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しおりいせき
4 years ago
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1 ー 1 ー

2 LTC( ルージングトリックカウント ) 1) ルーザの定義 1 各スーツの上から 3 枚のみをルーザと数える 2 従ってある人のルーザは最大 =12 ルーザとなる 3 よってパートナーと二人の最大ルーザは自分 12 ルーザ ( ゼロ点 )+ パートナー 12 ルーザ=24 ルーザ 4 従って (24 ルーザ ) ( 各々のルーザ )= 期待されるトリック数 2) ルーザ数の例スーツルーザ数スーツルーザ数スーツルーザ数 AKQ 0 J AK4 1 Q9 2 J109 3 A109 2 QJ 2 K76 2 A62 2 KQ 1 KJ6 2 KQ9 1 KJ 1 A86 2 AQ6 1 AK 0 AJ6 2 AKJ 1 AQ 0.5 QJ6* 2 A8 1 Q106* 2 A 0 Q96* 2.5 K 1 Q 1 ボイド 0 *Qxx の場合 Qの次に J 又は 10 があれば 2 ルーザ 9 以下のカードがある場合は 2.5 ルーザと数えるー 2 ー

3 3) ルーザカウントの例ー 3 ー

4 4) オープナーの点数とルーザ数の目安オープン点数ルーザ数ウイークツー 6~10hcp 8 ルーザウイークスリー 6~10hcp 7~8 ルーザ 1 レベルオープン 12hcp~ 7 ルーザ以下希に 8 9 ルーザもある要注意! 1NTオープン 15~17hcp 6 ルーザ 1-1 2NT 18~19hcp 5 ルーザ 2NTオープン 20~21hcp 4 ルーザ 2 オープン 22~ 4 ルーザ以下 5) パートナーのルーザ数を数えるパートナーのルーザ数は下記を基本とするパートナーの点数強さの説明ルーザー期待値 6~9 1 2 のようなハンド 9 ルーザ 10~12 リミットレイズのような強さ 8 ルーザ 13~15 オープンできる強さ 6~7 ルーザ 16~18 1NTでオープン出来るような強さ 5~6 ルーザ 19~21 2NTオープン出来るような強さ 4 ~5 ルーザ 22 以上 2 でオープン出来るような強さ 0~4 ルーザー 4 ー

5 6) LTC の調整 6-1 アナーカードとの組合せ 3 バリュー =1 トリックと計算つまり 1 ルーザを減ずる 1 AJ10 もしパートナーがこのスーツかが短いと分かって AJx or KJx AKJ AQJ AQ10 AKJ10 AQJ10 Qx Qx AKx Qx AJx Qx Kxx Qx xxx いる場合は 2 個のルーザと数える逆にこのスーツに長さがあれば 1 バリューと数えるつまり約 1.7 ルーザと数えることが出来る 2 ルーザと数えるただしギリギリの決断を下す場合は 1 バリューと数えてもよいこれらのハンドはすべて 1 ルーザであるが x でなくアナーがあればあるほど強くなるよって 2 枚のアナーの下にある J or 10 は 1 バリューと考えてもよいこのカードは 2 ルーザと数えるしかし xx よりはよいハンドであるぎりぎりの決断をする場合は 1 バリューとしてカウントしてもよいもし AKx と向き合っていれば Q は 1 トリックとなる又 AJx と向き合っていれば 50% の確率で Q は 1 トリックになる Kxx と向き合っていれば確実に 1 トリックとなる xxx と向き合っている場合は全く役に立たない 5 J10x 長いスーツに向き合っている場合のみ 1 バリューとしてカウント出来るー 5 ー

