Taro-4-04 野菜

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1 4 野菜 (1) いちご いちご促成栽培病害虫発生暦 炭疽病 萎黄病 栽培暦 灰色かび病 うどんこ病 ハダニ類 ハスモンヨトウ アブラムシ類 アザミウマ類 月 親株定植 採苗 定植収穫 保温開始病害虫の主要発生時期 3~5 炭疽病 いちご炭疽病の体系防除 < 夜冷育苗 > 時期 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下 12~5 月 主な作業 生育期と防除方法 土壌消毒 ( 親株床 ) 親株定植採苗夜冷定植保温収穫 親株床育苗本ぽ 雨よけ 寒冷紗被覆 雨よけ 薬剤防除 土壌消毒 ( 本ぽ ) 薬剤防除 < ポット育苗 > 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月時期 12~5 月上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下 主な作業 生育期と防除方法 土壌消毒 ( 親株床 ) 親株定植採苗ホ ット育苗定植保温収穫親株床育苗本ぽ 雨よけ 寒冷紗被覆 雨よけ 薬剤防除 土壌消毒 ( 本ぽ ) 薬剤防除 1. 伝染経路は 1 前年に感染した親株による場合と 2 罹病残渣とともに土中に残った菌による場合の二つがある 2.6 月下旬から9 月下旬にかけて発病するが 高温の時期に特に発生しやすい 定植後でも潜在感染株が枯死することがあるので しばらく注意して観察する 3. 胞子が雨やかん水のしぶきに混じって飛散 伝染するので 雨よけを基本とし 頭上かん水は控え できるだけ水の跳ね返りがないようなかん水を行う 4. いちご炭疽病菌はシクラメン ベゴニア シンビジウムにも炭疽病を引き起こすため ほ場が隣接している場合は発生に注意する 5. 前年に発生が見られた親株床 仮植床には菌が残っている危険性があるので連作しないようにする 連作せざるをえないときには土壌消毒をする ( 土壌消毒 参照) 6. 発病株は見つけしだい取り除き 肥料袋等に詰め 空気を排出し口をしっかり閉じて 日当たりのよい野外に放置し 嫌気的発酵処理後に処分する 7. 症状が出てからの防除は困難なので 発生前から定期的に予防散布を行う

2 疫病 1. 低湿地での栽培を避け 育苗ハウス周囲に排水溝を掘って 排水対策を行う 2. 強いかん水は発病を助長するので できるだけ水のはね返りのないようにかん水を行う 3. 育苗培土 本ぽを土壌消毒する ( 土壌消毒 参照) 萎黄病 1.7 月から 10 月にかけて主に発病する 2. いちごの根から侵入し 導管を侵して発病する 厚壁胞子は耐久力が強く 土壌中で 4~5 年以上生存する 3. 感染した親株を使用すると ランナーを通して子苗にも感染する 4. 親株は無病地から選別して無病地に植えて採苗する 5. 仮植前に薬剤で根部を消毒する 6. 発生ハウスは 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 7. 発病株は抜き取り肥料袋等に詰め 空気を排出し口をしっかり閉じて 日当たりのよい野外に放置し 嫌気的発酵処理後に処分する 根腐病 1. 親株床は高畦にし 多湿を防止する 2. 育苗ハウス周囲に排水溝を掘って 排水対策を行う 3. 強いかん水は発病を助長するので できるだけ水の跳ね返りのないようにかん水を行う 萎凋病 1. 親株床 育苗培土を土壌消毒する ( 土壌消毒 参照 ) 2. 発生ハウスは 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 3. 発病株は抜き取り ほ場外で処分する 根腐萎凋病 1. 養液栽培で発生する病害である 2. 感染株の持ち込みを防止する 3. 苗と未消毒土壌との接触を避ける 4. 多かん水に注意する 5. 養液栽培では給排水管理を適正に行う 6. 発病株は早めに抜き取り処分する 7. 病害の発生した培地 資材等の再利用はできるだけ避ける 灰色かび病 1. 通風をよくする 2. かん水に注意し ハウス内の湿度を下げる 3. 枯死葉 老化葉 発病葉 発病果を取り除きほ場外で処分する うどんこ病 1. 育苗時に防除を徹底し 本ぽに菌を持ち込まないようにする 2. 薬剤に展着剤を加え 葉裏によくかかるようにして散布する ウイルス病 1. ウイルスフリーの親株を使用し 親株床は本ぽの近くに設置しない 2. ウイルスフリー株は防虫ネット等で覆って栽培する 3. 親株床 仮植床 および本ぽのアブラムシ類を防除する 4. シルバーテープを使って有翅アブラムシ類の飛来を防ぐ 5. 発病株は抜き取り ほ場外で処分する ハダニ類 1. 苗による本ぽへの持込みを防ぐため 育苗時の防除を徹底する また 親株床での発生を防ぐため作業は本ぽ作業の前 もしくは別に行う 2. マルチ前の下葉かきにあわせて葉裏によくかかるように薬剤を散布する 3. 下葉かきはハダニ類の密度を低下させるのに有効であるため 新葉展開にともない 生育に支障のない程度に順次古葉を除去する 4. 化学合成農薬に対する感受性が低下しているため 物理的防除剤や天敵農薬を活用する < カブリダニ類 ( 天敵農薬 ) の使用にあたって > 1. 天敵農薬は必ずハダニ類の増加前から放飼する ハダニ類の発生が多いときは 放飼前に天敵に影響の小さい薬剤や物理的防除剤でハダニ類の密度を下げる 2. 病害虫防除や葉かきなどは 天敵の定着に悪影響があるため放飼前に済ませ 放飼後 1~2 週間は避ける また 硫黄くん煙も定着に悪影響があるため 放飼後 1 週間はできるだけ避ける 3. 各天敵製剤の特徴をよく理解して使用する 状況に応じて追加放飼することで より安定した

3 効果が期待できる 4. ハダニ類の発生が多い箇所に重点的に放飼するほうが均一に放飼するよりも効果が見込める 5. 天敵が施設内で増殖して効果が現れるまで1~3か月程度かかるため焦らない < 気門封鎖剤 ( 物理的防除剤 ) の使用にあたって > 1. 薬剤感受性の低下したハダニ類にも有効であり ミツバチや天敵類への影響も小さいため 積極的に活用する 2. 殺成虫効果が主体であるため 残存した卵からの孵化幼虫対策として5~7 日程度の間隔で複数回散布する 3. 直接ハダニ類にかからなければ効果が得られないため 葉裏までかかるようていねいに散布する 4. 条件によっては 果実やマルチに汚れを生じる薬剤があるため 適切に使い分ける 5. 混用により薬害を生じるおそれがあるため よく確認して適切に使用する < 炭酸ガスの使用にあたって > 1. 高濃度の農薬炭酸ガスは吸入すると意識不明 昏睡となって死亡することもあるため 滞留し酸欠の恐れのある場所では使用しない また ガスの投入から排気までは接続ユニットやシート開口部に顔や口などを近づけない 2. 処理時に植物体が濡れている場合や軟弱徒長苗では 葉やけを生じることがあるため注意する 3. 処理時に植物体が濡れていたり 温度が低いと 効果が劣ることがあるので注意する 4. 処理後の株は必ず未処理の株とは分けて管理する また ハダニ類の生息場所となるほ場内外の雑草を除去する 5. 処理後はミヤコカブリダニ剤などと併用することで 侵入してくるハダニ類の増殖を抑制する ハスモンヨトウ 1. だいず さといもなどの周辺ほ場では発生が多くなりやすいので注意する 2. 雑草などにも生息するので ほ場周辺を除草する 3. 施設の開口部に防虫ネット等を張り 侵入を防ぐ 4. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する オオタバコガ 1. 花や芽部を食害するため 少数の発生でも被害が大きくなるので注意する 2. 花芽や頂芽の内部に食入するため 浸透性を高める展着剤の利用も有効である アブラムシ類 1. 苗による本ぽへの持ち込みを防ぐため 育苗床での防除を徹底する 2. 施設の開口部に防虫ネット等を張り 有翅アブラムシ類の侵入を防ぐ 3. 定植時に粒剤を施用する 4. 開花までに防除を徹底し その後発生が見られる場合には 薬剤を葉裏によくかかるように散布する アザミウマ類 1. ハウス内外の除草と ハウス内の不要な作物を除去する 2. 施設の開口部に防虫ネット等を張る 又は光反射資材を用いることで 侵入を抑制する 3. 開花初期や春先にはハウス外からの侵入が増加するので 適切に防除する 4. 花に集中的に発生し 被害果実の原因となる 5. 秋のハウス外からの侵入は主に 11 月まで 冬季の発生はハウス内の残存個体に由来する 飛び込み終了後の防除によって 翌春までの密度を抑制する 6. 薬剤抵抗性が特に発達しやすいため 同系統薬剤の連用を避ける コナジラミ類 1. ハウス内外の除草と ハウス内の不要な作物を除去する 2. 栽培終了時には ハウスを密閉して蒸し込み処理を行い 残さに寄生している害虫を完全に死滅させる 蒸し込み処理は ハウス内が 40 前後を維持する時間が 1 日平均 7 時間以上確保できる条件で 3 日間以上とする またハウス内温度が異常に高くなる場合は ハウス内資材が損傷する可能性があるので注意する コガネムシ類幼虫農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネグサレセンチュウ親株床 育苗培土 本ぽを土壌消毒する 本ぽでは 太陽熱消毒や土壌還元消毒も有効である ( 土壌消毒 参照 )

