06B_エース _取説.indd

Size: px

Start display at page:

Download "06B_エース _取説.indd"

まれあえいさか
5 years ago
Views:

1 S URGICAL T ECHNIQUE ACE Titanium Small Fragment System エース 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステム取扱説明書このディバイスを頸椎胸椎腰椎の後方要素 ( 椎弓根 ) のスクリュー固定に用いることは認められていませんご使用の前に必ず添付文書をお読み下さい

2 エース 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステム ACE Titanium Small Fragment System 目次序骨片間の固定 [ フルスレッドの 3.5mm セルフタッピングコーティカルスクリューおよび 4.0mm ソリッドキャンセラススクリュー使用時 ] [4.0mm ソリッドキャンセラスラグスクリュー使用時 ] [4.0mm キャニュレイテッドキャンセラススクリュー使用時 ] 軸方向でのコンプレッション固定 [ コンプレッションモードでの 3.5mm アクティブコンプレッションプレートの使用 ] 中和プレート固定 [ 中和モードでの 3.5mm アクティブコンプレッションプレートの使用 ] バットレスプレート固定 [ バットレスモードでの 3.5mm アクティブコンプレッションプレートの使用 ] 3.5mm ユニバーサルリコンストラクションリボン [3.5mm ユニバーサルリコンストラクションリボンの手術手技 ] スクリュー抜去 [ キャニュレイテッドスクリュー抜去用イージーアウトの使用法 ]

3 S URGICAL T ECHNIQUE 序エースのチタン製 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステムは医師に優れたインプラントと使い易い工具を提供できるよう考案され設計されてきました各種のプレートソリッドスクリューとキャニュレイテッドスクリューのシステムそして骨折用工具は医師が観血的整復と内固定のための最新のテクニックあるいは従来のテクニックに使えるようデザインされていますインプラントの中で中心となるのはアクティブコンプレッションプレート (ACP) でひときわ強度に優れていながらも均等な柔軟性があり 3mm までの軸方向の圧迫をかけることが容易にできる再建用プレートですエースチタン製 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステムのもう一つの重要な特長は AO スタイルの経皮的に使用できる工具が完全モジュール式であることでスクリュープレートペルビック用の工具が含まれていますエースのインプラントはそのままでそのパフォーマンスの実績を象徴するようにデザインされていてそれは工ースと競合メーカーとを区別しているものなのですエースの有する知識と長年チタンを取り扱ってきた経験によりエース社製のインプラントは各使用目的に応じて最も適した種類のチタンで作られていますステンレスと比較するとチタンはより高い生体適合性を持ちより鮮明な CT/MRI 画像を提供し疲労強度にも優れています * つまりステンレスに比べ工ース社製スクリューはより優れた曲げ強度と捻り強度を持ちエース社製プレートはより優れた降伏強度と最終的な強度を有しておりさらにより低い弾性係数をも提供しているのです上肢脛骨遠位部腓骨足関節骨盤用のソリッドおよびキャニュレイテッドスクリューインフプラントそして工具から成るエース 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステムに並ぶものはありませんモジュラー式のシステムであるため医師やスタッフがそれぞれのニーズに合わせてシステムを組み合わせることが可能です *Ebraheim, Nabil A. et al:the Effect of Metallic Implants on Magnetic Resonance Imaging. JBJS, 73-A: , October,