6 6-2 切り札の品質について 4-4 枚フィット通常のLTCを使用する 5-4 枚フィットこの場合も通常のLTCを使用する 6-3 枚フィット但し一方のハンドがのような完全バランスの場合はカバーカード方式を使用した方がよい 5-3 枚フィット 3 枚切り札の方のハンドにボイドorシングルトンがないときは 1 枚のルーザを加算する 6-2 枚フィットカバーカード方式を使用すべきウイークツーオープンなどに応用出来る 7-2 枚フィットカバーカード方式を使用すべき 8-1 枚フィット切り札 2 枚とサイドスーツにボイドorシングルトンを持っている場合は 0.5 カバーカードとしてカウントすべき 5-5 枚フィットこのようなスーパーフィットは 1 ルーザを引くことが出来る 6-4 枚フィット同様に 1 ルーザを引くことが出来る但し 4 枚切り札の方がのような完全バランスのハンドでラフィングバリューが全くない場合はカバーカード方式を使用した方がよいー 6 ー

7 6-3 コントロールカウント ( コン or CCと略す ) AやKが多くあるハンドは点数が示すより強くなる A=2 点 K=1 点としてコントロールを計算するハンドのCCの合計を計算するすべてのコントロール合計 (A4 枚 K4 枚 )=8+4=12 1CC=40hcp/12=10/3=3.33hcp 1 コンは 3.33hcp ( そのハンドのCCの計 ) (10/3) ( そのハンドの hcp)= 下記 1 0~+1 調整なし 2 +2~ ルーザを引く 3 +6~+8 1 ルーザを引く 4 +9~ 1.5 ルーザを引く 5 0.1~ ルーザを加える 6 6~ 1.0 ルーザを加える例 ) 12hcp KQ954 K2 862 A97 4CC hcp= =1.3 よって調整はなし 12hcp A10743 A642 A9 74 6CC hcp=20 12=6 よって 7 ルーザから 1 ルーザを引くことが出来るのでこのハンドは 6 ルーザとなる大まかな目安 6CC(A3 枚 )or(a2 枚 K2 枚 ) 4CC(A2 枚 )or(a1 枚 K2 枚 ) 1 ルーザ引ける無調整ー 7 ー

8 7) カバーカードの概念 (L=ルーザ cv=カバーカード T=トリック数 ) カバーカードとはパートナーのルーザをカバーするようなカードを言うそれによりパートナーのルーザが少なくなる例えばパートナーが 7 ルーザあったとしたとき自分が 4 個のカバーカードを持っていたらパートナーは 3 ルーザとなる 13T (7L 4cv)=10Tなので 4 メイクすることになる何がカバーカードになるのか? 1 パートナーの分かっている長いスーツの A K Q はカバーカードとなる 2 その他のスーツのAは常にカバーカード 3 その他のスーツのKはひょっとするとパートナーのルーザをカバーするかもしれない 4 しかしその他のスーツのQや J はほとんどカバーカードにはならない 5 AKは 2 カバーカード KQは 1 カバーカードと考えてもよい 6 切り札が 6-2 フィット 7-1 フィット 8-1 フィット等々の場合はカバーカードを使用するのが妥当 7 よってできるだけサイドスーツをビッドするのはカバーカードの手法に取っては有効である 8 例として 1 2 にレイズした場合パートナーは 2 枚のカバーカードを持っていると見積もり出来るもしオープナーが 5 枚のルーザを持っていれば 5-2=3 で 13 3=10 で 10 トリック即ち 4 メイクすることになる裏返せば 2 のパートナーは 9 ルーザオープナーが 5 ルーザならば 9+5=14 でゲームビッドになるのと同じであるー 8 ー

9 8) 競合いの LTC 1) オーバーコール 1 1 = 通常 6~8 ルーザ 1 の代のオーバーコールは 8~15hcp まで 16hcp 以上はまず X から入る 2 =9 ルーザもし (E) が 10 ルーザならばパスしなさい 2 2 = キュービッドにサポートあり 3 4 or サポートなければオープン点 (E) は 8 ルーザ以下 3 = ジャンプキュービッド 4 枚サポート保証 8 ルーザ以下 2 =6~7 ルーザ (E)=9 ルーザならばパス 5 2 =7~8 ルーザキュービッド 3 枚サポートある or オープン点 =6~8 ルーザ 2 =9 ルーザ (E) は 10 ルーザ以上ならばパス 2 =8 ルーザ低いランクのキュービッド低いランクはサポートありで 8 ルーザ 2 =7 ルーザ高いランクのキュービッドー 9 ー

