概 要 書 近 年 家 電 量 販 店 航 空 会 社 等 を 始 め 様 々な 業 界 においてポイント マイレージ サービ スが 導 入 運 営 されている ポイント マイレージ サービスとは 発 行 企 業 が 顧 客 に 対 し 商 品 サービスの 提 供 と 共 にポイント(マイレージ)を

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1 2010 年 度 テーマ 研 究 論 文 2010 年 度 専 門 職 学 位 論 文 主 査 副 査 米 山 正 樹 川 村 義 則 副 査 論 文 題 目 主 題 ポイント マイレージ サー ビスに 関 する 会 計 処 理 副 題 日 本 と 諸 外 国 の 比 較 検 討 を 通 じて 研 究 科 専 攻 大 学 院 会 計 研 究 科 会 計 専 攻 学 籍 番 号 氏 名 水 野 康 裕

2 概 要 書 近 年 家 電 量 販 店 航 空 会 社 等 を 始 め 様 々な 業 界 においてポイント マイレージ サービ スが 導 入 運 営 されている ポイント マイレージ サービスとは 発 行 企 業 が 顧 客 に 対 し 商 品 サービスの 提 供 と 共 にポイント(マイレージ)を 付 与 し ポイント(マイレージ)を 付 与 され た 顧 客 は それを 利 用 し 企 業 から 商 品 サービスの 提 供 を 追 加 的 に 受 けることができるサー ビスの 総 称 である このようなポイント マイレージ サービスの 会 計 処 理 について 現 行 の 日 本 の 会 計 基 準 で は 明 確 な 会 計 処 理 が 定 められていない 実 務 では 企 業 会 計 原 則 注 解 18 に 基 づいて 期 末 に 引 当 金 計 上 を 行 う 処 理 が 主 流 になっている 一 方 国 際 的 には ポイント マイレージ サービスの 会 計 処 理 について 2007 年 6 月 に 国 際 財 務 報 告 解 釈 指 針 委 員 会 (International Financial Reporting Interpretations Committee 現 IFRS 解 釈 指 針 委 員 会 以 下 IFRIC)から IFRIC 解 釈 指 針 第 13 号 Customer Loyalty Programmes(カスタマー ロイヤルティ プログラム) が 公 表 されている この 解 釈 指 針 に 基 づいた 場 合 ポイント マイレージ サービスは 日 本 の 実 務 処 理 とは 大 きく 異 なった 会 計 処 理 が 要 求 される さらに 2010 年 6 月 には 国 際 会 計 基 準 委 員 会 (International Accounting Standards Board 以 下 IASB)から 公 開 草 案 REVENUE FROM CONTRACTS WITH CUSTOMERS( 顧 客 と の 契 約 から 生 じる 収 益 ) が 公 表 された この 公 開 草 案 の 一 部 に ポイント マイレージ サー ビスに 関 する 箇 所 があるが そこでは IFRIC 第 13 号 に 基 づいた 場 合 の 会 計 処 理 と 若 干 異 な った 会 計 処 理 が 要 求 されている 何 故 同 一 の 取 引 にも 関 わらず それぞれで 異 なった 会 計 処 理 となるのであろうか この 問 題 が 未 解 決 のまま 残 されていることから 本 論 文 は これら 三 者 の 会 計 処 理 及 びその 背 景 にある 考 え 方 を 考 察 し 日 本 におけるポイント マイレージ サービス 取 引 の 実 務 慣 行 に 適 う 会 計 処 理 を 解 明 することを 目 的 とする この 目 的 を 達 成 するため 本 論 文 は 以 下 のように 構 成 されて いる 第 一 章 では 日 本 におけるポイント マイレージ サービスの 現 状 について 検 討 している ポイント マイレージ サービスの 意 義 を 確 認 したうえで 実 際 にポイント マイレージ サ ービスを 導 入 している 企 業 の 実 態 を 財 務 諸 表 の 事 例 分 析 等 から 検 討 している この 検 討 の 結 果 日 本 のポイント マイレージ サービス 実 務 の 問 題 点 として 1 会 計 処 理 が 基 準 化 されていな 1

3 いことによる 企 業 間 の 比 較 可 能 性 が 損 なわれていること 2 経 営 者 の 利 益 操 作 に 用 いられてい る 恐 れがあること が 考 えられる 第 二 章 では ポイント マイレージ サービスを 会 計 処 理 にあたり 関 連 する 会 計 基 礎 概 念 を 整 理 している 先 述 のように 日 本 の 現 在 の 実 務 と IFRIC 第 13 号 公 開 草 案 の 要 求 する 会 計 処 理 は 異 なっているが その 原 因 は 引 当 金 や 負 債 収 益 等 の 会 計 基 礎 概 念 の 相 違 に 求 めら れるかもしれない そこで 本 章 では IASB と 日 本 の 概 念 フレームワークを 基 に 負 債 引 当 金 及 び 収 益 の 概 念 整 理 を 行 っている 第 三 章 では IFRIC 解 釈 指 針 第 13 号 Customer Loyalty Programmes(カスタマー ロイ ヤルティ プログラム) の 会 計 処 理 及 びその 論 拠 を 検 討 している IFRIC 第 13 号 に 基 づい た 場 合 ポイント(マイレージ)の 付 与 時 点 においてポイント(マイレージ) 相 当 部 分 は 将 来 ポイ ント(マイレージ)が 行 使 される 時 点 まで 繰 り 延 べられる 会 計 処 理 がなされることが 要 求 されて いる その 論 拠 としては ポイント(マイレージ)は 将 来 の 売 上 対 価 の 前 受 分 と 考 えていること 及 び 引 当 金 方 式 を 用 いた 場 合 に 生 じる 経 営 者 による 利 益 操 作 の 余 地 の 排 除 が 考 えられる 第 四 章 では 日 本 で 行 われている 引 当 金 方 式 の 会 計 処 理 及 びその 論 拠 を 検 討 している 引 当 金 方 式 には 付 与 時 にポイント マイレージを 費 用 処 理 する 方 法 と 行 使 時 にポイント マイ レージを 費 用 処 理 する 方 法 が 存 在 するが 後 者 が 一 般 に 用 いられている 引 当 金 方 式 の 論 拠 と しては ポイント マイレージ サービスから 生 じるコストを 販 売 促 進 費 として 捉 え 収 益 と 費 用 の 期 間 的 な 対 応 を 図 ることが 挙 げられる 第 五 章 では 公 開 草 案 REVENUE FROM CONTRACTS WITH CUSTOMERS( 顧 客 との 契 約 から 生 じる 収 益 ) に 基 づいた 場 合 の 会 計 処 理 及 びその 論 拠 について 検 討 している この 公 開 草 案 は 基 本 的 な 会 計 処 理 は IFRIC 第 13 号 のそれと 変 わらないが ポイント マイレー ジ 付 与 時 の 受 取 対 価 の 配 分 方 法 に 違 いがある IFRIC 第 13 号 は 付 与 時 点 のポイント マイ レージの 公 正 価 値 に 基 づいて 受 取 対 価 を 配 分 するのに 対 し 本 公 開 草 案 は 付 与 時 点 のポイン ト マイレージの 独 立 販 売 価 格 に 基 づいて 受 取 対 価 を 配 分 することを 要 求 している 第 六 章 では 前 章 までの 検 討 を 通 じて 三 者 の 会 計 処 理 の 比 較 を 行 っている そのうえで 会 計 ルールを 支 えている 基 礎 概 念 との 整 合 性 ポイント マイレージの 付 与 という 経 済 的 実 態 との 整 合 性 の 観 点 から 各 方 式 に 基 づいた 場 合 の 会 計 処 理 を 検 討 している そして 本 論 文 の 目 的 である 日 本 の 実 務 慣 行 に 適 うポイント マイレージ サービスの 会 計 処 理 を 検 討 している ここまでの 検 討 によって 本 論 文 では 日 本 の 実 務 慣 行 に 適 うポイント マイレージ サー ビスは 引 当 金 方 式 によって 会 計 処 理 すべきであると 結 論 付 ける その 理 由 としては ポイン 2

4 ト マイレージ サービスの 導 入 目 的 が 企 業 の 販 売 促 進 目 的 にあること 及 び 日 本 の 会 計 慣 行 として 収 益 と 費 用 の 期 間 的 な 対 応 概 念 を 重 視 していることが 挙 げられる ただし 引 当 金 方 式 を 用 いた 場 合 経 営 者 の 恣 意 性 の 介 入 する 余 地 を 減 少 させる 何 らかの 方 策 を 採 るべきだと 考 えられる 3

5 ポイント マイレージ サービスに 関 する 会 計 処 理 日 本 と 諸 外 国 の 比 較 検 討 を 通 じて 早 稲 田 大 学 大 学 院 会 計 研 究 科 水 野 康 裕

6 目 次 序 章 本 研 究 の 概 要 第 一 章 日 本 におけるポイント マイレージ サービス 取 引 の 現 状 第 一 節 ポイント マイレージ サービスの 意 義 第 二 節 日 本 のポイント マイレージ サービス 導 入 企 業 の 会 計 処 理 の 実 態 第 一 項 家 電 量 販 店 業 界 第 二 項 携 帯 電 話 業 界 第 三 項 百 貨 店 業 界 第 四 項 クレジットカード 業 界 第 五 項 コンビニエンスストア 業 界 第 六 項 航 空 業 界 第 三 節 日 本 のポイント マイレージ サービス 実 務 の 問 題 点 第 二 章 ポイント マイレージ サービスに 関 する 基 礎 概 念 の 整 理 第 一 節 負 債 第 二 節 引 当 金 第 三 節 収 益 第 三 章 IFRIC 13 号 Customer Loyalty Programmes に 基 づく 会 計 処 理 第 一 節 概 要 第 一 項 背 景 第 二 項 適 用 範 囲 第 三 項 論 点 第 四 項 合 意 事 項 第 二 節 IFRIC 13 号 のポイント マイレージ サービスの 捉 え 方 第 四 章 引 当 金 方 式 に 基 づく 会 計 処 理 第 一 節 日 本 のポイント マイレージ サービスの 捉 え 方 第 二 節 考 えられる 会 計 処 理 第 一 項 分 類 第 二 項 付 与 時 点 でポイント マイレージを 費 用 処 理 する 会 計 処 理 第 三 項 行 使 時 点 でポイント マイレージを 費 用 処 理 する 会 計 処 理 i

7 第 四 項 両 者 の 比 較 第 五 項 引 当 金 方 式 の 問 題 点 第 六 項 小 括 第 五 章 公 開 草 案 顧 客 との 契 約 から 生 じる 収 益 に 基 づく 会 計 処 理 第 一 節 背 景 及 び 基 本 的 な 考 え 方 第 二 節 履 行 義 務 の 識 別 第 三 節 取 引 価 格 の 履 行 義 務 への 配 分 第 四 節 設 例 第 一 項 独 立 の 販 売 価 格 の 見 積 り 第 二 項 ポイント マイレージ サービス 第 六 章 あるべき 会 計 処 理 の 検 討 第 一 節 IFRIC 13 号 引 当 金 処 理 及 び 公 開 草 案 の 会 計 処 理 比 較 第 二 節 会 計 ルールを 支 えている 基 礎 概 念 との 整 合 性 からの 検 討 第 三 節 ポイント マイレージ サービスの 経 済 的 実 態 からの 検 討 第 四 節 日 本 の 実 務 慣 行 に 適 う 会 計 処 理 の 検 討 終 章 おわりに 第 一 節 本 論 文 の 要 約 第 二 節 本 論 文 の 含 意 第 三 節 今 後 の 検 討 課 題 参 考 文 献 一 覧 ii

