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1 部内限り on Security Trade Control クロノロジー CISTEC Vol.16 No 発行 : 財団法人安全保障貿易情報センター 東京都港区虎ノ門 新虎ノ門実業会館 4F TEL: FAX: 情報サービス 研修部 年 11 月の輸出管理関連主要情報 11 月の輸出管理関連動向の総括 中華人民共和国 台湾 ( 中華民国 ) 北朝鮮 インド パキスタン イスラム共和国 ロシア連邦 イラン イスラム共和国 イスラエル国 シリア アラブ共和国 米国 その他 出典略号一覧表

2 11 月の輸出管理関連動向の総括 中華人民共和国 通常兵器関連 11/23 ロシア Su-35 戦闘機の対中輸出を示唆 核兵器関連 11/1 米国務長官 北朝鮮核問題で中国の対北圧力強化を要請 11/4 中国とフランス MOX 燃料加工施設の建設で協力へ 11/15 中露印外相会談が開催? 対テロに向けた大量破壊兵器拡散防止の必要性を強調 11/28 中国 北朝鮮による韓国砲撃事件を受けて6か国協議の開催を要求 ミサイル関連 11/17 米 CRS 中国と北朝鮮が中東へミサイル関連技術を拡散していると主張 11/17 米中経済安全保障調査委員会 2010 年次報告書 中国のミサイルの脅威を警告 11/29 北朝鮮 中国経由でイランにミサイル等を輸出か--ウィキリークスが米機密情報を暴露 北朝鮮 通常兵器関連 11/23 北朝鮮が韓国 延坪島を砲撃 -- 韓国人海兵隊員 2 人が死亡 核兵器関連 11/1 米国務長官 北朝鮮核問題で中国の対北圧力強化を要請 11/2 韓国 北朝鮮が小型核弾頭の製造を計画と指摘 11/2 米国の元朝鮮半島平和担当特使が北朝鮮を訪問 11/5 韓国哨戒艦沈没事件 北朝鮮が原因究明のためのサンプル提供を表明 11/8 北朝鮮 寧辺の核施設の再建開始の兆候なし 11/9 韓国 天安沈没事件の謝罪を北朝鮮に要求せず 11/10 北朝鮮が年間 1 億ドル相当の武器を違法輸出 -- 国連安保理報告書 11/13 北朝鮮 寧辺に実験用軽水炉を建設か-- 元米研究所所長が発言 11/15 韓国 北朝鮮の軽水炉建設疑惑が事実とすれば国連安保理違反と主張 11/17 北朝鮮が3 度目の核実験を準備か? 衛星写真でその兆候が確認される 11/20 北朝鮮 新設したウラン濃縮施設へ米専門家を案内 -- 遠心分離機 2000 基が稼動と説明 11/24 米専門家 北朝鮮によるウラン濃縮技術の拡散を懸念 11/28 中国 北朝鮮による韓国砲撃事件を受けて6か国協議の開催を要求 - 2 -

3 11/30 北朝鮮 軽水炉用燃料を製造するため数千基の遠心分離機を稼動と発表 ミサイル関連 11/29 北朝鮮 中国経由でイランにミサイル等を輸出か--ウィキリークスが米機密情報を暴露 インド 輸出管理関連一般 11/6 米大統領 大幅な対インド輸出管理規制緩和を公表 核兵器関連 11/4 オバマ米大統領 訪印時に対インド輸出管理に関する重大発表か 11/8 印首相 印パ対話はパキスタンのテロ誘発政治が終わるまで困難と発言 11/8 インドと米国 全ての核保有国による対話の必要性を強調 生物 化学兵器関連 11/12 インド 対 WMD 技術協力に向け専門家を米国に派遣へ ミサイル関連 11/25 インド 改良型弾道ミサイル アグニ の打ち上げ成功 パキスタン 輸出管理関連一般 11/4 米 DOT イスラム過激派組織の LET と JEM の幹部等を制裁対象に指定 核兵器関連 11/14 パキスタン元大統領 核拡散ネットワークはパキスタン政府主導によるものと発言 ロシア連邦 通常兵器関連 11/10 ロシア インドネシアと 5400 万ドルの武器輸出契約を締結 11/23 ロシア Su-35 戦闘機の対中輸出を示唆 核兵器関連 11/4 米ロ 新核軍縮条約 (START) 批准は不透明 11/18 オバマ米大統領 米上院に対して新 START 批准の早期承認を強く要求 - 3 -

4 ミサイル関連 11/20 NATO 新戦略概念を採択し MD 構築へ-- 露も MD 構築に協力へ 11/23 ウクライナ NATO ミサイル防衛システムに協力の提案 11/26 NATO ロシアが提案する MD システム統合案に賛意を示さず イラン イスラム共和国 輸出管理関連一般 11/12 ナイジェリア治安当局 10 月に摘発した武器の不正輸出を取り調べるためイラン人を監視下に 11/29 イラン人 1 名とナイジェリア人 3 名 ナイジェリアの武器密輸に関係していたとして起訴される 核兵器関連 11/2 イラン 欧米が改定したウラン燃料交換案を拒否 11/9 イラン 主要 6カ国との協議の日程を提案するも核問題を議題とすることには拒否の姿勢 11/11 イランとの核協議 主要 6 カ国が 12 月 5 日にスイス ジュネーブ開催で合意 11/17 イラン 国連制裁で契約破棄となった露ミサイル防衛システムと同等のシステムを独自開発と主張 11/18 イランの原発のシステムを攻撃したコンピュータウイルス 目的は遠心分離機の稼働妨害 11/21 英国政府 中東諸国への対イラン輸出制裁を強化 ミサイル関連 11/18 英国の兵器専門家 ロシアの S-300 と同等能力のイランの防空ミサイルシステム保有に懐疑的 イスラエル国 核兵器関連 11/9 イスラエル首相 米国の軍事圧力が対イラン抑止力になると主張 ミサイル関連 11/2 イスラエル 第 3の迎撃ミサイル砲台を配備 11/15 イスラエル イランの核攻撃に備え ミサイル防衛システムを 5 年以内に配備完了の予定 - 4 -

5 シリア アラブ共和国 核兵器関連 11/29 IAEA 天野事務局長 シリアに核疑惑サイトへの査察を要求 米国 輸出管理関連 11/4 米 DOT イスラム過激派組織の LET と JEM の幹部等を制裁対象に指定 11/23 デジタルマイクロ波無線装置をイランへ違法輸出した男 罪状を認める 11/27 リビア HEU の安全性確保と引換えに米に制裁緩和等を要求 通常兵器関連 11/16 米 TSA 長官 航空便貨物に対する検査体制の不備を認める 核兵器関連 11/3 米 DOS によるイスラム教スンニ派過激組織のテロ指定 対イラン核交渉での信頼醸成につながる 米専門家発言 1/8 アルメニア人 おとり捜査官とのウラン取引試みを認める 11/18 オバマ米大統領 米上院に対して新 START 批准の早期承認を強く要求 生物 化学兵器関連 11/1 米オハイオ州男性宅で猛毒リシンの原料等が押収される 11/12 インド 対 WMD 技術協力に向け専門家を米国に派遣へ 11/12 米高官ら ケニアの生物学研究施設における安全面での脆弱性を懸念 11/22 米 DOD 高官 アフリカにおけるバイオセキュリティー強化方針を発表 ミサイル関連 11/17 米 CRS 中国と北朝鮮が中東へミサイル関連技術を拡散していると主張 その他 輸出管理関連一般 11/9 アルメニア当局 兵器級ウランの密輸を図った容疑者の逮捕を公表 11/19 グルジア 放射性物質密売容疑者 4 名を逮捕 核兵器関連 11/4 アフリカ非核兵器地帯条約の加盟国会議が始まる 11/5 ミャンマーの核開発プログラムは未熟 - 告発者が指摘 - 5 -

6 11/9 アルメニア当局 兵器級ウランの密輸を図った容疑者の逮捕を公表 11/16 核専門家 ミャンマー軍事政権の核開発疑惑に異議 11/19 グルジア 放射性物質密売容疑者 4 名を逮捕 - 6 -

7 1. 中華人民共和国 (1) 輸出管理関連一般 (2) 通常兵器関連 2010/11/23 ロシア Su-35 戦闘機の対中輸出を示唆 中国珠海市で第 8 回中国国際航空航天博覧会が開催される中 ロシアが従来の方針を転換して最新鋭の Su-35 戦闘機を中国に輸出する可能性を示唆した ロスオボロンエクスポルト社の A Mikheyev 次長は RIA-Nobosti 紙に対して Su-35 を中国に輸出する方向で中国側と交渉する用意がある とした上で Su-35 の輸出版の仕様の詳細について協議することになる との見通しを示したという (UPI 2010/11/23) 2010/11/23 北朝鮮が韓国 延坪島を砲撃-- 韓国人海兵隊員 2 人が死亡 北朝鮮は 11 月 23 日午後 2 時 34 分 黄海上の南北軍事境界線付近に位置する韓国の延坪島 ( ヨンピョンド ) へ多数の砲撃を行った 韓国も応戦したが この砲撃で韓国人海兵隊員 2 人が死亡し 韓国人 20 人近くが負傷した模様である 韓国国防部関係者が明らかにしたもので 北朝鮮は黄海にも多数砲撃したという 一方 北朝鮮の朝鮮中央通信は 韓国が北朝鮮側の黄海に砲撃したので応戦した としている 韓国の李明博大統領は この砲撃を受けて安全保障関連閣僚による緊急会議を実施して対応を協議 青瓦台 ( 韓国大統領府 ) は 北朝鮮の砲撃は断じて許せない 新たな挑発行為があれば断固たる措置をとる との声明を発表した 米国は今回の北朝鮮の砲撃を厳しく非難したが 中国は冷静な対応を呼びかけるに留まった (GSN 2010/11/23) (3) 核兵器関連 2010/11/1 米国務長官 北朝鮮核問題で中国の対北圧力強化を要請 米国の H クリントン国務長官と中国の楊潔チ (Yang Jiechi) 外相が 東アジアサミット ( ベトナム ハノイ ) で北朝鮮の核問題を協議した 米国務省高官が明らかにしたもので 米国は中国に対し ( 哨戒艦沈没事件で悪化した ) 南北関係を改善して北朝鮮の核問題を巡る6か国協議を再開するために適切な措置を取るよう求めるなど 中国が北朝鮮に対して圧力と影響力を行使するよう伝えたという (GSN 2010/11/1) 2010/11/4 中国とフランス MOX 燃料加工施設の建設で協力へ AFP 通信は 11 月 4 日 中国とフランスが兵器級プルトニウムを混合酸化物(MOX) 燃料に加工する施設の建設で協力する計画である と報じた 中国の胡錦濤国家主席の訪仏により明らかにされたもので 中仏両国は ウラン加工関連施設の建設など他の原子力分野での協力も計画しているという (GSN 2010/11/5) - 7 -

8 2010/11/15 中露印外相会談が開催? 対テロに向けた大量破壊兵器拡散防止の必要性を強調 中国の武漢市で 11 月 15 日 中国の楊外相 ロシアのラブロフ外相 インドのクリシュナ外相による第 10 回中露印外相会談が開催された 三カ国外相は会談終了後 大量破壊兵器 (WMD) の拡散と国際テロが国際平和にとって重大な脅威であることを強調し 深い懸念を表明した 更に 三カ国外相は WMD を用いたテロなどのリスクや脅威を削減するために国際的な不拡散レジームを構築しなければならないと主張する共に レジーム構築に当たっては 全ての国の安全を確保すること 全ての国が効果的な輸出管理システムを確立して機微な物資の拡散を防止する能力を確保することが重要であるとした (Sify) (MISC 2010/11/15) 2010/11/28 中国 北朝鮮による韓国砲撃事件を受けて6か国協議の開催を要求 中国は 11 月 28 日 北朝鮮による韓国 延坪島 ( ヨンピョンド ) 砲撃事件を受けて 6か国協議 ( 緊急首席代表者会合 ) の開催を要求した しかし 米国や韓国などは6か国協議の開催には時期尚早との立場を示している ミューレン米統合参謀本部議長が 中国が何故強硬姿勢に出ないのかが分からない と発言する一方 李明博韓国大統領は中国の戴秉国 国務委員に対して 中国は朝鮮半島問題により公平且つ責任ある立場をとらなければならない と要求している 李大統領は 29 日には 北朝鮮の敵対行為には断固たる対応をとることも強調した (GSN 2010/11/29) (4) 生物 化学兵器関連 (5) ミサイル関連 2010/11/17 米 CRS 中国と北朝鮮が中東へミサイル関連技術を拡散していると主張 米議会調査局 (CRS) は 10 月に発表した報告書の中で 中国と北朝鮮が中東へのミサイル関連技術の主たる供給者になっている模様だ と指摘した CRS は 中朝両国が ミサイル部品や技術をイランやシリアなどの国々に輸出するため ミサイル関連資機材 技術輸出規制 (MTCR) への参加を拒否している と主張 特に北朝鮮のミサイル開発 生産 配備 輸出が MTCR の影響力の及ばないところで大規模に進んでいるとしている (World Tribune) (MISC 2010/11/17) 2010/11/17 米中経済安全保障調査委員会 2010 年次報告書 中国のミサイルの脅威を警告 米中経済安全保障調査委員会 (USCC) は 11 月 17 日 2010 年次報告書を発表し 中台間の軍事衝突の可能性が 中国による米国船舶や米軍基地へのミサイル攻撃に繋がる恐れがある と警告した 同報告書によると 中国は 空軍能力とミサイル能力を向上 増強させており アジアにある米軍基地 6 箇所のうち5 箇所をミサイル攻撃で壊滅させる能力を有しているという (GSN 2010/11/17) - 8 -