10 9 2 =6~7 ルーザ (E) は 9 ルーザならばパス 10 3 =8 ルーザもし (E) が X したら 10hcp~マイナー 5 枚 -5 枚を示す 11の 3 は 9 ルーザでの競合いビッドか 8 ルーザの 3 の区別がつかない 11 3 =7 ルーザキュービッド =6 ルーザ以下最低 5 枚 ~ (E) は 8 ルーザならば 4 を 4 =8 ルーザ 4 =5 ルーザ 6 枚以上 15 4 =5 ルーザ 6 枚以上 2) テイクアウトダブル 16 X=7 ルーザ以下 1 =9 ルーザ以上を示す 8 ルーザならばジャンプする 7 ルーザ以下ならばキュービッドする 17 1 =9 ルーザ以上 (9~12 ルーザ ) 2 =5 ルーザ (E) は 9 ルーザならば 4 へゲームビッドー 10 ー

11 18 3 =4 ルーザ ( ジャンプ ) (E) は 10 ルーザ以下ならば 4 へ 11 ルーザでも (E) に 1 カバーカードがあれば 4 へゲームビッドする 19 1 =9 ルーザ以上よって (W) は 6 7 ルーザならばパス 20 X からのニュースーツは 5 ルーザよって 1 =5 ルーザ 5 枚 ~ 21 2 =4 ルーザ ( ニュースーツをジャンプ ) は 5 枚以上 22 Xからのキュービッドは 18hcp 以上でストッパーアスキングとする 3) プリエンプティブに対するビッド /3 /3 =6 ルーザ =5 ルーザジャンプオーバーコール強い 5 ルーザを示すさらにXからニュースーツをビッドするのはもっと強い 4 ルーザハンドを示す 25 2 X X=6 ルーザor14hcp~ 26 2 X p? Xは 6 ルーザなのでバーカードが 3 枚あれば 4 をビッドカバーカードが 2 枚以下ならば 2NTをビッド ( レーベンソール ) するー 11 ー

12 /4 /4 =5 ルーザ 5 枚 ~ 但し 4 の代は *Self Sufficientなハンドであること *Self Sufficient =その枚数 + アナーの枚数 =10 以上例 :AKQ9854=7 枚 +3 枚 =10 28 X=3~4 ルーザ 11より強いハンドはXから入るもし (W) が 3 ルーザならば (E) のビッドのあとに 4 をビッド 29 (E)=4 ならば (W) はパス 30 (E) の 5 =カバーカード 2 枚あり P? (W)=4 ルーザならば 5 をパス (W)=3 ルーザならば 6 をビッド 31 3 =6 ルーザ ( 参考 )2 のパートナーのビッド 32 2 p? 2 =7~8 ルーザ 3 カバーカード以下パス 4 カバーカードの時は 2NT で訊いて 3 or3 の時だけ 4 にゲームビッド 5~6 カバーカード 4 のゲームビッド 7 カバーカードスモールスラムビッド 8 カバーカードグランドスラムビッドー 12 ー

13 33 3 p? 4 p? 5 p? 3 =6~7 ルーザ ( バル 6 ルーザ ) 4 =5 ルーザ ( バルノンバル ) 5 =4~5 ルーザ ( バル 4 ルーザ ) ( 参考 ) 34 4NT= 強いマイナー 5 枚 -5 枚 35 4NT= 強いマイナー 5 枚 -5 枚 36 4NT= 強いマイナー 5 枚 -5 枚 37 1NT=6 ルーザ (18~19hcp) 38 2NT=5 ルーザ (20~23hcp) 39 3NT=4 ルーザ (24hcp~) X からのゲームビッド ( 例 ) ( 横浜 ) (S) は 3 ルーザ Xから入る (E)(W) はとをビッドしているので (N) にはは 2 枚 ~3 枚は期待できるよって 3 ルーザなので 4 へー 13 ー

