日本転倒予防学会誌 Vol.5 No.1: 特集 最新転倒 転落リスクアセスメントツールを求めて ~ 現状の課題と展望 ~ 特集に寄せて 鈴木みずえ 1) 征矢野あや子 2) 杉山智子 3) 1) 浜松医科大学臨床看護学講座 2) 佐久大学看護学部 3) 順天堂大学大学院医療看護

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1 日本転倒予防学会誌 Vol.5 No.1: 特集 最新転倒 転落リスクアセスメントツールを求めて ~ 現状の課題と展望 ~ 特集に寄せて 鈴木みずえ 1) 征矢野あや子 2) 杉山智子 ) 1) 浜松医科大学臨床看護学講座 2) 佐久大学看護学部 ) 順天堂大学大学院医療看護学研究科高齢者看護学 キーワード 転倒 転落リスクアセスメントツール転倒リスク看護 わが国では, 多くの保健 医療 福祉において転倒 転落の危険性 ( リスク ) を把握するためにアセスメントを行い, その結果に基づいた転倒予防の取り組みが行われている 転倒 転落リスクアセスメントツール ( 以下, アセスメントツール ) は, 効果的に転倒リスクを予測できる項目を組み合わせた包括的な評価法であり, 転倒スコアシート, チェックリストなどと呼ばれている場合もある さらに, フローチャートは, プロセスの各ステップや流れを表すことで, 転倒予防の対策のプロセスを示すものもある 平成 27(2015) 年, 本学会では施設や地域で活用されているアセスメントツールを収集し, 効果や課題を概観するために調査を実施し, その結果の一部を平成 28 年度第 回学術集会で報告 1) した 同学術集会の発表では, アセスメントツールの感度 特異度も含めた信頼性 妥当性, 評価項目の指標の評価基準, 活用方法など課題が山積していることが明らかになった アセスメントツールは, 図 1 のように転倒 転落リスクに対するケアプランを作成し, 実践により転倒 転落を減少させるものである 例えば, 歩行機能やバランス機能の低下に対して機能訓練や生活場面での看護を行うことで転倒 転落リスクを減少させる さらに,PDCA サイクル (plan-do-check-act cycle) にそっており, 該当する転倒 転倒 転落リスクアセスメントの使用 再アセスメント 転倒 転落のリスク評価 転倒 転落の予測 評価 ケアプランの作成 ケアの実践 図 1 転倒 転落リスクアセスメントツールのプロセス 連絡先 : 浜松医科大学臨床看護学講座鈴木みずえ 静岡県浜松市東区半田山 TEL: FAX: m~suzuki@hama-med.ac.jp 受付日 : 受理日 :

2 日本転倒予防学会誌 Vol.5 No 転落リスクに対して Plan( 計画 ),Do( 実行 ),Check( 評価 ),Act( 改善 ) の段階を繰り返すことによって, 転倒 転落を減少させる取り組みである アセスメントツールにおける転倒リスク アセスメントツールの開発は看護介入の重要な転倒予防介入の一つであり, 国内外でも転倒者を的確に予測するためにさまざまなアセスメントツールが開発された Perell 2) らは, 転倒予防に関連した身体機能アセスメントツールと看護アセスメントツールの 2 種のアセスメントツールについて 21 論文をレビューした 身体機能検査としては,Berg Balance test,timed Up & Go,Tinetti Performance test などの信頼性 妥当性が検証された これらはわが国にも紹介されているが, 転倒に関連するバランス, 立位, 歩行機能などを評価する尺度であり, 主に医師, 理学療法士らが利用している 看護アセスメントツールとして信頼性, 妥当性ともに高いものは,Hendrich Fall Risk Model(Hendrich),Morse Fall scale(morse),resident Assessment Instrument(Morris),Fall Risk Assessment Tool(Schmid),Assessment for High Risk to Fall(Spellbring) などである 表 1 に看護リスクアセ 表 1 看護リスクアセスメントにおける転倒のリスク 項目 精神症状, 認知機能障害 転倒歴 可動性障害 転倒リスクに影響するといわれている二次診断, 特別な診断 失禁, 排泄動作の障害 バランス / 認知機能に影響する薬物 複数の薬物内服 感覚障害 ( 視覚, 聴覚, 感覚など ) バランス障害 年齢 ADL 制限 身体的状態 ( 虚弱, 切断など ) 補助員の使用 急性期の疾患 性別 抑制の使用 数 Perelk, et al. Fall risk assessment measures:an analytic review, Journal of Gerontology, M , ) より一部転載し著者作成 表 2 日本看護協会転倒 転落アセスメントスコアシート ( 横浜市立市民病院 ) ) 分類 特徴 年齢 70 歳以上 9 歳以下 2 既往歴 転倒したことがある 意識消失の既往 2 感覚 視覚障害 聴覚障害 平衡感覚異常 1 機能障害 麻痺がある しびれがある 骨 関節異常 活動領域 足腰の筋力低下 車いす, 杖, 歩行器の使用 移動に介助要 ルート類 ふらつきがある 寝たきりである 記憶力 見当識障害, 意識混濁 不穏 判断力 理解力の低下 記憶力の低下, 再学習困難 薬剤 鎮痛剤 麻薬 睡眠 安定剤 降圧利尿 剤 浣腸, 緩下剤 化学療法 抗パーキン ソン薬 排泄 尿, 便失禁がある 頻尿 トイレ介助が必 要 尿カテーテル留置 夜間トイレに行く トイレまで距離がある ポータブルトイレ使用 その他 日本看護協会編 : 日本看護協会看護業務基準集.2005 年 評価スコア それぞれ 1 それぞれ 2 それぞれ 1 6