4 (2) トマト ( ミニトマトを除く ) トマト促成栽培 ( 冬春作型 ) 病害虫発生暦 月 栽培暦 疫病葉かび病灰色かび病黄化葉巻病コナジラミ類アザミウマ類ハスモンヨトウオオタバコガトマトサビダニハモグリバエ類 は種 定植収穫病害虫の主要発生時期 苗立枯病 1. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 2. 種子消毒を行う ( 消毒済種子は処理不要 ) 褐色根腐病 1. 夏期にハウスを密閉して太陽熱による土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 2. 発病の多いところは耐病性台木を用いた接木栽培を行う 萎凋病 ( レース 1 2 3) 2. 種子消毒を行う 3. 発病の多いところは耐病性品種の導入 又は耐病性台木を用いた接木栽培を行う 4. センチュウは本病の発生を助長するので防除する ( 土壌消毒 参照 ) 根腐萎凋病 2. 発病の多いところは耐病性品種の導入 又は耐病性台木を用いた接木栽培を行う 半身萎凋病 1. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 2. センチュウは本病の発生を助長するので防除する ( 土壌消毒 参照 ) 3. イネ科作物等との輪作や田畑輪換を行い 病原菌密度を下げる 根腐疫病 2. 夏期にハウスを密閉して太陽熱による土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 3. 排水対策を徹底する 4. センチュウは本病の発生を助長するので防除する ( 土壌消毒 参照 ) 青枯病 < は種前 > 1. 発病ほ場は 数年間ナス科作物の作付けを避ける 2. 夏期 水田にして病原菌の密度低下を図る 3. 排水対策を行う 4. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 5. 接木栽培を行う 高接ぎ木苗の利用も有効である 1. 発病株は抜き取り ほ場外で処分する 2. 作業中に発病株にふれた場合 接触伝染するので手を石けんでよく洗う また 作業で用いた

5 器具はよく消毒する 白絹病 2. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 3. 発病株は早期に抜き取り ほ場外で処分する かいよう病 1. 細菌の感染によって発病する 施設栽培トマトでは 3 月から 6 月に主に発生するが 定植後の年内 (10~12 月 ) においても発生する場合がある 2. 土壌伝染 接触伝染等する 土壌消毒法は熱水消毒の防除効果が高い 3. 本ぽでの二次感染は 発病株上のかいよう病菌 ( 細菌 ) が 管理作業等でできた傷口 ( 摘芽 摘葉 摘心 誘引など ) から侵入し発病する 4. 侵入した菌は維管束部で増殖し 茎や葉柄の髄部を侵し 崩壊させる 5. 発病が疑われる場合には 簡易診断キットを活用し 早期発見につとめ 発病株は見つけしだい抜き取って処分する 6. 農作業はできるだけ晴天日に行い 発病のおそれのある株は最後に作業を行う 7. 摘芽 摘葉にハサミを使用する場合は ハサミの刃を消毒液などでこまめに消毒する 8. 発生ほ場で使用した支柱 台車 各種資材を用いると発生が多くなるので 使用した資材等は消毒するか 用いないようにする 疫病 1. 病原菌の生育適温は 15~20 とされ 被害作物に付着し土中で越冬して伝染源となる ほ場の伝染は分生胞子または遊走子によって起こる 20 くらいのやや低温で降雨の続くときや ハウス内がやや低温で湿度が高い条件が揃うと発生しやすくなる 感染から発病までの期間が短いため 発病条件が揃うと短期間で大発生するので注意する 2. トマトやジャガイモの跡地 ジャガイモ畑の近くで発生しやすいので ほ場周辺にはこれらの作物を栽培しないようにする 3. 排水対策を行う 4. 窒素肥料の多用を避ける 5. かん水量は少なめにする 6. 育苗期間の低温多湿は発病を助長し 本ぽへの持込みの原因となるので注意する 7. 施設では多湿条件にならないよう湿度管理を適正にし 水滴が落ちる箇所は発生しやすく初発の原因となるため修理しておく 8. ハウスやトンネル栽培では通気をよくし 茎葉が軟弱にならないようにする 9. 病原菌は気孔から侵入して発病するので 気孔の多い葉の裏側にも薬剤が十分かかるよう薬剤散布を行う 10. 発生前から予防対策に重点をおき 定期的な防除を行う 11. 発病葉 果実等はすみやかに除去し ほ場外で処分する また 茎に発病したら 病斑から 10cm 以上下の部分で茎を切断し 上部を除去する 葉かび病抵抗性品種に発病するレースが確認されているため 抵抗性品種を栽培した場合でも発生することがある 1. 発生ほ場で使用した各種資材は消毒して使用する 2. 多湿条件下で発生しやすいので 換気やかん水に注意する 3. 肥料切れや着果負担等により 生育が衰えると発生しやすいので 適正な肥培管理を行う 4. 発病葉は伝染源となるため すみやかに除去し ほ場外で処分する すすかび病 1. 病徴は葉かび病に酷似しており 肉眼での判別は困難であるが 光学顕微鏡で分生子 ( 胞子 ) の形態を観察すれば容易に区別できる 2. 多湿条件下で発生しやすいので 換気やかん水に注意する 3. 発病葉は伝染源となるため すみやかに除去し ほ場外で処分する 灰色かび病 1. 病原菌の生育適温は 23 で 多湿を好む また 多犯性で多くの作物に罹病し 腐生的に植物残さなどでも増殖し 有機物の上で繁殖を続けることで伝染源となる 分生子は風によって飛散し発芽して菌糸を伸ばし 枯れた部分などから侵入して発病する 2. 外張りの屋根に防曇 流滴性シート 内張りにポリビニルアルコールフィルム ( ベルタフ ベルキュウスイ等 ) を使用すると発病が抑制される 3. 窒素肥料の多用 過剰かん水を避ける 4. ハウス内が多湿にならないように換気やかん水に注意する マルチ栽培 循環扇や暖房機利用による通風などにより 施設内の湿度低下に努める 5. 発病葉 発病果 花弁をすみやかに除去し ほ場外で処分する

6 6. 予防対策に重点をおき 発病前から薬剤防除を行う 微生物防除資材を利用する場合は 発病前 ~ 発病初期に発生に応じて散布頻度を高めるなどの工夫をする また 低温条件では効果が出にくいので 温度管理に注意する うどんこ病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 斑点細菌病 2. 発病葉は取り除き ほ場外で処分する 輪紋病 1. 発病葉は取り除き ほ場外で処分する 2. 窒素肥料の多用を避け 加里肥料を増施する 3. 高温乾燥時に発生が多いので 薬剤散布は定期的に行う 軟腐病 1. なす科 あぶらな科野菜の跡地での作付けを避ける 2. 窒素過多を避ける 3. 雨天の日に芽かきなどの管理作業をしない 4. 換気を十分に行う モザイク病トマトモザイクウイルス (ToMV) < は種前 > 1. 耐病性品種を利用する 2. 資材消毒を行う ( 資材消毒 参照) 1. 作業する前や作業中に発病株に触れた場合は 石けんでよく洗う 2. 発病株は作業終了時に抜取り ほ場外で処分する モザイク病キュウリモザイクウイルス (CMV) 1. アブラムシ類の防除を徹底する 2. 発病株や雑草を抜き取る 3. 作業する前や作業中に発病株に触れた場合は 石けんでよく洗う 4.CMVは寄生範囲が広く だいこん トマト みつば みょうがなどの野菜類をはじめ ツユクサ ミミナグサ ハコベ ドクダミなどの雑草にも感染する 黄化葉巻病 (TYLCV) 1. 黄化葉巻病はタバココナジラミの吸汁によって媒介されるので タバココナジラミの防除を行う 2.TYLCV は管理作業では伝染しない ( 汁液伝染 土壌伝染 種子伝染 経卵伝染しない ) ウイルスを獲得したタバココナジラミは 約 1 日の潜伏期間を経て死ぬまで伝搬能力を持つ 3. ハウス内外の野良生えトマトは TYLCV の重要な感染源となるので必ず抜き取り処分する また 多くの雑草にタバココナジラミが寄生するため ほ場内と周辺雑草を除去する 4. 感染が疑われる苗は 定植しない 5. 発病株は伝染源となるので 見つけ次第抜き取る 抜き取った株は放置せず 土中に埋設するか ビニル袋などで密封し枯死させてから処分する 6. トマト以外の草花や観葉植物等は タバココナジラミの繁殖源となるので ハウス内に持ち込まない 黄化えそ病 (TSWV) 茎えそ病 (CSNV) 1. アザミウマ類の防除を行う 2. 雑草や観賞植物にも感染し発生源となる可能性があるので 施設内外の除草を徹底し不要な作物を施設内に持ち込まない 発病株は除去し処分する 黄化病 (ToCV) 1. 黄化病はコナジラミ類の吸汁によって媒介されるので 育苗期からコナジラミ類の防除を徹底する 2.ToCV は クリニウイルス属のウイルスで 既知のクリニウイルスは経卵伝染 汁液伝染 土壌伝染及び種子伝染はしないことが知られている ウイルスを獲得したコナジラミ類は 半永続的に伝搬する 3. ほ場内及びほ場周辺の除草を行い コナジラミ類の生息場所を除去する

7 コナジラミ類 1. ハウス内外の除草と ハウス内の不要な作物を除去する 2. ハウスの開口部 ( 出入り口 側窓 天窓 ) に0.4mm 以下のネットを貼り 特に出入り口は2 重にして本虫の侵入と飛散を防ぐ また 生長点付近に黄色粘着トラップを設置して本虫を捕殺する 3. ハウス周囲に光反射シートを設置し コナジラミ類の侵入を抑制する 近紫外線カットフィルムの利用も有効である ただし 近紫外線カットフィルムを張るとマルハナバチの活動は若干にぶくなる 4. 増殖抑制およびタバココナジラミによるTYLCV 感染の抑制のため 育苗期や定植時に粒剤または灌注剤を施用する なお 施用してから効果が現れるまでには数日を要するため 注意が必要である 5. 低密度であっても病原ウイルス (TYLCV ToCV) を媒介するので 発生初期に防除する 6. 栽培終了時には 全ての株を地際から切断した上で蒸し込み処理を行い 残さに寄生している害虫を完全に死滅させる 蒸し込み処理は ハウス内が40 前後を維持する時間が1 日平均 7 時間以上確保できる条件で3 日間以上とする また ハウス内温度が異常に高くなる場合は ハウス内資材が損傷する可能性があるので注意する 7. タバココナジラミに対しては防除効果のある薬剤が限られる 薬剤感受性の低下を避けるため 必ず異系統の薬剤をローテーション散布する トマトサビダニ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う アザミウマ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ハスモンヨトウ幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する オオタバコガ食入された果実は早めにほ場外に持ち出して処分する ハモグリバエ類 1. 虫の寄生していない苗を導入する 2. ハウス内外の除草と ハウス内の不要な作物を除去する 3. 栽培終了時には 全ての株を地際から切断した上で蒸し込み処理を行い 残さに寄生している害虫を完全に死滅させる また ハウス内温度が異常に高くなる場合は ハウス内資材が損傷する可能性があるので注意する ネコブセンチュウ土壌消毒を行う ハウス栽培では 太陽熱消毒 土壌還元消毒も有効である ( 土壌消毒 参照 )

