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1 部内限り on Security Trade Control クロノロジー CISTEC Vol.16 No 発行 : 財団法人安全保障貿易情報センター 東京都港区虎ノ門 新虎ノ門実業会館 4F TEL: FAX: 情報サービス 研修部 年 4 月の輸出管理関連主要情報 4 月の輸出管理関連動向の総括 中華人民共和国 台湾 ( 中華民国 ) 北朝鮮 インド パキスタン イスラム共和国 ロシア連邦 イラン イスラム共和国 イスラエル国 シリア アラブ共和国 米国 その他 出典略号一覧表

2 4 月の輸出管理関連動向の総括 今月よりクロニクル形式に改めました 中華人民共和国 輸出管理関連 4/6 米裁判所 中国への軍事機密漏えい事件の事実審理に向け陪審員の選任を開始 4/13 中国国家主席 米国大統領にハイテク技術の輸出規制緩和を要求 4/16 中国金州集団子会社 イランによる迂回調達への関与を否定 通常兵器関連 4/30 北朝鮮最高人民会議常任委員長 胡錦濤中国国家主席と会談 核兵器関連 4/1 中国の胡錦濤国家主席 核安全保障 サミットに参加へ 4/1 オバマ米大統領 胡中国主席に対イラン追加制裁での協調を要求 4/2 米国 北朝鮮の6か国協議復帰で中国の支援を要請へ 4/6 北朝鮮 金正日総書記の訪中を延期か 4/7 中国 自国の核戦略の透明性を強調 4/14 米国防情報局長官 イランの核兵器取得には 3-5 年との見積を示す 4/15 中国 国営企業も核拡散に関与 - 米 CIA が指摘 4/22 中国の元人民解放軍関係者 中国の核戦略を説明 4/28 中国 パキスタンにおける原子炉建設の準備を完了 ミサイル関連 4/1 米 CIA 中国から懸念国への WMD 関連資機材の違法輸出を指摘 4/2 ロシア 中国に地対空ミサイル S-300 を出荷 4/23 中国がイランでミサイル製造工場を稼動させる 4/27 中国がイランの武装化に関与と報じられる 台湾特記事項なし 北朝鮮 通常兵器関連 4/14 米国 韓国艦沈没事件の解明まで米朝直接協議を延期へ 4/22 韓国艦沈没 北朝鮮潜水艦の魚雷が原因か - 2 -

3 4/25 韓国国防相 天安沈没の原因は魚雷の可能性が高いとの見解示す 4/30 北朝鮮最高人民会議常任委員長 胡錦濤中国国家主席と会談 4/30 韓国哨戒艇沈没事件 北朝鮮の人間魚雷説 核兵器関連 4/6 北朝鮮 金正日総書記の訪中を延期か 4/9 北朝鮮 6か国協議再開に向けた準備会合の開催に同意か 4/11 オバマ米政権 核態勢見直し (NPR) で米抑止力が損なわれることはないと説明 4/12 オバマ米大統領が核安全保障サミットを開催 -イランは同サミットを批判 4/13 韓国 当面の米朝直接協議自粛を米国に要請か 4/20 北朝鮮最高人民会議常任委員会委員長がイランを訪問へ 4/20 北朝鮮 3 回目の核実験を準備か 4/21 必要以上に核兵器を製造せず- 北朝鮮が発表 4/22 米国 北朝鮮を核保有国とは認めず インド 通常兵器関連 4/27 インド 大使館の第 2 書記官をスパイ容疑で逮捕 4/29 印パ両首脳 和平対話推進で一致 核兵器関連 4/2 印国会による原発事故補償額上限法案可決に自信 : 米政府が表明 4/5 米議会 米印核燃料再処理合意に反発か 4/13 インド首相 核サミット で原子力政策の基本方針を発表 4/20 米大使 パキスタンに カットオフ条約合意の交渉 を要請 4/21 インド 再処理施設の追加建設が可能か 4/25 インド 国境や港湾に放射性物質監視装置を設置へ 4/28 インド IAEA 査察を受け入れる 生物 化学兵器関連 4/16 インド国会 化学物質不正取引罰則の法案を提出 ミサイル関連 4/16 アグニ 5 の初試射 2011 年 3 月までに実施 インド研究所が公表 パキスタン 通常兵器関連 4/20 パキスタン 米ミサイル フリゲート マッキナニー を入手 - 3 -

4 核兵器関連 4/5 オーストラリア 原子吸光分光光度計の対パ輸出を差し止め 4/5 パキスタン核管理機関 国内の核管理に確信 4/7 米 対パ原子力協力協定締結に消極的 4/11 パキスタン 新たな核兵器製造を準備か 4/12 パキスタン 公平な民生用原子力技術へのアクセスを要請 4/12 パキスタンの核 テロリストに渡る可能性 米ハーバード大報告書が警告 4/20 米大使 パキスタンに カットオフ条約合意の交渉 を要請 4/28 中国 パキスタンにおける原子炉建設の準備を完了 ロシア連邦 通常兵器関連 4/29 米と NATO CFE 条約の復活を目指す 核兵器関連 4/2 新 START 条約批准 露で政治 技術的課題に直面か 4/2 露 ベネズエラの原子力技術導入計画を支援へ 4/5 新 START 条約合意で 戦術核及び貯蔵中の核弾頭削減へ 4/5 新 START 条約 オバマ米大統領の核不拡散 軍縮政策を後押しへ 4/8 米露首脳 核開発を続けるイランに対し警告を発する 4/8 米露首脳 新 START 条約に署名 4/8 米露首脳がプラハで首脳会談 新 START 条約に署名 4/8 オバマ米大統領 新 START 条約批准に向けた米上院での審議を楽観視か 4/12 クリントン米国務長官 新 START 条約批准に向け米上院に協力を求める 4/13 グルジア 核安全保障サミットで高濃縮ウランの不正取引を摘発と発表 4/13 米上院与党院内総務 新 START 条約の批准は 2011 年になる可能性に言及 4/13 米露 兵器級プルトニウムの廃棄で合意 4/13 米露 余剰兵器級プルトニウム廃棄で合意 4/13 ウクライナ 保有高濃縮ウランを 2012 年までに国外搬出へ 4/14 ベラルーシ大統領 兵器級高濃縮ウランを引き続き保有する意図を示す 4/14 主要国 イラン追加制裁決議案を協議 4/14 メドベージェフ露大統領 オバマ米大統領の核安全保障サミットを賞賛 4/15 露 最後の兵器級プルトニウム生産炉を閉鎖 4/15 露 余剰プルトニウム廃棄費用を 30 億ドルと見積もる 4/20 新 START 条約 5 月に米露議会に提出される見通し 4/20 オバマ米政権 新 START 条約批准に向け 共和党のカイル上院議員の支持獲得を狙う 4/21 グルジア 高濃縮ウラン密輸事件摘発を受け 露を批判 4/22 豪州 露とウラン取引に関し協議 - 4 -

5 4/22 露 グルジアによる高濃縮ウラン密輸摘発を否定 4/22 オバマ米政権 新 START 条約の 2010 年中の批准を目指す 4/22 ブレア米国家情報長官 新 START 条約批准に向け米上院で働きかけを強化 4/23 ウクライナ 天然ガスを市場価格より安価に供給を受ける代わりに 露に黒海艦隊基地使用継続を認める 4/23 米 欧配備戦術核の撤去は露戦術核の削減次第と主張 4/27 グルジア当局 高濃縮ウラン密輸摘発事件で起訴 4/27 オバマ米政権 新 START 条約批准に向け米上院に働きかけを開始 4/27 米 年内の新 START 条約批准に向け動く 4/29 ラブロフ露外相 イラン追加制裁は不可避との見通しを示す ミサイル関連 4/2 ロシア 中国に地対空ミサイル S-300 を出荷 4/5 露 新 START 合意後もミサイル防衛面での協議を続けると主張 4/8 メドベージェフ露大統領 米とミサイル防衛計画で協力に言及 4/19 NATO 事務総長 露にミサイル防衛計画への参加を要請へ 4/22 露 ポーランドへの米パトリオット部隊配備に異議 4/23 露 NATO と共同ミサイル防衛計画を協議する用意を示す 4/26 露 貨物コンテナに隠すことのできる対艦巡航ミサイルの輸出を図る 4/27 米紙 露対艦ミサイルの脅威を過剰に示す 4/27 露 NATO とのミサイル防衛協力に前向きな姿勢を見せる イラン イスラム共和国 輸出管理関連 4/6 オランダ商社従業員 デュアル ユース品の対イラン不正輸出で逮捕 4/16 中国金州集団子会社 イランによる迂回調達への関与を否定 通常兵器関連 4/5 イラン 軍事転用可能な米製高速ボートを入手 4/19 米 ICE 800 万ドル相当のヘリのイラン向け密輸を阻止 核兵器関連 4/1 英独首相 イラン追加制裁を支持 4/1 オバマ米大統領 胡中国主席に対イラン追加制裁での協調を要求 4/1 中国 イラン追加制裁への支持を表明した後にイランと協議 4/3 イラン 仏企業から中国経由での核関連機材の迂回調達が発覚 4/4 イラン 新核施設建設を9 月までに開始か 4/5 イラン 制裁回避に向け燃料交換計画に合意の意思を示す 4/6 国連安保理におけるイラン協議が延期される - 5 -

6 4/8 米露首脳 新 START 条約を署名したプラハで 核開発を続けるイランに対し警告を発する 4/8 国連安保理常任理事国と独で イラン追加制裁に向けた協議が開催される 4/9 イラン 6 倍の能力を有する新型遠心分離機を公表 4/11 非遵守国は例外とした米の国家核態勢見直し (NPR) に対しイランが公式に抗議か 4/11 オバマ米政権 核態勢見直し (NPR) で米抑止力が損なわれることはないと説明 4/12 イランの核計画に対し明確な合図を送るべきとして 米とマレーシアが合意 4/12 中国 国連安保理で提案されているイラン エネルギー制裁を拒否か 4/12 オバマ米大統領が核安全保障サミットを開催 イランは同サミットを批判 4/13 印首相 核サミットで原子力政策の基本方針を発表 4/13 中国 国連安保理で提案されているイラン追加制裁支持には至らず 4/13 サルコジ仏大統領 イラン追加制裁に向けた国連安保理決議案を5 月中には採択すべきと主張 4/13 米 Wisconsin Project イランの制裁回避状況を指摘 4/13 米情報当局 イランの核兵器取得には数年かかるとの見通しを示す 4/14 イランへの機微品目違法輸出事件 仏が米の容疑者引渡し要求に反対姿勢 4/14 米国防情報局長官 イランの核兵器取得には 3-5 年との見積を示す 4/14 イラン向け武器 核関連物資密輸取締りが国連安保理で検討される 4/14 主要国 イラン追加制裁決議案を協議 4/15 米 CIA 報告書で 中国の国営企業の核拡散関与を指摘 4/15 国連安保理常任理事国と独 イラン追加制裁に向け協議 4/15 国連安保理常任理事国と独 イラン問題で再度協議 4/15 イラン石油相 経済制裁は問題では無いと発言 4/16 米軍事技術のイランへの流出摘発事例 4/16 ゲーツ米国防長官 米の対イラン戦略の欠如に関する懸念を書簡で表明か 4/16 国連イラン追加制裁 イランの海運及び石油輸出に影響か 4/16 米 中露は引き続き制裁決議案に反対を示唆するなか イラン追加制裁に向かう 4/16 欧州の政治 外交 軍関係者 米露間の新 START 条約締結を受け 核廃絶を求める公開書簡を発表 4/18 米国家安全保障関係者 対イラン作戦の改訂に触れる 4/19 匿名の米国防総省高官 イランの核保有阻止は不可能かと懸念 4/19 米 イラン核燃料搬出計画に協議の余地を残す 4/19 マレン米統合参謀本部議長 軍事行動がイランの核計画に与え得る影響に言及 4/20 北朝鮮最高人民会議常任委員会委員長がイランを訪問へ 4/20 オバマ米政権 新 START 条約批准に向け カイル上院議員の支持獲得を狙う 4/21 イスラエル 対イラン単独攻撃を実施した場合の米の対応を検討か 4/22 中国 国連イラン追加制裁決議案の修正を求める 4/23 イラン ウラン濃縮活動に対する IAEA の監視強化を容認 4/25 西側情報当局は イランの政治情勢が混乱するなか イランの核に関する内部情報を入手か - 6 -

7 4/26 米 イランの追加制裁対抗外交に抵抗 4/27 エジプト国連大使 イラン問題解決には中東の非核地域構想が必要との認識示す 4/27 トルコ 核協議を巡るイランと西側諸国との橋渡しに進展があったとの見方示す 4/27 ゲーツ米国防長官 米国防総省のイランの脅威に向けた計画立案に満足と述べる 4/27 イラン核計画に対する制裁議論 米議会が政権に先行か 4/27 イラン 新ウラン濃縮施設の建設を許可 4/27 米 イラン追加制裁に向け動く 4/28 イラン 新たなウラン交換条件を提示 4/29 米哲学者 イランは米に従わないとの見方を示す 4/29 ラブロフ露外相 イラン追加制裁は不可避との見通しを示す 4/29 オバマ米政権 数か国をイラン制裁法案における制裁適用対象外とするよう議会に求める 4/30 中国 イラン追加制裁に前向きに変化か 4/30 クリントン米国務長官 イランとシリアを酷評 4/30 膠着するイラン核問題において トルコとブラジルがイランと主要国の間の仲介を試みる イスラエル国 核兵器関連 4/7 イスラエル 曖昧な原子力政策を維持 4/11 イスラエル 英国と同等規模の核弾頭を保有か 4/21 イスラエル 対イラン単独攻撃を実施した場合の米の対応を検討か ミサイル関連 4/30 イラン シリア攻撃をしないようイスラエルに警告 シリア アラブ共和国 核兵器関連 4/7 シリアの IAEA 査察受け入れは研究炉のみ ミサイル関連 4/20 米国務省 シリアによるレバノン武装組織ヒズボラへのスカッドミサイル供与を非難 4/27 米国防長官 シリアによる武装組織ヒズボラへの武器供与を非難 4/29 武装組織ヒズボラ スカッドミサイル保有を疑義 4/30 イラン シリア攻撃をしないようイスラエルに警告 - 7 -

