H27年度2月表紙チンゲンサイ白さび病

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1 平成 27 年度病害虫発生予報第 11 号 (2 予報 ) < 今のコラム > 早期ロータリーによるケブカアカチャコガネの防除について < お知らせ > ニンガチ カジマーイ ( 二風廻り ) イネヨトウの性フェロモントラップにおける誘殺数の推移について以下 URLに掲載しています 今のトピックス 白さび病 ( チンゲンサイ ) 学名 : Albugo macrospora 葉裏の症状 葉表の症状 病斑の拡大 5 μm 分生子 ( 胞子のう ) 生態と被害 葉裏に乳白色のやや盛り上がった不整形の病斑が形成され 葉表は病斑部が淡緑色から淡黄色になる 葉裏の病斑は後にその部分が破れて分生子 ( 胞子のう ) が露出する 分生子は飛散し空気伝染によりまん延する 残さに卵胞子の状態で生存し 翌年の一次伝染源となる 暖地では 11 上旬から 3 下旬にかけて発生し 降雨が連続すると多発する チンゲンサイの他コマツナ カラシナ ダイコン ハクサイ等のアブラナ科植物に寄生する 防除対策として 密播 密植を避ける 排水を良好にする 畝上にマルチを張る 被害残さは早期に取り除く等がある 平成 28 年 1 29 日沖縄県病害虫防除技術センター

2 Ⅰ 2 の気象予報 向こう 1 かの気温 降水量 日照時間の各階級の確率 (%) 気温降水量日照時間 高い ( 多い ) 並 低い ( 少ない ) ( 平成 28 年 1 28 日付沖縄気象台発表 沖縄地方 1 か予報 ) 地点別の値 平均気温 ( ) 最高気温 ( ) 最低気温 ( ) 降水量 (mm) 日照時間 (h) Ⅱ 沖縄群島 ( 那覇 ) 宮古群島 ( 宮古島 ) 八重山群島 ( 石垣島 ) 2 の発生予報概要 ( 沖縄気象台発表 統計期間 1981~21 資料年数 3 年 ) 作物病害虫名 発生量 沖縄群島宮古群島八重山群島 さとうきびカンシャシンクイハマキ - 並やや多 イネヨトウ - 並やや多 温州みかんハダニ類多 - - キャベツコナガ並 - - かぼちゃタバココナジラミ並 - - とうがん ( 施設 ) ミナミキイロアザミウマ - 多 - きゅうり ( 施設 ) うどんこ病やや多 - - にがうり ( 施設 ) うどんこ病 - 並 - 斑点病多やや多 - ミナミキイロアザミウマ多 - - トマトうどんこ病やや多 - - さやいんげんタバココナジラミ 多 - - ( 平張 ) ミナミキイロアザミウマ 多 - - ハモグリバエ類並

3 Ⅲ その他注意すべき病害虫等作物病害虫名 本文中では ( 白丸 ) にて表記対象地域沖縄群島宮古群島八重山群島 さとうきびバッタ イナゴ類 タンカン ハダニ類 マンゴー チャノキイロアザミウマ かぼちゃ モザイク病 きゅうり ( 施設 ) ウイルス病 にがうり ( 施設 ) うどんこ病 ミナミキイロアザミウマ ピーマンうどんこ病 発生程度 はとの比較を示しています そのため 毎年そので高い数値が続いた場合には そのの 発生程度 は密度が高くても 並 として発表されます 前との多少の比較はグラフを参考にして下さい 一般的な病害虫防除対策について a 多発すると防除が困難になるので 早期発見 早期防除に努める b 薬剤抵抗性害虫や薬剤耐性菌が発現しないようローテーション散布に努める c 薬剤散布の際は 近隣作物へのドリフト ( 飛散 ) に注意する d 防除効果を高めるため むらのないよう丁寧に散布する e 過繁茂を避け 透光通風を良くする f 多湿にならないよう ほ場の排水をよくする g 病原菌は雨水や風で伝搬されるので ビニールの破れ等を補修する h 発生源となる施設内外の雑草を除去する -2-