8 序 章 本 研 究 の 概 要 現 在 家 電 量 販 店 航 空 会 社 等 を 中 心 としポイント マイレージ サービスが 導 入 されて いる このようなポイント マイレージ サービスの 会 計 処 理 について 現 行 の 日 本 の 会 計 基 準 では 明 確 な 会 計 処 理 が 定 められていない 実 務 では 企 業 会 計 原 則 注 解 18 に 基 づいて 期 末 に 引 当 金 計 上 を 行 う 処 理 が 为 流 になっている 一 方 国 際 的 には このポイント マイレージ サービスの 会 計 処 理 について 2007 年 6 月 に 国 際 財 務 報 告 解 釈 指 針 委 員 会 (International Financial Reporting Interpretations Committee 現 IFRS 解 釈 指 針 委 員 会 以 下 IFRIC)から IFRIC 解 釈 指 針 第 13 号 カ スタマー ロイヤルティ プログラム(Customer Loyalty Programmes) が 公 表 されている 詳 細 は 後 述 するが この 解 釈 指 針 に 基 づいた 場 合 日 本 で 現 在 行 われている 引 当 金 処 理 とは 異 なり ポイント(マイレージ)の 付 与 時 点 においてポイント(マイレージ) 相 当 部 分 は 収 益 と して 認 識 されず 後 日 ポイント(マイレージ)が 使 用 される 時 点 まで 繰 り 延 べられる 会 計 処 理 が 要 求 される 何 故 同 一 の 取 引 にも 関 わらず 両 者 で 異 なった 会 計 処 理 となるのであろうか この 問 題 が 未 解 決 のまま 残 されていることから 本 論 文 は 両 者 の 会 計 処 理 及 びその 背 景 にある 考 え 方 を 考 察 し 日 本 におけるポイント マイレージ サービス 取 引 の 実 務 慣 行 に 適 う 会 計 処 理 を 解 明 することを 目 的 とする この 目 的 を 達 成 するため 本 論 文 は 以 下 のように 構 成 される まず 第 一 章 では 日 本 で 行 われているポイント マイレージ サービス 取 引 の 現 状 を 把 握 する ポイント マイレージ サービスを 行 っている 企 業 の 財 務 諸 表 に 関 する 事 例 分 析 等 か ら 現 在 行 われている 会 計 処 理 の 問 題 点 等 を 明 らかにする 続 く 第 二 章 では ポイント マイレージ サービス 取 引 の 会 計 処 理 を 考 える 上 での 基 礎 と なる 負 債 及 び 引 当 金 概 念 を 整 理 する 先 に 述 べたとおり ポイント マイレージ サービ スの 会 計 処 理 は 日 本 と IFRIC で 異 なっているが その 原 因 は 引 当 金 や 負 債 収 益 などの 基 礎 概 念 の 違 いに 求 められるかもしれない こうしたことから ここでは 日 本 と 国 際 会 計 基 準 審 議 会 (International Accounting Standards Board 以 下 IASB)のそれぞれにおいて 引 当 金 や 負 債 収 益 が 一 般 にどのようなものと 考 えられてきたのかを 確 かめ 両 者 の 基 本 的 な 考 え 方 の 違 いを 把 握 する そのうえで ポイント マイレージ サービス 取 引 について 第 三 章 で IFRIC 第 13 号 Customer Loyalty Programmes が 求 めている 会 計 処 理 とその 論 拠 を また 第 四 章 では 1

9 日 本 で 行 われている 引 当 金 処 理 とその 論 拠 をそれぞれ 別 個 に 検 討 する ここでは 両 者 がそ れぞれポイント マイレージ サービスをどのようなものと 捉 え 何 故 現 在 のような 会 計 処 理 が 行 われているかを 中 心 的 な 考 察 対 象 とする 加 えて 第 五 章 では 公 開 草 案 顧 客 との 契 約 から 生 じる 収 益 に 基 づいた 場 合 の 会 計 処 理 を 検 討 する この 公 開 草 案 が 制 度 化 された 場 合 IFRIC 第 13 号 は 包 含 されることとなる この 公 開 草 案 は IFRIC 第 13 号 と 類 似 した 会 計 処 理 が 要 求 されるため IFRIC 第 13 号 と の 相 違 点 を 中 心 に 考 察 する 以 上 を 踏 まえたうえで 第 五 章 では IFRIC 第 13 号 と 日 本 の 引 当 金 処 理 及 び 公 開 草 案 顧 客 との 契 約 から 生 じる 収 益 に 基 づいた 場 合 の 会 計 処 理 それぞれを 支 えている 論 拠 を 突 き 合 わせ 比 較 対 照 する 比 較 の 対 象 は 会 計 処 理 の 相 違 が 貸 借 対 照 表 における 負 債 の 計 上 額 や 損 益 計 算 書 における 期 間 利 益 の 金 額 に 及 ぼす 影 響 である それらを 比 較 すれば 1いず れの 会 計 処 理 が 財 務 報 告 の 目 的 の 達 成 に 役 立 つのかという 点 や 2いずれの 会 計 処 理 が 現 行 の 会 計 基 準 を 支 えている 基 礎 概 念 と 整 合 的 なのかという 点 が 明 らかになると 期 待 される こうした 検 討 を 通 じて 日 本 の 実 務 慣 行 に 適 うポイント マイレージ サービス 取 引 の 会 計 処 理 を 明 らかにしていきたいと 考 えている 2

10 第 一 章 日 本 におけるポイント マイレージ サービス 取 引 の 現 状 本 章 では 日 本 でのポイント マイレージ サービスの 実 態 について 検 討 することを 目 的 とする 具 体 的 には 第 一 節 でポイント マイレージ サービスについて 触 れたうえで 第 二 節 で 業 界 別 のポイント マイレージ サービスについて 検 討 する そのうえで 第 三 節 で 現 行 のポイント マイレージ サービスの 問 題 点 について 取 り 上 げることとする 第 一 節 ポイント マイレージ サービスの 意 義 近 年 様 々な 業 界 において ポイント マイレージ サービスを 提 供 する 企 業 が 増 加 して いる 野 村 総 合 研 究 所 の 予 測 によれば 国 内 10 業 界 の 売 上 上 位 企 業 によるポイント マイ レージの 発 行 総 額 は 2010 年 度 で 9,236 億 円 2014 年 度 では 9,849 億 円 に 達 するとされて いる 1 何 故 このようなポイント マイレージ サービスが 多 くの 企 業 によって 導 入 されるのか 経 済 産 業 省 企 業 ポイント 研 究 会 の 報 告 によれば 企 業 ポイント(ポイント マイレージ サー ビス)の 発 行 により 発 行 者 である 企 業 側 は 以 下 のようなメリットを 享 受 することができる 1 新 規 顧 客 の 獲 得 2 既 存 顧 客 の 囲 い 込 み 3 マーケティング 精 度 の 向 上 4 優 良 顧 客 化 5 顧 客 単 価 の 引 上 げ(アップセル クロスセル) すなわち 企 業 がポイント マイレージ サービスを 導 入 することにより 顧 客 に 対 しイ ンセンティブ 効 果 が 働 き 新 規 顧 客 の 獲 得 及 び 既 存 顧 客 の 他 企 業 への 流 出 を 阻 止 することが 期 待 できる また ポイント マイレージ サービスの 提 供 にあたり 企 業 は 顧 客 の 個 人 情 報 を 獲 得 することができる そのため 個 々の 顧 客 の 消 費 行 動 等 を 分 析 することで 有 効 な マーケティングツールとなることが 期 待 できる さらに 自 社 を 高 頻 度 で 利 用 する 顧 客 に 対 し 高 いポイント 付 与 率 等 を 設 定 することで 既 存 顧 客 を 優 良 顧 客 化 することも 可 能 となり 特 定 商 品 に 高 いポイント 付 与 率 を 設 定 することで 顧 客 単 価 の 引 上 げ 効 果 も 期 待 できる また ポイント マイレージ サービスは 消 費 者 側 に 対 しても 1 日 常 生 活 での 商 品 サ 1 3

11 ービスへの 利 用 2 非 日 常 的 な 消 費 の 充 実 3 特 典 の 集 約 等 のメリットをもたらす 2 このように ポイント マイレージ サービスは 発 行 企 業 と 消 費 者 の 相 互 にメリットが あり 企 業 にとっては 有 効 な 戦 略 ツールとなりえるため 多 くの 企 業 で 採 用 されつつあると 考 えられる 一 方 で ポイント マイレージ サービスは 発 行 企 業 の 財 政 状 態 を 悪 化 させる 可 能 性 も 存 在 する ポイント(マイレージ)の 発 行 段 階 では 付 与 したポイント(マイレージ)に 相 当 する 額 の 財 産 の 流 出 は 発 生 しないが ポイント(マイレージ)の 使 用 段 階 では 相 当 する 財 産 の 流 出 を 伴 うこととなる したがって やみくもにポイント(マイレージ)の 発 行 を 行 えば 将 来 の 企 業 の 財 政 状 態 に 尐 なからず 影 響 を 与 えることとなる このようなポイント マイレージ サービスは どのように 会 計 処 理 が 行 われているので あろうか 次 節 では 業 界 別 にポイント マイレージ サービスをどのように 会 計 処 理 しているのか 見 ていくこととする 第 二 節 ポイント マイレージ サービス 導 入 企 業 の 会 計 処 理 の 実 態 本 節 では ポイント マイレージ サービスを 導 入 している 日 本 企 業 の 会 計 処 理 の 実 態 を 明 らかにする 考 察 対 象 は 国 内 の 为 要 な 家 電 量 販 店 携 帯 電 話 事 業 会 社 百 貨 店 クレジ ットカード 事 業 会 社 コンビニエンスストア 事 業 会 社 航 空 事 業 会 社 のポイント マイレー ジ サービスの 構 造 及 び 財 務 諸 表 におけるポイント 引 当 金 の 計 上 額 計 上 方 法 過 年 度 比 較 である この 考 察 により 各 企 業 あるいは 各 業 界 のポイント マイレージ サービスの 実 態 を 明 らかにすることができると 考 える 第 一 項 家 電 量 販 店 業 界 ここでは 国 内 の 为 要 な 家 電 量 販 店 である 株 式 会 社 ヤマダ 電 機 株 式 会 社 エディオン 株 式 会 社 ビックカメラ 株 式 会 社 コジマについて 検 討 する この 他 に 比 較 的 規 模 の 大 きな 家 電 量 販 店 として 株 式 会 社 ヨドバシカメラ 株 式 会 社 ケーズホールディングスが 挙 げられる が 前 者 は 非 上 場 企 業 のため 詳 細 な 財 務 情 報 が 得 られず 後 者 はポイント マイレージ サ ービス 自 体 を 導 入 していないため 考 察 対 象 から 除 くこととする 2 経 済 産 業 省 企 業 ポイント 研 究 会 企 業 ポイントのさらなる 発 展 と 活 用 に 向 けて pp,5-6 4