8 米国 輸出管理関連 4/1 米 ATF 等の捜査当局 ボリビアへ武器の違法輸出を共謀した男ら 3 名を起訴 4/6 米連邦裁 中国への軍事機密漏えい事件の事実審理に向け陪審員の選任を開始 4/7 米空軍 海軍向けの装備品の製造の違法発注で マイアミ在住の男が罪を認める 4/20 米国防長官 軍需品や機微品目 技術の輸出管理制度の見直し策の概要を発表 4/22 メリーランド州米地方裁判所 米ボーイング のフライトシミュレータをイランへ違法に輸出しようとした罪でイラン国籍の男を起訴 4/29 メリーランド州の男 ナイジェリアへ銃火器類を違法に輸出していた罪を認める 通常兵器関連 4/5 イラン 軍事転用可能な米製高速ボート Bradstone Challenger を入手 4/19 米 ICE 米製ベル社ヘリコプター(800 万ドル相当 ) のイラン向け密輸を阻止 核兵器関連 4/6 米オバマ大統領 核態勢の見直し (NPR) を発表 4/13 核安保サミット参加国がコミュニケを採択 4 年以内に核物質管理体制確立へ 生物 化学兵器関連 4/6 米ピッツバーグ大 BC 兵器に対応可能な防護剤を開発 4/20 米超党派議員 致死性生物剤の包括的規制法案を提出 4/30 米 USAMID 炭疽菌の毒性メカニズムを発見 ミサイル関連 4/1 米 CIA 中国から懸念国へ向けた WMD 関連資機材の違法輸出を指摘 4/30 米大陪審 ミサイル欺瞞装置 フレアー を構成するマグネシウム粉の違法輸出で米国人及び米企業を起訴相当と評決 その他 核兵器関連 4/16 欧州要人 核廃絶を求める公開書簡を発表 生物 化学兵器関連 4/15 フランス 猛毒 リシン から身体を守る化合物を発見か 4/30 英国の白人至上主義者 リシンによるテロ画策で有罪 - 8 -

9 1. 中華人民共和国 (1) 輸出管理関連一般 2010/4/6 米裁判所 中国への軍事機密漏えい事件の事実審理に向け陪審員の選任を開始 米連邦裁判所は4 月 6 日 B-2 ステルス戦略爆撃機の元エンジニアによる中国への軍事機密漏えい事件の事実審理に向けて陪審員の選任を開始する この元エンジニアは インド出身の Noshir Gowadia 被告 ( ハワイ在住 ) で 中国のミサイル開発に携わり ミサイルが赤外線探知機で探知され難くなる放熱量の少ない排気ノズルの設計に関与したとされている 同被告は武器輸出管理法違反容疑の他にマネーロンダリングなどの容疑もかけられている (MISC 2010/4/6) 2010/4/13 中国国家主席 米国大統領にハイテク技術の輸出規制緩和を要求 核安全保障サミットに出席するため訪米した中国の胡錦濤国家主席は4 月 13 日 オバマ大統領と会談し ハイテク技術の対中輸出規制を緩和するよう要求した 新華社通信が報じたもので 同主席は 米中両国は経済成長の促進や雇用拡大で困難に直面しているなどと語ったという (BW 2010/4/13) 2010/4/16 中国金州集団子会社 イランによる迂回調達への関与を否定 イランによる核関連機材の迂回調達に関与したと報じられた中国企業が 迂回調達への関与を否定した この中国企業は 金州集団 (Jinzhou Group) の子会社で温州市にある Zheijian Ouhai Trade Corp. である 同社は 報じられたような迂回調達への関与を示す事実関係は 2009 年から現在まで無い と主張した ウォールストリート ジャーナル紙は4 月 3 日 イランが同社を経由して仏企業からウラン濃縮に使用可能なバルブ等を迂回調達した と報じていた (GSN 2010/4/16) (2) 通常兵器関連 2010/4/30 北朝鮮最高人民会議常任委員長 胡錦濤中国国家主席と会談 北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長は4 月 30 日 上海万博の開会式に出席するため訪中し 胡錦濤国家主席と会談した 会談内容の詳細は明らかにされていないが 北朝鮮が6か国協議に復帰することを宣言する見返りとして 中国の経済支援を要求したと見られている 一方 韓国外交通商部は4 月 29 日 哨戒艇 天安 の沈没事件が6か国協議再開に影響を及ぼすと警告した しかし 専門家は韓国が北朝鮮に対して軍事行動をとる可能性は無いと見ている (GSN 2010/4/30) (3) 核兵器関連 2010/4/1 中国の胡錦濤国家主席 核安全保障 サミットに参加へ 中国は4 月 1 日 米ワシントンで 12 日から開催される核安全保障 サミットに胡錦濤国家主席が参加すると発表した 同サミットでは 核兵器の削減 テロリストや ならず者国家 への核拡散防止などが協議される予定で 主要国の首脳として - 9 -

10 は 英国のブラウン首相 ロシアのメドベージェフ大統領 インドのシン首相などが参加する予定である (GSN 2010/4/1) 2010/4/1 オバマ米大統領 胡中国主席に対イラン追加制裁での協調を要求 オバマ米大統領は胡錦濤中国国家主席と対イラン追加制裁問題を電話で協議した 米ホワイトハウスによると オバマ大統領はイランの核活動を阻止するため他の主要国と歩調を合わせるよう中国に要求したという しかし 中国メディアは 胡主席は電話会談の際に核拡散に反対の立場を示したが イランの核問題には特に言及しなかった と報じており 中国は対イラン追加制裁への態度を明示しなかった模様である (GSN 2010/4/2) 2010/4/1 中国 イラン追加制裁への支持を表明した後にイランと協議 クリントン米国務長官は3 月 31 日 国連安保理常任理事国と独の間だけでなく他の非常任理事国とも緊密な協議を行っている と述べた この発言は 6か国が電話会議において追加制裁決議案策定で合意した との話を裏付けるものと指摘されている 中国は制裁案に触れることを拒否する一方で 訪中したイランの核協議代表 Jalili 氏と楊中国外相との間で協議が開催され 中国は イランとの関係が非常に重要である とすると同時に あらゆる問題での二国間協力が必要性だと主張した 一方米はイランに向けた圧力強化を急ぐ姿勢を示し 温度差を示した (GN 2010/4/1) 2010/4/2 米国 北朝鮮の6か国協議復帰で中国の支援を要請へ 米国の K キャンベル国務次官補 ( 東アジア 太平洋担当 ) は4 月 2 日 北朝鮮の6か国協議復帰問題で中国と緊密な調整を行っていることを明らかにした 北朝鮮の金正日総書記が近々訪中すると見られていることから 米国は 北朝鮮を6か国協議に復帰させるため中国に支援を要請するという 一方 対北朝鮮制裁を発表したロシアは 今回の措置が北朝鮮の6か国協議復帰には影響を及ぼさないとの見解を示した (GSN 2010/4/2) 2010/4/3 イランによる核関連機材の迂回調達が発覚 イランが国連制裁にもかかわらず ウラン濃縮に使用可能なバルブと真空計を仏企業から迂回調達していたという 西側当局筋が明らかにしたもので 西側当局と IAEA は引き続きその詳細を捜査中である IAEA は 上海近郊の中国企業の仲介者がこのバルブの取引を仲介したとして捜査を行っている 関係筋によると イランは過去 2 年間で 10 回にわたりウラン濃縮に使用可能なバルブの調達を試みたとされる イランの輸入者として名前の上がった Javedan Mehr Toos 社はあまり知られていないものの イラン原子力庁の下で遠心分離機の研究開発を行う Kalaye Electric Co. の代わりに調達に当たっていたと見られている このバルブは 原子力 化学産業用特殊機器を製造する仏 KD Valves-Descote 社製で 中国 上海で仲介したのは Jinzhou Group 傘下の Zheijiang Ouhai Trading Corp. 社の Vikas Kumar Talwar とされている 米情報当局はコメントしていないものの 米財務省においてこれら3 者は制裁対象になっていない 米捜査当局は UAE 中国 シンガポール マレーシア等を経由しイランが資機材調達を試みているとして調査を行っているという (WSJ 2010/4/3)

11 2010/4/6 北朝鮮 金正日総書記の訪中を延期か 韓国中央日報は 北朝鮮の金正日総書記の訪中が4 月 18 日以降になるとの見方を伝えた 中国の胡錦濤国家主席がワシントンで開催される核安全保障サミットに参加した後に南米を訪問するのがその理由とされている AP 通信は 金総書記の訪中が4 月 25 日頃になると報じている (GSN 2010/4/6) 2010/4/7 中国 自国の核戦略の透明性を強調 米国が 核態勢の見直し (NPR) の中で 中国の将来の核戦略は不透明である と指摘したことに中国が反発している 中国の崔天凱 (Cui Tiankai) 外務次官は 中国は 1960 年代からこの問題に関する姿勢 ( 核の先制不使用の原則 ) を繰り返し強調してきた とし 中国の核戦略は透明であると主張した (GSN 2010/4/7) 2010/4/9 北朝鮮 6か国協議再開に向けた準備会合の開催に同意か 中国は6か国協議再開に向けた準備会合の開催を3 月に提案したが 4 月 9 日付けの朝鮮日報によると北朝鮮もこれに同意していたという これを受け 米国も北朝鮮との接触を開始したとみられている 一方 クリントン米国務長官は4 月 9 日 ケンタッキー大学で行った講演で 北朝鮮は1~6 発の核兵器を保有している と語った これに対し 韓国外交通商部報道官は クリントン長官の発言は北朝鮮を核保有国と認定したものではなく 国際社会が北朝鮮の非核化を進める重要性を強調したものだ との認識を示した こうした中 北朝鮮は9 日 オバマ米政権の 核態勢の見直し (NPR) は米国の対北朝鮮敵視政策に変化が無いことを示すものだと批判した (GSN 2010/4/13) 2010/4/12 中国 提案されているイラン エネルギー制裁を拒否か 米等主要国が第 4 波の対イラン国連制裁決議案として提案している イランのエネルギー分野に焦点を絞った制裁案に対し 中国外交筋は同案に同調しない姿勢を示した 李中国国連大使は 米英仏独露との3 時間に及んだ会合において イランのエネルギー分野に焦点を絞った提案に不満を表明 条文の詳細を読む意思を示さなかったとされている 露は同案に対し反対する姿勢は見せていなかった様子だが 文案に対し異論は示していたとされる (REUT 2010/4/12) 2010/4/13 中国 イラン追加制裁支持には至らず 中国外務省報道官はイラン追加制裁案について 中国は常に対話と協議が最善の策と考えており 圧力と制裁は根本的解決とはならない と主張し 主要国が進めている対話と制裁圧力の2トラック政策を支持した この問題は 米国で開催されている核安全保障サミットの場で開催された米中首脳会談においても協議され イランの核問題に関し米中両国は同じ全体目標を共有していると声明を出した 一方メドベージェフ露大統領は エネルギー制裁案は国際社会においてまとまらないだろうとの見方を示した (GSN 2010/4/13) 2010/4/14 米国防情報局長官 イランの核兵器取得には 3-5 年との見積を示す 米国防情報局 (DIA) 長官の Burgess 中将は米上院軍事委員会公聴会で 米はイランが高濃縮ウラン生産に踏み切る判断をまだ下していないと見ているが イランは1 年程で核爆弾 1 個分相当の高濃縮ウラン生産が可能で また実際に使用可能な核爆弾を製造 実験 配備するには3 年から5 年が必要である

12 との見方を示した Cartwright 米統合参謀本部副議長は イランは十分な低濃縮ウランを保有しており 更に濃縮を進めれば1 年で 核爆弾 1 個相当の核物質を入手可能である と DIA 長官の証言を確認した またイランにおける核計画解体を確実にするための物理的な占領を含む大規模軍事行動をイランにおいて実施できるかとの問いについては 我々の即応体勢と戦費調達という現在直面している課題に影響があるだろうとした (REUT 2010/4/14) 2010/4/15 中国 国営企業も核拡散に関与- 米 CIA が指摘 米中央情報局 (CIA) は最近発表した報告書の中で 中国企業はパキスタンの核開発やミサイル開発 そしてイランのミサイル計画に貢献してきた と主張した 例えば 15 年前 中国核工業総公司は ウラン濃縮に用いられる環状磁石 (ring magnet)5,000 個をパキスタンの A.Q. カーン研究所に輸出したという CIA はまた 中東あるいは南アジアが今なお WMD 関連資機材に転用されるデュアルユース品 技術を中国から調達している と指摘している しかし 国際戦略評価センター (IASC) の R フィッシャー主任研究員は オバマ政権は核テロの脅威と (WMD 関連技術拡散における ) 中国の役割の関連性は示していない としている (GSN 2010/4/15) 2010/4/22 中国の元人民解放軍関係者 中国の核戦略を説明 中国軍控与裁軍協会 (CACDA) の Xu Guangyu 研究員は4 月 22 日付け中国人民解放軍機関紙 解放軍報 の中で 中国の核戦略は自衛手段に限定するもので 中国は如何なる状況に置かれても常に核先制不使用の原則を堅持する と主張した 元人民解放軍関係者でもある同研究員は 中国は 信頼性が高く効果的で且つ最新の核抑止力を必要としている とした上で 中国は核攻撃を受けた場合に備えて核攻撃できる能力を持たなければならない と主張している (GSN 2010/4/22) 2010/4/22 中国 イラン追加制裁決議案の修正を求める 中国は イラン追加制裁決議案の修正を求めた AP 通信が報じたもので 国連安保理常任理事国及び独に対し提示された修正案は 米提案の当初案を希薄化する内容になっているとされる 国連安保理常任理事国と独は 4 月 8 日に協議を開始したが 中国は外交解決を好むとして制裁決議案から距離を置いていた 提案されている制裁案は イランの革命防衛隊を対象としたもので 小火器の輸入禁止 疑念のある貨物の差し押さえ イランのエネルギー分野活動への外資参画禁止等とされている (GSN 2010/4/22) 2010/4/28 中国 パキスタンにおける原子炉建設の準備を完了 フィナンシャル タイムズ紙は4 月 28 日 中国がパキスタンのチャシュマに新たに原子炉 (65 万 kw)2 基を建設する段取りを整えたと報じた 中国政府はこの件を未だ公表していないという 米シンクタンク カーネギー国際平和基金 の Mark Hibbs 氏 ( 原子力政策プログラム担当 ) は 米印原子力協定に言及しながら 中国がパキスタンに原子炉を建設するのは政治的な理由によるものである と指摘している (GSN 2010/4/29) 2010/4/29 ラブロフ露外相 イラン追加制裁は不可避との見通しを示す ラブロフ露