9 2010/11/29 北朝鮮 中国経由でイランにミサイル等を輸出か--ウィキリークスが米機密情報を暴露 ウィキリークスが暴露した米機密情報によると 北朝鮮が中国 北京を経由してイランに先進ミサイルを輸出し ブッシュ米大統領 ( 当時 ) が 2007 年に中国の胡錦濤国家主席に抗議していたという 北朝鮮がイランに輸出したとされるミサイル BM-25 は 核弾頭搭載可能な露製弾道ミサイル R-27 をベースに開発したものと見られ 射程約 3,200km でイランからベルリンやモスクワを射程圏内に収めるとされる 北朝鮮とイランは パキスタンに拠点を置いたカーン博士のネットワークの一翼を担い ミサイルやウラン濃縮そして核弾頭のノウハウなどの機微な関連技術を米国の監視を避けるため中国を経由して空輸していたという (Sydney Morning Herald) (MISC 2010/11/29) - 9 -

10 2. 台湾 ( 中華民国 ) (1) 輸出管理関連一般 (2) 通常兵器関連 (3) 核兵器関連 (4) 生物 化学兵器関連 (5) ミサイル関連

11 3. 北朝鮮 (1) 輸出管理関連一般 (2) 通常兵器関連 2010/11/23 北朝鮮が韓国 延坪島を砲撃-- 韓国人海兵隊員 2 人が死亡 北朝鮮は 11 月 23 日午後 2 時 34 分 黄海上の南北軍事境界線付近に位置する韓国の延坪島 ( ヨンピョンド ) へ多数の砲撃を行った 韓国も応戦したが この砲撃で韓国人海兵隊員 2 人が死亡し 韓国人 20 人近くが負傷した模様である 韓国国防部関係者が明らかにしたもので 北朝鮮は黄海にも多数砲撃したという 一方 北朝鮮の朝鮮中央通信は 韓国が北朝鮮側の黄海に砲撃したので応戦した としている 韓国の李明博大統領は この砲撃を受けて安全保障関連閣僚による緊急会議を実施して対応を協議 青瓦台 ( 韓国大統領府 ) は 北朝鮮の砲撃は断じて許せない 新たな挑発行為があれば断固たる措置をとる との声明を発表した 米国は今回の北朝鮮の砲撃を厳しく非難したが 中国は冷静な対応を呼びかけるに留まった (GSN 2010/11/23) (3) 核兵器関連 2010/11/1 米国務長官 北朝鮮核問題で中国の対北圧力強化を要請 米国の H クリントン国務長官と中国の楊潔チ (Yang Jiechi) 外相が 東アジアサミット ( ベトナム ハノイ ) で北朝鮮の核問題を協議した 米国務省高官が明らかにしたもので 米国は中国に対し ( 哨戒艦沈没事件で悪化した ) 南北関係を改善して北朝鮮の核問題を巡る6か国協議を再開するために適切な措置を取るよう求めるなど 中国が北朝鮮に対して圧力と影響力を行使するよう伝えたという (GSN 2010/11/1) 2010/11/2 韓国 北朝鮮が小型核弾頭の製造を計画と指摘 韓国の金泰栄国防相は 11 月 2 日 北朝鮮が弾道ミサイル或いは爆撃機に搭載可能な小型核弾頭の製造を企てているようだ と述べた 金国防相は 北朝鮮が 88 ポンド ( 約 40kg) の兵器級プルトニウムを保有しているとの見方も示した上で 北朝鮮は濃縮ウランを使った核爆弾を開発している可能性も高い と指摘した 金国防相は一方で 北朝鮮が3 度目の核実験を行う明確な兆候は今のところ無い と語った (GSN 2010/11/2) 2010/11/2 米国の元朝鮮半島平和担当特使が北朝鮮を訪問 米ブッシュ政権時代に朝鮮半島平和担当特使を務めたチャールズ プリチャード氏が 11 月 2 日に北朝鮮を訪問した AFP 通信が報じた 同氏は滞在中 北朝鮮関係者と数日間にわたり会談を実施する予定であるが 米国務省によると同氏の訪朝はプライベートなものであるという 一方 朝鮮中央通信は プリチャード氏の訪朝を殆ど報じていない プリチャード氏は訪朝後に韓国に立ち寄る予定であるとされる (GSN 2010/11/3)

12 2010/11/5 韓国哨戒艦沈没事件 北朝鮮が原因究明のためのサンプル提供を表明 北朝鮮の外交官が 韓国哨戒艦 天安 沈没事件の原因を究明するために北朝鮮の魚雷に使用されている鋼鉄合金の破片を米国と韓国に提供する用意があることを明らかにした しかし この外交官は 天安沈没事件の原因や犯人ついては 米国と韓国が答えるべきこと として言及しなかったという 北朝鮮は 天安沈没事件の原因は北朝鮮の魚雷である との韓国主導の国際調査チームの調査結果を 魚雷に使用されていた合金の種類が ( 米韓の主張とは ) 異なる として批判していた (GSN 2010/11/5) 2010/11/8 北朝鮮 寧辺の核施設の再建開始の兆候なし 北朝鮮を訪問した米国の元朝鮮半島平和担当特使であるチャールズ プリチャード氏は 北朝鮮の原子炉 (5,000kW) は廃止されたままで 冷却塔も破壊されたままの状態のようだ とし 寧辺では再処理を含め核開発は再開されていないとの見方を示した 韓国の金泰栄国防相は 10 月に 北朝鮮が寧辺の核施設の再建を始めている と主張していた (GSN 2010/11/8) 2010/11/9 韓国 天安沈没事件の謝罪を北朝鮮に要求せず ニューヨークタイムズ紙は 11 月 9 日 韓国が哨戒鑑 天安 沈没事件で北朝鮮に謝罪を要求しなくなっていると報じた 韓国の李明博大統領は 北朝鮮の非核化を巡る6か国協議に先立ち 北朝鮮の誠実な態度に関心がある とだけ発言し 北朝鮮の謝罪については言及を避けたという (GSN 2010/11/9) 2010/11/10 北朝鮮が年間 1 億ドル相当の武器を違法輸出 -- 国連安保理報告書 国連安全保障理事会は 11 月 10 日 北朝鮮が年間 1 億ドル相当の武器 ( ミサイル等 ) を違法輸出しているとする報告書を公表した 同報告書は 北朝鮮が国連制裁にも関わらず イラン シリア及びミャンマーの核及び弾道ミサイル関連活動に関与していると指摘 違法輸出を隠蔽するために貨物の内容を偽ったり フロントカンパニーを活用するなど様々な手法を駆使して違法輸出を行っている と主張している 75 ページからなる同報告書は 中国 フランス 日本 ロシア 韓国 英国及び米国の専門家により 5 月に作成されたが 中国が内容に難色を示していたため公表が遅れたという (GSN 2010/11/11) 2010/11/13 北朝鮮 寧辺に実験用軽水炉を建設か-- 元米研究所所長が発言 米ロスアラモス研究所の元所長である S ヘッカー氏は 北朝鮮が寧辺に実験用の軽水炉を建設している と主張した AP 通信が 11 月 13 日に報じたもので 同氏は北朝鮮を訪問した後に中国で実施した記者会見でこのように発言した 同氏によると 軽水炉は約 2.5 万から 3 万 kw の出力で 建設工事に着手したばかりで完成には数年かかると見られるという (GSN 2010/11/15)

13 2010/11/15 韓国 北朝鮮の軽水炉建設疑惑が事実とすれば国連安保理違反と主張 韓国の金星煥 (Kim Sung-hwan) 外交通商相は 11 月 15 日 北朝鮮の軽水炉建設が本当だとすれば 一切の核関連活動を禁じた国連安保理決議に違反する と述べた 米ロスアラモス研究所の S ヘッカー元所長が 北朝鮮は実験用軽水炉を建設している と指摘したことを受けたもので 金外交通商相は ヘッカー元所長の報告を確認するには時間が必要 と語ると共に 民生用原子力発電を開発する権限を有する という北朝鮮の主張に反論した (GSN 2010/11/16) 2010/11/16 核専門家 ミャンマー軍事政権の核開発疑惑に異議 民主ビルマの声が6 月に ミャンマー軍事政権が極秘に核開発を行っている と報告した事に対して 専門家の間から疑問の声が挙がっている IAEA の前保障措置担当事務次長である O ハイノネン氏は ミャンマー軍事政権による極秘核開発の証拠として ミャンマーから持ち出されたという文書や写真は 必ずしもミャンマーが兵器開発を行っていることを裏付けるものではない 写真中の機械は他の ( 兵器以外の ) 他の用途にも使用されるし 文書もミャンマーが核能力の獲得を追及していたということを結論付けるには十分なものではない と述べたという (GSN 2010/11/16) 2010/11/17 北朝鮮が3 度目の核実験を準備か? 衛星写真でその兆候が確認される 米デジタルグローブ社の衛星写真で 北朝鮮が3 度目の核実験を準備している兆候が確認されたという Korea Times 紙が 11 月 17 日 Jane s の専門家が産経新聞に語ったものとして報じたもので 6か月以内に ( 核実験を含む ) 何かが起こる可能性があるという 実験の兆候が確認されたサイトでは 10 月 16 日の衛星写真で少なくとも6 台の車両或いは措置が確認され サイト内の別の場所では坑道が掘削され 電源設備等が設置されたと兆候がはっきりと見られるとされる (GSN 2010/11/18) 2010/11/20 北朝鮮 新設したウラン濃縮施設へ米専門家を案内-- 遠心分離機 2000 基が稼動と説明 11 月 20 日付のニューヨーク タイムズ紙によると S ヘッカー元米ロスアラモス国立研究所長は 11 月に訪朝した際 北朝鮮 寧辺の新しいウラン濃縮施設へ案内されて施設を見学したという ヘッカー氏が同紙に語ったもので ヘッカー氏は核燃料の加工に使用されていた建物の内部に最近設置されたという数百基もの遠心分離機を目の当たりにしたとしている ヘッカー氏によると 北朝鮮は 2,000 基の遠心分離機を稼動させていると主張したという ヘッカー氏は訪朝に関する報告書の中で 北朝鮮のウラン濃縮施設は 年間 2トンの低濃縮ウラン (LEU) あるいは 88 ポンド ( 約 40kg) の高濃縮ウラン (HEU) を生産可能であり これは北朝鮮が1 年間に核弾頭 1 発の製造に必要な量に匹敵する濃縮ウランを生産可能であることを意味する と主張している (GSN 2010/11/22)

