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1 集 団 力 学 2010 年 第 27 巻 pp 四 川 大 地 震 被 災 地 における 中 国 NGO の 救 援 活 動 --- NGO 備 災 センター の 事 例 --- 陳 穎 ( 京 都 大 学 ) 1 杉 万 俊 夫 ( 京 都 大 学 ) 2 要 約 本 稿 は 2008 年 5 月 に 発 生 した 中 国 四 川 大 地 震 で 設 置 された 仮 設 住 宅 コミュニティ( 武 都 コミュ ニティ)において ある NGO(NGO 備 災 センター: 略 称 DPC)が 展 開 した 救 援 活 動 を 発 災 3 ヶ 月 後 から 15 ヶ 月 間 にわたって 参 加 観 察 した 現 場 研 究 の 速 報 である 死 者 約 7 万 人 を 含 む 4,600 万 人 以 上 の 被 災 者 を 出 した 四 川 大 地 震 の 直 後 から 政 府 と 軍 隊 による 救 援 活 動 が 展 開 された しかし 一 方 では 多 くの 市 民 や 民 間 団 体 による 救 援 ボランティア 活 動 も 行 わ れた 15 年 前 に 日 本 で 起 こった 阪 神 淡 路 大 震 災 の 時 にそうだったように ボランティア 元 年 と いう 言 葉 がマスコミをにぎわした なかでも 300 を 越 える NGO の 活 動 には 注 目 が 集 まった では 政 府 による 国 家 管 理 型 社 会 の 中 国 で 非 政 府 組 織 (NGO)はどのように 救 援 復 興 活 動 を 展 開 したの だろうか 本 研 究 は DPC が 武 都 仮 設 住 宅 コミュニティで 展 開 した 活 動 に 筆 者 も 参 加 しながら そ の 活 動 を 追 尾 したものである 政 府 主 導 の 中 国 にあって 被 災 者 は 政 府 に 依 存 し 受 動 的 になりがちである また NGO と 被 災 者 の 関 係 も 助 けるのみの NGO と 助 けられるのみの 被 災 者 という 構 図 に 陥 りがちである しかし DPC は 一 貫 して 被 災 者 の 能 動 性 主 体 性 を 育 むという 姿 勢 を 貫 いた 言 いかえれば 被 災 者 が 自 らを 助 けることができるように 被 災 者 を 援 助 する という 姿 勢 が 貫 かれた この 中 国 では 珍 しい 活 動 モデルは 漢 旺 モデルと 称 された 同 モデルは 1コミュニティに 介 入 する 2コミュニティと 共 に 生 活 する 3コミュニティに 溶 け 込 む 4コミュニティと 共 に 働 く/ 成 長 する 5コミュニティ から 撤 退 する というステップを 踏 むべきとしている ほとんどの NGO は 1だけにとどまり 被 災 者 を 一 方 的 に 助 けるのみであるのに 対 して 2-4 とりわけ 被 災 者 と 共 に 働 き 成 長 して いくことを 目 指 している 点 が 同 モデルの 特 徴 である DPC は 3 つの 大 規 模 プロジェクトを 実 施 した 第 1 は 心 空 間 コミュニティ 活 動 センター の 設 置 運 営 という 文 化 復 興 プロジェクトであった 活 動 センターは 無 為 に 時 間 を 過 ごさざる をえない 被 災 者 が 文 化 娯 楽 活 動 を 楽 しめる 場 となった 第 2 は クロスステッチ プロジェク トという 女 性 に 収 入 を 得 る 手 段 を 身 につけてもらおうとするプロジェクトであった 第 3 は 家 畜 飼 育 プロジェクトであり 無 利 子 融 資 によって 被 災 者 が 豚 や 牛 の 飼 育 を 再 開 できることが 目 指 された 本 稿 の 最 後 には 中 国 NGO が 抱 える 諸 問 題 を 整 理 し 今 後 の 課 題 を 考 察 した キーワード: 四 川 大 地 震 NGO コミュニティ 災 害 救 援 復 興 NGO 備 災 センター(DPC) 1 京 都 大 学 大 学 院 人 間 環 境 学 研 究 科 cychinei@gmail.com 2 京 都 大 学 大 学 院 人 間 環 境 学 研 究 科 sugiman@toshio.mbox.media.kyoto-u.ac.jp 131

2 1. 四 川 大 地 震 --- 政 府 軍 隊 民 間 による 救 援 活 動 (1) 四 川 大 地 震 2008 年 5 月 12 日 14 時 28 分 ( 現 地 時 間 ) 中 国 四 川 省 で 大 地 震 が 発 生 した 中 国 では 汶 川 大 地 震 四 川 大 地 震 512 大 地 震 などと 呼 ばれているが 本 稿 では 四 川 大 地 震 と 呼 ぶことにす る 震 央 は 四 川 省 アバ チベット 族 チャン 族 自 治 州 汶 川 県 映 秀 鎮 ( 北 緯 31 度 1 分 5 秒 東 経 103 度 36 分 5 秒 ) 震 源 は 地 下 19 キロ 地 震 直 後 中 国 地 震 局 はマグニチュード 7.8 と 発 表 したが 後 日 再 解 析 により 8.0 と 修 正 された 中 華 人 民 共 和 国 史 上 最 大 の 地 震 である 最 大 震 度 は メ リカリ 震 度 階 級 IX であり 被 災 した 地 域 は 四 川 省 だけでなく 周 辺 の 甘 粛 陝 西 重 慶 雲 南 等 の 省 および 直 轄 市 にまで 及 んだ なかでも 最 も 被 災 が 深 刻 だった 地 域 は 四 川 省 の 北 川 什 邡 綿 竹 汶 川 彭 州 等 であり その 地 域 は 10 万 平 方 キロに 及 ぶ 東 は 上 海 浙 江 から 西 はパキス タンまで 北 は 北 京 から 南 は 香 港 澳 門 台 湾 タイ ベトナムまでの 地 域 で 地 震 が 感 じられ た( 本 稿 末 尾 の 図 1 参 照 ) その 後 も 余 震 が 相 次 ぎ 規 模 4 級 以 上 の 余 震 だけでも 同 月 29 日 ま でに 189 回 同 年 9 月 30 日 までに 306 回 も 発 生 した とりわけ 13 日 後 に 四 川 青 川 県 で 発 生 し た 余 震 は 最 大 規 模 (マグニチュード 6.4)の 余 震 だった 震 災 から 1 年 半 後 の 現 在 (2009 年 11 月 )もなお マグニチュード 5.0 の 余 震 が 発 生 している 四 川 大 地 震 は 甚 大 な 被 害 と 損 失 を 招 いた 中 国 民 政 部 の 報 告 によると 2008 年 9 月 18 日 現 在 死 者 は 69,000 人 負 傷 者 は 374,000 人 行 方 不 明 者 は 18,000 人 にのぼった 被 災 者 ( 生 存 者 )の 合 計 は 4,616 万 人 そのうち 避 難 者 は 1,515 万 人 に 達 した 人 的 被 害 だけではなく 経 済 的 損 失 も 莫 大 であった 四 川 省 副 知 事 は 地 震 による 四 川 省 の 直 接 的 経 済 損 失 が 1 兆 元 ( 約 14 兆 円 )を 超 えたと 発 表 した(2008 年 6 月 28 日 ) また 衛 生 通 信 交 通 地 形 生 態 文 化 財 などの 領 域 も 深 刻 な 被 害 を 受 けた 2008 年 5 月 18 日 中 国 国 務 院 は 5 月 19 日 ( 四 川 大 地 震 から 7 日 目 )から 21 日 までの 3 日 間 を 全 国 哀 悼 日 にすると 発 表 した 3 哀 悼 期 間 中 は 全 国 で 半 旗 が 掲 げられ すべての 公 共 的 エンタ ーテインメントは 中 止 され 黙 祷 ホイッスル 警 報 などの 儀 式 が 行 われた また 同 年 8 月 に 開 催 された 北 京 オリンピックの 聖 火 リレーの 日 程 とコースも 地 震 の 影 響 により 変 更 された (2) 政 府 と 軍 隊 による 救 援 活 動 4,600 万 人 以 上 の 被 災 者 に 対 して 政 府 軍 隊 民 間 が 協 力 し 中 国 で 空 前 の 救 援 活 動 が 行 わ れた その 中 で 多 くの NGO が 組 織 され 中 国 史 上 初 めて 無 視 できない 力 を 発 揮 した 地 震 の 発 生 直 後 中 国 政 府 は 10 数 万 人 の 軍 隊 を 中 心 に 全 国 各 地 に 多 数 の 救 援 チーム 組 織 し 中 国 史 上 最 大 規 模 の 救 援 活 動 を 開 始 した 総 参 謀 部 の 報 告 によれば 5 月 29 日 までに 倒 壊 建 造 物 から 救 出 された 生 存 者 は 約 6,500 人 避 難 させた 被 災 者 は 約 76,000 人 になったという 5 月 30 日 までに 66 万 個 以 上 のテントが 調 達 され 被 災 地 に 運 ばれた また 3,400 戸 の 仮 設 住 宅 が 建 設 された 救 援 活 動 で 主 導 的 役 割 を 果 たしたのは 政 府 であった 地 震 から 1 時 間 半 後 国 務 院 総 理 の 温 家 宝 が 被 災 地 に 駆 けつけ その 夜 には 都 江 堰 にある 指 揮 センターに 到 着 救 援 活 動 を 指 揮 した 5 月 16 日 には 国 家 主 席 の 胡 錦 濤 も 四 川 まで 視 察 に 訪 れた 各 政 府 部 門 は それぞれの 任 務 を 迅 速 かつ 明 確 に 定 められ 緊 張 しながらも 整 然 と 動 き 出 した 地 震 当 日 公 安 部 は 全 国 各 地 の 消 防 部 隊 から 1,000 人 と 各 都 市 の 特 警 部 隊 から 1,000 人 を 被 災 地 に 派 遣 し 救 援 を 始 めた 14 日 早 朝 までには 合 計 11,000 人 の 消 防 救 援 部 隊 が 被 災 地 で 救 援 活 動 を 行 っていた 衛 生 部 は 発 災 翌 日 の 13 日 に 各 省 市 より 2,000 人 の 医 療 防 疫 部 隊 を 組 織 し 3 中 国 では 死 者 が 亡 くなった 7 日 目 に 供 養 する 習 慣 があり 頭 七 と 呼 ばれている 132

3 被 災 地 に 派 遣 した 民 政 部 は 救 援 物 資 と 義 捐 金 を 担 当 し 8 月 18 日 までには 国 内 外 から 合 計 592 億 元 に 相 当 する 義 捐 金 と 救 援 物 資 を 受 け 取 り その 4 割 を 被 災 地 で 使 用 に 供 したと 報 告 した 具 体 的 には 8 月 18 日 までにテント 158 万 張 り 布 団 487 万 組 衣 類 1,410 万 点 燃 料 油 307 万 ト ン 石 炭 656 万 トンを 供 給 したと 報 告 した また 住 房 城 郷 建 設 部 は 8 月 17 日 までに 仮 設 住 宅 65 万 戸 を 建 設 完 了 加 えて 1 万 戸 以 上 の 仮 設 住 宅 が 建 設 中 ないし 建 設 準 備 中 であることを 報 告 し た 発 展 改 革 委 員 会 は 8 月 17 日 までに 37 万 トンの 備 蓄 食 糧 と 1 万 トンの 食 用 油 を 供 給 したと 報 告 した 通 信 交 通 に 関 しては 工 業 情 報 化 部 が 電 気 通 信 運 営 部 門 に 衛 星 電 話 の 調 達 を 命 令 し 光 ファイバーも 修 復 して 通 信 回 線 を 確 保 した 4 交 通 運 輸 部 は 壊 れた 道 路 を 修 復 し 物 資 輸 送 ルー トを 確 保 するよう 被 災 地 の 各 地 方 に 指 令 を 発 した 鉄 道 部 は 全 国 の 鉄 道 網 に 緊 急 体 制 を 敷 き 被 災 地 救 援 のための 鉄 道 輸 送 の 安 全 性 を 確 保 するよう 命 令 を 発 した 地 震 局 は 余 震 の 監 視 に 当 たった 他 の 10 数 部 門 ( 商 務 部 外 交 部 水 資 源 部 環 境 保 護 部 科 学 技 術 部 農 業 部 人 事 社 会 保 険 部 教 育 部 など)も それぞれの 任 務 に 応 じて 救 援 活 動 に 参 加 した 財 務 部 の 報 告 によ ると 8 月 18 日 までに 各 級 政 府 は 被 災 地 救 援 のために 計 667 億 元 ( 約 9,300 億 円 )の 資 金 を 投 入 したという 次 に 軍 隊 の 動 きに 目 を 転 じよう 地 震 直 後 中 国 人 民 解 放 軍 と 中 国 人 民 武 装 警 察 部 隊 が 緊 急 対 策 を 発 動 した 当 日 15 時 には 地 元 の 駐 屯 軍 と 武 警 が 救 援 活 動 を 開 始 し いち 早 く 被 災 地 に 乗 り 込 んだ その 後 被 災 が 軽 度 だった 重 慶 成 都 などの 駐 屯 軍 も 迅 速 に 重 度 の 被 災 地 に 向 かっ て 出 発 した それに 続 いて 同 じく 当 日 成 都 軍 区 から 6,000 人 と 武 警 四 川 総 隊 から 2,400 人 の 部 隊 が 救 援 活 動 に 投 入 された 発 災 翌 日 には 解 放 軍 によって 11,000 人 以 上 の 兵 士 が 成 都 付 近 に 空 輸 された この 規 模 の 兵 士 空 輸 は 解 放 軍 始 まって 以 来 のことであった 5 月 18 日 の 国 務 院 ニュースオフィスの 発 表 によると 軍 隊 と 武 警 部 隊 を 合 わせて 11 万 人 以 上 が 出 動 し のべ 約 1,000 機 の 飛 行 機 と 大 型 設 備 11 万 台 を 使 用 して 医 療 チーム 防 疫 チーム メ ンタルケアチーム 115 隊 が 派 遣 された また 各 種 の 救 援 物 資 7.8 万 トンも 調 達 された これら の 救 援 活 動 によって 18 日 までには 倒 壊 建 造 物 から 生 存 者 約 21,000 人 を 救 出 し 負 傷 者 約 34,000 人 に 治 療 を 行 うとともに 観 光 客 を 含 む 約 20 万 人 の 被 災 者 を 避 難 させ 救 援 物 資 300 トンを 空 中 投 下 し 550 キロの 緊 急 道 路 を 修 理 したという 地 震 により 数 百 万 人 が 家 をなくし 多 数 の 住 宅 が 危 房 ( 住 むことのできない 倒 れそうな 建 物 )となってしまった 自 宅 を 失 った 避 難 者 は 1,500 万 人 を 越 えた そのような 避 難 者 は 最 初 の 数 十 日 間 はテントなどで 生 活 していたが それ 以 降 は 仮 設 住 宅 コミュニティの 簡 易 住 宅 に 住 み 込 むことになった 簡 易 住 宅 とは 板 と 発 泡 プラスチックなどの 材 料 で 作 られ 分 解 して 移 動 で きる 中 国 語 では 活 動 板 房 ( 板 房 と 略 称 されることが 多 い)と 呼 ばれている 2008 年 6 月 4 日 に 国 務 院 が 発 布 した 汶 川 地 震 災 後 回 復 重 建 条 例 によって 被 災 地 各 級 政 府 が 地 元 の 実 状 に 基 づき 地 震 洪 水 爆 発 などの 危 険 性 がある 土 地 を 避 け 交 通 に 便 利 で 生 産 活 動 の 回 復 に 有 利 な 場 所 に 仮 設 住 宅 コミュニティを 建 設 することになった その 条 例 によって 被 災 地 の 仮 設 住 宅 建 設 の 任 務 は 被 災 しなかった 省 や 直 轄 市 が 受 け 持 つことになった また 仮 設 住 宅 コミュニティには 水 道 電 気 道 路 などのインフラが 整 備 され 学 校 医 療 施 設 給 水 施 4 インターネットによる 救 援 もめざましかった 地 震 発 生 後 から 政 府 と 民 間 が 協 力 して 従 来 のマ スコミだけではなく インターネットをも 十 分 利 用 して 地 震 に 関 する 情 報 やニュースを 発 信 した たとえば 政 府 公 式 サイトのオンラインフォーラムは 各 被 災 地 が 求 める 援 助 に 関 する 情 報 収 集 の 場 となり その 時 々の 救 援 の 盲 点 を 見 つけて 政 府 に 報 告 するという 機 能 を 果 たした それ 以 外 にも 多 数 の NGO や 個 人 ボランティアも 救 援 目 的 のサイトを 作 り 寄 付 の 呼 びかけ ボランティアの 募 集 各 種 の 情 報 収 集 などを 行 った ネットチャットも 地 震 情 報 を 収 集 する 道 具 となった 133