12 この 業 界 のポイント マイレージ サービスの 導 入 は 比 較 的 早 く ヨドバシカメラが 1980 年 代 後 半 から 導 入 しており 3 現 在 では 業 界 のほとんどの 企 業 でポイント マイレージ サ ービスが 提 供 されている 家 電 量 販 店 のポイント マイレージ サービスは 一 般 的 に 商 品 ごとに 販 売 価 額 の 数 % ~20%に 相 当 するポイントが 付 与 され 次 回 以 降 の 商 品 購 入 の 際 に 付 与 されたポイントを 行 使 できるスキームとなっている ただし 決 算 に 近 い 時 期 やキャンペーンの 対 象 商 品 等 には 20% 以 上 の 高 い 割 合 でポイントが 付 与 されるケースもある また 店 舗 の 販 売 店 との 価 格 交 渉 によって 通 常 の 付 与 率 を 超 える 割 合 でポイントが 付 与 されるケースもある 一 方 で 販 売 価 額 自 体 を 引 き 下 げる 交 渉 や 特 価 品 などには 10% 以 下 のポイント 付 与 率 になるケース が 多 い また 多 くの 場 合 ポイントに 有 効 期 限 が 設 けられている 点 も 共 通 する また 他 社 のポイント マイレージ サービスとの 差 別 化 を 図 るために 様 々な 方 策 が 採 ら れている 例 えば ヨドバシカメラでは アフターポイントサービス の 名 称 で 月 間 の 累 計 購 入 金 額 の 1%に 相 当 するポイントを 商 品 販 売 によって 付 与 するポイントとは 別 に 付 与 し アフターサービスに 充 当 できるサービスを 提 供 している 4 また ビックカメラでは ビッ クカメラ Suica カード を 有 していれば 商 品 購 入 等 で 付 与 されたポイントを Suica に 移 行 することもできる 5 このような 点 から 家 電 量 販 店 では ポイント マイレージ サービ スを 他 社 との 類 似 性 を 持 ちつつも 差 別 化 を 図 るためのマーケティングツールとして 取 り 入 れていることが 指 摘 できる ここで ヤマダ 電 機 コジマ ビックカメラ エディオンの 財 務 諸 表 項 目 を 見 てみること とする 表 1-1 は 各 社 のポイント 引 当 金 流 動 資 産 総 資 産 負 債 売 上 ポイント 引 当 金 対 総 資 産 比 率 ポイント 引 当 金 対 負 債 比 率 ポイント 引 当 金 対 売 上 比 率 引 当 率 が 計 上 を まとめたものである なお ヤマダ 電 機 及 びビックカメラでは ポイント 引 当 金 とは 別 に ポイント 販 売 促 進 費 という 勘 定 科 目 が 存 在 する これは おそらく 当 期 中 に 付 与 したポイン トが 当 期 中 に 利 用 された 金 額 を 示 していると 考 えられる また 引 当 率 とは ポイント 引 当 金 を 流 動 資 産 で 除 したものであり ポイント 引 当 金 をどれだけ 流 動 資 産 で 賄 えるかを 表 した ものである この 表 1-1 のポイント 引 当 金 対 売 上 比 率 から ビックカメラは 毎 期 高 付 与 率 でポイント 3 ヨドバシカメラ HP 4 ヨドバシカメラ HP 5 ビックカメラ HP 5

13 マイレージ サービスを 行 っているのに 対 し コジマ エディオンは 低 付 与 率 のポイント マイレージ サービスから 徐 々に 高 付 与 率 のポイント マイレージ サービスに 移 行 しつつ あることが 推 測 できる また ヤマダ 電 機 のポイント 引 当 金 計 上 額 に 関 しては 期 間 的 な 増 減 が 他 社 と 比 べて 大 きいことが 窺 える ただし 各 社 の 財 務 諸 表 の 注 記 にも ポイント 引 当 金 額 の 詳 細 な 計 上 方 法 が 記 載 されていないことから 実 際 のポイント マイレージの 発 行 額 等 は 不 明 である 表 1-1 ポイント 引 当 金 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ヤマダ 電 機 ( 連 結 ) 15,745 13,957 12,619 7,200 17,700 18,547 ヤマダ 電 機 ( 個 別 ) 13,512 12,305 11,588 6,252 16,019 16,613 コジマ( 連 結 ) 1,515 2,378 3,037 2,995 3,728 3,114 コジマ( 個 別 ) 1,515 2,378 3,037 2,995 3,728 3,114 ビックカメラ( 連 結 ) 9,535 11,353 11,858 12,955 13,437 14,128 ビックカメラ( 個 別 ) 9,535 10,658 10,871 11,839 12,322 13,005 エディオン( 連 結 ) 3,307 5,721 7,042 9,644 9,338 8,739 ( 百 万 円 ) 流 動 資 産 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ヤマダ 電 機 ( 連 結 ) 194, , , , , ,283 ヤマダ 電 機 ( 個 別 ) 176, , , , , ,019 コジマ( 連 結 ) 111, , , ,729 97, ,684 コジマ( 個 別 ) 111, , , ,738 97, ,696 ビックカメラ( 連 結 ) 74, , , , , ,289 ビックカメラ( 個 別 ) 62,148 82,267 73,627 78,946 81,082 82,036 エディオン( 連 結 ) 87, , , , , ,065 ( 百 万 円 ) 総 資 産 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ヤマダ 電 機 ( 連 結 ) 376, , , , , ,612 ヤマダ 電 機 ( 個 別 ) 346, , , , , ,724 コジマ( 連 結 ) 215, , , , , ,846 コジマ( 個 別 ) 214, , , , , ,261 ビックカメラ( 連 結 ) 146, , , , , ,757 ビックカメラ( 個 別 ) 133, , , , , ,329 エディオン( 連 結 ) 231, , , , , ,180 ( 百 万 円 ) 負 債 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ヤマダ 電 機 ( 連 結 ) 199, , , , , ,231 ヤマダ 電 機 ( 個 別 ) 180, , , , , ,876 コジマ( 連 結 ) 148, , , , , ,163 コジマ( 個 別 ) 147, , , , , ,546 ビックカメラ( 連 結 ) 133, , , , , ,096 ビックカメラ( 個 別 ) 121, , , , , ,786 エディオン( 連 結 ) 124, , , , , ,537 ( 百 万 円 ) 6

14 売 上 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ヤマダ 電 機 ( 連 結 ) 1,102,390 1,283,961 1,443,661 1,767,818 1,871,828 2,016,140 ヤマダ 電 機 ( 個 別 ) 1,071,415 1,264,235 1,419,629 1,731,694 1,825,060 1,971,732 コジマ( 連 結 ) 490, , , , , ,255 コジマ( 個 別 ) 490, , , , , ,694 ビックカメラ( 連 結 ) 433, , , , , ,274 ビックカメラ( 個 別 ) 418, , , , , ,766 エディオン( 連 結 ) 437, , , , , ,030 ( 百 万 円 ) ポイント 販 売 促 進 費 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ヤマダ 電 機 ( 連 結 ) 61,079 75,654 89,933 93, , ,638 ヤマダ 電 機 ( 個 別 ) 51,505 64,586 78,371 81, , ,141 コジマ( 連 結 ) コジマ( 個 別 ) ビックカメラ( 連 結 ) 33,822 35,552 36,014 39,742 42,526 44,300 ビックカメラ( 個 別 ) 32,751 33,836 33,057 35,295 38,544 40,377 エディオン( 連 結 ) ( 百 万 円 ) ポイント 引 当 金 繰 入 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ヤマダ 電 機 ( 連 結 ) ,788-1,338-5,419 10, ヤマダ 電 機 ( 個 別 ) , ,336 9, コジマ( 連 結 ) 1,515 2,378 3,037 2,995 3,728 3,114 コジマ( 個 別 ) 1,515 2,378 3,037 2,995 3,728 3,114 ビックカメラ( 連 結 ) 778 1, , ビックカメラ( 個 別 ) 778 1, , エディオン( 連 結 ) 211 5,721 5,543 7,823 7,887 7,221 ( 百 万 円 ) ポイント 引 当 金 / 総 資 産 * 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ヤマダ 電 機 ( 連 結 ) ヤマダ 電 機 ( 個 別 ) コジマ( 連 結 ) コジマ( 個 別 ) ビックカメラ( 連 結 ) ビックカメラ( 個 別 ) エディオン( 連 結 ) (%) ポイント 引 当 金 / 負 債 * 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ヤマダ 電 機 ( 連 結 ) ヤマダ 電 機 ( 個 別 ) コジマ( 連 結 ) コジマ( 個 別 ) ビックカメラ( 連 結 ) ビックカメラ( 個 別 ) エディオン( 連 結 ) (%) ポイント 引 当 金 / 売 上 * 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ヤマダ 電 機 ( 連 結 ) ヤマダ 電 機 ( 個 別 ) コジマ( 連 結 ) コジマ( 個 別 ) ビックカメラ( 連 結 ) ビックカメラ( 個 別 ) エディオン( 連 結 ) (%) 7

15 引 当 率 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ヤマダ 電 機 ( 連 結 ) ヤマダ 電 機 ( 個 別 ) コジマ( 連 結 ) コジマ( 個 別 ) ビックカメラ( 連 結 ) ビックカメラ( 個 別 ) エディオン( 連 結 ) (%) 第 二 項 携 帯 電 話 業 界 本 項 では 日 本 の 携 帯 電 話 事 業 会 社 である NTT docomo KDDI Softbank mobile のポ イント マイレージ サービスについて 検 討 する この 業 界 のポイント マイレージ サービスは 基 本 的 には 利 用 料 金 に 応 じて 一 定 額 の ポイント マイレージが 付 与 される 仕 組 みになっている また NTT docomo KDDI は 優 待 制 度 により 利 用 年 月 又 は 一 定 の 利 用 金 額 に 応 じて ポイント マイレージの 付 与 率 が 変 更 されるシステムも 設 けられている 67 さらに KDDI では 1 年 間 の 契 約 ごとにアニバー サリーポイントが 付 与 される 制 度 がある 一 方 で NTT docomo Softbank mobile では ポイント マイレージに 有 効 期 限 を 設 けている 89 ここで 前 述 の 家 電 量 販 店 と 同 様 に 財 務 諸 表 項 目 をまとめたものが 表 1-2 である この 表 から 各 社 とも 年 々ポイント 引 当 金 の 計 上 額 が 増 加 してきていることが 読 み 取 れる 特 に NTT docomo に 関 しては 2009 年 度 から 急 激 にポイント 引 当 金 計 上 額 が 増 加 しているが これについても 財 務 諸 表 の 注 記 等 で 明 らかにされていない 利 用 者 が 急 増 した 場 合 や ポイ ント マイレージ サービスが 変 更 された 場 合 には ポイント 引 当 金 計 上 額 が 急 増 すると 考 えられるが そのような 事 象 も 生 じていない したがって NTT docomo の 2009 年 度 2010 年 度 のポイント 引 当 金 の 増 加 に 関 しては 計 上 額 の 見 積 もり 計 算 において 何 らかの 変 更 があ ったものと 推 測 される また KDDI については 年 々ポイント 引 当 金 計 上 額 が 増 加 してき ている この 要 因 としては 1 見 積 りに 伴 う 過 去 の 使 用 実 積 率 の 変 更 があった 2ポイント に 有 効 期 限 を 設 けていない 等 の 理 由 が 推 測 できる 6 NTT docomo HP 7 au by KDDI HP 8 NTT docomo HP 同 上 9 Softbank mobile HP 8