14 2010/11/24 米専門家 北朝鮮によるウラン濃縮技術の拡散を懸念 イランがウラン濃縮で技術的なトラブルに見舞われる中 北朝鮮がイランの核プログラムを支援する可能性があると見られている 米下院諜報委員会の P Hoekstra 委員は 北朝鮮がどのようにイランを支援するか明確には分からないとした上で 北朝鮮とイランが遠心分離機で協力していないとは考え難い と述べた 専門家は ヘッカー元米ロスアラモス国立研究所長が北朝鮮で見学した遠心分離機は P-2 型で イランの遠心分離機よりも先進的なものであるとの見方を示すと共に イランが北朝鮮から P-2 型遠心分離機を入手しているか或いは容易に入手することができると警告している 一方 北朝鮮の遠心分離機の開発に当たっては中国の民間人が関与しているとの見方もある (GSN 2010/11/24) 2010/11/28 中国 北朝鮮による韓国砲撃事件を受けて6か国協議の開催を要求 中国は 11 月 28 日 北朝鮮による韓国 延坪島 ( ヨンピョンド ) 砲撃事件を受けて 6か国協議 ( 緊急首席代表者会合 ) の開催を要求した しかし 米国や韓国などは6か国協議の開催には時期尚早との立場を示している ミューレン米統合参謀本部議長が 中国が何故強硬姿勢に出ないのかが分からない と発言する一方 李明博韓国大統領は中国の戴秉国 国務委員に対して 中国は朝鮮半島問題により公平且つ責任ある立場をとらなければならない と要求している 李大統領は 29 日には 北朝鮮の敵対行為には断固たる対応をとることも強調した (GSN 2010/11/29) 2010/11/30 北朝鮮 軽水炉用燃料を製造するため数千基の遠心分離機を稼動と発表 北朝鮮 労働新聞は 11 月 30 日 ( 北朝鮮国内で ) 現在 軽水炉を建設しており その燃料を供給するために数千基の遠心分離機からなる近代的なウラン濃縮プラントを稼動している と報じた 将来の平和利用に向けて原子力開発プロジェクトを更に積極的に進めるとしている 一方 北朝鮮の崔泰福 最高人民会議議長兼労働党中央委員会書記が中国高官との協議に臨むため訪中した この協議では北朝鮮による韓国砲撃事件や北朝鮮の核問題などが取上げられると見られている (GSN 2010/11/30) (4) 生物 化学兵器関連

15 (5) ミサイル関連 2010/11/29 北朝鮮 中国経由でイランにミサイル等を輸出か--ウィキリークスが米機密情報を暴露 ウィキリークスが暴露した米機密情報によると 北朝鮮が中国 北京を経由してイランに先進ミサイルを輸出し ブッシュ米大統領 ( 当時 ) が 2007 年に中国の胡錦濤国家主席に抗議していたという 北朝鮮がイランに輸出したとされるミサイル BM-25 は 核弾頭搭載可能な露製弾道ミサイル R-27 をベースに開発したものと見られ 射程約 3,200km でイランからベルリンやモスクワを射程圏内に収めるとされる 北朝鮮とイランは パキスタンに拠点を置いたカーン博士のネットワークの一翼を担い ミサイルやウラン濃縮そして核弾頭のノウハウなどの機微な関連技術を米国の監視を避けるため中国を経由して空輸していたという (Sydney Morning Herald) (MISC 2010/11/29)

16 4. インド (1) 輸出管理関連一般 2010/11/6 米大統領 大幅な対インド輸出管理規制緩和を公表 訪印中のオバマ米大統領は 11 月 6 日 1998 年のインド核実験を受けて米国が実施してきた輸出規制の緩和を表明した 米商務省が管轄している 懸念顧客リスト に掲載されているインド国防研究開発機構 (DRDO) やインド宇宙研究機関 (ISRO) などのインド政府関係機関をリストから削除することも約束したという オバマ米大統領はまた 原子力供給国グループ (NSG) へのインドの加盟を支持することも表明した 更に 2 日後の 8 日 インドの国連常任理事国入りも支持したとのことである (GSN 2010/11/8) (2) 通常兵器関連 (3) 核兵器関連 2010/11/4 オバマ米大統領 訪印時に対インド輸出管理に関する重大発表か 11 月のオバマ米大統領訪印に合わせ 米印両国間で二国間の輸出管理体制の改善を検討し オバマ大統領から対印輸出に影響を与える重大な発表が行われるという ヒンダスタン タイムズ紙によると 対インド輸出改善の妨げとなっている主な 3 つ要因は 1998 年のインドの核実験に端を発しているとのことである 主な三つの要因とは 1. インドへの軍民両用品目の輸出規制 2. 米懸念顧客リストに掲載されているインド国防研究開発機構 (DRDO) やインド宇宙研究機関 (ISRO) などのインド政府関係機関の存在 3. インドが原子力供給国グループ (NSG) などの国際レジームに不参加のため 米国から更なる追加の輸出申請要件の発生 であるという しかしながら ロック長官は ( われわれは ) は問題をよく把握しており 対インド輸出の妨げとなっている要因を ( 今回の協議で ) 改善した と表明し オバマ米大統領による声明を期待しているとのことである (HT 2010/11/4) 2010/11/8 印首相 印パ対話はパキスタンのテロ誘発政治が終わるまで困難と発言 訪印中のオバマ米大統領とシン印首相は インド-パキスタンの2 国間関係 米印両国間の広範な問題や国際問題について協議を実施し 国土安全保障分野での米印協力や米国の制裁リストからのインド企業 団体の削除 民生用原子力分野の研究センターのインド国内設置などを発表した 印パ問題については オバマ米大統領が 11 月 8 日に印パの対話を促進するために如何なる役割でも果たす用意があると述べた これに対し シン印首相は パキスタンと共に印パ間のあらゆる問題を解決する用意があるとする一方で パキスタンがテロを誘発する圧政をやめない限り印パ対話は難しい との考えを明らかにした (India Journal) (MISC 2010/11/11)

17 2010/11/8 インドと米国 全ての核保有国による対話の必要性を強調 米オバマ大統領とインドのシン首相は 11 月 8 日 核兵器を保有する全ての国が 相互の信頼を醸成し 国際問題と安全保障問題において核兵器問題が突出しないようにするため 有意義な対話を実施する必要性がある とする共同声明を発表した 両首脳はまた 60 年間にわたり核兵器が戦争で使用されていないことを支持する と強調したという (GSN 2010/11/9) 2010/11/15 中露印外相会談が開催? 対テロに向けた大量破壊兵器拡散防止の必要性を強調 中国の武漢市で 11 月 15 日 中国の楊外相 ロシアのラブロフ外相 インドのクリシュナ外相による第 10 回中露印外相会談が開催された 三カ国外相は会談終了後 大量破壊兵器 (WMD) の拡散と国際テロが国際平和にとって重大な脅威であることを強調し 深い懸念を表明した 更に 三カ国外相は WMD を用いたテロなどのリスクや脅威を削減するために国際的な不拡散レジームを構築しなければならないと主張する共に レジーム構築に当たっては 全ての国の安全を確保すること 全ての国が効果的な輸出管理システムを確立して機微な物資の拡散を防止する能力を確保することが重要であるとした (Sify) (MISC 2010/11/15) (4) 生物 化学兵器関連 2010/11/12 インド 対 WMD 技術協力に向け専門家を米国に派遣へ インドは 米国の先端技術の対印輸出規制緩和問題と生物 化学 核兵器対策技術に関する新たな協力について協議するため 米国に科学者を派遣する計画である Hindustan Times 紙が 11 月 12 日に報じたもので インド防衛研究開発機構 (DRDO) の W. Selvamurthy 率いる代表団が訪米し 米国防総省 (DOD) の国防脅威削減局 (DTRA) の専門家と協議する予定であるという (GSN 2010/11/12) (5) ミサイル関連 2010/11/25 インド 改良型弾道ミサイル アグニ の打ち上げ成功 インド国防省の Sitanshu Kar 報道官は 11 月 25 日 インド東部オリッサ州から核弾頭搭載可能な改良型弾道ミサイル アグニ の打ち上げ実験に成功した と公表した 短距離弾道ミサイルの改良型 アグニ の射程は 435 マイル ( 約 700km) で 2200 ポンド ( 約 1 トン ) の弾頭搭載が可能であるという Kar 報道官は 今回の打ち上げ実験前に パキスタンにミサイル試射について通知していたと説明を行ったとのことである (GSN 2010/11/29)

18 5. パキスタン イスラム共和国 (1) 輸出管理関連一般 2010/11/4 米 DOT イスラム過激派組織の LET と JEM の幹部等を制裁対象に指定 米財務省 (DOT) は 11 月 4 日 パキスタンを拠点に活動するイスラム過激派組織のラシュカレトイバ (Lashkar-e-Taiba; LET) とジャイシェモハメッド (Jaish-e-Mohammed; JEM) の幹部等を制裁対象に指定した と発表した 制裁対象に指定されたのは LET の構成員で 2008 年 11 月のムンバイ同時多発テロ等で事件の計画を首謀した Azam Cheema と LET を統率する Hafiz Abdul Rahman Makki の他 LET の創設者で統率者となる Mohammed Masood Azhar Alvi 及びパキスタンにおける破壊工作を行う JEM の傘下組織 al-rehmat Trust である 指定された個人と団体は 米国内に保有する資産が凍結され また米国人は指定者との商取引を行うことも禁じられるという 米 DOT のスチュアート レビー次官は テロ組織が持つ活動拠点や金融のネットワークを無力化させる上で 重要な布石となる と述べている (GSN 2010/11/5) (2) 通常兵器関連 (3) 核兵器関連 2010/11/8 印首相 印パ対話はパキスタンのテロ誘発政治が終わるまで困難と発言 訪印中のオバマ米大統領とシン印首相は インド-パキスタンの2 国間関係 米印両国間の広範な問題や国際問題について協議を実施し 国土安全保障分野での米印協力や米国の制裁リストからのインド企業 団体の削除 民生用原子力分野の研究センターのインド国内設置などを発表した 印パ問題については オバマ米大統領が 11 月 8 日に印パの対話を促進するために如何なる役割でも果たす用意があると述べた これに対し シン印首相は パキスタンと共に印パ間のあらゆる問題を解決する用意があるとする一方で パキスタンがテロを誘発する圧政をやめない限り印パ対話は難しい との考えを明らかにした (India Journal) (MISC 2010/11/11) 2010/11/14 パキスタン元大統領 核拡散ネットワークはパキスタン政府主導によるものと発言 パキスタンのムシャラフ元大統領は パキスタンを中心とした核拡散ネットワークは A.Q. カーン博士主導のネットワークではなく パキスタン政府とその諜報機関が主導したネットワークだった とワシントンタイムズ紙に語った 同紙が 11 月 14 日に報じたもので ムシャラフ氏は カーン博士が核の機密情報を外国に売却したかどうかについては直接は知らない とした上で カーン博士が独自の拡散ネットワークを有していたとしても パキスタンの核技術の拡散はパキスタン政府のネットワークによるものだ と述べたという (GSN 2010/11/15)

19 (4) 生物 化学兵器関連 (5) ミサイル関連 2010/11/25 インド 改良型弾道ミサイル アグニ の打ち上げ成功 インド国防省の Sitanshu Kar 報道官は 11 月 25 日 インド東部オリッサ州から核弾頭搭載可能な改良型弾道ミサイル アグニ の打ち上げ実験に成功した と公表した 短距離弾道ミサイルの改良型 アグニ の射程は 435 マイル ( 約 700km) で 2200 ポンド ( 約 1 トン ) の弾頭搭載が可能であるという Kar 報道官は 今回の打ち上げ実験前に パキスタンにミサイル試射について通知していたと説明を行ったとのことである (GSN 2010/11/29)

20 6. ロシア連邦 (1) 輸出管理関連一般 (2) 通常兵器関連 2010/11/10 ロシア インドネシアと 5400 万ドルの武器輸出契約を締結 ロシアの国営兵器輸出企業のロソボロンエクスポルト社は 11 月 10 日 スホイ戦闘機用の弾薬をインドネシア空軍に供給する契約に署名した インドネシアは 2003 年にロシアから Su-27SK 戦闘機 2 機と Su-30MK 戦闘機 2 基を購入し 2007 年には Su-30MK2 戦闘機 3 機及び Su-27SKM 戦闘機 3 機をロシアから購入する契約を結んでいた (Island & Crisis) (MISC 2010/11/10) 2010/11/23 ロシア Su-35 戦闘機の対中輸出を示唆 中国珠海市で第 8 回中国国際航空航天博覧会が開催される中 ロシアが従来の方針を転換して最新鋭の Su-35 戦闘機を中国に輸出する可能性を示唆した ロスオボロンエクスポルト社の A Mikheyev 次長は RIA-Nobosti 紙に対して Su-35 を中国に輸出する方向で中国側と交渉する用意がある とした上で Su-35 の輸出版の仕様の詳細について協議することになる との見通しを示したという (UPI 2010/11/23) (3) 核兵器関連 2010/11/4 米ロ 新核軍縮条約(START) 批准は不透明 2010 年 11 月の米中間選挙により 米議会で共和党が優勢となったため 米国とロシアが検討中の新核軍縮条約 新 START の批准の実現化に米国両国から懸念の声が上がっている しかしヒラリー クリントン米長官は 11 月 4 日 先の中間選挙で選出された米下院の共和党議員も含めて 批准への可決は十分ある と肯定的な見解を示したという 一方 ロシア議会内では米国の中間選挙の結果後に 新 START の批准を取り下げたとのことである (GSN 2010/11/4)