4 設 公 衆 トイレ ゴミ 収 集 施 設 日 用 品 提 供 施 設 少 数 民 族 の 特 別 必 需 品 提 供 施 設 文 化 宣 伝 施 設 など 公 共 サービスの 施 設 も 設 置 することになった 仮 設 住 宅 の 設 置 方 法 については 状 況 に 応 じて 現 地 安 置 と 異 郷 安 置 集 中 安 置 と 分 散 安 置 政 府 安 置 と 自 己 安 置 を 併 用 することができ るとされた 5 親 類 や 友 人 に 頼 って 自 分 で 住 宅 問 題 を 解 決 する 被 災 者 には 適 当 な 補 助 金 が 与 えられ た( 支 給 方 法 は 省 政 府 の 決 定 に 委 ねられた) また 地 震 直 後 の 数 ヶ 月 被 災 者 および 被 害 者 の 家 族 には 漏 れなく 政 府 から 一 定 額 の 救 済 金 弔 慰 金 が 分 配 された 条 例 には 復 興 政 策 の 原 則 の 一 つとして 政 府 主 導 と 社 会 参 与 を 併 せる ことが 明 記 されている (3) 民 間 の 力 と NGO 今 回 の 地 震 においては 政 府 や 軍 隊 のみならず 多 くの 市 民 や 民 間 団 体 も 救 援 復 興 に 大 きな 貢 献 をなした 2009 年 3 月 20 日 に 公 表 された 民 政 部 公 告 第 135 号 汶 川 特 大 地 震 救 災 寄 贈 資 金 と 物 資 及 びその 使 用 状 況 の 公 告 によると 2009 年 2 月 までに 国 内 外 から 送 られた 義 捐 金 と 救 援 物 資 は 760 億 元 ( 約 1 千 億 円 ) 相 当 にのぼった その 中 でも 特 別 党 費 6が 97 億 元 その 他 の 国 内 義 捐 金 555 億 元 国 内 救 援 物 資 は 107 億 元 相 当 に 達 した その 金 額 は 中 国 寄 贈 史 上 の 最 高 記 録 となった 民 間 による 救 援 で 特 筆 すべきは 大 量 の 救 援 ボランティアの 出 現 であった 全 国 から 300 万 人 ものボランティアが 被 災 地 に 駆 けつけ 被 災 者 の 救 援 支 援 に 携 わった 2008 年 が 中 国 の ボラ ンティア 元 年 と 言 われる 所 以 である 本 研 究 は 民 間 団 体 の 中 でも 今 回 の 被 災 地 救 援 復 興 で 一 躍 注 目 を 浴 びた NGO の 活 動 に 着 目 する 今 回 の 地 震 の 直 後 から 国 内 外 の NGO やボランティア 団 体 も 素 早 く 救 援 活 動 に 立 ち 上 がった 朱 健 剛 ら(2009)の 大 まかな 推 定 では 300 団 体 を 超 える NGO が 四 川 で 救 援 復 興 活 動 に 参 加 したという それらの NGO は 設 立 の 背 景 も 政 府 との 関 係 もさまざまである 国 際 的 活 動 を 展 開 する NGO もあれば 中 国 の 特 定 地 域 に 根 ざした 活 動 を 行 うローカルな NGO もあ る また 政 府 と 密 接 な 関 係 にある NGO もあれば 政 府 からの 独 立 性 を 標 榜 する NGO もある このような 個 性 ある 多 数 の NGO が 四 川 大 地 震 の 被 災 地 救 援 復 興 という 共 通 の 目 標 に 向 かっ て 集 結 した 事 実 は 単 に 今 回 だけの 救 援 復 興 にとどまらず 中 国 における 市 民 社 会 7の 発 展 をも 促 進 していく 可 能 性 を 秘 めている 本 研 究 は このような 問 題 意 識 のもとに 四 川 大 地 震 の 被 災 地 救 援 復 興 に 取 り 組 む ある NGO の 活 動 を 発 災 後 約 1 年 半 にわたり その 活 動 に 筆 者 ( 陳 穎 )が 自 ら 参 加 しつつ 徹 底 的 に 追 尾 したものである 確 かに 直 接 活 動 に 参 加 した NGO は 一 つだけであるが その NGO の 活 動 に 参 加 する 他 の NGO の 事 情 を 含 めて 本 現 場 研 究 を 通 じて 知 り 得 た NGO に 関 する 情 報 は 中 国 における NGO やそれを 取 り 巻 く 社 会 の 現 状 と 将 来 を 考 える 上 で 貴 重 な 示 唆 を 与 えてくれると 思 われる 以 下 本 稿 では まず 筆 者 が 参 加 観 察 を 行 った NGO NGO 備 災 センター の 概 要 と 現 場 研 究 の 方 法 について 述 べ( 第 2 節 ) 次 いで 1 年 半 の 現 場 研 究 で 筆 者 自 らが 参 加 しつつ 見 聞 した NGO 備 災 センターの 活 動 について 報 告 する( 第 3 節 ) 最 後 に 現 場 研 究 の 結 果 を 基 に NGO による 被 災 地 救 援 復 興 活 動 の 問 題 点 と 今 後 に 向 けての 課 題 を 考 察 する( 第 4 節 ) 5 現 地 安 置 とは 被 災 地 の 近 辺 に 仮 設 住 宅 を 建 てることで 異 郷 安 置 とは 被 災 地 の 遠 方 に 仮 設 住 宅 を 建 てること 集 中 安 置 とは 被 災 地 で 同 一 コミュニティに 居 住 していた 人 の 仮 設 住 宅 を 同 じ 場 所 に 集 めて 建 てることで 分 散 安 置 とは 同 一 コミュニティに 居 住 していた 人 の 仮 設 住 宅 を 分 散 させて 建 てること 政 府 安 置 とは 政 府 が 仮 設 住 宅 を 提 供 することで 自 己 安 置 とは 被 災 者 が 自 分 で 住 宅 を 確 保 すること 6 四 川 大 地 震 の 救 援 のために 中 国 共 産 党 員 から 募 った 寄 付 金 7 ここに 言 う 市 民 社 会 とは 自 由 な 市 民 と 社 会 的 組 織 が 自 由 意 思 により 構 成 する 社 会 のことである 134

5 2.NGO 備 災 センター 本 節 では 本 現 場 研 究 の 対 象 である NGO 備 災 センター の 救 援 復 興 活 動 を 報 告 する 前 段 階 として その 前 身 設 立 の 経 緯 ミッション 主 要 な 人 物 について 紹 介 しておこう (1) NGO 備 災 センター の 前 身 現 在 の NGO 備 災 センターの 秘 書 長 張 国 遠 (1979 年 生 )も 含 め そのメンバーのほとんどは 攀 枝 花 市 東 区 ボランティア 協 会 ( 以 下 PEVA と 略 称 )のチームメンバーであった 2003 年 当 時 政 府 に 勤 めていた 張 国 遠 と 友 人 数 名 は 社 会 に 横 行 する 不 公 平 と 正 義 の 力 の 欠 如 を 痛 感 してい た そこで ボランティア 活 動 を 通 じて 反 社 会 的 な 慣 習 を 変 え 公 正 かつ 正 義 なコミュニティ をつくろうと 彼 らは 考 えた その 目 的 のために 翌 年 2 月 に PEVA を 創 立 同 年 6 月 に 民 政 局 にて 正 式 に 登 録 張 国 遠 は PEVA の 秘 書 長 になった 2005 年 張 国 遠 は 熟 慮 の 結 果 政 府 の 職 を 辞 し それ 以 来 NGO の 世 界 に 専 念 することになった PEVA は 非 政 治 的 非 宗 教 的 非 営 利 的 な 独 立 発 展 援 助 団 体 として 活 動 し 公 民 意 識 8と ボランティア 精 神 に 基 づき 人 種 性 別 宗 教 を 問 わず 平 等 に 発 展 する 機 会 を 失 くした 人 々と 共 に 不 公 平 と 戦 うことを ミッションに 掲 げた PEVA の 主 たる 活 動 は 1 労 働 権 益 の 擁 護 2 発 展 ( 公 民 ) 教 育 3NGO の 育 成 4ボランティア 精 神 の 唱 導 である 発 足 からわずか 3 年 で PEVA は 個 人 会 員 17,000 人 以 上 団 体 会 員 26 団 体 を 持 つ 規 模 にまでなった PEVA は 2008 年 までに 海 外 の 財 団 と 連 携 し 13 件 の 援 助 プロジェクトを 行 い 地 元 の 大 手 企 業 と 合 同 で 6 件 のプ ロジェクトを 行 った また 地 元 政 府 からの 協 力 も 得 られるようになった それは 張 国 遠 たち がかつて 政 府 関 係 者 だったという 理 由 もあるが PEVA が 決 して 政 府 の 操 り 人 形 にならず 政 府 からの 独 立 性 を 維 持 しながらも 政 府 との 協 力 関 係 を 築 いていくという 原 則 を 貫 いていることが 地 元 政 府 に 評 価 されたからでもある PEVA の 特 徴 として 特 筆 すべきは NGO としての 自 己 造 血 (self-hematopoiesis) すなわ ち 活 動 資 金 の 自 己 調 達 を 重 視 していることである 運 営 資 金 を 他 の 財 団 や 組 織 にばかり 頼 ると 事 業 遂 行 のリスクや 不 安 定 性 が 高 まるのみならず PEVA の 思 うように 事 業 を 遂 行 できなくなり かねない したがって 公 益 目 的 の 事 業 だけを 行 うのではなく 営 利 的 な 活 動 によって 自 ら 造 血 する 必 要 があると 判 断 したのである (2) 四 川 大 地 震 直 後 四 川 大 地 震 が 発 生 した 翌 日 2008 年 5 月 13 日 NGO 発 展 コミュニケーションネット (NGO 発 展 交 流 網 ) 9 および NGO 多 背 一 公 斤 10 の 呼 びかけに 応 じ 100 団 体 以 上 の NGO が 四 川 被 災 地 の 救 援 活 動 のために 集 まった PEVA の 秘 書 長 だった 張 国 遠 も 参 加 した 翌 5 月 14 日 NGO 四 川 救 災 聯 合 オフィス ( 以 下 救 災 オフィス)が 緊 急 救 援 組 織 として 成 都 で 誕 生 し 早 速 成 都 にオフィスを 設 置 して 正 式 に 活 動 を 開 始 した 張 国 遠 は 救 災 オフィスの 総 合 コーディ ネーターに 就 任 PEVA の 主 要 メンバーも 彼 を 追 ってオフィスの 活 動 に 参 加 した 救 災 オフィスは 成 立 からの 2 週 間 で 次 の 3 つに 取 り 組 んだ( 张 国 远, 2008; 张 伟, 2008) 1 緊 急 物 資 援 助 ---- まず 調 査 チームを 被 災 地 へ 派 遣 し 現 状 調 査 を 行 った 上 で 被 災 者 の 8 公 民 意 識 とは 臣 民 意 識 に 対 する 概 念 であり 民 衆 が 社 会 と 国 家 の 管 理 に 参 与 する 意 識 のことを 指 す 9 NGO 発 展 交 流 網 は 中 国 民 間 公 益 組 織 を 交 流 させる 非 政 治 非 宗 教 的 な 組 織 10 中 国 民 間 で 発 案 された 公 益 的 な 旅 行 活 動 を 推 進 する NGO 多 背 一 公 斤 は もう 1 キロ の 意 で 旅 行 の 際 に 自 分 の 荷 物 に 加 えて もう 1 キロの 図 書 か 文 房 具 を 背 負 い 貧 困 地 域 の 児 童 に 送 る よう 観 光 客 に 提 唱 している 135

