ヒマラヤ学誌 No.12, , 2011 ヒマラヤ学誌 No インド アルナーチャル プラデーシュ州における 野生食用 薬用植物利用の特徴 小坂康之 1 Bhaskar Saikia2 Tasong Mingki2 Hui Tag2 Tomo Riba3 安藤和雄 4

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1 ヒマラヤ学誌 No., -, ヒマラヤ学誌 No. インド アルナーチャル プラデーシュ州における 野生食用 薬用植物利用の特徴 小坂康之 Bhaskar ikia Tasong Mingki Hui Tag Tomo Riba 安藤和雄 奥宮清人 総合地球環境学研究所 ラジブ ガンディー大学植物学科 ラジブ ガンディー大学地理学科 京都大学東南アジア研究所 アルナーチャル プラデーシュ州のアディ族 アパタニ族 ニシ族 メンバ族の野生食用 薬用植 物利用に関する文献を総合すると 9 科 属 7 種の利用が確認された そのうち 食用植物は 9 種 薬用植物は 種 食用と薬用の両方を目的とした種は 79 種であり 野生植物の食用とし ての摂取が同時に住民の健康維持に寄与している可能性が推察された 薬用植物の薬効または適用す る病名は 79 つが挙げられた 薬用植物の中では 胃痛に用いる種が最も多く 種 ついで傷薬 血 液凝固を目的とする種が 種 赤痢 血便が 9 種 皮膚病 発疹 膿瘍が 種であった アディ 族とニシ族では下痢や赤痢 血便に用いる薬用植物の種数が多かったが アパタニ族とメンバ族では 少なかったことから 標高 m 前後の冷涼な高地では下痢や赤痢 血便の症状が少ないことが推 察された 実際 アルナーチャルの高地で行われた医学検診では 下痢症を訴える受診者は非常に少 なかった 一方 同検診では体の痛みや頭痛 不眠の多いことが認められたが 本稿で分析の対象と した先行研究の結果では 低地住民であるアディ族とニシ族の方が高地住民よりもこれらの疾病に効 くとされる薬用植物を多く認識していた 今後 医学と植物学の研究者の共同調査より 身近な野生 食用 薬用植物の摂取とその効用を分析することは アルナーチャルの住民の健康維持をはかる上で 重要だと考えられた はじめに 調査地と方法 インド北東部のアルナーチャル プラデーシュ まずアルナーチャルの植生と食用 薬用植物に 州 以下 アルナーチャル は ヒマラヤ山脈の 関する文献を収集し概観した 次に 野生の食用 東端に位置する アルナーチャルの標高 m 薬用植物利用が詳細に報告されているアディ族 前後に広がる森林は 西日本からヒマラヤ中部ま アパタニ族 ニシ族 メンバ族の文献 ~ を選択 で続く照葉樹林帯に含まれ 豊かな植物資源の存 し 利用の特徴を比較した その際 文献に記載 在が指摘されてきた, さ れ た 学 名 を Biodiversity International の アルナーチャルの住民にとって 野生の食用 Taxonomic Nomenclature Checker 薬用植物は欠かせない植物資源である 森林や農 bioversity.cgiar.org/taxcheck/grin/ Calalogue of life: 耕地に生育するさまざまな山菜や果実は 日常的 Annual Checklist に食料として利用される またアルナーチャル org/annual-checklist//search/all efloras.org の農山村では西洋医学の医療施設へのアクセスが で確認し 誤記やシノニ 困難な場合が多く 現在でも在来医療が広く行わ ムを訂正した そして筆者の現地調査で得られた れ 利用される薬用植物は約 種にのぼる 情報を加え アルナーチャルの野生食用 薬用植 そこで本稿は アルナーチャルで行われてきた 物利用の特徴をまとめた また 9 年と 有用植物の研究のうち 野生の食用 薬用植物利 年にアルナーチャルのウエスト カメン県で行わ 用に焦点を当てて文献を概観し アルナーチャル れた医学調査の結果 奥宮 未発表 を参照し の特徴を指摘するとともに 今後の研究課題を挙 薬用植物利用と住民の疾病との関係を考察した げることを目的とする

2 インド アルナーチャル プラデーシュ州における野生食用 薬用植物利用の特徴 小坂康之ほか 本稿で焦点を当てた上記の つの民族に関する 先行研究では アディ族はウエスト シアン県 アパタニ族はローワー スバンシリ県 ニシ族は クルン クメ県 メンバ族はアッパー シアン県 の村落が対象とされた 図 これら つの民 族はチベット ビルマ語族に属する言語を話す アディ族 アパタニ族 ニシ族はドニ ポロと呼 ばれる太陽と月の神を信仰するのに対し メンバ 族はチベット仏教を信仰する それぞれの民族 の居住する標高は異なり アディ族とニシ族の村 落は標高約 m から 8 m 近くまで分布する が アパタニ族とメンバ族の村落は標高 m 図 アルナーチャル プラデーシュ州における野生食 用 薬用植物に関する先行研究 ~ の調査地の位置 前後に位置する 図 アルナーチャルの植生は 標高によって大きく つに区分される 標高 9 m 以下が熱帯植生 9 m から 8 m までが亜熱帯植生 8 m か ら m までが温帯植生 m 以上が亜高山 と高山植生である 図 そして焼畑や伐採 放牧などの人為の影響により さまざまな代償植 生が形成されている 調査結果 文献調査 ~ の結果を総合すると アディ族 アパタニ族 ニシ族 メンバ族によって利用され る野生食用 薬用植物は 9 科 属 7 種であっ た 付表 付表では 食用植物の用途を 通り 表 に 薬用植物の薬効または適用する病名を 79 通り 表 に区分して記載した 合計 7 種の 図 アルナーチャル プラデーシュ州の植生 主要な 野生食用 薬用植物 民族の居住地の垂直分布 野生食用 薬用植物のうち 食用植物は 9 種 薬用植物は 種 食用と薬用の両方を目的とし た種は 79 種であった 表 筆者の現地調査での観察結果と合わせると 食 表 アルナーチャル プラデーシュ州の つの民族によって利用される野生食用植物の用途 㣗 㸦ⱥ 㸧 㣗 㸦㸧 Food, Fruit, Spice, etc. 㔝 ࠊᯝᐇࠊ㤶 s Substitute for staple food f i l య 㣗 ௦ feminine ᩆⲨ㣗 Ingredient of making ሷస lt by Apatani tribe 㓇 㓝 㐍 Subsidiary food during Ingredient of fermentation of liquor