8 1) トマト台木品種の特性表注 1.Tm-1 型因子を持つ品種 または り病性品種用の台木 品 種 名褐色土壌半身萎凋病根腐青枯病 根腐病線虫萎凋病 ( レース2) 萎凋病 トマトモザイク注 2 ) ウイルス アキレス M Tm-1 L S BF 興津 101 号 - ヘルパー M Tm-1 a 2.Tm-2またはTm-2 型因子を持つ品種用の台木 品 種 名褐色土壌半身萎凋病根腐青枯病 根腐病線虫萎凋病 ( レース2) 萎凋病 トマトモザイク注 2 ) ウイルス あおおに a Tm-2 ガードナー a Tm-2 影 武 者 a Tm-2 がんばる根 3 号 Tm-2 がんばる根 11 号 Tm-2 キャディ1 号 a Tm-2 グリーンガード ( レース3) a Tm-2 サポート a Tm-2 ジョイント a Tm-2 助 人 a Tm-2 スパイク a Tm-2 ドクター K a Tm-2 B バリア a Tm-2 フレンドシップ a Tm-2 ブロック ( レース3) a Tm-2 プロテクト3 a Tm-2 ベ ス パ a Tm-2 ボランチ a Tm-2 マグネット a Tm-2 レシーブ a Tm-2 注 1) 種苗会社カタログから作成 注 2) 抵抗性因子型注 3) は抵抗性または耐病性を示す 注 4) 接ぎ木をする場合 穂木と台木のトマトモザイクウイルス抵抗性因子型に注意する

9 (3) ミニトマト苗立枯病 [ リゾクトニア菌 ] 1. 薬剤を種子粉衣する 2. 発病株は抜き取り ほ場外で処分する 疫病栽培管理は トマト を参照する 葉かび病栽培管理は トマト を参照する すすかび病栽培管理は トマト を参照する 灰色かび病栽培管理は トマト を参照する 黄化葉巻病 (TYLCV) 栽培管理は トマト を参照する コナジラミ類栽培管理は トマト を参照する アザミウマ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う トマトサビダニ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ハモグリバエ類栽培管理は トマト を参照する ハスモンヨトウ栽培管理は トマト を参照する オオタバコガ栽培管理は トマト を参照する ネコブセンチュウ土壌消毒を行う ハウス栽培では 太陽熱消毒 土壌還元消毒も有効である ( 土壌消毒 参照 )

10 (4) なすなす露地栽培病害虫発生暦 月 栽培暦 半身萎凋病青枯病灰色かび病うどんこ病ハダニ類チャノホコリダニアブラムシ類アザミウマ類ハモグリバエ類ハスモンヨトウ は種 定植収穫病害虫の主要発生時期 苗立枯病 < は種前 > 1. 床土を消毒する ( 土壌消毒 参照 ) 2. 種子消毒する 1. 土壌が多湿にならないよう かん水量に注意する 2. 発病株は抜き取り ほ場外で処分する 3. は種時 ~ 子葉展開時に薬剤を使用する 半枯病 1. 輪作を行う 2. 土壌が酸性になると発生しやすくなるので 消石灰などで土壌酸度を矯正する 3. 耐病性台木を用いた接木栽培を行う 半身萎凋病 1. 輪作を行う 2. 発病ほ場は数年間なす科作物の作付けを避ける 3. 排水対策を行う 4. 耐病性台木を用いた接木栽培を行う 5. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 青枯病 < は種前 > 1. 輪作を行う 2. 発病ほ場は数年間なす科作物の作付を避ける 3. 排水対策を行う 4. 夏期 水田にして病原菌の密度低下を図る 5. 耐病性台木を用いた接木栽培を行う 6. 土壌消毒を行う 1. 発病株は抜き取り ほ場外で処分する 2. 発病株にふれた場合は 手を石けんでよく洗い 作業で用いた器具は消毒液で洗う 灰色かび病 < は種前 > 一度使用した資材は消毒してから使用する ( 資材消毒 参照 ) 1. ハウス栽培では多湿にならないよう換気に注意する 2. 定期的に花弁を除去する 3. 発病した花や果実をすみやかに除去し ほ場外で処分する

11 4. 老化葉の摘除 整枝 誘引を行い通風や採光を図る 5. 予防対策に重点をおき 発病前から薬剤防除を行う 黒枯病 1. 苗床やハウス内の気温が高くなりすぎないように温度管理に注意する 2. ハウス栽培では多湿にならないよう換気に注意する 3. 老化葉の除去 整枝 誘引を行い通風をよくする 菌核病 < は種前 > 1. 一度使用した資材は消毒してから使用する ( 資材消毒 参照 ) 2. 夏期 水田にして病原菌の密度低下を図る 1. ハウス栽培では 多湿にならないよう換気に注意する 2. 定植期に地表面にマルチを行う 3. 定期的に花弁を除去する 4. 発病した花や果実をすみやかに除去し ほ場外で処分する 5. 老化葉の摘除 整枝 誘引を行い通風や採光を図る うどんこ病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 褐色腐敗病 1. 病原菌は高温性で生育適温は 28~30 地下部では 22 以上 果実では 25~30 のときに それぞれ被害が著しくなる 病原菌は なすの他 トマト ピーマン きゅうり すいか かぼちゃ ゆうがおなど ナス科及びウリ科を侵す多犯性菌である 2. 病原菌は卵胞子の形で罹病果実などとともに土中に残り伝染源となる 分生胞子形成以後は主としてその飛散によって周辺株にまん延する 3. 発病には高温と多湿な環境が適しているが 特に湿度の影響が大きいため 6~9 月ころの降雨が多い場合や ハウス栽培ではかん水が多すぎた場合に多発しやすくなる 4. 排水対策を実施し 畦上に敷きわらやビニルマルチをし 雨水による土の跳ね上がり防止を行う 発病果や発病茎葉は見つけしだい除去し 処分するか土中深く埋没する 5. 前作で発生が見られたほ場では作付けは避けるようにし 施設では蒸し込みや土壌消毒などを行う すすかび病 1. ハウスでは多湿にならないよう換気に注意する 2. 過度のかん水を避ける < 収穫後 > 発病葉を集め処分し 翌年の伝染源をなくす 綿疫病 < は種前 > 1. 排水対策を行う 2. 敷わらやマルチを行う 1. 窒素過多を避ける 2. 露地栽培で 6~10 月に多雨の時発生が多い ハダニ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う チャノホコリダニ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う アブラムシ類飛来する有翅虫は各種の病原ウイルス (CMV BBWV) を媒介するため 育苗期や定植時に粒剤または灌注剤を施用し 発生初期から防除する アザミウマ類 1. 施設栽培では ハウス内外を除草し ハウス内の不要な作物を除去する 2. 育苗時には 外部からのアザミウマ類の侵入を防ぐため 防虫ネット等で隔離する また 育苗期や定植時に粒剤または灌注剤を施用し 飛来虫の増殖を抑制する

12 3. 施設栽培では 開口部に防虫ネットを展張する 赤色ネットは比較的侵入抑制効果が高いが過信せず 侵入後の防除はしっかり行うこと 青色粘着トラップを設置することで 侵入状況を早期に知ることができる 露地栽培では 飛来を抑制するため ほ場の周囲を防虫ネットで囲むか ソルゴーなどを障壁栽培する 4. 露地栽培では 天敵に影響の大きな薬剤 ( 有機リン系 合成ピレスロイド系 ネオニコチノイド系など ) の散布を控え マリーゴールドやオクラなどのインセクタリープランツ ( 天敵温存植物 ) をほ場内外に栽培することで ヒメハナカメムシ類などの土着天敵が保護 増強され アザミウマ類やハダニ類の被害を抑制することができる なお 薬剤散布の削減によって テントウムシダマシ類 チャノホコリダニ カメムシ類などが発生することがあるため注意する 5. 施設栽培では スワルスキーカブリダニやパイレーツ粒剤などの生物資材を アザミウマ類の発生前から使用することで増殖を抑制する なお 一部の薬剤は天敵類に対して悪影響があるため注意する 6. 反射資材によるマルチングは成虫の飛来と蛹化を抑制するが 効果維持のためにマルチ上にわらや残さを放置しない なお 資材によっては地温の上昇が抑制されることがあるので注意する 7. 薬剤感受性の低下を防ぐため 同系統薬剤の連続散布は避ける また 粒剤や灌注剤の系統にも注意を払う 8. 施設栽培では 栽培終了時に全ての株を地際から切断した上で蒸し込み処理を行い 残さに寄生している害虫を完全に死滅させる また ハウス内温度が異常に高くなる場合は ハウス内資材が損傷する可能性があるので注意する コナジラミ類ハウス内外の除草と ハウス内の不要な作物を除去する ハモグリバエ類 1. 虫の寄生していない苗を導入する 2. ハウス内外の除草と ハウス内の不要な作物を除去する ネキリムシ類被害株の株元近くの土中に潜んでいるので捕殺する ハスモンヨトウ 1. だいず さといもなどの周辺ほ場では発生が多くなりやすいので注意する 2. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 3. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する 4. 施設栽培では開口部に防虫ネットを張る 黄色灯や緑色灯の夜間点灯も飛来防止に有効である オオタバコガ食入された果実は早めにほ場外に持ち出して処分する テントウムシダマシ類ばれいしょの隣接ほ場では 発生が多くなりやすいので注意する カスミカメムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネコブセンチュウ土壌消毒を行う ハウス栽培では 太陽熱消毒 土壌還元消毒も有効である ( 土壌消毒 参照 )

