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ひできのしろ
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4 2 社会関係資本の減少とテレビ日当たりのテレビ視聴時間が 1 時間増加するこのうち本稿の問題関心との関連で特にと公的集会への参加地域委員会のメン興味深いのは c のテレビと社会関係資本バーになる議会に投書するといったほととの関わりであるパットナムはこの点にんどの市民的集合的行動への関与の割合がついても様々な指標を動員しながら詳細に分約 10% 低下するという負の相関関係がある析しているがその議論は以下のように要約できる Putnam 2000 邦訳頁 ①テレビの普及率と視聴時間の急激な拡大こうしてパットナムにとってテレビはアメリカ人の生活を受動的で私生活中心主義的なものへ変容させ社会関係資本を衰アメリカにおけるテレビの普及率は 1950 退せしめた大きな要因のひとつと位置づけら年の 10% から 1959 年には 90% へ急激に上昇れる詩人の T.S. エリオットはテレビを何世帯当たりの視聴時間は 1950 年代からの 45 百万人の人々が同じジョークに同時に耳を傾年間に約 1.5 倍になり 1995 年までに 1 人当けながら同時に孤独なままでいることを可たり 1 日約 4 時間となっているこれは世界能にしていると表現したが 3 こうしたテでも有数の高水準であるレビのメディア特性が社会関係資本の減 ②テレビがもたらした娯楽の変質少に深く関わっていたというのであるテレビの急激な普及は自動車以上に日々もちろんパットナムの分析はアメリカの過ごし方を変化させた 1965 年からの 30 社会のみを対象としたもので国を超えて妥年間でアメリカ人の余暇時間は週当たり平当性を持ち得るかどうかやデータの解釈方法均 6 時間増加したがそのほとんどはテレビ等慎重に吟味すべき点もある特に放送業視聴に吸収されたかつて野球場や映画館な界における主要なプレーヤーが 4 大ネットどで集団で楽しむものだった娯楽は家庭でワークやケーブルテレビチャンネルを始めと個別に楽しむものテレビ視聴に変化したテレビは人々を家庭へと誘導したのである ③家族関係の希薄化しかし家庭での人間関係はテレビによって希薄になったテレビの複数台所有の増加等の影響もあってテレビは家族と一緒にでなく1人で見るものとなったテレビ視聴時間は夫婦の会話時間の3 4 倍に達しまた8 18歳の子供ではテレビ視聴の5%しか親は同伴しておらず 3分の1以上は完全に1人での視聴となっている ④社会的活動への関与の減少する商業放送事業者で公共放送の存在感が非常に小さいという点は他の主要国にはない特徴であるしかしその点を差し引いてもテレビ視聴が人々の生活に与えたネガティブな影響を社会関係資本の減少という側面から捉えた彼の議論は極めて興味深い 4. Watching Alone 孤独なテレビ視聴 1 テレビ視聴の個人化細分化と社会関係資本の減少テレビ視聴の増加テレビがもたらす娯楽パットナムのテレビと社会関係資本のへの依存は様々な社会的活動への市民参関係をめぐる議論は大きな反響を呼んだそ加や社会的関与の低下をもたらしている 1 して同様のテーマを扱ったりパットナムの 57

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9 齢者介護格差社会など社会関係資本のあり方の問題として問い直されるべき問題は多い冒頭に記したように NHK は自らの役割として社会的連帯の育成を掲げているがそうである以上公共放送としてこれらの諸問題の解決に直接的あるいは間接的にどのような役割を果たし得るかまたそれを通じて自らの存在意義をどのような形で主張し得るかが問われている放送特に公共放送と社会関係資本の関係に関する様々な角度からの幅広い議論と研究が求められているよねくらりつ注 1 NHK NHK の新生とデジタル時代の公共性の追求平成 18 年度 20 年度 NHK 経営計画 htm 参照年の 1 年間で少なくとも 1 回ボウリングに行ったアメリカ人は約 8,000 万人でこれは連邦議会選挙で投票した人の数の 1.3 倍以上になるという Putnam 1995: 邦訳 64 頁 3 パットナムはエリオットの言葉を引用しつつテレビは仲間の存在を電子的にシミュレートしていると特徴づけている Putnam 2000 邦訳 263 頁 4 無論ブルックスが論じる商業放送と公共放送は理念型的なモデルであり公的規制を全く受けない放送事業者は基本的に存在しない引用参考文献 Bourdieu, Pierre 1986 The Forms of Capital, John C. Richardson, ed., Handbook of Theory and Research for the Sociology of Education, Greenwood Press Brookes, Matin 2004 Watching Alone: Social capital and public service broadcasting, the work foundation Dasgupta, Partha and Ismail Serageldin, eds Social Capital: A Multifaceted Perspective, The World Bank 62 H a b e r m a s, J u r g e n T h e o r y d e s Kommunicativen Handelns, Surkamp 丸山ほか訳コミュニケイション的行為の理論未来社 1987 年 Lin, Nan 2001 Building a Network Theory of Social Capital, Nan Lin et al., eds. Social Capital Theory and Research, Aldine Transaction Norris, Pippa Does television erode social capital? Political Science & Politics, 29,3 Norris, Pippa Social capital and ICTs, prepared for the Conference on Social Capital, Cabinet of the Government of Japan, March 24, 25, 2003 下村恭広訳ソーシャルキャピタルと情報通信技術宮川公男大守隆編ソーシャルキャピタル東洋経済新報社所収 OECD 2001 The Well-Being of Nations: The Role of Human and Social Capital, Center For Educational Research and Innovation Putnam, Robert D Bowling Alone: America's Declining Social Capital, Journal of Democracy, 6 1 坂本治也山内富美訳ひとりでボウリングする宮川公男大守隆編同上所収 Putnam, Robert D Bowling Alone: The Collapse and Revival of American Community, Simon & Schuster 柴内康文訳孤独なボウリング柏書房 2006 Uslaner E.M Social Capital, television, and the mean world Political Psychology, 19, 3 金光淳 2003 社会ネットワーク分析の基礎社会的関係資本論にむけて勁草書房内閣府国民生活局 2003 ソーシャルキャピタル : 豊かな人間関係と市民活動の好循環を求めて長谷部恭男 1992 テレビの憲法理論弘文堂林香里 2005 冬ソナにハマッた私たち文春新書宮川公男 2004 ソーシャルキャピタル論宮川公男大守隆編ソーシャルキャピタル東洋経済新報社所収宮田加久子 2005 きずなをつなぐメディアネット時代の社会関係資本 NTT 出版諸富徹 2003 環境岩波書店山内直人 2005 ソーシャルキャピタル考山内直人伊吹英子編日本のソーシャルキャピタル大阪大学大学院国際公共政策研究科 NPO 研究情報センター

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3.dvi 3 1 4 6 5 6 4 5 1995 SSM Social Stratification and Social Mobility 5 1 2 3 1 V = 0.213** 175 (71.1%) 71 (28.9%) 246 163 (50.0%) 163 (50.0%) 326 V = 0.048 92 (37.4%) 154 (28.9%) 246 107 (32.8%) 219 (67.2%)