 醜 いことは 外 へは 出 してはいけない, 家 族 の 面 子 を 保 ちたい などへの 配 慮 から, 被 虐 待 高 齢 者 が 親 族 の 虐 待 を 受 けても 安 易 に 自 分 の 不 幸 を 他 人 に 吐 露 しないため, 長 い 間, 家 庭 内 での 高 齢 者 虐 待 問 題 に 関 する 研 究 は 非 常 に 困 難 なことであった 近 年, 高 齢 者 の 権 益 擁 護 に 関 するキャンペーンにより, 高 齢 者 自 身 の 権 利 意 識 が 強 くなり, 法 律 に 依 拠 して 自 分 の 権 益 を 守 る 高 齢 者 も 増 えてきている また, 高 齢 者 虐 待 事 件 が 重 大 な 社 会 問 題 としてよくマスコミに 取 り 上 げられているため,いままで 家 庭 内 に 隠 蔽 されていた 事 件 が 公 になり,この 問 題 に 関 する 資 料 の 収 集 がし 易 くなり, 研 究 も 可 能 に なった 紙 媒 体 およびインターネットで 披 露 されている 高 齢 者 虐 待 事 件 が, 本 論 文 の 主 な 研 究 素 材 となっている 1. 身 体 的 な 虐 待 身 体 的 な 虐 待 とは, 即 ち 成 年 子 女 または 孫 が 故 意 に 高 齢 の 親 あるいは 祖 父 母 に 暴 力 を 加 え, 身 体 に 外 傷 が 生 じ, 直 接 的 な 痛 みを 伴 う 行 為 を 指 す 被 虐 待 高 齢 者 に 重 大 な 負 傷 をさせ,ひい ては 死 亡 させる 事 件 もしばしば 発 生 している 1. 1 暴 力 を 振 るう 口 実 にみる 事 件 の 類 型 虐 待 者 が 高 齢 者 に 暴 力 を 振 るう 時, 様 々な 口 実 がある 虐 待 者 が 主 張 している 理 由 から, 身 体 的 な 虐 待 事 件 を 次 のように 分 類 できる (1) 両 親 を 扶 養 する 責 任 を 果 たしたくないために 暴 力 を 振 るうパターン 実 例 1. 貴 州 省 の 岑 某 が6 人 兄 弟 の 中 の 唯 一 の 息 子 として 幼 い 頃 から 両 親 に 溺 愛 され, 結 婚 してからもずっと 両 親 と 同 居 してきた しかし,80 代 になった 両 親 の 体 が 日 増 しに 弱 くなるにつれて, 岑 某 は 両 親 を 自 分 の 生 活 を 邪 魔 する 存 在 とみて,どうしてもこの 重 荷 を 下 ろしたいと 思 った 彼 がよくあらを 探 して 父 親 に 暴 力 をふるい,ついに 両 親 を 家 から 追 い 出 してしまった お 金 も 食 料 もない 両 親 は 近 所 の 方 や 鎮 政 府 の 救 済 だけで 辛 うじて 生 計 を 立 てている 父 親 への 暴 力 の 処 分 として, 岑 某 が 警 察 部 門 に 拘 留 されたこともあり, 親 子 関 係 を 修 復 させるために 鎮 政 府 や 村 民 委 員 会 が 調 停 したこともある しかし, 岑 某 は 改 めようとせず, 両 親 への 虐 待 がますますエスカレートする 仕 方 なく,2005 年 11 月 に 彼 の 父 が 裁 判 所 に 訴 状 を 提 出 して, 息 子 の 虐 待 行 為 を 懲 罰 することを 要 求 した 裁 判 の 結 果, 岑 某 の 行 為 は 虐 待 罪 と 判 定 され,1 年 の 懲 役 が 科 せられた 村 人 に 法 律 知 識 を 普 及 す 20

3 るために,この 事 件 の 裁 判 が 岑 某 の 居 住 地 で 公 に 行 なわれ, 傍 聴 者 が 5000 人 にも 達 し た (1) 実 例 年 9 月, 蘇 州 市 で 起 こった 孫 による 祖 父 を 傷 害 する 事 件 がネット 上 で 大 き な 話 題 となっている 暴 力 を 受 けたのは 息 子 二 人 を 有 する 張 某 という 78 歳 の 高 齢 者 であ る 4 年 前, 張 某 が 住 んでいる 村 は 都 市 開 発 の 対 象 地 となるため, 移 住 の 補 償 としてすべ ての 村 民 に 均 等 に 新 しい 住 宅 が 配 られた 息 子 家 族 にもっと 大 きな 新 しい 住 宅 をもらえる ため, 張 某 夫 婦 は 自 分 に 配 られるはずの 80 平 米 の 住 宅 を 二 人 の 息 子 にそれぞれ 40 平 米 を 贈 与 した その 代 わりに, 二 人 の 息 子 は 3 年 ごとに 交 代 して 両 親 と 同 居 して 老 後 の 世 話 を することを 約 束 した ところが, 両 親 の 住 まいに 関 して, 長 男 が 提 供 したのは 建 物 の 5 階 にある 屋 根 裏 部 屋 で, 二 男 が 提 供 したのは 建 物 の1 階 にある 車 庫 である 事 件 が 発 生 した 時 は, 老 夫 婦 はすでに 二 男 の 車 庫 に 3 年 間 住 んでおり, 長 男 が 提 供 した 5 階 にある 屋 根 裏 部 屋 に 引 っ 越 すべき 時 期 であった しかし, 年 老 いて 足 の 力 が 衰 えた 老 夫 婦 はエレベー ターもない 5 階 での 生 活 を 躊 躇 して, 約 束 の 期 限 がきれても 引 っ 越 すことができなかった 腹 を 立 てた 二 男 は 両 親 を 追 い 出 すため,まず 車 庫 内 の 水 道 を 止 め,さらにその 息 子 即 ち 老 夫 婦 が 幼 児 から 成 人 まで 世 話 をしていた 孫 は 祖 父 母 に 家 賃 を 出 せ と 要 求 した 祖 父 母 が 家 賃 を 払 えないため, 怒 った 孫 は 祖 父 に 暴 力 を 振 るった 結 局, 孫 の 暴 力 により, 祖 父 の 片 目 が 見 えなくなった 通 報 を 受 けた 現 地 の 警 察 は 孫 に 拘 留 の 処 分 を 下 したが, 孫 を 可 愛 がる 祖 父 の 猛 反 対 でその 処 分 がやむを 得 ず 取 り 消 された その 反 面, 孫 の 方 は 自 分 の 行 為 に 対 して 何 の 反 省 もないだけでなく, 約 束 を 守 らない 祖 父 は 憎 むべき 人 だと 堂 々と 主 張 している (2) (2) 恋 愛 の 失 意 や 結 婚 生 活 の 不 幸 を 両 親 のせいにして 暴 力 を 振 るうパターン 実 例 3. 雲 南 省 会 沢 県 に 住 んでいる 盛 某 はいつも 妻 を 殴 ったり, 罵 ったりしていた 妻 が 我 慢 できず 家 出 してから, 同 居 している 父 親 が 彼 の 暴 力 の 対 象 となってしまった 息 子 の 暴 力 を 逃 れるために, 父 親 はある 親 戚 を 調 停 人 に 立 て, 家 庭 財 産 を 分 割 して 息 子 と 別 れ て 暮 らしたいと 申 し 出 た 恨 めしさと 恥 ずかしさで 激 怒 した 盛 某 は 斧 で 父 親 を 殺 してし まった (3) 実 例 4. 山 東 省 楽 陵 市 の 臧 某 は 食 べることだけが 好 きで, 怠 け 者 で 仕 事 嫌 いの 人 である 妻 は 改 めるよういくら 説 得 しても 彼 が 全 く 改 めないので, 絶 望 して 実 家 に 帰 ってしまった 妻 を 家 に 戻 らせるため, 臧 某 はたびたび 妻 の 実 家 に 行 き, 義 理 の 両 親 を 殴 ったり 罵 ったり して, 甚 だしきに 至 っては 殺 してやる と 脅 迫 した 通 報 を 受 けた 警 察 が 臧 某 を 逮 捕 し て 拘 留 処 分 を 下 した (4) 21