13 外相は イランとの関係について問題を認め 追加制裁は避けられない可能性について触れた 欧州議会で述べたもので イランは難しいパートナーであると認め イランの対応を批判 制裁の効果を疑問視しつつも 国連安保理の判断次第とし イランの場合は追加制裁を避けられない可能性を示唆した (AFPR 2010/4/29) 2010/4/30 中国 イラン追加制裁に前向きに変化か 第 4 波の国連安保理決議によるイラン追加制裁案において 中国が前向きに姿勢を変化させてきている模様 ロイター通信が報じたもので 米欧は追加制裁に向け動くなか 中露は消極姿勢を示していた 中国外務省は2トラック案に反対しないとの声明を発表しているなか アシュトン EU 外相は温中国首相と会談 追加制裁案への協力を求め 理解を得たとしている 一方露は ラブロフ外相がイラン追加制裁は避けられないとの見方を示した (GSN 2010/4/30) (4) 生物 化学兵器関連 特記事項なし (5) ミサイル関連 2010/4/1 米 CIA 中国から懸念国への WMD 関連資機材の違法輸出を指摘 米中央情報局 (CIA) 兵器情報 不拡散 武器管理センターは 中国が大量破壊兵器 (WMD) やミサイルの違法輸出対策に十分取り組んでない とする年次報告書 (2009 年版 ) を議会に提出した ワシントンタイムズ紙が4 月 1 日に報じたもので 中国政府はミサイルあるいは関連資機材の違法輸出を阻止するために新しい輸出管理法を制定したが 執行は不十分であるという CIA は 2001 年以降 中国からミサイル等の機微技術がイラン リビア 北朝鮮そしてパキスタンに流出していると指摘していた (GSN 2010/4/2) 2010/4/2 ロシア 中国に地対空ミサイル S-300 を出荷 露軍事企業 Almaz-Antei 社幹部は4 月 2 日 地対空ミサイル S-300 (NATO コードネーム SA-20 Gargoyle ) システムを中国に 15 セット出荷したことを明らかにした 1セットには S-300 ミサイル4 基が含まれる (AFPR 2010/4/2) 2010/4/6 ドイツ イラン向けミサイル製造機器輸出でイラン系容疑者を起訴 ドイツ連邦検察局は 4 月 6 日 イラン系容疑者 2 名を 核弾頭搭載可能な長距離ミサイル製造機器 をイランに輸出したとして起訴した イラン国籍保有者の Mohsen A(52) およびドイツ系イラン人エンジニアの Behzad S(49) は 2007 年に Mohsen A 自身が最終受取人である とドイツ税関に伝え 85 万ユーロ (110 万ドル ) で無名のドイツ企業から当該機器を購入したという 当該機器は 2008 年 3 月にイランに出荷されたとのことである しかし Mohsen A 容疑者がイラン政府関係者であると疑いがあり 同容疑者は 同年 10 月には逮捕され 2010 年 4 月現在も拘留されているという 一方 Bejzad S 容疑者は 逮捕も拘留されていないとのことである (AFPR 2010/4/7) 2010/4/23 中国がイランでミサイル製造工場を稼動させる 中国は3 月に 米等が対

14 イラン追加制裁決議案を巡り中国の支持を得ようとしているなか イランでミサイル製造工場計画を発表した Jane s Defence Weekly 誌が報じたもので 露との協力関係に陰りが見えるなか 中国との 20 年あまりの関係が注目を集めている 同工場では イランの Nasr (Victory)-1 対艦ミサイルの製造が3 月 7 日より開始された模様 同ミサイルは 中国製 C-704 対艦ミサイルと同じとされ 革命防衛隊に管理されるイラン国防産業は 1990 年代前半より中国製 C-801 対艦ミサイルの製造を行ってきたとされる 同ミサイルは ノルウェー製 AGM-119 Penguin 同様とされ 射程は 170km 110kg の弾頭を搭載 命中率は 95.7% とされている イランは更に C-802 の改良版 Noor を開発しているとされ こちらはより長射程と見られており 地上及び艦上配備だけでなく Mi-17 ヘリや戦闘機搭載版も開発していると見られている (UPI 2010/4/23) 2010/4/27 中国がイランの武装化に関与と報じられる Voice of Russia 報道 主要国がイラン追加制裁決議案を審議するなか メディアは 中国がイランに 中国製 S-704 対艦ミサイルの改良版とされる Nasr-1 対艦ミサイル生産工場を立ち上げた と報道した 専門家は 中イ軍事協力の情報は新しいものではなく 両国は長期間協力関係にあったが 中国はイランに対し兵器だけでなく 戦術や運用方法等も含めたノウハウも移転した とし ペルシャ湾地域に影響を与える同ミサイル生産開始への懸念を示した (MISC 2010/4/27)

15 2. 台湾 ( 中華民国 ) (1) 輸出管理関連一般 特記事項なし (2) 通常兵器関連 特記事項なし (3) 核兵器関連 特記事項なし (4) 生物 化学兵器関連 特記事項なし (5) ミサイル関連 特記事項なし

16 3. 北朝鮮 (1) 輸出管理関連一般 特記事項なし (2) 通常兵器関連 2010/4/14 米国 韓国艦沈没事件の解明まで米朝直接協議を延期へ 米国の K. キャンベル国務次官補 ( 東アジア 太平洋担当 ) は4 月 14 日 韓国海軍の哨戒艦 天安 ( チョンアン ) 沈没事件の調査期間中には核問題を巡る米朝二国間協議を実施しない方針を示した 天安は3 月 26 日 韓国北西部沖の黄海で艦尾に穴が開いて浸水し沈没した 北朝鮮関与説が取り沙汰されているこの事故の死亡 行方不明者の数は 46 人に上っている 韓国は4 月 16 日 船外で発生した爆発が天安沈没の原因である可能性が高い と発表した (GSN 2010/4/16) 2010/4/22 韓国艦沈没 北朝鮮潜水艦の魚雷が原因か 韓国海軍の哨戒艦 天安 (Cheonan) が沈没した事件で韓国軍は 北朝鮮の潜水艦が発射した魚雷が原因であるとの見方を強めている 聨合ニュースが報じたもので 韓国と米国の諜報機関が収集した情報をその根拠としているという (REUT 2010/4/22) 2010/4/25 韓国国防相 天安沈没の原因は魚雷の可能性が高いとの見解示す 韓国の金泰栄 (Kim Tae-Young) 国防相は4 月 25 日 韓国海軍の哨戒艦 天安 (Cheonan) の沈没原因について 魚雷の可能性が最も高い との見解を示した 3 月 26 日に発生した同事件では乗員 43 名が死亡したとみられ 調査責任者によると ( 魚雷は ) 天安に接触せず爆発したという 韓国政府は今回の事件で北朝鮮を名指しすることは避けており この事件で北朝鮮を報復攻撃することは無いと見られている (GSN 2010/4/26) 2010/4/30 北朝鮮最高人民会議常任委員長 胡錦濤中国国家主席と会談 北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長は4 月 30 日 上海万博の開会式に出席するため訪中し 胡錦濤国家主席と会談した 会談内容の詳細は明らかにされていないが 北朝鮮が6か国協議に復帰することを宣言する見返りとして 中国の経済支援を要求したと見られている 一方 韓国外交通商部は4 月 29 日 哨戒艇 天安 の沈没事件が6か国協議再開に影響を及ぼすと警告した しかし 専門家は韓国が北朝鮮に対して軍事行動をとる可能性は無いと見ている (GSN 2010/4/30) 2010/4/30 韓国哨戒艇沈没事件 北朝鮮の人間魚雷説 韓国 朝鮮日報は最近 韓国の哨戒艇 天安 の沈没原因は 北朝鮮の人間魚雷攻撃によるものだ と報じた 海軍消息筋の話として伝えたもので 2009 年 11 月の海上衝突の際に北朝鮮兵士が死亡したことに対する報復との見方を示しているという (AZ Central) (MISC 2010/4/30)

17 (3) 核兵器関連 2010/4/2 米国 北朝鮮の6か国協議復帰で中国の支援を要請へ 米国の K キャンベル国務次官補 ( 東アジア 太平洋担当 ) は4 月 2 日 北朝鮮の6か国協議復帰問題で中国と緊密な調整を行っていることを明らかにした 北朝鮮の金正日総書記が近々訪中すると見られていることから 米国は 北朝鮮を6か国協議に復帰させるため中国に支援を要請するという 一方 対北朝鮮制裁を発表したロシアは 今回の措置が北朝鮮の6か国協議復帰には影響を及ぼさないとの見解を示した (GSN 2010/4/2) 2010/4/6 北朝鮮 金正日総書記の訪中を延期か 韓国中央日報は 北朝鮮の金正日総書記の訪中が4 月 18 日以降になるとの見方を伝えた 中国の胡錦濤国家主席がワシントンで開催される核安全保障サミットに参加した後に南米を訪問するのがその理由とされている AP 通信は 金総書記の訪中が4 月 25 日頃になると報じている (GSN 2010/4/6) 2010/4/9 北朝鮮 6か国協議再開に向けた準備会合の開催に同意か 中国は6か国協議再開に向けた準備会合の開催を3 月に提案したが 4 月 9 日付けの朝鮮日報によると北朝鮮もこれに同意していたという これを受け 米国も北朝鮮との接触を開始したとみられている 一方 クリントン米国務長官は4 月 9 日 ケンタッキー大学で行った講演で 北朝鮮は1~6 発の核兵器を保有している と語った これに対し 韓国外交通商部報道官は クリントン長官の発言は北朝鮮を核保有国と認定したものではなく 国際社会が北朝鮮の非核化を進める重要性を強調したものだ との認識を示した こうした中 北朝鮮は9 日 オバマ米政権の 核態勢の見直し (NPR) は米国の対北朝鮮敵視政策に変化が無いことを示すものだと批判した (GSN 2010/4/13) 2010/4/11 オバマ米政権 核態勢見直し(NPR) で米抑止力が損なわれることはないと説明 クリントン米国務長官は 先日米露間で署名された新 START 及び4 月 6 日に発表された核態勢見直し (NPR) により 米国の核抑止力が損なわれることは無いとし 常に米及び同盟諸国を防衛するとの意思を示した NPR 発表の一方で ゲーツ米国防長官も 化学兵器が使用された際に核報復するに十分なシナリオを考えつかなかった とすると同時に 米を危険に晒す或いは重大な懸念を呼び起こす生物兵器を開発する国家が出現した際は 常に政策を修正する権利を有している と述べた そして新戦略は 核兵器の数及び役割を縮小し 依存度を下げるための1 歩であり 同時に安全且つ効果的な抑止力の維持の確保を可能にすると評価した またミサイル防衛 非核攻撃能力 WMD 対策等の非核抑止力への依存度を上げていくと述べた (GSN 2010/4/12) 2010/4/12 オバマ米大統領が核安全保障サミットを開催-イランは同サミットを批判 オバマ米大統領は 47 か国の参加を得て核安全保障サミットを開催した テロリストによる核兵器取得を阻止すると同時に イラン追加制裁決議採択に向け 中国の支援取り付けに必要な勢いを得られるかが注目される 2 日間のサミットは米における国際会議で過去最大級の規模となるが 胡中国主席は

18 オバマ米大統領と首脳会談を実施する予定で 米英仏露独に同調し第 4 波の対イラン国連安保理制裁決議に同調するかが注目される 胡主席の核安全保障サミット出席は 米大統領とダライ ラマ 14 世との会談 インターネット検閲問題 人民元の切り上げ問題等を抱えている米中関係の改善と見られている 一方イランは 同サミットでは判断には至らないと サミット自体を批判した (REUT 2010/4/12) 2010/4/13 韓国 当面の米朝直接協議自粛を米国に要請か 韓国関係者によると 韓国政府はキャンベル米国務次官補 ( 東アジア 太平洋担当 ) に対し 米朝直接協議を当面延期するよう要請したという 東亜日報が4 月 13 日に報じたもので 韓国側は 4 月に発生した韓国艦沈没の原因究明がなされる前に米朝関係が改善すれば韓国が孤立する恐れがあると主張し 米国もこの要請を受け入れたとされている (GSN 2010/4/13) 2010/4/13 韓国 次回の核安全保障サミットを主催 オバマ米大統領は4 月 13 日 韓国が次回の核安全保障サミットを主催すると語った 韓国の関係者は 韓国における原子炉の安全運転実績や北朝鮮の核活動を巡る韓国の役割を考慮すると 韓国は次のサミット開催国に相応しい と述べたという (GSN 2010/4/13) 2010/4/20 北朝鮮最高人民会議常任委員会委員長がイランを訪問へ IRNA News は4 月 20 日 北朝鮮の金永南 ( キム ヨンナム ) 最高人民会議常任委員会委員長が夏にもイランを訪問すると報じた イラン外務次官 ( アジア担当 ) が IRNA News に語ったものであるが 詳細は明らかにされなかったという (AFPR 2010/4/21) 2010/4/20 北朝鮮 3 回目の核実験を準備か 韓国 YTN テレビは4 月 20 日 北朝鮮が3 回目の核実験の準備を進めている と報じた 匿名の外交関係者の話として伝えられた 準備作業は2 月に開始され 6 月に実験が実施される可能性があるという 柳明桓 (Yu Myung-Hwan) 外交通商相は 北朝鮮が核実験の準備を進めているとすれば 何らかの兆候が見られるはずだ しかし 今のところそのような兆候はない と述べ YTN テレビの報道に懐疑的な見方を示した (GSN 2010/4/20) 2010/4/21 必要以上に核兵器を製造せず- 北朝鮮が発表 北朝鮮外務省は4 月 21 日 必要に応じて核兵器を製造するが 核軍拡競争には参加しないし 必要以上に核兵器を製造することも無い とする備忘録を公表した また 6か国協議については 参加するかどうかに関わらず 朝鮮半島の非核化に向けて努力すると主張した (Tehran Times) (MISC 2010/4/21) 2010/4/22 米国 北朝鮮を核保有国とは認めず 米国務省のクローリー報道官は 米国は北朝鮮を核保有国とは認めない と発言すると共に 北朝鮮に対し6か国協議に復帰するよう要求した 北朝鮮が4 月 21 日に 必要に応じて核兵器を製造する との備忘録を発表したことを受けたもので 同報道官は 北朝鮮が積極的に6か国協議に復帰すれば 北朝鮮は従来と異なる米朝関係を構築する機会を得られるだろう としている (GSN 2010/4/22)

