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ことことりこし
5 years ago
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1 電子お薬手帳 harmo( ハルモ ) ご紹介 2015/3/19 福士岳歩 1

2 本日の内容 Part0 全体像 Part1 電子お薬手帳の取り組み Part2 データ利活用の実現に向けて Part3 課題所感 2

3 Part0 全体像 3

4 Part0 全体像 harmo( ハルモ ) とは大きな枠組み 4

5 harmo( ハルモ ) とは? クラウドと IC カードを用いたお薬手帳 ( 個人起点の安全な情報共有システム ) 開発 : ソニー株式会社 (harmo 事業室 ) 監修 : 東京大学大学院薬学系研究科五十嵐中先生名前の由来 :harmony( 調和 ) 5

6 データ利活用を視野に入れた構想 (Part1) データ取得 (Part2) データ利活用データ蓄積 ( 例 ) 感染症情報電子おくすり手帳情報還元社会

7 Part1 電子お薬手帳の取り組み 7

8 Part1 電子お薬手帳の取り組みお薬手帳とその電子化紹介ビデオ 4つの特長試験サービスの状況 8

9 そもそもお薬手帳とは薬局が発行主体保険点数化されている ( 点 ) (2012- 包括 41 点 ) 薬局間の情報共有手段日本のみ低い持参率 (40%) コンセプトではなく実装の問題

10 電子化でコンセプトに命を吹き込む持ち歩く使う価値が出る実装の工夫で好循環のきっかけを 10

11 電子お薬手帳概念図薬局でカードをタッチ電子お薬手帳データ服薬指導データ参照

12 harmo( ハルモ ) 紹介ビデオ harmo のホームページからもご覧いただけます 12

13 4 つの特長 1 高齢者でも使える 2 薬剤師に伝わる 3 災害時の信頼性 4 個人情報への配慮 13

14 4 つの特長 1 高齢者でも使える 2 薬剤師に伝わる 3 災害時の信頼性 4 個人情報への配慮 14

15 タッチするだけのかんたん操作機械に弱くても大丈夫 15

16 カードだけで使えるスマホなくても OK スマホあればより便利手帳参照アラーム etc. 16

17 スマホがあれば家族で見守り夫婦で子供のお薬管理遠方の親を見守り 17

18 4 つの特長 1 高齢者でも使える 2 薬剤師に伝わる 3 災害時の信頼性 4 個人情報への配慮 18

19 薬剤師のタブレットに表示スマホは心理的に渡したくない 19

20 ポイントを簡潔に表示服用中初調剤などの調剤状況副作用アレルギーなどの患者属性併用禁忌薬チェック 20

21 ( 参考 ) 主な電子お薬手帳の方式スマホで QR を撮影専用スキャナーで QR を撮影 IC カードをタッチ方式事業者数 20 以上 1 2 代表サービス大阪 e お薬手帳 ( 日本薬剤師会 ) NPhA お薬手帳 ( 日本保険薬局協会 ) harmo ( ソニー株式会社 ) ほとんどがスマホを見せる方式 ( 挿絵 : 日経 DI 2013/10 より引用 ) 21

22 4 つの特長 1 高齢者でも使える 2 薬剤師に伝わる 3 災害時の信頼性 4 個人情報への配慮 22

23 データはクラウドに保存手元でなくしてもデータが残る家族内でも共有可能 23

24 カードは再発行可能使ったことのある薬局で即時再発行同時に以前のカードは無効化 24

25 4 つの特長 1 高齢者でも使える 2 薬剤師に伝わる 3 災害時の信頼性 4 個人情報への配慮 25

26 試験サービスの状況 26

27 川崎市横浜市の試験サービス川崎市全区横浜市 4 区試験サービス本サービス利用者 131 薬局 61 薬局 10,089 人 (3,929) 端末 ( 時点 ) 27

カードスマホ利用者数推移 0000 9000 川崎市川薬との三者協定 9216 100% 90% 8000 7547 80% 7000 6079 70% 6000 5564 60% 5000 4000 3000 2000 1000 0 4274 3753 3512 3078 2563 2327 872 912 969 1235 1903 1168 747 828 1543 596 669

28 カードスマホ利用者数推移川崎市川薬との三者協定 % 90% % % % 年 11 月 11 年 12 月 12 年 1 月 12 年 2 月 12 年 3 月 12 年 4 月 12 年 5 月 12 年 6 月 12 年 7 月 12 年 8 月 12 年 9 月 12 年 10 月 12 年 11 月 12 年 12 月 13 年 1 月 13 年 2 月 13 年 3 月 13 年 4 月 13 年 5 月 13 年 6 月 13 年 7 月 13 年 8 月 13 年 9 月 13 年 10 月 13 年 11 月 13 年 12 月 14 年 1 月 14 年 2 月 14 年 3 月 14 年 4 月 14 年 5 月 14 年 6 月 14 年 7 月年 8 月 14 年 9 月 14 年 10 月 14 年 11 月年 12 月年 1 月 15 年 2 月 50% 40% 30% 20% 10% 0% 参加薬局数利用患者数アプリ DL 数アプリ加入率