4 中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (2) ( 張 萍 ) 実 例 5. 陝 西 省 漢 中 市 勉 県 の 劉 某 は 40 歳 を 過 ぎてもなかなか 結 婚 できない 何 人 かの 女 性 と 付 き 合 ったことがあるが, 家 庭 困 窮 のためすべて 結 婚 するまでにはいかなかった 財 産 でさえ 築 きあげてくれない 父 親 の 無 能 で 自 分 がこんなひどい 目 にあったと, 劉 某 は 心 から 父 親 を 憎 んでいた 2008 年 7 月 に, 広 州 市 に 出 稼 ぎに 行 った 劉 某 はまた 好 きなタイ プのある 女 性 に 出 会 った ところが,その 女 性 は 彼 の 家 庭 の 経 済 状 況 を 知 ったとたん,す ぐに 別 れを 切 り 出 した 同 年 10 月 に, 父 親 が 自 分 にとって 厄 介 な 存 在 だと 思 い 込 んだ 劉 某 はわざわざ 故 郷 に 戻 り,71 歳 の 父 親 を 殺 して 土 に 埋 めた 事 件 が 暴 露 された 後, 劉 某 は 故 意 殺 人 罪 で 逮 捕 された (5) (3) 両 親 の 財 産 を 強 要 するために 暴 力 を 振 るうパターン 実 例 6. 西 安 の 楊 某 は 80 歳 で,その 妻 は 72 歳 である 老 夫 婦 は 息 子 二 人, 娘 四 人 を 育 てたが, 長 男 は 心 臓 病 で 夭 折 し, 娘 たちも 相 次 いで 嫁 いだ 彼 らは 命 のように 末 子 を 大 切 にしていた 1994 年 に, 老 夫 婦 は 全 力 で 末 子 の 結 婚 式 を 挙 げた しかし, 当 時, 財 力 も 十 分 でなく, 花 嫁 の 家 に 要 求 された 結 納 の 金 額 を 全 部 準 備 できなかったため, 花 嫁 の 強 い 不 満 を 買 った 結 婚 後, 花 嫁 は 姑 を 見 ても 見 ないふりをして 老 夫 婦 の 存 在 をずっと 無 視 し 続 けてきた 息 子 も 両 親 に 寄 り 付 かず, 嫁 の 言 いなりになっている 1998 年 のある 日, ささやかなトラブルで, 息 子 夫 婦 が 老 夫 婦 をひどく 殴 った ショックを 受 けた 老 夫 婦 は 警 察 に 告 訴 したが, 処 罰 を 恐 れる 息 子 夫 婦 が 謝 罪 したため 告 訴 を 撤 回 した ところが,その 後 も, 息 子 夫 婦 の 態 度 はまったく 変 わらなかった 2010 年 8 月 30 日, 姑 と 口 論 した 嫁 は また 暴 力 を 振 るい,80 歳 の 楊 某 に 重 傷 を 負 わせた これ 以 上 は 耐 えられない 老 夫 婦 はつ いに 裁 判 所 に 告 訴 状 を 提 出 した (6) 実 例 年 6 月 のある 日, 武 漢 市 のある 居 民 委 員 会 に 傷 だらけの 余 某 夫 婦 が 救 助 を 求 めに 来 た これらの 傷 は 長 男 夫 婦 と 孫 からもらったプレゼントだ と 余 某 が 悲 しみ 嘆 いた 居 民 委 員 会 の 調 査 によると, 余 某 夫 婦 には 息 子 二 人 がある 彼 の 孫, 即 ち 長 男 の 息 子 がもうすぐ 結 婚 する 予 定 で, 新 婚 用 の 住 居 を 買 うお 金 がなく, 長 男 夫 婦 は 両 親 の 住 宅 を 孫 に 譲 ってほしいと 要 求 したが, 両 親 に 断 固 として 断 られたため, 怒 った 嫁 と 孫 は 老 夫 婦 に 暴 力 を 加 え 負 傷 させた 暴 力 の 理 由 について, 長 男 が 次 のように 弁 解 している 商 売 の 失 敗 で 自 分 の 住 宅 はすでに 差 押 えられてしまった それに, 妻 は 交 通 事 故 で 後 遺 障 害 が 残 っている さらに, 息 子 が 結 婚 したくても 結 婚 用 の 住 居 を 買 えない 自 分 の 一 家 がこん な 惨 めな 暮 らしをしているにもかかわらず, 両 親 が 全 く 助 けてくれない と, 両 親 への 不 満 を 話 している (7) 実 例 年 2 月 の 蘇 州 市 で,ある 高 齢 者 夫 婦 が 家 の 中 で 殺 された 警 察 が 偵 察 の 結 22

5 果, 犯 人 は 意 外 にも 老 夫 婦 の 実 の 娘 で, 殺 害 の 動 機 は 遺 産 相 続 のためだった その 娘 には 離 婚 歴 があり, 今 現 在 年 下 の 彼 氏 と 同 棲 している 生 活 困 窮 の 彼 女 は,いつも 両 親 にお 金 を 要 求 したが, 両 親 によく 断 られたので,ついに 両 親 を 殺 害 して 早 く 遺 産 相 続 を 受 けたい と 考 えた 彼 女 が 睡 眠 薬 をご 飯 と 混 ぜ, 両 親 に 食 べさせて 寝 かしてからナイフで 両 親 を 殺 した (8) (4) 嫁 が 義 理 の 両 親 との 不 仲 で 暴 力 を 振 るうパターン 実 例 9. 河 南 省 宜 陽 県 に 住 んでいる 63 歳 の 李 某 は 結 婚 後 ずっと 姑 と 同 居 してきた 性 格 が 悪 く, 姑 嫌 いな 彼 女 の 義 母 に 対 する 暴 力 は 日 常 茶 飯 事 になっていた 2009 年 に, 長 年 の 虐 待 を 受 けた 93 歳 の 姑 がこれ 以 上 は 我 慢 できず, 首 つり 自 殺 してしまった その 後, 李 某 が 村 人 の 匿 名 通 報 によって 逮 捕 され, 虐 待 罪 で 懲 役 5 年 に 科 せられた (9) 実 例 10. 四 川 省 広 安 市 に 住 んでいる 81 歳 の 李 某 は 息 子 一 家 と 同 居 している 息 子 が 年 中 出 稼 ぎに 行 っているため, 家 に 残 されたのは 李 某, 嫁, 孫 娘 3 人 だけだった 嫁 である 劉 某 が 結 婚 してから 家 事 をせず, 毎 日 麻 雀 や 賭 博 で 遊 んでいる 義 父 李 某 が 一 家 の 家 事 や 農 作 業 の 仕 事 をすべて 担 っているにもかかわらず,ちょっとでも 思 い 通 りに 行 かないと, すぐ 嫁 に 殴 られる 苦 労 して 稼 いだわずかなお 金 も 嫁 に 強 要 に 取 り 上 げられた 2008 年 3 月 5 日,また 嫁 からの 暴 力 を 受 けた 李 某 は 農 薬 で 自 殺 してしまった 村 人 の 通 報 を 受 けた 警 察 が 虐 待 嫌 疑 で 劉 某 を 逮 捕 した (10) (5) 麻 薬 吸 飲 者 が 両 親 や 祖 父 母 の 説 教 に 反 発 して 暴 力 を 振 るうパターン 実 例 年 6 月 の 西 安 市 で,28 歳 の 孫 による 82 歳 の 祖 父 の 殺 害 事 件 が 発 生 した 犯 人 である 王 某 は 両 親 の 離 婚 により,1 歳 未 満 の 時 からずっと 祖 父 と 一 緒 に 暮 らしてきた 祖 父 に 溺 愛 された 彼 が, 大 きくなっても 怠 け 者 で 遊 んでばかりいて, 定 職 に 就 かない 麻 薬 吸 飲 という 悪 習 に 染 まったため 一 度 警 察 に 収 容 されたことがあるが, 釈 放 された 後 も 旧 態 依 然 である 麻 薬 を 買 うためにしばしば 祖 父 にお 金 を 強 要 し,くれなければ 祖 父 を 罵 っ たり 殴 ったりしていた ある 日, 王 某 が 麻 薬 購 買 資 金 のためにまた 祖 父 を 縛 ってひどく 殴 った その 後, 昏 睡 している 祖 父 を 殺 害 して,その 遺 骸 を 郊 外 の 荒 れ 地 に 捨 てた (11) 実 例 年 5 月 に, 岳 陽 市 中 級 人 民 法 院 ( 地 裁 ) は 母 親 を 故 意 に 殺 害 した 晏 某 に 執 行 猶 予 2 年 付 きの 死 刑 判 決 を 下 した 1940 年 生 まれの 晏 某 は 2004 年 から 麻 薬 吸 飲 の 悪 習 に 染 まり 始 めてから, 数 十 年 間 蓄 積 されてきた 家 庭 財 産 はほとんど 麻 薬 のために 使 って しまった 彼 と 同 居 している 母 親 が 強 い 不 満 を 持 ち, 親 子 間 の 喧 嘩 は 絶 え 間 なかった 最 後 の 喧 嘩 で, 晏 某 が 縄 で 母 親 の 首 を 絞 めて 死 亡 させた 後, 自 ら 派 出 所 に 出 頭 し, 自 首 し 23

6 中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (2) ( 張 萍 ) た (12) (6) 両 親 との 意 見 の 食 い 違 いで 暴 力 を 振 るうパターン 実 例 13. 天 津 市 の 孫 某 は 一 人 息 子 で, 両 親 にすごく 可 愛 がられていた 成 人 になって も, 内 向 きで, 人 との 付 き 合 いが 苦 手 な 孫 某 はまったく 仕 事 せず, 毎 日 ネットゲームに 熱 中 している 2007 年 12 月 に, 彼 がネットカフェで 小 慧 という 若 い 女 性 に 出 会 い,すぐ 交 際 に 入 って, 間 もなく 結 婚 したいと 両 親 に 申 し 出 た しかし, 小 慧 が 孫 某 より 4 歳 年 上 で, 前 に 交 際 した 彼 氏 が 今 現 在 でも 彼 女 の 家 族 と 同 居 しているため, 孫 某 の 両 親 は 彼 らの 結 婚 計 画 に 強 く 反 対 した 2008 年 10 月 のある 日, 孫 某 は 結 婚 をめぐって 両 親 と 激 しく 喧 嘩 の 末 に, 両 親 を 殺 した その 後, 彼 は 犯 罪 の 現 場 を 偽 装 して, 自 分 の 両 親 が 知 らない 人 に 殺 害 されたと 警 察 に 通 報 した 結 局, 警 察 側 に 見 破 られ, 直 ちに 逮 捕 された (13) 1. 2 身 体 的 な 虐 待 事 件 の 特 徴 筆 者 が 集 めた 資 料 からみると, 家 庭 内 での 高 齢 者 に 対 する 身 体 的 な 虐 待 事 件 には 次 のような 八 つの 特 徴 がみられる 第 一 に, 家 庭 環 境, 社 会 風 習 および 当 事 者 自 身 の 経 済 力, 社 会 的 地 位 の 面 においては, 農 村 における 高 齢 者 と 都 市 における 高 齢 者 が 大 いに 異 なるため, 身 体 的 な 虐 待 事 件 が 鮮 明 な 地 域 特 色 を 帯 びている 事 件 の 多 くは 農 村 地 域 で 発 生 しており, 都 市 部 での 発 生 率 は 割 合 に 低 い 農 村 では, 虐 待 者 の 多 くは 息 子 と 嫁 で, 孫 および 娘 婿 のケースもあるが, 娘 のケースはめったに ない 農 村 における 高 齢 者 は 一 般 的 に 息 子 を 頼 りとし, 息 子 一 家 との 関 係 は 緊 密 であるからだ これに 対 して, 都 市 においては, 男 女 平 等 意 識 が 比 較 的 普 及 しているために, 娘 家 族 と 同 居 す る 高 齢 者 が 多 いため, 娘 や 娘 婿 が 虐 待 者 となったケースは 珍 しくない 第 二 に, 虐 待 者 本 人 の 資 質 をみると,ほとんどの 人 は 荒 っぽい 性 情, 善 悪 をわきまえない, 無 責 任, 自 己 中 心, 楽 なことを 喜 んで 労 を 厭 う, 拝 金 主 義 などの 特 徴 を 持 っている 虐 待 者 が 男 性 である 場 合, 大 体 酒 乱, 麻 薬 吸 飲, 賭 博 というようなよくない 品 行 の 持 ち 主 で, 犯 罪 前 科 がある 人 も 少 なくない 一 部 の 人 は 幼 い 頃 から 両 親 への 過 度 依 存 に 慣 れて, 両 親 が 何 時 でも, 何 もかも 自 分 の 欲 望 を 満 足 してくれるべきだと 考 えている 彼 らの 欲 望 を 満 足 させない 両 親 が, 自 然 に 彼 らの 暴 力 の 対 象 となる 第 三 に, 虐 待 者 の 不 良 な 資 質 の 形 成 が, 彼 らの 家 庭 環 境 とりわけ 両 親 および 祖 父 母 の 養 育 態 度 に 大 いに 関 わっている 両 親 または 祖 父 母 の 過 度 の 援 助 と 保 護 を 受 けた 子 供 は, 最 終 的 に 成 長 できず, 自 立 できない 大 人 になってしまう 逆 に, 小 さい 頃 よく 体 罰 や 責 め 罵 りを 受 けた 人 も 健 全 な 人 格 を 形 成 できない 両 親 の 暴 力 をよく 受 けた 子 供 が, 大 きくなったら 両 親 に 暴 力 を 振 るう 人 物 に 変 わったケースは 珍 しくない 特 に 親 の 言 動 が 子 供 のモデルになり, 将 来 像 の 方 向 付 けにもなっているため, 自 分 の 両 親 を 尊 敬 せず, 暴 力 を 振 るわせた 親 は 子 供 に 悪 いモデル 24