4 予報の見方 1. 予報の構成 1) 注意すべき病害虫 : 向こう 1 かの間に多発生が懸念され警戒すべき病害虫や 例年そのに発生が問題となる病害虫 2) その他注意すべき病害虫等 : 注意すべき病害虫 ほどではないが 例年より発生が多い等注意を要する病害虫 本文中では ( 白丸 ) で表記されます 3) 発生程度 : 向こう 1 かの間に予想される発生量を示します 4) コラム : 発生量に関係なく 季節的に防除を要する病害虫 5) : 予報を推定した根拠を記載します ほ場巡回調査やフェロモントラップ等への誘殺状況等に基づく現在の発生状況 予想される気象条件が対象病害虫に及ぼす影響等について記載しています 6) グラフ : 予報根拠となる病害虫の発生推移等について示します 値を実線 ( 黒丸 ) で 値を ( 破線 ) で示します 値からの工 ( 縦線 ) はを表します 7) : 防除を行う際に 注意すべき事項等について簡潔に記載しています 2. 用語の基準とその使用法 1) 発生量 の見方値 : 過去 5 年 ~1 年間の発生量の平均値例年値 : 過去 3 年 ~4 年間の発生量の平均値 発生量 : 原則として値からの差を 少 やや少 並 やや多 多 の 5 段階評価で予測します 値との比較なので 値が小さければ 多 になっても見かけの密度は高くないことがあります 毎年多発生している場合は 並 や やや少 でも見かけ上は多いと感じることがあります 発生量並やや多 やや少多 少 内容値を中心として4% の度数の入る幅並の外側 2% の度数の入る幅上記 3 者の外側 1% の度数の入る幅 -3-

5 平成 27 年度沖縄群島病害虫発生予報第 11 号 (2 予報 ) Ⅰ 2 の気象予報 向こう1かの気温 降水量 日照時間の各階級の確率 (%) 平均気温 降 水 量 日照時間 高い ( 多い ) 並 低い ( 少ない ) ( 平成 28 年 1 28 日付沖縄気象台発表 沖縄地方 1 か予報 ) 値 沖縄群島 ( 那覇 ) 平均気温 ( ) 最高気温 ( ) 最低気温 ( ) 降水量 (mm) 日照時間 (h) ( 沖縄気象台発表 統計期間 1981~21 資料年数 3 年 ) Ⅱ 2 の発生予報および防除上の注意事項 1 温州みかん (1) ハダニ類発生程度 : 多 1 中下旬の調査の結果 寄生葉率は7.5%( 前年 % 2.1%) とより高かった 寄生葉率 (%) ハダニ類の発生推移 a 冬 ~ 春の低密度時期における薬剤防除に努める b 薬剤抵抗性を持つ個体が多いので 薬剤の選択に注意する 2 タンカン ハダニ類の防除対策 a 1 中下旬の調査の結果 寄生葉率は3.5%( 前年 % 1.7%) とよりやや高かったが 発生は一部ほ場に限られた b 収穫後に薬剤による防除に努める c 薬剤抵抗性を持つ個体が多いので 薬剤の選択に注意する -4-