21 2010/11/9 イラン 主要 6カ国との協議の日程を提案するも核問題を議題とすることには拒否の姿勢 イランは 11 月 9 日 数週間内に国連安保理常任理事国及びドイツとの協議に臨むことを正式に表明した 一方 中東諸国は核問題に関するあらゆる討議を拒否する姿勢を示している イランの核問題交渉最高責任者の Saeed Jalili 氏は EU 外務 安全保障政策上級代表のアシュトン氏への書簡の中で 11 月 23 日もしくは 12 月 5 日にイスタンブールでの協議開催への準備はできている と記している トルコはまだ首都イスタンブールが協議の開催場所として使われるかどうかについて同意を示していない アシュトン氏はオーストリアのウィーンでの 3 日間の開催を要望している しかし イランは今回の協議で核問題を議題とすることに拒否する姿勢を示しており 関係国が懸念を示している 一方 ロシアはイランとの S-300 システムの売買契約を破棄したため イランは近いうちにロシアの S-300 システムに対抗した 新たな防空システム実験を行うという (GSN 2010/11/10) 2010/11/9 ベネズエラ議会 国内初の原発の建設 管理に関する法案を可決 中国国営新華通信社は ベネズエラ議会は 11 月 9 日 国内となる原子力発電所の建設 管理に関する法律を可決した と報道した 同法は ロシアとの民生用原子力貿易協定の法制化の方法を明確化したもので ベネズエラの Ali Rodriquez Araque 電力大臣は 2020 年までに 400 万 kw の電力供給が可能となる との見通しを示した ロシアは 最初に研究炉を建設し 続いて発電炉を建設するとしている (GSN 2010/11/10) 2010/11/15 中露印外相会談が開催? 対テロに向けた大量破壊兵器拡散防止の必要性を強調 中国の武漢市で 11 月 15 日 中国の楊外相 ロシアのラブロフ外相 インドのクリシュナ外相による第 10 回中露印外相会談が開催された 三カ国外相は会談終了後 大量破壊兵器 (WMD) の拡散と国際テロが国際平和にとって重大な脅威であることを強調し 深い懸念を表明した 更に 三カ国外相は WMD を用いたテロなどのリスクや脅威を削減するために国際的な不拡散レジームを構築しなければならないと主張する共に レジーム構築に当たっては 全ての国の安全を確保すること 全ての国が効果的な輸出管理システムを確立して機微な物資の拡散を防止する能力を確保することが重要であるとした (Sify) (MISC 2010/11/15) 2010/11/17 イラン 国連制裁で契約破棄となった露ミサイル防衛システムと同等のシステムを独自開発と主張 イラン軍の Mohammad Hassan Mansourian 准将は 11 月 17 日 我が国はロシアのミサイル防衛システム S-300 と同等の防衛能力を持つ独自のシステム開発を進めており 実験に成功した と述べた S-300 とは S-200 の改良型であり 元々は 1960 年代に旧ソ連が開発した防空システムである イランは 1980 年代からこのシステムをロシアから購入している 2010 年 6 月の国連安保理による対イラン制裁により ロシアからの供給契約を打ち切られている (GSN 2010/11/18)

22 2010/11/18 オバマ米大統領 米上院に対して新 START 批准の早期承認を強く要求 CNN は オバマ米大統領が 11 月 18 日に米上院に対し ロシアとの新核軍縮条約 ( 新 START) の批准を 2010 年度の議会会期中に承認するよう強く求めた と報じた 同大統領はキッシンジャー前米国務長官やオルブライト前米国務長官等が出席する会議の場で 新 START が米国家安全保障の要であり先送りすることが可能な問題ではないとの認識を示し 米上院が本条約の批准に必要な賛成票 ( 最低 67 票以上 ) を投じることを信じている と述べたという (GSN 2010/11/18) (4) 生物 化学兵器関連 (5) ミサイル関連 2010/11/18 英国の兵器専門家 ロシアの S-300 と同等能力のイランの防空ミサイルシステム保有に懐疑的 旧ソ連で 1960 年代に開発された防空ミサイルシステム S-200 をイランは購入していたが ロシアは 2010 年 9 月 4 度目の国連安保理による対イラン制裁に基づいて S-300 システムに関する契約を破棄した S-200 は操縦不能な大きい標的を迎撃する設計だが S-300 は操縦可能な小さい標的も迎撃する能力を持っている S-300 システムは 90 マイルの距離から航空機 弾道及び巡航ミサイルを打ち落とすことができる ロンドンの兵器専門家 Mark Fitzpatrick 氏によると 正確性及び捕捉距離の点から見ても イランがロシアの開発した S-300 防空システムと同等のシステム開発に成功したかどうかは疑問である イランは S-300 システムを持っていないため 分解して模倣 (reverse-engineer) することもできない と述べている (GSN 2010/11/19) 2010/11/20 NATO 新戦略概念を採択し MD 構築へ-- 露も MD 構築に協力へ 北大西洋条約機構 (NATO) は 11 月 19 日 2011 年から 2020 年の行動指針となる 新戦略概念 を採択した これにより NATO は 欧州に向けて発射される長距離ミサイルや大陸間弾道ミサイル (ICBM) を迎撃するミサイル防衛網 (MD) を構築する 一方 ロイター通信によると メドベージュフ 露大統領とラスムセン NATO 事務局長は 11 月 20 日 MD 計画について協力していくことを確認したという またインド通信社 (United News of India) は 独自に核開発を行うとするイランのような国々を NATO と協同しながら監視していく とするメドベージュフ ロシア大統領の発言を紹介している (GSN 2010/11/22)

23 2010/11/23 ウクライナ NATO ミサイル防衛システムに協力の提案 ウクライナのライサ ボガティリョーヴァ (Raisa Bogatyryova) 国家安全保障書記は 11 月 23 日 ポーランドのスタニスワフ コジェイ (Stanislaw Koziej) 国家安全保障局長官とワルシャワでの会議において ウクライナが北大西洋条約機構 (NATO) のミサイル防衛 (MD) システム構築に協力する意向を示した ウクライナは NATO 加盟国ではないが 国内のムカチェボ (Mukachevo) でのレーダー基地建設を提案しているという 一方ロシアも MD システム構築に協力することで合意している (GSN 2010/11/24) 2010/11/26 NATO ロシアが提案する MD システム統合案に賛意を示さず 米ウォール ストリート ジャーナルは 11 月 26 日 メドベージュフ ロシア大統領が提案する欧州とロシアのミサイル防衛 (MD) システムの統合案に対し 北大西洋条約機構 (NATO) の首脳陣やオバマ米大統領は同意しない意思を示した と報道している 本案は 11 月 20 日に開催された NATO 首脳会議で提案されたもので NATO 諸国を標的としたミサイルが自国領域の上空を飛行した場合に ( ロシアを含む ) 当該国がそのミサイルを迎撃するという内容になっている NATO 首脳陣やオバマ米大統領は本案について賛意を示さなかった一方で NATO とロシアが MD システムにおいて協同可能となる方策を検討するよう 政府専門家らに指示したという (GSN 2010/11/29)

24 7. イラン イスラム共和国 (1) 輸出管理関連一般 2010/11/12 ナイジェリア治安当局 10 月に摘発した武器の不正輸出を取り調べ ナイジェリア治安当局は 10 月 26 日に摘発した不正な武器輸出と関係があるとしてイラン人を監視下に置いている これはナイジェリアの治安当局が 同国の港ラゴスで大量の兵器を積載したコンテナ 13 個を摘発し 不正な武器輸出を行っていたことが明らかとなった フランスの船舶会社 CAN CGM 社はイラン南部の港 Bandar Abbasを出発し 2010 年 7 月にナイジェリアの港 Lagos に到着予定だったという また コンテナは石材や断熱材と申告されていたという コンテナはその後 開梱され ロケット弾や手榴弾等の大量の武器が見つかったという ナイジェリアの外相オデイン アジュモゴビア氏は 11 月 12 日 イランのモッタキ外相と会談を行い 事件の解明のためにイラン大使館とのネットワーク確保を主張した (AFPR 2010/11/15) 2010/11/29 イラン人 1 名とナイジェリア人 3 名 武器密輸に関係していたとして起訴 2010 年 10 月 ナイジェリアでロケット弾や手榴弾等の武器密輸が発覚し 関わっていたイラン人男性とナイジェリア人男性 3 名が現在 首都アブジャで起訴されている 裁判所の文書によれば イラン人ビジネスマン Azim Aghajani 氏はイラン革命防衛軍にも所属していたという イラン人男性は 大使館が代弁して弁解をする と述べており ナイジェリア人のうち 2 名は ガンビアへの再輸出を隠蔽していたことのみ罰せられるべきだ と弁解している ナイジェリア政府は これは対イラン制裁違反である として国連安保理に報告している さらに別の武器密輸事件が 11 月 24 日 ナイジェリアの都市ラゴスで発覚し 2011 年の選挙前に暴動の危険性が高まっている (BBC 2010/11/29) (2) 通常兵器関連 (3) 核兵器関連 2010/11/2 イラン 欧米が改定したウラン燃料交換案を拒否 イランは 11 月 2 日 米国と欧州諸国が IAEA 案 (2009 年 ) をベースに改定したウラン燃料交換案の受け入れを拒否した 同改定案では イランが医療用アイソトープ生産炉 ( 原子炉 ) の燃料を受け取るために国外に搬出する低濃縮ウランの量が 2009 年 IAEA 案の 1.2 トンから 2 トンに引き上げられている イランの IAEA 大使 Ali Asghar Soltanieh 氏は イランが搬出する低濃縮ウランの量が 2009 年の IAEA 案よりも 66% 以上増える理由が分からない としている 同氏は イランが必要としている医療用アイソトープ生産炉用の燃料は 1.2 トンだ と述べているという (GSN 2010/11/2)

25 2010/11/4 米国 イランの低濃縮ウラン交換の改定案を中露に提示 11 月 4 日付の仏ル モンド紙によると 米国は 中国とロシアに対し 医療用アイソトープ生産炉用の燃料をイランに渡す代わりにイランから低濃縮ウランを引き取るという新たな燃料交換案を提示しているという IAEA が 2009 年に策定した燃料交換案はイランに却下されている 今回の提案では 2009 年に提案した量の 66% 増となる2トン以上の低濃縮ウランを国外に搬出し 濃度 20% の濃縮ウランの貯蔵と生産を中止するようイランに要求している 米国をはじめとする西側諸国はイランによる濃度 90% 程度の兵器級ウランの生産につながらないかを恐れている イランのモッタキ外相は ル モンド紙の報道について 新たな燃料交換案は未だ提示されていない メディア ゲームだ と批判した (GSN 2010/11/5) 2010/11/9 イラン 主要 6カ国との協議の日程を提案するも核問題を議題とすることには拒否の姿勢 イランは 11 月 9 日 数週間内に国連安保理常任理事国及びドイツとの協議に臨むことを正式に表明した 一方 中東諸国は核問題に関するあらゆる討議を拒否する姿勢を示している イランの核問題交渉最高責任者の Saeed Jalili 氏は EU 外務 安全保障政策上級代表のアシュトン氏への書簡の中で 11 月 23 日もしくは 12 月 5 日にイスタンブールでの協議開催への準備はできている と記している トルコはまだ首都イスタンブールが協議の開催場所として使われるかどうかについて同意を示していない アシュトン氏はオーストリアのウィーンでの 3 日間の開催を要望している しかし イランは今回の協議で核問題を議題とすることに拒否する姿勢を示しており 関係国が懸念を示している 一方 ロシアはイランとの S-300 システムの売買契約を破棄したため イランは近いうちにロシアの S-300 システムに対抗した 新たな防空システム実験を行うという (GSN 2010/11/10) 2010/11/9 イスラエル首相 米国の軍事圧力が対イラン抑止力になると主張 イスラエルのネタニャフ首相は 11 月 9 日 米国の軍事圧力のみが 世界を最大の脅威に直面させているイランの核プログラムを抑止する唯一の方法だ と主張した 米国のニューオーリンズで開催された北米ユダヤ人連盟 (Jewish Federations of North America) の年次総会で発言したもので 同首相は 米国率いる国際社会が軍事行動をとらずにイランの核開発を中止させるためには イランが核開発を中止せざるを得ないようにしなければならない としている (GSN 2010/11/9)

