子どもの花粉症対策アドバイス

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せぴあたけはな
7 years ago
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< 報道関係各位 > 205 年月 2 日ロート製薬株式会社 0~6 までの子ども 2,452 人の親に聞いた子どもの花粉症調査結果父母が実感する子どもの花粉症は 202 年 25.7% 204 年 32.7% へ増加花粉症はアトピー性皮膚炎 (0.6%) の約 3 倍以上に発症年齢は 5 まで 43.8% 0 まで 80.

1 < 報道関係各位 > 205 年月 2 日ロート製薬株式会社 0~6 までの子ども 2,452 人の親に聞いた子どもの花粉症調査結果父母が実感する子どもの花粉症は 202 年 25.7% 204 年 32.7% へ増加花粉症はアトピー性皮膚炎 (0.6%) の約 3 倍以上に発症年齢は 5 まで 43.8% 0 まで 80.4% で低年齢化傾向目の充血やかゆみがあっても 5 人に人は目薬を使っていないロート製薬株式会社 ( 本社 : 大阪市 / 社長 : 吉野俊昭 ) は 204 年 2 月花粉症対策への啓発を目的に 0~6 の子どもを持つ父母を対象とした子どもの花粉症アンケート調査を実施しましたこのうち回答をいただいた父母,522 人及びその子ども 2,452 人の症状や実態等について集計分析を行いましたので小児アレルギー専門医の見解と合わせてご報告します調査結果のポイント子どもが花粉症だと思うは 202 年 25.7% 204 年 32.7% へ増加 0 ~6 の子どもを持つ父母のうち子どもが花粉症だと思うと実感している割合は 32.7% となりました花粉症だと思うは 202 年のアンケートでは 25.7% 203 年では 28.8% となっており子どもの花粉症が年々増加していると考えられます ( 医師の診断ではなく父母の実感によるものです ) 子どもの花粉症はアトピー性皮膚炎の約 3 倍以上父母が実感する子どものアレルギー症状について聞いたところ花粉症 (32.7%) 通年性アレルギー性鼻炎 (24.7%) アトピー性皮膚炎 (0.6%) 喘息 (8.3%) という結果になりました花粉症はアトピー性皮膚炎に悩む子どもの割合と比べると約 3 倍以上になりました発症年齢は低年齢化花粉症の子どものうち 5 までの発症は 4 割超 0 までの発症は 8 割超自分の子どもの花粉症を実感している親にその発症年齢を聞いたところ 0 から 5 までが 43.8%(202 年 36.6% 203 年 4.8%) 0 から 0 までが 80.4%(202 年 69.3% 203 年 78.6%) という結果で過去 3 年の調査と比較すると花粉症の発症年齢の低年齢化がうかがえます目の充血やかゆみがあっても 5 人に人の子どもが目薬を使っていないお子様は目をこすったりかいたりすることはありますか? と聞いたところ 34.0% の子どもが目や目の周りの皮膚を搔いているという結果になりましたまた充血やかゆみがあり目をかいている子どもは 24.8% となりこれらの子どものうち 9.0% が目薬を使っていませんでした親が子どもの目のかゆみに気づいていても約 5 人に人が目薬を使っていない実態が明らかになりました花粉症治療の専門医より大阪府済生会中津病院小児科免疫アレルギーセンター末廣豊医師近年花粉症の子どもの数は増加しており今回の調査でも年々微増していることが分かりましたこの傾向は今後も続くと思われます症状は大人と同様に目のかゆみくしゃみ鼻水鼻づまり等が起こります特に目のかゆみに関しては手でかいたりこすったりしても良くならず目薬でかゆみを抑えることが有効です小さなお子さんは自分では花粉症という事が分からず大人のような典型的な症状がそろわないこともあるので周りの人が小さなサインを見逃さないことが大切です