16 表 1-2 ポイント 引 当 金 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 NTT docomo( 個 別 ) 36,024 44,406 40,293 45, , ,323 KDDI( 連 結 ) 20,805 24,893 30,678 43,055 62,655 78,693 KDDI( 個 別 ) 16,955 23,939 29,606 41,884 61,136 76,934 softbank mobile( 連 結 ) 31,623 39,207 43,787 43,809 41,816 47,215 softbank mobile( 個 別 ) 31,623 39,207 43,787 43,809 41,816 47,215 ( 百 万 円 ) 流 動 資 産 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 NTT docomo( 個 別 ) 1,844,118 1,635,366 1,391,054 1,553,169 1,774,701 1,988,796 KDDI( 連 結 ) 687, , , , , ,378 KDDI( 個 別 ) 692, , , , , ,241 softbank mobile( 連 結 ) 303, , ,276 1,008,075 1,077,054 1,148,789 softbank mobile( 個 別 ) 300, , ,475 1,006,413 1,075,092 1,146,724 ( 百 万 円 ) 総 資 産 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 NTT docomo( 個 別 ) 4,419,525 4,515,663 4,076,072 4,262,998 6,237,957 6,480,678 KDDI( 連 結 ) 2,472,322 2,500,864 2,803,240 2,879,274 3,429,132 3,819,536 KDDI( 個 別 ) 2,296,669 2,451,456 2,746,353 2,783,142 3,319,977 3,666,458 softbank mobile( 連 結 ) 1,364,393 1,355,807 2,966,893 3,297,906 3,369,543 3,408,166 softbank mobile( 個 別 ) 1,364,181 1,355,488 2,967,961 3,298,907 3,370,489 3,409,120 ( 百 万 円 ) 負 債 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 NTT docomo( 個 別 ) 2,082,910 2,192,627 1,567,905 1,737,629 2,066,191 2,017,487 KDDI( 連 結 ) 1,296,900 1,188,536 1,266,126 1,163,544 1,547,803 1,741,086 KDDI( 個 別 ) 1,135,419 1,178,931 1,265,387 1,134,333 1,497,827 1,671,162 softbank mobile( 連 結 ) 654, ,054 2,062,844 2,374,320 2,418,540 2,347,368 softbank mobile( 個 別 ) 651, ,188 2,062,779 2,374,160 2,418,555 2,347,482 ( 百 万 円 ) 売 上 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 NTT docomo( 個 別 ) 2,034,124 2,020,226 2,015,114 1,946,471 3,152,379 3,464,473 KDDI( 連 結 ) 2,300,565 2,398,526 2,592,882 2,749,896 2,720,674 2,606,165 KDDI( 個 別 ) 1,999,176 2,269,073 2,537,526 2,688,516 2,627,677 2,509,640 softbank mobile( 連 結 ) 1,150,191 1,103,643 1,078,292 1,017,149 1,031,154 1,121,929 softbank mobile( 個 別 ) 565,255 1,103,603 1,078,248 1,017,111 1,031,076 1,121,900 ( 百 万 円 ) ポイント 引 当 金 繰 入 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 NTT docomo( 個 別 ) 24,580 32,477 25,621 31, , ,244 KDDI( 連 結 ) KDDI( 個 別 ) 11,751 17,678 20,820 31,463 60,431 48,197 softbank mobile( 連 結 ) 27,542 32,683 31,420 23,821 30,012 softbank mobile( 個 別 ) 27,542 32,683 31,420 23,821 30,012 ( 百 万 円 ) ポイント 引 当 金 / 総 資 産 * 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 NTT docomo( 個 別 ) KDDI( 連 結 ) KDDI( 個 別 ) softbank mobile( 連 結 ) softbank mobile( 個 別 ) (%) 9

17 ポイント 引 当 金 / 負 債 * 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 NTT docomo( 個 別 ) KDDI( 連 結 ) KDDI( 個 別 ) softbank mobile( 連 結 ) softbank mobile( 個 別 ) (%) ポイント 引 当 金 / 売 上 * 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 NTT docomo( 個 別 ) KDDI( 連 結 ) KDDI( 個 別 ) softbank mobile( 連 結 ) softbank mobile( 個 別 ) (%) 引 当 率 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 NTT docomo( 個 別 ) KDDI( 連 結 ) KDDI( 個 別 ) softbank mobile( 連 結 ) softbank mobile( 個 別 ) (%) 第 三 項 百 貨 店 業 界 本 項 では 日 本 の 百 貨 店 業 界 のポイント マイレージ サービスについて 検 討 する 対 象 企 業 は 三 越 及 び 伊 勢 丹 を 運 営 する 三 越 伊 勢 丹 ホールディングス 髙 島 屋 大 丸 及 び 松 坂 屋 を 運 営 する J.フロントリテイリング 丸 井 グループである この 業 界 のマイレージ ポイント サービスは 企 業 グループごとに 独 自 のポイントカー ド(クレジットカード)を 発 行 し 10 利 用 金 額 に 応 じて 一 定 率 でポイント マイレージを 付 与 す る 点 で 共 通 する また 有 効 期 限 が 設 けられている 点 自 グループでの 利 用 とそれ 以 外 での 利 用 の 場 合 で 付 与 率 が 異 なる 点 で 共 通 する ただし 以 下 で 述 べるように 各 企 業 グループに 特 有 の 優 待 制 度 もある まず ポイント マイレージの 行 使 について 三 越 伊 勢 丹 ホールディングス 髙 島 屋 丸 井 グループでは 一 定 のポイント マイレージが 累 積 した 場 合 に 自 社 の 商 品 券 と 交 換 する 形 式 を 取 っているのに 対 し J.フロントリテイリングでは 家 電 量 販 店 業 界 のように 累 積 ポイント マイレージに 関 わらず 貯 まっているポイント マイレージを 自 社 での 商 品 購 入 10 J.フロントリテイリングでは クレジットカード 型 以 外 のポイントカードも 発 行 している 松 坂 屋 M カード 大 丸 D カード ただし クレジットカード 型 以 外 のカードは 自 グループのみの 利 用 となる 10

18 サービス 利 用 に 充 当 することができる 11 また 髙 島 屋 J.フロントリテイリングでは キャンペーン 中 にはポイント 付 与 率 が 通 常 よりも 上 がる 施 策 も 導 入 している 1213 また J.フロントリテイリングでは 来 店 時 に 専 用 の 機 械 を 用 いることで 来 店 ポイント を 付 与 するサービスも 取 り 入 れている 14 さらに 丸 井 グループでは ポイントの 付 与 率 が 代 金 の 支 払 い 方 法 によって 変 動 する 仕 組 みとなっている 15 具 体 的 には 自 社 での 商 品 購 入 サービス 利 用 をした 場 合 に 代 金 支 払 い を 現 金 で 行 った 場 合 には 1,000 円 につき 1 ポイントが 付 与 されるが 丸 井 グループの 発 行 するエポスカードを 用 いた 場 合 には 1,000 円 につき 2 ポイントが 付 与 されることとなる さらに リボ 払 い 又 は 3 回 以 上 の 分 割 払 いの 条 件 でエポスカードを 利 用 した 場 合 には 1,000 円 につき 3 ポイントが 付 与 されることとなる このように 百 貨 店 業 界 のポイント マイレージ サービスは 企 業 グループによって 多 様 な 施 策 が 設 けられている ここで 各 社 の 財 務 諸 表 項 目 について 検 討 する 表 1-3 には 前 2 節 と 同 様 の 項 目 が 載 せ られている この 表 から 百 貨 店 業 界 では 他 業 界 と 比 べてポイント 引 当 金 対 売 上 高 比 率 が 低 いことが 挙 げられる この 原 因 としては ポイントの 行 使 に 関 し 一 定 の 累 積 額 に 達 しない と 行 使 できないため 失 効 率 が 高 くなっている 等 の 理 由 が 考 えられる 表 1-3 ポイント 引 当 金 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 越 伊 勢 丹 HD 1,858 2,955 髙 島 屋 2,955 3,194 3,731 4,437 4,177 3,742 J.フロントリテイリング 1, 丸 井 グループ 294 1, ( 全 て 連 結 ) ( 百 万 円 ) 流 動 資 産 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 越 伊 勢 丹 HD 260, ,252 髙 島 屋 203, , , , , ,816 J.フロントリテイリング 193, , ,744 丸 井 グループ 397, , , , ,403 ( 全 て 連 結 ) ( 百 万 円 ) 11 JFR CARD HP 12 タカシマヤカード HP 13 JFR CARD HP 同 上 14 JFR CARD HP 同 上 15 エポスカード HP 11

19 総 資 産 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 越 伊 勢 丹 HD 1,351,633 1,238,006 髙 島 屋 771, , , , , ,098 J.フロントリテイリング 805, , ,534 丸 井 グループ 722, , , , ,357 ( 全 て 連 結 ) ( 百 万 円 ) 負 債 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 越 伊 勢 丹 HD 861, ,885 髙 島 屋 575, , , , , ,859 J.フロントリテイリング 489, , ,028 丸 井 グループ 287, , , , ,823 ( 全 て 連 結 ) ( 百 万 円 ) 売 上 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 越 伊 勢 丹 HD 1,426,684 1,291,617 髙 島 屋 986, ,471 1,007, , , ,872 J.フロントリテイリング 1,016,402 1,096, ,533 丸 井 グループ 436, , , , ,426 ( 全 て 連 結 ) ( 百 万 円 ) ポイント 引 当 金 / 総 資 産 * 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 越 伊 勢 丹 HD 髙 島 屋 J.フロントリテイリング 丸 井 グループ ( 全 て 連 結 ) (%) ポイント 引 当 金 / 負 債 * 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 越 伊 勢 丹 HD 髙 島 屋 J.フロントリテイリング 丸 井 グループ ( 全 て 連 結 ) (%) ポイント 引 当 金 / 売 上 * 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 越 伊 勢 丹 HD 髙 島 屋 J.フロントリテイリング 丸 井 グループ ( 全 て 連 結 ) (%) 引 当 率 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 越 伊 勢 丹 HD 髙 島 屋 J.フロントリテイリング 丸 井 グループ ( 全 て 連 結 ) (%) 第 四 項 クレジットカード 業 界 本 項 では 日 本 のクレジットカード 事 業 会 社 のポイント マイレージ サービスについて 検 討 する 対 象 企 業 は 当 該 事 業 会 社 で 有 価 証 券 報 告 書 にポイント(マイレージ) 引 当 金 を 計 上 している 三 菱 UFJ ニコス クレディセゾン 及 びオリエントコーポレーションである この 業 界 のポイント マイレージ サービスは カードの 利 用 金 額 に 応 じて 一 定 の 付 与 率 によってポイント マイレージが 付 与 され 付 与 されたポイント マイレージは 商 品 交 換 又 は 提 携 先 のポイント マイレージに 移 行 できる 点 で 共 通 する 12

