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1 ICD NEWS LAW FOR DEVELOPMENT 法 務 省 法 務 総 合 研 究 所 国 際 協 力 部 報 INTERNATIONAL COOPERATION DEPARTMENT RESEARCH AND TRAINING INSTITUTE MINISTRY OF JUSTICE 目 次 第 62 号 巻 頭 言 ILOと 法 整 備 支 援 法 務 省 特 別 顧 問 横 田 洋 三 1 特 集 連 携 企 画 アジアのための 国 際 協 力 in 法 分 野 2014 法 整 備 に 関 する 学 生 のシンポジウム 国 際 協 力 部 教 官 塚 部 貴 子 6 出 張 報 告 米 国 出 張 報 告 (Law, Justice and Development Week 2014 参 加 ) 国 際 協 力 部 教 官 須 田 大 46 欧 州 の 法 整 備 支 援 の 動 向 等 に 関 する 現 地 調 査 報 告 国 際 協 力 部 教 官 野 瀬 憲 範 国 際 協 力 部 教 官 渡 部 吉 俊 51 国 際 研 修 第 15 回 日 韓 パートナーシップ 共 同 研 究 ( 韓 国 セッション) 国 際 協 力 部 教 官 渡 部 吉 俊 58 第 5 回 カンボジア 民 法 民 事 訴 訟 法 普 及 支 援 本 邦 研 修 国 際 協 力 部 教 官 野 瀬 憲 範 63 ミャンマー 法 整 備 支 援 プロジェクト 第 2 回 本 邦 研 修 国 際 協 力 部 教 官 横 幕 孝 介 69 第 3 回 ネパール 裁 判 所 能 力 強 化 プロジェクト 本 邦 研 修 国 際 協 力 部 教 官 内 山 淳 80 国 際 研 究 東 ティモール 共 同 法 制 研 究 国 際 協 力 部 教 官 渡 部 吉 俊 102 インドネシア 最 高 裁 判 所 少 額 訴 訟 制 度 等 研 究 国 際 協 力 部 教 官 甲 斐 雄 次 109 活 動 報 告 平 成 26 年 度 国 際 協 力 人 材 育 成 研 修 国 際 協 力 部 教 官 塚 部 貴 子 113 ~ 国 際 協 力 の 現 場 から~ 統 括 国 際 協 力 専 門 官 小 林 宏 治 176

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3 ~ 巻 頭 言 ~ ILO と 法 整 備 支 援 顔 写 真 未 着 法 務 省 特 別 顧 問 横 田 洋 三 はじめに 筆 者 は,2003 年 から 2014 年 末 までの 足 掛 け 12 年 間, 国 際 労 働 機 関 (ILO)の 条 約 勧 告 適 用 専 門 家 委 員 会 ( ILO 専 門 家 委 員 会 )の 委 員 を 務 めた この 経 験 は, 現 在, 日 本 政 府 が 政 府 開 発 援 助 (ODA)の 一 環 として 力 を 入 れており, 特 に 法 務 省 法 務 総 合 研 究 所 国 際 協 力 部 (ICD)が 近 年 熱 心 に 取 り 組 むようになってきた 法 整 備 支 援 の 理 念 と 実 務 に, 貴 重 な 示 唆 を 与 えてくれるものと 思 われる 1.ILO とは? ILO は, 第 一 次 世 界 大 戦 後 の 講 和 会 議 であるベルサイユ 会 議 (1919 年 )において, 国 際 連 盟 と 共 に 設 立 された 国 際 機 構 である 国 際 連 盟 は, 紛 争 の 平 和 的 解 決 と 戦 争 防 止 のための 一 般 的 政 治 的 機 構 であったのに 対 して,ILO は, 労 働 者 の 権 利 保 障 と 生 活 向 上 という 限 定 された 分 野 の 国 際 協 力 を 通 して, 世 界 平 和 を 実 現 するための 専 門 的 機 能 的 国 際 機 構 であった この 二 つの 国 際 機 構 のうち 国 際 連 盟 は, 様 々な 政 治 上, 制 度 上 の 欠 陥 もあって, 本 来 の 目 的 を 達 成 できずに, 第 二 次 世 界 大 戦 の 勃 発 によって 役 目 を 終 えた 他 方,ILO は, 大 恐 慌, 第 二 次 世 界 大 戦, 冷 戦 などの 政 治 的, 経 済 的 危 機 を 克 服 し, 一 貫 して 労 働 者 の 権 利 と 生 活 を 守 るために 活 動 を 続 けて 今 日 に 至 っている そして4 年 後 の 2019 年 には, 創 立 100 周 年 を 祝 おうとしている ILO が 変 動 と 混 乱 の 20 世 紀 を 乗 り 切 り, 更 に 平 和 と 発 展 の 21 世 紀 へとその 役 割 を 100 年 近 くにわたって 継 続 し 発 展 させてきたことには,それなりの 理 由 がある 一 つには, 戦 争 の 防 止 や 平 和 の 実 現 を, 国 際 連 盟 のように, 国 家 の 軍 事 力 や 政 治 力 のレベルで 図 るのではなく, 働 く 人 々の 生 活 向 上 と 権 利 保 障 を 通 して, 言 い 換 えると, 戦 争 の 遠 因 となりうる 失 業 や 貧 困, 経 済 格 差 や 労 使 対 立 を, 労 働 法 制 の 整 備 を 通 して 未 然 に 解 消 することにより, 世 界 平 和 を 達 成 するという 間 接 的 アプローチをとったこ ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 1 1

4 とにある 今 日, 国 連 の 下 で, 平 和 構 築 という 新 しい 概 念 に 沿 って 法 の 支 配 の 重 要 性 が 強 調 され,その 中 に 法 整 備 支 援 も 位 置 づけられるようになったが,ILO は, 100 年 も 前 から, 労 働 法 制 という 限 られた 分 野 においてではあるが,このような 平 和 と 発 展 のための 法 整 備 を 手 掛 けてきたということができる 2.ILO 長 命 のもう 一 つの 理 由 ILO が 長 年 にわたって 国 際 機 構 として 存 続 し 独 自 の 役 割 を 果 たし 続 けてきたもう 一 つの 理 由 は,ILO の 組 織 上 及 び 活 動 上 の 特 色 にある ILO の 組 織 上 の 特 色 というのは,いわゆる 三 者 構 成 である ILO は, 国 連 のよ うな 多 くの 国 際 機 構 とは 異 なり, 総 会 や 理 事 会 において, 加 盟 国 の 代 表 の 中 に, 政 府 代 表 とは 別 の 使 用 者 代 表 と 労 働 者 代 表 が 加 わり,しかも, 各 代 表 はそれぞれ 独 自 に 発 言 し 投 票 することが 認 められている その 結 果,ILO においては, 審 議 過 程 に 国 内 の 利 害 関 係 団 体 の 代 表 が 直 接 関 わるため, 意 思 決 定 に 加 盟 国 の 国 内 の 事 情 が 直 に 反 映 さ れ,その 分, 柔 軟 性 のある 組 織 体 となっているのである 活 動 面 でも,ILO には 特 色 がある ILO は, 国 際 労 働 基 準 設 定 の 際 には, 法 的 拘 束 力 のある 条 約 (Convention)とは 別 に, 法 的 拘 束 力 のない 勧 告 (Recommendation) という 文 書 形 式 を 取 り 入 れて, 柔 軟 に 対 応 している また, 条 約 や 勧 告 の 各 国 におけ る 適 用 状 況 の 審 査 についても, 違 反 事 例 を 一 方 的 に 批 判 するだけではなく, 問 題 点 を 丁 寧 に 説 明 し, 改 善 点 を 提 案 したり, 改 善 の 努 力 が 見 られた 際 にはそれを 歓 迎 したり して, 加 盟 国 との 建 設 的 対 話 を 尊 重 する また, 途 上 国 に 多 く 見 られることであるが, 人 的 資 金 的 に 制 約 があるために 違 反 状 況 が 改 善 できない 場 合 には, 必 要 なアドバイ スを 与 えるなどの 技 術 協 力 を 行 っている このように,ILO は, 活 動 面 においても, 厳 格 な 国 際 基 準 を 一 方 的 に 設 定 してそれを 厳 しく 監 視 するというハードなアプローチ ではなく,ソフトで 柔 軟 な 対 応 をしている ILO が,これまで 数 々の 困 難 を 克 服 して 労 働 者 の 権 利 と 生 活 を 守 る 活 動 に 従 事 する ことができたのは,その 組 織 と 活 動 に 柔 軟 性 があったからだといえる 3.ILO の 国 際 労 働 基 準 設 定 活 動 ILO は, 労 働 者 の 生 活 向 上 と 権 利 保 障 を 国 際 的 に 実 現 する 方 法 として, 国 際 労 働 基 準 を 設 定 し,それに 沿 って 加 盟 各 国 の 国 内 労 働 法 制 を 整 備 させるという 手 続 を 用 意 し た 今 日 語 られる 法 整 備 支 援 を,ILO は 100 年 近 く 前 に, 労 働 法 制 という 限 られた 領 域 においてではあるが, 手 掛 けたのである 法 整 備 という 場 合, 整 備 のためのモデルとなる 基 準 が 必 要 である 二 国 間 の 法 整 備 2 2

5 支 援 においては,しばしば 支 援 国 (ほとんどの 場 合, 先 進 国 )の 国 内 基 準 がモデルと される 傾 向 があり,それが 被 援 助 国 から 反 発 を 受 けたり, 実 際 にうまく 機 能 しない 原 因 であると 指 摘 されたりしてきたが,ILO は,その 国 際 労 働 基 準 の 設 定 方 法 として, 国 家 間 の 法 的 約 束 である 条 約 と, 法 的 拘 束 力 はないが 一 定 の 権 威 をもって 加 盟 各 国 に 対 して 従 うことを 勧 奨 する 勧 告 という 二 つの 形 式 を 採 用 して, 柔 軟 に 対 応 してきてい る つまり,ILO が 行 う 労 働 法 制 の 分 野 での 法 整 備 支 援 は,その 基 準 が 特 定 国 ( 特 に, 先 進 国 )の 労 働 基 準 ではなく, 先 進 国 も 途 上 国 も 加 わる,また 三 者 構 成 の 下 で 使 用 者 代 表 も 労 働 者 代 表 も 加 わる 場 (ILO 総 会 )で 採 択 された 条 約 又 は 勧 告 だということで ある このようにして,ILO はこれまでに, 労 働 時 間 の 制 限, 最 低 賃 金, 労 働 者 の 団 結 権 及 び 団 体 交 渉 権, 強 制 労 働 や 児 童 労 働 の 禁 止, 職 場 の 差 別 禁 止, 職 場 の 健 康 と 安 全, 社 会 保 障 など, 労 働 者 の 権 利 や 生 活, 安 全, 健 康 などに 関 する 189 の 条 約 と 203 の 勧 告 を, 国 際 労 働 基 準 として 採 択 してきた 4.ILO の 監 視 活 動 ILO は, 国 際 労 働 基 準 を 採 択 して 加 盟 各 国 にそれを 履 行 するよう 促 すのであるが, その 場 合 に, 単 に 労 働 に 関 する 国 際 基 準 を 採 択 するだけではなく,そのフォローアッ プ,すなわち 基 準 が 各 国 においてどこまで 適 用 されているかを 監 視 するメカニズムを 用 意 している その 方 法 はいくつかあるが, 一 番 一 般 的 な 監 視 制 度 は, 国 際 労 働 基 準 適 用 状 況 の 専 門 家 による 定 期 的 審 査 である その 任 に 当 たるのが, 筆 者 も 委 員 を 務 め た 条 約 勧 告 適 用 専 門 家 委 員 会 である この 委 員 会 は, 約 20 名 の 労 働 法, 国 際 法, 国 際 人 権 法 などの 専 門 家 から 構 成 され, その 背 景 は, 大 学 教 授, 裁 判 官, 実 務 家 などである ILO 事 務 局 長 が 国 際 労 働 基 準 局 長 と 協 議 して 候 補 者 を 推 薦 し, 理 事 会 が 選 任 するのであるが,その 際, 世 界 の 各 地 域 や 異 なる 法 体 系 を 適 切 に 代 表 するよう 配 慮 することになっている ILO 加 盟 国 は, 批 准 した 国 際 労 働 条 約 の 履 行 状 況 を, 原 則 として5 年 ごとに,また 八 つの 中 核 的 条 約 及 び 四 つの 主 要 条 約 については3 年 ごとに,ILO 事 務 局 に 報 告 しな ければならない この 報 告 書 を, 使 用 者 団 体 及 び 労 働 者 団 体 からのコメントを 考 慮 し て 審 査 し, 見 解 を 総 会 に 報 告 して 公 表 する 任 に 当 たっているのが 専 門 家 委 員 会 である 専 門 家 委 員 会 は, 原 則 として 毎 年 11 月 後 半 から 12 月 前 半 にかけての 約 3 週 間,ジュ ネーブにある ILO 本 部 の 建 物 で 会 合 し, 国 ごとに,また 条 約 ごとに, 政 府 から 提 出 さ れた 報 告 書 及 び 労 使 団 体 から 出 されたコメントを 審 査 し, 見 解 をまとめる この 見 解 ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 3 3

