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しょうりみつだ
5 years ago
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1 し

3 1 労働保険に加入するにはまず労働保険の保険関係成立届を所轄の労働基準監督署または公共職業安定所に提出しますその年度分の労働保険料 ( 保険関係が成立した日からその年度末までの労働者に支払う賃金の見込み額に保険料率を乗じて得た額となります ) を概算保険料として申告納付します労働保険料のうち一般保険料は労働者に支払う賃金総額に一般保険料率 ( 両保険に係る保険関係が成立している事業については労災保険率と雇用保険率とを加えた率労災保険に係る保険関係のみが成立している事業については労災保険率雇用保険に係る保険関係のみが成立している事業については雇用保険率 ) を乗じて得た額です労災保険率雇用保険率事業の種類により賃金総額の 2.5/ から 88/ までに分かれています雇用保険率及び事業主と被保険者 ( 労働者 ) との負担の内訳は次のとおりです事業の種類保険率事業主負担率被保険者負担率一般の事業農林水産清酒製造の事業建設の事業

4 労災保険は労働者が業務または通勤が原因となって負傷したり病気になったりあるいは不幸にして死亡した場合に必要な保険給付を行い被災労働者やその遺族を保護するものですまた併せて社会復帰促進等事業として被災労働者の社会復帰の促進被災労働者やその遺族の援護労働者の安全及び衛生の確保賃金の支払いの確保を図るための事業なども行っています 1 労災保険の適用範囲は労働者を使用する事業は業種に関係なくすべてが適用事業となりますただし農林水産の一部は暫定任意適用事業とされています 2 特別加入制度労災保険は労働者の災害に対する保護を目的とする制度ですが次の方々については一定の要件のもとで都道府県労働局長が労災保険への加入を認める制度です中小事業主及びその者が行う事業に従事する者一人親方その他の自営業者とその者が行う事業に従事する者特定作業従事者海外派遣者こんなときは給付の種類傷病にかかり労災保険指定医療機関にかかったとき非指定の医療機関にかかったとき看護又は移送等を要したとき傷病の療養のため休業し賃金を受けないとき療養開始後 1 年 6 か月で治ゆせず傷病等級に該当するとき治ゆ ( 症状固定 ) したときに障害等級表に定める身体障害が残ったとき死亡したとき介護を受けているとき直近の一次健康診断において次のいずれにも該当することとなったとき 1 血圧検査血中脂質検査血糖検査腹囲の検査 ( 又はBMI ( 肥満度 ) の測定 ) の検査の全てに異常の所見が認められること 2 脳心臓疾患を発症していないこと療養補償給付 ( 業務災害 ) 療養給付 ( 通勤災害 ) 療養の費用 ( 業務災害通勤災害 ) 休業補償給付 ( 業務災害 ) 休業給付 ( 通勤災害 ) 傷病補償年金 ( 業務災害 ) 傷病年金 ( 通勤災害 ) 障害補償給付 ( 業務災害 ) 年金または一時金障害給付 ( 通勤災害 ) 遺族補償給付 ( 業務災害 ) 年金または一時金遺族給付 ( 通勤災害 ) 葬祭料 ( 業務災害 ) 葬祭給付 ( 通勤災害 ) 介護補償給付 ( 業務災害 ) 介護給付 ( 通勤災害 ) 二次健康診断等給付 79

5 雇用保険は労働者が失業した場合及び労働者について雇用の継続が困難となる事由が生じた場合労働者が自ら職業に関する教育訓練を受けた場合に必要な給付を行うことにより労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに求職活動を容易にするなどその就職を促進しあわせて労働者の職業の安定に資するため失業の予防雇用状態の是正及び雇用機会の増大労働者の能力の開発及び向上その他労働者の福祉の増進を図るための事業を行う雇用に関する総合的機能を有する制度です雇用保険の適用範囲は業種と事業規模に関係なく一人でも労働者を雇用する事業場はすべて加入することになりますただし農林水産の事業で労働者 5 人未満の個人経営の事業の一部については任意加入となっています派遣労働者短時間就労者 ( パートタイム労働者等 ) の方も次の二つの要件を満たせば雇用保険の被保険者となります 1 1 週間の所定労働時間が 20 時間以上であること 2 31 日以上引き続き雇用されることが見込まれることただし労働時間賃金その他の労働条件が文書で定められていることが必要です 1 一般被保険者高年齢被保険者短期雇用特例被保険者日雇労働被保険者以外の者 2 高年齢被保険者 65 歳以上の被保険者であって短期雇用特例被保険者及び日雇労働被保険者以外の被保険者 3 短期雇用特例被保険者季節的に雇用される者など 4 日雇労働被保険者日々雇用される者 30 日以内の期間を定めて雇用される者 80