29 中核病院への広がり病院でもカードを読めるよう機材を配備川崎市 : 聖マリアンナ医科大学病院など横浜市 : 済生会横浜市東部病院など済生会横浜市東部病院院内の harmo 機材ポスター 29

30 他地域への広がり試験サービス期間中 (~2016.4) に導入予定のエリア滋賀県 (2015.3~) 神戸市 (2015.3~) 豊中市 (2015.3~) 札幌市 (2015.4~) 横浜市 ( 全区 :2015.6~) さいたま市 (2015.6~) 仙台市 ( 時期未定 ) 30

31 harmo 普及で期待する効果お薬手帳の利用機会増大危険な飲み合わせ回避医薬品疾病リテラシー向上国民全体の健康水準向上 31

32 Part2 データ利活用の実現に向けて 32

33 Part2 データ利活用の実現に向けてデータ利活用に取り組む理由データを利活用するための配慮技術個人情報に配慮したクラウド心理利用の明示/ 利益の例示情報循環マイナンバー制度との相性 33

34 データ利活用に取り組む理由社会に貢献できる実利があるため以下情報の把握 ( 例 ) 感染症流行薬剤副作用患者導線震災時の薬剤地域需要ビジネスとして持続可能性を担保するため補助金に頼らずまわり続ける仕組みにしたい 34

35 データを利活用するための配慮技術的工夫個人情報に配慮したクラウドを開発暗号化で守るのではなく初めから持たない心理的配慮情報の二次利用についての明示とオプトインデータ提供者の利益になる利用用途の提案 35

36 技術個人情報に配慮したクラウド個人情報はカードにデータはクラウドに分離氏名と薬歴を紐付けできるのはカードを持つ本人ただひとり 15BD 8D9 タミフルカプセル75 ID データ 15BD 8D9 福士岳歩 ( フクシガクホ ) 実際には暗号化して格納 ID 個人情報 36

37 心理利用の明示 / 利益の例示情報の二次利用を明示パンフレット利用規約解説書の準備薬局での説明を徹底利活用による利益を例示感染症流行状況副作用発見などの利益を明示結果として 10,000 名以上が同意し登録 37

38 統計データの活用による価値還元お薬手帳データ ( 個人情報なし ) 個人情報を含まない統計データ ( 同意を得た利用者のデータのみ ) お薬手帳データお薬手帳データデータ活用者抗インフルエンザ薬の調剤状況自治体製薬会社利用者からの副作用情報薬剤使用上の注意点更新インフルエンザ流行情報研究機関有用情報として利用者にフィードバック

39 ( 参考 ) 主な電子お薬手帳の方式スマホで QR を撮影専用スキャナーで QR を撮影 IC カードをタッチ方式事業者数 20 以上 1 2 代表サービス大阪 e お薬手帳 ( 日本薬剤師会 ) NPhA お薬手帳 ( 日本保険薬局協会 ) harmo ( ソニー株式会社 ) 数少ない ID を起点とした IC カード方式 ( 挿絵 : 日経 DI 2013/10 より引用 ) 39

40 マイナンバーとの相性も良い IC カード個人情報をカード内に保持相性が良い共存相互移行の設計が容易 harmoid 新系列 ID 薬剤名薬剤名 harmoid 氏名生年月日 ( ハッシュ化 ) 個人番号新系列 ID 氏名生年月日 40

41 免許証を利用した原理試作 harmo と免許証の共存可能性の確認完了 41

42 Part3 知見課題 42

43 Part3 課題所感知見課題 43

44 試験サービスを通じて得られた知見参加薬局は意識の高い20% 個人情報への配慮が導入決定の鍵地域薬剤師会ベースで導入に約 1 年かかる 10,000 人以上の患者が利活用前提で参加お薬手帳から始めて正解 ( 所有権電子出力 ) 地域包括ケアやマイナンバーへの応用打診多 44

45 事業化に向けた課題調剤報酬改定 (2016) での算定要件に依存カードで算定されないと高齢者が使えない制度が広まる懸念薬局業界の不祥事による点数化への影響も懸念医師会日本薬剤師会の情報利活用への姿勢地域薬剤師会の意思決定に影響データ利活用が軌道に乗るまでの経営免許証個人番号カードなどを活かしたカード代金の圧縮補助金を活用した初期機材投資の援助医療機関コードの取得に工数がかかる各地域の厚生局 HP から pdf をダウンロードして解析一括して csv などで提供してもらうことはできないか 45

スライド 1

スライド 1 公益社団法人高知県薬剤師会 1 お薬手帳事業概要スマートフォン等を活用しお薬手帳の記載内容の一部である服薬情報の電子化を図ることで薬局への服薬情報の持参率に伴う県民の健康増進を図るとともに東南海地震などの大規模災害等における緊急時での活用を目的とする大阪府薬剤師会が構築してきた大阪 e お薬手帳システムを導入しどこの薬局でも利用できるシステムとする主な機能 1 おサイフケータイ機能による服薬情報の取り込み機能