< 目次 > 第 1 章計画の策定趣旨 位置づけ 1 1. 計画の策定趣旨 3 2. 名古屋市を強靱化する意義 4 3. 計画の位置づけ及び推進期間 4 4. 計画の構成 6 第 2 章名古屋市強靱化の基本的な考え方 7 1. 名古屋の地域特性とまちづくりの方向性 9 2. 想定する大規模自然災害

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1 名古屋市地域強靱化計画 名古屋市

2 < 目次 > 第 1 章計画の策定趣旨 位置づけ 1 1. 計画の策定趣旨 3 2. 名古屋市を強靱化する意義 4 3. 計画の位置づけ及び推進期間 4 4. 計画の構成 6 第 2 章名古屋市強靱化の基本的な考え方 7 1. 名古屋の地域特性とまちづくりの方向性 9 2. 想定する大規模自然災害 名古屋市強靱化の基本目標 基本目標の実現に向けた留意事項 22 第 3 章名古屋市強靱化の現状と課題 ( 脆弱性評価 ) 事前に備えるべき目標と起きてはならない最悪の事態 ( リスクシナリオ ) 施策分野の設定 脆弱性評価の実施手順 脆弱性評価の結果 28 第 4 章推進すべき施策の方針 震災対策に関する方針 風水害対策に関する方針 愛知県と連携した取り組み 時間軸を考慮した施策展開の必要性 145 第 5 章優先的な取り組み事項 震災対策 風水害対策 176 第 6 章計画推進の方策 計画の推進体制 他施策との連携 計画の進 管理 計画の 直し 198 資料編 199

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4 第 1 章 計画の策定趣旨 位置づけ - 1 -

5 - 2 -

6 計画の策定趣旨 位置づけ1. 計画の策定趣旨 第1平成 25 年 12 に 強くしなやかな国 活の実現を図るための防災 減災等に資する国 強靱化基本法 ( 以下 基本法 という ) が公布 施 され 大規模自然災害に備えた国 の全域にわたる強靱な国づくりに向けて 国 強靱化に関する施策を総合的かつ計画的に推進することが定められた その基本理念では 平成 23 年 3 に発 した東日本大震災から得られた教訓を踏まえ 必要な事前防災及び減災その他迅速な復旧復興に資する施策を総合的かつ計画的に実施することが重要であるとともに 国際競争 の向上に資することなどが念頭に置かれている 国においては 基本法に基づき 国 の強靱化に関して関係する国の計画等の指針となる 国 強靱化基本計画 ( 以下 基本計画 という ) を平成 26 年 6 に策定し 政府が一丸となって強靱な国づくりを進めていくこととしている 一方 国 強靱化を実効あるものにするためには 国における取り組みのみならず 地方公共団体や 間事業者などの関係者が総 をあげて取り組むことが不可 であり 国における基本計画の策定に引き続き すみやかに地方公共団体において国 強靱化地域計画 ( 地域強靱化計画 ) が策定され 国と地方が一体となって強靱化の取り組みを推進していくことが重要としている こうした動向を踏まえ 本計画は国全体の国 強靱化施策との調和を図りながら 国や愛知県 間事業者などの関係者相互の連携のもと 名古屋市の強靱化に関する施策を総合的 計画的に推進する指針として策定する 章

7 2. 名古屋市を強靱化する意義 地域強靱化計画は 地域の特性を十分に踏まえて策定することが重要であるため 第 2 章の 1 で後述する地理的 社会的状況などを考慮し 本市を強靱化する意義を以下に す 大規模自然災害から市民の命や財産を守り 本市の社会経済活動を維持することで 安心 安全な市民生活を実現する 本市を中心とする名古屋大都市圏は 世界トップクラスの産業競争力を有し 我が国の経済活動をけん引する重要な地域であり 本市が強靱化の取り組みを進めることで 名古屋大都市圏の持続的な成長を促進する 本市が強靱化に向けて必要な機能や体制の強化を図ることで 周辺地域や遠隔地が被災した場合のサポート機能を充実させることができる また 仮に首都圏が被災した場合のバックアップ機能を備えることにもつながり 国全体の強靱化に寄与する 3. 計画の位置づけ及び推進期間 (1) 計画の位置づけ 本計画は 基本法第 13 条に基づく国 強靱化地域計画として策定するものであり 基本計画で された 基本的な方針 ( 参考 ) を踏まえるなど調和を保ちつつ ( 同法第 14 条 ) 愛知県地域強靱化計画との連携 役割分担を考慮する また 本計画は 市政の基本方針である 名古屋市総合計画 2018 災害対策基本法に基づき災害に対処するための基本的な計画である 名古屋市地域防災計画 などとの連携を図りながら 名古屋市における国 強靱化施策を推進する上での指針として位置づけるものである なお 計画の対象区域は名古屋市域を基本とし 名古屋市が主体となる取り組みを中心に扱うが 大規模自然災害による広域的な被災を念頭に置き 地域の強靱化に必要となる 国や県 間事業者等との連携や役割分担を考慮する (2) 計画の推進期間 本計画では 地域の強靱化に向けた中 期的な展望を持ちつつ 当 の推進期間を平成 30 年 度までとする - 4 -

8 1章計画の策定趣旨 位置づけ< 参考 > 国土強靱化を推進する上での基本的な方針 ( 基本計画より抜粋 ) 第1 我が国の強靱性を損なう本質的原因として何が存在しているのかをあらゆる側面から吟味しつつ 取組にあたること 2 短期的な視点によらず 時間管理概念を持ちつつ 長期的な視野を持って計画的な取組にあたること 3 各地域の多様性を再構築し 地域間の連携を強化するとともに 災害に強い国土づくりを進めることにより 地域の活力を高め 依然として進展する東京一極集中からの脱却を図り 自律 分散 協調 型国土の形成につなげていく視点を持つこと 4 我が国のあらゆるレベルの経済社会システムが有する潜在力 抵抗力 回復力 適応力を強化すること 5 市場 統治 社会の力を総合的に踏まえつつ 大局的 システム的な視点を持ち 適正な制度 規制の在り方を見据えながら取り組むこと 6 災害リスクや地域の状況等に応じて 防災施設の整備 施設の耐震化 代替施設の確保等のハード対策と訓練 防災教育等のソフト対策を適切に組み合わせて効果的に施策を推進するとともに このための体制を早急に整備すること 7 自助 共助 及び 公助 を適切に組み合わせ 官( 国 地方公共団体 ) と民 ( 住民 民間事業者等 ) が適切に連携及び役割分担して取り組むこととし 特に重大性 緊急性 危険性が高い場合には 国が中核的な役割を果たすこと 8 非常時に防災 減災等の効果を発揮するのみならず 平時にも有効に活用される対策となるよう工夫すること 9 人口の減少等に起因する国民の需要の変化 社会資本の老朽化等を踏まえるとともに 財政資金の効率的な使用による施策の持続的な実施に配慮して 施策の重点化を図ること 10 既存の社会資本を有効活用すること等により 費用を縮減しつつ効率的に施策を推進すること 11 限られた資金を最大限に活用するため PPP/PFI による民間資金の積極的な活用を図ること 12 施設等の効率的かつ効果的な維持管理に資すること 13 人命を保護する観点から 関係者の合意形成を図りつつ 土地の合理的利用を促進すること 14 科学的知見に基づく研究開発の推進及びその成果の普及を図ること 15 人のつながりやコミュニティ機能を向上するとともに 各地域において強靱化を推進する担い手が適切に活動できる環境整備に努めること 16 女性 高齢者 子ども 障害者 外国人等に十分配慮して施策を講じること 17 地域の特性に応じて 自然との共生 環境との調和及び景観の維持に配慮すること - 5 -

9 4. 計画の構成 本計画の全体の構成及び内容は以下の通りである 第 1 章計画の策定趣旨 位置づけ 名古屋市を強靱化する意義や計画の位置づけなど 第 2 章名古屋市強靱化の基本的な考え方 地域特性やまちづくりの方向性 想定する大規模自然災害リスクとして地震災害及び風水害等を設定 名古屋市を強靱化する意義や地域特性を踏まえた 6 つの基本目標 基本目標の実現に向けた留意事項 第 3 章名古屋市強靱化の現状と課題 ( 脆弱性評価 ) 大規模自然災害を想定した 42 の起きてはならない最悪の事態 ( リスクシナリオ ) 及び強靱化に取り組む 15 の施策分野のもと 現行施策の状況等について分析 評価を実施 関係団体の取り組みや意見 市民アンケート結果なども考慮 第 4 章推進すべき施策の方針 脆弱性評価を踏まえ 地域の強靱化に向けた将来的な視点を含め 名古屋市や愛知県 国 関連事業者 民間団体等が連携を図りながら推進すべき施策の方針を提示 第 5 章優先的な取り組み事項 推進すべき施策の方針に基づき 平成 30 年度までに本市が優先的に取り組 む事項について主な指標や事業を掲載 第 6 章計画推進の方策 計画の推進体制や進行管理 見直しの考え方を提示 - 6 -

10 第 2 章 名古屋市強靱化の基本的な考え方 - 7 -

11 - 8 -

12 1 名古屋の地域特性とまちづくりの方向性 名古屋は 伊勢湾の湾奥部に し 曽三川を流域に持つ広大な濃尾平野の河 に位置してい る 名古屋の地形は 東部の丘陵地 中央部の洪積台地 北 南部の沖積平野の 3 つに大き く分けられ 東に く に低い地勢をなすものの おおむね平坦な地形となっている 中央部の洪積台地は全般的に地盤が良好とされ 北縁の名古屋城から南は熱 神宮の辺りまで 連なり 堀川が台地の 縁に沿って流れている 現在でも商業 業務機能が集積する栄の中心市 街地や三の丸官庁街はこの台地上に位置している 北 南部の沖積平野は地盤が軟弱であり 周辺の市町村も含め 我が国最大の海抜ゼロメ ートル地帯が広がっている 拓によって造成された南 部は農地として発展した後に市街化が 進み 名古屋港付近の臨海部は 業地帯となっている 東部の丘陵地には東 公園をはじめとする広大な公園や樹林地が分布しているが 住宅開発に よる市街化が進んでおり 大規模に や沢を埋め てた盛 造成地が数多く存在している 名古屋市の地形 -9- 第2章 名古屋市強靱化の基本的な考え方 1 地形とまちの現状

13 地利 の現況 また 本市は市域の約 7 割が耕地整理 地区画整理 戦後の復興 地区画整理 組合施 地区画整理などによって整備され 一部に 造住宅密集地域は残っているものの 全体的に基盤 が整った市街地が形成されている 特に 戦後の復興 地区画整理では 2 本の 100 メートル道 路の整備や市内の墓地を平和公園に集団移転するなどの大胆な都市計画を実現し 安全性の い 中心市街地が形成されている 地区画整理事業等施 区域

14 第2章(2) 人口や公共施設の状況 本市の常住人 は概ね増加を続けてきたが 2013 年には死亡数が出 数を上回る自然減とな り 2017 年頃には減少に転じると推計されている また 世帯数は単 世帯の増加などにより 増加傾向が続いており 1 世帯あたりの人員は今後も減少傾向が続くと推計されている 名古屋市強靱化の基本的な考え方総人 の推移と推計 ( 実績値 : 総務省 国勢調査 推計値 : 名古屋市推計 ) また 本市では 道路や橋りょうなどの交通施設 上下水道やごみ処理施設などの供給処理施設 市営住宅や学校などの公共施設の多くが 市域の拡張や 度経済成 期の人 の急増にあわせ 昭和 30 年代から 60 年代にかけて建設されており 朽化が進 している 本市における市設建築物の建設年度別延床 積

15 一方 本市の昼間人 は平成 22 年の国勢調査で 257 万人 昼夜間人 率 (= 昼間人 / 夜間人 ) は 1.13 であり 昼間には周辺市町村から多数の通勤通学者が流 している また 都心部に位置する中区では昼間人 が夜間人 の約 3.8 倍であり 名古屋駅を中心とする主要駅において乗降客の集中が られる 15 歳以上通勤 通学者に占める本市への通勤 通学者の割合 ( 平成 22 年国勢調査より作成 ) 順位 駅名 乗降客数 ( 人 ) 1 名古屋 1,156,195 2 金山 414,690 3 栄 栄町 256,175 4 大曽根 127,673 5 千種 105,596 区別昼夜間人 率 ( 平成 22 年国勢調査より作成 ) 鉄道駅の一日平均乗降客数 ( 平成 24 年度 上位 5 駅 ) ( 平成 25 年度名古屋市統計年鑑を参考に算出 )

16 第2章古屋市強靱化の基本的な考え方(3) 名古屋大都市圏の中心都市としてのポテンシャル名古屋は日本のほぼ中央に位置し 鉄道や幹線道路の結節点として東 交通の要衝となっている また 日本一の総取扱貨物量及び貿易額 年間約 6 兆円の貿易 字を誇る名古屋港を抱え 空の玄関である中部国際空港は約 40km の距離にあり 広域的な交流ネットワークの中心となっ ている 名このため 人の移動や物流 産業 地など地理的に恵まれた条件を数多く備えており 本市を中心とした名古屋大都市圏は日本のものづくり産業の中核として 自動 のみならず航空機 精密機器 作機械 ファインセラミクスなど 世界レベルの産業技術が集積し 強い経済 のもとに安定的な雇 がある また 昇龍道プロジェクト など広域連携による観光客誘致の取り組みも盛んである さらに 東京や大阪に べて 名古屋は通勤時間が短く 住宅地の平均地価が低いなど 通勤環境や 活環境 での魅 も く 昔ながらの地域コミュニティも残っている 2027 年に予定されるリニア中央新幹線の開業に向け 名古屋駅周辺では大規模な再開発による都市機能の更新や強化が進んでおり リニア開通後は東京 - 名古屋間が約 40 分で結ばれることから スーパーメガリージョンの一翼を担う名古屋は 国が進める 地方創 で掲げられた東京一極集中の是正や 首都圏のバックアップ機能の大きな受け皿となることが期待される 名古屋大都市圏の範囲イメージ

17 自動 産業の 産拠点の分布 航空宇宙産業の 産拠点等の分布 Greater Nagoya Metro Vision 名古屋大都市圏成 ビジョン より 都市圏別の通勤時間 都市別の住宅地の平均地価 平成 20 年住宅 地統計調査より 平成 25 年地価公 より

18 第2章屋市強靱化の基本的な考え方(4) まちづくりの方向性 本市では 名古屋大都市圏の中心としての交流機能の向上や増加する 齢者への対応 都市基 盤や都市施設等の効率的な維持管理などを念頭に 駅を中心とした歩いて暮らせる圏域に 商業 業務 住宅 サービス 化等の多様な都市機能が適切に配置 連携されており さらに景観 歴史 環境や防災に配慮された 魅 的で安全な空間づくりがなされている 集約連携型都市構名造 の実現を目指している 古このために 鉄道駅等を中心とした駅そば 活圏において 都市機能のさらなる強化と居住機能の充実を図るとともに 大規模な災害に備えた防災性の い都市構造の構築 将来的な人 減少により懸念される空地 空家の増加などと それにともなう地域環境の悪化や都市経営の非効率化に対して 適切な対応策の検討を進めることとしている 名古屋市の将来都市構造図

19 2 想定する大規模自然災害 1 想定するリスクの設定 当地域が する南海トラフ沿いでは 宝永地震 1707 年 安政東海 安政南海地震 1854 年 昭和東南海 1944 年 昭和南海地震 1946 年 など おおむね 100 年 200 年の間隔で海溝型の 大地震が繰り返し発 している また 1891 年に は活断層で起きる地震としては我が国最大規模の 濃尾地震も経験し 戦後においては 1959 年の伊勢 湾台風や 2000 年の東海豪 などで甚大な被害を 受けた 東海豪 の被災状況 その他の自然災害としても 1994 年の渇水では東海地方を含む各地で上水道等の供給が困難 となり 給水制限の実施や出水不良の発 などにより 市 活や社会活動に影響が じた さ らに 近年では御嶽 などで の噴 が られるが 過去には宝永地震の 49 日後に富士 が 噴 し 関東方 を中心に甚大な被害を与えており 仮に同様の噴 が起これば 交通機関の麻 痺など 首都圏を中心に広範囲に影響が及ぶことが予想される なお 南海トラフ沿いで 30 年以内に巨大地震が発 する確率は 70 とされており 市 を対 象としたアンケート結果においても 地震に対する不安が約 97 と最も く 次いで大型台風や 大 といった風水害に対する不安が くなっている このように 名古屋市 及び地域の社会経済に影響を及ぼすリスクとしては 様々な大規模自 然災害等が想定されるが 本計画では本市の地域特性や過去の被災状況を考慮し 喫緊の課題で ある南海トラフ巨大地震及びこれに伴う津波をはじめ 毎年のように全国各地で被害が じてい る大型台風 それに伴う暴風や 潮被害を含む や大 などの風水害 発 すれば経済 も含め て深刻な被害をもたらすことが予想される の噴 や ばつ 異常渇水 を想定する 市 が不安だと感じる大規模自然災害 H26 アンケート結果より

20 2 南海トラフ巨大地震に関する被害想定 名古屋市は 南海トラフ沿いにおいて 概ね 年の間隔で繰り返し発 する巨大地震 頻度が低いが 仮に発 すれば甚大な被害をもたらす地震として あらゆる可能性を考慮した 最大クラス の地震の 2 つの地震を想定し 平成 26 年 2 に 震度分布 津波 等 に関する 被害想定を 平成 26 年 3 に 人的被害 建物被害等 に関する被害想定を公表している 震度分布 過去の地震を考慮した最大クラス では 震度 6 弱の地域が大きく広がり 南区をはじめと した 4 区の一部地域で震度 6 強が想定される あらゆる可能性を考慮した最大クラス では 震度 6 弱 震度 6 強の地域が大きく広がり 港区をはじめとした 5 区の一部地域で震度 7 が想定される あらゆる可能性を考慮した最大クラス 過去の地震を考慮した最大クラス 液状化可能性分布 過去の地震を考慮した最大クラス では 市 部及び天 川などの河川沿いに 液状化可能 性が大から中に評価される地域が広がっている あらゆる可能性を考慮した最大クラス では 市 部及び天 川などの河川沿いに 液状化 可能性が大に評価される地域が広がっている 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 第2章 名古屋市強靱化の基本的な考え方 として 過去の地震を考慮した最大クラス の地震と 千年に一度あるいはそれよりももっと発

21 津波等の様相 名古屋市は外海ではなく伊勢湾の奥に位置することから 東北地方太平洋沖地震とは異なり 波を伴わずに海 全体が上昇し その後下降するといった津波が予想される 堤防が破堤した場合は 津波が到達する前に海や川の水が流 するおそれがあり 津波が収ま っても地盤の低い地域では浸かったままの状態が 期間にわたって続くおそれがある あるい は潮汐によって一時的な浸水を繰り返す 津波浸水範囲 浸水深 m 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 津波浸水開始時間 液状化可能性 過去の地震を考慮した最大クラス 堤防条件 過去の地震を考慮した最大クラス 地震発 と同時に盛 構造物( 堰堤) は耐震化の程度もしくは液状化可能性に 応じ沈下量を設定し 越流によって破壊 コンクリート構造物は耐震化の程度に応 じて沈下量を設定 あらゆる可能性を考慮した最大クラス 堤防条件 あらゆる可能性を考慮した最大クラス 地震発 と同時に盛 構造物( 堰堤)は 75%沈下し 越流によって破壊 コンクリ ート構造物は倒壊

22 第2章古屋市強靱化の基本的な考え方 想定地震及び人的 建物被害 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 発 頻度 年千年以上 最大震度 6 強 7 名約 3,54 最 津波水位 (T.P.) 3.3m 3.6m 死者数 約 1,400 人 約 6,700 人 重傷者数 約 600 人 約 3,000 人 軽傷者数 約 4,500 人 約 12,000 人 建物全壊 焼失棟数 約 15,000 棟 約 66,000 棟 ( うち 地震動による全壊棟数 ) 約 4,900 棟 約 34,000 棟 その他の被害( 過去の地震を考慮した最大クラス ) 直接的経済被害 上水道兆円ラ断水 数約 357 千 ( 約 30%) 下水道 機能支障人 約 61 千人 ( 約 3%) 電 停電軒数 約 1,228 千軒 ( 約 89%) 通信 ( 固定電話 ) 不通回線数 約 413 千回線 ( 約 89%) 通信 ( 携帯電話 ) 停波基地局率 約 2% ガス ( 都市ガス ) 復旧対象 数 約 48 千 ( 約 5%) 道路 一般道路 ( 利 可能 ) 約 7 割 ( 緊急輸送道路 ) 速道路 ( 利 可能 ) 全線 鉄道 ( 運 支障期間 ) 1 週間以上 港湾 ( 岸壁数 ) 利 可能 43 箇所 1 日後約 319 千人 (138 千人 ) 避難者 1 週間後約 373 千人 (185 千人 ) ( うち避難所 ) 1 カ 後約 349 千人 (68 千人 ) 帰宅困難者 ( 平日 12 時 ) 約 千人 糧不 1 3 日目の計約 111 万 4 7 日目の計約 234 万 布不 約 20 万枚 災害廃棄物等 ( 災害廃棄物 津波堆積物 ) 約 4,575 千トン 被害なし又は当日から 3 日以内に緊急輸送が可能なレベルに復旧可能と 込まれる道路 イフライン(直後)ガス (LP ガス ) 機能支障 数約 55 千 交通施設被害利 困難 28 箇所 活等への影響

23 3 風水害に関する被害想定 平成 27 年 5 の水防法改正 同年 7 施 により 想定し得る最大規模の洪水 内水 水出水 潮への対策 ソフト対策 が求められることとなった また これまで洪水のみを対 象としていた浸水想定区域制度が内水 水出水 潮にも拡充されたことにより 今後 洪水 と 潮については国及び愛知県が 内水 水出水 については本市が浸水想定区域の指定等を 進めることとなる 一方 水害に関する既存の被害想定として 名古屋市では平成 12 年の東海豪 による被害等 を踏まえ 洪水や内水はん濫による浸水が予想される地域を した 洪水 内水ハザードマップ を平成 22 年 6 に作成 公表している 洪水ハザードマップは主要な河川において計画規模の が降った場合を 内水ハザードマップは東海豪 レベルの が市全域に降った場合を前提とし ており 市域の北部から 部の河川沿いを中心に浸水被害が予想される 洪水 内水ハザードマップ 洪水と内水はん濫の最大浸水深を表

24 また 潮に関しては 昭和 34 年の伊勢湾台風規模を想定した防災対策が われているが 愛知県は市町村におけるハザードマップ作成の支援等のため 想定し得る最大規模の 潮として コースをとる場合の 潮浸水想定 を平成 26 年 11 に公表した これによると 市域の南 部で広域的な浸水被害が予想され 南海トラフ巨大地震の被害想定における あらゆる可能性を 考慮した最大クラス を前提とした津波浸水を上回る箇所も られており 本計画においても参 考として考慮する 潮浸水想定 愛知県公表 4 その他の大規模自然災害 地震及び津波 風水害以外の自然災害については明確な被害想定が無いが 異常渇水について は過去の発 状況を念頭に置きながら 給水制限等による 活や産業への影響を考慮する また 噴 については 特に富士 が噴 した場合における首都機能の停止や交通機関の麻痺に伴 うサプライチェーンの寸断など 本市への間接的な影響も含めて考慮する 第2章 名古屋市強靱化の基本的な考え方 日本に上陸した既往最大規模の台風 室 台風級 が 愛知県沿岸に対し最も 潮の影響がある

25 3. 名古屋市強靱化の基本目標 国の基本計画で された 4 項目の基本目標をもとに 名古屋市を強靱化する意義などを踏まえ 以下の 6 項目を名古屋市の強靱化の基本目標として掲げる 大規模自然災害から市 の命を最大限に守ることは基礎自治体に課せられた使命である また 市 活や経済活動を持続させるためには 地域及び社会の重要な機能の致命的な障害を回避するとともに 市 の財産及び公共施設に係る被害を最 化することが必要である さらに 被災後の迅速な復旧復興が可能となれば 影響の 期化による人 や企業の流出を防ぐことにつながる 一方 こうした観点に加え 政区域を越えて様々な被害が じた場合 本市以外の団体及び地域との相互応援や役割分担などの連携が かせず 本市は中部圏の中心都市であるため 圏域や国全体の強靱化への貢献を果たすことも重要な役割である Ⅰ. 市 の命を最大限に守る Ⅱ. 地域及び社会の重要な機能の致命的な障害を回避する Ⅲ. 市 の財産及び公共施設に係る被害を最 化する Ⅳ. 迅速な復旧復興を可能にする Ⅴ. 他地域や他団体との連携を強化する Ⅵ. 中部圏の中心都市として強靱化に貢献する 4. 基本目標の実現に向けた留意事項 名古屋市強靱化の基本目標を実現するため 国の基本計画に掲げる基本的な方針を踏まえつつ 特に以下の事項に留意する 住 に最も 近な基礎自治体として 性 齢者 ども 障害者 外国人等の多様な市 のニーズを把握しつつ 市 活や地域コミュニティの向上に配慮する 地形の条件や市街地の状況などの特性を踏まえ 市 の を活かした地域 の向上や市街地の改善に向けた取り組みを進める 東日本大震災で被災した岩手県陸前 市の 政機能全般を支援する 政丸ごと支援 で得た教訓の活 を図る 国や県 近隣市町村などの関係 政機関との連携及び役割分担により 広域的な課題への対応に取り組む 大学や関連事業者 経済団体 地域団体等との間で課題を共有し 人材や情報のネットワーク化を進める あるべき地域づくりに向けた中 期的な方針を共有しつつ 優先度の い取り組みは短期間で重点的に進めるなど時間軸を考慮する

26 第 3 章 名古屋市強靱化の現状と課題 ( 脆弱性評価 )

27 - 24 -

28 1. 事前に備えるべき目標と起きてはならない最悪の事態 ( リスクシナリオ ) 評価)想定するリスクとして地震 津波及び風水害等の大規模自然災害を考え 8 つの 事前に備え るべき目標 と 42 の 起きてはならない最悪の事態 ( リスクシナリオ ) を設定した 設定にあたっては 基本計画で された目標やリスクシナリオを元に 名古屋市の地域特性を 踏まえ 愛知県との調整を図りながら項目の追加や削除 表現の修正を った ( 具体的には 地 域性から該当しない事態等を削除するとともに 地域の視点として避難所の機能不 等に関する 事態 (6-5) 及び住居確保等の遅延による事態 (8-6) を追加した ) 第事前に備えるべき目標起きてはならない最悪の事態 ( リスクシナリオ ) 1-1 建物 交通施設等の複合的 大規模倒壊や住宅密集地における 災による死傷者の発 1-2 不特定多数が集まる施設の倒壊 災 1 大規模自然災害が発 1-3 広域にわたる大規模津波等による多数の死者の発 したときでも人命 1-4 大規模地震や異常気象等による広域かつ 期的な市街地等の浸水の保護を最大限図る 1-5 大規模な 砂災害 ( 深層崩壊 ) 等による多数の死傷者の発 のみならず 後年度にわたり国 の脆弱性が まる事態 1-6 情報伝達の不備等による避難 動の遅れ等で多数の死傷者の発 2-1 被災地での 料 飲料水等 命に関わる物資供給の 期停止 2-2 自衛隊 警察 消防 海保等の被災等による救助 救急活動等の絶 2 大規模自然災害発 対的不 直後から救助 救急 2-3 救助 救急 医療活動のためのエネルギー供給の 期途絶医療活動等を迅速に 2-4 想定を超える大量かつ 期の帰宅困難者の発 による都市の混乱 う 2-5 医療施設及び関係者の絶対的不 被災 支援ルートの途絶による医療機能の麻痺 2-6 被災地における疫病 感染症等の大規模発 3-1 被災による警察機能の大幅な低下等による治安の悪化 3 大規模自然災害発 3-2 信号機の全 停止等による重大交通事故の多発直後から必要不可 3-3 首都圏での中央官庁の機能不全による 政機能の大幅な低下な 政機能は確保する 3-4 三の丸地区等の 政機関の職員 施設等の被災による機能の大幅な低下 4 大規模自然災害発 4-1 電 供給停止等による情報通信の麻痺 期停止直後から必要不可 な情報通信機能は確 4-2 テレビ ラジオ放送の中断等により災害情報が必要な者に伝達でき保するない事態 5-1 サプライチェーンの寸断等による企業の 産 低下による国際競争 の低下 5 大規模自然災害発 5-2 社会経済活動 サプライチェーンの維持に必要なエネルギー供給の後であっても 経済活停止動 ( サプライチェーン 5-3 コンビナート 重要な産業施設の損壊 災 爆発等を含む ) を機能不全に 5-4 陸 海 空の基幹的交通ネットワークの機能停止陥らせない 5-5 融サービス等の機能停止により商取引に甚大な影響が発 する事態 5-6 糧等の安定供給の停滞 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

29 6 大規模自然災害発 後であっても 活 経済活動に必要最低限の電気 ガス 上下水道 燃料 交通ネットワーク等を確保するとともに これらの早期復旧を図る 7 制御不能な 次災害を発 させない 8 大規模自然災害発 後であっても 人 や企業の流出を回避し 地域社会 経済が迅速に再建 回復できる条件を整備する 6-1 電 供給ネットワーク ( 発変電所 送配電設備 ) や 油 LPガスサプライチェーンの機能停止 6-2 上水道等の 期間にわたる機能停止 6-3 汚水処理施設等の 期間にわたる機能停止 6-4 地域交通ネットワークが分断する事態 6-5 避難所の機能不 等により避難者の 活に支障が出る事態 6-6 異常渇水等による 水の供給の途絶 7-1 市街地での大規模 災の発 7-2 海上 臨海部の広域複合災害の発 7-3 沿線 沿道の建物倒壊による直接的な被害及び交通麻痺 7-4 排水機場等の防災施設 ため池等の損壊 機能不全による 次災害の発 7-5 有害物質の大規模拡散 流出 7-6 農地 森林等の荒廃による被害の拡大 8-1 大量に発 する災害廃棄物の処理の停滞により復旧 復興が大幅に遅れる事態 8-2 復旧 復興を担う人材 ( 専門家 コーディネーター ボランティア 労働者 地域に精通した技術者等 ) や物資等の不 により復旧 復興が大幅に遅れる事態 8-3 地域コミュニティの崩壊 治安の悪化等により復旧 復興が大幅に遅れる事態 8-4 新幹線等の基幹インフラの損壊により復旧 復興が大幅に遅れる事態 8-5 広域地盤沈下等による広域 期にわたる浸水被害の発 により復旧 復興が大幅に遅れる事態 8-6 被災者の住居確保等の遅延による 活再建の遅れ 2. 施策分野の設定 強靱化に関する施策分野について 基本計画で された分野を元に 愛知県との調整を いな がら 11 の個別施策分野及び 4 つの横断的分野を設定した ( 具体的には 基本計画における 産 業構造 と 融 の個別施策分野を 産業 経済 として統合するとともに 地域の視点とし て横断的分野に 産学官 広域連携 を追加した ) 個別施策分野横断的分野 1. 政機能 / 警察 消防等 1. リスクコミュニケーション 2. 住宅 都市 2. 朽化対策 3. 保健医療 福祉 3. 研究開発 4. エネルギー 4. 産学官 広域連携 5. 情報通信 6. 産業 経済 7. 交通 物流 8. 農林水産 9. 地域保全 10. 環境 11. 地利

30 3. 脆弱性評価の実施手順評価)国が実施した評価手法や 国 強靱化地域計画策定ガイドライン を参考に 名古屋市におけ る評価を実施する 具体的には 起きてはならない最悪の事態 ごとに 各施策分野に係る市の現 施策を抽出し 各施策の取組状況や課題について分析 評価を った なお 評価にあたっては 愛知県 国 第関係事業者などの取り組み等についても考慮した また 大規模自然災害に対する自宅や地域での備え 発 時から復旧 復興期の各段階で じるリスクへの不安等について 市 の意識を把握するためのアンケート調査を実施して評価の参考とした 評価結果については (1) リスクシナリオごと (2) 施策分野ごとに整理するとともに 評価結果を踏まえた課題等について (3) ポイントを取りまとめた 事前に備えるべき目標とリスクシナリオ強靱化施策分野 ( 起きてはならない最悪の事態 ) ( 個別施策分野 ) 市の現行施策について取り組み状況を分析 評価 ( 愛知県や関係団体の取りリスクシナリオ組みも考慮 ) ごとの脆弱性評価結果 (1) 施策分野ごとの脆弱性評価結果 (2) 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

31 4. 脆弱性評価の結果評価結果の 方 以下の (1) (2) では 市の現 施策から た評価 ( ) に加え < 関係団体の取り組みや意 ( )> < 市 アンケート結果 ( 別枠 )>を表記 < 関係団体の取り組みや意 >のうち 愛知県地域強靱化計画における脆弱性評価からの引 は 県計画 関係団体が主体となる取り組みは 団体名 を表記 (1) の表中の ( 項目 ) の横には項目内の取り組みが関連する [ 施策分野 ] を表記 (1) リスクシナリオごとの脆弱性評価結果 1) 大規模自然災害が発 したときでも人命の保護を最大限図る 1-1 建物 交通施設等の複合的 大規模倒壊や住宅密集地における 災による死傷者の発 ( 住宅 建築物等の耐震化 )[ 住宅 都市 ] 住宅 建築物の耐震化について 名古屋市建築物耐震改修促進計画 (H20.3 策定 ) を踏まえ 市有建築物の耐震化の推進 ( 耐震化率 ( 市営住宅及び企業局等除く )99%(H25)) や 間住宅 建築物の耐震診断 耐震改修を促進 ( 住宅の耐震化率 84%(H22)) するとともに 新たな助成制度の検討が必要である 学校施設では 屋内運動場等の対策が必要な吊り天井の脱落対策 ( 屋内運動場等の吊り天井脱落対策未実施校数 127 校 (H26.3)) を着実に推進するとともに その他の市有建築物についても災害時の人命保護のために早急な対策の検討が必要である ( 交通施設等に関する耐震化等の対策実施 )[ 交通 物流 ] 大規模地震時における鉄道等利 者の安全確保を図るとともに 鉄道網及び緊急輸送道路等を確保するため 各事業者によって交通施設等の耐震対策が進められており 今後も耐震化を着実に進める必要がある ( 地下街等の防災対策に関する取り組み )[ 住宅 都市 ] 国 交通省により 構造物の耐震検討 非構造部材の安全性検討 避難検討などの技術的助 として 地下街の安心避難対策ガイドライン が策定されており 地下街が多数の市 が利 する重要な歩 者空間としての役割を果たしていることから防災対策の推進が必要である 多数の市 が利 する商店街について 朽化したアーチ アーケードに対する震災対策の推進が必要である ( 避難地 避難路等の整備 )[ 住宅 都市 ][ 交通 物流 ] 震災に強いまちづくり方針 (H27.1 改定 ) に基づき 避難や救援活動の場となる広域避難地 一次避難地に指定した公園施設や 緊急輸送道路や避難路となる道路の整備を進める必要がある ( 震災に強いまちづくり方針 (H27.1 改定 ) に広域避難地 一次避難地と指定されている公園の整備の状況 70/99 箇所 ( 広域 )83/93 箇所 ( 一次 )(H26.3)) 災害時に使 可能な農地を登録する防災協 農地登録制度 ( 平成 26 年 9 開始 ) について登録の呼びかけが必要である ( 防災協 農地登録制度登録箇所数 12 箇所 (H27.2)) 橋りょうの耐震対策 維持補修を進める必要があるほか 災害時における緊急輸送道路 避難空間の確保や消 救助活動を円滑に うため 電線類の地中化を進める必要がある

32 ( 密集市街地の改善等 )[ 住宅 都市 ] [ 政機能 / 警察 消防等 ] 評価) 従来から実施している 地区画整理事業等により道路や公園の整備等を引き続き進めるほか 震災に強いまちづくり方針 (H27.1 改定 ) に基づき 造住宅密集地域における 災延焼を防ぐため 地域の特性や主体性を尊重したきめ細かな施策を展開するとともに 平成 25 年度に分布状況を公表した大規模盛 造成地の安全性を確認するための調査を う必要がある 住宅密集地域等における延焼 災による死傷者等の発 を防ぐため 対象地域を明確にした上で 消防活動上必要な計画を作成する必要がある ( 避難者 帰宅困難者対策の実施 )[ 住宅 都市 ] 第 膨大な帰宅困難者の発 が懸念される名古屋駅周辺地区において 滞在者等の安全の確保と都市機能の継続を図るため 官 が連携し 平成 26 年 2 に 第 1 次名古屋駅周辺地区都市再 安全確保計画 を作成した これを踏まえ 避難誘導や情報伝達等に係る共通ルールの確 や 必要な退避施設の確保など ソフト ハード両 の対策の実施及び計画の拡充について検討するとともに 名古屋駅周辺地区における検討内容を踏まえた他地域での対策についても検討する必要がある 広域避難場所である久屋大通公園の防災機能を強化するとともに 間再開発事業における公共貢献施設として一時滞在施設等の導 を促進する必要がある ( 都市再 事業等における帰宅困難者収容施設 備蓄倉庫等の導 地区数 3 地区 (H25)) < 関係団体の取り組みや意 > 大規模災害の発 に備え 電柱等の倒壊から緊急輸送道路や避難路を確保するため 市街地等の幹線道路など必要性及び整備効果が い箇所を選定し 無電柱化を計画的に推進していく必要がある 中部電 液状化が想定される地域から安全に避難するときの方法やルートができていない < 市 アンケート結果 > 建物や交通施設等の倒壊 及び 住宅が密集している地域での 災( 延焼拡大 ) について 不安である または やや不安である と回答した割合は それぞれ 86.1% 86.3% といずれも かった 1-2 不特定多数が集まる施設の倒壊 災 ( 多数の者が利 する建築物等の耐震化 )[ 住宅 都市 ] 名古屋市建築物耐震改修促進計画(H20.3 策定 ) を踏まえ 多数の者が利 する市有建築物 公園施設の耐震化の推進や 多数の者が利 する建築物 ( 耐震化率 77%(H22)) 保育関連施設等の耐震化を促進するとともに 間建築物については新たな助成制度を検討する必要がある ( 建築物における天井脱落対策 )[ 住宅 都市 ] 学校施設では 屋内運動場等の対策が必要な吊り天井の脱落対策 ( 屋内運動場等の吊り天井脱落対策未実施校数 127 校 (H26.3)) を着実に推進するとともに その他の市有建築物についても災害時の人命保護のために早急な対策の検討が必要である ( 災害対応 の強化 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 市職員の災害対応能 向上を図るため 各種防災訓練を実施する必要がある また 共助に資するため 地域住 の防災 向上に向け 災害時要援護者の避難支援を含めた各種防災訓練を進める必要がある < 市 アンケート結果 > 不特定多数が集まる施設の倒壊や 災 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 78.5% であった 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

33 1-3 広域にわたる大規模津波等による多数の死者の発 ( 避難路等の整備 )[ 住宅 都市 ][ 交通 物流 ] 震災に強いまちづくり方針 (H27.1 改定 ) に基づき 大規模津波の避難場所となる公園や 緊急輸送道路や避難路となる道路の整備を進める必要がある 津波避難ビルについては 平成 26 年 2 及び 3 に公表した 南海トラフ巨大地震の被害想定 を踏まえて 直しを った指定基準に基づき 津波浸水が想定される 7 区 ( 中村区 瑞穂区 熱 区 中川区 港区 南区 緑区 ) において確保を進めているが ( 指定数 872 棟 (H26.10)) さらなる確保を図る必要がある ( 津波避難体制の整備 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 発災後の限られたリードタイムの中で確実に避難できる体制を整えるため 地域住 の防災 向上に向け 災害時要援護者の避難支援を含めた各種防災訓練を進める必要がある 海抜表 については 津波浸水が想定される 7 区 ( 中村区 瑞穂区 熱 区 中川区 港区 南区 緑区 ) の海抜 10m 未満の地域の市有施設 コンビニエンスストア 名古屋市管理の緊急輸送道路沿いの街路灯に っているが (3,531 箇所 (H26.3)) 活道路などへの事業拡大を検討する必要がある ( 河川 海岸保全施設等の整備 )[ 地域保全 ] 昭和 34 年の伊勢湾台風の被害を踏まえ 名古屋港では 潮防波堤や防潮壁の整備などの対策が われているが 大規模地震 津波や 潮の被害を軽減するための整備及び維持保全を引き続き進める必要がある また 河川 海岸堤防の整備 耐震 津波対策を う必要がある ( ハザードマップの作成等 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 本市独自の南海トラフ巨大地震の被害想定結果に基づき 地震ハザードマップ及び津波ハザードマップを作成し 全 配布を実施するとともに スマートフォンやタブレット端末で震度や津波 避難所等に関する情報を確認できる 名古屋市地震防災アプリ を作成したが 津波避難ビルの増加を踏まえたマップの更新や普及啓発の促進を図る必要がある ( 防災アプリ ( ダウンロード数 )/14,551DL(H26.10)) 平成 27 年 5 改正の水防法により 国 県による洪水浸水想定区域の 直し 新たに県による 潮浸水想定区域の設定及び本市による 水出水浸水想定区域の設定が われることから 平成 22 年度に作成した洪水 内水ハザードマップの内容の 直しを うとともに 新たに 潮ハザードマップを作成し 住 等に対する災害リスクの周知や避難方法の啓発など対策を進める必要がある ( 風水害からの避難場所の確保 )[ 住宅 都市 ] 各災害 ( 洪水 内水 砂 潮 ) に応じた指定緊急避難場所の指定基準を検討 策定し 指定する必要がある ( 災害対応 の強化 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 洪水 内水はん濫 潮 砂災害の危険性など 地域の特性を考慮した 応急対策や避難 誘導を含む実践的な訓練を実施する必要がある ( 地下街等の防災対策に関する取り組み )[ 住宅 都市 ] 大 に伴う大規模な洪水 内水はん濫 潮等により浸水被害が想定される地下街等において 浸水防止対策の徹底や利 者等の安全な避難確保を図るための体制づくりを進める必要がある < 関係団体の取り組みや意 > ゼロメートル地帯や南海トラフ地震津波避難対策特別強化地域など 著しい浸水 津波災害が じる恐れがある地域については 道路等の盛 部 既存のビル 地形を活かした 台等を避難場所として確保するとともに 津波避難タワー等の整備 津波避難ビルの指定を進める必要がある 県計画 津波の到達時間が短い地域等における河川 海岸の主要な水門等の自動閉鎖化 遠隔操作化を推進する必要がある 県計画 各地で観測した津波情報をいち早く港湾管理者や関係自治体等へ配信する GPS 波浪計津波観測情報システム の構築及び運 に向けた取組が必要である 中部地方整備局 大 や津波 潮等により浸水することを防ぐため 堤防等の改修等を推進する必要がある また 堤防を越えた場合にも流失しにくくするため 粘り強い構造への強化等を推進する必要がある 中部地方整備局 ハザードマップや避難誘導マップを作成し 安全で確実な避難の確保することで 避難困難者の解消を

34 評価)図る必要がある 中部地方整備局 スーパー伊勢湾台風による濃尾平野の広域かつ甚大な浸水被害を想定し 東海ネーデルランド 潮 洪水地域協議会 により 危機管理 動計画 ( 第三版 ) を策定している 中部地方整備局 < 市 アンケート結果 > 津波等による流出や浸水 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 50.6% であったが 海に近い港区 中川区 南区はいずれも約 8 割と く 地域による不安度の違いが られた 第3章1-4 大規模地震や異常気象等による広域かつ 期的な市街地等の浸水 ( 総合的な治水対策 )[ 地域保全 ] 河川 海岸堤防 排水施設 下水道施設などの耐震化を進める必要がある また 治水安全度を向上させるため まちづくりと治水との整合を図りつつ 河川 下水道等の相互調整を いながら施設整備を進める必要がある さらに 大規模自然災害に施設整備のみで対応するには限界があることから 浸水被害を軽減するため 水流出抑制の推進や市 の自助 共助を支援する取り組みを実施する必要がある ( 海岸保全施設等の整備 )[ 地域保全 ] 昭和 34 年の伊勢湾台風の被害を踏まえ 名古屋港では 潮防波堤や防潮壁の整備などの対策が われているが 大規模地震 津波や 潮の被害を軽減するための整備及び維持保全を引き続き進める必要がある ( 河川の整備及び耐震 津波対策等 )[ 地域保全 ] 河川堤防の耐震照査を い その結果に基づき 耐震対策の必要な区間に対して堤防の補強を実施する必要がある 堤防等に被害が じた場合 早急に復旧できるよう河川管理施設や許可 作物の位置 構造を取りまとめた河川台帳を調製しているところであるが 未調製の河川台帳を整備する必要がある 河川整備計画に基づき 河川のはん濫等による浸水被害の軽減を図るため河川改修等を推進するとともに 耐震対策の必要な区間に対して河川管理施設の補強を実施する必要がある ( 排水施設の防災対策 機能確保 )[ 地域保全 ] [ 農林水産 ] 耐震基準が古く 液状化の危険度が い排水施設について 関係機関の施設の地震津波対策の考え方も踏まえ 必要に応じて耐震対策等を うなど 事業内容の 案をする必要がある 朽化した下水道施設や排水施設について確実に改築更新を実施するとともに防災性の向上を検討する必要がある また 施設の 寿命化を実施することにより経費の抑制と平準化を図る必要がある 地改良区内にある排水施設は 農業排水のほか地域排水も担っており 朽化により排水機能が低下した排水機場と農業 排水路について適切に排水機能を確保するため計画的な施設の改良 改修を実施する必要がある 施設の機能を維持するため適切な維持管理を う必要がある ( 水対策の推進 )[ 地域保全 ] 内水による被害を軽減するため 平成 12 年の東海豪 や平成 20 年 8 末豪 を受けて 著しい浸水被害が集中した地域や都市機能の集積する地域を対象に対策を う必要がある 上記以外の地域でも 浸水実績や浸水のおそれのある地域があることから 下水道施設や排水施設の排水能 を増強する必要がある ( 効率的かつ効果的な湛水排除の検討 )[ 地域保全 ] 津波や 潮等による湛水から速やかに復旧するため 期湛水が想定される区域の湛水排除作業の手順を検討する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 国営尾張 部 地改良事業で造成した愛知県 部の日光川流域の排水を担う排水機場の耐震化及び 名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

