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きゅうたつなかわ
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東日本大震災を踏まえた震災時の都市間における道路のネットワーク機能丸山大輔和田道路政策グループ上席主任研究員卓

高規格幹線道路の未供用区間を対象に客観的これまで道路事業については経済社会の側面からみ

つの指標についてそれぞれの評価が行われてきたこの費用対便益分析は費用便益指標ごとに求められる評点偏差値

費減少便益交通事故減少便益の便益による総便益区間の整備の進め方についての評価が行われたしかしと道路整備に要する事業費

ネットワーク全体としての評価は行われていないた上で総便益と総費用の比などにより事業の妥当性の評平成年月

全国から救援ロに依存することから交通量が見込めない道路では部隊や救援物資などが被災地や被災地周辺の活動拠点に到

わが国の主な広域道路ネットワークを形成する高断する三陸縦貫自動車道は総延長 km のうち供用規格幹線道路は全体計画,km

は未事業化区間並行する国道 5 号り図 - に示すとおり地方部や国土を横断する高速道

救援活動に大きな支障を与えた図 - 多く高速道路のネットワークが欠落しているミッシングリンクが存在している

1 東日本大震災を踏まえた震災時の都市間における道路のネットワーク機能丸山大輔和田道路政策グループ上席主任研究員卓道路政策グループ副総括こうした課題を踏まえ平成 5 年度および平成 9 はじめに年度には高規格幹線道路の未供用区間を対象に客観的これまで道路事業については経済社会の側面からみデータを用いた外部効果の評価指標を設定し費用対便た妥当性の観点から費用対便益分析を用いて個別の事業の益と外部効果のつの指標についてそれぞれの評価が行われてきたこの費用対便益分析は費用便益指標ごとに求められる評点偏差値に重みをつけて総合分析マニュアルに基づき走行時間短縮便益走行経評価点数を算出する方法により高規格幹線道路の未供用費減少便益交通事故減少便益の便益による総便益区間の整備の進め方についての評価が行われたしかしと道路整備に要する事業費道路維持管理に要するながらこれらの評価は個別の区間における評価であり費用による総費用を算定し各々の現在価値を算出しネットワーク全体としての評価は行われていないた上で総便益と総費用の比などにより事業の妥当性の評平成年月日に発生した東日本大震災では価を行うものであるこれらの便益は交通量走行台キ広域的な高速道路ネットワークを活用して全国から救援ロに依存することから交通量が見込めない道路では部隊や救援物資などが被災地や被災地周辺の活動拠点に到総便益が低く算出される傾向があるといわれている達し救助救援活動が行われたしかし三陸地方を縦一方わが国の主な広域道路ネットワークを形成する高断する三陸縦貫自動車道は総延長 km のうち供用規格幹線道路は全体計画,km のうち平成されていた区間が km 5% しかなく総延長の年度末時点での供用延長が,7km 7% に留ま 5% 5km は未事業化区間並行する国道 5 号り図 - に示すとおり地方部や国土を横断する高速道が気仙大橋の流出など甚大な被害を受けたことから救路整備費用がかさむ大都市圏の環状道路で未供用区間が急救援活動に大きな支障を与えた図 - 多く高速道路のネットワークが欠落しているミッシングリンクが存在しているこの経験から高速道路の機能としてこれまでの費用対便益分析による効率性による視点に加え災害時の救助図 - 図 - ミッシングリンクが残る区間三陸縦貫自動車道の整備状況出典東日本大震災を踏まえた緊急提言データ集 H.7 JICE REPORT vol./. JICE-REPORT_号.indb //5 :59:9

救援活動など安全確実な道路交通の確保の観点や防災の観点からも評価を行うことが重要であると改めて認識された本研究では個別の区間の評価ではなく高速道路ネットワークが形成されることによる評価を行うため多面的な評価の観点の一つとして多重性の評価を試みた東日本大震災で高速道路が果たした役割東日本大震災によって東北自動車道や常磐自動車道な