3 ヒマラヤ学誌 No. 表 アルナーチャル プラデーシュ州の つの民族によって利用される野生薬用植物の薬効または適用する病名 Ẽ㸦ⱥ 㸧 Ẽ㸦㸧 య Al Allergy ࢠ Ant Anthelmintic 㥑 Ap Aphrodisiac Ar Abortifacient ለ As Asthma ᜥ Ast Astringent Bdl Bone dislocation Body pain & swell య ③ ࠊ 9 Bi Burn injury ⅆയ Bnf Bone fracture 㦵ᢡ 7 Br Bronchial trouble Ẽ ᨭ⅖ Bs Burning sensation ⅎ ឤ Ccg Chest congestion 㒊㨚 Cg Cough တ 9 8 Ch Cholera ࢥ Cj Conjunctivitis ⅖ Cl Cold 㢼㑧 7 Cp Chicken pox Ỉ ⒔ Cs Constipation, Purgative ౽ 7 8 Cx Chest pain ③ Dbt Diabetes ᒀ Deb Debility ᙅ Dir Diarrhea ⑩ 8 Dl Difficulty in delivery 㞴 Dp Preparation for delivery Ᏻ ࠊዷ፬ ③ Dr Dandruff ࢣ sentery ⑩ࠊ ౽ Ea Earache ③ Er Painful red eye ⅖ ③ Fl flatulence Fv febrifuge, fever ゎ Gc Germicide ẅ Gl Gallstone Gr Gonorrhea Gt Goiter Gu Gout ③㢼 Ha Headache 㢌③ 7 7 Hypertension 㧗 ᅽ Hd Heart disease ᚰ ᝈ Hp Hyperacidity 㓟㐣ከ Health recovery after ᚋ యㄪᅇ Hb Hr High blood pressure, delivery Ib Insect bite ࡉ Id Indigestion ᾘ Ⰻ Ip Impotency ᙉ Ir Relieving intoxication 㓉 ࡊ ࡋ Jn Jaundice 㯤 La Loss of appetite 㣗ḧ Ld Liver disorder 㞀ᐖ 7 Li Increasing lactation Ἢங 㐍 Md Madness 㘒

4 インド アルナーチャル プラデーシュ州における野生食用 薬用植物利用の特徴 小坂康之ほか Ẽ㸦ⱥ 㸧 Ẽ㸦㸧 య Me Menstrual disorder 㡰 Ml Malaria 8 Mt Mental stress ࢫ ࢫ Nb Nose bleeding 㰯 Nk Nose blockade 㰯 Ns Nervine stimulation Nt Nerve tonic in child birth ฟ Ẽ ࡅ Pl Pile Pp Pimple ࡁ Pr Perspiration ờ 㐍 Rh Rheumatic pain Rm Religious medicine ᝏ㟋ᡶ ࠊ 㢪 Rw Ringworm ࠊࢱ ࢩ Stomachache, gastric ③ Sb Snake bite, scorpion sting ࢧࢯ ẘᾘࡋ Sd Skin disease, Itch, Eruption, Abscess ⓶ ࠊ ࠊ ⒆ Sl Sleeplessness, Insomnia Sn Sinusitis 㰯 ⅖ Sp Sprain Ta Toothache, swell gum ṑ③ࠊṑ ⅖ 8 Tc Tuberculosis Te Extraction of teeth ᢤṑ Th Throat problem ㄪ Tn Tonic ᙉኊ Tt Tetanus യ㢼 Ul Ulcer ⒆ trouble ᒀឤぬࠊ ᒀ㞀ᐖ Vomitting 8 Ur V Urine sensation, Urinary ound healing, Blood clotting യ ᾮจᅛ 表 アルナーチャル プラデーシュ州の つの民族によって利用される野生食用 薬用植物の種数 Ẹ᪘ య 㣗 㣗 ࡘ 7 79 㣗 ࡓ 用植物の中では オオバコエンドロ Eryngium foetidum ドクダミ Houttuynia cordata サンショ ウ の 仲 間 Zanthoxylum spp. ク サ ギ の 仲 間 Clerodendrum colebrookianum ク ワ レ シ ダ Diplazium esculentum が野菜として キイチゴ の仲間 Rubus spp. が果実として頻繁に利用さ れていた 付表 つの民族のうちアパタニ族 だけが植物から塩の代替物を作り その材料とし て 種類の植物が利用されていた 表 薬用植物の中では胃痛に用いる種が最も多く 種 ついで傷薬 血液凝固を目的とする種が 種 赤痢 血便が 9 種 皮膚病 発疹 膿瘍