2 調査結果 ) 子どもが花粉症だと思うは 202 年 25.7% 204 年 32.7% へ増加 0 ~6 の子どもを持つ,522 人の父母の子ども 2,452 人のうち花粉症であると親が実感している子どもは 32.7%( 花粉症 + 花粉症も通年性アレルギー性鼻炎も両方 ) という結果になりました 202 年に行った同様のアンケートでは花粉症の子どもは 25.7% 203 年では 28.8% となっており 2 年前と比較して 7 ポイント増加しましたこのように過去 3 年の結果を比較しても親が花粉症であると実感している子どもの数は年々増えていることが分かりました無回答 0.0% いずれでもない 53.5% 花粉症 2.8% 花粉症の子ども合計 32.7% 花粉症も通年性アレルギー鼻炎も両方.0% 通年性アレルギー性鼻炎 3.7% 問 ) お子様は花粉症だと思いますか? N=2,452 項目人数構成比花粉症 % 花粉症も通年性アレルギー鼻炎も両方 269.0% 通年性アレルギー性鼻炎 % いずれでもない, % 無回答 0.0% 総合計 2,452 00% 医師の診断ではなく父母の実感によるものです花粉症通年性アレルギー性鼻炎の経年変化 (202~204 年 ) 70% 6.5% 202 年 203 年 60% 57.6% 項目 N=4,37 N=3,475 いずれでもない 53.5% 50% 花粉症の子どもの計 25.7% 28.8% 32.7% 40% 花粉症の子ども 28.8% 30% 25.7% 32.7% 通年性アレルギー性鼻炎の 20.% 22.6% 24.7% 子どもの計 20% 22.6% 24.7% 20.% いずれでもない 6.5% 57.6% 53.5% 0% 通年性アレルギー性鼻炎の子ども 0% 無回答 0.0% 0.3% 0.0% 202 年 203 年 204 年 204 年 N=2,452 医師の診断ではなく父母の実感によるものです 2) 子どもの花粉症はアトピー性皮膚炎の約 3 倍以上に現在子どもが該当すると思う症状について聞いたところ花粉症 32.7% に対してアトピー性皮膚炎は 0.6% という結果になりました花粉症はアトピー性皮膚炎の子どもの割合と比べると約 3 倍以上となりました現在該当するアレルギー症状 35% 30% 25% 20% 5% 0% 5% 0% 32.7% 花粉症 24.7% 通年性鼻ア炎レルギー性 0.6% アトピー性皮膚炎 8.3% 6.2% 6.7% 喘息食物アレルギーその他症ア状レルギー N=2,452 項目人数構成比花粉症 % 通年性アレルギー性鼻炎 % アトピー性皮膚炎 % 喘息 % 食物アレルギー % その他アレルギー症状 % 総合計 2,452 00% 医師の診断ではなく父母の実感によるものです 2

3 調査結果 3) 子どもが花粉症だと思うと答えた人に発症したと思われる年齢を聞いたところ 5 までに発症した子どもは 43.8% 0 までに発症した子どもは 80.4% 自分の子どもの花粉症を実感している親にその発症年齢を聞いたところ 3 5 と答えた人が最も多く 2.3% となりました 0 から 5 までが 43.8%(202 年 36.6% 203 年 4.8%) 0 から 0 までが 80.4%(202 年 69.3% 203 年 78.6%) という結果で過去 3 年の調査と比較すると花粉症の発症年齢の低年齢化がうかがえます問 ) お子様は何で花粉症を発症したと思いますか?( お子様は花粉症だと思うと答えた方のみ回答 ) N=803 4% 2% 2.3% 2.3% 0.8% 0% 8% 6.5% 8.6% 9.3% 7.8% 9.3% 6% 5.5% 4.6% 4% 2%.0% 3.% 2.2% 2.9% 2.% 0% % 0.4% 0.0% 不明花粉症の発症年齢の変化 (202~204 年 ) 90% 0 までに発症 80% 80.4% 78.6% 70% 69.3% 60% 50% 5 までに発症 43.8% 40% 4.8% 36.6% 30% 20% 0% 0% 202 年 203 年 204 年医師の診断ではなく父母の実感によるものです 202 年 N=, 年 N=, 年 N= % 2.%.0% 2.3% 2.5% 3.% 2 2.7% 5.5% 6.5% 3 0.4%.0% 2.3% 4 8.3% 8.3% 8.6% 5 0.7% 2.5% 2.3% 5 までに発症 36.6% 4.8% 43.8% 6 8.9% 0.5% 9.3% 7 6.4% 7.0% 7.8% 8 5.5% 5.0% 5.5% 9 3.3% 4.8% 4.6% 0 8.5% 9.6% 9.3% 0 までに発症 69.3% 78.6% 80.4% 2.9% 3.3% 2.2% 2 3.3% 3.3% 2.9% 3 2.4%.8% 2.% 4.0% 0.8%.% 5 0.6% 0.7% 0.4% 6 0.2% 0.0% 0.0% 不明 20.3%.5% 0.8% 総計 00% 00% 00% 3