6 3 マンゴー a b c d e f チャノキイロアザミウマの防除対策 1 の黄色粘着トラップ当たり日当たり誘殺虫数は.1 頭未満であった 不用な新葉は本種の発生を助長するので 早い時期に除去する 新梢をよく観察し 初期防除に努める 発生源となる施設内外の雑草を除去する 薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける 平成 27 年度病害虫発生予報第 5 号 ( 平成 27 年 7 27 日付 ) コラム参照 4 キャベツ (1) コナガ発生程度 : 並 1 中旬の調査の結果 株当たり幼虫 蛹数は.2 頭 ( 前年.2 頭.3 頭 ) と並であっ た 今年 寄生虫数 ( 頭 / 株 ) コナガの発生推移 a ほ場周辺のアブラナ科雑草の除去および収穫後の残さ処理を徹底し ほ場管理に努める b 多発すると防除が困難になるので 低密度時に薬剤防除を行う 5 かぼちゃ (1) タバココナジラミ 発生程度 : 並 1 中旬の調査の結果 葉当たり成虫数は.4 頭 ( 前年.1 頭.3 頭 ) と並であった 3.5 寄生虫数 ( 頭 / 葉 ) I タバココナジラミの発生推移 a 多発すると白化症を引き起こし 生育不良となる場合がある また 防除が困難になるので 葉裏を観察し早期防除に努める b 発生源となる周辺雑草の除去に努める c 薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける -5-

7 6 きゅうり ( 施設 ) (1) うどんこ病発生程度 : やや多 1 中旬の調査の結果 発病葉率は 18.6%( 前年 8.2% 13.%) とよりやや高く 発病 度は4.7 であった 発病葉率 (%) うどんこ病の発生推移 老葉や病葉は発生源となるので 施設内に放置せず ビニール袋等に入れるなどして持ち出し処分し 透光通風を良くする ウイルス病の防除対策 a 1 中旬の調査の結果 ウイルス病の発生株率は2.1% で 主に黄化えそ病 (MYSV) と灰白色斑紋病 (WSMoV) であった b 両ウイルス病の媒介虫であるミナミキイロアザミウマの葉当たり成虫数は.15 頭 ( 前年.2 頭.6 頭 ) とよりやや多かった 成虫数 ( 頭 / 葉 ) ミナミキイロアザミウマの発生推移 c d e f 施設の開口部は.6mm 以下の目合いのネットを用い 出入口は二重カーテンにする ほ場内外の雑草を除去する 発病株は抜き取り処分する 平成 27 年度病害虫発生予察注意報第 4 号 ( 平成 28 年 1 29 日付 ) 参照 -6-

8 7 にがうり ( 施設 ) (1) 斑点病発生程度 : 多 1 下旬の調査結果 発病葉率は38.2%( 前年 5.6% 8.5%) とより高かった 発病葉率 (%) の囲 斑点病の発生推移 a 老葉や病葉は発生源になるので除去し ほ場外に持ち出し処分する b 過繁茂を避け 透光通風を良くする c 多湿にならないよう 施設内の換気に注意する d 中 ~ 下位葉をよく観察し 初期発見 初期防除に努める e 平成 27 年度病害虫発生予察注意報第 3 号 ( 平成 28 年 1 29 日付 ) 参照 (2) ミナミキイロアザミウマ 発生程度 : 多 1 下旬の調査の結果 葉当たり成虫数は.3 頭 ( 前年 頭.1 頭 ) とより多かっ た 成虫数 ( 頭 / 葉 ) の囲 アザミウマ類の発生推移 a 施設周辺の雑草は本種の発生源となるので 除去する b 施設の出入口 天窓 側窓にはネット資材等を張り成虫の侵入を防ぐ c 摘心や摘葉後の残さは 本種の発生源となるので ビニール袋に入れるなどして密封し 施設外に持ち出し処分する d 平成 27 年度病害虫発生予察注意報第 4 号 ( 平成 28 年 1 29 日付 ) 参照 うどんこ病の防除対策 a 1 下旬の調査結果 発病葉率は 6.2%( 前年 7.2% 3.8%) とより高かったが 発生は一部ほ場に限られた b 発生源となる不要な老葉 下葉を除去し 透光通風をよくする c 除去した葉はほ場内に放置せず ビニール袋等に入れるなどして持ち出し処分する d 薬剤防除は予防散布に重点をおく -7-