26 2010/11/10 北朝鮮が年間 1 億ドル相当の武器を違法輸出 -- 国連安保理報告書 国連安全保障理事会は 11 月 10 日 北朝鮮が年間 1 億ドル相当の武器 ( ミサイル等 ) を違法輸出しているとする報告書を公表した 同報告書は 北朝鮮が国連制裁にも関わらず イラン シリア及びミャンマーの核及び弾道ミサイル関連活動に関与していると指摘 違法輸出を隠蔽するために貨物の内容を偽ったり フロントカンパニーを活用するなど様々な手法を駆使して違法輸出を行っている と主張している 75 ページからなる同報告書は 中国 フランス 日本 ロシア 韓国 英国及び米国の専門家により 5 月に作成されたが 中国が内容に難色を示していたため公表が遅れたという (GSN 2010/11/11) 2010/11/11 イランとの核協議 主要 6 カ国が 12 月 5 日開催で合意 国連安保理常任理事国代表とドイツは 11 月 11 日 イランとの核協議を 12 月 5 日に開催することで同意した また EU のキャサリン アシュトン外務 安全保障政策上級代表はイランの核問題交渉責任者 サイード ジャリリ氏との会合を要望している イランは 11 月 9 日 主要 6 カ国との協議開催の意思表明を公式に行ったが 中東諸国は協議参加を拒否している アシュトン氏は 11 月 11 日 イランからの申出に対する書簡を準備しており その書簡では 協議期間を 1 日から 3 日間に延長すること 開催場所をトルコのイスタンブール以外にスイスでも開催するよう打診しているという (GSN 2010/11/12) 2010/11/17 イラン 国連制裁で契約破棄となった露ミサイル防衛システムと同等のシステムを独自開発と主張 イラン軍の Mohammad Hassan Mansourian 准将は 11 月 17 日 我が国はロシアのミサイル防衛システム S-300 と同等の防衛能力を持つ独自のシステム開発を進めており 実験に成功した と述べた S-300 とは S-200 の改良型であり 元々は 1960 年代に旧ソ連が開発した防空システムである イランは 1980 年代からこのシステムをロシアから購入している 2010 年 6 月の国連安保理による対イラン制裁により ロシアからの供給契約を打ち切られている (GSN 2010/11/18)

27 2010/11/18 イランの原発のシステムを攻撃したコンピュータウイルス 目的は遠心分離機の稼働妨害 11 月 18 日付のニューヨークタイムズ紙は イランのブシェール原子力発電所のコンピュータシステムを攻撃した Stuxnet というコンピュータウイルスは ウラン濃縮用遠心分離機の稼働を妨害することが目的であった と伝えた コンピュータウイルス研究の専門家は イランの核計画を遅らせる目的で行われたとはいえ いまだ誰が攻撃を仕掛けたのか分かっていない ただ その攻撃は国家レベルの関与で行われた可能性がある と分析している なお イランの核活動に最も強く反対しているイスラエルは ウイルスを作り出した国ではないかと推測されている 11 月 12 日に公表されたシマンテック社の報告書によれば ウイルスは世界中で使用されているシーメンス社製の特定の工業用制御システムを狙って侵入しているという 11 月 18 日に公表された ISIS レポートの中では もしウイルスによって遠心分離機への電力供給量が過剰になれば 回転速度を速めてしまう と指摘している 一方で ウイルスによる被害はインドやインドネシア等のイラン以外に国でも発生しており ウイルスの目的はイランの核計画の妨害であるとは言い切れないという (GSN 2010/11/19) 2010/11/21 英国政府 対イラン輸出制裁を強化 英国政府は 2010 年 11 月まで 自国企業がニッケル合金パイプや真空ポンプ 放射線検出器 分光計 溶鉱炉 特殊ガスケット等の品目を中東諸国へ輸出することを認めていた そうした品目は核開発等に用いられるおそれのある EU 汎用品リスト に掲載されているが ケースバイケースで輸出することが可能である 11 月以降 英国は対イラン輸出制限を強化する方針である Mark Prisk 商業相は議会声明で イランの核開発計画にそうした品目が用いられる危険性が極めて高いため 手を打つ必要がある と述べた ビジネス イノベーション 技能省が作成した 輸出者に対する注意文書には すべての輸出許可は全くの危険がない場合を除き 認めない と記している イランは現在も国連制裁決議を受けているが 経済制裁を回避しようとする兆候がある 2010 年 10 月に制裁下にもかかわらず イランから船積みされた大量の兵器をナイジェリアの規制当局が発見した 一方 米国防省のゲーツ長官は イランは核兵器の獲得に精力を注いでいるようだが 制裁の効力に驚いている と述べている (MISC 2010/11/22)

28 2010/11/24 米専門家 北朝鮮によるウラン濃縮技術の拡散を懸念 イランがウラン濃縮で技術的なトラブルに見舞われる中 北朝鮮がイランの核プログラムを支援する可能性があると見られている 米下院諜報委員会の P Hoekstra 委員は 北朝鮮がどのようにイランを支援するか明確には分からないとした上で 北朝鮮とイランが遠心分離機で協力していないとは考え難い と述べた 専門家は ヘッカー元米ロスアラモス国立研究所長が北朝鮮で見学した遠心分離機は P-2 型で イランの遠心分離機よりも先進的なものであるとの見方を示すと共に イランが北朝鮮から P-2 型遠心分離機を入手しているか或いは容易に入手することができると警告している 一方 北朝鮮の遠心分離機の開発に当たっては中国の民間人が関与しているとの見方もある (GSN 2010/11/24) 2010/11/29 IAEA 天野事務局長 シリアに核疑惑サイトへの査察を要求 IAEA の天野事務局長は 12 月 2 日 2007 年にイスラエルによって空爆を受けたサイトへの査察を早急に受け入れるようシリアに要求した 2008 年 6 月に IAEA 査察官が当該地域で天然ウランの痕跡を発見して以来 この地域への査察のための立入が禁止されている 一方 シリアは核活動への不正関与を否定している 天野氏は IAEA 理事会で 2 週間前にシリアの外相 Walid al-moualem 氏に手紙を送っていたことを明らかにした その内容は IAEA による Dair Alzour 施設関連情報と同施設へのアクセスと査察を早急に受け入れるよう要求するものである IAEA 理事会はウィーンで 12 月 2 日 3 日の 2 日間にわたって開催され 主な議題は 2012~2017 年の IAEA 中期戦略 技術協力 核物質の監視 国際燃料バンクの供給体制の確立であるという (GSN 2010/12/2) (4) 生物 化学兵器関連 (5) ミサイル関連 2010/11/15 イスラエル イランの核攻撃に備え ミサイル防衛システムを 5 年以内に配備完了の予定 ロイター通信によると 11 月 15 日 イスラエルは イランの核兵器保有とその脅威に備えて 2011 年に Arrow3 ミサイルの実験を行い 5 年以内に包括的ミサイル防衛システムの配備を行う計画であることを明らかにした イスラエル航空宇宙産業の関係者は 将来の脅威に備えて 完全なる防衛について議論している と話しており たとえ新型アロー迎撃ミサイル防衛システムが初期の敵ミサイル攻撃を捕捉できなかったとしても イスラエルの国境からは十分離れており 二次追尾することができる としている 米国はイスラエルの Arrow 3 ミサイル防衛システム開発に財政支援を実施しているが Arrow 3 ミサイルの単価は 200 万 ~300 万ドルであるという (GSN 2010/11/17)

29 2010/11/18 英国の兵器専門家 ロシアの S-300 と同等能力のイランの防空ミサイルシステム保有に懐疑的 旧ソ連で 1960 年代に開発された防空ミサイルシステム S-200 をイランは購入していたが ロシアは 2010 年 9 月 4 度目の国連安保理による対イラン制裁に基づいて S-300 システムに関する契約を破棄した S-200 は操縦不能な大きい標的を迎撃する設計だが S-300 は操縦可能な小さい標的も迎撃する能力を持っている S-300 システムは 90 マイルの距離から航空機 弾道及び巡航ミサイルを打ち落とすことができる ロンドンの兵器専門家 Mark Fitzpatrick 氏によると 正確性及び捕捉距離の点から見ても イランがロシアの開発した S-300 防空システムと同等のシステム開発に成功したかどうかは疑問である イランは S-300 システムを持っていないため 分解して模倣 (reverse-engineer) することもできない と述べている (GSN 2010/11/19) 2010/11/29 北朝鮮 中国経由でイランにミサイル等を輸出か--ウィキリークスが米機密情報を暴露 ウィキリークスが暴露した米機密情報によると 北朝鮮が中国 北京を経由してイランに先進ミサイルを輸出し ブッシュ米大統領 ( 当時 ) が 2007 年に中国の胡錦濤国家主席に抗議していたという 北朝鮮がイランに輸出したとされるミサイル BM-25 は 核弾頭搭載可能な露製弾道ミサイル R-27 をベースに開発したものと見られ 射程約 3,200km でイランからベルリンやモスクワを射程圏内に収めるとされる 北朝鮮とイランは パキスタンに拠点を置いたカーン博士のネットワークの一翼を担い ミサイルやウラン濃縮そして核弾頭のノウハウなどの機微な関連技術を米国の監視を避けるため中国を経由して空輸していたという (Sydney Morning Herald) (MISC 2010/11/29)

30 8. イスラエル国 (1) 輸出管理関連一般 (2) 通常兵器関連 (3) 核兵器関連 2010/11/9 イスラエル首相 米国の軍事圧力が対イラン抑止力になると主張 イスラエルのネタニャフ首相は 11 月 9 日 米国の軍事圧力のみが 世界を最大の脅威に直面させているイランの核プログラムを抑止する唯一の方法だ と主張した 米国のニューオーリンズで開催された北米ユダヤ人連盟 (Jewish Federations of North America) の年次総会で発言したもので 同首相は 米国率いる国際社会が軍事行動をとらずにイランの核開発を中止させるためには イランが核開発を中止せざるを得ないようにしなければならない としている (GSN 2010/11/9) 2010/11/18 イランの原発のシステムを攻撃したコンピュータウイルス 目的は遠心分離機の稼働妨害 11 月 18 日付のニューヨークタイムズ紙は イランのブシェール原子力発電所のコンピュータシステムを攻撃した Stuxnet というコンピュータウイルスは ウラン濃縮用遠心分離機の稼働を妨害することが目的であった と伝えた コンピュータウイルス研究の専門家は イランの核計画を遅らせる目的で行われたとはいえ いまだ誰が攻撃を仕掛けたのか分かっていない ただ その攻撃は国家レベルの関与で行われた可能性がある と分析している なお イランの核活動に最も強く反対しているイスラエルは ウイルスを作り出した国ではないかと推測されている 11 月 12 日に公表されたシマンテック社の報告書によれば ウイルスは世界中で使用されているシーメンス社製の特定の工業用制御システムを狙って侵入しているという 11 月 18 日に公表された ISIS レポートの中では もしウイルスによって遠心分離機への電力供給量が過剰になれば 回転速度を速めてしまう と指摘している 一方で ウイルスによる被害はインドやインドネシア等のイラン以外に国でも発生しており ウイルスの目的はイランの核計画の妨害であるとは言い切れないという (GSN 2010/11/19) (4) 生物 化学兵器関連

31 (5) ミサイル関連 2010/11/2 イスラエル 第 3の迎撃ミサイル砲台を配備 イスラエルは イランの弾道ミサイル攻撃に備えるため迎撃ミサイル アロー の3 番目の砲台を配備する準備を整えたと UPI 通信が報じた (10 月 15 日 ) イスラエルに配備された最初の二つの アロー 2 ミサイルの砲台は北部ハデラ近郊と南部空軍基地に配備されている イスラエル高官がエルサレムポストに語ったところによると 新しいミサイル砲台によって更なる防衛強化がもたらされ 空軍は飛来してくる敵に対して2 発以上の迎撃ミサイルを発射できるようになる とのことである (GSN 2010/11/3) 2010/11/15 イスラエル イランの核攻撃に備え ミサイル防衛システムを 5 年以内に配備完了の予定 ロイター通信によると 11 月 15 日 イスラエルは イランの核兵器保有とその脅威に備えて 2011 年に Arrow3 ミサイルの実験を行い 5 年以内に包括的ミサイル防衛システムの配備を行う計画であることを明らかにした イスラエル航空宇宙産業の関係者は 将来の脅威に備えて 完全なる防衛について議論している と話しており たとえ新型アロー迎撃ミサイル防衛システムが初期の敵ミサイル攻撃を捕捉できなかったとしても イスラエルの国境からは十分離れており 二次追尾することができる としている 米国はイスラエルの Arrow 3 ミサイル防衛システム開発に財政支援を実施しているが Arrow 3 ミサイルの単価は 200 万 ~300 万ドルであるという (GSN 2010/11/17)