5 ヒマラヤ学誌 No. が 種 で あ っ た 表 ツ ボ ク サ Centella 含まれるため 重宝された 9 asiatica は 胃 痛 に キ バ ナ オ ラ ン ダ セ ン ニ チ アディ族とニシ族では下痢や赤痢 血便に用い Acmella paniculata は歯痛や歯肉炎 カッコウ る薬用植物の種数が多かったが アパタニ族とメ アザミ Ageratum conyzoides とツルギクの仲間 ンバ族では少なかった 表 このことから Mikania micrantha は傷薬 血液凝固 オウレン 標高 m 前後の冷涼な高地では 温暖な低地 の仲間 Coptis teeta は胃痛と発熱に つの民 よりも 下痢や赤痢 血便の症状が少ないことが 族で共通して用いられていた 付表 推察された 図 実際に アルナーチャルの 民族ごとにみると ニシ族によって利用される 標高 m から m に居住するモンパ族と牧 植物の種数が最も多かった 表 アディ族で 畜民の合計 8 人を対象とした医学検診の際に は薬用として利用される植物の種数が食用植物よ 下痢症を訴えたのはわずか 人であった 奥宮 りも多かったが 他の つの民族では食用とする 未発表 一方 同検診により モンパ族と牧畜 植物の種数の方が多かった 表 薬用植物の 民に体の痛み それぞれ 7. と 8.7 頭痛 うち アディ族では胃痛に用いる薬用植物が. と.7 と不眠. と. の多 種で最も多く 次いで下痢 8 種 と赤痢 血 いことが認められた 奥宮 未発表 が 本稿で 便 8 種 アパタニ族では 胃痛 種 皮 分析の対象とした先行研究の結果では 低地住民 膚病 発疹 膿瘍 種 傷薬 血液凝固 種 であるアディ族とニシ族の方がこれらの疾病に効 ニシ族では胃痛 種 赤痢 血便 種 と くとされる薬用植物を多く認識していた 表 皮膚病 発疹 膿瘍 種 メンバ族では傷薬 本稿で分析の対象とした文献は 民族植物学や 血液凝固 種 胃痛 種 歯痛 歯肉炎 植物分類学の研究者が行った住民への聞き取り調 種 の順であった 表 査に基づいており 医学の専門家による診断がな されていないため 薬効や病名が正確でない可能 考察 性がある そのような欠点は 植物学と医学の研 アルナーチャルの つの民族によって利用され 究者が共同調査を行うことで ある程度克服され る 7 種の野生食用 薬用植物の多くは 人里に ると考えられる アルナーチャルの農山村では 生育する身近な植物である そしてオオバコエン 西洋医学の医師による診断と薬の処方は困難な場 ドロやドクダミなどのように 日常的に食用とさ 合が多く 現在でも薬用植物が日常的に利用され れる野生植物が同時に薬用としても利用されるこ ている そのため 身近な薬用植物に関する正確 とから 野生植物の日常的な摂取が住民の健康維 な知見を地域に還元することは 住民の健康維持 持に寄与していると推察された に寄与すると考えられる 重要な薬用植物の中には トリカブトの仲間 アルナーチャルの野生食用 薬用植物に関する Aconitum spp. やオウレンの仲間のように 高 従来の文献は 住民が利用する植物の種名と利用 地のみに生育する種がある 図 低地住民が 法の目録が大半である しかしたとえば これら これらの薬用植物を利用する場合 高地住民と の植物の生育環境や個体密度 住民による採集量 物々交換または売買によって入手するか や摂取頻度などは 植物資源を持続的に利用する 何日 7 間もかけて遠くの山に根を採集に行く 8 ために欠かせない情報である また上記のトリカ アルナーチャルの食用植物利用において アパ ブトやオウレンの仲間の事例のように 薬用植物 タニ族による植物の灰を用いた塩作りは独特であ の垂直分布を介した低地と高地の住民の関係も興 る 表 アルナーチャルのような内陸部では 味深い さらに本稿で述べた薬用植物利用の事例 かつて 遠い海岸地方から運ばれた塩は大変貴重 とチベット医学やインドの伝統医学との関連性を で お金の代わりになった チベット産の岩塩も 分析することも ヒマラヤ チベット高地におけ ヒマラヤ山脈を越えて運ばれてきたが やはり高 る住民の健康と植物資源との関わりを考察する上 価だった 9 しかしチベットの岩塩にはヨウ素が で重要だと考えられた 含まれていないため 甲状腺腫が多発した 7 そ の点 アパタニ族の作る塩の代替物にはヨウ素が

6 インド アルナーチャル プラデーシュ州における野生食用 薬用植物利用の特徴 小坂康之ほか まとめ Indian Journal of Traditional Knowledge 9: アルナーチャルのアディ族 アパタニ族 ニシ 9-. 族 メンバ族を対象とした先行研究を総合すると Sundriyal, R. C., Upreti, T. C. and Varuni, R. 7 種の野生食用 薬用植物の利用が確認された. Bamboo and cane resource utilization and そのうち約 割が食用と薬用の両方の目的で利用 conservation in the Apatani plateau, Arunachal されており 野生植物の食用としての摂取が同時 に住民の健康維持に寄与している可能性が推察さ Pradesh, India: implications for management. Journal of Bamboo and Rattan : -. れた 薬用植物では 胃痛 傷薬 血液凝固 赤 Sharma, T. P. and Borthakur, S. K. 8. 痢 血便 皮膚病 発疹 膿瘍に用いる種が多かっ Ethnobotanical observations on bamboos among Adi tribes in Arunachal Pradesh. Indian Journal た アディ族とニシ族では下痢や赤痢 血便に用 いる薬用植物の種数が多かったが アパタニ族と of Traditional Knowledge 7: メンバ族では少なかったことから 標高 m 7 Tag, H., Murtem, G., Das, A. K. and Singh, R. K. 前後の冷涼な高地では下痢や赤痢 血便の症状が 8. Diversity and distribution of ethnomedicinal 少ないことが推察された 実際 アルナーチャル の高地で行われた医学検診では 下痢症を訴える plants used by the Adi tribe in East Siang District of Arunachal Pradesh, India. Pleione : -. 受診者は非常に少なかった 今後 医学と植物学 8 Srivastava, R. C. and Adi community. 9. の研究者の共同研究により 身近な野生食用 薬 用植物の摂取とその効用を分析することは アル Traditional knowledge of Adi tribe of Arunachal Pradesh on plants. Indian Journal of Traditional ナーチャルの住民の健康維持をはかる上で重要だ Knowledge 8: -. と考えられた 9 Gangwar, A. K. and Ramakrichnan, P. S. 99. Ethnobotanical notes on some tribes of Arunachal Pradesh, northeastern India. Economic Botany : 謝辞 この調査は 総合地球環境学研究所プロジェク 9-. ト 人の生老病死と高所環境 高地文明 にお Rethy, P., Singh, B., Kagyung, R. and Gajurel, P. ける医学生理 生態 文化的適応 代表 奥宮 R.. Ethnobotanical studies of Dehang 清人准教授 において行われた またアルナーチャ ル プ ラ デ ー シ ュ 州 で は Mr. Tsering ange, Mr. Debang Biosphere Reserve of Arunachal Pradesh with special reference to Memba tribe. Indian Passang Tsering Mr. C. K. Rai Mr. Hage Komo を Journal of Traditional Knowledge 9: -7. はじめとする皆様のご厚意により調査が可能と Srivastava, R. C. and Nyishi community.. なった ここに記してお礼申し上げます Traditional knowledge of Nyishi (Daffla) tribe of Arunachal Pradesh. Indian Journal of Traditional 参考文献 Knowledge 9: -7. 中尾佐助 9. 栽培植物と農耕の起源 Srivastava, R. C., Singh, R. K., Apatani 岩波文庫 c o m m u n i t y a n d M u k h e r j e e, T. K.. 佐々木高明 7. 照葉樹林文化とは何か Indigenous biodiversity of Apatani plateau: 中央公論新社 Learning on biocultural knowledge of Apatani Hedge, S. N. (ed.). Arunachal Pradesh State Biodiversity Strategy and Action Plan. State tribe of Arunachal Pradesh for sustainable livelihoods. Indian Journal of Traditional Knowledge 9: -. Forest Research Institute, Department of Srivastava, R. C., Tanyang, B, Nyishi community, Environment & Forests, Itanagar. Kagyung, R., Gajurel, P. R., Rethy, P. and Singh, Singh, R. K. and Mukherjee, T. K.. Notes on B.. Ethnomedicinal plants used for gastrointestinal diseases by Adi tribes of Dehang- a new herb traditionally used by Nyishi tribe of Arunachal Pradesh. Indian Journal of Traditional Debang Biosphere Reserve in Arunachal Pradesh. Knowledge 8: 9.