4 エース 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステム ACE Titanium Small Fragment System 骨片間の固定骨片間の固定ではラグスクリューを使い骨折部にコンプレッションを加えます関節内骨折や骨端部骨折では良く骨片間固定を行います剥離骨折剪断骨折裂離骨折の骨片および骨折線はラグスクリューによる圧迫に最も適しています骨折部に圧迫を加えるにはスクリュー挿入位置から見て遠い方の骨片のみにスクリューのねじ山が効くようにします骨折の手前側と向う側の骨片に共にねじ山が効いてしまうと圧迫は加わらず骨折は離開したままとなってしまいます骨幹部の固く密な骨には通常 3.5mm ソリッドコーティ力ルスクリューを使用します骨幹端部やオステオポ口ーシスの見られる骨には通常 4.0mm ソリッドキャンセラススクリューを使用します [ フルスレッドの 3.5mm ソリッドコーティカルスクリューおよび 4.0mmソリッドキャンセラススクリューの使用 ] 整復した骨折を骨鉗子で保持したらパラレルワイヤー / ドリルガイドを骨に当て 2.9mm ソリッドドリル (70mm) でドリルします ( 図 1) 図 1 斜骨折の場合は骨折線に対し垂直な面と骨の長軸に対して垂直な面との丁度中間にくるようにドリルを誘導して下さいスクリューホールを作った皮質骨にキャニュレイテッド力ウンターシンクを用いてスクリューヘッドが皮質骨の表面と平らになるように準備します ( 図 2) 図 2 2

5 S URGICAL T ECHNIQUE フックデプスゲージを挿入し 3.5mm ソリッドコーティ力ルスクリューまたは 4.0mm ソリッドキャンセラススクリューの正しい長さを決定します ( 図 3) 警告フックデプスゲージをブラインドホール ( 向う側の皮質骨まで貫通していないホール ) に使う場合はゲージに示された数値より 2mm 小さいスクリュー ( またはサイズが一つ小さいもの ) を選択して下さい図 3 固く密な骨の場合スクリュー挿入を試みる前に対応するタップで皮質骨をタッピングします ( 図 4) クイックコネクトハンドル, スモールを付けたソリッドスクリュードライバー (70mm) にスクリューホルダースリーブ (70mm) を通したものを使い手でスクリューを挿入します ( 図 5-a) 同様の手順で 2 本目のスクリューも挿入します ( 図 5-b) 別の方法としてはパワーアダプタ一, スモールにスクリュードライバーを入れパワーでスクリューを挿入することもできますいずれにしてもスクリューの最終的な締め付けは必ずソリッドスクリュードライバーを使い手で行って下さい図 4 軟らかい海綿骨の場合骨折面により圧迫をかけるためフラットワッシャーまたはカップワッシャーを使用することができます図 5-b 3

6 エース 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステム ACE Titanium Small Fragment System [4.0mm ソリッドキャンセラスラグスクリュー使用時 ] 手技はフルスレッドタイプのスクリューの場合と同様ですパラレルワイヤー / ドリルガイドを使い 2.9mm ソリッドドリル (70mm) で骨折面に垂直に穴を開けていきますイメージで位置を確認しながら必要な深さまでドリルを進めます ( 図 6) フックデプスゲージを使いスクリューの長さを決定します ( 図 7) 図 6 警告フックデプスゲージをブラインドホール ( 向こう側の皮質骨まで貫通していないホール ) に使う場合はゲージに示された数値より 2mm 小さいスクリュ一 ( またはサイズが一つ小さいもの ) を選択して下さいセルフタッピングの 4.0mm ソリッドキャンセラスラグスクリューをソリッドスクリュードライバーを使い手またはパワーで挿入しますスクリューの最終的な締め付けは必ず手で行って下さい ( 図 8-a) 図 7 二本目のスクリューも同様の手順で挿入します ( 図 8-b) 軟らかい海綿骨の場合骨折面により圧迫をかけるためフラットワッシャーまたはカップワッシャーを使用することができます図 8-a 4 図 8-b

7 S URGICAL T ECHNIQUE [4.0mm キャニュレイテッドキャンセラスラグスクリュー使用時 ] 一般的な方法で骨を展開整復したら骨鉗子で骨を保持しておきますパラレルワイヤー / ドリルガイドを使い 1.6mmK ワイヤー (6 インチ ) を骨折面に垂直になるようにして挿入します ( 図 9) その位置をイメージ下で確認しながら Kワイヤーを骨折線を越えて必要な深さまで進めます 1.6mmK ワイヤー挿入時の進行方向のずれ曲がり巻き付きを最小限に食い止めるには : できるだけ短い位置でワイヤーをチャックで止める最高スピードでドリルを回転させるワイヤーをゆっくり進める ( 無理に力をがけない ) 図 9 パラレルワイヤー / ドリルガイドを使い平行なワイヤーを入れて下さい ( 図 10) スクリューを平行に打つと骨折線の圧迫を増し骨片により大きな回旋固定性を与えることができます図 10 5