35 朽化対策を進める必要がある 東海農政局 浸水被害の軽減のため 曽三川 庄内川 矢作川 豊川の河川改修及び新丸 ダム 設楽ダムの建設事業を進める必要がある 中部地方整備局 大 や津波 潮等により浸水することを防ぐため 堤防等の改修等を推進する必要がある また 堤防を越えた場合にも流失しにくくするため 粘り強い構造への強化等を推進する必要がある 中部地方整備局 1-5 大規模な 砂災害 ( 深層崩壊 ) 等による多数の死傷者の発 のみならず 後年度にわたり国 の脆弱性が まる事態 ( 防災意識 活動の啓発 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 南海トラフ巨大地震の被害想定を踏まえた地震ハザードマップや地震防災アプリ 洪水 内水ハザードマップにおいて 砂災害危険箇所及び 砂災害 ( 特別 ) 警戒区域に係る情報提供を っており 区域内の住 に対し 警戒避難体制等の注意喚起を う必要がある ( 災害対応 の強化 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 洪水 内水はん濫 潮 砂災害の危険性など 地域の特性を考慮した 応急対策や避難 誘導を含む実践的な訓練を実施する必要がある ( がけ崩れ対策の実施 )[ 地域保全 ] がけ崩れの恐れのある市有地において がけ崩れ対策を検討 実施する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 広域的に同時多発する 砂災害に対しては 人的被害を防止するため ハード対策として 流対策施設 急傾斜地崩壊防止施設 地すべり防止施設といった 砂災害防止施設の整備を着実に進めるとともに ソフト対策として 砂災害警戒区域等の指定推進や 砂災害警戒情報その他の防災情報の提供 避難訓練を始めとする啓発活動により 平時及び異常気象時において 砂災害の危険性の住 への周知を図り 市町村が う警戒避難体制の整備に対し 支援を う必要がある 県計画 < 市 アンケート結果 > 大規模な 砂災害 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 31.8% であった

36 1-6 情報伝達の不備等による避難 動の遅れ等で多数の死傷者の発 評価)( 防災意識 活動の啓発 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 市 の防災意識を めるため 防災講演会や港防災センターでの展 等の防災に関する知識の普及啓発を うとともに 災害履歴等の既存資料を活 した啓発手法の検証を うなど 防災教育を推進する必要がある また 家庭や事業所における防災対策を啓発するため 家具等の転倒 落下防止対策や備蓄の啓発を う必要がある 第 地域と事業所との支援協 体制づくり ( 大規模災害時における地域と事業所との支援協 に関する覚書の締結数 1,046 件 (H25 年度 )) など防災安心まちづくり委員会を中心とした防 防災活動 自主防災組織の活動を推進するほか 各種防災訓練を実施するとともに 災害時要援護者の避難支援に向け 助け合いの仕組みづくりを推進する必要がある ( 助け合いの仕組みづくりの取り組み実績のある町内会 自治会の割合 49.9%(H25 年度 )) 平成 26 年 5 に名古屋市震災避難 動ガイドライン ( 案 ) を作成した 今後 名古屋市震災避難 動計画を策定するとともに 地域ごとの特性に応じた避難計画を地域が主体となって策定する必要がある 市職員や市 の防災意識啓発 知識の向上を図るため 防災研修の実施や東日本大震災の経験を伝える報告会等を今後も引き続き う必要がある さまざまな災害から どもたちの命を守ることができるよう 学校及び保育所において あらゆる場 を想定した防災教育を推進する必要がある 児童 徒への防災教育の主たる担い手である教員の防災意識の向上を図る必要がある ( 避難者 帰宅困難者対策の実施 )[ 政機能 / 警察 消防等 ][ 住宅 都市 ] 災害時の避難等を 据え 齢者や障害者 どもを連れた人など 幅広い視点から利 しやすい施設や道路 公共交通機関の整備を進める必要がある 地域防災活動拠点については 災害時に必要な機能について検討の上 必要に応じて対策を講ずる必要がある 膨大な帰宅困難者の発 が懸念される名古屋駅周辺地区において 滞在者等の安全の確保と都市機能の継続を図るため 官 が連携し 平成 26 年 2 に 第 1 次名古屋駅周辺地区都市再 安全確保計画 を作成した これを踏まえ 避難誘導や情報伝達等に係る共通ルールの確 や 必要な退避施設の確保など ソフト ハード両 の対策の実施及び計画の拡充について検討するとともに 名古屋駅周辺地区における検討内容を踏まえた他地域での対策についても検討する必要がある ( 情報収集 提供対策の実施 )[ 政機能 / 警察 消防等 ][ 情報通信 ] 防災拠点となる区役所や救命 救急活動を う消防署等について 停電時にも災害対応活動を維持すべく 非常 電源設備の機能強化を進める必要がある 災害情報の伝達のため 災害広報マニュアルの整備や防災 政無線 ( デジタル移動無線 ) の安全区域への移設を う必要があるほか 情報媒体の多様化 (SNS(Facebook Twitter 等 ) や なごや減災プロジェクト きずなネット防災情報 等 ) 多 語での提供 障害時の早期復旧に向けた情報システムの人材育成などを う必要がある 消防救急無線デジタル化の期限に伴い 無線基地局 移動局の 事 整備 届出等を遅滞なく実施する必要がある 災害時に必要な住 情報を把握するため 学区別 町 丁目別に作成された災害対策住 リストを定期的に更新していく必要がある 災害対応に遅れが じないように 量 河川水位の状況や気象情報等が常に収集でき 市 への情報提供が滞らないようにする必要がある 円滑かつ迅速な避難情報の提供を図るため 洪水 内水はん濫 潮に係る水位到達情報を適切に周知する体制の構築を進める必要がある ( 災害対応 の強化 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 洪水 内水はん濫 潮 砂災害の危険性など 地域の特性を考慮した 応急対策や避難 誘導を含む実践的な訓練を実施する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 災害時の情報提供を うため L アラートの愛知県全自治体導 に向けて整備を進める必要がある 自治体での導 は進むものの 自治体以外のライフライン事業者や通信事業者の参加を引き続き う必要がある 東海総合通信局 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

37 東海地方非常通信協議会の活動を通じて 非常時の通信ルート 通信手順の確認などにより 非常通信の円滑な運 を図る必要がある 東海総合通信局 気象 地震 津波 に関する防災情報を発表しているが 関係機関や国 が より適時 的確な防災 動 対策が取れるよう 防災情報の精度向上や迅速な発表などの改善に取組んでいく必要がある 名古屋地方気象台 災害情報の伝達において人が集まる施設などでの避難所の掲 が十分でなく わかりやすい場所に掲 する必要がある 避難 動要支援者の情報を市や地域の必要な範囲で共有する仕組みを整備する必要がある < 市 アンケート結果 > 情報が伝わらないことなどによる避難の遅れ について 不安である または やや不安である と回答した割合は 72.6% であった 大規模災害に対する備えについて ハザードマップなどで地域の危険性を確認している と回答した割合は 5 割以上 避難経路や避難場所の確認をしている と回答した割合は約 7 割 災害時に情報を 手する準備ができている と回答した割合は約 4 割であり 災害時の情報収集に対する備えが低い結果となった

38 2) 大規模自然災害発 直後から救助 救急 医療活動等を迅速に う評価)2-1 被災地での 料 飲料水等 命に関わる物資供給の 期停止 ( 物資供給ルートの確保 )[ 交通 物流 ][ 地域保全 ] 緊急輸送道路となる道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 電線類の地中化を進めるほか 既第成の道路についても 舗装道補修や路 下空洞の調査 補修を う必要がある また 緊急輸送等に係る必要な関係機関との連携を図りながら 本市の被害想定に基づく緊急輸送道路等啓開計画を策定し 訓練 検証を うとともに 名古屋 速道路においては引き続き BCP に基づく訓練を う必要がある 物資輸送に関わる緊急輸送道路等の排水路において 液状化による管きょの抜けや破損 マンホールの浮上の発 や道路の陥没等による交通障害を防止するための対策や 津波等の浸水による輸送ルート途絶の影響を極 抑えるための対策を進める必要がある 速やかに緊急輸送ルートを確保するため 緊急輸送道路下にあるライフライン管理者に対し 管路等の耐震対策を促していく必要がある 災害時に道路利 者に及ぼす影響の い歩道橋等の道路附属物の計画的な点検及び修繕や 街路灯の 朽化対策を着実に実施する必要がある 名古屋港における港湾施設の地震対策を推進するとともに 関係機関との連携により 緊急物資や通常貨物などの港湾機能を早期回復させるため 港湾 BCP を確実に推進する必要がある 降 等による道路冠水によって引き起こされる道路の損傷 宅地への浸水 交通の障害を極 抑えるため 道清掃や側溝しゅんせつ等を うことにより排水機能が常に良好な状態を保つ必要がある ( 物資調達 供給体制の構築 )[ 政機能 / 警察 消防等 ][ 保健医療 福祉 ][ 交通 物流 ] 物資確保に向けた大規模 売業者等との協定締結を推進する必要がある ( 災害時物資供給協定の締結事業者数 21 事業者 (H26.3)) 乾パン アルファ化米など 40 万 分の 糧及び 布などの 活必需品の備蓄をしているが 本市が独自に実施した南海トラフ巨大地震の被害想定調査では 約 111 万 の 糧及び約 20 万枚の 布が不 するとされており この不 分を確保していく必要がある また 津波浸水が想定される地域においては 備蓄等による飲料水の確保策を検討 実施する必要がある 南海トラフ地震防災対策推進基本計画 では 名古屋港周辺及び名古屋空港周辺が 大規模な広域防災拠点 として されており 整備の実現を図っていく必要がある 災害対策本部において基幹道路や物資集配の状況 拠点となる箇所の情報を集約し 適切に指 ができる体制を構築しているが 南海トラフ地震の被害想定を踏まえ 現体制の実効性を検証する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 大規模地震が発 した際にも港湾機能を維持するため 港湾管理者 海上保安庁等と連携して 緊急確保航路の効率的な航路啓開の実施体制の強化を図る必要がある 中部地方整備局 広域激甚災害時において被災者への支援物資や復旧 復興に要する物資等の迅速 的確な供給を可能とする 災害に強い物流システムの構築 が必要となる そのためには 関係機関や物流事業者との連携の下 物資輸送における多様な輸送機関の活 輸送ルートの多重化等を図り 拠点運営の体制強化についても事前に検討しておく必要がある 中部運輸局 救援物資の物流を確保するため 物資輸送に係る物流専門家の派遣 育成や第一次集約拠点の整備 物資輸送に関わる会員企業との連絡網の整備を う必要がある 愛知県トラック協会 自宅避難者への支援物資 ( 糧 薬品等 ) の供給体制の検討が必要である < 市 アンケート結果 > 料 飲料水などの供給停止 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 85.6% と かった 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

39 2-2 自衛隊 警察 消防 海保等の被災等による救助 救急活動等の絶対的不 ( 防災拠点の機能強化 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 災害時に同時多発的に発 する 災 救急 救助等に的確に対応するため 消防 の空 域の解消など 消防署所配置に関する検討や 消防署等の整備を うとともに 停電時にも災害対応活動を維持するべく 非常 電源設備の機能強化を進める必要がある 広域的な大災害に備え 合同図上訓練などによる自治体間での連携や 防災関係機関との連携に取り組んでいるが 引き続き取り組んでいく必要がある また 南海トラフ地震防災対策推進基本計画 では 名古屋港周辺及び名古屋空港周辺が 大規模な広域防災拠点 として されており 整備の実現を図っていく必要がある ( 活動拠点 活動経路の確保 )[ 住宅 都市 ][ 交通 物流 ] 震災に強いまちづくり方針 (H27.1 改定 ) に基づき 避難や救援活動の場となる広域避難地 一次避難地に指定した公園施設や 緊急輸送道路や避難路となる道路の整備を進める必要がある 緊急輸送道路である名古屋 速道路は耐震化が完了し 道路啓開に係る関係機関との連携協定の締結や BCP の策定 訓練の実施を っているが 引き続き取り組む必要がある ( 災害対応の体制 資器材強化 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 災害時に同時多発的に発 する 災 救急 救助等に的確に対応するため 関係機関との連携強化を含め 消防職員の大規模災害対応能 を向上していく必要がある 災害時の消防 救急要請の増加に対応するため 消防 両の更新や救急体制の充実 ( 救急隊数 38 隊 (H26.8) 非常 救急自動 配置率 69%(H26.8) 応急的な救護所 資器材 38 セット (H26.8)) を図る必要がある 消防団員の充 率は 88.4%(H26) であり 団員数の充 を進めるとともに 地域防災 の中核となるべく 装備の充実や教育 訓練体制等の強化を図っていく必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 海上保安庁防災業務計画に基づく大規模地震災害ごとの動員計画が策定されており 船艇及び航空機の派遣 職員の派遣 資機材の増援等が定められている 名古屋海上保安部 災害時に被災地に派遣する救護班 ( 医師 1 名 看護師 3 名 管理要員 ( 事務 )2 名が標準編成 ) の要員となる人材を毎年養成している また養成した要員で愛知県内に救護班を 19 班編成しており 日本赤十字社全社として 496 班編成している 日本赤十字社愛知県支部 < 市 アンケート結果 > 自衛隊や消防などによる救助 救急活動の不 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 71.6% であった

40 2-3 救助 救急 医療活動のためのエネルギー供給の 期途絶評価)( 救助 救急 医療活動のためのエネルギー確保 )[ 政機能 / 警察 消防等 ][ エネルギー ][ 保健医療 福祉 ] 市庁舎や区役所 消防署等の防災拠点において非常 電源設備の機能強化を図るほか 非常 電源に いる燃料の調達方法について 検討を う必要がある 非常 電源設備の浸水により機能が停止する可能性があるため 災害時に電 を確保できるよう対策を検討 実施する必要がある 第( エネルギー供給ルートの確保 )[ 交通 物流 ][ 地域保全 ] 災害時に緊急輸送道路となる道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 電線類の地中化や排水路の耐震対策を進める必要がある また 津波等の浸水によるエネルギー供給ルート途絶の影響を極 抑えるための対策を進める必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 救助 救急 医療活動等の緊急 両への 油供給を担う中核 SS( サービスステーション ) の機能拡充を図る必要がある 中部経済産業局 海上保安部において 停電時に管区本部及び各事務所で必要な電 を確保するため 非常 発電機を設置している 名古屋海上保安部 2-4 想定を超える大量かつ 期の帰宅困難者の発 による都市の混乱 ( 帰宅困難者対策の実施 )[ 住宅 都市 ] 膨大な帰宅困難者の発 が懸念される名古屋駅周辺地区において 滞在者等の安全の確保と都市機能の継続を図るため 官 が連携し 平成 26 年 2 に 第 1 次名古屋駅周辺地区都市再 安全確保計画 を作成した これを踏まえ 避難誘導や情報伝達等に係る共通ルールの確 や 必要な退避施設の確保など ソフト ハード両 の対策の実施及び計画の拡充について検討するとともに 名古屋駅周辺地区における検討内容を踏まえた他地域での対策についても検討する必要がある また 間再開発事業における公共貢献施設として一時退滞在設等の導 を促進する必要がある ( 都市再 事業等における帰宅困難者収容施設 備蓄倉庫等の導 地区数 3 地区 (H25)) ( 輸送ルートの確保 )[ 交通 物流 ][ 地域保全 ] 緊急輸送道路となる道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 電線類の地中化や排水路の耐震対策や 津波等の浸水による輸送ルート途絶の影響を極 抑えるための対策を進める必要がある < 市 アンケート結果 > 大量かつ 期の帰宅困難者の発 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 74.9% であった 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

41 2-5 医療施設及び関係者の絶対的不 被災 支援ルートの途絶による医療機能の麻痺 ( 災害時の医療機能等の確保 )[ 政機能 / 警察 消防等 ][ 保健医療 福祉 ] 災害時に医療資源の調整等を実施するにあたり 平時から市と名古屋市医師会や災害医療コーディネーター等の医療関係者で構成する名古屋医療圏地域災害医療部会を開催し 関係機関との連携体制等について引き続き検討を進める必要がある 災害時に名古屋市各区医師会の医療救護本部となる各休日急病診療所等について 朽化がすすんでいる状況にあるため 改築補助を実施する必要がある 災害時に必要となる医薬品等の調達及び供給について 関係機関と連携し その充実を図る必要がある ( 医療物資供給ルートの途絶を回避するための対策の実施 )[ 交通 物流 ][ 地域保全 ] 医療機能を確保するための物資供給を支える道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 電線類の地中化や舗装道補修 路 下空洞の調査 補修 排水路の改良 補修を進める必要がある 災害時に道路利 者に及ぼす影響の い歩道橋等の道路附属物の計画的な点検及び修繕や 街路灯の 朽化対策を着実に実施する必要がある 閉塞した道路の啓開に関する緊急輸送道路等啓開計画の策定や港湾 BCP を推進するとともに 関係機関との合同防災訓練を実施する必要がある また 津波等の浸水による医療物資の供給ルート途絶の影響を極 抑えるための対策を進める必要がある 速やかに緊急輸送ルートを確保するため 緊急輸送道路下にあるライフライン管理者に対し 管路等の耐震対策を促していく必要がある 降 等による道路冠水によって引き起こされる道路の損傷 宅地への浸水 交通の障害を極 抑えるため 道清掃や側溝しゅんせつ等を うことにより排水機能が常に良好な状態を保つ必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 大規模災害に備え 各区における医療救護班の編成や巡回診療など 災害時の医療体制を想定する 名古屋市医師会 市内にある赤十字病院が被災した場合における医療関係者の不 に対して 全国にある赤十字病院からの職員派遣で対応を う 日本赤十字社愛知県支部 < 市 アンケート結果 > 医療施設の不 や機能不全 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 86.4% と かった 2-6 被災地における疫病 感染症等の大規模発 ( 予防 防疫体制の構築 )[ 保健医療 福祉 ] 予防接種法に基づく予防接種を市内の指定医療機関等で実施しており 感染性の い疾病に対する予防接種については一定の接種率を確保 ( 予防接種麻しん 風しんワクチンの接種率 96.9%(H25)) している 引き続き一定の接種率を維持するため 予防接種を促進する必要がある 災害時の医療資源調整に向け 平時より名古屋医療圏地域災害医療部会による関係機関との連携体制等について検討を進めており 関係機関との広範な連携体制を構築する必要がある < 市 アンケート結果 > 被災地での疫病 感染症などの発 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 83.2% と かった

42 3) 大規模自然災害発 直後から必要不可 な 政機能は確保する評価)3-1 被災による警察機能の大幅な低下等による治安の悪化 < 関係団体の取り組みや意 > 治安の確保に必要な体制を確保するとともに 非常 電源設備や装備資機材の充実強化を図る必要があ第る 県計画 警察署や交番等は その機能が十分発揮されるよう 耐震化を推進する必要がある 県計画 3-2 信号機の全 停止等による重大交通事故の多発 < 関係団体の取り組みや意 > 停電時においても安全な交通確保に寄与する環状交差点等の整備検討を進めるとともに 緊急交通路を確保するための効果的な装備の整備など 災害状況に応じた体制を早期に構築する必要がある 県計画 停電による信号機能の停止を回避するため 信号機電源付加装置の整備等を着実に進める必要がある また 災害時に道路情報等を確実に提供するため 道路情報板等の停電対策を推進する必要がある 県計画 信号制御が必要なく災害時も機能するラウンドアバウトの導 検討が必要である 中部地方整備局 3-3 首都圏での中央官庁機能の機能不全による 政機能の大幅な低下 < 関係団体の取り組みや意 > 広域防災拠点等の整備による広域的な防災ネットワークを形成するため 中部圏における大規模な広域防災拠点等 ( 司令塔 : 三の丸地区 静岡県庁 次支援 : 名古屋港 県営名古屋空港 富士 静岡空港 ) 及び広域防災拠点 ( 広域 甚大被害に対する後方支援 : 県域を越えて国と県が協 して活動する拠点 ) について整備計画を策定し 具体的な整備の進捗を図る なお 首都機能等のバックアップ等の大きな視点から た機能についても考慮する 中部地方整備局 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

43 3-4 三の丸地区等の 政機関の職員 施設等の被災による機能の大幅な低下 ( 庁舎等の耐震化等対策の実施 )[ 政機能 / 警察 消防等 ][ 住宅 都市 ] 本市の防災活動拠点 ( 市 区役所 保健所 消防署など ) は耐震性を満たしており 市域で想定される津波に対する耐波性を有していると考えられるが 災害時の揺れ 浸水等から機能継続性を確保するための対策を検討 実施する必要がある また 他施設との合築建築物において 市所有部分は耐震性を満たしているものの 他団体の所有部分が耐震性を満たしていないことにより 機能継続性を確保するための対策について検討 実施する必要がある ( 防災拠点等の電 の確保 )[ 政機能 / 警察 消防等 ][ エネルギー ] 市庁舎や区役所 消防署等の防災拠点において非常 電源設備の機能強化を進めるほか 非常 電源に いる燃料の調達方法について 検討を う必要がある ( 市役所 区役所 消防署における非常 発電機稼働時間 / 平均約 8 時間 (H26.9)) 非常 電源設備の浸水により機能が停止する可能性があるため 災害時に電 を確保できるよう対策を検討 実施する必要がある ( 業務継続体制の整備 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 南海トラフ地震の被害想定 直しを受け 平成 24 年に策定した名古屋市業務継続計画 ( 震災編 ) の改定を平成 26 年 10 に ったが 着実な運 を図る必要がある 被害状況の集約や応急対策の 案において情報システムが重要であり 停電や通信途絶が ずると 情報システムの利 が困難となるため 情報システムの利 が不可 な市 区役所 消防署等においては 電 通信の対策を強化する必要がある デジタル移動無線等が浸水すると 通信手段の利 に支障が ずるため 浸水や停電時の通信機能を確保できるよう対策を検討 実施する必要がある 現場活動を中心とする防災活動拠点では 災害時の活動において 両が不可 であり 浸水や燃料不 により 両が使 できなくなる可能性や 出動不能となる可能性が考えられるため 災害時の 両等の 台移転等による運 対策を含め 両の被災 燃料不 への対策を検討 実施する必要がある 物資 資機材についても 浸水階に保管されている場合 流失または使 不能となる可能性があるため 応急対策に必要な物資 資機材を保有する施設群においては 保管スペースの上階移設 棚の活 等により 当該物資を災害から守るための対策を検討 実施する必要がある 3 日分の職員 備蓄の確保ができている局室区の割合は 3%(H25) であり 引き続き検討を う必要がある ( 災害対応の体制強化 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 災害時に迅速な対応を うため 職員等の安否確認における手段の確 について 今後も継続して検討を う必要がある また 不 する対応人員を補うため 職員 OB との協 体制の構築について検討を う必要がある 職員は 期間 心 ともに非常に困難な災害対応を強いられることになると想定されるため 職員の健康管理 メンタルヘルスケア体制を検討 構築する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 平成 25 年 3 に策定した 東海ブロック営繕関係機関地震 津波対策基本戦略 を踏まえ 官公庁施設の機能維持に向けた各種対策について 代替拠点の確保を含め 引き続き推進する必要がある 中部地方整備局 < 市 アンケート結果 > 警察や官公庁など 政機能の停止 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 72.4% であった

44 4) 大規模自然災害発 直後から必要不可 な情報通信機能は確保する評価)4-1 電 供給停止等による情報通信の麻痺 期停止 ( 庁舎等の電 確保対策の推進 )[ 政機能 / 警察 消防等 ][ エネルギー ][ 情報通信 ] 区役所や消防署などの防災拠点 情報通信システムや各種サーバーを置く施設等について 災害対応活動を維持すべく 非常 電源設備の設置を進める必要がある 停電時に各種機器の電源を確保する観点から 非常 電源の燃料の調達方法を検討するとともに 災害時の情報システムの運 について 燃料の枯渇等により通信が えなくなった場合でも 紙媒体等による運 方法などについて検討を う必要がある 第< 関係団体の取り組みや意 > 電源途絶等に対する情報通信システムの機能確保に向けて 非常 電源の整備や重要な 政情報確保のための 自治体クラウド の導 などの対策を検討するとともに愛知県庁 BCPの 直しを図る必要がある 県計画 災害対応に必要なルート途絶の影響を極 抑えるため 浸水区域の排水手順の検討や 河川 海岸堤防の整備 耐震 津波対策を う必要がある 中部地方整備局 電気通信事業者の非常電源設備の充実を図る必要がある 東海総合通信局 4-2 テレビ ラジオ放送の中断等により災害情報が必要な者に伝達できない事態 ( 災害時情報提供の多重化 )[ 政機能 / 警察 消防等 ][ 情報通信 ] 災害時に必要な情報を確実に伝達するため 多様な情報媒体 (SNS(Facebook Twitter)) 等による情報提供や なごや減災プロジェクト きずなネット防災情報 などの取り組みや情報提供サービス事業者との協定締結などの取り組みを っており 今後も継続した取り組みを う必要がある 本市関連施設へ設置された公衆無線 LAN について 災害発 時におけるアクセスポイントの無償開放など 災害時の通信基盤 情報提供手段としての活 を図る必要がある < 関係団体の取り組みや意 > テレビ ラジオ放送が中断した際にも 情報提供ができるよう代替手段の設備やその共通基盤となる災害情報共有システム (L アラート ) の導 の推進及び実 化に向けた訓練の実施が必要となる 東海総合通信局 放送設備の多重化を図り 大災害が起きても放送を継続できるような体制の構築を図る必要がある 東海総合通信局 大災害時の放送継続体制を構築するため 非常電源の確保と放送設備の多重化を図っている 日本放送協会名古屋放送局 < 市 アンケート結果 > テレビ ラジオ放送の中断など情報通信機能の停止 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 78.5% であった 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

45 5) 大規模自然災害発 後であっても 経済活動 ( サプライチェーンを含む ) を機能不 全に陥らせない 5-1 サプライチェーンの寸断等による企業の 産 低下による国際競争 の低下 ( 企業 BCP 策定の促進 )[ 産業 経済 ] 個別企業の事業継続計画について 卸売 売 サービス業 5 人以上 製造業 その他の業種 20 人以上の中 企業では 12.2% の策定率にとどまっている (H24.6) ため 策定を促進すること及びその実効性を向上させる必要がある ( 港湾や道路等の防災対策 ) [ 交通 物流 ][ 地域保全 ] 名古屋港における港湾施設の地震対策を推進するとともに 関係機関との連携により 緊急物資や通常貨物などの港湾機能を早期回復させるため 港湾 BCP の推進が必要である 道路の寸断等によるサプライチェーンへの影響を避けるため 緊急輸送道路となる名古屋 速の BCP の取り組みの継続や 道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 電線類の地中化を進める必要がある また 災害対応に必要なルート途絶の影響を極 抑えるため 津波等による浸水対策を進める必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 中 企業が災害発 時において 取引先への供給責任を果たすとともに 事業継続や早期復旧 サプライチェーンの途絶最 化を図るための BCP 策定支援及び普及活動を実施している 中部経済産業局 災害発 時において 被災中 企業の情報収集や相談窓 の設置を うとともに 必要に応じて 被災地への現地調査を えるように準備する必要がある 中部経済産業局 会員企業に対し BCP 策定を促すための取組み ( シンポジウム等講演会の開催 企業防災連絡会等による活動等 ) を実施しているが 今後は更に策定企業の増加に加え 具体的な策定項目の充実 ( 企業連携等 ) が課題である 中部経済連合会 会員企業の BCP 策定促進とあわせ 耐震化 非常 電源の確保等の産業設備の災害対応 強化 場 事業所等の移転など抜本的な対策を促す必要があり 企業への周知とあわせ 国 強靭化を促進する税制の創設 として提 を発表した (H26.9) 今後は更にこれの実施促進が課題である 中部経済連合会 会員企業に対し BCP 策定促進とあわせ 災害時の地域との連携も重要であるが 現状ではまだまだ地域自治体や住 との連携 ( 情報共有化 避難所 復旧救護業務の役割分担等 ) の取組みは普及しているとは い難い 企業防災連絡会等を通じて会員企業への周知を っているが 今後更に取組みが進むことが重要である 中部経済連合会 < 市 アンケート結果 > 企業の 産 低下 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 67.5% であった

46 5-2 社会経済活動 サプライチェーンの維持に必要なエネルギー供給の停止評価)( エネルギー供給を支えるインフラ対策の実施 )[ 交通 物流 ] サプライチェーンを維持するため 道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 電線類の地中化を進めるとともに 堤防等の被害に対しても早期に復旧できる備えに取り組む必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 第 業団地と重要なエネルギー施設の道路啓開が優先的に進められるよう災害時の体制構築を関係機関と進めている ( 道路啓開箇所は 災害時物流に係る重要拠点について 優先啓開経路と重要拠点との接続が確認出来るよう取り纏めたもの ) 中部経済産業局 電 の 期供給停止を発 させないため 電気設備の自然災害に対する耐性評価の結果に基づき 必要に応じ 電 供給ネットワーク ( 発変電所 送配電設備 ) の災害対応 強化及び復旧の迅速化を図る必要がある 中部電 都市ガスについては 耐震性に優れたガス管への取り替えを進めており 各家庭には震度 5 相当以上の地震で自動的にガスを遮断するガスメーター ( マイコンメーター ) が設置されている また 仮に地震による被害が じた場合は 被害地域を限定して供給停止する安全確保の仕組みを整備しているが 災害に備え 耐震性に優れたガス管への取り替えについて 計画的に推進する必要がある 東邦ガス エネルギー供給源の多様化に資するコージェネレーション等の分散型エネルギーシステムの普及拡大を推進する必要がある 東邦ガス 5-3 コンビナート 重要な産業施設の損壊 災 爆発等 ( 油コンビナート地区の災害時連携体制の確 )[ エネルギー ] 関係 4 消防本部 ( 名古屋市消防局 東海市消防本部 知多市消防本部 海部南部消防組合消防本部 ) で構成する名古屋港臨海 油コンビナート防災協議連絡会及び特定事業所で構成される名古屋市域 油コンビナート等特別防災区域協議会に参加し 各種検証や情報共有を っているほか 流出油処理や 災対応等について海上保安庁と業務提携を っており 引き続き連携を図っていく必要がある ( 海岸保全施設等の整備 )[ 地域保全 ] 大規模な地震 津波に備え 引き続き 名古屋港における 潮防波堤や防潮壁などの防災施設の整備を推進する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > コンビナート 業団地等重要な産業施設において 一企業の枠を超えてグループ単位で事業継続 強化を図る地域連携 BCP の普及を進めていく必要がある 平成 25 年度に明海 業団地や四日市の霞コンビナート等にて地域連携 BCP の調査を実施した その成果を活 して 愛知県において地域連携 BCP を普及すべく取組を進めていく必要がある 中部経済産業局 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

47 5-4 陸 海 空の基幹的交通ネットワークの機能停止 ( 広域交通ネットワーク機能の維持 強化 )[ 交通 物流 ] 大規模地震や 噴 などで周辺地域を含めた交通網が寸断される可能性を考慮し リニア中央新幹線の開業も 据え 国 の枢軸を担う圏域の大都市として 鉄道 道路 港湾 空港からなる広域交通ネットワーク機能の維持 強化や代替性の確保を進める必要がある ( 港湾施設に関する耐震化等の対策実施 )[ 交通 物流 ] 名古屋港における港湾施設の地震対策を推進するとともに 関係機関との連携により 緊急物資や通常貨物などの港湾機能を早期回復させるため 港湾 BCP を確実に推進する必要がある ( 鉄道施設等に関する耐震化等の対策実施 )[ 交通 物流 ] 大規模地震時の鉄道網を確保するため 駅施設や変電所 架及び地下構造物などについて耐震対策を進めるとともに 津波による浸水被害を最 限にとどめるための対策を実施する必要がある 地下鉄施設について 津波や局地的大 に対処するため止水板の強度アップや 上げ作業の迅速化対策などの機能強化が必要である また ハード整備により対応することは難しい対策については ソフト の対応として 避難対策の充実を図る必要がある ( 道路 橋りょうに関する耐震化等の対策実施 )[ 交通 物流 ][ 地域保全 ] 緊急輸送道路となる道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 電線類の地中化や舗装道補修 路 下空洞の調査 補修を進める必要がある 災害時に道路利 者に及ぼす影響の い歩道橋等の道路附属物の計画的な点検及び修繕や 街路灯の 朽化対策を着実に実施する必要がある 緊急輸送道路等の応急対策を円滑に い 協 事業者との協定の実 性を確保するため 関係機関による合同防災訓練を実施するとともに 道路被災時の道路啓開に関する計画である緊急輸送道路等啓開計画を策定し 随時検証する 名古屋 速道路においては引き続き BCP に基づく訓練を う必要がある 速やかに緊急輸送ルートを確保するため 緊急輸送道路下にあるライフライン管理者に対し 管路等の耐震対策を促していく必要がある 災害対応に必要なルート途絶の影響を極 抑えるため 湛水排除手順の検討や河川堤防 排水路やポンプ施設の防災対策の実施 排水路やポンプ施設 排水機場の耐震 朽化対策 ため池の耐震対策などの対策を う必要があるほか 大規模地震による堤防被害を早急に復旧するための河川台帳の調製を進める必要がある 降 等による道路冠水によって引き起こされる道路の損傷 宅地への浸水 交通の障害を極 抑えるため 道清掃や側溝しゅんせつ等を うことにより排水機能が常に良好な状態を保つ必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 迅速な応急対策及び交通ネットワーク等の早期啓開や復旧作業に向けて ヘリコプターや空中写真を活 した被災状況の把握や 電 基準点や標 データ等を活 した情報図の整備 災害時に活 可能な防災機関相互の通信手段の構築 道路啓開 航路啓開等のオペレーション計画の策定 対空表 ( ヘリサイン 地点番号 ) の導 など 事前における対策や体制の構築が必要である 中部地方整備局 経済上重要な航路閉鎖とならないため 名古屋港ポートアイランドの 砂流出防止対策を実施する必要がある 中部地方整備局 耐震化された 速 直轄国道のダブルネットワークの相互利 による早期の広域支援ルートを確保し 直轄 NEXCO 自衛隊 警察 災害協定業者等が密接に連携した被災状況の把握と情報共有に努め 被災状況に対応した道路啓開の優先順位を決定し 迅速な道路啓開作業を開始することとしている 中日本 速道路 災害時の物流経路の確保 海上輸送経路の確保などの観点から 規格道路の整備促進や 港湾の防災機能強化 さらには大規模な広域的防災拠点の整備などについて 各自治体と連携して国などへの要望を実施している 今後 さらなる財政の逼迫 既存設備の 朽化が懸念される中 いかに官 が連携し ノウハウを共有化 活 することにより効率的な整備を っていくことが課題である 中部経済連合会

48 5-5 融サービス等の機能停止により商取引に甚大な影響が発 する事態評価)< 関係団体の取り組みや意 > 融機関の BCP の実効性を維持 向上するための対策を継続的に実施する必要がある 県計画 5-6 糧等の安定供給の停滞 第3章( 市場関係者の連携 協 体制の推進 )[ 農林水産 ] 災害時にも 品流通に係る事業を維持若しくは早期に再開させるため 災害対応時に係る市場関係者における連携 協 体制を推進することで中央卸売市場機能を維持し 品流通の確保を図る必要がある ( 輸送ルートの確保対策の実施 )[ 交通 物流 ][ 地域保全 ] 緊急輸送道路となる道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 電線類の地中化や港湾施設の地震対策の強化 舗装補修 路 下空洞調査 排水路の耐震対策を進める必要がある また 災害対応に必要なルート途絶の影響を極 抑えるため 津波等による浸水対策を進める必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 米穀の災害時の供給について 米穀の出荷又は販売事業者に対し その保有する米穀の譲渡等を命ずるとともに 間倉庫等に備蓄している政府米を県等の要請に応じ供給することとしている 政府米 ( 備蓄米 ) は 玄米で保管していることから に供する場合はとう精して 精米にする必要があるため とう精場の確保等の対策が必要である 東海農政局 災害が発 し 応急復旧にあたって機械の導 が必要となる場合に備え 国所有機械 ( 東海農政局 地改良技術事務所等 ) の地方公共団体への貸付等の体制を確 する必要がある 東海農政局 救援物資の物流を確保するため 物資輸送に係る物流専門家の派遣 育成や第一次集約拠点の整備 物資輸送に関わる会員企業との連絡網の整備を う必要がある 愛知県トラック協会 < 市 アンケート結果 > 料の安定供給の停滞 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 90.6% であり 特に不安度が かった 名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

49 6) 大規模自然災害発 後であっても 活 経済活動に必要最低限の電気 ガス 上 下水道 燃料 交通ネットワーク等を確保するとともに これらの早期復旧を図る 6-1 電 供給ネットワーク ( 発変電所 送配電設備 ) や 油 LPガスサプライチェーンの機能停止 ( 自 分散型エネルギーの導 促進 )[ エネルギー ] 天候などに影響を受けるため補助的な利 に限定されるなどの課題はあるが エネルギー供給源の多様化のためにも太陽光発電など再 可能エネルギーの導 は重要であり 自 分散型電源の確保として引き続き導 を促進する必要がある ( 市内の太陽光発電設備容量 99,200kW(H25)) < 関係団体の取り組みや意 > 災害時において被害状況や復旧に向けた対応等について電気事業者から情報収集を い 本省関係部局 自治体等と連絡調整を えるよう平時から電気事業者との連携体制を構築する必要がある 中部経済産業局 電 の 期供給停止を発 させないため 電気設備の自然災害に対する耐性評価の結果に基づき 必要に応じ 電 供給ネットワーク ( 発変電所 送配電設備 ) の災害対応 強化及び復旧の迅速化を図る必要がある 中部電 都市ガスについては 耐震性に優れたガス管への取り替えを進めており 各家庭には震度 5 相当以上の地震で自動的にガスを遮断するガスメーター ( マイコンメーター ) が設置されている また 仮に地震による被害が じた場合は 被害地域を限定して供給停止する安全確保の仕組みを整備しているが 災害に備え 耐震性に優れたガス管への取り替えを計画的に推進するとともに 市町村や道路管理者等との間で 砂災害情報を共有するなどの連携強化が必要である 東邦ガス エネルギー供給源の多様化に資するコージェネレーション等の分散型エネルギーシステムの普及拡大を推進する必要がある 東邦ガス 浸水する可能性がある主要な供給設備には水密扉や防水壁などを設置したほか 設備のかさ上げや水の浸 箇所の閉塞などの対策を実施しているが 浸水時に異常が発 する可能性がある設備については計画的に取り換えを進める必要がある 東邦ガス < 市 アンケート結果 > 電 やガスの供給停止 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 93.5% であり 特に不安度が かった 6-2 上水道等の 期間にわたる機能停止 ( 上水道施設の耐震化等 )[ 住宅 都市 ] 浄水場などの水道基幹施設の耐震化は 期の事業期間と莫大な事業費を要するため 朽施設の改築 更新に合わせた計画的な耐震化が必要である これまで実施した耐震化により 大規模地震に対する一定の耐震性を確保してきたが 更なる安全性確保のため 引き続き耐震化を推進していく必要がある 市内一円に網羅的に布設されている配水管は膨大にあり また昭和 40 年代から 50 年代にかけて集中的に建設されたものが多く 朽化に伴い今後一 に更新時期を迎えることから 配水管の機能を将来にわたり確保していくため 着実な更新の実施が必要である また 危惧される大規模地震発 に備え 配水管の更新にあわせて耐震化を進めていく必要がある 上水道施設において大規模自然災害が発 した場合の災害対応や機能復旧を速やかに実施する必要がある ( 災害応急 井 の指定の推進 )[ 住宅 都市 ] 揚水設備または井 設備を設置する事業場のうち 災害時に 活 水として地下水を提供していただける事業場を災害応急 井 として指定している 応急給水体制を補完し 活 水を確保するためには

50 評価)災害応急 井 の指定を推進する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 上水道 業 水道施設について地震対策実施計画等の 直しを うとともに 耐震性の不 している施設について耐震化を促進する必要がある 県計画 大規模自然災害発 時に速やかに復旧するために 広域的な応援体制を整備するとともに 水 下水道再 水等の水資源の有効利 等を普及促進する必要がある 県計画 < 市 アンケート結果 > 水道の供給停止 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 95.5% であり 特に不安度が かった 6-3 汚水処理施設等の 期間にわたる機能停止 ( 下水道施設の耐震化等 )[ 住宅 都市 ] 水処理センター ポンプ所などの下水道基幹施設の耐震化は 期の事業期間と莫大な事業費を要するため 朽施設の改築 更新と合わせ計画的な耐震化が必要である これまでも耐震化を進めており 大規模地震発災時にも一定の水処理能 排水能 は確保できると想定しているが 更なる安全性確保のため 引き続き耐震化 減災施策の導 が必要である 市内一円に網羅的に布設されている下水管は膨大にあり また昭和 40 年代から 50 年代にかけて集中的に建設されたものが多く 朽化に伴い今後一 に更新時期を迎えることから 下水管の機能を将来にわたり確保していくため 着実な改築 更新の実施が必要である また 危惧される巨大地震発 に備え 下水管の改築 更新にあわせて耐震化を進めていく必要がある 下水道施設において大規模自然災害が発 した場合の災害対応や機能復旧を速やかに実施する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 下水道施設について 耐震診断が必要な施設の点検を実施することにより 耐震性の不 する施設を把握し 処理場施設及び幹線管きょ施設等の耐震化 改築 更新の実施 非常時の電源確保等を推進していく必要がある また 迅速な下水処理機能の回復を図るため 下水道事業継続計画 ( 下水道 BCP) の策定及び継続的な改善による充実の促進を図る必要がある 県計画 大規模地震の発 に備え 下水道総合地震対策事業 を活 し ハード整備と一体となったソフト対策を組み合わせた下水道津波 BCP の策定を推進する必要がある 中部地方整備局 < 市 アンケート結果 > トイレ ( 下水道 ) の使 停止 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 94.2% 上であり 特に不安度が かった 6-4 地域交通ネットワークが分断する事態 ( 交通施設等に関する耐震化等の対策実施 )[ 交通 物流 ] 大規模地震時の鉄道網及び緊急輸送道路等を確保するため 各事業者によって交通施設等の耐震対策が進められており 今後も耐震化を着実に進めるとともに 津波による浸水被害を最 限にとどめるための対策や 運転再開の対応について検討を進める必要がある 地下鉄施設について 津波や局地的大 に対処するため止水板の強度アップや 上げ作業の迅速化対策などの機能強化が必要である また ハード整備により対応することは難しい対策については ソフト の対応として 避難対策の充実を図る必要がある 第3章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

51 ( 道路等の防災 震災対策 )[ 交通 物流 ] 都市の骨格を形成し 防災などの機能的な都市活動と安全 安心な市 活の確保を図るため 都市計画道路の整備を進める必要がある 災害時に緊急 両 物資の輸送ルートを確保するため 橋りょうの耐震対策 維持補修 舗装道補修 路 下空洞の調査 補修を進める必要がある 災害時における緊急輸送道路 避難空間の確保や消 救助活動を円滑に うため 電線類の地中化を進める必要がある 応急対策を円滑に実施するため 緊急輸送道路等啓開計画の策定や関係機関による合同防災訓練を う必要がある また 緊急輸送道路である名古屋 速道路は関係機関とともに道路啓開等に係る連携協定を締結し BCP を策定しており今後も訓練を継続する必要がある 災害時に道路利 者に及ぼす影響の い歩道橋等の道路附属物の計画的な点検及び修繕や 街路灯の 朽化対策を着実に実施する必要がある 速やかに緊急輸送ルートを確保するため 緊急輸送道路下にあるライフライン管理者に対し 管路等の耐震対策を促していく必要がある 風水害の際 街路樹の倒 や折れ枝等により道路をふさぎ交通ネットワークを分断することがないように 朽化や 育環境の悪化による倒 や折れ枝等の危険性がある街路樹の計画的な更新 撤去及び適正な維持管理が必要である 降 等による道路冠水によって引き起こされる道路の損傷 宅地への浸水 交通の障害を極 抑えるため 道清掃や側溝しゅんせつ等を うことにより排水機能が常に良好な状態を保つ必要がある 公園 緑地が本来の機能を発揮し 倒 により都市機能を阻害する事態が じないように 朽化や 育環境の悪化による倒 や折れ枝等の危険性がある公園樹について 適正な維持管理が必要である ( 港湾施設に関する耐震化等の対策実施 )[ 交通 物流 ] 名古屋港における港湾施設の地震対策を推進するとともに 関係機関との連携により 緊急物資や通常貨物などの港湾機能を早期回復させるため 港湾 BCP を確実の推進する必要がある ( 地域交通ネットワークを支える河川等の防災対策 )[ 地域保全 ] 災害対応に必要なルート途絶の影響を極 抑えるため 湛水排除手順の検討や河川堤防 排水路やポンプ施設の防災対策の実施 排水路やポンプ施設 排水機場の耐震 朽化対策 ため池の耐震対策などの対策を う必要があるほか 堤防被害を早急に復旧するための河川台帳の調製を進める必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 耐震化された 速 直轄国道のダブルネットワークの相互利 による早期の広域支援ルートを確保し 直轄 NEXCO 自衛隊 警察 災害協定業者等が密接に連携した被災状況の把握と情報共有に努め 被災状況に対応した道路啓開の優先順位を決定し 迅速な道路啓開作業を開始することとしている 中日本 速道路 < 市 アンケート結果 > 交通ネットワークの分断 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 78.0% であった 6-5 避難所の機能不 等により避難者の 活に支障が出る事態 ( 避難所における機能継続性の確保 )[ 住宅 都市 ] 市が所有する避難所施設 ( 学校 中学校 コミュニティセンターなど ) において浸水等から機能継続性を確保するための対策を検討 実施する必要がある ( 避難所における電 通信の確保 )[ エネルギー ][ 情報通信 ] 中学校など 夜間照明や通信機器 電 等の最低限の電 を必要とする施設においては 型発電機 投光器セットの備蓄を検討する等 電 の 途に応じて相応の電 確保対策を検討 実施する必要がある ほぼすべての 中学校においてデジタル移動無線等が設置されているものの 浸水や停電時にも確実に利 できるような対策を検討 実施する必要がある