7 ヒマラヤ学誌 No. Singh, K. S. (ed.) 99. People of India: Arunachal Pradesh Volume. Seagull Books, 7 Elwin, V. 97. A Philosophy for NEFA. Directorate of Research, Government of Calcutta. Arunachal Pradesh, Itanagar. Behera, M. D. and Kushwaha, S. P. S. 7. An 8 竹田晋也 7. アルナーチャル プラデー analysis of altitudinal behavior of tree species in Subansiri district, Eastern Himalaya. Biodiversity シュの生業景観 ヒマラヤ学誌 8: Choudhury, S. D. (ed.) 98. Arunachal Pradesh District Gazetteers Subansiri District. and Conservation : 8-8. 小坂康之 安藤和雄 8. インド北東部 における植生研究の動向と今後の課題 ヒ Government of Arunachal Pradesh, Itanagar, India. マラヤ学誌 9: -7. Summary Characteristics of ild Edible and Medicinal Plant use in Arunachal Pradesh, India Yasuyuki Kosaka, Bhaskar ikia, Tasong Mingki, Hui Tag, Tomo Riba, Kazuo Ando, Kiyohito Okumiya Research Institute for Humanity and Nature Department of Botany, Rajiv Gandhi University Department of Geography, Rajiv Gandhi University Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University According to the preceding studies on the wild edible and medicinal plants used by Adi, Apatani, Nyishi and Memba communities in Arunachal Pradesh, a total of 7 species belonging to genera and 9 families were listed. Among them, edible plants were 9 species, medicinal plants were species, and the plants both for edible and medicinal use were 79 species. The result suggested that daily consumption of wild edible plants would contribute to maintain a good health. The medicinal plants were applied to a variety of 79 types of symptom. The number of the medicinal plants for stomachache was highest, followed by the ones for wound, for dysentery and for skin disease. The number of the medicinal plants for diarrhea and dysentery was smaller in Apatani and Memba than Adi and Nyishi community, which implied that these diseases would be less common in the cool highland. The medical survey conducted in the highland of Arunachal Pradesh also showed the small number of the patients of diarrhea and dysentery. It is important to analyze the consumption of wild edible and medicinal plants and its effect for considering the good health of local residents. 7

8 インド アルナーチャル プラデーシュ州における野生食用 薬用植物利用の特徴 小坂康之ほか 付表 アルナーチャル プラデーシュ州の つの民族によって利用される野生食用 薬用植物一覧 Ꮚ Andrographis paniculata Acanthaceae ( ࢦ ) Justicia adhatoda Peristrophe roxburghiana Phlogacanthus curviflorus Phlogacanthus thyrsiformis Phlogacanthus tubiflorus Strobilanthes sp. Acorus calamus Amaranthus hybridus Amaranthus viridis Cyathula prostrata Mangifera sylvatica Pegia nitida Acanthaceae ࢦᒓ Acanthaceae ࢢ ࢯ ᒓ Acanthaceae ( ࢦ ) Acanthaceae ( ࢦ ) Acanthaceae ( ࢦ ) Acanthaceae ࢭ ᒓ, i Acoraceae ࢩ Dl, Amaranthaceae ࢤ Amaranthaceae Amaranthaceae ( ) Anacardiaceae ࢦ ᒓ Anacardiaceae ( ࢩ ) Rhus chinensis Anacardiaceae ࢩᒓ Tapirira hirsuta Miliusa globosa Anacardiaceae ( ࢩ ) Annonaceae ( ࢩ ) Ant, Cs Ant, Cg, Cl, Br Ant, Ch, Dir, Ml, i Cs, Pp, Cg Nt i,, Ha, Cs, La,, Cs, La, Centella asiatica Apiaceae ࢡࢧ Eryngium foetidum Apiaceae ࢥ Hydrocotyle javanica Hydrocotyle podantha Hydrocotyle sibthorpioides Oenanthe javanica Apiaceae ࢢࢧᒓ Hr, Apiaceae ࢢࢧᒓ Hr, Apiaceae ࢢࢧᒓ Apiaceae ࢭ Alstonia scholaris Apocynaceae ( ࢡ ) Colocasia affinis Araceae ࢧ ᒓ Colocasia esculenta Pothos chinensis Pothos scandens Rhaphidophora peepla Araceae ࢧ Araceae ࢫᒓ Araceae ࢫᒓ Bnf, Araceae ࢫᒓ Rm Brassaiopsis glomerulata Araliaceae ( ࢥࢠ ) Schefflera pauciflora Schefflera venulosa Calamus erectus Calamus floribundus Calamus rotang Metroxylon sagu allichia disticha Aristolochia saccata Araliaceae ᒓ Acmella oleracea, Ha,, Ha,, Ha, Md Md Md Hr,, i Ha, Hb, Hr,, Sd Cg, Fv, Sd, Tc Bdl Cs Bnf, Cg, Dir,, Sd, Ta, Araliaceae ᒓ Arecaceae ᒓ Arecaceae ᒓ Arecaceae ᒓ Arecaceae ࢧࢦ ࢩ Arecaceae ( ࢩ ) Aristolochiaceae ࢫࢬࢡࢧᒓ ( ࢡ ) Acmella paniculata ࢲࢭ Ageratum conyzoides ࢥ ࢨ 8 Id, Id,, Ant, Fv s, Ar, Cs, Ta Ta Ant, Cs, Ta Ant, Cg, Ta, Ta, Cj,, Cj, Dir,,,, Cj,,