32 9. シリア アラブ共和国 (1) 輸出管理関連一般 (2) 通常兵器関連 (3) 核兵器関連 2010/11/10 北朝鮮が年間 1 億ドル相当の武器を違法輸出 -- 国連安保理報告書 国連安全保障理事会は 11 月 10 日 北朝鮮が年間 1 億ドル相当の武器 ( ミサイル等 ) を違法輸出しているとする報告書を公表した 同報告書は 北朝鮮が国連制裁にも関わらず イラン シリア及びミャンマーの核及び弾道ミサイル関連活動に関与していると指摘 違法輸出を隠蔽するために貨物の内容を偽ったり フロントカンパニーを活用するなど様々な手法を駆使して違法輸出を行っている と主張している 75 ページからなる同報告書は 中国 フランス 日本 ロシア 韓国 英国及び米国の専門家により 5 月に作成されたが 中国が内容に難色を示していたため公表が遅れたという (GSN 2010/11/11) 2010/11/29 IAEA 天野事務局長 シリアに核疑惑サイトへの査察を要求 IAEA の天野事務局長は 12 月 2 日 2007 年にイスラエルによって空爆を受けたサイトへの査察を早急に受け入れるようシリアに要求した 2008 年 6 月に IAEA 査察官が当該地域で天然ウランの痕跡を発見して以来 この地域への査察のための立入が禁止されている 一方 シリアは核活動への不正関与を否定している 天野氏は IAEA 理事会で 2 週間前にシリアの外相 Walid al-moualem 氏に手紙を送っていたことを明らかにした その内容は IAEA による Dair Alzour 施設関連情報と同施設へのアクセスと査察を早急に受け入れるよう要求するものである IAEA 理事会はウィーンで 12 月 2 日 3 日の 2 日間にわたって開催され 主な議題は 2012~2017 年の IAEA 中期戦略 技術協力 核物質の監視 国際燃料バンクの供給体制の確立であるという (GSN 2010/12/2) (4) 生物 化学兵器関連 (5) ミサイル関連

33 10. 米国 (1) 輸出管理関連一般 2010/11/4 米 DOT イスラム過激派組織の LET と JEM の幹部等を制裁対象に指定 米財務省 (DOT) は 11 月 4 日 パキスタンを拠点に活動するイスラム過激派組織のラシュカレトイバ (Lashkar-e-Taiba; LET) とジャイシェモハメッド (Jaish-e-Mohammed; JEM) の幹部等を制裁対象に指定した と発表した 制裁対象に指定されたのは LET の構成員で 2008 年 11 月のムンバイ同時多発テロ等で事件の計画を首謀した Azam Cheema と LET を統率する Hafiz Abdul Rahman Makki の他 LET の創設者で統率者となる Mohammed Masood Azhar Alvi 及びパキスタンにおける破壊工作を行う JEM の傘下組織 al-rehmat Trust である 指定された個人と団体は 米国内に保有する資産が凍結され また米国人は指定者との商取引を行うことも禁じられるという 米 DOT のスチュアート レビー次官は テロ組織が持つ活動拠点や金融のネットワークを無力化させる上で 重要な布石となる と述べている (GSN 2010/11/5) 2010/11/6 米大統領 大幅な対インド輸出管理規制緩和を公表 訪印中のオバマ米大統領は 11 月 6 日 1998 年のインド核実験を受けて米国が実施してきた輸出規制の緩和を表明した 米商務省が管轄している 懸念顧客リスト に掲載されているインド国防研究開発機構 (DRDO) やインド宇宙研究機関 (ISRO) などのインド政府関係機関をリストから削除することも約束したという オバマ米大統領はまた 原子力供給国グループ (NSG) へのインドの加盟を支持することも表明した 更に 2 日後の 8 日 インドの国連常任理事国入りも支持したとのことである (GSN 2010/11/8) 2010/11/18 米政府高官と共和党有力議員 今後 10 年間の核関連予算に関し基本合意 米国家安全保障会議 (NSC) のゲイリー サモア核不拡散問題担当補佐官は 11 月 18 日 ジョン カイル米共和党上院議員が 2010 年内の米露新核軍縮条約 ( 新 START) の批准阻止へ動く前に 同議員とバイデン副大統領らが非公式に協議し 米国内にある核関連施設 ( 研究 生産 ) の近代化を図るとともに老朽化した兵器を維持するため 2020 年までに計 850 億ドルの予算を計上する計画について基本合意した と発表した これとは別に同主席補佐官は 原子力供給国グループ (NSG) に対し 12 月までに機微な核技術と物資の取引基準となるガイドラインを採択するよう強く求めていく方針を示した 同主席補佐官は 最近トルコや南アフリカが本ガイドラインの採択を拒否したが 事態が打開できなければ 国ごとに採択することも提案する と述べた (GSN 2010/11/19)

34 2010/11/23 デジタルマイクロ波無線装置をイランへ違法輸出した男 罪状を認める 米検察当局は デジタルマイクロ波無線装置をイランへ違法輸出した罪により起訴されていた男が 罪状を認めた と発表した 被告人の Vikramaditya Singh(34 歳 米アリゾナ州ファウンテンヒルズ在住 ) は 米財務省 海外資産管理局 (OFAC) 向けに要する輸出許可を申請せず イランへデジタルマイクロ波無線装置を違法輸出したとして 最長 20 年の刑が科される見通しであるという (ASP 2010/11/23) 2010/11/27 リビア HEU の安全性確保と引換えに米に制裁緩和等を要求 米 The Atlantic 誌(11 月 27 日 ) によると リビアは 2009 年末 備蓄していた高濃縮ウラン (HEU) を安全に保管する見返りとして 米国に経済制裁の緩和や資金提供等をを要求していたという 同誌によると リビアは ( 国外へ搬出せずに残っていた ) 最後の備蓄 HEU( 約 11.5 ポンド ダーティ ボムの製造に十分な量とされる ) の移送準備段階 (2009 年 11 月末 ) に HEU が格納されたキャスク ( 核物質輸送用の専用コンテナ ) が アルカイダの活動地域に警備が手薄な状態で置かれた状態にある と発表した その後 カダフィ大佐の息子の 1 人であるセイフ アルイスラム カダフィから米国に向け リビアへの経済制裁の緩和や民生用原子力開発への資金提供等が行われるならば HEU を安全に保管する と通知したという 米オバマ政権がこの要求にどのように対応したかは定かでないが 2009 年 12 月 21 日にリビアから国外への HEU 移送が完了したとされている (GSN 2010/11/30) (2) 通常兵器関連 2010/11/16 米 TSA 長官 航空便貨物に対する検査体制の不備を認める 米国土安全保障省 運輸保安庁 (TSA) の John Pistole 長官は 11 月 16 日 上院国土安全保障 政府問題委員会において 米国政府は米国行きの全航空便に対し 到着 4 時間前までに搭載積荷の目録 ( 積荷の詳細内容を含む ) を提出することは現在要求していない と述べ サウジアラビア情報機関からの警告がなければ イエメン発米国行き貨物 ( プリンターのトナーカートリッジ ) に仕込まれた爆破物を探知できなかったことを認めた 米 TSA によれば 他国から米国に入る旅客機の貨物の 66%~80% については大量破壊兵器 (WMD) の有無を検査しているが 個人運送会社を利用した貨物の検査状況は不明であるという (GSN 2010/11/17)

35 2010/11/23 北朝鮮が韓国 延坪島を砲撃-- 韓国人海兵隊員 2 人が死亡 北朝鮮は 11 月 23 日午後 2 時 34 分 黄海上の南北軍事境界線付近に位置する韓国の延坪島 ( ヨンピョンド ) へ多数の砲撃を行った 韓国も応戦したが この砲撃で韓国人海兵隊員 2 人が死亡し 韓国人 20 人近くが負傷した模様である 韓国国防部関係者が明らかにしたもので 北朝鮮は黄海にも多数砲撃したという 一方 北朝鮮の朝鮮中央通信は 韓国が北朝鮮側の黄海に砲撃したので応戦した としている 韓国の李明博大統領は この砲撃を受けて安全保障関連閣僚による緊急会議を実施して対応を協議 青瓦台 ( 韓国大統領府 ) は 北朝鮮の砲撃は断じて許せない 新たな挑発行為があれば断固たる措置をとる との声明を発表した 米国は今回の北朝鮮の砲撃を厳しく非難したが 中国は冷静な対応を呼びかけるに留まった (GSN 2010/11/23) (3) 核兵器関連 2010/11/1 米国務長官 北朝鮮核問題で中国の対北圧力強化を要請 米国の H クリントン国務長官と中国の楊潔チ (Yang Jiechi) 外相が 東アジアサミット ( ベトナム ハノイ ) で北朝鮮の核問題を協議した 米国務省高官が明らかにしたもので 米国は中国に対し ( 哨戒艦沈没事件で悪化した ) 南北関係を改善して北朝鮮の核問題を巡る6か国協議を再開するために適切な措置を取るよう求めるなど 中国が北朝鮮に対して圧力と影響力を行使するよう伝えたという (GSN 2010/11/1) 2010/11/2 米国の元朝鮮半島平和担当特使が北朝鮮を訪問 米ブッシュ政権時代に朝鮮半島平和担当特使を務めたチャールズ プリチャード氏が 11 月 2 日に北朝鮮を訪問した AFP 通信が報じた 同氏は滞在中 北朝鮮関係者と数日間にわたり会談を実施する予定であるが 米国務省によると同氏の訪朝はプライベートなものであるという 一方 朝鮮中央通信は プリチャード氏の訪朝を殆ど報じていない プリチャード氏は訪朝後に韓国に立ち寄る予定であるとされる (GSN 2010/11/3) 2010/11/2 米 NNSA EAEC と新たな核安全保障協定を締結 米国家核安全保障局 (NNSA) と欧州原子力共同体 (European Atomic Energy Community; EAEC) は 11 月 2 日 核不拡散体制と核安全保障体制において 双方の協力関係を強化していくことを目指す協定に署名したという 本協定の下 米国と EU は国境監視体制 核安全管理体制 核鑑識や原子力物資の輸出管理等において技術協力を深めていく上 他の国々とも協力して核不拡散体制と核安全保障体制の構築 発展を目指す取組みを強化していくことも盛り込まれている (GSN 2010/11/3)

36 2010/11/3 米 DOS によるイスラム教スンニ派過激組織のテロ指定 対イラン核交渉での信頼醸成につながる 米専門家発言 米国務省 (DOS) が 11 月 3 日 イランのイスラム教スンニ派過激組織 (Jundallah) をテロ組織に指定したことを受け 米ブルッキングス研究所の Suzanne Maloney 上席研究員は 今回のオバマ米政権の取組みが 対イラン核交渉を進める上で イランとの信頼関係醸成につながるかもしれない と述べている 掲載された Jundallah は 米 DOS によるとイランで多数派のイスラム教シーア派数十人を殺害或いは危害を加えたとされており 米国内の資産が凍結される上 同組織への物的支援も禁じられる (GSN 2010/11/4) 2010/11/4 米国 イランの低濃縮ウラン交換の改定案を中露に提示 11 月 4 日付の仏ル モンド紙によると 米国は 中国とロシアに対し 医療用アイソトープ生産炉用の燃料をイランに渡す代わりにイランから低濃縮ウランを引き取るという新たな燃料交換案を提示しているという IAEA が 2009 年に策定した燃料交換案はイランに却下されている 今回の提案では 2009 年に提案した量の 66% 増となる2トン以上の低濃縮ウランを国外に搬出し 濃度 20% の濃縮ウランの貯蔵と生産を中止するようイランに要求している 米国をはじめとする西側諸国はイランによる濃度 90% 程度の兵器級ウランの生産につながらないかを恐れている イランのモッタキ外相は ル モンド紙の報道について 新たな燃料交換案は未だ提示されていない メディア ゲームだ と批判した (GSN 2010/11/5) 2010/11/4 オバマ米大統領 訪印時に対インド輸出管理に関する重大発表か 11 月のオバマ米大統領訪印に合わせ 米印両国間で二国間の輸出管理体制の改善を検討し オバマ大統領から対印輸出に影響を与える重大な発表が行われるという ヒンダスタン タイムズ紙によると 対インド輸出改善の妨げとなっている主な 3 つ要因は 1998 年のインドの核実験に端を発しているとのことである 主な三つの要因とは 1. インドへの軍民両用品目の輸出規制 2. 米懸念顧客リストに掲載されているインド国防研究開発機構 (DRDO) やインド宇宙研究機関 (ISRO) などのインド政府関係機関の存在 3. インドが原子力供給国グループ (NSG) などの国際レジームに不参加のため 米国から更なる追加の輸出申請要件の発生 であるという しかしながら ロック長官は ( われわれは ) は問題をよく把握しており 対インド輸出の妨げとなっている要因を ( 今回の協議で ) 改善した と表明し オバマ米大統領による声明を期待しているとのことである (HT 2010/11/4) 2010/11/4 米ロ 新核軍縮条約(START) 批准は不透明 2010 年 11 月の米中間選挙により 米議会で共和党が優勢となったため 米国とロシアが検討中の新核軍縮条約 新 START の批准の実現化に米国両国から懸念の声が上がっている しかしヒラリー クリントン米長官は 11 月 4 日 先の中間選挙で選出された米下院の共和党議員も含めて 批准への可決は十分ある と肯定的な見解を示したという 一方 ロシア議会内では米国の中間選挙の結果後に 新 START の批准を取り下げたとのことである (GSN 2010/11/4)

