第 1 章章扉（見出し１）

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こごろうさかいざわ
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1 平成 15 年度地球環境プラント活性化事業等調査インドネシア国ジャカルタ外環道延伸及びタンジュンプリオク港アクセス道路計画に係る F/S 調査報告書要約平成 16 年 3 月株式会社パシフィックコンサルタンツインターナショナル

2 1. 調査の背景目的調査の概要ジャカルタ外郭環状道路 (JORR) はジャカルタ市の中心から周囲 10km~13km の位置に既成市街地を囲むように走る有料道路であるこの有料道路は 1970 年代に基本構想が策定されジャカルタ首都圏のモビリティを高めるだけでなく周辺地域の適切な土地利用の誘導と開発の促進を目的にして計画されたタンジュンプリオクアクセス道路 (TgPA) は当初 JORR とタンジュンプリオク港 (Tg.Priok 港 ) を連絡させるために計画されたが用地取得住民移転の問題から実現が不可能となった JORR-N 区間に代替する路線として計画されている JORR+TgPA は Jakarta-West Jawa Tollway System の一部として西ジャワの社会経済活動にとって不可欠な交通機能を担っているとともにジャカルタ首都圏で以下に示す役割と機能も期待されている中心市街地の深刻な交通渋滞を緩和させ持続的な都市活動に貢献する放射有料道路や Cengkareng Airport Access と有料道路網を形成し機能を補完する Tg.Priok 港の背後圏への物流の効率化を図る JABOTABEK 地域の適切な土地利用を誘導するしかし計画から現在まで 30 年近くたっても JORR は一部しか完成せず期待されている機能を発揮していないこのため既存の有料道路や Tg.Priok 港のアクセス道路では深刻な渋滞が恒常的に発生している本調査では JORR+TgPA が持つ多様な機能を発揮させるため既存道路の改良を含む総合的な観点から検討しているまた調査対象地域の交通輸送網と整合性のとれたものにするため The Study for Development of the Greater Jakarta Metropolitan Ports in the Republic of Indonesia The Study on Integrated Transportation Master Plan for JABOTABEK などの関連する調査を参照して実施されている調査地域は図 S.1 に示す通りである

3 TANJUNG JAGORAWI TOLLWAY N PLUIT- JAKA RTA HAR BOUR ROAD GROGOL TO LL WAY TOLL W AY GRO GOL - CAW ANG TOLLWAY CAWANG - PRIOK JKT - SERPONG TOLLWAY 図 S. 1 JORR+TgPA 位置図 2. プロジェクトの現状現在の JORR の区間別の状況を表 S.1 に示すなお TgPA は新規に計画される道路であり詳細設計用地取得共に未完成である表 S. 1 JORR の状況区間詳細設計用地供用その他 W1 未供用側道のみ供用中 W2 部分供用 S 供用中全線供用中 E1 部分供用 E2 供用中全線供用中一部供用中供用していない部分は用地未取得一部供用中供用していない部分は用地未取得 E3 未供用側道のみ供用中 N 未供用注 ) : 完了 : 一部完了 : 未完了用地取得に問題事業の実現は困難 3. TgPA におけるルート選定および構造形式の比較検討最適なルート選定のため 3 つの比較代替案の検討を行った結果以下の理由により比較代替案 2 が最も望ましいルートとして選定された関係各機関に対して深刻な問題を惹起しない最も現実的な案である期待される役割機能 ( 特に安全面に対して ) が確保される技術的社会的経済的な観点からフィージビリティが確保できる

4 JAMPEA CILINCING 及び港湾地域上空を高架で通過 ENGGANO 上空を高架で通過 N-S Link に接続 MARTADINATA 上空を高架で通過 CAKUNG CILINCING を通過図 S. 2 代替案 2 概要図 TgPA の橋梁形式は現況交通への影響を最小限とするように選定された床版: プレキャスト PC 床版桁 : 鋼 -I 桁橋脚: 鋼製橋脚橋台: コンクリート橋台基礎: コンクリート製フーチング+ 鋼管杭 Pre-cast PC slab Steel-I Girder (Anti-corrosion) Steel Pier (Anti-corrosion) Concrete Footing + PC driven pile 図 S. 3 TgPA における橋梁形式

5 W 2 TgPA におけるインターチェンジおよびジャンクションの位置を図 S.4 に示す図 S. 4 TgPA におけるインターチェンジおよびジャンクション位置 4. 料金徴収システム 2 つの均一料金からなるダブルフラットタリフシステムを図 S.5 に示すこれは Jakarta Intra-urban Tollway と JORR+TgPA の2つゾーンから成り JORR のバイパス機能を高め有料道路利用者の利便性を増すシステムである既存の料金制との調整が複雑となることから JORR+TgPA のすべての区間が開通する最終段階で適用される Cengkareng Airport Access Jakarta Harbor Road Tanjung Priok Port Tanjung Priok Access Jakarta - Merak Tollway W 2 S W 2 N Pluit - Grogol Tollway Grogol - Cawang Tollway Cawang - Tanjung Priok Tollway E 3 E 2 Jakarta Outer Ring Road Jakarta Outer Ring Road Jakarta - Serpong Tollway S Jakarta Outer Ring Road E-1W E-1E E 1 Jakarta - Cikampek Tollway Jagorawi Tollway Legend: Flat/Zone Tariff Distance-propotion Tariff Barrier-type Toll Plaza (One Side) 図 S. 5 ダブルフラットタリフシステム