19 (4) 生物 化学兵器関連 特記事項なし (5) ミサイル関連 2010/4/21 米国防総省 イランからのミサイル攻撃脅威に対し防衛する自信を示す 米国防総省は 2015 年にも米を射程に入れる弾道ミサイルをイランが開発するとの報告を出したことに関し 米をその潜在的脅威から防衛する自信を示した イランは現在射程約 1,920km の弾道ミサイルを保有しているとされる 米はイランや北朝鮮の脅威に対し アラスカ州及びカリフォルニア州に計 25 基の地上配備型長距離迎撃ミサイルを配備 14 回の試射の内 8 回成功を収めており 実戦配備されている (GSN 2010/4/22)

20 4. インド (1) 輸出管理関連一般 特記事項なし (2) 通常兵器関連 2010/4/12 核サミット初日に印パ両首相が会話 米ワシントンで 核安全保障サミット 開催初日の 4 月 12 日 印パ両首脳は短いながらも 1 対 1 で会話した パキスタンのギラーニ首相は 2008 年インドのムンバイテロにとわれることなく 今後の印パ両国の和平会議を通した対話再開を望む とインドのシン首相に伝えたという 2010 年 2 月に両国による和平会議が開催されたが インドはパキスタンに ラシュカレトイバ (Lashkar-e-Taiba) などパキスタンに拠点を置く過激派らへの対テロ政策が十分に行われていない と非難していた パキスタンのギラーニ首相は インドのシン首相は パキスタン訪問の申し入れを受け入れた と述べたが インドのシン首相は依然として パキスタン政府に ラシュカレトイバ (Lashkar-e-Taiba) などの撲滅 を要請した とのことである インドのシン首相によるパキスタン訪問の詳細は 調整が必要 とのことで言及されなかったという (GSN 2010/4/14) 2010/4/27 インド 大使館の第 2 書記官をスパイ容疑で逮捕 米ロサンゼルス タイムズ紙は 4 月 28 日 インドは パキスタン イスラマバード駐在のインド大使館で ウルドゥー語通訳などに従事していた第 2 書記官を パキスタン諜報部スパイの容疑で逮捕した と報道した マドゥリ グプタ (Madhuri Gupta) (53) 容疑者は 逮捕された折に機密扱いの 7 つの関連資料を所持していたという 関係者によると グプタ容疑者が従事していた業務内容では重要な機密情報を入手することは困難であると見ているが グプタ容疑者の逮捕は 核のライバル である印パ両国の関係改善に影を落とすことになる と懸念の声が上がっているとのことである (GSN 2010/4/28) 2010/4/29 印パ両首脳 和平対話推進で一致 南アジア地域協力連合 (SAARC) 首脳会議において インドのシン首相とパキスタンのギラニ首相は 両国間の和平に向けた対話を推進することで一致した パキスタンに拠点を置く武装勢力らによる 2008 年インドのムンバイテロで 印パ両国間の関係は冷え込んでおり 2010 年 2 月に印パ両国の外務次官級会談が開催されたが 対話の枠組みなどに関して合意に至らなかった 今回の印パ両首脳の会談後 インドのニルパマ ラオ外務次官は 両首相は 新しい対話の枠組みを構築することに合意した と説明したという 更に新しい枠組みでは あらゆる問題が取り扱われ インド側が求めているパキスタン領内のテロ組織対策も含まれる とのことである 会談中にインドのシン首相は パキスタンのギラニ首相も対策に真剣に取り組むと表明した と述べたとのことである (GSN 2010/4/29)

21 (3) 核兵器関連 2010/4/2 印国会による原発事故補償額上限法案可決に自信: 米政府が表明 米国は 2008 年の米印原子力協力協定発効に基づき インドに原子力損害賠償法を制定するよう要求している しかし 原発事故の際に米国事業者が負う損害賠償額の上限を巡り インド国内で 補償額が低い として反発の声が高まっている しかし米国の南アジア 中央アジア担当ロバート ブレーク (Robert Blake) 国務次官補は インド国会での法案可決に確信を持っているという 米印両国は 2010 年 3 月 国際原子力機関 (IAEA) の保障措置に則り 二国間の原子力関連事業の取引において大きな前進となる 米国からの使用済み核燃料のインド国内での再処理などの細則 に既に合意している ( (MISC 2010/4/2) 2010/4/5 パキスタン核管理機関 国内の核管理に確信 パキスタンの核兵器などを指揮管制する 国家指令本部 ( NCA:National Command Authority) は 4 月 5 日 パキスタンによる同国内の核関連資機材の管理は厳重に行われており テロ組織などの武装勢力の手に渡ることはない と発表した パキスタンは同日 米印原子力協力協定と同様に 米パ原子力協力協定 を締結するよう米国に再度要請したという パキスタン政府は パキスタンは 35 年にもおよぶ民生用原子力分野の経験を持っており 国際的な民生用原子力協力協定を発効するための条件を十分に満たしている と主張したが パキスタンは国際的に核拡散を進めたカーン博士が在住する地であるため 米国政府関係者らはパキスタンとの協定には消極的であるという (GSN 2010/4/6) 2010/4/5 米議会 米印核燃料再処理合意に反発か 2010 年 3 月の第 5 週に米印両国は インドによる使用済み核燃料再処理を可能にする細則 に合意したが 同合意に対して米議会から反発が予想されているという 近日中に米議会からオバマ米大統領やクリントン米国務長官宛に同合意に対する批判や 関連の公聴会が開催される可能性が高いとのことである 今回の合意は 今後インドによる核兵器開発や核実験を促す可能性も高く 2009 年にオバマ米大統領がチェコの首都プラハで 核なき世界を目指す と唱えた演説や 2010 年 5 月に開催予定の核不拡散条約 (NPT) 再検討会議の議題などに反すると懸念する声が挙がっている 関係者らの間では 今回の合意の背景について 米国の経済的利益や雇用創出 だけではなく 米国のアジアにおける対中戦略の一環で インドを対抗勢力と見なしている といった様々な分析が行われているが 米印両国における今回の合意による取り引きが進むとの見方が広がっているという (GSN 2010/4/5) 2010/4/7 米 対パ原子力協力協定締結に消極的 パキスタンのユースフ ラザ ギラーニ首相は パキスタンは 米国と民生用原子力協力協定を締結するための条件を十分に満たしている と主張していたが オバマ米政権は4 月現在 パキスタンと協定を締結する予定はないという 米国務省の P.J. クローリー (Crowley) 報道官は4 月 7 日 (4 月の第 1 週にパキスタン関係者らと ) パキスタンのエネルギー需要について協議したが エネルギーの供給手段とし

22 て 民生用原子力エネルギーは含まれていなかった と述べた 更に会見の席で武装勢力らによるパキスタンの核の入手の可能性について質問を受けたクローリー報道官は 米国政府はすでにパキスタンによる国内の核管理が安全であると確信していると述べている と回答したものの 自身のコメントは控えたという (GSN 2010/4/9) 2010/4/11 パキスタン 新たな核兵器製造を準備か 4 月 11 日付ニューヨーク タイムズ紙は パキスタンの最近の核施設建設等は 12 日から米ワシントンで開催される 核安全保障サミット や 米オバマ政権による核軍縮の方針などに反するものである と報じた 米科学国際安全保障研究所 (ISIS) 上級アナリストのポール ブラナン (Paul Brannan) 氏の分析によると 2009 年に衛星写真で発覚した 核兵器製造可能なパキスタン国内の3つの施設 ( プルトニウム生産炉 2 基と使用済み核燃料再処理施設 ) の内 1 基はすでに初期運転の状態にあるという パキスタンは更に 2009 年ジュネーブ軍縮会議で 核分裂性物質の生産の全面禁止を目指す 兵器用核分裂性物質生産禁止条約 ( カットオフ条約 ; FMCT) の交渉を拒否している パキスタンは 我々の最近の核活動は インドの核増強を促す 2008 年米印原子力協力協定発効を反映したものである と主張しているという (GSN 2010/4/12) 2010/4/12 パキスタンの核 テロリストに渡る可能性 米ハーバード大報告書が警告 パキスタン ギラーニ首相は 4 月 12 日 核安全保障サミットで パキスタン国内の核は 安全に管理されている とオバマ米大統領に保証したという しかしハーバード大学ベルファー科学 国際問題センターの報告書 Securing the Bomb では パキスタンは他の核保有国よりも 自国の核が武装勢力らにわたる脅威に直面している と指摘されている 同報告書の著者マシュー バン (Matthew Bunn) 氏は 世界の安全保障に対する核テロリズムの危険性は 差し迫ったままである 2010 年から 4 年以内に核兵器や関連資機材の安全管理が進められれば 当該リスクを劇的に減らすであろう しかし各国は安全管理の期限を順守するため 多大な労力を要するであろう と分析している 一方 4 月の第 2 週にマレーシアは 核の闇市場に流れていたと思われる核関連資機材の輸出を管理する法制度を遂に導入し また 2010 年 3 月にチリは 高濃縮ウランの放棄に合意して米国に移送したという (GN 2010/4/12) 2010/4/13 インド首相 核サミット で原子力政策の基本方針を発表 インドのマンモハン シン首相は 4 月 13 日 米ワシントンで開催された核安全保障サミットにおいて インドの原子力政策の基本方針等を発表 原子力エネルギー パートナーシップにおける国際センター設置などの計画を明らかにした シン首相は インドは 核テロリズムの危険性や 核の拡散に対して厳しい罰則を持って臨む必要性を強く認識している と説明したという 一方 イランに対する西側諸国の制裁は逆効果であり イランとは対話のみが問題解決の糸口である と述べたとのことである 更にシン首相は 核不拡散条約 (NPT) が核の拡散防止として機能していない として遺憾の意を示し

23 年 5 月の 2010 年 NPT 再検討会議でも引き続き (NPT は ) 差別条約 であると主張する と表明したという (ibnlive.in.com) (MISC 2010/4/13) 2010/4/16 米 イラン追加制裁に向かう Axis of Logic 報道 オバマ米政権はイラン追加制裁に向け 国連安保理常任理事国及び独との協議に臨んだが 米が武器禁輸とエネルギー分野への投資や海運及び金融に対する制裁を検討するなか 中露は引き続き制裁決議案に反対を示唆している オバマ米大統領は 核安全保障サミットの場を利用し新決議採択に向け支持獲得を狙い NPT 非加盟国のパキスタン 印 イスラエルを招待する一方で NPT 加盟国のイランを招待しなかった (MISC 2010/4/16) 2010/4/16 欧州要人 核廃絶を求める公開書簡を発表 欧州要人は 4 月第 4 週 欧州の前首相 外交官 防衛関係者 40 人らが署名した公開書簡を通じて 核兵器廃絶 を呼びかけた 要人らは 同月初めに調印された米ロ核軍縮条約 (START 後継条約 ) を評価する一方で インド イスラエル パキスタンが既に核クラブの一員になっており イランが核兵器を製造できるようになれば それに続く者が現れるであろう テロリストらが核関連資機材の入手を切望していることは周知の事実であり 世界にとって脅威である と警告した 更に公開書簡では 米 露 英 仏 中の 5 ヶ国の 核兵器国 による核の廃絶が進まない結果 核不拡散条約 (NPT) が本来目指している核軍縮も進まない状況に陥っている と指摘している 公開文書に署名した要人は 元英国外相のマーガレット ベケット氏などが含まれているという (GSN 2010/4/20) 2010/4/20 米大使 パキスタンに カットオフ条約合意の交渉 を要請 パキスタンは2010 年 4 月現在 ジュネーブ軍縮会議の 4 つの目標に掲げられた計画の内 兵器用核分裂性物質生産禁止条約 ( カットオフ条約 ; FMCT) に関する交渉を拒否している パキスタンは FMCT 合意によって インドに戦略的優位性を与えることになる と懸念を示しているが ローラ ケネディ (Laura Kennedy) 米大使は パキスタンの国家安全保障を脅かす条約ではない と説明しているという 更にケネディ米大使は 5 月に開催される核不拡散条約 (NPT) の再検討会議が ジュネーブ軍縮会議における計画の合意に向けた進展をもたらすであろう と期待しているとのことである (GSN 2010/4/21) 2010/4/21 インド 再処理施設の追加建設が可能か ワシントン タイムズ紙が 4 月 21 日 インドは 2008 年に米国と締結した原子力協力協定に基づき 4 つの再処理施設の建設が可能になる と報じた ダリル キンボール (Daryl Kimball) 軍備管理協会 (ACA) 事務局長は インドに建設可能な再処理施設の数が増えることは 2008 年米印原子力協力協定の規定と一致せず 米国によるウラン濃縮などの再処理技術の拡散防止が損なわれる と警告した 既に軍縮支持者らは 核不拡散条約 (NPT) 未締結国のインドが 2008 年米印原子力協力協定締結によって 米国と原子力関連の資機材や技術の取引が可能になったことが拡散を促す 悪例 となる と懸念を示しているという (GSN 2010/4/21) 2010/4/25 インド 国境や港湾に放射性物質監視装置を設置へ インドは 4 月 25 日