6 は, 裁 判 判 決 のように 法 的 拘 束 力 があるわけではないが, 国 際 的 に 権 威 のある 専 門 家 による 審 議 の 結 果 採 択 されたものであるため, 一 定 の 政 治 的, 社 会 的 重 みをもってい ると 受 け 止 められている なお, 勧 告 については, 条 約 のように 定 期 的 審 査 は 行 われないが, 勧 告 で 扱 ってい る 事 項 が 各 国 の 法 や 慣 行 でどのように 行 われているかについては,ILO に 報 告 するこ とになっている 5.ILO の 技 術 支 援 ILO は, 専 門 家 委 員 会 による 条 約 及 び 勧 告 の 適 用 状 況 を 監 視 するだけでなく, 国 際 労 働 基 準 と 国 内 法 及 び 国 内 慣 行 とのギャップを 埋 めるために, 事 務 局 スタッフによる アドバイスを 行 うことがある これは 技 術 支 援 と 呼 ばれているが,これこそ ILO の 活 動 の 中 でも, 特 に, 途 上 国 援 助 において 注 目 されるようになってきた 法 整 備 支 援 に 最 も 近 似 したものといえる 国 際 労 働 基 準 と 国 内 状 況 との 乖 離 は 日 本 を 含 む 先 進 国 にも 一 般 に 見 られることであ るが, 途 上 国 の 場 合 は, 人 的 及 び 資 金 的 制 約 によって, 国 内 労 働 法 制 が 不 十 分 であっ たり,また 政 府 の 担 当 官 が 国 際 労 働 基 準 の 意 味 を 理 解 し 国 内 に 適 用 する 方 法 を 必 ずし も 承 知 していない 場 合 が 少 なくない そのようなときは, 当 該 途 上 国 政 府 の 要 請 に 応 じて ILO 事 務 局 が 専 門 スタッフを 派 遣 し, 担 当 官 と 協 議 しながら, 求 められている 立 法 措 置, 予 算 措 置, 人 的 配 置 などをアドバイスするというようなことも 行 う ILO の 国 際 基 準 設 定 活 動 と 監 視 活 動 は, 最 近 は 国 連 を 中 心 に 人 権 の 分 野 でも 行 われ ているが,そこでの 監 視 活 動 は 違 反 の 指 摘 と 政 府 の 対 応 に 対 する 批 判 にとどまってお り, 改 善 のための 技 術 支 援 にまでは 及 んでいない その 意 味 で ILO の 技 術 支 援 は, 今 後, 人 権 の 分 野 における 国 際 的 履 行 確 保 メカニズムの 改 善 策 を 検 討 する 上 でも 参 考 に なると 思 われる むすび 以 上 に 述 べた ILO の 活 動 を, 法 整 備 支 援 との 対 比 で 整 理 してみると, 次 のようにな るだろう 第 一 に,ILO では, 国 際 労 働 基 準 が 条 約 及 び 勧 告 という 二 つの 形 式 によって 採 択 さ れる その 場 合, 条 約 というハードな 法 文 書 と 勧 告 というソフトな 法 文 書 の 組 合 せに よって, 柔 軟 性 を 確 保 しているということに 意 味 がある 第 二 に, 国 際 労 働 基 準 の 採 択 が, 先 進 国 基 準 又 は 途 上 国 基 準 といった 特 定 の 国 内 法 制 度 や 法 観 念 に 基 づくものではなく, 先 進 国, 途 上 国 を 含 む 多 くの 国 が 参 加 する ILO 4 4

7 総 会 の 場 で,また 政 府 代 表 だけでなく 国 内 の 利 害 関 係 者 の 代 表 も 加 わる 中 で 審 議 され, その 内 容 が 確 定 するということである 第 三 に, 国 際 基 準 が 各 国 で 適 用 されている 状 況 を 監 視 するメカニズムが 用 意 されて いるが,そこでも ILO は, 基 準 を 満 たしていない 国 を 一 方 的 に 批 判 するのではなく, 具 体 的 な 問 題 点 を 指 摘 し, 改 善 策 を 提 言 し, 適 切 な 措 置 をとった 国 に 対 しては 歓 迎 の 意 を 表 明 するなど, 対 話 を 通 した 柔 軟 な 対 応 をしている 第 四 に, 様 々な 事 情 によって 国 際 基 準 と 国 内 実 態 とのギャップが 埋 められない 場 合 には, 必 要 な 技 術 支 援 やアドバイスを 提 供 する 道 が 用 意 されている こうした ILO の 国 際 労 働 基 準 の 設 定, 適 用, 監 視, 支 援 の 仕 組 みは, 柔 軟 性 に 富 み, 関 係 国 との 対 話 を 重 視 するもので, 今 後, 日 本 を 含 めて 国 際 社 会 が 途 上 国 における 法 整 備 支 援 を 進 めていく 上 で, 多 くの 示 唆 を 与 えてくれるものではないかと 考 える ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 5 5

8 ~ 特 集 ~ 連 携 企 画 アジアのための 国 際 協 力 in 法 分 野 2014 法 整 備 に 関 する 学 生 のシンポジウム 国 際 協 力 部 教 官 塚 部 貴 子 第 1 学 生 シンポジウムについて 大 学 生 大 学 院 生 を 中 心 とする 若 者 に 対 して, 法 整 備 支 援 の 実 情 と 魅 力 に 関 する 理 解 の 促 進 を 図 ると 共 に, 同 世 代 の 学 生 等 の 広 範 な 関 心 を 集 めて 法 整 備 支 援 に 関 わる 人 材 の 発 掘 を 図 るという 観 点 から, 法 整 備 支 援 ついて 学 ぶ 機 会 を 提 供 し,シンポジウム において 研 究 の 成 果 を 発 表 してもらおうという 試 みは 2009 年 度 から 行 われ, 今 回 で6 年 目 を 迎 えることとなった その 経 緯 の 詳 細 については, 本 誌 54 号 14 頁 以 下 ( 慶 應 義 塾 大 学 大 学 院 法 務 研 究 科 松 尾 弘 教 授 による 2012 年 度 同 シンポジウムの 趣 旨 説 明 )を 御 参 照 いただきたいが,2010 年 度 からは, 名 古 屋 大 学 との 連 携 企 画 となり,その 後, 慶 應 義 塾 大 学 等 も 加 わって,アジアの 法 と 社 会 や 日 本 の 法 整 備 支 援 について 関 心 を 持 つ 学 生 を 対 象 とするイベントとして 次 第 に 内 容 が 充 実 化 され,2012 年 度 以 降 は,キッ クオフセミナー,サマースクール 及 びシンポジウムという3 部 構 成 により 行 われてき た 本 年 度 についても, 同 様 に3 部 構 成 とし,イントロダクションとしてのキックオフ セミナーが,2014 年 5 月 29 日 ( 土 )に 東 京 の 弁 護 士 会 館 において 行 われ, 集 中 講 義 を 通 じて 秋 の 発 表 に 向 けたインプットを 行 うためのサマースクールが, 同 年 8 月 20 日 ( 水 )から 22 日 ( 金 )までの3 日 間, 名 古 屋 大 学 において 実 施 された これらの 準 備 過 程 を 経 た 上 で, 学 生 が 自 ら 研 究 した 成 果 を 発 表 し, 参 加 者 間 で 討 論 する 場 としての シンポジウム アジアのための 国 際 協 力 in 法 分 野 2014 が, 同 年 11 月 29 日 ( 土 ) に, 慶 應 義 塾 大 学 において 開 催 されたものである なお, 昨 年 度 に 引 き 続 き, 学 生 自 らが 企 画 段 階 から 運 営 を 行 い, 研 究 発 表 テーマ についても 学 生 同 士 の 話 し 合 いによって 自 由 に 選 定 し,ポスターや 配 布 資 料 の 作 成, 会 場 の 準 備, 当 日 の 司 会 進 行 等 を 含 め, 運 営 の 多 くの 部 分 が 学 生 自 身 の 手 により 行 わ れた 6 6

9 第 2 本 年 度 のシンポジウムの 概 要 1 プログラムの 構 成 本 年 度 の 学 生 シンポジウムのプログラムは, 別 紙 のとおりである 最 初 に, 松 尾 教 授 による 開 会 の 挨 拶 と 趣 旨 説 明 が 行 われた その 後,1グループ 25 分 程 度 の 時 間 を 使 って, 全 部 で6つの 学 生 又 は 司 法 修 習 生 のグループによる 研 究 成 果 の 発 表 とそれに 対 する 質 疑 応 答 がなされた 後, 会 場 の 参 加 者 を 含 めた 全 体 での 討 論 が 行 われた その 後, 主 催 大 学,JICA 及 び 法 務 総 合 研 究 所 国 際 協 力 部 の 各 担 当 者 による 講 評 が 行 われ, 最 後 に, 公 益 財 団 法 人 国 際 民 商 事 法 センターの 北 野 貴 晶 事 務 局 長 による 閉 会 の 挨 拶 が 行 わ れた 学 生 が 作 成 した 発 表 資 料 等 については, 名 古 屋 大 学 法 政 国 際 教 育 協 力 研 究 センター (CALE)のウェブサイト 1 に 掲 載 されているので 御 参 照 いただきたい( 本 誌 でも 一 部 掲 載 している ) なお,テーマの 選 定 及 び 発 表 内 容 については,すべて 学 生 の 自 由 な 研 究 に 基 づくものであり, 法 務 総 合 研 究 所 その 他 の 機 関 の 見 解 を 反 映 したものではな いことを 念 のためお 断 りしておく 2 全 体 討 論 での 議 論 各 グループによる 発 表 に 続 いて 行 われた 全 体 討 論 では, 法 整 備 支 援 国 と 受 入 国 が 支 援 から 受 けるメリット& 法 整 備 支 援 の 意 義 というテーマが 設 定 され, 松 尾 教 授 をモ デレーターとして 全 体 討 論 が 行 われた 様 々な 意 見 が 出 された 中 で,1 支 援 国 側 のメリットとしての 国 益 とは 何 か,そもそ も 法 整 備 支 援 において 国 益 は 必 要 なのか,2 国 益 とは 別 の 支 援 国 側 のメリットとは 何 か,3 受 入 国 側 のメリットという 観 点 から 見 たときの 要 請 主 義 とは,という3つの 視 点 に 絞 って 討 論 が 行 われ,それぞれについて 次 のような 意 見 があった( 類 似 の 発 言 は 適 宜 まとめさせていただいた ) 1について 自 国 企 業 の 進 出 等 の 経 済 的 利 益 がない 国 に 対 しても 法 整 備 支 援 は 行 われるべき 国 益 という 言 葉 で 法 整 備 支 援 のすべてを 説 明 できるものではないし,すべきでな い 支 援 国 側 の 資 源 も 限 られている 中 で 税 金 を 使 ってやる 以 上, 単 に 慈 善 事 業 的 にや るというのには 賛 同 できない 経 済 的 利 益 が 短 期 的 には 得 られない 場 合 でも, 将 来 的 に 支 援 対 象 国 における 資 源 1 ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 7 7

10 開 発 について 有 利 な 取 引 ができるなどの 見 返 りがある 場 合 もあり, 国 益 をどう 捉 えるかによる 法 整 備 支 援 の 実 りが 出 てくるのは 何 年 も 先 のことだとしても,やはり 税 金 を 使 っ ている 以 上,きちんと 説 明 できるよう 検 証 作 業 をやるべき 法 整 備 支 援 は 金 だけで 成 り 立 っているわけではなく, 他 の ODA と 比 較 したら 相 対 的 には 格 段 に 費 用 はかかっていないので, 法 整 備 支 援 にだけ 国 益 がないのにや るのはおかしいというのは 不 均 衡 な 議 論 他 の 社 会 や 経 済 とは 強 くつながってお り,アジアが 平 和 で 豊 かになることが 日 本 の 平 和 や 幸 せにつながる,それ 以 上 説 明 の 必 要 はないと 思 う 個 々の 法 整 備 支 援 についての 検 証 は 必 要 だが, 近 視 眼 的 な 国 益 という 視 点 での 議 論 には 抵 抗 すべき 2について 自 国 の 法 律 の 理 解 が 深 まる 自 国 の 法 律 の 歴 史 的 背 景 まで 掘 り 下 げて 理 解 する 機 会 ができ, 自 国 の 法 律 がこの 先 どの 方 向 に 進 むべきかも 知 ることができる 法 整 備 支 援 は, 比 較 法 の 実 践 現 場 であり, 多 様 な 価 値 観 を 受 け 入 れる 素 地 を 培 うことができる 自 国 の 法 律 のレベルを 高 めるためには 法 整 備 支 援 は 重 要 3について 受 入 国 とは 政 府 なのか 国 民 なのかを 考 える 必 要 がある 政 府 と 国 民 の 利 益 が 一 致 するとは 限 らず, 国 民 の 利 益 も 考 えて,できる 限 り 要 請 されている 以 上 の 支 援 をすべき 3 講 評 等 会 場 及 び 講 評 者 からは, 次 のようなコメントがあった(また, 逐 一 記 載 はしていな いが, 発 表 に 対 する 多 くの 賛 辞 の 声 があった ) グループ 発 表 においては, こうすべき という 意 見 だけにとどまらず, 受 入 国 側 も 含 めて 関 係 者 が 気 付 きながら 実 現 できずにいるという 現 実 を 見 定 め,その 原 因 まで 探 り,それを 前 提 とした 提 言 ができればもっとよいプレゼンテーションになると 思 われる 国 ( 政 府 )の 利 益 なのか 国 民 の 利 益 なのかという 議 論 は 重 要 なポイント 人 間 の 安 全 保 障 という 問 題 は,まさにそこを 問 題 としており, 国 民 にどうやって 成 果 を 届 け るかを 重 視 している 法 整 備 支 援 の 目 的 は 一 つではないし, 複 数 の 目 的 を 探 していくべき そもそもアジ アに 限 定 するのが 良 いのかについても 考 えてほしい 8 8