13 なす台木品種の特性表 1. なす台木用主要品種の病害虫抵抗性 耐病性 病害虫抵抗性 耐病性品種名品種名 B V F Ph N 病害虫抵抗性 耐病性 B V F Ph N 赤ナス ( ヒラナス ) トルバム ビガー カ レ ヘ ン ト レ ロ 耐 病 V F 台 太 郎 ト ナ シ ム 緋 脚 凡例 B: 青枯病 V: 半身萎凋病 F: 半枯病 Ph: 褐色腐敗病 N: ネコブセンチュウ 印は抵抗性, 印は耐病性 ( いずれもカタログ等による ) 注青枯病の場合は, その地域に分布している病原菌の系統によっては, 抵抗性 耐病性を示さない品種がある 2. 穂木に比較して台木を早播きする日数 品種名早播きする日数品種名早播きする日数 赤ナス ( ヒラナス ) 5~10 日 トルバム ビガー 20~30 日 カ レ ヘ ン 10~20 日 ト レ ロ 20~30 日 耐 病 V F 2~3 日 台 太 郎 0~3 日 ト ナ シ ム 6~14 日 緋 脚 0~3 日 注穂木と台木の生育を揃えるため, 穂木に比較して早播きが必要な品種がある 種苗会社カタログから作成 (5) ピーマン苗立枯病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 疫病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 灰色かび病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 菌核病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う うどんこ病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う オオタバコガ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ハスモンヨトウ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ハダニ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う コナジラミ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う

14 アザミウマ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネコブセンチュウ土壌消毒を行う ハウス栽培では 太陽熱消毒 土壌還元消毒も有効である ( 土壌消毒 参照 ) (6) きゅうりきゅうり促成栽培病害虫発生暦 月 栽培暦 べと病褐斑病うどんこ病灰色かび病菌核病黄化えそ病退緑黄化病アブラムシ類ハダニ類アザミウマ類コナジラミ類 ハモグリバエ類 きゅうり夏秋栽培病害虫発生暦 栽培暦べと病褐斑病うどんこ病炭疽病つる枯病疫病黄化えそ病退緑黄化病アブラムシ類ハダニ類アザミウマ類コナジラミ類ハモグリバエ類 月 苗立枯病 < は種前 > 1. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 2. 種子消毒を行う < は種時 ~ 生育中 > 発病株は抜き取り ほ場外で処分する は種 定植収穫病害虫の主要発生時期

15 つる割病 < は種前 > 2. 消石灰等を施用して土壌酸度を矯正する 3. 土壌 資材消毒を行う ( 土壌消毒 資材消毒 参照 ) 4. 種子消毒を行う 5. 接木栽培を行う ( 台木は 特性表 参照 ) 1. 定植前 ~ 定植 1 か月後 薬剤を灌注する ( 接木しない場合 ) 2. 発病株は早期に抜き取り ほ場外で処分する 3. 窒素過多を避ける つる枯病 < は種前 > 1. 資材消毒を行う ( 資材消毒 参照 ) 2. 種子消毒を行う 1. 発病株は早期に抜き取り ほ場外で処分する 2. かん水は 株元に直接かからないようにする 3. 発生初期に病斑部を削りとり 薬剤を塗布する べと病 1. 病原菌は分生子と卵胞子を形成するが 分生子の発芽適温は 21~24 分生子形成の適温は 15 ~28 である 感染は 15~28 でおこるが 最適は 20~25 で湿度 98% 以上 又は濡れ時間 6 時間以上の高湿度で発生が助長される 2. 病原菌は被害茎葉で越年し伝染源となる 風などで飛散した胞子が葉に付着し 葉面上の水滴や結露の中で発芽 気孔より侵入して発病する ハウス栽培で周年栽培している場合は病斑上に胞子が絶えず作られているので 発病が繰り返されるため防除対策を徹底する 3. 株元を敷きわらやマルチ等で覆って 雨滴の跳ね上がりを防止し 密植を避けて風通しを良くする ハウス栽培では換気を行い 過湿防止につとめる 4. 草勢低下は発生を助長させるので 適正な肥培管理を行う 5. 栽培の終わったほ場は 被害茎葉の処理を丁寧に行い 伝染源をほ場に残さないようにする また 使用済みの支柱は水洗いなどしてよく落とすようにする 炭疽病 1. 資材消毒を行う ( 資材消毒 参照 ) 2. 窒素質肥料の多用は 発生を助長するので 適正な肥培管理を行う 褐斑病 1. 病原菌は 28~32 で旺盛に発育する高温菌であるが 発病の適温はこれよりやや低く 25~3 0 である 発病葉上の分生子飛散は 日中特に 10~14 時頃が最盛期となり 夜間の飛散は少ない 高温多湿条件で発生するので 夏秋期の連続降雨により多発しやすい 2. 前年の発生ほ場では病原菌が残っており 発病しやすい 3. ハウス栽培では換気を十分行い 高温多湿を防止する 4. 窒素過多 肥切れにならないように適正な肥培管理を行う 5. 老化葉 発病葉は除去し ほ場外で処分する 6. 栽培の終わったほ場は 被害茎葉の処理を丁寧に行い 伝染源をほ場に残さないようにする また 使用済みの資材は消毒する 黒星病 1. 資材消毒を行う ( 資材消毒 参照 ) 2. ハウス栽培では低温多湿を防止する 3. 発病株は発病部を除去し 側枝を利用する 4. 生長点に近い若い茎 葉 幼果に発病が多いので その部分に丁寧に薬剤を散布する うどんこ病ハウスやトンネル栽培の場合に発生が多く 露地栽培では 7 月に発生が多くなる また ブルームレス台木品種では うどんこ病が出やすいので注意する 灰色かび病 1. 通風をよくし 低温多湿にならないようにする 2. 枯葉 花弁 果実に発生した病斑は すみやかに除去し ほ場外で処分する 3. 予防対策に重点をおき 発病前から薬剤防除を行う

16 菌核病 < は種前 > 全面マルチを行う 1. ハウス内の通風をよくする 2. 過剰かん水を避ける 3. 開花 4~5 日後に花弁を摘み取る 疫病 < は種前 > 2. 酸性土壌で発生が多く被害も大きいので 消石灰などで土壌酸度を矯正する 3. 高畦にする 4. 土壌 資材消毒を行う ( 土壌消毒 資材消毒 参照 ) 1. カボチャ台木には発生が少ない 2. 露地栽培では 降雨時の雨水の停滞や浸水に注意する 3. 発病株を抜き取り ほ場外で処分する ホモプシス根腐病 1. 病原菌は きゅうり すいか メロン かぼちゃなどうり科作物全般を特異的に侵す 2. 生育中の地温の低下や土壌の乾燥を避け 根の成長を促進し 被害の軽減を図る 3. 発病株は早期に抜き取り ほ場外で処分する 4. 発病したほ場の耕起 整地等を行った作業機をそのまま無病ほ場で使用すると 汚染が拡大するおそれがあるため 作業機に付着した土壌をきれいに洗い落としてから作業を行う 5. 病原菌は熱に比較的弱く 太陽熱消毒や蒸気消毒等の熱消毒が有効である 6. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 白絹病 < は種前 > 2. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 発病株はすみやかに取り除き ほ場外で処分する 斑点細菌病 < は種前 > 1. 種子消毒を行う 2. ハウス内が多湿にならないよう管理する 3. 夏期にハウスを密閉して太陽熱消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) < 定植時 > 粒剤を施用する 1. 低温多湿にならないよう管理する 2. 窒素肥料の多用は 発病を助長するので注意する 3. 予防対策に重点をおき 薬剤防除を行う < 収穫後 > 発病果実 発病株を処分する 黄化えそ病 (MYSV) 1. 施設内外の除草を徹底する 2. ウイルス感染苗の持込みを防ぐため 苗にミナミキイロアザミウマが発生しないように十分注意し 購入苗等では媒介虫がいないことを確認する また 感染が疑われる苗は定植しない 3. 育苗期から生育初期の感染は減収割合が高くなるので この時期の媒介虫防除が重要である 4. ミナミキイロアザミウマの防除を行う 5. 発病株は伝染源となるので 見つけ次第抜き取る 抜き取った株は放置せず 土中に埋設するか ビニル袋などで密封し枯死させてから処分する 退緑黄化病 (CCYV) 1. 施設内外の除草を徹底する 2. ウイルス感染苗の持込みを防ぐため 苗にタバココナジラミが発生しないように十分注意し 購入苗等では媒介虫がいないことを確認する また 感染が疑われる苗は定植しない 3. 育苗期から生育初期の感染は減収割合が高くなるので この時期の媒介虫防除が重要である 4. タバココナジラミの防除を行う

17 5. 発病株は伝染源となるので 見つけ次第抜き取る 抜き取った株は放置せず 土中に埋設するか ビニル袋などで密封し枯死させてから処分する 緑斑モザイク病 ( キュウリ緑斑モザイクウイルス (KGMMV)) < は種前 > 1. 種子は乾熱殺菌処理済みのものを用いる 2. 資材などはなるべく新しいものを用い 古い資材をやむを得ず使用する場合は消毒する ( 資材消毒 参照 ) 3. 他の作物を 4~5 年輪作する 1. 発病株の早期発見 早期除去に努める 2. 発病株に触れた手 農具 履物などは消毒液か 石けんでよく洗う 3. 収穫後の茎葉 根はできるだけ集めて処分する その後石灰窒素を施用し 残さの分解を促進させる モザイク病 ( キュウリモザイクウイルス (CMV) スイカモザイクウイルス (WMV) ズッキーニ黄斑モザイクウイルス (ZYMV)) CMV は寄生範囲が広く だいこん トマト みつば みょうがなどの野菜類をはじめツユクサ ミミナグサ ハコベ ドクダミなど雑草にも感染する 1. ほ場周辺の発病植物を除去する 2. 発芽直後から防虫ネット被覆とアブラムシ類防除を行う 3. 発病株はすみやかに抜き取り ほ場外で処分する 4. 発病株に触れた場合は 手を石けんでよく洗い 作業で用いた器具は消毒液で洗う 黄化病 (BPYV) 1. 黄化病はオンシツコナジラミの吸汁により媒介されるので オンシツコナジラミの防除を徹底する 2. 施設内外の除草防除を徹底する タネバエ成虫は未熟堆肥などの分解時に発生する臭気に誘引されるので 未熟堆肥を施用しない ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ウリハムシ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ハダニ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う アザミウマ類 1. 薬剤感受性が著しく低下しているため 農薬だけでなく 防虫ネットや天敵など複数の防除手段を組み合わせて密度を抑制する 2. ミナミキイロアザミウマはキュウリ黄化えそ病の原因ウイルス (MYSV) を媒介する 3. 育苗は防虫ネット等で隔離して行い 育苗期や定植時に粒剤や灌注剤を施用することで 初期の増加を抑制する 4. 施設の開口部に防虫ネットを展張する 赤色ネットは比較的侵入抑制効果は高いが 過信せず 侵入後の防除はしっかり行うこと 青色粘着トラップを設置することで 侵入状況を早期に知ることができる 5. 施設栽培では スワルスキーカブリダニやパイレーツ粒剤などの生物資材をアザミウマ類やコナジラミ類の発生前から使用することで増殖を抑制する なお 一部の薬剤は天敵類に悪影響があるため注意する 6. 反射資材によるマルチングは成虫の飛来と蛹化を抑制するが 効果維持のためにマルチ上にわらや残さを放置しない なお 資材によっては地温の上昇が抑制されることがあるので注意する 7. 薬剤感受性の低下を防ぐため 同系統薬剤の連続散布は避ける また 粒剤や灌注剤の系統にも注意を払う 8. 施設栽培では 栽培終了時に全ての株を地際から切断した上で蒸し込み処理を行い 残さに寄

