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1 建設業における電子署名契約の活用事例 運営企業株式会社コンストラクション イーシー ドットコム様 建築本部建築部調達担当 山本広行

2 目次 会社概要 しくみの概要 利用状況 何故 利用しているのか? 今後の課題

3 会社概要 創業 :1873 年 ( 明治 6 年 )10 月 設立 :1917 年 ( 大正 6 年 )12 月 28 日 資本金 :1,124 億円 従業員数 :8,086 名 事業内容 : 国内外建設工事 各種開発 その他建設に関する事業及び これらに関するエンシ ニアリンク マネシ メント コンサルティンク 業務 不動産事業他 事業所 : 本社 支店 ( 東京 関西 名古屋 九州 札幌 東北 中国 横浜 北信越 四国 千葉 関東 神戸 京都 国際 ) 技術センター :1ヵ所( 横浜 ) 国内営業所等 :55ヵ所 海外拠点 :13 ヵ所 (2011 年 03 月 31 日現在 )

4 電子化に向けた法制度の整備 工事請負に関する契約 1. 発注者 元請 2. 元請 専門工事業者 建設業法 19 条 ( 請負契約 ) 第 19 条第 1 項建設工事の請負契約の当事者は 前条の趣旨に従つて 契約の締結に際して次に掲げる事項を書面に記載し 署名又は記名押印をして相互に交付しなければならない 一二三 工事内容請負代金の額工事着手の時期及び工事完成の時期 第 3 項建設工事の請負契約の当事者は 前二項の規定による措置に代えて 当該契約の相手方の承諾を得て 電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法であつて 当該各項の規定による措置に準ずるものとして国土交通省令で定めるものを講ずることができる

5 目次 会社概要 しくみの概要 利用状況 何故 利用しているのか? 今後の課題

6 電子契約サービス (CECTRUST ) 何故 CECTRUST なのか? 主な機能 [ 署名検証 ] 契約書に付けられた電子署名の有効性を検証出来る [ セキュアな配送 ] 契約書の送受信は 安全な通信で行える 送信すると相手方にメールで知らせる [ 原本保管 検索 ] 契約書を長期間安全に保管し 何時でも検索 閲覧出来る [ 原本性証明 ] 保管する際にタイムスタンプを付け 後でその契約書が改ざんされていないことを証明出来る

7 電子的な印鑑 ( 電子証明書 :CECSIGN ) 何故 CECSIGN なのか? 原本性の確保について ( 国交省 : 建設業法施行規則第 13 条の 2 第 2 項に規定する 技術的基準 に係るカ イト ライン ) (2) 電子的な証明書の添付 信頼される第三者機関が発行する電子的な証明書を添付して相手方に送信 コンストラクション イーシー ドットコム社は 主務官庁より 特定認証局 認定 より詳細な個人証明 氏名に加え 企業活動に必要な職務 ( 企業名 部署 役職 ) を証明 電子証明書 (CECSIGN ) は イートークン (etoken) へ格納 パソコンにイートークン (etoken) を接続

8 電子契約に関する取引先企業との事前合意 取引先企業 大成建設 申込 ( 意思表示 ) 企業名称代表者名合意書受理先住所合意書受理担当者名連絡先電話番号等 電磁的措置に関する合意書への押印 電磁的措置利用規約の確認 電磁的措置に関する合意書 (1 部 ) 印鑑証明書の送付 送付 送付 電磁的措置に関する合意書 (2 部 ) 書類確認 社長印押印 電磁的措置に関する合意書の送付 受理 照合 保管

9 電子署名契約の登録

10 注文請書契約方法選択 ( 取引企業 : 専門工事業者 )

11 電子署名契約の流れ パソコン 指定フォルダ パソコン 指定フォルダ 大成建設 指定フォルダ 1 注文書に署名 サーバ サーバ 一括 2 自動チェック 証明書有効性チェック 3 一括受領 テキスト比較 署名の個数チェック 支店 土木 建築毎に 契約責任者が電子証明書を取得し 電子署名を行っています インターネット 2 署名付き注文書送信 一括 1 署名付き注文請書受信 4 受領確認情報送信 一括 CEC.COM 特定認証事業者 CECTRUST 注文書登録 注文書 注文請書登録 注文請書 契約成立 インターネット 1 署名付き注文書をダウンロード 6 署名付き注文請書をアップロード 各取引企業メール通知 取引先企業 ( 専門工事業者 ) 2 注文書のパソコン内への取込み 3 注文書内容確認 4 注文請書に署名 注文書受信通知 Adobe Acrobat で署名 パソコン 5 注文請書の送信準備 契約成立情報確認