11 現 在 のプロジェクトは, 受 入 国 に 言 われるままにやっているのではなく, 要 請 をベ ースに 提 案 もしている 相 手 国 が 日 本 をどう 見 ているか, 支 援 期 間 の 長 さ, 信 頼 の 程 度 によっても 違 うが, 厚 い 信 頼 を 得 られている 国 に 対 しては 積 極 的 に 提 案 し,そ うでなくても 継 続 的 な 提 案 は 続 けている 対 話 を 重 ねることが 重 要 第 3 終 わりに どの 発 表 グループも, 様 々な 制 約 の 中 で 大 変 精 力 的 に 研 究 を 進 めており, 法 制 度 だ けでなく, 歴 史, 政 治 機 構, 社 会 経 済 状 況 等 を 含 め 多 角 的 に 分 析 を 行 っていた また, 全 体 討 論 では, 法 整 備 支 援 の 根 本 に 関 わる 困 難 なテーマについて, 多 数 の 興 味 深 い 意 見 が 出 され,このような 課 題 に 関 心 を 持 ち, 果 敢 にチャレンジした 学 生 の 皆 さんに 心 より 敬 意 を 表 すると 共 に, 今 後 とも 多 くの 学 生 の 積 極 的 な 参 加 を 期 待 したい ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 9 9

12 連 携 企 画 アジアのための 国 際 協 力 in 法 分 野 2014 法 整 備 支 援 シンポジウム 2014 年 11 月 29 日 ( 土 )12:00~17:00 於 : 慶 應 義 塾 大 学 三 田 キャンパス 南 館 地 下 4 階 ディスタンスラーニング 室 プログラム 11:30 開 場 12:00 開 会 式 開 会 挨 拶 趣 旨 説 明 松 尾 弘 先 生 ( 慶 應 義 塾 大 学 大 学 院 法 務 研 究 科 教 授 ) 第 1 部 有 志 グループの 発 表 バングラデシュの 労 働 環 境 とその 法 的 側 面 慶 應 義 塾 大 学 大 西 あゆみ 岸 田 香 菜 子 吉 村 航 平 12:15 ネパール 司 法 の 信 用 回 復 のために 司 法 アクセス コミュニティ 調 停 から 考 える 慶 應 義 塾 大 学 林 雄 輝 石 井 晴 菜 小 尾 司 刑 事 訴 訟 法 における 弁 護 士 の 地 位 (ベトナム) 名 古 屋 大 学 坂 本 あずさ 小 田 侑 哉 横 田 裕 美 13:30 休 憩 中 国 における 環 境 不 法 行 為 法 司 法 研 修 所 司 法 修 習 生 加 々 美 光 根 本 康 弘 13:45 モンゴル 国 における 遊 牧 と 土 地 所 有 法 国 立 公 園 遊 牧 システムの 提 案 慶 應 義 塾 大 学 羽 鳥 徳 郎 佐 藤 信 吾 岡 大 樹 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 慶 應 義 塾 大 学 川 田 侑 彦 堂 本 恒 志 北 尾 晴 菜 15:00 休 憩 15:20 16:20 16:50 第 2 部 全 体 討 論 モデレーター 松 尾 弘 先 生 ( 慶 應 義 塾 大 学 大 学 院 法 務 研 究 科 教 授 ) 第 3 部 講 評 主 催 大 学 JICA 法 務 省 法 務 総 合 研 究 所 国 際 協 力 部 の 先 生 方 からご 講 評 いただきます 閉 会 式 閉 会 挨 拶 北 野 貴 晶 様 ( 公 益 財 団 法 人 国 際 民 商 事 法 センター 事 務 局 長 ) 10

13 アジアのための 国 際 協 力 in 法 分 野 2014 法 整 備 支 援 シンポジウム カンボジアの 土 地 法 松 尾 弘 研 究 会 川 田 北 尾 堂 本 2014 年 11 月 29 日 カンボジアの 土 地 法 目 次 1 基 本 情 報 2 目 的 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 4 考 察 5 参 考 文 献 ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 11

14 カンボジアの 土 地 法 基 本 情 報 人 口 1500 万 人 宗 教 上 座 部 仏 教 (90% 以 上 ) 民 族 カンボジア 人 (クメール 人 )90% 以 上 一 人 当 たりGDP 1008ドル 経 済 成 長 率 7.5% 略 史 1953 カンボジア 王 国 としてフランスから 独 立 1975 クメール ルージュが 内 戦 勝 利 民 主 カンボジア(ポル ポト) 政 権 樹 立 以 後 内 戦 1993 王 党 派 フンシンペック 党 選 挙 で 勝 利 新 憲 法 で 王 政 復 活 1998 第 一 次 フン セン 首 班 連 立 政 権 発 足 2013 第 四 次 フン セン 首 班 連 立 政 権 発 足 カンボジアの 土 地 法 1 基 本 情 報 2 目 的 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 4 考 察 5 参 考 文 献 12

15 カンボジアの 土 地 法 2 目 的 現 在 カンボジアで 発 生 している 土 地 紛 争 の 現 状 を 把 握 し その 原 因 と 背 景 を 探 る 土 地 紛 争 に 歯 止 めをかけるためには 法 制 度 の 徹 底 が 重 要 で あることを 認 識 し 法 制 度 が 徹 底 されることで カンボジアにどの ような 影 響 が 現 れるのかを 探 る 日 本 がカンボジアに 対 して 行 ってきた 法 整 備 支 援 を 理 解 する ( 具 体 的 には 民 法 民 事 訴 訟 法 ) 今 後 日 本 はどのような 法 整 備 支 援 を 行 えば 法 は 機 能 するの か 有 効 に 機 能 するのかを 考 察 する カンボジアの 土 地 法 本 日 の 流 れ 1 土 地 紛 争 の 現 状 事 例 紹 介 2 土 地 紛 争 の 原 因 ポル ポト 政 権 による 法 制 度 の 混 乱 経 済 発 展 による 土 地 の 集 約 化 法 制 度 の 不 備 3 土 地 法 と 民 法 の 登 記 制 度 の 相 違 4 カンボジアに 最 適 なモデルの 探 求 と 法 整 備 支 援 の 在 り 方 ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 13

16 カンボジアの 土 地 法 1 基 本 情 報 2 目 的 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 4 考 察 5 参 考 文 献 カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 1 土 地 紛 争 の 現 状 事 例 Ⅰ 1999 年 にタイとカンボジアの 国 境 に 近 い バンテアイミエンチェイ 州 のある 村 で 村 民 が 誰 ひとり 知 らない 男 がやってきて 村 と 村 周 辺 の5124 平 方 キロメートルの 土 地 の 所 有 権 を 主 張 した 男 の 主 張 には 法 的 根 拠 がないにもかかわらず 州 の 裁 判 所 は 土 地 所 有 権 を 認 め 村 民 の 居 住 は 違 法 との 判 決 を 下 した 2005 年 これに 反 対 した 村 民 3 名 が 警 備 隊 に 射 殺 された 事 例 Ⅱ 2002 年 にコンポンチュナン 州 のある 村 の 土 地 が 土 地 開 発 のため 法 的 根 拠 もなく KDC Internationalにより 奪 われ そこに 住 む82の 家 族 が 今 もなお 立 ち 退 きの 危 機 に 迫 られている 今 年 の7 月 には 軍 や 警 察 の 協 力 の 下 KDCは 土 地 の 周 りに 壁 を 設 け ついに 村 民 との 間 で 武 力 衝 突 が 起 こった 村 の 代 表 者 や 国 連 の 担 当 官 は 政 府 に 正 当 な 裁 判 が 行 わ れるよう 説 得 している 出 典 Focus on the Global South 14

17 カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 2 土 地 紛 争 の 原 因 ポル ポト 政 権 による 法 制 度 の 混 乱 強 制 移 住 による 既 存 の 土 地 の 利 用 関 係 及 び 所 有 関 係 の 破 壊 私 的 所 有 権 が 廃 止 されたことによる 土 地 所 有 権 の 混 乱 大 量 虐 殺 により 生 き 残 った 法 律 家 は 6 名 ないし10 名 混 乱 所 有 権 制 度 が 再 構 築 され 始 めた1989 年 以 降 の 土 地 分 配 土 地 所 有 において 法 制 度 が 市 民 や 農 民 の 間 になかなか 定 着 せず カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 2 土 地 紛 争 の 原 因 経 済 発 展 による 土 地 の 集 約 化 多 くの 地 域 の 土 地 が 観 光 化 工 業 化 により 地 価 が 高 騰 し 富 裕 層 に 買 い 上 げら れている 農 民 が 土 地 を 手 放 し 土 地 紛 争 が 発 生 するだけでなく 農 業 生 産 量 の 低 下 にもつながる ELC(Economic Land Concessions= 経 済 的 土 地 利 用 権 ) 政 府 が 民 間 企 業 に 対 し 商 業 利 用 のために 土 地 の 利 用 権 を 与 える 耕 地 全 体 の4 分 の1にあたる100 万 ヘクタール 以 上 もの 土 地 が 付 与 法 律 では 10000ヘクタールを 超 える 土 地 は ELCの 対 象 ではないとされている が 実 際 には 多 くの 土 地 が10000ヘクタールを 超 え 依 然 として 大 規 模 な 土 地 所 有 が 存 在 する ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 15

18 カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 2 土 地 紛 争 の 原 因 法 律 の 規 定 があるにもかかわらず 効 果 的 に 機 能 していない 被 害 を 被 っているのは 農 民 をはじめとした 一 般 市 民 であり 土 地 の 集 約 化 を 図 る 企 業 に 対 抗 出 来 るだけの 法 律 が 整 っていない カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 2 土 地 紛 争 の 原 因 法 制 度 の 不 備 民 法 1999 年 にJICAプロジェクトとして 法 制 度 整 備 が 開 始 支 援 の 方 針 -1. 要 請 主 義 をとり カンボジアの 主 権 意 思 の 尊 重 2.カンボジアの 社 会 や 伝 統 の 尊 重 3. 法 の 支 配 良 い 統 治 の 実 現 を 図 る 4. 草 案 起 草 過 程 における 技 術 移 転 人 材 育 成 2003 年 に 草 案 完 成 2007 年 に 成 立 2011 年 に 施 行 16

19 カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 2 土 地 紛 争 の 原 因 法 制 度 の 不 備 土 地 法 日 本 が 民 法 の 起 草 支 援 をしている 間 に 施 行 された アジア 開 発 銀 行 のファンドにより 土 地 管 理 都 市 計 画 建 設 省 の 管 轄 日 本 は 民 法 の 成 立 を 待 つべきと 主 張 したが 受 け 入 れられず 法 制 度 全 体 の 調 整 がなされないまま 個 別 に 立 法 民 法 という 法 体 系 の 柱 が 不 存 在 のまま 土 地 法 という 特 別 法 が 成 立 支 援 国 と 被 支 援 国 の 在 り 方 とは 何 か カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 3 ドナー 間 の 援 助 方 針 の 齟 齬 各 国 の 国 益 を 重 視 した 支 援 援 助 方 針 の 齟 齬 相 互 調 整 不 足 による 混 乱 ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 17

20 カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 3 ドナー 間 の 援 助 方 針 の 齟 齬 土 地 法 民 法 間 の 登 記 制 度 の 相 違 土 地 法 における 登 記 制 度 239 条 公 図 と 土 地 台 帳 は 法 律 上 の 価 値 と 正 確 な 効 果 を 有 する 土 地 台 帳 図 と 土 地 台 帳 は 明 確 に 真 正 なものと 認 証 されたものを 除 き 削 除 追 加 もしくはその 他 の 修 正 を 含 むことはできない 65 条 売 買 契 約 それ 自 体 は 目 的 物 の 所 有 権 を 移 転 するための 十 分 な 法 律 上 の 要 件 ではない 226 条 不 動 産 所 有 権 は 国 家 によって 保 証 される 登 記 に 強 い 効 力 ( 登 記 = 効 力 要 件 ) カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 3 ドナー 間 の 援 助 方 針 の 齟 齬 土 地 法 民 法 間 の 登 記 制 度 の 相 違 民 法 における 登 記 制 度 134 条 (1) 不 動 産 に 関 する 物 権 の 設 定 移 転 及 び 変 更 は 占 有 権 留 置 権 使 用 権 居 住 権 の 場 合 を 除 き 登 記 に 関 する 法 令 の 規 定 に 従 い 登 記 をしなければ 第 三 者 に 対 抗 することができない 137 条 (1) 162 条 (1) 不 動 産 登 記 簿 に 権 利 を 登 記 したときは,その 権 利 は 登 記 された 者 に 属 するものと 推 定 する 20 年 間 所 有 の 意 思 をもって 平 穏 かつ 公 然 に 不 動 産 を 占 有 した 者 は,その 不 動 産 の 所 有 権 を 取 得 する 登 記 に 弱 い 効 力 ( 登 記 = 対 抗 要 件 ) 18

21 カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 3 ドナー 間 の 援 助 方 針 の 齟 齬 土 地 法 民 法 間 の 登 記 制 度 の 相 違 欧 米 ドナー 側 の 援 助 方 針 日 本 側 の 援 助 方 針 利 用 高 度 化 土 地 所 有 権 の 確 定 土 地 流 動 化 カンボジアの 実 情 を 重 視 新 制 度 派 経 済 学 所 有 権 理 論 の 影 響 コモンズの 悲 劇 カンボジア 農 民 にとって 登 記 制 度 は 馴 染 みのないものである カンボジア 農 民 の8 割 が 定 住 型 農 業 に 従 事 しており 彼 らの 多 く 調 査 対 象 の 71%は 何 らの 証 書 も 有 していない(Oxfam 2005) カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 3 ドナー 間 の 援 助 方 針 の 齟 齬 土 地 法 民 法 間 の 登 記 制 度 の 相 違 日 本 側 に 対 する 批 判 欧 米 ドナー 側 に 対 する 批 判 登 記 に 弱 い 効 力 土 地 所 有 の 権 利 関 係 不 明 確 化 連 続 する 土 地 取 引 の 過 程 で 登 記 を 備 え 損 ねた 場 合 に 実 際 の 占 有 者 の 登 記 が 無 効 になっ てしまうことの 危 険 性 参 考 ケニア 登 記 土 地 法 所 有 権 確 定 の 判 断 を 裁 判 所 に 委 ねることに(= 富 裕 層 に 有 利 ) 最 大 の 問 題 は 法 律 制 度 において 相 手 の 文 化 社 会 というものを 考 慮 しないで, 市 場 経 済 をそのままその 国 の 法 律 の 中 へ 入 れることではな いか ( 森 嶌 2004) ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 19

