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1 情報化と法第 6 回 従業員の電子メールの閲読の可否 会社は従業員の私用メールの実態調査のため メールの内容を勝手に閲読できるか? 従業員の私用メールの調査 朝日新聞の 変 メールチェック で記者たちが大ブーイング 2006 年 3 月 19 日号サンデー毎日 社員のメールを保存して 後でチェックできるようにする 訂正しない と宣言したはずの NHK 特番改変問題の記事を書いた記者を読者サービス部門に異動 高らかに ジャーナリスト宣言 しているわりには やることが何だか変だぞ 朝日新聞 従業員の私用メールの調査朝日新聞の 変 -2 朝日新聞社によると 3 月 1 日に ネットワーク記録 分析システム が導入された 全社員を対象に 会社のサーバーを経由したメール送受信 ウェブサイトの閲覧記録を 3 年間保存 その記録をチェックできる 朝日新聞の 変 -3 このシステムの目的の一つが 社内情報を外部に漏らす 犯人 捜しにあることは間違いなさそうだ 朝日広報部も システム導入のきっかけになった出来事の一つとして 月刊誌への社内資料の流出問題 を挙げる 流出問題 とは 昨年 8 月に月刊誌 現代 ( 講談社 ) に共同通信出身のジャーナリスト 魚住昭氏の NHKvs. 朝日新聞 番組改変 論争 政治介入 の決定的証拠 と題する記事が載ったことだ 職場におけるネット関連資料 1 プライム ローというサイト 職場における電子メールとプライバシー ( 弁護士藤田康幸 ) 2 ネット 情報関連の判例をまとめたページ 情報ネットワーク関連判例 1

2 従業員メール閲読の現状 平成 14 年 4 月 日本労働研究機構公表 1 公開会社 267 社の40.7% 私的利用についてルール設定 2 そのうちの74.5% 私的利用について全面的に禁止 % の会社 私的利用について防止対策を実施 従業員メール閲読の問題点 1 モニタリング プライバシーの権利侵害の恐れ 事後チェック事前チェック 会社のパソコンやネットワーク利用の私用メールの送受信 アメリカ合衆国では? 1 一般的に言って 会社のパソコンやネットワークは会社の財産であるから その利用の仕方については会社が決めることができる 2 従業員は勤務時間中は会社に対して 業務専念義務 を負っている アメリカ合衆国では?(1) ACLU( アメリカ自由人権協会 ) という人権擁護団体のサイトにある Beeson 氏 (ACLU のスタッフ弁護士 ) の論文 ( er/priv/privpap.html) の以下要旨の一部 ECPA( 電気通信プライバシー保護法 ) が 使用者が被用者の電子メールにアクセスすることを認めないかどうか アメリカ合衆国では?(2) 使用者が会社のボイスメール システムをモニターすることを認めるのに通常適用されている ビジネス拡張ルール の下で 会社の電子メール システムに ECPA( 電気通信プライバシー保護法 ) を適用することを 多分 使用者は免除されているだろう 2

3 アメリカ合衆国では?(3) 職場での電子的なプライバシー権利は いくつかの事件で考慮されたが どの事件でも 被用者はその電子メールのプライバシーについて期待できないと結論した このように述べて 以下の3つの判例を紹介している アメリカ 3 つの判例 (1) 1)Shoars v. Epson 事件 ( カリフォルニア 1994) 電子メールについての上司のモニタリングに参加することを拒否したために解雇された 被用者は 電子的な監視を禁止するカリフォルニア州法に依拠して 不当解雇であるとして提訴した 裁判所は 法律による保護が電子メールに及ばないと判断した アメリカ 3 つの判例 (2)-1 2)Bourke v. Nissan Motors Corp 事件 ( カリフォルニア 1993) 会社は 個人的メッセージ ( いくつかは性的な内容を含んでいる ) を会社の電子メール システムで送信した被用者を解雇した 被用者は プライバシーの侵害を主張して 不当解雇として提訴した アメリカ 3 つの判例 (2)-2 裁判所は 原告の主張を否定した 理由は 彼女が会社ビジネスにそのシステムの利用を会社の業務に限定するとの使用者との契約に署名したこと 使用者が時々電子的メッセージをモニターしていたことを知っていたことから Bourke には 彼女の電子メールでのプライバシーについての合理的な期待がなかったということであった アメリカ 3 つの判例 (3)-1 3)Smyth v. The Pillsbury Co. 事件 ( ペンシルバニア フィラデルフィア 1996) 会社は被用者が彼の上司に対して会社の電子メール システム上でした 不適当で非専門的なコメント を会社が傍受した後に 被用者を解雇した なお 会社は すべての電子メールの通信は秘密が保持され保護されており 傍受されないし解雇の根拠として使用されることはないと 繰り返し保証していた 被用者は不当解雇との主張して提訴した アメリカ 3 つの判例 (3)-2 裁判所は原告の主張をしりぞけた 理由は 会社の電子メール システム上で上司に対して被用者が自発的に行った電子メールの通信では プライバシーについての合理的な期待 がなく 原告が 明らかに会社全体によって利用される電子メール システム上で 他の者 ( 彼の上司 ) に対して 問題とされている非専門的なコメントを通信した以上 プライバシーについての合理的な期待は失われた ということである 3