6 ニーズに 合 わせ 合 計 1,000 万 元 ( 約 1.4 億 円 ) 相 当 の 救 援 物 資 を 被 災 地 に 運 び 分 配 し た また 3 つの 組 織 ( 広 東 獅 子 会 中 国 民 促 会 自 然 の 友 )より 合 計 約 102 万 元 ( 約 1,400 万 円 ) 規 模 の 救 援 事 業 を 依 頼 され それを 実 行 した 11 2 NGO を 支 援 する 場 の 提 供 ---- 救 済 物 資 の 貯 蔵 センターを 建 て 貯 蔵 センターを 全 国 各 地 から 集 まってきた NGO がコミュニケーションする 場 としても 活 用 した なお 救 援 物 資 運 搬 を 支 援 するために 運 搬 車 両 を 150 回 派 遣 したり NGO やボランティア 団 体 へ の 支 援 サービスを 73 回 行 った 3 被 災 地 の 現 状 調 査 ---- 彭 州 綿 陽 都 江 堰 綿 竹 地 区 にて 現 状 調 査 を 計 12 回 行 い そ の 後 の 震 災 復 興 事 業 の 方 向 性 を 定 めた 救 災 オフィスは 当 初 から 震 災 直 後 の 緊 急 救 援 のみを 目 指 して 設 立 されたため 5 月 30 日 そ の 使 命 を 果 たしたと 宣 言 正 式 に 解 散 した それ 以 降 各 組 織 団 体 は 別 々に 活 動 を 継 続 する こととなった (3)NGO 備 災 センター(DPC) 救 災 オフィスが 解 散 されてすぐ 張 国 遠 は PEVA 秘 書 長 を 辞 任 し PEVA のメンバーを 集 め NGO 備 災 センター(NGO Disaster Preparedness Center, 以 下 DPC)を 創 立 2008 年 6 月 1 日 に 綿 竹 市 漢 旺 ボランティアサービスステーションを 開 設 した DPC は 救 災 オフィスが 綿 竹 市 漢 旺 鎮 で 行 っていた 任 務 を 引 き 継 ぎ 救 援 復 興 支 援 活 動 を 展 開 した その 活 動 は 次 第 に 政 府 や 被 災 者 の 信 頼 を 得 綿 竹 崇 州 什 邡 等 にもプロジェクトオフィスを 設 立 した 2009 年 12 月 現 在 DPC は 漢 旺 ( 綿 竹 ) 洛 水 ( 什 邡 ) 攀 枝 花 という 3 つのプロジェクトオフィスを 持 っ ている( 崇 州 オフィスは その 使 命 を 終 え 撤 去 された) 本 部 オフィスは 現 在 まで 成 都 に 置 かれ ていたが 間 もなく 什 邡 に 引 っ 越 す 予 定 である DPC は 政 府 の 民 政 部 門 に 正 式 登 録 し 法 人 資 格 を 有 する 民 間 非 営 利 団 体 として 活 動 している 成 立 以 来 前 身 である PEVA の 精 神 を 引 き 継 ぎ 非 政 治 的 非 宗 教 的 非 営 利 的 な 独 立 発 展 援 助 団 体 として 人 種 性 別 宗 教 を 問 わず 広 範 な 人 々とともに 災 害 救 援 災 害 復 興 に 取 り 組 むことを 目 的 としてきた 備 災 とは 文 字 どおり 自 然 災 害 に 対 してコミュニティが 備 えるこ とを 意 味 している DPC は 被 災 者 を 含 む 広 範 な 人 々を 災 害 後 の 救 援 復 興 に 参 加 させ コミュ ニティにおいて 協 同 する 力 と 助 け 合 う 精 神 を 育 成 すること 他 の 公 益 団 体 も 被 災 地 への 支 援 に 参 加 できるプラットフォームをつくること さらには 中 国 において さまざまな 人 や 団 体 が 災 害 救 援 復 興 に 有 効 に 参 加 できる 方 途 を 探 索 することを 自 らのミッションとしている DPC の 主 要 メンバーは 以 下 とおり これらのメンバーは DPC が 成 立 してから それまで 所 属 していた PEVA の 仕 事 を 徐 々に 他 のボランティアに 引 き 継 ぎ 自 らは PEVA を 離 れ DPC に 専 念 するようになった 秘 書 長 : 張 国 遠 副 秘 書 長 : 趙 晨 5 12 震 災 後 復 興 プロジェクト 部 洛 水 プロジェクトオフィス: 張 偉 ( 兼 プロジェクト 部 主 任 ) 漢 旺 プロジェクトオフィス: 陳 渡 強 ( 主 任 ) 呉 治 剛 攀 枝 花 プロジェクトオフィス: 董 凌 妤 公 共 事 務 部 : 王 烯 ( 主 任 ) 胡 新 江 徐 睿 野 範 麗 経 理 部 : 陳 西 萍 胡 新 江 11 広 東 獅 子 会 は 中 国 の 公 益 慈 善 組 織 中 国 民 促 会 ( 中 国 国 際 民 間 組 織 合 作 促 進 会 )は 全 国 的 総 合 的 な 非 営 利 的 活 動 を 行 っている 独 立 社 団 法 人 自 然 の 友 は 中 国 の 民 間 環 境 保 護 団 体 136

7 ここで DPC の 雰 囲 気 を 読 者 に 伝 えるために 上 記 のうち 何 人 かのプロフィールを 記 しておこ う 張 偉 は 2006 年 に 西 南 石 油 大 学 を 卒 業 四 川 地 区 では ソーシャルワークを 専 攻 した 第 一 期 生 である 4 年 間 の 大 学 生 活 を 通 して ソーシャルワークの 発 展 に 強 い 使 命 感 を 抱 くようになった 大 学 在 学 中 PEVA で 実 習 を 行 い その 時 に 大 きなミスをしてしまったが 当 時 の PEVA が 寛 容 な 態 度 で 接 してくれ また PEVA のリーダー 張 国 遠 の 言 葉 に 感 銘 を 受 けたため 卒 業 後 北 京 の NGO に 就 職 する 機 会 があったにもかかわらず 四 川 に 戻 り PEVA の 一 員 になった 彼 のソーシ ャルワークに 関 する 専 門 性 は PEVA に 大 きく 貢 献 した 現 在 張 偉 は DPC のプロジェクトの 計 画 立 案 申 請 実 施 を 担 当 している 陳 渡 強 は 元 々 国 営 企 業 で 働 いてきたが 弁 護 士 資 格 を 取 り 弁 護 士 事 務 所 を 開 いた 2006 年 弁 護 士 としてボランティア 事 業 に 携 わりたいと 思 い 余 暇 を 利 用 して PEVA のボランティア 活 動 に 参 加 したところ すぐに 張 国 遠 を 気 に 入 り 次 第 に PEVA の 活 動 に 専 念 するようになっていっ た 2009 年 初 め 弁 護 士 の 仕 事 を 辞 め DPC に 専 従 することになった 漢 旺 プロジェクトオフ ィスの 主 任 に 就 任 し メンバーの 教 育 訓 練 や 経 営 管 理 を 担 当 している 王 烯 は 張 国 遠 とのつき 合 いが 最 も 長 く PEVA 設 立 当 初 からのメンバーであった それ 以 前 は 自 ら 会 社 を 経 営 していたため DPC のメンバーの 中 でも 際 だった 商 売 感 覚 を 有 している そ の 商 売 感 覚 は 後 述 のクロスステッチ プロジェクトや 社 会 企 業 の 試 みに 役 立 てられた DPC のメンバーは リーダーである 張 国 遠 のカリスマ 性 によってまとまりを 維 持 している し かし 他 方 では どのメンバーも 個 性 豊 かで 各 自 の 能 力 と 長 所 を 活 かしつつ 自 らの 職 務 を 確 実 に 遂 行 している また メンバーの 間 には 家 族 愛 とでも 言 えるような 親 密 さが 感 じられ そ れが 組 織 の 成 長 を 支 えているようだ (4) 現 場 研 究 筆 者 の 一 人 ( 陳 穎 )は 四 川 大 地 震 の 3 ヶ 月 後 の 2008 年 8 月 羅 紅 光 教 授 ( 中 国 社 会 科 学 院 ) の 紹 介 で DPC の 存 在 を 知 り 個 人 ボランティアとして また 研 究 者 として DPC の 活 動 に 参 加 す ることになった その 後 2009 年 10 月 までの 15 ヶ 月 間 に 計 4 回 ( 計 178 日 間 )DPC 漢 旺 プロ ジェクトオフィスで DPC のスタッフと 一 緒 に 暮 らし 救 援 復 興 活 動 に 参 加 しながら DPC と 武 都 コミュニティの 推 移 を 定 点 観 察 してきた 次 節 以 下 筆 者 による 参 加 観 察 の 成 果 を 報 告 する 12 3.DPC の 復 興 プロジェクト 本 節 では 武 都 仮 設 住 宅 コミュニティにおいて 筆 者 が 参 加 観 察 した DPC の 救 援 復 興 活 動 を 紹 介 する まず 武 都 仮 設 住 宅 コミュニティの 概 要 を 説 明 し 次 いで DPC 漢 旺 オフィスとその 活 動 の 特 徴 を 述 べる その 上 で DPC が 行 った 3 つの 大 規 模 プロジェクトについて 紹 介 する (1) 武 都 仮 設 住 宅 コミュニティ 筆 者 が 参 加 観 察 を 行 った 武 都 仮 設 住 宅 コミュニティ( 以 下 武 都 コミュニティ)は 被 災 地 の 綿 竹 市 にある 綿 竹 市 は 四 川 省 徳 陽 市 の 管 轄 に 属 する 県 級 市 で 四 川 省 の 中 北 部 四 川 盆 地 の 西 北 部 に 位 置 している 面 積 は 1,245 平 方 キロ 人 口 は 52 万 で 計 19 鎮 と 2 郷 がある 西 周 時 12 筆 者 ( 陳 穎 )に 活 動 に 参 加 する 貴 重 な 機 会 を 与 えてくださいました 張 国 遠 氏 陳 渡 強 氏 を 初 めとす る DPC のスタッフの 方 々に 深 く 感 謝 します また 筆 者 に DPC を 紹 介 いただき その 後 も 本 研 究 に 多 大 のご 協 力 をいただいた 羅 紅 光 教 授 ( 中 国 社 会 科 学 院 ) 本 研 究 に 対 して 貴 重 なコメントをいただい た 呉 長 龍 氏 ( 中 国 西 南 民 族 大 学 政 治 社 会 学 学 部 ) 蘇 米 雅 氏 ( 京 都 大 学 大 学 院 人 間 環 境 学 研 究 科 ) にも 感 謝 の 意 を 表 します 137

8 代 からの 長 い 歴 史 を 持 ち 四 川 省 の 歴 史 文 化 名 城 と 呼 ばれている 豊 かな 鉱 物 資 源 銘 酒 年 画 東 方 タービングループなどでよく 知 られている 綿 竹 市 では 約 11,000 人 が 死 亡 した(2008 年 5 月 31 日 現 在 ) 死 傷 者 は 汶 川 県 と 北 川 県 (い ずれの 県 も 死 者 約 16,000 人 :2008 年 8 月 18 日 現 在 )に 次 いで 多 かった 経 済 的 損 失 は 被 災 地 の 中 で 最 大 であった 発 災 後 被 災 者 がテント 生 活 をしている 間 に 綿 竹 市 は 江 蘇 省 の 援 助 の 下 で 広 大 な 仮 設 住 宅 エリアを 建 設 し 中 国 一 の 板 房 の 城 ( 板 房 については 後 述 )となった 7 月 になると 避 難 者 は 簡 易 仮 設 住 宅 に 入 居 することになった 二 号 立 交 橋 天 池 グループ 九 龍 鎮 遵 道 鎮 武 都 な ど 数 ヶ 所 の 仮 設 住 宅 コミュニティは 数 千 から1 万 人 以 上 の 避 難 者 を 収 容 したが 武 都 コミュニ ティは 最 も 多 くの 避 難 者 を 収 容 した 武 都 コミュニティの 場 所 は 地 震 以 前 は 武 都 村 の 一 部 であった 災 後 復 興 政 策 には なるべく 農 業 用 地 を 仮 設 住 宅 として 徴 用 しないという 原 則 が 定 められていたが 例 外 的 に 武 都 村 の 農 業 用 地 を 徴 用 し 仮 設 住 宅 を 建 設 した 武 都 コミュニティは 1 平 方 キロ 以 上 の 面 積 を 占 め 公 共 施 設 用 の 板 房 も 含 め 合 計 1.1 万 戸 以 上 の 板 房 が 建 設 された 居 住 避 難 者 の 人 数 は 最 大 時 (2008 年 ) で 3 万 人 に 達 した 13 板 房 1 戸 は およそ 5.3m 3.8m の 部 屋 1 つで 12 戸 が 並 んで 1 単 元 とな り 5 単 元 で 1 棟 (ブロック)を 構 成 する それぞれの 棟 に キッチン トイレ シャワールー ムが 設 置 された ただし 湯 が 提 供 されないため シャワールームよりも 公 衆 浴 場 の 方 が 利 用 さ れている 4 人 以 下 の 世 帯 には 板 房 1 室 分 5 人 以 上 の 世 帯 には 2 室 分 が 配 当 された 武 都 コミュニティ 開 設 時 政 府 は 仮 設 住 宅 の 居 住 期 間 を 3-5 年 ほどにする 計 画 だった しか し 2009 年 になると 永 久 住 宅 の 建 設 が 早 まり 新 築 修 繕 された 元 の 住 所 に 戻 って 行 く 人 あ るいは 新 しい 住 所 に 引 っ 越 して 行 く 人 が 増 加 した そのため 2009 年 12 月 には 武 都 コミュ ニティの 居 住 者 は 1.6 万 人 にまで 減 少 した 武 都 コミュニティは 図 2 のように 3 つのエリアから 構 成 されていた 1 漢 旺 区 ---- もと 漢 旺 鎮 の 一 部 の 居 民 ( 農 民 でない 住 民 )とその 周 辺 村 落 の 村 民 のための エリア 人 口 は 2009 年 12 月 現 在 1.3 万 人 だが 最 大 時 には 1.8 万 人 に 達 した エリ ア 内 に 幼 稚 園 漢 旺 小 学 漢 旺 中 学 ( 日 本 の 中 学 校 と 高 校 を 合 わせた 学 校 ) 給 水 場 など の 施 設 がある 漢 旺 鎮 は 武 都 コミュニティの 北 車 でわずか 数 分 の 距 離 にある 地 震 までは 東 方 タービングループの 所 在 地 として 繁 栄 していたが 地 震 によりすべての 建 物 が 倒 壊 し 死 城 と 呼 ばれるほどの 廃 墟 になってしまった 鎮 中 の 幹 線 道 路 にある 時 計 台 は 発 災 時 刻 の 14 時 28 分 を 指 したまま 止 まっており その 写 真 は マスコミやインターネッ トで 世 界 中 に 発 信 された ---- その 時 計 は 現 在 なお そのままの 状 態 で 保 存 されており 今 後 も 地 震 の 記 念 として 保 存 されることになっている 仮 設 住 宅 の 住 民 のためには も と 住 んでいた 漢 旺 鎮 の 南 に 新 たな 漢 旺 新 鎮 という 居 住 地 域 が 建 設 されている 2 清 平 区 ---- 清 平 郷 の 農 民 のための 仮 設 住 宅 エリア 人 口 は 最 大 時 には 約 5,900 人 だっ たが 2009 年 春 節 以 来 郷 政 府 が 補 助 金 で 回 遷 ( 元 の 住 所 に 戻 ること)を 呼 びかけ たため 年 末 にはほとんど 全 員 清 平 郷 に 戻 り 仮 設 住 宅 を 空 けることになる 区 内 病 院 幼 稚 園 清 平 学 校 が 設 立 されている 清 平 郷 は 武 都 コミュニティより 17 キロほど 東 北 の 山 間 地 にある 鉱 物 や 野 生 動 物 な どの 資 源 で 知 られている 数 年 前 より 村 民 たちは 農 地 を 森 林 に 戻 し 生 薬 の 栽 培 と 鉱 山 での 仕 事 で 生 計 を 立 てるようになった 清 平 郷 は 地 震 で 地 形 が 大 きく 変 わるほどの 被 害 を 受 け 省 内 でも 有 名 な 重 度 被 災 地 となった 上 述 のように 村 民 たちは 1 年 から 13 避 難 者 の 出 入 りは 自 由 であるため 居 住 人 数 の 変 化 を 正 確 に 把 握 することは 難 しい ただし 筆 者 が 初 めて 現 地 を 訪 れた 2008 年 8 月 には 約 3 万 人 が 居 住 していた 138