22 カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 3 ドナー 間 の 援 助 方 針 の 齟 齬 土 地 法 と 民 法 規 範 調 整 の 結 果 2011 年 民 法 適 用 法 土 地 法 上 の 規 定 大 幅 に 削 除 不 動 産 登 記 は 原 則 として 物 権 変 動 の 対 抗 要 件 他 方 合 意 による 不 動 産 所 有 権 の 移 転 については 登 記 をしなければ 効 力 を 生 じない ものとされ( 民 法 135 条 ) 登 記 が 効 力 要 件 となっている これは 土 地 法 及 び 土 地 登 記 制 度 構 築 を 支 援 していた ADB 等 のドナーから 民 法 起 草 当 時 登 記 を 効 力 要 件 とする べきとの 意 見 が 出 たため 協 議 によって 折 衷 的 に 入 れられ た 規 定 である ( 磯 井 2014) 日 本 側 の 主 張 が 優 先 されたと 言 える カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 3 ドナー 間 の 援 助 方 針 の 齟 齬 本 事 例 に 見 る 法 整 備 支 援 の 問 題 点 ドナー 側 の 相 互 調 整 の 方 法 現 状 各 機 関 の 開 発 目 標 戦 略 が 異 なっている 以 上 ドナー 間 の 衝 突 は 不 可 避 国 連 諸 機 関 金 融 機 関 その 他 の 援 助 国 NGOらが 提 携 し 各 自 の 開 発 目 標 や 開 発 戦 略 を 共 有 しながら 協 調 して 支 援 を 行 うことは 可 能 か いかにして 被 支 援 国 による 主 体 的 な 法 整 備 を 促 進 するか WTO 加 盟 や 外 資 導 入 を 意 識 してマルチ ドナーへの 配 慮 を 怠 らないカン ボジア 政 府 は あえて 明 確 な 態 度 を 示 さなかった 影 響 力 を 誇 るドナー の 外 圧 の 前 に 支 援 の 受 け 手 側 はしばしば 主 体 性 を 発 揮 しがたいジレ ンマに 陥 る( 金 子 2010) 20

23 カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 4 カンボジアに 最 適 なモデルの 探 求 と 法 整 備 支 援 の 在 り 方 土 地 法 関 連 の 紛 争 の 解 決 方 法 判 例 法 の 普 及 (ADRの 促 進 ) 法 制 度 の 構 築 解 釈 学 の 普 及 法 曹 教 育 支 援 カンボジアの 土 地 法 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 4カンボジアに 最 適 なモデルの 探 求 と 法 整 備 支 援 の 在 り 方 法 整 備 支 援 の 手 順 のルール 作 り 国 の 文 化 に 沿 った 人 権 保 護 条 文 等 の 正 確 な 翻 訳 とドナー 同 士 の 成 果 の 正 確 な 英 訳 法 曹 人 材 の 育 成 被 支 援 国 へのオーナーシップの 移 転 支 援 国 の 自 国 の 法 制 度 へのフィードバック ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 21

24 カンボジアの 土 地 法 1 基 本 情 報 2 目 的 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 4 考 察 5 参 考 文 献 カンボジアの 土 地 法 4 考 察 支 援 国 家 がそれぞれ 関 心 がある 事 柄 のみ 支 援 する 傾 向 被 支 援 国 家 は 自 国 の 既 存 の 制 度 を 無 視 して 提 案 されるまま 新 制 度 を 導 入 する 傾 向 真 の 発 展 のために 前 述 の 今 後 の 法 整 備 支 援 の 在 り 方 にそって 被 支 援 国 家 が 主 体 的 に 起 草 制 定 運 用 を 行 い 支 援 国 家 はそのようすを 客 観 的 に 見 て 必 要 かつ 適 切 なアドバイスを 行 うスタンスが 最 良 22

25 カンボジアの 土 地 法 4 考 察 ドナー 側 の 相 互 調 整 の 方 法 折 り 合 いがついたのは 土 地 法 成 立 から10 年 近 く 後 のことであった = 調 整 は 難 しい 本 件 のようにお 互 い 根 拠 を 示 して 自 らの 正 当 性 を 主 張 相 手 方 を 批 判 し ながら 議 論 をして よりよい 支 援 の 在 り 方 を 探 っていく 姿 勢 は 評 価 できる いかにして 被 支 援 国 による 主 体 的 な 法 整 備 を 促 進 するか ドナー 側 が 利 益 を 求 めることは 認 容 せざるを 得 ない しかしドナー 側 が 自 らの 利 益 を 求 めるあまり 被 支 援 国 の 利 益 を 度 外 視 した 支 援 の 認 めるべきでない( 本 件 における 抜 け 駆 け 的 立 法 など) カンボジアの 土 地 法 1 基 本 情 報 2 目 的 3 カンボジアの 土 地 所 有 における 法 的 諸 問 題 4 考 察 5 参 考 文 献 ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 23

26 カンボジアの 土 地 法 5 参 考 文 献 鮎 京 正 訓 アジア 法 ガイドブック ( 名 古 屋 大 学 出 版 会 2009) 鮎 京 正 訓 法 整 備 支 援 とは 何 か ( 名 古 屋 大 学 出 版 会 2011) 独 立 行 政 法 人 国 際 協 力 機 構 産 業 開 発 公 共 政 策 部 法 整 備 支 援 に 関 するプロジェクト 研 究 カンボジアにおける 法 整 備 支 援 の 軌 跡 民 法 民 事 訴 訟 法 起 草 支 援 の 経 緯 と 方 法 論 (2012) 初 鹿 野 直 美 伝 統 的 課 題 と 繰 り 返 される 失 敗 アジ 研 ワールド トレンド 2010 年 179 号 12 頁 石 川 明 櫻 井 雅 夫 先 生 古 稀 記 念 論 集 国 際 経 済 法 と 地 域 協 力 ( 信 山 社 出 版 2004) 磯 井 美 葉 (2014) 外 国 法 令 紹 介 ~カンボジアの 不 動 産 登 記 について~ ICD NEWS 60 号 一 柳 直 子 国 連 カンボジア 暫 定 統 治 機 構 (UNTAC) 活 動 の 評 価 とその 教 訓 ( 一 ) カンボジア 紛 争 を 巡 る 国 連 の 対 応 ( 一 九 九 一 ~ 一 九 九 三 ) 立 命 館 法 学 1997 年 2 号 387 頁 金 子 由 芳 土 地 法 改 革 における 法 多 元 主 義 の 克 服 日 本 インドネシア カンボジアの 比 較 検 討 国 際 協 力 論 集 第 16 巻 第 3 号 金 子 由 芳 アジアの 法 整 備 と 法 発 展 ( 大 学 教 育 出 版 会 2010) KANEKO Yuka : An Alternative Way of Harmonizing Ownership with Customary Rights : Japanese Approach to Cambodian Land Reform 国 際 協 力 論 集 第 18 巻 第 2 号 (2010) Leah M.Trzcinski and Frank K. Upham : The Integration of Conflicting Donor Approaches : Land Law Reform in Cambodia 国 際 協 力 論 集 第 20 巻 第 1 号 (2012) 松 尾 弘 法 整 備 支 援 を 通 じた 制 度 改 革 による 国 家 のガバナンス 向 上 に 関 する 開 発 法 学 的 研 究 2005 松 尾 弘 研 究 成 果 報 告 書 途 上 国 の 文 化 的 特 色 を 考 慮 した 権 利 体 系 と 法 の 支 配 の 構 築 方 法 に 関 する 開 発 法 学 的 研 究 2007 松 尾 弘 良 い 統 治 と 法 の 支 配 ( 日 本 評 論 社 一 版 2009) 松 尾 弘 開 発 法 学 の 基 礎 理 論 良 い 統 治 のための 法 律 学 ( 勁 草 書 房 一 版 2012) 望 月 康 恵 国 際 的 な 司 法 介 入 の 課 題 カンボジア 特 別 裁 判 部 (ECCC)を 題 材 として 法 と 政 治 2009 年 60 巻 2 号 115 頁 森 嶌 昭 夫 (2004) ドナー 間 における 支 援 の 相 克 と 日 本 の 支 援 の 整 備 ICD News 14 号 作 本 直 行 経 済 協 力 シリーズ( 法 律 ) 第 196 号 アジアの 経 済 社 会 開 発 と 法 ( 日 本 貿 易 振 興 会 アジア 経 済 研 究 所 2002) 佐 藤 奈 穂 カンボジアの 土 地 集 約 化 格 差 拡 大 の 要 因 とその 現 状 アジ 研 ワールド トレンド 2007 年 147 号 34 頁 柴 田 紀 子 カンボジア 裁 判 官 検 察 官 養 成 支 援 ジュリスト 2008 年 1358 号 34 頁 竹 下 守 夫 (2004) ドナー 間 協 力 の 課 題 ICD News 14 号 上 田 広 美 岡 田 知 子 エリア スタディーズ 56 カンボジアを 知 るための62 章 第 2 版 ( 明 石 書 店 2012) 上 原 敏 夫 カンボジア 民 事 訴 訟 法 典 の 成 立 起 草 支 援 作 業 を 振 り 返 って ジュリスト 2008 年 1358 号 26 頁 安 田 信 之 孝 忠 延 夫 アジア 法 研 究 の 新 たな 地 平 ( 成 文 堂 2006) 24

27 Focus on the Global South Land and natural resource alienation in Cambodia < 参 照 ) Focus on the Global South UN Expert Calls on Cambodia s KDC Company to Halt Land Development and Violence < expert calls cambodias kdc company halt landdevelopment and violence>( 参 照 ) Focus on the Global South Lor Peang Residents Speak Out on KDC Land Grab in Cambodia peang residents speak out kdc land grab cambodia ( 参 照 ) 外 務 省 (2013) カンボジア 王 国 基 礎 データ < 参 照 ) 法 務 省 カンボジア < 参 照 ) スライド2の 画 像 B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%83%E3%83%88%E5%85%A8%E6%99% AF%20626%20X%20286 thumb 626xauto jpg ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 25

28 ネパール 司 法 の 信 回 復 のために 司 法 アクセス コミュニティ 調 停 から 考 える 井 晴 菜 尾 司 林 雄 輝 ネパールの 概 要 人 口 :2649 万 人 ( 日 本 の 約 1/5) 国 土 :14.7km²( 日 本 の 約 1/3) 宗 教 :8 割 がヒンドゥー 教 それに 基 づくカースト 制 度 近 代 における 原 型 :カースト 制 度 に 基 づく 王 家 の 独 裁 政 治 vs 議 会 1930 年 代 : 独 裁 政 治 に 対 する 打 倒 運 動 が 起 こるが インドに 国 王 が 亡 命 し ネパールの 政 治 に インドが 介 入 独 裁 政 治 が 復 活 1959 年 :それでも 議 会 は 挫 けず 初 の 総 選 挙 が 行 われる 王 家 に 反 対 するネパール 会 議 派 が 勝 利 政 府 を 樹 立 しかし この 新 政 府 に 対 しマヘンドラ 国 王 は 軍 を 使 ってクーデターを 起 こし 政 党 政 治 による 議 会 制 民 主 主 義 を 廃 止 し 国 王 親 政 に 基 づく パンチャーヤト 制 度 を 導 入 パンチャーヤトとは 村 落 共 同 体 のことで 地 方 分 権 制 および 村 落 復 帰 運 動 を 強 力 に 推 し 進 めた このほかにも 憲 法 等 で 徹 底 した 国 王 主 権 を 定 めている また マヘンドラ 国 王 はネパール 会 議 派 を 潰 すために 中 国 との 関 係 を 強 化 共 産 主 義 思 想 がネパール 国 内 に 広 がっていく 1990 年 : 独 裁 政 治 を 続 け 富 を 独 占 する 国 王 政 権 に 対 し 共 産 党 系 政 党 とネパール 会 議 派 政 党 の 共 闘 により 民 主 化 運 動 が 起 こる 国 民 からも 激 しい 反 発 にあった 国 王 はようやくパンチャーヤ ト 制 をあきらめる しかしそのとき 定 められた 憲 法 はいくつもの 非 民 主 的 な 内 容 を 含 んでいた マオイストとの 内 戦 に 発 展 経 済 : 一 人 当 たりGNI663 米 ドル 後 発 開 発 途 上 国 に 該 当 26

29 本 発 表 の 流 れ 訴 訟 遅 延 不 処 罰 に よ る 司 法 の 信 用 低 下 ネ パ ー ル 司 法 の 信 用 回 復 へ 改 善 方 法 と し て の コ ミ ュ ニ テ ィ 調 停 ネパール 司 法 の 信 低 下 27 ICD NEWS 第 62 号 (2015.3)

30 ナンダ プラサド アディカリさん 2004 年 6 月 マオイストがクリシュナ プラサド アディカリ(18 歳 )を 殺 害 加 害 者 は 適 正 に 処 罰 されず 2013 年 7 月 被 害 者 の 父 ナンダ プラサド アディカリと 母 ガン ガ マヤは 断 食 (ハンガー)ストライキを 開 始 2013 年 9 月 最 高 裁 の 決 定 を 受 け 政 府 とアディカリ 夫 妻 の 合 意 アディカリ 夫 妻 は 断 食 ストライキをやめる その 後 も 十 分 な 措 置 が 行 われず 断 食 を 再 開 政 府 高 官 等 が 説 得 するも 断 食 を 続 ける 2014 年 9 月 ナンダ プラサド アディカリ 息 を 引 き 取 る ネパール 司 法 の 信 用 低 下 を 引 き 起 こす 衝 撃 的 な 事 件 28