24 放射性物質がインド国内に持ち込まれた可能性があるとして 全ての港および国境検問所に放射性物質などの出入りを監視するポータル モニターを設置する計画である と公表した (PTI 通信社 ) 1 つの港からインド西デリーに持ち込まれた放射性コバルト 60 によって 6 人が被爆したと情報があり 同物質は マヤプリ (Mayapuri) のスクラップ倉庫で発見されたという その後インド首相の代表者も交え 原子力政府関係者らと会合が開かれ モニターなどの設置が合意されたとのことである (GSN 2010/4/26) 2010/4/28 インド IAEA 査察を受け入れる PTI 通信社は 4 月 28 日 インドは 国内 10 基の原子炉に対する国際原子力機関 (IAEA) の査察を受け入れた と報じた インドは 2008 年 核不拡散条約 (NPT) 未署名国であるにもかかわらず 海外との原子力関連資機材や技術の取引 や インド国内における全ての原子力関連活動に対する IAEA 査察を拒否すること も認められていた すでにインドは 2009 年 2 月にインド国内の民生用原子力施設を IAEA の保障措置下に置くことに合意している (GSN 2010/4/29) (4) 生物 化学兵器関連 2010/4/16 インド国会 化学物質不正取引罰則の法案を提出 インド国会は 4 月 16 日 2005 年に施行された 化学兵器禁止法 (Chemical Weapons Convention Act) を改正する法案を提出した 法案では 危険な化学物質の密輸などに対する厳しい罰則が盛り込まれているという 現行法は 不正な取引などを行った際に 1 年の禁固刑を科すが 法案では今後違反者が最高で終身刑や約 2,000 米ドルの罰金が科される可能性があるとのことである インドは 1997 年に 1,044 トンにのぼるマスタード剤の保有を認め 2009 年には廃棄している (GSN 2010/4/19) 2010/4/20 中東および南アジア 生物兵器武装に向かう危険性 元米上院議員 ( フロリダ州 ) のボブ グラハム (Bob Graham) 氏は 4 月 21 日 中東や南アジアは 病原体などを使用して生物兵器を製造している可能性が高い 米国は 生物兵器による攻撃に対して十分な措置が必要である と警告した 更にグラハム氏は シリア イスラエル間や インド パキスタン間のお互いに対する敵対心は 生物兵器武装や核武装に向かう可能性が高いため危険である と述べたという 2010 年 4 月現在インドとパキスタンは 生物兵器禁止条約 (BWC) に既に批准しているが イスラエルとシリアは 同条約に批准していない (GSN 2010/4/21) (5) ミサイル関連 2010/4/16 アグニ 5 の初試射 2011 年 3 月までに実施 インド研究所が公表 パイオニア紙が 4 月 16 日 インド防衛研究開発機構 (DRDO) は 新たな大陸間弾道ミサイル (ICBM) アグニ 5 の初めての打ち上げ実験を 2011 年 3 月までに行う予定である と報道した 核弾頭搭載可能な アグニ 5 の射程は 3,000 マイル ( 約 5,000km) に及ぶという DRDO の経理部長である W

25 Selvamurthy 氏は DRDO は アグニ 5 以外にも空対地 地対地などの強力な迎撃ミサイルを開発中である と述べたとのことである (GSN 2010/4/16)

26 5. パキスタン イスラム共和国 (1) 輸出管理関連一般 特記事項なし (2) 通常兵器関連 2010/4/12 核サミット初日に印パ両首相が会話 米ワシントンで 核安全保障サミット 開催初日の 4 月 12 日 印パ両首脳は短いながらも 1 対 1 で会話した パキスタンのギラーニ首相は 2008 年インドのムンバイテロにとわれることなく 今後の印パ両国の和平会議を通した対話再開を望む とインドのシン首相に伝えたという 2010 年 2 月に両国による和平会議が開催されたが インドはパキスタンに ラシュカレトイバ (Lashkar-e-Taiba) などパキスタンに拠点を置く過激派らへの対テロ政策が十分に行われていない と非難していた パキスタンのギラーニ首相は インドのシン首相は パキスタン訪問の申し入れを受け入れた と述べたが インドのシン首相は依然として パキスタン政府に ラシュカレトイバ (Lashkar-e-Taiba) などの撲滅 を要請した とのことである インドのシン首相によるパキスタン訪問の詳細は 調整が必要 とのことで言及されなかったという (GSN 2010/4/14) 2010/4/20 パキスタン 米ミサイル フリゲート マッキナニー を入手 パキスタンは 4 月 20 日 改装されたペリー級の誘導ミサイル フリゲート マッキナニー (McInerney) を 6,500 万ドルで購入することで米国と合意し 契約に署名した 2008 年 9 月に米国議会は 対外援助法 (FAA) や 武器輸出管理法 (AECA) に則って 製造から 32 年経過した マッキナニー を NATO 加盟国以外のパキスタンに譲渡することを承認していた パキスタンの大使館関係者は すでに購入し 2011 年 1 月までに改装が終わる駆逐艦 アラムギール (Alamgir) に加え 今回のマッキナニー購入がパキスタン海軍の強化になる と述べたという ( (MISC 2010/4/21) 2010/4/27 インド 大使館の第 2 書記官をスパイ容疑で逮捕 米ロサンゼルス タイムズ紙は 4 月 28 日 インドは パキスタン イスラマバード駐在のインド大使館で ウルドゥー語通訳などに従事していた第 2 書記官を パキスタン諜報部スパイの容疑で逮捕した と報道した マドゥリ グプタ (Madhuri Gupta) (53) 容疑者は 逮捕された折に機密扱いの 7 つの関連資料を所持していたという 関係者によると グプタ容疑者が従事していた業務内容では重要な機密情報を入手することは困難であると見ているが グプタ容疑者の逮捕は 核のライバル である印パ両国の関係改善に影を落とすことになる と懸念の声が上がっているとのことである (GSN 2010/4/28) 2010/4/29 印パ両首脳 和平対話推進で一致 南アジア地域協力連合 (SAARC) 首脳会議において インドのシン首相とパキスタンのギラニ首相は 両国間の和平に向けた対話を推進することで一致した パキスタンに拠点を置く武装勢力らによる 2008 年インドのムンバイテロで 印パ両国間の関係は冷え込

27 んでおり 2010 年 2 月に印パ両国の外務次官級会談が開催されたが 対話の枠組みなどに関して合意に至らなかった 今回の印パ両首脳の会談後 インドのニルパマ ラオ外務次官は 両首相は 新しい対話の枠組みを構築することに合意した と説明したという 更に新しい枠組みでは あらゆる問題が取り扱われ インド側が求めているパキスタン領内のテロ組織対策も含まれる とのことである 会談中にインドのシン首相は パキスタンのギラニ首相も対策に真剣に取り組むと表明した と述べたとのことである (GSN 2010/4/29) (3) 核兵器関連 2010/4/5 オーストラリア 原子吸光分光光度計の対パ輸出を差し止め ジョン フォークナー (John Faulkner ) 豪国防相が 4 月 5 日 豪企業による原子吸光分光光度計 2 台のパキスタン エンジニアリング会社への輸出を 大量破壊兵器製造に用いられる可能性がある として 差し止めていたことが明らかになった 4 月 6 日のオーストラリアン紙によると 豪 GBC Scientific Equipment 社のロン グレイ代表取締役は 金属分析に用いられる当該 2 台を核物質の遠心分離やミサイル製造に用いることは不可能である と主張したが 豪政府は 当該品目は大量破壊兵器製造に用いられるリスクが高いと判断している と発表した フォークナー豪国防相が 大量破壊兵器 ( 阻止 ) 法 を適用し輸出を差し止めたのは 今回が 4 度目になるとのことである (SMH 2010/4/5) 2010/4/5 パキスタン核管理機関 国内の核管理に確信 パキスタンの核兵器などを指揮管制する 国家指令本部 ( NCA:National Command Authority) は 4 月 5 日 パキスタンによる同国内の核関連資機材の管理は厳重に行われており テロ組織などの武装勢力の手に渡ることはない と発表した パキスタンは同日 米印原子力協力協定と同様に 米パ原子力協力協定 を締結するよう米国に再度要請したという パキスタン政府は パキスタンは 35 年にもおよぶ民生用原子力分野の経験を持っており 国際的な民生用原子力協力協定を発効するための条件を十分に満たしている と主張したが パキスタンは国際的に核拡散を進めたカーン博士が在住する地であるため 米国政府関係者らはパキスタンとの協定には消極的であるという (GSN 2010/4/6) 2010/4/7 米 対パ原子力協力協定締結に消極的 パキスタンのユースフ ラザ ギラーニ首相は パキスタンは 米国と民生用原子力協力協定を締結するための条件を十分に満たしている と主張していたが オバマ米政権は4 月現在 パキスタンと協定を締結する予定はないという 米国務省の P.J. クローリー (Crowley) 報道官は4 月 7 日 (4 月の第 1 週にパキスタン関係者らと ) パキスタンのエネルギー需要について協議したが エネルギーの供給手段として 民生用原子力エネルギーは含まれていなかった と述べた 更に会見の席で武装勢力らによるパキスタンの核の入手の可能性について質問を受けたクローリー報道官は 米国政府はすでにパキスタンによる国内の核管理が安

28 全であると確信していると述べている と回答したものの 自身のコメントは控えたという (GSN 2010/4/9) 2010/4/11 パキスタン 新たな核兵器製造を準備か 4 月 11 日付ニューヨーク タイムズ紙は パキスタンの最近の核施設建設等は 12 日から米ワシントンで開催される 核安全保障サミット や 米オバマ政権による核軍縮の方針などに反するものである と報じた 米科学国際安全保障研究所 (ISIS) 上級アナリストのポール ブラナン (Paul Brannan) 氏の分析によると 2009 年に衛星写真で発覚した 核兵器製造可能なパキスタン国内の3つの施設 ( プルトニウム生産炉 2 基と使用済み核燃料再処理施設 ) の内 1 基はすでに初期運転の状態にあるという パキスタンは更に 2009 年ジュネーブ軍縮会議で 核分裂性物質の生産の全面禁止を目指す 兵器用核分裂性物質生産禁止条約 ( カットオフ条約 ; FMCT) の交渉を拒否している パキスタンは 我々の最近の核活動は インドの核増強を促す 2008 年米印原子力協力協定発効を反映したものである と主張しているという (GSN 2010/4/12) 2010/4/12 オバマ米大統領が核安全保障サミットを開催-イランは同サミットを批判 オバマ米大統領は 47 か国の参加を得て核安全保障サミットを開催した テロリストによる核兵器取得を阻止すると同時に イラン追加制裁決議採択に向け 中国の支援取り付けに必要な勢いを得られるかが注目される 2 日間のサミットは米における国際会議で過去最大級の規模となるが 胡中国主席はオバマ米大統領と首脳会談を実施する予定で 米英仏露独に同調し第 4 波の対イラン国連安保理制裁決議に同調するかが注目される 胡主席の核安全保障サミット出席は 米大統領とダライ ラマ 14 世との会談 インターネット検閲問題 人民元の切り上げ問題等を抱えている米中関係の改善と見られている 一方イランは 同サミットでは判断には至らないと サミット自体を批判した (REUT 2010/4/12) 2010/4/12 パキスタン 公平な民生用原子力技術へのアクセスを要請 4 月 12 日に米ワシントンで開催された 核安全保障サミット でパキスタンは 公平な民生用原子力技術へのアクセスの保証が必要である と主張した 気候変動によるエネルギー需要の高まりから パキスタンはサミット参加各国に パキスタンは 先進的な核燃料サイクル技術を有する国として国際原子力機関 (IAEA) の保障措置の下 原子力発電所の建設や核燃料再処理事業を実施する立場にある と主張した 更にパキスタンは 国内の核関連資機材の不正な取引防止のための放射線検知器の設置や 原子力供給国グループ (NSG) 及びミサイル技術規制レジーム (MTCR) などの国際的な規制に沿った輸出管理法制度の整備も行っており 当該違反に対する執行や罰則の体制も確立されている と主張したという ( (MISC 2010/4/12) 2010/4/12 パキスタンの核 テロリストに渡る可能性 米ハーバード大報告書が警告 パキスタン ギラーニ首相は 4 月 12 日 核安全保障サミットで パキスタン国内の核は 安全に管理されている とオバマ米大統領に保証したという しかしハーバード大学ベルファー科学 国際問題センターの報告書

29 Securing the Bomb では パキスタンは他の核保有国よりも 自国の核が武装勢力らにわたる脅威に直面している と指摘されている 同報告書の著者マシュー バン (Matthew Bunn) 氏は 世界の安全保障に対する核テロリズムの危険性は 差し迫ったままである 2010 年から 4 年以内に核兵器や関連資機材の安全管理が進められれば 当該リスクを劇的に減らすであろう しかし各国は安全管理の期限を順守するため 多大な労力を要するであろう と分析している 一方 4 月の第 2 週にマレーシアは 核の闇市場に流れていたと思われる核関連資機材の輸出を管理する法制度を遂に導入し また 2010 年 3 月にチリは 高濃縮ウランの放棄に合意して米国に移送したという (GN 2010/4/12) 2010/4/13 インド首相 核サミット で原子力政策の基本方針を発表 インドのマンモハン シン首相は 4 月 13 日 米ワシントンで開催された核安全保障サミットにおいて インドの原子力政策の基本方針等を発表 原子力エネルギー パートナーシップにおける国際センター設置などの計画を明らかにした シン首相は インドは 核テロリズムの危険性や 核の拡散に対して厳しい罰則を持って臨む必要性を強く認識している と説明したという 一方 イランに対する西側諸国の制裁は逆効果であり イランとは対話のみが問題解決の糸口である と述べたとのことである 更にシン首相は 核不拡散条約 (NPT) が核の拡散防止として機能していない として遺憾の意を示し 2010 年 5 月の 2010 年 NPT 再検討会議でも引き続き (NPT は ) 差別条約 であると主張する と表明したという (ibnlive.in.com) (MISC 2010/4/13) 2010/4/15 中国 国営企業も核拡散に関与- 米 CIA が指摘 米中央情報局 (CIA) は最近発表した報告書の中で 中国企業はパキスタンの核開発やミサイル開発 そしてイランのミサイル計画に貢献してきた と主張した 例えば 15 年前 中国核工業総公司は ウラン濃縮に用いられる環状磁石 (ring magnet)5,000 個をパキスタンの A.Q. カーン研究所に輸出したという CIA はまた 中東あるいは南アジアが今なお WMD 関連資機材に転用されるデュアルユース品 技術を中国から調達している と指摘している しかし 国際戦略評価センター (IASC) の R フィッシャー主任研究員は オバマ政権は核テロの脅威と (WMD 関連技術拡散における ) 中国の役割の関連性は示していない としている (GSN 2010/4/15) 2010/4/16 米 イラン追加制裁に向かう Axis of Logic 報道 オバマ米政権はイラン追加制裁に向け 国連安保理常任理事国及び独との協議に臨んだが 米が武器禁輸とエネルギー分野への投資や海運及び金融に対する制裁を検討するなか 中露は引き続き制裁決議案に反対を示唆している オバマ米大統領は 核安全保障サミットの場を利用し新決議採択に向け支持獲得を狙い NPT 非加盟国のパキスタン 印 イスラエルを招待する一方で NPT 加盟国のイランを招待しなかった (MISC 2010/4/16) 2010/4/16 欧州要人 核廃絶を求める公開書簡を発表 欧州要人は 4 月第 4 週 欧州の前首相 外交官 防衛関係者 40 人らが署名した公開書簡を通じて 核兵器