9 1 年 半 の 間 仮 設 住 宅 で 生 活 した 後 住 宅 が 修 繕 再 建 された 清 平 郷 に 戻 っていった 3 天 池 区 ---- 天 池 郷 の 農 民 のためのエリア 武 都 コミュニティが 完 成 してから 天 池 郷 の 村 民 全 員 約 3,000 人 が このコミュニティに 居 住 した 天 池 郷 は 武 都 コミュニティより 11 キロほど 東 北 にある しかし 地 震 により 重 度 な 被 害 を 受 け 全 員 元 の 家 には 住 め なくなった 村 民 全 員 元 の 天 池 郷 には 戻 らず 漢 旺 新 鎮 の 完 成 を 待 って 漢 旺 新 鎮 に 引 っ 越 すことになっている この3 つのエリアでは それぞれ 元 のコミュニティのまとまりを 維 持 する 形 で 被 災 者 を 居 住 させている 被 災 者 は 仮 設 住 宅 という 新 しい 環 境 にはなったものの 周 囲 に 住 んでいた 人 とは 別 れずに 暮 らすことができた 上 記 の 3 エリア 以 外 に 武 都 コミュニティの 周 辺 にあるいくつかの 村 も DPC 漢 旺 オフィスの プロジェクトの 対 象 になった ---- 武 都 コミュニティ 清 平 区 の 南 天 池 区 の 東 にある 武 都 村 14 組 武 都 コミュニティの 西 にある 武 都 村 8 組 と 10 組 武 都 コミュニティの 東 にある 広 霊 村 武 都 コミ ュニティの 北 8 キロにある 群 新 村 ( 図 3 を 参 照 ) とりわけ 武 都 村 14 組 は DPC が 良 好 な 関 係 を 築 くことができた 最 初 のコミュニティであり 初 期 の 緊 急 支 援 から その 後 の 各 プロジェクト においても 武 都 村 14 組 には 手 厚 い 支 援 がなされた (2)DPC 漢 旺 プロジェクトオフィス DPC の 発 足 当 初 DPC は 武 都 コミュニティの 周 辺 にある 武 都 村 14 組 に 活 動 拠 点 を 置 いた 武 都 村 14 組 は 武 都 コミュニティの 東 南 の 隅 にあり 綿 漢 路 より 武 都 コミュニティに 入 るとすぐ 左 側 にある 地 震 では 全 戸 が 居 住 不 可 能 になるほどの 被 害 はなかったため 一 部 の 村 民 はすぐ 近 くの 清 平 区 の 板 房 に 移 住 したが 大 半 の 村 民 は 元 の 家 に 住 み 続 けている したがって 地 震 の 後 も 村 としての 体 裁 はほとんど 変 化 していない a. 4 つの 時 期 震 災 後 現 在 の 武 都 コミュニティの 所 在 地 が 農 業 用 地 であり また 被 災 も 少 なかったため 同 地 域 が 被 災 者 の 仮 設 住 宅 エリアとされた 避 難 者 たちは 仮 設 住 宅 が 完 成 するまで 同 エリアで テント 暮 らしをした DPC のメンバーは テントで 暮 らす 人 々の 中 に 溶 け 込 もうと 同 エリア 入 り 口 のすぐ 近 く 武 都 村 14 組 の 隣 にテントを 建 てて 暮 らし 始 めた それ 以 来 DPC 漢 旺 プロジェクトオフィスは 一 貫 して 武 都 コミュニティの 中 に 設 置 されてい るが オフィスの 移 動 によって 以 下 の 4 期 に 分 けることができる(ただし 本 論 文 執 筆 時 点 ま で) 1 武 都 村 14 組 期 年 6 月 より 同 年 9 月 まで 武 都 村 14 組 の 近 くでテント 生 活 を しながら 活 動 していた その 間 7 月 初 めに 仮 設 住 宅 が 完 成 し 被 災 者 はテントから 板 房 に 移 り 住 んだ ( 写 真 1 参 照 ) 2 漢 旺 第 1 期 年 10 月 より 2009 年 3 月 まで DPC のテントがあった 場 所 が 建 材 市 場 の 候 補 地 になったため 武 都 コミュニティ 中 央 部 の 漢 旺 区 102 棟 2 単 元 にオフィ スを 設 置 した ( 写 真 2 参 照 ) 3 清 平 期 期 年 4 月 から 同 年 12 月 まで 心 空 間 コミュニティ 活 動 センター( 後 述 ) がオープンし オフィスも その 所 在 地 の 清 平 区 21 棟 に 設 置 された ( 写 真 3 参 照 ) 4 漢 旺 第 2 期 年 12 月 より オフィスがあった 清 平 郷 の 村 民 が 全 員 帰 郷 したため 再 び 漢 旺 区 に 戻 った b. 漢 旺 モデル 武 都 村 14 組 期 以 来 DPC は 彼 らが 誇 りを 持 って 漢 旺 モデル と 呼 ぶ 活 動 ビジョンを 基 に 救 援 復 興 活 動 を 展 開 してきた そのモデルは NGO が 被 災 者 コミュニティに 入 り 支 援 活 動 を 139

10 展 開 する 上 で 踏 むべき 5 つのステップを 明 示 している 5 つのステップとは 次 のとおり( 张 伟, 2008) 1 コミュニティに 介 入 する 2 コミュニティと 共 に 生 活 する 3 コミュニティに 溶 け 込 む 4 コミュニティと 共 に 働 く/ 成 長 する 5 コミュニティから 撤 退 する 現 在 DPC は 4コミュニティと 共 に 働 く/ 成 長 する 段 階 にいるというのが DPC の 現 状 認 識 である 以 下 DPC が 漢 旺 モデルをどのように 実 践 してきたのか いわば 漢 旺 モデルの 実 践 例 を 6 点 に 分 けて 記 す( 张 伟, 2008) 1) コミュニティに 溶 け 込 む DPC は まず 村 民 のテントの 設 営 を 手 伝 い 特 に 老 人 や 女 性 などを 優 先 して 援 助 した これに よって 村 民 の 最 初 の 信 頼 を 得 ることができた また 彼 らは 武 都 村 14 組 の 村 民 テントのすぐ 隣 に DPC のテントを 立 て 緊 急 救 援 物 資 を 配 ったり(スタッフが 自 費 で 購 入 した 薬 を 被 災 者 に 渡 し た 例 もある) 生 活 上 の 手 助 けをしたりしながら 村 民 と 一 緒 に 生 活 を 始 めた 日 々の 生 活 に 必 須 の 援 助 を 行 う 以 外 に 毎 日 家 庭 訪 問 を 行 った それは 肩 を 張 らない 気 楽 な 家 庭 訪 問 だった 避 難 者 は ほとんど 農 民 である 農 民 には 農 民 なりのつき 合 い 方 がある DPC のメンバーは ただただ 村 民 と 共 に 働 き 休 憩 時 には 共 にタバコを 吸 ったり 酒 を 飲 んだりしな がら 雑 談 をする こうして 武 都 村 14 組 というコミュニティに 固 有 の 文 化 や 生 活 習 慣 村 民 の 流 儀 を 理 解 することによって 村 民 の 生 活 空 間 に 入 り 込 んだのである その 過 程 で 把 握 した 被 災 者 の 現 状 やニーズは その 後 の 一 連 のプロジェクトにとって 貴 重 な 情 報 となった このように DPC が 被 災 者 コミュニティにうまく 溶 け 込 めた 理 由 の 一 つには DPC のメンバ ー 全 員 が 四 川 省 出 身 で 特 に 武 都 コミュニティに 常 駐 したメンバーは 四 川 省 の 農 村 出 身 者 だっ たことがある コミュニティと 共 に 生 活 するには まずもって 言 葉 と 生 活 スタイルを 共 有 する ことが 基 本 である しかし 広 大 な 中 国 では 省 が 異 なれば 方 言 を 聞 き 取 るのも 容 易 ではない 実 は 筆 者 自 身 今 回 の 現 場 研 究 の 中 で 方 言 には 随 分 苦 労 した 筆 者 は 東 沿 海 の 浙 江 省 出 身 であるが 初 めて 武 都 コミュニティに 滞 在 したときは 標 準 語 を 話 せない 大 部 分 の 村 民 の 話 を 何 とか 理 解 し 標 準 語 しか 話 せない 筆 者 の 気 持 ちを 村 民 に 伝 えるだけで 精 一 杯 だった 加 えて 自 分 の 行 動 が 村 民 の 流 儀 に 合 っているのかどうか 常 に 心 配 でならなかった そのときは 約 3 週 間 の 滞 在 だったが 正 直 に 言 って 村 民 と 親 しい 関 係 をもつにはほど 遠 い 状 態 だった 村 民 と 同 じ 四 川 農 民 出 身 の DPC メンバーが すでにコミュニティの 内 輪 の 人 と 認 められていたのに 対 し て 筆 者 はあくまで ありがたくも 遠 方 から 来 てくれた 心 優 しい 人 の 域 を 出 なかった 筆 者 が まがりなりにも 四 川 の 方 言 と 当 地 の 慣 習 や 文 化 がわかるようになり 村 民 と 親 しい 関 係 をもつこ とができたと 感 じたのは 最 後 の 滞 在 (2009 年 夏 の 3 ヵ 月 の 滞 在 )の 時 だった しかし DPC メンバーが 被 災 者 コミュニティに 溶 け 込 めた 理 由 は 彼 らが 四 川 省 の 農 村 出 身 で あったことだけではない 彼 らが 被 災 者 コミュニティに 溶 け 込 めたのは DPC が 溶 け 込 むこと の 重 要 性 を 認 識 し 意 図 的 に 溶 け 込 もうと 努 力 した 結 果 でもある DPC メンバーの 一 人 張 偉 は 次 のように 述 べている ---- 発 災 当 時 多 数 の NGO や 民 間 ボランティアが 被 災 者 コミュニティ に 駆 けつけ DPC と 大 同 小 異 のプロジェクトを 行 い 出 した しかし 奇 妙 なことに 彼 らはコミ ュニティの 中 ではなく その 近 くの 県 城 か 市 区 に 宿 泊 していた また 毎 日 被 災 者 コミュニテ ィに 足 を 運 ぶわけでもなかった そのようなやり 方 では たとえ 彼 らの 活 動 が 高 く 評 価 されたに しても 本 当 にコミュニティの 内 部 に 入 り 込 むことは 困 難 であり いつまでも 外 部 者 という ラベルを 張 られたままだ ( 张 伟, 2008)それらの NGO とは 対 照 的 に DPC は 2008 年 6 月 よ 140