31 9,000 件 内 戦 における 権 侵 害 の 事 例 ( 処 刑 拷 問 など) OHCHR( 国 連 人 権 高 等 弁 務 官 事 務 所 ) 調 べⅴ 一 部 の 証 言 者 は 政 府 治 安 部 隊 が 女 性 戦 闘 員 を 逮 捕 し た 後 にレイプする 様 や 毛 沢 東 主 義 派 の 女 性 支 援 者 および 支 援 者 の 女 性 親 族 を 標 的 にする 様 を 詳 述 した 毛 沢 東 主 義 派 の 戦 闘 員 が 協 力 を 拒 んだ 女 性 や 反 乱 活 動 のために 強 制 徴 用 した 女 性 をレイプした 様 について 証 言 した 女 性 たちもい る また 一 部 は 性 暴 力 を 受 けたとき まだ18 歳 未 満 の 少 女 だったと 報 じている Human Rights Watch ⅵ 1 不 処 罰 犯 罪 者 達 が 犯 罪 捜 査 を 受 けることは 全 くない それどころか 政 府 の 要 職 についたり 国 連 平 和 維 持 活 動 で 国 外 に 派 遣 されるなどしている 事 例 :マイナ スヌワル 事 件 国 軍 による 拘 束 中 に15 歳 の 少 女 マイナ スヌワルが 殺 害 された 事 件 彼 女 の 殺 害 に 関 与 したと 見 られているニランジャン バス ネット 少 佐 は 国 連 からの 要 請 に 基 づき 少 女 の 殺 害 容 疑 で 立 件 されたものの 帰 国 時 に 逮 捕 することはしなかった そればかりか バスネット 少 佐 の 有 罪 を 示 す 証 拠 は 現 在 行 なわ れている 文 民 法 廷 の 裁 判 に 多 数 提 出 されているにもかかわら ず 軍 事 法 廷 におけるうわべだけの 裁 判 が 行 なわれ 彼 は 無 罪 となってしまった ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 29

32 2 訴 訟 遅 延 最 高 裁 判 所 :38% 控 訴 裁 判 所 :3.39% 郡 裁 判 所 :5.51% 2 年 間 停 滞 特 別 裁 判 所 :21.51%の 事 例 が 登 録 から2 年 経 っても 放 置 < 実 務 上 の 原 因 > 捜 査 に 対 する 軽 視 王 宮 警 護 官 の 名 残 警 護 を 重 視 優 秀 な 警 察 官 は 警 護 へ 検 察 と 警 察 の 関 係 が 悪 い 連 携 協 力 不 足 捜 査 主 体 訴 追 主 体 の 意 識 の 低 さ 勾 留 起 訴 の 仕 組 みが 事 件 単 位 有 罪 率 の 低 さ 人 員 不 足 不 処 罰 訴 訟 遅 延 ( 刑 事 分 野 ) ネパール 司 法 の 信 用 低 下 刑 事 分 野 にとどまらず 法 律 全 般 に 影 響 を 及 ぼすことが 懸 念 される 30

33 法 律 そのもの 特 に 民 法 は 日 本 の 法 整 備 支 援 の 甲 斐 もあり 草 案 レベルではあるが 現 代 社 会 に 即 したものが 出 来 てきているといわれる それだけで 国 の 司 法 に 対 する 信 が 回 復 し 制 度 が 正 しく 運 されるだろうか 班 としての 問 題 意 識 ネパール 政 府 の 怠 慢 は 殺 拷 問 失 踪 の 犯 が 法 の 裁 きを 逃 れ 時 に 裁 判 所 の 命 令 を 無 視 する ことを 可 能 にしている エレイン ピアソン ヒューマン ライツ ウォッチ アジア 局 代 理 コミュニティ 調 停 による 司 法 の 信 回 復 ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 31

34 用 語 解 説 1: 司 法 アクセス 市 民 の 正 当 な 利 益 が 保 護 され その 正 当 な 要 求 が 実 現 されることが 見 込 まれる 紛 争 の 法 的 解 決 手 段 が 市 民 にとって 必 要 に 応 じて 容 易 に 利 用 可 能 な 状 態 に 用 意 されていることにある 法 律 が 十 分 に 機 能 していることが 求 められる 法 の 配 の 強 化 用 語 解 説 2: 法 ニヒリズム 国 民 が 国 家 の 司 法 システムを 信 用 していない 状 態 ネパールでは 不 処 罰 や 訴 訟 遅 延 などの 法 の 機 能 不 全 により 法 ニヒリズムが 発 生 している これがあっては 司 法 アクセスの 実 現 は 難 しい 32

35 法 ニヒリズム 司 法 アクセス ネパール 国 民 が 自 国 の 司 法 を 信 用 していない( 法 ニヒリズム) 新 法 を 作 っても 機 能 するまで 至 ら ない( 司 法 アクセスの 問 題 ) 問 題 の 根 源 改 善 方 法 としてのコミュニティ 調 停 コミュニティ 単 位 で 法 律 を 扱 う 国 民 の 法 ニヒリズムの 解 消 司 法 アクセスの 改 善 ネパールの 法 の 支 配 の 強 化 パンチャーヤト 制 度 に 基 づく ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 33

36 パンチャーヤト 制 度 国 王 国 家 県 郡 パンチャーヤトという 自 治 体 の 単 位 に 基 づき 下 から 順 に 村 落 郡 県 国 家 とピ ラミッド 状 に 構 成 され その 頂 点 に 国 王 が 君 臨 する 体 制 のこと 村 落 である 今 までのネパールでは 村 落 パンチャーヤトで は 村 の 長 が 一 番 の 権 限 を 持 ち 争 い 事 を 治 めるという 伝 統 が 存 在 し 調 停 の 場 でも 代 々 村 の 長 老 等 に 値 する 伝 統 的 なリーダーが 仲 裁 役 を 務 めていた パンチャーヤト 制 度 で の 紛 争 解 決 で 足 りる? 34

37 しかし パンチャーヤトを 取 り 巻 く 問 題 1コミュニティー 間 の 紛 争 の 増 加 2パンチャーヤト 制 度 の 機 能 低 下 しかし 地 方 行 政 機 関 の 通 常 業 務 の 限 界 国 も 関 わるコミュニティ 調 停 が 必 要 に コミュニティ 調 停 非 公 式 な 司 法 としての ADR( 裁 判 外 紛 争 解 決 手 段 )の 一 種 非 公 開 費 用 や 手 続 き の 面 での 簡 便 さ 草 の 根 レベル パンチャーヤト 制 度 に 基 づいている ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 35

38 調 停 システムの 流 れ 紛 争 発 生 1 申 立 人 は 所 属 コミュニティー 内 の 調 停 セン ターに 赴 き 調 停 申 し 込 みと 調 停 人 を 指 名 2 相 手 側 当 事 者 の 招 聘 がなされ 相 手 方 の 調 停 人 と 委 員 会 側 の 調 停 人 が 決 まり 合 計 3 人 の 調 停 人 で 調 停 は 進 められる コミュニティ 調 停 の 利 点 Win-Win 戦 略 紛 争 が 発 生 すると, 調 停 員 は, 両 当 事 者 の 言 い 分 をよく 聞 き, 論 点 を 整 理 し, 可 能 な 選 択 肢 を 探 り, 当 事 者 自 身 で 双 方 とも 納 得 できる, win-winの 解 決 策 を 発 見 できるように 支 援 して いく これにより, 紛 争 は 解 決 され, 両 当 事 者 の 人 間 関 係 も 修 復 される xiii 36

39 JICAによる 援 JICA 調 停 強 化 プロジェクト (COMCAP) 2010 年 から, 地 方 開 発 省 と 協 力 し,マホタリと シンズリでCOMCAP 事 業 支 援 を 実 施 してきた 強 化 プロジェクトとしての 実 際 の 活 動 としては 村 レベルでは 調 停 人 選 定 基 礎 研 修 停 停 セ ンター 開 設 広 報 ワークショップ モニタリングと フォローアップなどがあげられる 各 村 落 開 発 区 で,27 人 ( 女 性 1/3 以 上 )のボランティア 調 停 員 を 選 び, 紛 争 解 決 能 力 訓 練 を 行 った ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 37

40 支 援 内 容 モニタリング ワークショップ 調 査 とデータ 分 析 トレイナーの 研 修 政 府 関 係 省 庁 機 関 他 ドナー NGO と 共 に 会 議 を 催 し コミュニティ 調 停 の 制 度 化 のため の 方 向 性 につき 協 議 ソーシャルマーケティング 活 動 (ストリートドラ マ 啓 蒙 キャンペーン 等 の 広 報 38

41 広 報 活 動 COMCAP カレンダー ラジオ 番 組 放 送 (2014 年 3 月 ~9 月 ) コミュニティ 調 停 に 関 する 野 外 劇 上 演 (2014 年 5 月 ) 野 外 劇 ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 39

42 調 停 の 事 例 紹 介 1 婚 姻 時 に 持 参 金 を 持 って こなかったことにより 夫 婦 の 仲 が 悪 化 した 事 例 夫 の 飲 酒 後 の 暴 力 や 姑 のいじめにより 新 婦 が 自 殺 未 遂 ムルキアインにおける 女 性 の 特 有 財 産 処 分 の 規 定 女 性 は 嫁 資 および 女 性 特 有 財 産 を 自 由 に 処 分 することができる ( 第 14 章 5 条 ) 嫁 資 とは 結 婚 の 際 に 新 婦 側 家 族 が 新 郎 側 家 族 と 話 し 合 い 持 参 金 もしくは 物 品 ( 貴 金 属 類 宝 石 家 電 製 品 など)の 新 郎 側 に 贈 ること 40

43 コミュニティ 調 停 の 結 果 夫 は 調 停 の 場 に 来 ることを 拒 んでいたが カウンセリングの 結 果 調 停 を 受 け 入 れる 話 し 合 いの 末 夫 婦 は 互 いの 将 来 を 見 つめ 直 し 夫 は 飲 酒 をやめ 再 び 一 緒 に 暮 らし 始 めることに コミュニティ 調 停 は ヒンドゥー 教 の 教 えである 男 尊 女 卑 の 厳 格 な 考 えの 緩 和 に 役 立 っている 調 停 の 事 例 紹 介 2 イスラム 教 の 祭 とヒンドゥー 教 の 祭 が 同 じ 場 所 で 開 催 さ れている 村 落 ある 年 二 つの 祭 の 開 催 時 期 が 重 なり どちらの 儀 式 を 開 催 するか 紛 争 まで 発 展 ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 41

44 2007 年 ネパール 暫 定 憲 法 第 1 章 第 4 条 : ネパールは, 独 立, 不 可 分, 主 権 的, 世 俗 的, 包 摂 的 な, 完 全 民 主 主 義 の 国 家 である 第 3 章 第 23 条 : 宗 教 の 権 利 国 教 の 廃 止 コミュニティ 調 停 の 結 果 調 停 は 二 つの 宗 教 文 化 を 重 んじて 執 り 行 われた その 結 果 イスラム 教 は 日 にちが 決 まっているが ヒンドゥー 教 は 他 の 日 程 でもよいことが 分 かり 後 者 の 祭 が 後 日 開 催 となった コミュニティ 調 停 は 二 つの 異 なる 宗 教 の 友 好 関 係 の 修 復 にも 貢 献 している 42

45 自 信 がつく 調 停 には 感 謝 している 調 停 人 の 社 会 的 地 位 の 向 上 調 停 人 の 声 調 停 システムは 国 レベルで 広 げていくべき コミュニティ 内 の 治 安 改 善 に 役 立 っている コミュニティだけでなく 国 家 のことを 考 え る 良 いきっかけとなっている コミュニティ 調 停 の 現 状 依 然 として 村 民 たちの 意 識 の 変 化 を 調 査 する 段 階 には 至 っていない しかし 争 議 の 登 録 件 数 合 計 は 2013 年 3 月 の248 件 から2014 年 9 月 では510 件 と2 倍 以 上 に 増 加 解 決 件 数 合 計 は2013 年 3 月 の261 件 から 2014 年 9 月 で421 件 と61% 増 加 している ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 43

46 コミュニティ 調 停 の 展 望 調 停 人 教 育 の 効 率 性 ( 半 数 が 一 度 も 調 停 を 行 っていない) 調 停 人 の 安 定 的 な 供 給 という 課 題 はあるが 時 間 がかかりながらも 着 実 に 成 果 は 上 がってきている モデルをネパール 全 土 に 発 展 できるように 中 央 政 府 との 連 携 を 進 めていく 同 時 に 公 権 力 のある 司 法 としての 地 方 裁 判 所 の 増 加 が 求 められる コミュニティ 調 停 に 期 待 できる 効 果 短 期 的 : 紛 争 解 決 の 新 たな 選 択 肢 長 期 的 : 法 ニヒリズム 解 消 ( 草 の 根 レベル) 双 方 からの 司 法 アクセスの 改 善 法 の 支 配 の 強 化 44