7 を 提 供 して, 老 後 になると, 自 分 の 罪 悪 の 結 果 を 自 分 が 受 けるようになってしまう 第 四 に, 嫁 による 姑 への 身 体 的 な 虐 待 事 件 の 頻 発 は, 息 子 の 親 不 孝 あるいは 軟 弱 無 能 と 密 接 に 関 係 している 親 不 孝 の 息 子 は 親 よりも 自 分 の 嫁 や 子 供 の 利 益 を 大 事 にして, 嫁 姑 の 関 係 が ぎくしゃくした 場 合, 常 に 嫁 の 味 方 をし, 嫁 と 一 緒 に 自 分 の 両 親 に 暴 力 を 振 るう 軟 弱 無 能 な 息 子 は 恐 妻 家 であるため, 妻 の 言 いなりになりがちで, 姑 に 暴 力 を 振 るう 妻 の 行 動 を 常 に 見 て も 見 ないふりをして, 制 止 することもできない 第 五 に, 伝 統 社 会 から 近 代 社 会 への 転 換 に 際 し, 特 に 女 性 の 地 位 の 向 上 は, 嫁 による 姑 への 身 体 的 な 虐 待 事 件 の 社 会 的 背 景 である 中 国 の 伝 統 社 会 において, 嫁 は 夫 及 びその 家 族 に 従 属 する 弱 者 で, 常 に 姑 の 虐 待 の 対 象 であった 近 代 社 会 になると, 女 性 の 経 済 的 社 会 的 な 地 位 の 向 上 に 伴 って, 嫁 がすでに 家 庭 の 中 の 弱 者 から 強 者 に 変 わった 農 村 男 性 とりわ け 貧 しい 家 庭 の 男 性 の 結 婚 難 は, 嫁 の 家 庭 における 主 導 的 地 位 をさらに 強 化 させた これは 嫁 が 被 虐 待 者 から 虐 待 者 に 変 身 した 客 観 的 な 原 因 で, 嫁 自 身 の 資 質 の 悪 さ, 特 に 荒 っぽい 性 情 と エゴイズムがその 主 観 的 な 原 因 だと 考 えられる 第 六 に, 被 虐 待 高 齢 者 自 身 の 我 慢 が 虐 待 事 件 の 発 生 を 助 長 している 我 慢 の 原 因 は 高 齢 者 の 二 つの 配 慮 に 由 来 する まずは 家 庭 内 の 醜 いことを 外 に 出 したら, 家 族 全 員 の 名 誉 や 面 目 が 損 なわれることを 心 配 している 次 には 実 の 息 子 や 娘 または 孫 が, 自 分 の 起 訴 で 法 的 処 罰 を 受 け ることを 懸 念 している 我 慢 しきれない 高 齢 者 はたとえ 訴 訟 の 手 段 を 採 っても, 虐 待 者 である 子 供 がちょっと 反 省 の 意 を 表 したら,すぐその 悪 行 を 許 して 訴 状 を 取 り 下 げる 高 齢 者 のこの ような 自 虐 的 忍 耐 とわが 子 への 溺 愛 は, 家 庭 内 での 高 齢 者 に 対 する 身 体 的 な 虐 待 事 件 の 隠 蔽 性 と 長 期 化 をもたらした 第 七 に, 第 三 者 が 家 庭 内 部 のことに 介 入 しにくいことが, 軽 微 である 虐 待 事 件 を 漸 次 重 い 傷 害 事 件 や 殺 人 事 件 に 拡 大 した 要 因 の 一 つだと 考 えられる 中 国 には, 古 くから 仕 事 のよくさ ばける 役 人 も 家 事 を 断 ずることは 難 しい という 言 い 回 しがあり, 複 雑 な 原 因 を 持 つ 家 族 間 ト ラブルに 対 し, 外 部 の 人 はあまり 口 をだしたがらない その 上, 加 害 者 の 多 くはもともと 非 道 横 暴 な 無 頼 漢 で, 彼 らの 暴 力 の 対 象 が 親 だけではなく,その 親 に 同 情 したり, 助 けたりする 人 をも 含 めている 災 禍 を 招 くことを 恐 れて, 高 齢 者 の 親 族 や 近 所 の 人 および 村 の 幹 部 たちは, 虐 待 事 件 に 目 をつぶって 余 計 な 世 話 をしたくない 外 部 からの 介 入 と 社 会 的 圧 力 の 欠 如 が, 加 害 者 の 暴 力 行 為 の 長 期 化 につながっている 第 八 に, 法 律 の 不 備 により, 同 様 の 虐 待 行 為 に 対 する 処 罰 もまちまちで, 特 に 高 齢 者 の 死 亡 に 至 っていない 事 件 への 処 罰 の 軽 さは, 法 律 による 虐 待 者 を 威 嚇 する 目 的 に 達 していない 中 国 には, 高 齢 者 虐 待 に 特 化 した 法 律 はまだ 存 在 しない 一 般 的 に, 被 虐 待 高 齢 者 が 受 けた 傷 害 の 程 度 により, 刑 法 や 社 会 治 安 処 罰 条 例 に 基 づいて 処 分 を 下 す 直 接 的 に 高 齢 者 を 殺 害 した 虐 待 者 について, 厳 しい 刑 罰 を 下 し, 最 高 死 刑 判 決 もできる 間 接 的 に 高 齢 者 を 死 亡 さ せた 虐 待 者 に 対 する 処 分 は 様 々で,5 年 刑 罰 を 科 せられたケースもあるが, 死 亡 した 高 齢 者 の 25

8 中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (2) ( 張 萍 ) お 墓 の 前 で 謝 罪 しただけで 事 を 済 ませるケースもある 重 傷 程 度 の 事 件 については,2 年 以 下 の 禁 固 刑 もしくは 拘 留 の 処 罰 しか 課 せられない ( 刑 法 虐 待 罪 による) 軽 傷 程 度 の 事 件 に 関 しては, 警 察 側 は 仲 裁 に 入 って 事 を 済 ませるケースがほとんどで, 重 くても 警 告 罰 金 もしくは 5 日 から 15 日 の 行 政 拘 留 という 処 分 しか 下 さない ( 治 安 管 理 処 罰 法 によ る) 2. 経 済 的 な 虐 待 経 済 的 な 虐 待 とは 即 ち 扶 養 義 務 を 持 ち,かつ 経 済 力 を 持 っている 者 が, 労 働 能 力 を 喪 失 し, 経 済 的 に 自 立 できない 高 齢 の 両 親 に 扶 養 義 務 を 果 たさないことを 指 す 農 村 ではよくみられる 事 件 で, 都 市 では 比 較 的 に 少 ない 経 済 的 に 自 立 できない 高 齢 者 が 農 村 には 多 く, 都 市 部 には 少 ないからだ 社 会 保 障 水 準 の 地 域 格 差,ならびに 農 村 における 伝 統 的 な 分 家 慣 習 が,このよ うな 現 象 を 生 じさせた 主 な 原 因 だと 考 えられる 近 代 的 な 社 会 保 障 制 度 は, 一 国 の 経 済 発 展 に 貢 献 する 公 務 員 と 近 代 工 業 セクターの 労 働 者 を 対 象 として 導 入 される 場 合 が 多 く, 中 国 においても 例 外 ではなかった 1949 年 に 中 華 人 民 共 和 国 が 成 立 してまもなく,1951 年 に 労 働 保 険 条 例 が 制 定 され, 都 市 部 において, 企 業 の 従 業 員 及 び 国 家 機 関 の 公 務 員 に 対 する 年 金 給 付, 医 療 給 付 等 が 制 度 化 された その 後 の 中 国 の 社 会 変 動 に 伴 い,さまざまな 問 題 にであったが,この 制 度 は 崩 壊 せず, 対 象 者 への 年 金 給 付 と 医 療 給 付 がずっと 続 いてきた これに 対 して, 農 業 従 事 者 の 老 後 の 生 活 保 障 が 長 い 間, 伝 統 農 業 社 会 の 慣 習 を 継 続 し, 土 地 を 付 与 されること 以 外 は, 子 供 等 の 親 族 に 扶 養 してもらうことが 中 心 であった 農 民 を 対 象 とする 年 金 制 度 は 1991 年 から 一 部 の 地 域 で 展 開 されていたが, 制 度 上 の 欠 陥 と 給 付 水 準 の 低 さにより, 加 入 率 は 非 常 に 低 かった 2009 年 からやっと 新 たに 新 型 農 村 年 金 制 度 の 試 行 が 始 まった 農 民 に 対 する 医 療 保 険 については,1950 年 代 末 から 1970 年 代 末 までには, 人 民 公 社 という 生 産 集 団 を 中 心 に, 住 民 間 互 助 共 済 型 の 合 作 医 療 制 度 が 実 施 されていたが,1980 年 代 初 期 になると, 人 民 公 社 の 解 体 に 伴 って 衰 退 の 局 面 を 迎 えてき た 新 型 農 村 合 作 医 療 制 度 の 再 建 は 2003 年 以 後 のことである 農 村 地 域 における 社 会 保 障 制 度 の 確 立 が 都 市 地 域 より 遥 かに 遅 れたため, 無 年 金, 無 医 療 保 険 の 高 齢 者 は 圧 倒 的 に 多 い その 上, 息 子 の 結 婚 により 家 産 を 分 割 するという 伝 統 的 な 分 家 の 慣 習 は, 高 齢 者 の 経 済 状 況 をさらに 悪 化 させている 農 業 だけで 生 計 を 立 てる 農 民 はもともと 収 入 が 低 く, 財 産 の 貯 蓄 も 少 ない 数 人 の 息 子 の 結 婚 により 家 産 を 分 割 した 後, 年 老 いた 親 に 残 された 財 産 がわずかで, 一 室 の 部 屋 でさえ 残 されていない 高 齢 者 もいる 財 産 を 持 たず, 働 く 体 力 も 喪 失 した 高 齢 者 の 生 活 は 子 供 に 頼 るしかない 以 上 のような 社 会 的 文 化 的 な 要 素 は, 農 村 地 域 における 経 済 的 な 虐 待 事 件 が 多 発 する 主 な 背 景 だと 思 う 26