11 り そして 板 房 ができてからでも 9 月 までの 間 テント 生 活 を 続 け 避 難 者 と 苦 楽 を 共 にした 最 も 苦 しい 時 期 を 被 災 者 と 共 に 過 ごし 深 い 信 頼 関 係 を 築 いたのである 2)コミュニティ 公 共 空 間 の 建 設 DPC は 被 災 者 が 互 いに 交 流 できる 公 共 空 間 を 作 り 震 災 後 の 暗 い 雰 囲 気 を 少 しでも 明 るくし ようと いくつかの 娯 楽 文 化 活 動 を 行 った まず 新 生 映 画 館 を 開 始 した 夜 屋 外 の 空 き 地 に 白 い 幕 を 張 り パソコン プロジェクター スピーカーを 使 って 映 画 の DVD を 上 映 する 露 天 映 画 館 である 粗 末 な 設 備 だが 上 映 するたびに 数 百 人 が 集 まった 2008 年 7 月 には 初 めてコミュニティ 交 歓 パーティーを 開 いた ほとんどのプログラムには 老 人 から 児 童 までの 被 災 者 そしてボランティアも 出 演 した 多 くの 被 災 者 は 気 持 ちが 高 まり 積 極 的 に 稽 古 や パーティーの 準 備 に 参 加 した 本 番 は 木 の 板 で 作 られた 粗 末 なステージで 行 われたが 観 衆 千 人 以 上 を 集 め 大 成 功 だった これは 武 都 コミュニティができて 初 めての 公 衆 娯 楽 の 場 となった この 成 功 に 励 まされ 翌 8 月 に 第 2 回 のパーティーが 開 かれ 前 回 同 様 大 成 功 を 納 めた それ 以 来 DPC は 幾 度 もこのようなパーティーを 開 いた 映 画 館 も 交 歓 パーティ ーも 単 に 被 災 者 に 娯 楽 の 場 を 提 供 しただけではなく コミュニティの 被 災 者 たちが 交 流 する 場 ともなった ( 写 真 4 参 照 ) また DPC は 被 災 者 コミュニティの 児 童 のために 他 の NGO や 民 間 から 図 書 数 千 冊 を 寄 贈 してもらい 2008 年 7 月 テントの 図 書 室 と 児 童 活 動 室 を 開 設 した(その 後 も DPC のオフィ ス 移 転 に 伴 い 場 所 は 変 わったが 図 書 室 は 毎 日 開 かれた) ちょうど 夏 休 みの 期 間 だったので 学 生 ボランティアが 児 童 活 動 室 の 運 営 に 当 たり 子 どもたちと 遊 んだり 勉 強 の 指 導 を 行 った 児 童 たちは 毎 日 の 放 課 後 また 休 日 に 児 童 活 動 室 のテントに 集 まり 一 緒 に 本 を 読 んだり 絵 を 描 いたり 宿 題 をしたりした こうして 子 供 たちにも 一 緒 に 勉 強 したり 遊 んだりする 場 が 提 供 された 児 童 活 動 室 は 児 童 を 預 かることによって 生 活 再 建 に 忙 しい 家 族 の 負 担 を 軽 減 した また 子 供 たちを 震 災 後 の 混 乱 状 態 から 正 常 な 生 活 環 境 に 復 帰 させ 子 どもたちが 自 信 を 取 り 戻 すこと にも 役 だった 次 のような 実 例 もあった ---- 地 震 のショックで 笑 顔 を 忘 れ 心 を 閉 ざしてしまっ た 子 どもがいたが その 子 を 児 童 活 動 室 に 誘 って 絵 を 描 かせると 初 めは 暗 い 色 と 内 容 の 絵 ばか りを 描 いていたが 毎 日 ボランティアや 他 の 子 どもと 一 緒 に 遊 んでいるうちに 少 しずつ 色 も 内 容 も そして この 子 ども 自 身 も 明 るくなってきた 心 理 カウンセリングを 受 けなくとも 集 団 活 動 を 通 じて 子 どもの 傷 ついた 心 が 癒 されたのだ 3) 被 災 者 ボランティア コミュニティの 力 は コミュニティにある ---- 被 災 者 コミュニティを 団 結 させ コミュニ ティの 資 源 と 力 を 引 き 出 すために DPC は 被 災 者 ボランティア サービスチーム を 組 織 し た 児 童 活 動 室 の 設 営 新 生 映 画 館 の 設 営 交 歓 パーティーの 舞 台 設 営 コミュニティに 設 置 さ れた 臨 時 トイレの 建 設 などの 仕 事 は その 被 災 者 ボランティア チームに 委 ねられた 被 災 者 ボ ランティアらは みな 熱 意 を 持 って 労 働 に 参 加 した 被 災 者 ボランティアたちは DPC が 委 ねた 仕 事 のみならず 自 ら 積 極 的 に DPC の 活 動 に 協 力 した 当 初 は 給 料 がもらえるわけでもない のに なぜ 盛 り 上 がっているのか と 嘲 笑 する 村 民 もいたが 他 の 被 災 者 に 叱 責 され そのよう な 村 民 もいつしか 被 災 者 ボランティアに 加 わるようになった ( 写 真 5 参 照 ) 大 人 だけではなく 子 どもたちも 無 視 できない 力 を 発 揮 した DPC のメンバーとボランティア のほとんどは 20 歳 代 ないし 10 歳 代 の 若 者 であったため 子 どもたちはすぐに 彼 らになついて きた また 家 族 の 大 人 が 被 災 者 ボランティア チームの 活 動 に 参 加 しているのを 見 て 自 分 もその 中 に 入 りたいと 言 い 出 す 子 どもも 出 てきた そこで 新 生 児 童 団 ボランティア サービ スチームが 設 立 された そのチームには 図 書 室 の 書 籍 の 整 理 新 生 映 画 館 の 掃 除 や 整 理 整 頓 141

12 新 参 ボランティアに 対 するコミュニティの 案 内 などが 委 ねられた 仕 事 に 忙 しい DPC メンバーの ために 毎 日 ご 飯 を 作 ったり 日 常 生 活 の 手 伝 いをする 子 どももいた 被 災 者 ボランティアの 出 現 は コミュニティの 人 々の 助 け 合 いと 協 力 を 大 きく 促 進 した また それまでは 専 ら 助 けられるだけの 受 動 的 存 在 であった 被 災 者 の 中 に 能 動 的 な 公 民 意 識 を 育 んだ しかも 子 どもによる 新 生 児 童 団 の 活 動 は 公 民 意 識 を 子 どもたちが 学 ぶ 教 育 の 場 ともな った 能 動 的 な 公 民 意 識 に 基 づいた 助 け 合 いと 協 力 は 被 災 者 コミュニティの 文 化 を 復 興 するこ とであり それは DPC が 最 も 重 要 と 考 えたことであった 4) 政 府 との 良 好 な 関 係 中 国 では 政 府 の 力 は 強 大 である 今 回 の 地 震 で 政 府 が 行 った 一 連 の 救 援 活 動 からも 明 らかな ように 中 国 社 会 で 最 も 大 量 の 物 的 資 源 と 人 的 資 源 を 最 も 迅 速 かつ 確 実 に 動 員 できるのは 政 府 である このような 強 力 で 管 理 型 の 政 府 の 下 で NGO が 活 動 するには NGO 側 が 政 府 の 動 きを 十 分 理 解 して 活 動 しなければならない 張 国 遠 を 含 め 前 身 の PEVA を 創 始 した 者 の 多 くは 政 府 部 門 に 勤 めた 経 験 があったため 現 在 の DPC も 政 府 の 内 情 に 通 じていた 政 府 が 民 間 ではとても 太 刀 打 ちできない 強 大 な 権 力 を 持 っ ていること したがって 政 府 の 方 針 や 政 府 が NGO に 求 めていることを 踏 まえた 上 で 活 動 し なければならないことを よく 理 解 していた さらに 言 えば 大 きな 方 向 性 を 定 めるのは 政 府 の 役 割 であり 政 府 では 手 の 届 かない 細 部 を 補 完 するのが 自 らの 役 割 であることを DPC は 十 分 認 識 していた このような 認 識 に 立 って DPC は 毎 月 政 府 に 活 動 報 告 を 提 出 すると 同 時 に 政 府 から 政 策 や 方 針 を 聞 くことを 慣 例 にしてきた このような 政 府 に 対 する 姿 勢 によって 政 府 か らの 信 頼 を 得 ることもできた 政 府 の 信 頼 と 支 持 は PEVA 時 代 にさかのぼる PEVA のオフィスの 設 備 は すべて 政 府 が 提 供 してくれたものであった DPC が 成 立 してからも 漢 旺 の 被 災 者 コミュニティと 密 接 な 関 係 を 築 き さまざまなプロジェクト( 後 述 )を 成 功 裏 に 遂 行 したことで 政 府 の 信 頼 は 一 層 深 まり 以 前 にも 増 して 支 持 をしてくれるようになった たとえば 地 震 の 数 ヶ 月 後 綿 竹 市 副 市 長 ( 張 濤 )がわざわざ DPC 漢 旺 オフィスを 視 察 に 訪 れ DPC の 活 動 を 高 く 評 価 し 今 後 も 綿 竹 に 漢 旺 に 残 って 活 動 を 継 続 してほしいと 希 望 を 表 明 した また 武 都 鎮 政 府 は 漢 旺 オフィスが 成 立 されたとき DPC の 事 務 用 地 として 1,000 平 方 メートルの 土 地 使 用 権 を 許 可 してくれた DPC がテントから 板 房 に 移 動 するときも 心 空 間 コミュニティ 活 動 センター( 後 述 )を 建 設 するとき も 政 府 は 板 房 使 用 権 を 特 別 に 許 可 した ここまで 政 府 との 良 好 な 関 係 を 維 持 しているのは 中 国 の NGO では 極 めて 珍 しいことである しかし 政 府 との 良 好 な 関 係 を 維 持 する 一 方 DPC は 決 して 政 府 の 操 り 人 形 にはならないと いう 原 則 も 堅 持 している NGO は 政 府 からは 独 立 の 立 場 で 自 らの 政 治 理 念 を 貫 徹 する 組 織 であ るべきだという 信 念 を DPC はもっている とくに 被 災 地 の 救 援 復 興 過 程 では DPC と 政 府 が 対 等 なパートナーとして 協 力 し 合 い 政 府 の 機 能 を 補 完 していくことを 目 指 している その ためにこそ 政 府 の 信 頼 と 支 持 を 得 ることが 重 要 と 見 なされている 5) 他 の 組 織 や 団 体 との 連 携 DPC だけの 力 では 限 界 がある DPC は 他 の NGO の 力 をもコミュニティに 導 入 して より 専 門 的 なサービスをより 多 く 提 供 できるよう 他 の NGO のプラットフォームの 機 能 を 果 たすこ とを 目 指 してきた たとえば 前 述 した 新 生 映 画 館 は 自 然 の 友 という NGO との 共 同 プ ロジェクトだった 交 歓 パーティーの 開 催 は 香 港 の NGO 土 房 子 を 初 めとする NGO の 協 力 で 実 施 された 14 子 どものための 図 書 室 には 千 秋 助 読 などの 組 織 から 図 書 文 房 具 玩 14 土 房 子 (Yellow House)は 中 国 の 貧 困 山 地 の 児 童 を 救 援 対 象 とする 慈 善 的 性 質 を 持 つボランティ 142

13 具 を 寄 贈 してもらった 15 心 空 間 コミュニティ 活 動 センター( 後 述 )を 拠 点 に 行 ってきた 1 年 間 のプロジェクトは Give2Asia という 財 団 の 資 金 援 助 により 実 施 された 16 心 空 間 コミュニテ ィ 活 動 センターが 完 成 してからは ほとんど 毎 月 のように 他 の NGO や 個 人 がボランティア 活 動 のため あるいは 見 学 に 訪 れた そのような 来 訪 者 に 対 して DPC は 常 に できる 限 りの 物 的 人 的 協 力 を 惜 しまなかった 6) 被 災 者 の 生 計 を 立 てる 発 災 直 後 の 緊 急 救 援 が 一 段 落 すると 被 災 者 の 中 長 期 的 な 問 題 すなわち 住 宅 と 生 計 が 主 要 なテーマになった 住 宅 は 基 本 的 に 政 府 の 政 策 に 頼 ることになったが いかに 生 計 を 立 てて いくかという 経 済 的 問 題 は 被 災 者 にとっての 急 務 として 残 された それに 対 して DPC は 2008 年 11 月 より 一 連 の 生 計 プロジェクト 計 画 を 立 て 実 施 し 始 めた これについては 事 項 で 紹 介 す る c. DPC 漢 旺 オフィスが 行 った 3 つの 大 規 模 プロジェクト 地 震 から 数 ヵ 月 の 間 DPC は 被 災 者 コミュニティの 状 況 と 被 災 者 の 生 活 を 十 分 把 握 した 上 で 主 として 被 災 者 の 生 計 問 題 を 解 決 するためのプロジェクトを 構 想 した 具 体 的 には 生 計 問 題 の 解 決 を 直 接 支 援 するプロジェクトと コミュニティの 文 化 を 復 興 する 文 化 復 興 プロジェクトを 構 想 した その 構 想 は 被 災 者 へのインタビュー 調 査 を 通 じて 3 つの 大 規 模 プロジェクト 計 画 へと 練 り 上 げられた 2008 年 10 月 DPC は 漢 旺 区 の 板 房 に 引 越 し 11 月 からは 中 長 期 的 なプ ロジェクトに 着 手 した 2009 年 4 月 清 平 区 に 心 空 間 コミュニティ 活 動 センター ( 後 述 )を 建 設 してからは 個 々のプロジェクトに 拍 車 がかかった 2009 年 DPC は Give2Asia と 契 約 を 交 わした その 契 約 によって Give2Asia が 100 万 元 ( 約 1,400 万 円 )の 資 金 を 投 入 DPC が 心 空 間 コミュニティに 活 動 センター を 建 設 それを 拠 点 に 2009 年 度 1 年 間 を 通 じてプロジェクトを 行 うことになった 1) 心 空 間 コミュニティ 活 動 センター( 文 化 復 興 プロジェクト) 2008 年 10 月 から 2009 年 3 月 までの 漢 旺 第 1 期 の 時 期 DPC は わずか 5 部 屋 分 の 板 房 を 配 分 されたのみであった 事 務 室 倉 庫 男 女 別 の 寝 室 を 除 けば あとは 一 室 のみだったが その 部 屋 を 児 童 図 書 室 ( 兼 活 動 室 会 議 室 )として 使 用 していた DPC は 拠 点 を 移 動 しても テン トや 板 房 を 使 って 毎 日 図 書 室 を 開 いた 武 都 村 14 組 のテントから 漢 旺 区 に 移 動 してきてから は 近 くに 学 校 があったため 図 書 室 の 人 気 が 上 がり 毎 日 子 どもだけではなく 多 くの 大 人 も 利 用 するようになった DPC は 図 書 室 以 外 にも 子 ども 向 けの 活 動 を 行 い 被 災 者 に 喜 ばれ た しかし 如 何 せん スペースの 狭 さが 活 動 の 大 きな 障 害 となった そこで 張 国 遠 は 広 くて 多 機 能 型 の 活 動 センターを 建 てることはできないものかと 考 えた 武 都 コミュニティの 被 災 者 の 出 身 地 である 漢 旺 鎮 清 平 郷 天 池 郷 の 政 府 と 交 渉 したところ いずれの 政 府 からも 支 持 を 得 た 結 果 的 に 漢 旺 区 と 天 池 区 での 活 動 センター 建 設 は 困 難 だったので 清 平 区 の 21 棟 に 活 動 センタ ーを 建 設 した ア 組 織 15 被 災 地 や 農 村 学 校 における 図 書 館 建 設 を 目 的 とする 公 益 組 織 千 秋 助 読 とは 四 川 大 地 震 で 自 分 の 命 を 犠 牲 にして 学 生 を 庇 った 教 師 譚 千 秋 の 名 前 に 因 んで 命 名 された 16 Give2Asia は アメリカの 財 団 その 70~80%のプロジェクトは 寄 付 者 の 意 向 に 沿 って 地 方 の NGO あるいは 他 の 組 織 によって 執 行 されている 四 川 大 地 震 では 1,200 万 ドルを 寄 付 し そのほとん どはプロジェクト 資 金 として 使 用 された 143