9 8 ピーマン うどんこ病の防除対策 a 1 中旬の調査の結果 発病葉率は7.4%( 前年 %.4%) とより高かったが 一部ほ場で多発生が見られた b 通風が悪いときに多発生しやすいので 老葉や病葉を除去し 透光通風を良くする c 今後発生が増加すると考えられるので初期防除を徹底する d 多発すると防除が困難となるので 葉をよく観察し早期発見 早期防除に努める e 薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける 9 トマト (1) うどんこ病発生程度 : やや多 1 中旬の調査の結果 発病葉率は1.4%( 前年 1.3%.9%) とよりやや高かっ た 発病葉率 (%) うどんこ病の発生推移 a 通風が悪いときに多発生しやすいので 老葉や病葉を除去し 透光通風を良くする b 今後 発生が増加すると考えられるので防除を徹底する c 多発すると防除が困難となるので 葉をよく観察し早期防除に努める 1 さやいんげん ( 平張 ) (1) タバココナジラミ 発生程度 : 多 1 中旬の調査の結果 葉当たり成虫数は.4 頭 ( 前年.1 頭未満.1 頭未満 ) とより多かっ た.4.3 虫数 ( 頭 / 葉 ) タバココナジラミの発生推移 -8-

10 a ほ場周辺の雑草は発生源になるので除去する b 本種はさやの白化を引き起こすので 出入り口の防虫ネットを二重にするなどして 施設内への侵入を防止する c 薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける また 薬剤抵抗性の発達しにくい気門封鎖剤や微生物農薬を使用する (2) ミナミキイロアザミウマ 発生程度 : 多 1 中旬の調査の結果 葉当たり成虫数は.6 頭 ( 前年.1 頭未満.1 頭未満 ) とより 多かった 成虫数 ( 頭 / 葉 ) ミナミキイロアザミウマの発生推移 a 施設の出入口には二重カーテンなどを設置し 本種の侵入を防ぐ b 施設周辺の雑草は本種の発生源となるので 除去する c 多発すると防除が困難になるので 発生初期の防除を徹底する d 薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける e 平成 27 年度病害虫発生予察注意報第 4 号 ( 平成 28 年 1 29 日付 ) 参照 (3) ハモグリバエ類 発生程度 : 並 1 中旬の調査の結果 寄生葉率は 3.2%( 前年 2.% 6.3%) と並であった 寄生葉率 (%) 平均 ハモグリバエ類の発生推移 a 摘葉等による残さは成虫の発生源となるので ビニール袋に入れるなどして ほ場外に持ち出し処分する b 本種は薬剤抵抗性が発達し また野外に多数の在来天敵が存在することから 天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を使用する -9-

11 平成 27 年度宮古群島病害虫発生予報第 11 号 (2 予報 ) Ⅰ Ⅱ 2 の気象予報向こう 1 かの気温 降水量 日照時間の各階級の確率 (%) 気温降水量日照時間高い ( 多い ) 並 低い ( 少ない ) ( 平成 28 年 1 28 日付沖縄気象台発表 沖縄地方 1 か予報 ) 値 宮古群島 ( 宮古島 ) 平均気温 ( ) 最高気温 ( ) 最低気温 ( ) 降水量 (mm) 日照時間 (h) 2 の発生予報および防除上の注意事項 ( 沖縄気象台発表 統計期間 1981~21 資料年数 3 年 ) 1 さとうきび (1) カンシャシンクイハマキ 発生程度 : 並 a 1 中旬の調査の結果 新植夏植ほ場における芯枯茎率は 7.3%( 前年 6.% 7.2%) と 並であった b 1 のカンシャシンクイハマキ合成性フェロモントラップによるトラップ当たり日当たり誘殺虫数 は12.1 頭 ( 前年 3.5 頭 1.1 頭 ) と並であった c 芯枯茎切開調査の結果 確認されたメイチュウ類幼虫のうち 21.7% がカンシャシンクイハマキで あった 芯枯茎率 (%) 新植夏植ほ場における芯枯茎率の推移 誘殺虫数 ( 頭 / トラップ / 日 ) カンシャシンクイハマキの誘殺虫数の推移 a ふ化した幼虫は 葉裏や葉梢部から下部に移動した後 地上部の芽や根帯から食入し 生長点を加害して芯枯れを起こさせ茎を枯死させる b 加害による芯枯れを防止し有効茎を確保するため 生育初期の防除を徹底する c ほ場内外のイネ科雑草は発生源となるため除去する d 乳剤の場合は 葉鞘内に薬液がきちんと浸透するように丁寧に散布する 粉剤の場合は 茎と葉元の間に散布し降雨や散水等による溶解させ 葉鞘内部へ浸透させることで防除効果が高まる e 培土時に土壌害虫の防除を兼ねた薬剤 ( 粒剤 ) を選択し施用する f 平成 27 年度病害虫発生予報注意報第 1 号 ( 平成 27 年 4 3 日付 ) 参照 -1-