9 マスコミに 報 道 された 農 村 での 経 済 的 虐 待 事 件 には, 次 の 五 つの 特 徴 がみられる 第 一 に, 子 供 が 多 いほど, 両 親 の 扶 養 が 難 しくなる 現 在 65 歳 以 上 の 高 齢 者 のほとんどは 1970 年 代 前 に 結 婚 している 当 時 の 中 国 はまだ 厳 しい 計 画 出 産 政 策 を 実 施 していなかった 農 村 の 人 々は 皆 子 供 が 多 ければ 晩 年 の 幸 福 も 多 い と 信 じ, 夫 婦 二 人 で 子 供 5 人 以 上 を 育 て たのはごく 普 通 のことであった しかし, 老 後 になると, 子 供 が 多 いほど, 老 後 生 活 の 保 障 が 危 なくなるという 現 実 に 直 面 している 子 供 たちは 親 扶 養 を 重 荷 と 考 え, 誰 でも 多 く 担 いたく ないため, 常 に 互 いにおしつけあったり, 口 実 をもうけて 責 任 逃 れしたりして, 親 扶 養 の 責 任 分 担 をめぐるトラブルをうまく 解 決 できない 場 合, 一 緒 に 親 扶 養 を 放 棄 する 恐 れもあるからだ 第 二 に, 分 家 によって 生 まれた 親 子 間 のトラブルは,いつも 親 扶 養 を 拒 否 する 子 供 の 口 実 に なる 農 村 の 慣 習 では, 子 供 の 結 婚 を 手 助 けすることが 親 の 責 任 であるが,しかし, 息 子 と 娘 に 対 する 待 遇 には 落 差 がある 娘 の 結 婚 には, 親 は 嫁 入 り 道 具 を 送 るだけで 済 む 息 子 の 結 婚 の 場 合 には, 親 は 新 しい 家 庭 が 使 用 する 住 宅 を 用 意 するだけでなく, 自 分 の 財 産 の 一 部 を 分 割 して 分 け 与 えなければならない もし 息 子 が 複 数 いる 場 合, 長 男, 二 男, 三 男 など, 順 次 に 最 後 の 息 子 が 結 婚 するまで, 結 婚 ごとに 分 家 を 一 回 行 う 最 後 の 分 家 を 済 ませて, 親 はある 息 子 と 同 居 するか,または 夫 婦 二 人 だけで 暮 らすようになる ある 息 子 の 結 婚 のために 分 家 を 行 う 際, 親 はこの 息 子 の 要 求 をできるだけ 満 足 させると 同 時 に, 他 の 息 子 への 分 け 前 を 十 分 に 残 す ことを 配 慮 しなければならない 子 供 たちの 将 来 の 幸 福 ばかり 考 え, 自 分 の 家 財 をすべて 子 供 たちに 分 割 しきって, 最 後 に 自 分 に 一 室 の 部 屋 でさえ 残 さない 親 もいる その 反 面, 結 婚 を 機 に,あの 手 この 手 と 工 夫 をこらして,できるだけ 親 から 多 くの 財 産 を 分 割 してもらいたい 子 供 は 少 なくない 実 際 のところ, 家 庭 の 財 力 の 制 約 や 親 の 主 観 的 な 判 断 により, 息 子 たちの 要 求 をなにもかも 満 足 させ,かつまったく 均 等 的 に 財 産 を 分 与 することは 非 常 に 難 しいことである したがって, 分 家 による 兄 弟 間 の 軋 轢 や 親 子 間 のトラブルがよく 生 じる 親 に 偏 愛 されて 家 財 を 多 くもらった 兄 弟 が, 親 扶 養 の 責 任 をもっと 多 く 担 うべきで, 親 に 愛 されておらず,もらっ た 家 財 も 少 ない 自 分 が, 親 扶 養 の 義 務 を 軽 減 すべきだ,という 主 張 はしばしば 親 扶 養 を 拒 否 す る 口 実 になる 家 産 分 与 の 対 象 にならない 娘 の 方 は, 自 分 には 親 扶 養 の 義 務 がないと 考 えてい る 第 三 に, 息 子 の 夫 婦 関 係 の 悪 化 は 親 扶 養 に 影 響 を 及 ぼす 1980 年 代 から, 中 国 の 農 村 地 域 では 出 稼 ぎブームを 形 成 していた 20 代 から 40 代 までの 既 婚 男 性 がこぞって 外 へ 出 稼 ぎに 行 ったため, 多 くの 村 には 老 人, 女 性 と 子 供 だけが 取 り 残 されている 出 稼 ぎに 行 った 夫 は 視 野 が 広 がるにつれて, 人 生 観 や 価 値 観 の 変 化 が 生 じ, 故 郷 に 残 された 妻 との 間 に 感 情 的 に 齟 齬 が 生 まれやすい また, 長 期 の 別 居 生 活 が 夫 婦 感 情 を 冷 淡 にさせ, 夫 婦 関 係 の 破 綻 につながり かねない 夫 婦 間 にもつれが 生 じたら, 財 布 の 紐 を 握 っている 妻 は 往 々にして 義 理 の 親 に 提 供 すべき 生 活 費 や 食 料 などをカットしてしまう 第 四 に, 高 額 の 医 療 費 による 扶 養 紛 争 が 多 発 している 農 民 を 対 象 とする 医 療 保 険 の 普 及 が 27

10 中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (2) ( 張 萍 ) 遅 れ,かつ 給 付 率 が 低 いため, 高 額 の 医 療 費 を 払 えない 高 齢 者 がたくさんいる その 際, 子 供 が 親 の 医 療 費 を 援 助 したいけどお 金 を 持 っていない 場 合,あるいはお 金 を 持 っていても 出 した くない 場 合, 親 は 病 気 の 治 療 を 諦 めるしかない 高 齢 者 が 重 病 に 罹 った 場 合, 治 療 を 続 けるべ きかどうか, 子 供 の 間 に 医 療 費 の 分 担 をどう 分 け 合 うべきかなどをめぐって, 家 族 間 の 紛 争 が よくおこる 第 五 に, 父 と 母 を 分 散 して 扶 養 することによって 扶 養 者 間 の 紛 争 を 引 き 起 こす 一 部 の 農 村 地 域 には, 親 扶 養 の 負 担 を 公 平 に 分 けるために, 親 の 意 思 を 顧 みず, 高 齢 になった 父 と 母 を 別 々に 二 人 の 息 子 の 家 庭 に 分 散 して 扶 養 する 慣 習 がある このようなやり 方 は 二 つの 結 果 を 招 く まずは 高 齢 者 に 精 神 的 な 苦 痛 を 与 える 年 寄 りにとって,そばに 伴 侶 がいることは 最 もよ い 精 神 的 な 安 定 剤 で, 無 理 に 別 居 させる 老 人 は 孤 独 になり, 苦 悶 や 焦 燥 という 不 安 定 な 精 神 状 態 に 陥 りがちである 次 は, 兄 弟 間 の 紛 争 を 招 きかねない つまり, 一 方 の 親 が 先 に 死 亡 して, 他 方 の 親 が 長 生 きする 場 合 には, 長 生 きする 親 の 扶 養 者 が 損 をしたと 感 じ, 再 び 他 の 兄 弟 にそ の 扶 養 責 任 を 分 担 してほしいと 要 求 すれば, 兄 弟 間 のトラブルを 引 き 起 こしやすい 兄 弟 間 の 紛 争 がうまく 解 決 できず,その 親 が 家 から 追 い 出 されて, 行 くところがなくなるケースもよく ある さらに, 次 のような 風 習 は 現 行 法 律 の 規 定 に 違 反 するにもかかわらず, 農 村 地 域 では 社 会 通 念 として 広 く 認 められ, 高 齢 者 の 生 活 保 障 を 脅 かしている (1) 結 婚 した 娘 には 親 扶 養 の 義 務 がない この 風 習 は 昔 から 形 成 された 男 性 を 中 心 とする 父 系 家 族 制 度 にも 大 いに 関 わっている この 制 度 のもとでは, 息 子 は 家 の 跡 継 ぎとして 親 の 財 産 を 相 続 すると 同 時 に 親 を 扶 養 する 義 務 を 負 う これに 対 して, 娘 は 大 きくなると 他 姓 の 嫁 となるため, 親 の 財 産 を 相 続 する 権 利 もなく 親 を 扶 養 する 義 務 もない しかし,1950 年 に 制 定 された 婚 姻 法 はすでにこの 制 度 を 否 定 し て, 男 女 平 等 という 原 則 に 基 づいて, 子 は 親 を 扶 養 する 義 務 がある ( 第 十 三 条 ) 親 と 子 が 互 いに 遺 産 を 相 続 する 権 利 がある ( 第 十 四 条 )と 明 確 に 定 め, 男 性 と 女 性 に 同 様 な 権 利 と 義 務 を 賦 与 した 1980 年 に 修 正 された 婚 姻 法 にはさらに 子 が 扶 養 義 務 を 履 行 しない 場 合, 労 働 能 力 のないあるいは 生 活 困 難 の 親 は, 子 に 扶 養 費 を 要 求 する 権 利 がある ( 第 二 十 一 条 ) という 条 文 を 付 け 加 えた つまり, 法 律 上 では, 子 の 親 に 対 する 扶 養 義 務 は, 男 女 の 別, 結 婚 の 有 無 に 関 係 なく 全 員 あるということである しかし, 現 在 になっても, 一 部 の 農 村 地 域 では 依 然 として お 嫁 に 出 した 娘 は 放 り 出 した 水 の 如 くである という 昔 の 観 念 を 固 持 し, 娘 とり わけ 既 婚 の 娘 に 親 の 財 産 相 続 権 を 認 めないと 同 時 に, 娘 に 親 を 扶 養 することも 要 求 しない (2) 子 は 再 婚 した 親 を 扶 養 する 義 務 がない 多 くの 子 供 の 考 えでは, 配 偶 者 の 死 亡 または 離 婚 により 独 身 になった 親 が 再 婚 すれば, 自 分 と 無 関 係 の 新 しい 家 庭 をつくることを 意 味 し,その 老 後 の 扶 養 も 自 分 と 関 係 がない したがっ て, 親 の 再 婚 を 口 実 にして 親 の 扶 養 を 拒 否 した 子 供 は 少 なくない しかし, 婚 姻 法 の 第 三 28