14 2009 年 4 月 心 空 間 コミュニティ 活 動 センター ( 以 下 活 動 センター)がオープンした コ ミュニティ および その 周 辺 で 生 活 している 被 災 者 は 誰 でも 無 料 で 活 動 センターを 利 用 でき ることにした 活 動 センターの 構 造 は 図 4 に 示 すとおり 板 房 一 列 と 小 広 場 からなっている 板 房 は 12 室 あり 西 から 順 に 事 務 室 会 議 室 兼 トレーニング 室 ( 板 房 2 室 分 ) 倉 庫 児 童 活 動 室 兼 図 書 室 ( 板 房 3 室 分 ) 老 人 活 動 室 ( 板 房 2 室 分 )が 並 び その 東 には DPC スタッフの 生 活 スペースとして 板 房 3 室 ( 女 性 寝 室 男 性 寝 室 厨 房 )が 置 かれた 板 房 の 前 に 3 メートルほど の 廊 下 があり その 手 前 には 約 300 平 方 メートルの 小 広 場 がある その 小 広 場 は 映 画 の 上 映 日 常 の 娯 楽 活 動 交 歓 パーティーなどに 使 用 されている 広 場 内 には 卓 球 台 2 台 が 置 いてあり 子 どもから 老 人 まで 多 くの 被 災 者 がピンポンを 楽 しんでいる 活 動 センターで 行 われている 2 つの 代 表 的 な 活 動 すなわち 文 化 娯 楽 活 動 と 起 業 支 援 活 動 に ついて 以 下 に 述 べておこう 1 文 化 娯 楽 活 動 老 人 活 動 室 では 中 国 将 棋 麻 雀 囲 碁 ポーカーが 楽 しめる お 茶 も 用 意 してある 平 日 の 昼 間 留 守 番 をしている 老 人 たちには 格 好 の 憩 いの 場 となっている もちろん 老 人 でなくても 自 由 に 老 人 活 動 室 を 利 用 することができる 児 童 活 動 室 兼 図 書 室 には 寄 贈 された 図 書 数 千 冊 のほか 同 じく 寄 贈 された 多 数 の 玩 具 とゲー ム 遊 具 が 置 かれている 部 屋 の 隅 にはテレビが 置 いてあり 子 どもが 自 由 にテレビを 見 ることも できる ディスク 再 生 機 能 付 きのテレビなので 勉 強 や DVD 観 賞 にも 使 用 されている DPC は この 児 童 活 動 室 あるいは 外 の 小 広 場 を 使 って ミニ 運 動 会 手 仕 事 コンテスト お 話 コンテ ストなどの 催 しを 開 催 した ( 写 真 6 参 照 ) 毎 晩 夜 8 時 から 10 時 までは 夜 間 娯 楽 活 動 の 時 間 とされ 被 災 者 たちは 小 広 場 に 集 まり 映 画 やダンスを 楽 しんだ 映 画 の 上 映 は 週 2 回 ダンスパーティーは 週 5 回 行 われていたが 2009 年 8 月 以 降 ダンスに 来 る 人 が 減 ったため ダンスパーティーの 回 数 を 減 らし 週 2 回 のカラオケ を 加 えた 当 初 の 新 生 映 画 館 を 引 き 継 いで 行 われている 週 2 回 の 映 画 上 映 は 資 金 提 供 財 団 の 名 を 冠 して Give2Asia コミュニティ 映 画 館 と 呼 ばれている 被 災 者 の 中 には 夜 の 小 広 場 に 集 まる 多 くの 人 々に 目 をつけ DPC の 起 業 プロジェクトに 参 加 し 資 金 も 借 りて バーベキューの 屋 台 を 経 営 する 人 も 登 場 した ( 写 真 7 8 参 照 ) 活 動 センターができたおかげで 武 都 村 14 組 期 に 比 べると コミュニティ 交 歓 活 動 も 格 段 にや りやすくなった DPC は 他 の NGO コミュニティ 在 住 の 被 災 者 コミュニティ 周 辺 の 村 民 が 参 加 する 交 歓 パーティーを 数 回 行 った ( 写 真 9 参 照 ) 活 動 センターは 開 設 以 来 多 くの 被 災 者 に 利 用 されている とくに 映 画 上 映 交 歓 パーテ ィーには 数 百 から 千 人 の 人 々が 集 まる 2009 年 9 月 に 学 校 が 始 まるまで 活 動 センターを 利 用 した 延 べ 人 数 は 毎 月 1 万 人 以 上 と 見 られている 2 起 業 支 援 DPC は 被 災 者 コミュニティの 中 に ビジネス 感 覚 を 持 つ 人 もいることに 気 づいた そのよう な 人 は 被 災 地 が 復 興 する 過 程 には 多 くのビジネスチャンスがあることを 見 抜 いていたが 地 震 で 自 らの 財 産 をなくした 状 況 では 資 金 のあてなどなかった また 起 業 に 必 要 な 知 識 が 不 足 して いる 人 過 去 の 商 売 経 験 にとらわれ うまく 起 業 できない 人 もいた そんな 人 たちのために DPC は 起 業 教 育 講 座 と 起 業 資 金 支 援 のプロジェクトを 開 始 した 起 業 教 育 講 座 は 完 全 に 無 料 申 し 込 み 自 由 で 毎 回 先 着 20 人 程 度 まで 受 け 入 れた DPC の 古 な じみの 実 業 家 で アメリカ NFTE 起 業 トレーニング 資 格 認 証 を 持 っている 曾 奕 中 に 講 座 を 担 当 し てもらった 17 起 業 に 必 要 な 知 識 やスキルの 教 育 が 主 な 内 容 だった 現 在 まで 2009 年 9 月 17 NFTE(National Foundation for Teaching Entrepreneurship: 全 米 起 業 教 育 財 団 )は 若 者 の 生 産 スキル 習 得 を 支 援 する 米 国 の NPO 144

15 10 月 11 月 に 計 3 回 を 開 催 され 好 評 を 博 している ( 写 真 10 参 照 ) 起 業 教 育 講 座 が 目 指 しているのは 単 に 起 業 させることだけではない 起 業 教 育 講 座 では 企 業 経 営 の 幅 広 い 知 識 とスキルを 教 えることを 通 じて 企 業 の 発 展 社 会 の 発 展 とはどういうこと かを 教 え 震 災 の 苦 境 を 乗 り 越 え 将 来 ビジョンに 向 かって 歩 み 出 す 決 意 を 促 そうとした 起 業 教 育 に 続 いて 実 際 に 起 業 しようとする 人 には 起 業 資 金 の 支 援 も 行 われた 起 業 教 育 講 座 の 後 参 加 者 の 中 で 起 業 の 意 思 のある 人 には 起 業 計 画 書 を 提 出 してもらい DPC が 計 画 の 可 能 性 と 将 来 性 を 検 討 し 計 画 の 妥 当 性 を 確 認 した 場 合 には 起 業 資 金 を 無 利 子 で 融 資 した 融 資 額 は 通 常 5,000 元 ( 約 7 万 円 )だったが 特 に 必 要 な 場 合 には 1 万 元 ( 約 14 万 円 )まで 融 資 した 返 済 期 間 は 半 年 から 1 年 だった 返 済 金 は また 新 たな 人 の 起 業 のために 融 資 された 今 まで のところ 10 人 の 計 画 が 融 資 対 象 とされ 合 計 5 万 元 (70 万 円 )が 融 資 されている それによ って 四 川 バーベキュー 八 百 屋 刈 取 機 賃 貸 業 などの 起 業 が 行 われた 以 上 活 動 センターで 行 われた 活 動 として 文 化 娯 楽 活 動 と 起 業 教 育 講 座 について 紹 介 したが 活 動 センターは それ 以 外 のさまざまな 活 動 にも 利 用 されている たとえば 刺 繍 左 官 料 理 などのトレーニングも 行 われている また 他 の 組 織 やボランティアが 訪 問 した 際 には 活 動 セ ンターが 交 流 の 場 共 同 作 業 の 場 になっている ( 写 真 11 参 照 ) 2) クロスステッチ プロジェクト DPC が 行 った 3 つの 大 規 模 プロジェクトの 第 2 は 被 災 者 コミュニティの 女 性 たちを 対 象 にし たクロスステッチ プロジェクトだった クロスステッチとは 専 用 の 糸 を 使 って 十 字 縞 の 布 に 十 字 交 差 の 縫 い 取 りを 並 べて 図 柄 をつくる 刺 繍 の 一 種 である 針 を 刺 すスポットや 糸 の 色 を 英 数 字 で 示 すデザイン 図 を 見 ながら 作 業 をすれば 子 どもや 初 心 者 でも すぐに 作 れる また 多 様 できれいな 図 柄 は 装 飾 絵 抱 き 枕 クッション マスコット カード 入 れなど さまざまもの に 使 用 できる クロスステッチ プロジェクトは 女 性 のために 行 われた 活 動 である 板 房 に 移 り 生 活 が 一 段 落 するや 否 や 被 災 者 たちは 次 なる 課 題 すなわち 生 計 を 立 てることに 取 り 組 まねばなら なかった 青 年 や 壮 年 の 男 性 は 仕 事 探 しに 懸 命 となった 男 性 には 綿 竹 市 区 や 近 くの 町 で 日 雇 いのアルバイトをする 人 が 多 かったが 女 性 が 仕 事 を 見 つけるのは 男 性 ほど 容 易 ではなかった そのため 女 性 の 中 には 仕 事 もなく 昼 間 もコミュニティで 無 為 に 時 間 を 送 っていた 人 が 多 か った 綿 竹 には 昔 から 刺 繍 の 伝 統 があり ほとんどの 女 性 は 靴 の 中 敷 などに 模 様 を 刺 繍 できる ---- DPC のメンバーの 一 人 王 烯 がそれに 気 がついた また 彼 女 自 身 かつてクロスステッチ 店 を 経 営 した 経 験 があったため この 伝 統 を 活 かして 被 災 者 の 生 計 問 題 を 解 決 しようと 思 い 立 ち ク ロスステッチ トレーニングのプロジェクトを 発 案 したのだった クロスステッチ プロジェクトでは 申 込 みさえすれば だれでもクロスステッチのトレーニ ングを 受 けることができた トレーニング 修 了 者 の 中 から 一 定 の 基 準 に 基 づき 優 秀 繍 員 が 選 択 された 優 秀 繍 員 には 原 材 料 が 支 給 され 期 限 を 設 けることなく 暇 な 時 間 を 利 用 してクロス ステッチを 作 成 してもらう DPC は 作 成 されたクロスステッチを 検 査 し 検 査 に 合 格 した 作 品 を 引 き 取 る その 作 品 は DPC が 事 前 交 渉 で 合 意 を 取 りつけてある 都 市 の 店 舗 に 送 られ 販 売 さ れる 売 れた 作 品 については 販 売 価 格 から 原 材 料 コストを 差 し 引 いて 作 成 者 に 報 酬 が 支 払 わ れる DPC は 手 数 料 などを 一 切 とらない 現 在 までにトレーニングを 受 けた 約 100 人 ( 全 員 女 性 )のうち 60 人 以 上 が 合 格 約 20 人 が 優 秀 繍 員 と 認 められ クロスステッチ 作 成 を 続 けてい る 販 売 される 作 品 の 一 つ 一 つには 作 成 者 のサインが 入 った 特 製 カードが 付 いている そのカー ドには 普 通 の 商 品 ではなく 四 川 地 震 の 被 災 者 が 自 力 の 生 産 労 働 で 自 らを 苦 境 から 救 い 出 す という 意 味 が 込 められている DPC は これを ストーリー 有 の 商 品 (ストーリー 性 をもった 145

16 商 品 という 意 味 )と 呼 ぶ 王 烯 は このプロジェクトに 火 鳳 凰 という 名 前 を 付 け このプロ ジェクトによるクロスステッチ 商 品 のブランドとした 地 震 にあってもなお 力 強 く 生 きて 行 く 被 災 者 の 女 性 を 炎 を 浴 びて 涅 槃 する 鳳 凰 に 喩 えたのだ 3) 家 畜 飼 育 プロジェクト DPC による 3 つの 大 規 模 プロジェクトの 第 3 は 家 畜 飼 育 プロジェクトであった それは DPC が 行 った 一 連 のプロジェクトの 中 でも 最 も 多 額 の 経 費 を 要 したプロジェクトであり 彼 ら が 最 大 の 努 力 を 傾 注 したプロジェクトでもあった 四 川 省 は 中 国 の 豚 肉 の 3 分 の 1 を 生 産 する 飼 育 大 省 である しかし 地 震 で 綿 竹 の 農 村 は 豚 28 万 匹 を 失 った 武 都 コミュニティとその 付 近 に 住 む 多 数 の 農 民 も 地 震 の 前 までは 豚 や 牛 などの 家 畜 を 飼 っていたが 地 震 で 自 宅 のみならず 家 畜 小 屋 も 倒 壊 してしまった 財 産 を 失 った 被 災 者 は 改 めて 家 畜 を 飼 おうにも 資 金 がなく 困 り 果 てていた そのような 飼 育 再 開 の 意 思 をもつ 被 災 者 に 家 畜 を 買 うための 資 金 を 融 資 することが 家 畜 飼 育 プロジェクトの 目 的 だっ た このプロジェクトで DPC は まず 家 畜 飼 育 プロジェクトに 参 加 する 意 思 をもつ 村 民 に 対 して 調 査 を 実 施 し 村 民 が 住 む 村 あるいは 組 を 支 援 対 象 にすべきか 否 かを 判 断 した 判 断 の 基 準 は 次 の 3 つであった;1 申 請 者 が 使 用 可 能 な 家 畜 小 屋 を 持 っていること ないしは 家 畜 小 屋 をすぐ に 修 理 建 築 できること(したがって 地 震 後 に 武 都 コミュニティに 避 難 してきた 被 災 者 ではな く 元 からの 武 都 在 住 の 被 災 者 が 支 援 対 象 になる) 2 申 請 者 が 飼 育 に 必 要 な 技 術 を 持 っているこ と 3 申 請 者 の 人 柄 から 見 て 資 金 返 済 を 信 用 できること DPC の 支 援 対 象 になった 申 請 者 は DPC と 契 約 を 結 び 家 畜 市 場 の 商 人 か 家 畜 を 売 りたい 個 人 と 交 渉 して 買 いたい 家 畜 (ただし 子 の 家 畜 のみ)を 決 める 次 に DPC のスタッフを 取 引 現 場 まで 呼 び 出 し DPC が 商 品 代 金 を 支 払 う 子 の 家 畜 に 限 定 しているのは 成 年 に 達 した 家 畜 だと わずか 1 ヶ 月 程 度 で 売 りに 出 すことができるため 飼 育 ではなく 転 売 になってしまう からである また 必 要 性 のある 申 請 者 には DPC は 無 料 で 家 畜 小 屋 の 修 繕 建 築 のための 資 材 ( 板 セメントなど)の 一 部 を 提 供 した 提 供 する 資 材 の 量 は 申 請 者 が 申 請 した 家 畜 の 量 に 応 じて 決 められた 購 入 後 豚 ならば 3 ヵ 月 以 内 牛 ならば 1 年 以 内 に 申 請 者 は 無 利 子 で 資 金 を 返 済 することになっていた ただし 病 気 など 非 人 為 的 な 原 因 で 家 畜 が 死 亡 した 場 合 には 申 請 者 はすぐに DPC に 連 絡 し 獣 医 に 家 畜 の 死 亡 原 因 を 証 明 してもらうことによって 資 金 返 済 は 免 除 された 購 入 した 家 畜 を いつ 販 売 するかは 申 請 者 次 第 である 返 済 された 資 金 は また 次 の 申 請 者 の 家 畜 購 入 に 当 てられた ( 写 真 12 参 照 ) 最 初 に 家 畜 飼 育 プロジェクトの 試 行 地 域 に 選 定 されたのは 武 都 村 14 組 だった 武 都 村 14 組 の 村 民 は 上 記 3 つの 判 断 基 準 を 満 たしていた ---- 武 都 村 14 組 の 村 民 は 地 震 の 前 から 武 都 に 居 住 し 長 らく 牛 や 豚 の 飼 育 を 行 っていたため 飼 育 の 知 識 や 技 術 を 十 分 もっていた;また 地 震 でも 一 部 の 小 屋 は 全 壊 を 免 れたため 修 繕 をすればなんとか 使 用 可 能 であったし 全 壊 の 場 合 も 新 たに 小 屋 を 建 築 する 土 地 が 存 在 していた 加 えて 前 述 のように DPC は 武 都 コミュニ ティに 来 た 当 初 武 都 村 14 組 と 信 頼 関 係 を 築 いていた DPC が 武 都 村 14 組 で 家 畜 飼 育 プロジェ クトを 始 めると 村 民 たちは 先 を 争 って 申 し 込 んできた その 中 から DPC は 18 世 帯 を 採 択 し 家 畜 小 屋 を 修 繕 建 築 し 豚 と 牛 を 購 入 した 武 都 村 14 組 での 試 行 がうまくいったため DPC は 支 援 地 域 と 飼 育 動 物 の 種 類 を 徐 々に 広 げ ていった 武 都 村 コミュニティにある 武 都 村 14 組 だけでなく 同 コミュニティ 周 辺 の 8 組 10 組 さらに 広 霊 村 群 新 村 なども 支 援 地 域 に 加 えた 飼 育 動 物 も 豚 と 牛 以 外 に 鶏 家 鴨 鵞 鳥 を 加 えた 2009 年 12 月 末 までに 100 世 帯 を 超 える 農 家 が 支 援 を 受 けている 合 計 牛 130 頭 以 上 豚 350 匹 以 上 鶏 家 鴨 鵞 鳥 は 計 1000 羽 以 上 金 額 にして 40 数 万 元 ( 約 600 万 円 ) 相 当 の 家 畜 が 提 供 された 将 来 的 には 村 民 が 提 案 する 新 しい 家 畜 ( 例 えば レッキス 兎 )も 審 146