9 ヒマラヤ学誌 No. As,, Artemisia indica ࢠᒓ Er, Ha, Nk, Sd As,,, Er, Er, Ha, Sd, Ha, Nk, Sd, Artemisia nilagirica Artemisia parviflora ࢠᒓ ࢠᒓ Bidens pilosa ࢥࢭ ࢲ ࢢࢧ Bidens tripartita Blumea fistulosa ࢭ ࢲ ࢢࢧᒓ ࢢ ᒓ Chromolaena odorata Cirsium interpositum Cirsium sp. Conyza bonariensis Crassocephalum crepidioides Cyanthillium cinereum Dichrocephala bicolor Dichrocephala latifolia Eclipta prostrata Emilia sonchifolia Galinsoga parviflora Gamochaeta purpurea Gerbera piloselloides ࢨ ᒓ ࢨ ᒓ ࢨ ᒓ Sn Sn ࢠࢡ,, ࢧ ࢩ ࢠ i ࢡ ࢧ ᒓ ࢡ ࢧ ᒓ ࢱ ࢧ,, ࢫ ࢥࢦ ࢠࢡ ࢫ ࢥࢢࢧᒓ ᒓ Gynura crepidioides ࢠ ᒓ Gynura cusimbua Gynura nepalensis ࢠ ᒓ ࢠ ᒓ Nb, As, Ea, Hb, Jn, Sl, Sn, Dir Cg, Ha, Sd, i Rh Cs, Dp, Ha, Sl Ant, i Dir,,, Cj, Er, Gc, Cj, Er, Sb, Mikania micrantha ࢠࢡᒓ Sonchus asper Sonchus brachyotus Sonchus oleraceus Sonchus wightianus Youngia japonica Impatiens latifolia Impatiens racemosa Impatiens scabrida Impatiens sp. Impatiens tripetala Begonia griffithiana Begonia josephii Begonia magnifolia ࢤࢩᒓ i ࢤࢩᒓ, ࢤࢩᒓ, ࢤࢩᒓ ࢱ ࢥ Balsamiaceae ࢯ ᒓ Balsamiaceae ࢯ ᒓ Balsamiaceae ࢯ ᒓ Balsamiaceae ࢯ ᒓ Balsamiaceae ࢯ ᒓ Begoniaceae ࢩ ᒓ Begoniaceae ࢩ ᒓ Begoniaceae ࢩ ᒓ Begonia obversa Begoniaceae ࢩ ᒓ Begonia palmata Begoniaceae ࢩ ᒓ Begonia roxburghii Begoniaceae ࢩ ᒓ Id, Ml, Sd Id, Ml, Sd Berberis napaulensis Berberis wallichiana Corylus avellana Stereospermum colais Cordia dichotoma Berberidaceae ࢠᒓ, Cj, Sd Berberidaceae ࢠᒓ,,, Betulaceae ࢩ ᒓ Bignoniaceae ( ࢮ ࢬ ) Sp Boraginaceae ࢩ ᒓ 9, As, Sb, Sd, Sd, i Fv, Ha La, Cl, Fv, Ml, Sd, Cg, Cl Fl, Id,,, Cl, Fv,, Cl, Fv, Ta