30 廃絶 を呼びかけた 要人らは 同月初めに調印された米ロ核軍縮条約 (START 後継条約 ) を評価する一方で インド イスラエル パキスタンが既に核クラブの一員になっており イランが核兵器を製造できるようになれば それに続く者が現れるであろう テロリストらが核関連資機材の入手を切望していることは周知の事実であり 世界にとって脅威である と警告した 更に公開書簡では 米 露 英 仏 中の 5 ヶ国の 核兵器国 による核の廃絶が進まない結果 核不拡散条約 (NPT) が本来目指している核軍縮も進まない状況に陥っている と指摘している 公開文書に署名した要人は 元英国外相のマーガレット ベケット氏などが含まれているという (GSN 2010/4/20) 2010/4/20 米大使 パキスタンに カットオフ条約合意の交渉 を要請 パキスタンは2010 年 4 月現在 ジュネーブ軍縮会議の 4 つの目標に掲げられた計画の内 兵器用核分裂性物質生産禁止条約 ( カットオフ条約 ; FMCT) に関する交渉を拒否している パキスタンは FMCT 合意によって インドに戦略的優位性を与えることになる と懸念を示しているが ローラ ケネディ (Laura Kennedy) 米大使は パキスタンの国家安全保障を脅かす条約ではない と説明しているという 更にケネディ米大使は 5 月に開催される核不拡散条約 (NPT) の再検討会議が ジュネーブ軍縮会議における計画の合意に向けた進展をもたらすであろう と期待しているとのことである (GSN 2010/4/21) 2010/4/28 中国 パキスタンにおける原子炉建設の準備を完了 フィナンシャル タイムズ紙は4 月 28 日 中国がパキスタンのチャシュマに新たに原子炉 (65 万 kw)2 基を建設する段取りを整えたと報じた 中国政府はこの件を未だ公表していないという 米シンクタンク カーネギー国際平和基金 の Mark Hibbs 氏 ( 原子力政策プログラム担当 ) は 米印原子力協定に言及しながら 中国がパキスタンに原子炉を建設するのは政治的な理由によるものである と指摘している (GSN 2010/4/29) (4) 生物 化学兵器関連 2010/4/20 中東および南アジア 生物兵器武装に向かう危険性 元米上院議員 ( フロリダ州 ) のボブ グラハム (Bob Graham) 氏は 4 月 21 日 中東や南アジアは 病原体などを使用して生物兵器を製造している可能性が高い 米国は 生物兵器による攻撃に対して十分な措置が必要である と警告した 更にグラハム氏は シリア イスラエル間や インド パキスタン間のお互いに対する敵対心は 生物兵器武装や核武装に向かう可能性が高いため危険である と述べたという 2010 年 4 月現在インドとパキスタンは 生物兵器禁止条約 (BWC) に既に批准しているが イスラエルとシリアは 同条約に批准していない (GSN 2010/4/21) (5) ミサイル関連 特記事項なし

31 6. ロシア連邦 (1) 輸出管理関連一般 特記事項なし (2) 通常兵器関連 2010/4/29 米と NATO CFE 条約の復活を目指す 米と NATO は 露との関係改善の一環として 露が 2007 年 12 月に履行停止を宣言していた欧州通常戦力 (CFE) 条約復活を目指す模様 米 New York Times 紙が報じたもので 同時に露に対し欧ミサイル防衛網への関与 NATO 加盟国からの米戦術核兵器撤去の可能性の 3 分野を焦点に 露との関係改善を目指す予定 ラスムセン NATO 事務総長は 通常兵器における軍縮が進展すれば NATO の核抑止への依存低下或いは軍縮 NATO と露との関係改善にも発展し得ると述べた Korchunov 露 NATO 大使は 露として CFE 条約復活はミサイル防衛及び核軍縮を含む大枠の中で進めるべきと主張した (GSN 2010/4/30) (3) 核兵器関連 2010/4/2 新 START 露で政治 技術的課題に直面か 露専門家は 新 START の露における批准が政治的および技術的課題に直面するとの見方を示した Arbatov 露科学アカデミー国際安全保障センター長は 露の国家安全保障にとって核戦力は冷戦時より重要性を増していると指摘し 新条約に重大な疑念を持っているとした 露軍事誌や新聞には START を反逆的 国家安全保障において有害とする記事が散見されている (GSN 2010/4/2) 2010/4/2 露 ベネズエラの原子力技術導入を支援へ チャベズ ベネズエラ大統領は 露の支援を受け原子力技術導入を図る計画を策定すると述べた AP 通信が報じたもので プーチン露首相の初訪問において共同の原子力事業等について協議がなされたとされるが 費用や今後の工程については触れなかった (GSN 2010/4/5) 2010/4/5 新 START 合意で 戦術核及び貯蔵中の核弾頭削減へ オバマ米政権は米露間で新 START が合意され戦略核戦力の削減と監視検証活動に目処が付いたことを受け 同条約の批准後の戦術核戦力削減に向けた協議への意欲を示した 米露は新 START の署名式を4 月 8 日にプラハで行うことで合意したが 米露議会における批准に向けた審議日程等から 年内の更なる協議への進展はないと見られている 戦術核については 露西部に約 2,000 個 米は欧にその約 10 分の1を配備しているとされ 露の優勢とされているが 配備されずに保管されている戦略核弾頭の廃棄と共に削減交渉が行われる可能性が指摘されている (GSN 2010/4/6) 2010/4/5 新 START オバマ米大統領の核不拡散 軍縮政策を後押へ 米露の新 START 合意により オバマ米大統領の核不拡散 軍縮政策に弾みがつくとの見方が広まっている 新 START は 米露議会において批准に向けた審議が残されて

32 いるものの 4 月 12 日の世界核安全保障サミットや5 月の核不拡散条約再検討会合を前に署名することが必要であったとされる 米安全保障政策上における核兵器の役割は減少しているなか 米にとっての合意の意味は露との関係改善であったと見られている 新 START では搭載可能な核弾頭数にかかわらず 戦略爆撃機搭載数を1 機毎に1 個と計算することとなっているが 米は戦略爆撃機を削減 ミサイル重視となるものと見られている (GSN 2010/4/5) 2010/4/8 米露首脳 核開発を続けるイランに対し警告を発する 新 START 条約署名のため チェコの首都プラハ入りした米露首脳は イラン問題等について協議を実施し 核開発を続けるイランに対し警告を発した オバマ米大統領は 米及びそのパートナー諸国は 核不拡散条約に反する行動を容認しない とし 条約上の義務履行に応じない諸国は孤立し国際社会との調和の機会を失う と警告した またメドベージェフ露大統領も 多くの建設的提案に応じないイランに対し目を瞑るわけにはいかない とし 制裁の効果には疑問を示しつつも 制裁が必要な際もあるとして スマート制裁 ( 洗練された制裁 :smart sanction) 案を主張した (GSN 2010/4/8) 2010/4/8 米露首脳 戦略核軍縮条約に署名 米露首脳は先日合意した 1991 年戦略兵器削減条約 (START) 後継の新 START 条約に署名した 同条約により 配備戦略核弾頭数は 1,550 発に制限される ミサイル 戦略原潜 戦略爆撃機の運搬手段については配備数 700 機 隻 基に制限されるものの更に 100 機 隻 基を予備に保有することができる オバマ政権筋は同条約について 核なき世界 に向けたものではなく むしろ新たな監視 検証体制を構築し米露関係を改善することに重点を置いたもの と評した またミサイル防衛を警戒する露に関し 米国家安全保障会議関係者は 多くの条約は容易に離脱できる条項を有しているが 新 START 条約は 条約に関し異常な事態が発生 それにより最重要な国益が損なわれる場合にのみ離脱できる としており 条約離脱のハードルは高いと説明した (GSN 2010/4/8) 2010/4/8 米露首脳がプラハで首脳会談- 新 START 条約に署名 Irish Times 報道 オバマ米大統領とメドベージェフ露大統領は チェコの首都プラハにおいて首脳会談を開催 核安全保障 イランの核問題 急変したキルギス情勢等について協議した後 先日合意した 1991 年戦略兵器削減条約 (START) 後継の新 START 条約に署名した 両国は戦略核削減への意思を示すことにより イランや北朝鮮等核開発への意欲を抑制することを狙うと共に 米露二国間関係の改善を狙ったものとされる (MISC 2010/4/8) 2010/4/8 オバマ米大統領 新 START 条約批准に向けた米上院での審議を楽観視か オバマ米大統領は4 月 8 日 米露による新 START 条約署名後の米上院での批准審議に楽観的な見通しを示した 同大統領は 米国は国際条約の評価 特に軍縮条約の評価には超党派で取り組んできたという確固たる歴史がある と述べた上で 上院共和党も同条約が米の国益に最も沿うものであるとの結論に達するとの見方を示した 同条約を批准するために必要な3 分の2 以上の

33 賛成票を獲得するためには 少なくとも上院共和党の賛成票 8 票を獲得する必要があるが 共和党は 米ミサイル防衛計画を損なわず また米の陸 海 空の3 元核戦力を維持できることを条約批准の条件としている (GSN 2010/4/9) 2010/4/12 クリントン米国務長官 新 START 条約批准に向け米上院に協力を求める 米露が新 START 条約を署名したことを受け クリントン米国務長官は 同条約が国益に最も沿う内容であり 米上院に上程された際は前例のように強い超党派支持を受けられるだろうとの自信を示した そして核兵器が再び使われることのないようにその意思を示し 一方で新 START 条約下においても強力で柔軟な抑止力を維持が可能で 米軍は引き続き3 元戦略核戦力を配備し続けることができると述べた (GSN 2010/4/12) 2010/4/13 グルジア 高濃縮ウランの不正取引を摘発と発表 サーカシビリ グルジア大統領は グルジア当局が3 月 高濃縮ウランの違法取引を摘発した と発表した 英 Guardian 紙が報じたもので 濃度 70% の高濃縮ウランが首都トビリシにおける捜査の結果押収されたという 米ワシントンで開催された 核安全保障サミットの場で発表された 押収されたものは数グラムであったというものの グルジア内務省は更に多くの高濃縮ウランの存在を示唆した 2006 年には同国で ロシア人が 100g の兵器級ウランを取引しようとしたとして逮捕されている (GSN 2010/4/14) 2010/4/13 米上院与党院内総務 新 START 条約の批准は 2011 年になる可能性に言及 Reid 米上院与党院内総務は 先日米露間で締結された新 START 条約批准が 2011 年初旬までかかる可能性について言及した 報道官は米上院外交委員会での可決後 できるだけ早期の本会議における可決を目指すとし 年内の本会議可決に自信を示しているが 米上院民主党は 59 議席で 3 分の2が必要な条約批准には少なくとも共和党議員 8 人の造反が必要とされる (GSN 2010/4/14) 2010/4/13 米露 兵器級プルトニウムの廃棄で合意 米露は 米ワシントンで開催されている核安全保障サミットにおいて 兵器級プルトニウムの廃棄に関し合意した 米露戦略核軍縮に伴って発生する核爆弾 17,000 個分とされる 68t の兵器級プルトニウムを 2018 年より 査察 監視下で 軍用に再転用ができないよう廃棄される (ASP 2010/4/13) 2010/4/13 米露 プルトニウム廃棄で合意 米露は 余剰兵器級プルトニウムの廃棄合意の改訂で合意した 米で開催された核安全保障サミットにおいてクリントン米国務長官とラブロフ露外相が合意したもので 2000 年プルトニウム管理 廃棄合意において 両国はそれぞれ 34t 以上の余剰兵器級プルトニウムを 2018 年より廃棄 また将来における核軍縮合意により余剰化した核物質についても 同様の透明性等の条件に沿い 廃棄する内容となっている (GSN 2010/4/14) 2010/4/13 ウクライナ 保有高濃縮ウランを 2012 年までに国外搬出へ 米で核安全保障サミットが開催されるなか ギブス米大統領報道官はウクライナが