8 エース 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステム ACE Titanium Small Fragment System 1.6mmK ワイヤー (6 インチ ) に 6 インチ K ワイヤーデブスゲージを通し皮質骨の表面に確実に接触させます K ワイヤー端で直接必要なスクリューの長さを読み取ります ( 図 11) 選択したセルフドリリングセルフタッピングの 4.0mm キャニュレイテッドキャンセラスラグスクリューを該当する K ワイヤーに通します ( 図 12) スクリューを 1 本ずつ手またはパワーで挿入しますスクリューの最終的な締め付けは必ず手で行って下さい警告キャニュレイテッドスクリュードライバーは必ずワイヤーに通して使用して下さいキャニュレイテッドスクリュードライバーは整復のためのてこ 4 4 として使ったりスクリュー抜去のために使用しないで下さい図 11 軟らかい海綿骨の場合骨折面により圧迫をかけるためフラットワッシャーまたはカップワッシャーを使用することができます図 12 6

9 S URGICAL T ECHNIQUE 軸方向でのコンプレッション固定ラグスクリューは横骨折短斜骨折螺旋骨折に対し最小限の圧迫しかかけられないためさらなる軸方向の圧迫が必要な場合にはプレートでかけることができます軸方向の圧迫はもちろん 3.5mm セミチューブラープレートでかけることもできますが 3.5mm アクティブコンプレッションプレート (ACP) を使用することで最も効果的にかけることができます可能であれば軸方向の圧迫とプレートのホールに通したラグスクリューを用いた骨片間の圧迫を合わせて行うべきですアクティブコンプレッションプレートのデザインは全てのスクリューホールが軸方向の圧迫中和あるいはバットレスのいずれのモードでも使えるようになっていますさらにこのプレートはプレートを通してラグスクリューを挿入し骨折の安定性を増すことができます [ コンプレッションモードでの 3.5mm アクティブコンプレッションプレートの使用 ] 3.5mm アクティブコンプレッションプレート ( 以下 ACP) は弾性係数が低く弾力的に元に戻ろうとする力が働くので若干オーバーベンドして下さいプレートのベンドを滑らかにしストレスが集中するのを避けるためベンディングアイアンは少なくとも間に二つ以上のスクリューホールを空けて使用して下さい ( 図 13) 警告一つのスクリューホールにつき 15 以上のベンドは加えないで下さいまた曲げすぎた場合に曲げ戻すとプレートの強度を落としますので絶対に止めて下さい ACP はスクリューホールが等間隔で並んでいるためラグスクリューの挿入が容易にできます骨折部の整復を行い適切なプレートを選択し骨の形状に合わせたら骨折部をまたぐように ACP を設置します両骨片のいずれにも少なくとも 6 箇所の皮質を通してスクリューが挿入できる位の長さのプレートをお薦めします長めのプレートを用いた場合には全てのスクリューホールにスクリューを挿入する必要はありません図 13 7

10 エース 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステム ACE Titanium Small Fragment System 1 本目のスクリューは骨折線に最も近いスクリューホールに挿入しプレートと骨折線の間で鋭角になるようにします 2.9mm アクティブコンプレッションプレートドリルガイドの緑の端の矢印を骨折部に向け ( ニュートラルポジション ) 2.9mm ソリッドドリルでドリリングします ( 図 14) フックデプスゲージを用いてスクリューの長さを測定します ( 図 15) 密な骨皮質に挿入する場合にはドリルホールのタッピングを行って下さいソリッドスクリュードライバー (70mm) とクイックコネクトハンドル, スモールを組み合わせてスクリューを挿入します ( 図 16) 図 14 警告スクリュードライバーでスクリューの進む方向を変えようとするとスクリューに無理な力がかかりスクリューやスクリュードライバーが破損する原因となります図 15 8 図 16