は一部区間で一般車両の通行が可能となり月日東日本大震災では広域的な高速道路ネットワークを活には通行止めが全面解除された原発事故の影響により応用して全国から救援部隊や救援物資などが被災地や被災急復旧に着手できなかった区間いわき四倉 IC 常磐富地周辺の活動拠点に到達し救助救援活動が行われたこ岡 IC を除くとから高速道路により確実に目的地に到達できることのまた

2 救援活動など安全確実な道路交通の確保の観点や防災の観点からも評価を行うことが重要であると改めて認識された本研究では個別の区間の評価ではなく高速道路ネットワークが形成されることによる評価を行うため多面的な評価の観点の一つとして多重性の評価を試みた東日本大震災で高速道路が果たした役割東日本大震災によって東北自動車道や常磐自動車道などが広範囲にわたって被害を受けた交通の支障となる被害を受けた高速道路の延長は 5km にわたり被害箇所は約 5 箇所に及んだにもかかわらず地震翌日の月日の早朝には東北自動車道等の仮復旧が順次完了し自衛隊の車両などの利用が始まった月 9 日に釜石山田道路月7日撮影写真 - 緊急輸送路して機能した三陸縦貫自動車道出典国土交通省資料ネットワークの評価は一部区間で一般車両の通行が可能となり月日東日本大震災では広域的な高速道路ネットワークを活には通行止めが全面解除された原発事故の影響により応用して全国から救援部隊や救援物資などが被災地や被災急復旧に着手できなかった区間いわき四倉 IC 常磐富地周辺の活動拠点に到達し救助救援活動が行われたこ岡 IC を除くとから高速道路により確実に目的地に到達できることのまた関東地方や中部地方以西と東北地方各地を結ぶ関重要性が改めて認識された越自動車道や北陸自動車道磐越自動車道をはじめとする本章では高速道路により到達可能な経路数を算出する高速道路は大きな被害を受けなかったことから日本海側手法を用いて多重性の観点からネットワークの評価手法の港湾や隣接県の活動拠点と被災地を連絡する緊急輸送路について検討しその有効性について県をモデルケーとして大きな役割を果たした図 - スとして検証を行った. ネットワークの評価手法多重性の観点からネットワークの多重性を評価する手法は隣接県等との関わりを整理し起点から目的地への進行方向に対し逆進をせずに通行図 - の場合右から左のみ進行可能なお上下方向真横への進行は可能できるすべての経路数を算出する方法とした ++= =5 B地点図 - += A地点日本海側の幹線道路網が物資の輸送ルートとして機能出典東日本大震災を踏まえた緊急提言データ集 H.7 さらに津波を考慮して整備された三陸縦貫自動車道算出例 A地点からB地点へ移動する場合の経路数は5 図 - 経路数の算出方法は国道 5 号が寸断された中被害が小さく住民避難や救援のための緊急輸送路として役割を果たし命の道として機能した写真 - JICE REPORT vol./. 9 JICE-REPORT_号.indb 9 //5 :59:

ちなみにこの方法で東京名古屋間現況の経路数を算出すると通りとなる図 - さらに県沿岸には m を超えるの大きな津波が発生することが想定されていることから重要港湾である港市区田子の浦港富士市御前崎港御前崎市も被災し拠点としての機能が果たせなくなることが予想される図 - - 浜松西袋井掛川浜松磐田菊川掛川東海道新幹線三島新富士焼津東

東伊豆町河津町下田市南伊豆町松崎町西伊豆町伊豆市沼津市富士市市区市駿河区焼津市吉田町牧之原市御前崎市掛川市袋井市磐田市浜松市南区浜松市西区湖西市 m ) ネットワークの評価想定津波高 (.