52 3章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性評価)( 避難所における給排水の確保 )[ 政機能 ] 耐震性の い配水管に直結する地下式給水栓は すべての市 学校で整備済であり 市 中学校についても整備を進めているところであるが 津波浸水が想定される地域においては 使 できない可能性があるため 備蓄等による飲料水の確保策を検討 実施する必要がある 敷地内の埋設排水管については 液状化による地盤沈下等により 配管接続部のずれや排水管の勾配不良などが発 する可能性があるため 災害発 時に避難所の給排水が利 できない場合に備え 当 は避難所の災害 トイレの備蓄の充実を図るとともに さらなる対策についても検討していく必要がある 第( 避難所における物資 資機材の確保 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 中学校の防災備蓄倉庫をはじめ 応急対策に必要な物資 資機材を保有する施設群においては 保管スペースの上階移設 棚の活 等により 当該物資を災害から守るための対策を検討 実施する必要がある ( 避難所運営の円滑化 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 災害時には 地域住 自らが避難所の運営を うことから 地域の避難所運営能 の向上を図る必要がある ( 避難所開設 運営訓練等の学区実施率 64%(H26.3)) 避難所運営など災害対応の場において 男 平等参画の視点を持って主体的に 動できる人を増やすため 広く意識啓発をする必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 避難所における早期通信手段確保の為の特設公衆電話の設置 衛星通信機器の更新 追加配備を引き続き計画的に推進する必要がある 日本電信電話 要支援者は避難所に っても居場所 ( スペース ) が無い 耐震化や家具固定により自宅の安全性を めるなど 自宅避難を可能とするための支援を う必要がある 避難所での要支援者対策の一環として 聴覚障害への情報保障 ( 手話通訳者 要約筆記者の配備等 ) は必要であり 避難所が確保すべき機能として必要である 地域による要支援者の支援計画を作成する際には 必要とする支援や薬剤等を把握するため ケアマネ等の支援やホームヘルパーの派遣等が必要である 避難所の収容 が不 している地域については 避難所の確保に努める必要があり また 災害時における要支援者の受け皿を確保するため 福祉避難所の拡充が必要である 要支援者は避難時だけでなく その後の 活支援が必要であり 医療機関や福祉施設の BCP が重要となる < 市 アンケート結果 > 避難所の機能不 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 80.3% と かった 6-6 異常渇水等による 水の供給の途絶 ( 渇水への対応 )[ 地域保全 ] 地球温暖化に伴う気候変動の影響により 降水量変動幅の増大 少 の年の年降水量の減少など 将来の渇水リスクが まることが懸念されている 平成 6 年の渇水においては 水源である岩屋ダムが枯渇し 市 活や都市活動に大きな影響があったため 水源の多系統化を進める必要がある

53 7) 制御不能な 次災害を発 させない 7-1 市街地での大規模 災の発 ( 密集市街地の改善等 )[ 住宅 都市 ] 従来から実施している 地区画整理事業等により道路や公園の整備等を引き続き進めるほか 震災に強いまちづくり方針 (H27.1 改定 ) に基づき 造住宅密集地域における 災延焼を防ぐため 地域の特性や主体性を尊重したきめ細かな施策を展開する必要がある 住宅密集地域等における延焼 災による死傷者等の発 を防ぐため 対象地域を明確にした上で 消防活動上必要な計画を作成する必要がある ( 公園や道路の整備 )[ 住宅 都市 ][ 交通 物流 ] 震災に強いまちづくり方針 (H27.1 改定 ) に基づき 避難や救援活動の場となる広域避難地 一次避難地に指定した公園施設や 緊急輸送道路や避難路となる道路の整備を進める必要がある 都市の骨格を形成し 防災などの機能的な都市活動と安全 安心な市 活の確保を図るために 都市計画道路の整備を進める必要がある ( 災害対応のための環境整備 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 震災 災発 時において消防局が保有するすべての放水可能 両をいち早く稼働させるための対策を講じる必要がある 地震発 時には消 栓が使 できない恐れがあることから 耐震性を有する防 水槽等により消防水利の確保を図る必要がある ( 耐震性を有する防 水槽等の整備率約 80% (H26.4)) 7-2 海上 臨海部の広域複合災害の発 ( 名古屋港における防災対策の実施 )[ 地域保全 ] 大規模地震 津波や 潮に備え 名古屋港における 潮防波堤や防潮壁などの防災施設の整備を推進するとともに 港湾施設の地震対策を推進する必要がある 関係機関との連携により 緊急物資や通常貨物などの港湾機能を早期回復させるため 港湾 BCP を確実に推進する必要がある ( 関係機関との合同訓練の実施や特定事業所への助 指導 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] コンビナート災害の発 拡大の防止を図るため 関係機関による合同訓練を年 2 回 っているほか 特定事業所の自衛防災組織が実施する訓練に対する助 指導等を っており 引き続き実施していく必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 経済上重要な航路閉鎖とならないため 名古屋港ポートアイランドの 砂流出防止対策を実施する必要がある 中部地方整備局

54 7-3 沿線 沿道の建物破壊による直接的な被害及び交通麻痺評価)( 住宅 建築物の耐震化 )[ 住宅 都市 ] 通 を確保すべき道路の沿道建築物に関する耐震化率は 70%(H22) となっており 名古屋市建築物耐震改修促進計画 (H20.3 策定 ) を踏まえ 市有建築物の耐震化の推進や 間住宅 建築物の耐震診断 耐震改修を促進するとともに 新たな助成制度の検討が必要である 第3章7-4 排水機場等の防災施設 ため池等の損壊 機能不全による 次災害の発 ( 河川の整備及び耐震 津波対策等 )[ 地域保全 ] 河川堤防の耐震照査を い その結果に基づき 耐震対策の必要な区間に対して堤防の補強を実施する必要がある 堤防等に被害が じた場合 早急に復旧できるよう 河川管理施設や許可 作物の位置 構造を取りまとめた河川台帳を調製しているところであるが 未調製の河川台帳を整備する必要がある 河川整備計画に基づき 河川のはん濫等による浸水被害の軽減を図るため河川改修等を推進するとともに 耐震対策の必要な区間に対して河川管理施設の補強を実施する必要がある ( 排水施設の防災対策 機能確保 )[ 地域保全 ][ 農林水産 ] 液状化の発 が想定される緊急輸送道路において 災害時の円滑な通 を確保するため 液状化による排水路の管きょの抜けや破損 マンホールの浮上に対する耐震対策を実施する必要がある ポンプ所の津波対策としては 浸水対策の必要な施設は開 部の閉塞や防水扉の設置などの実施を検討中であり 関係機関の施設の地震津波対策の考え方も踏まえ 事業内容の 案をする必要がある 大規模なため池の堤防は 震度 5 弱程度の地震に対する耐震性を有しているが 大規模地震に対する耐震性能調査を い 耐震性能が不 する場合は, 耐震整備を進める必要がある 巨大地震発 時に懸念される陥没等による道路交通障害の防止と被災時の円滑な内水排除のため 排水路の健全化並びに防災性の向上を図る必要がある 経年により 朽化したポンプ設備等の排水施設について 計画的な整備 更新を進める必要がある 電源喪失時においても 樋門 樋管等からの逆流防止のためのゲート等の自重降下による閉鎖を い 浸水被害の防止を図る必要がある 朽化した下水道施設や排水施設について確実に改築更新を実施するとともに防災性の向上を検討する必要がある また 施設の 寿命化を実施することにより経費の抑制と平準化を図る必要がある 地改良区内にある排水施設は 農業排水のほか地域排水も担っており 朽化により排水機能が低下した排水機場と農業 排水路について適切に排水機能を確保するため計画的な施設の改良 改修を実施する必要がある 施設の機能を維持するため適切な維持管理を う必要がある ( 効率的かつ効果的な湛水排除の検討 )[ 地域保全 ] 津波や 潮等による湛水から速やかに復旧するため 期湛水が想定される区域の湛水排除作業の手順を検討する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 国営尾張 部 地改良事業で造成した愛知県 部の日光川流域の排水を担う排水機場の耐震化及び 朽化対策を進める必要がある 東海農政局 ダムや排水機場 樋門 樋管等の河川管理施設は 大 や津波 潮等により施設が浸水し電源が喪失した場合においても 常に施設機能の効果を発揮させる必要があるが その多くが設置から 30 年 40 年以上経過していることから 計画的な維持管理を うため 寿命化計画を策定し機能確保に努める必要がある 中部地方整備局 名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

55 7-5 有害物質の大規模拡散 流出 ( 有害物質の漏えい対策等 )[ 環境 ] 有害物質の流出等事故の状況を通報等により把握したときの本市における連絡体制 初動体制等を定めているほか 流出等事故の未然防止や 事故時の措置 の周知のため 本市と 場 事業場で防災訓練の際に有害物質保管状況等点検訓練を実施しており 引き続き実施していく必要がある 災害時におけるアスベスト飛散のリスクを低減するため アスベスト使 の市有建築物 ( 吹付けアスベスト使 施設数 338 施設 (H26.3)) について 措置状況を毎年調査するとともに 施設の状況に応じアスベストを除去していく必要がある また 名古屋市災害時 綿飛散防止マニュアル の実効性を確保するために 間も含めた市内のアスベスト使 建築物の情報の把握や 建築物等の所有者に対する啓発が必要である ( 放射性物質の影響への対応 )[ 環境 ] 本市は 近隣の原 発電所等から約 100km 離れており 原 災害対策重点区域 (PAZ UPZ) に指定されていないが 原 災害が発 した場合には本市にも一定の放射性物質の影響が及ぶことを想定する必要がある モニタリングポストによる空間放射線量率の常時監視のほか 可搬型測定機器を いた測定等を実施し 市 に対して正確かつ迅速に情報提供できる体制の整備が必要である < 市 アンケート結果 > 有害物質の拡散 流出 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 74.0% であった 7-6 農地 森林等の荒廃による被害の拡大 ( 排水施設の防災対策 機能確保 )[ 地域保全 ][ 農林水産 ] 地改良区内にある排水施設は 農業排水のほか地域排水も担っており 朽化により排水機能が低下した排水機場と農業 排水路について適切に排水機能を確保するため計画的な施設の改良 改修を実施する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 日本型直接支払制度等を活 し 地域の主体性 協働 を活かした農地 農業水利施設等の地域資源の適切な保全管理や自 的な防災 復旧活動の体制整備を推進するとともに 排水施設等の機能確保を進める必要がある 県計画 < 市 アンケート結果 > 農地や森林の荒廃 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 51.0% であった

56 8) 大規模自然災害発 後であっても 人 や企業の流出を回避し 地域社会 経済が評価)迅速に再建 回復できる条件を整備する 8-1 大量に発 する災害廃棄物の処理の停滞により復旧 復興が大幅に遅れる事態 第( 災害廃棄物処理計画の策定 )[ 環境 ] 市 の健康 安全の確保や 速やかな復旧 復興が可能となるように 廃棄物の処理を適正かつ迅速に うための災害廃棄物処理計画を策定するとともに 策定後も随時検証や 直しを う必要がある 廃棄物処理施設の津波対策 浸水対策などを具体化させるとともに 仮設焼却炉の設置検討を進める必要がある ( オープンスペース利 に係る検討 )[ 地利 ] オープンスペースについては 広域避難場所などの災害発 直後の避難スペースのほか 応急対策資機材や災害廃棄物の仮置き場 応急仮設住宅の建設 地など 時系列や需要の変化に応じて効率的に活 するため 場所の選定 確保 状況の常時確認及び利 方法 被災シナリオにおける目的に応じた利 について検討する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 市町村における災害廃棄物処理計画の策定を促進するとともに 実効性の向上に向けた教育 訓練による人材育成等を い 災害廃棄物処理体制の充実を図る必要がある 県計画 朽化したごみ焼却施設の計画的な更新を進め 廃棄物の広域的な処理体制を整備する必要がある 県計画 < 市 アンケート結果 > 大量に発 する災害廃棄物( がれき ) の処理の停滞 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 80.9% と かった 8-2 人材 ( 専門家 コーディネーター ボランティア 労働者 地域に精通した技術者等 ) や物資等の不 により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 災害ボランティアの円滑な受け れ )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 被災者のニーズを的確に把握してボランティアと結び付ける災害ボランティアコーディネーターを確保するため人材を養成 ( 災害ボランティアコーディネーター養成講座の修了者数 1,022 人 (H26.3)) するとともに 災害ボランティアの円滑な受け れを図るため 市 区災害ボランティアセンターの受け れ体制の整備を図る必要がある ( 自治体の人材育成及び 間との連携 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 被災建築物や被災宅地について余震等による 次災害を防ぐため 愛知県等と協 して応急危険度判定士及び被災宅地危険度判定士の養成を い登録者数を増やすとともに 判定実施体制の整備を進める必要がある ( 応急危険度判定士の登録者数 2,427 人 被災宅地危険度判定士の登録者数 79 人 (H25)) 復旧 復興を担う人材を確保するために ワークショップ等によって必要な人材を養成するとともに 間団体等との災害協定の締結を進める必要がある 災害時の応急対策で必要な資機材を確保するため 間団体との協定を締結しているが 広域巨大災害を想定した運 や資機材の充 等について 関係機関が調整を図りながら検証を進める必要がある < 関係団体の取り組みや意 > TEC-FORCE( リエゾン含む ) を派遣する国 交通省の各機関は あらかじめ TEC-FORCE 活動計画の策定及び各機関の派遣要領に基づく派遣体制を確 する必要がある 中部地方整備局 救援物資の物流を確保するため 物資輸送に係る物流専門家の派遣 育成や第一次集約拠点の整備 物資輸送に関わる会員企業との連絡網の整備を う必要がある 愛知県トラック協会 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

57 南海トラフ地震は 人 過密地から過疎地へ支援をした東日本大震災の正反対となるため 圧倒的な不 ( ボランティア数だけではなくそれを支える経済界等からの寄付等も含む ) が懸念されるため 十分な確保対策が必要である < 市 アンケート結果 > 寸断された道路の開通の遅れ 及び 専門家や技術者など復旧 復興を担う人材の不 について 不安である または やや不安である と回答した割合は それぞれ 81.2% 70.2% であった 8-3 地域コミュニティの崩壊 治安の悪化等により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 防災活動を通じたコミュニティ醸成 )[ 政機能 / 警察 消防等 ][ 住宅 都市 ] 地域と事業所との支援協 体制づくり ( 大規模災害時における地域と事業所との支援協 に関する覚書の締結数 1,046 件 (H25 年度 )) など防災安心まちづくり委員会を中心とした防 防災活動 自主防災組織の活動を推進するほか 各種防災訓練を実施するとともに 災害時要援護者の避難支援に向け 助け合いの仕組みづくりを推進する必要がある ( 助け合いの仕組みづくりの取り組み実績のある町内会 自治会の割合 49.9%(H25 年度 )) 市 地域が万一に備え 起こりうるリスクを共有した上で 近な 活空間における個人レベルの防災対策を いつつ 地域の状況に即したコミュニティレベルでの防災まちづくりに日頃から取り組むことが必要である ( 住 情報の整備 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 災害時に必要とされる住 情報を確保するため 学区別 町 丁目別に作成された災害対策住 リストを定期的に更新していく必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 南海トラフ地震のような大規模自然災害発 時においても 警察機能が十分機能するよう警察施設の耐震化や非常 電源設備の充実を図る必要がある 県計画 < 市 アンケート結果 > 地域コミュニティの崩壊 及び 治安の悪化 について 不安である または やや不安である と回答した割合は それぞれ 56.5% 78.5% であった 8-4 新幹線等の基幹インフラの損壊により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 地籍調査の推進 )[ 地利 ] 被災後における迅速なまちの復興を確保するためには 地境界を確定しておくことが重要であるが 都市部は境界が複雑化 細分化していることにより地籍調査が進んでいないため 地籍調査の推進を図る必要がある ( 地籍調査進捗率 7%(H26.3)) ( 道路等の震災対策 )[ 交通 物流 ] 災害時に緊急 両 物資の輸送ルートを確保するため 橋りょうの耐震対策 維持補修 港湾施設の地震対策の強化を進める必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 経済上重要な航路閉鎖とならないため 名古屋港ポートアイランドの 砂流出防止対策を実施する必要がある 中部地方整備局 耐震化された 速 直轄国道のダブルネットワークの相互利 による早期の広域支援ルートを確保し 直轄 NEXCO 自衛隊 警察 災害協定業者等が密接に連携した被災状況の把握と情報共有に努め

58 評価)被災状況に対応した道路啓開の優先順位を決定し 迅速な道路啓開作業を開始することとしている 中 日本 速道路 8-5 広域地盤沈下等による広域 期にわたる浸水被害の発 により復旧 復興が大幅に遅れる事態 第( 河川の整備及び耐震 津波対策等 )[ 地域保全 ] 河川堤防の耐震照査を い その結果に基づき 耐震対策の必要な区間に対して堤防の補強を実施する必要がある 堤防等に被害が じた場合 早急に復旧できるよう 河川管理施設や許可 作物の位置 構造を取りまとめた河川台帳を調製しているところであるが 未調製の河川台帳を整備する必要がある 河川整備計画に基づき 河川のはん濫等による浸水被害の軽減を図るため河川改修等を推進するとともに 耐震対策の必要な区間に対して河川管理施設の補強を実施する必要がある ( 排水施設の防災対策 機能確保 )[ 地域保全 ][ 農林水産 ] 液状化の発 が想定される緊急輸送道路において 災害時の円滑な通 を確保するため 液状化による排水路の管きょの抜けや破損 マンホールの浮上に対する耐震対策を実施する必要がある ポンプ所の津波対策としては 浸水対策の必要な施設は開 部の閉塞や防水扉の設置などの実施を検討中であり 関係機関の施設の地震津波対策の考え方も踏まえ 事業内容の 案をする必要がある 大規模なため池の堤防は 震度 5 弱程度の地震に対する耐震性を有しているが 大規模地震に対する耐震性能調査を い 耐震性能が不 する場合は, 耐震整備を進める必要がある 巨大地震発 時に懸念される陥没等による道路交通障害の防止と被災時の円滑な内水排除のため 排水路の健全化並びに防災性の向上を図る必要がある 経年により 朽化したポンプ設備等の排水施設について 計画的な整備 更新を進める必要がある 地改良区内にある排水施設は 農業排水のほか地域排水も担っており 朽化により排水機能が低下した排水機場と農業 排水路について適切に排水機能を確保するため計画的な施設の改良 改修を実施する必要がある ( 水対策の推進 )[ 地域保全 ] 内水による被害を軽減するため 平成 12 年の東海豪 や平成 20 年 8 末豪 を受けて 著しい浸水被害が集中した地域や都市機能の集積する地域を対象に対策を う必要がある 上記以外の地域でも 浸水実績や浸水のおそれのある地域があることから 下水道施設や排水施設の排水能 を増強する必要がある ( 効率的かつ効果的な湛水排除の検討 )[ 地域保全 ] 津波や 潮等による湛水から速やかに復旧するため 期湛水が想定される区域の湛水排除作業の手順を検討する必要がある ( 地盤沈下状況の把握 )[ 地域保全 ] 地盤沈下対策に資する施策として 一級水準測量をはじめ 観測井 における地下水位や地盤収縮量の観測により 地盤沈下の状況について把握する必要がある ( 街区の世界座標化の推進 )[ 地利 ] 道路等と 有地との官 境界には杭や鋲などを設置しているが 液状化現象等によりそれらが亡失したり移動したりして境界が不明確となるため 街区の世界座標化を推進し 被災後における迅速なまちの復興に役 てる必要がある ( 市域における街区の世界座標化率 18.1%(H26.3)) < 関係団体の取り組みや意 > 業 水法及び県 の 活環境の保全等に関する条例に基づく地下水採取の規制指導を うとともに 濃尾平野地盤沈下防止等対策要綱 に基づき地盤沈下状況の調査 観測を実施する必要がある 県計画 国営尾張 部 地改良事業で造成した愛知県 部の日光川流域の排水を担う排水機場の耐震化及び 朽化対策を進める必要がある 東海農政局 人命救助 孤 避難者の救出 早期の復旧復興等の為の広域支援ルートの確保のため 関係機関と協議して計画し その訓練を うことが必要である 中部地方整備局 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

59 大 や津波 潮等により浸水することを防ぐため 堤防等の改修等を推進する必要がある また 堤防を越えた場合にも流失しにくくするため 粘り強い構造への強化等を推進する必要がある 中部地方整備局 < 市 アンケート結果 > 地盤沈下等による浸水の 期化 について 不安である または やや不安である と回答した割合は 72.7% であった 8-6 被災者の住居確保等の遅延による 活再建の遅れ ( 応急仮設住宅の建設候補地台帳等の整備 )[ 住宅 都市 ] 新たな建設候補地について 応急仮設住宅配置計画図を作成 保管するとともに 既存の応急仮設住宅建設候補地台帳を更新しており 引き続き 関係機関等と連携し 着実に対応する必要がある ( オープンスペース利 に係る検討 )[ 地利 ] オープンスペースについては 広域避難場所などの災害発 直後の避難スペースのほか 応急対策資機材や災害廃棄物の仮置き場 応急仮設住宅の建設 地など 時系列や需要の変化に応じて効率的に活 するため 場所の選定 確保 状況の常時確認及び利 方法 被災シナリオにおける目的に応じた利 について検討する必要がある ( 就労支援における連携体制の強化 )[ 産業 経済 ] 災害発 後すみやかに就労支援を実施するため ハローワーク等他の就労関係機関との連携体制を強化する必要がある ( 復興のための準備 )[ 政機能 / 警察 消防等 ] 過去の震災等での復興事例を踏まえ 被災後の名古屋市特有の復興課題について理解するとともに 課題解決のために必要とされる施策や復興事業の実施に る一連のプロセスのあり方について検討する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 被災者が早期に住居を確保することができるよう 市町村や 間企業との連携により 公営住宅や 間賃貸住宅等の情報を迅速に把握し 既存ストックの活 を図ることができる体制を整備する必要がある 県計画 自宅居住による 活再建を促進するため 被災住宅の応急修理を適確かつ迅速にできる体制を構築する必要がある 県計画 応急仮設住宅の確保において 建設 地 資材 労 活 できる借り上げ住宅等のすべてが大幅に不 する懸念があるため 中部ブロック災害時住宅支援に係る連絡調整会議を年 1 2 回開催し 管内自治体間の取り組み状況や過去の災害時の教訓を共有するとともに 市町村担当者に向けて 広域巨大災害に備えた仮設期の住まいづくりガイドラインを策定 公表している 中部地方整備局 < 市 アンケート結果 > 被災者向け住宅の不 及び 雇 の悪化 について 不安である または やや不安である と回答した割合は それぞれ 79.5% 70.8% であった

60 (2) 施策分野ごとの脆弱性評価結果評価)1) 個別施策分野 1 政機能 / 警察 消防等 第3章 政機能 ( 業務継続計画の運 ) 平成 24 年に策定した名古屋市業務継続計画 ( 震災編 ) について 平成 26 年 2 3 に本市の被害想定の 直しを ったことを受けて平成 26 年 10 に改定を っており 今後 着実な運 を図っていく必要がある ( 防災拠点の機能確保等 ) 防災拠点 ( 防災活動拠点及び避難所 ) における安全性を確保するため 什器固定やガラス飛散防止 対策が必要な吊り天井の脱落対策等を進めるとともに 災害時の揺れ 浸水等から機能継続性 ( 電 通信 給排水 備蓄等 ) を確保するための対策について検討 実施する必要がある 災害時における防災拠点へのアクセス支障の影響を緩和するための対策を検討 実施するとともに 対策実施に 期間を要すると考えられる場合は 代替場所の選定等による当 の運 対策を う必要がある 避難所において具体的に必要な資器材導 方針などの検討及び確保を図るとともに 発災時に避難所が所要の機能を維持できるようにする必要がある また 避難所 活の 期化を 据え 備蓄の拡充や運営の円滑化を図る必要がある ( 広域防災拠点の整備 ) 南海トラフ地震対策推進基本計画 において された 大規模な広域防災拠点 ( 名古屋港周辺及び名古屋空港周辺 ) について 今後も引き続き愛知県等関係機関と連携し 国に対して中部圏における基幹となる広域防災拠点の整備に向け 要望を う必要がある ( 復興準備体制の構築 ) 過去の震災等での復興事例を踏まえ 被災後の名古屋市特有の復興課題について理解するとともに 課題解決のために必要とされる施策や復興事業の実施に る一連のプロセスのあり方について検討する必要がある 復旧 復興を担う人材を確保するために ワークショップ等によって必要な人材を養成する必要がある 警察 消防等 ( 災害対応 両や資機材等の充実 ) 災害時に同時多発的に発 する 災 救急 救助等に的確に対応するため 消防署等の整備のほか 消防 両の更新及び救急体制の充実などを図る必要がある また 消防 救急 両等をいち早く稼働させるため 消防職員の早期参集のための対策を講じる必要がある 地震発 時には消 栓が使 できない恐れがあることから 耐震性を有する防 水槽等により消防水利の確保を図る必要がある 消防救急無線デジタル化の期限に伴い 無線基地局 移動局の 事 整備 届出等を遅滞なく実施する必要がある ( 情報収集 提供手段の充実 ) 災害時における広報 広聴体制を充実させるために 災害広報マニュアルの整備を推進し 随時検証する必要がある 災害対策本部において基幹道路や物資集配の状況 拠点となる箇所の情報を集約し 適切に指 ができる体制を構築しているが 南海トラフ地震の被害想定を踏まえ 現体制の実効性を検証する必要がある 多 語での情報提供や外国公館等との連携など 災害時に外国人を支援する体制を充実させる必要がある 災害時に必要とされる住 情報を確保するため 学区別 町 丁目別に作成された災害対策住 リストを定期的に更新していく必要がある 災害対応に遅れが じないように 量 河川水位の状況や気象情報等が常に収集でき 市 への情報 名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

61 提供が滞らないようにする必要がある 円滑かつ迅速な避難情報の提供を図るため 洪水 内水はん濫 潮に係る水位到達情報を適切に周知する体制の構築を進める必要がある ( 災害対応の体制強化 ) 各種防災訓練や研修等の実施により 職員の災害対応 の向上や関係機関との連携強化を進めるとともに 消防団員の充 率向上 装備の充実 教育 訓練体制等の強化を図っていく必要がある また 災害時における職員等の安否確認手段の検討を っているが 今後も継続する必要がある 災害対応における外部人材の活 について 職員 OB との協 体制の検討や災害ボランティアの円滑な受け れ体制を整備する必要がある また 復旧 復興に向け 地域に精通した技術者の育成と担い手を確保する必要がある 市の防災 の向上を図るため 市職員に対して 被災地支援で培った知識や経験を伝える取り組み等を進めることで 知識 情報の共有化を図り 職員の災害対応 の向上につなげる必要がある 被災建築物や被災宅地について余震等による 次災害を防ぐため 愛知県等と協 して応急危険度判定士及び被災宅地危険度判定士の養成を い 登録者数を増やすとともに 判定実施体制の整備を進める必要がある ( 円滑な避難体制の整備 ) 海抜表 について 津波浸水が想定される 7 区 ( 中村区 瑞穂区 熱 区 中川区 港区 南区 緑区 ) の海抜 10m 未満の地域の市有施設 コンビニエンスストア 名古屋市管理の緊急輸送道路沿いの街路灯に っているが 活道路などへの事業拡大を検討していく必要がある 平成 26 年 5 に名古屋市震災避難 動ガイドライン ( 案 ) を策定した 今後 名古屋市震災避難 動計画を策定するとともに 地域ごとの特性に応じた避難計画を地域が主体となって策定する必要がある 地域防災 の向上を目的とした各種訓練を実施するとともに 地域の災害時要援護者の避難支援のため 助け合いの仕組みづくり を推進しており 今後も施策を推進する必要がある 洪水 内水はん濫 潮 砂災害の危険性など 地域の特性を考慮した 応急対策や避難 誘導を含む実践的な訓練を実施する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 広域防災拠点等の整備による広域的な防災ネットワークを形成するため 中部圏における大規模な広域防災拠点等 ( 司令塔 : 三の丸地区 静岡県庁 次支援 : 名古屋港 県営名古屋空港 富士 静岡空港 ) 及び広域防災拠点 ( 広域 甚大被害に対する後方支援 : 県域を越えて国と県が協 して活動する拠点 ) について整備計画を策定し 具体的な整備の進捗を図る なお 首都機能等のバックアップ等の大きな視点から た機能についても考慮する 中部地方整備局 TEC-FORCE( リエゾン含む ) を派遣する国 交通省の各機関は あらかじめ TEC-FORCE 活動計画の策定及び各機関の派遣要領に基づく派遣体制を確 する必要がある 中部地方整備局 各地で観測した津波情報をいち早く港湾管理者や関係自治体等へ配信する GPS 波浪計津波観測情報システム の構築及び運 に向けた取組が必要である 中部地方整備局 人命救助 孤 避難者の救出 早期の復旧復興等の為の広域支援ルートの確保のため 関係機関と協議して計画をし その訓練を うことが必要である 中部地方整備局 ハザードマップや避難誘導マップを作成し 安全で確実な避難の確保 : 避難困難者の解消 ( 指定緊急避難場所 ( 公園等 ) が必要である 中部地方整備局 大規模災害発 時に 基盤地図上に刻々と変化する様々な情報を重ね合わせて表 することにより 被災状況を迅速に把握 共有し 円滑な応急対応を可能にする必要がある 中部地方整備局 海上保安庁防災業務計画に基づく大規模地震災害ごとの動員計画が策定されており 船艇及び航空機の派遣 職員の派遣 資機材の増援等が定められている 名古屋海上保安部 気象 地震 津波 に関する防災情報を発表しているが 関係機関や国 が より適時 的確な防災 動 対策が取れるよう 防災情報の精度向上や迅速な発表などの改善に取組んでいく必要がある 名古屋地方気象台

62 2 住宅 都市評価)( 避難地 避難路等の確保 ) 震災に強いまちづくり方針 (H27.1 改定 ) に基づき 広域避難地 一次避難地に指定した公園や大規模津波の避難場所となる公園の整備や 緊急輸送道路や避難路となる道路の整備などを進める必要がある 地震災害発 時に避難地へ避難する余裕がない場合に利 する津波避難ビルの指定を引き続き進める必要がある 災害時に使 可能な農地を登録する防災協 農地登録制度 ( 平成 26 年 9 開始 ) について登録の呼びかけが必要である 各災害 ( 洪水 内水 砂 潮 ) に応じた指定緊急避難場所の指定基準を検討 策定し 指定する必要がある 第( 密集市街地の改善等 ) 従来から実施している 地区画整理事業等により道路や公園の整備等を引き続き進めるほか 震災に強いまちづくり方針 (H27.1 改定 ) に基づき 造住宅密集地域における 災延焼を防ぐため 地域の特性や主体性を尊重したきめ細かな施策を展開するとともに 平成 25 年度に分布状況を公表した大規模盛 造成地の安全性を確認するための調査を う必要がある ( 住宅 建築物等の耐震化 ) 住宅 建築物の耐震化について 名古屋市建築物耐震改修促進計画 (H20.3) を踏まえ市有建築物の耐震化の推進や 間住宅 建築物の耐震診断 改修を促進するとともに 新たな助成制度の検討が必要である 屋内運動場等の対策が必要な吊り天井の脱落対策を着実に推進するとともに その他の市有建築物についても対策の検討が必要である ( 地下街等の防災対策に関する取り組み ) 国 交通省により 構造物の耐震検討 非構造部材の安全性検討 避難検討などの技術的助 として 地下街の安心避難対策ガイドライン が策定されており 地下街が多数の市 が利 する重要な歩 者空間としての役割を果たしていることから防災対策の推進が必要である 多数の市 が利 する商店街について 朽化したアーチ アーケードに対する震災対策の推進が必要である ( 上水道施設の耐震化等 ) 浄水場などの水道基幹施設について 朽施設の改築 更新に合わせた計画的な耐震化を引き続き推進していく必要がある 市内一円に網羅的に布設されている配水管の機能を将来にわたり確保していくため 朽化した配水管の着実な更新を実施するとともに 更新にあわせて耐震化を進めていく必要がある 上水道施設において大規模自然災害が発 した場合の災害対応や機能復旧を速やかに実施する必要がある ( 下水道施設の耐震化等 ) 水処理センター ポンプ所などの下水道基幹施設について 朽施設の改築 更新と合わせ計画的な耐震化や 減災施策の導 を引き続き推進する必要がある 市内一円に網羅的に布設されている下水管の機能を将来にわたり確保していくため 朽化した下水管の着実な改築 更新を実施するとともに 耐震化を進めていく必要がある 下水道施設において大規模自然災害が発 した場合の災害対応や機能復旧を速やかに実施する必要がある ( 災害応急 井 の指定の推進 ) 揚水設備または井 設備を設置する事業場のうち 災害時に 活 水として地下水を提供していただける事業場を災害応急 井 として指定している 応急給水体制を補完し 活 水を確保するためには 災害応急 井 の指定を推進する必要がある ( 避難者 帰宅困難者等対策の実施 ) 応急仮設住宅の新たな建設候補地について 引き続き 配置計画図を作成 保管するとともに 既存の 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

63 応急仮設住宅建設候補地台帳を更新する必要がある 膨大な帰宅困難者の発 が懸念される名古屋駅周辺地区において 滞在者等の安全の確保と都市機能の継続を図るため 官 が連携し 平成 26 年 2 に 第 1 次名古屋駅周辺地区都市再 安全確保計画 を作成した これを踏まえ 避難誘導や情報伝達等に係る共通ルールの確 や 必要な退避施設の確保など ソフト ハード両 の対策の実施及び計画の拡充について検討するとともに 名古屋駅周辺地区における検討内容を踏まえた他地域での対策についても検討する必要がある 広域避難場所である久屋大通公園の防災機能を強化するとともに 間再開発事業における公共貢献施設として一時滞在施設等の導 を促進する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 大規模地震の発 に備え 下水道総合地震対策事業 を活 し ハード整備と一体となったソフト対策を組み合わせた下水道津波 BCP の策定を推進する必要がある 中部地方整備局 3 保健医療 福祉 ( 災害時の医療機能提供に向けた検討 ) 災害時に医療資源の調整等を実施するにあたり 平時から市と名古屋市医師会や災害医療コーディネーター等の医療関係者で構成する名古屋医療圏地域災害医療部会を開催し 関係機関との連携体制等について引き続き検討を進める必要がある 災害時に必要となる医薬品等の調達及び供給について 関係機関と連携し その充実を図る必要がある ( 医療施設の充実 強化 ) 災害時に名古屋市各区医師会の医療救護本部となる各休日急病診療所等について 朽化がすすんでいる状況にあるため 改築補助を実施する必要がある ( 予防接種の促進 ) 予防接種法に基づく予防接種を市内の指定医療機関等で実施しており 感染性の い疾病に対する予防接種については一定の接種率を確保している 引き続き一定の接種率を維持するため 予防接種を促進する必要がある ( バリアフリー化の推進 ) 災害時の避難等を 据え 齢者や障害者 どもを連れた人など 幅広い視点から利 しやすい施設や道路 公共交通機関の整備を進める必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 大規模災害に備え 各区における医療救護班の編成や巡回診療など 災害時の医療体制を想定する 名古屋市医師会 既存の福祉従事者や他県からの応援では対応できないため 平時より福祉系大学や専門学校の学 や地域住 など 支援の となりそうな方をターゲットとして 教育やスキル向上の機会が必要である 要支援者は避難時だけでなく その後の 活支援が必要であり 医療機関や福祉施設の BCP が重要となる 地域による要支援者の支援計画を作成する際には 必要とする支援や薬剤等を把握するため ケアマネ等の支援やホームヘルパーの派遣等が必要である 災害時における避難 動要支援者の受け皿を確保するため 福祉避難所の拡充が必要である

64 4エネルギー評価)( エネルギー施設やシステムの災害対応 強化 ) 名古屋港コンビナート地区の防災体制の強化等のため 名古屋港臨海 油コンビナート防災協議連絡会 (1 回 / 年 ) のほか 名古屋市域 油コンビナート等特別防災区域協議会 (10 回 / 年 ) 等に参画し 今後も各種検証や情報共有を う必要がある また 港湾部における流出油処理や 災に対応するため 業務提携による名古屋海上保安部との連携が必要である 第( 防災拠点における電 の確保 ) 災害時の対応に電 が不可 となる市 区役所 消防署を優先して 非常 発電機の機能強化を進めるとともに 災害時に機能を確保できるよう 浸水等への対策を検討 実施する必要がある 非常 発電機をすべての拠点に整備するには多大なコストを要するため 中学校など 夜間照明や通信機器 電 等の最低限の電 を必要とする施設においては 途に応じた相応の電 確保対策を検討 実施する必要がある ( 自 分散型エネルギーの導 促進 ) 天候などに影響を受けるため補助的な利 に限定されるなどの課題はあるが エネルギー供給源の多様化のためにも太陽光発電など再 可能エネルギーの導 は重要であり 自 分散型電源の確保として引き続き導 を促進する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 災害時において被害状況や復旧に向けた対応等について電気事業者から情報収集を い 関係部局 自治体等と連絡調整を えるよう平時から電気事業者との連携体制を構築する必要がある 中部経済産業局 救助 救急 医療活動等の緊急 両への 油供給を担う中核 SS( サービスステーション ) の機能拡充を図る必要がある 中部経済産業局 電 の 期供給停止を発 させないため 電気設備の自然災害に対する耐性評価の結果に基づき 必要に応じ 電 供給ネットワーク ( 発変電所 送配電設備 ) の災害対応 強化及び復旧の迅速化を図る必要がある 中部電 都市ガスについては 耐震性に優れたガス管への取り替えを進めており 各家庭には震度 5 相当以上の地震で自動的にガスを遮断するガスメーター ( マイコンメーター ) が設置されている また 仮に地震による被害が じた場合は 被害地域を限定して供給停止する安全確保の仕組みを整備しているが 災害に備え 耐震性に優れたガス管への取り替えについて 計画的な推進する必要がある 東邦ガス エネルギー供給源の多様化に資するコージェネレーション等の分散型エネルギーシステムの普及拡大を推進する必要がある 東邦ガス 浸水する可能性がある主要な供給設備には水密扉や防水壁などを設置したほか 設備のかさ上げや水の浸 箇所の閉塞などの対策を実施しているが 浸水時に異常が発 する可能性がある設備については計画的に取り換えを進める必要がある 東邦ガス 5 情報通信 ( 防災拠点における通信の確保 ) ほぼすべての防災活動拠点及び 中学校においてデジタル移動無線等が設置されているものの 浸水や停電時にも確実に利 できるような対策を検討 実施する必要がある 政内で使 する情報システムや消防の指令管制システムについて 災害時の安定運 に向け 人材の育成 保守契約の 直しや代替機の検討を う必要がある ( 災害時情報提供の多重化 ) 災害時に必要な情報を確実に伝達するため 多様な情報媒体 (SNS(Facebook Twitter)) 等による情報提供や なごや減災プロジェクト きずなネット防災情報 などの取り組みや情報提供サービス事業者との協定締結などの取り組みを っており 今後も継続した取り組みを う必要がある 本市関連施設へ設置された公衆無線 LAN について 災害発 時におけるアクセスポイントの無償開放な 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

65 ど 災害時の通信基盤 情報提供手段としての活 を図る必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 情報通信事業者は 停電対策として局舎ごとに非常電源装置を設置しており 引き続きすべての局舎において導 が必要である 東海総合通信局 災害時の情報提供を うため L アラートの愛知県全自治体導 に向けて整備を進める必要がある 自治体での導 は進むものの 自治体以外のライフライン事業者や通信事業者の参加を引き続き う必要がある 東海総合通信局 大災害時の放送継続体制を構築するため 非常電源の確保と放送設備の多重化を図る 日本放送協会名古屋放送局 6 産業 経済 ( 企業 BCP 策定の促進 ) 個別企業の事業継続計画について 卸売 売 サービス業 5 人以上 製造業 その他の業種 20 人以上の中 企業では 12.2% の策定率にとどまっている (H24.6) ため 策定を促進すること及びその実効性を向上させる必要がある ( 就労支援に向けた関係機関の連携 ) 災害発 後すみやかに就労支援を実施するため ハローワーク等他の就労関係機関との連携体制を強化する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 業団地と重要なエネルギー施設の道路啓開が優先的に進められるよう災害時の体制構築を関係機関と進めている ( 道路啓開箇所は 災害時物流に係る重要拠点について 優先啓開経路と重要拠点との接続が確認出来るよう取りまとめたもの ) 中部経済産業局 コンビナート 業団地等重要な産業施設において 一企業の枠を超えてグループ単位で事業継続 強化を図る地域連携 BCP の普及を進めていく必要がある 平成 25 年度に明海 業団地や四日市の霞コンビナート等にて地域連携 BCP の調査を実施した その成果を活 して 愛知県において地域連携 BCP を普及すべく取組を進めていく必要がある 中部経済産業局 中 企業が災害発 時において 取引先への供給責任を果たすとともに 事業継続や早期復旧 サプライチェーンの途絶最 化を図るための BCP 策定支援及び普及活動を実施している 中部経済産業局 災害発 時において 被災中 企業の情報収集や相談窓 の設置を うとともに 必要に応じて 被災地への現地調査を えるように準備する必要がある 中部経済産業局 実証実験を踏まえ 平成 27 年度から中 企業向けに 名商安否確認システム の新たなアプリケーションの開発及びサービス化の実現を図る 名古屋商 会議所 会員企業に対し BCP 策定を促すための取組み ( シンポジウム等講演会の開催 企業防災連絡会等による活動等 ) を実施しているが 今後は更に策定企業の増加に加え 具体的な策定項目の充実 ( 企業連携等 ) が課題である 中部経済連合会 会員企業の BCP 策定促進とあわせ 耐震化 非常 電源の確保等の産業設備の災害対応 強化 場 事業所等の移転など抜本的な対策を促す必要があり 企業への周知とあわせ 国 強靭化を促進する税制の創設 として提 を発表した (H26.9) 今後は更にこれの実施促進が課題である 中部経済連合会 会員企業に対し BCP 策定促進とあわせ 災害時の地域との連携も重要であるが 現状ではまだまだ地域自治体や住 との連携 ( 情報共有化 避難所 復旧救護業務の役割分担等 ) の取組みは普及しているとは い難い 企業防災連絡会等を通じて会員企業への周知 慫慂を っているが 今後更に取組みが進むことが重要である 中部経済連合会

66 7 交通 物流評価)( 広域交通ネットワーク機能の維持 強化 ) リニア中央新幹線の開業も 据え 国 の枢軸を担う圏域の大都市として 鉄道 道路 港湾 空港からなる広域交通ネットワーク機能の維持 強化や代替性の確保を進める必要がある ( 交通施設等に関する防災対策の実施 ) 第 大規模地震時における鉄道等利 者の安全確保を図るとともに 鉄道網及び緊急輸送道路等を確保するため 各事業者によって交通施設等の耐震対策が進められており 今後も耐震化の着実な実施や津波による浸水被害を最 限にとどめるための対策を推進する必要がある 緊急輸送道路となる道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 電線類の地中化 舗装道補修 路 下空洞の調査 補修を進める必要がある また 速やかに緊急輸送ルートを確保するため 緊急輸送道路下にあるライフライン管理者に対し 管路等の耐震対策を促していく必要がある 道路附属物等の 朽化対策の実施や歩道橋や街路灯等の点検 補修及び更新を進める必要がある 名古屋港における港湾施設の地震対策を推進する必要がある また 関係機関との連携により 緊急物資や通常貨物の輸送などの港湾機能を早期回復させるため 港湾 BCP を確実に推進する必要がある 地下鉄施設について 津波や局地的大 に対処するため止水板の強度アップや 上げ作業の迅速化対策などの機能強化が必要である また ハード整備により対応することは難しい対策については ソフト の対応として 避難対策の充実を図る必要がある 風水害の際 街路樹の倒 や折れ枝等により道路をふさぎ交通ネットワークを分断することがないように 朽化や 育環境の悪化による倒 や折れ枝等の危険性がある街路樹の計画的な更新 撤去及び適正な維持管理が必要である 降 等による道路冠水によって引き起こされる道路の損傷 宅地への浸水 交通の障害を極 抑えるため 道清掃や側溝しゅんせつ等を うことにより排水機能が常に良好な状態を保つ必要がある ( 輸送ルート確保に向けた訓練等の実施 ) 緊急輸送道路等の応急対策を円滑に い 協 事業者との協定の実 性を確保するため 関係機関による合同防災訓練を実施する必要がある 本市の被害想定を踏まえ 輸送ルートの確保に向けて関係機関との連携を図り 緊急輸送道路等啓開計画を策定し 随時検証するとともに 名古屋 速道路においては引き続き BCP に基づく訓練を う必要がある ( 物資調達 供給体制の構築 ) 市内の事業者等から物資が調達できない場合に備え 大規模 売業者等との協定締結の推進や 協定締結事業者との連絡会議による連携強化を図る必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 迅速な応急対策及び交通ネットワーク等の早期啓開や復旧作業に向けて ヘリコプターや空中写真を活 した被災状況の把握や 電 基準点や標 データ等を活 した情報図の整備 災害時に活 可能な防災機関相互の通信手段の構築 道路啓開 航路啓開等のオペレーション計画の策定 対空表 ( ヘリサイン 地点番号 ) の導 など 事前における対策や体制の構築が必要である 中部地方整備局 広域激甚災害時において被災者への支援物資や復旧 復興に要する物資等の迅速 的確な供給を可能とする 災害に強い物流システムの構築 が必要となる そのためには 関係機関や物流事業者との連携の下 物資輸送における多様な輸送機関の活 輸送ルートの多重化等を図り 拠点運営の体制強化についても事前に検討しておく必要がある 中部運輸局 経済上重要な航路閉鎖とならないため 名古屋港ポートアイランドの 砂流出防止対策を実施する必要がある 中部地方整備局 災害時の物流経路の確保 海上輸送経路の確保などの観点から 規格道路の整備促進や 港湾の防災機能強化 さらには大規模な広域的防災拠点の整備などについて 各自治体と連携して国などへの要望を実施している 今後 さらなる財政の逼迫 既存設備の 朽化が懸念される中 いかに官 が連携し ノウハウを共有化 活 することにより効率的な整備を っていくことが課題である 中部経済連合会 救援物資の物流を確保するため 物資輸送に係る物流専門家の派遣 育成や第一次集約拠点の整備 物資輸送に関わる会員企業との連絡網の整備を う必要がある 愛知県トラック協会 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