11 S URGICAL T ECHNIQUE 先にニュートラルで挿入したスクリューと骨折線を挟んで反対側の骨折線の近くのスクリューホールに 2.9mm アクティブコンプレッションプレートドリルガイドの金色のコンプレッション用の端を垂直に置き 2 本自の ( コンプレッション用の ) スクリューを挿入しますラグスクリュー挿入のために骨折線に隣接するスクリューホールを最低一つは空けておくことを忘れないで下さい 2.9mm ソリッドドリルでドリリングして ( 図 17) スクリューの長さを測定します警告図 17 骨折の圧迫を得るためには 2.9mm アクティブコンプレッションプレートドリルガイドのコンプレッション用の端の矢印は必ず骨折線を向くようにして下さい矢印が骨折線とは反対の方向に向いたまま使用すると骨折部の離開が起こりますできれば骨折部の骨の先端が反対側の骨片と ACP の間の鋭角の部分に正確に整復されるようにコンプレッションスクリューを挿入すればコンプレッションがかかった時に骨が滑脱しません ( 図 18) 骨折部のより強い圧迫を得全体の安定性を高めるためにはラグスクリューを ACP のスクリューホールに通して骨折線を横切るように挿入します 1.6/2.9mmドリルガイドを用い骨折線を越えて反対側の骨皮質まで 2.9mm ソリッドドリルでドリリングして下さい ( 図 19) ドリルガイドはドリリング中に軟部組織を保護する目的で使用することもできます図 18 斜骨折の場合は骨折線に対し垂直な面と骨の長軸に対して垂直な面との丁度中間にくるようにドリルを誘導して下さい図 19 9

12 エース 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステム ACE Titanium Small Fragment System フックデプスゲージを使って 3.5mm ソリッドコーティ力ルスクリューの長さを測定します ( 図 20) 挿入する皮質が密な場合にはスクリュー挿入前にドリルホールのタッピングを行って下さい ( 図 21) 残りのスクリューホールにニュートラルポジションでスクリューを挿入します ( 図 22) 図 20 さらに圧迫を加えたい場合にはコンプレッションモードであと 1 2 本のスクリューを骨折線を挟んで交互に挿入して下さいそれぞれのスクリューで 1mm ずつ全体で 3mm 圧迫をかけることができます追加するコンプレッションスクリューを挿入する際にはすでに骨折線に対し同じ側に挿入してある他のスクリューを一度緩めて圧迫をかけた後再度締め直すことを忘れないで下さいソリッドスクリューの代わりに 4.0mm キャニュレイテッドキャンセラスラグスクリューを使用することもできますその場合 2.9mm ソリッドドリルの代わりに 1.6mmK ワイヤー (6 インチ ) を用いますキャニュレイテッドキャンセラススクリューは同じ素材であってもソリッドのコーティ力ルやキャンセラスのスクリューよりもストレスに弱いことをご承知おき下さい図 21 図 22 10

13 S URGICAL T ECHNIQUE 中和プレート固定骨片間の固定では骨折を固定する上での安定性や圧迫は得られますが強い強度を得ることはできませんニュートラルモードでプレートを使用することにより骨片間のスクリュー固定において得られた整復位を屈曲剪断捻れなどの力から守ることができますこのことによりより早期の運動と骨折部への部分荷重を行うととができます [ 中和モードでの 3.5mm アクティブコンプレッションプレートの使用 ] 骨折部の整復とラグスクリューによる骨片の固定を行った後適切な ACP を選び必要なべンディンクを行ってから骨折線をまたぐようにプレートを設置します 2.9mm アクティブコンプレッションプレートドリルガイドの緑色の方の端の矢印を骨折線に向けた状態 ( ニュートラルポジション ) でプレートの最初のスクリューホールに当てます 2.9mm ソリッドドリルでドリリングしてからスクリューの長さを計測しますソリッドスクリュードライバーを使って適切なスクリューを挿入して下さい同様の方法で残りのスクリューホールにスクリューを挿入します ( 図 23) 図 mm ストレートリコンストラクションプレートおよび 3.5mm セミチューブラープレートも中和プレートとして用いることができますこの場合の手術手技は情円形のスクリューホールの中心に 1.6/2.9mm ドリルガイドを置くということ以外は同じです 11