11 十 条 には 子 は 父 母 の 婚 姻 権 利 を 尊 重 し, 父 母 の 再 婚 及 び 結 婚 後 の 生 活 を 妨 害 してはならない 子 の 親 に 対 する 扶 養 義 務 は, 親 の 婚 姻 関 係 が 変 わっても 果 たすべき と 規 定 している (3) 孫 の 面 倒 をみない 親 については, 子 は 扶 養 しなくてもよい 農 村 の 慣 習 によれば, 親 は 子 供 の 結 婚 を 手 助 けてから, 息 子 の 子 供 すなわち 孫 の 面 倒 をみる 責 任 もある 息 子 が 複 数 いる 場 合 には, 親 は 長 男 の 子 供 から 二 男 や 三 男 の 子 供 へ, 順 番 に 均 等 に 孫 たちの 面 倒 をみなければならない 親 はほかの 息 子 の 子 供 の 面 倒 ばかりをみて, 自 分 の 子 供 の 面 倒 をあまり 見 ていないことを 口 実 として 親 扶 養 を 拒 否 する 人 はよくみられる しかし, 現 行 の 法 律 によれば, 父 母 が 健 在 でかつ 扶 養 能 力 を 持 っている 孫 については, 祖 父 母 は 後 見 人 になる 必 要 がなく, 扶 養 する 義 務 もない ( 婚 姻 法 第 二 十 八 条 ) (4) 親 の 財 産 を 相 続 しない 子 には 親 扶 養 の 義 務 がない 農 村 地 域 では, 親 の 財 産 に 対 する 相 続 権 を 放 棄 したという 理 由 で, 親 扶 養 を 拒 否 する 現 象 は よく 現 れる しかし, 現 行 の 法 律 によれば, 財 産 相 続 権 が 公 民 の 権 利 であり, 父 母 と 子 は 互 い に 財 産 を 相 続 できる 子 は 自 らの 意 志 で 相 続 権 を 放 棄 することができるが,これによって 親 に 対 する 扶 養 義 務 を 果 たさないことができない 高 齢 者 権 益 保 障 法 第 十 五 条 では, 扶 養 者 は 相 続 権 の 放 棄 またはその 他 の 理 由 で 扶 養 の 義 務 を 拒 否 してはならない と 明 確 に 規 定 している 法 律 の 遵 守 を 基 本 原 則 とする 現 代 社 会 では, 法 律 の 規 定 と 異 なる 社 会 の 慣 習 がある 場 合,そ の 慣 習 が 法 律 に 基 づいて 変 化 すべきだと 思 うが,しかし, 長 い 歴 史 の 中 で 形 成 されてきた 社 会 慣 習 を 変 化 させるのは 非 常 に 困 難 なことで, 特 に 伝 統 勢 力 が 強 い 農 村 社 会 では, 社 会 慣 習 より 法 律 遵 守 を 尊 重 するような 意 識 形 成 にはなお 相 当 な 時 間 がかかるだろうと 考 えられる 3. 高 齢 者 の 財 産 権 に 対 する 侵 害 高 齢 者 の 財 産 権 に 対 する 侵 害 とは, 親 族 が 高 齢 者 の 意 思 に 背 き, 彼 らの 財 産 をせびったり, 詐 取 したり,または 不 当 に 占 有 したりすることを 指 す 親 の 脛 かじりおよび 高 齢 者 の 財 産 を 不 当 に 占 有 することが,その 主 な 現 れである 3. 1 親 の 脛 をかじること 親 の 脛 かじりとは, 子 供 が 大 人 になり, 経 済 的 に 依 然 として 親 に 依 存 し 独 立 できない 現 象 で ある 親 子 関 係 が 非 常 に 緊 密 な 中 国 において,どこでも 見 られる 現 象 であるが, 親 の 意 思 に 背 いて 無 理 矢 理 に 強 要 することは 虐 待 行 為 となる 虐 待 者 の 特 徴 をみると, 次 の 五 つの 類 型 に 分 けられる (1) 働 く 能 力 がありながら, 職 業 に 就 く 意 思 を 有 せず, 経 済 的 収 入 がなく, 全 面 的 に 親 に 頼 る 者 (2) 職 業 に 就 き, 正 常 な 経 済 的 収 入 がありながら, 贅 沢 浪 費 のため 収 入 が 支 出 に 追 いつかず, 29

12 中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (2) ( 張 萍 ) 部 分 的 に 親 に 頼 る 者 (3) 親 の 財 力 や 生 活 状 況 を 顧 みず, 結 婚 を 機 にして 親 に 住 宅 や 車,お 金 などを 過 度 に 要 求 す る 者 (4) 妻 子 を 持 つ 既 婚 者 で, 正 常 な 経 済 的 収 入 がありながら, 相 変 わらず 親 の 家 に 居 座 り, 一 家 の 生 活 費 をすべて 親 に 頼 る 者 (5) 妻 子 を 持 つ 既 婚 者 で, 正 常 な 経 済 的 収 入 があり, 親 と 別 居 しても, 常 に 何 らかの 口 実 で 親 に 金 銭 や 物 品 を 要 求 する 者 親 の 脛 かじりは 主 に 都 市 家 族 で 発 生 しているため, 年 金 だけで 生 計 を 立 てている 高 齢 者 の 生 活 の 質 に 大 いに 悪 影 響 を 与 えている 年 を 取 った 高 齢 者 には 複 雑 な 気 持 ちがある 一 方 で, 父 母 となる 者 は 誰 しも 子 供 の 幸 せを 願 っており,できるだけ 子 供 の 欲 求 を 満 足 させたい 他 方 に おいて, 子 供 の 親 孝 行 を 享 受 すべき 年 になった 一 老 人 として, 他 の 老 人 が 子 供 からの 経 済 的 な 扶 助 や 精 神 的 な 慰 めを 享 受 しているのに, 自 分 が 子 供 からもらうのはきりのない 要 求 ばかりで, 不 満 と 恨 みの 感 情 が 自 然 に 湧 き 起 こり, 子 供 に 対 する 嫌 悪 感 が 生 まれかねない 子 供 のエゴイ ズムは 親 に 経 済 的 なプレッシャーだけでなく,つらい 思 いをさせ, 大 きな 精 神 的 なダメージを も 与 えている 上 述 の 親 の 脛 をかじる 者 の 中 に, 安 定 的 な 経 済 収 入 を 持 っている 人 も, 全 く 収 入 のない 人 も いる 妻 子 持 ちの 既 婚 者 も, 未 婚 者 もいる 相 対 的 にいえば,30 歳 を 過 ぎ, 職 業 に 就 く 意 思 を 有 せず,かつ 経 済 的 収 入 のない 子 供 が 親 に 与 える 圧 力 と 傷 害 は, 最 も 大 きい 中 国 の 社 会 通 念 では,30 歳 は 結 婚 し, 職 業 を 持 ち, 独 立 生 活 できる 年 を 意 味 する 30 歳 を 過 ぎても, 結 婚 もせず, 職 業 も 持 たず, 親 から 独 立 できないことは, 人 生 の 失 敗 の 証 となる 子 供 が 失 敗 すれ ば, 子 供 の 出 世 を 望 んでいる 親 の 希 望 も 水 泡 に 帰 したことになる しかも, 年 を 取 った 親 が 失 望 しながら 大 人 になった 子 供 を 続 けて 扶 養 せざるを 得 なくなる 親 依 存 症 になっている 人 には 共 通 な 人 格 的 欠 陥 がある そこには 逸 楽 にふけ 苦 労 を 厭 うこと, 無 責 任, 自 己 中 心 的, 人 付 き 合 いが 苦 手, 現 実 逃 避, 引 きこもりがち,ちょっとの 挫 折 ですぐ 自 暴 自 棄 になることなどが 挙 げられる 幼 少 期 の 成 長 環 境,とくに 家 庭 教 育 と 学 校 教 育 の 問 題 は,このような 人 格 の 形 成 に 大 いに 関 係 している 家 庭 教 育 の 問 題 は 二 つの 方 面 に 現 れている 一 つは 過 保 護 の 問 題 である 子 供 は 幼 少 期 にお いて 親 から 過 多 な 保 護 を 受 けると, 大 人 になっても 心 理 的 離 乳 を 達 成 できず, 社 会 的 適 応 能 力 が 低 いため, 責 任 感 のない 人 になりやすい ある 人 はもともと 学 歴 が 低 く, 専 門 的 な 技 術 も 持 たないにもかかわらず, 肉 体 労 働 を 厭 うため, 無 職 の 状 態 に 甘 んじている ある 人 は 一 旦 就 職 したが, 職 場 に 適 応 できず, 人 とのコミュニケーションも 苦 手 で, 細 やかな 挫 折 ですぐ 辞 職 し て 家 にこもるようになってしまう 親 が 子 供 に 過 大 な 期 待 をかけることは,もう 一 つの 問 題 で ある 親 が 子 供 のために 設 計 した 理 想 は 高 すぎると, 子 供 が 自 分 自 身 の 能 力 や 社 会 の 現 実 を 客 観 的 に 理 解 できなくなる ある 人 は 高 給 の 仕 事 や 社 会 的 地 位 の 高 い 職 業 だけに 興 味 を 持 ち, 一 30