67 8 農林水産 ( 排水施設の機能確保 ) 地改良区内にある排水施設は 農業排水のほか地域排水も担っており 朽化により排水機能が低下した排水機場と農業 排水路について適切に排水機能を確保するため計画的な施設の改良 改修を実施する必要がある ( 市場関係者との連携 協 体制の推進 ) 災害時にも 品流通に係る事業を維持もしくは早期に再開させることを目的として 災害対応時に係る市場関係者における連携 協 体制を推進し もって中央卸売市場機能の維持を図り 品流通の確保を図る必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 農林水産業に係る 産基盤等の災害対応 の強化に向けて 農業 排水路や排水機場をはじめとする農業水利施設 漁港施設等の耐震対策 寿命化対策 機能強化等を進める必要がある 県計画 米穀の災害時の供給について 米穀の出荷又は販売事業者に対し その保有する米穀の譲渡等を命ずるとともに 間倉庫等に備蓄している政府米を県等の要請に応じ供給することとしている 政府米 ( 備蓄米 ) は 玄米で保管していることから に供する場合はとう精して 精米にする必要があるため とう精場の確保等の対策が必要である 東海農政局 災害が発 し 応急復旧にあたって機械の導 が必要となる場合に備え 国所有機械 ( 東海農政局 地改良技術事務所等 ) の地方公共団体への貸付等の体制を確 する必要がある 東海農政局 9 地域保全 ( 総合的な治水対策 ) 河川 海岸堤防 排水施設 下水道施設などの耐震化を進める必要がある また 治水安全度を向上させるため まちづくりと治水との整合を図りつつ 河川 下水道等の相互調整を いながら施設整備を進める必要がある さらに 大規模自然災害に施設整備のみで対応するには限界があることから 浸水被害を軽減するため 水流出抑制の推進や市 の自助 共助を支援する取り組みを実施する必要がある ( 海岸保全施設等の整備 ) 昭和 34 年の伊勢湾台風の被害を踏まえ 名古屋港では 潮防波堤や防潮壁の整備などの対策が われているが 大規模地震 津波や 潮の被害を軽減するための整備及び維持保全を引き続き進める必要がある ( 河川の整備及び耐震 津波対策等 ) 河川整備計画に基づき 河川のはん濫等による浸水被害の軽減を図るため河川改修等を推進するとともに 耐震対策の必要な区間に対して河川管理施設の補強を実施する必要がある 河川堤防の耐震照査を い その結果に基づき 耐震対策の必要な区間に対して堤防の補強を実施する必要がある 堤防等に被害が じた場合 早急に復旧できるよう 河川管理施設や許可 作物の位置 構造を取りまとめた河川台帳を調製しているところであるが 未調製の河川台帳を整備する必要がある ( 排水施設の防災対策 機能確保 ) 耐震基準が古く 液状化の危険度が い施設の液状化対策や 浸水が懸念される開 部の閉塞や防水扉の設置などの耐津波対策の検討が必要である 液状化の発 が想定される緊急輸送道路において 災害時の円滑な通 を確保するため 液状化による管きょの抜けや破損 マンホールの浮上に対する耐震対策を実施する必要がある 大規模なため池の堤防は 震度 5 弱程度の地震に対する耐震性を有しているが 大規模地震に対する耐震性能調査を い 耐震性能が不 する場合は, 耐震整備を進める必要がある 巨大地震発 時に懸念される陥没等による道路交通障害の防止と被災時の円滑な内水排除のため 排水

68 評価)路の健全化並びに防災性の向上を図る必要がある 経年により 朽化したポンプ設備等の排水施設について 計画的な整備 更新を進める必要がある 電源喪失時においても 樋門 樋管等からの逆流防止のためのゲート等の自重降下による閉鎖を い 浸水被害の防止を図る必要がある 朽化した下水道施設や排水施設について確実に改築更新を実施するとともに防災性の向上を検討する必要がある また 施設の 寿命化を実施することにより経費の抑制と平準化を図る必要がある 地改良区内にある排水施設は 農業排水のほか地域排水も担っており 朽化により排水機能が低下した排水機場と農業 排水路について適切に排水機能を確保するため計画的な施設の改良 改修を実施する必要がある 施設の機能を維持するため適切な維持管理を う必要がある 第( 水対策の推進 ) 内水による被害を軽減するため 平成 12 年の東海豪 や平成 20 年 8 末豪 を受けて 著しい浸水被害が集中した地域や都市機能の集積する地域を対象に対策を う必要がある 上記以外の地域でも 浸水実績や浸水のおそれのある地域があることから 下水道施設や排水施設の排水能 を増強する必要がある ( 効率的かつ効果的な湛水排除の検討 ) 津波や 潮等による湛水から速やかに復旧するため 期湛水が想定される区域の湛水排除作業の手順を検討する必要がある ( 地盤沈下状況の把握 ) 地盤沈下対策に資する施策として 一級水準測量をはじめ 観測井 における地下水位や地盤収縮量の観測により 地盤沈下の状況について把握する必要がある ( 公園の防災対策 ) 公園 緑地が本来の機能を発揮し 倒 により都市機能を阻害する事態が じないように 朽化や 育環境の悪化による倒 や折れ枝等の危険性がある公園樹について 適正な維持管理が必要である がけ崩れの恐れのある公園において がけ崩れ対策を検討 実施する必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 浸水被害抑制対策として 曽三川 庄内川 矢作川 豊川の河川改修及び新丸 ダム 設楽ダムの建設事業を進める必要があるほか 既存ダムの L2 地震動に対する耐震性能調査を う必要がある 中部地方整備局 大 や津波 潮等により浸水することを防ぐため 堤防等の改修等を推進する必要がある また 堤防を越えた場合にも流失しにくくするため 粘り強い構造への強化等を推進する必要がある 中部地方整備局 排水機場等については 大 や津波 潮等により施設が浸水し電源が喪失した場合においても 本来有する機能確保が必要である 中部地方整備局 10 環境 ( 災害廃棄物処理計画の策定 ) 市 の健康 安全の確保や 速やかな復旧 復興が可能となるように 廃棄物の処理を適正かつ迅速に うための災害廃棄物処理計画を策定するとともに 策定後も随時検証や 直しを う必要がある ( 有害物質の漏えい対策等 ) 有害物質の流出等事故の状況を通報等により把握したときの本市における連絡体制 初動体制等を定めているほか 流出等事故の未然防止や 事故時の措置 の周知のため 本市と 場 事業場で防災訓練の際に有害物質保管状況等点検訓練を実施しており 引き続き実施していく必要がある 災害時におけるアスベスト飛散のリスクを低減するため アスベスト使 の市有建築物について 措置状況を毎年調査するとともに 施設の状況に応じアスベストを除去していく必要がある また 名古屋市災害時 綿飛散防止マニュアル の実効性を確保するために 間も含めた市内のアスベスト使 建築物の情報の把握や 建築物等の所有者に対する啓発が必要である 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

69 ( 放射性物質の影響への対応 ) 本市は 近隣の原 発電所等から約 100km 離れており 原 災害対策重点区域 (PAZ UPZ) に指定されていないが 原 災害が発 した場合には本市にも一定の放射性物質の影響が及ぶことを想定する必要がある モニタリングポストによる空間放射線量率の常時監視のほか 可搬型測定機器を いた測定等を実施し 市 に対して正確かつ迅速に情報提供できる体制の整備が必要である < 関係団体の取り組みや意 > 災害廃棄物の円滑な処理に向け 他県 市町村 業界団体等との広域連携を図る必要がある 県計画 11 地利 ( 災害リスクを想定した 地利 誘導等のあり方の検討 ) 昭和 34 年の伊勢湾台風による被害を教訓とし 本市では建築基準法第 39 条の想定による災害危険区域として臨海部防災区域の指定を い 区域の種別に応じた災害防止上必要な建築物の敷地及び構造に関する制限を条例で定めている 平成 23 年 12 に策定した 名古屋市都市計画マスタープラン に掲げる 集約連携型都市構造の実現 に向け 地利 や施設 地のあり方等について 将来的な人 減少などを 据えつつ 大規模災害による災害リスクを考慮した上で 関係機関が連携を図りつつ検討を う必要がある ( オープンスペース利 に係る検討 ) オープンスペースについては 広域避難場所などの災害発 直後の避難スペースのほか 応急対策資機材や災害廃棄物の仮置き場 応急仮設住宅の建設 地など 時系列や需要の変化に応じて効率的に活 するため 場所の選定 確保 状況の常時確認及び利 方法 被災シナリオにおける目的に応じた利 について検討する必要がある ( 地籍調査及び街区の世界座標化の推進 ) 被災後における迅速なまちの復興を確保するためには 地境界を確定しておくことが重要であるが 都市部は境界が複雑化 細分化していることにより地籍調査が進んでいないため 地籍調査の推進を図る必要がある 道路等と 有地との官 境界には杭や鋲などを設置しているが 液状化現象等によりそれらが亡失したり移動したりして境界が不明確となるため 街区の世界座標化を推進し 被災後における迅速なまちの復興に役 てる必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 南海トラフ地震等の発 が懸念されている大規模地震の特性や地形地質条件等の特性 地域住 の意向等を踏まえながら 施設そのものの被害の防止と 地利 に係る規制 誘導を柔軟に組み合わせ 復旧 復興段階をも事前に 据えて検討し安全な地域づくりを進める必要がある 県計画

70 2) 横断的分野評価)1 リスクコミュニケーション ( 防災意識の啓発 ) 住 の防災意識啓発に向け 防災講演会などを っている 名古屋市港防災センター展 物の修繕や災第害履歴に関する調査結果等を踏まえ 防災知識の啓発手法の検証 検討を う必要がある 本市独自の南海トラフ巨大地震の被害想定結果に基づき 地震ハザードマップ及び津波ハザードマップを作成し 全 配布を実施するとともに スマートフォンやタブレット端末で震度や津波 避難所等に関する情報を確認できる 名古屋市地震防災アプリ を作成したが 津波避難ビルの増加を踏まえたマップの更新や普及啓発の促進を図る必要がある 平成 27 年 5 改正の水防法により 国 県による洪水浸水想定区域の 直し 新たに県による 潮浸水想定区域の設定及び本市による 水出水浸水想定区域の設定が われることから 平成 22 年度に作成した洪水 内水ハザードマップの内容の 直しを うとともに 新たに 潮ハザードマップを作成し 住 等に対する災害リスクの周知や避難方法の啓発など対策を進める必要がある 地域における災害に対する理解を促すため 防災まちづくり地図情報 ( 過去の地形図や航空写真 震災時の 災延焼や建物倒壊の危険性などを評価した地震災害危険度に関する情報 ) を公開 提供する必要がある 避難所運営など災害対応の場において 男 平等参画の視点を持って主体的に 動できる人を増やすため 広く意識啓発をする必要がある ( 地域の災害対応 の向上 ) 災害時の住 同士の助け合い 連携による災害対応 の向上 被災者の心のケアに重要な役割を果たす地域コミュニティの機能を平時から維持 向上させる必要がある また 防災ボランティア等による地域を守る組織 団体の主体的な活動について 後方支援等を含め促進する必要がある 家庭や企業における自助の一環として 家具等の転倒 落下防止対策や備蓄等の防災対策について引き続き啓発を う必要があるほか 地域と事業所との支援協 体制づくりなど防災安心まちづくり委員会を中心とした防 防災活動や 自主防災活動の推進 各種防災訓練 助け合いの仕組みづくりなどについて 地域防災 の中核である消防団と連携しながら 引き続き推進していく必要がある ( 防災教育の推進 ) 災害から どもたちの命を守ることができるよう 学校及び保育所において あらゆる場 を想定した防災教育を推進する必要がある 児童 徒への防災教育の主たる担い手である教員の防災意識の向上を図る必要がある < 関係団体の取り組みや意 > 県市において防災人材育成を積極的に進めているが 受講者に 齢者が目 つことから 若い世代 特に どもを抱える 親のサークルや関連する NPO PTA などが積極的に参加できる環境の整備が必要である 防災活動を地区で進める際のマンパワーが りておらず 担い手づくりが必要である < 市 アンケート結果 > 大規模災害に対する備えについて 耐震性のある住宅に住んでいる 料や飲料水などの備蓄を っている と回答した割合は約 5 割 家具の固定を っている と回答した割合は約 3 割であり 相対的に家具の固定が進んでいない結果となった いざという時には 政が助けてくれると思う と回答した割合は約 2 割 住 同士で助け合う仕組みや関係ができている と回答した割合は約 2 割であり いずれも低い結果となった 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

71 2 朽化対策 ( アセットマネジメントの推進 ) 防災拠点となる建築物や道路 河川 上下水道 港湾施設などの公共 施設は その多くが昭和 30 年代から 60 年代を中心に建設が われ 今後一 に更新時期を迎えることから 公共施設の計画的 効率的な維持管理や改修などによる 寿命化を うことにより 災害発 時においても交通ネットワークの確保や排水機能を維持する必要がある 今後の人 減少社会を 据え 将来需要の適切な 通しのもと 建築物の集約化や廃止 縮 を含めて保有資産量の適正化に取り組むことが求められており 大規模自然災害への対応についても考慮していく必要がある 3 研究開発 < 関係団体の取り組みや意 > 平成 26 年 6 に閣議決定された 科学技術イノベーション総合戦略 2014 において 戦略的イノベーション創造プログラム (SIP) 革新的研究開発推進プログラム (ImPACT) の 2 つの国家重点プログラムが創設され 自然災害への備えを含めた国家レベルでの科学技術イノベーション政策が展開されている 南海トラフ広域地震防災研究プロジェクトなど 地域の研究機関を中心として 地震 津波の被害予測や対策 発災後の現実的な復旧 復興対策の検討及び社会実装を目指した取り組みが われている

72 4 産学官 広域連携評価)( 災害時の協定 ) 緊急輸送道路等の応急対策を円滑に い 協 事業者との協定の実 性を確保するため 関係機関による合同防災訓練を実施する必要がある 本市の被害想定を踏まえ 輸送ルートの確保に向けて関係機関との連携を図り 緊急輸送道路等啓開計画を策定し 随時検証する必要がある 第3( 自治体間等の相互連携 ) 中部 9 県 1 市による 災害時等の応援に関する協定書 や 政令指定都市及び東京都による 21 大都市災害時相互応援に関する協定 等を締結しており 災害時の応急対策や復旧対策を円滑に遂 するための相互の救援協 について取り組んでいく必要がある 名古屋市が被災した場合に応援部隊などの受け れをスムーズに うため 事前計画の策定とそのための関係団体との調整を う必要がある 住 に最も 近な自治体である市町村同士が連携し 平常時から情報共有 意思疎通を い緊密な関係を維持するため 39 自治体が参加し 名古屋市近隣市町村防災担当課 会議 を設置している 今後も定期的に会議を開催し 市域を越える広域的な課題について協議を い 大規模災害発 時における対応など 圏域全体の防災 強化に向けた取り組みを進める必要がある ( 大学連携 ) 最新の災害研究や歴史災害等の学術的知 を取り れ利活 することが 効果的な減災 動の推進につながることから 防災に関する幅広い知 と専門性を有する職員の育成を目的として大学と連携して 減災 動活性化のための普及啓発手法や人材育成手法についての研究と実践が必要である < 関係団体の取り組みや意 > 中部圏の国 地方公共団体 学識経験者 経済団体 ライフライン関係団体等で構成する 南海トラフ 地震対策中部圏戦略会議 ( 事務局 : 中部地方整備局 ) において 南海トラフ地震等の巨大地震に対して総合的かつ広域的視点から一体となって重点的 戦略的に取り組むべき事項を 中部圏地震防災基本戦略 として協働で策定し フォローアップが われている スーパー伊勢湾台風による濃尾平野の広域かつ甚大な浸水被害を想定し 東海ネーデルランド 潮 洪水地域協議会 により 危機管理 動計画 ( 第三版 ) を策定している 中部地方整備局 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

73 (3) 評価結果のポイント (1) (2) の評価結果をもとに 市が取り組んでいる施策の状況 愛知県や他の団体における取り組み 市 アンケートの結果を踏まえ 各主体が今後取り組むべき課題等について 8 つの 事前に備えるべき目標 ごと及び施策分野( 横断的分野 ) の視点からポイントを す ( 記述後に関連するリスクシナリオ番号 - を記載) 1) 大規模自然災害が発 したときでも人命の保護を最大限図る 住宅の耐震化率は 84%(H22) 多数の者が利 する建築物の耐震化率は 77%(H22) であり 引き続き耐震改修等を促進する必要がある また 学校の屋内運動場等の吊り天井脱落対策 ( 未実施校は H26.3 で 127 校 ) を進めるとともに その他の市有建築物も災害時の人命保護のために早急な対策の検討が必要である 鉄道施設や緊急輸送道路等の交通施設は 各事業者による耐震対策を引き続き進めるとともに 地下街等についても震災対策の推進が必要である 1-1 避難地として指定されている公園 ( 整備状況は H26.3 で 153/192 箇所 ) 緊急輸送道路や避難路となる道路の整備を引き続き進めるほか 造住宅密集地域における 災延焼防止等の取り組みを進める必要がある 1-1 各災害 ( 洪水 内水 砂 潮 ) に応じた指定緊急避難場所の指定基準を検討 策定し指定するとともに 平成 27 年 5 に改正された水防法に基づく想定最大規模降 等を前提としたハザードマップの作成や各種対策の検討を進める必要がある 1-3 名古屋港における 潮防波堤や防潮壁等の整備 河川堤防の耐震調査や必要な対策を進めるとともに 津波浸水が想定される 7 区における津波避難ビルの指定 (H26.10 で 872 棟 ) や海抜表 (H26.3 で 3,531 箇所 ) の更なる拡充等を図り 大規模津波の避難場所となる公園等の整備も進める必要がある 洪水や内水はん濫等による被害を軽減するため 河川 下水道等の相互調整を いながら施設整備を進めるとともに 水流出抑制等のソフト対策に取り組み 総合的な治水対策を進める必要がある 1-4 地震による液状化や津波浸水 砂災害等の危険性について市 への普及啓発を継続しつつ 自宅での備蓄や家具の固定など自助 の向上を図るとともに 地域と事業所との支援協 体制づくり ( 覚書締結数は H26 で 1,046 件 ) などを進める必要がある 消防救急無線のデジタル化など災害時における情報収集 提供体制を強化するとともに 地域特性に応じた避難 動計画の策定や地域での防災活動 災害時要援護者等の助け合いの取り組みを推進する必要がある また 平素よりバリアフリーのまちづくりを進める必要がある

74 評価) 市 アンケート結果 災害発 時の人命保護に関するリスクとして 建物や交通施設等の倒壊 住宅が密集している地域での 災 ( 延焼拡大 ) は 8 割以上と不安度が く 災や津波 浸水等のリスクへの不安度については地域特性による違いも られた 第2) 大規模自然災害発 直後から救助 救急 医療活動等を迅速に う 本市独自の南海トラフ巨大地震の被害想定調査で不 するとされた約 111 万 の 糧等を早期に確保するとともに 大規模 売業者等との災害時物資供給協定の締結 (H26.3 で 21 事業者 ) を推進する必要がある 2-1 消防 の空 域の解消に向けた検討などの消防 救急体制の充実や 消防団員の充 率 (H26 で 88.4%) 向上等により 大規模災害発 時に激増する救急 消防需要への対応能 を強化するとともに 活動を可能とするための電 確保に取り組む必要がある 名古屋駅周辺地区の滞在者等の安全確保と都市機能の継続を図るため 避難誘導や情報伝達等に係る共通ルールの確 や 必要な退避施設の確保などに官 が連携して取り組むとともに 他地域での対策についても検討する必要がある 2-4 災害時に医療資源の調整等を うため 市や医療関係機関における平時からの連携体制等について検討を継続するとともに 感染性の い疾病に対する予防接種について引き続き一定の接種率を確保する必要がある 市 アンケート結果 災害発 直後の救助 救急 医療活動等に関するリスクとして 料 飲料水などの供給停止 医療施設の不 や機能不全 被災地での疫病 感染症などの発 はいずれも 8 割以上と不安度が かった 3) 大規模自然災害発 直後から必要不可 な 政機能は確保する 警察署における耐震化や非常 電源の確保など 災害時における治安の確保に向けた体制を整えるとともに 信号機の停止により発 する交通渋滞の回避や緊急交通路の確保に向けた取り組みを進める必要がある 重要な 政機能等が集積する三の丸地区や物資輸送の拠点となる名古屋港周辺及び名古屋空港周辺において 中部圏の基幹となる広域防災拠点整備の早期実現を図る必要がある 3-3 防災活動拠点となる市有建築物 ( 市 区役所 消防署等 ) は災害時の揺れ 浸水等から機能継続性を確保するための対策を検討 実施する必要がある また 災害時における電 通信などの機能確保や必要な職員 の備蓄等の体制整備を進める必要がある 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

75 4) 大規模自然災害発 直後から必要不可 な情報通信機能は確保する 電気通信事業者や放送局における非常電源の充実や放送設備の多重化などの対策を引き続き進める必要がある SNS(Facebook Twitter 等 ) など多様な情報媒体の活 や なごや減災プロジェクト きずなネット防災情報 など事業者と連携した取り組みを継続して う必要がある 4-2 5) 大規模自然災害発 後であっても 経済活動 ( サプライチェーンを含む ) を機能不全に陥らせない 名古屋市や愛知県 国 経済団体における企業 BCP の策定促進や実効性の向上を図る取り組みを引き続き進めるとともに 各主体が相互に連携しながら地域産業の事業継続体制の強化を進める必要がある 5-1 サプライチェーンを支えるエネルギー供給施設の災害対応 を めるほか 油コンビナート地区における関係機関での情報共有 流出油処理や 災対応等における海上保安庁との連携などを引き続き う必要がある リニア中央新幹線の開業も 据え 国 の枢軸を担う圏域の大都市として 鉄道 道路 港湾 空港からなる広域交通ネットワーク機能の維持 強化や代替性の確保を進める必要がある 5-4 融機関における BCP の策定や実効性の向上に向けた取り組みを継続的に実施する必要がある 5-5 品流通に係る事業の継続もしくは早期再開のため 災害対応時に係る中央卸売市場関係者における連携 協 体制を推進する必要がある 5-6 6) 大規模自然災害発 後であっても 活 経済活動に必要最低限の電気 ガス 上下水道 燃料 交通ネットワーク等を確保するとともに これらの早期復旧を図る 電 やガスの供給については 各事業者が う災害対応 強化や復旧の迅速化の取り組みの推進を図る必要がある 6-1 エネルギー供給源の多様化に向け 太陽光発電等の再 可能エネルギーやコージェネレーション等の個別電源など 災害時にも有効となる自 分散型エネルギーの導 を促進する必要がある 6-1 浄水場や配水管などの上水道施設 水処理センターや下水管などの下水道施設について 朽施設の改築 更新に合わせた計画的な耐震化を進めるなど災害時の機能確保に向けた取り組みが必要である 交通施設等の耐震対策や早期の運転再開に向けた検討を引き続き進めるとともに 緊急 両 物資の輸送ルートとなる道路の整備や橋りょうの耐震対策 維持補修 無電柱化を進め

76 評価)る必要がある また 港湾施設における地震対策や浸水による地域交通ネットワークの途絶 対策に取り組む必要がある 6-4 避難所における必要な機能 ( 電 通信 給排水等 ) の確保について 発災後の影響も考慮 した対策を検討 実施するとともに 避難所運営の円滑化に向けた取り組みや災害時要援護 者の避難場所の充実を図る必要がある 6-5 第 市 アンケート結果 3発 時から再建 回復期までの各段階を通じて 活への影響に関する不安度は最も く 中でも 水道の供給停止 トイレ ( 下水道 ) の使 停止 電 やガスの供給停止 料の安定供給停止 は 9 割以上 避難所の機能不 は 8 割以上と特に不安度が かった 7) 制御不能な 次災害を発 させない 地区画整理事業等による市街地の改善に引き続き取り組むとともに 災害発 時に放水可能 両をいち早く稼働させる対策や耐震性を有する防 水槽等 (H26.4 で整備率約 80%) による消防水利の確保を図る必要がある 7-1 名古屋港における防災施設の整備や港湾施設の地震対策を推進するとともに 油コンビナートにおける関係機関の合同訓練等を引き続き実施する必要がある 7-2 通 を確保すべき道路の沿道建築物の耐震化率は H22 で 70% であり 引き続き耐震改修等を促進する必要がある 7-3 経年により 朽化したポンプ設備等の整備 更新や防災性の向上 地改良区内にある排水機場の改修を うとともに 大規模なため池や河川の堤防等について必要な耐震 津波対策を進める必要がある 7-4 アスベスト使 の市有建築物 ( 吹付けアスベスト使 施設数 338 施設 (H26.3)) について 施設の状況に応じて除去を進めるとともに 間も含めたアスベスト使 建築物の情報把握や建築物等の所有者に対する啓発が必要である 7-5 本市は原 災害対策重点区域に指定されていないが 原 災害が発 した場合には一定の放射性物質の影響が及ぶことを想定し モニタリングポストによる空間放射線量率の常時監視のほか 可搬型測定機器を いた測定等を実施し 市 に対して情報提供できる体制の整備が必要である 7-5 農地や農業施設等の適切な保全管理や排水施設等の機能確保を図るなど 津波による塩害対策のための体制等を検討する必要がある 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

77 8) 大規模自然災害発 後であっても 人 や企業の流出を回避し 地域社会 経済が迅速に 再建 回復できる条件を整備する 災害廃棄物の処理を適正かつ迅速に うための計画を策定し それに伴う広域連携体制の構築を進めるとともに 災害廃棄物の仮置場の確保などオープンスペースの利 調整について横断的な検討を う必要がある 8-1 応急危険度判定士 (H26.3 で 2,427 人 ) や被災宅地危険度判定士 (H26.3 で 79 人 ) 災害ボランティアコーディネーター (H26.3 で 1,022 人 ) など 他団体とも連携しながら復旧 復興を担う人材の育成や確保 活動の円滑化を図るほか 資機材の着実な調達に向けた取り組みを進める必要がある 8-2 災害時に必要となる住 情報の確保や更新を うとともに 平時の防災活動やまちづくりなどの取り組みを通じて 地域防災 の向上につながるコミュニティの醸成を進める必要がある 8-3 道路や鉄道 港湾施設における地震対策の強化を各管理者において引き続き進めるとともに 地境界の確定を う地籍調査 ( 進捗率は H26.3 で 7%) を推進する必要がある 8-4 地盤沈下状況の把握や関係機関と連携した 期湛水が想定される区域の湛水排除手順の事前検討を進めるとともに 官 境界を明確にする街区の世界座標化 ( 進捗率は H26.3 で 18.1%) を推進する必要がある 8-5 応急仮設住宅の候補地や配置計画の検討など被災者の住宅確保に向けた取り組みや 被災後に速やかな就労支援を実施するための体制強化を進めるとともに 復興課題への対応等について具体化を図る必要がある 8-6 市 アンケート結果 再建 回復期に関するリスクとして 大量に発 する災害廃棄物 ( がれき ) の処理の停滞 寸断された道路の開通の遅れ 被災者向け住宅の不 はいずれも約 8 割と不安度が かった

78 ( 横断的分野 ) から たポイント評価)施策分野 家庭での自助や地域における様々な共助に関する取り組みを促進するとともに 名古屋市や愛知県 教育機関等が取り組む人材育成や普及啓発の取り組みについて 各機関が相互に連 携を図りながら推進する必要がある 第 防災拠点となる建築物や道路 河川 港湾施設などの公共 施設が今後一 に更新時期を迎えることを踏まえ 計画的 効率的な維持管理や改修などによる 寿命化を うことにより 災害発 時における機能維持や防災性の向上を図っていく必要がある 国が主導する最先端の研究開発の動向を踏まえつつ 地域の研究機関を中心とした被害予測や対策 発災後の復旧 復興対策の検討や社会実装などの取り組みについて 関係主体が連携を図りながら推進する必要がある 自治体間等の相互連携や大学との連携 南海トラフ地震対策中部圏戦略会議などの枠組みを活 しつつ 広域的に取り組むべき課題等に対し 周辺地域を含めた関係団体間の連携や他の自治体等との連携を推進する必要がある また 名古屋市が被災した場合に応援部隊などの受 れをスムーズに うため 事前計画の策定とそのための関係団体との調整を う必要がある 章名古屋市強靱化の現状と課題(脆弱性

79 - 76 -

80 第 4 章 推進すべき施策の方針

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82 4章推進すべき施策の方針第 3 章の脆弱性評価では 大規模自然災害を想定したリスクシナリオや施策分野のもと 関係団体の取り組み等も考慮しながら 本市の現 施策の状況について分析 評価を った 本市では地形条件や基盤整備の状況によって災害時に想定されるリスクが異なり 地域特性を踏まえた対応が求められる 特に 本市南 部に広がる海抜ゼロメートル地帯では 広域的な浸水や液状化被害が想定され 堤防の強化等による浸水の防止 被害を想定した避難 救助対策 速やかな湛水排除の検討など 被災の時間軸を考慮しつつ ハード ソフト対策の効果的な展開が重要となる 南海トラフ巨大地震が発 した際には 政区域を超えた広域的な被害が想定されることから 第周辺地域を含めた関係機関との連携や他地域との相互応援について実効性を めるとともに 圏域の災害対応 の強化に資する拠点機能の充実に努める必要がある 特に 本市は人 や都市機能が集積する大都市であるため 被災時における企業活動やエネルギー供給の持続性を向上など 間も含めた対策を促進するとともに サプライチェーンや緊急輸送を支える交通 物流ネットワーク機能の維持 強化に向け 不 するインフラの整備や施設間の連携による代替性の確保等も重要となる 一方 今回の脆弱性評価で現 施策の分析を った結果 既存の取り組みにおいて一定の充 が られるものもあれば 対策が不十分なものや検討の具体化が進んでいないものもあり 進捗状況等に応じた対応が必要である 例えば 建築物の耐震化などは一定の進捗が られるのに対し 吊り天井など非構造部材の耐震対策や防災拠点における機能確保等は取り組みを強化する必要がある また 多額の費 が伴うハード整備や 地利 の誘導等は 施策の効果が得られるまでに 期間を要することが 込まれる さらに 被災した場合の復旧 復興に係る諸課題への対応についても 関係者間での調整を図りながら検討の具体化を進めるとともに 地震により他地域で原 災害が発 した場合の放射能物質の影響なども想定外とせず 引き続き市 の安全確保に向けた取り組みを う必要がある 豪 災害については 市街化の進展に伴う浸透域の減少や流出時間の短縮等による 水流出量の増大などの課題が じている このため まちづくりと治水との整合を十分に図りながら 河川や下水道等の治水施設整備に関する総合調整を い 全市的な視野に った統一的な方針を検討するとともに 流域対策としての 水流出抑制や丘陵地の 水対策についても進める必要がある また 従来から 1 時間 50mm の降 に対応する施設整備を進めるとともに 東海豪 等で著しい浸水被害が集中した地域などでは 原則 1 時間 60mm の降 に対応する施設整備を進めてきたが より大きな降 に伴う災害を軽減する観点から基本的な考え方を整理する必要がある さらに ポンプ設備等の排水施設や防災拠点などについて 風水害時における機能確保等の検討も必要である 一方 平成 27 年 5 の改正水防法に基づき 想定し得る最大規模の降 を前提として 洪水や内水はん濫に関する浸水想定区域の指定等が進むため 情報伝達や避難に関する対策の充実を図る必要がある また 潮災害についても伊勢湾台風の被害を念頭に置いた施設整備等が われているが 同様に想定し得る最大規模の 潮を前提とした対策の充実が求められる

83 このように 地域の強靱化に向けては 将来のあるべき都市の姿を念頭に置いた中 期的な取り組みが重要であり 本市以外の多様な主体の関わりも かせない そのため次ページ以降では 脆弱性評価の結果を踏まえ また 冒頭で掲げた強靱化の意義や基本目標も考慮しながら 将来的な視点を含めた推進すべき施策の方針を す 各方針については 関連する取り組み主体を すとともに 震災対策 と 風水害対策 に区分し リスクシナリオの回避に向けた分野横断的な取り組み ( リスクシナリオごとの施策の方針 ) 及び 地域の強靱化に向けた各施策分野における取り組み ( 施策分野ごとの方針 ) ごとに整理する 取り組み主体の種類 ( 国費や県費の負担など補助事業としての関わりは主体に含めない ) [ 市 ]: 名古屋市 ( 公社等の外郭団体を含む ) 近隣市町村等の他自治体は名古屋市の連携対象として主体に含めない [ 県 ]: 愛知県 ( 県警本部を含む ) [ 名管 ]: 名古屋港管理組合 [ 国 ]: 中部地方整備局 名古屋海上保安部などの地方 政機関 [ 間 ]: ライフライン事業者 経済団体 報道機関 間団体 地域団体 大学など

84 4章推進すべき施策の方針1. 震災対策に関する方針 (1) リスクシナリオごとの施策の方針 1) 大規模自然災害が発 したときでも人命の保護を最大限図る 1-1 建物 交通施設等の複合的 大規模倒壊や住宅密集地における火災による死傷者の発生 第( 住宅 建築物等の耐震化 )[ 市 県 国 間 ] 住宅 建築物等について 引き続き耐震化を進めるとともに 支援制度の更なる充実や活 の促進を図る 学校施設の屋内運動場等のほか 災害時重要な機能を果たす建築物や固定客席を有する建築物など 対策が必要な市有建築物の吊り天井について脱落対策を推進する ( 交通施設等に関する耐震化等の対策実施 )[ 市 県 国 間 ] 交通施設等の耐震化について 各事業者による対策を今後も着実に進めるほか 時間 周期地震動による影響 新たな構造材料 朽化点検 診断技術に関する知 技術が不 していることなどを踏まえ 構造安全性を確保するための対策を図る ( 地下街等の防災対策に関する取り組み )[ 市 国 間 ] 大規模地震時に地下街利 者の安全確保を図るため 地下街の安心避難対策ガイドライン を踏まえ 地下街の防災対策を進めるほか 商店街についても 朽化したアーチ アーケードに対する震災対策を促進する ( 密集市街地の改善等 )[ 市 ] 従来から実施している 地区画整理事業等により道路や公園の整備等を引き続き進めるほか 造住宅密集地域における 災延焼を防ぐため 地域の特性や主体性を尊重したきめ細かな施策を展開する また 大規模盛 造成地の安全性を確認するための調査を い 必要に応じて対策を検討する 住宅密集地域等における延焼 災による死傷者等の被害を最 限に抑えるため 対象地域を明確にした上で 消防活動上必要な計画を作成する ( 避難地 避難路等の整備 )[ 市 県 国 間 ] 災害の種類や状況に応じた安全な避難場所 ( 広域避難地 一次避難地 ) の確保を図るため 避難場所となる公園施設の整備を進めるほか 防災協 農地登録制度への登録を促進する 緊急輸送道路や避難路となる都市計画道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 無電柱化を進める ( 避難者 帰宅困難者対策の実施 )[ 市 県 間 ] 名古屋駅周辺地区をはじめとする主要な交通結節点周辺において 滞在者等の安全の確

85 保と都市機能の継続を図るため 官 連携により ソフト ハード両 の対策を うとともに 帰宅や避難を判断し 動するために必要な情報提供を う仕組みを検討する また 広域避難場所である久屋大通公園の防災機能を強化するとともに 間再開発事業における公共貢献施設として一時滞在施設等の導 を促進する 1-2 不特定多数が集まる施設の倒壊 火災 ( 多数の者が利 する建築物等の耐震化 )[ 市 ] 多数の者が利 する建築物等について引き続き耐震化を進めるとともに 支援制度の更なる充実や活 の促進を図る ( 吊り天井の脱落対策 )[ 市 ] 学校施設の屋内運動場等のほか 災害時重要な機能を果たす建築物や固定客席を有する建築物など 対策が必要な市有建築物の吊り天井について脱落対策を推進する ( 災害対応能 の向上 )[ 市 ] 職員等の災害対応能 向上のため 各種防災訓練を実施するとともに 災害時要援護者の避難支援を含めた地域住 の防災 向上を進める 1-3 広域にわたる大規模津波等による多数の死者の発生 ( 海岸保全施設等の整備 )[ 市 県 名管 国 ] 大規模な地震 津波備え 名古屋港の 潮防波堤や防潮壁等の防災施設の整備を推進する ( 避難路等の整備 )[ 市 ] 大規模津波の避難場所となる 台などや 緊急輸送道路や避難路となる都市計画道路の整備を進めるとともに 津波避難ビルの更なる確保等を進める ( 円滑な避難体制の整備 )[ 市 国 ] 災害時要援護者の避難支援を含めた各種防災訓練の実施や 避難時の目安となる海抜表 の 活道路などへの事業拡大を進める 各地で観測した津波情報をいち早く港湾管理者や関係自治体等へ配信する GPS 波浪計津波観測情報システムの構築及び運 に向けた取り組みを う ( ハザードマップの普及 啓発 )[ 市 ] 市 等に防災情報を提供する 名古屋市地震防災アプリ について マップの更新や啓発 普及促進を図る

86 4章推進すべき施策の方針1-4 大規模地震や異常気象等による広域かつ長期的な市街地等の浸水 ( 海岸保全施設等の整備 )[ 市 県 名管 国 ] 大規模な地震 津波に備え 名古屋港の 潮防波堤や防潮壁等の防災施設の整備を推進する ( 河川の整備及び耐震 津波対策 )[ 市 県 国 ] 河川管理施設や河川堤防について 所要の調査結果を踏まえ耐震対策を うほか 被害の早急な復旧に備え 河川台帳を整備する ( 排水施設の防災 震災対策 )[ 市 県 国 ] 耐震基準が古く 液状化の危険度が い排水施設の耐震対策事業や 地改良区域内で 朽化が進む排水機場の改修を進める ( 効率的かつ効果的な湛水排除等の検討 )[ 市 県 国 ] 津波により 期湛水が想定される区域の湛水排除作業の手順及び浸水区域における人命救助 孤 避難者の救出 早期の復旧復興等の為の広域支援ルートの確保について 関係機関が連携して検討を進める 1-5 大規模な土砂災害 ( 深層崩壊 ) 等による多数の死傷者の発生のみならず 後年度にわたり国土の脆弱性が高まる事態 ( 防災意識 活動の啓発 )[ 市 ] 砂災害危険箇所及び 砂災害 ( 特別 ) 警戒区域に関する情報は 地震ハザードマップや地震防災アプリを通じて情報提供を っており 区域内の住 に対し 警戒避難体制等の注意喚起を う ( 砂災害対策の推進 )[ 県 ] 砂災害による人的被害を防止するため 砂災害危険区域等の指定を進めるとともに 急傾斜地崩壊防止施設や地すべり防止施設といった 砂災害防止施設の整備等 被害軽減対策を検討する 第

87 1-6 情報伝達の不備等による避難行動の遅れ等で多数の死傷者の発生 ( 情報収集 提供対策の実施 )[ 市 ] 災害情報の伝達に向け 災害広報マニュアルの整備や 防災 政無線 ( デジタル移動無線 ) の安全区域移設などの対策を うとともに 消防救急無線のデジタル化を進める また 情報提供媒体の多重化 多 語対応を図るとともに 設備被災時の早期復旧のため 技術者の育成を図る 災害時に必要な住 情報を把握するため 学区別 町 丁目別に作成された災害対策住 リストを定期的に更新する ( 防災意識の啓発及び地域防災 の向上 )[ 市 ] 災害履歴等の既存資料を活 した啓発手法の検証や防災に関する講演会 展 等による知識の普及啓発を図るとともに 家庭や事業所での家具等の転倒 落下防止対策や備蓄などの啓発を う また 学校や保育所での避難訓練等の防災教育を推進するなど どもの安全対策の充実を図る 災害対応を う市職員の研修の一環として 防災研修や東日本大震災の経験を伝える報告会について引き続き取り組む 地域における取り組みとして 地域と事業所との支援協 体制づくりや防災安心まちづくり委員会を中心とした防 防災活動 自主防災活動の推進 避難 動要支援者の避難支援に向けた助け合いの仕組みづくり 地域主体の避難計画づくりなどに取防災訓練り組む ( 避難者 帰宅困難者対策の実施 )[ 市 県 間 ] 避難者に対するわかりやすい情報提供の方法や仕組みについて検討するとともに 情報の外国語対応や施設のバリアフリー化などを進める 名古屋駅周辺地区をはじめとする主要な交通結節点周辺において 滞在者等の安全の確保と都市機能の継続を図るため 官 連携により ソフト ハード両 の対策を うとともに 帰宅や避難を判断し 動するために必要な情報提供を う仕組みを検討する

88 4章推進すべき施策の方針2) 大規模自然災害発 直後から救助 救急 医療活動等を迅速に う 2-1 被災地での食料 飲料水等 生命に関わる物資供給の長期停止 ( 料等の備蓄の確保 )[ 市 ] 糧や 布などの 活必需品の備蓄について不 分を確保していくとともに 津波浸水が想定され る地域では 備蓄等による飲料水の確保策を検第討 実施する 備蓄物資 ( 物資調達 供給体制の構築 )[ 市 国 間 ] 災害時の物資調達に向け 大規模 売業者等との協定締結や連携強化を図る また 物資集配の状況や拠点となる箇所の情報集約を う体制等について検証するとともに 物資輸送に係る物流専門家の派遣 育成 物資輸送に関わる企業間の連絡網の整備などを う ( 物資供給ルートの確保対策の実施 )[ 市 県 名管 国 間 ] 道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 無電柱化 既設道路の調査や補修を進めるほか 緊急輸送道路下にあるライフライン管理者に対し 管路等の耐震対策を要請する また 関連機関が連携した緊急輸送道路等啓開計画の策定や BCP に基づく訓練等を う 名古屋港における港湾施設の地震対策を推進するとともに 関係機関との連携により港湾 BCP の推進や 緊急確保航路の効率的な航路啓開体制の強化を図る 2-2 自衛隊 警察 消防 海保等の被災等による救助 救急活動等の絶対的不足 ( 防災拠点の機能強化 )[ 市 県 国 ] 災害時の救助 救急活動等対応に向け 消防 の空 域の解消など 消防署所配置に関する検討や 非常 発電機の機能強化を図る 広域的な大災害に備え 合同図上訓練などによる自治体間での連携や 防災関係機関との連携に引き続き取り組むほか 名古屋港周辺及び名古屋空港周辺での大規模な広域防災拠点の整備実現を図る ( 活動拠点 活動経路の確保 )[ 市 ] 救援 復旧等の活動拠点となる公園や緊急輸送道路等の整備を進めるとともに 名古屋 速道路をはじめとした緊急輸送路について 災害廃棄物等による道路閉塞の啓開に向け 関連機関との連携協定や BCP に基づく啓開訓練に取り組む

89 ( 災害対応の体制強化 )[ 市 国 間 ] 消防 救急体制の充実 消防団員の充 率向上などによる対応能 の向上を図る また 国や 間による災害対応要員の確保や物資輸送 資機材支援などにより災害対応の実 性を める 2-3 救助 救急 医療活動のためのエネルギー供給の長期途絶 ( 救助 救急 医療活動のためのエネルギー確保 )[ 市 県 国 ] 防災拠点において 災害時にエネルギー供給が 期途絶することを回避するため 非常 発電機の機能強化や燃料の調達方法の検討のほか 浸水等により非常 発電機が機能しなくなった場合に備え 電 確保対策を検討 実施する また 燃料供給側の対策として 中核 SS( サービスステーション ) の機能拡充を図る ( エネルギー供給ルートの確保対策の実施 )[ 市 県 国 ] 燃料等のエネルギー供給ルートとなる道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 無電柱化などを進めるとともに エネルギー供給ルート途絶の影響を極 抑えるための対策を進める 2-4 想定を超える大量かつ長期の帰宅困難者の発生による都市の混乱 ( 帰宅困難者対策の推進 )[ 市 県 間 ] 名古屋駅周辺地区をはじめとする主要な交通結節点周辺において 滞在者等の安全の確保と都市機能の継続を図るため 官 連携により ソフト ハード両 の対策を うとともに 帰宅や避難を判断し 動するために必要な情報提供を う仕組みを検討する また 間再開発事業における公共貢献施設として一時滞在施設等の導 を促進する ( 輸送ルートの確保対策の実施 )[ 市 県 国 ] 緊急輸送路となる輸送ルート途絶の影響を極 抑えるため 道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 無電柱化 津波等による浸水対策を進める

90 4章推進すべき施策の方針2-5 医療施設及び関係者の絶対的不足 被災 支援ルートの途絶による医療機能の麻 痺 ( 災害時の医療機能等の確保 )[ 市 間 ] 災害時に医療資源の調整等を実施するにあたり 平時から市と名古屋市医師会や災害医療コーディネーター等の医療関係者で構成する名古屋医療圏地域災害医療部会を開催し 関係機関との連携体制等について引き続き検討を進める 災害時に名古屋市各区医師会の医療救護本部となる各休日急病診療所等について 朽 化がすすんでいる状況にあるため 改築補助を実施する 必要となる医薬品等の調達及び供給について 関係機関と連携して充実を図る 第( 物資供給ルートの確保対策の実施 )[ 市 県 名管 国 間 ] 道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 無電柱化 津波等による浸水対策 既設道路の調査や補修を進めるほか 緊急輸送道路下にあるライフライン管理者に対し 管路等の耐震対策を要請する また 関連機関が連携した緊急輸送道路等啓開計画の策定や BCP に基づく訓練等を う 名古屋港における港湾施設の地震対策を推進するとともに 関係機関との連携により港湾 BCP の推進や 緊急確保航路の効率的な航路啓開体制の強化を図る 2-6 被災地における疫病 感染症等の大規模発生 ( 予防 防疫体制の構築 )[ 市 間 ] 被災地において感染性の い疾病の発 を予防するため 引き続き予防接種法に基づく予防接種の促進を図る また 災害時の医療資源調整に向けて 関係機関との広範な連携体制を構築する

91 3) 大規模自然災害発 直後から必要不可 な 政機能は確保する 3-1 被災による警察機能の大幅な低下等による治安の悪化 ( 警察署等の耐震化の推進 )[ 県 ] 警察署や交番等は その機能が十分発揮されるよう 耐震化を推進する ( 治安維持のための体制確保等 )[ 県 ] 治安の維持に必要な体制の確保を図るとともに 非常 電源設備や装備資機材等の充実強化を図る 3-2 信号機の全面停止等による重大交通事故の多発 ( 緊急交通路の確保等 )[ 県 国 ] 災害状況に応じた体制を早期に構築するため 自動 の 間プローブ情報を活 した道路交通情報の把握や 停電による交通渋滞の回避に向けた信号機電源付加装置の整備 緊急交通路の確保に向けた効果的な装備の整備を進める また 信号機の全 停止に備え ラウンドアバウトの導 を検討する 3-3 首都圏での中央官庁機能の機能不全による行政機能の大幅な低下 ( 圏域の防災 を める拠点機能の充実 )[ 市 県 国 ] 周辺地域を含めた広域的な被災等も想定し 三の丸地区や名古屋港周辺及び名古屋空港周辺における大規模な広域防災拠点の整備について 関係機関が連携しながら実現を図る 自然災害に強い熱 台地上に位置し 国 県 市の官公庁施設 医療機関 宿泊施設 報道機関などの重要な機能が集積している三の丸地区を中心に 広域巨大災害時のオペレーションや首都圏が機能不全に陥った際のバックアップも 据えた機能強化を進める