12 (2) イネヨトウ発生程度 : 並 a 1 中旬の調査の結果 新植夏植ほ場における芯枯茎率は 7.3%( 前年 6.% 7.2%) と 並であった b 1 のイネヨトウ合成性フェロモントラップによるトラップ当たり日当たり誘殺虫数は.3 頭 ( 前年 3.6 頭 例年 2.8 頭 ) と例年より少なかった c 切開調査の結果 確認されたメイチュウ類幼虫のうち78.3% がイネヨトウであった 芯枯茎率 (%) 新植夏植ほ場における芯枯茎率の推移 a 卵は塊で産み付けられ ふ化した幼虫は葉梢部から下部に移動した後 地上部の芽や根帯から食入し 生長点を加害して芯枯れを起こさせ茎を枯死させる b 加害による芯枯れを防止し有効茎を確保するため 生育初期の防除を徹底する c ほ場内外のイネ科雑草は発生源となるため除去する d 乳剤の場合は 葉鞘内に薬液がきちんと浸透するように丁寧に散布する 粉剤の場合は 茎と葉元の間に散布し降雨や散水等による溶解させ 葉鞘内部へ浸透させることで防除効果が高まる e 培土時に土壌害虫の防除を兼ねた薬剤 ( 粒剤 ) を選択し施用する f 平成 27 年度病害虫発生予報注意報第 1 号 ( 平成 27 年 4 3 日付 ) 参照 g 平成 27 年度病害虫発生予報第 6 号 ( 平成 27 年 8 27 日付 ) コラム参照 a b c バッタ イナゴ類の防除対策 1 下旬の調査の結果 一部地域でタイワンツチイナゴによる食害が観察された 発生源となるほ場及び周辺の除草を徹底する 平成 27 年度病害虫発生予察技術情報第 1 号 ( 平成 27 年 6 1 日付 ) 参照 2 マンゴー チャノキイロアザミウマの防除対策 a 1 中旬の調査の結果 一部施設で多発した b 黄色粘着トラップ当たり日当たり誘殺虫数は.1 頭 ( 前年.1 頭未満 例年.1 頭未満 ) と例年より多かった c 不用な新葉は本種の発生を助長するので 早い時期に除去する d 新梢をよく観察し 初期防除に努める e 発生源となる施設内外の雑草を除去する f 薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける g 平成 27 年度病害虫発生予報第 5 号 ( 平成 27 年 7 27 日付 ) コラム参照 3 カボチャ モザイク病の防除対策 a 1 中下旬の調査の結果 一部ほ場で多発生した b ほ場周辺に防風対策を兼ねた防虫ネット等の資材を利用してアブラムシ有翅虫の飛来侵入を防ぐ c ほ場周辺の雑草はアブラムシ類の発生源になるので除去する d 発病株は発生源となるので みつけ次第抜き取りビニール袋に入れるなどして密閉処理し ほ場外へ持ち出し処分する e 本病は汁液伝染するので ハサミや手の消毒 洗浄を行う f 収穫後の残さは発生源となるので速やかに片づける g 平成 27 年度病害虫発生予察技術情報第 3 号 ( 平成 27 年 11 3 日付 ) 参照 -11-