3 ちなみにこの方法で東京名古屋間現況の経路数を算出すると通りとなる図 - さらに県沿岸には m を超えるの大きな津波が発生することが想定されていることから重要港湾である港市区田子の浦港富士市御前崎港御前崎市も被災し拠点としての機能が果たせなくなることが予想される図 - - 浜松西袋井掛川浜松磐田菊川掛川東海道新幹線三島新富士焼津東東名高速道路三ヶ日熱海沼津富士狩野川安倍川吉田浜松相良大井川牧之原天竜川. 5. 図県をケーススタディとしてここでは南海トラフの巨大地震である東海東南海南海地震発生時に東京名古屋間の主要な交通軸や港湾など災害時の活動拠点となるエリアが大きな被害を受けることが予想される県をケーススタディとして取り上げ隣接県等との関わりを整理し防災の観点からエリア間のネットワークを設定して評価を行った南海トラフの巨大地震発生時の県の被害想定熱海市伊東市東伊豆町河津町下田市南伊豆町松崎町西伊豆町伊豆市沼津市富士市市区市駿河区焼津市吉田町牧之原市御前崎市掛川市袋井市磐田市浜松市南区浜松市西区湖西市 m ) ネットワークの評価想定津波高 (. 経路数の算出例重要港湾がある市区図 - 南海トラフの巨大地震発生時の想定津波高出典南海トラフの巨大地震モデル検討会第一次報告巻末資料内閣府防災部門 H. から作成県と隣接県との関わり県を東西に貫く東海道は古代から現代に至るまで関東地方と中部地方関西地方を連絡する日本の大動南海トラフの巨大地震が発生した場合の震度分布は南脈として主要な交通路としての役割を果たしてきた現海トラフの巨大地震モデル検討会第二次報告内閣府在では高速道路や新幹線などによって大量の人や物が移動防災部門 H. によれば県の沿岸部を中心にし日本の経済活動を支える交通の要衝としての役割を震度強 7 と想定されている県内の新東名高速担っている道路東名高速道路国道号東海道新幹線東海道また長野新潟間の南北軸についても古来か本線といった主要な交通軸はほとんどが震度弱以上のら塩の道に代表されるように人や物の交流が盛んに地域を通過している行われてきた特に遠州灘県から遠山地方を経て諏訪湖に続く街道は遠信古道のちの秋葉街道といわれその歴史は先史時代まで遡る図 -5 一方現在は県は神奈川県山梨県長野県愛知県の県と隣接しているものの県庁所在地間が高速道路で直接連絡されているのは神奈川県と愛知県の県のみであることから県から山梨県長野県へ高速道路で行くには東京や名古屋を経由しなければならない図 - 南海トラフの巨大地震の想定震度図 - 出典南海トラフの巨大地震モデル検討会第二次報告内閣府防災部門 H. から作成 JICE REPORT vol./. JICE-REPORT_号.indb //5 :59:7

表 - 県着の総物流量全機関全品目順位 5 7 9 割合栃木県,5 7,7,,7,7,,9,5,,.7%.9%.%.%.%.5%.%.%.%.7% 山梨県 9.% 愛知県神奈川県千葉県埼玉県長野県東京都茨城県三重県滋賀県図 -5 輸送トン数千トン/年都道府県名 5,55 全国塩の道.% 出典遠山郷観光協会ホームページ秋葉街道 http://www.

ネットワークの設定災害時における救助救援活動を想定しネットワークを形成するためのノード拠点とリンク経路の設定を行った拠点の選定拠点は災害対策本部が設置される県庁所在地に加え広域防災活動拠点東海地震の警戒宣言が発せられた場合の前進拠点および進出拠点など災害時に重要な役割を果たす箇所を選定した具体的には表 - に示すとおり県および隣接する神奈川県愛知県

を占める高速道路で結ばれていない長野県山梨県は東名高速道路で連絡されている千葉県や埼玉県からの貨物流動量よりも少なくわずか 5% となってい県および隣接県の災害時における 5 7 活動拠点等県神奈川県愛知県災害対策本部広域防災活動拠点等下田市熱海市沼津市市富士市市藤枝市袋井市浜松市厚木市横須賀市藤沢市横浜市平塚市開成町小田原市相模原市