92 4章推進すべき施策の方針3-4 三の丸地区等の行政機関の職員 施設等の被災による機能の大幅な低下 ( 防災活動拠点の機能確保 )[ 市 ] 防災活動拠点 ( 市 区役所 保健所 消防署など ) について 災害時の揺れや浸水から機能継続性を確保する対策を検討 実施するとともに 非常 発電機の機能強化や燃料の調達方法の検討などに取り組む ( 災害対応の体制強化 )[ 市 ] 職員 備蓄の確保を進めるほか 防災活動拠点で活動に必要な 両対策や物資 資機材の浸水対策 官公庁施設の機能維持のための代替拠点の確保を含めた各種対策を う また 災害時の迅速な対応に向けた職員等の安否確認手段の確 や 不 人員を補うため職員 OB との協 体制の構築について検討を う 第

93 4) 大規模自然災害発 直後から必要不可 な情報通信機能は確保する 4-1 電力供給停止等による情報通信の麻痺 長期停止 ( 情報通信に係る電 確保対策の推進 )[ 市 国 間 ] 情報通信システムや各種サーバーを置く施設や通信を担う事業者での非常 発電機の設置を進めるほか 非常 発電機に いる燃料の調達方法について検討する さらに燃料枯渇に備え 紙媒体等による運 方法についても検討する 4-2 テレビ ラジオ放送の中断等により災害情報が必要な者に伝達できない事態 ( 災害時情報提供の多重化 )[ 市 国 間 ] 災害時に必要な情報を確実に伝達するため 放送事業者における放送設備の多重化などを図るとともに 情報提供サービス事業者との協定や多様な情報媒体による情報提供に継続して取り組む 本市関連施設へ設置された公衆無線 LAN について 災害発 時におけるアクセスポイントの無償開放など 災害時の通信基盤 情報提供手段としての活 を図る

94 4章推進すべき施策の方針5) 大規模自然災害発 後であっても 経済活動 ( サプライチェーンを含む ) を機能不 全に陥らせない 5-1 サプライチェーンの寸断等による企業の生産力低下による国際競争力の低下 ( 企業活動の持続性の向上 )[ 市 県 国 間 ] 政や経済団体 大学等が連携した企業防災の啓発や人材の育成に取り組むとともに 災害時の業務継続に向け 個別企業の事業継続計画の策定や計画の充実 実効性の向上第を図り 重要な産業施設を中心に地域連携 BCP の普及を進める 企業保有施設の耐震化や非常 電源の確保等の産業設備の災害対応 強化を進めるとともに 場 事業所等の移転など抜本的な対策の促進を図る 災害により被災した中 企業の情報収集や相談窓 の設置等を うための準備を進める ( 交通施設等に関する震災対策の実施 )[ 市 県 名管 国 間 ] 災害時のサプライチェーンを維持するため 名古屋港における港湾施設の地震対策や関係機関との連携により港湾 BCP を推進する 物資輸送路となる道路の寸断等によるサプライチェーンへの影響を避けるため 道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 無電柱化 津波等による浸水対策など 各種対策を進める 5-2 社会経済活動 サプライチェーンの維持に必要なエネルギー供給の停止 ( エネルギー供給施設等の災害対応 強化 )[ 間 ] 電気設備の自然災害に対する耐性評価に基づき 必要に応じて発変電所や送配電設備の災害対応 の強化を進めるとともに 道路管理者など関係機関との連携による復旧の迅速化を図る 耐震性評価等に基づき 必要に応じてガス設備の対策を実施する また 耐震性に優れたガス管への取り換えを計画的に推進するとともに 道路管理者等との間で情報共有などの連携強化を進める ( エネルギー供給ルートの確保対策の実施 )[ 市 県 国 ] 燃料等のエネルギー供給ルートとなる道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 無電柱化などを進めるとともに エネルギー供給ルート途絶の影響を極 抑えるための対策を進める

95 5-3 コンビナート 重要な産業施設の損壊 火災 爆発等 ( 油コンビナート地区の災害時連携体制の確 )[ 市 県 国 間 ] 油コンビナート地区において 災害時の連携体制を確 するため 関係機関が加盟する協議会による各種検証や情報共有を うほか 地区内の企業が連携する地域連携 BCP の普及や 流出油処理や 災への対応に関する海上保安庁との業務提携などを図る ( 海岸保全施設等の整備 )[ 市 県 名管 国 ] 大規模な地震 津波に備え 名古屋港の 潮防波堤や防潮壁などの防災施設の整備を推進する 5-4 陸 海 空の基幹的交通ネットワークの機能停止 ( 広域交通ネットワーク機能の維持 強化 )[ 市 県 名管 国 間 ] リニア中央新幹線の開業を 据え ターミナル駅となる名古屋駅周辺の防災性向上を図るとともに 広域交通ネットワーク機能の維持 強化や代替性の確保に向け 名古屋都市圏の環状道路を形成する名古屋環状 2 号線をはじめとする広域道路網の整備や 名古屋港及び中部国際空港の機能強化など 基幹となるインフラ整備を名古屋港促進する 被災時に早期の広域支援ルートや代替物流 交通手段が確保できるように 港湾 空港 速道路 鉄道 物流拠点など 異なる施設間の適切な連携を図り 広域的かつ総合的な緊急輸送ネットワークを構築する 災害による広域交通ネットワークの被災状況を把握するため ヘリコプターや空中写真の活 電 基準点や標 データ等を活 した情報図の整備 災害時に活 可能な防災機関相互の通信手段の構築 道路啓開 航路啓開等のオペレーション計画の策定など 事前の対策実施や体制の構築を う ( 交通施設等に関する震災対策の実施 )[ 市 県 名管 国 間 ] 名古屋港における港湾施設の地震対策やポートアイランドの 砂流出防止対策を推進するとともに 関係機関との連携により港湾 BCP を推進する 大規模地震時の鉄道網及び緊急輸送道路等を確保するため 駅施設や変電所 架及び地下構造物などについて耐震対策を引き続き進めるとともに 津波による被害を最 限にとどめるための対策を実施する 緊急輸送道路や避難路となる都市計画道路の整備 橋りょうや排水路などの耐震対策 無電柱化 道路附属物の 朽化対策 交通の円滑かつ事故防止に資する交差点改良等の交通安全事業等の対策を進める また 緊急輸送道路下にあるライフライン管理者に対

96 推進すべき施策の方針し 管路等の耐震対策を要請する 津波等による浸水に伴うルート途絶の影響を抑えるため 河川堤防の耐震 津波対策 排水路やポンプ施設 排水機場の耐震 朽化対策 浸水区域の湛水排除手順の検討 被害を受けた堤防等の早期復旧に向けた河川台帳の調製などを進める 第4章落橋の防止 5-5 金融サービス等の機能停止により商取引に甚大な影響が発生する事態 ( 融機関における防災対策の推進 )[ 国 間 ] すべての主要な 融機関において BCP の早期策定を推進するほか 計画の実効性を維持 向上するための対策を継続的に実施する 5-6 食糧等の安定供給の停滞 ( 市場関係者の連携 協 体制の推進等 )[ 市 国 間 ] 災害時にも円滑な 糧供給を維持するため 災害対応時に係る中央卸売市場関係者における連携 協 体制の推進を図る 物資輸送に係る物流専門家の派遣 育成や第一次集約拠点の整備 物資輸送に関わる企業の連絡網整備を う ( 物資供給ルートの確保対策の実施 )[ 市 県 名管 国 間 ] 道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 無電柱化 津波洪水等による浸水対策 既設道路の調査や補修を進めるほか 緊急輸送道路下にあるライフライン管理者に対し 管路等の耐震対策を要請する また 関連機関が連携した緊急輸送道路等啓開計画の策定や BCP に基づく訓練等を う 名古屋港における港湾施設の地震対策を推進するとともに 関係機関との連携により港湾 BCP の推進や 緊急確保航路の効率的な航路啓開体制の強化を図る

97 6) 大規模自然災害発 後であっても 活 経済活動に必要最低限の電気 ガス 上 下水道 燃料 交通ネットワーク等を確保するとともに これらの早期復旧を図る 6-1 電力供給ネットワーク ( 発変電所 送配電設備 ) や石油 LPガスサプライチェーンの機能停止 ( エネルギー供給施設等の災害対応 強化 )[ 間 ] 電気設備の自然災害に対する耐性評価に基づき 必要に応じて発変電所や送配電設備の災害対応 の強化を進めるとともに 道路管理者など関係機関との連携による復旧の迅速化を図る 耐震性評価等に基づき 必要に応じてガス設備の対策を実施する また 耐震性に優れたガス管への取り換えを計画的に推進するとともに 道路管理者等との間で情報共有などの連携強化を進める ( 自 分散型エネルギーの導 促進 )[ 市 県 間 ] エネルギー供給源の多様化に向け 太陽光発電等の再 可能エネルギーやコージェネレーション等の個別電源など 災害時にも有効となる自 分散型エネルギーの導 を促進する 太陽光発電施設 ( 熱 環境事業所 ) 6-2 上水道等の長期間にわたる機能停止 ( 上水道施設の耐震化等の実施 )[ 市 ] 上水道施設について 朽施設の改築 更新に合わせて計画的に耐震化を推進するとともに 各種震災対策マニュアルの充実等を図る ( 災害応急 井 の指定の推進 )[ 市 ] 応急給水体制を補完し 活 水を確保するために 災害応急 井 の指定を推進する 耐震性の水道管の布設 事

98 4章推進すべき施策の方針6-3 汚水処理施設等の長期間にわたる機能停止 ( 下水道施設の耐震化等の実施 )[ 市 ] 下水道施設について 朽施設の改築 更新に合わせて計画的に耐震化を推進するとともに 各種震災対策マニュアルの充実等を図る 6-4 地域交通ネットワークが分断する事態第( 交通施設等に関する震災対策の実施 )[ 市 県 国 間 ] 地域交通ネットワークを担う鉄道網及び緊急輸送道路等を大規模地震時にも維持するため 各事業者による交通施設等の耐震対策等を引き続き着実に進めるとともに 津波等による被害を最 限に抑えるための対策を実施する ( 道路施設に関する震災対策の実施 )[ 市 県 国 間 ] 災害時の緊急 両 物資の輸送ルートを確保するため 道路の整備 橋りょうの耐震対策 維持補修 舗装道補修 路 下空洞の調査 補修 無電柱化を進める また 緊急輸送道路下にあるライフライン管理者に対し 管路等の耐震対策を要請する 災害時に道路利 者に及ぼす影響の い歩道橋等の道路附属物の計画的な点検 修繕や 街路灯の 朽化対策を着実に実施する また 輸送ルートの確保に向け 緊急輸送道路等啓開計画の策定及び合同防災訓練の実施 道路管理者と関係機関による連携協定の締結や BCP に基づく訓練を う 災害協定業者等との合同防災訓練 ( 名古屋港における震災対策の実施 )[ 市 県 名管 国 間 ] 大規模な地震に備え 引き続き 名古屋港における港湾施設の地震対策を推進するとともに 関係機関との連携により港湾 BCP を推進する ( 地域交通ネットワークの浸水対策 )[ 市 県 国 ] 津波等の浸水対策として 河川堤防の耐震 津波対策 排水路やポンプ施設 排水機場の耐震 朽化対策などを うほか 堤防被害の早急な復旧に向けた河川台帳の調製や湛水排除手順の検討を進める 堤防の耐震対策

99 6-5 避難所の機能不足等により避難者の生活に支障が出る事態 ( 避難所における耐震性等の確保 )[ 市 ] 市が所有する避難所施設において 災害時の揺れ 浸水等から機能継続性を確保するための対策について検討し 実施する 中学校の防災備蓄倉庫など物資を備蓄する施設群について 当該物資を災害から守るための対策を検討 実施する ( 避難所における電 通信の確保 )[ 市 ] 中学校など 夜間照明や通信機器 電 等に最低限の電 を必要とする施設において 型発電機 投光器セットの備蓄を検討する また 既に設置されたデジタル移動無線等について 浸水や停電時にも確実に利 できるような対策を検討 実施する 避難所における早期通信手段確保の為の特設公衆電話の設置 衛星通信機器の更新 追加配備を引き続き計画的に推進する 型発電機 ( 避難所における給排水の確保 )[ 市 ] 津波浸水が想定される地域において 備蓄等による飲料水の確保策を検討 実施する また 地震動や液状化等により敷地内の埋設排水管において接続部のずれや勾配不良が発 する可能性があるため 当 は災害 トイレの備蓄の充実を図り 給排水施設の耐震化についても検討する ( 避難所運営の円滑化等 )[ 市 ] 地域の避難所運営能 の向上を図るため 避難所の開設 運営訓練の実施に継続的に取り組む また 避難所における災害時要援護者のためのスペースの確保や福祉避難所の拡充等に取り組む 災害時要援護者などの自宅避難が可能となるように 耐震化や家具固定の支援を実施する 避難所開設運営の訓練

100 4章推進すべき施策の方針7) 制御不能な 次災害を発 させない 7-1 市街地での大規模火災の発生 ( 密集市街地の改善等 )[ 市 ] 従来から実施している 地区画整理事業等により道路や公園の整備等を引き続き進めるほか 造住宅密集地域における 災延焼を防ぐため 地域の特性や主体性を尊重し たきめ細かな施策を展開する 第 住宅密集地域等における延焼 災による死傷者等の被害を最 限に抑えるため 対象地域を明確にした上で 消防活動上必要な計画を作成する ( 公園や道路の整備 )[ 市 ] 避難場所や救援 復旧活動の拠点となる公園や 緊急輸送道路や避難路となる都市計画道路の整備を進める ( 消防水利の確保等 )[ 市 ] 地震による 災発 に備え すべての放水可能 両をいち早く稼働させるための対策を講じるほか 耐震性を有する防 水槽等により消防水利の確保を図る 7-2 海上 臨海部の広域複合災害の発生 ( 名古屋港における震災対策の実施 )[ 市 県 名管 国 間 ] 名古屋港において 潮防波堤や防潮壁等の整備や港湾施設の地震対策を推進するとともに 災害時に港湾機能を早期に回復させるため 関係機関との連携により港湾 BCP を推進する また 災害時に航路閉鎖を回避するため ポートアイランドの 砂流出対策を実施する ( 関係機関との合同訓練等の実施 )[ 市 県 名管 国 間 ] 港湾の災害対応 強化に向け 油コンビナート区域における関係機関との合同訓練や特定事業所の訓練に対する助 指導を引き続き実施する

101 7-3 沿線 沿道の建物破壊による直接的な被害及び交通麻痺 ( 住宅 建築物等の耐震化 )[ 市 ] 通 を確保すべき道路の沿道建築物について 市有建築物の耐震化の推進や 間住宅 建築物の耐震診断 耐震改修を促進するとともに 支援制度の更なる拡充や活 の促進を図る 7-4 排水機場等の防災施設 ため池等の損壊 機能不全による二次災害の発生 ( 河川の整備及び耐震 津波対策 )[ 市 県 国 ] 河川管理施設や河川堤防について 所要の調査結果を踏まえ耐震対策を うほか 被害の早急な復旧に備え 河川台帳を整備する ( 排水施設の防災 震災対策 )[ 市 県 国 ] 液状化の発 が想定される緊急輸送道路において 排水路の耐震対策を実施するとともに ポンプ所の津波への対応として 開 部の閉塞や防水扉の設置等 浸水を防ぐための事業を検討 推進する その際 電源喪失時にも樋門 樋管からの逆流を防止するため ゲート等の自重降下による閉鎖等の対策を う 大規模なため池の堤防について 大規模地震に対する安全性を確認するための調査を い 必要な対策を検討する 朽化したポンプ設備の計画的な整備 更新 排水路の健全化や防災性の向上 地改良区内で 朽化した排水機場の改修等を う ( 効率的かつ効果的な湛水排除等の検討 )[ 市 県 国 ] 津波により 期湛水が想定される区域の湛水排除作業の手順及び浸水区域における人命救助 孤 避難者の救出 早期の復旧復興等の為の広域支援ルートの確保について 関係機関が連携して検討を進める

102 4章推進すべき施策の方針7-5 有害物質の大規模拡散 流出 ( 有害物質の漏えい対策等の実施 )[ 市 ] 有害物質の流出等事故に備え 有害物質保管状況等点検訓練を引き続き実施する また 震災時のアスベスト飛散リスクを低減するため アスベスト使 の市有建築物について施設の状況に応じてアスベストの除去を進めるほか 間も含めた市内のアスベスト使 建築物の情報の把握や建築物等の所有者への啓発を う ( 放射性物質の影響への対応 )[ 市 ] 第 本市は原 災害対策重点区域に指定されていないが 地震により原 災害が発 した場合には一定の放射性物質の影響が及ぶことを想定し モニタリングポストによる空間放射線量率の常時監視のほか 可搬型測定機器を いた測定を実施し 市 に対して情報提供できる体制の整備を う また 非常時における屋内退避や飲料水 品等の摂取制限の可能性について周知啓発を図る なお安定ヨウ素剤の備蓄及び服 については国の動向や他の地方公共団体からの情報収集等を う 7-6 農地 森林等の荒廃による被害の拡大 ( 農業に係る 産基盤等の災害対応 の強化 )[ 市 県 ] 農業に係る 産基盤等の災害対応 の強化に向けて 基幹的農業水利施設等の耐震対策 寿命化対策 機能強化等を進める

103 8) 大規模自然災害発 後であっても 人 や企業の流出を回避し 地域社会 経済が 迅速に再建 回復できる条件を整備する 8-1 大量に発生する災害廃棄物の処理の停滞により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 災害廃棄物処理対策の推進 )[ 市 県 ] 廃棄物の処理を適正かつ迅速に うための災害廃棄物処理計画を策定し 策定後も随時検証 直しを う また 廃棄物処理施設の津波 浸水対策などを具体化させるとともに 仮設焼却炉の設置検討を進める 膨大な量の災害廃棄物を処理するため 他圏域を含む地方公共団体や 間企業など広域連携体制の構築を図る 東日本大震災の津波による災害廃棄物 ( オープンスペースの利 調整 )[ 市 県 ] 災害時の活動拠点や災害廃棄物の仮置場 応急仮設住宅の建設 地などに利 可能なオープンスペースを効率的に活 するため 被災シナリオに応じた利 方法等について調整を図る 8-2 人材 ( 専門家 コーディネーター ボランティア 労働者 地域に精通した技術者等 ) や物資等の不足により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 専門家等の育成及び 間との連携 )[ 市 県 国 間 ] 発災後の 次災害を防ぐため 応急危険度判定士及び被災宅地危険度判定士を養成し 判定実施体制を整備するとともに 復旧 復興を担う人材の育成や確保に取り組む 間団体との災害協定の締結や運 での検証を進めるとともに 物資輸送に係る物流専門家の派遣 育成や物資の第一次集約拠点の整備等を う ( 災害ボランティアの確保及び円滑な受け れ )[ 市 間 ] 災害ボランティアコーディネーター人材の育成や 災害ボランティアセンターでの受け れ体制の整備を図るとともに 大規模災害時に備えたボランティアの確保を進める

104 4章推進すべき施策の方針8-3 地域コミュニティの崩壊 治安の悪化等により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 防災活動等を通じたコミュニティ醸成 )[ 市 間 ] 地域と事業所との支援協 体制づくりや自主防災組織等による活動 災害時要援護者の避難支援に向けた取り組みなど 地域における日頃の様々な活動を通じたコミュニティ醸成を図る ( 住 情報の整備 )[ 市 ] 災害時に必要とされる住 情報を確保するため 学区別 町 丁目別に作成された災害第対策住 リストを定期的に更新する 8-4 新幹線等の基幹インフラの損壊により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 交通施設等に関する震災対策の実施 )[ 市 県 名管 国 間 ] 災害時における物資の輸送ルートや広域支援ルートを確保するため 橋りょうの耐震対策 維持補修を進めるとともに 被災状況の把握や迅速な道路啓開に向けた準備を う 鉄道施設や港湾施設の地震対策の強化を各管理者において引き続き進めるとともに 名古屋港ポートアイランドの 砂流出防止対策を実施する ( 地籍調査の推進 )[ 市 ] 被災後の迅速なまちの復興に重要な 地境界の確定に向け 地籍調査を推進する 8-5 広域地盤沈下等による広域 長期にわたる浸水被害の発生により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 河川の整備及び耐震 津波対策 )[ 市 県 国 ] 河川管理施設や河川堤防について 所要の調査結果を踏まえ耐震対策を うほか 被害の早急な復旧に備え 河川台帳を整備する ( 排水施設の防災 震災対策 )[ 市 県 国 ] 液状化の発 が想定される緊急輸送道路において 排水路の耐震対策を実施するとともに ポンプ所の津波への対応として 開 部の閉塞や防水扉の設置等 浸水を防ぐための事業を検討 推進する 大規模なため池の堤防について 大規模地震に対する安全性を確認するための調査を い 必要な対策を検討する 朽化したポンプ設備の計画的な整備 更新 排水路の健全化や防災性の向上 地改良区内で 朽化した排水機場の改修等を う

105 ( 効率的かつ効果的な湛水排除等の検討 )[ 市 県 国 ] 津波により 期湛水が想定される区域の湛水排除作業の手順及び浸水区域における人命救助 孤 避難者の救出 早期の復旧復興等の為の広域支援ルートの確保について 関係機関が連携して検討を進める ( 地盤沈下状況の把握 )[ 市 県 国 ] 地盤沈下対策に資する施策として 一級水準測量をはじめ 観測井 における地下水位や地盤収縮量の観測により 地盤沈下の状況について把握する ( 街区の世界座標化の推進 )[ 市 ] 官 境界を す杭や鋲が液状化現象等により亡失し 境界が不明確になる事態を避けるため 街区の世界座標化を推進する 8-6 被災者の住居確保等の遅延による生活再建の遅れ ( 早急な住宅確保に向けた取り組み )[ 市 県 間 ] 被災者の早期住宅確保に向け 県 市 間企業が連携して公営住宅や 間賃貸住宅など既存ストックの活 を図ることができる体制を整備するとともに 応急仮設住宅の建設候補地に関する配置計画の作成や更新を う 自宅居住による 活再建を促進するため 県 市 間企業が連携して被災住宅の応急修理を適確かつ迅速に うための体制を構築する 仮設住宅 ( 岩手県陸前 市 ) ( オープンスペースの利 調整 )[ 市 県 ] 災害時の活動拠点や災害廃棄物の仮置場 応急仮設住宅の建設 地などに利 可能なオープンスペースを効率的に活 するため 被災シナリオに応じた利 方法等について調整を図る ( 就労支援における連携体制の強化 )[ 市 ] 災害発 後すみやかに就労支援を実施するため ハローワークなど他の就労関係機関との連携体制を強化する ( 復興準備体制の構築 )[ 市 ] 過去の震災等での復興事例を踏まえ 被災後の復興課題の解決のために必要な施策や復興事業実施プロセスのあり方について検討を進め 円滑な復興を可能とする体制を構築する

106 4章推進すべき施策の方針(2) 施策分野ごとの方針 1) 個別施策分野 1 行政機能 / 警察 消防等 < 政機能 > ( 業務継続計画の運 )[ 市 ] 南海トラフ巨大地震をはじめとした大規模自然災害発 時においても庁舎等が所要の機能を維持するため 名古屋市業務継続計画 ( 震災編 ) の実効性を めるための訓練や評価を実施しつつ 計画を不断に 直す ( 防災拠点の機能確保等 )[ 市 ] 防災拠点において災害時の揺れや浸水等から機能継続性 ( 電 通信 給排水 備蓄等 ) を確保するための対策を進める 防災拠点へのアクセス支障の影響を緩和するための対策を検討 実施するとともに 対策実施に 期間を要する場合には 代替場所の選定等による当 の運 対策を う 避難所における必要な資機材の導 を進めるなど 発災時における所要の機能を維持するとともに 運営の円滑化を図る ( 圏域の防災 を める拠点機能の充実 )[ 市 県 国 ] 周辺地域を含めた広域的な被災等も想定し 三の丸地区や名古屋港周辺及び名古屋空港周辺における基幹となる広域防災拠点の整備について 関係機関が連携し早期実現を図る 自然災害に強い熱 台地上に位置し 国 県 市の官公庁施設 医療機関 宿泊施設 報道機関などの重要な機能が集積している三の丸地区を中心に 広域巨大災害時のオペレーションや首都圏が機能不全に陥った際のバックアップも 据えた機能強化を進める ( 復興準備体制の構築 )[ 市 ] 過去の震災等での復興事例を踏まえ 被災後の復興課題の解決のために必要な施策や復興事業実施プロセスのあり方について検討を進め 円滑な復興を可能とする体制を構築する < 警察 消防等 > ( 災害対応 両や資機材等の充実 )[ 市 ] 発災後の膨大な消防 救急需要に的確に対応するため 消防署等の整備 消防 両の更新及び救急体制の充実などを図るほか 耐震性を有する防 水槽等により消防水利の確保を図る 消防 救急 両等をいち早く稼働させるため 消防職員の早期参集のための対策を講じるほか 災害現場での連絡体制等の事前把握に向けた資器材データ情報等の共有や 消 第

107 防救急無線のデジタル化を進める ( 情報収集 提供対策の実施 )[ 市 国 ] 政内で使 する情報システムや消防の指令管制システムの災害時における安定運 を うほか 災害時の広報 広聴体制を充実するため 災害広報マニュアルを整備する また 災害対策本部における情報の集約や提供を う指揮系統の確認など 現体制の実効性を検証する 各地で観測した津波情報をいち早く港湾管理者や関係自治体等へ配信する GPS 波浪計津波観測情報システムの構築及び運 に向けた取り組みを う 災害時に必要な住 情報を把握するため 学区別 町 丁目別に作成された災害対策住 リストを定期的に更新する ( 災害対応の体制強化 )[ 市 県 国 ] 職員 OB との協 体制に関する検討や災害ボランティアなど外部人材の活 を含めて人員を確保するほか 消防団員の充 率向上を含めた消防団の充実 強化を推進する 被災地支援で培った知識や経験を市職員に伝える取り組み等を進めることで 知識 情報の共有化を進めるとともに 災害時に人員が不 する場合を想定し 訓練や研修等による職員の災害対応能 の向上や関係機関との連携強化を図る 災害時における自衛隊 警察 消防等の連携を図るため あらかじめ活動計画の策定や受け れ体制の確 を うとともに 海上保安庁が所有する船艇及び航空機の派遣 職員の派遣 資器材の増援など 災害対応業務の実効性を める 発災後の 次災害を防ぐため 応急危険度判定士及び被災宅地危険度判定士を養成し 判定実施体制を整備する ( 円滑な避難体制の整備 )[ 市 ] 津波浸水が想定される 7 区で進めている海抜表 について事業の拡大を図るとともに 名古屋市震災避難 動ガイドラインに基づき 地域が主体となった避難計画の策定に取り組む また 災害時要援護者の避難支援を含めた各種訓練を推進し 地域防災 の向上を図る 海抜表 のシール 2 住宅 都市 ( 住宅 建築物等の耐震化 )[ 市 県 国 間 ] 住宅 建築物等について 引き続き耐震化を進めるとともに 支援制度の更なる充実や活 の促進を図る 学校施設の屋内運動場等のほか 災害時重要な機能を果たす建築物や固定客席を有する建築物など 対策が必要な市有建築物の吊り天井について脱落対策を推進する

108 4章推進すべき施策の方針( 地下街等の防災対策に関する取り組み )[ 市 国 間 ] 大規模地震時に地下街利 者の安全確保を図るため 地下街の安心避難対策ガイドライン を踏まえ 地下街の防災対策を進めるほか 商店街についても 朽化したアーチ アーケードに対する震災対策を促進する ( 密集市街地の改善等 )[ 市 ] 従来から実施している 地区画整理事業等により道路や公園の整備等を引き続き進めるほか 造住宅密集地域における 災延焼を防ぐため 地域の特性や主体性を尊重したきめ細かな施策を展開する また 大規模盛 造成地の安全性を確認するための調査 を い 必要に応じて対策を検討する 第( 避難地 避難路等の整備 )[ 市 ] 災害時の避難地や救援活動場所を確保するため 公園の整備や津波避難ビルの指定 防災協 農地登録制度を活 した農地の確保などを進めるとともに 緊急輸送道路や避難路となる都市計画道路の整備を進める 公園の整備 ( 避難者 帰宅困難者対策の実施 )[ 市 県 間 ] 名古屋駅周辺地区をはじめとする主要な交通結節点周辺において 滞在者等の安全の確保と都市機能の継続を図るため 官 連携により ソフト ハード両 の対策を うとともに 帰宅や避難を判断し 動するために必要な情報提供を う仕組みを検討する また 広域避難場所である久屋大通公園の防災機能を強化するとともに 間再開発事業における公共貢献施設として一時滞在施設等の導 を促進する ( 早急な住宅確保に向けた取り組み )[ 市 県 間 ] 被災者の早期住宅確保に向け 県 市 間企業が連携して公営住宅や 間賃貸住宅など既存ストックの活 を図ることができる体制を整備するとともに 応急仮設住宅の建設候補地に関する配置計画の作成や更新を う 自宅居住による 活再建を促進するため 県 市 間企業が連携して被災住宅の応急修理を適確かつ迅速に うための体制を構築する ( 上下水道の機能確保等 )[ 市 ] 上下水道施設について 朽施設の改築 更新に合わせて計画的に耐震化を推進するとともに 各種震災対策マニュアルの充実等を図る 応急給水体制を補完し 活 水を確保するために 災害応急 井 の指定を推進する

109 3 保健医療 福祉 ( 災害時の医療機能等の確保 )[ 市 間 ] 災害時に医療資源の調整等を実施するにあたり 平時から市と名古屋市医師会や災害医療コーディネーター等の医療関係者で構成する名古屋医療圏地域災害医療部会を開催し 関係機関との連携体制等について引き続き検討を進める 災害時に名古屋市各区医師会の医療救護本部となる各休日急病診療所等について 朽化がすすんでいる状況にあるため 改築補助を実施する 必要となる医薬品等の調達及び供給について 関係機関と連携して充実を図る ( 予防接種の促進 )[ 市 ] 感染性の い疾病について 引き続き平時からの予防接種促進を図る また 災害時の医療資源調整に向けて 関係機関との広範な連携体制を構築する ( バリアフリー化の推進 )[ 市 間 ] 災害時の避難等を 据え 齢者や障害者 どもを連れた人など 幅広い視点から利 しやすい施設や道路 公共交通機関の整備を引き続き進める ( 災害時要援護者に対する支援等 )[ 市 間 ] 災害時要援護者の避難や被災後の 活について 地域における支援計画の作成支援や福祉避難所の拡充 支援人材の確保等を進める 4 エネルギー ( 防災拠点における電 の確保 )[ 市 ] 防災拠点の電 を確保するため 非常 発電機の機能強化を図るほか 浸水等に対する対策を検討 実施する また そのうち 中学校については 最低限の電 を確保するため 途に応じた電 確保対策を検討 実施する ( エネルギー供給施設等の災害対応 強化 )[ 国 間 ] 電気設備の自然災害に対する耐性評価に基づき 必要に応じて発変電所や送配電設備の災害対応 の強化を進めるとともに 道路管理者など関係機関との連携による復旧の迅速化を図る 耐震性評価等に基づき 必要に応じてガス設備の対策を実施する また 耐震性に優れたガス管への取り換えを計画的に推進するとともに 道路管理者等との間で情報共有などの連携強化を進める 緊急時の 油供給の機能停止を避けるため 中核 SS( サービスステーション ) の機能拡充を図る

110 推進すべき施策の方針( 油コンビナート地区の災害時連携体制の確 )[ 市 県 国 間 ] 油コンビナート地区において 災害時の連携体制を確 するため 関係機関が加盟する協議会による各種検証や情報共有を うほか 地区内の企業が連携する地域連携 BCP の普及や 流出油処理や 災への対応に関する海上保安庁との業務提携などを図る ( 自 分散型エネルギーの導 促進 )[ 市 県 間 ] エネルギー供給源の多様化に向け 太陽光発電等の再 可能エネルギーやコージェネレーション等の個別電源など 災害時にも有効となる自 分散型エネルギーの導 を促進する 第4章5 情報通信 ( 防災拠点における通信の確保 )[ 市 ] 防災活動拠点及び避難所となる 中学校に設置されたデジタル移動無線等の浸水 停電対策を検討 実施する 政内で使 する情報システムや消防の指令管制システムについて 災害時の安定運 に向け 人材の育成 保守契約の 直しや代替機の検討を う ( 災害時情報提供の多重化 )[ 市 県 国 間 ] 災害時に必要な情報を確実に伝達するため 多様な情報媒体による情報提供や情報提供サービス事業者との協定締結などを継続して う 住 が利 する多様なメディアへ災害情報を有効に届けるため 情報発信者となるライフライン事業者等及び情報伝達者となる報道機関は L アラートを利 した災害情報の効率的な提供 収集 情報発信の体制構築に取り組む 本市関連施設へ設置された公衆無線 LAN について 災害発 時におけるアクセスポイントの無償開放など 災害時の通信基盤 情報提供手段としての活 を図る ( 情報通信に係る電 確保対策の推進 )[ 国 間 ] 情報通信事業者の停電対策として 局舎での非常電源装置の導 を引き続き進めるほか 災害時の放送継続体制を構築するため 放送設備の多重化に取り組む

111 6 産業 経済 ( 企業活動の持続性の向上 )[ 市 県 国 間 ] 政や経済団体 大学等が連携した企業防災の啓発や人材の育成に取り組むとともに 災害時の業務継続に向け 個別企業の事業継続計画の策定や計画の充実 実効性の向上を図り 重要な産業施設を中心に地域連携 BCP の普及を進める 企業保有施設の耐震化や非常 電源の確保等の産業設備の災害対応 強化を進めるとともに 場 事業所等の移転など抜本的な対策の促進を図る 災害により被災した中 企業の情報収集や相談窓 の設置等を うための準備を進める ( 就労支援における連携体制の強化 )[ 市 ] 災害発 後すみやかに就労支援を実施するため ハローワークなど他の就労関係機関との連携体制を強化する 7 交通 物流 ( 広域交通ネットワーク機能の維持 強化 )[ 市 県 名管 国 間 ] リニア中央新幹線の開業を 据え ターミナル駅となる名古屋駅周辺の防災性向上を図るとともに 広域交通ネットワーク機能の維持 強化や代替性の確保に向け 名古屋都市圏の環状道路を形成する名古屋環状 2 号線をはじめとする広域道路網の整備や 名古屋港及び中部国際空港の機能強化など 基幹となるインフラ整備を促進する 被災時に早期の広域支援ルートや代替物流 交通手段が確保できるように 港湾 空港 速道路 鉄道 物流拠点など 異なる施設間の適切な連携を図り 広域的かつ総合的な緊急輸送ネットワークを構築する 災害による広域交通ネットワークの被災状況を把握するため ヘリコプターや空中写真の活 電 基準点や標 データ等を活 した情報図の整備 災害時に活 可能な防災機関相互の通信手段の構築 道路啓開 航路啓開等のオペレーション計画の策定など 事前の対策実施や体制の構築を う ( 交通施設等に関する震災対策の実施 )[ 市 県 名管 国 間 ] 名古屋港における港湾施設の地震対策やポートアイランドの 砂流出防止対策を推進するとともに 関係機関との連携により港湾 BCP を推進する 大規模地震時の鉄道網及び緊急輸送道路等を確保するため 駅施設や変電所 架及び地下構造物などについて引き続き耐震対策を進めるとともに 津波による被害を最 限にとどめるための対策を実施する 地下鉄構造物の耐震補強

112 4章推進すべき施策の方針 緊急輸送道路や避難路となる都市計画道路の整備 橋りょうや排水路などの耐震対策 無電柱化 舗装道補修 路 下空洞の調査 補修 道路附属物の 朽化対策 交通の円滑かつ事故防止に資する交差点改良等を進める また 輸送ルートの確保に向け 関係機関と連携した啓開計画の策定や訓練等を実施するとともに 緊急輸送道路下にあるライフライン管理者に対し 管路等の耐震対策を要請する ( 物資調達 供給体制の構築 )[ 市 国 間 ] 災害時の物資調達に向け 大規模 売業者等との協定締結や連携強化を図る また 物資集配の状況や拠点となる箇所の情報集約を う体制等について検証するとともに 物資輸送に係る物流専門家の派遣 育成 物資輸送に関わる企業間の連絡網の整備などを う 8 農林水産 ( 農業に係る 産基盤等の災害対応 の強化 )[ 市 県 ] 農業に係る 産基盤等の災害対応 の強化に向けて 基幹的農業水利施設等の耐震対策 寿命化対策 機能強化等を進める ( 市場関係者の連携 協 体制の推進等 )[ 市 国 間 ] 品流通に係る事業の災害時の維持または早期再開を目的として 市場関係者における連携 協 体制を推進することで中央卸売市場機能の維持を図る また 米穀の災害時の供給に向け 備蓄米のとう精場の確保を う 9 地域保全 ( 海岸保全施設等の整備 )[ 市 県 名管 国 ] 大規模な地震 津波に備え 引き続き 名古屋港における 潮防波堤や防潮壁などの防災施設の整備を促進する ( 河川の整備及び耐震 津波対策 )[ 市 県 国 ] 河川管理施設や河川堤防について 所要の調査結果を踏まえ耐震対策を うほか 被害の早急な復旧に備え 河川台帳を整備する ( 排水施設の防災 震災対策 )[ 市 県 国 ] 液状化が想定される施設や緊急輸送道路内の排水路について必要な対策を進めるとともに 経年により 朽化が進んだ排水機場の改修やポンプ設備の更新等を進める 大規模なため池の堤防について 大規模地震に対する安全性を確認するための調査を実施し 必要な対策の検討を進める 第

113 ( 効率的かつ効果的な湛水排除等の検討 )[ 市 県 国 ] 津波により 期湛水が想定される区域の湛水排除作業の手順及び浸水区域における人命救助 孤 避難者の救出 早期の復旧復興等の為の広域支援ルートの確保について 関係機関が連携して検討を進める ( 地盤沈下状況の把握 )[ 市 県 国 ] 地盤沈下対策に資する施策として 一級水準測量をはじめ 観測井 における地下水位や地盤収縮量の観測により 地盤沈下の状況について把握する 10 環境 ( 災害廃棄物処理対策の推進 )[ 市 県 ] 廃棄物の処理を適正かつ迅速に うための災害廃棄物処理計画を策定し 策定後も随時検証 直しを う また 廃棄物処理施設の津波 浸水対策などを具体化させるとともに 仮設焼却炉の設置検討を進める 膨大な量の災害廃棄物を処理するため 他圏域を含む地方公共団体や 間企業など広域連携体制の構築を図る ( 有害物質の漏えい対策等の実施 )[ 市 ] 有害物質の流出等事故に備え 有害物質保管状況等点検訓練を引き続き実施する また 震災時のアスベスト飛散リスクを低減するため アスベスト使 の市有建築物について施設の状況に応じてアスベストの除去を進めるほか 間も含めた市内のアスベスト使 建築物の情報の把握や建築物等の所有者への啓発を う ( 放射性物質の影響への対応 )[ 市 ] 本市は原 災害対策重点区域に指定されていないが 地震により原 災害が発 した場合には一定の放射性物質の影響が及ぶことを想定し モニタリングポストによる空間放射線量率の常時監視のほか 可搬型測定機器を いた測定を実施し 市 に対して情報提供できる体制の整備を う また 非常時における屋内退避や飲料水 品等の摂取制限の可能性について周知啓発を図る なお 安定ヨウ素剤の備蓄及び服 については国の動向や他の地方公共団体からの情報収集等を う

114 4章推進すべき施策の方針11 土地利用 ( 集約連携型都市構造の実現 )[ 市 県 国 ] 名古屋市都市計画マスタープランに掲げる 集約連携型都市構造の実現 に向け 将来的な人 減少や災害リスクを考慮した 地利 や施設 地のあり方等について関係機関が連携して検討を い 誘導施策を進める ( オープンスペースの利 調整 )[ 市 県 ] 災害時の活動拠点や災害廃棄物の仮置場 応急仮設住宅の建設 地などに利 可能なオ第ープンスペースを効率的に活 するため 被災シナリオに応じた利 方法等について調整を図る ( 地籍調査及び街区の世界座標化の推進 )[ 市 ] 被災後の迅速なまちの復興を可能にするため 国が実施する都市部官 境界基本調査に続き 官 境界の 有地との境界を調査 測量する地籍調査 ( 官 境界等先 調査 ) を推進する また 地震発 時の液状化現象等により不明確となった街区の位置を復元するため 街区の世界座標データ化を推進する

115 2) 横断的分野 1 リスクコミュニケーション ( 防災意識の啓発等 )[ 市 ] 地震被害に関する住 意識を めるため 防災講演会や広報媒体の活 防災に関する展 など 様々な機会を捉えた普及啓発を う また 災害対応の場における男 平等参画等について意識啓発を進める 学校や保育所における保護者を含めた防災教育 啓発の推進や 教員の防災意識の向上を図る 政 大学 ボランティア 経済団体等が連携を図りながら 防災 減災カレッジ などの機会を通じ それぞれの主体における防災人材の育成に取り組むとともに 育成後のフォローアップや相互交流を図る ハザードマップのアプリ化や防災まちづくり地図情報の公開などにより 地域での災害に対する理解や自助 共助意識の向上を促すとともに 関係者が情報を共有しながら様々な活動を持続的に展開できるようなツールの充実化を図る ( 地域の災害対応能 の向上 )[ 市 ] 家庭や企業における自助の一環として 家具等の転倒 落下防止対策や備蓄等の防災対策を促進するとともに 地域における防 防災活動や事業所との支援協 体制づくりを推進する 災害発 時の共助に向け 地域における助け合いの取り組み等を通じたコミュニティ機能の維持や向上を図るほか 性や元気な 齢者などの担い手づくり 防災ボランティアなど地域を守る団体の主体的な活動を促進する 2 老朽化対策 ( アセットマネジメントの推進 )[ 市 県 名管 国 ] 防災拠点となる建築物や道路 河川 港湾施設などの公共 施設は今後一 に更新時期を迎えることから 施設の 寿命化などアセットマネジメントを推進することで 経費の抑制や平準化の実現とともに 災害時における交通ネットワークの確保や排水機能の維持を図る 今後の人 減少社会を 据え 将来需要の適切な 通しのもと 学校などの建築物の集約化や廃止 縮 を含めた保有資産量の適正化等について 大規模自然災害への対応についても考慮しながら検討を進める

116 4章推進すべき施策の方針3 研究開発 ( 先端的な研究開発及び成果の活 促進 )[ 市 県 名管 国 間 ] 戦略的イノベーション創造プログラム (SIP) や南海トラフ広域地震防災研究プロジェクトなど 国が主導する最先端の研究開発の動向を踏まえつつ 地域の研究機関を中心として 地震 津波の被害予測や対策 発災後の現実的な復旧 復興対策の検討及び社会実装を目指した取り組みを継続する 第4 産学官民 広域連携 ( 他都市等との相互応援体制の充実 )[ 市 県 ] 中部 9 県 1 市や政令指定都市等で締結している災害時の応援協定に基づき 災害時の応急対策や復旧対策を円滑に遂 するための相互の救援協 に引き続き取り組む 名古屋市が被災した場合に応援部隊などの受け れをスムーズに うため 事前計画の策定とそのための関係団体との調整を う ( 関係団体間の連携強化 )[ 市 県 名管 国 間 ] 本市と近隣市町村で構成する会議や南海トラフ地震対策中部圏戦略会議などの枠組みを活 しつつ 広域巨大災害を想定した連携体制の構築を進めるとともに 協議の場や合同訓練の機会などを通じて災害対応に向けた取り組みの実効性を める 大学との連携を通じた研究成果の活 や人材育成を進めるなど 各機関における人材や情報のネットワーク化によるソフトインフラの構築を図ることで 地域のシンクタ南海トラフ地震対策中部圏戦略会議ンク機能の向上を目指すとともに 継続的な取り組みを支える拠点機能の充実に取り組む

117 2. 風水害対策に関する方針 (1) リスクシナリオごとの施策の方針 1) 大規模自然災害が発 したときでも人命の保護を最大限図る 1-1) 建物 交通施設等の複合的 大規模倒壊や住宅密集地における火災による死傷者 の発生 ( 大規模地震災害を想定したリスクシナリオのため 風水害に関する項目なし ) 1-2) 不特定多数が集まる施設の倒壊 火災 ( 大規模地震災害を想定したリスクシナリオのため 風水害に関する項目なし ) 1-3) 広域にわたる大規模津波等による多数の死者の発生 ( 海岸保全施設等の整備 )[ 市 県 名管 国 ] 潮による被害を軽減するため 名古屋港の 潮防波堤や防潮壁等の防災施設の整備及び維持保全を推進するとともに 河川堤防の強化を推進する ( 避難路の整備及び避難場所の確保 )[ 市 ] 風水害による被害に対し 緊急輸送道路や避難路となる都市計画道路の整備を進める 各災害 ( 洪水 内水 砂 潮 ) に応じた指定緊急避難場所の指定基準を検討 策定し 指定を推進する ( 円滑な避難体制の整備 )[ 市 県 国 ] 洪水 内水はん濫 潮 砂災害の危険性など地域の特性や災害時要援護者の避難支援を考慮した 応急対策や避難 誘導を含む実践的な訓練を実施する 最大規模の 潮や洪水を想定し 時系列での 動や広域避難のあり方について関係機関が連携して検討を進める ( 地下街等の防災対策に関する取り組み )[ 市 間 ] 洪水 内水はん濫 潮による浸水が想定される地下街等について 浸水防止対策の徹底や利 者の安全な避難確保を図るための体制づくりを進める ( ハザードマップの作成等 )[ 市 県 国 ] 平成 27 年 5 改正の水防法を踏まえ 想定し得る最大規模の洪水 内水 ( 水出水 ) 潮を前提とした浸水想定区域の指定を進めるとともに それぞれのハザードマップを作成し 住 等に対する災害リスクの周知や避難方法の啓発等の対策を進める