6 基本手当技能習得手当一般被保険者に対する求職者給付受講手当通所手当求職者給付寄宿手当傷病手当高年齢被保険者に対する求職者給付高年齢求職者給付金失業等給付短期雇用特例被保険者に対する求職者給付日雇労働被保険者に対する求職者給付特例一時金日雇労働求職者給付金就業手当再就職手当就職促進給付就業促進定着手当常用就職支度手当移転費広域求職活動費一般教育訓練給付金教育訓練給付専門実践教育訓練給付金教育訓練支援給付金雇用継続給付高年齢雇用継続給付育児休業給付高年齢雇用継続基本給付金高年齢再就職給付金育児休業給付金介護休業給付介護休業給付金雇用保険の求職者給付の支給を受けるためには離職以前の一定の期間に次の被保険者期間が必要です 1 離職の日以前 2 年間に賃金支払基礎日数 11 日以上の月が 12 か月以上あることただし倒産解雇等で離職した方は上記の要件を満たすか又は離職の日以前 1 年間に賃金支払基礎日数 11 日以上の月が 6 か月以上あること 2 高年齢継続被保険者の方は離職の日以前 1 年間に賃金支払基礎日数 11 日以上の月が 6 か月以上あること 81

7 1 一般被保険者及び短時間労働被保険者が失業し受給資格を取得した場合は受給期間 ( 原則として離職後 1 年間 ) 内で失業している日について基本手当が支給されます基本手当は受給資格者が在職中に得ていた賃金の1 日分の45~80% 相当額です ( 基本手当日額 ) 賃金日額賃金日額に応じた率 (45~80%) なお基本手当の日額は下表のとおり年齢の区分に応じた上限額があります ( 毎年 8 月 1 日に改訂 ) ( 年齢別上限額表 ) 平成 28 年 8 月 1 日現在年齢基本手当日額上限額 ~29 歳又は 65 歳以上 30~44 歳 45~59 歳 60~64 歳 6,370 円 7,075 円 7,775 円 6,687 円 2 基本手当の所定給付日数一般の離職者 ( 及び以外の全ての離職者定年退職者や自己都合退職者 ) 離職日における年齢被保険者であった期間 65 歳未満の全年齢共通 10 年未満 10 年以上 20 年未満 20 年以上 90 日 120 日 150 日倒産解雇等により再就職の準備をする時間的余裕がなく離職を余儀なくされた者被保険者であった期間離職日に 1 年以上 5 年以上 10 年以上おける年齢 1 年未満 20 年以上 5 年未満 10 年未満 20 年未満 30 歳未満 90 日 90 日 120 日 180 日 - 30 歳以上 35 歳未満 35 歳以上 45 歳未満 45 歳以上 60 歳未満 60 歳以上 65 歳未満 90 日 120 日 180 日 210 日 240 日 90 日 150 日 180 日 240 日 270 日 90 日 180 日 240 日 270 日 330 日 90 日 150 日 180 日 210 日 240 日障害者等の就職困難者離職日における年齢被保険者であった期間 1 年未満 1 年以上 4 5 歳未満 150 日 300 日 45~65 歳未満 150 日 360 日 82