34 年までに 保有する約 90kg の高濃縮ウランの国外搬出に応じ 高濃縮ウランを使用する原子炉を改造して低濃縮ウランを使用できる仕様にすると発表した ヤヌコビッチ ウクライナ大統領との初会談後発表されたもので 同計画は過去 15 か月にわたる努力の賜物で 優先的な案件として協議に当たったという ウクライナは Kharkiv 物理学 技術研究所に 68kg キエフの原子力研究所に 13kg Sevastopol 海軍研究所に 6kg の高濃縮ウランをそれぞれ保有している またカナダもオンタリオの Chalk River 施設から 使用済み高濃縮ウランの搬出に応じる姿勢を示した (GSN 2010/4/13) 2010/4/14 ベラルーシ大統領 兵器級高濃縮ウランを引き続き保有する意図を示す Lukashenko ベラルーシ大統領は 兵器級高濃縮ウラン数百キロと低濃縮ウランを保有しているものの 兵器化及び他国に提供する意図はないものの これらはベラルーシ所有物であり IAEA 管理下で引き続き保有 米露に引き渡すつもりもないと表明した ベラルーシは ソ連崩壊と共に核兵器を相続したが 1996 年末までに露への引渡しを完了 非核兵器国となっている (GSN 2010/4/16) 2010/4/14 主要国 イラン追加制裁決議案を協議 国連安保理常任理事国と独は イラン追加制裁に向けた国連安保理決議案に関し2 回目の協議を開催した 米欧が追加制裁の早期発動を求めるなか 中露は外交協議を主張 イランが協議に応じない場合もより弱めの制裁のみ支持するとの姿勢を示している 同協議では 1 月に米が回覧 英仏独により修正された決議案が協議された模様 (ASP 2010/4/14) 2010/4/14 メドベージェフ露大統領 オバマ米大統領の核安全保障サミットを賞賛 メドベージェフ露大統領は 初の核安全保障サミットを主催したオバマ米大統領と米露関係改善努力を賞賛した AP 通信が報じたもので 47 か国首脳等が 2 日間にわたり協議した同サミットでは 4 年以内に核物質の保安体制を整えるとの拘束力のない声明を採択した 同時に米露は同サミットの場で 68t の兵器級余剰プルトニウムの廃棄で合意した メドベージェフ大統領は テロリストによる核兵器 関連物資の取得防止策は時宜を得たものであり成功だった とした (GSN 2010/4/15) 2010/4/15 露 最後の兵器級プルトニウム生産炉を閉鎖 露は最後に1か所残っていた 兵器級プルトニウム生産炉を米との合意に基づき閉鎖した ADE-2 原子炉はシベリアのかつての秘密都市 Zheleznogorskに建設され 1964 年に運転が開始されたが 冷戦終結後兵器級プルトニウムの需要が急減 露は解体された核兵器から出た余剰兵器級核物質を抱えるまでになっていた 露が保有するプルトニウムの量は公表されていない (GSN 2010/4/15) 2010/4/15 露 余剰プルトニウム廃棄費用を 30 億ドルと見積もる 露は 先日米との合意で廃棄を決めた余剰プルトニウムについて 廃棄費用を 30 億ドルと見積もった RIA Novosti 通信が報じたもので 米露は各々 2018 年より 34t 以上の余剰プルトニウムを廃棄することで合意したが Kiriyenko 露原子力庁長官は 17,000 個の核弾頭を廃棄した場合の費用を 25 億ドルから 30 億ドルと

35 した 米は露を支援するため4 億ドルを拠出するとしている 露は一方 旧ソ連時代から運転してきた最後のプルトニウム生産炉を閉鎖した (GSN 2010/4/16) 2010/4/20 新 START 条約 5 月に米露議会に提出される見通し 米露首脳は それぞれの議会に対し新 START 条約の批准を5 月に要請する予定 Margelov 露上院国際問題委員長が述べた リャブコフ露外務副大臣は 兵器の宇宙配備は禁止されるべきで 世界的な不安定要因となる地域紛争収拾に真剣に取り組むべき と主張すると共に ICBM 及び SLBM には通常弾頭を搭載するべきでなく 搭載された場合は状況を大幅に不安定化させる との見方を示した 副大臣は更に ミサイル防衛については 新条約は戦略攻撃的兵器に関するもので 米の戦略防衛的手段を抑制しようとは考えていない と述べた 一方マカロフ露軍参謀総長は 米は欧ミサイル防衛をイランのミサイル脅威に向けたものと説明しているが 露としてその見方には同意できず 米露はリスクと脅威を共同で分析 どのように対応すべきか調整すべき と主張した (GSN 2010/4/21) 2010/4/20 オバマ米政権 新 START 条約批准に向け カイル上院議員の支持獲得を狙う オバマ米政権は 先日署名された新 START 条約批准に向け カイル上院議員 (R-AZ) の支持取り付けに焦点を当てた 同条約の批准には米上院の3 分の2 以上の賛成が必要だが ルーガー上院議員 (R-IN) 以外はその意向を示しておらず カイル議員の動向が他の共和党議員の動向を占う鍵となっていると見られている カイル議員は公式に態度を示していないが 同条約が新たなミサイル防衛システム配備を制限する可能性について そしてオバマ米政権によるイランの核問題への対応について疑問視しているとされる 一方 チュルキン露国連大使は 例外なく全ての国 特に核兵器保有国に対し 米露と歩調を共にし軍縮に向け積極的に貢献すべきとした またライス米国連大使は 核兵器全廃に向け全ての国は実際に進展させるべきで 核兵器拡散防止と民生用途の原子力使用促進を進めるべきと述べた (GSN 2010/4/20) 2010/4/21 グルジア 高濃縮ウラン密輸事件摘発を受け 露を批判 サーカシビリ グルジア大統領は 同国内で高濃縮ウラン密輸事件が摘発されたことを受け 露の警備不足を批判した 米核安全保障サミットにおいて発表したもので グルジア当局は3 月に 少量の濃度 70% の高濃縮ウランを押収した サーカシビリ大統領は詳細に触れなかったが 同国に持ち込まれた際に検知された模様 同国では 2006 年にも高濃縮ウランの密輸が摘発されているが サーカシビリ大統領は 保安体制の不備と分離独立を目指す地域が核密輸の温床となる可能性を危惧した (GSN 2010/4/22) 2010/4/22 豪州 露とウラン取引に関し協議 Radio Australia News 報道 スミス豪外相が訪露 露外相とウラン取引に関し協議した 豪政府は ウランの対露輸出に関する条約批准に向け 準備をしているとされる (MISC 2010/4/22) 2010/4/22 露 グルジアによる高濃縮ウラン密輸摘発を否定 露がサーカシビリ グルジア大統領への不信感を示した 露外務省報道官は 同大統領が米核安全

36 保障サミットにおいて グルジア当局が3 月に密輸された高濃縮ウランを押収したことを踏まえて南オセチア及びアブハジアにおける保安体制の不備を露に指摘していた件に反論した グルジア当局は 同国に向け少量の高濃縮ウランを売却目的で密輸入した組織があったと発表しているが 濃度及びその量については明確にされていない (GSN 2010/4/23) 2010/4/22 オバマ米政権 新 START 条約の 2010 年中の批准を目指す Tauscher 米国務次官は オバマ米政権の新 START 条約批准について 米上院における党派的な動きと厳しい日程にも関わらず 年内の批准を目指すとの方針を示した Margelov 露上院国際関係委員長との会談において述べたもので 米露双方において5 月初旬より議会での審議が始まる予定 露議会筋は既に非公式な審議を始めており 5 月上旬に同条約の提出を受ける予定とされているが 下院においては批准に向け反対を受ける可能性が また米上院では米ミサイル防衛に関する制限との関係で3 分の2の賛成票が得られるかが注目されている (GSN 2010/4/23) 2010/4/22 ブレア米国家情報長官 新 START 条約批准に向け米上院で働きかけを強化 ブレア米国家情報長官は米上院情報特別委員会において 新 START 条約の批准を進めるよう要請した 米 Washington Times 紙が報じた 同長官の報道官は 長官と上院議員の間で行われた新 START 条約に関する議論の内容について 同条約の監視活動等における情報機関の役割のみ議論したとし 党派的な働きかけを行ったとの報道を否定している 一方 オライリー米ミサイル防衛局長は 新 START 条約は 現在及び将来の弾道ミサイル防衛システムの開発 配備を制限しないと説明した 新 START 条約は SLBM ランチャーや新 ICBM ランチャーを改造し迎撃ミサイル発射機とすることを禁じているが 米国防総省としては現在アラスカ州 Ft. Greely 基地及びカリフォルニア州 Vandenberg 空軍基地において改造する予定はないとしている (GSN 2010/4/22) 2010/4/23 ウクライナ 天然ガスを市場価格より安価に供給を受ける代わりに 露に黒海艦隊基地使用継続を認める Industrial Fuels and Power 報道 ヤヌコビッチ ウクライナ新大統領は メドベージェフ露大統領と天然ガスの安価な供給を受ける代わりに 露に対し黒海艦隊基地の使用延長を認めることで合意した 400 億ドル規模の合意とされ 2019 年まで 30% の割引価格で天然ガスをウクライナは購入 代わりに 2017 年に使用期限が切れる予定だった黒海艦隊母港 Sevastopol のリースを 25 年延長 2042 年まで継続使用を認める内容 ヤヌコビッチ政権は 来年度予算案作成と IMF に対し 120 億ドルの融資を求める環境の下 経済を支える内容と主張 一方野党党首は 政府がガスを安価に供給を受ける代わりに戦略的国益を引き渡したとして非難している (MISC 2010/4/23) 2010/4/23 米 欧配備戦術核の撤去は露戦術核の削減次第と主張 エストニア タリンで開催された NATO 外相会談において クリントン米国務長官は前方配備されている戦術核の削減に反対しない姿勢を示す一方で NATO 加盟国国境付近

37 からの露の戦術核撤去等露側の対応と合わせて検討されるべきと主張した 米がベルギー 独 伊 オランダ トルコに約 240 発の戦術核を配備しているとされる一方で 露が配備している数はその 10 倍とされるなか クリントン長官は 核兵器が存在する間は NATO は核同盟であり続けることを認識すべきで 核同盟においては核のリスクと責任を分かち合うのは基本である と説明した ベルギー 独 ルクセンブルグ オランダ ノルウェーの5か国は 欧州に配備されている米戦術核の撤去を求めており 今回の外相会談の議題にも提案したが NATO 加盟国でも旧東欧諸国やトルコ等は露への対抗上 節足な米戦術核の撤去を望まない姿勢を示しており NATO 内においても温度差がある (GSN 2010/4/23) 2010/4/27 グルジア当局 高濃縮ウラン密輸摘発事件で起訴 グルジア当局は 3 月 13 日に摘発した高濃縮ウラン密輸事件に関し 関係者を起訴したことを明らかにした 詳細には触れなかったものの グルジア環境保護 天然資源省核 放射線安全局が発表した 密輸されたウランの量についても明らかにされなかったが 英紙は濃度 70% であったと報じており その生産国について現在調査中であるとしている (GSN 2010/4/29) 2010/4/27 オバマ米政権 新 START 条約批准に向け米上院に働きかけを開始 オバマ米政権は新 START 条約批准に向け 主要米上院議員に対し働きかけを開始した クリントン米国務長官 Tauscher 米国務次官を筆頭に ジュネーブにおける協議を担当した Gottemoeller 米国務次官補 Samore ホワイトハウス大量破壊兵器テロ対策及び軍備管理調整官 Miller 米国防次官首席代理 Verma 米国務次官補が出席 ルーガー上院外交委員会野党筆頭理事 (R-IN) カイル議員 (R-AZ) ケリー上院外交委員長(D-MA) Shaheen 欧問題小委員長 (D-NH) 等に対し行われた (GSN 2010/4/28) 2010/4/27 米 年内の新 START 条約批准に向け動く 4 月初旬に米露間で新 START 条約が締結されたが 米オバマ政権は上院に対し今秋までに批准に向けた審議を終えるよう求めた 当初年末までの米上院における採決を目指すとしていたが Reid 米上院与党院内総務は 2011 年初旬に採決がずれ込む可能性を示唆していた Gottemoeller 検証 コンプライアンス 運用担当米国務次官補は 5 月第 1 週に条約と付属文書等を米上院に提出 夏にかけて審議が行われることに期待を示した (GSN 2010/4/27) 2010/4/29 ラブロフ露外相 イラン追加制裁は不可避との見通しを示す ラブロフ露外相は イランとの関係について問題を認め 追加制裁は避けられない可能性について触れた 欧州議会で述べたもので イランは難しいパートナーであると認め イランの対応を批判 制裁の効果を疑問視しつつも 国連安保理の判断次第とし イランの場合は追加制裁を避けられない可能性を示唆した (AFPR 2010/4/29) (4) 生物 化学兵器関連 特記事項なし

38 (5) ミサイル関連 2010/4/2 ロシア 中国に地対空ミサイル S-300 を出荷 露軍事企業 Almaz-Antei 社幹部は4 月 2 日 地対空ミサイル S-300 (NATO コードネーム SA-20 Gargoyle ) システムを中国に 15 セット出荷したことを明らかにした 1セットには S-300 ミサイル4 基が含まれる (AFPR 2010/4/2) 2010/4/5 露 新 START 合意後もミサイル防衛面での協議を続けると主張 メドベージェフ露大統領の外交政策補佐官 Prinkhodko 氏は 新 START 合意後もミサイル防衛計画について協議する姿勢を示した 米露首脳は 新条約は戦略攻撃的兵器に関するものとすることで当初より合意していた とすると同時に ミサイル防衛は両国間で他の形で協議されるべきもの と述べた 露は米の欧ミサイル防衛計画について 露の戦略抑止力を損なうものと主張していたが 露は現在も米ミサイル防衛計画が露の国家安全保障上の利益を損なうこととなれば 露として新 START から離脱するとの立場を示している (GSN 2010/4/5) 2010/4/8 メドベージェフ露大統領 米とミサイル防衛計画で協力に言及 メドベージェフ露大統領は新 START 条約の署名に臨んだプラハで 米国と協力して世界的なミサイル防衛網を構築する計画であることを明らかにした 露 RIA Novosti 通信が報じた 2009 年 オバマ米政権はブッシュ前政権の欧ミサイル防衛計画を縮小して イランからの短 中距離ミサイル脅威に即した地上及び海上配備システムに変更したが ブルガリア及びルーマニアが同計画へ参画する案に露が疑問を示していた ラブロフ露外相は 米国の提案が露戦略抑止力にとり問題となることはないとする一方で 状況は後に変化し得ると警戒する姿勢を示し また米がミサイル防衛能力を大幅に拡大した場合 露は新 START から離脱する権利があると牽制した (GSN 2010/4/9) 2010/4/19 NATO 事務総長 露にミサイル防衛計画への参加を要請へ ラスムセン NATO 事務総長は 4 月 22 日からエストニアで開催される NATO 外相会談を前に 露に対し欧ミサイル防衛計画への参加を呼びかける模様 英 Guardian 紙が報じたもので 露も欧全域を対象とするミサイル防衛網に含まれるべきとし 露の参加により NATO として公式にミサイル防衛を推進すべきとした またその外相会談においては ベルギー 独 ルクセンブルグ オランダ ノルウェーの5か国の要請により 欧配備の米戦術核兵器についても協議される予定 米は欧に 発の戦術核兵器を配備 米は既に関係国と協議を開始しているとされる (GSN 2010/4/19) 2010/4/22 露 ポーランドへの米パトリオット部隊配備に異議 Nesterenko 露外務省報道官は 米のポーランドへのミサイル防衛システム配備に懸念があると述べ 5 月に予定されている米パトリオット部隊のポーランド展開に懸念を示した 露国境付近に展開される理由と 露カリーニングラード付近での演習内容について疑問を示したものだが ポーランド政府は Morag への配備は戦略的なものではなくインフラ上の理由である とした (GSN 2010/4/23) 2010/4/23 露 NATO と共同ミサイル防衛計画を協議する用意を示す Rogozin 露 NATO