47 参 考 文 献 外 務 省 ホームページ ネパール 連 邦 民 主 共 和 国 基 礎 データ ( 年 11 月 8 日 閲 覧 INTERBANDホームページ ネパール ( 年 11 月 8 日 閲 覧 在 日 ネパール 国 大 使 館 ホームページ ネパールの 歴 史 ( 年 11 月 8 日 閲 覧 GLOBAL NOTEホームページ 1 人 当 たりGNI( 国 民 総 所 得 ) 国 別 ランキング 統 計 推 移 ( html) 2014 年 11 月 8 日 閲 覧 ヤフーニュースホームページ ネパール 内 戦 死 者 1 万 7000 人 = 処 刑 や 拷 問 9000 件 国 連 報 告 ( )2014 年 11 月 8 日 閲 覧 Human Rights Watchホームページ ネパール: 内 戦 中 のレイプ 事 件 は 処 罰 されぬまま ( 年 11 月 8 日 閲 覧 南 方 暁 木 原 浩 之 松 尾 弘 ネパールにおける 原 稿 民 事 法 の 現 状 と 今 後 の 立 法 動 向 2012 年 Human Rights Watch ホームページ ネパール:10 年 間 の 内 戦 中 に 起 きた 犯 罪 裁 きを 拒 否 する 司 法 ( 年 11 月 8 日 閲 覧 my Republica 記 事 Nanda Prasad Adhikari loses battle for justice ( 年 11 月 13 日 閲 覧 2014 年 9 月 2 日 国 連 アジア 極 東 犯 罪 防 止 研 修 所 にて 実 施 ネパール 刑 事 司 法 講 演 会 ネパールにおける 刑 事 手 続 の 迅 速 化 の 現 状 と 課 題 参 考 資 料 松 尾 弘 開 発 法 学 の 基 礎 理 論 良 い 統 治 のための 法 律 学 勁 草 書 房 2012 年 石 井 溥 K.L.マハラジャン 山 本 真 弓 伊 藤 ゆき 橘 健 一 流 動 するネパール 地 域 社 会 の 変 容 東 京 大 学 出 版 会 2005 年 独 立 行 政 法 人 国 際 協 力 機 構 ネパール 事 務 所 ネパール 連 邦 民 主 共 和 国 コミュニティー 内 における 調 停 能 力 強 化 プロジェクト 中 間 レビュー 調 査 報 告 書 2012 年 ネパール 評 論 ホームページ JICAのCOMCAP 支 援 事 業 ( 252/) 2012 年 2 月 22 日 ( 株 )パデコ 石 丸 奈 加 子 ネパール 国 コミュニティー 調 停 能 力 強 化 プロジェクト(COMCAP) 2012 年 6 月 25 日 独 立 行 政 法 人 国 際 協 力 機 構 ネパール 事 務 所 ネパール 連 邦 民 主 共 和 国 コミュニティー 内 における 調 停 能 力 強 化 プロジェクト 詳 細 計 画 策 定 調 査 報 告 書 平 成 21 年 11 月 ネパール 国 コミュニティ 内 における 調 停 能 力 強 化 プロジェクト( 延 長 第 1 年 次 )プロジェクト 完 了 報 告 書 COMCAP Newsletter 第 6 号 2013 年 9 月 ( att/newsletter_06.pdf) COMCAP Nersletter 第 3 号 2012 年 3 月 ( att/newsletter_03.pdf) 画 像 引 用 元 GATAG フリー 画 像 写 真 素 材 集 3.0( images.gatag.net/2011/06/14/ html) 世 界 のフリー 素 材 写 真 ( my Republica 記 事 Nanda Prasad Adhikari loses battle for justice ( 年 11 月 13 日 閲 覧 世 界 のフリー 素 材 写 真 ( COMCAPニュースレター 第 6 号 2013 年 9 月 4 頁 ( ネパール 国 コミュニティ 内 における 調 停 能 力 強 化 プロジェクト( 延 長 第 1 年 次 )プロジェクト 完 了 報 告 書 3 頁 郡 ワークショップ(2014 年 8 月 )( 写 真 :マホタリ 郡 ) COMCAPニュースレター 第 3 号 2012 年 3 月 5 頁 ( ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 45

48 ~ 出 張 報 告 ~ 米 国 出 張 報 告 (Law, Justice and Development Week 2014 参 加 ) 国 際 協 力 部 教 官 須 田 大 第 1 はじめに 国 際 協 力 部 では,2014 年 10 月 20 日 から 同 月 24 日 までの 間, 米 国 ワシントン D.C. において 行 われた Law, Justice and Development Week 2014 ( 以 下 LJDWeek 2014 という )に 参 加 し,いくつかのプログラムを 傍 聴 したほか, 独 立 行 政 法 人 国 際 協 力 機 構 (JICA)と 共 に Knowledge Café というイベントに 発 表 者 として 参 加 するなどし たので,その 概 要 を 報 告 する 第 2 LJDWeek2014 参 加 の 趣 旨 等 について Law, Justice and Development Week は, 世 界 銀 行 法 務 部 が 中 心 となって,2010 年 以 降, 米 国 ワシントン D.C.にある 世 界 銀 行 本 部 において, 毎 年 1 回 開 催 している 国 際 会 議 で ある 本 年 度 の LJDWeek2014 は, ポスト 2015 開 発 アジェンダ 及 び ヨーロッパ をテ ーマとして 行 われた 当 部 では, 毎 年 1 回,1 月 下 旬 に JICA との 共 催 で 法 整 備 支 援 連 絡 会 を 開 催 しており, 2015 年 1 月 23 日 開 催 の 第 16 回 法 整 備 支 援 連 絡 会 では,2015 年 以 降 の 開 発 目 標,いわ ゆる ポスト 2015 開 発 アジェンダ の 内 容 が 活 発 に 議 論 されていることに 鑑 み,テー マを ポスト 2015 時 代 の 法 整 備 支 援 と 設 定 し, 我 が 国 の 法 制 度 整 備 支 援 が 今 後 どの ように 発 展 し 更 なる 進 化 を 遂 げていくべきかを, 特 に 開 発 目 標 との 関 わりという 観 点 から 議 論 してみたいと 考 えていた そこで, 今 回, 前 記 の JICA や 名 古 屋 大 学 と 共 に プログラムの 主 催 に 協 力 することに 加 え, 第 16 回 法 整 備 支 援 連 絡 会 のテーマに 深 く 関 わる ポスト 2015 開 発 アジェンダ に 関 する 情 報 を 収 集 し, 同 会 合 に 集 まる 国 際 機 関 や 他 ドナー 等 からの 開 発 分 野 の 担 当 者 や 研 究 者 との 人 間 関 係 を 構 築 することを 大 きな 目 的 として LJDWeek2014 に 参 加 することとした 当 部 から 参 加 したのは, 当 部 の 柴 田 紀 子 副 部 長, 国 際 協 力 専 門 官 の 千 同 舞 及 び 小 職 の3 名 である 46

49 第 3 参 加, 傍 聴 したプログラムの 概 要 以 下 では,メインイベントの 基 調 講 演, 参 加 したプログラム 等 を 主 に 紹 介 する 1 基 調 講 演 10 月 20 日, 国 際 連 合 副 事 務 総 長 の Jan Eliasson 氏 による 基 調 講 演 が 行 われ, 同 講 演 を 傍 聴 した 同 氏 は, 在 米 国 スウェーデン 大 使, 外 務 大 臣,ダルフルの 国 連 全 権 大 使 などを 歴 任 し,2012 年 3 月 に 国 連 副 事 務 総 長 に 指 名 され, 同 年 7 月 から 現 職 に 就 いて いる 基 調 講 演 において, 同 氏 は, 国 連 ミレニアム 開 発 目 標 (MDGs)の 中 には,まだア フリカ 地 域 などを 中 心 に, 貧 困, 水 資 源, 初 等 教 育, 飢 餓, 気 候 変 動,ジェンダーな ど 達 成 されていない 課 題 が 残 っていることを 述 べた 上 で,サイバー 犯 罪 や 組 織 犯 罪, 高 齢 者 人 口 の 増 加 や 若 年 者 の 非 雇 用, 都 市 への 人 口 集 中 のほか, 非 国 家 組 織 体 の 力 の 増 大 によりコントロール 困 難 なテロリスト 犯 罪 や 組 織 犯 罪 等 が 増 え 伝 統 的 な 外 交 が 無 力 化 してきたことなど, 新 たな 問 題 の 発 生 を 指 摘 し,これに 対 処 するためには, 国 家 や 国 際 機 関 による 世 界 的 な 取 組, 国 家, 国 連 や 世 界 銀 行 といった 国 際 機 関, 市 民 社 会, アカデミックなどによる 横 断 的 で 世 界 的 な 協 力 が 必 要 であることを 強 調 された 2 サイドイベント Learning Curve in Capacity Development and Technical Assistance for Rule of Law Implementation in Asia 同 イベントは,10 月 20 日, 名 古 屋 大 学 と JICA が 主 体 となって 実 施 したものであり, JICA シニアアドバイザーの 佐 藤 直 史 氏 から, ベトナムにおける 法 運 用 強 化 に 向 けた 日 本 の 支 援,ベトナム 司 法 省 国 際 協 力 局 長 Oanh 氏 から ベトナムの 法 制 度 改 革 支 援 におけるドナー 国 の 役 割 とドナー 協 調, 名 古 屋 大 学 の 市 橋 克 哉 教 授 から 法 の 支 配 の 実 行 支 援 におけるキャパシティビルディングの 役 割 と 各 題 するテーマで 発 表 が 行 わ れた 佐 藤 氏 からは,ベトナムにおける JICA 支 援 の 歴 史, 法 制 度 が 機 能 するための 人 材 育 成 の 重 視 とベトナムでの 実 践 例 が 紹 介 され,Oanh 氏 からは,ベトナムの 法 制 度 改 革 の 中 で JICA を 始 めとする 各 ドナーが 果 たした 役 割 とドナー 協 調 のためにベトナム 側 が 主 体 的 に 行 っている 会 合 などが 紹 介 され, 市 橋 教 授 からは,ウズベキスタンに 対 す る 支 援 例 に 基 づき, 支 援 を 受 ける 側 との 協 調 の 重 要 性, 歴 史 文 化 を 理 解 することの 重 要 性, 法 の 多 元 性 の 観 点 の 重 要 性 などが 語 られた 本 イベントにコメンテイターとして 参 加 した Loyola University の Bill Loris 教 授 から は, 日 本 のアプローチは 長 期 的 な 視 点 に 立 っている 点 が 素 晴 らしい 中 核 部 分 で 行 わ れたキャパシティビルディングが 起 こす 波 及 効 果 も 大 きいだろう 開 発 援 助 は 人 間 開 ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 47

50 発 であり, 日 本 は 自 身 が 明 治 時 代 からたどった 道 のりを 正 に 支 援 の 中 で 実 践 している のだと 思 う などのコメントが 出 された 3 Knowledge Café (1) イベントの 概 要 Knowledge Café とは,テーマごとにテーブルが 設 けられ,スピーカー1~2 名 が 数 分 内 でその 知 見 を 発 表 し, 各 テーブルに 着 いた 一 般 参 加 者 と 協 議 をするという 参 加 型 のトークセッションである LJDWeek2014 では,10 月 21 日,Knowledge Café1として, 貧 困 根 絶 や 公 正 性 経 済 発 展 の 促 進 のための 法 の 支 配 アプローチ(Table 1), 性 の 公 平 性 のための 法 の 支 配 アプローチ(Table 2), 持 続 的 な 環 境 のための 法 の 支 配 アプローチ(Table 3), 健 康 と 社 会 開 発 のための 法 の 支 配 アプローチ(Table 4)の4テーマで4テーブルが 設 けられ,Knowledge Café 2 として, グッドガバナンスと 開 発 の 実 現 促 進 を 図 るも のとしての 情 報 アクセス~アラブ 地 域 における 最 近 の 実 例 からの 洞 察 (Table 1), ラテンアメリカにおける 非 行 予 防 政 策 と 少 年 司 法 の 運 営 の 近 代 化 を 通 じた 市 民 安 全 保 障 の 改 善 (Table 2), ブラジルにおける ADR の 成 功 例 (Table 3), ミャン マーにおける 法 の 支 配 の 支 援 ~ 日 本 のアプローチ(Table 4, 以 下 日 本 セッション という ) の 合 計 8テーマでテーブルが 設 けられ, 実 施 された そのうち, 日 本 セッションについては, 佐 藤 氏 と 当 部 柴 田 副 部 長 がスピーカーと して 参 加 した なお,セッションは,3つのサブセッション( 各 20 分 )に 分 けられ, 発 表 者 側 は テーブルを 移 動 せず 同 じ 内 容 の 発 表 を3 回 行 い, 参 加 者 はテーブルを 順 次 移 って 異 なるテーブルの 議 論 に 参 加 し, 世 界 銀 行 からの 参 加 者 がラポターとして 意 見 交 換 を 傍 聴 してレポートするという 形 式 で 実 施 された (2) 日 本 セッションの 概 要 日 本 セッションでは,ミャンマーを 例 にとった 日 本 の 法 制 度 整 備 支 援 の 手 法 につ いて 紹 介 することとし, 佐 藤 氏, 柴 田 副 部 長 が 交 互 に 数 分 ずつ 発 表 した 後, 参 加 者 からの 質 疑 応 答 に 対 応 した 発 表 では,ミャンマーでの 支 援 を 例 にとりながら, 日 本 の 支 援 手 法 の 特 殊 性,すなわち, 日 本 の 法 制 度 を 相 手 方 に 押 し 付 けるのではなく, 相 手 方 の 実 情 に 合 う 法 制 度 を 相 手 方 が 選 択 することを 目 指 し,1 現 地 でのワーキン ググループの 結 成,2 日 本 人 長 期 専 門 家 の 派 遣,3 国 内 アドバイザリーグループに よるサポートという 充 実 した 実 施 体 制 でもって 支 援 に 臨 んでいることなどを 説 明 し, 参 加 者 からはこの 日 本 の 支 援 の 実 施 体 制 はユニークなものであるとして 高 い 関 心 が 48