8 3 65 歳以上である高年齢被保険者及び高年齢短時間被保険者が失業し受給資格を取得した場合は高年齢求職者給付金が支給されます高年齢求職者給付金は次の表に掲げる日数分の基本手当の額に相当する額が一時金で支給されます被保険者であった期間 1 年未満 1 年以上 30 日分 50 日分別途求職者給付の支給を受ける要件 ( 前頁 ) があります区分高年齢雇用継続基本給付金高年齢再就職給付金受給資格支給額支給期間被保険者であった期間 ( 基本手当等を受給したことがある方は受給後の期間に限ります ) が通算して 5 年以上ある被保険者で 60 歳到達後も継続して雇用され 60 歳以後の各月に支払われる賃金が原則として 60 歳到達時点の賃金月額の 75% 未満である方が対象となります求職者給付の基本手当の支給を受けその支給残日数が 100 日以上ある受給資格者が 60 歳に到達した後に再就職して被保険者となった場合において再就職後の各支給対象月の賃金額が直前の離職時の賃金月額と比べて 75% 未満に低下した状態で雇用されている場合に対象となりますなお同一の就職について再就職手当の支給を受けた場合には高年齢再就職給付金は支給されません 60 歳以後各月に支払われた賃金の低下率に応じて賃金の 15% を上限として支給されます ( 欠勤等により賃金低下がある場合のみなし賃金や支給限度額などにより支給額が減額されたり支給されないこともあります ) 原則として被保険者が 60 歳到達時の 65 歳に達する日までの期間に基本手当属する月から 65 歳に達する日の属する月の支給残日数が 200 日以上の場合は被まで保険者となった日の属する月から最長 2 年間 100 日以上 200 日未満の場合は最長 1 年間 ( 一般 ) 教育訓練給付区分教育訓練給付金支給厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した方であって次の1または2のいずれかに該当する方 1 雇用保険の被保険者一般教育訓練の受講を開始した日 ( 以下受講開始日という ) において雇用保険の被保険者である方のうち被保険者期間 ( 通算を含む ) が3 年以上ある方 ( 当対象者分の間初回に限って1 年 ) 2 雇用保険の被保険者であった方受講開始日において雇用保険の被保険者でない方のうち被保険者資格を喪失した日 ( 離職の翌日 ) 以降受講開始日までが1 年以内でありかつ被保険者期間 ( 通算を含む ) が3 年以上ある方 ( 当分の間初回に限って1 年 ) 支給額受講のために本人が教育訓練施設に対して支払った教育訓練経費 ( 最大 1 年分 ) の 20% に相当する額 ( 上限額 10 万円 ) ただしその額が 4,000 円を超えない場合は支給されません 83

9 ( 専門実践 ) 教育訓練給付区分教育訓練給付金支給対象者支給額厚生労働大臣が指定する専門実践教育訓練を修了する見込みで受講している方と修了した方であって次の3または4のいずれかに該当する方 3 雇用保険の一般被保険者専門実践教育訓練の受講を開始した日 ( 以下受講開始日という ) において雇用保険の一般被保険者である方のうち被保険者期間 ( 通算を含む ) が 10 年以上ある方 ( 当分の間初回に限って2 年 ) 2 雇用保険の一般被保険者であった方受講開始日において雇用保険の一般被保険者でない方のうち一般被保険者資格を喪失した日 ( 離職の翌日 ) 以降受講開始日までが1 年以内でありかつ被保険者期間 ( 通算を含む ) が 10 年以上ある方 ( 当分の間初回に限って2 年 ) 専門実践教育訓練給付金受講のために本人が教育訓練施設に対して支払った教育訓練経費の 40%( 年間 32 万円を上限とし最長 3 年間 ) を給付 (a) 訓練を修了し資格取得等をし修了から1 年以内に被保険者として雇用保険加入されている場合は訓練経費の 20% を追加給付 (b) (a) と (b) の合計は訓練経費の 60%( 年間 48 万円最大 144 万円 ) が上限ただしその額が 4,000 円を超えない場合は支給されません教育訓練支援給付金 45 歳未満の離職者で昼間の通学制の方には訓練期間中雇用保険失業給付の基本手当日額の半額程度を2か月ごとに給付雇用保険失業給付を受給される方は支給が終了したあとから給付を受けることが出来ます区分育児休業基本給付金パパママ育休プラス制度受給資格支給額支給期間 1 歳未満の子を養育するため育児休業を取得する被保険者が対象になりますただし育児休業開始前 2 年間に賃金支払基礎日数が 11 日以上ある月 ( 過去に基本手当の受給資格決定を受けたことがある方については基本手当の受給資格決定を受けた後のものに限る ) が 12 か月以上あることが必要ですまた子が 1 歳を超えても休業が必要と認められる一定の場合には子が 1 歳 6 か月に達する日の前日まで支給対象となります期間雇用者への育児休業給付の適用 ( 平成 17 年 4 月 1 日施行 ) 育児休業を開始した被保険者が期間雇用者 ( 期間を定めて雇用される方 ) である場合は上記のほか休業開始時において同一の事業主の下で1 年以上雇用が継続しておりかつ子が1 歳 6か月までの間にその労働契約 ( 労働契約が更新される場合にあっては更新後のもの ) が満了することが明らかでないことが必要です休業開始時賃金日額支給日数 50% (26 年 4 月 1 日以降に開始する育児休業については休業開始から 180 日目までは 67%) 1 歳未満の子の育児休業をしている期間また子が 1 歳を超えても休業が必要と認められる一定の場合には子が 1 歳 6か月に達する日の前日までの期間パパママ育休プラス制度 ( 父母ともに育児休業を取得する場合の育児休業取得可能期間 ) の利用により育児休業を取得する場合には一定の要件を満たすと子が1 歳 2か月に達する日の前日までの間 1 年まで育児休業給付金が支給されます ( 平成 22 年 6 月 30 日施行 ) 母親の場合は産後休業期間と育児休業期間を合わせて 1 年となります 84