10 インド アルナーチャル プラデーシュ州における野生食用 薬用植物利用の特徴 小坂康之ほか Brassica napus Cardamine hirsuta Canarium strictum Lobelia zeylanica Cannabis sativa Roydsia suaveolens Stixis suaveolens Drymaria cordata Drymaria diandra Silene heterophylla Brassicaceae ᒓ Brassicaceae ࢱ ࢣ ᒓ Burseraceae ᒓ Campanulaceae ࢰ ࢡࢩᒓ Canabinaceae ࢧ Capparaceae ( ࢯ ) Capparaceae ( ࢯ ) Caryophyllaceae ࢢࢧ Caryophyllaceae ࢥ Rw,, Sd Caryophyllaceae ᒓ Cx, Ib Cx, Ib Ns Sd, Sn, l, Chenopodiaceae ࢩ ࢨ sphania ambrosioides Garcinia kydia Chenopodiaceae ࢣ ࢱࢯ Clusiaceae ࢡࢠᒓ Garcinia pedunculata Clusiaceae ࢡࢠᒓ Termilalia bellirica Termilalia chebula Termilalia citrina Pollia hasskarlii Streptolirion volubile Ipomoea uniflora Costus speciosus Combretaceae ࢱ ᒓ Combretaceae ࢱ ᒓ Combretaceae ࢱ ᒓ Cg, Commelinaceae ᒓ Er Commelinaceae ࢬ Convolvulaceae ࢧ ᒓ Costaceae ࢡࢪ ࢯ Cucurbitaceae ᒓ Hodgsonia heteroclita Cucurbitaceae ( ) Indofevillea khasiana Cucurbitaceae ( ) Momordica dioica Cucurbitaceae ࢩᒓ Cp, Cs, Id Dir,, Fl,, Cg,, Id Cs, La Cg, Cg, Bi, Ib, Sb, Jn Ant, Cg,, Th, Fv, Ha, Ml, Fv, Ha,, Fv, Ha, Solena heterophylla Cucurbitaceae ( ) Solena umbellata Trichosanthes cordata Trichosanthes tricuspidata Cyathea andersonii Cyathea gigantea Carex cruciata Carex filicina Cucurbitaceae ( ) Cucurbitaceae ࢫ ᒓ Cucurbitaceae ࢫ ᒓ Cyatheaceae ࢦᒓ Cyatheaceae ࢦᒓ Cyperaceae ࢫࢤᒓ, Cyperaceae ࢫࢤᒓ Ml, Sd Ml, Sd, Dir,, s Dr,, Id, Dillenia indica Dilleniaceae ᒓ Dioscorea belophylla Dioscoreaceae ᒓ Dioscorea bulbifera Dioscorea esculenta Dioscorea glabra Dioscorea hamiltonii Dioscorea pubera Elaeagnus infundibularis Elaeagnus latifolia Elaeagnus pyriformis Balakata baccata Baliospermum calycinum Baliospermum montanum Dioscoreaceae ࢩ Dioscoreaceae ࢤ Dioscoreaceae ᒓ Dioscoreaceae ᒓ Dioscoreaceae ᒓ Elaeagnaceae ࢢ ᒓ Elaeagnaceae ࢢ ᒓ Elaeagnaceae ࢢ ᒓ ( ࢲ ࢢࢧ ) ( ࢲ ࢢࢧ ) ( ࢲ ࢢࢧ ) Rm Chenopodium album Gynostemma pentaphyllum Ip, Pl,,,,, Fv, Ha, Ml Bs,, Bs,, f, Cs

11 ヒマラヤ学誌 No. Croton laevigatus ࢬᒓ Glochidion multiloculare ࢥ ᒓ Macaranga denticulata Mallotus paniculatus Phyllanthus emblica Ricinus communis Abrus precatorius Atylosia goensis Bauhinia variegata Bauhinia wallichii Entada gigas Entada rheedii Mastersia assamica Mucuna pruriens Pueraria peduncularis Pueraria stricta Castanopsis indica Castanopsis tribuloides Casearia vareca ࢠᒓ ࢩ ᒓ ࢡ ࢬ ᒓ ( ) ࢬ ᒓ ࢬ ᒓ ࢲ ᒓ ࢲ ᒓ ( ) ࢬ ᒓ ࢡࢬᒓ ࢡࢬᒓ Fagaceae ࢩ ᒓ Fagaceae ࢩ ᒓ Flacourtiaceae ( ࢠ ), Ar, Id, Ccg Cl, Ea, Fv, Bnf Ar, Rm Bnf Cg, Id, Gt Ant, Ea Cp, Gr, Sd, ( ࢠ ) Boea multiflora Rhynchotechum calycinum Aesculus assamica Hydrangea aspera ssp. robusta Molineria capitulata Molineria prainiana Ajuga macrosperma Anisomeles indica Elsholtzia blanda Hyptis suaveolens Plectranthus japonicus Cinnamomum zeylanicum Litsea citrata Gesneriaceae ( ࢱ ࢥ ) Gesneriaceae ࢯ ᒓ Hippocastanaceae ᒓ Cs Hydrangeaceae ࢪࢧ ᒓ Hypoxidaceae ࢨࢧ, Hypoxidaceae ࢨࢧ Dp Lamiaceae ࢯ ᒓ Lamiaceae (ࢩࢯ ) ࢠ ࢱࢥ ࢪ ᒓ Lamiaceae (ࢩࢯ ) Lauraceae ࢣ ᒓ, V Lauraceae ᒓ Lauraceae ᒓ Deb Cg, Cl, Sd, Ant, Bnf, Cg, Cl,, Fv, Ha,, Sl ᒓ Allium hookeri Lauraceae ᒓ Leeaceae ( ) Leeaceae ( ) Liliaceae ࢠᒓ, Cg, Cl,, Ant,, Fv, Ha,, Fv, Ha,, Sl Liliaceae ( ) Chlorophytum arundinaceum Lagerstroemia macrocarpa Magnolia champaca Liliaceae ( ) Lythraceae ࢧ ࢫ ᒓ Magnoliacae ࢡ ᒓ, Bnf, Sd Ib, Sb Cg, Cl, Sd,, Dir,, Fv, Ml,, Tn Ant, Ap, Campylandra aurantiaca, ࢡࢧ ᒓ Lamiaceae Lauraceae Te Lamiaceae Lauraceae Bnf Er Flacourtiaceae Litsea doshia Litsea foliosa Litsea salicifolia Leea compactiflora Leea indica Ar, Gynocardia odorata Litsea cubeba, Id La, Ld