18 生している害虫を完全に死滅させる また ハウス内温度が異常に高くなる場合は ハウス内資材が損傷するおそれがあるので注意する コナジラミ類 1. ハウス内外の除草と ハウス内の不要な作物を除去する 2. タバココナジラミはキュウリ退緑黄化病の原因ウイルス (CCYV) の媒介虫である ハウスの開口部 ( 出入り口 側窓 天窓 ) に 0.4mm 以下のネットを貼り 特に出入り口は 2 重にして本虫の侵入と飛散を防ぐ また 生長点付近に黄色粘着トラップを設置して本虫を捕殺する 3. 定植時に粒剤を施用する 4. 発生初期に薬剤を使用する 5. 栽培終了時には 全ての株を地際から切断した上で蒸し込み処理を行い 残さに寄生している害虫を完全に死滅させる 蒸し込み処理は ハウス内が 40 前後を維持する時間が 1 日平均 7 時間以上確保できる条件で 3 日間以上とする また ハウス内温度が異常に高くなる場合は ハウス内資材が損傷する可能性があるので注意する ハモグリバエ類 1. 虫の寄生していない苗を導入する 2. ハウス内外の除草と ハウス内の不要な作物を除去する 3. 施設栽培では 栽培終了時に全ての株を地際から切断した上で蒸し込み処理を行い 残さに寄生している害虫を完全に死滅させる またハウス内温度が異常に高くなる場合は ハウス内資材が損傷する可能性があるので注意する ネコブセンチュウ土壌消毒を行う ハウス栽培では 太陽熱消毒 土壌還元消毒も有効である ( 土壌消毒 参照 ) (7) メロン苗立枯病 1. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 2. 種子消毒を行う 3. 発病株は抜き取り ほ場外で処分する 菌核病 < 定植前 > 1. 天地返しを行って地表面の菌核を土中深く埋没させる 2. 夏期に 湛水処理するかハウス密閉による太陽熱消毒 ( 土壌消毒 参照 ) を行い 土壌の菌密度低下をはかる 3. チューブかん水を行う 4. 土壌表面を全面マルチする 1. 低温多湿条件で多発する 2. ハウス内の換気を十分に行う 換気はハウスの両サイドを開放するとより効果的である 3. 開花後 枯死した花弁や雌ずいを除去する 4. 発病果実や茎は早期に取り除き ほ場外で処分する 5. 予防対策に重点をおき 発病前から薬剤防除を行う つる割病 < は種前 > 2. 消石灰等を施用して土壌酸度を矯正する 3. 種子消毒をする 4. 接木栽培を行う 5. 土壌 資材消毒を行う ( 土壌消毒 資材消毒 参照 ) 1. 窒素過多を避ける 2. 発病株は早期に抜き取り ほ場外で処分する つる枯病 < は種前 > 土壌 資材消毒を行う ( 土壌消毒 資材消毒 参照 ) 1. かん水は 株元に直接かからないようにする 2. 発病株は早期に抜き取り ほ場外で処分する 3. 発生初期に病斑部を削りとり 薬剤を塗布する

19 炭疽病 < は種前 > 1. 資材消毒をする ( 資材消毒 参照 ) 2. 敷わらを行う 窒素質肥料の多用を避ける べと病 < は種前 > 敷わらを行う 1. ハウス内の換気を行い 過湿にならないようにする 2. 肥切れにならないよう適正な肥培管理を行う 3. 苗が活着し始めた頃から薬剤を使用する < 収穫終了後 > 伝染源をなくすために 発病果実や発病株を処分する 疫病 1. カボチャ台木には発生が少ない 2. 雨が長く降り続くと激発する < は種前 > 2. 前年多発したほ場には作付けしない 3. 低湿地を避け 排水対策を行う 4. 土壌 資材消毒を行う ( 土壌消毒 資材消毒 参照 ) 5. 高畦にする 1. 窒素肥料の過用は発病を助長するので注意する 2. 発病株を取り除き ほ場外で処分する うどんこ病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 斑点細菌病 < は種前 > 1. 低湿地を避け 排水対策を行う 2. 敷わらやマルチを行う 3. 夏期にハウスを密閉して太陽熱消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 4. 資材消毒を行う ( 資材消毒 参照 ) 1. 窒素肥料の過用は発病を助長するので注意する 2. 低温多湿にならないよう管理する 3. 発病葉を取り除き ほ場外で処分する 4. 予防対策に重点をおき 発病前から薬剤防除を行う < 収穫終了後 > 伝染源をなくすために 発病果実や発病株を処分する モザイク病 ( キュウリモザイクウイルス (CMV) スイカモザイクウイルス (WMV)) CMV は寄生範囲が広く だいこん トマト みつば みょうがなどの野菜類をはじめツユクサ ミミナグサ ハコベ ドクダミなどの雑草にも感染する 1. ほ場周辺の発病植物を除去する 2. 発芽直後から防虫ネット被覆とアブラムシ類防除を行う 3. 発病株はすみやかに抜き取り ほ場外で処分する 4. 発病株にふれた場合は 手を石けんでよく洗い 作業で用いた器具は消毒液で洗う ハダニ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う

20 コナジラミ類 1. ハウス内外の除草とハウス内の不要な作物を除去する 2. 定植時に粒剤を施用する 3. 発生初期に薬剤を使用する 4. 被害果や残さの処分を速やかに行う 施設栽培では 栽培終了時に蒸し込み処理を行い 残さに寄生している害虫を完全に死滅させる 蒸し込み処理は ハウス内が40 前後を維持する時間が1 日平均 7 時間以上確保できる条件で3 日間以上とする また ハウス内温度が異常に高くなる場合は ハウス内資材が損傷する可能性があるので注意する タネバエ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う アザミウマ類 1. ハウス内外の除草とハウス内の不要な作物を除去する 2. 外部からのアザミウマ類の侵入を防ぐため 防虫ネット等で隔離して育苗する また 施設栽培では開口部に防虫ネット等を張る 3. 蛹化防止のためマルチングを行う なお マルチ上にわらや残さを放置しない 4. 早期発見に努め 密度の低い時点で薬剤防除を行う 薬剤抵抗性の発達を防ぐため同一系統の薬剤を連用しない 5. 施設栽培では 栽培終了時に全ての株を地際から切断した上で蒸し込み処理を行い 残さに寄生している害虫を完全に死滅させる また ハウス内温度が異常に高くなる場合は ハウス内資材が損傷する可能性があるので注意する コガネムシ類幼虫農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネコブセンチュウ土壌消毒を行う ハウス栽培では 太陽熱消毒 土壌還元消毒も有効である ( 土壌消毒 参照 ) (8) すいか苗立枯病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 菌核病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う つる割病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う つる枯病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う べと病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 炭疽病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 疫病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う うどんこ病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 褐斑細菌病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う

21 ハダニ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う コナジラミ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ミナミキイロアザミウマ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う タネバエ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う コガネムシ類幼虫農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネコブセンチュウ土壌消毒を行う ハウス栽培では 太陽熱消毒 土壌還元消毒も有効である ( 土壌消毒 参照 ) (9) かぼちゃかぼちゃトンネル栽培病害虫発生暦 疫病 月 栽培暦 うどんこ病モザイク病べと病褐斑細菌病アブラムシ類 は種 定植 トンネル被覆収穫病害虫の主要発生時期 べと病 1. 敷わらを行う 2. 肥切れすると発病しやすくなるので 適正な肥培管理を行う 疫病 2. 低湿地を避け 排水対策を行う つる枯病資材消毒を行う ( 資材消毒 参照 ) うどんこ病密植を避け 通風をよくする 炭疽病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 褐斑細菌病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う

22 モザイク病 ( キュウリモザイクウイルス (CMV) スイカモザイクウイルス (WMV)) CMV は寄生範囲が広く だいこん トマト みつば みょうがなどの野菜類をはじめツユクサ ミミナグサ ハコベ ドクダミなどの雑草にも感染する 1. ほ場周辺の発病植物を除去する 2. 発芽直後から防虫ネット被覆とアブラムシ類防除を行う 3. 発病株はすみやかに抜き取り ほ場外で処分する 4. 発病株に触れた場合は 手を石けんでよく洗い 作業で用いた器具は消毒液で洗う ウリハムシ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う タネバエ成虫は未熟堆肥などの分解時に発生する臭気に誘引されるので 未熟堆肥を施用しない ネコブセンチュウ土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) (10) オクラ葉すす病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う うどんこ病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う オオタバコガ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ハスモンヨトウ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う カメムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネコブセンチュウ土壌消毒を行う ハウス栽培では 太陽熱消毒 土壌還元消毒も有効である ( 土壌消毒 参照 ) (11) ゆうがお炭疽病 1. 種子は健全果から採種する 2. 敷わらをていねいに行う べと病敷わらをていねいに行う つる割病発病株はすみやかに抜き取り ほ場外で処分する つる枯病発病株はすみやかに抜き取り ほ場外で処分する 褐斑細菌病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う うどんこ病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う