37 2010/11/8 アルメニア人 おとり捜査官とのウラン取引試みを認める 2010 年 3 月 濃度 90% を超える高濃縮ウランを違法に取引しようとしていたとして グルジア当局でアルメニア人 2 人が逮捕された アルメニア国籍保有のフラント オハニアン (Hrant Ohanian) 容疑者とスンバト トノイアン (Sumbat Tonian) 容疑者は 11 月 8 日 イスラム過激派を装ったおとり捜査官に 兵器級ウランを 150 万ドルで取引を行おうとしていたことを認めたという 今回の一連の逮捕は 米の核密輸アウトリーチ イニシア. チブ (NSOI) に基づく支援のもとで グルジアのほかカザフスタン キルギス ウクライナが対象とされていたとのことである (GSN 2010/11/8) 2010/11/8 印首相 印パ対話はパキスタンのテロ誘発政治が終わるまで困難と発言 訪印中のオバマ米大統領とシン印首相は インド-パキスタンの2 国間関係 米印両国間の広範な問題や国際問題について協議を実施し 国土安全保障分野での米印協力や米国の制裁リストからのインド企業 団体の削除 民生用原子力分野の研究センターのインド国内設置などを発表した 印パ問題については オバマ米大統領が 11 月 8 日に印パの対話を促進するために如何なる役割でも果たす用意があると述べた これに対し シン印首相は パキスタンと共に印パ間のあらゆる問題を解決する用意があるとする一方で パキスタンがテロを誘発する圧政をやめない限り印パ対話は難しい との考えを明らかにした (India Journal) (MISC 2010/11/11) 2010/11/8 インドと米国 全ての核保有国による対話の必要性を強調 米オバマ大統領とインドのシン首相は 11 月 8 日 核兵器を保有する全ての国が 相互の信頼を醸成し 国際問題と安全保障問題において核兵器問題が突出しないようにするため 有意義な対話を実施する必要性がある とする共同声明を発表した 両首脳はまた 60 年間にわたり核兵器が戦争で使用されていないことを支持する と強調したという (GSN 2010/11/9) 2010/11/8 北朝鮮 寧辺の核施設の再建開始の兆候なし 北朝鮮を訪問した米国の元朝鮮半島平和担当特使であるチャールズ プリチャード氏は 北朝鮮の原子炉 (5,000kW) は廃止されたままで 冷却塔も破壊されたままの状態のようだ とし 寧辺では再処理を含め核開発は再開されていないとの見方を示した 韓国の金泰栄国防相は 10 月に 北朝鮮が寧辺の核施設の再建を始めている と主張していた (GSN 2010/11/8) 2010/11/9 イスラエル首相 米国の軍事圧力が対イラン抑止力になると主張 イスラエルのネタニャフ首相は 11 月 9 日 米国の軍事圧力のみが 世界を最大の脅威に直面させているイランの核プログラムを抑止する唯一の方法だ と主張した 米国のニューオーリンズで開催された北米ユダヤ人連盟 (Jewish Federations of North America) の年次総会で発言したもので 同首相は 米国率いる国際社会が軍事行動をとらずにイランの核開発を中止させるためには イランが核開発を中止せざるを得ないようにしなければならない としている (GSN 2010/11/9)

38 2010/11/13 北朝鮮 寧辺に実験用軽水炉を建設か-- 元米研究所所長が発言 米ロスアラモス研究所の元所長である S ヘッカー氏は 北朝鮮が寧辺に実験用の軽水炉を建設している と主張した AP 通信が 11 月 13 日に報じたもので 同氏は北朝鮮を訪問した後に中国で実施した記者会見でこのように発言した 同氏によると 軽水炉は約 2.5 万から 3 万 kw の出力で 建設工事に着手したばかりで完成には数年かかると見られるという (GSN 2010/11/15) 2010/11/18 イランの原発のシステムを攻撃したコンピュータウイルス 目的は遠心分離機の稼働妨害 11 月 18 日付のニューヨークタイムズ紙は イランのブシェール原子力発電所のコンピュータシステムを攻撃した Stuxnet というコンピュータウイルスは ウラン濃縮用遠心分離機の稼働を妨害することが目的であった と伝えた コンピュータウイルス研究の専門家は イランの核計画を遅らせる目的で行われたとはいえ いまだ誰が攻撃を仕掛けたのか分かっていない ただ その攻撃は国家レベルの関与で行われた可能性がある と分析している なお イランの核活動に最も強く反対しているイスラエルは ウイルスを作り出した国ではないかと推測されている 11 月 12 日に公表されたシマンテック社の報告書によれば ウイルスは世界中で使用されているシーメンス社製の特定の工業用制御システムを狙って侵入しているという 11 月 18 日に公表された ISIS レポートの中では もしウイルスによって遠心分離機への電力供給量が過剰になれば 回転速度を速めてしまう と指摘している 一方で ウイルスによる被害はインドやインドネシア等のイラン以外に国でも発生しており ウイルスの目的はイランの核計画の妨害であるとは言い切れないという (GSN 2010/11/19) 2010/11/18 オバマ米大統領 新 START 批准に向けて重要な局面を迎える 米ニューヨークタイムズ紙は 11 月 18 日 米ロ新核軍縮条約 ( 新 START) の批准が実現できなかった場合 オバマ米大統領の重大な責任問題となる と報道している ジェフリー ケンプ元国家安全保障補佐官 ( レーガン米政権時 ) は 新 START 批准は オバマ米大統領の外国政策上 最大の賭けになる と述べ 米ニューヨークタイムズ紙も 本条約の批准が実現すれば 2010 年 11 月中間選挙の民主党大敗により低下していたオバマ米大統領の影響力は取り戻されるだろう と伝えている (GSN 2010/11/19) 2010/11/18 オバマ米大統領 米上院に対して新 START 批准の早期承認を強く要求 CNN は オバマ米大統領が 11 月 18 日に米上院に対し ロシアとの新核軍縮条約 ( 新 START) の批准を 2010 年度の議会会期中に承認するよう強く求めた と報じた 同大統領はキッシンジャー前米国務長官やオルブライト前米国務長官等が出席する会議の場で 新 START が米国家安全保障の要であり先送りすることが可能な問題ではないとの認識を示し 米上院が本条約の批准に必要な賛成票 ( 最低 67 票以上 ) を投じることを信じている と述べたという (GSN 2010/11/18)

39 2010/11/20 北朝鮮 新設したウラン濃縮施設へ米専門家を案内-- 遠心分離機 2000 基が稼動と説明 11 月 20 日付のニューヨーク タイムズ紙によると S ヘッカー元米ロスアラモス国立研究所長は 11 月に訪朝した際 北朝鮮 寧辺の新しいウラン濃縮施設へ案内されて施設を見学したという ヘッカー氏が同紙に語ったもので ヘッカー氏は核燃料の加工に使用されていた建物の内部に最近設置されたという数百基もの遠心分離機を目の当たりにしたとしている ヘッカー氏によると 北朝鮮は 2,000 基の遠心分離機を稼動させていると主張したという ヘッカー氏は訪朝に関する報告書の中で 北朝鮮のウラン濃縮施設は 年間 2トンの低濃縮ウラン (LEU) あるいは 88 ポンド ( 約 40kg) の高濃縮ウラン (HEU) を生産可能であり これは北朝鮮が1 年間に核弾頭 1 発の製造に必要な量に匹敵する濃縮ウランを生産可能であることを意味する と主張している (GSN 2010/11/22) 2010/11/24 米専門家 北朝鮮によるウラン濃縮技術の拡散を懸念 イランがウラン濃縮で技術的なトラブルに見舞われる中 北朝鮮がイランの核プログラムを支援する可能性があると見られている 米下院諜報委員会の P Hoekstra 委員は 北朝鮮がどのようにイランを支援するか明確には分からないとした上で 北朝鮮とイランが遠心分離機で協力していないとは考え難い と述べた 専門家は ヘッカー元米ロスアラモス国立研究所長が北朝鮮で見学した遠心分離機は P-2 型で イランの遠心分離機よりも先進的なものであるとの見方を示すと共に イランが北朝鮮から P-2 型遠心分離機を入手しているか或いは容易に入手することができると警告している 一方 北朝鮮の遠心分離機の開発に当たっては中国の民間人が関与しているとの見方もある (GSN 2010/11/24) (4) 生物 化学兵器関連 2010/11/1 米オハイオ州男性宅で猛毒リシンの原料等が押収される 米オハイオ州の地元警察は 10 月第 5 週に逮捕した同州在住の男性 (Thomas Wineinger 51 歳 ) 宅から 猛毒リシンの原料となる トウゴマの実 ( ヒマの実 ) と書かれた瓶のほか 違法な毒キノコ 銃 8 丁 弾薬数千個を押収した Toledo Blade 紙が報じた 米連邦捜査局 (FBI) の Scott Wilson 特別捜査官は 11 月 1 日 本件を現在捜査中とする一方 国内テロ組織との関連性はないものと見ている と述べた (GSN 2010/11/2) 2010/11/12 インド 対 WMD 技術協力に向け専門家を米国に派遣へ インドは 米国の先端技術の対印輸出規制緩和問題と生物 化学 核兵器対策技術に関する新たな協力について協議するため 米国に科学者を派遣する計画である Hindustan Times 紙が 11 月 12 日に報じたもので インド防衛研究開発機構 (DRDO) の W. Selvamurthy 率いる代表団が訪米し 米国防総省 (DOD) の国防脅威削減局 (DTRA) の専門家と協議する予定であるという (GSN 2010/11/12)