14 9) LTC のサンプルハンド (L= ルーザ CC= コントロールカウント ) 1 12hcp 7hcp (W)=7L (E)=7L 24 (7+7)=10 よって 4 のビッド 2 12hcp 10hcp (W)=5L (E)=8L 10 枚のスーパーフィ (W)=4CC 4 10/3 12 =1.33 調整なし (E)=4CC 左と同様に調整なし 3 12hcp 17hcp ットは (W) に分かるので 1L 引けるよって (W) は 4L (W)=6CC 6 10/3 12=6 1L 減ずる (E)=5CC 5 10/3 17= L 加算 4.5L (W)=7L (E)=4L 24 (7+4)=13 よつて 13 トリックの可能性ありー 14 ー

4 18hcp 7hcp (W)=5L (E)=7L (E) は 7L てであるが (W)=5CC (E)=3CC 5 10/3 18= 1.3 0.

15 4 18hcp 7hcp (W)=5L (E)=7L (E) は 7L てであるが (W)=5CC (E)=3CC 5 10/3 18= L を加算 3 10/3 7=3 0.5L 引ける 5 9hcp 10hcp 10 枚フィットで 1L 引けるので 6L 24-(5+6)=13 (W)=8L (E)=6L 24 (8+6)=10 (W)=3CC 3 10/3 9=1 無調整 (E)=4CC 4 10/3 10=1.3 無調整 6 11hcp 17hcp よつて 4 のビッド (W)=5CC 5 10/3 11= L を引く (E)=5CC 5 10/3 17= L を加算 2 =ドルーリィ 3 =スラムトライ (W)=8L (E)=4L 24-(8+4)= ー 15 ー

16 7 12hcp 7hcp (W)=7L (E)=7L 24-(7+7)=10 よって 4 のビッド (W)=4CC 4 10/3 12=1.3 無調整 (E)=3CC 3 10/3 7=3 0.5L 引く 8 13hcp 11hcp (W)=4CC 4 10/3 13=0.3 無調整 (E)=3CC 3 10/3 11=-1 0.5Lを加算 9 14hcp 11hcp (W)=7L (E)=9.5L 24 (7+9.5)=7.5 よって 2 も危ないかもしれない (W)=5CC =2.5 (E)=3CC = 1 (W)=8L (E)=8L 24 (8+8)=8 よって 2 メイクしか出来ない結果である 0.5L を引く 0.5L を加算ー 16 ー

17 10) まとめ一覧表 LTC の魅力の 1 つはたとえパートナーが LTC を使わなくても一人だけで使うことが出来るという点である (HCP = ハイカードポイント : CC( コントロールカウント ) = 期待されるコントロール数であり A は 2 点 K は 1 点と数える ) HCP CC HCP CC HCP CC 点数とルーザ数 (L) とカバーカード数 (cv) cv=11 L パートナーの点数 (HCP) 期待されるルーザー数 (L) 0~6 10~11 0~1 7~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 期待されるカバーカード数 (cv) ー 17 ー

( 新 ) 試合の前に 2/1GF システムとコンベンション目次第 20 版 -13 [1] 各コンベンションの 1 [7] 2 オープン 31 ON/OFFのまとめ [8] インバーテッドマイナ 33 [2] LTCの概要 2 [9] フラナリー 2 34 [3] メジャー

( 新 ) 試合の前に 2/1GF システムとコンベンション目次 2019.4.20 第 20 版 -13 [1] 各コンベンションの 1 [7] 2 オープン 31 ON/OFFのまとめ [8] インバーテッドマイナ 33 [2] LTCの概要 2 [9] フラナリー 2 34 [3] メジャーオープン 8 [10] ニューマイナーフォー 36 シングバーゲンレイズ 8 1-1-2NTのNMF