6 5. 事業実施計画本プロジェクトの事業実施計画を表 S.2 に示す表 S. 2 事業実施計画 Year By Limit Remarks Toal Duration JETRO-FS-JORR and Tj PA PCI IP Draft PCI Issue of IP GoI Completion of EIA GoI JBIC Appraisal JBIC Detailed Design C PQ/Tender C Construction / Supervision C/GC Phase 1 C/GC Phase 2 C/GC Phase 3 C/GC FS Prep. E ngineering /Design Construction and Supervision 8/5-1/31 10/1 2/29 3/31 2/1-7/31 10/1 2/1-9/30 10/1 1/1-10/31 11/1 8/31 11/1 9/1-12/31 11/1 9/1-3/31 9/1-9/1-6/30 7/1-2/1-12/31 E-3 and TgPA East E-1E, TgPA-W and N-S Link W-1 and W-2N 6. プロジェクトコスト本プロジェクトの総事業費は表 S.3 に示す通りである表 S. 3 プロジェクトコスト At Sep Price JORR (Jakarta Outer Ring Road): W-1, W-2, E-1E and E-3 Items F/C L/C Total (M. ) (M.Rp) (M.Rp) Construction 9,151 3,654,554 4,307,962 Engineering Services 2, , ,007 Land Acquisition 0 854, ,699 Environmental Measurement 0 67,752 67,752 Total 11,429 4,685,408 5,501,420 Histrical cost 472, ,547 Grand Total 11,429 5,157,955 5,973,967 At Sep Price Tg PA (Tanjung Priok Access Road): TgPA-E, TgPA-W and N-S Link Items F/C L/C Total (M. ) (M.Rp) (M.Rp) Construction 18,655 2,088,797 3,420,749 Engineering Services 1,916 91, ,050 Land Acquisition 0 78,452 78,452 Environmental Measurement 0 57,012 57,012 Total 20,571 2,315,482 3,784,264 Histrical Cost Grand Total 20,571 2,315,482 3,784,264 At Sep Price Project Cost: JORR+TgPA Items F/C L/C Total (M. ) (M.Rp) (M.Rp) Construction 27,806 5,743,352 7,728,711 Engineering Services 4, , ,057 Land Acquisition 0 933, ,151 Environmental Measurement 0 124, ,764 Total 32,000 7,000,890 9,285,684 Histrical Cost 0 472, ,547 Grand Total 32,000 7,473,437 9,758,231 ITS Items F/C (M. ) L/C (M.Rp) Total (M.Rp) Step-1 5,500 39, ,970 Step-2 18, ,090 1,452,990 Grand total 24, ,360 1,884,960 E-1E 4,000 28, ,160 TgPA-E 1,500 10, ,810 Note: 1) The cost for Step-2 is not included for this study, considering uncertainty of further development of Step-1. 2) Exchange Rates: J. Yen 1.0 = Rp 71.4 US$ 1.0 = J. Yen

7 7. プロジェクトの評価 (1) 経済分析本プロジェクトの経済分析結果を表 S.4 に示す表 S. 4 費用便益分析結果 Indicator Value EIRR 47.5% B/C (at discount rate of 15%) 5.36 NPV (Billion Rp. at discounted rate of 15%) 20,701 Source: Estimated by Study Team 上記の経済内部収益率 (EIRR) の値はインドネシアにおけるインフラプロジェクトに関する評価基準とされる 12% - 15% の水準を越えている上記の結果は本プロジェクトの実施が国民経済的あるいは地域経済的観点から見て妥当で有意義であることを示している (2) 財務分析算定された収入およびプロジェクト費用に基づき資金調達条件に左右されない財務的内部収益率が計算されたすなわち建中金利は含まない前提での計算である財務的内部収益率 ( 建中金利を含まず ) は 11.1% と算定された 8. 結論と提言 (1) 結論住民移転など社会的影響がほとんどない TgPA のルート選定現況交通への影響を最小限とする橋梁構造の選定適切な ON/OFF ランプ位置の設定最適な料金徴収システムに基づく料金所位置の設定などに注意を払い実施され技術的な妥当性が確保された JORR の用地収用は W1 E3 区間の用地はすでに確保されており W2 E1 の用地はすでに決定された将来 ROW に沿って買収が進められている他方 TgPA は既存道路および Tg.Priok 港の港湾施設上空を高架で通過する計画であり民間からの土地収用がほとんどない計画となっている初期環境評価および経済財務分析結果より本プロジェクトが持続的開発となることが確認された

8 JORR の AMDAL EIA レポートは 1995 年 ~1997 年に完成し AMDAL Central Commission of the Ministry of Public Works により承認された TgPA についてはプロジェクトの実施機関である the Ministry of Settlement and Regional Infrastructure (KIMPRASWIL) が EIA の予算を準備し 2004 年 7 月までに完成させることが確認された (2) 提言 TgPA の公共用地の利用に関する手続きは早急に ROW を決定し幅杭を設置して関係各機関と交渉を開始することが不可欠である TgPA は大部分を高架で計画しているため ROW の決定と同時に詳細設計を実施することが可能である一方 JORR については E1 W2-N 区間は既に幅杭の設置が完了しているので用地買収の手続きを進めていく必要がある本プロジェクトの実施にともなって現況道路の改修や将来の道路整備などの計画を整合性のとれたものとする必要がある並行する一般道路 ON/OFF ランプへ接続する交差点の改良等関連交通施設の改良が必要となる政府は本プロジェクトの実現のため円借款など資金援助を要請して予算措置にともなう財政負担を軽減するべきである

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平成 16 年度地球環境プラント活性化事業等調査スリランカ主要幹線道路橋梁緊急整備事業に係る F/S 調査報告書要約平成 17 年 3 月新日本製鐵株式会社株式会社片平エンジニアリングインターナショナル I 調査の概要 I1 調査の目的本調査の目的は以下の通りである (1) 幹線道路上の橋梁を調査し架け替えが必要となる橋梁を特定し国際協力銀行 (JBIC) の資金援助を受けて事業実施することを想定した

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