20 一 方 で 以 下 の 点 で 対 象 企 業 3 社 のポイント マイレージ サービスは 相 違 する 1 点 目 に 三 菱 UFJ ニコスとオリエントコーポレーションでは 年 間 の 利 用 金 額 に 応 じて 翌 年 のポイント 付 与 率 が 変 化 する 制 度 が 設 けられている 16 2 点 目 に 三 菱 UFJ ニコスとオリエントコーポレーションでは 付 与 ポイントに 有 効 期 限 が 設 けられているのに 対 し クレディセゾンでは 永 久 不 滅 ポイント として 付 与 された ポイント マイレージに 有 効 期 限 が 設 けられていない 点 で 相 違 する 17 ここで 3 社 のポイント マイレージに 関 連 する 財 務 諸 表 項 目 を 見 てみる 表 1-4 から 業 界 内 で クレディセゾンのポイント(マイレージ) 引 当 金 計 上 額 及 び 各 比 率 が 三 菱 UFJ ニコ ス オリエントコーポレーションと 比 べ 著 しく 高 いことが 窺 える これは 先 述 したように ポイント マイレージに 有 効 期 限 を 設 けていないため ポイントが 失 効 することが 無 く し たがって 年 々ポイントが 累 積 してきている 結 果 だと 考 えられる 表 1-4 ポイント 引 当 金 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 菱 UFJニコス( 連 結 ) 5,497 5,007 7,463 7,954 7,808 三 菱 UFJニコス( 個 別 ) 5,407 4,919 7,463 7,954 7,808 クレディセゾン( 連 結 ) 29,023 36,205 45,474 53,538 61,238 クレディセゾン( 個 別 ) 29,023 36,205 45,474 53,538 61,238 オリエントコーポレーション( 連 結 ) 5,636 4,974 4,775 4,551 オリエントコーポレーション( 個 別 ) 5,636 4,974 4,775 4,551 ( 百 万 円 ) 流 動 資 産 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 菱 UFJニコス( 連 結 ) 3,879,295 3,703,499 3,830,379 3,016,289 2,773,426 三 菱 UFJニコス( 個 別 ) 3,408,789 3,290,533 3,828,779 3,014,564 2,772,612 クレディセゾン( 連 結 ) 1,669,434 1,872,306 2,018,760 2,188,844 2,132,241 クレディセゾン( 個 別 ) 1,392,442 1,561,842 1,667,074 1,757,702 1,677,424 オリエントコーポレーション( 連 結 ) 4,300,765 4,302,748 4,255,183 4,095,752 オリエントコーポレーション( 個 別 ) 4,249,183 4,250,437 4,199,145 4,039,644 ( 百 万 円 ) 総 資 産 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 菱 UFJニコス( 連 結 ) 4,102,097 3,875,059 4,003,560 3,170,805 2,937,043 三 菱 UFJニコス( 個 別 ) 3,634,384 3,463,873 4,001,135 3,168,162 2,934,939 クレディセゾン( 連 結 ) 2,062,735 2,299,607 2,450,637 2,407,064 2,374,129 クレディセゾン( 個 別 ) 1,761,666 1,962,996 2,066,513 2,220,791 2,200,459 オリエントコーポレーション( 連 結 ) 4,463,116 4,461,946 4,418,040 4,298,669 オリエントコーポレーション( 個 別 ) 4,416,809 4,418,167 4,372,122 4,249,066 ( 百 万 円 ) 16 三 菱 UFJ ニコス HP オリコカード HP 17 セゾンカード HP 13

21 負 債 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 菱 UFJニコス( 連 結 ) 3,935,223 3,768,822 3,824,411 2,984,867 2,797,260 三 菱 UFJニコス( 個 別 ) 3,488,096 3,367,989 3,824,136 2,984,540 2,796,947 クレディセゾン( 連 結 ) 1,685,545 1,899,778 2,031,976 2,086,469 2,032,724 クレディセゾン( 個 別 ) 1,420,242 1,613,241 1,704,993 1,916,561 1,880,747 オリエントコーポレーション( 連 結 ) 4,593,521 4,291,170 4,238,012 4,110,149 オリエントコーポレーション( 個 別 ) 4,555,790 4,256,178 4,198,044 4,066,826 ( 百 万 円 ) 売 上 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 菱 UFJニコス( 連 結 ) 320, , , , ,511 三 菱 UFJニコス( 個 別 ) 299, , , , ,139 クレディセゾン( 連 結 ) 274, , , , ,855 クレディセゾン( 個 別 ) 216, , , , ,924 オリエントコーポレーション( 連 結 ) 312, , , ,612 オリエントコーポレーション( 個 別 ) 300, , , ,845 ( 百 万 円 ) ポイント 引 当 金 繰 入 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 菱 UFJニコス( 連 結 ) 三 菱 UFJニコス( 個 別 ) 5,407 5,070 10,249 7,954 7,808 クレディセゾン( 連 結 ) 30,811 11,205 14,731 13,357 13,877 クレディセゾン( 個 別 ) 30,811 11,205 14,731 13,357 13,877 オリエントコーポレーション( 連 結 ) 3,573 4,781 4,775 4,551 オリエントコーポレーション( 個 別 ) 5,636 4,855 4,775 4,551 ( 百 万 円 ) ポイント 引 当 金 / 総 資 産 * 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 菱 UFJニコス( 連 結 ) 三 菱 UFJニコス( 個 別 ) クレディセゾン( 連 結 ) クレディセゾン( 個 別 ) オリエントコーポレーション( 連 結 ) オリエントコーポレーション( 個 別 ) (%) ポイント 引 当 金 / 負 債 * 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 菱 UFJニコス( 連 結 ) 三 菱 UFJニコス( 個 別 ) クレディセゾン( 連 結 ) クレディセゾン( 個 別 ) オリエントコーポレーション( 連 結 ) オリエントコーポレーション( 個 別 ) (%) ポイント 引 当 金 / 売 上 * 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 菱 UFJニコス( 連 結 ) 三 菱 UFJニコス( 個 別 ) クレディセゾン( 連 結 ) クレディセゾン( 個 別 ) オリエントコーポレーション( 連 結 ) オリエントコーポレーション( 個 別 ) (%) 引 当 率 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 三 菱 UFJニコス( 連 結 ) 三 菱 UFJニコス( 個 別 ) クレディセゾン( 連 結 ) クレディセゾン( 個 別 ) オリエントコーポレーション( 連 結 ) オリエントコーポレーション( 個 別 ) (%) 14

22 第 五 項 コンビニエンスストア 業 界 本 項 では 日 本 のコンビニエンスストア 事 業 会 社 のポイント マイレージ サービスにつ いて 検 討 する 対 象 企 業 は セブン-イレブン ジャパン ローソン 及 びファミリーマートで ある この 業 界 については コンビニエンスストア 事 業 会 社 単 独 でのポイント マイレージ サービスを 行 っていないため まず 各 企 業 が 導 入 しているポイント マイレージ サービ スを 検 討 したうえで 業 界 のポイント マイレージ サービスの 共 通 点 相 違 点 を 検 討 する こととする まず セブン-イレブン ジャパンの 採 用 するポイント マイレージ サービスについて 検 討 する セブン-イレブン ジャパンでは セブン&アイ ホールディングスで 共 通 して 使 え るプリペイド 式 の nanaco カードを 用 いたポイント マイレージ サービスを 提 供 してい る この nanaco カードを 用 いたポイント マイレージ サービスは 以 下 の 仕 組 みである まず セブン&アイ ホールディングスグループ 全 体 で 商 品 代 金 等 の 支 払 いに nanaco を 使 うと 100 円 につき 1 ポイントが 付 与 される そして 付 与 されたポイントは 有 効 期 限 内 に 電 子 マネーに 交 換 することで 1 ポイント 1 円 として 利 用 することができる ただし この 付 与 ポイントの 電 子 マネーへの 交 換 には 交 換 手 数 料 として 交 換 ポイントに 応 じた 一 定 額 が マイナスされることになる また グループ 外 の 提 携 先 企 業 のポイント マイレージを nanaco のポイントに 移 行 したり nanaco ポイントを 提 携 先 企 業 のポイント マイレ ージ サービスに 移 行 することもできる このように セブン-イレブン ジャパンのポイント マイレージ サービスはグループ 全 体 で 利 用 されているため セブン-イレブン ジャパン 単 独 でのポイント マイレージ サー ビスの 実 態 は 分 からない 参 考 資 料 として セブン&アイ ホールディングスのポイント マイレージに 関 する 財 務 諸 表 項 目 を 表 1-5 としてまとめておく 表 1-5 セブン&アイ ホールディングス 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ポイント 引 当 金 17,553 19,515 21,188 16,601 13,134 流 動 資 産 1,102,819 1,274,376 1,354,417 1,397,102 1,460,186 総 資 産 3,424,878 3,809,192 3,886,680 3,727,060 3,673,605 負 債 1,706,998 1,840,043 1,828,641 1,866,387 1,879,664 売 上 3,437,344 4,839,554 5,223,832 5,649,948 5,111,297 ( 百 万 円 ) 15

23 セブン&アイ ホールディングス 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ポイント 引 当 金 / 総 資 産 * ポイント 引 当 金 / 負 債 * ポイント 引 当 金 / 売 上 * 引 当 率 (%) 次 に ローソンのポイント マイレージ サービスについて 検 討 する ローソンでは Ponta を 利 用 したポイント マイレージ サービスが 提 供 されている Ponta とは 複 数 の 提 携 企 業 で 運 営 される 共 通 のポイント マイレージ サービスであり 18 提 携 企 業 内 でポイント マイレージの 付 与 利 用 をすることができる ローソンの 場 合 ポイント マイレージの 付 与 は 商 品 代 金 100 円 につき 1 ポイント 及 び 来 店 ポイント 1 ポイントが 付 与 される すなわち 1 回 の 来 店 で 100 円 以 上 の 買 い 物 をすれ ば 2 ポイント 以 上 のポイントが 付 与 されることになる ポイントの 行 使 に 関 しては 1 ポ イント 1 円 として 利 用 することができる この Ponta の 運 営 に 関 しては 株 式 会 社 ロイヤリティマーケティングによって 運 営 さ れているため 19 ローソン 単 独 でのポイント マイレージの 発 行 状 況 等 は 明 らかにすること はできない また 株 式 会 社 ロイヤリティマーケティングの 財 務 諸 表 も 明 らかにされていな いため 提 携 企 業 全 体 のポイント マイレージの 発 行 状 況 等 も 不 明 である 最 後 に ファミリーマートのポイント マイレージ サービスについて 検 討 する ファミ リーマートのポイント マイレージ サービスは 複 数 の 提 携 企 業 で 運 営 される 共 通 のポイ ント マイレージ サービスである T ポイント によって 運 用 されている 20 仕 組 みとし ては 前 述 の Ponta と 同 じである ファミリーマートの 場 合 ポイント マイレージの 付 与 は 商 品 代 金 100 円 につき 1 ポイ ント 及 び 来 店 ポイント 1 ポイントが 付 与 される また ポイントの 行 使 に 関 しても 1 ポイン ト 1 円 で 利 用 できる この 点 も 前 述 のローソンと 同 じである ファミリーマートの 場 合 も 複 数 企 業 で 共 通 のポイント マイレージ サービスを 用 いて いるため ファミリーマート 単 独 でのポイント マイレージの 発 行 状 況 等 を 明 らかにするこ とはできない そこで T ポイント を 管 理 運 営 するカルチュア コンビニエンス クラ 18 Ponta HP 19 株 式 会 社 ロイヤルティマーケティング HP 20 T-SITE HP 16

24 ブのポイント マイレージに 関 する 財 務 諸 表 項 目 を 参 考 として 記 載 する 表 1-6 は カルチュア コンビニエンス クラブのポイント マイレージに 関 する 財 務 諸 表 項 目 を 記 載 したものである ここで 注 目 するのは 2010 年 度 のポイント 引 当 金 計 上 額 が 0 円 となっていることである このことについて カルチュア コンビニエンス クラブの 有 価 証 券 報 告 書 の 注 記 を 参 照 すると 次 の 記 載 がある 21 (ポイントの 会 計 処 理 について) 前 連 結 会 計 年 度 まで 当 企 業 グループが 発 行 しているポイントについては 一 部 の 連 結 子 会 社 においてTポイント 以 外 に 独 自 のポイントが 付 与 されていたこともあり 付 与 したポイント の 使 用 に 備 えるため 発 生 見 積 額 を ポイント 引 当 金 繰 入 額 として 計 上 しておりましたが 当 該 独 自 ポイントがTポイントに 統 合 されたこと 及 びTポイントの 当 企 業 グループにおけ る 還 元 額 が 付 与 額 を 上 回 ることが 常 態 化 していることから 期 末 時 において 当 企 業 グループ が 負 担 すべきTポイントの 将 来 の 付 与 額 が 還 元 額 と 相 殺 され ポイント 引 当 金 は 計 上 されて おりません この 状 況 を 明 確 にするため 従 来 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 の ポイント 引 当 金 繰 入 額 に 計 上 していたポイント 付 与 に 係 る 費 用 を 当 連 結 会 計 年 度 より 広 告 宣 伝 費 に 計 上 しております これに 伴 い 従 来 の 処 理 によった 場 合 に 比 較 し 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 の ポイント 引 当 金 繰 入 額 が 760 百 万 円 減 尐 し 広 告 宣 伝 費 が 同 額 増 加 しておりますが 営 業 利 益 経 常 利 益 及 び 税 金 等 調 整 前 当 期 純 利 益 に 与 える 影 響 はありません すなわち カルチュア コンビニエンス クラブにおいては 1 期 間 において 付 与 するポ イント マイレージ 以 上 のポイント マイレージが 利 用 されることから ポイント 引 当 金 の 計 上 から 販 売 促 進 費 として 取 り 扱 うことに 変 更 されたのである 表 1-6 カルチュア コンビニエンス クラブ 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ポイント 引 当 金 流 動 資 産 53,109 57,365 65,639 68,456 60,388 49,168 総 資 産 82,239 94, , , , ,229 負 債 62,592 66,584 78,620 75,756 71,867 76,498 売 上 191, , , , , ,299 ポイント 引 当 金 繰 入 ( 純 額 ) ( 百 万 円 ) ( 注 )2010 年 度 のポイント 引 当 金 繰 入 額 は 注 記 による 参 考 額 21 カルチュア コンビニエンス クラブ 第 25 期 有 価 証 券 報 告 書 17