4 日本の判例 職場におけるプライバシー 1 1) 東京地判昭和 47 年 3 月 31 日 < 目黒高校教諭解雇事件判決 > 労働関係民事裁判例集 23 巻 2 号 155 頁 判例時報 664 号 23 頁 判例タイムズ 276 号 246 頁 ( 評釈 ) 吉川基道 教育判例百選 < 第 3 版 >( 別冊ジュリスト 118)48 頁 (1992) 吉川基道 別冊ジュリスト 41 号 62 頁 (1973) 日本の判例 職場におけるプライバシー 2 校長が教諭の同意なしにその全授業の内容を録音し これを根拠としてされた右教諭に対する解雇は 教育基本法一〇条一項にいう 不当な支配 に当り したがつて公の秩序に反し 権利の濫用に当るとした事例 日本の判例 職場におけるプライバシー 3 2) 神戸地判昭和 59 年 5 月 18 日 < 関西電力事件第一審判決 > 労働判例 4 33 号 43 頁 判例時報 1135 号 140 頁 職場の内外で監視態勢を継続し 尾行 外部からの電話の相手方の調査 ロツカーの無断開扉 警察署との情報交換による業務に関係のない私生活上の情報の入手等を行い 日本の判例 職場におけるプライバシー 4 プライバシーを侵害し 職場における自由な人間関係の形成を阻害するとともに 名誉を毀損し 人格的評価を低下させたもので 前記従業員らに対する不法行為に当るとした事例 日本の判例 職場におけるプライバシー 5 3) 大阪高判平成 3 年 9 月 24 日 < 関西電力事件控訴審判決 > 労働関係民事裁判例集 4 2 巻 5 号 752 頁 労働判例 603 号 45 頁 労働経済判例速報 1452 号 10 頁 日常的に監視し 外部からの電話の調査 ロツカーの無断開扉 私生活上の情報の入手などを行い 4

5 日本の判例 職場におけるプライバシー 6 プライバシーを侵害し 職場における自由な人間関係の形成を阻害するとともに その名誉を毀損し 人格的評価を低下させたものであるとして 不法行為に基づく損害賠償 ( 慰謝料及び弁護士費用 ) の支払を命じた事例 日本の判例 職場におけるプライバシー 7 4) 最三判平成 7 年 9 月 5 日 < 関西電力事件上告審判決 > 裁判所時報 号 1 頁 判例時報 1546 号 115 頁 判例タイムズ 891 号 77 頁 労働判例 680 号 28 頁 日本の判例 職場におけるプライバシー 8 職場の内外で被上告人らを継続的に監視する態勢を採った上 プライバシーを侵害するものでもあって 不法行為を構成するものといわざるを得ない とした事例 日本の判例 職場におけるプライバシー 9 岡山地判平成 3 年 12 月 17 日 < 岡山電気軌道事件判決 > 労働判例 606 号 50 頁 従業員控室の天井裏に盗聴器を設置することはプライバシーを侵害する違法なものであるが本件従業員控室が従業員が一般に利用することのできるもので 日本の判例 職場におけるプライバシー 10 いわゆる私的な場所における会話と比べて プライバシーとして保護されるべき程度が低いこと 盗聴の期間が不明であること等の事情より 各人 5 万円の慰謝料が相当とされた事例 日本の職場でのメールに関する判例 F 社 Z 事業部 ( 電子メール ) 事件 ( 東京地判平 労判 826 号 7 頁 ) 妻の原告 A の職場の上司であった被告に対し 原告 A が被告からセクシャルハラスメント行為を受けたこと 又 原告 A が社内コンピューターシステムを用いて送受信を行った原告らの私的な電子メールを被告が原告らの許可なく閲読をしたことを理由として不法行為に基づく損害賠償を求める 5

6 F 社 Z 事業部 ( 電子メール ) 事件 2 被告 原告らが存在しないセクシャルハラスメント行為を捏造したとして反訴請求を提起した事案 1) セクシャルハラスメント行為を受けて精神的な苦痛を感じていたという事実についての証明 本訴請求と反訴請求のいずれも棄却した事例 F 社 Z 事業部 ( 電子メール ) 事件 3 被告による電子メールの監視行為が社会通念上相当な範囲を逸脱したものであったとまではいえず 原告らが法的保護に値する重大なプライバシー侵害を受けたとはいえないというべきであり 日本の職場でのメールに関する判例 日経クイック情報 ( 電子メール ) 事件 ( 東京地判平 労判 825 号 50 頁 ) ある社員に対して誹謗中傷メールが送られてきた事件等について調査をした過程での被告社員の行為が不法行為に当たるとして 被告会社の元従業員である原告が 被告会社及びその社員 4 名らに対して損害賠償と被告らが調査過程で入手したデータの返還等を求めた事案 日経クイック情報 ( 電子メール ) 事件 2 企業は 企業秩序違反行為に対応するため必要な命令及び事実関係の調査をすることができるが その調査や命令も 企業の円滑な運営上必要かつ合理的なものでなければならないとした上で 日経クイック情報 ( 電子メール ) 事件 3 被告らが行った原告への事情聴取 私用メールの調査及び個人ファイルの調査 保存等の行為が いずれも不法行為には該当しないとした事例 個人情報保護の行動指針 (1) 旧労働省平成 12 年 12 月 20 日公表 1) 労働者への常時継続的モニタリング 業務上の財産の保全 に必要な限り容認 2) 電子メールの接続状況常時モニタリング 業務上の財産の保全 に必要な限り容認 6

7 個人情報保護の行動指針 (2) 3) 電子メールのモニタリング原則 送受信記録 件名の範囲 必要やむを得ない場合を除いて 内容に立ち入らない 7

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