13 般 の 仕 事 が 気 に 入 らない ある 人 は 企 業 家 になることを 強 く 希 望 しており, 親 の 援 助 でいろい ろやってみたが, 大 体 失 敗 で 終 わったにもかかわらず, 普 通 の 従 業 員 として 他 人 の 下 で 働 きた くない 高 邁 な 理 想 を 持 ちながら,30 歳 を 過 ぎても 無 職, 無 収 入 で 親 にすがって 暮 らす 子 供 を 生 みだしたのは,まさに 親 であるといっても 過 言 ではない 学 校 教 育 の 問 題 に 関 しては,まず 知 力 教 育 を 重 んじ, 人 格 の 養 成 を 軽 視 する 受 験 教 育 が 取 り 上 げられる 特 に1980 年 代 と 1990 年 代 では,どのようにして 大 学, 特 に 有 名 大 学 に 入 ること が, 幼 稚 園 から 高 校 までの 教 育 の 主 要 目 的 となり, 学 生 の 責 任 感, 独 立 性, 挫 折 に 耐 える 能 力 などの 資 質 の 養 成 が 軽 んじられていた 次 に, 長 い 間, 大 学 の 授 業 には 職 業 指 導 が 含 まれてい なかったため, 学 生 は 学 校 を 卒 業 したら 社 会 や 職 業 に 適 応 しにくい 中 国 の 大 学 進 学 率 は 1991 年 のわずか 3.5% から 急 速 に 2011 年 の 25% に 上 昇 し,すでにエリート 教 育 から 大 衆 教 育 に 変 わった エリート 教 育 の 時 期 において, 卒 業 大 学 生 は 貴 重 な 人 材 として, 職 業 の 選 択 肢 が 多 かった 大 衆 教 育 の 段 階 に 入 ると, 大 卒 の 学 歴 を 有 しても 失 業 する 可 能 性 がある このよう な 社 会 変 化 に 適 応 できず, 相 変 わらずエリートの 姿 勢 で 仕 事 を 選 り 好 みするのは, 一 部 の 大 学 卒 業 生 がなかなか 就 職 できず,あるいは 就 職 しても 頻 繁 の 転 職 により, 安 定 した 収 入 を 手 に 入 れることができない 主 な 原 因 である 安 定 的 な 経 済 収 入 がありながら 親 の 脛 をかじる 行 為 は, 親 の 子 供 に 対 する 溺 愛 と 子 供 の 極 端 なエゴイズムとの 相 乗 作 用 で 生 まれた 結 果 である 外 に 出 ると 友 に 頼 り, 家 にいると 父 母 に 頼 る という 中 国 の 諺 に 示 されているように, 子 供 が 父 母 に 頼 ることはずいぶん 昔 からの 伝 統 である たとえ 30 歳 を 過 ぎ, 妻 子 を 持 つ 既 婚 者 の 中 でも, 親 の 脛 かじりが 当 たり 前 のことだ と 考 えている 人 は 少 なくない 自 分 の 親 だから, 金 銭 と 品 物 をせびったり, 自 分 の 子 供 の 面 倒 をみてもらったり, 家 事 の 代 行 を 要 求 したりすることなど, 躊 躇 もせずやり 放 題 である とこ ろが, 親 がいくら 金 品 や 労 力 を 費 やしても, 子 供 から 感 謝 されるどころか, 子 供 の 恨 みや 暴 力 を 招 く 場 合 もある 我 慢 しきれない 親 は, 法 律 に 訴 えて 自 分 の 権 益 を 守 らざるを 得 なくなる 実 例 14. 河 南 省 鄭 州 市 に 住 んでいる 趙 某 は 2000 年 に 結 婚 した 時, 独 立 の 住 宅 を 持 たな いため, 親 と 同 居 してきた 趙 某 夫 婦 の 生 活 費 や 家 事 など, 何 もかも 両 親 に 任 せているが, 細 やかなトラブルで 常 に 両 親 を 罵 ったり 殴 ったりする 家 庭 の 仲 を 維 持 するため, 両 親 の 方 はずっと 我 慢 してきたが, 趙 某 夫 婦 はエスカレートする 一 方 である たまたま 両 親 を 訪 ねてくる 他 の 兄 弟 や 親 戚, 友 だちも 罵 倒 の 対 象 となった 2007 年 に, 絶 望 した 両 親 が 法 律 に 訴 え, 趙 某 夫 婦 を 自 分 の 家 から 引 っ 越 すことを 要 求 した 同 年 9 月, 裁 判 所 は 趙 某 夫 婦 にその 両 親 の 家 から 出 ることを 命 じた 裁 判 官 が 次 のように 説 明 している 民 法 によれ ば, 経 済 的 収 入 がない 学 生 や 独 立 生 活 できない 障 害 者 を 除 き, 成 人 になった 18 歳 以 上 の 人 は,すでに 完 全 な 民 事 能 力 を 有 するので, 父 母 側 の 扶 養 義 務 も 終 了 する 趙 某 夫 婦 が 親 の 意 思 に 背 き, 親 の 住 宅 に 居 座 り, 経 済 的 にも 無 理 矢 理 に 親 に 依 存 している 行 為 は,すで 31

14 中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (2) ( 張 萍 ) に 親 の 財 産 権 の 侵 害 となっている 彼 の 両 親 が 法 律 を 通 して 自 分 の 権 益 を 守 ることは 当 然 のことである (14) この 判 決 が 初 めて 法 律 に 基 づいて 親 の 脛 かじり 行 為 を 禁 止 したため, 社 会 に 大 きな 反 響 を 及 ぼし, 裁 判 所 擁 護 一 辺 倒 の 世 論 になっている 判 決 により 趙 某 の 親 子 関 係 がさらに 悪 化 する 恐 れもあるが,しかし, 趙 某 夫 婦 およびその 両 親 の 将 来 の 生 活 を 考 えると,これが 適 切 な 判 断 だ と 多 くの 人 は 考 えている 親 の 脛 かじり 問 題 への 取 り 組 みとして, 一 部 の 地 方 政 府 は 法 律 の 制 定 に 力 を 入 れている 代 表 的 なのは 2011 年 1 月 21 日 に 改 正 し,3 月 1 日 に 実 施 された 江 蘇 省 高 齢 者 権 益 保 障 条 例 である その 中 の 第 十 五 条 には 独 立 した 生 活 能 力 を 持 つ 成 年 子 女 は 高 齢 者 に 経 済 援 助 を 要 求 してはならない 高 齢 者 はこれを 拒 否 する 権 利 がある 子 女 及 びその 他 の 親 族 は 仕 事 がないこ とやその 他 の 事 由 をもとに, 高 齢 者 の 財 産 をだまし 取 ったり,かすめとったり,あるいは 強 制 的 にもらい 受 けたりしてはならない と 定 め, 親 の 脛 かじりが 違 法 行 為 で, 高 齢 者 にはこれに 対 する 拒 否 権 があると 強 調 されている 江 蘇 省 の 立 法 には 賛 否 両 論 がよせられている 賛 成 者 によれば, 社 会 には 苦 労 を 嫌 がり, 向 上 心 のない 若 者 が 多 く 存 在 しているため, 立 法 が 必 要 だ 現 在 の 社 会 では, 競 争 が 激 しく, 仕 事 上 のプレシャーも 大 きいので, 若 者 の 生 存 は 確 かにたやすいことではない しかし,これを 親 の 脛 かじりの 口 実 にしてはいけない 社 会 の 道 徳 規 範 が 不 道 徳 な 行 為 を 拘 束 できない 場 合, 法 律 によって 治 めるのがあたりまえのことだと 彼 らは 考 えている 反 対 の 立 場 に 立 っている 人 は,この 法 律 の 実 効 性 について 疑 問 を 持 っている 自 活 能 力 の 定 義 とは 何 か,どの 程 度 の 親 の 脛 かじりが 違 法 行 為 になるのか, 罰 則 とは 何 かについて,こ の 法 律 が 全 く 触 れていないからだ 反 対 者 は 次 のように 立 法 の 擁 護 者 に 反 論 している 中 国 の 社 会 現 実 を 見 ると, 親 の 脛 をかじる 人 の 多 くはまさに 自 活 能 力 を 持 たないことを 口 実 とし て 親 にすがっており, 多 くの 親 も 子 供 に 対 する 経 済 的 援 助 や 家 事 代 行 などが 自 分 の 責 任 と 義 務 だと 考 えている したがって, 社 会 慣 習, 道 徳 規 範, 法 律 規 定 という 三 者 間 の 区 別 をはっきり させなければ, 立 法 の 凡 庸 化 をもたらし, 法 律 の 威 厳 を 損 なう 恐 れがある 親 の 脛 かじり 行 為 はあくまで 道 徳 規 範 に 関 わる 問 題 で, 説 得 と 教 育 によって 解 決 すべきである わざわざ 法 律 を 制 定 してこの 行 為 を 禁 止 することは, 法 と 道 徳 の 区 別 を 曖 昧 にさせ, 親 子 関 係 のさらなる 悪 化 をもたらすしかない 特 に, 親 と 子 供 の 関 係 は 血 縁 や 感 情 など 複 雑 な 要 素 が 絡 み, 単 純 な 経 済 関 係 ではない たとえこのようなことに 遭 遇 しても, 多 くの 高 齢 者 はたぶん 我 慢 を 選 び, 法 的 手 段 を 選 ばないだろう 将 来 万 が 一 病 弱 になったら 子 供 のケアに 頼 るしかないためである 総 じていえば, 法 律 により 親 の 脛 かじり 問 題 を 解 決 する 方 法 は, 中 国 の 社 会 慣 習 に 背 き, 中 国 の 国 情 にも 合 わないものだと, 反 対 者 は 力 説 している 32