10 区分介護休業給付金支給家族を介護するための休業をした雇用保険の一般被保険者で介護休業開始前 2 年間に賃金支払基礎日数が11 日以上ある月 ( 過去に基本手当の受給資格決定を受けたことがある方については基本手当の受給資格決定を受けた後のものに限る ) が12か月以上ある方が対象となります介護休業給付金は支給対象となる家族の同一介護について1 回 ( ただし介護休業開始日から最長 3か月間 ) に限り支給されます同一の対象家族について介護給付金を受けたことがある場合であっても要介護状態が異なることにより再び取得した介護休業についても対象となりますただしこの場合は同一家族について受給した介護給付金に係る支給日数の通算が93 日が限度となります 1 介護休業給付金の支給対象となる介護休業を開始した日から起算して 93 日を経過する日後において当該休業を開始した日から引き続いて同一の要介護状態にある対象家族を介護するための休業でないこと 2 同一の対象家族について介護休業給付金の支給日数の合計が 93 日以内であること対象となる介護休業については次のとおりです 1 被保険者の配偶者父母子配偶者の父母同居し扶養している祖父母兄弟姉妹孫のいずれかを介護するための休業 2 事業主が取得を認めた介護休業対象者 3 同一の対象家族について取得する介護休業 4 休業開始日から 3 か月を経過する日までの期間平成 29 年 1 月 1 日以降に初めて介護休業を取得される場合介護休業給付金は以下の1 及び2を満たす介護休業について支給対象となる同じ家族について 93 日を限度に 3 回までに限り支給されます 1 負傷疾病又は身体上もしくは精神上の障害により 2 週間以上にわたり常時介護 ( 歩行排泄食事等の日常生活に必要な便宜を供与すること ) を必要とする状態にある家族 ( 次のいずれかに限る ) を介護するための休業であること被保険者の配偶者 ( 事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む ) 父母( 養父母を含む ) 子( 養子を含む ) 配偶者の父母( 養父母を含む ) 祖父母兄弟姉妹孫 2 被保険者がその期間の初日及び末日とする日を明らかにして事業主に申し出を行いこれによって被保険者が実際に取得した休業であること支給額支給対象期間期間雇用者への介護休業給付の適用 ( 平成 17 年 4 月 1 日施行 ) 期間雇用者である場合休業開始時において同一の事業主の下で 1 年以上雇用が継続しておりかつ介護休業開始予定日から起算して93 日を経過する日を超えて引き続き雇用される見込みがあることが必要です休業開始時賃金日額支給日数 40%( 平成 28 年 8 月 1 日以降に開始する介護休業については 67% に引き上げられます ) 3 か月を限度 85