13 4 とうがん ( 施設 ) (1) ミナミキイロアザミウマ 発生程度 : 多 1 中旬の調査の結果 つる先当たり成虫数は.6 頭 ( 前年.2 頭.2 頭 ) 葉当たり 成虫数は.2 頭 ( 前年.1 頭未満.1 頭 ) とより多かった 成虫数 ( 頭 / つる先 ) ミナミキイロアザミウマの発生推移 ミナミキイロアザミウマの発生推移 a 発生源となるほ場内外の雑草を除去する b 除去した寄主植物はビニール袋などに密閉し 施設外に持ち出し処分する c 薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける d 平成 27 年度病害虫発生予察注意法第 4 号 ( 平成 28 年 1 29 日付 ) 参照 成虫数 ( 頭 / 葉 ) 5 にがうり ( 施設 ) (1) うどんこ病発生程度 : 並 1 中旬の調査の結果 発病葉率は3.4%( 前年.8% 2.9%) と並であった 発病葉率 (%) うどんこ病の発生推移 a 発生源となる不要な老葉 下葉を除去し 透光通風をよくする b 除去した葉はほ場内に放置せず ビニール袋等に入れるなどして持ち出し処分する c 薬剤防除は予防散布に重点をおく -12-

14 (2) 斑点病発生程度 : やや多 1 中旬の調査の結果 発病葉率は3.%( 前年.2% 1.3%) とよりやや高かった 発病葉率 (%) 斑点病の発生推移 a 老葉や病葉は発生源になるので除去し ほ場外に持ち出し処分する b 過繁茂を避け 透光通風を良くする c 多湿にならないよう 施設内の換気に注意する d 中 ~ 下位葉をよく観察し 初期発見 初期防除に努める e 平成 27 年度病害虫発生予察注意法第 3 号 ( 平成 28 年 1 29 日付 ) 参照 -13-

15 平成 27 年度八重山群島病害虫発生予報第 11 号 (2 予報 ) Ⅰ 2 の気象予報 向こう1かの平均気温 降水量 日照時間の各階級の確率 (%) 平均気温 降 水 量 日照時間 高い ( 多い ) 並 低い ( 少ない ) ( 平成 28 年 1 28 日付沖縄気象台発表 沖縄地方 1 か予報 ) 値 八重山群島 ( 石垣島 ) 平均気温 ( ) 最高気温 ( ) 最低気温 ( ) 降水量 (mm) 日照時間 (h) ( 沖縄気象台発表 統計期間 1981~21 資料年数 3 年 ) Ⅱ 2 の発生予報および防除上の注意事項 1 さとうきび (1) カンシャシンクイハマキ 発生程度 : やや多 a 1 中旬の調査の結果 新植夏植ほ場における芯枯茎率は 7.3%( 前年 9.1% 3.8%) と よりやや高かった b 1 のカンシャシンクイハマキ合成性フェロモントラップによるトラップ当たり日当たり誘殺 虫数は2.8 頭 ( 前年 1.9 頭 3. 頭 ) と並であった c 芯枯茎切開調査の結果 確認されたメイチュウ類幼虫のうち 5% がカンシャシンクイハマキ であった 芯枯茎率 (%) 誘殺虫数 ( 頭 / トラップ / 日 ) 新植夏植ほ場における芯枯茎率の推移 カンシャシンクイハマキの誘殺虫数の推移 a ふ化した幼虫は 葉裏や葉梢部から下部に移動した後 地上部の芽や根帯から食入し 生長点を加害して芯枯れを起こさせ茎を枯死させる b 加害による芯枯れを防止し有効茎を確保するため 生育初期の防除を徹底する c ほ場内外のイネ科雑草は発生源となるため除去する d 乳剤の場合は 葉鞘内に薬液がきちんと浸透するように丁寧に散布する 粉剤の場合は 茎と葉元の間に散布し降雨や散水等による溶解させ 葉鞘内部へ浸透させることで防除効果が高まる e 培土時に土壌害虫の防除を兼ねた薬剤 ( 粒剤 ) を選択し施用する f 平成 27 年度病害虫発生予報第 1 号 ( 平成 27 年 4 3 日付 ) コラム参照 -14-