25 カルチュア コンビニエンス クラブ 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 ポイント 引 当 金 / 総 資 産 * ポイント 引 当 金 / 負 債 * ポイント 引 当 金 繰 入 / 売 上 * 引 当 率 (%) 以 上 コンビニエンスストア 事 業 を 営 む 3 社 のポイント マイレージ サービスについて 検 討 してきた そこから 各 企 業 単 独 でのポイント マイレージ サービスの 実 態 を 明 らか にできない 点 で 共 通 することが 分 かった 一 方 で セブン-イレブン ジャパンは 自 社 グル ープでのポイント マイレージ サービスを 導 入 しているのに 対 し ローソン 及 びファミ リーマートでは 複 数 企 業 で 共 通 のポイント マイレージ サービスを 導 入 している 点 で 相 違 することが 窺 える また カルチュア コンビニエンス クラブのように ポイント 引 当 金 の 計 上 廃 止 については この 業 界 において 今 後 広 がっていく 可 能 性 も 存 在 するといえる 第 六 項 航 空 業 界 本 項 では 日 本 の 航 空 事 業 会 社 のポイント マイレージ サービスについて 検 討 する 対 象 企 業 は 全 日 本 空 輸 と 日 本 航 空 である ただし この 両 者 とも 財 務 諸 表 上 においてポイン ト(マイレージ) 引 当 金 等 のポイント マイレージ サービスに 関 する 項 目 の 記 載 がない 点 に 留 意 する したがって 本 項 では 为 に 当 該 事 業 のポイント マイレージ サービスの 仕 組 みについて 検 討 する 基 本 的 に 両 者 のポイント マイレージ サービスに 違 いはない ポイント マイレージの 付 与 について フライト 利 用 で 付 与 されるマイレージ(ポイント)の 場 合 区 間 毎 の 基 本 マイ レージに 積 算 比 率 を 乗 じて 算 定 された 額 のマイレージ(ポイント)が 付 与 される 積 算 比 率 は 座 席 のランク 航 空 運 賃 の 割 引 等 によって 一 定 率 が 定 められている また フライト 利 用 以 外 でも 提 携 しているホテルの 利 用 等 でマイレージ(ポイント)を 獲 得 することができる ま た 提 携 企 業 のポイント マイレージ サービスからのポイント 移 行 の 制 度 もある マイレージ(ポイント)の 利 用 については 航 空 券 との 引 き 換 えや 提 携 企 業 への 移 行 等 が できる また マイレージ(ポイント)に 有 効 期 限 が 設 けられている 点 も 共 通 している さら に 両 者 とも 年 間 の 獲 得 マイレージ(ポイント) 等 一 定 の 条 件 を 満 たすことで 優 待 制 度 が 設 18

26 けられている 22 ここまで 両 者 のポイント マイレージ サービスの 仕 組 みを 見 てきたが 前 述 したように 両 者 の 財 務 諸 表 上 にポイント マイレージ サービス 関 連 の 項 目 の 記 載 がない 実 際 には 日 本 航 空 はマイル 発 行 時 に 費 用 ( 販 売 費 )を 計 上 すると 同 時 に 履 行 義 務 分 を 債 務 ( 営 業 未 払 い 金 )として 計 上 する 会 計 処 理 が 行 われ 全 日 本 空 輸 は マイルが 航 空 券 と 交 換 される 際 に 100% の 値 引 きとして 処 理 すると 共 に 期 末 に 引 当 金 を 計 上 しているようである 23 しかし 両 社 とも 現 在 の 会 計 処 理 では 金 額 的 な 重 要 性 が 乏 しいため 有 価 証 券 報 告 書 上 では 開 示 されてい ない 24 したがって 実 際 にポイント マイレージ サービスがどれほどの 財 務 的 影 響 を 与 えているのかは 不 明 である 以 上 家 電 量 販 店 携 帯 電 話 事 業 会 社 百 貨 店 事 業 会 社 クレジットカード 事 業 会 社 コ ンビニエンスストア 事 業 会 社 航 空 事 業 会 社 のポイント マイレージ サービスの 実 態 につ いて 検 討 してきた 次 節 では 本 節 から 考 えられる 日 本 の 現 在 のポイント マイレージ サ ービスの 実 務 上 の 問 題 点 について 検 討 する 第 三 節 日 本 のポイント マイレージ サービス 実 務 の 問 題 点 前 節 では 日 本 の 様 々な 業 界 のポイント マイレージ サービスについて 検 討 してきた 本 節 では 前 節 から 考 えられる 現 在 日 本 で 行 われているポイント マイレージ サービスの 実 務 上 の 問 題 点 を 検 討 する 表 1-7 は 前 節 で 検 討 した 企 業 のポイント マイレージ サー ビスの 財 務 諸 表 への 計 上 方 法 有 効 期 限 等 をまとめたものである この 表 1-7 及 び 前 節 の 表 1-1~1-6 を 参 考 にしながら 問 題 点 を 考 えることとする 22 詳 細 に 関 しては 各 社 の HP を 参 照 せよ 全 日 本 空 輸 HP 日 本 航 空 HP 23 日 本 経 済 新 聞 2009 年 6 月 12 日 24 同 上 19

27 表 1-7 計 算 方 法 付 与 率 使 用 型 有 効 期 限 交 換 制 度 ヤマダ 電 機 ビックカメラ コジマ エディオン NTT docomo KDDI Softbank mobile 三 越 伊 勢 丹 HD 髙 島 屋 J. フロント リテイリング 丸 井 三 菱 UFJ ニコ ス セゾン 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 ( 原 価 ベース) 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 非 定 型 即 時 使 用 型 有 非 定 型 即 時 使 用 型 有 非 定 型 即 時 使 用 型 有 非 定 型 即 時 使 用 型 有 定 型 累 積 型 有 ( 受 入 のみ) 定 型 累 積 型 無 ( 受 入 のみ) 定 型 累 積 型 有 ( 受 入 のみ) 定 型 累 積 型 有 定 型 累 積 型 有 定 型 即 時 使 用 型 有 ( 移 行 のみ) 定 型 累 積 型 有 ( 移 行 のみ) 定 型 累 積 型 有 ( 移 行 のみ) 定 型 累 積 型 無 20

28 オ リ エ ン ト Co. セブン&アイ 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 期 末 ポイント 残 高 使 用 実 積 率 ( 原 価 ベース) 定 型 累 積 型 有 ( 移 行 のみ) 定 型 即 時 使 用 型 有 ロイヤルティ Unknown 定 型 即 時 使 用 型 有 マーケティン グ CCC Unknown ( 過 去 は 期 末 ポ イント 残 高 使 用 実 積 率 ) 定 型 即 時 使 用 型 有 ANA Unknown 定 型 累 積 型 有 JAL (IFRIC 第 13 号 に 類 似 ) 定 型 累 積 型 有 まず 現 在 の 日 本 のポイント マイレージ サービス 実 務 の 問 題 点 の 一 つとして ポイント マイレージ サービスの 会 計 処 理 について 明 確 な 基 準 が 存 在 しないことが 挙 げられる 前 節 では 为 として 財 務 諸 表 にポイント マイレージ サービスを 計 上 している 企 業 を 対 象 とし ていたが 全 日 本 空 輸 や 日 本 航 空 等 のように ポイント マイレージ サービスを 導 入 して いるにも 関 わらず 開 示 していない 企 業 も 存 在 する また 表 1-7 から 各 企 業 のポイント(マイレージ) 引 当 金 の 計 算 方 法 が 読 み 取 れる 式 に 置 き 換 えれば ポイント(マイレージ) 引 当 金 = 期 末 ポイント(マイレージ) 残 高 過 去 の 使 用 実 積 率 ( 原 価 率 ) (1) 式 とすることができる しかし 有 価 証 券 報 告 書 上 で 期 末 のポイント(マイレージ) 残 高 及 び 21

29 過 去 の 使 用 実 積 率 等 は 明 らかにされていない また 髙 島 屋 とセブン&アイホールディング スでは 原 価 ベースでの 引 当 金 計 上 が 行 われていることが 開 示 されているが その 他 の 企 業 では 原 価 ベースまたは 売 価 ベースのいずれで 引 当 金 計 上 が 行 われているのかも 明 らかにされ ていない また 本 章 第 2 節 での 表 1-1 から 1-6 の 各 種 比 率 分 析 についても 引 当 金 の 計 算 方 法 が 不 明 であることから 正 確 な 分 析 が 行 えていないかもしれない 財 務 諸 表 利 用 者 が ポイント マイレージ サービスの 与 える 財 務 的 影 響 を 知 ろうとする 際 も 同 様 の 問 題 が 生 じると 考 え られる 以 上 の 点 から ポイント マイレージ サービスの 会 計 処 理 について 企 業 間 での 比 較 可 能 性 が 損 なわれていると 考 えられる また 現 在 のポイント マイレージ サービス 実 務 のもう 一 つの 問 題 点 として 引 当 金 処 理 固 有 の 問 題 が 挙 げられる 引 当 金 処 理 固 有 の 問 題 とは 引 当 金 が 見 積 もり 計 算 であるがゆ えに 経 営 者 の 恣 意 性 が 入 る 余 地 が 多 いため 利 益 操 作 に 用 いられる 恐 れがあると 考 えられ ることである 前 述 の(1) 式 の 中 でも 過 去 の 使 用 実 積 率 (1- 失 効 率 )は 尐 なからず 経 営 者 が 操 作 できる 余 地 があるといえる 以 上 のことから ポイント マイレージ サービスを 引 当 金 処 理 することで 経 営 者 の 利 益 操 作 に 用 いられる 恐 れがあると 考 えられる ここまで 見 てきたように 日 本 における 現 行 のポイント マイレージ サービス 実 務 の 会 計 処 理 は 尐 なからず 問 題 を 抱 えていると 考 えられる よって 次 章 では ポイント マイレ ージ サービスの 会 計 処 理 に 関 わる 会 計 基 礎 概 念 を 整 理 したうえで 第 3 章 以 降 でポイント マイレージ サービスの 会 計 処 理 について 詳 しく 検 討 していくこととする 22