39 大使は NATO とミサイル防衛面における協力について協議する用意があると述べた ITAR-Tass 通信が報じたもので NATO 専門家と協議する準備があり NATO 側の協力の意思が確認でき次第協議に入るとした 一方ラブロフ露外相は NATO と露とのミサイル防衛面における協力は ミサイル脅威の共同分析から始めるべき と主張した (GSN 2010/4/26) 2010/4/26 露 貨物コンテナに隠すことのできる対艦巡航ミサイルの輸出を図る 露 Kontsern Morinformsistema-Agat 社は 貨物コンテナ内に隠すことができ 商船に空母攻撃能力を与えるような超音速対艦巡航ミサイルの輸出を図っている Club-K システムは イランやベネズエラ等を潜在的顧客に抱えるなか 軍事専門家は衛星誘導システムも備える同ミサイルのテロ組織等への移転を懸念している Jane s 専門家は 貨物コンテナに収納される4 発のミサイルを 1,000-2,000 万ドルと見積もり 使用時にはコンテナの屋根部分を開けることにより発射が可能になるという これまで存在しなかったシステムへ懸念を示している 露専門家は 同ミサイルはまだ検討段階としつつ UAE が関心を示しているとしている 露 Novator 社の技術を用いたものとされ Jane s 専門家は対艦特殊仕様はマッハ3で飛行し 空母を危険に晒すものと指摘している (REUT 2010/4/26) 2010/4/27 米紙 露対艦ミサイルの脅威を過剰に示す Russia Today 報道 米 New York Times 紙が 露製 Club-K 対艦ミサイル システムの脅威について 貨物船に隠すことができるとして脅威を煽るような報道をした 展示会で示された生産者のビデオを元に 貨物コンテナに隠された4 発の巡航ミサイルは陸上或いは海上輸送が可能で 数分で発射可能との報道をしている 貨物船に空母攻撃能力を与える同システムがイラン ベネズエラに渡り それがテロ組織に流れるとの説を報じたものだが 露専門家は同様のシステムは イラン 中 米 仏 独により輸出されており新しいものではないとした 生産する Morinformsistema-Agat 社は テロ関与説をヒステリーのようなものと反論 脅威に対応するため軍に動員 徴用されるあらゆる艦船に向け設計されており コンテナ船やトラックからの運用はできないことは専門家は理解していると主張した (MISC 2010/4/27) 2010/4/27 露 NATO とのミサイル防衛協力に前向きな姿勢を見せる メドベージェフ露大統領は NATO と共同の欧ミサイル防衛システムに露が協力する姿勢を見せた メドベージェフ大統領がデンマーク放送に述べたものを RIA Novosti 通信が報じたもので ミサイル防衛システムは特定の国或いはグループ国を守るのではなく 国際社会の全ての責任ある参加国を守るべきと主張した NATO 外相らは4 月第 4 週 エストニアで開催された外相会談で NATO のミサイル防衛面での協力について協議することで合意している (GSN 2010/4/27)

40 7. イラン イスラム共和国 (1) 輸出管理関連一般 2010/4/6 オランダ商社従業員 デュアル ユース品の対イラン不正輸出で逮捕 オランダ当局は4 月 6 日 デュアル ユース品を無許可でイランに不正輸出したとして 輸出商社従業員 4 人を逮捕したことを明らかにした オランダ リンブルフ州南部の輸出商社に勤務していた容疑者 4 人は 輸送書類などを改ざんし オランダ政府の承認なしでイランに当該品目を輸出した疑いがもたれているという 2010 年 4 月現在 当該品目や容疑者らの詳細は オランダ当局から公表されていないとのことである (AP 2010/4/6) 2010/4/16 中国金州集団子会社 イランによる迂回調達への関与を否定 イランによる核関連機材の迂回調達に関与したと報じられた中国企業が 迂回調達への関与を否定した この中国企業は 金州集団 (Jinzhou Group) の子会社で温州市にある Zheijian Ouhai Trade Corp. である 同社は 報じられたような迂回調達への関与を示す事実関係は 2009 年から現在まで無い と主張した ウォールストリート ジャーナル紙は4 月 3 日 イランが同社を経由して仏企業からウラン濃縮に使用可能なバルブ等を迂回調達した と報じていた (GSN 2010/4/16) (2) 通常兵器関連 2010/4/5 イラン 軍事転用可能な米製高速ボートを入手 米製高速ボートがイラン革命防衛隊の手に渡った模様 Bradstone Challenger と名付けられた同船は 米防衛企業の支援を受け建造され 2005 年に英冒険家により英一周記録を破った これに目をつけたイラン人が同船の入手に向けて動き出したという 英政府は最初のイランの試みを阻止したものの 同船は少なくとも2 者の手に渡った後 南アフリカ ダーバン港から香港船籍のイラン貨物船に載せられイランに向かったとされる 米商務省 BIS は南ア当局に対し イランへの輸出を阻止するように要求したものの 連絡が週末になされたために行き違いが生じて南ア当局は動かず 輸送途中で米特殊部隊が強襲する計画も中止されたとされる (WP 2010/4/5) 2010/4/19 米 ICE 800 万ドル相当のヘリのイラン向け密輸を阻止 米国土安全保障省移民関税執行局 (ICE) は 800 万ドル相当の米製ベル社ヘリコプターのイラン向け違法輸出を阻止した 米当局は 伊 Tiber Aviation 社所有の同機をテキサス州アーリントンで押収した ICE 及び商務省産業安全保障局 (BIS) の共同捜査によるもので イラン向け航空機等部品を財務省外国資産管理局 (OFAC) の許可を得ず輸出することは 米国際緊急事態経済権限法 (IEEPA) 違反となる (ICE 2010/4/19) (3) 核兵器関連 2010/4/1 英独首相 イラン追加制裁を支持 訪英したメルケル独首相はブラウン英首

41 相との会談に臨み イランの核問題や世界経済危機および気候変動について協議し 米が主導するイラン追加制裁への支持を表明した 国連安保理常任理事国と独の外交官は 3 月 31 日に実施した電話会議において 追加制裁決議案採択に向け合意した 米は4 月末までの採択を目指す一方 中国の対応が注目されている (ASP 2010/4/1) 2010/4/1 オバマ米大統領 胡中国主席に対イラン追加制裁での協調を要求 オバマ米大統領は胡錦濤中国国家主席と対イラン追加制裁問題を電話で協議した 米ホワイトハウスによると オバマ大統領はイランの核活動を阻止するため他の主要国と歩調を合わせるよう中国に要求したという しかし 中国メディアは 胡主席は電話会談の際に核拡散に反対の立場を示したが イランの核問題には特に言及しなかった と報じており 中国は対イラン追加制裁への態度を明示しなかった模様である (GSN 2010/4/2) 2010/4/1 中国 イラン追加制裁への支持を表明した後にイランと協議 クリントン米国務長官は3 月 31 日 国連安保理常任理事国と独の間だけでなく他の非常任理事国とも緊密な協議を行っている と述べた この発言は 6か国が電話会議において追加制裁決議案策定で合意した との話を裏付けるものと指摘されている 中国は制裁案に触れることを拒否する一方で 訪中したイランの核協議代表 Jalili 氏と楊中国外相との間で協議が開催され 中国は イランとの関係が非常に重要である とすると同時に あらゆる問題での二国間協力が必要性だと主張した 一方米はイランに向けた圧力強化を急ぐ姿勢を示し 温度差を示した (GN 2010/4/1) 2010/4/3 イランによる核関連機材の迂回調達が発覚 イランが国連制裁にもかかわらず ウラン濃縮に使用可能なバルブと真空計を仏企業から迂回調達していたという 西側当局筋が明らかにしたもので 西側当局と IAEA は引き続きその詳細を捜査中である IAEA は 上海近郊の中国企業の仲介者がこのバルブの取引を仲介したとして捜査を行っている 関係筋によると イランは過去 2 年間で 10 回にわたりウラン濃縮に使用可能なバルブの調達を試みたとされる イランの輸入者として名前の上がった Javedan Mehr Toos 社はあまり知られていないものの イラン原子力庁の下で遠心分離機の研究開発を行う Kalaye Electric Co. の代わりに調達に当たっていたと見られている このバルブは 原子力 化学産業用特殊機器を製造する仏 KD Valves-Descote 社製で 中国 上海で仲介したのは Jinzhou Group 傘下の Zheijiang Ouhai Trading Corp. 社の Vikas Kumar Talwar とされている 米情報当局はコメントしていないものの 米財務省においてこれら3 者は制裁対象になっていない 米捜査当局は UAE 中国 シンガポール マレーシア等を経由しイランが資機材調達を試みているとして調査を行っているという (WSJ 2010/4/3) 2010/4/4 イラン 新核施設建設を9 月までに開始か サレヒ イラン原子力庁長官は 9 月までに新核施設 2か所を着工すると述べた これら施設はイラン各地に分散させて建設される予定であるという 同長官は 建設候補地は選定されているが調査後に発表する と述べる一方で 計画中の施設の目的について

42 は触れなかった 主要国が第 4 波のイラン制裁決議案策定に向けて動くなか 中露はその動きに今も消極的で 4 月末までに国連安保理決議採択を目指すとするオバマ米政権の対応が注目される 私企業の間で独自にイランとの関係を見直す動きがあるなか 国連においては中国からの支持取り付けにはまだ時間がかかるとも見られている (GSN 2010/4/5) 2010/4/5 イラン 制裁回避に向け燃料交換計画に合意の意思を示す イランは 主要国の支持のもとで IAEA がイランに提案していたものの合意に至っていなかった保有低濃縮ウランの国外搬出 再濃縮 燃料化計画について イラン領内において核燃料を交換するとの条件で保有低濃縮ウランの搬出に応じる姿勢を示した Mehmanparast イラン外務省報道官は 燃料交換案への同意を宣言 一方でイラン側にも条件について主張があるとした (XNA 2010/4/5) 2010/4/6 国連安保理におけるイラン協議が延期される 国連安保理の4 月の議長 高須国連大使は 4 月の協議日程にイランの核問題を巡る第 4 波の制裁決議案を含めておらず イラン追加制裁の延期かと注目されている 高須大使は日程について いつ取り上げられるかわからないと説明 日本を含めた非常任理事国も決議案について議論できることが望ましいと述べた オバマ米大統領は 数週間以内に国連安保理において追加制裁決議案を採択できれば との希望を示していたが クローリー米大統領報道官は5 日 イランに対し 不拡散体制強化に向け国際社会に対しその意図を説明するよう求めた (GSN 2010/4/6) 2010/4/8 米露首脳 核開発を続けるイランに対し警告を発する 新 START 条約署名のため チェコの首都プラハ入りした米露首脳は イラン問題等について協議を実施し 核開発を続けるイランに対し警告を発した オバマ米大統領は 米及びそのパートナー諸国は 核不拡散条約に反する行動を容認しない とし 条約上の義務履行に応じない諸国は孤立し国際社会との調和の機会を失う と警告した またメドベージェフ露大統領も 多くの建設的提案に応じないイランに対し目を瞑るわけにはいかない とし 制裁の効果には疑問を示しつつも 制裁が必要な際もあるとして スマート制裁 ( 洗練された制裁 :smart sanction) 案を主張した (GSN 2010/4/8) 2010/4/8 イラン追加制裁に向けた協議が開催される Before It s News 報道 国連安保理常任理事国と独の6か国の国連大使は イラン追加制裁決議案に関する協議を実施した 中露は米欧が主張する追加制裁には反対しているものの 新任の李保東中国国連大使は協議を重要視している姿勢を示した 一方チェコ プラハでの新 START 条約署名に臨んだ際の米露首脳会談において メドベージェフ露大統領は対イラン制裁を支持するとしつつも 所謂 スマート制裁 ( 洗練された制裁 :smart sanction) の場合に限り支持すると述べた (MISC 2010/4/8) 2010/4/9 イラン 新型遠心分離機を公表 イランは従来の6 倍の能力を有する新型遠心分離機を開発したと発表した ロイター通信が報じたもので サレヒ イラン原子力庁長官によると第 3 世代とされる新型遠心分離機は第 1 世代の6-42 -

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よる 誓約 への留意 ( パラ 139) 核兵器使用の影響は瞬時又は長期的な結末をもたらし, それが以前理解されていたよりもずっと深刻であることを確認 ( パラ 140) あらゆる核兵器の使用による壊滅的で非人道的な結末に関する深い懸念は, 核軍縮分野における努力を下支えし続けるべき鍵となる要因であ 2015 年 NPT 運用検討会議 : 議長の最終文書案概要 平成 27 年 5 月 22 日外務省軍縮不拡散 科学部 1 核軍縮 [ 核戦力の透明性向上 ] 条約の義務の実施に関し, 透明性, 検証可能性, 不可逆性の原則を適用することの重要性を再確認 ( パラ 131) 核兵器に関する定義及び専門用語に関する議論の強化を含め, 透明性を向上させ, 相互信頼を醸成するための努力の構築 強化を慫慂

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