4 調査結果 4) 目をこすったりかいたりする子どもは 34.0% 充血やかゆみがあり目をかいている子どもは 24.8% 花粉症の代表的な症状のひとつである目の充血やかゆみ等について聞いたところ充血やかゆみがあり目をかいているは 2.3% 充血はなく目の周りの皮膚をかいている 9.2% 上記の両方ある 3.5% などと合わせると子どもの目元に何らかの違和感を感じている人は 34.0% となっていますまた子どもが目をこすったりかいたりしはじめる年齢は 3 が最も多く.9% 0 から 5 までの合計が 48.8% 0 から 0 までの合計が 82.9% となりました ( グラフ無し ) 問 ) お子様は目をこすったりかいたりすることはありますか? 無回答 3.6% 目をかくことはない 62.4% 充血やかゆみがあり目をかいている 2.3% 充血はなく目の周りの皮膚をかいている 9.2% 上記の両方ある 3.5% N=2,452 項目人数構成比充血やかゆみがあり目をかいている % 充血はなく目の周りの皮膚をかいている % 上記の両方ある % 充血やかゆみがあり目をかいている子どもの計 % 目をかくことはない % 無回答 % 総合計 2,452 00% 5) 充血やかゆみがあり目をかいている状態で目薬を使わない子どもは 9.0% 目の充血やかゆみがあっても 5 人に人の子どもが目薬を使っていない目の充血やかゆみがあり目をかいていると答えた子どもの中で目薬を使っているとした人は 73.4% 一方子どもの目のかゆみに気づいているが目薬は使っていないという人は 9.0% 約 5 人に人が目薬を使っていないことが明らかになりましたまた子どもが自分で目薬をさせるようになった年齢は 0 頃という答えが一番多く見られました ( グラフ無し ) 問 ) 目をこすったりかいたりするときに目薬を使っていますか? 無回答 7.6% N=609 使っていない 9.0% 使っている 73.4% 項目人数構成比使っている % 使っていない 6 9.0% 無回答 % 総合計 % 4

5 調査結果問 ) お子様の花粉症に関して困ったこと対策体験談などエピソードを具体的にお聞かせください子どもにとっては苦手意識が強い目薬点眼に苦労する親の声が多数まだ自分ではさせないが嫌がらなくなってさしやすくなった小さい頃は暴れて目薬がさせず馬乗りになって無理やりさしていた小さい子でも嫌がらず親も苦労しない目薬のさし方があれば助かると思う (40 女性 /2 女子 ) 小さい頃目薬をさす際に逃げたり動いてしまうので仰向けにして両腕を私の両足で抑え目薬をさしていました (35 女性 /3 男子 ) 初めは怖がっていたが今は目を開けたままでいてくれるので苦労はありません入れた後しばらくパチパチするときに一緒にぱちぱちぱちと言って楽しんでいます (36 女性 /6 女子 ) きっかけさえあれば自ら進んで自然と点眼できる学校に持参して自分で点眼できるよう目薬の練習をさせました今年岐阜県飛騨高山での真夏の林間学校に行きましたが真夏だから大丈夫だろうと目薬を持たせなかったら山登りの時に涙目とくしゃみでひどい症状になったらしくアレルギーのある子は季節を問わず自然の多いところには目薬を持たせなくてはと思いました (40 女性 /2 女子 ) プールに通うようになったら自然にさせるようになった (4 女性 /3 女子 ) スイミングに通っているので自然に目薬がさせるようになりました目薬をさした後の拭き取り用のテッシュペーパーを子供達が小さく鋏でカットしてくれて助かっています (40 女性 /2 男子 ) 家ではなかなか一人でさせなかったのですが学校に持っていかせるとさせるようになりましたみんなの前で先生にさしてもらうのが恥ずかしかったんでしょうねまた友達に自分でさせるんやぁすごいって言われたのがうれしかったようでそれから家でも自分で点眼するようになりました (38 女性 / 女子 ) 苦手な目薬は楽しみながら & キャラクターで楽しい体験にすることがポイント! 硬く目を閉じて点眼させてくれませんキャラクターの指人形をつけて興味を引きながらさしていました (37 男性 /7 女子 ) うちの子に目薬をさす場合すぐに終わらせたいので白目にして~ とお願いして白目になったところを速攻点眼!!!( 笑 ) (4 女性 /4 女子 ) 次男は目薬が好きでわりと早い時期からキャラクターデザインの目薬を使用してました小さい頃上手に目を開けられませんでしたが今は自分でも上手にさせるようになってます幼児はキャラクター目薬が親近感があり受け入れやすいみたいです (43 女性 /4 男子 ) 目薬ごっこ見せてやらせる等親子で目薬の点し方の練習しながら苦手意識を克服目薬の液が落ちてくる瞬間に目を閉じてしまうので自分が点眼しているところを見せたりぬいぐるみに目薬をさす真似をして恐怖心をなくさせた (39 女性 /2 男子 ) プールの後やゲームをした時などたまに目薬を使うが必ず口をあけてさしている (43 女性 /0 男子 ) 親御さんのちょっとした工夫で難なく点眼目薬の容器の先端が怖いらしく正面からさすのではなく横からスッと素早く近づけて先端が見えないよう工夫していました (45 女性 /6 男子 ) 5