118 4章推進すべき施策の方針1-4) 大規模地震や異常気象等による広域かつ長期的な市街地等の浸水 ( 総合的な治水対策 )[ 市 県 国 ] まちづくりと治水との整合を図りつつ 河川 下水道等の相互調整などを いながら 全市的な視点に った統一的な治水方針を検討し 必要に応じて施設能 の増強や中川運河等の活 を図る 合わせて 浸水被害を軽減するため 水流出抑制を推進するとともに 適切な防災情報の提供や ハザードマップの活 方法の説明 簡易水防 法の 普及など 市 の自助 共助を支援する取り組みの拡充を図り 総合的な治水対策を進める 第( 海岸保全施設等の整備 )[ 市 県 名管 国 ] 潮による被害を軽減するため 名古屋港の 潮防波堤や防潮壁等の防災施設の整備及び維持保全を推進する ( 河川の整備等 )[ 市 県 国 ] 河川整備計画に基づき 河川のはん濫等による浸水被害の軽減を図るため 河川改修等を推進する 河川管理施設や河川堤防について 被害の早急な復旧に備え 河川台帳を整備する 堀川の整備 ( 水対策の推進 )[ 市 ] 内水による被害を軽減するため 平成 12 年の東海豪 や平成 20 年 8 末豪 を受けて 著しい浸水被害が集中した地域や都市機能の集積する地域を対象に実施している緊急 水整備事業を着実に進める 〇緊急 水整備事業以外の地域については 都市化の進展や 水の集まりやすい地形であることなどが原因で浸水が発 した地域では その状況を検証の上 必要に応じて 下水道施設や排中村中部 水調整池 ( 事中の状況 ) 水施設の排水能 を増強するなどの対策を検討する ( 排水施設の防災対策 機能確保 ) [ 市 県 国 ] 朽化した下水道施設や排水施設について確実に改築更新を実施するとともに防災性の向上を検討する また 施設の 寿命化を実施することにより経費の抑制と平準化を図る 地改良区内の 朽化により排水機能が低下した排水機場と農業 排水路について適切に排水機能を確保するため計画的に改良 改修を う 施設の機能を維持するため適切な維持管理を う

119 ( 効率的かつ効果的な湛水排除の検討 )[ 市 県 国 ] 風水害により 期湛水が想定される区域の湛水排除を効果的に うため 関係機関が連携して湛水排除の手順を検討する 1-5) 大規模な土砂災害 ( 深層崩壊 ) 等による多数の死傷者の発生のみならず 後年度にわたり国土の脆弱性が高まる事態 ( 防災意識 活動の啓発 )[ 市 ] 砂災害危険箇所及び 砂災害 ( 特別 ) 警戒区域に関する情報は ハザードマップを通じて情報提供を っており 区域内の住 に対し 警戒避難体制等の注意喚起を う ( 砂災害対策の推進 )[ 県 ] 砂災害による人的被害を防止するため 砂災害危険区域等の指定を進めるとともに 急傾斜地崩壊防止施設や地すべり防止施設といった 砂災害防止施設の整備等 被害軽減対策を検討する ( 災害対応 の強化 )[ 市 ] 洪水 内水はん濫 潮 砂災害の危険性など 地域の特性を考慮した 応急対策や避難 誘導を含む実践的な訓練を実施する ( がけ崩れ対策の実施 )[ 市 ] がけ崩れの恐れのある市有地において がけ崩れ対策を検討 実施する

120 4章推進すべき施策の方針1-6) 情報伝達の不備等による避難行動の遅れ等で多数の死傷者の発生 ( 情報収集 提供対策の実施 )[ 市 県 国 ] 災害情報の伝達に向け 災害広報マニュアルの整備や 防災 政無線 ( デジタル移動無線 ) の安全区域移設などの対策を うとともに 消防救急無線のデジタル化を進める また 情報提供媒体の多重化 多 語対応を図るとともに 設備被災時の早期復旧のため 技術者の育成を図る 災害時に必要な住 情報を把握するため 学区別 町 丁目別に作成された災害対策住 リストを定期的に更新する 第 災害対応に遅れが じないように 量 河川水位の状況や気象情報等が常に収集でき 市 への情報提供が滞らないようにする 円滑かつ迅速な避難情報の提供を図るため 洪水 内水はん濫 潮に係る水位到達情報を適切に周知する体制の構築を進める 量計の設置 ( 防災意識の啓発及び地域防災 の向上 )[ 市 ] 災害履歴等の既存資料を活 した啓発手法の検証や防災に関する講演会 展 等による知識の普及啓発を図る また 学校や保育所での避難訓練等の防災教育を推進するなど どもの安全対策の充実を図る 災害対応を う市職員の研修の一環として 防災研修について引き続き取り組む 地域における取り組みとして 地域と事業所との支援協 体制づくりや防災安心まちづくり委員会を中心とした防 防災活動 自主防災活動の推進 避難 動要支援者の避難支援に向けた助け合いの仕組みづくりなどに取り組む 洪水 内水はん濫 潮 砂災害の危険性など 地域の特性を考慮した 応急対策や避難 誘導を含む実践的な訓練を実施する ( 避難者対策の実施 )[ 市 県 間 ] 旅 者など短期滞在者を含め 避難者に対するわかりやすい情報提供の方法や仕組みについて検討するとともに 情報の外国語対応や施設のバリアフリー化などを進める 災害時に外国人を支援するボランティア

121 2) 大規模自然災害発 直後から救助 救急 医療活動等を迅速に う 2-1) 被災地での食料 飲料水等 生命に関わる物資供給の長期停止 ( 料等の備蓄の確保 )[ 市 ] 糧や 布などの 活必需品の備蓄について不 分を確保していく ( 物資調達 供給体制の構築 )[ 市 国 間 ] 災害時の物資調達に向け 大規模 売業者等との協定締結や連携強化を図る また 物資集配の状況や拠点となる箇所の情報集約を う体制等について検証するとともに 物資輸送に係る物流専門家の派遣 育成 物資輸送に関わる企業間の連絡網の整備などを う ( 物資供給ルートの確保対策の実施 )[ 市 県 国 間 ] 道路の整備 橋りょうの維持補修 既設道路の調査や補修を進めるとともに 緊急確保航路の効率的な航路啓開体制の強化を図る 2-2) 自衛隊 警察 消防 海保等の被災等による救助 救急活動等の絶対的不足 ( 防災拠点の機能強化 )[ 市 県 国 ] 災害時の救助 救急活動等対応に向け 非常 発電機の機能強化を図る 広域的な大災害に備え 合同図上訓練などによる自治体間での連携や 防災関係機関との連携に引き続き取り組む ( 活動拠点 活動経路の確保 )[ 市 ] 大規模な風水害による被害が発 した場合に 救援 復旧等の活動拠点となる公園や緊急輸送道路等の整備を進める ( 災害対応の体制強化 )[ 市 国 間 ] 消防 救急体制の充実 消防団員の充 率向上などによる対応能 の向上を図る また 国や 間による災害対応要員の確保や物資輸送 資機材支援などにより災害対応の実 性を める

122 4章推進すべき施策の方針2-3) 救助 救急 医療活動のためのエネルギー供給の長期途絶 ( 大規模地震災害を想定したリスクシナリオのため 風水害に関する項目なし ) 2-4) 想定を超える大量かつ長期の帰宅困難者の発生による都市の混乱 ( 帰宅困難者対策の推進 )[ 市 県 間 ] 主要な交通結節点周辺において 発災時に滞在者等の安全を確保するため むやみに第移動を開始しない という帰宅困難者対策の基本原則や 安否確認手段の家族間等での事前確認等の必要性について広報を う 2-5) 医療施設及び関係者の絶対的不足 被災 支援ルートの途絶による医療機能の麻痺 ( 災害時の医療機能等の確保 )[ 市 間 ] 災害時に名古屋市各区医師会の医療救護本部となる各休日急病診療所等について 朽化がすすんでいる状況にあるため 改築補助を実施する 必要となる医薬品等の調達及び供給について 関係機関と連携して充実を図る ( 物資供給ルートの確保対策の実施 )[ 市 県 国 間 ] 道路の整備 橋りょうの維持補修 既設道路の調査や補修を進めるとともに 緊急確保航路の効率的な航路啓開体制の強化を図る 2-6) 被災地における疫病 感染症等の大規模発生 ( 予防 防疫体制の構築 )[ 市 間 ] 被災地において感染性の い疾病の発 を予防するため 引き続き予防接種法に基づく予防接種の促進を図る また 災害時の医療資源調整に向けて 関係機関との広範な連携体制を構築する

123 3) 大規模自然災害発 直後から必要不可 な 政機能は確保する 3-1) 被災による警察機能の大幅な低下等による治安の悪化 ( 大規模地震災害を想定したリスクシナリオのため 風水害に関する項目なし ) 3-2) 信号機の全面停止等による重大交通事故の多発 ( 大規模地震災害を想定したリスクシナリオのため 風水害に関する項目なし ) 3-3) 首都圏での中央官庁機能の機能不全による行政機能の大幅な低下 ( 圏域の防災 を める拠点機能の充実 )[ 市 県 国 ] 自然災害に強い熱 台地上に位置し 国 県 市の官公庁施設 医療機関 宿泊施設 報道機関などの重要な機能が集積している三の丸地区を中心に 広域巨大災害時のオペレーションや首都圏が機能不全に陥った際のバックアップも 据えた機能強化を進める 3-4) 三の丸地区等の行政機関の職員 施設等の被災による機能の大幅な低下 ( 防災活動拠点の機能確保 )[ 市 ] 防災活動拠点 ( 市 区役所 保健所 消防署など ) について 洪水 内水はん濫 潮による浸水から機能継続性を確保する対策を検討 実施するとともに 非常 発電機の機能強化や燃料の調達方法の検討などに取り組む ( 災害対応の体制強化 )[ 市 ] 職員 備蓄の確保を進めるほか 防災活動拠点で活動に必要な 両対策や物資 資機材の浸水対策 官公庁施設の機能維持のための代替拠点の確保を含めた各種対策を う また 災害時の迅速な対応に向けた職員等の安否確認手段の確 について検討を う

124 推進すべき施策の方針4) 大規模自然災害発 直後から必要不可 な情報通信機能は確保する 4-1) 電力供給停止等による情報通信の麻痺 長期停止 ( 情報通信に係る電 確保対策の推進 )[ 市 国 間 ] 情報通信システムや各種サーバーを置く施設や通信を担う事業者での非常 発電機の設置を進めるほか 非常 発電機に いる燃料の調達方法について検討する さらに燃 料枯渇に備え 紙媒体等による運 方法についても検討する 第4章4-2) テレビ ラジオ放送の中断等により災害情報が必要な者に伝達できない事態 ( 災害時情報提供の多重化 )[ 市 国 間 ] 災害時に必要な情報を確実に伝達するため 放送事業者における放送設備の多重化などを図るとともに 情報提供サービス事業者との協定や多様な情報媒体による情報提供に継続して取り組む 本市関連施設へ設置された公衆無線 LAN について 災害発 時におけるアクセスポイントの無償開放など 災害時の通信基盤 情報提供手段としての活 を図る

125 5) 大規模自然災害発 後であっても 経済活動 ( サプライチェーンを含む ) を機能不全に陥らせない 5-1) サプライチェーンの寸断等による企業の生産力低下による国際競争力の低下 ( 企業活動の持続性の向上 )[ 市 県 国 間 ] 政や経済団体 大学等が連携した企業防災の啓発や人材の育成に取り組むとともに 災害時の業務継続に向け 個別企業の事業継続計画の策定や計画の充実 実効性の向上を図り 重要な産業施設を中心に地域連携 BCP の普及を進める 非常 電源の確保等の産業設備の災害対応 強化を進めるとともに 場 事業所等の移転など抜本的な対策の促進を図る 災害により被災した中 企業の情報収集や相談窓 の設置等を うための準備を進める ( 交通施設等に関する防災対策の実施 )[ 市 県 国 間 ] 物資輸送路となる道路の寸断等によるサプライチェーンへの影響を避けるため 道路の整備 橋りょうの維持補修 洪水 潮による浸水対策など 各種対策を進める 5-2) 社会経済活動 サプライチェーンの維持に必要なエネルギー供給の停止 ( 大規模地震災害を想定したリスクシナリオのため 風水害に関する項目なし ) 5-3) コンビナート 重要な産業施設の損壊 火災 爆発等 ( 大規模地震災害を想定したリスクシナリオのため 風水害に関する項目なし ) 5-4) 陸 海 空の基幹的交通ネットワークの機能停止 ( 広域交通ネットワーク機能の維持 強化 )[ 市 県 名管 国 間 ] リニア中央新幹線の開業を 据え ターミナル駅となる名古屋駅周辺の防災性向上を図るとともに 広域交通ネットワーク機能の維持 強化や代替性の確保に向け 名古屋都市圏の環状道路を形成する名古屋環状 2 号線をはじめとする広域道路網の整備や 名古屋港及び中部国際空港の機能強化など 基幹となるインフラ整備を促進する 被災時に早期の広域支援ルートや代替物流 交通手段が確保できるように 港湾 空港 速道路 鉄道 物流拠点など 異なる施設間の適切な連携を図り 広域的かつ総合的な緊急輸送ネットワークを構築する 災害による広域交通ネットワークの被災状況を把握するため ヘリコプターや空中写真

126 4章推進すべき施策の方針の活 電 基準点や標 データ等を活 した情報図の整備 災害時に活 可能な防災機関相互の通信手段の構築 航路啓開等のオペレーション計画の策定など 事前の対策実施や体制の構築を う ( 交通施設等に関する防災対策の実施 )[ 市 県 国 間 ] 緊急輸送道路や避難路となる都市計画道路の整備 橋りょうの維持補修 道路附属物の 朽化対策 交通の円滑かつ事故防止に資する交差点改良等の交通安全事業等の対策を進める 災害対応に必要な浸水に伴うルート途絶の影響を抑えるため 河川堤防の防災対策 排 水路やポンプ施設の 朽化対策 浸水区域の湛水排除手順の検討 被害を受けた堤防等第の早期復旧に向けた河川台帳の調製などを進める 地下鉄施設について 津波や局地的大 に対処するため止水板の強度アップや 上げ作業の迅速化対策などの機能強化を進める また ハード整備により対応することは難しい対策については ソフト の対応として 避難対策の充実を図る 地下鉄の止水板 ( 上げ方式 ) 5-5) 金融サービス等の機能停止により商取引に甚大な影響が発生する事態 ( 大規模地震災害を想定したリスクシナリオのため 風水害に関する項目なし ) 5-6) 食糧等の安定供給の停滞 ( 市場関係者の連携 協 体制の推進等 )[ 市 国 間 ] 災害時にも円滑な 糧供給を維持するため 災害対応時に係る中央卸売市場関係者における連携 協 体制の推進を図る 物資輸送に係る物流専門家の派遣 育成や第一次集約拠点の整備 物資輸送に関わる企業の連絡網整備を う ( 物資供給ルートの確保対策の実施 )[ 市 県 国 間 ] 道路の整備 橋りょうの維持補修 洪水等による浸水対策 既設道路の調査や補修を進める

127 6) 大規模自然災害発 後であっても 活 経済活動に必要最低限の電気 ガス 上下水道 燃料 交通ネットワーク等を確保するとともに これらの早期復旧を図る 6-1) 電力供給ネットワーク ( 発変電所 送配電設備 ) や石油 LPガスサプライチェーンの機能停止 ( エネルギー供給施設等の災害対応 強化 )[ 間 ] 電気設備の自然災害に対する耐性評価に基づき 必要に応じて発変電所や送配電設備の災害対応 の強化を進めるとともに 道路管理者など関係機関との連携による復旧の迅速化を図る 浸水時に異常が発 する可能性があるガス関連設備について計画的に取り替えを進めるとともに 道路管理者等との間で情報共有などの連携強化を進める ( 自 分散型エネルギーの導 促進 )[ 市 県 間 ] エネルギー供給源の多様化に向け 太陽光発電等の再 可能エネルギーやコージェネレーション等の個別電源など 災害時にも有効となる自 分散型エネルギーの導 を促進する 6-2) 上水道等の長期間にわたる機能停止 ( 水道施設の機能確保に向けた取り組み )[ 市 ] 浸水被害が発 した場合の災害対応や機能復旧を速やかに実施するため 災害対応 の強化や関係機関との連携による復旧の迅速化に向けた取り組み 施設相互のバックアップ機能の強化など 安全度の向上策について検討を進める 6-3) 汚水処理施設等の長期間にわたる機能停止 ( 下水道施設の機能確保に向けた取り組み )[ 市 ] 浸水被害が発 した場合の災害対応や機能復旧を速やかに実施するため 災害対応 の強化や関係機関との連携による復旧の迅速化に向けた取り組みなど 安全度の向上策について検討を進める

128 4章推進すべき施策の方針6-4) 地域交通ネットワークが分断する事態 ( 交通施設等に関する防災対策の実施 )[ 市 県 国 間 ] 地下鉄施設について 津波や局地的大 に対処するため止水板の強度アップや 上げ作業の迅速化対策などの機能強化を進める また ハード整備により対応することは難しい対策については ソフト の対応として 避難対策の充実を図る ( 道路施設等に関する防災対策の実施 )[ 市 県 国 間 ] 災害時の緊急 両 物資の輸送ルートを確保するため 道路の整備 橋りょうの維持補第修 舗装道補修 路 下空洞の調査 補修を進める 災害時に道路利 者に及ぼす影響の い歩道橋等の道路附属物の計画的な点検 修繕や 街路灯の 朽化対策を着実に実施する 風水害の際 街路樹の倒 や折れ枝等により道路をふさぎ交通ネットワークを分断することがないように 朽化や 育環境の悪化による倒 や折れ枝等の危険性がある街路樹の計画的な更新 撤去及び適正な維持管理を う 公園 緑地が本来の機能を発揮し 倒 により都市機能を阻害する事態が じないように 朽化や 育環境の悪化による倒 や折れ枝等の危険性がある公園樹について 適正街路樹の倒 な維持管理を う 降 等による道路冠水によって引き起こされる道路の損傷 宅地への浸水 交通の障害を極 抑えるため 道清掃や側溝しゅんせつ等を うことにより排水機能が常に良好な状態を保つ 応急対策を円滑に実施するため 関係機関による合同防災訓練を実施する ( 地域交通ネットワークの浸水対策 )[ 市 県 国 ] 河川堤防の防災対策 排水路やポンプ施設の 朽化対策を うほか 堤防被害の早急な復旧に向けた河川台帳の調製や湛水排除手順の検討を進める

129 6-5) 避難所の機能不足等により避難者の生活に支障が出る事態 ( 避難所における機能継続性の確保 )[ 市 ] 市が所有する避難所施設において 浸水等から機能継続性を確保するための対策について検討し 実施する 中学校の防災備蓄倉庫など物資を備蓄する施設群について 当該物資を災害から守るための対策を検討 実施する ( 避難所における電 通信の確保 )[ 市 ] 中学校など 夜間照明や通信機器 電 等に最低限の電 を必要とする施設において 型発電機 投光器セットの備蓄を検討する また 既に設置されたデジタル移動無線等について 浸水や停電時にも確実に利 できるような対策を検討 実施する 避難所における早期通信手段確保の為の特設公衆電話の設置 衛星通信機器の更新 追加配備を引き続き計画的に推進する ( 避難所運営の円滑化等 )[ 市 ] 地域の避難所運営能 の向上を図るため 避難所の開設 運営訓練の実施に継続的に取り組む また 避難所における災害時要援護者のためのスペースの確保や福祉避難所の拡充等に取り組む 6-6) 異常渇水等による用水の供給の途絶 ( 渇水への対応 )[ 市 ] 渇水時にも市 活や都市活動に影響が じないよう 安定した給水サービスを確保するために水源の多系統化を進める

130 4章推進すべき施策の方針7) 制御不能な 次災害を発 させない 7-1) 市街地での大規模火災の発生 ( 大規模地震災害を想定したリスクシナリオのため 風水害に関する項目なし ) 7-2) 海上 臨海部の広域複合災害の発生 第( 大規模地震災害を想定したリスクシナリオのため 風水害に関する項目なし ) 7-3) 沿線 沿道の建物破壊による直接的な被害及び交通麻痺 ( 大規模地震災害を想定したリスクシナリオのため 風水害に関する項目なし ) 7-4) 排水機場等の防災施設 ため池等の損壊 機能不全による二次災害の発生 ( 河川の整備等 )[ 市 県 国 ] 河川整備計画に基づき 河川のはん濫等による浸水被害の軽減を図るため 河川改修等を推進する 河川管理施設や河川堤防について 被害の早急な復旧に備え 河川台帳を整備する ( 排水施設の防災対策 機能確保 )[ 市 県 国 ] 開 部の閉塞や防水扉の設置等 浸水を防ぐための事業を検討 推進する その際 電源喪失時にも樋門 樋管からの逆流を防止するため ゲート等の自重降下による閉鎖等の対策を う 朽化した下水道施設や排水施設について確実に改築更新を実施するとともに防災性の向上を検討する また 施設の 寿命化を実施することにより経費の抑制と平準化を図る 排水機場施設の 寿命化 地改良区内の 朽化により排水機能が低下した排水機場と農業 排水路について適切に排水機能を確保するため計画的に改良 改修を う 施設の機能を維持するため適切な維持管理を う ( 効率的かつ効果的な湛水排除の検討 )[ 市 県 国 ] 風水害により 期湛水が想定される区域の湛水排除を効果的に うため 関係機関が連携して湛水排除の手順を検討する

131 7-5) 有害物質の大規模拡散 流出 ( 有害物質の漏えい対策等の実施 )[ 市 ] 有害物質の流出等事故に備え 有害物質保管状況等点検訓練を引き続き実施する また 建築物等の倒壊等によるアスベスト飛散リスクを低減するため アスベスト使 の市有建築物について施設の状況に応じてアスベストの除去を進めるほか 間も含めた市内のアスベスト使 建築物の情報の把握や建築物等の所有者への啓発を う 7-6) 農地 森林等の荒廃による被害の拡大 ( 農業に係る 産基盤等の災害対応 の強化 )[ 市 県 ] 農業に係る 産基盤等の災害対応 の強化に向けて 基幹的農業水利施設等の 寿命化対策 機能強化等を進める 地改良区内の 朽化により排水機能が低下した排水機場と農業 排水路について適切に排水機能を確保するため計画的に改良 改修を う 農業 水路の改修

132 4章推進すべき施策の方針8) 大規模自然災害発 後であっても 人 や企業の流出を回避し 地域社会 経済が迅速に再建 回復できる条件を整備する 8-1) 大量に発生する災害廃棄物の処理の停滞により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 災害廃棄物処理対策の推進 )[ 市 県 ] 廃棄物の処理を適正かつ迅速に うための災害廃棄物処理計画を策定し 策定後も随時 検証 直しを う また 廃棄物処理施設の浸水対策などを具体化させるとともに 第仮設焼却炉の設置検討を進める 膨大な量の災害廃棄物を処理するため 他圏域を含む地方公共団体や 間企業など広域連携体制の構築を図る ( オープンスペースの利 調整 )[ 市 県 ] 災害時の活動拠点や災害廃棄物の仮置場 応急仮設住宅の建設 地などに利 可能なオープンスペースを効率的に活 するため 被災シナリオに応じた利 方法等について調整を図る 8-2) 人材 ( 専門家 コーディネーター ボランティア 労働者 地域に精通した技術者等 ) や物資等の不足により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 専門家等の育成及び 間との連携 )[ 市 県 国 間 ] 発災後の 次災害を防ぐため 被災宅地危険度判定士を養成し 判定実施体制を整備するとともに 復旧 復興を担う人材の育成や確保に取り組む 間団体との災害協定の締結や運 での検証を進めるとともに 物資輸送に係る物流専門家の派遣 育成や物資の第一次集約拠点の整備等を う ( 災害ボランティアの確保及び円滑な受け れ )[ 市 間 ] 災害ボランティアコーディネーター人材の育成や 災害ボランティアセンターでの受け れ体制の整備を図るとともに 大規模災害時に備えたボランティアの確保を進める

133 8-3) 地域コミュニティの崩壊 治安の悪化等により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 防災活動等を通じたコミュニティ醸成 )[ 市 間 ] 地域と事業所との支援協 体制づくりや自主防災組織等による活動 災害時要援護者の避難支援に向けた取り組みなど 地域における日頃の様々な活動を通じたコミュニティ醸成を図る ( 住 情報の整備 )[ 市 ] 災害時に必要とされる住 情報を確保するため 学区別 町 丁目別に作成された災害対策住 リストを定期的に更新する 8-4) 新幹線等の基幹インフラの損壊により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 交通施設等に関する防災対策の実施 )[ 市 県 国 間 ] 災害時における物資の輸送ルートや広域支援ルートを確保するため 橋りょうの維持補修を進めるとともに 被災状況の把握や迅速な道路啓開に向けた準備を う ( 地籍調査の推進 )[ 市 ] 被災後の迅速なまちの復興に重要な 地境界の確定に向け 地籍調査を推進する 8-5) 広域地盤沈下等による広域 長期にわたる浸水被害の発生により復旧 復興が大幅に遅れる事態 ( 河川の整備等 )[ 市 県 国 ] 河川整備計画に基づき 河川のはん濫等による浸水被害の軽減を図るため 河川改修等を推進する 河川管理施設や河川堤防について 被害の早急な復旧に備え 河川台帳を整備する ( 水対策の推進 )[ 市 ] 〇内水による被害を軽減するため 平成 12 年の東海豪 や平成 20 年 8 末豪 を受けて 著しい浸水被害が集中した地域や都市機能の集積する地域を対象に実施している緊急 水整備事業を着実に進める 緊急 水整備事業の対策地域以外については 都市化の進展や 水の集まりやすい地形であることなどが原因で浸水が発 した地域では その状況を検証の上 必要に応じて 下水道施設や排水施設の集水能 を増強などの対策を検討する ( 排水施設の防災対策 機能確保 ) [ 市 県 国 ] 朽化した下水道施設や排水施設について確実に改築更新を実施するとともに防災性

134 推進すべき施策の方針の向上を検討する また 施設の 寿命化を実施することにより経費の抑制と平準化を図る 地改良区内の 朽化により排水機能が低下した排水機場と農業 排水路について適切に排水機能を確保するため計画的に改良 改修を う 施設の機能を維持するため適切な維持管理を う ( 効率的かつ効果的な湛水排除の検討 )[ 市 県 国 ] 風水害により 期湛水が想定される区域の湛水排除を効果的に うため 関係機関が連携して湛水排除の手順を検討する 第( 地盤沈下状況の把握 )[ 市 県 国 ] 4 地盤沈下対策に資する施策として 一級水準測量をはじめ 観測井 における地下水位や地盤収縮量の観測により 地盤沈下の状況について把握する ( 街区の世界座標化の推進 )[ 市 ] 官 境界を す杭や鋲が浸水被害や 砂災害により亡失し 境界が不明確になる事態を避けるため 街区の世界座標化を推進する 8-6) 被災者の住居確保等の遅延による生活再建の遅れ ( 早急な住宅確保に向けた取り組み )[ 市 県 間 ] 被災者の早期住宅確保に向け 県 市 間企業が連携して公営住宅や 間賃貸住宅など既存ストックの活 を図ることができる体制を整備するとともに 応急仮設住宅の建設候補地に関する配置計画の作成や更新を う 自宅居住による 活再建を促進するため 県 市 間企業が連携して被災住宅の応急修理を適確かつ迅速に うための体制を構築する ( オープンスペースの利 調整 )[ 市 県 ] 災害時の活動拠点や災害廃棄物の仮置場 応急仮設住宅の建設 地などに利 可能なオープンスペースを効率的に活 するため 被災シナリオに応じた利 方法等について調整を図る ( 就労支援における連携体制の強化 )[ 市 ] 災害発 後すみやかに就労支援を実施するため ハローワークなど他の就労関係機関との連携体制を強化する ( 復興準備体制の構築 )[ 市 ] 過去の震災等での復興事例を踏まえ 被災後の復興課題の解決のために必要な施策や復興事業実施プロセスのあり方について検討を進め 円滑な復興を可能とする体制を構築する 章

135 (2) 施策分野ごとの方針 1) 個別施策分野 1 行政機能 / 警察 消防等 < 政機能 > ( 防災拠点の機能確保等 )[ 市 ] 防災拠点において洪水 内水はん濫 潮による浸水から機能継続性 ( 電 通信 備蓄等 ) を確保するための対策を進める 防災拠点へのアクセス支障の影響を緩和するための対策を検討 実施するとともに 対策実施に 期間を要する場合には 代替場所の選定等による当 の運 対策を う 避難所における必要な資機材の導 を進めるなど 発災時における所要の機能を維持するとともに 運営の円滑化を図る ( 圏域の防災 を める拠点機能の充実 )[ 市 県 国 ] 自然災害に強い熱 台地上に位置し 国 県 市の官公庁施設 医療機関 宿泊施設 報道機関などの重要な機能が集積している三の丸地区を中心に 広域巨大災害時のオペレーションや首都圏が機能不全に陥った際のバックアップも 据えた機能強化を進める ( 復興準備体制の構築 )[ 市 ] 過去の震災等での復興事例を踏まえ 被災後の復興課題の解決のために必要な施策や復興事業実施プロセスのあり方について検討を進め 円滑な復興を可能とする体制を構築する < 警察 消防等 > ( 災害対応 両や資機材等の充実 )[ 市 ] 発災後の膨大な消防 救急需要に的確に対応するため 消防署等の整備 消防 両の更新及び救急体制の充実などを図る 消防 救急 両等をいち早く稼働させるため 消防職員の早期参集のための対策を講じるほか 災害現場での連絡体制等の事前把握に向けた資器材データ情報等の共有や 消防救急無線のデジタル化を進める ( 情報収集 提供対策の実施 )[ 市 県 国 ] 政内で使 する情報システムや消防の指令管制システムの災害時における安定運 を うほか 災害時の広報 広聴体制を充実するため 災害広報マニュアルを整備する また 災害対策本部における情報の集約や提供を う指揮系統の確認など 現体制の実効性を検証する 災害時に必要な住 情報を把握するため 学区別 町 丁目別に作成された災害対策住 リストを定期的に更新する

136 推進すべき施策の方針 災害対応に遅れが じないように 量 河川水位の状況や気象情報等が常に収集でき 市 への情報提供が滞らないようにする 円滑かつ迅速な避難情報の提供を図るため 洪水 内水はん濫 潮に係る水位到達情報を適切に周知する体制の構築を進める 水位の上昇とともに鳴るサイレン第( 災害対応の体制強化 )[ 市 県 国 ] 4 災害ボランティアなど外部人材の活 を含めて人員を確保するほか 消防団員の充 率向上を含めた消防団の充実 強化を推進する 災害時に人員が不 する場合を想定し 訓練や研修等による職員の災害対応能 の向上や関係機関との連携強化を図る 災害時における自衛隊 警察 消防等の連携を図るため あらかじめ活動計画の策定や受け れ体制の確 を うとともに 海上保安庁が所有する船艇及び航空機の派遣 職員の派遣 資器材の増援など 災害対応業務の実効性を める 発災後の 次災害を防ぐため 被災宅地危険度判定士を養成し 判定実施体制を整備する ( 円滑な避難体制の整備 )[ 市 県 国 ] 洪水 内水はん濫 潮 砂災害の危険性など地域の特性や災害時要援護者の避難支援を考慮した 応急対策や避難 誘導を含む実践的な訓練を実施する 最大規模の 潮や洪水を想定し 時系列での 動や広域避難のあり方について関係機関が連携して検討を進める 章

137 2 住宅 都市 ( 早急な住宅確保に向けた取り組み )[ 市 県 間 ] 被災者の早期住宅確保に向け 県 市 間企業が連携して公営住宅や 間賃貸住宅など既存ストックの活 を図ることができる体制を整備するとともに 応急仮設住宅の建設候補地に関する配置計画の作成や更新を う 自宅居住による 活再建を促進するため 県 市 間企業が連携して被災住宅の応急修理を適確かつ迅速に うための体制を構築する ( 避難路の整備及び避難場所の確保 )[ 市 ] 風水害による被害に対し 緊急輸送道路や避難路となる都市計画道路の整備を進める 各災害 ( 洪水 内水 砂 潮 ) に応じた指定緊急避難場所の指定基準を検討 策定し 指定を推進する ( 帰宅困難者対策の推進 )[ 市 県 間 ] 主要な交通結節点周辺において 滞在者等の安全を確保するため むやみに移動を開始しない という帰宅困難者対策の基本原則や安否確認手段の家族間等での事前確認等の必要性について 積極的に広報を う ( 上下水道の機能確保等 )[ 市 ] 上下水道施設において浸水被害が発 した場合の災害対応や機能復旧を速やかに実施するため 災害対応 の強化や関係機関との連携による復旧の迅速化に向けた取り組み 施設相互のバックアップ機能の強化など 安全度の向上策について検討を進める ( 地下街等の防災対策に関する取り組み )[ 市 間 ] 洪水 内水はん濫 潮による浸水が想定される地下街等について 浸水防止対策の徹底や利 者の安全な避難確保を図るための体制づくりを進める 3 保健医療 福祉 ( 災害時の医療機能等の確保 )[ 市 間 ] 災害時に名古屋市各区医師会の医療救護本部となる各休日急病診療所等について 朽化がすすんでいる状況にあるため 改築補助を実施する 必要となる医薬品等の調達及び供給について 関係機関と連携して充実を図る ( 予防接種の促進 )[ 市 ] 感染性の い疾病について 引き続き平時からの予防接種促進を図る また 災害時の医療資源調整に向けて 関係機関との広範な連携体制を構築する

138 推進すべき施策の方針( バリアフリー化の推進 )[ 市 間 ] 災害時の避難等を 据え 齢者や障害者 どもを連れた人など 幅広い視点から利 しやすい施設や道路 公共交通機関の整備を引き続き進める ( 災害時要援護者に対する支援等 )[ 市 間 ] 災害時要援護者の避難や被災後の 活について 地域における支援計画の作成支援や福祉避難所の拡充 支援人材の確保等を進める 第4 エネルギー4章( 防災拠点における電 の確保 )[ 市 ] 防災拠点の電 を確保するため 非常 発電機の機能強化を図るほか 浸水等に対する対策を検討 実施する また そのうち 中学校については 最低限の電 を確保するため 途に応じた電 確保対策を検討 実施する ( エネルギー供給施設等の災害対応 強化 )[ 国 間 ] 電気設備の自然災害に対する耐性評価に基づき 必要に応じて発変電所や送配電設備の災害対応 の強化を進めるとともに 道路管理者など関係機関との連携による復旧の迅速化を図る 浸水時に異常が発 する可能性があるガス関連設備について計画的に取り替えを進めるとともに 道路管理者等との間で情報共有などの連携強化を進める 緊急時の 油供給の機能停止を避けるため 中核 SS( サービスステーション ) の機能拡充を図る ( 自 分散型エネルギーの導 促進 )[ 市 県 間 ] エネルギー供給源の多様化に向け 太陽光発電等の再 可能エネルギーやコージェネレーション等の個別電源など 災害時にも有効となる自 分散型エネルギーの導 を促進する

139 5 情報通信 ( 防災拠点における通信の確保 )[ 市 ] 防災活動拠点及び避難所となる 中学校に設置されたデジタル移動無線等の浸水 停電対策を検討 実施する 政内で使 する情報システムや消防の指令管制システムについて 災害時の安定運 に向け 人材の育成 保守契約の 直しや代替機の検討を う ( 災害時情報提供の多重化 )[ 市 県 国 間 ] 災害時に必要な情報を確実に伝達するため 多様な情報媒体による情報提供や情報提供サービス事業者との協定締結などを継続して う 住 が利 する多様なメディアへ災害情報を有効に届けるため 情報発信者となるライフライン事業者等及び情報伝達者となる報道機関は L アラートを利 した災害情報の効率的な提供 収集 情報発信の体制構築に取り組む 本市関連施設へ設置された公衆無線 LAN について 災害発 時におけるアクセスポイントの無償開放など 災害時の通信基盤 情報提供手段としての活 を図る ( 情報通信に係る電 確保対策の推進 )[ 国 間 ] 情報通信事業者の停電対策として 局舎での非常電源装置の導 を引き続き進めるほか 災害時の放送継続体制を構築するため 放送設備の多重化に取り組む 6 産業 経済 ( 企業活動の持続性の向上 )[ 市 県 国 間 ] 政や経済団体 大学等が連携した企業防災の啓発や人材の育成に取り組むとともに 災害時の業務継続に向け 個別企業の事業継続計画の策定や計画の充実 実効性の向上を図り 重要な産業施設を中心に地域連携 BCP の普及を進める 非常 電源の確保等の産業設備の災害対応 強化を進めるとともに 場 事業所等の移転など抜本的な対策の促進を図る 災害により被災した中 企業の情報収集や相談窓 の設置等を うための準備を進める ( 就労支援における連携体制の強化 )[ 市 ] 災害発 後すみやかに就労支援を実施するため ハローワークなど他の就労関係機関との連携体制を強化する

140 4章推進すべき施策の方針7 交通 物流 ( 広域交通ネットワーク機能の維持 強化 )[ 市 県 名管 国 間 ] リニア中央新幹線の開業を 据え ターミナル駅となる名古屋駅周辺の防災性向上を図るとともに 広域交通ネットワーク機能の維持 強化や代替性の確保に向け 名古屋都市圏の環状道路を形成する名古屋環状 2 号線をはじめとする広域道路網の整備や 名古屋港及び中部国際空港の機能強化など 基幹となるインフラ整備を促進する 被災時に早期の広域支援ルートや代替物流 交通手段が確保できるように 港湾 空港 速道路 鉄道 物流拠点など 異なる施設間の適切な連携を図り 広域的かつ総合的第な緊急輸送ネットワークを構築する 災害による広域交通ネットワークの被災状況を把握するため ヘリコプターや空中写真の活 電 基準点や標 データ等を活 した情報図の整備 災害時に活 可能な防災機関相互の通信手段の構築 航路啓開等のオペレーション計画の策定など 事前の対策実施や体制の構築を う ( 交通施設等に関する防災対策の実施 )[ 市 県 国 間 ] 緊急輸送道路や避難路となる都市計画道路の整備 橋りょうの維持補修 舗装道補修 路 下空洞の調査 補修 道路附属物の 朽化対策 交通の円滑かつ事故防止に資する交差点改良等を進める 舗装道補修 地下鉄施設について 津波や局地的大 に対処するため止水板の強度アップや 上げ作業の迅速化対策などの機能強化を進める また ハード整備により対応することは難しい対策については ソフト の対応として 避難対策の充実を図る 風水害の際 街路樹の倒 や折れ枝等により道路をふさぎ交通ネットワークを分断することがないように 朽化や 育環境の悪化による倒 や折れ枝等の危険性がある街路樹の計画的な更新 撤去及び適正な維持管理を う 降 等による道路冠水によって引き起こされる道路の損傷 宅地への浸水 交通の障害を極 抑えるため 道清掃や側溝しゅんせつ等を うことにより排水機能が常に良好な状態を保つ 応急対策を円滑に実施するため 関係機関による合同防災訓練を実施する ( 物資調達 供給体制の構築 )[ 市 国 間 ] 災害時の物資調達に向け 大規模 売業者等との協定締結や連携強化を図る また 物資集配の状況や拠点となる箇所の情報集約を う体制等について検証するとともに 物資輸送に係る物流専門家の派遣 育成 物資輸送に関わる企業間の連絡網の整備などを う

141 8 農林水産 ( 農業に係る 産基盤等の災害対応 の強化 )[ 市 県 ] 農業に係る 産基盤等の災害対応 の強化に向けて 基幹的農業水利施設等の耐震対策 寿命化対策 機能強化等を進める 地改良区内の 朽化により排水機能が低下した排水機場と農業 排水路について適切に排水機能を確保するため計画的に改良 改修を う ( 市場関係者の連携 協 体制の推進等 )[ 市 国 間 ] 品流通に係る事業の災害時の維持または早期再開を目的として 市場関係者における連携 協 体制を推進することで中央卸売市場機能の維持を図る また 米穀の災害時の供給に向け 備蓄米のとう精場の確保を う 9 地域保全 ( 総合的な治水対策 )[ 市 県 国 ] まちづくりと治水との整合を図りつつ 河川 下水道等の相互調整などを いながら 全市的な視点に った統一的な治水方針を検討し 必要に応じて施設能 の増強や中川運河等の活 を図る 合わせて 浸水被害を軽減するため 水流出抑制を推進するとともに 適切な防災情報の提供や ハザードマップの活 方法の説明 簡易水防 法の普及など 市 の自助 共助を支援する取り組みの拡充を図り 総合的な治水対策を進める ( 海岸保全施設等の整備 )[ 市 県 名管 国 ] 潮による被害を軽減するため 名古屋港における 潮防波堤や防潮壁などの防災施設の整備及び維持保全を推進する ( 河川の整備等 )[ 市 県 国 ] 河川整備計画に基づき 河川のはん濫等による浸水被害の軽減を図るため 河川改修等を推進する 河川管理施設や河川堤防について 被害の早急な復旧に備え 河川台帳を整備する ( 水対策の推進 )[ 市 ] 内水による被害を軽減するため 平成 12 年の東海豪 や平成 20 年 8 末豪 を受けて 著しい浸水被害が集中した地域や都市機能の集積する地域を対象に実施している緊急 水整備事業を着実に進める 緊急 水整備事業以外の地域については 都市化の進展や 水の集まりやすい地形であることなどが原因で浸水が発 した地域では その状況を検証の上 必要に応じて 下水道施設や排水施設の排水能 を増強するなどの対策を検討する

142 4章推進すべき施策の方針( 排水施設の防災対策 機能確保 ) [ 市 県 国 ] 朽化した下水道施設や排水施設について確実に改築更新を実施するとともに防災性の向上を検討する また 施設の 寿命化を実施することにより経費の抑制と平準化を図る 地改良区内の 朽化により排水機能が低下した排水機場と農業 排水路について適切に排水機能を確保するため計画的に改良 改修を う 施設の機能を維持するため適切な維持管理を う ( 効率的かつ効果的な湛水排除の検討 )[ 市 県 国 ] 第 風水害により 期湛水が想定される区域の湛水排除を効果的に うため 関係機関が連携して湛水排除の手順を検討する ( 公園の防災対策 )[ 市 ] 公園 緑地が本来の機能を発揮し 倒 により都市機能を阻害する事態が じないように 朽化や 育環境の悪化による倒 や折れ枝等の危険性がある公園樹について 適正な維持管理を う がけ崩れの恐れのある公園において がけ崩れ対策を検討 実施する ( 地盤沈下状況の把握 )[ 市 県 国 ] 地盤沈下対策に資する施策として 一級水準測量をはじめ 観測井 における地下水位や地盤収縮量の観測により 地盤沈下の状況について把握する 10 環境 ( 災害廃棄物処理対策の推進 )[ 市 県 ] 廃棄物の処理を適正かつ迅速に うための災害廃棄物処理計画を策定し 策定後も随時検証 直しを う また 廃棄物処理施設の津波 浸水対策などを具体化させるとともに 仮設焼却炉の設置検討を進める 膨大な量の災害廃棄物を処理するため 他圏域を含む地方公共団体や 間企業など広域連携体制の構築を図る ( 有害物質の漏えい対策等の実施 )[ 市 ] 有害物質の流出等事故に備え 有害物質保管状況等点検訓練を引き続き実施する また 建築物等の倒壊等によるアスベスト飛散リスクを低減するため アスベスト使 の市有建築物について施設の状況に応じてアスベストの除去を進めるほか 間も含めた市内のアスベスト使 建築物の情報の把握や建築物等の所有者への啓発を う

143 11 土地利用 ( 集約連携型都市構造の実現 )[ 市 県 国 ] 名古屋市都市計画マスタープランに掲げる 集約連携型都市構造の実現 に向け 将来的な人 減少や災害リスクを考慮した 地利 や施設 地のあり方等について関係機関が連携して検討を い 誘導施策を進める ( オープンスペースの利 調整 )[ 市 県 ] 災害時の活動拠点や災害廃棄物の仮置場 応急仮設住宅の建設 地などに利 可能なオープンスペースを効率的に活 するため 被災シナリオに応じた利 方法等について調整を図る ( 地籍調査及び街区の世界座標化の推進 )[ 市 ] 被災後の迅速なまちの復興を可能にするため 国が実施する都市部官 境界基本調査に続き 官 境界の 有地との境界を調査 測量する地籍調査 ( 官 境界等先 調査 ) を推進する また 浸水被害や 砂災害の発 により不明確となった街区の位置を復元するため 街区の世界座標データ化を推進する

144 4章推進すべき施策の方針2) 横断的分野 1 リスクコミュニケーション ( 防災意識の啓発等 )[ 市 県 国 ] 住 の防災意識を めるため 防災講演会や広報媒体の活 防災に関する展 など 様々な 機会を捉えた普及啓発を う また 災害対応第の場における男 平等参画等について意識啓発を進める 学校や保育所における保護者を含めた防災教育 啓発の推進や 教員の防災意識の向上を図港防災センターる 政 大学 ボランティア 経済団体等が連携を図りながら 防災 減災カレッジ などの機会を通じ それぞれの主体における防災人材の育成に取り組むとともに 育成後のフォローアップや相互交流を図る 平成 27 年 5 改正の水防法を踏まえ 想定し得る最大規模の洪水 内水 ( 水出水 ) 潮を前提とした浸水想定区域の指定を進めるとともに それぞれのハザードマップを作成し 住 等に対する災害リスクの周知や避難方法の啓発等の対策を進める ( 地域の災害対応能 の向上 )[ 市 ] 地域における防 防災活動や事業所との支援協 体制づくりを推進する 災害発 時の共助に向け 地域における助け合いの取り組み等を通じたコミュニティ機能の維持や向上を図るほか 性や元気な 齢者などの担い手づくり 防災ボランティアなど地域を守る団体の主体的な活動を促進する 2 老朽化対策 ( アセットマネジメントの推進 )[ 市 県 名管 国 ] 防災拠点となる建築物や道路 河川 上下水道 港湾施設などの公共 施設は今後一 に更新時期を迎えることから 施設の 寿命化などアセットマネジメントを推進することで 経費の抑制や平準化の実現とともに 災害時における交通ネットワークの確保や排水機能の維持を図る 今後の人 減少社会を 据え 将来需要の適切な 通しのもと 学校などの建築物の集約化や廃止 縮 を含めた保有資産量の適正化等について 大規模自然災害への対応についても考慮しながら検討を進める