4 表 - 県着の総物流量全機関全品目順位割合栃木県,5 7,7,,7,7,,9,5,,.7%.9%.%.%.%.5%.%.%.%.7% 山梨県 9.% 愛知県神奈川県千葉県埼玉県長野県東京都茨城県三重県滋賀県図 -5 輸送トン数千トン/年都道府県名 5,55 全国塩の道.% 出典遠山郷観光協会ホームページ秋葉街道 tousin/index.php. ネットワークの設定災害時における救助救援活動を想定しネットワークを形成するためのノード拠点とリンク経路の設定を行った拠点の選定拠点は災害対策本部が設置される県庁所在地に加え広域防災活動拠点東海地震の警戒宣言が発せられた場合の前進拠点および進出拠点など災害時に重要な役割を果たす箇所を選定した具体的には表 - に示すとおり県および隣接する神奈川県愛知県山梨県長野県と新潟県の災害時における活動拠点として 5 箇所図 - 県と隣接県との高速道路の連結状況自治体選定した表 - 県への貨物流動量全機関全品目 H を見ると東名高速道路で結ばれている愛知県神奈川県が第活動拠点等 5箇所自治体都道府県位と第位を占め東名高速道路を経由する県愛知県神奈川県千葉県埼玉県で全貨物量の半数以上 5% を占める高速道路で結ばれていない長野県山梨県は東名高速道路で連絡されている千葉県や埼玉県からの貨物流動量よりも少なくわずか 5% となってい県および隣接県の災害時における 5 7 活動拠点等県神奈川県愛知県災害対策本部広域防災活動拠点等下田市熱海市沼津市市富士市市藤枝市袋井市浜松市厚木市横須賀市藤沢市横浜市平塚市開成町小田原市相模原市川崎市鎌倉市名古屋市一宮市弥富市名古屋市豊明市岡崎市豊川市豊橋市長久手市山梨県甲府市長野県長野市新潟県る表 - 前進拠点活動拠点重要港湾山中城址駐車場三島市足柄 SA 小山町浜名湖SA 浜松市湖西運動公園湖西市東扇島防災基地川崎市名城公園名古屋市甲府市富士吉田市南アルプス市身延町小瀬スポーツ公園甲府市中央市山梨市大月市韮崎市長野県地域防災計画震災対策編に具体的な地域名松本空港一帯松本市の記述なし新潟港新潟市直江津港上越市ネットワークの設定で選定した拠点で近接しているものをグループ化し災害時に活動拠点となるエリアとして設定した図 -7 JICE REPORT vol./. JICE-REPORT_号.indb //5 :59:

図 -7 拠点のグループ化設定したエリアは高速道路の沿線に多く配置されていることがわかる県における活動拠点エリアはすべてのエリアで津波の発生が想定されているまた伊豆半島を除くエリアは想定震度が弱以上である図 - 災害時に必要となるエリア間のネットワークれるとそれぞれ通り 5 倍通り 5.

岸部の交通軸や活動拠点が大きな被害を受けることが予想名古屋までの経路数はでありまた東京までは通される現在の県内の高速道路ネットワークで津波のりの経路しかない図 - 被害を免れるのは新東名高速道路のみであるこれらも将来計画されている高速道路が全て整備されると東踏まえここでは地震や津波の影響が小さい北側からの経名高速道路が不通となった場合でもそれぞれ通り