17 査 の 上 事 業 の 対 象 家 畜 に 加 える 予 定 である DPC は 家 畜 飼 育 プロジェクトを 実 施 するに 際 して 技 術 面 の 指 導 を 怠 らなかった プロジェ クトに 参 加 する 村 民 は 飼 育 の 経 験 はもっていたが 地 震 によって 物 理 的 環 境 は 大 きく 変 化 して いた また そもそも 豚 牛 の 飼 育 には 家 畜 の 病 気 死 亡 盗 難 などの 危 険 性 がつきものであ る 実 際 第 1 回 目 に 購 入 した 豚 の 中 には わずか 数 日 で 死 亡 した 豚 もいた 群 新 村 が 初 めて 鶏 を 購 入 した 時 も 数 十 羽 が 死 亡 した DPC は これらの 危 険 性 を 予 期 し 綿 竹 市 畜 産 局 の 優 秀 な 高 級 牧 畜 師 である 魏 剛 和 ( 牛 飼 育 専 門 )と 李 天 培 ( 豚 飼 育 専 門 )をプロジェクトに 参 加 してもら った まずは 飼 育 を 開 始 する 前 に 2 人 の 専 門 家 による 講 座 を 開 き 村 民 に 牛 豚 の 飼 育 技 術 を 指 導 してもらった 講 座 には プロジェクトの 参 加 村 民 のみならず 家 畜 の 飼 育 に 興 味 がある だけの 人 も 含 めて だれでも 自 由 に 参 加 できることとした まや 飼 育 が 始 まった 後 も 2 人 の 専 門 家 は 定 期 的 に 村 民 の 家 を 訪 問 し 家 畜 の 健 康 状 況 を 確 認 し 飼 育 者 に 指 導 を 行 った さら に DPC は 漢 旺 鎮 政 府 の 支 援 を 受 け 2 人 の 専 門 家 に 牛 と 豚 の 飼 育 技 術 パンフレット を 執 筆 してもらい 村 民 に 無 料 配 布 した ( 写 真 13 参 照 ) d. DPC が 直 面 した 問 題 ここまで 述 べたように DPC の 活 動 は 全 体 的 には 順 調 に 推 移 してきた しかし それは 必 ずしも DPC の 活 動 が 順 風 満 帆 だったということではなく DPC が 遭 遇 する 問 題 にうまく 対 処 してきた 結 果 であった では DPC が 遭 遇 し 対 処 を 迫 られた 問 題 には どのようなものがあっ たのだろうか 1) 物 品 管 理 前 述 のとおり DPC が 建 設 した 活 動 センターは 武 都 コミュニティ 唯 一 の 大 型 公 共 空 間 として 多 くの 被 災 者 に 利 用 されるようになった 武 都 一 帯 においては 活 動 センターを 知 らない 人 はいな いと 言 ってもよいくらいで 武 都 コミュニティを 走 るバス 路 線 には 活 動 センター というバス 停 も 設 置 された 娯 楽 好 きで 有 名 な 綿 竹 人 の 被 災 者 たちは 活 動 センターで 交 歓 パーティが 始 ま ると 積 極 的 に 参 加 し ほとんどのプログラムの 準 備 も 引 き 受 けた 前 回 は 見 ていただけの 観 衆 の 中 から 次 回 の 出 演 者 が 登 場 するといった 具 合 だった しかし 活 動 センターの 盛 況 と 同 時 に 参 加 者 の 中 には 活 動 センターの 物 品 を 勝 手 に 持 ち 帰 る 人 が 出 てきた たとえば 映 画 が 終 わると こっそり 腰 掛 けを 自 宅 に 運 ぶ 人 や 活 動 室 で 使 った 物 品 をそのまま 持 ち 帰 る 人 が 出 てきたのだ このような 物 品 の 持 ち 帰 りは 子 どもたちにも 見 ら れたが 約 7 割 は 大 人 であった 物 品 管 理 が DPC の 頭 痛 の 種 になった ところが 同 じく 参 加 者 の 中 から このような 物 品 の 持 ち 帰 りを 止 める 人 たちも 現 れた DPC の 悩 みを 共 有 して 物 品 の 持 ち 帰 りを 通 報 してくれる 人 も 少 なくなかった このような 人 たちの 登 場 は 被 災 者 コミュニティの 人 々が DPC を 内 輪 の 人 間 と 思 い 活 動 センターや 物 品 を 私 たちみんなのもの と 思 っていることを 示 している 2) 変 化 する 被 災 者 のニーズ 被 災 者 のニーズは 変 化 する 活 動 センターがオープンして 夜 間 娯 楽 活 動 が 始 まると すぐに 大 人 気 になった 当 時 の 退 屈 な 生 活 を 紛 らわすには 映 画 音 楽 ダンスはもってこいだった し かし 被 災 者 のニーズは 変 化 した 数 ヶ 月 経 つと 明 日 仕 事 があるから 子 どもやお 年 寄 りが 寝 る 時 間 だから と 活 動 センターから 聞 こえてくる 大 きい 音 に 苦 情 を 呈 する 人 も 出 てきた そ れに 対 応 すべく DPC は 夜 間 娯 楽 活 動 の 時 間 帯 を 早 め 音 量 も 低 くした また ダンスパーテ ィーも 徐 々に 人 気 がなくなってきたので 2009 年 8 月 以 降 ダンスパーティーを 週 2 晩 さらに は 週 1 晩 に 減 らし 代 わりにカラオケを 加 えた すぐにカラオケは 人 気 を 博 し 毎 回 超 満 員 にな ったため DPC のスタッフは 一 人 につき 2 曲 までに 限 定 した 147

18 被 災 者 のニーズの 変 化 は 資 金 提 供 者 との 契 約 を 履 行 することに 無 理 を 生 じさせることもあっ た たとえば 2009 年 9 月 学 校 の 新 学 期 が 始 まると 活 動 センターがある 清 平 区 の 小 中 学 生 の ほとんどは 清 平 郷 の 学 校 に 戻 り その 上 清 平 郷 政 府 も 清 平 郷 の 被 災 者 に 回 遷 の 指 示 を 下 し たため 清 平 区 の 板 房 は 日 ごとに 居 住 者 が 減 り 10 月 末 になると 清 平 区 はほぼ 空 になってしま った 活 動 センターの 利 用 率 も 激 減 した そのために 資 金 提 供 者 である Give2Asia との 契 約 を 完 全 に 履 行 することが 困 難 になった そこで あと 1 回 開 催 する 契 約 になっていた 交 歓 パーティ ーを 板 房 コミュニティではなく 広 霊 村 で 行 うことにした 契 約 では 児 童 向 けの 活 動 も ま だ 何 回 かやり 残 している 分 があったが もはや 当 初 計 画 のように 活 動 センターで 行 うことは 困 難 だった そこで DPC は 計 画 を 変 更 して 漢 旺 区 の 学 校 と 連 携 して その 学 校 で 活 動 を 行 っ た しかし 何 とか 契 約 内 容 とのつじつまは 合 わせたものの 漢 旺 学 校 のニーズを 満 たすことよ りも とにかく 契 約 を 守 ることを 優 先 せざるをえなかった 3) 融 資 返 済 のトラブル すでに 述 べたように 家 畜 飼 育 プロジェクトでは DPC が 村 民 に 家 畜 購 入 資 金 を 無 利 子 融 資 し 返 済 金 を 次 の 融 資 へと 回 転 させることになっていた 全 体 的 に 見 れば この 資 金 の 回 転 は 順 調 に 進 んだが 時 として 返 済 がうまくいかないという 問 題 も 発 生 した その 最 たるものが 最 初 に 試 行 を 行 った 武 都 村 14 組 で 起 こったトラブルだった 武 都 村 14 組 では すでに 融 資 以 前 の 段 階 で 問 題 が 生 じていた それは 飼 育 を 始 める 気 などま ったくないにもかかわらず 自 宅 の 建 築 資 材 を 入 手 することを 目 的 に プロジェクトに 申 請 する 村 民 が 多 いという 問 題 だった 実 際 プロジェクトの 初 期 には 建 築 資 材 を 提 供 してもなかなか 家 畜 小 屋 の 修 繕 建 築 を 始 めず DPC が 再 三 催 促 した 結 果 ようやく 修 繕 建 築 に 取 りかかる 人 が 大 半 であった 中 には DPC の 催 促 にも 応 じず 結 局 日 持 ちのしないセメントなどの 資 材 を 無 駄 にしてしまう 人 もいた DPC は そのような 人 からは 資 材 を 回 収 した そのような 状 況 に 対 して DPC は 家 畜 小 屋 の 建 築 資 材 の 提 供 を 受 けた 村 民 は 3 日 以 内 に 小 屋 を 修 繕 建 築 す ること また 小 屋 が 完 成 しないうちは 豚 牛 は 購 入 しないことを 建 築 資 材 提 供 の 条 件 にした 武 都 村 14 組 では 融 資 返 済 をめぐる 大 きなトラブルも 発 生 した 融 資 を 受 けた 村 民 の 中 には 返 済 可 能 であるにもかかわらず 金 を 他 の 用 途 に 使 用 したり 返 済 日 を 守 らない 人 が 多 数 いたの だ たとえば 2009 年 3 月 に 豚 を 購 入 し 契 約 によれば 3 ヶ 月 以 内 に 返 済 することになっている にもかかわらず 10 月 になっても 返 済 しない 人 が 多 数 いた それと 同 時 に 利 益 分 配 の 不 均 等 に 対 する 不 満 の 声 が 上 がってきた 村 民 は 救 援 金 は 一 人 に つき 元 といった 政 府 の 一 律 救 援 方 式 に 慣 れきっているため DPC の 家 畜 飼 育 プロジェクト のやり 方 を 理 解 できなかった 公 の 金 だろう?だったらなぜ 均 等 にくれないのか? という 疑 問 と 不 満 が 噴 出 したのだ また 次 の 事 情 が 不 満 に 拍 車 をかけた すなわち 前 述 のように すで に 飼 育 を 始 めた 村 民 が 返 済 しないため まだプロジェクトの 対 象 になっていない 村 民 は 自 分 た ちへの 融 資 資 金 がなくなるのではないかという 不 安 を 募 らせた さらに 2009 年 10 月 には 清 平 区 がほぼ 空 になり 活 動 センターが 一 時 閉 鎖 になったため DPC が 被 災 者 コミュニティから 撤 退 してしまうのではないかという 噂 が 広 がった このような 事 態 に 対 して DPC は 自 らの 方 針 が 村 民 に 徹 底 していなかったことを 反 省 し 対 策 を 講 じた まず DPC が 被 災 者 コミュニティから 撤 退 し 武 都 村 14 組 を 見 捨 てるのではない かという 村 民 の 誤 解 を 解 くことに 努 力 した 次 に 改 めて 家 畜 飼 育 プロジェクトのメカニズムを 説 明 し 村 民 全 員 が 受 益 できることを 説 得 した この 説 明 に 村 民 たちは 納 得 したが 飼 育 者 が 融 資 金 を 返 済 していないのは 否 定 しがたい 事 実 であった DPC としては 裁 判 沙 汰 は 望 むところ ではなかった そうかといって 最 初 から 資 金 を 村 民 に 一 律 配 分 したのでは 村 民 の 依 存 心 だけ を 助 長 し 村 民 の 自 活 力 を 削 ぐだけである そこで DPC は 武 都 村 14 組 の 村 民 全 員 に 飼 育 者 に 返 済 するよう 催 促 することを 依 頼 村 民 は それを 承 諾 した さらに DPC は 合 作 社 ( 村 148