6 子どもの花粉症診療現場より今回のアンケート調査結果をもとに小児アレルギーの専門医の立場から見解とアドバイスを頂きました末廣豊 ( すえひろゆたか ) 医師大阪府済生会中津病院小児科免疫アレルギーセンター日本小児アレルギー学会評議員理事花粉症患者の低年齢化は進んでいます他人から分かりづらい子どもの花粉症は集中力低下など生活の質への影響が心配花粉症に関する最近の報告を見ると小児花粉症患者の増加低年齢化が目立ちますご両親がスギ花粉症の場合理論的には子どもはほぼ 00% スギ花粉症になります花粉症は生命を脅かすことはまずありませんが集中力低下など生活の質 (QOL) を著しく損ないますさらに小児の花粉症の症状は鼻水や連続するくしゃみが出るというよりぼーっとしているなど他人からは分かりづらいという特徴がありますのでお母さんが注意してあげることも大切です乳幼児期からの花粉回避屋内への花粉侵入の予防など発症予防が大切いったん発症した花粉症が自然寛解する可能性は低いと考えられていますので治療は発症予防として乳幼児期から花粉を回避する屋内への花粉侵入を予防することが大切です発症してからは花粉の飛散時期には花粉情報に注意し早目からの予防治療が大切です目のかゆみは手でかいてしまわずに点眼薬で適切な治療を近年花粉症の子どもの数は増加しており今回の調査でも年々微増していることが分かりましたこの傾向は今後も続くと思われます症状は大人と同様に目のかゆみくしゃみ鼻水鼻づまり等が起こります特に目のかゆみに関しては我慢できずに目の周りや目の粘膜を手でかいたりこすったりしてしまいます目のかゆみは手でかいたりこすったりしても良くならず粘膜が傷ついたり炎症が悪化する恐れがあるため目薬でかゆみを抑えることが有効です小さなお子さんは自分では花粉症という事が分からず大人のような典型的な症状がそろわないこともあるので周りの人が小さなサインを見逃さないことが大切です 6

7 調査設計調査方法調査目的インターネットによるアンケート調査小児花粉症の実態を知っていただくことで花粉症対策の啓発に役立てる調査分析ロート製薬株式会社対象エリア全国調査時期調査対象 204 年 2 月 2 日 ~2 月 8 日 0 ~6 までの子どもを持つ父母調査結果は回答した父母の実感によるもので医師の診察結果による数値ではありません子どもの人数に応じてそれぞれ回答いただいていますサンプル数,522 名父母のサンプル属性女性男性合計 20 代代代合計,380 42,522 子どものサンプル属性年齢人数構成比 % % % % % % % % % % % 75 7.% % % % % % 合計 2, % 性別件数構成比女性, % 男性,254 5.% 総合計 2, % 7

子どもの花粉対策アドバイス子どもの花粉対策 5 か条他人から分かりづらく自分で対策が充分できない子どもの花粉による症状はお父さんお母さんの注意や普段からの心がけがとても大切です普段の生活の中で以下の 5 つを気を付けてください ) 花粉飛散情報をしっかりとチェックしましょう 2) 屋外では花粉との接触を避ける工夫をしましょう ( マスクの着用など ) 3)

8 子どもの花粉対策アドバイス子どもの花粉対策 5 か条他人から分かりづらく自分で対策が充分できない子どもの花粉による症状はお父さんお母さんの注意や普段からの心がけがとても大切です普段の生活の中で以下の 5 つを気を付けてください ) 花粉飛散情報をしっかりとチェックしましょう 2) 屋外では花粉との接触を避ける工夫をしましょう ( マスクの着用など ) 3) 屋内に花粉を入れないように工夫しましょう 4) 目に症状が出てしまった場合はかいて症状が悪化しないように目薬の使用を 5) 子どもの症状は気づきにくいのでサインを見逃さないことも大切です子どものための目薬のさし方アドバイス目薬を点眼する際には手を洗って清潔にしまつげやまぶたに触れないように点眼することが大切です点眼が苦手な方は下まぶたを少しひっぱりあかんべえの状態にして点眼するのもおすすめです自分自身で点眼できないお子様に点眼するには大人のひざの上などで頭を固定して点眼しましょう用法用量を守りしっかり目の症状を治療しましょう 8

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