14 エース 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステム ACE Titanium Small Fragment System バットレスプレート固定骨幹端部骨端部の骨折の再建は骨片間の固定の一般的な適応症ですバットレスプレートは骨片間の固定を補強する役目を果たし剪断力や屈曲力によって起こる角状変形を防ぎますバットレスプレートが荷重下で移動しないようにするためスクリューは楕円のスクリューホールに挿入しスクリューヘッドが骨折線に近い方の ( スクリューホールの ) カウンターシンクの縁に接触するようにしなければなりません [ パットレスモードでの 3.5mm アクティブコンプレッションプレートの使用 ] 骨折部の整復とラグスクリューによる骨片の固定を行った後適切な ACP を選び必要なベンディンクを行ってから骨折線をまたぐようにプレートを設置します 2.9mm アクティブコンプレッションプレートドリルガイドの緑色の方の端の矢印を骨折線とは反対に向けた状態 ( バットレスポジション ) でプレートの最初のスクリューホールに当てます 2.9mm ソリッドドリルでドリリングしてからスクリューの長さを計測しますソリッドスクリュードライバーを使って適切なスクリューを挿入して下さい同様の方法で残りのスクリューホールにスクリューを挿入します () 図 24 最初のスクリューは最も大きな骨片の中央部分にあるスクリューホールから挿入することをお薦めします残りのスクリューは中央から両端へと挿入していって下さい 3.5mm ストレートリコンストラクションプレートおよび 3.5mm セミチューブラープレートもバットレスプレートとして用いることができますこの場合の手術手技は骨折部に最も近い楕円形のスクリューホールの端に 1.6/2.9mm ドリルガイドを置くこと以外は同じです 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステムのプレートをべンディングする際にはべンディングプライヤーを使用するとともできます ( 図 25) 図 25 12

15 S URGICAL T ECHNIQUE 3.5mm ユニバーサルリコンストラクションリボンエース純チタン製 3.5mm ユニバーサルリコンストラクションリボンは骨盤臼蓋寛骨臼に使用することができます三次元的なべンディングが必要な場合には特に有用です [3.5mm ユニバーサルリコンストラクションリボンの手術手技 ] 一般的な方法で骨を展開し整復用鉗子または 1.6mmK ワイヤーで骨折を整復します 3.5mm ユニバーサルべンディングテンプレートで 3.5mm ユニバーサルリコンストラクションリボンに加えるべンディングを決定します骨折部の形状を正確に再現できるように骨の表面にテンプレートを押し付けます ( 図 26) 曲げたテンプレートをモデルとして選んだリボンをユ二バーサルプレートべンディングプライヤーや 3.5mm ベンディングアイアンを使ってべンディングしていきますリボンをプライヤーにのせる前にハンドルを開き 3.5mm プライヤージョー ( プライヤーのあごの部分 ) を真っ直ぐ上に向けます ( 図 27-a) プライヤーはリボンのホールとホールの間を曲げるようにデザインされています ( 図 27-b) 図 26 必要な捻りは 3.5mm べンディングアイアンで加えます ( 図 28) 3.5mm プライヤージョー図 27-a 警告 3.5mm ユニバーサルリコンストラクションリボンはどの平面でも曲げることが可能です全ての金属製インプラントがそうであるようにべンディングを繰り返し試みるとリボンの強度が弱まり破損を引き起こしかねません同じ箇所へのべンディングの回数はなるべく少なくするようにして下さい図 27-b 図 28 13

16 エース 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステム ACE Titanium Small Fragment System 準備のできた 3.5mm ユニパーザルリコンストラクションリボンを骨に当てがいますスクリューを挿入しようとするホールに 1.6/2.9mm ドリルガイドを置き 2.9mm ソリッドドリルでドリリングを行います ( 図 29) フックデプスゲージでスクリューの長さを測定します密な皮質骨の場合はドリリングで開けたホールにタッピングを行います図 29 ソリッドスクリュードライバーとクィックコネクトハンドルを使い選択した 3.5mm または 4.0mm スクリューを挿入します ( 図 30) 臼蓋の後壁骨折に 3.5mm ユニバーサルリコンストラクションリボンを使用した固定法の一例を示します ( 図 31) 図 30 図 31 14