3 日本転倒予防学会誌 Vol.5 No 特集に寄せて 表 転倒 転落の危険防止対策横浜市立市民病院作成より ( 一部改変 ) ) 危険度 Ⅰ(1~5 点 ) 転倒を起こす可能性がある 危険度 Ⅱ(6~15 点 ) 転倒転落をよく起こしやすい 危険度 Ⅲ(16 点以上 ) 転倒転落をよく起こす 患者の観察 環境整備 指導 援助 1.ADL の評価, 自立度を把握する 2. 排泄の頻度, 時間などのパターンのアスセメント及び男女のフィジカルアスセメントを加味した状態把握をする. 鎮痛剤, 睡眠剤などの服用後はその影響をアスセメントする 1. シフトが替わる毎に担当者は以下のチェックをする 1 ベッドの高さ, ストッパー固定の確認 2 ベッド柵及びその効果の確認 ベッド周囲の障害物の確認整理 ナースコール, ポータブルトイレの適切な位置の確認 2. 患者の身の回り, 床頭台に必要なものの確認と整理 1. 排泄パターンに基づいた指導 2. 適切な衣類, 履き物の選択の指導. ベッド, 周辺の器具, 装置, ナースコールなどの使用方法の説明. 日中の離床を促し, 昼夜のリズムを付ける 5. 家族, チームメンバーと事故の危険を共有し, 理解を得る 1.ADL に変化がないか観察する 2. 全身状態の把握から起こりうる認識力の変化などを予測する 1. 患者の安全を確認できるような照明の工夫 2. 注意マークなどで, 他のメンバーの関心を引く工夫をする. オーバーテーブル, 点滴スタンドは, 可動性のないものと交換する. 離床センサーマットなどの使用を検討する 1. ナースコールには素早く対応する 2. 患者に理解できるよう相手のペースにあわせた十分な説明を行う. 患者歩行時の歩き方などの指導と見守り. 正しいトランスファー技術で介助する 5. 頻回な巡視を行う 1. 医師を含めたチーム全体で連携して, 観察できるよう協力を得る 1. ナースステーションに近い観察の目が行き届く部屋への転室 2. ベッド周囲にマットや枕などで打撲のショックをやわらげる工夫を行う. 必要時は床敷きマットにする 2. ベッド柵を患者が外さないように頻回な観察を行う 1. 車いす乗車時は, ずり落ちないように見守る また, 滑りにくいメッシュのマットを活用する 日本看護協会編 : 日本看護協会看護業務基準集.2005 年 スメントツールにおける研究の中で, 転倒のリスクとして挙げられた項目を分析しているが, 最も多いのは精神症状 認知機能障害であり, 転倒歴, 可動性障害と続いている 認知症などによる徘徊, 焦燥, 混乱などの精神症状はどのツールでも転倒リスクに含まれていた 転倒歴は 2 番目に多く挙げられており, 転倒を起こした高齢者はその後たびたび転倒を引き起こしており, 歩行動作や移乗動作の障害も転倒を引き起こす要因である わが国では, 日本看護協会が, 横浜市立病院の転倒 転落アセスメントスコアシート ( 横浜市立市民病院 ) を日本看護協会看護業務基準集 (2005 年 ) ) に掲載したことを契機に ( 表 2,), 現在は, ほとんどの病院が同基準集を使用している 転倒 転落の危険防止対策が, 得点から危険度 Ⅰ~Ⅲに分類されているが, 個別の対策というより一般的な対策のみしか示されていないのが課題でもある 多職種による転倒予防チームにおける多職種介入とアセスメントツールの役割 図 2 に, 北米看護診断協会 (the North American Nursing Diagnosis Association:NANDA) の看護診断の 転倒 転落リスク状態の考え方 ) を示した 転倒 転落リスク状態 とは, 身体に害のある転倒や転落が起こる, または起こす危険のある状態であり, 病院など組織全体でシステムを構築し, 転倒 転落を予防する必要がある 転倒 転落リスクに関するインフォームドコンセント, 事故後のインフォームドコンセントも含めて, 転倒 転落アセスメン 7