11 2 最低賃金は事業場で働く常用臨時パートなどの全ての労働者と労働者を一人以上使用している全ての使用者に適用されます 1 地域別最低賃金は産業や職種にかかわりなく鹿児島県内全ての労働者とその使用者に適用されます 2 特定最低賃金 ( 産業別最低賃金 ) は電気機械器具製造業など特定の産業に働く労働者とその使用者に適用されます最低賃金の対象となる賃金は通常の労働時間労働日に対する賃金に限られます具体的には実際に支払われる賃金から次の賃金を除外したものが最低賃金の対象となります 1 精勤手当皆勤手当通勤手当家族手当 2 臨時に支払われる賃金 ( 結婚手当など ) 3 一月を超える期間ごとに支払われる賃金 ( 賞与など ) 4 時間外休日深夜労働などの割増賃金名称金額効力発生年月日鹿児島県最低賃金平成 28 年 10 月 1 日次に掲げる産業の労働者にはそれぞれの特定最低賃金 ( 産業別最低賃金 ) が適用されます効力発生産業名時間額適用範囲等年月日次に掲げる者を除く電子部品デバイス電子回路電気機械器具情報通信機械器具製造業 ( 医療用計測器製造業を除くただし心電計製造業は含む ) 1 18 歳未満又は 65 歳以上の者 2 雇入れ後 6 月未満の者であって技能習得中のもの 3 次に掲げる業務に主として従事する者イ清掃又は片付けの業務ロ手作業により又は手工具若しくは小型動力機を用いて行う組線巻線かしめ取付けバリ取りかえり取り鋳ばり取り刻印又は選別の業務 ( これらの業務のうち流れ作業の中で行う業務を除く ) ハ手作業による包装袋詰め箱詰め材料の送給平成又は取りそろえの業務百貨店次に掲げる者を除く総合スーパー 1 18 歳未満又は 65 歳以上の者自動車 ( 新車 ) 2 雇入れ後 6 月未満の者であって技能習得中のもの小売業 3 清掃又は片付けの業務に主として従事する者 1~3については鹿児島県最低賃金が適用されます平成平成

12 3 雇用障害者の雇用促進を図るため常用労働者 50 人以上 ( 短時間労働者は 0.5 人カウント ) の規模の事業主は法定雇用率 (2.0%) 以上の障害者を雇用しなければなりません障害者の雇用の促進及びその職業の安定を図るため国県市ではいろいろな助成金を設けています全国鹿児島県ハローワーク鹿児島管内の雇用率の推移 ( 民間企業 ) ( 単位 :%) 年度 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 全国県ハローワークかごしま管内障害者の雇用の促進等に関する法律でいう障害者とは身体障害知的障害又は精神障害があるため長期にわたり職業生活に相当の制限を受け又は職業生活を営むことが著しく困難な者をいうものでありこの要件に該当する限り障害のいかんを問わず障害者として取り扱われますの ⑴ 身体障害者とは身体障害者障害程度等級表の 1~6 級の障害を有する者及び 7 級の障害を 2 つ以上重複して有する者をいいます ⑵ 身体障害者障害程度等級表の 1 級または 2 級の障害を有する者及び 3 級の障害を 2 つ以上重複して有する者は重度身体障害者とし障害者数の算定や障害者雇用納付金の額の算定などの際にその 1 人を 2 人の身体障害者として計算します ⑶ 身体障害者であることの確認は身体障害者手帳の交付を受けているかどうかによって行いますの ⑴ 知的障害者とは児童相談所知的障害者福祉法に規定する知的障害者更生相談所精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に規定する精神保健福祉センター精神保健指定医または障害者職業センター ( 以下判定機関という ) によって知的障害があると判定された者をいいます ⑵ 程度が A の者や判定機関により知的障害の程度が重いと判定された者は重度知的障害者とし障害者数の算定や障害者雇用納付金の額の算定などの際にその 1 人を 2 人の知的障害者として計算します ⑶ 知的障害者であることの確認は療育手帳 ( 愛の手帳という場合もあります ) または判定機関の判定書によって行うこととされていますの ⑴ 精神障害者とは精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている者をいいます ⑵ 精神障害者であることの確認は精神障害者保健福祉手帳の交付を受けているかどうかによって行います 87