5 図 -7 拠点のグループ化設定したエリアは高速道路の沿線に多く配置されていることがわかる県における活動拠点エリアはすべてのエリアで津波の発生が想定されているまた伊豆半島を除くエリアは想定震度が弱以上である図 - 災害時に必要となるエリア間のネットワークれるとそれぞれ通り 5 倍通り 5.7 倍へと選択可能経路数が増加することがわかった図 - 図 - - は南海トラフの巨大地震発生により東名高速道路の御殿場 IC 豊田 IC 間が不通になっ南海トラフの巨大地震発生時には地震による道路の損た場合を想定したものである新東名高速道路が一部供用傷とともに津波によって東名高速道路をはじめとする沿した現在は東名高速道路が不通となった場合から岸部の交通軸や活動拠点が大きな被害を受けることが予想名古屋までの経路数はでありまた東京までは通される現在の県内の高速道路ネットワークで津波のりの経路しかない図 - 被害を免れるのは新東名高速道路のみであるこれらも将来計画されている高速道路が全て整備されると東踏まえここでは地震や津波の影響が小さい北側からの経名高速道路が不通となった場合でもそれぞれ通り路による県外からの救急救援活動を想定し図 - の通りの到達可能経路数が確保されることがわかったようにネットワークを設定した. ネットワークの評価. で設定したネットワークを実際の高速道路網に適用しネットワークの多重性を評価した図 -9 - は東京間名古屋間の高速道路による経路数を示したものである平成年月に新東名高速道路が供用するまでは東京までの経路数は通り名古屋までは通りであった図 -9 図 - またから重要港湾を有する上越新潟などの日本海側へも現況ネットワークでは 9 通り図 -5 であるが将来は 5 通り倍へと選択可能経路数が増加する図 - さらに東京または名古屋を経由しない場合を算出すると現況では通りであるが将来は 9 通りとなり現況の東京通り名古屋通りへの経路数を上回る図 -7 図 - 現況のネットワークではから東京までの経路数南北軸の高速道路整備によってから日本海側へのは通り名古屋までの経路数は通りであるが図連絡が現在の東京や名古屋への連絡と遜色ないものとな - 将来計画されている高速道路が全て整備さることが確認できた JICE REPORT vol./. JICE-REPORT_号.indb //5 :59:

図 -9 から東京名古屋へ移動する経路数新東名開通前図 - 東名高速不通時のから東京名古屋へ移動する経路数現況更埴飛騨清見佐久小諸松本白鳥追加されたリンク藤岡岡谷美濃関長坂双葉飯田山本鶴ヶ島甲府岐阜

名古屋へ移動する経路数将来更埴飛騨清見佐久小諸松本白鳥追加されたリンク藤岡岡谷美濃関長坂双葉飯田山本鶴ヶ島甲府岐阜土岐小牧一宮名古屋八王子大泉美女木中央名古屋IC 名古屋南豊田東豊田

更埴 5 白鳥松本美濃関岡谷追加されたリンク佐久小諸藤岡 7 鶴ヶ島 7 飯田山本長坂双葉岐阜大泉甲府 5 小牧名古屋名古屋IC 名古屋南図 - 東名高速不通時のから東京名古屋へ移動する経路数新東名開通前 5

6 図 -9 から東京名古屋へ移動する経路数新東名開通前図 - 東名高速不通時のから東京名古屋へ移動する経路数現況更埴飛騨清見佐久小諸松本白鳥追加されたリンク藤岡岡谷美濃関長坂双葉飯田山本鶴ヶ島甲府岐阜土岐一宮名古屋名古屋南図 - から東京名古屋へ移動する経路数現況小牧八王子大泉美女木中央名古屋IC 豊田東豊田図 - 浜松いなさ三ヶ日新海老名東名御殿場伊勢原海老名南東京東名高速不通時のから東京名古屋へ移動する経路数将来更埴飛騨清見佐久小諸松本白鳥追加されたリンク藤岡岡谷美濃関長坂双葉飯田山本鶴ヶ島甲府岐阜土岐小牧一宮名古屋八王子大泉美女木中央名古屋IC 名古屋南豊田東豊田浜松いなさ三ヶ日図 - 新海老名東名御殿場伊勢原海老名南東京から東京名古屋へ移動する経路数将来図 -5 小矢部砺波から日本海側へ移動する経路数現況上越 5 富山 5 5 長岡 5 長野新潟 5 高崎 5 飛騨清見更埴 5 白鳥松本美濃関岡谷追加されたリンク佐久小諸藤岡 7 鶴ヶ島 7 飯田山本長坂双葉岐阜大泉甲府 5 小牧名古屋名古屋IC 名古屋南図 - 東名高速不通時のから東京名古屋へ移動する経路数新東名開通前 5 中央海老名東名土岐一宮豊田図 - 豊田東新浜松いなさ三ヶ日御殿場美女木八王子伊勢原東京海老名南から日本海側へ移動する経路数将来 JICE REPORT vol./. JICE-REPORT_号.indb //5 :59:

.5 東京名古屋間のネットワークの評価ちなみに同様の考え方で東京名古屋間の経路数を算出した経路数は通りから 7,9 通り約倍に増加し東京名古屋間のネットワークの信頼性が飛躍的に向上する図 -9 高速道路の整備によって災害時においても日本の大動脈である東京名古屋間のネットワークがまず途切れることがなくなるということがわかる図 -7 から東京

による経路数の変化を整理し結果を表 - に示す東京間の場合地点間のリンク数を現況から割増加させるだけで経路数が平常時には 5 倍災害時には倍に増加するなどエリア間の連絡の多重性が飛躍的に向上することがわかる将来のネットワーク形成により経路の多重性が大きく増え災害時に県への救助救援活動に大きな役割を果たすことが期待される表 - 平常時東京災害時経路数

7 .5 東京名古屋間のネットワークの評価ちなみに同様の考え方で東京名古屋間の経路数を算出した経路数は通りから 7,9 通り約倍に増加し東京名古屋間のネットワークの信頼性が飛躍的に向上する図 -9 高速道路の整備によって災害時においても日本の大動脈である東京名古屋間のネットワークがまず途切れることがなくなるということがわかる図 -7 から東京名古屋を経由せずに日本海側へ移動する経路数現況上越 9 長野 9 更埴 9 佐久小諸松本岡谷長坂双葉甲府飯田山本新浜松いなさ三ヶ日図 - 東京から名古屋へ移動する経路数現況図 - 東京から名古屋へ移動する経路数将来御殿場図 -9 から東京名古屋を経由せずに日本海側へ移動する経路数将来以上より各時点における高速道路ネットワークの整備による経路数の変化を整理し結果を表 - に示す東京間の場合地点間のリンク数を現況から割増加させるだけで経路数が平常時には 5 倍災害時には倍に増加するなどエリア間の連絡の多重性が飛躍的に向上することがわかる将来のネットワーク形成により経路の多重性が大きく増え災害時に県への救助救援活動に大きな役割を果たすことが期待される表 - 平常時東京災害時経路数本研究では県をケーススタディとして取り上げ高速道路ネットワークの評価を行ったネットワーク形成による経路数とリンク数の変化平常時将来将来 / 現況 5. 5倍. 倍倍その結果地点間のリンク数を現況から割増加させるだけで東京間であれば経路数が 5 倍に増加するなどエリア間の連絡の多重性が飛躍的に向上することがわかり地点間を連絡する経路数がネットワークを倍東京名古屋を経由しない場合 99 評価する指標の一つとして有効であることが確認できた.5.倍災害時リンク数現況平常時名古屋日本海側新東名高速開通前おわりに県の場合高速道路ネットワークが形成されることで災害時のみならず平常時においても長野県や山梨東名高速道路御殿場IC 豊田IC が不通の場合県日本海側の拠点港が高速道路によって結ばれ拠点間 5 JICE REPORT vol./. JICE-REPORT_号.indb //5 :59:

8 連絡の速達性や多重性信頼性が向上し国際競争力の強参考文献化や産業の活性化観光周遊ルートの選択肢の増加などに高速道路のあり方有識者検討委員会よる国や地域の活性化が期待できる今後は移動の目的や連絡される拠点の特性により異なってくる経路数の意味や経路の価値について考察するとともにより多面的に評価する観点から多重性に加え速達性や信頼性などの観点からもより有効性の高い指標について研究を進める所存である NEXCO 東日本ホームページ東日本大震災による高速道路等の被害と復旧状況取りまとめ html 平成年度貨物地域流動調査国土交通省 H. 東海地震応急対策活動要領に基づく県広域受援計画県 H.5. 5 山梨県地域防災計画山梨県防災会議 H.. 愛知県基幹的防災拠点候補地調査報告書愛知県 H.. 7 かながわの安全防災長野県地域防災計画本編神奈川県安全防災局 H. 震災対策編長野県防災会議 H. JICE REPORT vol./. 5 JICE-REPORT_号.indb 5 //5 :59:7

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