15 3. 2 高 齢 者 の 財 産 を 奪 い 取 ること 親 族 が 欺 瞞, 強 要 などの 手 法 で 高 齢 者 の 財 産 を 奪 い 取 る 事 件 は 目 新 しいことではない 近 年 目 立 ったのは, 高 齢 者 の 不 動 産 所 有 権 に 対 する 侵 害 である 住 宅 の 私 有 化, 都 市 開 発 の 加 速 化 と 住 宅 価 格 の 急 上 昇 がその 社 会 的 背 景 である 高 齢 者 の 不 動 産 を 奪 う 手 法 として, 主 に 次 の 四 つが 挙 げられる (1) 親 の 住 宅 購 入 の 協 力 を 通 して, 親 の 所 有 権 と 居 住 権 を 奪 う 手 法 経 済 改 革 前 の 中 国 では, 住 宅 の 商 品 化 が 否 定 されていたため, 企 業 などの 職 場 が 従 業 員 に 安 い 家 賃 の 社 宅 を 提 供 していたので, 個 人 では 住 宅 を 買 う 必 要 もないし, 買 う 機 会 もなかった 経 済 改 革 後,1990 年 代 から 本 格 的 に 住 宅 の 商 品 化 が 推 し 進 められ,すでに 従 業 員 に 割 り 当 て られた 社 宅 についても, 従 業 員 に 買 わせる 政 策 が 制 定 された その 際, 経 済 改 革 前 の 低 賃 金 政 策 や 従 業 員 の 企 業 への 貢 献 などを 考 慮 し, 社 宅 の 販 売 価 格 が 市 場 で 販 売 されている 住 宅 よりず いぶん 安 く 設 定 され, 社 宅 の 居 住 権 を 有 する 人 だけに 購 買 権 が 与 えられた お 金 を 多 く 持 たず, すぐに 住 宅 価 格 の 全 額 を 払 えない 高 齢 者 が, 経 済 力 を 有 する 子 供 に 頼 んで 自 分 の 代 わりに 住 宅 価 格 の 一 部 あるいは 全 額 を 出 資 したケースもよくあった 問 題 なのは, 住 宅 の 所 有 権 を 登 記 す る 時, 出 資 した 子 供 が 自 分 の 名 前 だけを 記 入 し,その 後,これを 根 拠 として 親 を 住 宅 から 追 い 出 すことである このようなことに 遭 遇 した 場 合, 高 齢 者 は 住 宅 の 所 有 権 を 喪 失 しただけでな く, 住 宅 の 居 住 権 も 奪 われてしまう 実 例 15. 張 某 夫 婦 はもともと 国 有 企 業 の 従 業 員 で, 息 子 3 人 を 有 する 1988 年 に 企 業 から 3LDK の 住 宅 が 割 り 当 てられ,1998 年 の 社 宅 改 革 を 機 に 所 有 権 を 買 った その 際, 資 金 不 足 で 末 子 が 4 万 元 を 出 資 し, 不 動 産 登 記 簿 には 末 子 の 名 前 だけが 記 入 された 今 現 在, 末 子 はこの 住 宅 が 自 分 だけのもので, 両 親 と 二 人 の 兄 に 関 係 がないと 主 張 しているの で, 絶 え 間 ない 家 族 の 悶 着 が 昔 の 楽 しく 睦 まじい 家 族 関 係 に 取 って 代 った (15) (2) 高 齢 者 の 信 頼 を 利 用 して 密 かに 不 動 産 所 有 権 を 改 ざんする 手 法 個 人 が 不 動 産 を 所 有 することは,1978 年 の 経 済 改 革 以 降, 新 たに 現 れた 事 象 である 社 会 ではまだ 管 理 経 験 は 不 足 し,また 所 有 者 自 身 の 物 権 意 識 も 低 いため, 意 地 悪 い 親 族 はこの 隙 間 を 利 用 して,こっそりと 不 動 産 の 所 有 権 登 記 を 改 ざんすることにより 高 齢 者 の 不 動 産 を 乗 っ 取 っている 実 例 16.アパートの 8 階 に 住 んでいる 李 某 は 骨 折 して, 行 動 が 不 便 になったため,8 階 の 住 居 を 売 却 して 1 階 の 住 宅 を 買 い 替 えることを 決 め, 手 続 きはすべて 同 居 している 末 子 に 任 せた ところが,その 末 子 は 不 動 産 登 記 を 行 う 際, 自 分 の 名 前 だけを 記 入 した その 後, 真 相 がわかった 李 某 は 自 分 の 財 産 を 取 り 戻 すために,やむを 得 ず 末 子 を 起 訴 した (16) 33

16 中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (2) ( 張 萍 ) 実 例 年 に, 周 某 の 居 住 地 域 が 都 市 改 造 の 対 象 となったため, 移 住 する 住 民 に 新 しい 住 宅 を 割 り 当 てられ, 補 償 金 も 払 われた 100 平 米 あまりの 古 い 住 宅 を 有 する 周 某 が 80 平 米 の 新 宅 および 十 数 万 元 の 補 償 金 をもらうことになり, 複 雑 な 手 続 きに 頭 が 痛 い 彼 はすべてのことを 末 子 に 任 せた しかし, 末 子 が 新 宅 の 登 記 簿 に 自 分 の 名 前 だけを 記 入 し, 受 領 した 十 数 万 元 の 補 償 金 も 自 分 のポケットに 入 れて, 全 く 父 親 に 渡 さなかった (17) 実 例 18. 徐 州 市 の 郭 某 は 夫 が 早 く 他 界 したため, 女 手 一 人 で 子 供 5 人 を 養 育 した 子 供 たちは 相 次 いで 結 婚 し, 間 もなく 孫 の 世 代 も 誕 生 した 孫 の 中,1981 年 に 生 まれた 長 男 の 息 子 が 最 も 郭 某 に 可 愛 がられている 晩 年 の 彼 女 は 2 階 建 ての 160 平 米 のアパートを 賃 貸 に 出 して 生 計 を 立 てている 家 賃 収 入 の 一 部 だけを 自 分 の 生 活 費 とし, 残 りのほとん どはこの 孫 のために 使 ってしまったため, 他 の 子 供 や 孫 の 強 い 不 満 を 買 った 2007 年 3 月 に, 最 愛 の 孫 は 郭 某 に 新 しい 住 宅 を 買 うために 彼 女 本 人 のサインが 必 要 だと 言 い, 彼 女 を 徐 州 市 不 動 産 管 理 局 に 連 れて,ある 文 書 にサインさせた 二 年 後 の 2009 年 8 月 に, 郭 某 は 都 市 改 造 のための 移 住 通 知 を 受 け 取 ってはじめて, 二 年 前 にサインした 文 書 が 移 住 の 同 意 書 で,そのために 補 償 された 新 しい 住 宅 や 補 償 金 をすべて 孫 が 受 領 したことを 知 った 居 場 所 と 生 活 の 経 済 的 保 障 をすべて 失 った 82 歳 の 彼 女 は 仕 方 なく, 弁 護 士 を 雇 って 最 愛 の 孫 を 訴 えた (18) (3) 老 後 の 面 倒 をみることを 約 束 して 高 齢 者 の 財 産 を 騙 す 手 法 高 齢 者 として, 老 後 に 対 する 不 安 は 誰 もが 持 っている その 不 安 を 取 り 除 くため, 元 気 なう ちに, 老 後 の 面 倒 をみることを 約 束 した 親 族 への 財 産 の 贈 与 はよくあることである しかし, もし 子 供 が 約 束 を 守 らなければ, 高 齢 者 は 財 産 の 損 失 と 精 神 的 な 打 撃 を 共 に 受 けるという 窮 境 に 陥 りかねない 親 族 が 高 齢 者 の 老 後 への 不 安 を 利 用 して 彼 らの 財 産 を 騙 し 取 る 事 件 がしばし ばマスメディアに 報 道 されている 実 例 代 の 黄 某 夫 婦 は 一 人 娘 がいる 2003 年 に 嫁 婿 が 毎 年 彼 らに 6000 元 の 扶 養 費 を 提 供 すると 同 時 に, 日 常 生 活 の 面 倒 もちゃんとみるという 内 容 の 書 類 を 書 いたため, 黄 某 が 不 動 産 一 か 所 を 娘 夫 婦 に 贈 与 した 最 初 の 何 年 間 は, 約 束 が 確 かに 守 られていた しかし, 近 年 になると, 嫁 婿 の 態 度 が 豹 変 して, 日 常 生 活 の 面 倒 をみるどころか, 約 束 の 扶 養 費 でさえ 払 わなくなった 老 後 の 生 活 を 維 持 するため, 途 方 にくれた 黄 某 夫 婦 は 裁 判 を 通 して, 不 動 産 の 贈 与 を 撤 回 した (19) 実 例 20. 石 家 荘 市 の 謝 某 はすでに 80 歳 になり, 息 子 3 人, 娘 2 人 がいる 夫 が 他 界 し てから, 彼 女 はずっと 三 男 と 同 居 して, 三 男 に 扶 養 されていた その 代 わりに, 謝 某 は 自 34