12 インド アルナーチャル プラデーシュ州における野生食用 薬用植物利用の特徴 小坂康之ほか Magnolia hodgsonii Magnolia lanuginosa Magnolia oblonga Sida acuta Urena lobata Phrynium pubinerve Magnoliacae ࢡ ᒓ Magnoliacae ࢡ ᒓ Magnoliacae ࢡ ᒓ Malvaceae ࢯ ࢦࢪ Malvaceae Maranthaceae (ࢡࢬ ࢥ ) Melastoma malabathricum Melastomataceae ࢱ ᒓ Melastoma sp. Osbeckia chinensis Osbeckia nepalensis Osbeckia nutans Osbeckia stellata Oxyspora paniculata Sonerila maculata Azadirachta indica Melia azedarach Limacia oblonga Melastomataceae ࢱ ᒓ Melastomataceae ࢱ ᒓ Melastomataceae ࢱ ᒓ Melastomataceae ࢱ ᒓ Melastomataceae ࢱ ᒓ Melastomataceae ( ࢱ ) Melastomataceae ( ࢱ ) Meliaceae ࢭ ࢲ Meliaceae ࢱ ࢭ ࢲ Menispermaceae ( ࢪ ) Parabaena sagittata Menispermaceae ( ࢪ ) Stephania glandulifera Menispermaceae ࢫ ࢬ ᒓ La, Ld, Hp Cp, Mt,, Ta,, Sd, Ta,,, Sd Bs, Sd Bs, Sd Cp, Sd, Th,, Deb,, Fv, Hr, Hd, Ld, Ml, Ml,, Sd,, Cg, Tinospora cordifolia Menispermaceae ( ࢪ ) Deb, Dir, Ap,,, Fv, Hd,, Fv, Ld, Ur Artocarpus heterophyllus Ficus auriculata Ficus cordata Ficus cunia Ficus elastica Ficus hirta Ficus hispida Ficus racemosa Ficus religiosa Ficus squamosa Morus australis Morus laevigata Morus macroura Ensete glaucum Musa acuminata Musa balbisiana Musa paradisiaca Musa velutina Myrica esculenta Maesa indica Maesa macrophylla Maesa montana Psidium guajava Coelogyne pundulata Otochilus porrecta Oxalis corniculata ࢲ ࢪ ࢢ ࢡ ᒓ a ࢡ ᒓ Musaceae ࢭ ᒓ Musaceae ࢩ ᒓ Musaceae ࢩ ᒓ Musaceae ࢩ ᒓ Musaceae ࢩ ᒓ Myricaceae ᒓ, Sd Myrsinaceae ࢬࢭ ᒓ Myrsinaceae ࢬࢭ ᒓ Myrsinaceae ࢬࢭ ᒓ Myrtaceae 䜾䜰䝞 Orchidaceae ( ) Orchidaceae ( ) Oxalidaceae ࢱ ᒓ Ul Pp Ant, Ant,, Dir, Sd, Sd, Sd Fv, Ml Cs, Dir,,, Bi Bi Ir, Ha, La, Er,

13 ヒマラヤ学誌 No. Oxalis debilis Oxalidaceae ࢱ ᒓ Oxalis griffithii Oxalidaceae ࢱ ᒓ Pinus roxburghii Pinus wallichiana Piper brachystachyum Piper griffithii Piper longum Piper mullesua Piper nepalense Piper pedicellosum Piper sylvaticum Piper thomsonii Piper trioicum Plantago erosa Plantago major Bambusa tulda Cephallostachium capitatum Chimonobambusa sp. Coix lacryma-jobi Cynodon dactylon Dendrocalamus hamiltonii Dendrocalamus strictus Erianthus rufipilus Phyllostachys bambusoides Pinaceae ᒓ Pinaceae ࢦ Sd Cg Rm Plantaginaceae ࢥᒓ Plantaginaceae ࢥᒓ ࢡᒓ ( ) ࢡᒓ ࢪ ࢬࢲ ࢠ ࢠࢩ ( ) ( ) Ar, Ast, Tn ( ) ࢲࢣ Schizostachyum capitatum ( ) Persicaria chinensis Polygonum chinense Polygonum hydropiper Polygonum molle Polygonum nepalense Polygonum perfoliatum Polygonum runcinatum Polygonum virginianum Rumex nepalensis Portulaca oleracea Aconitum ferox Aconitum heterophyllum (ࢱ ) ࢠᒓ ࢠᒓ ࢠᒓ ࢠᒓ ࢠᒓ ࢠᒓ ࢠᒓ ࢫ ᒓ Portulacaceae ࢫ, Rananculaceae ᒓ Rh, Sb Rananculaceae ᒓ, La Ccg, Cg, Dbt, La, Ld Sp Cg, Cs, Id Rananculaceae ᒓ, Ha, Me, Ant Ant, Dir,,, Sd Sb, Ha, Ml,, Tn Cg, Cl, Fv, Ha,, Fv, Ha,, Deb,, Tn Tn Fv, Ha, Ml,, Berchemia floribunda Agrimonia pilosa Duchesnea indica Photinia integrifolia Prunus cerasoides Rhamnaceae ࢡ ࢠᒓ ࢬ ᒓ ࢦᒓ ᒓ ࢧࢡ ᒓ Prunus persica ࢧࢡ ᒓ Prunus rufa Pyrus pashia ࢧࢡ ᒓ ࢩᒓ, Cs, Id Tt Dir,, Fv, Coptis teeta Sd, Er, Ib,

14 インド アルナーチャル プラデーシュ州における野生食用 薬用植物利用の特徴 小坂康之ほか Rubus alceifolius Rubus assamensis Rubus ellipticus Rubus insignis Rubus niveus Rubus paniculatus Rubus rosifolius Rubus rugosus Carlemannia griffithii Hedyotis scandens Ixora acuminata Mitracarpus hirtus Morinda citrifolia Mussaenda frondosa Mussaenda roxburghii Mycetia longifolia Ophiorrhiza fasciculata Ophiorrhiza sp. ࢦᒓ ࢦᒓ ࢦᒓ ࢦᒓ ࢦᒓ ࢦᒓ ࢦᒓ ࢦᒓ ( ) ࢱ ࢢ ᒓ ࢧ ࢱ ᒓ Fv, Ha ( ) ᒓ, Cg ࢥ ᒓ ࢥ ᒓ ( ) ࢧ ᒓ ࢧ ᒓ, Cg Cg Gl, Cj, Ta l,, Cp, Dir,, Fv,, Al, Dir, Paederia foetida ࢡࢯ ࢬ Psychotria denticulata Rubia manjith Spiradiclis bifida Citrus aurantium Citrus medica Murraya exotica Skimmia anquetilia Toddalia asiatica Zanthoxylum acanthopodium ࢪᒓ ᒓ Cg, Cl, Ha Cg, Cl, Ha Cg, Cl, Ha ( ) ᒓ ᒓ ࢤ ᒓ ( ) ࢧ ࢣ ᒓ ࢧ ࢩ ᒓ,, Zanthoxylum armatum ࢧ ࢩ ᒓ Zanthoxylum hamiltonianum Zanthoxylum oxyphyllum Zanthoxylum rhetsa urauia armata urauia punduana urauia roxburghii ࢧ ࢩ ᒓ ࢧ ࢩ ᒓ ࢧ ࢩ ᒓ urauiaceae ࢱ ࢧࢦࢩ ࢱ ᒓ, urauiaceae ࢱ ࢧࢦࢩ ࢱ ᒓ urauiaceae ࢱ ࢧࢦࢩ ࢱ ᒓ Hb, Id,,, Dir,, Sd Sl,, Fl Cg, Cl, Fv, La, Ta,, Cl, Cs,, l, l, l Dir,, Id,,, Hd,,, Jn, Houttuynia cordata ururaceae ࢡࢲ Scoparia dulcis Stauranthera grandifolia Torenia asiatica Torenia diffusa Physalis angulata Physalis minima Solanum aculeatissimum Solanum myriacanthum Scrophulariaceae ࢩ ࢯ Scrophulariaceae (ࢦ ࢢࢧ ), Rh Scrophulariaceae ࢡࢧᒓ Cs, La, Scrophulariaceae ࢡࢧᒓ, Fv, Ha ࢭ ࢬ ࢬ ᒓ ࢫᒓ ࢫᒓ Solanum nigrum ࢬ Solanum sp. Solanum spirale ࢫᒓ ࢫᒓ Jn, Sl, Sn Jn, La, Sl Dbt, Jn La, Sl, Dbt, Jn, Ta Ta, Id, Ld, Cs, Id, Ld Ml, Ta, Cs, Ld,,