145 3 研究開発 ( 先端的な研究開発及び成果の活 促進 )[ 市 県 名管 国 間 ] 国が主導する最先端の研究開発の動向を踏まえつつ 地域の研究機関を中心として 地震 津波の被害予測や対策 発災後の現実的な復旧 復興対策の検討及び社会実装を目指した取り組みを継続する 4 産学官民 広域連携 ( 他都市等との相互応援体制の充実 )[ 市 県 ] 中部 9 県 1 市や政令指定都市等で締結している災害時の応援協定に基づき 災害時の応急対策や復旧対策を円滑に遂 するための相互の救援協 に引き続き取り組む 名古屋市が被災した場合に応援部隊などの受け れをスムーズに うため 事前計画の策定とそのための関係団体との調整を う ( 関係団体間の連携強化 )[ 市 県 名管 国 間 ] 本市と近隣市町村で構成する会議や東海ネーデルランド 潮 洪水地域協議会などの枠組みを活 しつつ 広域巨大災害を想定した連携体制の構築を進めるとともに 協議の場や合同訓練の機会などを通じて災害対応に向けた取り組みの実効性を める 大学との連携を通じた研究成果の活 や人材育成を進めるなど 各機関における人材や情報のネットワーク化によるソフトインフラの構築を図ることで 地域のシンクタンク機能の向上を目指すとともに 継続的な取り組みを支える拠点機能の充実に取り組む 東海ネーデルランド 潮 洪水地域協議会

146 4章推進すべき施策の方針3. 愛知県と連携した取り組み 地域の強靱化に向けては 政令指定都市である本市と愛知県とが方針を共有し 効果的に連携や役割分担を うことが重要となる これまでも本市と愛知県とは 防災 減災に関するハード ソフト対策において 近隣の市町村や関係団体も含めた連携に取り組んできた また 基礎自治体である本市は住 やコミュニティに近い 場で施策を推進し 近隣市町村との連携を図る一方で 広域自治体である愛知県は県内市町村間の調整や隣接県との連携を進める必要がある 今後も県市の強靱化や国全体の強靱化への貢献に向け 東京一極集中の是正や首都機能のバッ クアップなども考慮しつつ 圏域の防災 や自 性を めるための拠点機能の充実 基幹インフ第ラの着実な整備 人材 組織の育成及びネットワーク化などについて 県市が連携を強化しながら取り組む必要がある < 参考 > 現状における県市連携の取り組み例取り組み名連携の内容県市合同で 愛知県建築物地震対策推進協議会 及び 愛知建築地建築物等の耐震化震災害軽減システム研究協議会 を設置し 耐震化 法の開発 評価や住 向けの普及啓発等を実施防災 減災カレッジの実県市及び関連団体で あいち防災協働社会推進協議会 を構成し 施産学官 が連携して防災人材の育成を実施県市及び関連団体で 愛知県帰宅困難者等支援対策検討委員会 を帰宅困難者対策の推進構成し 広域的な帰宅困難者等支援対策を推進県市及び関連企業等で 名古屋駅周辺地区都市再 安全確保計画部都市再 安全確保計画会 を構成し 滞在者等の安全確保や都市機能の継続に向けた官 連の作成 運 携での対策を協議県市及び他の市町村で 愛知県河川海岸堤防等地震 津波対策事業堤防等の強化や津波対促進協議会 や 愛知県沿岸市町村等津波対策推進協議会 を構成し 策の推進情報共有や対策を推進流域での総合治水対策県市及び他の市町村等で 新川流域総合治水対策協議会 や 境川の推進流域総合治水対策協議会 を構成し 情報共有や対策を推進県市及び関連団体で 名古屋環状 2 号線整備促進期成同盟委員会 広域道路網の整備や 知多道路推進協議会 を構成し 早期整備を促進県市及び関連団体で 中部国際空港 本目滑 路建設促進期成同盟中部国際空港の機能強会 を構成し 本目滑 路 ( 完全 24 時間化 ) の早期実現に向けた化取り組みを実施

147 < 県市連携に基づく強靱化の取り組みイメージ > 圏域の持続的成長 国全体の強靱化への貢献 中部圏 愛知県 広域自治体としての施策推進 市町村との連携 支援 名古屋市 基礎自治体及び大都市としての施策推進 県市の連携 役割分担 拠点機能の充実 基幹インフラの整備 人材 組織の育成及びネットワーク化など 近隣市町村との連携 隣接県との連携 他地域との相互応援 被害の最小化 迅速な復旧復興 東京一極集中の是正 ( バックアップ機能の強化 ) 大規模自然災害 ( 地震 風水害等 )

148 4章推進すべき施策の方針4. 時間軸を考慮した施策展開の必要性 前記 1.2で掲げた施策の方針には 緊急度や有効性の観点から短期間で優先的に進めるべき取り組みもあれば 多額の財源が必要なものや関係者における協議や調整に時間を要するものなど 中 期的な展望のもとで着実に推進すべき取り組みもある 特に 住宅等の耐震化や市有建築物における吊り天井の脱落対策 避難場所等の確保や情報伝達の充実 消防体制の整備など人命の保護に関わりが深いものや 避難所の機能充実など被災後の 活支援に関わるものは 基礎自治体である本市を中心として速やかに対応を図る必要がある また 港湾や河川 下水道に係る防災施設やライフラインの維持 強化については 各管理者が第責任を持って対策を進めるほか 公助の役割と発災直後の限界を踏まえ 多様な機会を捉えた普及啓発や人材育成 地域での活動支援などを通じて地域防災 やコミュニティの向上に継続的に取り組むことが重要である 一方 本市には多くの人 や都市機能が集積していることから 帰宅困難者対策など大都市特有の課題への対応や 広域交通ネットワーク機能の維持 強化 サプライチェーンを考慮した企業 BCP の策定や運 を推進するとともに 首都圏のバックアップなどを 据えた都市機能の強化等についても 中 期的な視点を含めて検討を進める必要がある また 被災後の円滑な復旧や復興を可能とすべく 様々な被害状況を念頭に置いた課題への対応等についても検討し 関係者間での協議 調整等も っていくことが重要である さらに 期的には 地利 や施設 地のあり方等について 将来的な人 減少などを 据えつつ 大規模災害による災害リスクを想定した上で 関係者が連携を図りながら検討を進める必要がある このため 強靱化を図るための施策の推進においては 短期から 期にわたる時間軸を考慮して効果的な施策展開を う必要があり 優先順位を考慮した重点化を うなど計画的な推進を図っていくことが重要である また 中 期的な課題についても 日頃から関係者間で問題意識の共有化や連携体制の構築を進めつつ 相互の調整や検討の具体化に取り組んでいく必要がある

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150 第 5 章 優先的な取り組み事項

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152 4 章で した施策の方針に基づき 限られた資源の中で着実な推進を図るためには 緊急性み事項第 や有効性の観点などから 優先順位の い取り組みを重点的に進める必要がある 以下に 1. 震災対策 及び 2. 風水害対策 について 本市が平成 30 年度までに進めるべき取り組みとして主な指標や事業を す 主な指標はリスクシナリオの回避に向けた取り組みの進捗を す観点から事前に備えるべき目標ごとに整理し 主な事業はリスクシナリオ間での重複を考慮し 施策分野ごとに整理している なお 本市では平成 26 年 10 に 南海トラフ巨大地震の被害想定を踏まえて実施すべき震災対策について取りまとめた 名古屋市震災対策実施計画 を策定しており 1. 震災対策 については同計画に掲載された計画目標及び主な事業との整合を図っている 1. 震災対策 第(1) 主な指標リスクシナリオの回避に向けて本市が取り組む施策の進捗状況を把握するための主な指標を設定し 8 つの事前に備えるべき目標ごとに整理する それぞれ現状値については平成 25 年度末を基本とし 平成 30 年度までの取り組み内容としての目標値を掲げる 目標値欄に が記載されている指標については 原則として 現状値欄には平成 25 年度における事業量を 目標値欄には平成 26 年度 ~30 年度の 5 年間の見込み事業量を掲載 1) 大規模自然災害が発 したときでも人命の保護を最大限図る 間住宅の耐震診断及び改修の件数を着実に伸ばすとともに 学校施設の屋内運動場等をはじめとする対策が必要な吊り天井の脱落対策を進める また 避難地となる公園の整備や平成 26 年度に制度を新設した防災協 農地の登録数増加に取りくみつつ 浸水を防ぐための河川堤防の耐震対策を進める さらに 地域と事業所との支援協 に関する覚書の締結数の増加や すべての町内会 自治会において助け合いの仕組みづくりを推進するなど 地域防災 の向上を図る リスクシナリオ現状値目標値指標名 No (25 年度 ) (30 年度 ) 間 造住宅の耐震診断件数 ( 累計 ) 23,133 件 28,433 件 間非 造住宅の耐震診断件数 ( 累計 ) 6,778 8, 間住宅の耐震改修件数 ( 累計 ) 3,674 5,500 耐震対策が必要な市営住宅のうち耐震改修完了済 7 棟 14 棟みの棟数 ( 累計 ) 章優先的な取り組

153 震災に強いまちづくり方針 (H27.1 改定 ) において避難地と位置付けられている公園のうち整備済 153 箇所 157 箇所 み公園数 防災協 農地登録箇所数 箇所 市施 地区画整理事業における整備完了済みの地区数 - 1 地区 朽 造住宅の除却助成件数 ( 累計 ) 件 狭あい道路の改善に係る助成件数 ( 累計 ) 25 件 35 件 都市防災不燃化促進事業における広 路線地区の建替助成件数 ( 累計 ) 256 件 268 件 都市防災不燃化促進事業における東郊線地区の建替助成件数 ( 累計 ) 21 件 46 件 都市再 事業等における帰宅困難者収容施設 備蓄倉庫等の導 地区数 ( 累計 ) 3 地区 8 地区 間保育所における新耐震基準を満たす保育所の割合 約 93% 100% 家庭保育室における新耐震基準を満たす保育室の割合 約 91% 100% 留守家庭児童健全育成事業施設における新耐震基準を満たす施設の割合 約 88% 100% 1-2 多数の者が利 する建築物の耐震診断件数 ( 累計 ) 55 件 175 件 多数の者が利 する建築物の耐震改修件数 - 12 件 要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断件数 - 38 件 要緊急安全確認大規模建築物の耐震改修件数 - 15 件 屋内運動場等の吊り天井脱落対策未実施校数 127 校 0 校 東 動植物園内施設における耐震対策が必要な施設の耐震化達成率 約 17% 100% 1-4 崎川堤防の耐震化延 80m 3,700m 大規模災害時における地域と事業所との支援協 に関する覚書の締結数 1,046 件 1,550 件 1-6 災害時外国人支援ボランティア研修の受講者数 ( 延べ人数 ) 588 人 1,000 人助け合いの仕組みづくりの取り組み実績のある町内会 自治会の割合 49.9% 100% 防災に関する研修を受講したことのある教員の割合 50% 100%

154 2) 大規模自然災害発 直後から救助 救急 医療活動等を迅速に うみ事項本市の南海トラフ巨大地震の被害想定における避難所避難者等に物資を供給するため 3 日分 の 糧及び 活必需品の備蓄を うとともに 大規模 売業者等と災害時物資供給協定の締結を 推進する また 通常時に運 する救急 とは別に 非常時に運 する救急 を各消防署に拡充 するほか 間再開発事業による公共貢献施設の活 により 震災時において帰宅困難者を一時 的に収容できる施設や備蓄倉庫等の導 を促進する リスクシナリオ No 指標名 現状値 (25 年度 ) 目標値 (30 年度 ) 第災害救助物資 ( 糧 ) の備蓄数 40 万 151 万 2-1 災害救助物資 ( 布 ) の備蓄数 7.1 万枚 27.6 万枚災害時物資供給協定の締結事業者数 21 事業者 26 事業者 物資集配拠点マニュアル整備済の拠点箇所数 1 箇所 5 箇所 2-2 非常 救急自動 の整備数 7 両 16 両 2-3 市役所 区役所 消防署における非常 発電機稼働時間 平均約 8 時間平均 72 時間 2-4 都市再 事業等における帰宅困難者収容施設 備蓄倉庫等の導 地区数 ( 累計 ) 再掲 3 地区 8 地区 3) 大規模自然災害発 直後から必要不可 な 政機能は確保する 防災活動拠点となる市役所 区役所 消防署において 停電時にも災害対応活動を維持すべく 非常 発電機の機能強化を図るとともに 各局室区の職員 防災備蓄物資について 被災地外か らの物資調達が可能となるまでの目安となる 3 日分を確保する リスクシナリオ現状値目標値指標名 No (25 年度 ) (30 年度 ) 3-4 市役所 区役所 消防署における非常 発電機稼働時間 再掲 平均約 8 時間平均 72 時間 3 日分の職員 糧備蓄の確保ができている局室区の割合約 3% 100% 5章優先的な取り組

155 4) 大規模自然災害発 直後から必要不可 な情報通信機能は確保する 防災活動拠点となる市役所 区役所 消防署において 3 日分の非常 発電を確保し 災害発 直後の情報システムの安定的な運 に向けた体制を整える リスクシナリオ No 指標名 現状値 (25 年度 ) 目標値 (30 年度 ) 4-1 市役所 区役所 消防署における非常 発電機稼働時間 再掲 平均約 8 時間 平均 72 時間 5) 大規模自然災害発 後であっても 経済活動 ( サプライチェーンを含む ) を機能不全に陥らせない 事業継続計画に関する普及啓発や中 企業に対する策定支援を実施するとともに 緊急輸送道 路網の形成を図るための整備や啓開に関する計画の策定を う また 緊急輸送道路上の橋りょ うの耐震補強や改築 橋りょうの補修を計画的に実施する リスクシナリオ No 指標名 卸売 売 サービス業 5 人以上 製造業 その他の業種 20 人以上の中 企業の事業継続計画策定割合 現状値 (25 年度 ) 目標値 (30 年度 ) 12.2% 25% 緊急輸送道路網の整備箇所数事業中 8 箇所完了 6 箇所 緊急輸送道路等啓開計画の策定未策定策定 耐震補強実施橋りょう数 事業中 8 橋 着手 21 橋 完了 27 橋 耐震改築実施橋りょう数 事業中 2 橋 事業中 2 橋 維持管理計画に基づき予防保全型の補修に着手した橋りょうの割合 27% 70%

156 6) 大規模自然災害発 後であっても 活 経済活動に必要最低限の電気 ガス 上み事項下水道 燃料 交通ネットワーク等を確保するとともに これらの早期復旧を図る 上下水道機能の確保に向け 配水管及び下水管の更新や耐震化等を進めるとともに 市バス 地下鉄施設におけるすべての駅施設 場 変電所 バス営業所などで耐震性能を確保する ま た 避難所の給排水が利 できない場合に備え 災害 トイレの備蓄を増やすとともに 避難所 の開設 運営訓練等の全学区での実施や 災害時要援護者の避難場所となる福祉避難所の拡充を 進める リスクシナリオ No 指標名 現状値 (25 年度 ) 目標値 (30 年度 ) 第6-2 配水管の更新及び耐震化延 96km 475km 災害応急 井 に指定されている事業場数 92 事業場 160 事業場 下水管の改築 更新及び耐震化延 33km 190km 緊急輸送道路網の整備箇所数 再掲 事業中 8 箇所 完了 6 箇所 緊急輸送道路等啓開計画の策定 再掲 未策定 策定 耐震補強実施橋りょう数 再掲 事業中 8 橋 着手 21 橋 完了 27 橋 耐震改築実施橋りょう数 再掲 事業中 2 橋 事業中 2 橋 6-4 維持管理計画に基づき予防保全型の補修に着手した橋りょうの割合 再掲 27% 70% 電線類の地中化実施路線数 事業中 2 路線 完了 1 路線 舗装道の補修 積 47ha 262ha 街路灯の更新数 2,407 基 3,837 基 市バス 地下鉄施設における耐震性能の確保率 95% 100% 避難所等における災害 トイレ ( 下水道直結式 ) の備蓄数 771 基 800 基 避難所等における災害 トイレ ( くみ取り式 ) の備蓄数 510 基 1,900 基 6-5 避難所等における災害 トイレ ( 簡易パック式 ) の備蓄数 30 万回分 270 万回分 避難所等における災害 簡易洋式便座の備蓄数 - 7,500 個 避難所開設 運営訓練等の学区実施率 64% 100% 福祉避難所数 92 箇所 110 箇所 5章優先的な取り組

157 7) 制御不能な 次災害を発 させない 地区画整理事業等や 造住宅密集地域の改善に係る各種助成を進めるほか 耐震性を有する防 水槽等の整備を完了させる また 円滑な排水を可能とするために排水路の改良やポンプ所の整備 更新等を進めるとともに 地改良区内にあり 朽化が進んでいる排水機場について改修を う リスクシナリオ No 指標名 市施 地区画整理事業における整備完了済みの地区数 再掲 現状値 (25 年度 ) - 目標値 (30 年度 ) 1 地区 朽 造住宅の除却助成件数 ( 累計 ) 再掲 件 狭あい道路の改善に係る助成件数 ( 累計 ) 再掲 都市防災不燃化促進事業における広 路線地区の建替助成件数 ( 累計 ) 再掲 都市防災不燃化促進事業における東郊線地区の建替助成件数 ( 累計 ) 再掲 耐震性防 水槽の設置及び既存防 水槽の耐震補強の整備率 25 件 35 件 256 件 268 件 21 件 46 件 約 80% 100% 堀川の整備率 35.4% 40% 排水路の改良延 累計 19.7km 16.6km 整備 更新等を実施したポンプ所数 16 箇所 89 箇所 地改良区の排水機場の改修 事実施箇所数 機能診断 5 箇所 完了 5 箇所

158 8) 大規模自然災害発 後であっても 人 や企業の流出を回避し 地域社会 経済がみ事項迅速に再建 回復できる条件を整備する 災害廃棄物を適正かつ迅速に処理するための計画を策定するほか 復旧 復興を担う人材とし て 応急危険度判定士や被災宅地危険度判定士の登録者数 災害ボランティアコーディネーター 養成講座の修了者数の増加を図る また 堤防等に被害が じた場合に早期の原状復旧を可能と するための河川台帳の調製や 液状化現象等により不明確となった街区の位置を復元するために 街区の世界座標データ化を進める リスクシナリオ No 指標名 現状値 (25 年度 ) 目標値 (30 年度 ) 第8-1 災害廃棄物処理計画の策定 未策定 策定 応急危険度判定士の登録者数 2,427 人 2,700 人 被災宅地危険度判定士の登録者数 79 人 90 人 8-2 災害ボランティアコーディネーター養成講座の修了 1,022 人 1,400 人者数 耐震補強実施橋りょう数 再掲 事業中 8 橋 着手 21 橋 完了 27 橋 8-4 耐震改築実施橋りょう数 再掲 事業中 2 橋 事業中 2 橋 維持管理計画に基づき予防保全型の補修に着手した橋りょうの割合 再掲 27% 70% 8-5 河川台帳調製済みの河川数 22 河川 24 河川街区の世界座標データ化済みの市域 積の割合 18.1% 50% 程度 5章優先的な取り組

159 (2) 主な事業リスクシナリオの回避など 地域の強靱化に向けて本市が取り組む主な事業を施策分野ごとに位置づけ 各事業の概要や関連する主なリスクシナリオ番号 所管局とともに 前述した震災対策実施計画において該当する事業番号 ( 拡充等を ったものは () 追加したものは-で表 ) を す 1) 個別施策分野 1 政機能 / 警察 消防等 ( 政機能 ) 事業名防災活動拠点等の機能確保策の検討基幹となる広域防災拠点の整備検討 事務所の機能の維持 強化災害時の対応マニュアルによる訓練 検証職員の健康管理 メンタルヘルスケア体制の構築名古屋市業務継続計画 ( 震災編 ) の改定 検証職員 防災備蓄の確保 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 発災後に災害対応活動が維持できない恐れがある防災活動拠点等について 機能確保に関する各種方策を検討の上 必要に応じて対策を推進する また 耐震性を満たしていない他施設との合築建築物も含め 機能継続性を確保するための対策を検討する 基幹となる広域防災拠点の整備について 国 県等関係機関との検討を う 関係機関との合同防災訓練の実施 業務継続体制の拡充により 機能の維持 強化を図る 災害時の対応マニュアルの実効性を確保するため 訓練等により継続的に検証する 心 ともに困難な災害対応を強いられることを想定し 職員の健康管理 メンタルヘルスケア体制を検討 構築する 名古屋市業務継続計画 ( 震災編 ) を改定するとともに 実効性を確保するため 訓練等により継続的に検証する 被災地外からの物資調達が可能となるまでの目安となる 3 日分の職員 防災備蓄物資について 検討の上 確保を進める リスクシナリオ No 所管局 防災危機管理局関係局区 震災対策実施計画事業 No (12) 防災危機管理局 緑政 局 各局室区 総務局 防災危機管理局 防災危機管理局各局室区

160 み事項災害救助 物資 の備蓄避難所でのペットへの対応についてのガイドラインの周知避難所への情報提供の仕組みの検討避難所運営マニュアルの整備の推進避難所建物の安全確認体制の整備被害想定を踏まえた避難所の機能確保策の検討避難所開設 運営訓練の充実災害 トイレの備蓄復興イメージトレーニングの実施 被害想定における想定避難所避難者等に物資を供給するため 3 日分の 糧及び 活必需品の備蓄を う 健康福祉局 37 ペットとの同 避難が可能とさ れている市 中学校において 円 滑にペットの受け れ等の対応が 可能となるよう ペットの飼育場所の事前の選定や受け れに関する 6-5 健康福祉局 40 判断基準等を したガイドライン の周知を図るとともに 随時検証す る 第避難 安否情報や 活関連情報等 の災害時に必要な情報を 避難所に 防災危機管理局 おいて随時提供する仕組みを検討 6-5 市 室 42 し 訓練等により継続的に検証す 区役所 る 各避難所の実情に応じて 避難所防災危機管理局ごとのマニュアルの整備を推進す 6-5 区役所る 43 建物の安全確認 定期的な安全確 防災危機管理局 認訓練の実施などにより 体制を充 6-5 住宅都市局 44 実させる 区役所 避難所の機能確保に必要な各種 方策について順次検討し 必要に応 じて対策を推進する また 主要な 避難所となる市 中学校におい防災危機管理局 6-5 て 避難者がトイレを衛 的に使 関係局区 (45) できるよう 地震による揺れや液状 化 浸水等の想定を踏まえた給排水 機能の確保を検討する 市 参加型の避難所運営等に関防災危機管理局する講習や訓練を全学区に拡大す 6-5 区役所る 166 避難所の給排水が利 できない 場合に備え避難所の災害 トイレ の備蓄数を増やすとともに 他都市 6-5 環境局 36 及び 間事業者から調達する体制 を整備する 職員を対象にワークショップ形 3 式で復興のシナリオを描く復興イ 住宅都市局 140 メージトレーニングを実施する 5章優先的な取り組

161 災害復興計画策定に係る体制の検討 迅速な復興を可能にするため 活 産業 住宅 市街地などの再建に係る復興課題を踏まえた災害復興計画策定に る一連のプロセス及び体制等について検討を う 防災危機管理局総務局住宅都市局関係局 - 1 政機能 / 警察 消防等 ( 警察 消防等 ) 事業名助け合いの仕組みづくりの推進海抜表 の推進なごや市 総ぐるみ防災訓練の実施災害時外国人支援ボランティア研修の実施災害時の外国人支援体制の充実名古屋市震災避難 動ガイドラインの策定 支援職員の各種防災研修 防災訓練の実施職員向け被災地派遣職員報告会の開催 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 地域の自主的な活動として 災害時要援護者の迅速な安否確認や避難支援を うため 避難 動要支援者名簿の作成 地域への提供を通じて 助け合いの仕組みづくりを推進する 緊急輸送道路の街路灯以外の箇所における海抜表 の方法について検討 実施する 津波 砂災害 液状化の危険性など 地域の特性を考慮した 避難 誘導や道路 航路啓開を含む実質的な訓練を実施する 災害時に外国人をサポートするボランティアの養成を目的とした研修を実施する 災害語学ボランティアの管理運営やウェブサイト等による多 語での情報提供 外国公館等との連携などに取り組む 避難の取り組みや退避ルールなどを定めたガイドラインを策定 普及啓発を進め 避難 動計画の策定及び訓練を支援する 各種防災研修を実施するとともに ロールプレイング方式の図上訓練 情報伝達訓練等の各種防災訓練を実施する 岩手県陸前 市へ派遣していた職員や陸前 市の職員等を招いた報告会を開催する リスクシナリオ No 所管局 防災危機管理局健康福祉局 震災対策実施計画事業 No 防災危機管理局 防災危機管理局区役所 市 室 市 室 防災危機管理局 防災危機管理局 防災危機管理局

162 み事項総合防災情報シ ステムの充実災害時の情報伝達の充実情報サービス事業者を活 した情報収集 伝達手段の拡充災害対策支援情報ネットワークシステムの運 震度計の更新災害情報等の収集 伝達方法の検証消防署等の整備消防 両 資機材等の充実消防活動 資機材 可搬式ポンプの整備大規模災害時の消防団連絡体制の充実消防団員の充 率の向上名古屋市消防団震災活動マニュアルの改訂消防職員の安全管理方針の改定 消防救急デジタル無線を整備するとともに 愛知県 度情報通信ネットワークに接続し広域通信基盤を整備する 1-6 消防局 18 防災 政無線の維持 補修のほ か 同報無線の更新により 津波の 防災危機管理局 72 浸水地域等への増強を実施する なごや減災プロジェクト の機 能を強化するとともに 情報サービ 防災危機管理局 73 ス事業者の活 拡充を図る 災害対策支援情報ネットワーク 第システムについて 安定運 を 1-6 防災危機管理局 う 確実に震度情報を計測するため 朽化した震度計の更新を実施す 1-6 防災危機管理局 75 る 災害情報伝達訓練を通して 情報 を扱う職員の能 向上を図るとと 1-6 防災危機管理局 76 もに 課題を検証する 災害時に地域防災活動拠点とな る消防署 出張所 消防団詰所につ 消防局 16 いて 順次改修 整備を う NBC 災害等の特殊災害対応を含 めた 消防 両 資機材の機能強化 2-2 消防局 17 を実施する 同時多発 災の消 及び延焼防 止のため 消防 救助 資機材や可 2-2 消防局 20 搬式ポンプを計画的に整備する 消防団の情報連絡体制を円滑に するため 必要となる資機材を整備 2-2 消防局 21 し 体制を随時検証する 消防団活動への 団しやすい環 境の整備に努め 充 率の向上を目 2-2 消防局 162 指す 震災時の消防団活動のマニュア ルの所要の改訂 周知を図るととも 2-2 消防局 163 に 随時検証する 津波警報等発令時における消防 職員の退避に関する基準を策定し 2-2 消防局 22 随時検証する 5章優先的な取り組

163 震災消防活動規準の改定大規模地震発 に備えた警防体制の構築応急的な救護所 等の救急資器材の整備非常 救急自動 の整備救急隊の増隊関係活動機関との連絡会議の開催関係活動機関との合同連携訓練の実施防災関係機関との情報共有 連携の強化災害広報マニュアルの整備自治体間の相互連携等の推進 多数の要救助者発 時における 活動の優先順位及び効率的な救助活動方法などを定めた震災消防活動規準を改定し 実効性を確保するため 訓練等により継続的に検証する 管内情勢把握 情報集約 消防部隊運 現場活動の視点を踏まえた活動方針を策定 警防体制を構築し 随時検証する 消防署所等への救護所の設置 運営のための救急資器材を整備する また 大規模災害発 時の救急需要に対応した救急資器材を整備する 大規模災害時への対応能 を向上させるため 非常時に運 する救急 を各消防署に拡充する 出動要請への平均 6 分以内の現場到着を目指し 救急隊を増隊する また 大規模災害発 時に予想される救急需要にも対応していく 陸上自衛隊 名古屋海上保安部 愛知県警察との連絡会議を開催し 連携強化を図る 陸上自衛隊 名古屋海上保安部 愛知県警察との連携強化のため 合同訓練を実施する 情報連絡体制を検証 体系化する また 防災関係機関職員の派遣受け れも視野にいれ 体制を強化する 災害時における広報 広聴体制を充実させるために 災害広報マニュアルの整備を推進し 随時検証する 他都市との応援協定や救援物資の受け れ等について検証しつつ 受援計画に関する調査 検討を う また 広域的な大災害に備えた合同図上訓練の実施や 愛知県や近隣市町村等との連携を推進する 2-2 消防局 消防局 消防局 消防局 消防局 消防局 消防局 防災危機管理局 77 防災危機管理局 1-6 市 室市 経済局 78 区役所 2-2 防災危機管理局関係局 (59)

164 み事項業務継続におけ る職員 OB との協 体制の検討被害想定を踏まえた動員 参集計画の整備の推進職員等の安否確認における手段の確 耐震性防 水槽の整備被災 間建築物応急危険度判定の整備 強化被災 間宅地危険度判定体制の整備災害ボランティア受 体制の充実災害ボランティアコーディネーターの養成災害対策住 リストの整備 災害時の 期的な職員不 に向け 全庁的に職員 OB を活 する際の方策 課題等を検討する 3-4 総務局防災危機管理局各局室区 60 津波浸水の恐れがある防災拠点 防災危機管理局 等について 参集計画の 直し 職総務局 3-4 員動員制度の動員 参集計画の整備市 経済局 6 を推進する 関係局区 職員等の安否確認を う手段を防災危機管理局 3-4 検討の上 確 し 運 する 総務局 8 既存防 水槽の調査結果をもと に実施設計をし 耐震補強 事を実 7-1 消防局 19 第施する 余震等による 次災害を防止す住宅都市局るため 応急危険度判定士登録者数 8-2 防災危機管理局を増やすとともに 判定資機材等の区役所整備等を図る 69 被災宅地危険度判定士の登録者 数を増やすとともに 判定実施体制 8-2 住宅都市局 70 の整備を進める 市 区災害ボランティアセンター 設置 運営ガイドの内容を検証し 市 活動団体 社会福祉協議会との 8-2 市 経済局 61 訓練を実施する 災害ボランティアコーディネー ターを養成するとともに 過去の受 8-2 市 経済局 156 講者へのフォローアップを う 災害時に必要とされる住 情報 を確保するため 学区別 町 丁目 8-3 市 経済局 68 別に住 リストを整備する 5章優先的な取り組

165 2 住宅 都市 事業名名古屋市建築物耐震改修促進計画の実施 間建築物の耐震診断及び耐震改修御岳休暇村の耐震対策中央卸売市場本場 北部市場の耐震対策 業研究所の耐震対策市営路外駐 場の耐震対策市有建築物の耐震化建築物における天井脱落対策の推進市営住宅の耐震対策図書館の耐震対策 間保育所の耐震改修補助家庭保育室の耐震対策 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 耐震化の進捗状況や社会情勢を勘案して計画を改定し 耐震化促進を実施する 間の 造住宅 非 造住宅等の耐震診断や耐震改修を促進するとともに 各種協議会と連携を図り啓発を推進する 御岳休暇村セントラル ロッジについて 耐震診断結果に基づき 必要な耐震改修を実施するなど耐震対策を う 中央卸売市場本場や中央卸売北部市場について 必要に応じた耐震対策を う リスクシナリオ No 所管局 震災対策実施計画事業 No 住宅都市局 82 住宅都市局 市 経済局 市 経済局 88 業研究所中間実験 場について 必要に応じた耐震対策を う 1-1 市 経済局 89 市営久屋駐 場及び市営古沢公園駐 場について 必要に応じた耐震対策を う 名古屋市建築物耐震改修促進計画に基づく未実施の施設について 耐震化を推進する 学校施設の屋内運動場等のほか 災害時重要な機能を果たす建築物や固定客席を有する建築物など 対策が必要な市有建築物の吊り天井について脱落対策を推進する 被害軽減のため 必要に応じた市営住宅の建替えや耐震改修を実施する 緑図書館 名東図書館について 必要に応じた耐震対策を う 新耐震基準を満たしていない保育所に対し 改築 改修にかかる費 について 補助を う 新耐震基準を満たしていない家庭保育室に対し 移転等にかかる費 について 補助を う 1-1 住宅都市局 住宅都市局関係局 住宅都市局市 経済局教育委員会関係局 91 (92) 1-1 住宅都市局 教育委員会 ども 少年局 ども 少年局

166 み事項留守家庭児童健 全育成事業施設の耐震化促進東 動植物園内施設の耐震対策地下街の防災対策の促進大規模盛 造成地の調査地震 災等を考慮した都市防災施設に関する施策の推進 造住宅密集地域等の改善に関する施策の推進接道許可による 造住宅密集地域の改善市施 地区画整理事業の推進住宅市街地総合整備事業の推進都市防災不燃化促進事業の推進 朽 造住宅の除却等による 造住宅密集地域の改善 耐震化未対応の 家で運営する育成会へ 移転経費を補助するとともに 家賃補助の限度額を上げることにより 耐震化を促進する 1-2 ども 少年局 81 来園者の安全を守るとともに 化的価値の い施設の倒壊を防ぐ 1-2 緑政 局 94 ため 耐震対策を う 大規模地震時に地下街利 者の 安全確保を図るため 地下街の安心避難対策ガイドライン を活 し 1-1 住宅都市局 - た地下街の防災対策を促進する 大規模盛 造成地の滑動崩落に 第対する安全性確認のため 調査手法 1-1 住宅都市局 を検討 調査を実施する 震災に強いまちづくり方針 に 定められた都市防災施設の計画と住宅都市局 整備方針に基づき 施策を推進す関係局 111 る 震災に強いまちづくり方針 に 定められた 造住宅密集地域等の 防災性向上に向けた施策展開の考 え方に基づき 地域の特性や主体性 8-3 住宅都市局 118 を尊重した防災まちづくりを推進 する 造住宅密集地域内において 接 道許可対象路線となる特定通路の 調査を い 建築審査会の了承を得て特定通路を増やすことで 接道し 住宅都市局 (118) ていない 朽 造住宅の建替えを 促進する 大曽根北地区はじめ5 地区にお いて 道路 公園等の公共施設を整 住宅都市局 119 備改善する 大曽根北地区 筒井地区 葵地区 において 朽住宅の除却や公共施 住宅都市局 121 設の整備を実施する 不燃化促進区域において 不燃建 113 築物への建替助成により 沿道建築 住宅都市局 123 物の不燃化を推進する 造住宅が密集している地区に おいて 朽 造住宅の除却助成や (112) 住宅都市局 活こみち整備促進事業等を実施 (122) する 5章優先的な取り組

167 地域まちづくりの推進防災協 農地登録制度の推進避難地の整備津波避難ビル指定等の推進津波を考慮した都市防災施設に関する施策の推進栄地区まちづくりプロジェクトの推進都市再 安全確保計画等の作成 運 間再開発事業による帰宅困難者収容施設等の導 の促進名古屋駅周辺地下公共空間の整備推進帰宅困難者対策の推進災害応急 井 の指定の推進 地域まちづくりの考えをもとに 防災性向上のためのルール作り等の活動に対し 助成制度等を活 して支援を う 市 の一時避難場所や災害復旧 資材置場として使 可能な農地の登録を推進する 広域避難地 一次避難地に指定されている都市計画公園の整備を推進する 市所管施設 市以外の公共施設 間建築物の津波避難ビルの指定等を推進する 震災に強いまちづくり方針 に定める 津波災害を考慮した避難路等の都市防災施設の計画と整備方針を推進する 栄地区グランドビジョンの実現を図る中で 久屋大通公園の広域避難場所としての防災機能強化を図る 主要交通結節点周辺における安全確保と都市機能継続のため 官 連携による共通ルール確 や情報伝達施設等の整備などのソフト ハード対策を実施する 公共貢献施設の活 により 帰宅困難者を一時収容できる施設や備蓄倉庫等の導 を促進する 名古屋駅地区からささしま 名駅南地区を結ぶ地下公共空間を整備し 帰宅困難者を一時収容できる施設の確保に努める 名古屋駅地区での帰宅困難者対策の検討を踏まえ 一 帰宅を抑制するための方針を策定し 他地域での対策についても推進する 応急給水体制の補完として 活 水として地下水を提供できる事業場を指定する 住宅都市局 緑政 局 緑政 局 防災危機管理局関係局区 住宅都市局 住宅都市局 住宅都市局防災危機管理局 住宅都市局 住宅都市局 防災危機管理局 環境局

168 み事項水道基幹施設の 改築 更新及び耐震化配水管の更新及び耐震化下水道基幹施設の改築 更新及び耐震化下水管の改築 更新及び耐震化 中学校等における非構造部材等の耐震対策 涯学習センター等における窓ガラス飛散防止対策応急仮設住宅配置計画図及び応急仮設住宅建設候補地台帳の整備 浄水場などの水道基幹施設について 改築 更新に合わせて耐震化を進める 6-2 上下水道局 106 給水を確保するべき施設へ る配水管を優先して耐震化を進める 6-2 上下水道局 107 水処理センターなどの下水道基 幹施設について 地震発 時でも一定の下水処理機能等を確保できる 6-3 上下水道局 105 よう耐震化を進める 避難所と水処理センターを結ぶ 下水管をはじめとする重要な幹線 6-3 上下水道局 108 等を優先して耐震化を進める 第 朽化した校舎等を改修すると ともに 窓ガラスの飛散防止など非 6-5 教育委員会 95 構造部材の耐震対策を実施する 避難所施設に指定されている施 設について 出 部分等の窓ガラ 6-5 教育委員会 96 スの飛散防止対策を う 着 までの時間短縮を図るため 応急仮設住宅配置計画図を作成 保管し 既存の応急仮設住宅建設候補 8-6 住宅都市局 66 地台帳も更新する 5章優先的な取り組

169 3 保健医療 福祉 事業名災害拠点病院としての市 大学病院及び市 病院の医療機能の充実診療場所等の情報を市 へ円滑に提供するためのマニュアルの策定医療機関との情報連絡に関するマニュアルの策定休日急病診療所等の改築補助災害時における医薬品等の調達及び供給災害時におけるお薬手帳の活 の啓発医療関係者との連絡会議の開催被災者の健康保持のための啓発の推進 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 市 大学病院 東部医療センター及び 部医療センターにおいて 災害対応備品の維持 更新や災害対応訓練を実施する 災害時に救護所や医療機関等の診療場所 診療科 診療時間等の医療情報を市 へ円滑に周知するため 保健所が う情報提供方法等についてのマニュアルを策定し 随時検証する 災害時に地域の医療機関の被災状況や患者受 状況等の情報を円滑に収集するため 保健所が う医療機関との連絡方法等についてのマニュアルを策定し 随時検証する 医療救護本部となる各休日急病診療所等について 朽化に対する改築補助を実施する 災害時に必要となる医薬品等の調達及び供給について関係機関と連携し その充実を図るとともに 調達及び供給マニュアルを改定し 随時検証を う 発災後 服薬履歴などの情報を医師等に円滑に引き継ぐため お薬手帳の災害時携帯につき啓発を う 災害時に医療資源の調整等を実施するにあたり 平時から名古屋医療圏地域災害医療部会を開催し 連携体制等の検討を進める 避難所 活に備え 保健師等による啓発を うとともに 保健師を対象とした災害対応能 向上の研修等を う リスクシナリオ No 総務局病院局 所管局 震災対策実施計画事業 No 健康福祉局 健康福祉局 健康福祉局 健康福祉局 (55) 2-5 健康福祉局 健康福祉局 健康福祉局

170 み事項災害時要援護者 の避難場所の充実 避難所における福祉避難スペースの確保を進めるとともに 福祉避難所について 事業者に協 を呼び掛け 指定数の増加を図る 6-5 健康福祉局防災危機管理局区役所 38 4 エネルギー 事業名非常 電源設備の機能強化非常 電源の燃料調達体制の構築防災拠点における安定したエネルギー確保策の検討 5 情報通信事業名情報システムの安定的な運 避難所の通信機能の維持 6 産業 経済事業名事業継続計画の策定支援事業 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) リスクシナリオ No 所管局 震災対策実施計画事業 No 第市役所 区役所や消防署等におい総務局 て 非常 発電機の機能強化を図る市 経済局 ための方策を検討 整備を推進す消防局 6-1 る 区役所 発災時に必要となる燃料の種類 防災危機管理局や数量を検討し 燃料供給業者と調 関係局区達に関する協定の締結を推進する 防災拠点における地震時の安定 防災危機管理局 したエネルギー確保に向け 耐震性 総務局の低い設備の更新やエネルギー源 6-5 環境局 - の多様化に向けた検討を う 関係局区 震災対策事業概要リスクシナリオ所管局実施計画 ( 平成 30 年度までの 込み ) No 事業 No 重要度に応じた 情報システムの 損傷対策等の対策のほか 安定運 のための職員の人材育成 運 保守各局室区 業者との協 体制の構築を実施す 64 る 避難所となる市 中学校の通 信機能を維持するため 必要に応じ 6-5 て防災 政無線の移設を う 防災危機管理局 41 震災対策事業概要リスクシナリオ所管局実施計画 ( 平成 30 年度までの 込み ) No 事業 No 事業継続計画に関する普及啓発 を うとともに 中 企業の事業継 5-1 市 経済局 169 続計画の策定支援事業を実施する 5章優先的な取り組

171 7 交通 物流事業名緊急輸送道路の整備橋りょうの耐震対策橋りょうの維持 補修電線類の地中化ライフラインの耐震対策の要請緊急輸送道路等の応急対策業務に関する合同防災訓練の実施緊急輸送道路等啓開計画の策定道路附属物等の 朽化対策街路灯の更新 補修 道舗装の補修道路被害情報の収集 提供 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 災害時に緊急輸送を迅速かつ円滑に う緊急輸送道路網の形成を図るための整備を実施する 緊急 両 物資の輸送ルートを確保するため 緊急輸送道路の橋りょうの耐震補強や改築を実施する 迅速かつ安全な避難 動や救援活動が確実にできるよう 橋りょうの補修を計画的に実施する 緊急輸送道路 避難空間の確保や消 救助活動の円滑化のため 電線共同溝による電線類の地中化を実施する 緊急輸送ルート確保のため 緊急輸送道路下にあるライフライン管理者に対し 管路等の耐震対策を早期に進めるよう要請する 緊急輸送道路等の応急対策を円滑に い 協 事業者との協定の実効性を確保するため 関係機関による合同防災訓練を実施する 緊急輸送等に係る必要な関係機関との連携を図りながら 道路の啓開に関する計画を策定し 随時検証する 道路附属物等のうち道路利 者への影響が い施設について点検及び修繕を実施し 防災性の向上を図る 街路灯を適切に維持管理することで 災害時におけるの倒壊を防ぐ 迅速かつ安全な避難 動や救援活動のため 舗装道補修や路 下空洞の調査 補修を着実に実施する 市管理道路情報を収集 整理し 道路管理者間の共有とともに 日本道路交通情報センターを通じ 道路利 者への提供を う リスクシナリオ No 所管局 震災対策実施計画事業 No 緑政 局 130 緑政 局 102 緑政 局 132 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局

172 み事項 総合駅連絡 通路橋の耐震対策 間鉄道施設の耐震化の促進市バス 地下鉄施設の耐震対策地下鉄構造物の耐震対策地下鉄施設の津波対策名古屋港の港湾機能強化大規模 売業者等との協定締結の推進大規模 売業者等との連絡会議の開催物資集配拠点マニュアルの策定 8 農林水産事業名 地改良区の排水機場の 寿命化 総合駅連絡通路橋について 耐震診断結果に基づき 耐震対策を う 大規模地震時における鉄道利 者の安全確保を図るとともに 鉄道網及び緊急輸送道路等を確保するため 間鉄道施設の耐震化を促進する 駅施設などの施設のうち 耐震性能が確保されていない施設について耐震対策を進める 架及び地下構造物の柱等につ 住宅都市局 住宅都市局 交通局 98 第いて 東日本大震災の被災状況を踏 まえ さらなる耐震補強 事を実施 6-4 交通局 する 駅出 等地下鉄施設について 現在の止水設備の津波に対する有効性について調査 検討し 対策を 交通局 109 実施する 名古屋港管理組合が実施する港 湾施設の整備 機能強化を促進す る 住宅都市局 100 市内の事業者等から物資が調達 できない場合に備えて 大規模 売 2-1 市 経済局 52 業者等との協定締結を推進する 物資調達を円滑なものとするた め 協定締結事業者との連絡会議を 2-1 市 経済局 53 開催し 連携強化を図る 災害時に救援物資の受け れ等 会計室 を う市内 5 箇所の物資集配拠点 財政局 について 施設管理者と調整の上 2-1 市 経済局 51 各物資集配拠点マニュアルを策定 健康福祉局 し 随時検証する ども 少年局 震災対策事業概要リスクシナリオ所管局実施計画 ( 平成 30 年度までの 込み ) No 事業 No 地改良区所管の排水機場につ いて 朽化している排水ポンプの 修繕など必要な措置を講じる 緑政 局 136 5章優先的な取り組

173 9 地域保全 事業名名古屋港の防災機能強化河川堤防の耐震対策 津波対策排水施設の耐震対策津波浸水区域の湛水排除に関する検討河川台帳の調製河川の整備排水路の改良 補修ポンプ施設の更新 整備地盤沈下状況の把握 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) リスクシナリオ No 名古屋港管理組合等が実施する防 災施設の整備 機能強化を促進する 崎川については継続して堤防整備を実施し その他の河川については耐震調査に基づき必要な堤防整備を実施する 河川管理施設 ポンプ所や大規模な有堤ため池については必要な耐震 津波対策を推進する また 液状化が想定される緊急輸送道路内の排水路の耐震対策を実施する 津波により 期湛水が想定される区域の湛水排除を うため 国 県等と連携した作業手順を検討する 堤防等の被害に対し早期復旧できるよう 河川管理施設や許可 作物を取りまとめた河川台帳を調製する 早期改修の必要性の い堀川 崎川などについて 河川整備に合わせ耐震性の対策を進め 防災性の向上を図る 陥没等による道路交通障害の防止と被災時の円滑な内水排除のため 排水路の健全化並びに防災性の向上を図る ポンプ設備について必要な機能整備などを実施し 防災性の向上を図る 一級水準測量を うとともに 観測井 における地下水位 地盤収縮量の観測を い 地盤沈下の状況を毎年公表する 所管局 震災対策実施計画事業 No 住宅都市局 100 緑政 局 103 緑政 局 104 緑政 局上下水道局 67 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 環境局