17 S URGICAL T ECHNIQUE スクリュー抜去 [ キャニュレイテッドスクリュー抜去用イージーアウトの使用法 ] スクリュー抜去時には種類に関わらずソリッドマニュアルヘックススクリュードライバーまたはパワードライバーを必ず使用して下さいキャニュレイテッドスクリューの抜去が困難な場合はイージーアウトの使用が役立つこともあります警告スクリュー抜去時にキャニュレイテッドスクリュードライバーは使用しないで下さいキャニュレイテッドスクリューの中央にイージーアウトを入れます ( 図 32) しっかりと食い込ませるためにイージーアウトをハンマーで軽く叩きますスクリューを骨から抜去する時にイージーアウトを反時計周りに回す際はイージーアウトの食い込みを維持するために押しながら行って下さい ( 図 33) イージーアウトはスクリューのヘッドやシャフトが破損していてもしていなくてもどちらの場合にも使うことができます図 32 いかなる状況下でもプライヤーやバイスグリップその他同種の器具でスクリューヘッドをつかんだりしないで下さいスクリューヘッドに傷が付きそれが原因でスクリューの破損が起こることがあります図 33 15

18 エース 3.5/4.0 スクリュー & プレートシステム ACE Titanium Small Fragment System インプラント一覧表製品番号品名規格備考 X 3.5mm キャニュレイテッドコーティカルスクリューフルスレッド X:10mm 50mm(2mm 刻み ) 10mm 70mm(5mm 刻み ) X 3.5mm ソリッドコーティカルスクリューフルスレッド X:10mm 50mm(2mm 刻み ) 55mm 70mm(5mm 刻み ) セルフタッピング X 4.0mm ソリッドキャンセラススクリューフルスレッド X:10mm 50mm(2mm 刻み ) セルフタッピング 55mm 90mm(5mm 刻み ) X 4.0mm ソリッドキャンセラスラグスクリューパーシャルスレッド 35mm 50mm(5mm 刻み ) セルフタッピング X:20mm 30mm(2mm 刻み ) X 4.0mm キャニュレイテッドキャンセラスラグスクリュー 16mm スレッド X:26mm 50mm(2mm 刻み ) セルフドリリング 55mm 70mm(5mm 刻み ) セルフタッピング X 4.0mm キャニュレイテッドキャンセラスラグスクリュー 32mm スレッド X:45mm 70mm(5mm 刻み ) セルフドリリングセルフタッピング X 3.5mm ストレートリコンストラクションプレート X:3,4,6,8,10,12( 穴 ) X 3.5mm スモール Y 型リコンストラクションプレート X:2,4( 穴 ) X 3.5mm ラージ Y 型リコンストラクションプレート X:4( 穴 ) X 3.5mm ユニバーサルリコンストラクションリボン X:2,3,4,6,8,10,12,14 16( 穴 ) X 3.5mm セミチューブラープレート X:3,4,5,6,7,8( 穴 ) X mm アクティブコンプレッションプレート X:5,6,7,8( 穴 ) スパイダーステープル, 16mm スモールスパイダーステープル, 20mm スモールスパイダーステープル, オフセットスモールフラットワッシャーカップワッシャー 16

20 2012 Biomet Japan. All trademarks herein are the property of Biomet, Inc. or its subsidiaries unless otherwise indicated.

A.L.P.S. Total Foot System LC

A.L.P.S. Total Foot System LC A.L.P.S. Total Foot System A.L.P.S. LC プレート ( 踵骨骨折用 ) A.L.P.S. LCプレート ( 踵骨骨折用 ) は陽極酸化皮膜処理をしたチタン合金製であり通常のチタン合金と比較して疲労強度に優れていますこのプレートはロープロファイルでかつ高い強度を有し踵骨の解剖学的形状にフィットします