40 2010/11/12 米高官ら ケニアの生物学研究施設における安全面での脆弱性を懸念 AP 通信は 11 月 12 日 ケニア ナイロビにある生物学研究施設が危険な生物剤を取り扱っているものの所内の安全基準が不十分なため 米国は テロや災害による危険性を懸念している と報道した 米国防総省 (DOD) の対大量破壊兵器 (WMD) 部門の Andrew Weber 担当官は 米協調的脅威削減計画 (The U.S. Cooperative Threat Reduction Initiative) は 致死性病原菌を備蓄する研修施設の安全基準を向上させるため アフリカ諸国へ数百万ドルの資金援助を行うだろう との見通しを示した 米関係者らがアフリカ研究施設を視察した際には 病原菌を軽率に取り扱う光景が目撃されたという (GSN 2010/11/15) 2010/11/22 米 DOD 高官 アフリカにおけるバイオセキュリティー強化方針を発表 米国防総省 (DOD) の Andrew Weber 米国防長官補佐 ( 核 生物 化学兵器対策担当 ) は 11 月 22 日 米強調的脅威削減計画 (The U.S. Cooperative Threat Reduction Initiative) の下 致死性病原菌がテロ手段に悪用されるのを防ぐため アフリカにおけるバイオセキュリティーを強化していく と発表した 同長官補佐は本取組みの主眼が 病原菌を取り扱う研究施設のバイオセーフティとバイオセキュリティを改善することにあると述べており また別の米 DOD 高官は 長期にわたって 対策効果が期待できるだろう と予測しているという (GSN 2010/11/23) (5) ミサイル関連 2010/11/15 イスラエル イランの核攻撃に備え ミサイル防衛システムを 5 年以内に配備完了の予定 ロイター通信によると 11 月 15 日 イスラエルは イランの核兵器保有とその脅威に備えて 2011 年に Arrow3 ミサイルの実験を行い 5 年以内に包括的ミサイル防衛システムの配備を行う計画であることを明らかにした イスラエル航空宇宙産業の関係者は 将来の脅威に備えて 完全なる防衛について議論している と話しており たとえ新型アロー迎撃ミサイル防衛システムが初期の敵ミサイル攻撃を捕捉できなかったとしても イスラエルの国境からは十分離れており 二次追尾することができる としている 米国はイスラエルの Arrow 3 ミサイル防衛システム開発に財政支援を実施しているが Arrow 3 ミサイルの単価は 200 万 ~300 万ドルであるという (GSN 2010/11/17) 2010/11/17 米 CRS 中国と北朝鮮が中東へミサイル関連技術を拡散していると主張 米議会調査局 (CRS) は 10 月に発表した報告書の中で 中国と北朝鮮が中東へのミサイル関連技術の主たる供給者になっている模様だ と指摘した CRS は 中朝両国が ミサイル部品や技術をイランやシリアなどの国々に輸出するため ミサイル関連資機材 技術輸出規制 (MTCR) への参加を拒否している と主張 特に北朝鮮のミサイル開発 生産 配備 輸出が MTCR の影響力の及ばないところで大規模に進んでいるとしている (World Tribune) (MISC 2010/11/17)

41 2010/11/17 米中経済安全保障調査委員会 2010 年次報告書 中国のミサイルの脅威を警告 米中経済安全保障調査委員会 (USCC) は 11 月 17 日 2010 年次報告書を発表し 中台間の軍事衝突の可能性が 中国による米国船舶や米軍基地へのミサイル攻撃に繋がる恐れがある と警告した 同報告書によると 中国は 空軍能力とミサイル能力を向上 増強させており アジアにある米軍基地 6 箇所のうち5 箇所をミサイル攻撃で壊滅させる能力を有しているという (GSN 2010/11/17) 2010/11/26 NATO ロシアが提案する MD システム統合案に賛意を示さず 米ウォール ストリート ジャーナルは 11 月 26 日 メドベージュフ ロシア大統領が提案する欧州とロシアのミサイル防衛 (MD) システムの統合案に対し 北大西洋条約機構 (NATO) の首脳陣やオバマ米大統領は同意しない意思を示した と報道している 本案は 11 月 20 日に開催された NATO 首脳会議で提案されたもので NATO 諸国を標的としたミサイルが自国領域の上空を飛行した場合に ( ロシアを含む ) 当該国がそのミサイルを迎撃するという内容になっている NATO 首脳陣やオバマ米大統領は本案について賛意を示さなかった一方で NATO とロシアが MD システムにおいて協同可能となる方策を検討するよう 政府専門家らに指示したという (GSN 2010/11/29) 2010/11/29 北朝鮮 中国経由でイランにミサイル等を輸出か--ウィキリークスが米機密情報を暴露 ウィキリークスが暴露した米機密情報によると 北朝鮮が中国 北京を経由してイランに先進ミサイルを輸出し ブッシュ米大統領 ( 当時 ) が 2007 年に中国の胡錦濤国家主席に抗議していたという 北朝鮮がイランに輸出したとされるミサイル BM-25 は 核弾頭搭載可能な露製弾道ミサイル R-27 をベースに開発したものと見られ 射程約 3,200km でイランからベルリンやモスクワを射程圏内に収めるとされる 北朝鮮とイランは パキスタンに拠点を置いたカーン博士のネットワークの一翼を担い ミサイルやウラン濃縮そして核弾頭のノウハウなどの機微な関連技術を米国の監視を避けるため中国を経由して空輸していたという (Sydney Morning Herald) (MISC 2010/11/29)

42 11. その他 (1) 輸出管理関連一般 (2) 通常兵器関連 (3) 核兵器関連 2010/11/4 アフリカ非核兵器地帯条約の加盟国会議が始まる アフリカ非核兵器地帯条約の第 1 回加盟国会議が 11 月 4 日 エチオピアのアディス アベバで開催される ペリンダバ条約とも呼ばれる同条約は アフリカ及びその周辺諸島における あらゆる核兵器の開発 獲得 製造或いは保有を禁止するもので 2009 年にアフリカ 28 カ国が批准したことで発効した その一方で 他のアフリカ 24 カ国は同条約に署名したものの批准はしていない 今回の会議では アフリカ原子力委員会の委員の選出や本部の場所を投票で決定する予定である (GSN 2010/11/4) 2010/11/5 ミャンマーの核開発プログラムは未熟- 告発者が指摘 ミャンマーは核開発を試みているものの そのプログラムは未熟なものであるという ミャンマーの核開発の証拠として写真等をリークした元ミャンマー軍事政権関係者である Sai Thein Win 氏が英 Independent 紙に語ったものとされるもので 同氏は ミャンマーのミサイル開発に携わっていた当時 兵器工場に機械が納品されたものの設計図の到着を待つだけで何もすることが無かった と語っているとのことである 同氏はまた ミャンマーが原子炉を建設し兵器級ウランを製造しようとしていたこを示す記録を見たと主張しているという (GSN 2010/11/5) 2010/11/9 アルメニア当局 兵器級ウランの密輸を図った容疑者の逮捕を公表 アルメニア国家安全保障局は 11 月 9 日 アルメニアからグルジアへの兵器級の濃縮ウラン密輸に関与した容疑で Garik Dadayan を4 月に逮捕していたことを明らかにした Dayan 容疑者は 兵器級ウランをグルジアへの密輸を企てていたブローカーに販売したとされる このブローカーは Hrant Ohanian と Sumbat Tonoian で 2010 年にグルジアで逮捕されている (GSN 2010/11/10)

43 2010/11/18 IAEA 理事会 核燃料バンク設立案採択の可能性大 低濃縮ウランを国際管理下へ 11 月 18 日付のロイター通信によると IAEA は 12 月の理事会で 核兵器開発に繋がるウラン濃縮技術の拡散を防ぐためにカザフスタンに設立される可能性のある核燃料バンクの設立決議案を採択する可能性が高いという 前 IAEA 事務局長のエルバラダイ氏は 60~80 トンの低濃縮ウランを 1 億 5,000 万ドルで各国に売却する案を提示していた ある欧州筋によると 核燃料を容易に入手できるため インフラ開発等の投資をせずとも原子力エネルギー生産国の仲間入りができる上 低濃縮ウランを IAEA の管理下におくことで核拡散のリスク低減でき 兵器転用の阻止にも貢献できるという なお IAEA 理事会は 2009 年 シベリアに核燃料バンクを設立するロシアの計画に賛同し 協定に署名している (GSN 2010/11/18) 2010/11/19 元 IAEA 事務次長 ミャンマーの核開発疑惑に否定的見解示す ハイノネン元 IAEA 保障措置担当事務次長は 11 月 19 日 ミャンマーが極秘に核兵器開発を開始したとの主張を裏付ける証拠は確認していない と発言した ハイノネン氏は ミャンマーが数年前に高価な高性能工作機械を購入し この購入に同国の原子力発電プログラムの責任者が関与していたため疑惑が浮上した しかし ウラン濃縮装置を製造するのにこの種の機械を多数必要とする訳ではない とした上で ミャンマー軍事政権が核開発疑惑を払拭するためには IAEA の査察を受け入れるのが最良の方法だ と主張した (GSN 2010/11/22) 2010/11/19 グルジア 放射性物質密売容疑者 4 名を逮捕 グルジア内務省のショタ ウチアシビリ (Shota Utiashvili) 報道官は 11 月 19 日 ウランの核分裂によって生じる放射性物質セシウム 137 を密売しようとしていたとして 4 人の容疑者を逮捕した と公表した 同放射性物質は 工業や医療などに用いられるが 汚い爆弾 の製造も可能であるという グルジアでは 11 月初めに アルメニア人 2 人が高濃縮ウランの違法取引に関与したとして逮捕されており 旧ソ連の核物質の管理の脆弱性を浮き彫りにしている そのため関係者らは 核物質が闇市場に流出し テロリストらなどが入手するのではと懸念の声を上げているとのことである (GSN 2010/11/22) (4) 生物 化学兵器関連 (5) ミサイル関連

44 出典略号一覧表 ( 参考 ) 人民日 人民日報共同 共同通信時事 時事通信新華社 新華社通信タス タス通信 RP. ラジオプレス AB. ARABIES AFPR. AGENCE FRANCE-PRESSE APNW. ASSOCIATED PRESS NEWSWIRES AW. ASIAWEEK AWSJ. ASIAN WALL STREET JOURNAL AW&ST. AVIATION WEEK & SPACE TECHNOLOGY BBCMS. BBC Monitoring Service BBCMM. BBC Monitoring Middle East BIS. BUREAU OF INDUSTRY AND SECURITY, US DEPT. OF COMMERCE CHD. CHINA DAILY CHNA. CHANNEL NEWS ASIA CP. CHINA POST CSM. THE CHRISTIAN SCIENCE MONITOR DD. DEFENSE DAILY DJN. DOW JONE'S NEWSWIRE DM. DAILY MAIL DN. DEFENSE NEWS DOS. US DEPARTMENT OF STATE DW. DEFENSE WEEK EM. ECONOMIST FAL. FRANKFURTER ALLGEMEINE FE. FINANCIAL EXPRESS FEER. FAR EASTERN ECONOMIC REVIEW FR. FOREIGN REPORT FT. FINANCIAL TIMES GN. GUARDIAN GSN. GLOBAL SECURITY NEWSWIRE HB. HANDELSBLATT HI. THE HINDU ICE. IMMIGRATION AND CUSTAMS ENFOECEMENT, US DEPT. OF HOMELAND SECURITY ID. INDEPENDENT IFAX. INTERFAX NEWS AGENCY IDR. INTERNATIONAL DEFENSE REVIEW IHT. INTERNATIONAL HERALD TRIBUNE IPR. IPR STRATEGIC BUSINESS INFORMATION ITCR. INTERNATIONAL TRADE REPORTER CURRENT REPORT ITW. ITAR-TASS WORLD SERVICE IUST INSIDE U.S. TRADE JDC. JANE S DEFENCE CONTRACTS JDW. JANE S DEFENCE WEEKLY JIR. JANE S INTELLIGENCE REVIEW JC. JOURNAL OF COMMERCE LM. LE MONDE

45 LT. LOS ANGELES TIMES MEIW. MIDDLE EAST INTELLIGENCE WIRE MEN. MIDDLE EAST NEWSWIRE MISC. MISCELLANEOUS MOS. MOSCOW TIMES MT. MILITARY TECHNOLOGY NN. NATION NYT. NEW YORK TIMES NW. NEWSWEEK OANA. ORGANIZATION OF ASIA-PACIFIC NEWS AGENCIES OBS. OBSERVER PCN. PLATT'S COMMODITY NEWS RBM. RUSSIAN BUSINESS MONITOR REUT. REUTER SCMP. SOUTH CHINA MORNING POST SP. DER SPIEGEL STI. SUNDAY TIMES TT. TAIPEI TIMES TE. TASS ENERGY NEWS SERVICE TG. TELEGRAPH TIME. TIME TIMES. THE TIMES USNW. U.S.NEWS & WORLD REPORT WP. WASHINGTON POST WQ. WASHINGTON QUARTERLY WSJ. WALL STREET JOURNAL WT. WASHINGTON TIMES XNA. XINHUA NEWS AGENCY YH. YONHAP ENGLISH NEWS * 国別の担当者は次の通りです 風間主任研究員 : 中国 台湾 北朝鮮 その他 ( アジア 中東 ) 加藤研究員 : インド パキスタン ロシア 欧州 小野研究員 : イスラエル シリア 山根研究員 : イラン 国際 内田研究員 : 米国 カナダ その他 ( 中南米 )

エチオピア 2017 年 2 月 エチオピアは FATF 及び ESAAMLG( 東南部アフリカ FATF 型地域体 ) と協働し 有効性強化及び技術的な欠陥に対処するため ハイレベルの政治的コミットメントを示し 同国は 国家的なアクションプランや FATF のアクションプラン履行を目的とした委員会

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