12 保存データ検索 見読性 原本性 検索条件入力

13 保存データ検索 見読性 原本性 該当請書詳細内容表示 ( 承認履歴表示 )

14 保存データ検索 見読性 原本性 電子署名された注文請書 署名イメージ 発注者 受注者署名者情報

15 保存データ検索 見読性 原本性 原本性検証

16 目次 会社概要 しくみの概要 利用状況 何故 利用しているのか? 今後の課題

17 しくみ全体像 設計者事務所 発注者 専門工事業者 グリーンサイト安全提出書類 建設サイトシリーズポータルサイト SUPER-TRIO CEC TRUST 情報共有サービス作業所 Net 総合調達 CEC.COM 大成建設社内ポータルサイト 本社 支店 全国各作業所 建設サイト グリーンサイト は 三菱商事株式会社様の登録商標です 本資料の中のロゴ等の三菱商事株式会社の著作物については 三菱商事株式会社の許諾を得て掲載しております

18 電子調達 購買システム参画企業数推移 14,000 12,000 ユーザ数 参画企業数 電子契約企業数 11,357 12,705 10,000 9,626 10,099 8,000 8,606 6,000 4,000 2, ,442 5,153 5,265 5,007 4,650 5,001 4,200 4,530 5,717 3,100 3,620 3,213 2,900 1,520 2,550 2,300 1,175 1,246 1,268 1,182 1, 年 1999 年 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 1,244

19 総合調達 (SUPER-TRIO) 利用状況請書契約 100.0% 90.0% 80.0% 電子署名契約件数システム利用率電子署名契約率 74.5% 82.8% 86.6% 88.3% 89.3% 90.6% 25,000 20, % 67.9% 60.0% 50.0% 43.7% 48.0% 49.4% 50.0% 52.1% 15, % 34.9% 36.6% 10, % 28.5% 20.0% 5, % 11.1% 0.0% 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 0

20 目次 会社概要 しくみの概要 利用状況 何故 利用しているのか? 今後の課題

21 電子調達 購買システムの遷移 1998 年 大成 初めての電子調達 たいせい G-net.Information 受注者 2003 年 大成 2006 年 大成 グループ会社 総合調達システム 総合調達システム SUPER-TRIO 含電子署名契約 含電子署名契約 TRIOPLAZA SUPER-TRIO 2002 年電子署名契約導入 CECTRUST 受注者 受注者

22 電子署名契約の展開 < 背景 > 見積徴集 契約 帳票 郵送 出来高 請求 ( 電子 ) ( 電子 ) ( 印刷 押印 ) 持参 ( 電子 ) 電 署名契約 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 法整備 5 月 電子署名法成立 3 月 2 月 ガイドライン発行 ガイドライン解説 4 月 建設業法 19 条改正 システム展開 2 月社内プロジェクト発足 7 月 技術調査 検討 4 月電子契約開始 3 月 インフラ整備 コンストラクション イーシー ト ットコム社 CECSIGN/CECTRUST サービス開始

23 利用し易い画面 社内システム API CECTRUST 大成建設 CEC.COM 提供された API(Application Program Interface) を組み込むことで 弊社利用者は CECTRUST を意識すること無く 利用が可能 ( 違和感の無い連携が可能 ) 画面や操作が 他画面と同じ構成で作成することが出来る 便利機能 ( 複数契約書に一括電子署名 一括送受信 案件 ( 工事 ) データ自動登録等 ) を組み込むことが可能となる

24 電子署名契約を行う効果 大成建設のメリット 1. 書面提出管理業務からの解放 2. 注文書製本 押印業務からの解放 3. 税務 監査説明の省力化 4. 契約 付属書類の保管スペース排除 5.BCP 対策 ( セキュアな保管 ) 6. コンプライアンス ( 見える化 )

25 電子署名契約を行う効果 専門工事業者のメリット 1. 人件費の削減 - 印刷 製本 押印 発送 2. 通信 交通費の削減 3. 印紙代削減 4. 時間拘束 ( 提出締切に合わせた行動 ) からの解放 5. 契約 付属書類の保管スペース排除 6.BCP 対策 ( セキュアな保管 ASPによるメリット ) 7. コンプライアンス ( 見える化 )

26 目次 会社概要 しくみの概要 利用状況 何故 利用しているのか? 今後の課題

27 今後の課題 1. 電子署名契約への認識向上 経費 人件費削減等のメリット大 2. 電子証明書発行 取得 更新時間の短縮 費用の見直し 3. 他文書の電子化 ( 費用対効果 ) 請求書の電子保存化 国税当局と調整中

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