16 (2) イネヨトウ発生程度 : やや多 a 1 中旬の調査の結果 新植夏植ほ場における芯枯茎率は 7.3%( 前年 9.1% 3.8%) と よりやや高かった b 1 のイネヨトウ合成性フェロモントラップによるトラップ当たり日当たり誘殺虫数は3.1 頭 ( 前年 1.1 頭 例年 2.2 頭 ) と例年よりやや多かった c 切開調査の結果 確認されたメイチュウ類幼虫のうち5% がイネヨトウであった 芯枯茎率 (%) 新植夏植ほ場における芯枯茎率の推移 誘殺虫数 ( 頭 / トラップ / 日 ) 例年 イネヨトウの誘殺虫数の推移 a 卵は塊で産み付けられ ふ化した幼虫は葉梢部から下部に移動した後 地上部の芽や根帯から食入し 生長点を加害して芯枯れを起こさせ茎を枯死させる b 加害による芯枯れを防止し有効茎を確保するため 生育初期の防除を徹底する c ほ場内外のイネ科雑草は発生源となるため除去する d 乳剤の場合は 葉鞘内に薬液がきちんと浸透するように丁寧に散布する 粉剤の場合は 茎と葉元の間に散布し降雨や散水等による溶解させ 葉鞘内部へ浸透させることで防除効果が高まる e 培土時に土壌害虫の防除を兼ねた薬剤 ( 粒剤 ) を選択し施用する f 平成 27 年度病害虫発生予報第 1 号 ( 平成 27 年 4 3 日付 ) コラム参照 g 平成 27 年度病害虫発生予報第 6 号 ( 平成 27 年 8 27 日付 ) コラム参照 2 マンゴー a b c d e f チャノキイロアザミウマの防除対策黄色粘着トラップ当たり日当たり誘殺虫数は.2 頭 ( 前年.1 頭未満.1 頭未満 ) とより多かった 不用な新葉は本種の発生を助長するので 早い時期に除去する 新梢をよく観察し 初期防除に努める 発生源となる施設内外の雑草を除去する 薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける 平成 27 年度病害虫発生予報第 5 号 ( 平成 27 年 7 27 日付 ) コラム参照 3 にがうり ( 施設 ) a b c d うどんこ病の防除対策 1 中旬の調査の結果 うどんこ病の発病葉率は19.6%( 前年 12.%) であった 発生源となる不用な老葉 下葉を除去し 透光通風をよくする 除去した葉はほ場内に放置せず ビニール袋等に入れるなどして持ち出し処分する 薬剤防除は予防散布に重点をおく -15-

17 a b c d e ミナミキイロアザミウマの防除対策 1 中旬の調査の結果 つる先当たり成虫数は.1 頭 ( 前年 頭 ) であった 施設周辺の雑草は本種の発生源となるので 除去する 施設の出入口 天窓 側窓にはネット資材等を張り成虫の侵入を防ぐ 摘心や摘葉後の残さは 本種の発生源となるので ビニール袋に入れるなどして密封し 施設外に持ち出し処分する 平成 27 年度病害虫発生予察注意報第 4 号 ( 平成 28 年 1 29 日付 ) 参照 -16-