30 第 二 章 ポイント マイレージ サービスに 関 する 基 礎 概 念 の 整 理 本 章 では ポイント マイレージ サービスを 会 計 処 理 するにあたり 関 連 する 基 礎 概 念 を 整 理 することを 目 的 とする ポイント マイレージ サービスを 会 計 処 理 する 際 には 为 として 負 債 及 び 引 当 金 並 びに 収 益 の 概 念 が 関 連 する したがって IASB と ASBJ の 概 念 フレームワークを 基 礎 としながら 関 連 する 諸 概 念 を 整 理 することとする 第 一 節 負 債 IASB の 財 務 諸 表 の 作 成 及 び 表 示 に 関 するフレームワーク に 基 づいた 場 合 負 債 は 以 下 のように 定 義 される 負 債 とは 過 去 の 事 象 から 発 生 した 企 業 の 現 在 の 債 務 で その 決 済 により 経 済 的 便 益 を 有 する 資 源 が 当 該 企 業 から 流 出 することが 予 想 されるものをいう 一 方 ASBJ の 討 議 資 料 財 務 会 計 の 概 念 フレームワーク に 基 づいた 場 合 負 債 は 次 のように 定 義 される 負 債 とは 過 去 の 取 引 または 事 象 の 結 果 として 報 告 为 体 が 支 配 している 経 済 的 資 源 を 放 棄 もしくは 引 き 渡 す 義 務 またはその 同 等 物 をいう この 両 者 の 定 義 から 負 債 とは 企 業 の 有 する 経 済 的 資 源 ( 経 済 的 便 益 )が 企 業 から 流 出 す ることとなる 義 務 を 表 すと 考 えられる 顧 客 にポイント マイレージを 付 与 した 企 業 は 顧 客 に 対 し 将 来 何 らかの 商 品 又 はサー ビス( 経 済 的 資 源 又 は 経 済 的 便 益 )を 提 供 する 義 務 を 負 うこととなる このことから ポイン ト マイレージ サービスを 会 計 処 理 する 場 合 付 与 したポイント マイレージに 相 当 する 部 分 には 負 債 としての 性 質 が 尐 なからず 存 在 すると 考 えられる 第 二 節 引 当 金 23

31 IAS 第 37 号 引 当 金 偶 発 負 債 及 び 偶 発 資 産 に 基 づいた 場 合 引 当 金 は 次 のように 定 義 される 引 当 金 とは 時 期 又 は 金 額 が 不 確 実 な 負 債 をいう この 引 当 金 の 認 識 要 件 については 14 項 に 以 下 のように 示 されている 14 引 当 金 は 次 の 場 合 に 認 識 されなければならない (a) 企 業 が 過 去 の 事 象 の 結 果 として 現 在 の 債 務 ( 法 的 又 は 推 定 的 )を 有 しており (b) 当 該 債 務 を 決 済 するために 経 済 的 便 益 をもつ 資 源 の 流 出 が 必 要 となる 可 能 性 が 高 く (c) 当 該 債 務 の 金 額 について 信 頼 性 のある 見 積 りができる 場 合 これらの 条 件 が 満 たされない 場 合 には 引 当 金 を 認 識 してはならない 一 方 企 業 会 計 審 議 会 の 公 表 している 企 業 会 計 原 則 の 注 解 18 に 記 載 されている 引 当 金 の 定 義 は 以 下 のものである 将 来 の 特 定 の 費 用 又 は 損 失 であつて その 発 生 が 当 期 以 前 の 事 象 に 起 因 し 発 生 の 可 能 性 が 高 く かつ その 金 額 を 合 理 的 に 見 積 ることができる 場 合 には 当 期 の 負 担 に 属 する 金 額 を 当 期 の 費 用 又 は 損 失 として 引 当 金 に 繰 入 れ 当 該 引 当 金 の 残 高 を 貸 借 対 照 表 の 負 債 の 部 又 は 資 産 の 部 に 記 載 するものとする 製 品 保 証 引 当 金 売 上 割 戻 引 当 金 返 品 調 整 引 当 金 賞 与 引 当 金 工 事 補 償 引 当 金 退 職 給 与 引 当 金 修 繕 引 当 金 特 別 修 繕 引 当 金 債 務 保 証 損 失 引 当 金 損 害 補 償 損 失 引 当 金 貸 倒 引 当 金 等 がこれに 該 当 する 発 生 の 可 能 性 の 低 い 偶 発 事 象 に 係 る 費 用 又 は 損 失 については 引 当 金 を 計 上 することはで きない 24

32 以 上 両 者 の 定 義 から 引 当 金 は 企 業 の 見 積 りが 含 まれる 負 債 項 目 である 点 で 共 通 す る ただし IAS 第 37 号 では 引 当 金 に 債 務 性 があることが 要 件 とされているのに 対 し 企 業 会 計 原 則 注 解 18 に 拠 った 場 合 債 務 性 の 有 無 は 問 題 とならない これは 後 者 の 引 当 金 計 上 の 目 的 は 期 間 損 益 計 算 の 適 正 化 にあると 考 えられるためである 第 一 章 で 見 てきたように 現 在 多 くのポイント マイレージ サービスには 有 効 期 限 が 設 けられており 企 業 の 付 与 したポイント マイレージが 権 利 行 使 されるかどうかは 付 与 時 点 においては 不 明 である したがって 会 計 処 理 する 際 に 企 業 の 見 積 りが 混 在 することになる ため ポイント マイレージ サービスに 係 る 債 務 は 引 当 金 としての 性 質 も 有 すると 考 え られる 第 三 節 収 益 IASB の 財 務 諸 表 の 作 成 及 び 表 示 に 関 するフレームワーク に 基 づいた 場 合 収 益 は 以 下 のように 定 義 される 収 益 とは 当 該 会 計 期 間 中 の 資 産 の 流 入 若 しくは 増 加 又 は 負 債 の 減 尐 の 形 をとる 経 済 的 便 益 の 増 加 であり 持 分 参 加 者 からの 出 資 に 関 連 するもの 以 外 の 持 分 の 増 加 を 生 じさせるもの をいう 一 方 ASBJ の 討 議 資 料 財 務 会 計 の 概 念 フレームワーク に 基 づいた 場 合 収 益 は 以 下 のように 定 義 される 収 益 とは 純 利 益 または 尐 数 株 为 損 益 を 増 加 させる 項 目 であり 特 定 期 間 の 期 末 までに 生 じた 資 産 の 増 加 や 負 債 の 減 尐 に 見 合 う 額 のうち 投 資 のリスクから 解 放 された 部 分 である 以 上 両 者 は 資 産 の 増 加 又 は 負 債 の 減 尐 を 伴 う 項 目 である 点 で 共 通 するといえる ASBJ の 討 議 資 料 財 務 会 計 の 概 念 フレームワーク には 純 利 益 を 独 立 の 構 成 要 素 として 定 義 しているが IASB の 財 務 諸 表 の 作 成 及 び 表 示 に 関 するフレームワーク には そのよう 25

33 な 記 述 がない そこから 両 者 の 差 異 が 生 じるものの 基 本 的 には 両 者 は 相 違 しないと 考 えら れる 顧 客 が 企 業 から 付 与 されたポイント マイレージを 行 使 した 場 合 企 業 は 顧 客 に 対 して 負 っていたポイント マイレージに 対 する 義 務 から 解 放 されると 考 えられる したがって ポ イント マイレージの 行 使 によって ポイント マイレージに 関 する 債 務 の 減 尐 を 認 識 し 収 益 として 認 識 することとなる 26

34 第 三 章 IFRIC 13 号 Customer Loyalty Programmes に 基 づく 会 計 処 理 本 章 では International Financial Reporting Interpretations Committee( 国 際 財 務 報 告 解 釈 指 針 委 員 会 以 下 IFRIC)の 公 表 する Customer Loyalty Programmes(カスタマー ロ イヤルティ プログラム 以 下 CLP) について 検 討 する この 規 定 は 多 様 化 するポイン ト マイレージ サービスに 一 定 の 統 一 的 な 会 計 処 理 を 要 求 するために IFRIC が 作 成 したも のである 具 体 的 には 第 一 節 では 概 要 を 数 値 例 を 交 えながら 検 討 する そのうえで 第 二 節 では IFRIC がポイント マイレージ サービスをどのように 捉 えているのかを 明 らか にしていく 第 一 節 概 要 第 一 項 背 景 IFRIC 13 号 の 一 二 項 では CLP に 関 する 解 釈 指 針 を 設 けることになった 背 景 説 明 がな されている 第 一 項 では カスタマー ロイヤルティ プログラムは 企 業 の 商 品 又 は 役 務 を 購 入 する インセンティブを 顧 客 に 与 えるために 企 業 が 利 用 している 顧 客 が 商 品 又 は 役 務 を 購 入 した 場 合 に 企 業 が 顧 客 に 特 典 クレジット( ポイント と 呼 ばれることが 多 い)を 与 える 顧 客 は その 特 典 クレジットを 無 償 又 は 割 引 価 格 の 商 品 又 は 役 務 などの 特 典 と 交 換 することがで きる と 述 べられている この 記 述 からは 第 一 章 でも 見 てきたように CLP すなわち ポイント マイレージ サービスは 顧 客 に 対 するインセンティブの 付 与 という 点 で IFRIC のポイント マイレー ジに 対 する 捉 え 方 と 日 本 のポイント マイレージに 対 する 捉 え 方 と 相 違 しないといえる また 第 二 項 では このプログラムはさまざまな 方 法 で 運 営 されている 顧 客 が 特 典 クレ ジットを 交 換 できるようになるまでに 所 定 の 最 低 限 の 数 又 は 金 額 の 特 典 クレジットを 蓄 積 することを 要 求 されることもある 特 典 クレジットは 個 々の 購 入 又 は 一 団 の 購 入 と 結 び 付 けられることも 一 定 期 間 にわたる 継 続 的 な 取 引 と 結 び 付 けられることもある 企 業 は カ スタマー ロイヤルティ プログラムを 自 分 で 運 営 することも 第 三 者 が 運 営 するプログラ 27

35 ムに 参 加 することもある 提 供 される 特 典 には 企 業 自 身 が 提 供 する 商 品 又 は 役 務 のほか 第 三 者 からの 商 品 又 は 役 務 を 要 求 する 権 利 を 含 むこともある と 述 べられている この 第 二 項 では CLP の 運 用 形 態 について 述 べられている 具 体 的 には 1ポイント マ イレージ サービスには 即 時 使 用 型 と 蓄 積 型 があること 2ポイント マイレージ サー ビスは 自 社 のみで 運 営 される 場 合 と 他 企 業 も 含 んだグループで 運 営 される 場 合 があること 3ポイント マイレージは 自 社 の 商 品 購 入 役 務 提 供 に 利 用 される 場 合 と 第 三 者 のポイ ント マイレージ サービスへの 移 転 がなされる 場 合 があること が 示 されている この 点 も 第 一 章 で 見 てきた 日 本 のポイント マイレージ サービスと 相 違 するところは 無 いといえ る 第 二 項 適 用 範 囲 IFRIC 13 号 の 三 項 では CLP の 適 用 範 囲 についての 指 示 がなされている そこでは IFRIC 13 号 の 対 象 となるポイント マイレージは (a) 企 業 が 販 売 取 引 (すなわち 物 品 の 販 売 役 務 の 提 供 又 は 顧 客 による 企 業 の 資 産 の 利 用 )の 一 部 として 顧 客 に 付 与 するものであり かつ (b) 追 加 的 な 適 格 要 件 があればその 達 成 を 条 件 に 顧 客 が 将 来 において 無 償 又 は 割 引 価 格 の 商 品 又 は 役 務 に 交 換 することができる ものと 定 められている この 適 用 範 囲 の 中 に 現 在 日 本 で 運 営 されるポイント マイレージ サービスの 多 くは 含 まれることになるが 一 方 で 適 用 範 囲 外 になるポイント マイレージ サービスも 存 在 する 例 えば 第 一 章 第 二 節 第 二 項 の 携 帯 電 話 事 業 会 社 で 行 われている 一 定 期 間 の 継 続 利 用 者 に 対 するポイント マイレージの 付 与 のケースや 第 一 章 第 二 節 第 三 項 の 百 貨 店 事 業 会 社 の 一 部 で 導 入 されている 来 店 時 のポイント マイレージの 付 与 のケースは この 適 用 範 囲 には 含 ま れないことになる したがって IFRIC 13 号 は 現 在 日 本 で 運 営 されるポイント マイレージ サービスの 全 てを 統 一 的 に 会 計 処 理 するには 一 定 の 限 界 があるといえる 第 三 項 論 点 IFRIC 13 号 の 4 項 では 本 解 釈 指 針 の 論 点 が 記 載 されている そこで 記 載 されている 論 点 は 以 下 の 通 りである 28