23 灰色疫病 1. 連作を避け 発生ほ場では水稲などの輪作を行う 2. 土壌の酸度を矯正する 3. 排水対策を行う 4. 資材消毒を行う ( 資材消毒 参照 ) 5. 発病株はすみやかに抜き取り ほ場外で処分する モザイク病 ( スイカモザイクウイルス (WMV)) 1. アブラムシ類を防除する 2. 発病株の摘心等の管理は後回しにし 伝染を防ぐ 3. 発病株の早期発見 早期除去に努める 発病株に触れた手 農具 履物などは消毒液か 石けんでよく洗う 緑斑モザイク病 ( スイカ緑斑モザイクウイルス (CGMMV)) 1. 種子は 乾熱殺菌又は消毒済みのものを用いる ( 乾熱殺菌法 :70 で 3 日間乾熱処理する ) 2. 資材等はなるべく新しいものを用い 古い資材はうり科以外の作物に使用する やむを得ず使用する場合は消毒する ( 資材消毒 参照 ) 3. 発病株の摘心等の管理は後回しにし 伝染を防ぐ 4. 発病株の早期発見 早期除去に努める 発病株に触れた場合は 手を石けんでよく洗い 作業で用いた器具は消毒液で洗う 5. 収穫後の茎葉 根は できるだけ集めてほ場外で処分する 6. 発生ほ場への作付けを避ける (12) だいこん ( はつかだいこんを除く ) だいこん秋どり栽培病害虫発生暦 月 栽培暦 黒斑細菌病 軟腐病 萎黄病 コナガ ハイマダラノメイガ アブラムシ類 キスジノミハムシ は種収穫病害虫の主要発生時期 苗立枯病 ( リゾクトニア菌 ) 農薬情報を参考に 薬剤防除を行う べと病肥切れすると発病しやすくなるので 適正な肥培管理を行う 亀裂褐変症 ( リゾクトニア菌 ) 1. あぶらな科野菜の連作を避ける 2. 発病根を除去する 黒斑病 1. 種子消毒を行う 冷水に 6 時間浸漬後 50 の温湯に 5 分間浸漬する 2. 肥切れすると発病しやすくなるので 十分に施肥する 3. 発病葉を除去する

24 黒腐病 1. あぶらな科野菜の連作を避ける 2. 夏期高温時のは種は避ける 3. 種子消毒を行う 冷水に6 時間浸漬後 50 の温湯に5 分間浸漬する 4. キスジノミハムシ ナメクジ カタツムリ ネコブセンチュウなどの防除を行う 5. 発病株は抜き取り ほ場外で処分する 軟腐病 2. キスジノミハムシ ナメクジ カタツムリ ネコブセンチュウなどの防除を行う 3. 発病株は早期に抜き取り ほ場外で処分する 黒斑細菌病 2. 種子消毒をする 冷水に 6 時間浸漬後 50 の温湯に 5 分間浸漬する 萎黄病 1. だいこん かぶなどのあぶらな科野菜の連作を避ける 2. 耐病性品種を作付けする 3. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 4. 残根を引き抜き処分する モザイク病 1. 耐病性品種を選ぶ 2. 発芽初期からアブラムシ類の防除を行う ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ハイマダラノメイガ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う アオムシ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う コナガ産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する ヨトウムシ 1. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 2. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する 3. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する ハスモンヨトウ 1. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 2. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する 3. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する 4. だいず さといもなどの周辺ほ場では発生が多くなるので注意する キスジノミハムシ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う センチュウ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う (13) にんじん黒葉枯病 1. 肥切れにならないよう適正な肥培管理を行う

25 2.9~10 月に発生しやすいので 8 月上旬から薬剤散布を行う 軟腐病 1. 連作を避け イネ科作物など他作物との輪作を行う 2. 排水対策を行い 密植を避ける 3. 高温乾燥期のは種を避ける 4. 管理及び収穫作業中に 根に傷をつけないよう注意する ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ヨトウムシ 1. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 2. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する ハスモンヨトウ 1. だいず さといもなどの周辺ほ場では発生が多くなるので注意する 2. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 3. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する キアゲハ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う センチュウ類 1. 作付前にマリーゴールドを栽培する ( 対抗植物によるセンチュウ類防除 参照 ) 2. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) (14) ごぼう黒斑細菌病 1. 窒素過多にならないよう肥培管理に注意する 2. 発病した茎葉はほ場外で処分する 黒斑病 1. 窒素過多にならないよう肥培管理に注意する 2. 発病した茎葉はほ場外で処分する 3. 特に 8~9 月に発生が多い 黒あざ病 1. 発生の多い畑では少なくとも 2 年以上根菜類以外の作物を栽培する 2. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 3. 発病した茎葉はほ場外で処分する うどんこ病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ヒョウタンゾウムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う フキノメイガ ( ゴボウノメイガ ) 1. 雑草などにも生息するのでほ場周辺の除草に努める 2. 収穫後の残さは発生源となるためほ場外で処分する センチュウ類土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 )

26 (15) にらにら秋冬どり栽培病害虫発生暦 月 栽培暦 白斑葉枯病乾腐病紅色根腐病さび病白絹病ネギアザミウマアブラムシ類ネダニ は種 定植収穫病害虫の主要発生時期 白斑葉枯病 1. 密植を避ける 2. 換気を十分に行う 3. 低温多湿の時期に発生する 特に株養成期の 10~12 月 収穫期の 2~5 月に発生が多くなる 乾腐病 1. 苗は健全なものを選んで植え付ける 2. 発病株は見つけしだい抜き取る 3. 刈取直後に薬剤を灌注する 紅色根腐病 1. 本病は土壌伝染し 特に育苗床で被害が大きい 2. 連作を避ける 3. たまねぎ ねぎ らっきょう トマト等の跡作に作付けしない 4. 排水対策を行う 5. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 6. 発病株は早期に抜き取り ほ場外で処分する 葉腐病 2. 排水対策を行う 3. 発病株は早期に抜き取り ほ場外で処分する さび病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 白絹病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 株腐細菌病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 萎縮病 1. 生育初期から有翅アブラムシ類の防除を徹底する 発生の多い地域は 有翅アブラムシによる感染を防止するため 4 月下旬 ~8 月下旬の間 防虫ネットで被覆する 2. 発病株は見つけしだい抜き取る 3. 発病株にふれた場合は 手を石けんでよく洗い 作業で用いた器具は消毒液で洗う

27 白色疫病 1. 排水対策を行う 2. 窒素肥料の多用を避ける 3. 施設内が多湿とならないように注意する えそ条斑病 (IYSV) 1. 雑草はネギアザミウマの増殖源となるので ほ場内外の雑草防除を行う 2. 施設栽培では 紫外線カットフィルムを被覆したり 施設開口部に防虫ネットを張り ネギアザミウマの侵入を防ぐ 3. 薬剤によるネギアザミウマの防除を徹底する ネギアザミウマ 1. 作付け前にハウス内外の除草を行う 2. 紫外線カットフィルムでハウスを被覆する 3. 外部からの侵入を防ぐため 開口部に防虫ネット等を張る 4. ハウス間に反射資材を設置する 5. 蛹化防止のためマルチングを行う 6. 早期発見に努め 密度の低い時点で薬剤防除を行う 7. 施設栽培ではハウスを密閉して蒸し込み処理を行い 残さに寄生している害虫を死滅させる ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネダニ類 1. 未熟堆肥は使用しない 2. 苗による持ち込みに注意する 3. 定植時には粒剤による防除を行う 4. 葉の横への曲がりや茎数減少 欠株などの異常がみられた場合 ネダニの発生を確認する 発生株は容易に引き抜くことができ 球根部周辺に乳白色のネダニが密生する 5. 発生株がみられたら 薬液が球根部に浸透するように灌注する 6. 作付終了後に株は集めてほ場外で処分する 7. 耕うんは未発生ほ場から行い 使用後のトラクターはよく洗浄し ネダニの拡散を防ぐ ナメクジ類 ウスカワマイマイ誘引駆除剤を施用する ( その他の有害動物 参照 ) (16) にら ( 花茎 ) 白斑葉枯病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う さび病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 白絹病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う アザミウマ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う

28 (17) ねぎねぎ秋冬どり栽培病害虫発生暦 月 栽培暦 べと病黒斑病さび病アブラムシ類ネギアザミウマネギコガシロイチモジヨトウネギハモグリバエ は種 定植収穫病害虫の主要発生時期 べと病排水対策を行う 黒斑病連作を避け 排水対策を行う 葉枯病 2. 多湿条件で発生しやすいので 低湿地での栽培は避け 排水対策を行う 3. 土壌 ph が低い場合や窒素過多の場合に発生が多くなるので 適正な肥培管理を行う さび病夏ねぎに発生が多いので注意する 白色疫病 1. ほ場が多湿にならないよう 排水対策を行う 2. 窒素肥料の多用を避ける 小菌核腐敗病 1. 苗床の連作を避ける 2. 苗床 本ぽの土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 3. 発病株を本ぽに持ち込まない 軟腐病 1. 梅雨後期からの高温 多雨で発生しやすい 2. 排水対策を行う 白絹病 2. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 萎縮病 1. ねぎやにんにく畑の近くに苗床を作らない 2. 苗床は防虫ネット等で被覆する 3. 生育初期からアブラムシ類の防除を徹底する ネギハモグリバエ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う

29 ネギアザミウマ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネダニ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う シロイチモジヨトウ産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する ハスモンヨトウ産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する ネギコガ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う タネバエ成虫は未熟堆肥などの分解時に発生する臭気に誘引されるので 未熟堆肥を施用しない (18) たまねぎべと病排水対策を行う 乾腐病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う さび病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 黒斑病 2. 排水対策を行う 灰色かび病排水対策を行う 白色疫病低湿地に発生が多いので 排水対策を行う 黒腐菌核病 1. 苗床の連作を避ける 2. 発病株を本ぽに持ち込まない 3. 発病株はすみやかに抜取り処分する 軟腐病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 萎縮病 1. ねぎやにんにく畑の近くに苗床を作らない 2. 早播きを避ける 3. 苗床は防虫ネット等で被覆をする 4. アブラムシ類の防除を行う 灰色腐敗病 1. 発生ほ場周辺での作付けを避ける 2. 窒素肥料の多用を避ける ネギアザミウマ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネギハモグリバエ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う