18 コラム 1: 早期ロータリーによるケブカアカチャコガネの防除について 宮古地区のさとうきびほ場では 12 ~1 にかけてケブカアカチャコガネによる激しい立ち枯れ被害が見られることがあります ( 図 1) ケブカアカチャコガネに対しては 3 中旬までの早期ロータリーによる密度低減が効果的です 被害が発生したほ場では防除対策を徹底しましょう 図 1 立ち枯れほ場 1 発生生態および被害 (1)2 年で一世代を経過する (2) 成虫は 1 下旬 ~3 の夕刻に地上に出現し交尾する ( 図 2) 8 までに卵から 2 齢幼虫を経過し 9 頃 3 齢になり翌年の 3 頃まで根茎部を食害する ( 図 3) 3 下旬から地中深く潜行し 3~7cm の地中で休眠する 1 頃に蛹化し 11 頃に成虫になるが 成虫はそのまま地中にとどまり 翌年の 1 下旬 ~3 に地上に出現する (3)3 齢幼虫の根茎部の食害により 11 頃から収穫茎の立ち枯れ被害を引き起こす (4) 成虫の体長は 13.5~16.5 mm 体色は褐色で全身に淡褐色の毛が密生する 図 2 成虫 図 3 幼虫による食害 2 防除上注意すべき事項 (1)3 齢幼虫は 3 中旬までは地表から 3cm の比較的浅い地中に生息しているので 収穫後から 3 中旬までにロータリー ( 砕土 耕耘 ) 作業を実施することで物理的に防除できる ( 図 4) (2) 上述のロータリー作業により 3 齢幼虫の密度を作業前の 3 割程度まで低減することができる (3)3 齢幼虫が地中に潜行する時期が年次や圃場間で異なる可能性があるので 収穫後早めに作業するのが望ましい (4) 硬い土壌の場合 1 回の砕土で十分に深耕できない場合があるので 状況に応じて複数回ロータリー作業を実施する 図 4 ロータリーによる砕土 -17-

19 コラム 2: ニンガチ カジマーイ ( 二風廻り ) 季節が冬から春先に変わると 西高東低の 冬型の気圧配置 は長く続かなくなり移動性高気圧と低気圧が交互に東シナ海を東進するようになります この時期 沖縄付近で発生した低気圧が急激に発達し 寒冷前線とともに沖縄を通過し 風向きが急変して荒れた天気となる日があります 沖縄では これを昔からニンガチ カジマーイ ( 二風廻り ) と呼んでいます 二風廻りの起源は 十五世紀にさかのぼり 旧暦 2 (3 頃 ) の荒天を指す言葉として史書に記載されています 天気の急変が激しく この様子を先人は 風廻り と表現したと考えられます 平成 19 年 4 17 日 21 時 平成 19 年 4 18 日 21 時 北寄りの風 低気圧 沖縄 南寄りの風 沖縄 寒冷前線 温暖前線 地上天気図の説明 ( 左図 : 平成 19 年 4 17 日 21 時 右図 : 平成 19 年 4 18 日 21 時 ) 4 18 日は 低気圧が急速に発達しながら東シナ海を東進し 寒冷前線とともに沖縄地方を通過しました このため 南寄りの穏やかな風が急に強まった後 北風に急変し 沖縄地方は荒れた天気となりました (4 18 日の最大瞬間風速は 那覇で23.4m/s 南大東島で31.m/s 宮古島で22.8m/s 石垣島で 25.8m/sでした ) 気象庁マスコトッキャラクターはれるん 平成 19 年 4 18 日午前 8 時頃 宮古島市では 竜巻による局地的な突風があり ビニールハウスの倒壊や剥離 サトウキビの倒伏などの被害が発生しました ( 下写真 :4 19 日撮影 ) 倒壊したビニールハウス 倒伏したサトウキビ 沖縄気象台提供 -18-

20 詳しくは下記へお問い合わせ下さい 沖縄県病害虫防除技術センター ホームページアドレス 本 所 那覇市字真地 123 TEL FAX 宮古駐在 宮古島市平良字西里 271-4( 農研センター宮古島支所内 ) TEL FAX 八重山駐在 97-3 石垣市平得地底原 ( 農研センター石垣支所内 ) TEL FAX

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