36 (a) 将 来 において 無 償 又 は 割 引 価 格 の 商 品 又 は 役 務 ( 特 典 )を 提 供 するという 企 業 の 義 務 を 次 のどちらによって 認 識 し 測 定 するか (ⅰ) 販 売 取 引 で 受 領 したか 又 は 受 領 し 得 る 対 価 の 一 部 を 特 典 クレジットに 配 分 し 収 益 の 認 識 を 繰 り 延 べる(IAS 第 18 号 の 第 13 項 適 用 ) (ⅱ) 特 典 の 提 供 のための 見 積 将 来 コストを 引 き 当 てる(IAS 第 18 号 の 第 19 項 適 用 ) (b) 特 典 クレジットに 対 価 を 配 分 する 場 合 において (ⅰ)どれだけの 金 額 を 特 典 クレジットに 配 分 すべきか (ⅱ) 収 益 をいつ 認 識 すべきか (ⅲ) 第 三 者 が 特 典 を 提 供 する 場 合 には 収 益 をどのように 測 定 すべきか 論 点 (b)は 次 項 で 数 値 例 を 交 えながら 説 明 するので 本 項 では 論 点 (a)について 説 明 するこ ととする 論 点 (a)は ポイント マイレージ サービスの 会 計 処 理 について IAS 18 号 収 益 の 第 13 項 と 第 19 項 のいずれを 適 用 し 認 識 測 定 するかが 問 題 とされている IAS 18 号 第 13 項 本 基 準 における 認 識 規 準 は 通 常 それぞれの 取 引 に 個 々に 適 用 される しかし 状 況 によ っては 取 引 の 実 質 を 反 映 させるために 単 一 取 引 の 個 別 に 識 別 可 能 な 構 成 部 分 ごとに 認 識 規 準 を 適 用 することが 必 要 となる 例 えば 製 品 の 販 売 価 格 が 販 売 後 の 役 務 提 供 について の 識 別 可 能 な 金 額 を 含 んでいる 場 合 その 金 額 は 繰 り 延 べられ 役 務 が 提 供 される 期 間 にわ たり 収 益 として 認 識 される 反 対 に その 経 済 的 実 質 が 一 連 の 取 引 として 考 えないと 理 解 で きないような 複 数 の 取 引 が 行 われるとき その 複 数 の 取 引 を 一 体 として 認 識 規 準 を 適 用 する 例 えば 企 業 は 物 品 を 販 売 し 同 時 に その 物 品 を 後 日 買 い 戻 すという 契 約 を 結 んで その 取 引 の 実 質 的 効 果 を 打 ち 消 すことがあるが このような 場 合 2 つの 取 引 は 一 体 として 取 り 29

37 扱 われる ( 下 線 追 加 ) IAS 18 号 第 19 項 同 一 の 取 引 その 他 の 事 象 に 関 連 する 収 益 及 び 費 用 は 同 時 に 認 識 される この 過 程 は 一 般 的 に 収 益 と 費 用 の 対 応 と 呼 ばれる 物 品 の 出 荷 後 に 発 生 する 保 証 やその 他 の 原 価 を 含 む 費 用 は 通 常 収 益 を 認 識 するための 諸 条 件 が 満 たされたときに 信 頼 性 をもって 測 定 できる しかし その 費 用 を 信 頼 性 をもって 測 定 できない 場 合 には 収 益 を 認 識 することはできず そのような 状 況 では 物 品 の 販 売 についてすでに 受 領 した 対 価 は 負 債 として 認 識 される ( 下 線 追 加 ) 以 上 から 分 かるように 論 点 (a)(ⅰ)は ポイント マイレージ 付 与 時 の 取 引 のうち ポイ ント マイレージに 相 当 する 部 分 をポイント マイレージが 行 使 ( 又 は 失 効 )されるまで 繰 り 延 べる 方 式 であるのに 対 し 論 点 (a)(ⅱ)は ポイント マイレージ 付 与 時 に ポイント マ イレージに 相 当 する 部 分 も 含 めて 収 益 認 識 する 点 で 相 違 するといえる また 論 点 (a)(ⅱ)に ついては ポイント マイレージに 相 当 する 部 分 は IAS 第 37 号 引 当 金 偶 発 負 債 及 び 偶 発 資 産 に 基 づいて 引 当 金 処 理 されることとなる この 両 者 を 仕 訳 で 表 すと 以 下 のよ うになる 論 点 (a)(ⅰ) ( 対 価 ) ( 売 上 ) ( 負 債 (ポイント マイレージ)) 論 点 (a)(ⅱ) ( 対 価 ) ( 売 上 ) ( 引 当 金 繰 入 ) ( 引 当 金 ) ここで 論 点 (a)(ⅰ) 及 び(ⅱ)の 論 拠 を IFRIC 第 13 号 に 関 する 結 論 の 根 拠 を 基 に 考 え る 30

38 論 点 (a)(ⅰ)に 関 して 支 持 者 の 意 見 をまとめると 次 の 2 点 が 为 張 される 25 1 顧 客 に 付 与 されたポイント マイレージは 取 引 そのものの 要 素 である ポイント マ イレージは 顧 客 に 与 えられた 権 利 を 表 しており 顧 客 は 非 明 示 的 にそれに 対 する 支 払 い をしている ポイント マイレージは 売 上 取 引 の 一 環 として 顧 客 に 対 して 付 与 された ものなので 販 売 取 引 とは 独 立 的 に 発 生 するマーケティング 費 用 ( 販 売 促 進 費 )とは 区 別 できる 2 ポイント マイレージを 行 使 することで 得 られる 商 品 サービスは 当 初 の 取 引 で 顧 客 に 引 き 渡 される 商 品 サービスとは 同 時 に 引 き 渡 されない したがって 取 引 の 実 質 を 反 映 するために IAS 第 18 号 第 13 項 に 基 づいて 当 初 の 取 引 を 分 解 し 個 々に 認 識 要 件 を 適 用 することが 適 当 である これに 対 し 論 点 (a)(ⅱ)の 支 持 者 の 見 解 をまとめると 次 の 2 点 が 为 張 される 26 1 CLP(ポイント マイレージ サービス)は 販 売 数 量 を 増 やすために 設 計 されたマーケ ティングのツールであるから このコストはマーケティング 費 用 ( 販 売 促 進 費 )である 2 付 与 されるポイント マイレージは 多 くの 場 合 それを 得 るために 必 要 となる 購 入 金 額 ( 当 初 取 引 のポイント マイレージ 以 外 の 部 分 )と 比 べて 僅 尐 である また 論 点 (a)について IFRIC 第 13 号 に 関 する 結 論 の 根 拠 では (ⅰ)(ⅱ)の 見 解 以 外 に 第 3 の 見 解 があるとしている BC8 第 3 の 見 解 は 会 計 処 理 はカスタマー ロイヤルティ プログラムの 内 容 によって 決 める べきだというものである どの 会 計 処 理 を 採 用 すべきかを 決 定 する 判 断 基 準 は 特 典 の 相 対 的 価 値 若 しくは 性 質 又 はそれらを 提 供 する 方 法 を 参 照 することができよう 特 典 クレジッ トは それらの 価 値 が 尐 額 である 場 合 や 企 業 が 通 常 の 事 業 活 動 の 過 程 では 提 供 していない 物 品 又 は 役 務 に 交 換 されるものである 場 合 には マーケティング 費 用 と 見 られるであろう それに 対 し 特 典 クレジットの 価 値 が 大 きい 場 合 や 企 業 が 通 常 の 事 業 の 過 程 で 提 供 する 物 品 又 は 役 務 と 交 換 されるものである 場 合 には 当 初 の 売 上 取 引 の 独 立 した 構 成 要 素 と 見 られ るであろう ( 下 線 加 筆 ) 25 IFRIC 13 号 BC7 を 基 に 作 成 26 同 上 BC6 を 基 に 作 成 31

39 この 第 3 の 見 解 は プログラムの 内 容 によって(ⅰ)と(ⅱ)を 使 い 分 けることから 両 者 の 折 衷 法 であると 考 えられる 以 上 見 てきたように 論 点 (a)については (ⅰ) 繰 延 収 益 方 式 (ⅱ) 全 額 収 益 認 識 引 当 金 方 式 (ⅲ) 折 衷 方 式 の 3 つの 収 益 認 識 測 定 モデルが 存 在 するといえる 次 項 では 実 際 に IFRIC が 採 用 した 収 益 認 識 測 定 モデル 及 び 会 計 処 理 について 考 察 する 第 四 項 合 意 事 項 本 項 では 前 項 を 受 けて 実 際 に IFRIC が 定 めた 会 計 処 理 に 関 する 規 定 について 検 討 して いくこととする この 合 意 事 項 は 全 部 で 5 項 あるが 次 のように 分 類 できる 1 前 項 (a) (b)(ⅰ)に 関 する 項 目 (5 及 び 6 項 ) 2 前 項 (b)(ⅱ)(ⅲ)に 関 する 項 目 (7 及 び 8 項 ) 37 及 び 8 項 の 補 足 的 な 項 目 (9 項 ) よって 1から3について IFRIC 第 13 号 に 関 する 結 論 の 根 拠 を 参 考 にしながら 以 下 で 検 討 していく 1 前 項 (a)に 関 する 項 目 (5 及 び 6 項 ) IFRIC 13 号 5 及 び 6 項 では 前 述 の 論 点 (a)を 受 けて ポイント マイレージ サービス の 収 益 認 識 について 述 べられている 5 項 では 企 業 は IAS 第 18 号 の 第 13 項 を 適 用 し 特 典 クレジットを それらが 付 与 された 販 売 取 引 ( 当 初 の 売 上 )の 独 立 した 識 別 可 能 な 構 成 要 素 として 会 計 処 理 しなければ ならない 当 初 の 売 上 に 関 して 受 領 したか 又 は 受 領 し 得 る 対 価 の 公 正 価 値 は 特 典 クレジッ トと 当 該 販 売 のその 他 の 構 成 要 素 との 間 で 配 分 しなければならない と 定 められている こ こから 前 項 で 検 討 してきた 論 点 (a)について IFRIC は(ⅰ)の 方 式 を 採 用 したといえる こ の 点 については 次 節 で 改 めて 検 討 することとする 5 項 によって 特 典 クレジット(ポイント マイレージ)が 独 立 した 識 別 可 能 な 構 成 要 素 とさ 32

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし 3 会 計 基 準 の 見 直 しの 主 な 内 容 (1) 借 入 金 借 入 金 制 度 を 廃 止 し 建 設 又 は 改 良 に 要 する 資 金 に 充 てるための 企 業 債 及 び 一 般 会 計 又 は 他 の 特 別 会 計 からの 長 期 借 入 金 は に 計 上 することとなりまし た に 計 上 するに 当 たり 建 設 又 は 改 良 等 に 充 てられた 企 業 債 及

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