19 民 による 組 合 組 織 )を 結 成 することも 提 案 した こうして 武 都 村 14 組 の 資 金 返 済 トラブルは 何 とか 収 まった 4) 政 府 との 波 長 政 府 との 波 長 が 合 わないことに 起 因 する 問 題 も 発 生 した 武 都 村 14 組 の 家 畜 飼 育 プロジェクト における 家 畜 小 屋 建 築 資 材 をめぐる 問 題 にも 実 は 政 府 の 動 きが 関 わっていた 当 時 武 都 村 14 組 では 永 久 住 宅 についての 政 策 決 定 がなかなか 進 まなかった そのため 村 民 は 永 久 住 宅 の 場 所 に 家 畜 小 屋 を 建 てたくても どこに 建 てたらよいかわからず 小 屋 建 設 を 延 ばさざるをえな かったという 事 情 もあった また 前 述 のように 清 平 郷 政 府 は 回 遷 の 方 針 を 打 ち 出 したが 2009 年 10 月 初 頭 には まだ 一 部 の 清 平 郷 被 災 者 が 被 災 者 コミュニティに 残 っていた そこで 早 く 全 員 を 清 平 郷 に 回 遷 させ るという 清 平 郷 政 府 の 要 求 に 応 じて 10 月 中 旬 に 活 動 センターを 一 時 閉 鎖 せざるをえなかった なお 武 都 コミュニティが 完 成 した 当 初 政 府 は 同 コミュニティの 居 住 期 間 を 3-5 年 とする としていたが 2009 年 以 降 政 府 は 居 住 期 間 を 短 くすることにしたため DPC も 計 画 変 更 を 迫 まられた 当 初 は 少 なくとも 3 年 間 は 武 都 コミュニティに 常 駐 する 計 画 であったが 現 在 仮 設 住 宅 コミュニティではなく 永 久 住 宅 コミュニティに 活 動 センターを 建 設 する 計 画 を 立 ててい る 5) ビジネス 上 の 問 題 ビジネスには 障 害 がつきものであり DPC のプロジェクトも 例 外 ではなかった たとえば クロスステッチ プロジェクトでは 開 始 当 初 売 り 物 にならない 欠 陥 品 が 多 く 事 実 上 DPC が 繍 員 の 給 料 を 負 担 しなければならなかった 現 在 も 成 都 などの 都 市 の 店 舗 で 製 品 を 販 売 して はいるが 売 れない 製 品 が 多 い また 同 プロジェクトが 始 まって 約 1 年 が 経 つが 生 産 に 従 事 する 繍 員 はわずか 10 数 人 にまで 減 少 してしまった その 原 因 には 販 売 ルートの 開 拓 が 難 しいこ と 生 産 から 収 益 を 得 るまでの 周 期 が 長 く 村 民 がそれに 耐 えられないこと DPC 以 外 にもクロ スステッチを 含 む 刺 繍 品 を 買 い 付 ける 組 織 があり 村 民 がそちらに 流 れてしまうこと 等 々があ る これらの 問 題 に 対 して DPC は 現 在 ネットショップでの 販 売 や 海 外 マーケットの 開 発 を 試 みている また 現 在 のように 他 人 の 店 舗 に 頼 らず DPC 自 ら 全 国 チェーンの 店 舗 展 開 する ことも 構 想 している e. DPC の 今 後 の 活 動 計 画 現 在 DPC は 5 年 先 までの 計 画 を 立 てている 来 年 2010 年 は 2009 年 の 事 業 を 継 続 し 武 都 コミュニティで 文 化 復 興 プロジェクト( 活 動 センター)と 生 計 プロジェクト(クロスステッチ 家 畜 飼 育 プロジェクト)を 進 めていく 予 定 である また 漢 旺 区 と 天 池 区 の 被 災 者 も 永 久 住 宅 に 移 動 するのに 伴 い DPC も 武 都 コミュニティからは 離 れるが 漢 旺 は 離 れず 永 久 住 宅 コミュニ ティに 活 動 センターを 建 設 し 今 まで 行 ってきたプログラムを 継 続 することにしている 今 後 の 5 年 計 画 で 最 も 重 要 とされていることは 社 会 企 業 の 試 みである これは PEVA 時 代 よりの 構 想 でもあった これまでのように 財 団 からの 資 金 援 助 に 頼 る 形 では 乗 り 越 えられな い 限 界 があることが ここ 数 年 強 く 認 識 されるようになった 前 述 したとおり 財 団 の 資 金 援 助 に 頼 っていては 契 約 に 縛 られ 思 い 通 りに 現 実 に 合 わせたプログラムを 実 施 することができな い いつまでも 外 界 ( 財 団 )に 資 金 ( 血 )を 頼 る 組 織 は 自 ら 造 血 のできない 生 物 と 同 じだと DPC は 考 えるようになった そこで DPC は 社 会 企 業 の 経 営 を 初 め 自 我 造 血 の 機 能 をもった NGO を 目 指 している 社 会 企 業 とは 利 益 追 求 だけではなく 何 らかの 社 会 貢 献 的 機 能 をも 有 する 企 業 のことである 149

20 たとえば 被 災 者 を 雇 い 被 災 地 の 就 業 問 題 を 解 決 する あるいは 収 益 事 業 の 収 入 の 一 定 の 割 合 を 公 益 事 業 に 使 用 する 等 が 社 会 貢 献 的 機 能 の 例 である 具 体 的 には DPC が 一 般 的 な 商 業 企 業 の 方 式 で 社 会 企 業 を 経 営 し 毎 年 の 収 益 の 10%を 社 会 貢 献 的 なプロジェクトに 使 用 すること を 構 想 している このような 社 会 企 業 の 試 みは 中 国 初 の 挑 戦 である したがって 社 会 企 業 への 道 のりは 決 して 平 坦 ではないであろう DPC メンバーの 中 には 商 業 経 験 者 もいるが 社 会 企 業 となると 従 来 の 営 利 企 業 とは 異 なる 経 営 感 覚 と 経 営 手 法 が 要 求 されるだろう また 社 会 企 業 として 発 展 するには 今 までよりも 格 段 に 多 くの 資 金 力 と 強 力 な 人 的 ネットワークが 必 要 になるだろう 4. 今 後 の 課 題 ここまで 筆 者 の 参 加 観 察 をもとに DPC が 地 震 直 後 から 約 1 年 半 にわたって 被 災 者 コミュニ ティで 展 開 してきた 活 動 を 紹 介 した 本 節 では 参 加 観 察 の 過 程 で 知 り 得 た DPC 以 外 の NGO の 現 状 をも 視 野 に 入 れつつ 中 国 における 災 害 救 援 の 問 題 点 と NGO が 抱 える 問 題 点 を 整 理 し 今 後 への 展 望 を 述 べてみよう (1) 災 害 救 援 ---- 被 災 者 災 害 という 天 変 地 異 は 社 会 が 無 自 覚 にもっていた 体 質 を 露 呈 させる 今 回 の 震 災 でも 中 国 社 会 が 持 っている 体 質 しかも 皆 それに 慣 れきっている 体 質 を 目 に 見 える 形 で 露 呈 させた その 体 質 の 一 つは 中 央 集 権 的 な 管 理 システムへの 依 存 体 質 であった 家 や 生 活 手 段 を 失 った 被 災 者 には 政 府 への 依 存 体 質 が 顕 著 に 見 られた 地 震 の 1 ヶ 月 後 に DPC が 行 ったアンケート 調 査 でも 住 宅 と 生 計 の 見 通 しについて 問 われた 被 災 者 は ほとんど 全 員 と 言 っていいほど どんな 政 策 が 下 されるかを 見 る と 答 えた 被 災 者 にとって 政 府 は どんな ことがあっても 必 ず 何 とかしてくれる 存 在 あるいは 何 とかしてくれるべき 存 在 であった 政 府 への 依 存 体 質 は 受 動 的 な 体 質 でもある 各 地 から 届 けられた 大 量 の 救 援 物 資 と 義 捐 金 また NGO ボランティア 団 体 支 援 者 が 被 災 地 に 持 ってくる 救 援 物 資 と 救 援 金 は 被 災 者 の 受 動 的 な 依 存 心 を 一 層 強 化 した 面 もある 被 災 者 には 失 礼 な 表 現 だが あまりにも 安 易 にただでモ ノをもらうことに 被 災 者 は 慣 れてしまったように 見 えた その 結 果 DPC の 家 畜 飼 育 プロジェ クトのように 一 定 条 件 を 満 たす 者 しか 支 援 を 受 けられないとなると もらうべきものを 差 し 止 められた と 受 け 取 り 不 満 を 感 じてしまう この 点 は 前 述 した 武 都 村 14 組 に 顕 著 に 見 ることができた 武 都 コミュニティに 入 ると その 入 り 口 に 武 都 村 14 組 がある その 位 置 の 便 利 さにより 外 部 から 来 た 支 援 グループや 個 人 ボラン ティアは 一 番 先 に 出 会 う 武 都 村 14 組 に 救 済 物 資 を 配 分 するようになってしまう そして 村 民 は 次 第 に 助 けられるのはありがたい から 助 けてくれるのは 当 たり 前 を 通 り 越 して 助 けてくれないのは そちらが 悪 い と 考 えるようになってしまった そうなると 支 援 者 が 来 る と たとえ 必 要 のない 物 資 であっても 自 分 だけがもらわないと 損 をするようにも 思 うようにな る こうして 被 災 者 = 受 動 的 に 助 けられるのみ 政 府 や 支 援 団 体 = 能 動 的 に 助 けるのみ と いう あまりにも 単 純 な 役 割 分 化 が 定 着 してしまった 助 ける 側 と 助 けられる 側 の 固 定 化 は どうしても 助 ける 側 を 助 けられる 側 の 上 位 に 置 いてしま う 助 ける 側 は 知 らず 知 らずのうちに 助 けられる 側 を 高 見 から 見 下 ろすようになり 助 けら れる 側 も それを 許 容 するようになってしまう この 点 で DPC の 活 動 姿 勢 は 多 くの 支 援 団 体 と 一 線 を 画 している DPC の 活 動 では 被 災 者 の 中 に 何 とか 能 動 性 主 体 性 を 育 むことが 常 に 目 指 されている 言 葉 を 換 えれば 被 災 者 が 自 らを 助 けることができる 能 力 を 持 てるように 被 災 者 を 助 ける というのが DPC の 目 標 である 150

21 (2) 中 国 における NGO 今 回 の 地 震 は 中 国 における ボランティア 元 年 をもたらしたと 言 われている 実 際 NGO を 含 め 多 くの 個 人 ボランティアや 小 規 模 ボランティア 団 体 による 救 援 復 興 活 動 が 注 目 を 浴 び た ただ 中 国 の NGO は まだまだ 勃 興 期 にあり 多 くの 問 題 点 も 抱 えている 第 1 に NGO の 生 存 環 境 がかなり 厳 しいという 問 題 がある まず 中 国 で NGO の 法 人 資 格 を 取 るのは 容 易 ではない 登 録 には 高 額 の 資 金 が 必 要 なだけでなく 手 続 きも 複 雑 である そのた め ほとんどの NGO は 未 登 録 で 法 人 資 格 のないまま 行 動 している また 政 府 は NGO を 初 め とする 社 会 力 量 を 歓 迎 する 姿 勢 を 示 してはいるものの その 実 力 を 必 ずしも 信 用 してはいな い NGO の 資 金 面 に 目 を 転 じると ほとんどの NGO は 企 業 の 資 金 援 助 に 依 存 している しかし 寄 付 金 に 対 する 免 税 措 置 がないため 資 金 の 獲 得 は 容 易 ではない また 企 業 が 資 金 援 助 する 場 合 でも 長 期 的 なプロジェクトより 企 業 自 身 の 利 益 になる 短 期 的 なプロジェクトが 援 助 対 象 に なることが 多 い プロジェクトそのものの 内 容 よりも 企 業 の 社 会 的 イメージアップにつながる いわば 宣 伝 として 資 金 援 助 がなされる 傾 向 が 強 い 第 2 に NGO が 社 会 的 に 十 分 認 知 されていないという 問 題 がある とくに 農 村 部 では NGO が 非 政 府 組 織 であることさえ 認 知 されていない この 点 は ほとんどが 農 民 である 武 都 コミ ュのティの 被 災 者 についても 当 てはまる DPC が 政 府 とは 無 関 係 であることを 何 度 被 災 者 に 説 明 しても 武 都 村 14 組 のトラブルに 見 られたように 村 民 は 非 政 府 の 意 味 を 理 解 でき なかった 村 民 の 目 には 救 援 する 組 織 = 政 府 と 映 るのだ NGO が 政 府 と 等 置 され 政 府 には 依 存 的 であるとすれば DPC のように 被 災 者 の 能 動 性 を 育 もうとする 姿 勢 が なかなか 被 災 者 に 理 解 されないのも 当 然 と 言 えば 当 然 だった NGO を 助 けてくれる 政 府 あるいは 助 けてくれるべき 政 府 と 等 置 してしまえば NGO= 慈 善 団 体 と いうことになってしまう DPC にしても 最 初 は 救 援 物 資 や 救 援 金 の 提 供 から 活 動 を 開 始 するわ けであるから その 段 階 では 慈 善 団 体 と 同 じに 見 える その 第 一 印 象 が 災 いして 被 災 者 の 能 動 性 を 育 むという DPC 本 来 の 目 的 が 一 層 被 災 者 に 通 じにくくなってしまったのだろう 第 3 に NGO の 活 動 が 資 金 提 供 者 との 契 約 に 束 縛 されて 活 動 の 柔 軟 性 が 損 なわれるという 問 題 もある DPC の 活 動 センターでも 見 られたように 被 災 者 コミュニティの 状 況 は 変 化 している にもかかわらず すでに 締 結 された 契 約 を 遵 守 せんがために 貴 重 な 資 源 が 無 駄 になってでも 現 実 の 状 況 にはそぐわない 活 動 をせざるをえない 場 合 があるのだ かりに NGO に 直 接 資 金 を 提 供 する 財 団 が NGO の 事 情 に 理 解 を 示 しても その 財 団 への 大 口 寄 付 者 が 契 約 変 更 に 難 色 を 示 す 場 合 もある 最 後 に NGO 同 士 の 協 同 が 十 分 ではないという 問 題 もある 表 面 的 な 相 互 訪 問 は 行 われている が 同 じ 武 都 コミュニティの 中 に 常 駐 している NGO の 間 でさえ 深 い 交 流 があるとは 言 い 難 い NGO それぞれが 自 分 なりのネットワークを 作 って 活 動 しており 同 じ 地 域 で 活 動 する NGO が 積 極 的 にネットワークをつくって 協 同 するには 至 っていない 151

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