4 日本転倒予防学会誌 Vol.5 No リスク管理 ( 病院全体で考えるもの ) 医師, 看護師, コ メディカルなど全員が対応する転倒転落リスク状態 事故後の対応 インフォームド コンセント 転倒転落 インフォームド コンセント 看護師の援助によって取り除ける危険因子がある場合の転倒転落リスク状態 事故後の対応をどのように行うかによって問題の重大性が変わってくる この時の対応は, 管理の問題として病院全体で対応する 医療 医療問題 (CP 合併症 ) 看護診断 看護ケア (ADL 介助 ) T. Heather Herdman( 原著 ), 日本看護診断学会 ( 翻訳 ),NANDA-Ⅰ 看護診断 定義と分類 東京, 医学書院,2012,p.262. ) 図 2 転倒転落リスク状態の考え方 トツールは, 単なる看護の包括評価だけではなく, インフォームドコンセントとして本人 家族に伝える項目としても重要である 転倒 転落予防は, ケアを提供する看護師のみだけではなく, 健康障害, 治療, 薬物の副作用なども関連していることから医師も, さらに運動療法などの関係から理学療法士なども含めて, 多職種連携して対応策を進める必要があり, それらの対応策はアセスメントツール共通のツールとしても用いられている 日本転倒予防学会では, 平成 28 年 12 月に転倒 転落リスクアセスメントツール検討委員会を立ち上げ,A 研究グループ ( 安延由紀子, 横田慎一郎, 上内哲男 ),B 急性期病院グループ ( 黒川美知代, 杉山良子, 征矢野あや子 ), C 高齢者施設グループ ( 梅原里実, 杉山智子, 鈴木みずえ ) の つのグループで検討している キーノートレクチャーとして, 征矢野あや子氏が学会調査の報告を行い, 改変されたアセスメントツールや, 独自で作成した多様なアセスメントツールが使用されていることが明らかになった 岩手開催の第 会学術集会 (2017) では, 転倒 転落アセスメント ツールの現状の課題と展望 と題して, パネルディスカッションを行った 以下は, 検討された内容である 1. 英語の fall は転倒 転落の両方を含んでいるが, 身体のバランスを崩しての転倒とベッドからの転落にはその原因に大きな違いがあるために転倒 転落のそれぞれの定義や対策を明確化する必要がある 2. 転倒リスクアセスメントによるスクリーニング, ハイリスク者の確定から多職種による精査, 対策導出, 実施評価などのモデル, 一連のシステム化を明確にする. 各施設によって開発されたアセスメントツールの妥当性 信頼性を検証し, 定期的な追跡評価する必要がある. わが国の一般病院で活用されているアセスメントツールを収集し, 転倒 転落の実態を把握するとともに, アセスメント項目と対策の実態を把握 分析する 5. 老人保健施設では, アセスメントツールの活用をしていない施設も多いために, どのような転倒予防体制や取り組みがあるのか十分に明らかではない さらに施設の安全管理体制や転倒予防体制が転倒の発生に影響を及ぼしている可能性が高い そのため, 施設の転倒予防の体制と転倒の関係を明らかにする会場の参加者とのディスカッションでは, 看護師だけでなく, 医師, 理学療法士等も含めて活発な意見交換が行われ, 身体拘束しないアセスメントツールはあるのか, アセスメントツールだけではなく, 身体拘束も含めた体制やケアプランの必要性, 筋肉に関係した転倒予防の対策, 現在のツールの評価方法などについて討議された 特に, 転倒予防を意識しすぎて身体拘束してしまうことも多いため, 身体拘束の廃止と転倒頻度の関係や, 身体拘束廃止や解除と介入の関係の明確化の必要性が明らかになった 8

5 日本転倒予防学会誌 Vol.5 No 特集に寄せて 引用文献 1 ) 征矢野あや子, 鈴木みずえ, 原田敦, 岡田真平, 上内哲男. 転倒 転落リスクのアセスメントツールに関する調査の概要報告. 日本転倒予防学会誌, (2):68, )Perell KL, et al. Fall risk assessment measures: an analytic review. J Gerontol Med Sci. 56(12): M , ) 日本看護協会 ( 編集 ). 日本看護協会看護業務基準集 2005 年 第 版. 東京. 日本看護協会出版会 )T. Heather Herdman ( 原著 ), 日本看護診断学会 ( 翻訳 ).NANDA- I 看護診断 定義と分類 東京, 医学書院,2012, p

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C o n t e n t s 2002 C o n t e n t s 3 4 6 7 8 9 10 12 14 16 16 17 18 20 22 23 24 28 30 31 32 36 37 39 40 41 42 43 2002 3 4 2002 2002 5 6 2002 1. 2. 3. 4. 5. 2002 7 1. 2. 3. 4. 1. 2. 3. 4. 8 2002 1. 2. 3. 1. 2. 3. 2002

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P01-16

P01-16 はじめに 心理室では5名の臨床心理士が 働いています 仕事の三本柱は 教育です 心理検査で医師の診断 精神科疾患に特化した検査 そ と心理教育で医師の治療のお手伝 いをしています 心理検査 精神科領域の代表的な疾患にう つ病があります うつ病にかかる と 食欲がない 身体がだるい 気力が出ない といった症状が出 ます しかし 一般の身体科の検 こころの医療センター 心理室 そうなってしまうきっかけとし

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