30 (19) にんにく春腐病 1. 排水対策を行う 2. 窒素過多で発生しやすいので 適正な肥培管理を行う 葉枯病 1. 高温多湿条件で発生しやすい 2. 草勢が弱いと発生するので 適正な肥培管理を行う さび病窒素過多で発生しやすいので 適正な肥培管理を行う 黒腐菌核病 2. 排水対策を行う 3. 窒素過多で発生しやすいので 適正な肥培管理を行う 紅色根腐病 2. 排水対策を行う 3. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 乾腐病 2. 排水対策を行う 3. 窒素過多で発生しやすいので 適正な肥培管理を行う 4. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) ネギコガ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う シロイチモジヨトウ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う チューリップサビダニ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う イモグサレセンチュウ 2. 被害球は種球として使用しない 3. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 )

31 (20) はくさいはくさい冬春どり栽培病害虫発生暦 べと病 軟腐病 根こぶ病 モザイク病 アブラムシ類 月 栽培暦 ハスモンヨトウ コナガ は種 定植収穫病害虫の主要発生時期 べと病 1. 春期及び秋期 低温多湿の年に発生が多い 2. イネ科作物と輪作を行う 3. 通風をよくするため 種子はなるべく薄まきとする 4. 育苗時に発生した病苗は 早急に処分する 5. 発病葉は除去し ほ場外で処分する 黒斑病 1. 耐病性品種を作付けする 2. 種子消毒を行う 冷水に 6 時間浸漬後 50 の温湯に 5 分間浸漬する 3. 発病葉は除去し ほ場外で処分する 白斑病 1. イネ科作物と輪作を行う 2. 耐病性品種を作付けする 3. 酸性土壌で発生しやすいので 消石灰等を施用し土壌酸度を矯正する 4. 肥切れすると発病しやすくなるので 適正な肥培管理を行う 5. 発病葉は除去し ほ場外で処分する 黒腐病 1. あぶらな科野菜の連作を避ける 2. 種子消毒を行う 冷水に 6 時間浸漬後 50 の温湯に 5 分間浸漬する 3. キスジノミハムシ ナメクジ カタツムリ ( その他の有害動物 参照 ) ネコブセンチュウ ( 土壌消毒 参照 ) などの防除を行う 4. 発病株は抜き取り ほ場外で処分する 根こぶ病 1. 発生ほ場ではあぶらな科野菜を数年以上栽培しない 2. 酸性土壌で発生しやすいので 消石灰等を施用し土壌酸度を矯正する 3. リン酸過剰条件で発生が多くなるため 適正な肥培管理を行う 4. 排水対策を行う 5. 耐病性品種を作付けする 6. 早まきすると発病しやすい 7. ポット育苗を行って初期感染を避ける 8. 発病株をほ場あるいはほ場周辺に残さない 軟腐病 1. あぶらな科野菜の連作を避ける 2. イネ科 マメ科作物との輪作を行う 3. 排水対策を行う 4. 床土消毒を行う

32 5. 本ぽの土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照) 6. は種期を遅らせ 高温期の栽培を避ける 7. キスジノミハムシ ナメクジ カタツムリ ( その他の有害動物 参照) ネコブセンチュウ( 土壌消毒 参照 ) などの防除を行う 8. 発病株は抜き取り ほ場外で処分する 黒斑細菌病 1. あぶらな科野菜の連作を避ける 2. 床土を消毒する 3. 種子消毒を行う 冷水に 6 時間浸漬後 50 の温湯に 5 分間浸漬する 4. キスジノミハムシ ナメクジ カタツムリ ( その他の有害動物 参照 ) ネコブセンチュウ ( 土壌消毒 参照 ) などの防除を行う モザイク病 (TuMV CMV) < は種前 定植前 > 1. 耐病性品種を作付けする 2. は種はできるだけ遅らせる < は種後 > 育苗までは防虫ネットで被覆し アブラムシ類による感染を防ぐ 発芽初期からアブラムシ類の防除を行う 黄化病 2. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) キスジノミハムシ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う アオムシ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う タマナギンウワバ産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する オオタバコガ農薬情報を参考に 薬剤防除を行うし ヨトウムシ 1. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 2. 定植時に粒剤を施用する 3. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する 4. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する ハイマダラノメイガ外部からの侵入を防ぐため 育苗中の苗は防虫ネット等で覆う ハスモンヨトウ 1. だいず さといもなどの周辺ほ場では発生が多くなりやすいので注意する 2. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 3. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する 4. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う コナガ 1. 定植時に粒剤を施用する 2. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する

33 コオロギ畑の周辺に雑草や作物の残さなどを積んでおくと 被害が多くなるので注意する ナメクジ類 ウスカワマイマイ誘引駆除剤を施用する ( その他の有害動物 参照 ) ネコブセンチュウ 1. 作付前にマリーゴールドを栽培する ( 対抗植物による土壌センチュウ防除 参照 ) 2. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) (21) キャベツキャベツ秋冬どり栽培病害虫発生暦 黒腐病 軟腐病 根こぶ病 コナガ アオムシ 月 栽培暦 ヨトウムシ オオタバコガ ハイマダラノメイガ アブラムシ類 キャベツ春どり栽培病害虫発生暦 月 栽培暦 根こぶ病 黒腐病 菌核病 ハスモンヨトウ ヨトウムシ ネキリムシ類 は種 定植 収穫 病害虫の主要発生時期 べと病 1. イネ科作物と輪作を行う 2. 通風をよくするため種子はなるべく薄まきとする 3. 育苗時に発生した罹病苗は 早急に処分する 4. 発病葉は除去し ほ場外で処分する 黒斑病 1. 耐病性品種を作付けする 2. 種子消毒を行う 冷水に 6 時間浸漬後 50 の温湯に 5 分間浸漬する 3. 発病葉は除去し ほ場外で処分する

34 モザイク病 (TuMV CMV CaMV) 1. 育苗までは防虫ネット等で被覆し アブラムシ類による感染を防ぐ 2. 発芽初期からアブラムシ類の防除を行う 黒腐病 1. あぶらな科野菜の連作を避ける 2. 種子消毒を行う 冷水に 6 時間浸漬後 50 の温湯に 5 分間浸漬する 3. キスジノミハムシ ナメクジ カタツムリ ( その他の有害動物 参照 ) ネコブセンチュウ ( 土壌消毒 参照 ) などの防除を行う 4. 発病株は抜き取り処分する 根こぶ病 1. 発生ほ場ではあぶらな科野菜を数年以上栽培しない 2. 酸性土壌で発生しやすいので 消石灰等を施用し土壌酸度を矯正する 3. リン酸過剰条件で発生が多くなるため 適正な肥培管理を行う 4. 排水対策を行う 5. 本ぽの土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 6. 早まきすると発病しやすい 7. 発病株をほ場あるいはほ場周辺に残さない 軟腐病 1. あぶらな科野菜の連作を避ける 2. イネ科 マメ科作物との輪作を行う 3. 排水対策を行う 4. キスジノミハムシ ナメクジ カタツムリ ( その他の有害動物 参照 ) ネコブセンチュウ ( 土壌消毒 参照 ) などの防除を行う 5. 発病株は抜き取り ほ場外で処分する 黒斑細菌病 1. あぶらな科野菜の連作を避ける 2. 種子消毒を行う 冷水に 6 時間浸漬後 50 の温湯に 5 分間浸漬する 3. キスジノミハムシ ナメクジ カタツムリ ( その他の有害動物 参照 ) ネコブセンチュウ ( 土壌消毒 参照 ) などの防除を行う 菌核病 2. 発病株はすみやかに取り除き ほ場外で処分する キスジノミハムシ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う アザミウマ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う オオタバコガ産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する アオムシ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ヨトウムシ 1. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 2. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する 3. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する ハスモンヨトウ 1. だいず さといもなどの周辺ほ場では発生が多くなりやすいので注意する 2. 雑草などに生息するので ほ場周辺の除草に努める 3. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する 4. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと

35 摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ハイマダラノメイガ外部からの侵入を防ぐため 育苗中の苗は防虫ネット等で覆う タマナギンウワバ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う コナガ産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する コオロギ畑の周辺に雑草や作物の残りなどを積んでおくと 被害が多くなるので注意する ナメクジ類 ウスカワマイマイ誘引駆除剤を使用する ( その他の有害動物 参照 ) センチュウ類 1. 作付前にマリーゴールドを栽培する ( 対抗植物による土壌センチュウ防除 参照 ) 2. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) (22) ブロッコリーブロッコリー秋冬どり栽培病害虫発生暦 月 栽培暦 黒腐病軟腐病根こぶ病べと病黒斑細菌病コナガヨトウムシアブラムシ類ハスモンヨトウ は種 定植収穫病害虫の主要発生時期 べと病 1. イネ科作物と輪作を行う 2. 通風をよくするため種子はなるべく薄まきとする 3. 育苗時に発生した発病苗は 早急に処分する 4. 発病葉は除去し ほ場外で処分する 黒腐病 1. あぶらな科野菜の連作を避ける 2. 種子消毒を行う 冷水に 6 時間浸漬後 50 の温湯に 5 分間浸漬する 3. キスジノミハムシ ナメクジ カタツムリ ( その他の有害動物 参照 ) ネコブセンチュウ ( 土壌消毒 参照 ) などの防除を行う 4. 発病株は抜き取り処分する 軟腐病 1. あぶらな科野菜の連作を避ける 2. イネ科 マメ科作物との輪作を行う 3. 排水対策を行う 4. キスジノミハムシ ナメクジ カタツムリ ( その他の有害動物 参照 ) ネコブセンチュウ ( 土