174 10 環境み事項事業名アスベストの飛散防止災害廃棄物処理計画の策定環境放射線モニタリング等の実施 11 地利 事業名街区の世界座標化の推進オープンスペースに係る利 計画の策定に向けた検討駅そばまちづくりの推進 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) アスベストが使 されている市有建築物における措置状況の調査や除去を うとともに 間も含めたアスベスト使 建築物の情報の把握や所有者への啓発を う 多量の災害廃棄物が発 するため 地域の衛 環境の確保及び復旧 復興事業を円滑に進めることが リスクシナリオ No 7-5 環境局関係局 所管局 震災対策実施計画事業 No (117) 8-1 環境局 65 第可能となるように その収集 処理のための計画を策定する モニタリングポストによる空間放 射線量率の常時監視のほか 可搬型 測定機器を いた測定を実施し 市 に対して情報提供できる体制の整環境局備を う また 非常時における屋 7-5 防災危機管理局内退避や飲料水 品等の摂取制限関係局の可能性について周知啓発を図る - なお 安定ヨウ素剤の備蓄及び服 については 国の動向や他の地方公 共団体からの情報収集等を う 震災対策事業概要リスクシナリオ所管局実施計画 ( 平成 30 年度までの 込み ) No 事業 No 液状化現象等により不明確とな った街区の位置を復元するため 街 8-5 緑政 局 141 区の世界座標データ化を実施する 災害時の活動拠点や復旧時にお 防災危機管理局 ける災害廃棄物の処理 応急仮設住 環境局 宅の建設等に必要となるオープン 住宅都市局 - スペースの利 計画策定に向けた 緑政 局 検討を う 関係局 集約連携型都市構造 の実現に 向け 地利 や施設 地のあり方 等について 将来的な人 減少や災 - 住宅都市局 - 害リスクを考慮した上で 地適正 化計画等の検討を う 5章優先的な取り組

175 2) 横断的分野 1 リスクコミュニケーション 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 避難所運営などの災害対応の場において 自ら主体的に 動できる人を 男 ともに増やすことを目指す 外国人市 に対し 防災や災害についての基本的な知識を提供するための啓発事業を実施する 防災イベントを開催するとともに 各種団体のイベント等へ参画し 自助 の重要性について普及啓発を う 地震によるライフラインの断絶等の被害を防ぐため 有地内の 朽化した埋設管の耐震化等について広報や展 の機会を活 した周知啓発を図る 震災当時の経験や復興に向けた現状などを市 に伝える講演会を開催する 地域住 の自主防災対策 避難 動に備えるため 啓発媒体であるハザードマップやアプリを更新する 家庭内や事業所における家具等の転倒 落下防止対策や備蓄等の防災対策の実施を啓発する 事業名男 平等参画の視点から考える防災についての意識啓発外国人防災啓発事業の実施市 向け防災に関するイベントによる普及啓発ライフライン途絶対策に関する周知啓発市 向け被災地支援講演会の開催防災啓発媒体の更新市 及び事業所の自助 向上の促進防災セミナー 訪問指導等の実施防災まちづくり地図情報の提供市 の防災意識を める講座 事業の実施地震災害に関する歴史的 献の公開災害に関する歴史の調査 地域住 等を対象として 災 救急 地震 風水害 津波等に関する防災講習や訪問指導等を実施する 名古屋市都市計画情報提供サービスにおいて 地震災害危険度に関する情報を掲載する 各区の 涯学習センターにおいて 区の実情にあった防災に関する講座 事業を実施する 鶴舞中央図書館所蔵の地震災害に関する歴史的 献が含まれる貴重図書をインターネット上で公開する 歴史の調査を い 防災 減災意識の向上と 近な災害リスクへの啓発手法として活 する 総務局区役所 所管局 震災対策実施計画事業 No 市 室 143 防災危機管理局区役所 防災危機管理局 防災危機管理局 145 防災危機管理局 146 消防局 消防局 住宅都市局 149 教育委員会 150 教育委員会 151 防災危機管理局区役所

176 み事項港防災センター 等の施設の効率的運 による啓発の推進自主防災組織の活動支援防災安心まちづくり事業の推進防災に関する教員研修の実施保育所 所児童への防災教育の推進児童 徒への防災教育の推進保育所 所児童の保護者への防災教育の推進児童 徒の保護者の防災意識の啓発 港防災センターや名古屋大学減災館等について 一体的かつ効率的な運 方策を検討 実施する また 大学の知 をさらに取り れるなどの啓発事業の充実を図る 防災危機管理局 153 新たに町内会 自治会が結成された地域にお ける自主防災組織の結成を促進するとともに 消防局 158 既存自主防災組織に対する支援を う 住 参画型の防 防災活動の展開や地域と事 159 業所との覚書の締結等の支援協 体制づくりを消防局 173 推進する 経験年数や職務に応じた防災に関する研修を実施し 教員の防災意識の向上を図る 教育委員会 174 第保育所等において 危機管理マニュアルに基 づき 避難訓練や待機 引き取り訓練等を実施 ども 少年局 175 する なごやっ 防災ノート を作成し 児童 徒に配付するとともに 児童 徒の待機 教育委員会 176 引き取り等の防災訓練を実施する 保育所等において 園だより などを活 した防災意識の向上につながる情報の提供や 児童の避難訓練への参加の呼びかけなどを ども 少年局 177 う 児童 徒が なごやっ 防災ノート より 学習した防災知識等を 保護者へ伝え 話し合 教育委員会 178 うことにより 保護者の防災意識の啓発を図る 5章優先的な取り組

177 2 朽化対策事業名 道舗装の補修 再掲 街路灯の更新 補修 再掲 道路附属物等の 朽化対策 再掲 橋りょうの維持 補修 再掲 排水路の改良 補修 再掲 ポンプ施設の更新 整備 再掲 河川の整備 再掲 地改良区の排水機場の 寿命化 再掲 水道基幹施設の改築 更新及び耐震化 再掲 配水管の更新及び耐震化 再掲 下水道基幹施設の改築 更新及び耐震化 再掲 下水管の改築 更新及び耐震化 再掲 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 迅速かつ安全な避難 動や救援活動のため 舗装道補修や路 下空洞の調査 補修を着実に実施する 街路灯を適切に維持管理することで 災害時における街路灯の倒壊を防ぐ 道路附属物等のうち道路利 者への影響が い施設について点検及び修繕を実施し 防災性の向上を図る 迅速かつ安全な避難 動や救援活動が確実にできるよう 橋りょうの補修を計画的に実施する 陥没等による道路交通障害の防止と被災時の円滑な内水排除のため 排水路の健全化並びに防災性の向上を図る ポンプ設備について必要な機能整備などを実施し 防災性の向上を図る 早期改修の必要性の い堀川 崎川などについて 河川整備に合わせ耐震性の対策を進め 防災性の向上を図る 地改良区所管の排水機場について 朽化している排水ポンプの修繕など必要な措置を講じる 浄水場などの水道基幹施設について 改築 更新に合わせて耐震化を進める 給水を確保するべき施設へ る配水管を優先して耐震化を進める 水処理センターなどの下水道基幹施設について 地震発 時でも一定の下水処理機能等を確保できるよう耐震化を進める 避難所と水処理センターを結ぶ下水管をはじめとする重要な幹線等を優先して耐震化を進める 所管局 震災対策実施計画事業 No 緑政 局 127 緑政 局 128 緑政 局 129 緑政 局 132 緑政 局 133 緑政 局 134 緑政 局 135 緑政 局 136 上下水道局 106 上下水道局 107 上下水道局 105 上下水道局

178 3 研究開発み事項事業名 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 所管局 震災対策実施計画事業 No 産学官 広域連携 事業名関係活動機関との連絡会議の開催 再掲 関係活動機関との合同連携訓練の実施 再掲 基幹となる広域防災拠点の整備検討 再掲 自治体間の相互連携等の推進 再掲 防災関係機関との情報共有 連携の強化 再掲 震災対策事業概要所管局実施計画 ( 平成 30 年度までの 込み ) 事業 No 第陸上自衛隊 名古屋海上保安部 愛知県警察との連絡会議を開催し 連携強化を図る 消防局 陸上自衛隊 名古屋海上保安部 愛知県警察との連携強化のため 合同訓練を実施する 消防局 15 基幹となる広域防災拠点の整備について 国 県等関係機関との検討を う 防災危機管理局 58 他都市との応援協定や救援物資の受け れ等 について検証しつつ 受援計画に関する調査 防災危機管理局検討を う また 広域的な大災害に備えた合関係局同図上訓練の実施や 愛知県や近隣市町村等と (59) の連携を推進する 情報連絡体制を検証 体系化する また 防 災関係機関職員の派遣受け れも視野にいれ 防災危機管理局 77 体制を強化する 5章優先的な取り組

179 2. 風水害対策 (1) 主な指標リスクシナリオの回避に向けて本市が取り組む施策の進捗状況を把握するための主な指標を設定し 8 つの事前に備えるべき目標ごとに整理する それぞれ現状値については平成 26 年度末を基本とし 平成 30 年度までの取り組み内容としての目標値を掲げる 目標値欄に が記載されている指標については 原則として 現状値欄には平成 26 年度における事業量を 目標値欄には平成 26 年度 ~30 年度の 5 年間の見込み事業量を掲載 1) 大規模自然災害が発 したときでも人命の保護を最大限図る 洪水等からの浸水を防ぐための河川整備を進めるとともに 豪 による浸水の軽減のため 水貯留施設の設置を進める また 地域と事業所との支援協 に関する覚書の締結数の増加や すべての町内会 自治会において助け合いの仕組みづくりを推進するなど 地域防災 の向上を図る リスクシナリオ No 1-4 指標名 現状値 (26 年度 ) 目標値 (30 年度 ) 堀川の整備率 35.7% 40% 緊急 水整備事業の整備率 77.6% 93.9% 1-5 公園がけ崩れ危険箇所対策実施箇所数 18 箇所 22 箇所 1-6 大規模災害時における地域と事業所との支援協 に関する覚書の締結数 災害時外国人支援ボランティア研修の受講者数 ( 延べ人数 ) 助け合いの仕組みづくりの取り組み実績のある町内会 自治会の割合 1,115 件 1,550 件 698 人 1,000 人 65.4% 100% 防災に関する研修を受講したことのある教員の割合 65% 100%

180 2) 大規模自然災害発 直後から救助 救急 医療活動等を迅速に うみ事項避難所避難者等に物資を供給するため 糧及び 活必需品の備蓄を うとともに 大規模 売業者等と災害時物資供給協定の締結を推進する また 通常時に運 する救急 とは別に 非 常時に運 する救急 を各消防署に拡充する リスクシナリオ No 2-1 指標名 現状値 (26 年度 ) 目標値 (30 年度 ) 災害救助物資 ( 糧 ) の備蓄数 40 万 151 万 災害救助物資 ( 布 ) の備蓄数 7.1 万枚 27.6 万枚 災害時物資供給協定の締結事業者数 23 事業者 26 事業者 物資集配拠点マニュアル整備済の拠点箇所数 4 箇所 5 箇所第市役所 区役所 消防署における非常 発電機稼働時 2-3 平均約 8 時間平均 72 時間間 3) 大規模自然災害発 直後から必要不可 な 政機能は確保する防災活動拠点となる市役所 区役所 消防署において 停電時にも災害対応活動を維持すべく 非常 発電機の機能強化を図るとともに 各局室区の職員 防災備蓄物資について 被災地外からの物資調達が可能となるまでの目安となる 3 日分を確保する リスクシナリオ現状値目標値指標名 No (26 年度 ) (30 年度 ) 市役所 区役所 消防署における非常 発電機稼働時間平均約 8 時間平均 72 時間 再掲 日分の職員 糧備蓄の確保ができている局室区の約 3% 100% 割合 4) 大規模自然災害発 直後から必要不可 な情報通信機能は確保する防災活動拠点となる市役所 区役所 消防署において 3 日分の非常 発電を確保し 災害発 直後の情報システムの安定的な運 に向けた体制を整える リスクシナリオ現状値目標値指標名 No (26 年度 ) (30 年度 ) 市役所 区役所 消防署における非常 発電機稼働時間 4-1 平均約 8 時間平均 72 時間 再掲 章優先的な取り組

181 5) 大規模自然災害発 後であっても 経済活動 ( サプライチェーンを含む ) を機能不全に陥らせない 事業継続計画に関する普及啓発や中 企業に対する策定支援を実施するとともに 緊急輸送道 路網の形成を図るための整備を う リスクシナリオ No 指標名卸売 売 サービス業 5 人以上 製造業 その他の業種 20 人以上の中 企業の事業継続計画策定割合緊急輸送道路網の整備箇所数維持管理計画に基づき予防保全型の補修に着手した橋りょうの割合 現状値 (26 年度 ) 目標値 (30 年度 ) 14.1% 25% 事業中 8 箇所 完了 6 箇所 33% 70% 6) 大規模自然災害発 後であっても 活 経済活動に必要最低限の電気 ガス 上下水道 燃料 交通ネットワーク等を確保するとともに これらの早期復旧を図る 地下鉄駅において 出 の止水板を改修するなど 浸水対策を実施する また 避難所の給 排水が利 できない場合に備え 災害 トイレの備蓄を増やすとともに 避難所の開設 運営訓 練等の全学区での実施や 災害時要援護者の避難場所となる福祉避難所の拡充を進める リスクシナリオ No 指標名 緊急輸送道路網の整備箇所数 再掲 維持管理計画に基づき予防保全型の補修に着手した橋りょうの割合 再掲 現状値 (26 年度 ) 事業中 8 箇所 目標値 (30 年度 ) 完了 6 箇所 33% 70% 舗装道の補修 積 42ha 262ha 街路灯の更新数 2,796 基 3,837 基 街路樹の更新 撤去数 4,700 本 地下鉄施設の浸水対策整備箇所数 92 箇所 避難所等における災害 トイレ ( 下水道直結式 ) の備蓄数 777 基 800 基 避難所等における災害 トイレ ( くみ取り式 ) の備蓄数 522 基 1,900 基 避難所等における災害 トイレ ( 簡易パック式 ) の備蓄数 106 万回分 270 万回分 避難所等における災害 簡易洋式便座の備蓄数 - 7,500 個 避難所開設 運営訓練等の学区実施率 93.2% 100% 福祉避難所数 97 箇所 110 箇所

182 5章優先的な取り組み事項7) 制御不能な 次災害を発 させない 円滑な排水を可能とするために排水路の改良やポンプ所の整備 更新等を進めるとともに 農 業 水路の改修 補修や 地改良区内にあり 朽化が進んでいる排水機場について改修を う リスクシナリオ No 指標名 現状値 (26 年度 ) 目標値 (30 年度 ) 堀川の整備率 再掲 35.7% 40% 排水路の改良延 6.9km 16.6km 第7-4 農業 水路の改良 609m 3,809m 整備 更新等を実施したポンプ所数 15 箇所 89 箇所 地改良区の排水機場の改修 事実施箇所数 着手 2 箇所 完了完了 1 箇所 5 箇所 8) 大規模自然災害発 後であっても 人 や企業の流出を回避し 地域社会 経済が 迅速に再建 回復できる条件を整備する 災害廃棄物を適正かつ迅速に処理するための計画を策定するほか 復旧 復興を担う人材とし て 被災宅地危険度判定士の登録者数や災害ボランティアコーディネーター養成講座の修了者数 の増加を図る また 堤防等に被害が じた場合に早期の原状復旧を可能とするための河川台帳 の調製や 砂災害の発 等により不明確となった街区の位置を復元するための街区の世界座標 データ化を進める リスクシナリオ現状値目標値指標名 No (26 年度 ) (30 年度 ) 8-1 災害廃棄物処理計画の策定 未策定 策定 被災宅地危険度判定士の登録者数 74 人 90 人 8-2 災害ボランティアコーディネーター養成講座の修了者数 1,083 人 1,400 人 8-5 河川台帳調製済みの河川数 22 河川 24 河川街区の世界座標データ化済みの市域 積の割合 21.2% 50% 程度

183 (2) 主な事業 リスクシナリオの回避など 地域の強靱化に向けて本市が取り組む主な事業を施策分野ごと に位置づけ 各事業の概要や関連する主なリスクシナリオ番号 所管局を す 1) 個別施策分野 1 政機能 / 警察 消防等 ( 政機能 ) 事業名防災活動拠点等の機能確保策の検討 事務所の機能の維持 強化災害時の対応マニュアルによる訓練 検証職員の健康管理 メンタルヘルスケア体制の構築職員 防災備蓄の確保災害救助 物資の備蓄避難所でのペットへの対応についてのガイドラインの周知避難所への情報提供の仕組みの検討避難所運営マニュアルの整備の推進 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 発災後に災害対応活動が維持できない恐れがある防災活動拠点等について 機能確保に関する各種方策を検討の上 必要に応じて対策を推進する 関係機関との合同防災訓練の実施 業務継続体制の拡充により 機能の維持 強化を図る 3-4 災害時の対応マニュアルの実効性を確保するため 訓練等により継続的に検証する 心 ともに困難な災害対応を強いられることを想定し 職員の健康管理 メンタルヘルスケア体制を検討 構築する 被災地外からの物資調達が可能となるまでの目安となる 3 日分の職員 防災備蓄物資について 検討の上 確保を進める 避難所避難者等に物資を供給するため 糧及び 活必需品の備蓄を う ペットとの同 避難が可能とされている市 中学校において 円滑にペットの受け れ等の対応が可能となるよう ペットの飼育場所の事前の選定や受け れに関する判断基準等を したガイドラインの周知を図るとともに 随時検証する 避難 安否情報や 活関連情報等の災害時に必要な情報を 避難所において随時提供する仕組みを検討し 訓練等により継続的に検証する 各避難所の実情に応じて 避難所ごとのマニュアルの整備を推進する リスクシナリオ No 所管局 防災危機管理局関係局区 緑政 局 3-4 各局室区 3-4 総務局 3-4 防災危機管理局各局室区 健康福祉局 6-5 健康福祉局 防災危機管理局市 室区役所 防災危機管理局区役所

184 み事項被害想定を踏 まえた避難所の機能確保策の検討避難所開設 運営訓練の充実 災害 トイレの備蓄 復興イメージトレーニング 避難所の機能確保に必要な各種方策について順次検討し 必要に応じて対策を推進する 6-5 市 参加型の避難所運営等に関する講習や訓練を全学区に拡大する 避難所の給排水が利 できない場合に備え避難所の災害 トイレの備蓄数を増やすとともに 他都市及び 間事業者から調達する体制を整備する 職員を対象にワークショップ形式で復興のシナリオを描く復興イメージトレーニングを 防災危機管理局関係局区 の実施実施する 第迅速な復興を可能にするため 活 産業 防災危機管理局災害復興計画住宅 市街地などの再建に係る復興課題を踏ま総務局策定に係る体 えた災害復興計画策定に る一連のプロセス住宅都市局制の検討及び体制等について検討を う 関係局 1 政機能 / 警察 消防等 ( 警察 消防等 ) 事業概要リスクシナリオ事業名 ( 平成 30 年度までの 込み ) 所管局 No 洪水 内水はん濫 砂災害の危険性など 総合水防訓練の 防災危機管理局地域の特性を考慮した 応急対策や避難 誘導実施 区役所を含む実践的な訓練を実施する 市内の 量 河川水位の状況や気象情報を把防災危機管理局水防情報システ握する水防情報システムの安定運 を うと 緑政 局ムの運 ともに 市 への水防に係る情報提供の充実を 上下水道局図る 台風や大 時に 道路や河川などにおける危道路 河川等監険箇所の状況把握のため 設置しているカメラ 視情報システム緑政 局による画像情報を提供するシステムの安定運 4-2 の運 を う 水防法改正に伴円滑かつ迅速な避難情報の提供を図るため 防災危機管理局う水位周知体制水位到達情報を適切に周知する体制の構築を 1-6 関係局の構築進める 地域の自主的な活動として 災害時要援護者助け合いの仕組の迅速な安否確認や避難支援を うため 避難防災危機管理局 みづくりの推進 動要支援者名簿の作成 地域への提供を通じ健康福祉局て 助け合いの仕組みづくりを推進する 災害時外国人支災害時に外国人をサポートするボランティ援ボランティア 1-6 市 室アの養成を目的とした研修を実施する 研修の実施 環境局 防災危機管理局区役所 住宅都市局 5章優先的な取り組

185 災害時の外国人支援体制の充実職員の各種防災研修 防災訓練の実施総合防災情報システムの充実災害時の情報伝達の充実情報サービス事業者を活 した情報収集 伝達手段の拡充災害対策支援情報ネットワークシステムの運 災害情報等の収集 伝達方法の検証消防署等の整備消防 両 資機材等の充実消防活動 資機材 可搬式ポンプの整備大規模災害時の消防団連絡体制の充実消防団員の充 率の向上応急的な救護所 等の救急資器材の整備非常 救急自動 の整備 災害語学ボランティアの管理運営やウェブサイト等による多 語での情報提供 外国公館等との連携などに取り組む 各種防災研修を実施するとともに ロールプレイング方式の図上訓練 情報伝達訓練等の各種防災訓練を実施する 1-6 市 室 防災危機管理局 消防救急デジタル無線を整備するとともに 愛知県 度情報通信ネットワークに接続し広 1-6 消防局 域通信基盤を整備する 防災 政無線の維持 補修のほか 同報無線の更新により 津波の浸水地域等への増強を実施する なごや減災プロジェクト の機能を強化するとともに 情報サービス事業者の活 拡充を図る 災害対策支援情報ネットワークシステムについて 安定運 を う 災害情報伝達訓練を通して 情報を扱う職員の能 向上を図るとともに 課題を検証する 1-6 災害時に地域防災活動拠点となる消防署 出張所 消防団詰所について 順次改修 整備を う NBC 災害等の特殊災害対応を含めた 消防 両 資機材の機能強化を実施する 災害時の対応のため 消防 救助 資機材や可搬式ポンプを計画的に整備する 消防団の情報連絡体制を円滑にするため 必要となる資機材を整備し 体制を随時検証する 消防団活動への 団しやすい環境の整備に努め 充 率の向上を目指す 消防署所等への救護所の設置 運営のための救急資器材を整備する また 大規模災害発 時の救急需要に対応した救急資器材を整備する 大規模災害時への対応能 を向上させるため 非常時に運 する救急 を各消防署に拡充する 防災危機管理局 防災危機管理局 1-6 防災危機管理局 消防局 2-2 消防局 2-2 消防局 2-2 消防局 2-2 消防局 2-2 消防局 2-2 消防局 防災危機管理局

186 み事項救急隊の増隊 関係活動機関との連絡会議の開催関係活動機関との合同連携訓練の実施防災関係機関との情報共有 連携の強化災害広報マニュアルの整備自治体間の相互連携等の推進被害想定を踏まえた動員 参集計画の整備の推進職員等の安否確認における手段の確 被災 間宅地危険度判定体制の整備災害ボランティア受 体制の充実災害ボランティアコーディネーターの養成災害対策住 リストの整備 出動要請への平均 6 分以内の現場到着を目指し 救急隊を増隊する また 大規模災害発 時に予想される救急需要にも対応していく 2-2 消防局 陸上自衛隊 名古屋海上保安部 愛知県警察との連絡会議を開催し 連携強化を図る 2-2 消防局 陸上自衛隊 名古屋海上保安部 愛知県警察との連携強化のため 合同訓練を実施する 2-2 消防局 情報連絡体制を検証 体系化する また 防災関係機関職員の派遣受け れも視野にい 2-2 防災危機管理局 第れ 体制を強化する 防災危機管理局災害時における広報 広聴体制を充実させ市 室るために 災害広報マニュアルの整備を推進 1-6 市 経済局し 随時検証する 区役所 他都市との応援協定や救援物資の受け れ 等について検証しつつ 受援計画に関する調防災危機管理局査 検討を う また 広域的な大災害に備 2-2 関係局えた合同図上訓練の実施や 愛知県や近隣市 町村等との連携を推進する 防災危機管理局浸水の恐れがある防災拠点等について 参総務局集計画の 直し 職員動員制度の動員 参集 3-4 市 経済局計画の整備を推進する 関係局区 職員等の安否確認を う手段を検討の上 防災危機管理局 3-4 確 し 運 する 総務局 被災宅地危険度判定士の登録者数を増やすとともに 判定実施体制の整備を進める 8-2 住宅都市局 市 区災害ボランティアセンター設置 運 営ガイドの内容を検証し 市 活動団体 社 8-2 市 経済局 会福祉協議会との訓練を実施する 災害ボランティアコーディネーターを養成 するとともに 過去の受講者へのフォローア 8-2 市 経済局 ップを う 災害時に必要とされる住 情報を確保た め 学区別 町 丁目別に住 リストを整備 8-3 市 経済局 する 5章優先的な取り組

187 2 住宅 都市事業名指定緊急避難場所の指定地下街等における避難確保及び浸水防止に係る対策の推進地域まちづくりの推進 中学校等における窓ガラス飛散防止対策等 涯学習センター等における窓ガラス飛散防止対策応急仮設住宅配置計画図及び応急仮設住宅建設候補地台帳の整備 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 各災害 ( 洪水 内水 砂 潮 ) に応じた指定緊急避難場所の指定基準を検討 策定し 指定を進める 浸水想定区域の地下街等について 利 者の安全な避難確保や浸水防止に係る対策を推進する 地域まちづくりの考えをもとに 防災性向上のためのルール作り等の活動に対し 助成制度等を活 して支援を う 朽化した校舎等を改修するとともに 窓ガラスの飛散防止対策等を う 避難所施設に指定されている施設について 出 部分等の窓ガラスの飛散防止対策を う 着 までの時間短縮を図るため 応急仮設住宅配置計画図を作成 保管し 既存の応急仮設住宅建設候補地台帳も更新する リスクシナリオ No 所管局 1-3 防災危機管理局 1-3 防災危機管理局 8-3 住宅都市局 6-5 教育委員会 6-5 教育委員会 8-6 住宅都市局 3 保健医療 福祉 事業名災害拠点病院としての市 大学病院及び市 病院の医療機能の充実診療場所等の情報を市 へ円滑に提供するためのマニュアルの策定 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 市 大学病院 東部医療センター及び 部医療センターにおいて 災害対応備品の維持 更新や災害対応訓練を実施する 災害時に救護所や医療機関等の診療場所 診療科 診療時間等の医療情報を市 へ円滑に周知するため 保健所が う情報提供方法等についてのマニュアルを策定し 随時検証する リスクシナリオ No 総務局病院局 所管局 2-5 健康福祉局

188 み事項医療機関との 情報連絡に関するマニュアルの策定休日急病診療所等の改築補助災害時における医薬品等の調達及び供給災害時におけるお薬手帳の活 の啓発被災者の健康保持のための啓発の推進災害時要援護者の避難場所の充実 4 エネルギー事業名非常 電源設備の機能強化非常 電源の燃料調達体制の構築防災拠点における安定したエネルギー確保策の検討 災害時に地域の医療機関の被災状況や患者受 状況等の情報を円滑に収集するため 保健所が う医療機関との連絡方法等についてのマニュアルを策定し 随時検証する 医療救護本部となる各休日急病診療所等について 朽化に対する改築補助を実施する 2-5 災害時に必要となる医薬品等の調達及び供給について関係機関と連携し その充実を図るとともに 調達及び供給マニュアルを改定し 随時検証を う 発災後 服薬履歴などの情報を医師等に円滑 2-5 健康福祉局 健康福祉局 2-5 健康福祉局 第に引き継ぐため お薬手帳の災害時携帯につき 2-5 健康福祉局 啓発を う 避難所 活に備え 保健師等による啓発を うとともに 保健師を対象とした災害対応能 健康福祉局 向上の研修等を う 避難所における福祉避難スペースの確保を 健康福祉局 進めるとともに 福祉避難所について 事業者 6-5 防災危機管理局 に協 を呼び掛け 指定数の増加を図る 区役所 事業概要リスクシナリオ ( 平成 30 年度までの 込み ) No 所管局 総務局市役所 区役所や消防署等において 非常 市 経済局発電機の機能強化を図るための方策を検討 整 消防局備を推進する 区役所 発災時に必要となる燃料の種類や数量を検討 防災危機管理局し 燃料供給業者と調達に関する協定の締結を 関係局区推進する 防災危機管理局防災拠点における災害時の安定したエネルギ 総務局ー確保に向け エネルギー源の多様化に向けた 6-5 環境局検討を う 関係局区 5章優先的な取り組

189 5 情報通信 事業名 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) リスクシナリオ No 所管局 情報システムの安定的な運 重要度に応じた 情報システムの損傷対策等の対策のほか 安定運 のための職員の人材育成 運 保守業者との協 体制の構築を実施する 各局室区 避難所の通信機能の維持 避難所となる市 中学校の通信機能を維持するため 必要に応じて防災 政無線の移設を う 防災危機管理局 6 産業 経済 事業名事業継続計画の策定支援事業 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 事業継続計画に関する普及啓発を うとともに 中 企業の事業継続計画の策定支援事業を実施する リスクシナリオ No 所管局 5-1 市 経済局 7 交通 物流事業名緊急輸送道路の整備橋りょうの維持 補修緊急輸送道路等の応急対策業務に関する合同防災訓練の実施側溝補修 改良 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 災害時に緊急輸送を迅速かつ円滑に う緊急輸送道路網の形成を図るための整備を実施する 迅速かつ安全な避難 動や救援活動が確実にできるよう 橋りょうの補修を計画的に実施する 緊急輸送道路等の応急対策を円滑に い 協 事業者との協定の実効性を確保するため 関係機関による合同防災訓練を実施する 降 等による道路冠水によって引き起こされる道路の損傷 宅地への浸水 交通の障害を極 抑えるため 側溝等の新設 改良及び修繕を う リスクシナリオ No 所管局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局

190 み事項 道清掃及び 側溝しゅんせつ等の実施道路附属物等の 朽化対策街路灯の更新 補修 道舗装の補修地下鉄施設の浸水対策大規模 売業者等との協定締結の推進大規模 売業者等との連絡会議の開催物資集配拠点マニュアルの策定街路樹の再 降 等による道路冠水によって引き起こされ る道路の損傷 宅地への浸水 交通の障害を極 抑えるため 道清掃や側溝しゅんせつ等を 緑政 局 う 道路附属物等のうち道路利 者への影響が い施設について点検及び修繕を実施し 防災性 6-4 緑政 局 の向上を図る 街路灯を適切に維持管理することで 災害時における街路灯の倒壊を防ぐ 6-4 緑政 局 迅速かつ安全な避難 動や救援活動のため 舗装道補修や路 下空洞の調査 補修を着実に 6-4 緑政 局 実施する 第地下鉄駅出 の既設止水板を改修し作業の 迅速化を図るとともに 既設止水板や換気所の扉などを浸水に対応した強度のものに改修す 交通局 る 市内の事業者等から物資が調達できない場合 に備えて 大規模 売業者等との協定締結を推 2-1 市 経済局 進する 物資調達を円滑なものとするため 協定締結事業者との連絡会議を開催し 連携強化を図る 2-1 市 経済局 会計室災害時に救援物資の受け れ等を う市内 5 財政局箇所の物資集配拠点について 施設管理者と調 2-1 市 経済局整の上 各物資集配拠点マニュアルを策定し 健康福祉局随時検証する ども 少年局 朽化や 育環境の悪化により倒 や折れ枝 等の危険性がある街路樹について街路樹再 指針に基づき 計画的な更新 撤去及び適正な維 6-4 緑政 局 持管理を推進する 5章優先的な取り組

191 8 農林水産 事業名 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) リスクシナリオ No 所管局 地改良区の排水機場の 寿命化 地改良区所管の排水機場について 朽化している排水ポンプの修繕など必要な措置を講じる 緑政 局 9 地域保全 事業名名古屋港の防災機能強化浸水区域の湛水排除に関する検討河川台帳の調製河川の整備排水路の改良 補修ポンプ施設の維持修繕及び運転管理河川 水路等の維持管理水防活動準備都市下水路の整備農業 水路の改良 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 名古屋港管理組合等が実施する防災施設の整備 機能強化を促進する 風水害により 期湛水が想定される区域の湛水排除を うため 国 県等と連携した作業手順を検討する 堤防等の被害に対し早期復旧できるよう 河川管理施設や許可 作物を取りまとめた河川台帳を調製する 早期改修の必要性の い堀川 崎川などについて 浸水被害の軽減を図るため河川改修を推進し 防災性の向上を図る 陥没等による道路交通障害の防止と被災時の円滑な内水排除のため 排水路の健全化並びに防災性の向上を図る ポンプ施設等の点検 修繕等の適正な維持管理を う 河川 水路 ため池において 堆積 のしゅんせつやスクリーン清掃 破損箇所の修繕 除草 不適 の撤去などの維持管理を適切に うことにより 施設が本来有する治水機能を維持し 浸水被害の軽減に努める 迅速な水防活動ができるように 水防 資機材の確保及び 移動ポンプ等の出動体制を整える 下水道 寿命化支援制度を活 し 都市下水路事業により船 ポンプ所の維持管理 事を実施するとともに 管渠増強も合わせて う 農地のみならず地域全体における被災時の円滑な内水排除のために重要な役割を果たす農業 水路について 改良を う リスクシナリオ No 所管局 住宅都市局 緑政 局上下水道局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 1-4 緑政 局 緑政 局 緑政 局

192 み事項ポンプ施設の 更新 整備緊急 水整備事業の実施ポンプ施設の改築下水管の改築 水流出抑制の推進公園がけ崩れ危険箇所対策の実施公園樹の適正管理地盤沈下状況の把握 ポンプ設備について必要な機能整備などを 実施し 防災性の向上を図る 8-5 緑政 局 平成 12 年の東海豪 や平成 20 年 8 末豪 などにより 著しい浸水被害が集中した地域や都市機能の集積する地域を対象に 原則 1 時 1-4 上下水道局 間 60 mmの降 に対応する施設整備を う 朽化したポンプ施設を確実に改築更新す るとともに 必要に応じて排水能 を増強す 8-5 る 上下水道局 流下機能の保持のため 朽化した下水管を 改築する 8-5 上下水道局 水を一時的に貯留 または地中に浸透させ 第るため 各種イベントなどの機会において 市上下水道局 1-4 や事業者の方に 水流出抑制の普及啓発に関係局 努め 水流出抑制策を う がけ崩れの恐れがある公園について 現況調 査を い 対応策を検討する その後 順次 1-5 緑政 局 優先順位の いものから対策 事を う 朽化や 育環境の悪化による倒 や折れ 枝等の危険性がある公園樹について 適正な維 6-4 緑政 局 持管理を う 一級水準測量を うとともに 観測井 にお ける地下水位 地盤収縮量の観測を い 地盤 8-5 環境局 沈下の状況を毎年公表する 5章優先的な取り組

193 10 環境事業名アスベストの飛散防止災害廃棄物処理計画の策定 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) アスベストが使 されている市有建築物における措置状況の調査や除去を うとともに 間も含めたアスベスト使 建築物の情報の把握や所有者への啓発を う 多量の災害廃棄物が発 するため 地域の衛 環境の確保及び復旧 復興事業を円滑に進めることが可能となるように その収集 処理のための計画を策定する リスクシナリオ No 7-5 環境局関係局 8-1 環境局 所管局 11 地利 事業名街区の世界座標化の推進オープンスペースに係る利 計画の策定に向けた検討駅そばまちづくりの推進 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 砂災害警戒区域等において 集中豪 等による大規模な 砂災害の発 により不明確となった街区の位置を復元するため 街区の世界座標データ化を実施する 災害時の活動拠点や復旧時における災害廃棄物の処理 応急仮設住宅の建設等に必要となるオープンスペースの利 計画策定に向けた検討を う 集約連携型都市構造 の実現に向け 地利 や施設 地のあり方等について 将来的な人 減少や災害リスクを考慮した上で 地適正化計画等の検討を う リスクシナリオ No 所管局 8-5 緑政 局 防災危機管理局環境局住宅都市局緑政 局関係局 住宅都市局

194 2) 横断的分野み事項1 リスクコミュニケーション 事業名 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 所管局 男 平等参画 の視点から考える防災についての意識啓発外国人防災啓発事業の実施市 向け防災に関するイベントによる普及啓発防災啓発媒体の更新防災セミナー 訪問指導等の実施市 の防災意識を める講座 事業の実施災害に関する歴史の調査港防災センター等の施設の効率的運 による啓発の推進自主防災組織の活動支援防災安心まちづくり事業の推進防災に関する教員研修の実施保育所 所児童への防災教育の推進 避難所運営などの災害対応の場において 自ら主体的に 総務局 動できる人を 男 ともに増やすことを目指す 区役所 外国人市 に対し 防災や災害についての基本的な知識を提供するための啓発事業を実施する 市 室 防災イベントを開催するとともに 各種団体のイベント 防災危機管理局 等へ参画し 自助 の重要性について普及啓発を う 区役所 地域住 の自主防災対策 避難 動に備えるため 啓発媒体であるハザードマップやアプリを更新する 防災危機管理局 地域住 等を対象として 災 救急 地震 風水害 津波等に関する防災講習や訪問指導等を実施する 消防局 各区の 涯学習センターにおいて 区の実情にあった防災に関する講座 事業を実施する 教育委員会 歴史の調査を い 防災 減災意識の向上と 近な災害 防災危機管理局 リスクへの啓発手法として活 する 区役所 港防災センターや名古屋大学減災館等について 一体的 かつ効率的な運 方策を検討 実施する また 大学の知 防災危機管理局 をさらに取り れるなどの啓発事業の充実を図る 新たに町内会 自治会が結成された地域における自主防 災組織の結成を促進するとともに 既存自主防災組織に対 消防局 する支援を う 住 参画型の防 防災活動の展開や地域と事業所との覚書の締結等の支援協 体制づくりを推進する 消防局 経験年数や職務に応じた防災に関する研修を実施し 教員の防災意識の向上を図る 教育委員会 保育所等において 危機管理マニュアルに基づき 避難訓練や待機 引き取り訓練等を実施する ども 少年局 5章優先的な取り組

195 児童 徒への防災教育の推進保育所 所児童の保護者への防災教育の推進児童 徒の保護者の防災意識の啓発水防法改正に伴うハザードマップの 直し 作成 なごやっ 防災ノート を作成し 児童 徒に配付するとともに 児童 徒の待機 引き取り等の防災訓練を実施する 保育所等において 園だより などを活 した防災意識の向上につながる情報の提供や 児童の避難訓練への参加の呼びかけなどを う 児童 徒が なごやっ 防災ノート より学習した防災知識等を 保護者へ伝え 話し合うことにより 保護者の防災意識の啓発を図る 想定し得る最大規模の洪水 内水 ( 水出水 ) 潮を前提とした浸水想定区域等を周知するため それぞれのハザードマップの 直し 作成を進める 教育委員会 ども 少年局教育委員会防災危機管理局関係局 2 朽化対策 事業名 道舗装の補修 再掲 街路灯の更新 補修 再掲 道路附属物等の 朽化対策 再掲 橋りょうの維持 補修 再掲 排水路の改良 補修 再掲 ポンプ施設の更新 整備 再掲 河川の整備 再掲 地改良区の排水機場の 寿命化 再掲 下水管の改築 再掲 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 迅速かつ安全な避難 動や救援活動のため 舗装道補修や路 下空洞の調査 補修を着実に実施する 街路灯を適切に維持管理することで 災害時における街路灯の倒壊を防ぐ 道路附属物等のうち道路利 者への影響が い施設について点検及び修繕を実施し 防災性の向上を図る 迅速かつ安全な避難 動や救援活動が確実にできるよう 橋りょうの補修を計画的に実施する 陥没等による道路交通障害の防止と被災時の円滑な内水排除のため 排水路の健全化並びに防災性の向上を図る ポンプ設備について必要な機能整備などを実施し 防災性の向上を図る 早期改修の必要性の い堀川 崎川などについて 浸水被害の軽減を図るため河川改修を推進し 防災性の向上を図る 地改良区所管の排水機場について 朽化している排水ポンプの修繕など必要な措置を講じる 所管局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 緑政 局 流下機能の保持のため 朽化した下水管を改築する 上下水道局

196 3 研究開発み事項事業名 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 所管局 産学官 広域連携 事業名関係活動機関との連絡会議の開催 再掲 関係活動機関との合同連携訓練の実施 再掲 自治体間の相互連携等の推進 再掲 防災関係機関との情報共有 連携の強化 再掲 事業概要 ( 平成 30 年度までの 込み ) 所管局 陸上自衛隊 名古屋海上保安部 愛知県警察との連絡会議を開催し 連携強化を図る 消防局 第陸上自衛隊 名古屋海上保安部 愛知県警察との連携強消防局化のため 合同訓練を実施する 他都市との応援協定や救援物資の受け れ等について検証しつつ 受援計画に関する調査 検討を う また 防災危機管理局広域的な大災害に備えた合同図上訓練の実施や 愛知県や関係局近隣市町村等との連携を推進する 情報連絡体制を検証 体系化する また 防災関係機関防災危機管理局職員の派遣受け れも視野にいれ 体制を強化する 章優先的な取り組

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198 第 6 章 計画推進の方策

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200 6章計画推進の方策1. 計画の推進体制 計画の推進にあたっては 市 を本部 とする 名古屋市危機管理対策本部会議 を中心とした全庁横断的な体制のもとで 各局間及び区役所を含めた相互調整に取り組む また 地域の強靱化に向けては 国及び愛知県 近隣市町村 大学 関連事業者 地域団体等との連携 協 とともに 地域コミュニティの向上や 間資 の活 を含めた仕組みづくりなども重要である このため 南海トラフ巨大地震対策中部圏戦略会議や東海ネーデルランド 潮 洪水地域協議会など既存の枠組みへの参画をはじめ 平時からの関係構築や効果的な施策展開に向けた検討を っていく 2. 他施策との連携 国においては 強靱化は地域の持続的な成 を促すなど活性化に寄与するものであり 限られ第た人的 物的資源等を有効活 という点からも 地域強靱化と地域活性化が連携して取り組みを進めることが重要としている また 強靱化を推進する上では 非常時に防災 減災等の効果を発揮するのみならず 平時にも有効に活 される対策となるよう 夫することが求められている 本市においても 将来的な人 減少を 据えた地方創 の取り組みを進めるため 名古屋市まち ひと しごと創 総合戦略 の策定を進めており 産業競争 を活かした成 の持続 観光交流の推進による賑わいの創出 元気な 齢者の活躍などの目標を掲げている また リニア中央新幹線の開業に向け 名古屋駅周辺を中心に再開発が進むなど まちづくりの動向も活発化している こうした取り組みを進める中で 大規模自然災害への対応 の増進を図っていくことが重要であり 将来的な地域づくりのあり方を庁内外で共有しつつ 間企業等による強靱化の取り組み 性や 齢者の参画によるコミュニティの災害対応 の強化 強靱化を支える都市づくりなどを推進していく

201 3. 計画の進 管理 計画を着実に推進するため 施策ごとの指標や事業について毎年度状況を把握するなど定期的なフォローアップを う また 各施策の進捗状況や取り組みの成果を踏まえ 市での予算化や国への政策提案を うなど 施策推進につなげるための PDCA サイクルを構築していく さらに 愛知県における地域強靱化計画の推進との連携 国や大学 関係機関等が参画する協議の場を活 した相互調整などを通じ 効果的な施策の推進を図る 国や大学 関係機関等が参画する協議の場 相互調整 愛知県地域強靱化計画の推進 連携 施策の推進 強靱な名古屋へ 進捗状況の把握 予算化など 4. 計画の 直し 本計画については 今後の社会経済情勢の変化や 国及び愛知県の強靱化施策の進捗状況や本市の総合計画等の 直しなどを考慮しつつ 適宜 直しを うこととする また 毎年度の進 管理を う中で 新たに実施すべき事業が出てきた場合なども 名古屋市危機管理対策本部会議 において必要な 直しを う なお 本計画は 名古屋市の他の分野別計画における国 強靱化に関する指針として位置づけるものであるため 国 強靱化に係る他の計画については それぞれの計画の 直し及び改定時期にあわせて所要の検討を い 本計画との整合を図る

202 資料編 1 策定の経緯 2 策定の体制 3 意 聴取等の実施

203

204 1 策定の経緯 年度月地震災害風水害 6 国 強靱化地域計画策定モデル調査の実施団体 ( 第 1 次 ) に愛知県と共同で選定 10 第 1 回愛知 名古屋地域強靱化有識者懇談会 第 1 回愛知 名古屋地域強靱化計画検討会議 平成 26 年度 11 市 アンケート (2000 人 ) 12 第 2 回愛知 名古屋地域強靱化有識者懇談会第 2 回愛知 名古屋地域強靱化計画検討会議 1 愛知 名古屋地域強靱化シンポジウム 3 第 3 回愛知 名古屋地域強靱化有識者懇談会 第 3 回愛知 名古屋地域強靱化計画検討会議 7 防災 エネルギー対策特別委員会 都市消防委員会 7 8 パブリックコメント 8 第 1 回愛知 名古屋地域強靱化有識者懇談会 9 第 1 回愛知 名古屋地域強靱化計画検討会議 第 2 回愛知 名古屋地域強靱化有識者懇談会 平成 27 年度 10 名古屋市地域強靱化計画 ( 地震災害 ) 策定 第 2 回愛知 名古屋地域強靱化計画検討会議 第 3 回愛知 名古屋地域強靱化有識者懇談会 第 3 回愛知 名古屋地域強靱化計画検討会議 12 都市消防委員会 防災 エネルギー対策特別委員会 1 2 パブリックコメント 3 名古屋市地域強靱化計画 ( 風水害 ) 策定

205 2 策定の体制 (1) 愛知 名古屋地域強靭化有識者懇談会委員名簿 氏名 奥野信宏 ( 座 ) 太 岳史 服部敦 秀島栄三 廣井悠 福和伸夫 松尾直規 水 法美 所属 職学校法人梅村学園理事名古屋大学大学院 命農学研究科教授中部大学 学部教授名古屋 業大学大学院 学研究科教授名古屋大学減災連携研究センター准教授名古屋大学減災連携研究センター教授中部大学 学部教授名古屋大学大学院 学研究科教授 平成 27 年度より参画

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