51 示 された (3) その 他 のセッションの 概 要 その 他 のセッションのうち, 小 職 が 参 加 したものの 一 部 を 紹 介 する Knowledge Café 2 Table2 では,Adam Blackwell 氏 (Secretary for Multidimensional Security, Organization of American States)や Cristina Goni 氏 (Secretary General, International Juvenile Justice Observatory)により,ラテンアメリカにおける 若 者 の 暴 力 犯 罪 の 最 近 の 傾 向 と 課 題, 子 どもや 若 者 のための 刑 事 政 策 及 び 司 法 行 政 における 政 府 による 法 制 度 改 革 などについて 紹 介 があり,ラテンアメリカでは 少 年 の 凶 悪 犯 罪 発 生 件 数 ( 特 に 銃 器 犯 罪, 殺 人 )が 増 加 しており,これに 対 処 するため 家 庭 環 境 や 就 業 環 境 を 含 む 社 会 環 境 の 整 備 等 の 改 善 を 図 り 市 民 生 活 の 安 全 に 繋 げる 努 力 をし ていることが 発 表 された Knowledge Café 2 Table 3 では,Danielle de G.G. Arle 氏 (ブラジル,ミナス ジェ ライス 州 検 察 官 )により, 検 察 官 が 裁 判 前 の 民 事 紛 争 解 決 に 関 与 する 制 度 が 紹 介 さ れた ブラジルでは 民 事 事 件 に 関 する 大 量 の 長 期 未 済 が 問 題 になっていたため, ADR の 一 つとして, 最 近, 検 察 官 が 紛 争 当 事 者 からの 申 出 を 受 け 中 立 な 調 停 人 を 選 任 し 和 解 に 導 く 制 度 を 設 けたとのことであり,まだ 適 用 事 例 は 50 例 ほどであるが 成 功 しているとの 評 価 を 得 ていることが 発 表 された 4 そのほか 以 上,LJDWeek2014 のメインイベントとなる 基 調 講 演 と 日 本 の 関 係 機 関 が 関 わった イベント 等 について 紹 介 したが,そのほかにも, ポスト 2015 開 発 アジェンダの 実 施 (10 月 20 日 実 施 ), 法 の 支 配, 公 正 な 裁 判, 司 法 の 独 立 を 強 化 するための 裁 判 モニタ リング (10 月 22 日 実 施 ), 反 汚 職 ネットワーク~ 東 欧 と 中 央 アジア (10 月 22 日 実 施 ), グッドガバナンス 強 化 のためのエンフォースメント (10 月 23 日 実 施 ), 汚 職 の 誘 因 (10 月 23 日 実 施 )などを 傍 聴 した 基 調 講 演, 参 加 あるいは 傍 聴 したイベントの 中 で,Rule of Law の 重 要 性 について 言 及 されることが 多 々あり, 開 発 課 題 を 解 決 する 基 盤 となるものか,あるいは 達 成 すべ き 開 発 課 題 そのものかについての 違 いはあるが, 開 発 援 助 の 全 体 的 潮 流 として 2000 年 からの 15 年 間 の 経 験 に 基 づき,Rule of Law の 重 要 性 が 共 通 認 識 として 醸 成 されて いることを 感 じた 第 5 終 わりに 今 回,この 種 の 国 際 シンポジウムに 参 加 し, 他 の 機 関 の 発 表 事 例 に 触 れたり, 日 本 ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 49

52 の 支 援 の 特 長 に 関 して 第 三 者 的 視 点 からの 質 問 を 受 けたりなど, 非 常 に 啓 発 されるこ とが 多 く, 自 国 の 支 援 を 見 直 す 非 常 に 良 い 機 会 となった また,この 出 張 中 に 構 築 で きた 人 間 関 係 を 基 に, 第 16 回 法 整 備 支 援 連 絡 会 では, 世 界 銀 行 から Heike Gramckow 氏 を, 国 連 開 発 計 画 からは Alejandro Alvarez 氏 をゲストスピーカーとして 招 へいする ことが 実 現 できた その 意 味 でも, 今 回 の 出 張 の 意 義 は 大 きかったと 感 じている 法 制 度 整 備 支 援,あるいは 国 際 協 力 の 現 場 では, 関 係 者 相 互 の 人 間 関 係 が 非 常 に 重 要 で あることは 言 をまたないが, 今 回 の LJDWeek2014 というシンポジウムでも, 世 界 中 の 国 々, 多 くの 関 係 機 関 から 集 まった 関 係 者 が, 旧 知 の 者 と 再 会 しあるいは 新 たに 人 間 関 係 の 幅 を 広 げ, 親 しく 話 をしていた 当 部 もようやく 国 外 の 関 係 機 関 との 人 間 関 係 が 構 築 され 始 めているところであり, 今 後 もこの 人 間 関 係 を 維 持 し, 更 に 発 展 拡 大 させていくために, 国 内 国 外 を 問 わず,この 種 の 会 合 には 積 極 的 に 参 加 すべきであ ると 強 く 感 じた 次 第 である 最 後 に, 今 回,このような 貴 重 な 機 会 を 与 えていただいたこと, 出 張 中,いろいろ な 知 見 を 与 えてくださった 関 係 者 の 方 々に 対 して,この 場 をお 借 りして, 厚 く 御 礼 を 申 し 上 げたい 以 上 50

53 ~ 出 張 報 告 ~ 欧 州 の 法 整 備 支 援 の 動 向 等 に 関 する 現 地 調 査 報 告 国 際 協 力 部 教 官 野 瀬 憲 範 渡 部 吉 俊 1 本 件 調 査 の 目 的 法 制 度 の 整 備 や 司 法 部 門 の 機 能 強 化 等 を 含 む 法 制 度 整 備 支 援 については, 法 の 支 配 や 良 い 統 治 (グッド ガバナンス) の 実 現 に 資 するものとして, 各 国 機 関 又 は 国 際 機 関 により,ガバナンス 強 化, 治 安 対 策, 人 権 擁 護,ビジネス 環 境 整 備 など 様 々な 観 点 から 実 施 されているところ, 近 年,ミレニアム 開 発 目 標 (Millennium Development Goals: MDGs)の 後 継 としての,いわゆるポスト 2015 開 発 アジェンダをめぐる 議 論 の 中 で, 持 続 可 能 かつ 包 摂 的 な 開 発 の 実 現 における 法 の 支 配 や 良 い 統 治 の 重 要 性 の 認 識 が 高 まっていること 等 を 背 景 に,これらを 新 たな 開 発 目 標 として 明 示 的 に 位 置 づけることも 含 め, 国 連 を 中 心 に 活 発 な 議 論 が 展 開 されている 1 一 方, 日 本 の 政 府 開 発 援 助 (ODA) 大 綱 についても,2003 年 の 改 定 後 に 生 じた 新 た な 状 況 等 を 踏 まえた 見 直 し 作 業 が 進 められており 2,また, 世 界 の 開 発 援 助 機 関 の 体 制 等 にも 変 化 が 見 られる 3 など,MDGs の 達 成 期 限 が 近 づく 中 で ODA を 取 り 巻 く 国 際 的 な 動 きが 活 発 化 している そこで,これらを 背 景 とする 各 国 機 関 の 法 制 度 整 備 支 援 に 対 する 取 組 の 動 向 を 把 握 し, 我 が 国 の 法 制 度 整 備 支 援 の 取 組 の 参 考 とするとともに, 法 整 備 支 援 連 絡 会 での 議 論 に 向 けた 準 備 を 行 うため, 欧 州 地 域 に 所 在 する 援 助 機 関 に 対 する 現 地 調 査 を 実 施 した 欧 州 地 域 については,2012 年 にスウェーデン,ドイツ 及 びイタリアを 対 象 に 調 1 関 連 する 主 な 報 告 書 等 としては, 国 連 持 続 可 能 な 開 発 会 議 (リオ+20) 成 果 文 書 (2012 年 6 月 ), 国 連 総 会 ハイレベル 会 合 宣 言 (2012 年 9 月 ), 有 識 者 ハイレベルパネル 報 告 書 (2013 年 5 月 ), 国 連 事 務 総 長 報 告 (2013 年 7 月 ),MDGs 特 別 イベント 成 果 文 書 (2013 年 9 月 ), 持 続 可 能 な 開 発 目 標 に 関 する 政 府 間 オープンワーキンググループ 成 果 文 書 (2014 年 7 月 )な どがある また,2014 年 12 月 には,ポスト 2015 開 発 アジェンダを 巡 るこれまでの 議 論 をま とめた 国 連 事 務 総 長 統 合 報 告 書 が 発 出 された 2 本 稿 執 筆 時 点 (2015 年 1 月 )では,まだ 閣 議 決 定 はなされていない 3 例 えば,カナダではカナダ 国 際 開 発 庁 (CIDA)を 廃 止 して 外 務 貿 易 開 発 省 に 統 合 しており, オーストラリアでも 同 様 に 豪 国 際 開 発 庁 (AusAID)を 廃 止 し 外 務 貿 易 省 に 統 合 するなど, 体 制 面 の 変 化 が 見 られる ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 41 51

54 査 が 行 われている 4 ことを 踏 まえ, 今 回 はフランス 及 び 英 国 を 対 象 に,それらの 法 制 度 整 備 支 援 への 取 組 の 動 向 等 について 調 査 を 行 うこととし,フランスについては 司 法 省 (Ministère de la Justice) 及 び 外 務 国 際 開 発 省 (Ministère des Affaires étrangères et du Développement international)を, 英 国 については 国 際 開 発 省 (The Department for International Development:DFID)を 訪 問 し,それぞれヒアリングを 実 施 した 加 えて, ウィーンに 事 務 局 を 置 く 国 連 国 際 商 取 引 法 委 員 会 (UNCITRAL)についても, 同 様 の 調 査 を 行 った 5 以 下, 調 査 結 果 の 概 要 を 紹 介 するが,これらは 事 前 調 査 を 含 め 限 られた 情 報 に 基 づ く 調 査 結 果 をまとめたものにすぎず, 包 括 的 な 研 究 調 査 ではないし,ヒアリング 対 象 者 の 意 見 ないし 執 筆 者 の 私 見 が 多 分 に 含 まれていることをご 承 知 いただきたい 2 フランスの 法 制 度 整 備 支 援 の 動 向 (1) 基 本 的 枠 組 み フランスの 法 制 度 整 備 支 援 については,フランス 開 発 援 助 の 主 管 官 庁 の 一 つである 外 務 国 際 開 発 省 が, 司 法 省, 国 立 司 法 学 院 (École Nationale de la Magistrature: ENM), 破 毀 院 (Cour de Cassation)などの 専 門 性 を 持 った 機 関 と 協 力 して 実 施 している フラ ンスの ODA の 多 くは, 主 たる 公 的 実 施 機 関 であるフランス 開 発 庁 (Agence Française de Développement: AFD)を 通 して 行 われるが, 法 制 度 整 備 支 援 を 含 むガバナンス 分 野 に ついては,AFD ではなく 外 務 国 際 開 発 省 が 直 接 所 管 しており, 前 述 の 専 門 機 関 や 各 国 の 在 外 公 館 等 と 連 携 して 支 援 を 実 施 しているようである また,EU 等 の 国 際 機 関 による 多 国 間 (マルチ) 援 助 への 協 力 も 行 っており, 外 務 国 際 開 発 省 の 説 明 によれ ば, 多 分 野 にわたるプロジェクトに 応 札 する 場 合 は, 外 務 省 の 下 に 置 かれる 公 的 実 施 機 関 である FEI(France Expertise Internationale, 2015 年 1 月 から AFETI(Agence Française d'expertise Technique Internationale)として 再 編 ) 等 をオペレーターとして,コンソー シアムを 組 んで 対 応 する 場 合 もあるとのことであった フランスの 開 発 援 助 の 特 徴 の 一 つとして, 上 記 AFD や FEI( 現 AFETI)のような 支 援 実 施 機 関 専 門 技 術 機 関 が 多 数 置 かれていることがあるが, 司 法 省 の 下 にも JCI(Justice Coopération Internationale)という 公 的 実 施 機 関 が 置 かれており,EU や 他 の 国 4 本 誌 第 53 号 参 照 5 これらのほか, 今 回 の 出 張 では,パリに 本 部 を 置 く OECD の 開 発 協 力 局 を 訪 問 し, 法 制 度 整 備 支 援 を 含 む 技 術 協 力 の 世 界 的 な 動 向 について 意 見 交 換 するとともに, 本 年 の 法 整 備 支 援 連 絡 会 においてスピーカーを 務 める 欧 州 委 員 会 (European Commission)の 担 当 者 を 訪 問 し, 打 合 せを 行 った なお,EU の 法 制 度 整 備 支 援 への 取 組 については, 本 年 の 法 整 備 支 援 連 絡 会 に 関 する 記 事 ( 次 号 に 掲 載 予 定 )を 参 照 されたい 52 42