15 ヒマラヤ学誌 No. Solanum torvum ࢫᒓ, Dir, Ta Cg Solanum viarum ࢫᒓ, Dir, Ta Solanum violaceum ࢫᒓ Stemona tuberosa Stemonaceae ( ࢡ ) Abroma augustum Pterospermum acerifolium Sterculia hamiltonii Sterculia villosa Sterculiaceae ( ࢠ ) Sterculiaceae ( ࢠ ) Sterculiaceae ( ࢠ ) Sterculiaceae ( ࢠ ), Hb, Id,, Sd, Ta Ant, Ant,, Sd, Ta Bnf, Dir, Rh,, V, La, V Dir,,, Dir,,, Sd, (ࢱࢩ ) Thunbergia coccinea Boehmeria glomerulifera Boehmeria macrophylla Debregeasia longifolia Thunbergiaceae ( ࢠ ), ࢩᒓ ࢩᒓ ࢠ ࢦᒓ Dendrocnide sinuata ( ࢡࢧ ), Ur Elatostema dissectum Elatostema sessile Elatostema sp. Girardinia zeylanica Pilea bracteosa ࢯ ᒓ ࢯ ᒓ ࢯ ᒓ ( ࢡࢧ ) ࢬᒓ ᒓ ࢡࢧᒓ ( ࢡࢧ ) Bi, Sd, Verbenaceae ࢧ ࢩ ᒓ Sb, Sd, Ta Verbenaceae ࢧ ࢩ ᒓ Clerodendrum colebrookianum Verbenaceae ࢡࢧࢠᒓ Clerodendrum japonicum Clerodendrum kaempferi Clerodendrum serratum Vitex negundo Viola betonicifolia Cissus quadrangularis Vitis repens Alpinia malaccensis Amomum aromaticum Verbenaceae ࢠ Verbenaceae ࢡࢧࢠᒓ Verbenaceae ࢡࢧࢠᒓ Verbenaceae ࢦ ᒓ Violaceae ࢫ ᒓ Vitaceae ( ) Vitaceae ᒓ ᒓ (ࢩ ) ࢥ ᒓ (ࢩ ) (ࢩ ) (ࢩ ) (ࢩ ) (ࢩ ) (ࢩ ), Bi, Cp, Pouzolzia hirta Urtica hirta Villebrunea frutescens Callicarpa arborea Callicarpa macrophylla Curcuma caesia Elettaria cardamomum Globba multiflora Hedychium dekianum Hedychium gardnerianum Hedychium gracile Rhynchanthus longiflorus Ml, Sd, ᒓ (ࢩ ), Fv, V V Pouzolzia bennettiana Amomum subulatum Taccaceae, Ta, Ant, Tacca integrifolia Cs, Id,, Li Sb, Sd, Ta, Fv, Hb,, Cg, Id, Ld Dir, Hb,, Hb Id Ea, Me, V, Cs, Pr, Sd, Tn, Dir, As, Cg, Rm

16 インド アルナーチャル プラデーシュ州における野生食用 薬用植物利用の特徴 小坂康之ほか ࢩࢲ Blechnum orientale Dryopteris sparsa Dicranopteris linearis Odontosoria chinensis Blechnaceae (ࢩࢩ ࢩ ) Dryopteridaceae ( ࢩࢲ ) Gleicheniaceae ࢥࢩࢲ Lindsaeaceae ( ࢢ ࢩࢲ ) Angiopteris evecta Marattiaceae ( ࢱ ) Coniogramme falcata Coniogramme fraxinea Pteridium aquilinum Selaginella biformis Selaginella wallichii Cyclosorus parasiticus Pteridaceae ( ࢯ ) Pteridaceae ( ࢯ ) Bi Pteridaceae Selaginellaceae ( ) i f, Dir,, Dir, s Selaginellaceae ( ) Thelypteridaceae ( ࢩࢲ ) Gu, Rh Metathelypteris gracilescens Thelypteridaceae ( ࢩࢲ ) Pronephrium lakhimpurense Pronephrium nudatum Pseudocyclosorus tylodes Thelypteris glanduligera Trigonospora ciliata Athyrium lanceum Diplazium esculentum Thelypteridaceae ( ࢩࢲ ) Thelypteridaceae ( ࢩࢲ ) Thelypteridaceae ( ࢩࢲ ) l Thelypteridaceae ( ࢩࢲ ) l, Thelypteridaceae ( ࢩࢲ ) oodsiaceae ( ࢲ ) oodsiaceae ࢡ ࢩࢲ, Sp l,, l,, Sd, Sd, Rm l, Cs