17 分 所 有 の 住 宅 を 三 男 に 贈 与 した ところが,5 年 前, 三 男 が 不 動 産 名 義 を 変 更 した 後, 家 が 狭 いという 理 由 で 彼 女 を 外 の 借 家 に 住 ませ, 生 活 費 も 払 わなくなった 最 近,その 借 家 が 都 市 改 造 によって 取 り 壊 されたので, 住 むところがない 彼 女 は 屋 外 で 寝 ざるを 得 なく なった しかし,5 人 の 子 供 には 母 親 を 自 宅 へ 迎 える 人 が 一 人 もいない 三 男 は 家 が 狭 い と 強 調 し, 他 の 4 人 の 子 供 は 母 親 が 住 宅 を 三 男 だけに 贈 与 したことに 強 い 不 満 を 持 ってい るからである (20) (4) 暴 力 で 親 の 住 宅 を 強 奪 する 手 法 欺 瞞 の 手 法 と 比 べて, 暴 力 で 親 の 住 宅 を 強 奪 する 手 法 はさらなる 悪 質 な 犯 罪 だと 言 える 実 例 代 の 劉 某 夫 婦 は 一 生 苦 労 して 二 階 建 ての 家 を 造 り, 独 立 の 住 宅 を 持 たない 息 子 一 家 と 同 居 している 二 階 の 二 つの 部 屋 に 息 子 夫 婦 と 孫 が 住 み, 劉 某 夫 婦 が 一 階 に 住 んでいる 息 子 の 長 男 も 成 人 し, 婚 約 したが, 婚 約 者 の 持 家 要 求 に 悩 んでいる その 問 題 を 解 決 するため, 息 子 夫 婦 は 自 分 たちが 一 階 に 引 っ 越 し, 二 階 を 長 男 の 結 婚 新 居 にしよう と 秘 かに 計 画 していた ある 日, 劉 某 夫 婦 が 娘 の 家 族 を 訪 問 に 行 った 息 子 夫 婦 はすぐ 一 階 にある 両 親 の 家 財 道 具 や 衣 服 などを 外 に 出 して 焼 却 し, 自 分 が 一 階 に 引 っ 越 し, 二 階 の 部 屋 を 長 男 の 結 婚 新 居 としてリフォームした その 後, 娘 の 家 から 戻 った 劉 某 夫 婦 が 家 に 入 ることも 拒 否 された 強 いショックを 受 けた 劉 某 夫 婦 は 共 に 病 気 で 倒 れた 劉 某 の 娘 や コミュニティの 幹 部 たちが 何 回 仲 介 しても 解 決 できず,やむを 得 ず 裁 判 所 に 訴 えた あま りにも 悪 質 な 事 件 で, 訴 状 を 受 理 した 裁 判 所 がすぐ 劉 某 の 息 子 夫 婦 に 住 居 を 両 親 に 返 せ という 判 決 を 下 した その 息 子 夫 婦 が 判 決 に 従 わないため, 裁 判 所 が 警 察 を 派 遣 し 強 制 的 に 執 行 を 行 った (21) 不 動 産 所 有 権 侵 害 のほか, 次 のようなことも 高 齢 者 がよく 遭 遇 する 財 産 被 害 である (1) 土 地 収 益 が 不 法 に 親 族 に 占 有 されること 中 国 は 土 地 の 私 有 を 許 さないが, 土 地 の 使 用 権 を 持 つことができる 長 い 間, 農 民 が 中 国 の 年 金 制 度 の 対 象 外 とされたため, 使 用 権 を 有 する 土 地 の 収 益 が 彼 らの 老 後 の 主 要 な 経 済 収 入 と なっている 特 に 2000 年 以 後, 経 済 開 発 のブームが 多 くの 農 村 地 域 に 波 及 し, 企 業 の 借 用 に よって 生 まれた 土 地 の 収 益 がはるかに 農 業 経 営 の 収 益 を 超 えている これに 伴 い, 高 齢 者 の 土 地 収 益 が 親 族 に 不 法 に 占 有 される 事 件 も 多 く 発 生 するようになっている (2) 老 後 の 面 倒 をみる 代 わりに 親 に 財 産 の 分 割 を 強 要 すること 衰 弱 して 要 介 護 が 必 要 となった 高 齢 者, 特 に 伴 侶 の 死 亡 によって 孤 独 に 陥 った 高 齢 者 はこの ようなことによく 遭 遇 する 彼 らは 子 供 に 生 活 ケアの 提 供 を 求 める 際, 子 供 はまず 彼 らに 財 産 分 割 という 前 提 条 件 を 打 ち 出 す 親 から 相 続 できる 財 産 を 繰 り 上 げて 手 に 入 れたいからである 35

18 中 国 における 高 齢 者 虐 待 の 問 題 (2) ( 張 萍 ) 要 求 を 満 足 してくれなければ, 親 に 生 活 ケアや 介 護 を 提 供 しない (3) 親 の 財 産 処 分 に 干 渉 すること 親 の 財 産 を 自 分 のものとみなす 子 供 が,よく 親 のお 金 の 使 い 方 や 財 産 の 処 分 をチェックした り 干 渉 したりするため, 高 齢 者 は 自 分 の 意 思 による 買 い 物 や 日 常 の 答 礼 と 贈 与 などができなく なる 意 地 悪 い 子 供 が 親 の 贈 与 文 書 や 遺 言 書 を 偽 造 し, 親 の 財 産 処 分 権 を 奪 う 事 件 もしばしば 起 きている (4) 親 の 再 婚 を 機 に 財 産 の 分 割 を 強 要 したり 強 奪 したりすること 親 の 再 婚 があかの 他 人 と 新 しい 家 庭 を 作 ることを 意 味 し, 親 の 財 産 もあかの 他 人 のものにな る 可 能 性 がある したがって, 子 供 が 親 の 再 婚 を 機 に 財 産 の 分 割 を 強 要 し, 応 じてくれなけれ ばその 再 婚 を 妨 害 することはよくみられる 光 景 である 子 供 の 要 求 を 無 視 して 再 婚 した 親 は, 子 供 と 絶 縁 状 態 になったり, 子 供 に 暴 力 で 財 産 が 強 奪 されたりすることも 珍 しくない この 問 題 については 次 稿 で, 改 めて 論 じたい マスコミに 発 表 された 事 件 をまとめて 見 ると, 高 齢 者 の 財 産 を 奪 ったのはほとんど 実 の 子 供 で, 被 害 者 の 多 くはアパート 一 か 所 と 年 金 だけで 生 計 を 立 てている 都 市 における 高 齢 者 である 農 村 には 資 産 を 持 っている 高 齢 者 が 少 ないからである また, 高 齢 者 の 中 では, 女 性, 配 偶 者 を 失 った 人, 再 婚 を 望 む 人 が 子 供 からの 財 産 侵 害 を 受 けやすい 女 性 高 齢 者 の 不 動 産 知 識 の 欠 如, 配 偶 者 喪 失 の 高 齢 者 の 孤 独, 再 婚 を 望 む 高 齢 者 の 子 供 に 対 する 配 慮 は 意 地 悪 い 子 供 に 機 会 を 提 供 するわけである 高 齢 者 に 対 する 財 産 の 侵 害 が 多 発 する 原 因 をさらに 探 ってみると, 加 害 者 である 子 供 のエゴイズムや 心 がけが 悪 いことは 言 うまでもないが, 高 齢 者 自 身 にも 重 要 な 責 任 があることを 指 摘 しなければならない まず, 多 くの 高 齢 者 は 自 分 の 財 産 が 遅 かれ 早 かれ, 結 局 子 供 に 残 すものだと 思 うので, 子 供 に 対 する 防 犯 意 識 を 有 せず, 親 の 脛 かじり 行 為 を 放 任 するだけでなく, 自 分 の 貯 金 や 不 動 産 についても, 生 前 早 くも 子 供 たちに 分 与 してしまっ た 人 もいる 次 に, 自 分 の 財 産 が 子 供 に 取 られても,その 真 相 を 隠 し 我 慢 する 高 齢 者 は 多 く, 被 害 の 事 実 を 公 にして, 裁 判 などを 通 して 自 分 の 権 益 を 守 る 高 齢 者 は 非 常 に 少 ない なにもか も 子 供 の 利 益 を 最 優 先 に 考 える 親 心 が, 道 徳 欠 如 の 子 供 を 作 りだしただけでなく, 自 分 の 生 活 の 困 窮 をも 作 りだしたのは 一 目 瞭 然 である したがって, 高 齢 者 にとって, 楽 しく, 安 心 でき る,ゆとりある 老 後 を 送 るためには,まずは 物 権 の 意 識 をしっかりと 持 ち, 老 後 は 子 供 に 頼 り から 老 後 は 自 分 に 頼 り という 意 識 転 換 を 行 わなければならない 注 (1) 黄 学 成 不 孝 独 儿 终 受 法 律 制 裁, 当 代 贵 州 杂 志 社 晚 晴 2007 年 第 二 期 (2) 八 旬 老 人 因 赡 养 纠 纷 被 孙 子 打 瞎 右 眼, 现 代 快 报 2011 年 9 月 13 日 ( 3 ) 区 鸿 雁 农 村 赡 养 : 何 时 不 用 上 公 堂, 乡 镇 论 坛 2004 年 第 4 期 ( 4 ) 妻 子 离 家 出 走 男 子 殴 打 岳 父 母, 德 州 新 闻 网 年 6 月 22 日 36

19 ( 5 ) 男 子 娶 不 上 老 婆 怨 家 贫 将 古 稀 老 父 活 活 打 死, 西 安 晚 报 2009 年 1 月 1 日 (6) 结 婚 时 四 千 元 彩 礼 没 给 全 儿 子 媳 妇 虐 待 公 婆 达 十 年, 婚 姻 法 律 网 年 10 月 9 日 ( 7 ) 七 旬 老 妇 因 未 支 持 长 孙 买 婚 房 被 打 成 骨 折, 武 汉 晚 报 2011 年 6 月 12 日 ( 8 ) 女 儿 为 继 承 父 母 财 产 安 眠 药 拌 饭 杀 害 双 亲, 扬 子 晚 报 2009 年 3 月 1 日 (9) 93 岁 婆 婆 不 堪 打 骂 自 缢 身 亡 63 岁 儿 媳 虐 待 老 人 获 刑 5 年, 中 国 法 院 网 年 9 月 11 日 (10) 潘 雪 琴, 仇 电 波 虐 待 老 人 法 不 容 自 酿 苦 果 进 班 房, 中 国 检 察 网 年 4 月 14 日 (11) 郭 德 全 五 十 例 老 年 人 自 杀 及 他 杀 典 型 案 例 分 析, 陕 西 老 年 学 会 新 教 化 与 社 会 主 义 精 神 文 明 建 设 探 讨 讨 论 会 论 文 集 2004 年 (12) 逆 子 残 忍 勒 死 亲 母 怕 其 没 死 上 吊 尸 体, 湖 南 在 线 年 5 月 14 日 (13) 男 子 因 父 母 反 对 自 己 婚 事 杀 死 双 亲, 城 市 快 报 2008 年 10 月 8 日 (14) 张 胜 利, 李 亚 男 : 河 南 一 对 夫 妇 赶 走 子 女 法 官 : 啃 老 是 侵 权, 人 民 法 院 报 2007 年 9 月 21 日 (15) 老 窝 被 占, 到 哪 里 去 安 身? 大 事 網 dsw.yagm.com.cn,2009 年 2 月 8 日 (16) 注 15 と 同 じ (17) 注 15 と 同 じ (18) 孙 子 偷 占 奶 奶 房 产 82 岁 老 太 无 奈 住 公 厕, 扬 子 晚 报 2010 年 4 月 28 日 (19) 老 人 望 女 婿 送 终 赠 房 产 对 方 得 手 后 翻 脸 不 认, 扬 子 晚 报 2011 年 7 月 20 日 (20) 80 岁 老 太 因 5 名 儿 女 不 愿 赡 养 含 泪 搭 棚 露 宿, 燕 赵 都 市 报 http :// 年 8 月 11 日 (21) 不 孝 子 为 占 房 娶 媳 妇 将 七 旬 父 母 赶 出 家 门, 扬 子 晚 报 2009 年 6 月 29 日 付 記 原 稿 をチェックして, 貴 重 なアドバイスを 頂 いた 現 代 社 会 学 科 の 星 明 教 授 に 心 から 感 謝 いたします (ちょう へい 現 代 社 会 学 科 ) 2012 年 4 月 27 日 受 理 37

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