36 壌消毒 参照 ) などの防除を行う 5. 発病株は抜き取り ほ場外で処分する 根こぶ病 1. 発生ほ場ではあぶらな科野菜を数年以上栽培しない 2. 酸性土壌で発生しやすいので 消石灰等を施用し土壌の酸性を矯正する 3. リン酸過剰条件で発生が多くなるため 適正な肥培管理を行う 4. ほ場の排水をよくし 雨水による浸冠水を防止する 5. 早まきすると発病しやすい 6. 本ぽの土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 7. 発病株をほ場あるいはほ場周辺に残さない モザイク病 (TuMV CMV) 1. 育苗までは防虫ネット等で被覆し アブラムシ類による感染を防ぐ 2. 発芽初期からアブラムシ類の防除を行う 黒斑細菌病 1. あぶらな科野菜の連作を避ける 2. キスジノミハムシ ナメクジ カタツムリ ( その他の有害動物 参照 ) ネコブセンチュウ ( 土壌消毒 参照 ) などの防除を行う キスジノミハムシ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う アオムシ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ハイマダラノメイガ外部からの侵入を防ぐため 育苗中の苗は防虫ネット等で覆う ヨトウムシ 1. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 2. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する 3. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する ハスモンヨトウ 1. だいず さといもなどの周辺ほ場では発生が多くなるので注意する 2. 雑草などに生息するので ほ場周辺の除草に努める 3. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する 4. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する オオタバコガ産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する コナガ産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する タマナギンウワバ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ナメクジ類 ウスカワマイマイ誘引駆除剤を施用する ( その他の有害動物 参照 ) センチュウ類 1. 作付前にマリーゴールドを栽培する ( 対抗植物による土壌センチュウ防除 参照 )

37 2. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) (23) ほうれんそう苗立枯病 1. 排水対策を行い 低湿地には栽培しない 2. 化学肥料の多用を避け 完熟堆肥や石灰を施した土づくりを行う 3. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 4. 種子消毒を行う 5. 間引きを行い 発病株はすみやかに除去する べと病 1. 抵抗性品種を導入する 2. 連作を避ける 3. 排水対策を行う 4. 降雨は発病を助長するので雨よけを行う 5. 間引きを行い 発病株はすみやかに除去する 炭疽病 2. 排水対策を行う 3. 降雨は発病を助長するので雨よけを行う 4. かん水は早朝か夕方の気温の低い時に 泥が跳ねないように行う 5. 過繁茂をさけ 風通しをよくする 6. 間引きを行い 発病株はすみやかに除去する 株腐病 1. 春まきの作型に発生が多い 2. 連作を避ける 3. 降雨は発病を助長するので雨よけを行う 4. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 萎凋病 1. 輪作を行う 2. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) モザイク病 1. なす科 あぶらな科などの伝染源となる植物の近くで栽培しない 2. 生育初期からアブラムシ類の防除を徹底する 3. 発病株はすみやかに除去する ハダニ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ホウレンソウケナガコナダニ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ハダニ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う アザミウマ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ヨトウムシ 1. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する 2. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める ハスモンヨトウ 1. だいず さといもなどの周辺ほ場では発生が多くなるので注意する 2. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する

38 タネバエ成虫は未熟堆肥などの分解時に発生する臭気に誘引されるので 未熟堆肥を施用しない ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う (24) レタス ( 非結球レタスを除く ) レタス秋冬どり栽培病害虫発生暦 レタス春どり栽培病害虫発生暦 すそ枯病連作を避ける 菌核病 1. 夏期に湛水状態にし菌密度を低下させる 2. マルチ栽培をすると発病が少ない 3. チューブかん水にする 4. ハウス トンネル栽培では できるだけ換気をはかる 5. 下葉の老化葉 枯れ葉及び発病株をすみやかに除去し ほ場外で処分する 灰色かび病 2. 夏期に湛水状態にし 菌密度を低下させる 3. マルチ栽培をすると発病が少ない 4. ハウス トンネル栽培では できるだけ換気をはかる 5. 下葉の老化葉 枯れ葉及び発病株をすみやかに除去し ほ場外で処分する 腐敗病 1. 春どりでは凍霜害に注意する 2. 薬剤を定植時に施用する 軟腐病

39 2. 排水対策を行う 3. ヨトウムシ ナメクジ ( その他の有害動物 参照) 土壌センチュウ( 土壌消毒 参照) などを防除する モザイク病 1. 苗床は防虫ネットで被覆する 2. 発病株はすみやかに除去する 3. アブラムシ類防除を行う ヨトウムシ 1. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する 2. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 3. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する ハスモンヨトウ 1. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 2. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する 3. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する 4. だいず さといもなどの周辺ほ場では発生が多くなるので注意する オオタバコガ産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する ナモグリバエ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う コガネムシ類幼虫農薬情報を参考に 薬剤防除を行う センチュウ類 1. 作付前にマリーゴールドを栽培する ( 対抗植物による土壌センチュウ防除 参照 ) 2. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) (25) 非結球レタスすそ枯病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う べと病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 灰色かび病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 菌核病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 軟腐病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 腐敗病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ヨトウムシ 1. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する

40 2. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 3. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する ハスモンヨトウ 1. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める 2. 産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する 3. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する 4. だいず さといもなどの周辺ほ場では発生が多くなるので注意する オオタバコガ産地で連携し 広範囲に性フェロモン剤を設置する ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ナモグリバエ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う (26) しゅんぎくしゅんぎく ( 冬春どり ) 栽培病害虫発生暦 葉枯病 1. 連作を避け 輪作を行う 2. 排水対策を行う 腐敗病 1. 発生ほ場での連作を避ける 2. 発病株はすみやかに抜き取り ほ場外で処分する 炭疽病 1. 連作を避け 輪作を行う 2. 排水対策を行う べと病 1. 排水対策を行う 2. 密植栽培をしない 3. 畦間かん水 葉上散水をしない 4. ハウス内が多湿にならないように注意する 5.20 以下の冷涼な時期に長雨があると発生しやすい アブラムシ類ハウス開口部に防虫ネット等を張り 有翅アブラムシ類の飛来を防ぐ ハモグリバエ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ヨトウムシ 1. 幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと

41 摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する 2. 雑草などにも生息するので ほ場周辺の除草に努める ネキリムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う (27) しょうが青枯病本病に対する登録薬剤はないので 下記の耕種的防除に努める 1. 既発生圃場の土壌を未発生圃場に持ち込まない 2. 病原菌は高温多湿を好むので ほ場の排水対策を行う 3. 発病株は感染源となるため 見つけ次第処分する ただし 引き抜くと隣の株の根を傷め 感染を助長するので 周囲の株を傷つけないように注意する 発病株は ほ場外に持ち出して処分する 4. 連作ほ場で発生しやすいので イネ科作物などを導入した輪作を行う また センチュウ類が多発すると発病を助長するので 土壌消毒によるセンチュウ類防除を行う 紋枯病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 根茎腐敗病排水対策を行い 過剰なかん水をひかえ 少量多かん水に努める アワノメイガ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ハスモンヨトウ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う (28) う ど 白絹病 2. 根株養成畑定植前に薬剤を根株粉衣する 3. 発病株はすみやかに除去する 萎凋病 2. 発病株はすみやかに除去する 3. 冬期に枯れた地上部茎葉をほ場外で処分する 黒斑病 2. 排水対策を行う 3. 過繁茂や倒伏は発病を助長するので 下葉かきや適正な施肥を行う 4.9 月以降に病勢の進展が著しい 菌核病 2. キャベツ レタス まめ科作物の近くには作付けしない 3. 伏せ込み時に薬剤を使用する 4. 発病株はすみやかに除去する 疫病 1. 連作を避け 排水対策を行う 2. 発病株はすみやかに除去する センノカミキリ成虫を見つけしだい捕殺する ヒメシロコブゾウムシ

42 成虫を見つけしだい捕殺する (29) アスパラガス茎枯病 1. 雨よけ栽培を行う 2. 発病茎は すみやかに処分し 晩秋には茎葉を地際部から刈り取り ほ場外へ持ち出し処分する 斑点病過繁茂を避け 風通しを良くする 紋羽病 1. 土壌伝染性であり アスパラガス作付け前に 他作物で本病が発生していた場所では発生しやすい 2. 新耕地などの粗大有機物の多いところでは進展が早い 3. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 4. 発病株はすみやかに処分する 5. 過収穫などにより衰弱した株で被害が大きい 灰色かび病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う アザミウマ類 1. ハウス内外を除草する 2. 紫外線カットフィルムでハウスを被覆する 3. 外部からの侵入を防ぐため 開口部に防虫ネット等を張る 4. ハウス間を反射資材でマルチングする 5. 早期発見に努め 密度が低い時点で薬剤防除する 6. 施設栽培では 栽培終了後 残さを施設外で適切に処分する ハスモンヨトウ幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する オオタコガ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ジュウシホシクビナガハムシ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う (30) モロヘイヤハダニ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う ハスモンヨトウ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う マメコガネ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う (31) さやいんげんさび病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 菌核病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 灰色かび病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う

43 モザイク病 1. 健全種子をは種する 2. アブラムシ類を防除する フキノメイガ ( アズキノメイガ ) 農薬情報を参考に 薬剤防除を行う コガネムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う (32) えだまめ紫斑病紫斑粒を除去し 健全種子をは種する 炭疽病健全種子をは種する べと病農薬情報を参考に 薬剤防除を行う 白絹病 1. 発生ほ場での連作を避ける 2. 排水対策を行う 3. 土壌消毒を行う ( 土壌消毒 参照 ) 苗立枯病 [ ピシウム菌 ] 1. 排水対策を行う 2. 土壌消毒を行う 菌核病排水対策を行う 灰色かび病排水対策を行う モザイク病 ( 褐斑粒 ) 1. 褐斑粒を除去し 健全種子をは種する 2. アブラムシ類を防除する タネバエ成虫は未熟堆肥などの分解時に発生する臭気に誘引されるので 未熟堆肥を施用しない コガネムシ類未熟堆肥を施用すると多発するので 完熟させて施用する ダイズサヤタマバエ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う シロイチモジマダラメイガ農薬情報を参考に 薬剤防除を行う マメシンクイガ連作すると多発しやすいので 連作を避ける ハスモンヨトウ幼虫の齢期が進むと薬剤が効きにくくなるため 卵期や若齢幼虫が集団でいるうちに 葉ごと摘み取り処分する また 老齢幼虫は捕殺する

44 カメムシ類農薬情報を参考に 薬剤防除を行う センチュウ類 1. 田畑輪換を基本とし マメ科作物を連作しない 2. シストセンチュウが発生したら 3 年間は水田にするか 5 年以上マメ科以外の作物を作付けする 3. 耕うんに使用したトラクター ロータリーなどについた土はよく落とし 他ほ場への汚染土壌の搬入を防ぐ

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