55 際 機 関 によるマルチ 援 助 の 枠 組 みにおけるオペレーターとして, 各 専 門 機 関 の 協 力 の 下, 支 援 を 実 施 している なお,JCI は 前 身 の 組 織 (Acojuris)の 後 継 として 2012 年 に 発 足 した 組 織 であるが, 今 回 訪 問 した 司 法 省 事 務 総 局 欧 州 国 際 部 (SAEI) 6 からの 説 明 によれば,EU 等 による 国 際 協 力 プロジェクトにおいて 次 第 に 入 札 方 式 が 増 えて 競 争 性 が 高 まっていることを 背 景 に, 法 曹 実 務 家 を 含 む 各 専 門 家 機 関 の 連 携 を 強 化 すべく 発 足 したとのことであるが, 収 益 性 を 高 め 独 立 採 算 で 運 営 できるようになるこ とが 今 後 の 課 題 であると 強 調 されていた (2) 法 制 度 整 備 支 援 の 目 的 位 置 づけ フランスにはこれまで 援 助 政 策 の 理 念 や 目 的 等 を 定 めた 法 律 はなかったが,2014 年 7 月 に 初 めて, 開 発 及 び 国 際 連 帯 政 策 に 関 する 法 律 が 定 められた 7 同 法 1 条 には, 開 発 の 目 的 として, 途 上 国 の 持 続 的 開 発, 貧 困 や 飢 餓 の 撲 滅, 社 会 的 不 公 平 の 除 去 等 さ まざまな 要 素 が 述 べられているが,その 中 で 法 治 国 家 (État de droit) や 良 い 統 治 の 実 現 への 貢 献 についても 言 及 されている 外 務 省 での 説 明 によれば, 法 司 法 分 野 の 国 際 協 力 は, 民 主 的 ガバナンスを 横 断 的 な 概 念 としつつ, 法 の 支 配, 公 正 平 等, 独 立 した 司 法, 人 権, 汚 職,ビジネス 環 境 整 備 等 をテーマに, 財 政 的 技 術 的 支 援 を 行 うものである それにより, 自 国 の 文 化 の 影 響 力 を 高 めることや, 法 の 安 定 性 強 化 による 投 資 促 進,さらにはフランス 国 内 企 業 の 競 争 力 を 高 めることも 重 要 と 考 えているとのことであった 取 組 の 具 体 例 として, セルビアなど EU 加 盟 候 補 国 に 対 して 加 盟 基 準 を 満 たすために 行 う 立 法 支 援 や,マダ ガスカルなど 旧 仏 植 民 地 に 対 して 国 民 の 司 法 への 信 頼 を 高 めることを 目 的 に 行 う 司 法 改 革 プロジェクト,あるいは 投 資 促 進 の 観 点 からの OHADA(アフリカ 商 法 調 整 機 関 ) に 対 する 財 政 的 技 術 的 支 援 等 を 挙 げていた 一 方, 司 法 省 は, 経 済 分 野 の 支 援 には 関 与 していないが, 法 的 な 安 定 性 安 全 性 の 確 保 を 主 な 目 的 とし, 優 先 地 域 を 決 めた 上 で, 世 界 的 に 評 価 の 高 いフランスの 法 司 法 制 度 の 経 験 を 生 かすべく, 現 地 に2~3 年 程 度 司 法 官 を 派 遣 する 等 により 支 援 を 実 施 しているとのことである (3) ポスト 2015 開 発 アジェンダについて ポスト 2015 開 発 アジェンダにおいて 法 の 支 配 や 良 い 統 治 が 重 視 されている こと 等,その 評 価 について 外 務 国 際 開 発 省 に 聴 いてみたところ,これらが 新 たな 開 年 に 創 設 された 司 法 省 事 務 総 局 欧 州 国 際 部 (SAEI)は,EU あるいは 世 界 各 国 地 域 で のリエゾンとしての 司 法 官 の 派 遣,EU 加 盟 候 補 国 等 に 対 する 法 制 度 整 備 支 援, 外 国 からの 訪 問 団 の 受 入 れのコーディネート 等 を 行 っている 7 LOI n du 7 juillet 2014 d'orientation et de programmation relative à la politique de développement et de solidarité internationale ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 43 53

56 発 目 標 等 に 取 り 入 れられようとしていることは MDGs に 比 べると 大 きな 進 歩 であり, 提 案 されている 新 たな 目 標 は,フランスが 考 える 優 先 順 位 を 概 ね 反 映 しており, 先 進 国 途 上 国 に 関 わらず 全 世 界 的 に 適 用 される 点 等 において 評 価 できるとのことであっ た ただし, 今 後 の 支 援 方 針 に 対 する 影 響 については, 全 体 的 には, 前 述 のとおり 新 たな 開 発 目 標 が 全 世 界 的 に 適 用 されるため 何 らかの 影 響 が 及 ぶ( 特 に 環 境 や 気 候 変 動 等 の 分 野 について)と 考 えられるが,まだ 最 終 決 定 前 でもあり, 現 時 点 で 特 にガバナ ンス 分 野 に 影 響 があるという 見 方 はしていないとのことであった 3 英 国 の 法 制 度 整 備 支 援 の 動 向 (1) 基 本 的 枠 組 み 英 国 の 開 発 援 助 は,1997 年 労 働 党 政 権 下 において 新 たに 独 立 の 省 として 設 置 された 国 際 開 発 省 が, 援 助 政 策 の 策 定 及 び 実 施 を 一 元 的 に 担 っており,その 一 部 としてのガ バナンス 支 援 や 司 法 部 門 の 改 革 支 援 についても, 各 専 門 機 関 と 協 力 して 実 施 している 現 在 行 っているものとしては, 例 えば, 治 安 及 び 司 法 プログラム(security and justice program) 等 の 取 組 があるが, 支 援 活 動 の 具 体 的 な 内 容 については, 世 界 各 国 に 置 かれ ている 現 地 事 務 所 (カントリーオフィス)がかなり 独 立 性 をもって 決 定 しており, 現 地 のニーズや 問 題 状 況 等 を 踏 まえた 柔 軟 なプロジェクトのデザイン( 例 えば, 子 ども の 安 全 にフォーカスしたプロジェクトなど)が 可 能 となっているとのことである 一 方,ロンドンでは, 基 本 的 なポリシーの 決 定 や 各 現 地 事 務 所 への 予 算 割 当,あるいは 調 査 研 究 を 行 いベストプラクティスを 共 有 する 等 の 役 割 を 担 っている 支 援 プログラムの 実 施 レベルでみると, 例 えば,ブリティッシュ カウンシル 等 の 国 内 機 関 や NGO, 民 間 コンサルティング 会 社 等 の 協 力 を 得 て 実 施 するほか,プログラ ムの 一 環 として UNICEF 等 のマルチ 機 関 に 出 資 することもある (2) 法 制 度 整 備 支 援 の 目 的 位 置 づけ 英 国 の 開 発 援 助 の 基 本 となる 2002 年 国 際 開 発 法 (International Development Act of 2002)では, 災 害 の 際 の 緊 急 援 助 等 を 除 き, 援 助 が 貧 困 削 減 に 資 すると 認 められる 場 合 にのみ 援 助 を 提 供 できると 規 定 し, 貧 困 削 減 が 援 助 の 最 上 位 目 標 であることが 明 記 されている(1 条 1 項 ) もちろん, 貧 困 を 多 元 的 に 理 解 する 近 年 の 傾 向 からすれば, これは 経 済 的 な 支 援 のみを 行 うという 意 味 ではなく, 発 展 の 基 盤 としての 法 の 支 配 の 実 現 に 向 けた 支 援 等 も 幅 広 く 行 われている ところで, 英 国 は ODA の 国 際 的 な 目 標 である 対 国 民 総 所 得 (GNI) 比 0.7%を,2013 年 に G7 諸 国 の 中 で 初 めて 達 成 した 国 であるが, 他 の 先 進 諸 国 と 同 様, 必 ずしも 財 政 状 況 がよいわけではない そのような 中 で, 開 発 途 上 国 の 法 司 法 分 野 を 支 援 する 目 54 44

57 的 や 意 義 についてどのように 考 えるか 尋 ねたところ, 支 援 の 目 的 動 機 は, 国 際 開 発 法 に 規 定 されるとおり 貧 困 削 減 につながるものでなければならないが,その 効 果 につ いては, 地 域 的 な 安 定 性 安 全 性 の 確 保, 不 法 移 民 の 減 少, 投 資 促 進 など 様 々な 説 明 をしているとのことであった もっとも, 開 発 援 助 全 体 におけるプライオリティの 置 き 方 は, 各 省 庁 によって 温 度 差 があるようである 支 援 分 野 についてみると, 全 体 的 には 刑 事 司 法 分 野 によりフォーカスする 傾 向 があ るが, 民 事 分 野 や 行 政 法,あるいは 経 済 法 制 に 関 する 取 組 も 行 っており, 特 に 分 野 別 にプロジェクトを 切 り 分 けているわけではなく, 現 地 のニーズに 応 じて 柔 軟 にカスタ マイズしているようである 経 済 分 野 については, 新 たに 2014 年 6 月 から LASER (Legal Assistance for Economic Reform)というプログラムを 開 始 し, 脆 弱 国 紛 争 影 響 国 を 中 心 に, 商 事 関 係 の 法 司 法 制 度 の 問 題 を 把 握 し 投 資 環 境 の 改 善 につなげよう という 取 組 が 行 われているが, 具 体 的 なアプローチは 国 によって 異 なり, 例 えばルワ ンダではフルタイムの 法 律 アドバイザーを 派 遣 して 支 援 を 行 っている なお, 開 発 援 助 全 体 について 予 算 執 行 の 透 明 性 を 高 めるため,ウェブサイトに "Development Tracker"というページを 設 け,DFID が 現 在 行 っている, 又 は 過 去 に 行 っ たプロジェクトのほとんどに 関 する 予 算 総 額 や 執 行 状 況, 評 価 文 書 などを 掲 載 すると いう 取 組 が 行 われている 8 (3) ポスト 2015 開 発 アジェンダについて ポスト 2015 開 発 アジェンダにおける 法 の 支 配 等 の 重 要 性 について 意 見 を 聴 いた ところ, 新 たな 開 発 アジェンダのフレームワークに 法 の 支 配 が 入 ることは 非 常 に 重 要 と 考 えており,その 中 でも DFID としては 特 に 司 法 アクセス を 重 点 的 に 推 進 しているとのことであった 9 もっとも, 新 たな 開 発 目 標 が DFID の 法 制 度 整 備 支 援 の 取 組 にどのような 影 響 を 与 えるかについては,フランスと 同 様 に, 現 時 点 でははっき りとしていない 4 国 連 国 際 商 取 引 法 委 員 会 (UNCITRAL)の 技 術 協 力 (1) UNCITRAL の 概 要 国 連 国 際 商 取 引 法 委 員 会 (UNCITRAL)は,1966 年 12 月 の 国 連 総 会 決 議 に 基 づき 8 "Development Tracker"( 参 照 9 DFID における 法 の 支 配 の 定 義 については,2004 年 8 月 の 国 連 事 務 総 長 報 告 ("The Rule of Law and Transitional Justice in Conflict and Post-Conflict Societies")において 提 示 されたものと 基 本 的 に 同 じであり,アカウンタビリティ, 国 際 的 な 人 権 規 範 への 適 合, 公 平 性, 法 的 確 実 性 等 の 諸 要 素 が 含 まれるが, 実 際 的 なアプローチとして 特 に 司 法 アクセスを 重 視 していると のことであった ICD NEWS 第 62 号 (2015.3) 45 55

58 創 設 された 国 連 の 常 設 委 員 会 であり, 条 約 やモデル 法 等 の 作 成 普 及 を 通 じて, 国 際 取 引 法 分 野 の 調 和 と 現 代 化 を 推 進 することをマンデートとしている 総 会 で 選 出 され る 60 の 加 盟 国 を 構 成 員 とする 委 員 会 本 体 のほか, 条 文 案 の 作 成 等 の 実 質 的 な 作 業 を 担 う6つのワーキンググループ, 及 びウィーンに 所 在 する 事 務 局 の3つで 構 成 される そのほか, 地 域 的 拠 点 としてのアジア 太 平 洋 地 域 リージョナルセンター(Regional Center for Asia and the Pacific: RCAP)が 韓 国 ( 仁 川 )で 設 立 され,2012 年 4 月 から 業 務 を 開 始 している この 地 域 センターと 本 部 との 役 割 分 担 について 尋 ねたところ, 特 に 明 確 な 決 まりはないとのことであったが,アジア 太 平 洋 地 域 における 活 動 は 基 本 的 に RCAP が 企 画 実 施 しつつ, 必 要 に 応 じて 本 部 の 協 力 を 受 けているものと 思 われ る (2) 技 術 協 力 について UNCITRAL の 活 動 は 条 約 等 の 作 成 及 び 採 択 にとどまるものではなく,UNCITRAL で 採 択 された 法 的 文 書 非 法 的 文 書 の 普 及 に 向 けた 様 々な 活 動 も 行 っており,その 一 環 として, 技 術 協 力 や 法 改 革 支 援 を 実 施 している 具 体 的 には, 専 門 家 を 派 遣 しての セミナーの 開 催, 対 象 国 における 法 改 正 の 必 要 性 の 評 価, 起 草 支 援 やドラフトの 審 査 などである あるいは, 司 法 のキャパシティ ビルディングとして, 例 えば, 外 国 仲 裁 判 断 の 承 認 及 び 執 行 に 関 する 条 約 (ニューヨーク 条 約 )の 解 釈 に 関 するガイドを 作 成 し, 裁 判 官 の 能 力 向 上 を 支 援 する 等 の 取 組 も 行 われている ただし,UNCITRAL の 通 常 予 算 として 技 術 協 力 の 予 算 があるわけではなく,これらの 技 術 協 力 は 各 国 ドナー の 任 意 拠 出 により 信 託 基 金 (trust fund)を 創 設 して 行 われている あるいは,JICA, USAID, EU, 世 界 銀 行,リージョナルバンク 等 の 支 援 枠 組 に 協 力 する 形 で 支 援 を 実 施 する 場 合 もある なお,モデル 法 の 形 態 をとる 場 合,どの 国 が 当 該 モデル 法 に 基 づく 立 法 を 行 ったか のリストを 本 部 において 作 成 し 公 表 しているが, 時 に 判 断 が 難 しい 場 合 があり,モデ ル 法 国 としてリストアップすることは 国 際 標 準 を 満 たしているというメッセージを 世 界 に 向 けて 発 することになるため, 判 断 は 慎 重 に 行 っているとのことである (3) ポスト 2015 開 発 アジェンダについて UNCITRAL は, 従 来 は,ポスト 2015 開 発 アジェンダ 形 成 の 議 論 にあまり 参 加 して こなかったが, 最 近 は 状 況 が 変 化 しており, 国 連 のさまざまなイベント 等 において 国 際 取 引 法 の 現 代 化 の 重 要 性 について 意 見 を 述 べるなどしており, 新 たな 開 発 目 標 にお いても, 国 際 取 引 法 の 現 代 化 が 法 の 支 配 の 要 素 の 一 つとして,ひいては 持 続 可 能 な 開 発 につながるものとして 国 際 的 に 認 識 されることを 期 待 しているとのことであっ た 56 46

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