13 障害者の雇用促進を図るため国では以下のとおり法定雇用率を設定し事業主に障害者の雇用を義務づけています区分現行 (H 改正 ) 民間企業国地方公共団体一般の民間企業 2.0% 特殊法人等 2.3% 都道府県等の教育委員会 2.2% 上記以外 2.3% 法定雇用障害者数 = 企業全体の常用労働者数障害者雇用率法定雇用障害者数を算定する場合一定の業種についてはその常用労働者数から一定率 ( 除外率 ) に相当する労働者数を控除して算定しますなお除外率については廃止に向けて段階的に縮小することとし平成 16 年 4 月と平成 22 年 7 月に各業種とも 10 ポイント引き下げられています短時間労働者 ( 週の所定労働時間が 20 時間以上 30 時間未満 ) を 0.5 としてカウントします ( 平成 22 年 7 月から ) 対象企業規模常用労働者数が50 人以上の事業主 ( 平成 25 年 4 月 1 日付法改正により ) 雇用率の対象知的障害者 ( 昭和 63 年 4 月から ) 精神障害者( 平成 18 年 4 月から ) も含まれます特例子会社制度障害者の雇用義務は原則として個々の事業主ごとに課せられますが事業主が障害者の雇用に特別の配慮をした子会社を設立し一定の要件を満たしているとの厚生労働大臣の認定を受けた場合にはその子会社に雇用されている労働者を親会社に雇用されているものとみなし実雇用率を計算できることとなっています障害者を雇用するには作業設備等の改善や特別の雇用管理等が必要とされる場合が多く経済的負担を伴うことから障害者の雇用義務を誠実に履行している事業主と履行していない事業主とでは経済的負担に差が生じることとなります障害者雇用納付金制度は企業間の障害者雇用に伴う経済的負担の調整を図るために障害者の法定雇用率 (2.0%) に基づき算定した法定雇用障害者数を達成していない事業主からは納付金を徴収し法定雇用障害者数を上回って雇用している事業主に対しては調整金を支給するなど援助を行う制度です 88

14 1 障害者雇用納付金の申告納付常時雇用している労働者数が 100 人を超える事業主には障害者雇用納付金の申告が義務づけられていますなお平成 27 年 4 月から障害者雇用納付金制度の申告対象が常時雇用している労働者数が 100 人を超える全ての事業主に拡大されました申告事業主のうち法定雇用障害者数を達成していない事業主は不足数に応じて納付金を納付しなければなりません申告納付期間例年 4 月 1 日 ~5 月 15 日 2 障害者雇用調整金の支給申告対象事業主のうち法定雇用障害者数を超えて障害者を雇用している場合はその超過人数に応じて障害者雇用調整金が支給されます申請期間例年 4 月 1 日 ~5 月 15 日 3 報奨金の支給申告対象でない事業主が一定数を超えて障害者を雇用している場合はその超過人数に応じて報奨金が支給されます申請期間例年 4 月 1 日 ~7 月 31 日 4 障害者雇用納付金制度に基づく各種助成金障害者の雇い入れや雇用の維持を図る事業主のための助成金です詳しくはお問い合わせください障害者作業施設設置等助成金障害者福祉施設設置等助成金障害者介助等助成金重度障害者等通勤対策助成金 89

15 4 雇用保険を受給できない求職者の方が職業訓練によるスキルアップを通じて早期就職を実現するために国が支援する制度です求職者支援訓練(3~6 か月間 ) または公共職業訓練を受講できます原則として受講料は無料テキスト代などは自己負担になります訓練期間中および訓練終了後もハローワークが積極的な就職支援を行います収入資産などの一定要件を満たす方に訓練期間中職業訓練受講給付金を支給します求職者支援制度の主な対象者は雇用保険に加入できなかった方雇用保険を受給中に再就職できないまま支給終了した方雇用保険の加入期間が足りずに雇用保険を受けられない方自営業を廃業した方学卒未就職者の方など求職者支援訓練の具体的な開講コース情報は次のホームページをご覧ください / ハローワークの支援指示を受けて求職者支援訓練や公共職業訓練を受講し一定の支給要件を満たす場合給付金を支給します < 支給額 > 職業訓練受講手当月額 10 万円通所手当通所経路に応じた所定の額 ( 上限額あり ) 寄宿手当月額 10,700 円 ( 訓練を受けるため同居の配偶者などと別居して寄宿する場合でハローワークが必要性を認めた方が対象 ) 職業訓練受講給付金を受給できる方でこの給付金だけでは生活費が不足する場合には希望に応じて労働金庫の融資制度を利用することができます < 融資の上限額 > 同居配偶者等がいる方月 10 万円それ以外の方月 5 万円 90

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< ED0984A8E6D8F898B CD DB8CAF2E786C7378> 2015 社会保険労務士独学用問題集基本チェック 2 4 雇用保険法 5 労働保険の保険料の徴収等に関する法律 6 労務管理その他の労働に関する一般常識この問題集で基本ができているか確認しましょう基本を確実にするといろんな知識がつながってきます学習方法 1 まず左ページ要点を読みます 2 それから右ページの確認テストを行ってください 3 あとは確認テストを繰り返します社労士独学塾